JP4456820B2 - トイレ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はトイレ装置に関し、特に洗浄ノズルを洗浄する機能を有する温水洗浄装置を備えたトイレ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、温水洗浄装置を備えたトイレ装置は知られており、その温水洗浄装置として、洗浄水をヒータを内蔵した洗浄水タンクに常時所望の温度に保持した状態で貯留させておき、洗浄時に洗浄水を洗浄水タンクからポンプや給水圧にて洗浄ノズルに向けて送給し、洗浄ノズルから人体の局部に洗浄水を噴出させるようにしたものが知られている。
【0003】
また、このような温水洗浄装置において、局部洗浄時よりも高い温度の洗浄水を洗浄ノズル内に流して洗浄ノズルの掃除を行うようにしたものも知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−311078号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に開示された温水洗浄装置では、高温の洗浄水を供給する高温ノズル洗浄動作中は、操作部の操作を不能とする動作禁止モードを設けているが、使用者が便座に着座した状態でも高温ノズル洗浄動作を行う恐れがあり、例え高温ノズル洗浄動作時には高温の洗浄水の吐出量を局部の洗浄時よりも少量となるようにしていても、飛散した高温の洗浄水が人体にかかる恐れがあるとともに、万一回路異常があると人体に高温水が噴射される危険性があって安全性に問題があり、また洗浄ノズルに高温の洗浄水を通して掃除する方式であるため洗浄ノズルの先端部の外面に汚物等が付着した場合、洗浄ノズルから高温の洗浄水を流出させてもその汚れは掃除され難く、汚れが放置されたままとなって不衛生になるという問題がある。
【0006】
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、高い安全性をもって洗浄ノズルの洗浄を行うことができるトイレ装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のトイレ装置は、人体の局部に洗浄水を噴出する洗浄ノズルを有する温水洗浄装置と、人体が便座上に着座している状態を検知する着座検知手段と、温水洗浄装置を各種モードで動作制御する制御部と、を備えたトイレ装置において、前記温水洗浄装置は、洗浄水を所定温度に加熱する瞬間式熱交換器と、洗浄水を選択的に供給する切換弁と、前記洗浄ノズルを有するノズルユニットと、を備えて、前記瞬間式熱交換器にて高温の洗浄水を発生させて切換弁を介し局部洗浄時よりも高温の洗浄水を供給して洗浄ノズルを洗浄するノズル洗浄モードと、前記瞬間式熱交換器の二次側に第1の温度検知手段と、前記第1の温度検知手段が所定温度以上の温度を検知しかつ着座検知中の間は、前記瞬間式熱交換器に対する入力を停止する安全手段と、を設けたものであり、人体が便座上に着座している状態では高温の洗浄水が洗浄ノズルに向けて供給されることがないので安全性が高く、かつ非着座時にノズル洗浄モードを選択することで洗浄ノズルを高温の洗浄水で洗浄してその衛生状態を確保することができる。また、ノズル洗浄用の高温の洗浄水を容易にかつ特別な構成を付加することなく安価な構成にてノズル洗浄を行うことができる。さらに、着座して通常の局部洗浄を行う時には高温の洗浄水が供給されると安全手段が機能するようにしながら、着座していないときは高温水でのノズル洗浄を行うことができる。
【0009】
また、ノズルユニットに洗浄ノズルの先端部外面に洗浄水を噴出するノズル洗浄通路を設け、ノズル洗浄モードは、瞬間式熱交換器にて高温の洗浄水を発生させて切換弁を介してノズル洗浄通路に供給するようにすると、洗浄ノズルの先端部外面に付着した汚れも高温の洗浄水を噴出して確実に除去することができ、衛生状態を一層向上することができる。
【0010】
また、ノズル洗浄モードは、洗浄水の流量を、その流量を検出する流量検知手段の検出範囲の下限以上でかつ局部洗浄時の流量の下限よりも少なく設定することと、万一着座検出手段が誤作動している状態でノズル洗浄モードを選択しても高温の洗浄水が強く噴出して人体の局部にかかる恐れがなく、安全性を確保することができる。
【0012】
また、以上のトイレ装置において、ノズル洗浄モードは、その動作停止時に一定時間局部洗浄時の温度の洗浄水を供給するようにすると、ノズル洗浄が終了した状態で洗浄ノズル内には通常の局部洗浄時の温度の洗浄水に置換されているので、直ちに通常の局部洗浄を行っても高温の洗浄水が吐出されることがなく、安全である。
【0014】
また、瞬間式熱交換器の一次側に止水弁を設け、第1の温度検知手段が所定温度以上の温度を検知しかつ着座検知中のときに、安全手段が止水弁を遮断するようにすると、安全手段が機能すると、直ちに洗浄水の供給が停止されるので、一層の安全性を確保できる。
【0015】
また、瞬間式熱交換器の二次側に第2の温度検知手段を設け、第2の温度検知手段の検知信号に基づいて局部洗浄時の洗浄水温度を制御する湯温制御手段を設け、かつ第1の温度検知手段は第2の温度検知手段より下流側に配設すると、安全手段に用いる第1の温度検知手段とは別にそれより上流側に設けた第2の温度検知手段による検知温度に基づいて湯温制御手段にて局部洗浄時の洗浄水温度を応答性よく制御することができる。
【0016】
また、ノズル洗浄モードの作動累積時間を記憶する不揮発性メモリと、作動累積時間が所定値を越えたらノズル洗浄モードの作動を禁止する手段を設けると、高温の洗浄水を発生させることで瞬間式熱交換器内にスケールが発生して通常の局部洗浄機能に障害を与える恐れがあるので、その前にノズル洗浄モードの作動を禁止することでそのような弊害を未然に防止することができる。
【0017】
また、不揮発性メモリの累積値をリセットする手段を設けると、保守点検を点検を行ってそのような弊害の恐れを無くした後、リセットすることで原状に復帰することができる。
【0018】
また、ノズル洗浄モードは、操作部の専用スイッチの押圧操作にて設定されように構成し、かつ専用スイッチは操作部の表面に設けた凹部内に配置したり、操作部の複数スイッチを同時に押圧する操作にて設定されるようにしたり、操作部の単一又は複数スイッチを一定時間以上押圧する操作にて設定されるようにすることで、スイッチを誤って操作してノズル洗浄モードに移行するのを防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のトイレ装置の一実施形態について、図1〜図3を参照して説明する。
【0020】
本実施形態のトイレ装置における温水洗浄装置の構成を示す図1において、給水元に接続された便器洗浄用の給水管路1からアングル水栓1aにて温水洗浄装置への給水管2が分岐され、ストレーナ3、逆止弁4、定流量弁5を介して止水電磁弁6に接続されている。定流量弁5は、止水電磁弁6の開弁時に1000cc/min程度の洗浄水が定量給水されるように設定されている。この止水電磁弁6から負圧の発生を防止するための大気開放弁7と余分な水を便器内に放出する逃がし通路8を設けられた分岐通路9と流量検知手段10を介してヒータ12を内蔵した瞬間式熱交換器11に接続されている。瞬間式熱交換器11は、洗浄水を加熱して局部洗浄用の所望温度の洗浄水またはノズル洗浄用の高温の洗浄水を生成する。この瞬間式熱交換器11にて所定温度に加熱された洗浄水はポンプ13にて流量調節切換弁14を介してノズルユニット15に送給される。流量調節切換弁14は、入口ポート14aと、おしり洗浄ポート14b及びその噴出形態調整ポート14cと、ビデ洗浄ポート14dと、ノズル洗浄ポート14eとを有し、モータ14fにて弁体(図示せず)の回転位置を制御することで各ポート14a〜14eの切換と流量調節を行うように構成されている。
【0021】
ノズルユニット15は、おしり洗浄ノズル16とビデ洗浄ノズル17とこれら洗浄ノズル16、17における洗浄水噴出口が設けられている先端部外面に洗浄水を吐出して洗浄するためのノズル洗浄通路18を備えている。おしり洗浄ノズル16にはおしり洗浄ポート14b及びその噴出形態調整ポート14cからの洗浄水が供給され、ビデ洗浄ノズル17にはビデ洗浄ポート14dからの洗浄水が供給され、ノズル洗浄通路18にはノズル洗浄ポート14eからの洗浄水が供給される。
【0022】
止水電磁弁6、瞬間式熱交換器11のヒータ12、ポンプ13、流量調節切換弁14のモータ14fは制御部21にて作動制御される。制御部21には、流量検出手段10による検出信号、瞬間式熱交換器11の出口近傍に配設された安全回路用の第1の温度検知手段19及び洗浄水の温度調整用の第2の温度検知手段20の検知信号、便座上に人体が着座している状態を検知する着座検知手段22の検知信号が入力されている。なお、第1の温度検知手段19は第2の温度検知手段20よりも下流側に配設されている。また、制御部21には、ノズル洗浄モードを作動させた累積時間を記憶する不揮発性メモリ23が接続され、またその累積値をリセットするリセット手段24が設けられている。
【0023】
以上の回路構成の温水洗浄便座30は、図2に示すように、便器(図示せず)の上面後部に設置固定される本体部31に便座32とその上の便蓋33が上下開閉可能に装着されている。本体部31の一側部には操作部34が配設され、その操作指令信号が図1に示すように制御部21に入力されている。操作部34には、おしり洗浄モードを選択設定するおしり洗浄スイッチ35と、ビデ洗浄モードを選択設定するビデ洗浄スイッチ36と、洗浄ノズル16、17を高温の洗浄水で洗浄するノズル洗浄モードを選択設定する高温洗浄スイッチ37と、作動を停止する停止スイッチ38とが設けられている。なお、高温洗浄スイッチ37は、操作部34の上面に形成した凹部39内に配設され、指で押し込まないとスイッチを操作できず、操作部34の上面に手を触れることで不測にスイッチ操作を行ってしまうことがないようにされている。
【0024】
なお、ノズル洗浄モードの選択設定操作としては、図3(a)に示すように、高温洗浄スイッチ37とおしり洗浄スイッチ35を同時に一定時間以上押したときにノズル洗浄モードに選択設定されるようにしたり、図3(b)に示すように、おしり洗浄スイッチと高温洗浄スイッチを兼用したおしり/高温洗浄スイッチ40を設け、着座検知手段22にて着座状態を検知している間におしり/高温洗浄スイッチ40を押すとおしり洗浄モードを選択設定し、非着座状態で押すと高温洗浄モードを選択設定するようにしても良い。
【0025】
次に、主な動作を説明すると、便座32上に着座して用便した後操作部34にておしり洗浄スイッチ35を押すと動作モードがおしり洗浄モードとなり、動作プログラムに基づいて別途に選択設定された洗浄水の温度、流量、噴出態様等の洗浄条件に合わせて制御部21によって止水電磁弁6、瞬間式熱交換器11のヒータ12、ポンプ13、及び流量調節切換弁14のモータ14fが動作制御され、おしり洗浄ノズル16から局部に向けて所望温度、所望噴出量の洗浄水が噴出され、洗浄が行われる。なお、ビデ洗浄スイッチ36を押した場合も同様にビデ洗浄ノズル17から局部に向けて洗浄水が噴出され、洗浄が行われる。
【0026】
この局部洗浄動作時には、第2の温度検知手段20による検出温度によってヒータ12の入力制御が行われ、洗浄水の温度が精度よく設定温度にコントロールされる。また、局部洗浄時の温度調整範囲を越える異常な高温(例えば50℃以上)の洗浄水が発生すると、第1の温度検知手段19にて検知され、その検知信号と着座検知手段22からの検知信号が入力することで、制御部21内の安全回路が作動して直ちにヒータ12への入力が停止されることで、高温の洗浄水が継続して洗浄ノズル16、17から吐出されるのが防止され、火傷させる恐れはない。さらに、第1の温度検知手段19からの検知信号に基づいて止水電磁弁6を遮断するようにすると直ちに洗浄水の吐出が停止されて安全である。
【0027】
一方、洗浄ノズル16又は17の先端部の外面に汚物が付着して汚れたためにノズル洗浄を行う場合には、便座32に上に着座していない状態で高温洗浄スイッチ37を押す。すると、動作モードがノズル洗浄モードとなり、動作プログラムに基づいて制御部21によって止水電磁弁6、瞬間式熱交換器11のヒータ12、ポンプ13、及び流量調節切換弁14のモータ14fが動作制御され、洗浄水の流量が上記局部洗浄時の流量の下限よりも少なくかつ流量検出手段10の検出範囲の下限以上に設定し、ヒータ11に比較的大きい所定の電力を入力することで70℃程度の高温の洗浄水が生成され、この高温の洗浄水が流量調節切換弁14を介してノズル洗浄通路18に供給され、おしり洗浄ノズル16及びビデ洗浄ノズルの先端部外面に吐出されることで、洗浄ノズル16、17の先端部外面の汚れが確実に掃除され、衛生状態が確保される。このノズル洗浄モードでは、着座検知手段22からの検知信号が入力していないので、第1の温度検知手段19から検知信号が入力しても上記安全回路は作動せず、ノズル洗浄動作を阻害することはない。
【0028】
また、便座32に人が着座している状態では、着座検知手段22からの検知信号が出力されているため、ノズル洗浄モードによる動作が禁止されるため安全である。また、ノズル洗浄モードにおいては、上記のように洗浄水の流量を小さくしていることで、万一着座検出手段22が誤作動している状態でノズル洗浄モードを選択しても高温の洗浄水が強く噴出して飛散した高温の洗浄水が人体の局部にかかる恐れがなく、安全性を確保することができる。
【0029】
また、ノズル洗浄モードの動作停止時には、一定時間局部洗浄時の温度の洗浄水を供給するようにしている。これによって、ノズル洗浄が終了した状態で洗浄ノズル16、17内には通常の局部洗浄時の温度の洗浄水に置換されているので、直ちに通常の局部洗浄を行っても高温の洗浄水が吐出されることがなく、安全である。
【0030】
さらに、高温の洗浄水を発生させることで瞬間式熱交換器11内にスケールが発生して通常の局部洗浄機能に障害を与える恐れがあるので、ノズル洗浄モードの作動累積時間を不揮発性メモリ23に記憶させ、その作動累積時間が所定値を越えたらノズル洗浄モードの作動を禁止するようにしており、これによってスケールの発生にて通常の局部洗浄機能に障害を与える弊害を未然に防止することができる。また、保守点検を点検を行ってそのような弊害の恐れを無くした後に、リセット手段24にてその累積値をリセットすることで簡単に原状に復帰させることができる。
【0031】
上記実施形態の説明では、ノズルユニット15に洗浄ノズル16、17の先端部外面に洗浄水を吐出するノズル洗浄通路18を設けた例を示したが、このようなノズル洗浄通路18を設けていないノズルユニット15においても、ノズル洗浄モード時に、高温の洗浄水を洗浄ノズル16、17の内部を通して供給し、これら洗浄ノズル16、17から吐出した高温の洗浄水を、カバー等によってノズル先端部外面に沿って流動させるように構成しても良い。また、ノズル洗浄通路18を設けている場合にも高温の洗浄水を洗浄ノズル16、17の内部に通して内部の滅菌・清掃を行うようにしても良い。
【0032】
また、上記実施形態では、洗浄ノズル16、17を機械的な出退機構にて出退させるようにした例について説明したが、ノズルユニット15として、人体の局部に洗浄水を噴出する洗浄ノズルが洗浄位置と待機位置との間で出退自在に支持されるとともに待機位置に向けて移動付勢され、洗浄水が所定流量以上で供給されると洗浄ノズルが洗浄位置に突出移動して洗浄水を局部に向けて噴出させるようにしたもの(図示せず。例えば、特開2001−152518号公報に開示されている。)を採用し、ノズル洗浄モード時に、局部洗浄時よりも高温の洗浄水を洗浄ノズルが突出移動する水量よりも少ない水量で洗浄ノズルに供給するように構成してもよい。
【0033】
このような構成によれば、洗浄ノズルが待機状態にあるときに高温の洗浄水が供給されるので高い安全性をもって洗浄ノズルの洗浄を行うことができ、かつ瞬間式熱交換器11の能力を局部に洗浄水が噴射される程の流量では洗浄水が火傷するほどの高温にならないように設定するだけで簡単に実現できる。
【0034】
【発明の効果】
本発明のトイレ装置によれば、局部洗浄時よりも高温の洗浄水を供給して洗浄ノズルを洗浄するノズル洗浄モードを設け、かつ着座検知手段にて着座検知中はノズル洗浄モードの作動を禁止する手段を設けたので、非着座時にノズル洗浄モードを選択することで洗浄ノズルを高温の洗浄水で洗浄してその衛生状態を確保することができ、かつ人体が便座上に着座している状態では高温の洗浄水が洗浄ノズルに向けて供給されることがないので安全性を確保できる。また、ノズル洗浄用の高温の洗浄水を容易にかつ特別な構成を付加することなく安価な構成にてノズル洗浄を行うことができる。さらに、着座して通常の局部洗浄を行う時には高温の洗浄水が供給されると安全手段が機能するようにしながら、着座していないときは高温水でのノズル洗浄を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトイレ装置の一実施形態の概略構成図である。
【図2】同実施形態における温水洗浄便座を示し、(a)は全体斜視図、(b)は(a)のA部拡大平面図、(c)は(b)のB−B矢視断面図である。
【図3】同実施形態におけるノズル洗浄モード選択方法の他の例の説明図である。
【符号の説明】
6 止水電磁弁
10 流量検知手段
11 瞬間式熱交換器
14 流量調節切換弁
15 ノズルユニット
16 おしり洗浄ノズル
17 ビデ洗浄ノズル
18 ノズル洗浄通路
19 第1の温度検知手段
20 第2の温度検知手段
21 制御部
22 着座検知手段
23 不揮発性メモリ
24 リセット手段
30 温水洗浄便座
32 便座
37 高温洗浄スイッチ
39 凹部

Claims (11)

  1. 人体の局部に洗浄水を噴出する洗浄ノズルを有する温水洗浄装置と、人体が便座上に着座している状態を検知する着座検知手段と、温水洗浄装置を各種モードで動作制御する制御部と、を備えたトイレ装置において、
    前記温水洗浄装置は、
    洗浄水を所定温度に加熱する瞬間式熱交換器と、洗浄水を選択的に供給する切換弁と、前記洗浄ノズルを有するノズルユニットと、を備えて、
    前記瞬間式熱交換器にて高温の洗浄水を発生させて切換弁を介し局部洗浄時よりも高温の洗浄水を供給して洗浄ノズルを洗浄するノズル洗浄モードと、前記瞬間式熱交換器の二次側に第1の温度検知手段と、前記第1の温度検知手段が所定温度以上の温度を検知しかつ着座検知中の間は、前記瞬間式熱交換器に対する入力を停止する安全手段と、を設けたことを特徴とするトイレ装置。
  2. 前記ノズルユニットに前記洗浄ノズルの先端部外面に洗浄水を噴出するノズル洗浄通路を設け、前記ノズル洗浄モードは、前記瞬間式熱交換器にて高温の洗浄水を発生させて前記切換弁を介して前記ノズル洗浄通路に供給することを特徴とする請求項記載のトイレ装置。
  3. 前記ノズル洗浄モードは、洗浄水の流量を、その流量を検出する流量検知手段の検出範囲の下限以上でかつ局部洗浄時の流量の下限よりも少なく設定することを特徴とする請求項1または2に記載のトイレ装置。
  4. 前記ノズル洗浄モードは、その動作停止時に一定時間局部洗浄時の温度の洗浄水を供給することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のトイレ装置。
  5. 前記瞬間式熱交換器の一次側に止水弁を設け、前記第1の温度検知手段が所定温度以上の温度を検知しかつ着座検知中のときに前記安全手段が前記止水弁を遮断するようにしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のトイレ装置。
  6. 前記瞬間式熱交換器の二次側に第2の温度検知手段を設け、前記第2の温度検知手段の検知信号に基づいて局部洗浄時の洗浄水温度を制御する湯温制御手段を設け、かつ前記第1の温度検知手段は前記第2の温度検知手段より下流側に配設したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のトイレ装置。
  7. 前記ノズル洗浄モードの作動累積時間を記憶する不揮発性メモリと、作動累積時間が所定値を越えたらノズル洗浄モードの作動を禁止する手段を設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のトイレ装置。
  8. 前記不揮発性メモリの累積値をリセットする手段を設けたことを特徴とする請求項7に記載のトイレ装置。
  9. 前記ノズル洗浄モードは、操作部の専用スイッチの押圧操作にて設定されように構成し、かつ前記専用スイッチは操作部の表面に設けた凹部内に配置したことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のトイレ装置。
  10. 前記ノズル洗浄モードは、前記操作部の複数スイッチを同時に押圧する操作にて設定されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のトイレ装置。
  11. 前記ノズル洗浄モードは、前記操作部の単一又は複数スイッチを一定時間以上押圧する操作にて設定されることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載のトイレ装置。
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