JP4454178B2 - 開閉器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、インターロック機構を備えた遮断器や断路器等の開閉器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来のインターロック機構を備えた遮断器を示す構成図である。図4において、遮断器の投入時には投入指令により投入ラッチ1がラッチ軸を中心にして時計方向に回転する。これにより接点3が閉じられて投入状態となる。
ここで、インターロックレバー4が仮想線で示すようにA位置に持ち上げられていれば、投入ラッチ1はインターロックレバー4に係止されて時計方向への回転が阻止される。従って、接点3が閉じられないので、遮断器の投入が防止される。
次に断路状態にする場合について説明する。図5は動作状態を示す説明図である。図4及び図5において、図5(a)に示すように接点3が開状態で、ジャンクション5a,5bと盤側端子6a,6bとが接続状態にある接続位置にある。このとき、本体9側のインターロックレバー4は復帰ばね7に押圧されて、固定側のインターロック板8のガイド穴8aと係合されている。
また、接点3が投入されている状態ではインターロックレバー4とインターロック板8のガイド穴8aとの係合が解除できないように別途構成され、接点3の開閉状態が確認できるようにされている。これにより、本体9を引き出している途中での投入を阻止している。
【0003】
ここで、図5(b)に示すように接点3が開状態で、インターロックレバー4を持ち上げてインターロック板8のガイド穴8aとの係合を解除して、本体9を図4の図示左方へ引き出す。このとき、インターロックレバー4は復帰ばね7によりインターロック板8に押圧されて、ガイド穴8aとの係合が解除された状態を保持している。従って、インターロックレバー4は図4のA位置にあるので、インターロックレバー4と投入ラッチ1とが係合状態のため、接点3の投入が防止される。続いて、本体9を引き出すと、図5(c)に示すように復帰ばね7に押圧されたインターロックレバー4がインターロック板8のガイド穴8bに嵌合される。これにより、ジャンクション5a,5bと盤側端子6a,6bとの間の絶縁距離が充分とれて断路状態となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の開閉器は以上のように構成されているので、本体9を引き出す移動途中ではインターロックレバー4と投入ラッチ1との係合状態を、固定側のインターロック板8により保持する必要があるため、構成が複雑であるという問題点があった。
この発明は、構成を簡易化することができる開閉器を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明に係わる開閉器は、投入ラッチを回転させることにより接点が投入され、投入ラッチがインターロックレバーと係合したとき、投入ラッチの回転が阻止されるようにした開閉器において、インターロックレバーに投入ラッチが係合して、投入ラッチの回転を阻止した係合状態に対応した第1の係止部と、投入ラッチとインターロックレバーとの係合が解除されて、投入ラッチの回転が可能な解除状態に対応した第2の係止部とをインターロックレバーに形成し、弾性を有する係止体の保持部が第1の係止部と係止して係合状態を保持し、保持部が第2の係止部と係止して解除状態を保持するようにしたものである。
また、第1の係止部と第2の係止部とをそれぞれ所定の大きさの穴として、係止体の保持部を突状に形成し、保持部が各穴に嵌合可能にしたものである。
さらに、インターロックレバーに係合された操作レバーと、この操作レバーを回動自在に支持したレバー軸と、操作レバーを投入ラッチとインターロックレバーとの係合状態の方向に回転させる第1のソレノイドコイルと、操作レバーを投入ラッチとインターロックレバーとの係合が解除される解除状態の方向に回転させる第2のソレノイドコイルとを設けたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は実施の形態1を示す構成図である。図1において、10は遮断器や断路器等の開閉器の接点、11はラッチ軸12で回転自在に支持された投入ラッチで、図示の時計方向に回転することにより接点10が投入される。13は上下方向に移動可能なインターロックレバーで、貫通穴からなる第1の係止部13aと、第1の係止部13aの上部に貫通穴からなる第2の係止部13bと、両係止部13a,13bの間に中間部13cとが形成されている。さらに、インターロックレバー13には上下方向に移動させるための把持部13dが形成されている。14はインターロックレバー13に固着された当接体で、インターロックレバー13の上下方向の移動距離を設定する。15,16はガイドで、インターロックレバー13の上下方向の動きを案内する。17は第1の係止部13a及び第2の係止部13bと係合可能な保持部17aが形成された弾性を有する板ばねからなる係止体で、保持部17aが第1の係止部13aと係止状態にあるとき、Aの位置にあって投入ラッチ11とインターロックレバー13とが係合されて、投入ラッチ11の回転を阻止した係合状態を保持する。そして、保持部17aが第2の係止部13bと係止状態にあるとき、投入ラッチ11とインターロックレバー13との係合が解除されて、投入ラッチ11の回転が可能な解除状態を保持するように構成されている。18,19は当接体14と当接可能なストッパで、投入ラッチ11とインターロックレバー13との係止状態又は解除状態の位置を設定する。
【0007】
次に接点の投入動作について説明する。図1において、係止体17の保持部17aがインターロックレバー13の第2の係止部13bと係止されて、投入ラッチ11とインターロックレバー13との係合が解除された状態で、投入指令により投入ラッチ11がラッチ軸12と中心にして時計方向に回転する。投入ラッチ11の回転により接点10が閉じられて投入状態となる。なお、接点10の投入状態ではインターロックレバー13の上方向への移動が阻止されるように別途構成されている。
ここで、接点10が遮断指令により開くと、断路状態に必要な耐圧性能を有する状態となり、インターロックレバー13の上方向の移動が可能になる。
この状態において、保持部17aが第2の係止部13bと係止されている。このとき、中間部13cは係止体17の弾性力により図2(a)に示すように矢印20の方向に押されているので、矢印20aに示す押圧力成分により下方向に押圧されて、図1に示すように当接体14がストッパ19に当接している。この状態において、把持部13dを持ってインターロックレバー13を上方向に移動させると、図2(a)に示すように中間部13cは係止体17弾性力によって矢印20の方向に押圧力を受けながら、図3(b)に示すように保持部17aの頂点に到達し、係止体17を矢印22の方向に押圧する。
【0008】
そして、保持部17aの頂点を越えた中間部13cは、図3(c)に示すように係止体17を矢印23の方向に押すと共に、係止体17から矢印24の方向の押圧力を受ける。従って、中間部13cが保持部17aの頂点を越えると、係止体17の弾性力による上方向の押圧力成分(矢印24a)により押圧されて、保持部17aが第2の係止部13bと係止されると共に当接体14がストッパ18に当接している。これにより投入ラッチ11とインターロックレバー13との係合状態が保持されるので、投入ラッチ11が時計方向の回転が阻止されるため、接点10の投入ができない。なお、中間部13cが保持部17aの頂点を越えるまでにインターロックレバー13を上げる操作を中止すると、係止体17の矢印20aの押圧力成分により、保持部17aが第2の係止部13bに係止された状態に戻る。
投入ラッチ11とインターロックレバー13との係合状態から、係合を解除した解除状態にするときの動作は、インターロックレバー14を下方向に移動させることにより、投入ラッチ11とインターロックレバー13との係合を行うときの逆の動作により同様にできる。
以上のように、弾性を有する係止体17の保持部17aがインターロックレバー13の第1の係止部13aと係止して係合状態を保持し、保持部17aがインターロックレバー13の第2の係止部13bと係止して解除状態を保持するようにしたことにより、構成を簡易化することができる。
【0009】
実施の形態2.
図3は実施の形態2を示す構成図である。図3において、10〜19は実施の形態1のものと同様のものである。20は一端がインターロックレバー13の係合穴13eに係合された操作レバーで、インターロックレバー13を上下方向に移動可能なようにレバー軸21により回動自在に支持されている。22は操作レバー20の他端を駆動する第1のソレノイドコイルで、操作レバー20を投入ラッチ11とインターロックレバー13とが係合状態になる方向に駆動する。23は操作レバー20の他端を駆動する第2のソレノイドコイルで、操作レバー20を投入ラッチ11とインターロックレバー13との係合が解除される解除状態になる方向に駆動する。
【0010】
次に動作について説明する。図3において、保持部17aがインターロックレバー13の第2の係止部13bと係止されている状態で、インターロックレバー13を上げるために第1のソレノイドコイル22が励磁されると、第1のソレノイドコイル22に駆動された操作レバー20を介してインターロックレバー13が上方向に押し上げられる。以後の動作は実施の形態1と同様に図2に従って動作して保持部17aが第1の係止部13aと係止する。また、保持部17aが第1の係止部13aと係止されている状態で、第2のソレノイドコイル23が励磁されると、インターロックレバー13が下方向に押し上げられる。以下の動作は実施の形態1と同様である。
以上のように、第1のソレノイドコイル22又は第2のソレノイドコイル23でインターロックレバー13に係合された操作レバー20を駆動して、投入ラッチ11とインターロックレバー13との係合状態、又は投入ラッチ11とインターロックレバー13との係合解除状態とにすることにより、電動操作を容易に行うことができる。
実施の形態1及び実施の形態2において、係止体17は弾性を有する板ばねで形成したものについて説明したが、つる巻ばねで形成しても同様の効果を期待することができる。
【0011】
【発明の効果】
この発明によれば、弾性を有する係止体の保持部がインターロックレバーの第1の係止部と係止して係合状態を保持し、保持部がインターロックレバーの第2の係止部と係止して解除状態を保持するようにしたことにより、構成を簡易化することができる。
また、第1の係止部と第2の係止部とをそれぞれ所定の大きさの穴として、係止体の保持部を突状に形成し、保持部が各穴に嵌合可能にしたことにより、構造を簡単にすることができる。
さらに、第1のソレノイドコイル又は第2のソレノイドコイルでインターロックレバーに係合された操作レバーを駆動して、投入ラッチとインターロックレバーとの係合状態、又は投入ラッチとインターロックレバーとの係合解除状態とにすることにより、電動操作を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す構成図である。
【図2】 図1の動作を示す説明図である。
【図3】 この発明の実施の形態2を示す構成図である。
【図4】 従来のインターロック機構を備えた遮断器を示す構成図である。
【図5】 図4の動作状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10 接点、11 投入ラッチ、13 インターロックレバー、
13a 第1の係止部、13b 第2の係止部、17 係止体、
17a 保持部、20 操作レバー、22 第1のソレノイドコイル、
23 第2のソレノイドコイル。
Claims (3)
- 投入ラッチを回転させることにより接点が投入され、上記投入ラッチがインターロックレバーと係合したとき、上記投入ラッチの回転が阻止されるようにした開閉器において、上記インターロックレバーに上記投入ラッチが係合して、上記投入ラッチの回転を阻止した係合状態に対応した第1の係止部と、上記投入ラッチと上記インターロックレバーとの係合が解除されて、上記投入ラッチが回転可能な解除状態に対応した第2の係止部とを上記インターロックレバーに形成し、弾性を有する係止体の保持部が上記第1の係止部と係止して上記係合状態を保持し、上記保持部が上記第2の係止部と係止して上記解除状態を保持するようにしたことを特徴とする開閉器。
- 第1の係止部と第2の係止部とをそれぞれ所定の大きさの穴として、係止体の保持部を突状に形成し、上記保持部が上記各穴に嵌合可能にしたことを特徴とする請求項1に記載の開閉器。
- インターロックレバーに係合された操作レバーと、この操作レバーを回動自在に支持したレバー軸と、上記操作レバーを投入ラッチと上記インターロックレバーとの係合状態の方向に回転させる第1のソレノイドコイルと、上記操作レバーを投入ラッチと上記インターロックレバーとの係合が解除される解除状態の方向に回転させる第2のソレノイドコイルとを設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の開閉器。
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