JP4452232B2 - プリント配線基板及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、プリント配線基板及びその製造方法に係り、特には露光用マスクを設けた状態での露光及び現像を行う工程を経て導体のパターン形成を行うことを特徴とするプリント配線基板及びその製造方法に関する。
近年、電子機器の小型化、高性能化に伴って電子部品の高密度実装化が要求されており、このような高密度実装化を達成するにあたり配線基板の多層化技術が重要視されている。多層化技術を用いた具体例としては、スルーホール部を設けたコア基板の片面または両面に、層間絶縁層及び導体を交互に積層形成したビルドアップ層を設けたプリント配線基板(いわゆるビルドアップ配線基板)がよく知られている。この種のプリント配線基板におけるビルドアップ層は、例えば以下のようなビルドアッププロセスを経て作製することができる。
まず層間絶縁層上における全体に銅めっき等により導体層を形成した後、その導体層上にマスク形成用の感光性樹脂層を形成する。次に、マスクパターンが描画された露光用マスクを感光性樹脂層上に配置し、この状態で露光及び現像を行うことにより、開口部を有するめっきレジストを形成する。この後、銅めっきを行うことにより、導体層上にめっき層を形成する。めっき工程後にめっきレジストを除去した後、めっき層を残しつつ導体層を部分的に除去するエッチングを行うことにより、所望形状の導体パターンを形成する。この後、パターニングされた導体上にさらに層間絶縁層を形成し、ビア穴明けを行った後、銅めっきを行ってビア導体及び導体層を形成する。そして、このようなプロセスを必要に応じて複数回繰り返すことにより、ビルドアップ層を多層化していく。なお、このようなビルドアッププロセスについては、従来いくつかの例がある(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−214138号公報
ところで、通常、ビルドアップ層におけるチップ搭載領域内には、フリップチップの各端子に接続されるべき多数の端子接続パッドが密集して配置されている。このチップ搭載領域の内層においては、当該端子接続パッドに対応して同様に多数の内層パッド(便宜上、第1パッドと呼ぶ。)が密集して配置されている。また、ビルドアップ層の内層においては、電源層またはグランド層として機能する広面積導体領域(いわゆるベタパターン)が設けられている場合もある。
ここで、複数の第1パッドにより包囲された領域内に導体(便宜上、第2パッドと呼ぶ。)が存在している場合を想定する。また、上記のような第1パッド群、第2パッド及び広面積導体領域が同一面内に存在するとともに、第2パッドと広面積導体領域とが、隣接する第1パッド間に位置するブリッジ部を介して電気的に接続されている場合を想定する。このような場合、第1パッド同士の配置ピッチが狭くなると、絶縁用のクリアランスを確保するためにブリッジ部の幅も狭くする必要性が生じる。また、露光用マスクを配置した状態で露光及び現像を行いさらにエッチングを行うプロセスでは、マスクパターンの設計値に比べて、実際に得られる導体パターンの幅寸法のほうが若干小さくなる傾向がある。従ってこれらの事情からすると、上記の構造では、狭くなったブリッジ部(特にブリッジ部のくびれ部分)にオープン不良が発生しやすくなる。それゆえ、オープン不良の増加によって電気検査歩留まりが低下するという問題があった。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、オープン不良の発生率が低くなるため、電気検査歩留まりを向上させることができるプリント配線基板及びその製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するための手段(手段1)としては、導体と層間絶縁層とを交互に積層してなり、複数の端子接続パッドを密集して配置してなる半導体集積回路チップ搭載領域が表層に設けられたビルドアップ層における内層導体として、前記半導体集積回路チップ搭載領域の内層において前記複数の端子接続パッドに対応して配置され、前記複数の端子接続パッドとビア導体を介して接続され、その直径が前記ビア導体の直径よりも大きい複数の第1パッドと、前記複数の第1パッドに包囲され、内層側にビア導体が接続されていない第2パッドと、電源層またはグランド層として機能する広面積導体領域と、前記第2パッドを前記広面積導体領域に対して接続し、等しい幅を有する直線状の導体部であって、前記複数の第1パッドとの間にクリアランスが確保されている補強ブリッジ部とを備え、4つ以上の前記第1パッドにより1つの前記第2パッドを包囲するとともに、前記第2パッドに隣接した異なる位置に2つ以上ある前記補強ブリッジ部を介して、当該第2パッドを前記広面積導体領域に対して接続したことを特徴とするプリント配線基板がある。
従って、この手段1に記載の構成によると、等しい幅を有する直線状の導体部をブリッジ部(補強ブリッジ部)としているため、ブリッジ部にくびれ部分ができず、オープン不良が起こりにくくなる。また、補強ブリッジ部と複数の第1パッドとの間にはクリアランスが確保されているため、ショート不良も起こりにくい。従って、電気検査歩留まり性のよいプリント配線基板を実現することができる。
上記手段1における複数の第1パッド、第2パッド、広面積導体領域及びブリッジ部は、いずれもビルドアップ層における内層導体の一部であって、一般的には半導体集積回路チップが搭載されるべき領域内に位置している。
複数の第1パッドの上面側及び下面側の少なくともいずれかには、通常、ビア導体が接続している。第1パッドの平面視形状は特に限定されないが、例えば円形状や楕円形状などが一般的であり、好ましくは円形状である。即ち、ビア導体と第1パッドとの位置合わせの便宜上、両者は相似の断面形状を有していることがよい。このような第1パッドの直径は、ビア導体の直径よりも大きい値に設定されている。例えば、ビア導体の直径が50μmであるような場合、第1パッドの直径は60μm〜100μm程度に設定されることがよい。また、ビア導体の直径が30μmであるような場合、第1パッドの直径は40μm〜80μm程度に設定されることがよい。複数の第1パッドの周囲には、他の導体との絶縁を図るために所定幅のクリアランスがそれぞれ確保されている。また、隣接する複数の第1パッド同士の中心間距離(即ちパッドピッチ)の最小値は限定されないが、例えば50μm〜150μm程度に設定される。
第2パッドは、少なくとも4つ以上の第1パッドにより包囲されている。この場合、第2パッドは広面積導体領域に対して1つのブリッジ部を介して接続されていてもよく、異なる位置にある2つ以上のブリッジ部を介して接続されていてもよい。
広面積導体領域とは、いわゆるベタパターンと呼ばれる導体領域であって、電源層またはグランド層として機能するものを指す。ここでいう広面積導体領域は、第1パッド及び第2パッドの面積に比べて少なくとも数倍大きい面積を有している。
ブリッジ部は、隣接する2つの第1パッド間に位置する導体部であって、第2パッドと広面積導体領域とを接続している。従来技術における一般的なブリッジ部は、その中央にくびれ部分を有していたが、手段1におけるブリッジ部(補強ブリッジ部)はこのようなくびれ部分を有さず、等しい幅を有する直線状の導体部となっている。この場合、手段1における補強ブリッジ部の幅(即ち直線状の導体部の幅)は限定されないが、20μm以上であることがよく、特には20μm以上50μm以下であることがよい。即ち、この幅が20μm未満であると、オープン不良の発生率を十分に低くできないおそれがある。また、この幅が50μmを超えると、オープン不良の発生率を低減できる一方で、ビルドアップ層の微細化が達成しにくくなる。
補強ブリッジ部と第1パッドとの間に確保されるクリアランスの幅は限定されないが、15μm以上であることがよく、特には15μm以上50μm以下であることがよい。即ち、この幅が15μm以下であると、ショート不良の発生率を十分に低くできないおそれがある。また、この幅が50μmを超えると、ショート不良の発生率を低減できる一方で、ビルドアップ層の微細化が達成しにくくなる。
上記課題を解決するための別の手段(手段2)としては、導体と層間絶縁層とを交互に積層してなるビルドアップ層における内層導体として、平面視円形状を呈する直径100μm以下の複数の第1パッドと、前記複数の第1パッドに包囲され、内層側にビア導体が接続されていない第2パッドと、電源層またはグランド層として機能する広面積導体領域と、前記第2パッドを前記広面積導体領域に対して接続し、20μm以上50μm以下の等しい幅を有する直線状の導体部であって、前記複数の第1パッドとの間に15μm以上50μm以下のクリアランスが確保されている補強ブリッジ部とを備えたことを特徴とするプリント配線基板がある。
また、上記課題を解決するための別の手段(手段3)としては、開口部を有するめっきレジストを形成するレジスト形成工程と、前記レジスト形成工程後にめっきを行うことにより、導体層上にめっき層を形成するめっき工程と、前記めっきレジストを除去するレジスト除去工程と、前記めっき層を残しつつ前記導体層を部分的に除去するエッチングを行うことにより、複数の第1パッド、前記複数の第1パッドに包囲された第2パッド、電源層またはグランド層として機能する広面積導体領域、及び、前記第2パッドと前記広面積導体領域とを接続するブリッジ部を形成するエッチング工程とを含むビルドアップ法により形成されるプリント配線基板の製造方法であって、前記第2パッドと前記広面積導体領域とがブリッジ部のみを介して接続されている場合に、補強ブリッジ部の形成のためにめっきレジストの開口部を等しい幅を有する直線状に設定することを特徴とするプリント配線基板の製造方法がある。
従って、手段3に記載の製造方法によれば、第2パッドと広面積導体領域とが第1パッドの半径以下のブリッジ部のみを介して接続されている場合には、当該ブリッジ部にオープン不良が起こりやすいため、その位置に対応するめっきレジストの開口部を等しい幅を有する直線状に設定する。このような設定にしてめっき工程、レジスト除去工程及びエッチング工程を行うことで、等しい幅を有する直線状の補強ブリッジ部を形成することができる。この場合に形成される補強ブリッジ部はくびれ部分を有しないため、オープン不良の発生率が低くなり、電気検査歩留まりが向上する。
以下、手段3にかかるプリント配線基板の製造方法を詳細に説明する。なお、上記プリント配線基板は、基本的にレジスト形成工程、めっき工程、レジスト除去工程及びエッチング工程を含むビルドアップ法により形成される。
レジスト形成工程を実施する場合、それに先立って、導体層上にマスク形成用の感光性樹脂層を形成する感光性樹脂層形成工程を行ってもよい。前記導体層としては特に限定されないが、例えば銅めっき層が好適である。
レジスト形成工程では、所定位置に開口部を有するめっきレジストを形成する。ここで所定位置とは、例えば、ビルドアップ層の内層導体である複数の第1パッド、第2パッド、広面積導体領域及びブリッジ部の形成予定位置のことを指す。なお、レジスト形成工程を実施する場合には、マスクパターンが描画された露光用マスクをあらかじめ準備する必要がある。そして、この露光用マスクを感光性樹脂層上に配置した状態で露光及び現像を行い、所定位置に開口部を形成する。
前記第2パッドと前記広面積導体領域とが第1パッドの半径以下(好ましくは最小幅20μm未満)のブリッジ部のみを介して接続されるような場合、当該ブリッジ部の形成予定位置に配置されるめっきレジストの開口部を、等しい幅を有する直線状に設定することがよい。この場合、設定後における直線状の開口部は、少なくとも設定前における当該ブリッジ部の最小幅よりも大きくなるようにする。
別の言い方をすると、前記第2パッドと前記広面積導体領域とが第1パッドの半径以下(好ましくは最小幅20μm未満)のブリッジ部のみを介して接続されるような場合、当該ブリッジ部の形成予定位置に配置される前記マスクパターンの幅を、等しい幅を有する直線状に設定する。この場合、設定後における直線状のマスクパターンは、少なくとも設定前における当該ブリッジ部の最小幅よりも大きくなるようにする。
このようなめっきレジストの開口部(またはマスクパターン)の幅の設定変更は、上記条件を満たすブリッジ部について一律に行われてもよいが、そうでなくてもよい。その具体例を挙げると、例えば、第2パッドの内層側にビア導体が接続されていないブリッジ部についてのみ設定変更を行う一方、第2パッドの内層側にビア導体が接続されているブリッジ部については設定変更を行わないようにしてもよい。つまり、ビア導体が接続している第2パッドの場合、ブリッジ部がショートしたとしても、ビア導体との間で接続が確保されていれば、機能上特に問題がないことも多いからである。
めっき工程では、前記レジスト形成工程後にめっきを行うことにより、前記導体層上にめっき層を形成する。この工程におけるめっきとしては特に限定されないが、例えば銅めっきが好適である。
レジスト除去工程では、例えばレジストを溶解しうる溶液を処理して前記めっきレジストを除去することにより、導電層を露出させる。
エッチング工程では、エッチング液を用いて処理することにより、前記めっき層を残しつつ前記導体層を部分的に除去しうる条件でエッチングを行う。この処理を行うと、つながっていた導体層が所定箇所で切り離されて、複数の第1パッド、前記複数の第1パッドに包囲された第2パッド、電源層またはグランド層として機能する広面積導体領域、及び、前記第2パッドと前記広面積導体領域とを接続するブリッジ部がそれぞれ形成される。
そして、上記の各工程を必要に応じて繰り返すことにより所望構造のビルドアップ層が形成される。
また、前記複数の第1パッドと前記狭いブリッジ部との間にはクリアランスが設けられ、そのクリアランスの最小幅を15μm以上確保するように設定することがよい。このため、前記クリアランスの形成予定位置に配置されるめっきレジストの幅を15μm以上確保するように設定する。別の言い方をすると、露光用マスクにおいて、前記複数の第1パッドの形成予定位置に配置されるマスクパターンと、前記狭いブリッジ部の形成予定位置に配置されるマスクパターンとの間の幅(即ちクリアランス形成予定位置の幅)を15μm以上確保するように設定する。
以下、本発明を具体化した実施形態のプリント配線基板及びその製造方法を図1〜図12に基づき説明する。
図2に示されるように、このプリント配線基板11は、両面にビルドアップ層30を備える両面ビルドアッププリント配線基板である。プリント配線基板11を構成するコア基板12は、平面視で略矩形状の板状部材であり、第1主面である上面13及び第2主面である下面(図示略)を有している。コア基板12における複数箇所には、上面13及び下面を貫通するスルーホール部15が形成されている。これらのスルーホール部15は、上面13及び下面にて開口する貫通孔16の内壁面に無電解銅めっきからなるスルーホールめっき17を設けた構造を有している。スルーホール部15内には充填材の硬化体18が充填されている。ここでは充填材として、エポキシ樹脂をベースとしてそれに硬化剤及びフィラーを添加したペーストを用いている。スルーホール部15における開口部には銅めっき層からなる蓋状導体22が形成され、その結果スルーホール部15が塞がれている。なお、コア基板12においてスルーホール部15のない箇所には、銅めっき層からなる第1内層導体25が形成されている。
図2に示されるように、コア基板12の上面13上にはビルドアップ層30を構成する層間絶縁層31が形成されている。層間絶縁層31はその厚さが約30μmであって、例えば連続多孔質PTFEにエポキシ樹脂を含浸させた樹脂−樹脂複合材料からなる。第1層めの層間絶縁層31の表面上には第2内層導体(即ち第1パッド51、第2パッド52、広面積導体領域53及び補強ブリッジ部54)が形成されている。第1層めの層間絶縁層31における所定箇所、例えば第1パッド51の直下部には、直径約30μmのビア凹部41が設けられている。ビア凹部41内には電解銅めっきが充填され、これによって第1内層導体25と第2内層導体とを導通するビア導体42が形成されている。
第1層めの層間絶縁層31の表面上には、第2層めの層間絶縁層61が形成されている。層間絶縁層61はその厚さが約30μmであって、例えば連続多孔質PTFEにエポキシ樹脂を含浸させた樹脂−樹脂複合材料からなる。第2層めの層間絶縁層61の表面上には、外層導体である端子接続パッド62が多数形成されている。第2層めの層間絶縁層61における所定箇所、例えば端子接続パッド62の直下部には、直径約30μmのビア凹部71が設けられている。ビア凹部71内には電解銅めっきが充填され、これによって第2内層導体と外層導体とを導通するビア導体72が形成されている。第2層めの層間絶縁層61の表面上にはソルダーレジスト81が形成されるとともに、ソルダーレジスト81に設けられた開口部を介して端子接続パッド62が外部に露出されている。
図3には補強対策を講じていないブリッジ部54aを有する第2内層導体60が示され、図1,図5には補強対策を施したブリッジ部54a(つまり補強ブリッジ部54)を有する第2内層導体60が示されている。プリント配線基板11における第1層めの層間絶縁層31の表面上には、複数の第1パッド51が密集して形成されている。これらの第1パッド51は直径約60μm〜70μmの平面視円形状であり、個々の第1パッド51の周囲は絶縁のためのクリアランス91により取り囲まれている。隣接する2つの第1パッド51同士の間には、ブリッジ部54,54aが形成されている。図1,図5に示す補強ブリッジ部54は等しい幅を有する直線状である一方、図3に示す補正前のブリッジ部54aは幅が等しくなく中央にくびれ部分を有している。本実施形態では、補強前のブリッジ部54aにおけるくびれ部分の幅(即ち最小幅)は約15μm、補強ブリッジ部54の幅は約21μmとなっている。
図1,図3において6つの第1パッド51により包囲される領域には、第2パッド52が形成されている。第2パッド52は、電源層またはグランド層として機能する広面積導体領域53に対し、ブリッジ部54,54aを介して接続されている。また、ブリッジ部54aと第1パッド51との間に確保されるクリアランス91の最小幅は約20μmとされ(図3参照)、補強ブリッジ部54と第1パッド51との間に確保されるクリアランス91の最小幅は約17μmとされている(図1,図5参照)。
図4には、本実施形態で使用される露光用マスク101が示されている。この露光用マスク101は、透明なガラス板105と、そのガラス板105の一方の面上に描画された光不透過のインク層103,104とからなる。そして、これらのインク層103,104によりマスクパターン102が形成されている。図4において左高右低のハッチングが付された領域は補強前からある既存のインク層103を示し、右高左低のハッチングが付された領域は新たに追加した補強用インク層104を示している。即ち、補強用インク層104は補強ブリッジ部54を形成するための箇所に対応して設けられている。このような補強用インク層104は、等しい幅を有する長方形部と、その長方形部の両端に位置する半円形部とを組み合わせて形成されている。補強用インク層104の長さは、第1パッド51の直径の1.5倍以上2.0倍以下に設定されている。そして、この補強用インク層104は、隣接する2つの第1パッド51の中心点O1を結ぶ直線L1に直交するような状態で配置されている。なお、補強用インク層104の長さが第1パッド51の直径の2.0倍を超えると、近くにあるクリアランス91にかかってしまう可能性があるからである。逆に、補強用インク層104の長さが第1パッド51の直径の1.5倍よりも小さいと、描画時における補強用インク層104の位置合わせ精度を高くする必要があるからである。
次に、本実施形態のプリント配線基板11の製造方法について述べる。
所定のコア基板12を用意し、これに対して孔あけ、スルーホールめっき17の形成、充填材の充填、蓋めっき等を行う。そして、第1内層導体25のパターニングを行った後、第1層めの層間絶縁層31の形成、ビア穴あけ、銅めっき等を行うことにより、第1層めの層間絶縁層31内にビア導体42を形成するとともに、第1層めの層間絶縁層31上に導体層としての第1銅めっき層111を全体的に形成する(図6参照)。
続くレジスト形成工程では、まず第1銅めっき層111上にマスク形成用の感光性樹脂層112を形成する(図7参照)。本実施形態では感光性を付与したエポキシ樹脂を用いている。次に、図4の露光用マスク101を用意し、これを感光性樹脂層112上に積層配置する。このとき、露光用マスク101においてマスクパターン102が形成されている面の側を、感光性樹脂層112上に密着させるようにする(図8参照)。
次に、露光用マスク101を介して紫外線を所定時間だけ照射(露光)し、未硬化の感光性樹脂層112を部分的に光硬化させる。その後、現像を行うことにより、所定箇所に開口部114を有するめっきレジスト113を形成する(図9参照)。この開口部114は、第2内層導体である複数の第1パッド51、第2パッド52、広面積導体領域53及び補強ブリッジ部54の形成予定位置に存在している。なお、このとき補強ブリッジ部54の形成予定位置に形成される開口部114は、その幅が補強前のものよりもいくぶん広くなる。
上記のようなレジスト形成工程後に実施されるめっき工程では、電解銅めっきを行って、第1銅めっき層111上における露出部分に第2銅めっき層115を形成する(図10参照)。続くレジスト除去工程では、めっきレジスト113を溶解しうる溶液を処理してめっきレジスト113を溶解除去することにより、第1銅めっき層111層を露出させる(図11参照)。
続くエッチング工程では、銅を溶解するエッチング液を用いてソフトエッチ処理を行うことにより、第2銅めっき層115を残しつつ第1銅めっき層111を部分的に除去する。このような条件設定でエッチング処理を行うと、つながっていた第1銅めっき層111が所定箇所で切り離されて、複数の第1パッド51、第2パッド52、広面積導体領域53及び補強ブリッジ部54がそれぞれ形成される。なお、このとき形成される補強ブリッジ部54は、幅が補強前のものよりもいくぶん広くなる。
この後、第2層めの層間絶縁層61の形成、ビア穴あけ、銅めっき等を行うことにより、第2層めの層間絶縁層61内にビア導体72を形成する。また、第2層めの層間絶縁層61上にてパターニングを行って端子接続パッド62を形成した後、ソルダーレジスト81の形成を行い、ビルドアップ層30を完成させる。
従って、本実施形態によれば以下の効果を得ることができる。
露光用マスク101を配置した状態で露光及び現像を行いさらにエッチングを行うプロセスでは、マスクパターン102の設計値に比べて、実際に得られる導体パターンの幅寸法のほうが若干小さくなる傾向がある。それゆえ、このような構造では、狭くなったブリッジ部54a(特にブリッジ部54aのくびれ部分)にオープン不良が発生しやすくなる。これに対して、本実施形態のプリント配線基板11では、オープン不良の起こりやすい箇所であるブリッジ部54aにつき所定の補強対策を講じている。即ち、等しい幅を有する直線状の補強ブリッジ部54としたことにより、補強ブリッジ部54にくびれ部分ができず、オープン不良が起こりにくくなる。また、補強ブリッジ部54と複数の第1パッド51との間にはあらかじめ所定のクリアランス91が確保されているため、ショート不良も起こりにくい。従って、電気検査歩留まり性のよいプリント配線基板11を実現することができる。
また、本実施形態のプリント配線基板11の製造方法では、いわばマスクパターン102における補強ブリッジ部54の形成予定位置を広くする補強を行ったうえで、露光工程、現像工程、めっき工程、レジスト除去工程及びエッチング工程等を行うこととしている。従って、等しい幅を有する直線状の補強ブリッジ部54を、比較的容易にかつ確実に形成することができる。
次に、前述した実施形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1)第1銅めっき層上にマスク形成用の感光性樹脂層を形成する感光性樹脂層形成工程と、マスクパターンが描画された露光用マスクを前記感光性樹脂層上に配置した状態で露光及び現像を行うことにより、開口部を有するめっきレジストを形成するレジスト形成工程と、前記レジスト形成工程後にめっきを行うことにより、前記第1銅めっき層上にそれよりも厚い第2銅めっき層を形成するめっき工程と、前記めっきレジストを除去するレジスト除去工程と、前記第2銅めっき層を残しつつ前記第1銅めっき層を部分的に除去するエッチングを行うことにより、複数の第1パッド、前記複数の第1パッドに包囲された第2パッド、電源層またはグランド層として機能する広面積導体領域、及び、前記第2パッドと前記広面積導体領域とを接続するブリッジ部を形成するエッチング工程とを含むビルドアップ法により形成されるプリント配線基板の製造方法であって、前記第2パッドと前記広面積導体領域とが第1パッドの半径以下のブリッジ部のみを介して接続されている場合に、補強ブリッジ部の形成のためにめっきレジストの開口部を等しい幅を有する直線状に設定することを特徴とするプリント配線基板の製造方法。
(2)第1銅めっき層上にマスク形成用の感光性樹脂層を形成する感光性樹脂層形成工程と、マスクパターンが描画された露光用マスクを前記感光性樹脂層上に配置した状態で露光及び現像を行うことにより、開口部を有するめっきレジストを形成するレジスト形成工程と、前記レジスト形成工程後にめっきを行うことにより、前記第1銅めっき層上にそれよりも厚い第2銅めっき層を形成するめっき工程と、前記めっきレジストを除去するレジスト除去工程と、前記第2銅めっき層を残しつつ前記第1銅めっき層を部分的に除去するエッチングを行うことにより、複数の第1パッド、前記複数の第1パッドに包囲された第2パッド、電源層またはグランド層として機能する広面積導体領域、及び、前記第2パッドと前記広面積導体領域とを接続するブリッジ部を形成するエッチング工程とを含むビルドアップ法により形成されるプリント配線基板の製造方法であって、前記第2パッドと前記広面積導体領域とが第1パッドの半径以下のブリッジ部のみを介して接続されている場合に、前記露光用マスクにおいて当該ブリッジ部の形成予定位置に配置される前記マスクパターンを、等しい幅を有する直線状に設定するとともに、そのマスクパターンの幅を所定のクリアランスを確保した状態で広くすることにより、当該ブリッジ部を補強することを特徴とするプリント配線基板の製造方法。
(3)第1銅めっき層上にマスク形成用の感光性樹脂層を形成する感光性樹脂層形成工程と、マスクパターンが描画された露光用マスクを前記感光性樹脂層上に配置した状態で露光及び現像を行うことにより、開口部を有するめっきレジストを形成するレジスト形成工程と、前記レジスト形成工程後にめっきを行うことにより、前記第1銅めっき層上にそれよりも厚い第2銅めっき層を形成するめっき工程と、前記めっきレジストを除去するレジスト除去工程と、前記第2銅めっき層を残しつつ前記第1銅めっき層を部分的に除去するエッチングを行うことにより、平面視円形状を呈する直径100μm以下の複数の第1パッド、前記複数の第1パッドに包囲された第2パッド、電源層またはグランド層として機能する広面積導体領域、及び、前記第2パッドと前記広面積導体領域とを接続するブリッジ部を形成するエッチング工程とを含むビルドアップ法により形成されるプリント配線基板の製造方法であって、前記第2パッドと前記広面積導体領域とが最小幅20μm未満のブリッジ部のみを介して接続されている場合に、補強ブリッジ部の形成のためにめっきレジストの開口部を、20μm以上50μm以下の等しい幅を有する直線状に設定するとともに、前記複数の第1パッドと前記補強ブリッジ部との間に15μm以上50μm以下のクリアランスを確保することを特徴とするプリント配線基板の製造方法。
本発明を具体化した実施形態のプリント配線基板において、ブリッジ部の補強対策を講じた後の第2内層導体を示す部分平面図。 図1のプリント配線基板のA−A線における概略断面図。 プリント配線基板において、ブリッジ部の補強対策を講じる前の第2内層導体を示す部分平面図。 本実施形態にて使用する露光用マスクを示す概略図。 実施形態のプリント配線基板において、ブリッジ部の補強対策を講じた後の第2内層導体を示す要部拡大平面図。 本実施形態のプリント配線基板の製造方法を説明するための要部拡大断面図。 本実施形態のプリント配線基板の製造方法を説明するための要部拡大断面図。 本実施形態のプリント配線基板の製造方法を説明するための要部拡大断面図。 本実施形態のプリント配線基板の製造方法を説明するための要部拡大断面図。 本実施形態のプリント配線基板の製造方法を説明するための要部拡大断面図。 本実施形態のプリント配線基板の製造方法を説明するための要部拡大断面図。 本実施形態のプリント配線基板の製造方法を説明するための要部拡大断面図。
符号の説明
11…プリント配線基板
25…導体としての第1内層導体
30…ビルドアップ層
31,61…層間絶縁層
42…ビア導体
51…第1パッド
52…第2パッド
53…広面積導体領域
54…補強ブリッジ部
54a…(補強前の)ブリッジ部
60…導体としての第2内層導体
62…導体としての端子接続パッド
91…クリアランス
111…導体層としての第1銅めっき層
113…めっきレジスト
114…開口部
115…めっき層としての第2銅めっき層

Claims (4)

  1. 導体と層間絶縁層とを交互に積層してなり、複数の端子接続パッドを密集して配置してなる半導体集積回路チップ搭載領域が表層に設けられたビルドアップ層における内層導体として
    前記半導体集積回路チップ搭載領域の内層において前記複数の端子接続パッドに対応して配置され、前記複数の端子接続パッドとビア導体を介して接続され、その直径が前記ビア導体の直径よりも大きい複数の第1パッドと、
    前記複数の第1パッドに包囲され、内層側にビア導体が接続されていない第2パッドと、
    電源層またはグランド層として機能する広面積導体領域と、
    前記第2パッドを前記広面積導体領域に対して接続し、等しい幅を有する直線状の導体部であって、前記複数の第1パッドとの間にクリアランスが確保されている補強ブリッジ部と
    を備え
    4つ以上の前記第1パッドにより1つの前記第2パッドを包囲するとともに、前記第2パッドに隣接した異なる位置に2つ以上ある前記補強ブリッジ部を介して、当該第2パッドを前記広面積導体領域に対して接続した
    とを特徴とするプリント配線基板。
  2. 前記第2パッドと前記広面積導体領域とが20μm以上の幅の補強ブリッジ部のみを介して接続されていることを特徴とする請求項1に記載のプリント配線基板。
  3. 前記複数の第1パッドと前記補強ブリッジ部との間にはクリアランスが設けられ、そのクリアランスの最小幅を15μm以上確保することを特徴とする請求項1または2に記載のプリント配線基板。
  4. 開口部を有するめっきレジストを形成するレジスト形成工程と、
    前記レジスト形成工程後にめっきを行うことにより、導体層上にめっき層を形成するめっき工程と、
    前記めっきレジストを除去するレジスト除去工程と、
    前記めっき層を残しつつ前記導体層を部分的に除去するエッチングを行うことにより、複数の第1パッド、前記複数の第1パッドに包囲された第2パッド、電源層またはグランド層として機能する広面積導体領域、及び、前記第2パッドと前記広面積導体領域とを接続するブリッジ部を形成するエッチング工程と
    を含むビルドアップ法により形成される請求項1乃至3のいずれか1項に記載のプリント配線基板の製造方法であって、
    前記第2パッドと前記広面積導体領域とがブリッジ部のみを介して接続されている場合に、補強ブリッジ部の形成のためにめっきレジストの開口部を等しい幅を有する直線状に設定する
    ことを特徴とするプリント配線基板の製造方法。
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