JP4453824B2 - 入浴剤 - Google Patents

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本発明は、メチルスルホニルメタン(MSM)を含有する入浴剤に関する。より詳しくは、メチルスルホニルメタンを含有させることにより、優れた温浴効果および肌の保湿効果等が得られる。
近年求められている入浴剤は、皮膚を清浄に保ち、湯に香りや色調を与えるだけでなく、温浴効果すなわち温まり感を持続させ、これに伴う新陳代謝を向上させる効果や、乾燥性皮膚炎などに伴う皮膚の諸症状に対するスキンケア効果が求められている。特にイオウ成分(硫化水素等)を配合した入浴剤は、温泉などで言われているスキンケア効果を得ることができる(特許文献1)。
特開平2−115117号公報
しかし、硫化水素等のイオウ成分は、独特な臭いを有するため、入浴剤に添加しにくいといった問題点があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、血行改善効果(温浴効果)とスキンケア効果とが得られ、かつ、硫化水素などのイオウ成分が有する独特な臭いの少ない入浴剤を提供することにある。
本発明者は、入浴剤として使用しても独特な臭いが少なく、スキンケア効果等の優れた効果を有する成分について鋭意検討した。その結果、メチルスルホニルメタン(MSM)を含有した入浴剤は、臭いが少なく、スキンケア効果が得られることを見出した。さらに、この入浴剤は、血行改善効果が優れていることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、メチルスルホニルメタンを含有する入浴剤に関する。
本発明によれば、メチルスルホニルメタンを含有する入浴剤は、通常、入浴剤として利用されるイオウ成分とは異なり、臭いが少ない。そして、血行改善効果(温浴効果)およびスキンケア効果にも優れている。つまり、本発明の入浴剤により、血行改善効果といった温浴効果とスキンケア効果とを有し、かつ、硫化水素などのイオウ成分が有する独特な臭いの少ない入浴剤を提供することができる。
以下、本発明の入浴剤における実施の形態について説明する。なお、以下に示す実施の形態は、本発明を限定するものでない。つまり、本発明は、特許請求の範囲における記載の範囲内で、種々改変することができる。
<メチルスルホニルメタン>
まず、本発明に用いられるメチルスルホニルメタン(MSM)について説明する。MSMは、自然界に存在する硫黄化合物であり、新鮮な牛乳、緑黄色野菜、茶葉、さらにはヒトの尿中など主に動植物の生体内にごく微量含まれていることが見出されている。このMSMは、ヒトだけでなくほとんどの動物および植物に吸収され、結合組織に存在する細胞外マトリックスなどに重要な役割を果たしているとも言われている。特に、MSMは、真皮を構成するコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸などの硫黄化合物の原料となり得る。
本発明に用いられるMSMは、牛乳などの動物由来であってもよく、松、緑黄色野菜、茶葉などの植物由来であってもよい。好ましくは、松由来のMSMである。松由来のMSMは、例えば、松からリグニンを単離し、このリグニンとイオウとを混合し、酸化することによって得られる。得られたMSMは、その後、蒸留などの精製によって純度を高めることが好ましい。
なお、入浴剤の溶解後において、湯中におけるMSMの濃度の下限値は、0.0001質量/容量%以上、好ましくは0.0005質量/容量%以上、より好ましくは0.001質量/容量%以上、さらに好ましくは0.01質量/容量%以上とするのが良い。また、入浴剤の溶解後において、湯中におけるMSMの濃度の上限値は、2質量/容量%以下、好ましくは1質量/容量%以下とするのが良い。そして、本発明の入浴剤でのMSMの含有量は、入浴剤の剤形よって適宜調整が可能であるが、ここに記載した湯中におけるMSMの濃度を容易に実現できるように、含有量を決定することが好ましい。
<入浴剤>
次に本発明の入浴剤について説明する。本発明の入浴剤においては、MSMのみを入浴剤として用いてもよい。しかし、下記に示すような物質を、本発明の入浴剤に配合してもよい。
(油性成分)
例えば、本発明の入浴剤に、油性成分(油脂類、ロウ類、炭化水素類、高級アルコール類、エステル類、精油類、シリコン油類など)を配合することができる。
ここでいう油脂類としては、例えば、大豆油、ヌカ油、ホホバ油、アボガド油、アーモンド油、オリーブ油、カカオ油、ゴマ油、パーシック油、ヒマシ油、ヤシ油、ミンク油等の天然油脂、これらの天然油脂から得られる硬化油、更にミリスチン酸グリセリド、2−エチルヘキサン酸トリグリセリド等の合成トリグリセリドが挙げられる。
ロウ類としては、例えばカルナバロウ、鯨ロウ、ミツロウ、ラノリン等が挙げられる。炭化水素類としては、例えば流動パラフィン、ワセリン、パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、セレシン、スクワラン、ブリスタン等が挙げられる。
高級アルコール類としては、例えばラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ラノリンアルコール、コレステロール、2−ヘキシルデカノール等が挙げられる。
エステル類としては、例えばオクタン酸セチル、オクタン酸トリグリセライド、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、アジピン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、オレイン酸デシル、イソステアリン酸コレステロール等が挙げられる。
精油類としては、例えばハッカ油、ジャスミン油、ショウ脳油、ヒノキ油、トウヒ油、リュウ油、テレピン油、ケイ皮油、ベルガモット油、ミカン油、オレンジ油、ユズ油、ショウブ油、パイン油、ラベンダー油、ベイ油、クローブ油、ヒバ油、バラ油、ユーカリ油、レモン油、タイム油、ペパーミント油、ローズ油、セージ油、メントール、シネオール、オイゲノール、シトラール、シトロネロール、シトロネラール、ボルネオール、リナロール、ゲラニオール、フェニルエチルアルコール、ベンジルアセテート、カンファー、チモール、スピラントール、ピネン、リモネン、テルペン系化合物等が挙げられる。
シリコン油類としては、例えばジメチルポリシロキサン等が挙げられる。
なお、上記油性成分は、1種又は2種以上を組み合わせてもよい。これらの油成分の配合量は、入浴剤の剤型(形態)に応じて適宜調整されるが、通常、全組成中に0.1〜95%、特に0.5〜80%配合するのが好ましい。
また、本発明の入浴剤には、必要に応じて油性成分の分散・乳化剤を加えてもよい。分散・乳化剤は、入浴剤を湯に溶解した時、入浴剤中の油性成分が水面に浮かないようにする働きをし、かつ湯を白濁させ、牛乳風呂のごとく高級なイメージを醸し出すこともできる。このような分散・乳化剤としては、水溶性高分子化合物、界面活性剤などが挙げられる。このうち、水溶性高分子としては、例えばアルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル、アラビアガム、キサンタンガム、ペクチン、トラガント、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、カルボキシビニルポリマー、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、乳タンパク質、ダイズタンパク質、ゼラチン、卵タンパク質、カゼインナトリウム、ホエータンパク質等が挙げられ、特にアラビアガム、キサンタンガム等のガム及びカゼインナトリウム、ホエータンパク質等の水溶性タンパク質が挙げられる。さらに、界面活性剤としては、アニオン性、カチオン性、非イオン性、天然、合成のいずれの界面活性剤をも使用することができるが、皮膚に対する刺激性を考慮すると、非イオン性のものを使用することが好ましく、非イオン性界面活性剤としては、グリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリグリセリン脂肪酸エステル等が挙げられる。これらの分散・乳化剤についても油成分と同様に1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、その配合量は前記油性成分に対して1〜100%、特に10〜100%であるのが好ましい。
(配合物2:無機化合物及び無機塩類)
無機化合物及び無機塩類を、本発明の入浴剤に配合してもよい。無機化合物及び無機塩類としては、例えば、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化アンモニウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫化カリウム、硫化ナトリウム、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、硝酸カリウム、硝酸ナトリウム、硝酸カルシウム、亜硫化鉄、メタケイ酸、無水ケイ酸、中性白土、チオ硫酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、リン酸水素カルシウム、臭化カリウム、消石灰、次亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸カルシウム、水酸化ナトリウム、雲母末、ホウ酸、ホウ砂、ケイ酸カルシウム、天然ケイ酸アルミニウム、合成ケイ酸アルミニウム、ゼオライト、酸化チタン、タルク、カオリン、マイカ、ベントナイトなどが挙げられる。これらの無機化合物又は無機塩類を配合する場合には、全組成中に5〜95%、特に10〜80%配合するのが好ましい。
(配合物3:有機酸及びその塩類)
また、有機酸及びその塩類を、本発明の入浴剤に配合してもよい。有機酸及びその塩類としては、アジピン酸、安息香酸、リンゴ酸、酒石酸、マロン酸、クエン酸、乳酸、コハク酸、フマール酸、アスコルビン酸、グリチルリチン酸およびそれら酸の塩が挙げられ、本発明の入浴剤において、この場合には、炭酸塩を全組成中に5〜80%、特に10〜50%配合するのが好ましく、有機酸は炭酸塩の10〜300%、特に30〜150%配合することで湯中で二酸化炭素が発生する発泡性入浴剤とすることができる。また、湯中で発生する二酸化炭素を湯中に溶解せしめ、当該溶存二酸化炭素による血行促進効果を得るために、入浴剤に湯を弱酸性(好ましくはpH5〜7、特に好ましくはpH6〜6.7)にするための酸成分を配合するのが好ましい。
(配合物4:植物由来の物質)
また、植物由来の物質を、本発明の入浴剤に配合してもよい。植物由来の物質としては、例えば、生薬、漢方薬、ハーブ類などが挙げられる。植物由来の物質の具体例としては、ソウジュツ、ビャクジュツ、カノコソウ、ケイガイ、コウボク、センキュウ、トウヒ、トウキ、ジャスミン、ショウキョウ、ニンジン、ケイヒ、シャクヤク、ハッカ、オウゴン、サンシシ、ブクリョウ、ドクカツ、ショウブ、ガイヨウ、マツブサ、ビャクシ、ジュウヤク、樟脳、サフラン、オウバク、ウイキョウ、チンピ、カン皮、モモの葉、ローズマリー、メリッサ、マロニエ、アルニカ、セージ、松樹皮、ブドウ種子、イチョウ葉、モモ葉、ヨモギ、ユーカリ、オーツ麦、地黄、米胚芽、甘草、カミツレ(カモミール)、およびそれら植物から得られる抽出物などが挙げられる。
(配合物5:その他の物質)
また、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンB1、B2、B6、B12、ビオチン、パントテン酸、葉酸、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンD等)、フラボノイド(ヘスペリジン、ケルセチン、ルチン等)、フラバノイド(カテキン、アントシアニン等)、カロテノイド(アスタキサンチン、ゼアキサンチン等)、サポニン(ジンセノシド、大豆サポニン等)、キノン類(CoQ10等)、クルクミン、プロアントシアニジン、セラミド、擬似セラミド、およびセラミド誘導体、ヒノキチオール、米胚芽油、米糠油、米発酵エキス、IS−CE(cholesteryl isostearate)、DG(1−isostearoyl−3−myristoyl−glycerol)、ニンニクB1エキス、表皮脂質類似成分、海塩などを、本発明の入浴剤に配合してもよい。
また、多価アルコール類、高分子化合物、高分子化合物のコポリマーを、本発明の入浴剤に配合してもよい。ここでいう多価アルコール類としては、例えば、グリセリン、ブチレングリコール、プロピレングリコール、ソルビトール、デキストロース、マンニトースなどが挙げられる。ここでいう高分子化合物としては、例えば、アクリル樹脂、スチレン樹脂、エポキシ樹脂、シリコン樹脂、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、PET、ポリテトラフルオロエタンなどが挙げられる。また、ここに挙げた高分子化合物のコポリマーを、本発明の入浴剤に配合してもよい。
また、本発明の入浴剤に、色素類を配合してもよい。色素類としては、例えば、タール色素、天然色素などが挙げられる。タール色素としては、例えば、青色1号、青色2号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、緑色4号、緑色204号、黄色202号などが挙げられる。天然色素としては、例えば、クロロフィル、リボフラビン、クロシン、アントラキノン、コチニール、カンタキサンチン、紅花色素などが挙げられる。
さらに、湯の花、カゼイン、サリチル酸ナトリウム、入り糠、雲母末、デキストリン、中性白土、脱脂粉乳、尿素、アミノ酸類等を、本発明の入浴剤に配合してもよい。
さらに、上記の物以外に、必要に応じて、殺菌防腐剤(例えば安息香酸エステル、ソルビン酸等)、金属封鎖剤(例えばエチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ニトリロトリ酢酸(NTA)等)、蛋白分解酵素などの配合剤を、本発明の入浴剤に配合してもよい。
以下本発明についてより具体的に説明をするが、本発明は、以下の記載に限定されないことはいうまでもない。
(入浴剤の調製)
MSM(商品名:OptiMSM、株式会社東洋新薬)、硫酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、香料、デキストリンを表1に記載の質量比で混合し、入浴剤1および入浴剤2を調製した。
Figure 0004453824
(実施例1)
入浴剤の効果を被験者6名に協力してもらい、以下のように実施した。
まず、前述の方法で調製した入浴剤1(1g)を、45℃の湯75Lに溶解させて、試験湯を調製した。次に、被験者の左手人差し指の血流をレーザー血流画像化装置(PIMII;PERIMED製)で血流量を測定後、試験湯の温度が45℃であることを確認し、試験湯の中に左手を10分間浸漬(浴湯)してもらった。次に、10分間の浸漬直後に、再度人差し指の血流量を測定した。次に、10℃の冷水に左手を1分間浸漬させることにより、冷水負荷を行った。そして、冷水負荷直後と冷水負荷1分後とにおける人差し指の血流量を測定した。血流量の平均値を、表2に示す。
(実施例2)
実施例1における入浴剤1の量を10gに変更したこと以外は、実施例1と同様に行い、血流量を測定した。結果を表2に併せて示す。
(比較例1)
実施例1における入浴剤1を入浴剤2に変更したこと以外は、実施例1と同様に行い、血流量を測定した。結果を表2に併せて示す。
Figure 0004453824
表2の結果から、MSMの代わりに硫酸ナトリウムを含有する湯(比較例1)に対し、本発明のMSMを含有する入浴剤(実施例1または2)は、浴湯によって優れた血行改善効果が得られることが分かる。更に、水冷負荷後の血流量についても、比較例1と比べて、よりも多く、実施例1および2は、また、水冷負荷後の回復力が高いことから、血行改善効果が持続することもわかる。
(実施例3:スキンケア効果の評価)
女性の被験者12名をランダムに2群に分けた。次いで、そのうちの1群には入浴剤1を残りの群には2を渡し、1日1回の頻度で、150Lの湯に入浴剤1を2g溶解し、10分間入浴してもらうようにしたこと以外は、何も制限をせずにして、1ヶ月間実施した。1ヵ月後に、それぞれの被験者に肌の状態についての下記基準にて答えてもらい、その合計値を算出した。結果を表3に示す。
(アンケート内容)
2点:使用前より、肌荒れまたはかさつきが改善した。
1点:使用前より、肌荒れまたはかさつきが改善した気がする。
0点:使用前後で、特に変化がない。
−1点:使用前より、肌荒れまたはかさつきが悪化した気がする。
−2点:使用前より、肌荒れまたはかさつきが悪化した。
Figure 0004453824
表3の結果から、本発明のMSMを含有する入浴剤1は、肌荒れなどの改善効果が見られるという回答が多かったことから、MSMを含有しない入浴剤2に比べ、スキンケア効果が強く現れていることがわかった。さらに、入浴剤1を使用した6名の被験者のうち3名が「手や足の冷えが良くなった」という回答があった。また、入浴剤1を使用した被験者全員より、「イオウ臭が全く感じられなかった」という回答も得ることができた。
(製造例1)
以下の処方にてMSMを含有する入浴剤(粉末)を製造した(単位は質量部)。
・MSM粉末 62
・炭酸水素ナトリウム 30
・トウキ末 3.0
・ローズマリー抽出物 2.9
・無水ケイ酸 1.0
・黄色202号 0.1
・香料 1.0
(製造例2)
以下の処方にてMSMを含有する入浴剤(粉末)を製造した(単位は質量部)。
・MSM粉末 87.8
・炭酸水素ナトリウム 10
・加水分解コラーゲン 0.05
・プロリン 0.05
・アルギニン 0.05
・セリン 0.05
・無水ケイ酸 0.9
・青色1号 0.1
・香料 1.0
(製造例3)
以下の処方にてMSMを含有する入浴剤(発泡錠剤)を製造した(単位は質量部)。
・芒硝 25
・重曹 30
・MSM粉末 8
・炭酸ナトリウム 5
・リンゴ酸 25
・ポリエチレングリコール 5
・無水ケイ酸 1
・香料 0.5
・青色1号 0.5
本発明のMSMを含有する入浴剤は、イオウ独特の臭いがなく、スキンケア効果を有し、さらに、血流の上昇作用、特に手や足の末端における血行改善効果をも有するため、入浴剤として優れた効果を有するため、有用である。

Claims (1)

  1. メチルスルホニルメタンおよび炭酸水素ナトリウムを含有する血行改善用入浴剤。
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