JP4456716B2 - 複数作動源を有するブレーキ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、制御装置を有するブレーキ装置に関する。この制御装置は、入力部に加えられたブレーキ力と、シャトル弁を通じてマスタシリンダに向かう作動流体の流れの検出値との関数として、第1のポンプで加圧された第1の作動流体か、第2のポンプで加圧された第2の作動流体か、貯溜システムからの第3の作動流体かを、遠隔に配置された一つのマスタシリンダに選択的に供給し、所望の制動力を得るものである。
【0002】
【発明の背景】
従来の液圧ブレーキブースタは、ブレーキを利かせるブレーキ力を作り出すマスタシリンダの駆動を補助するものとして設計されている。液圧ブレーキブースタのコストを下げるために、ステアリングギヤに供給されるのと同じ液圧源が、液圧ブレーキブースタの駆動にも使用されることが多い。そのような液圧ブレーキブースタの制御装置は、液圧ブレーキブースタ又はステアリングギヤのいずれかの操作のために必要な最少限の液圧流体が常に確保できるように設計される。米国特許第3,967,536号、同第4,131,055号、同第4,179,980号、同第4,514,981号、同第4,724,674号、及び、同第5,442,916号に開示された形式のブレーキブースタにおいては、ブースタは、パワーピストンの一方側から他方側への流れを制限することによって、圧力差を発生させ、それによって、パワーピストンを動かし、マスタシリンダ内のピストンの動きを助ける力を与える。この種のブレーキブースタでは、マスタシリンダとブースタが互いに結合し、その結果、全体の長さが、自動車のボンネットの下のかなりの空間を占めることになる。しかし、そのようなブレーキブースタの効率が高いことから、上記特許の発明者等は、多くの自動車、特にバンやある種の中型トラックへの適用を見出してきた。しかし、最近の自動車のモデルでは、ボンネットの下の空間の物理的設計は、制限されて縮小されることが多く、そのために、ブレーキブースタや他の機器の配置を決める作業は困難を伴うことが多い。米国特許第5,329,769号、同第5,313,796号、同第5,709,438号、及び、米国特許出願第09/015,166号に示唆されているように、ボンネットの下の空間をよりうまく利用するために、一部のブレーキシステム機器をボンネットの下から離れた位置に配置することも可能である。米国特許出願第09/015,166号に開示された制御弁は、十分な機能を発揮するものではあるが、ブレーキを利かせ始めるために加圧流体を作っていくときに、スプール弁が、より安定又はより円滑に動作することが、望ましい。
【0003】
1998年6月15日に出願された米国特許出願09/097,778号(98/7530)は、制御装置を有するブースタを具備したブレーキ装置を開示している。そこでは、遠隔に配置されたマスタシリンダを動作させるポンプから引かれてきた供給流体からのブレーキ信号を滑らかに利かせるために、スプール弁の作動速度が調節される。流体の供給がない場合、ブースタ内の入力部の動きによって流体が加圧され、ブレーキを作動させるブレーキ信号を与えて、自動車に緊急バックアップブレーキを与えるようになっている。このブレーキ装置は、ある種の目的には充分であるが、将来の自動車として提案されている工業標準に適合するバックアップブレーキには不十分であるかもしれない。
【0004】
【発明の概要】
この発明の主な目的の一つは、作動流体の一次源に故障があった場合にブレーキを働かせるために、遠隔マスタシリンダ用の作動流体を供給する複数のバックアップ源を有するブレーキ装置を提供することにある。
この発明によれば、ブレーキ装置は、ステアリング装置内の第1のポンプで作られた供給流体を受け入れる制御装置を有する。入力部に加えられた所望のブレーキ力に応じて、制御装置は、供給流体に第1の圧力をかけ、第1の作動流体を作る。使用するブレーキに加えられるべき必要な制動力に応じてブレーキをかける一次モードとして、供給流体によって第1の位置に設定されたシャトル弁は、第1の作動流体を通過させて遠隔のマスタシリンダと連絡させる。シャトル弁に取り付けられた検出器は、遠隔のマスタシリンダへの第1の作動流体の流れを指示する操作信号を出す。この操作信号は、電子制御ユニット(ECU)又は計算機に送られ、そこで、入力部に加えられたブレーキ力を示す入力信号とともに評価される。シャトル弁を通る第1の作動流体の流れが、予め規定された少流量又は流れなしに該当することを操作信号が示しているとECUが判断した場合は、第2の作動流体に第2の流体圧力を生じさせるべく、ECUが第2のポンプに駆動信号を送る。その後、この第2の作動流体は、第1の作動流体に代替するべく、第1の作動流体を通して、遠隔のマスタシリンダを操作するように連絡して、所望のブレーキを利かせる。貯溜システムは、第1のポンプが動作しているとき、第3の圧力を持つ第3の作動流体として定義された一定量の供給流体を保持するように、設計されている。入力部にブレーキ力を加えると、駆動チャンバ内の入力ピストンが移動して、駆動チャンバ内の流体を加圧する。シャトル弁が第1の位置にあるとき、駆動流体圧力は、第1の作動流体の第1の流体圧力の加圧率が調節されるように、制限オリフィスを通ってリザーバに流れる。供給流体の流体圧力が予め規定した値よりも低いか第1のポンプが不作動の場合は、弾性手段が、シャトル弁を第2の位置に動かす。この位置では、駆動流体圧力は、緊急作動流体としてマスタシリンダに連絡する。第2のポンプが作動している限りは、第2の作動流体の第2の流体圧力によって、マスタシリンダが動作し続ける。操縦者が、必要なブレーキが利いていないと感じて、入力部へのブレーキ力をさらに大きくした場合、入力ピストンによって、貯溜システム内の傾斜弁が開かれる。傾斜弁が開いたとき、第3の作動流体が、シャトル弁接続部を通って、遠隔配置のマスタシリンダに流れる。第3の作動流体は、緊急流体と結合され、第2の作動流体に代替することによって、マスタシリンダを操作し、所望の制動力を出す。
このブレーキ装置の一つの利点は、作動加圧流体の一次源が遠隔のマスタシリンダを駆動できないので必要なブレーキが得られないというときに、二次操作加圧流体を加圧するためのバックアップ構造にある。
【0005】
この発明のブレーキ装置のもう一つの利点は、制御装置とシャトル弁と流れ検出器と計算機と力検出器の総合的な機能上の関連付けによって、第1の作動流体、第2の作動流体又は第3の作動流体を選択的に、遠隔のマスタシリンダに供給して有効な制動力を得られることにある。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1及び図2に示すブレーキ装置10には、自動車のファイヤウオール13に取り付けられた制御装置12が含まれる。制御装置12は、ステアリング装置15のポンプ14から第1の流体圧力を持つ供給流体を受け入れる。制御部12は、操縦者が、ロッド16に取り付けられたペダル17にブレーキ力をかけることによって作動する。ロッド16はスプール弁40を動かして、供給流体に第1の作動圧力を生じさせる。この供給流体は、その後、第1の作動流体として遠隔に配置されたマスタシリンダ18に供給され、自動車の車輪ブレーキ321、323に、対応するブレーキを利かせる駆動力を発生させる。シャトル弁すなわちセレクタ弁64を通る第1の作動流体の流れは、流れスイッチ177で検出され、電子制御ユニット(ECU)又は計算機200に伝達される。このECU200は、ペダル17に接続されたペダル検出器202からのブレーキ入力信号をも受信する。ECU200は、流れ信号とブレーキ入力信号とを比較し評価する。そして、この流れ信号が、第1の作動流体が少流量又は流れていないことを示している場合は、ポンプ手段500のためのモータ504を作動させ、マスタシリンダ18を動作させるための第2の加圧流体源を起こさせるべく、作動信号が与えられる。これにより、第1の作動流体に代替して、必要なブレーキを利かせることができる。操縦者が、必要なブレーキ動作のためには第2の加圧流体源では不十分であると判断した場合は、ペダル17によってロッド16に加えられる力を増大することによって、貯溜システム302の傾斜弁318を動作させる。傾斜弁318が動かされ、作動するとき、第3の流体圧力を有する第3の作動流体が、マスタシリンダ18を駆動するべく供給され、その結果、必要なブレーキが働く。このようにして、ブレーキ装置10は、第1のポンプ14からの一次的作動流体を通じて、第2のポンプ手段500からの第1の二次的作動流体を通じて、そして、貯溜システム302からの第2の二次的作動流体を通じて、ペダル17に加えられた力に応じたブレーキがかけられる。
【0007】
より詳細には、図1に示すように、制御装置12はハウジング20を有し、ハウジング20には、第1の穴21と第2の穴68がある。第1の穴21は、分割手段23によって、第1のチャンバ22と第2のチャンバ56とに分離されている。第1のチャンバ22は、入口孔26に接続された管路24によって第1のポンプ14と連絡し、また、ギヤ孔32に接続された管路30によってステアリング装置15のステアリングギヤ28その他の液圧で駆動される機器と連絡し、リリーフ孔38に接続された管路36によって第1のポンプ14のリザーバ34と連絡し、低流量弁すなわちシャトル弁64に接続された出口通路41と連絡している。シャトル弁64は、第2の穴の出口孔121に接続された管路19によってマスタシリンダ18に接続されている。
【0008】
スプール40は、第1の穴21内にあって、ポンプ14からハウジング20を通じて供給される流体の流れを制御する。スプール40は円柱部材であって、第1の端部42と第2の端部44とをもつ。この円柱部材には、ハウジング20内の溝48、48’、48''に対向する位置にそれぞれ、第1の溝46、第2の溝46’、第3の溝46''が設けられている。戻しばね52は、端部42で作用し、端部44が、ペダル17に取り付けられたロッド16に接続された連結手段162によって形成された停止具と係合するように付勢する。溝46に関係する第1のランド50と、溝48に関係する第1のランド51が半径方向に重なり、同様に、溝46’に関係する第2のランド53と、溝48’に関係する第2のランド55が重なり、溝46''に関係する第3のランド57と、溝48''に関係する第3のランド59が、それぞれ、半径方向に互いに重なり合うように設計されている。休止位置では、入口孔26から得られる加圧流体が第2の溝48’に通じるのが防止され、流路126によって、ポンプ14及びギヤ28と、貯溜システム302との間の無制限な流れが生じるように、ランド53がハウジング20と係合する。これと同時に、ランド57と59は、リリーフ孔38に接続された通路38’を経由して、溝46''とリザーバ34の間の自由な通路が形成されるような位置に来る。スプール40は、少なくとも一つのクロス穴61’を伴う操作穴61を有する。クロス穴61’は、ハウジング20の第3の溝48''に接続され、さらに、操作出口流路41を通じて第2の穴68に接続されている。スプール40はまた、第2の端部44から第3の溝46''まで延びる補償穴63を有する。これにより、第1チャンバ22は、リリーフ通路38’と、リーフ孔38と管路36とを通じて、リザーバ34と常に通じているようになっている。
【0009】
分割手段23は、第1と第2の直径を有する円柱部材を有する。この円柱部材は、その中央を貫通する軸方向開口221と、第1の軸方向通路25と第2の軸方向通路27とを有し、この第2の軸方向通路27は大直径部を貫通する。軸方向の開口221は、ペダル17によってロッド16に与えられたブレーキ入力に応答したスプール40の動きに対して、固着や偏荷重を回避することができる程度に、係合手段162のプランジャ54の上のステム155のための受面を形成するのに十分な長さを有する。第1の通路25は、駆動チャンバ56とチャンバ22とを接続して、リザーバ34からの流路を提供するべく、分割手段23を貫通して延びている。第1の流路25内に配置された逆止弁123はボール125を有し、このボール125は、ばね127によって、円柱部材の大直径部内に形成されたシート129に向けて付勢される。ばね127はすべての応用例に必要ということではないが、リザーバ34とチャンバ56の間の一方向の流動を制限することを保証するために備えられている。第2の通路27は、チャンバ56から、第2の穴68に接続されたリリーフ通路38''への流動を抑制ないし制限するオリフィスを形成するべく、あらかじめ決められた寸法を有する。分割手段23の円柱部材は、第2の通路27がリリーフ通路38''と対向する位置に並ぶことを保証するために、ハウジング20内の穴122’に係合するタブ又はピン122を有する。
【0010】
プランジャ54に付加される係合手段162は、入力ピストン58と、第2の戻しばね60と、駆動ばね62とを有する。第2の戻しばね60は、ハウジング20と係合され、ピストン58を、ハウジング20に取り付けられたキャップすなわち端部部材57で形成された停止部161に向けて付勢する。一方、駆動ばね62は、ステム155上のヘッド159と入力ピストン58との間に閉じ込められている。入力ピストン58は、ペダルロッド16に加えられた力に応答して、作動チャンバ56内で軸方向に動き、チャンバ56内の作動流体を、分割手段23内の制限された第2の通路27及びリリーフ通路38''を通じて、第2の穴68へと排出する。
ペダル検出器202は、ペダル17に取り付けられており、自動車に必要なブレーキを利かせるためにインプットされた力を示すブレーキ信号を、電子制御ユニット200に送る。
【0011】
貯溜システム302は、スナップリングとシール部306によってハウジング20に取り付けられたハウジング304を有し、これによって、アキュムレータすなわち貯溜チャンバ308が形成されている。チャンバ309内のガス圧又はばね310によって、ピストン312は、第2のチャンバ56への通路316に接続された出口孔314に向けて、付勢される。通路316に配置された傾斜弁318は、ばね322によってシート324に向けて付勢されたヘッド320を有する。ヘッド320がシート324と係合したとき、貯溜チャンバ308は、駆動チャンバ56からシールされる。チャンバ308は、逆止リリーフ弁330を通じてハウジング20内の流路126へ接続されている。逆止リリーフ弁330は、ハウジング20の穴334内に配置された円柱状円板332を有する。円柱状円板332には中央開口336があり、中央開口336には、第1のばね342によってシート340に向けて付勢されているボール338がある。第2のばね344は、円柱状円板332上に作用して、フェースシール346を付勢し、これを、チャンバ308に接続された通路350を囲む表面348と係合させる。第1のばね342の力は弱く、通路126にある供給流体が、ボール338をシート340から移動させることによって、貯溜チャンバ308に向かって自由に流れるようになっている。第2のばねは強く、貯溜システム302に損傷が生じる前に、フェースシール346が表面348から移動して加圧流体を通路126に開放するためには、チャンバ308内の流体圧力が、スナップリングとシール306の破裂強度に近い予め決めた値を超えなければならない。
【0012】
ハウジング20の第2の穴68は、供給孔175と制御孔138と駆動孔138’とリリーフ孔138''とを有する。供給孔175は、通路126に接続され、穴21がポンプ14から受け入れるのと同じ供給流体を受け入れる。制御孔138は、第3の溝48''に提供された第1の作動流体を受け入れるように出口通路41で接続されている。また、駆動孔138’は、チャンバ56から放出された流体を、通路38''を通じて受け入れるように接続されている。さらに、リリーフ孔138''は、リリーフ通路138’によって、リザーバ34に接続されている。
第2の穴68の中には、シャトル弁64のためのセレクタピストン66が配置されている。セレクタピストン66は、第1の端部73及び第2の端部74を有する円柱形部材を有する。この円柱形部材は、第1のランド71と第2のランド71’と第3のランド71''とによって形成される第1の溝70と第2の溝70’とを有する周辺面を有する。ランド71は通常、第1の直径部分に位置しているのに対して、ランド71’、71''は常に、比較的小さい第2の直径部分、すなわち、駆動孔138’、制御孔138及び供給孔175のある部分に位置して係合しているように、第2の穴68に段が形成されている。ばね72は、セレクタピストン69の第1の端部73と接していて、第2の端部74がチャンバ75に向かうように付勢する。チャンバ75には、制御孔175を通じて第1のポンプ14から供給流体を受け入れるように接続されている。
【0013】
指示プローブはステム78を有し、ステム78は、ピストン66の端部73に取り付けられ、ハウジング20を貫通して延びている。検出器177は接触子179を有し、接触子179は、ピストン66が図1に示す第1の位置にあるときに、ステム78の上の戻り止め178に係合する。ステム78上の印又はカラーマークのハウジング20との位置関係によって、穴68内のピストン66の位置が視覚的に示され、一方、検出器177は、その位置を示す対応する電子信号をECU200に送る。
【0014】
図2に示すように、遠隔に置かれたマスタシリンダ18は、穴402を具備するブースタハウジング400を有する。この穴402は静止リング408によって、第1のチャンバ404と第2のチャンバ406とに分けられている。第1のチャンバ404は、孔410に管路19を取り付けることによって、セレクタ弁64に接続されている。一方第2のチャンバ406は、通路すなわち管路414によって第2のポンプ手段500に接続されている。第1のチャンバ404の中に配置された第1のピストン416はステム418を有し、このステム418は、静止リング408を貫通して第2のチャンバ406まで延びている。ステム418は、第2のチャンバ406の中の第2のピストン420と係合し、これに操作インプット力を与えるように設計されている。これに応じて、第2のピストン420は、マスタシリンダ18の加圧穴内の操作ピストン(図示せず)に操作力を与え、必要なブレーキを働かせるように、連結されている。
【0015】
図2に示すように、第2のポンプ手段500は、回転ポンプ506を駆動する電動機504を有する。電動機504は、リード線509によってECU200に接続され、ペダル検出器202にかかるブレーキ力に対応する駆動信号をリード線203で選択的に受信するようになっている。ポンプ506は入口ポート508を有し、入口ポート508は、リザーバ34に接続され、必要により、入口管路510によって、別個の2次的供給流体に接続されている。ポンプ506はさらに出口ポート512を有し、出口ポート512は、供給管路514によって、マスタシリンダ18内の第2のチャンバ406に接続されている。比例ソレノイド弁520は、供給管路514に接続された入口孔522と、出口管路525によって入口管路510に接続された出口孔524と、を有する。比例ソレノイド弁520はプランジャ526を有し、プランジャ526は、プランジャ526を囲むばね530及びコイル部材532によって、シート528に向かって付勢されている。コイル部材532は、リード線534でECU200に接続され、電動機504の作動と同時に作動信号を受信する。
【0016】
ブレーキ装置10のための代替のポンプ手段600を図6に示す。ポンプ手段600は、回転ポンプ606を駆動する電動機604を有する。回転ポンプ606は、入口孔608と出口孔612とを有する。入口孔608は、管路610によってリザーバ34に接続されている。出口孔612は、加圧流体を届けるために、管路614によって、マスタシリンダ18内の第2のチャンバ406に接続されている。管路616は規制通路618を有し、これで、供給管路614が入口管路610に接続され、チャンバ406とリザーバ34との間の戻し流路が形成される。電動機604は、ECU200から作動信号を受信するように、リード線620によって接続されている。作動信号は、操縦者によってペダル17に与えられたインプット力の関数として変調されたパルス幅を有する。インプット力はペダル検出器202で検出又は測定される。
【0017】
図1のシャトル弁64及び流れ検出器177は、ハウジング20の第2の穴68内にあるように示されている。このシャトル弁64は、出口流路41内にある操作用加圧流体及びポンプ14から供給される流体をブレーキブースタ18に案内するように機能する。しかし、シャトル弁64の操作機能は、係合手段162のブースタ装置12とは独立であって、別個のハウジング内に離して配置することもできる。
【0018】
次に、動作を説明する。
自動車用エンジンが回っているとき、第1のポンプ14は、加圧流体を、制御装置12を通してステアリング装置15へ供給するように設計されている。この動作状態において、戻しばね52は、スプール40を、図1に示す休止位置に移動させ、加圧流体が、第1のポンプ14から、入口孔26、第1の穴21、第1の溝46、48、ギヤ孔32及び管路30を通じて、ステアリングギヤ28(すなわち液圧操作機器)に自由に流れ込む。ランド53が穴21と係合することによって、加圧供給流体は溝48’には連通せず、しかも加圧供給流体は、流路126を通じて第2の穴68内の供給チャンバ75に、そしてまた、貯溜システム302の貯溜チャンバ308に自由に連通するように設計されている。貯溜チャンバ75内の加圧流体はセレクタピストン66の端部74に作用して、これがばね72に打ち勝ち、それによって、ランド71’は溝48’とマスタシリンダ18のブースタチャンバ404との間を無制限に連絡する第1の位置に来る。この第1の位置では、ランド71は第2の穴68の比較的大きな直径の部分に位置するため、リリーフ通路38''が、駆動孔138’、溝70’、リリーフ孔138''、リリーフ通路38’、リリーフ孔38及び管路36を通じて、自由にすなわち制限なしにリザーバ34に接続されている。ばね342は、ボール338をシート340の上に押さえ付ける力が小さく設計されていることから、管路126内の供給流体は、逆止リリーフ弁330内のボール338の周りを流れることによって、貯溜システム302の貯溜チャンバ308に自由に連絡する。供給流体の流体圧力は、ピストン312に作用してこれを動かし、ばね310又はガスが圧縮されるに連れて、アキュムレータ304が充填される。傾斜弁318では、ばね322によってヘッド320がシート324に押し付けられて、チャンバ56に入る流路316をシールするように保持する体勢になるので、供給流体はチャンバ308内に保持される。チャンバ308内の流体圧力が、入口孔26における供給流体の流体圧力にほぼ等しくなるまでは、チャンバ308は、供給流体を充填され続ける。チャンバ308が完全に充填されたとき、ばね342によってボール338がシート340の上に着座し、チャンバ308内の流体圧力で、固定体積の供給流体が保持される。供給流体の流体圧力が上昇した場合は、ポンプ14がステアリング装置に加圧操作流体を供給するべく運転している限り充填を続けるので、同様に、貯溜チャンバ308に連通する。
【0019】
図1及び図2に示すブレーキ装置を具備した自動車で、操縦者がブレーキをかけようとするとき、ペダル17に加えた力はロッド16に伝達され、図3に示すように、ロッド16がピストン58をチャンバ56内に押し込む。ピストン58の動きは、作動ばね62を介してプランジャ54に伝えられ、プランジャ54は、戻しばね52に打ち勝った後に、穴21内のスプール40を動かす。穴の中でスプール40が動くと、ランド51がランド53の方向に動き、加圧流体が溝46から流れるのが制限される。一方、ランド53は、ハウジング20内のランド55を通り過ぎ、加圧されていた流体を初めに溝48’へと拡散させる。溝48’は、その後、ランド57がハウジング20内のランド59を通過した後に、一つの流路を介して駆動チャンバ48''と通じる。溝48''内の加圧作動流体は、同時に、反動(reaction)チャンバ141と、シャトル弁64の第2の穴68の中に形成された通過チャンバ(flow through chamber)75’とに連通し、第1の作動流体が、管路19及びブレーキブースタ18のチャンバ404に分配される。マスタシリンダ18に供給される第1の作動流体は、ピストン416に作用して力を発生し、この力は、ステム418を通してピストン420に伝えられる。ピストン420に加えられたこの第1の駆動力は、マスタシリンダ18の加圧チャンバ内のピストンを動かし、流体を加圧し、この加圧流体は、車輪ブレーキ321、323に供給されて、必要な自動車の制動力を作り出す。反動チャンバ141に供給された加圧作動流体は、スプール40の端部42に作用し、プランジャ54に取り付けられたステム155によって端部44に加えられるインプット力とバランスする。この動作モードで、流れ検出器177の接触子179はステム78の戻り止め178の中にあり、ピストン66が第1の位置にあることを指示する信号をECU200に送る。この第1の位置では、第1の作動流体が、チャンバ75’を通り抜けることができる。ペダル16に取り付けられたペダル検出器202は、必要なブレーキ効果を出すためにペダル17にかけられるブレーキ力を指示するブレーキ信号を、ECU200に与える。供給流体の圧力が、シャトル弁64のピストン66を穴68内の第1の位置に保持するのに十分である限りは、検出器177からの通過(flow through)信号は、ECU200に与えられ、第2のポンプ手段500は不作動のままである。
【0020】
チャンバ56内のピストン58の動きによって、その内部の流体に圧力が生じる。流路25は逆止弁123によって閉塞されるので、流れは、駆動チャンバ56から、制限された流路27を通じてリリーフ流路38''へと、制限されながら分配され、さらに、第2の穴68とリリーフ流路38’を通る流路を通じてリザーバ34に分配される。プランジャ54に加えられる入力された力は、駆動ばね62の力と、ヘッド159がチャンバ56内の流体中で動くときの抵抗との両方によって修正されるので、チャンバ56からの制限された流れによって、スプール弁40の動作が滑らかになる。ある種の応用例では、ヘッド159の直径を変更することによってヘッド159の動きの抵抗を大きくしたり、抵抗を減らすために軸方向に貫通孔を設けたりして、ある入力された力に対応して必要な車輪ブレーキ321、323の利き方の速さを設定することもできる。必要なブレーキ動作が完了したときに、ペダル17にかけられた力は取り除かれ、戻しばね52および60が、スプール弁40及びピストン58を、図1に示す休止位置に動かす。ピストン58がチャンバ56内で動くに連れて、その内部にある流体に比較的低い圧力が生じ、それによってボール125がシート129から離れる方向に動き、それによって、リザーバ34からの流体が、駆動チャンバ56内の流体を所望の量だけ補充又は維持される。
【0021】
自動車のエンジンが動作していない場合は、第1のポンプ14は、パワーステアリングギア28用の供給流体を生成しない。このポンプ14は自動車のエンジンによって駆動されるからである。自動車の制御性を維持するために、第1のポンプ14が動作不能の場合でも、自動車を完全に制動する能力を持ち続けることが望ましい。図1及び図2に示すブレーキ装置10は、第1のポンプが動作不能になった場合でも制動ができるように、加圧流体の二次的源を有する。加圧流体の二次的源を作動させるために、操縦者は、自動車の制動を始めるために、ペダル17にインプット力を加える。このような状況における制御装置12のための操作のモードは、図4に示されている。この図では、ばね72によって、シャトル弁64のセレクタピストン66が第2の位置に移動している。第2の位置では、ピストン66の上のランド71は、穴68の大直径部から移動して小直径部に係合し、駆動孔138から溝79を通って出口孔121への通路を閉塞し、リリーフ孔138’から溝71’を通って孔121経由で管路19までの通路が開かれる。ピストン66が供給チャンバ75に向かって動くことによって、接触子179が、流れ検出器177のステム78の戻り止め178から離れるように動いて、ECU200に操作信号が送られる。この操作信号は、セレクタピストン66が、第2の位置にあること、すなわち通路41から出口孔121への第1の作動流体の流れがないこと、を示すように設計されている。
【0022】
第1のポンプ14が作動不能の場合に、操縦者が、ブレーキをかけたいと欲したとき、ペダルロッド17にインプット力が加えられ、この力は、ロッド16を通じて、駆動チャンバ56内のピストン58を分割手段23の方向に動かすべく伝えられる。第1の通路25は逆止弁123によって阻止されるので、チャンバ56内へのピストン58の移動によって、チャンバ56内の駆動流体が加圧される。この加圧された流体は、通路27を通じて、シャトル弁64内の駆動孔138’へ連絡される。ランド71がハウジング20内の穴68の小直径部と係合し、リリーフ孔138''が閉塞されているので、駆動流体は、溝70’、出口孔121、管路19を通じてブレーキブースタ18内のチャンバ404と連絡する。この状況においても、操縦者によってペダル17にかけられたインプット力は、所望のブレーキ信号として、ペダル検出器202からECU200に伝えられる。ECU200は、流れ検出器177からの流れなし信号と、リード線205から送られる車輪速度信号と、ペダル検出器202からの所望ブレーキ信号とを比較して、操縦者の欲する制動がブレーキの適用によって達成されているかどうかを判断する。所望の制動が達成されていない場合は、ECUは、比例ソレノイド弁520と電動機504の両方に作動信号を出す。電動機504の作動により、第2のポンプ506に回転入力が与えられ、これにより、管路510で加圧流体が得られる。第2のポンプ506で加圧された加圧流体はチャンバ406へ供給され、ピストン420に作用して、マスタシリンダ18内のピストンを駆動する力を与え、これにより流体を加圧して所望のブレーキを動作させる。ECUからリード線534を介して比例ソレノイド520のコイル532に送られる作動信号は、ペダル検出器202から与えられた入力信号の関数としてパルス幅変調されている。パルス幅変調作動信号は、シート528に対するプランジャ526の位置を調整する力の場を、コイル532内に作り出す。プランジャの調整によって、ポンプ506からの第2の流体の一部が、入口孔522を通り、出口孔524から出て管路510に戻るように向けられ、それによって、インプットされた力に応じた所望の制動がかけられる。操縦者が、ペダルロッド16へ力をかけるのをやめると、所望の制動力を示すECU200へのブレーキ信号は終了する。ペダル検出器202からのブレーキ信号が終了すると直ちに、ECU200から電動機504への駆動信号はなくなる。しかし、比例ソレノイド弁520への駆動信号は、所定時間維持され、チャンバ406から、入口孔522、出口孔524、管路510を通じてリザーバ34に流体が流れる。自動車が電力を有している限り、この2次的加圧流体源がブレーキ作動に利用できる。
【0023】
図1及び図2に示すブレーキ装置10を有する自動車では、エンジンが動いていないで、しかも電力が利用できない場合等で、ポンプ14が動作していない場合であっても、ブレーキをかけることが可能である。ペダルロッド16は、インプット力を加えられて、チャンバ56内のピストン58を分割手段23に向けて動かす。第1の通路25は逆止弁123によって閉塞されているので、駆動チャンバ56内のピストン58の動きによって、作動流体は加圧される。この加圧流体は、通路27を通って、シャトル弁64の駆動孔138’に連絡する。ばね72がピストン66を第2の位置に移動させ、ランド71がハウジング20の穴68内の小直径部と係合することによって、リリーフ孔138''が閉塞されるので、このバックアップブレーキのための緊急加圧流体は、溝70’、出口孔121及び管路19を通じて、ブレーキブースタ18内のチャンバ404に連絡する。このチャンバ404に与えられたバックアップブレーキ用緊急流体は、通常、操縦者が欲するブレーキには十分でない。その結果、操縦者は、追加の力をペダル17にかけ、これがロッド16に伝えられるかもしれない。追加でペダル17に加えられたこの力によって、図5に示すように、ピストン58がさらに駆動チャンバ56内に押し込まれ、ピストン58が傾斜弁318の上のステムに係合する位置に至る。これによって、ヘッド320がシート324から離れるように動き、通路316が開く。通路316が開くと、第3の作動流体がチャンバ308からチャンバ56に流入し、その後、チャンバ404と連通する。このマスタシリンダ18内のブースタ部440のチャンバ404の中で、第3の作動流体は、以前からそこにあったバックアップの緊急流体と混ざり、マスタシリンダ18の加圧部内の流体を加圧する力を与えて、ブレーキを駆動する。この結果の制動力は、自動車を緊急停止するのに十分なものでなければならない。加圧流体が第1のポンプ14からチャンバ75に供給されるべく再び連通するまで、加圧流体は、マスタシリンダ18のチャンバ404内に保持される。これは、ばね72が、ハウジング20の穴68の底部に形成された停止部79に向かってシャトル弁64のピストン66の端部81を保持し、通路38’を通じたリザーバ34との連通が阻止されるからである。
【0024】
この緊急すなわちバックアップのブレーキが動作しているときに、自動車を動かす必要がある場合は、指示プローブ77が引かれてばね72が縮む。その結果、管路19、流路41、溝48''、溝46''、リリーフ通路38’、リリーフ孔38及び管路36を介して、リザーバ34に接続される通路が開き、それによって、ブレーキを利かせるためにマスタシリンダ18に供給されている緊急加圧流体が減衰する。自動車を動かすことはできるが、この緊急モードでブレーキが必要な場合は、後にその都度(after each application)、加圧流体を手動で、シャトル弁64を通して減衰(dump)させる必要がある。目的地に着いたら、上述のように、ペダルロッド16に力を加えて加圧流体を調製し、自動車を停止させておくための緊急制動力を作る。しかしこの場合に、貯溜システム302内の第3の作動流体は、駆動されその後手動でリザーバ34に開放されるごとに、直線的に減っていく。
【0025】
ポンプ14によって供給流体が再び加圧されると、加圧流体は管路126に連絡され、逆止リリーフ弁330を自由に通過してチャンバ308に流れることによって貯溜システム302に供給され、貯溜流体が必要な圧力レベルにまで供給される。これと同時に、加圧流体は、チャンバ75に流れて供給し、ばね72に打ち勝った後に、シャトル弁64内の選択ピストン66を第1の位置に動かす。第1の位置では、ランド71が、穴68の大直径部に移動し、溝70が、リザーバ34に接続されたリリーフ通路38’及びリリーフ孔38に開放し、これと同時に出口通路41を溝70’に開放して、供給流体の流れで加圧された第1の作動流体が溝48''に流れる通路を与える。シャトル弁64がこの第1の位置にあるとき、第1のポンプ14から導かれた第1の作動流体が、マスタシリンダ18に連絡して、ブレーキがかかるように、流れ検出器177は、電子制御ユニット200に信号を送る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理によって遠隔マスタシリンダに作動流体が供給されるブレーキ装置のための制御装置とシャトル弁を示す概略構成図。
【図2】遠隔マスタシリンダと、電子制御ユニットと、図1のブレーキ装置用の作動流体のための二次的源を加圧するための第2のポンプとを示す概略構成図。
【図3】図1の制御装置の断面図であって、第1の作動流体がシャトル弁を通って図2の遠隔マスタシリンダに供給されるように、第1の作動流体が向けられている状態を示す。
【図4】図1の制御装置の断面図であって、図2に示す第2のポンプによって作られた作動流体の二次的源が、遠隔マスタシリンダを動作させるべく供給される状態を示す。
【図5】図1の制御装置の断面図であって、貯溜システムに保持された作動流体の第3の源が、図2に示す遠隔マスタシリンダを動作させるべく供給される状態を示す。
【図6】図2に示す遠隔マスタシリンダのための作動流体の二次的源を作るための他のポンプ手段を示す概略構成図。

Claims (4)

  1. ブレーキ装置であって、
    該ブレーキ装置は、
    入力部に加えられた所望のブレーキ力と、供給流体によって第1の位置に置かれたシャトル弁とに応じて、第1のポンプ手段から受け入れて前記供給流体から導かれた第1の作動流体の第1の圧力を作る制御装置を有し、
    前記第1の作動流体は、前記所望のブレーキ力に応じてブレーキを利かせるための遠隔のマスタシリンダと連絡し、
    前記供給流体の予め規定された圧力に応じて、ブレーキを利かせるべく、バックアップ作動流体が前記遠隔マスタシリンダに連通するように、弾性手段によって前記シャトル弁が第2の位置に置かれ、
    該ブレーキ装置は、前記シャトル弁を通じて前記遠隔マスタシリンダに流れる前記第1の作動流体の流れを示す操作信号を出す検出手段を有し、
    該ブレーキ装置は、前記所望のブレーキ力を示す入力信号と、予め規定された前記検出手段からの操作信号とに応じて、第2の作動流体の第2の流体圧力を作るための第2のポンプ手段を駆動する計算機手段を有し、
    前記第2の作動流体は、前記遠隔のマスタシリンダと連絡していて、前記バックアップ作動流体によって、前記第1の作動流体に代わって前記マスタシリンダを駆動して前記所望のブレーキを利かせるものであり、
    該ブレーキ装置は、第3の流体圧力を有する第3の作動流体を保持する貯溜システムを有し、
    前記ブレーキ力は、弁を駆動し、その後、前記シャトル弁が前記第2の位置にある状態で、前記第3の作動流体が、前記貯溜システムから前記遠隔のマスタシリンダに通じるように、前記入力部を動かすものであり、
    前記第3の作動流体は、前記バックアップ作動流体と結合され、前記第2の作動流体に代わって前記マスタシリンダを操作し、前記所望のブレーキを利かせるものであること、
    を特徴とするブレーキ装置。
  2. 前記貯溜システムは、前記第3の作動流体を作るために、前記第1のポンプ手段から前記供給流体を受け入れるように接続されたアキュムレータを有することを特徴とする請求項1記載のブレーキ装置。
  3. 前記マスタシリンダは、第1及び第2の操作ピストンが入っている穴を持つハウジングを有し、前記第1の操作ピストンは、前記シャトル弁に接続され、前記第1、第2及び第3の作動流体のうちで比較的大きなものが前記第1及び第2のピストンに作用して、前記マスタシリンダ内の加圧ピストンを駆動し、ブレーキを利かせるように、前記第2の操作ピストンが、前記第2のポンプ手段に接続されていることを特徴とする請求項2記載のブレーキ装置。
  4. 前記シャトル弁は円柱形部材を有し、この円柱部材は、前記供給圧力の予め定めた圧力が前記弾性手段に打ち勝つまで、前記バックアップ作動流体及び前記第3の作動流体が、前記遠隔のマスタシリンダで持続的制動力を与えるように、前記弾性手段によって前記第2の位置に保持されることを特徴とする請求項3記載のブレーキ装置。
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