JP2000309263A - 複数作動源を有するブレーキ装置 - Google Patents

複数作動源を有するブレーキ装置

Info

Publication number
JP2000309263A
JP2000309263A JP2000051597A JP2000051597A JP2000309263A JP 2000309263 A JP2000309263 A JP 2000309263A JP 2000051597 A JP2000051597 A JP 2000051597A JP 2000051597 A JP2000051597 A JP 2000051597A JP 2000309263 A JP2000309263 A JP 2000309263A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid
working fluid
master cylinder
brake
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000051597A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4456716B2 (ja
Inventor
Scott Towers Kenneth
スコット タワーズ ケニス
Paul Guujii Gregory
ポール グージー グレゴリー
F Heinz Brian
エフ ハインツ ブライアン
J Albert Timothy
ジェイ アルバート ティモシー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Robert Bosch GmbH
Robert Bosch LLC
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
Robert Bosch LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Robert Bosch GmbH, Robert Bosch LLC filed Critical Robert Bosch GmbH
Publication of JP2000309263A publication Critical patent/JP2000309263A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4456716B2 publication Critical patent/JP4456716B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T13/00Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems
    • B60T13/10Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release
    • B60T13/12Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release the fluid being liquid
    • B60T13/14Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release the fluid being liquid using accumulators or reservoirs fed by pumps
    • B60T13/142Systems with master cylinder
    • B60T13/145Master cylinder integrated or hydraulically coupled with booster
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T13/00Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems
    • B60T13/10Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release
    • B60T13/66Electrical control in fluid-pressure brake systems
    • B60T13/68Electrical control in fluid-pressure brake systems by electrically-controlled valves
    • B60T13/686Electrical control in fluid-pressure brake systems by electrically-controlled valves in hydraulic systems or parts thereof
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T7/00Brake-action initiating means
    • B60T7/02Brake-action initiating means for personal initiation
    • B60T7/04Brake-action initiating means for personal initiation foot actuated
    • B60T7/042Brake-action initiating means for personal initiation foot actuated by electrical means, e.g. using travel or force sensors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Braking Systems And Boosters (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 複数作動源と制御装置を有するブレーキ装置
を提供する。 【解決手段】入力プッシュロッド16に加えられたブレ
ーキ力と、シャトル弁64を通じてマスタシリンダに向
かう作動流体の流れの検出値との関数として、第1のポ
ンプ14で加圧された第1の作動流体か、第2のポンプ
装置で加圧された第2の作動流体か、貯溜システム30
2からの第3の作動流体のいずれかを、遠隔に配置され
た一つのマスタシリンダに選択的に供給し、所望の制動
力を得る。電子制御ユニットは、ブレーキ力に対応する
入力信号と流れの検出値とを受信して、第2のポンプ装
置を作動させる。第1の作動流体の流体圧力が不十分な
ときはいつでも、第2のポンプが駆動され、第1の作動
流体によって必要なブレーキを利かせるマスタシリンダ
の動作を、第2の作動流体が代替する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、制御装置を有す
るブレーキ装置に関する。この制御装置は、入力部に加
えられたブレーキ力と、シャトル弁を通じてマスタシリ
ンダに向かう作動流体の流れの検出値との関数として、
第1のポンプで加圧された第1の作動流体か、第2のポ
ンプで加圧された第2の作動流体か、貯溜システムから
の第3の作動流体かを、遠隔に配置された一つのマスタ
シリンダに選択的に供給し、所望の制動力を得るもので
ある。
【0002】
【発明の背景】従来の液圧ブレーキブースタは、ブレー
キを利かせるブレーキ力を作り出すマスタシリンダの駆
動を補助するものとして設計されている。液圧ブレーキ
ブースタのコストを下げるために、ステアリングギヤに
供給されるのと同じ液圧源が、液圧ブレーキブースタの
駆動にも使用されることが多い。そのような液圧ブレー
キブースタの制御装置は、液圧ブレーキブースタ又はス
テアリングギヤのいずれかの操作のために必要な最少限
の液圧流体が常に確保できるように設計される。米国特
許第3,967,536号、同第4,131,055号、同第4,179,980
号、同第4,514,981号、同第4,724,674号、及び、同第5,
442,916号に開示された形式のブレーキブースタにおい
ては、ブースタは、パワーピストンの一方側から他方側
への流れを制限することによって、圧力差を発生させ、
それによって、パワーピストンを動かし、マスタシリン
ダ内のピストンの動きを助ける力を与える。この種のブ
レーキブースタでは、マスタシリンダとブースタが互い
に結合し、その結果、全体の長さが、自動車のボンネッ
トの下のかなりの空間を占めることになる。しかし、そ
のようなブレーキブースタの効率が高いことから、上記
特許の発明者等は、多くの自動車、特にバンやある種の
中型トラックへの適用を見出してきた。しかし、最近の
自動車のモデルでは、ボンネットの下の空間の物理的設
計は、制限されて縮小されることが多く、そのために、
ブレーキブースタや他の機器の配置を決める作業は困難
を伴うことが多い。米国特許第5,329,769号、同第5,31
3,796号、同第5,709,438号、及び、米国特許出願第09/0
15,166号に示唆されているように、ボンネットの下の空
間をよりうまく利用するために、一部のブレーキシステ
ム機器をボンネットの下から離れた位置に配置すること
も可能である。米国特許出願第09/015,166号に開示され
た制御弁は、十分な機能を発揮するものではあるが、ブ
レーキを利かせ始めるために加圧流体を作っていくとき
に、スプール弁が、より安定又はより円滑に動作するこ
とが、望ましい。
【0003】1998年6月15日に出願された米国特許出願0
9/097,778号(98/7530)は、制御装置を有するブースタを
具備したブレーキ装置を開示している。そこでは、遠隔
に配置されたマスタシリンダを動作させるポンプから引
かれてきた供給流体からのブレーキ信号を滑らかに利か
せるために、スプール弁の作動速度が調節される。流体
の供給がない場合、ブースタ内の入力部の動きによって
流体が加圧され、ブレーキを作動させるブレーキ信号を
与えて、自動車に緊急バックアップブレーキを与えるよ
うになっている。このブレーキ装置は、ある種の目的に
は充分であるが、将来の自動車として提案されている工
業標準に適合するバックアップブレーキには不十分であ
るかもしれない。
【0004】
【発明の概要】この発明の主な目的の一つは、作動流体
の一次源に故障があった場合にブレーキを働かせるため
に、遠隔マスタシリンダ用の作動流体を供給する複数の
バックアップ源を有するブレーキ装置を提供することに
ある。この発明によれば、ブレーキ装置は、ステアリン
グ装置内の第1のポンプで作られた供給流体を受け入れ
る制御装置を有する。入力部に加えられた所望のブレー
キ力に応じて、制御装置は、供給流体に第1の圧力をか
け、第1の作動流体を作る。使用するブレーキに加えら
れるべき必要な制動力に応じてブレーキをかける一次モ
ードとして、供給流体によって第1の位置に設定された
シャトル弁は、第1の作動流体を通過させて遠隔のマス
タシリンダと連絡させる。シャトル弁に取り付けられた
検出器は、遠隔のマスタシリンダへの第1の作動流体の
流れを指示する操作信号を出す。この操作信号は、電子
制御ユニット(ECU)又は計算機に送られ、そこで、
入力部に加えられたブレーキ力を示す入力信号とともに
評価される。シャトル弁を通る第1の作動流体の流れ
が、予め規定された少流量又は流れなしに該当すること
を操作信号が示しているとECUが判断した場合は、第
2の作動流体に第2の流体圧力を生じさせるべく、EC
Uが第2のポンプに駆動信号を送る。その後、この第2
の作動流体は、第1の作動流体に代替するべく、第1の
作動流体を通して、遠隔のマスタシリンダを操作するよ
うに連絡して、所望のブレーキを利かせる。貯溜システ
ムは、第1のポンプが動作しているとき、第3の圧力を
持つ第3の作動流体として定義された一定量の供給流体
を保持するように、設計されている。入力部にブレーキ
力を加えると、駆動チャンバ内の入力ピストンが移動し
て、駆動チャンバ内の流体を加圧する。シャトル弁が第
1の位置にあるとき、駆動流体圧力は、第1の作動流体
の第1の流体圧力の加圧率が調節されるように、制限オ
リフィスを通ってリザーバに流れる。供給流体の流体圧
力が予め規定した値よりも低いか第1のポンプが不作動
の場合は、弾性手段が、シャトル弁を第2の位置に動か
す。この位置では、駆動流体圧力は、緊急作動流体とし
てマスタシリンダに連絡する。第2のポンプが作動して
いる限りは、第2の作動流体の第2の流体圧力によっ
て、マスタシリンダが動作し続ける。操縦者が、必要な
ブレーキが利いていないと感じて、入力部へのブレーキ
力をさらに大きくした場合、入力ピストンによって、貯
溜システム内の傾斜弁が開かれる。傾斜弁が開いたと
き、第3の作動流体が、シャトル弁接続部を通って、遠
隔配置のマスタシリンダに流れる。第3の作動流体は、
緊急流体と結合され、第2の作動流体に代替することに
よって、マスタシリンダを操作し、所望の制動力を出
す。このブレーキ装置の一つの利点は、作動加圧流体の
一次源が遠隔のマスタシリンダを駆動できないので必要
なブレーキが得られないというときに、二次操作加圧流
体を加圧するためのバックアップ構造にある。
【0005】この発明のブレーキ装置のもう一つの利点
は、制御装置とシャトル弁と流れ検出器と計算機と力検
出器の総合的な機能上の関連付けによって、第1の作動
流体、第2の作動流体又は第3の作動流体を選択的に、
遠隔のマスタシリンダに供給して有効な制動力を得られ
ることにある。
【0006】
【発明の実施の形態】図1及び図2に示すブレーキ装置
10には、自動車のファイヤウオール13に取り付けら
れた制御装置12が含まれる。制御装置12は、ステア
リング装置15のポンプ14から第1の流体圧力を持つ
供給流体を受け入れる。制御部12は、操縦者が、ロッ
ド16に取り付けられたペダル17にブレーキ力をかけ
ることによって作動する。ロッド16はスプール弁40
を動かして、供給流体に第1の作動圧力を生じさせる。
この供給流体は、その後、第1の作動流体として遠隔に
配置されたマスタシリンダ18に供給され、自動車の車
輪ブレーキ321、323に、対応するブレーキを利か
せる駆動力を発生させる。シャトル弁すなわちセレクタ
弁64を通る第1の作動流体の流れは、流れスイッチ1
77で検出され、電子制御ユニット(ECU)又は計算
機200に伝達される。このECU200は、ペダル1
7に接続されたペダル検出器202からのブレーキ入力
信号をも受信する。ECU200は、流れ信号とブレー
キ入力信号とを比較し評価する。そして、この流れ信号
が、第1の作動流体が少流量又は流れていないことを示
している場合は、ポンプ手段500のためのモータ50
4を作動させ、マスタシリンダ18を動作させるための
第2の加圧流体源を起こさせるべく、作動信号が与えら
れる。これにより、第1の作動流体に代替して、必要な
ブレーキを利かせることができる。操縦者が、必要なブ
レーキ動作のためには第2の加圧流体源では不十分であ
ると判断した場合は、ペダル17によってロッド16に
加えられる力を増大することによって、貯溜システム3
02の傾斜弁318を動作させる。傾斜弁318が動か
され、作動するとき、第3の流体圧力を有する第3の作
動流体が、マスタシリンダ18を駆動するべく供給さ
れ、その結果、必要なブレーキが働く。このようにし
て、ブレーキ装置10は、第1のポンプ14からの一次
的作動流体を通じて、第2のポンプ手段500からの第
1の二次的作動流体を通じて、そして、貯溜システム3
02からの第2の二次的作動流体を通じて、ペダル17
に加えられた力に応じたブレーキがかけられる。
【0007】より詳細には、図1に示すように、制御装
置12はハウジング20を有し、ハウジング20には、
第1の穴21と第2の穴68がある。第1の穴21は、
分割手段23によって、第1のチャンバ22と第2のチ
ャンバ56とに分離されている。第1のチャンバ22
は、入口孔26に接続された管路24によって第1のポ
ンプ14と連絡し、また、ギヤ孔32に接続された管路
30によってステアリング装置15のステアリングギヤ
28その他の液圧で駆動される機器と連絡し、リリーフ
孔38に接続された管路36によって第1のポンプ14
のリザーバ34と連絡し、低流量弁すなわちシャトル弁
64に接続された出口通路41と連絡している。シャト
ル弁64は、第2の穴の出口孔121に接続された管路
19によってマスタシリンダ18に接続されている。
【0008】スプール40は、第1の穴21内にあっ
て、ポンプ14からハウジング20を通じて供給される
流体の流れを制御する。スプール40は円柱部材であっ
て、第1の端部42と第2の端部44とをもつ。この円
柱部材には、ハウジング20内の溝48、48’、4
8''に対向する位置にそれぞれ、第1の溝46、第2の
溝46’、第3の溝46''が設けられている。戻しばね
52は、端部42で作用し、端部44が、ペダル17に
取り付けられたロッド16に接続された連結手段162
によって形成された停止具と係合するように付勢する。
溝46に関係する第1のランド50と、溝48に関係す
る第1のランド51が半径方向に重なり、同様に、溝4
6’に関係する第2のランド53と、溝48’に関係す
る第2のランド55が重なり、溝46''に関係する第3
のランド57と、溝48''に関係する第3のランド59
が、それぞれ、半径方向に互いに重なり合うように設計
されている。休止位置では、入口孔26から得られる加
圧流体が第2の溝48’に通じるのが防止され、流路1
26によって、ポンプ14及びギヤ28と、貯溜システ
ム302との間の無制限な流れが生じるように、ランド
53がハウジング20と係合する。これと同時に、ラン
ド57と59は、リリーフ孔38に接続された通路3
8’を経由して、溝46''とリザーバ34の間の自由な
通路が形成されるような位置に来る。スプール40は、
少なくとも一つのクロス穴61’を伴う操作穴61を有
する。クロス穴61’は、ハウジング20の第3の溝4
8''に接続され、さらに、操作出口流路41を通じて第
2の穴68に接続されている。スプール40はまた、第
2の端部44から第3の溝46''まで延びる補償穴63
を有する。これにより、第1チャンバ22は、リリーフ
通路38’と、リーフ孔38と管路36とを通じて、リ
ザーバ34と常に通じているようになっている。
【0009】分割手段23は、第1と第2の直径を有す
る円柱部材を有する。この円柱部材は、その中央を貫通
する軸方向開口221と、第1の軸方向通路25と第2
の軸方向通路27とを有し、この第2の軸方向通路27
は大直径部を貫通する。軸方向の開口221は、ペダル
17によってロッド16に与えられたブレーキ入力に応
答したスプール40の動きに対して、固着や偏荷重を回
避することができる程度に、係合手段162のプランジ
ャ54の上のステム155のための受面を形成するのに
十分な長さを有する。第1の通路25は、駆動チャンバ
56とチャンバ22とを接続して、リザーバ34からの
流路を提供するべく、分割手段23を貫通して延びてい
る。第1の流路25内に配置された逆止弁123はボー
ル125を有し、このボール125は、ばね127によ
って、円柱部材の大直径部内に形成されたシート129
に向けて付勢される。ばね127はすべての応用例に必
要ということではないが、リザーバ34とチャンバ56
の間の一方向の流動を制限することを保証するために備
えられている。第2の通路27は、チャンバ56から、
第2の穴68に接続されたリリーフ通路38''への流動
を抑制ないし制限するオリフィスを形成するべく、あら
かじめ決められた寸法を有する。分割手段23の円柱部
材は、第2の通路27がリリーフ通路38''と対向する
位置に並ぶことを保証するために、ハウジング20内の
穴122’に係合するタブ又はピン122を有する。
【0010】プランジャ54に付加される係合手段16
2は、入力ピストン58と、第2の戻しばね60と、駆
動ばね62とを有する。第2の戻しばね60は、ハウジ
ング20と係合され、ピストン58を、ハウジング20
に取り付けられたキャップすなわち端部部材57で形成
された停止部161に向けて付勢する。一方、駆動ばね
62は、ステム155上のヘッド159と入力ピストン
58との間に閉じ込められている。入力ピストン58
は、ペダルロッド16に加えられた力に応答して、作動
チャンバ56内で軸方向に動き、チャンバ56内の作動
流体を、分割手段23内の制限された第2の通路27及
びリリーフ通路38''を通じて、第2の穴68へと排出
する。ペダル検出器202は、ペダル17に取り付けら
れており、自動車に必要なブレーキを利かせるためにイ
ンプットされた力を示すブレーキ信号を、電子制御ユニ
ット200に送る。
【0011】貯溜システム302は、スナップリングと
シール部306によってハウジング20に取り付けられ
たハウジング304を有し、これによって、アキュムレ
ータすなわち貯溜チャンバ308が形成されている。チ
ャンバ309内のガス圧又はばね310によって、ピス
トン312は、第2のチャンバ56への通路316に接
続された出口孔314に向けて、付勢される。通路31
6に配置された傾斜弁318は、ばね322によってシ
ート324に向けて付勢されたヘッド320を有する。
ヘッド320がシート324と係合したとき、貯溜チャ
ンバ308は、駆動チャンバ56からシールされる。チ
ャンバ308は、逆止リリーフ弁330を通じてハウジ
ング20内の流路126へ接続されている。逆止リリー
フ弁330は、ハウジング20の穴334内に配置され
た円柱状円板332を有する。円柱状円板332には中
央開口336があり、中央開口336には、第1のばね
342によってシート340に向けて付勢されているボ
ール338がある。第2のばね344は、円柱状円板3
32上に作用して、フェースシール346を付勢し、こ
れを、チャンバ308に接続された通路350を囲む表
面348と係合させる。第1のばね342の力は弱く、
通路126にある供給流体が、ボール338をシート3
40から移動させることによって、貯溜チャンバ308
に向かって自由に流れるようになっている。第2のばね
は強く、貯溜システム302に損傷が生じる前に、フェ
ースシール346が表面348から移動して加圧流体を
通路126に開放するためには、チャンバ308内の流
体圧力が、スナップリングとシール306の破裂強度に
近い予め決めた値を超えなければならない。
【0012】ハウジング20の第2の穴68は、供給孔
175と制御孔138と駆動孔138’とリリーフ孔1
38''とを有する。供給孔175は、通路126に接続
され、穴21がポンプ14から受け入れるのと同じ供給
流体を受け入れる。制御孔138は、第3の溝48''に
提供された第1の作動流体を受け入れるように出口通路
41で接続されている。また、駆動孔138’は、チャ
ンバ56から放出された流体を、通路38''を通じて受
け入れるように接続されている。さらに、リリーフ孔1
38''は、リリーフ通路138’によって、リザーバ3
4に接続されている。第2の穴68の中には、シャトル
弁64のためのセレクタピストン66が配置されてい
る。セレクタピストン66は、第1の端部73及び第2
の端部74を有する円柱形部材を有する。この円柱形部
材は、第1のランド71と第2のランド71’と第3の
ランド71''とによって形成される第1の溝70と第2
の溝70’とを有する周辺面を有する。ランド71は通
常、第1の直径部分に位置しているのに対して、ランド
71’、71''は常に、比較的小さい第2の直径部分、
すなわち、駆動孔138’、制御孔138及び供給孔1
75のある部分に位置して係合しているように、第2の
穴68に段が形成されている。ばね72は、セレクタピ
ストン69の第1の端部73と接していて、第2の端部
74がチャンバ75に向かうように付勢する。チャンバ
75には、制御孔175を通じて第1のポンプ14から
供給流体を受け入れるように接続されている。
【0013】指示プローブはステム78を有し、ステム
78は、ピストン66の端部73に取り付けられ、ハウ
ジング20を貫通して延びている。検出器177は接触
子179を有し、接触子179は、ピストン66が図1
に示す第1の位置にあるときに、ステム78の上の戻り
止め178に係合する。ステム78上の印又はカラーマ
ークのハウジング20との位置関係によって、穴68内
のピストン66の位置が視覚的に示され、一方、検出器
177は、その位置を示す対応する電子信号をECU2
00に送る。
【0014】図2に示すように、遠隔に置かれたマスタ
シリンダ18は、穴402を具備するブースタハウジン
グ400を有する。この穴402は静止リング408に
よって、第1のチャンバ404と第2のチャンバ406
とに分けられている。第1のチャンバ404は、孔41
0に管路19を取り付けることによって、セレクタ弁6
4に接続されている。一方第2のチャンバ406は、通
路すなわち管路414によって第2のポンプ手段500
に接続されている。第1のチャンバ404の中に配置さ
れた第1のピストン416はステム418を有し、この
ステム418は、静止リング408を貫通して第2のチ
ャンバ406まで延びている。ステム418は、第2の
チャンバ406の中の第2のピストン420と係合し、
これに操作インプット力を与えるように設計されてい
る。これに応じて、第2のピストン420は、マスタシ
リンダ18の加圧穴内の操作ピストン(図示せず)に操
作力を与え、必要なブレーキを働かせるように、連結さ
れている。
【0015】図2に示すように、第2のポンプ手段50
0は、回転ポンプ506を駆動する電動機504を有す
る。電動機504は、リード線509によってECU2
00に接続され、ペダル検出器202にかかるブレーキ
力に対応する駆動信号をリード線203で選択的に受信
するようになっている。ポンプ506は入口ポート50
8を有し、入口ポート508は、リザーバ34に接続さ
れ、必要により、入口管路510によって、別個の2次
的供給流体に接続されている。ポンプ506はさらに出
口ポート512を有し、出口ポート512は、供給管路
514によって、マスタシリンダ18内の第2のチャン
バ406に接続されている。比例ソレノイド弁520
は、供給管路514に接続された入口孔522と、出口
管路525によって入口管路510に接続された出口孔
524と、を有する。比例ソレノイド弁520はプラン
ジャ526を有し、プランジャ526は、プランジャ5
26を囲むばね530及びコイル部材532によって、
シート528に向かって付勢されている。コイル部材5
32は、リード線534でECU200に接続され、電
動機504の作動と同時に作動信号を受信する。
【0016】ブレーキ装置10のための代替のポンプ手
段600を図6に示す。ポンプ手段600は、回転ポン
プ606を駆動する電動機604を有する。回転ポンプ
606は、入口孔608と出口孔612とを有する。入
口孔608は、管路610によってリザーバ34に接続
されている。出口孔612は、加圧流体を届けるため
に、管路614によって、マスタシリンダ18内の第2
のチャンバ406に接続されている。管路616は規制
通路618を有し、これで、供給管路614が入口管路
610に接続され、チャンバ406とリザーバ34との
間の戻し流路が形成される。電動機604は、ECU2
00から作動信号を受信するように、リード線620に
よって接続されている。作動信号は、操縦者によってペ
ダル17に与えられたインプット力の関数として変調さ
れたパルス幅を有する。インプット力はペダル検出器2
02で検出又は測定される。
【0017】図1のシャトル弁64及び流れ検出器17
7は、ハウジング20の第2の穴68内にあるように示
されている。このシャトル弁64は、出口流路41内に
ある操作用加圧流体及びポンプ14から供給される流体
をブレーキブースタ18に案内するように機能する。し
かし、シャトル弁64の操作機能は、係合手段162の
ブースタ装置12とは独立であって、別個のハウジング
内に離して配置することもできる。
【0018】次に、動作を説明する。自動車用エンジン
が回っているとき、第1のポンプ14は、加圧流体を、
制御装置12を通してステアリング装置15へ供給する
ように設計されている。この動作状態において、戻しば
ね52は、スプール40を、図1に示す休止位置に移動
させ、加圧流体が、第1のポンプ14から、入口孔2
6、第1の穴21、第1の溝46、48、ギヤ孔32及
び管路30を通じて、ステアリングギヤ28(すなわち
液圧操作機器)に自由に流れ込む。ランド53が穴21
と係合することによって、加圧供給流体は溝48’には
連通せず、しかも加圧供給流体は、流路126を通じて
第2の穴68内の供給チャンバ75に、そしてまた、貯
溜システム302の貯溜チャンバ308に自由に連通す
るように設計されている。貯溜チャンバ75内の加圧流
体はセレクタピストン66の端部74に作用して、これ
がばね72に打ち勝ち、それによって、ランド71’は
溝48’とマスタシリンダ18のブースタチャンバ40
4との間を無制限に連絡する第1の位置に来る。この第
1の位置では、ランド71は第2の穴68の比較的大き
な直径の部分に位置するため、リリーフ通路38''が、
駆動孔138’、溝70’、リリーフ孔138''、リリ
ーフ通路38’、リリーフ孔38及び管路36を通じ
て、自由にすなわち制限なしにリザーバ34に接続され
ている。ばね342は、ボール338をシート340の
上に押さえ付ける力が小さく設計されていることから、
管路126内の供給流体は、逆止リリーフ弁330内の
ボール338の周りを流れることによって、貯溜システ
ム302の貯溜チャンバ308に自由に連絡する。供給
流体の流体圧力は、ピストン312に作用してこれを動
かし、ばね310又はガスが圧縮されるに連れて、アキ
ュムレータ304が充填される。傾斜弁318では、ば
ね322によってヘッド320がシート324に押し付
けられて、チャンバ56に入る流路316をシールする
ように保持する体勢になるので、供給流体はチャンバ3
08内に保持される。チャンバ308内の流体圧力が、
入口孔26における供給流体の流体圧力にほぼ等しくな
るまでは、チャンバ308は、供給流体を充填され続け
る。チャンバ308が完全に充填されたとき、ばね34
2によってボール338がシート340の上に着座し、
チャンバ308内の流体圧力で、固定体積の供給流体が
保持される。供給流体の流体圧力が上昇した場合は、ポ
ンプ14がステアリング装置に加圧操作流体を供給する
べく運転している限り充填を続けるので、同様に、貯溜
チャンバ308に連通する。
【0019】図1及び図2に示すブレーキ装置を具備し
た自動車で、操縦者がブレーキをかけようとするとき、
ペダル17に加えた力はロッド16に伝達され、図3に
示すように、ロッド16がピストン58をチャンバ56
内に押し込む。ピストン58の動きは、作動ばね62を
介してプランジャ54に伝えられ、プランジャ54は、
戻しばね52に打ち勝った後に、穴21内のスプール4
0を動かす。穴の中でスプール40が動くと、ランド5
1がランド53の方向に動き、加圧流体が溝46から流
れるのが制限される。一方、ランド53は、ハウジング
20内のランド55を通り過ぎ、加圧されていた流体を
初めに溝48’へと拡散させる。溝48’は、その後、
ランド57がハウジング20内のランド59を通過した
後に、一つの流路を介して駆動チャンバ48''と通じ
る。溝48''内の加圧作動流体は、同時に、反動(react
ion)チャンバ141と、シャトル弁64の第2の穴68
の中に形成された通過チャンバ(flow through chamber)
75’とに連通し、第1の作動流体が、管路19及びブ
レーキブースタ18のチャンバ404に分配される。マ
スタシリンダ18に供給される第1の作動流体は、ピス
トン416に作用して力を発生し、この力は、ステム4
18を通してピストン420に伝えられる。ピストン4
20に加えられたこの第1の駆動力は、マスタシリンダ
18の加圧チャンバ内のピストンを動かし、流体を加圧
し、この加圧流体は、車輪ブレーキ321、323に供
給されて、必要な自動車の制動力を作り出す。反動チャ
ンバ141に供給された加圧作動流体は、スプール40
の端部42に作用し、プランジャ54に取り付けられた
ステム155によって端部44に加えられるインプット
力とバランスする。この動作モードで、流れ検出器17
7の接触子179はステム78の戻り止め178の中に
あり、ピストン66が第1の位置にあることを指示する
信号をECU200に送る。この第1の位置では、第1
の作動流体が、チャンバ75’を通り抜けることができ
る。ペダル16に取り付けられたペダル検出器202
は、必要なブレーキ効果を出すためにペダル17にかけ
られるブレーキ力を指示するブレーキ信号を、ECU2
00に与える。供給流体の圧力が、シャトル弁64のピ
ストン66を穴68内の第1の位置に保持するのに十分
である限りは、検出器177からの通過(flow through)
信号は、ECU200に与えられ、第2のポンプ手段5
00は不作動のままである。
【0020】チャンバ56内のピストン58の動きによ
って、その内部の流体に圧力が生じる。流路25は逆止
弁123によって閉塞されるので、流れは、駆動チャン
バ56から、制限された流路27を通じてリリーフ流路
38''へと、制限されながら分配され、さらに、第2の
穴68とリリーフ流路38’を通る流路を通じてリザー
バ34に分配される。プランジャ54に加えられる入力
された力は、駆動ばね62の力と、ヘッド159がチャ
ンバ56内の流体中で動くときの抵抗との両方によって
修正されるので、チャンバ56からの制限された流れに
よって、スプール弁40の動作が滑らかになる。ある種
の応用例では、ヘッド159の直径を変更することによ
ってヘッド159の動きの抵抗を大きくしたり、抵抗を
減らすために軸方向に貫通孔を設けたりして、ある入力
された力に対応して必要な車輪ブレーキ321、323
の利き方の速さを設定することもできる。必要なブレー
キ動作が完了したときに、ペダル17にかけられた力は
取り除かれ、戻しばね52および60が、スプール弁4
0及びピストン58を、図1に示す休止位置に動かす。
ピストン58がチャンバ56内で動くに連れて、その内
部にある流体に比較的低い圧力が生じ、それによってボ
ール125がシート129から離れる方向に動き、それ
によって、リザーバ34からの流体が、駆動チャンバ5
6内の流体を所望の量だけ補充又は維持される。
【0021】自動車のエンジンが動作していない場合
は、第1のポンプ14は、パワーステアリングギア28
用の供給流体を生成しない。このポンプ14は自動車の
エンジンによって駆動されるからである。自動車の制御
性を維持するために、第1のポンプ14が動作不能の場
合でも、自動車を完全に制動する能力を持ち続けること
が望ましい。図1及び図2に示すブレーキ装置10は、
第1のポンプが動作不能になった場合でも制動ができる
ように、加圧流体の二次的源を有する。加圧流体の二次
的源を作動させるために、操縦者は、自動車の制動を始
めるために、ペダル17にインプット力を加える。この
ような状況における制御装置12のための操作のモード
は、図4に示されている。この図では、ばね72によっ
て、シャトル弁64のセレクタピストン66が第2の位
置に移動している。第2の位置では、ピストン66の上
のランド71は、穴68の大直径部から移動して小直径
部に係合し、駆動孔138から溝79を通って出口孔1
21への通路を閉塞し、リリーフ孔138’から溝7
1’を通って孔121経由で管路19までの通路が開か
れる。ピストン66が供給チャンバ75に向かって動く
ことによって、接触子179が、流れ検出器177のス
テム78の戻り止め178から離れるように動いて、E
CU200に操作信号が送られる。この操作信号は、セ
レクタピストン66が、第2の位置にあること、すなわ
ち通路41から出口孔121への第1の作動流体の流れ
がないこと、を示すように設計されている。
【0022】第1のポンプ14が作動不能の場合に、操
縦者が、ブレーキをかけたいと欲したとき、ペダルロッ
ド17にインプット力が加えられ、この力は、ロッド1
6を通じて、駆動チャンバ56内のピストン58を分割
手段23の方向に動かすべく伝えられる。第1の通路2
5は逆止弁123によって阻止されるので、チャンバ5
6内へのピストン58の移動によって、チャンバ56内
の駆動流体が加圧される。この加圧された流体は、通路
27を通じて、シャトル弁64内の駆動孔138’へ連
絡される。ランド71がハウジング20内の穴68の小
直径部と係合し、リリーフ孔138''が閉塞されている
ので、駆動流体は、溝70’、出口孔121、管路19
を通じてブレーキブースタ18内のチャンバ404と連
絡する。この状況においても、操縦者によってペダル1
7にかけられたインプット力は、所望のブレーキ信号と
して、ペダル検出器202からECU200に伝えられ
る。ECU200は、流れ検出器177からの流れなし
信号と、リード線205から送られる車輪速度信号と、
ペダル検出器202からの所望ブレーキ信号とを比較し
て、操縦者の欲する制動がブレーキの適用によって達成
されているかどうかを判断する。所望の制動が達成され
ていない場合は、ECUは、比例ソレノイド弁520と
電動機504の両方に作動信号を出す。電動機504の
作動により、第2のポンプ506に回転入力が与えら
れ、これにより、管路510で加圧流体が得られる。第
2のポンプ506で加圧された加圧流体はチャンバ40
6へ供給され、ピストン420に作用して、マスタシリ
ンダ18内のピストンを駆動する力を与え、これにより
流体を加圧して所望のブレーキを動作させる。ECUか
らリード線534を介して比例ソレノイド520のコイ
ル532に送られる作動信号は、ペダル検出器202か
ら与えられた入力信号の関数としてパルス幅変調されて
いる。パルス幅変調作動信号は、シート528に対する
プランジャ526の位置を調整する力の場を、コイル5
32内に作り出す。プランジャの調整によって、ポンプ
506からの第2の流体の一部が、入口孔522を通
り、出口孔524から出て管路510に戻るように向け
られ、それによって、インプットされた力に応じた所望
の制動がかけられる。操縦者が、ペダルロッド16へ力
をかけるのをやめると、所望の制動力を示すECU20
0へのブレーキ信号は終了する。ペダル検出器202か
らのブレーキ信号が終了すると直ちに、ECU200か
ら電動機504への駆動信号はなくなる。しかし、比例
ソレノイド弁520への駆動信号は、所定時間維持さ
れ、チャンバ406から、入口孔522、出口孔52
4、管路510を通じてリザーバ34に流体が流れる。
自動車が電力を有している限り、この2次的加圧流体源
がブレーキ作動に利用できる。
【0023】図1及び図2に示すブレーキ装置10を有
する自動車では、エンジンが動いていないで、しかも電
力が利用できない場合等で、ポンプ14が動作していな
い場合であっても、ブレーキをかけることが可能であ
る。ペダルロッド16は、インプット力を加えられて、
チャンバ56内のピストン58を分割手段23に向けて
動かす。第1の通路25は逆止弁123によって閉塞さ
れているので、駆動チャンバ56内のピストン58の動
きによって、作動流体は加圧される。この加圧流体は、
通路27を通って、シャトル弁64の駆動孔138’に
連絡する。ばね72がピストン66を第2の位置に移動
させ、ランド71がハウジング20の穴68内の小直径
部と係合することによって、リリーフ孔138''が閉塞
されるので、このバックアップブレーキのための緊急加
圧流体は、溝70’、出口孔121及び管路19を通じ
て、ブレーキブースタ18内のチャンバ404に連絡す
る。このチャンバ404に与えられたバックアップブレ
ーキ用緊急流体は、通常、操縦者が欲するブレーキには
十分でない。その結果、操縦者は、追加の力をペダル1
7にかけ、これがロッド16に伝えられるかもしれな
い。追加でペダル17に加えられたこの力によって、図
5に示すように、ピストン58がさらに駆動チャンバ5
6内に押し込まれ、ピストン58が傾斜弁318の上の
ステムに係合する位置に至る。これによって、ヘッド3
20がシート324から離れるように動き、通路316
が開く。通路316が開くと、第3の作動流体がチャン
バ308からチャンバ56に流入し、その後、チャンバ
404と連通する。このマスタシリンダ18内のブース
タ部440のチャンバ404の中で、第3の作動流体
は、以前からそこにあったバックアップの緊急流体と混
ざり、マスタシリンダ18の加圧部内の流体を加圧する
力を与えて、ブレーキを駆動する。この結果の制動力
は、自動車を緊急停止するのに十分なものでなければな
らない。加圧流体が第1のポンプ14からチャンバ75
に供給されるべく再び連通するまで、加圧流体は、マス
タシリンダ18のチャンバ404内に保持される。これ
は、ばね72が、ハウジング20の穴68の底部に形成
された停止部79に向かってシャトル弁64のピストン
66の端部81を保持し、通路38’を通じたリザーバ
34との連通が阻止されるからである。
【0024】この緊急すなわちバックアップのブレーキ
が動作しているときに、自動車を動かす必要がある場合
は、指示プローブ77が引かれてばね72が縮む。その
結果、管路19、流路41、溝48''、溝46''、リリ
ーフ通路38’、リリーフ孔38及び管路36を介し
て、リザーバ34に接続される通路が開き、それによっ
て、ブレーキを利かせるためにマスタシリンダ18に供
給されている緊急加圧流体が減衰する。自動車を動かす
ことはできるが、この緊急モードでブレーキが必要な場
合は、後にその都度(after each application)、加圧流
体を手動で、シャトル弁64を通して減衰(dump)させる
必要がある。目的地に着いたら、上述のように、ペダル
ロッド16に力を加えて加圧流体を調製し、自動車を停
止させておくための緊急制動力を作る。しかしこの場合
に、貯溜システム302内の第3の作動流体は、駆動さ
れその後手動でリザーバ34に開放されるごとに、直線
的に減っていく。
【0025】ポンプ14によって供給流体が再び加圧さ
れると、加圧流体は管路126に連絡され、逆止リリー
フ弁330を自由に通過してチャンバ308に流れるこ
とによって貯溜システム302に供給され、貯溜流体が
必要な圧力レベルにまで供給される。これと同時に、加
圧流体は、チャンバ75に流れて供給し、ばね72に打
ち勝った後に、シャトル弁64内の選択ピストン66を
第1の位置に動かす。第1の位置では、ランド71が、
穴68の大直径部に移動し、溝70が、リザーバ34に
接続されたリリーフ通路38’及びリリーフ孔38に開
放し、これと同時に出口通路41を溝70’に開放し
て、供給流体の流れで加圧された第1の作動流体が溝4
8''に流れる通路を与える。シャトル弁64がこの第1
の位置にあるとき、第1のポンプ14から導かれた第1
の作動流体が、マスタシリンダ18に連絡して、ブレー
キがかかるように、流れ検出器177は、電子制御ユニ
ット200に信号を送る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理によって遠隔マスタシリンダに作
動流体が供給されるブレーキ装置のための制御装置とシ
ャトル弁を示す概略構成図。
【図2】遠隔マスタシリンダと、電子制御ユニットと、
図1のブレーキ装置用の作動流体のための二次的源を加
圧するための第2のポンプとを示す概略構成図。
【図3】図1の制御装置の断面図であって、第1の作動
流体がシャトル弁を通って図2の遠隔マスタシリンダに
供給されるように、第1の作動流体が向けられている状
態を示す。
【図4】図1の制御装置の断面図であって、図2に示す
第2のポンプによって作られた作動流体の二次的源が、
遠隔マスタシリンダを動作させるべく供給される状態を
示す。
【図5】図1の制御装置の断面図であって、貯溜システ
ムに保持された作動流体の第3の源が、図2に示す遠隔
マスタシリンダを動作させるべく供給される状態を示
す。
【図6】図2に示す遠隔マスタシリンダのための作動流
体の二次的源を作るための他のポンプ手段を示す概略構
成図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 グレゴリー ポール グージー アメリカ合衆国 インディアナ州 46637 サウス ベンド サイプレス ドライヴ 18328 (72)発明者 ブライアン エフ ハインツ アメリカ合衆国 インディアナ州 46526 ゴーシェン ホーソーン ドライヴ 608 (72)発明者 ティモシー ジェイ アルバート アメリカ合衆国 ミシガン州 49120 ナ イルズ オーチャード レーン 1501

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキ装置であって、 該ブレーキ装置は、 入力部に加えられた所望のブレーキ力と、供給流体によ
    って第1の位置に置かれたシャトル弁とに応じて、第1
    のポンプ手段から受け入れて前記供給流体から導かれた
    第1の作動流体の第1の圧力を作る制御装置を有し、 前記第1の作動流体は、前記所望のブレーキ力に応じて
    ブレーキを利かせるための遠隔のマスタシリンダと連絡
    し、 前記供給流体の予め規定された圧力に応じて、ブレーキ
    を利かせるべく、バックアップ作動流体が前記遠隔マス
    タシリンダに連通するように、弾性手段によって前記シ
    ャトル弁が第2の位置に置かれ、 該ブレーキ装置は、前記シャトル弁を通じて前記遠隔マ
    スタシリンダに流れる前記第1の作動流体の流れを示す
    操作信号を出す検出手段を有し、 該ブレーキ装置は、前記所望のブレーキ力を示す入力信
    号と、予め規定された前記検出手段からの操作信号とに
    応じて、第2の作動流体の第2の流体圧力を作るための
    第2のポンプ手段を駆動する計算機手段を有し、 前記第2の作動流体は、前記遠隔のマスタシリンダと連
    絡していて、前記バックアップ作動流体によって、前記
    第1の作動流体に代わって前記マスタシリンダを駆動し
    て前記所望のブレーキを利かせるものであり、 該ブレーキ装置は、第3の流体圧力を有する第3の作動
    流体を保持する貯溜システムを有し、 前記ブレーキ力は、弁を駆動し、その後、前記シャトル
    弁が前記第2の位置にある状態で、前記第3の作動流体
    が、前記貯溜システムから前記遠隔のマスタシリンダに
    通じるように、前記入力部を動かすものであり、 前記第3の作動流体は、前記バックアップ作動流体と結
    合され、前記第2の作動流体に代わって前記マスタシリ
    ンダを操作し、前記所望のブレーキを利かせるものであ
    ること、 を特徴とするブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 前記貯溜システムは、前記第3の作動流
    体を作るために、前記第1のポンプ手段から前記供給流
    体を受け入れるように接続されたアキュムレータを有す
    ることを特徴とする請求項1記載のブレーキ装置。
  3. 【請求項3】 前記マスタシリンダは、第1及び第2の
    操作ピストンが入っている穴を持つハウジングを有し、
    前記第1の操作ピストンは、前記シャトル弁に接続さ
    れ、前記第1、第2及び第3の作動流体のうちで比較的
    大きなものが前記第1及び第2のピストンに作用して、
    前記マスタシリンダ内の加圧ピストンを駆動し、ブレー
    キを利かせるように、前記第2の操作ピストンが、前記
    第2のポンプ手段に接続されていることを特徴とする請
    求項2記載のブレーキ装置。
  4. 【請求項4】 前記シャトル弁は円柱形部材を有し、こ
    の円柱部材は、前記供給圧力の予め定めた圧力が前記弾
    性手段に打ち勝つまで、前記バックアップ作動流体及び
    前記第3の作動流体が、前記遠隔のマスタシリンダで持
    続的制動力を与えるように、前記弾性手段によって前記
    第2の位置に保持されることを特徴とする請求項3記載
    のブレーキ装置。
JP2000051597A 1999-02-26 2000-02-28 複数作動源を有するブレーキ装置 Expired - Fee Related JP4456716B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/259814 1999-02-26
US09/259,814 US6142584A (en) 1999-02-26 1999-02-26 Brake system having a plurality of operational sources

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000309263A true JP2000309263A (ja) 2000-11-07
JP4456716B2 JP4456716B2 (ja) 2010-04-28

Family

ID=22986509

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000051597A Expired - Fee Related JP4456716B2 (ja) 1999-02-26 2000-02-28 複数作動源を有するブレーキ装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6142584A (ja)
JP (1) JP4456716B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6280002B1 (en) * 2000-01-28 2001-08-28 Robert Bosch Corporation Hydraulic braking system
US6564553B2 (en) * 2000-11-09 2003-05-20 Bosch Braking Systems Co., Ltd. Braking pressure intensifying master cylinder
JP4810761B2 (ja) * 2001-03-26 2011-11-09 株式会社アドヴィックス 車両用ブレーキ液圧発生装置
CN110316172A (zh) * 2019-08-05 2019-10-11 浙江万安科技股份有限公司 一种气制动阀及改变气制动阀输出特性的方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0825440B2 (ja) * 1988-07-30 1996-03-13 アイシン精機株式会社 液圧ブレーキ装置
JPH0775963B2 (ja) * 1989-03-25 1995-08-16 住友電気工業株式会社 電子制御ブレーキ装置
JPH03125668U (ja) * 1990-03-31 1991-12-18
US5960629A (en) * 1998-01-29 1999-10-05 Robert Bosch Technology Corp Control apparatus for a brake booster
US6038857A (en) * 1998-06-15 2000-03-21 Robert Bosch Technology Corporation Control apparatus for a brake booster

Also Published As

Publication number Publication date
JP4456716B2 (ja) 2010-04-28
US6142584A (en) 2000-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4275315B2 (ja) 自動車用電気−液圧ブレーキ装置のためのマスターシリンダ
US4674805A (en) Brake booster
EP1755933B1 (en) Slip control boost braking system
US7267411B2 (en) Brake system for a motorcycle, and method of using same
US9221443B2 (en) Slip control boost braking system
US6203117B1 (en) Compensator assembly in a hydraulic control unit for vehicular brake systems
JPH0572312B2 (ja)
JPS6112461A (ja) ブレーキ装置
JPS61205545A (ja) 液圧ブレーキ装置
US3712176A (en) Shuttle valve for hydraulic brake booster with emergency fluid supply
JP4456716B2 (ja) 複数作動源を有するブレーキ装置
US4032200A (en) Anti-skid hydraulic braking systems for vehicles
JP2918225B2 (ja) 2段ブレーキ弁
US5960629A (en) Control apparatus for a brake booster
JPH035337B2 (ja)
US6688706B2 (en) Hydraulic pressure control apparatus for a brake system of a vehicle
JPH0535900Y2 (ja)
JPS58180364A (ja) 車両用非常ブレ−キ装置
US6280002B1 (en) Hydraulic braking system
US6038857A (en) Control apparatus for a brake booster
US4217004A (en) Controlling means for a dual vehicle hydraulic braking system
US6606859B1 (en) Master cylinder
US6050089A (en) Remotely located brake booster
JPH06312658A (ja) 液圧ブレーキ装置
JPH076048Y2 (ja) 車両用のアンチロツク装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060911

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090820

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100107

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100208

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130212

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140212

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees