JP4451861B2 - マルチリンク式サスペンション装置 - Google Patents
マルチリンク式サスペンション装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4451861B2 JP4451861B2 JP2006163907A JP2006163907A JP4451861B2 JP 4451861 B2 JP4451861 B2 JP 4451861B2 JP 2006163907 A JP2006163907 A JP 2006163907A JP 2006163907 A JP2006163907 A JP 2006163907A JP 4451861 B2 JP4451861 B2 JP 4451861B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration
- bush
- spherical surface
- outer cylinder
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 239000000725 suspension Substances 0.000 title claims description 77
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 60
- 238000002955 isolation Methods 0.000 claims description 33
- 230000036544 posture Effects 0.000 claims description 13
- 238000013016 damping Methods 0.000 claims description 4
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 18
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 8
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 4
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 4
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 4
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 4
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 4
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 4
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 2
- 230000001953 sensory effect Effects 0.000 description 2
- 238000010008 shearing Methods 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Springs (AREA)
Description
種々の走行条件に適する車輪の動きを可能にする自動車等の車両のマルチリンク式サスペンション装置に関し、
詳しくは、
車輪を回転自在に支持する車輪支持体と、
一端部が前記車輪支持体に揺動自在に連結され、他端部が車体側部材に揺動自在に連結された前後一対のアッパーアームと、
一端部が前記車輪支持体に揺動自在に連結され、他端部が前記車体側部材に揺動自在に連結された前後一対のロアアームと、
一端部が前記車輪支持体に揺動自在に連結され、他端部が前記車体側部材に揺動自在に連結されたトーコントロールリンクとを備え、
平面視において前側の前記ロアアームは、車体幅方向で車体内方側ほど車体前側に位置する傾斜姿勢に設定され、平面視において後側の前記ロアアームは、前記車体幅方向で車体内方側ほど車体後側に位置する傾斜姿勢に設定され、平面視において前記トーコントロールリンクは、前記車体幅方向で車体内方側ほど車体後側に位置する傾斜姿勢に設定され、
前記前側のロアアームの他端部と前記車体側部材とは第1防振ブッシュを介して連結し、前記後側のロアアームの他端部と前記車体側部材とは第2防振ブッシュを介して連結し、前記トーコントロールリンクの他端部と前記車体側部材とは第3防振ブッシュを介して連結し、
前記第1防振ブッシュの軸芯が、平面視において、前記前側のロアアームの長手方向と直交する方向に沿い、前記第2防振ブッシュの軸芯が、平面視において、前記後側のロアアームの長手方向と直交する方向に沿うとともに、前記第3防振ブッシュの軸芯が、平面視において、前記トーコントロールリンクの長手方向と直交する方向に沿うように、前記第1防振ブッシュと第2防振ブッシュと第3防振ブッシュとの姿勢が設定されているマルチリンク式サスペンション装置に関する。
車体幅方向に対する前記トーコントロールリンクの平面視における傾斜角度が、車体幅方向に対する前記前側ロアアームの平面視における傾斜角度、及び車体幅方向に対する前記後側ロアアームの平面視における傾斜角度に比べて小さく設定され、
前記前側のアッパーアームの他端部と前記車体側部材とは第4防振ブッシュを介して連結し、前記後側のアッパーアームの他端部と前記車体側部材とは第5防振ブッシュを介して連結し、
前記第4防振ブッシュの軸芯が、平面視において、前記前側のアッパーアームの長手方向と直交する方向に沿い、前記第5防振ブッシュの軸芯が、平面視において、前記後側のアッパーアームの長手方向と直交する方向に沿うように、前記第4防振ブッシュと第5防振ブッシュとの姿勢が設定され、
前記第2防振ブッシュは、第1軸部材と、前記第1軸部材を囲む第1外筒と、前記第1軸部材と第1外筒を連結する第1ゴム状弾性体とを備え、前記第1軸部材の軸方向の中央部が、径方向外方側に膨出した球状の第1膨出部に構成され、前記第1膨出部を囲む前記第1外筒の内周面部分が、前記第1膨出部の凸状の球面と同芯状の凹状の球面に形成され、前記第2防振ブッシュは、さらに、前記第1軸部材と第1外筒の間に位置する第1中間筒を備えて、前記第1ゴム状弾性体が、前記第1軸部材と第1中間筒を連結する内側ゴム状弾性体部分と、前記第1中間筒と第1外筒を連結する外側ゴム状弾性体部分とで構成され、前記第1中間筒の軸方向の中央部が、径方向外方側に膨出した球状の第1中間筒側膨出部に構成されて、前記第1中間筒側膨出部の外周面が、前記第1膨出部の凸状の球面と同芯状の凸状の球面に形成されるとともに、前記第1中間筒側膨出部の内周面が、前記第1膨出部の凸状の球面と同芯状の凹状の球面に形成され、
前記第1防振ブッシュ及び前記第3防振ブッシュは、第2軸部材と、前記第2軸部材を囲む第2外筒と、前記第2軸部材と第2外筒を連結する第2ゴム状弾性体とを備え、前記第2軸部材の軸方向の中央部が、径方向外方側に膨出した球状の第2膨出部に構成され、前記第2膨出部を囲む前記第2外筒の内周面部分が、前記第2膨出部の凸状の球面と同芯状の凹状の球面に形成され、
前記第1防振ブッシュと前記第3防振ブッシュのうち、前記第3防振ブッシュのみが、さらに、前記第2軸部材と第2外筒の間に位置する第2中間筒を備えて、前記第2ゴム状弾性体が、前記第2軸部材と第2中間筒を連結する内側ゴム状弾性体部分と、前記第2中間筒と第2外筒を連結する外側ゴム状弾性体部分とで構成され、前記第2中間筒の軸方向の中央部が、径方向外方側に膨出した球状の第2中間筒側膨出部に構成されて、前記第2中間筒側膨出部の外周面が、前記第2膨出部の凸状の球面と同芯状の凸状の球面に形成されるとともに、前記第2中間筒側膨出部の内周面が、前記第2膨出部の凸状の球面と同芯状の凹状の球面に形成され、前記第3防振ブッシュは、前記第1防振ブッシュに比べて、ねじり方向のばね定数及び軸方向のばね定数が小さく設定され、
前記第4防振ブッシュ及び前記第5防振ブッシュは、第3軸部材と、前記第3軸部材を取り囲む第3外筒と、前記第3軸部材と第3外筒を連結する第3ゴム状弾性体とから成り、前記第3軸部材及び第3外筒ともに径が一定のストレート筒状に形成されている点にある。
(イ) 第1、第3防振ブッシュの第2軸部材の軸方向の中央部が、径方向外方側に膨出した球状の第2膨出部に構成され、前記第2膨出部を囲む第1、第3防振ブッシュの第2外筒の内周面部分が、前記第2膨出部の凸状の球面と同芯状の凹状の球面に形成されているから、第1、第3防振ブッシュがこじり方向に変位すると、凸状の球面と、これに対して同芯状の凹状の球面との間のゴム状弾性体部分が主にせん断を受けるようになって、こじり方向におけるばね定数を低減することができる(前述したように、車体に対してサスペンション装置が上下方向に変位すると、第1、第3防振ブッシュには、ねじり方向のみならずこじり方向の力も加わる)。
(ロ) 第2防振ブッシュの第1軸部材の第1膨出部の凸状の球面と、第1外筒の凹状の球面と、第1中間筒側膨出部の凸状の球面と、第1中間筒側膨出部の凹状の球面とが同芯状に位置しているから、第2防振ブッシュがこじり方向に変位したときに、第1軸部材の第1膨出部の凸状の球面(外周面)と第1中間筒側膨出部の凹状の球面(内周面)との間の内側ゴム状弾性体部分、及び、第1中間筒側膨出部の凸状の球面(外周面)と、第1外筒の凹状の球面(内周面)との間の外側ゴム状弾性体部分が主にせん断を受けるようになって、こじり方向におけるばね定数を低減することができる(前述したように、車体に対してサスペンション装置が上下方向に変位すると、第1防振ブッシュには、ねじり方向のみならずこじり方向の力も加わる)。
(ハ)上記の(イ)、(ロ)により、サスペンション装置の上下方向のばね定数を小さくすることができる
(二)第1、第3防振ブッシュが軸方向に変位すると、第2軸部材の第2膨出部の凸状の球面と、これに対して同芯状の第2外筒の凹状の球面との間の第2ゴム状弾性体部分が圧縮力を受けるようになって、軸方向におけるばね定数を十分大きくすることができる(前述したように、車体に対してサスペンション装置が左右方向に変位すると、第1、第3防振ブッシュには、軸直角方向のみならず軸方向の力も加わる)。これにより、サスペンション装置の左右方向のばね定数を大きくすることができる。
前記第2軸部材及び第2外筒の軸方向に沿う断面において、前記第2外筒の前記凹状の球面によって定められる仮想球面と、前記第2膨出部の前記凸状の球面によって定められる仮想球面との間の第2ゴム状弾性体部分の周方向の両端部に、前記第2軸部材と、前記第2外筒の軸方向の両端部との間で露出した円弧状の一対の開放端面が各別に形成され、前記第2外筒は、軸方向中央部が両端部よりも薄肉の、外周面の径が一定のストレート筒状に形成されている構成にすることができる。
上記の第2軸部材の第2膨出部の凸状の球面と、第2外筒の凹状の球面と、第2中間筒側膨出部の凸状の球面と、第2中間筒側膨出部の凹状の球面とが同芯状に位置しているから、第3防振ブッシュがこじり方向に変位したときに、第2軸部材の第2膨出部の凸状の球面(外周面)と第2中間筒側膨出部の凹状の球面(内周面)との間の内側ゴム状弾性体部分、及び、第2中間筒側膨出部の凸状の球面(外周面)と、第2外筒の凹状の球面(内周面)との間の外側ゴム状弾性体部分が主にせん断を受けるようになって、こじり方向におけるばね定数を低減することができる(前述したように、車体に対してサスペンション装置が上下方向に変位すると、第3防振ブッシュには、ねじり方向のみならずこじり方向の力も加わる)。これにより、サスペンション装置の上下方向のばね定数を小さくすることができる。
車両の乗り心地を良くすることができ、しかも、車両の操縦安定性を良くすることができるマルチリンク式サスペンション装置を提供することができた。
図6〜図8に示すように第1防振ブッシュ101は、第2軸部材としての第2内筒2と、これを取り囲むように外側に間隔をおいて配置される第2外筒4と、第2内筒2と第2外筒4を連結する筒状の第2ゴム状弾性体6とからなる。第2内筒2は、その両端面がサスペンションメンバー62側のブラケット17(図5参照、ブラケット17については後述する)に挟まれた状態でボルト固定され、第2外筒4は、前側のロアアーム81等の端部の連結部(ボス)の嵌合孔に圧入される。
比較例1〜比較例3も上記の効果([0043]欄に記載の効果)を得ることができるが、本発明の構造によれば、比較例1〜比較例3とは、上下方向のばね定数、前後方向のばね定数、左右方向のばね定数を異なった値に設定することができる。
つまり、中間筒を備えていない防振ブッシュだけで第1〜第3防振ブッシュを構成した構造(比較例1)や、中間筒を備えた防振ブッシュと備えていない防振ブッシュとを、本発明とは別の組み合わせにして第1〜第3防振ブッシュを構成した構造(比較例2、比較例3)に対して、本発明のサスペンション装置の上下方向、前後方向、左右方向のばね定数を少しづつ異ならせることができる。中間筒を備えた防振ブッシュと備えていない防振ブッシュとでは、後述の(A)に記載した理由と同じ理由により各方向のばね定数が異なるようになる。
[別実施形態]
2W 第2軸方向の中央部(第2内筒の軸方向の中央部)
3 外周面(第2内筒の外周面)
4 第2外筒
4a 外周面(第2外筒の外周面)
4W 軸方向中央部(第2外筒の軸方向中央部)
4Z 両端部(第2外筒の両端部)
5 内周面(第2外筒の内周面)
5a 第2外筒のストレート状の内周面部分
5b 内周面部分
6 第2ゴム状弾性体
6a 第2ゴム状弾性体部分(両仮想球面の間のゴム状弾性体部分)
6A 内側ゴム状弾性体部分
6B 外側ゴム状弾性体部分
6T 周方向の両端部
8 第2膨出部(内筒の膨出部)
10 凸状の球面(第2軸部材の凸状の球面)
12 凹状の球面(第2外筒の凹状の球面)
14 凹溝
16 仮想球面(凹側)
17 ブラケット
17a 取付片
17b 補強部材
18 ゴム膜
20 ボルト
36 仮想球面(凸側)
37 開放端面
38 第2中間筒
39 第2中間筒側膨出部(第2中間筒の軸方向の中央部)
39A 凸状の球面(第2中間筒側膨出部の外周面)
39B 凹状の球面(第2中間筒側膨出部の内周面)
52 従来技術の内筒
54 従来技術の外筒
56 従来技術のゴム状弾性体
60 車輪
61 車輪支持体
62 車体側部材(サスペンションメンバー)
63 ショックアブソーバ
64 コイルスプリング
65 車軸
66,67 駆動シャフト
68 ブレーキ装置
71 アッパーアーム(前側のアッパーアーム)
71a 一端部(前側のアッパーアームの一端部)
71b 他端部(前側のアッパーアームの他端部)
72 アッパーアーム(後側のアッパーアーム)
72a 一端部(後側のアッパーアームの一端部)
72b 他端部(後側のアッパーアームの他端部)
81 ロアアーム(前側のロアアーム)
81a 一端部(前側のロアアームの一端部)
81b 他端部(前側のロアアームの他端部)
82 ロアアーム(後側のロアアーム)
82a 一端部(後側のロアアームの一端部)
82b 他端部(後側のロアアームの他端部)
91 トーコントロールリンク
91a 一端部(トーコントロールリンクの一端部)
91b 他端部(トーコントロールリンクの他端部)
100 マルチリンク式サスペンション装置
101 第1防振ブッシュ
102 第2防振ブッシュ
103 第3防振ブッシュ
104 第4防振ブッシュ
105 第5防振ブッシュ
110 ボス
111 第1ボールジョイント
112 第2ボールジョイント
113 第3ボールジョイント
114 第4ボールジョイント
115 第5ボールジョイント
302 第1軸部材(第1内筒)
303 外周面(第1内筒の外周面)
304 第1外筒
304a 外周面(第1外筒の外周面)
304W 軸方向中央部(第1外筒の軸方向中央部)
304Z 両端部(第1外筒の両端部)
306 第1ゴム状弾性体
306A 内側ゴム状弾性体部分
306B 外側ゴム状弾性体部分
308 第1膨出部(第1内筒の膨出部)
310 凸状の球面(第1軸部材の凸状の球面)
312 凹状の球面(第1外筒の凹状の球面)
338 第1中間筒
339 第1中間筒側膨出部(第1中間筒の軸方向の中央部)
339A 凸状の球面(第1中間筒側膨出部の外周面)
339B 凹状の球面(第1中間筒側膨出部の内周面)
C 周方向
D 間隔
F 車体の前側
H 車体幅方向
H1 車体内方側
U 車体後側
J 軸方向
J1 軸方向外方側
K 軸直角方向
N ねじり方向
P 中心
p1 第1防振ブッシュの軸芯
p2 第2防振ブッシュの軸芯
p3 第3防振ブッシュの軸芯
p4 第4防振ブッシュの軸芯
p5 第5防振ブッシュの軸芯
r1 前側のロアアームの長手方向
T1 前側のロアアームの長手方向と直交する方向
r2 後側のロアアームの長手方向
T2 後側のロアアームの長手方向と直交する方向
r3 トーコントロールリンクの長手方向
T3 トーコントロールリンクの長手方向と直交する方向
r4 前側のアッパーアームの長手方向
T4 前側のアッパーアームの長手方向と直交する方向
r5 後側のアッパーアームの長手方向
T5 後側のアッパーアームの長手方向と直交する方向
W 溝幅
Y 径方向外方側
Z こじり方向
Claims (2)
- 車輪を回転自在に支持する車輪支持体と、
一端部が前記車輪支持体に揺動自在に連結され、他端部が車体側部材に揺動自在に連結された前後一対のアッパーアームと、
一端部が前記車輪支持体に揺動自在に連結され、他端部が前記車体側部材に揺動自在に連結された前後一対のロアアームと、
一端部が前記車輪支持体に揺動自在に連結され、他端部が前記車体側部材に揺動自在に連結されたトーコントロールリンクとを備え、
平面視において前側の前記ロアアームは、車体幅方向で車体内方側ほど車体前側に位置する傾斜姿勢に設定され、平面視において後側の前記ロアアームは、前記車体幅方向で車体内方側ほど車体後側に位置する傾斜姿勢に設定され、平面視において前記トーコントロールリンクは、前記車体幅方向で車体内方側ほど車体後側に位置する傾斜姿勢に設定され、かつ、車体幅方向に対する前記トーコントロールリンクの平面視における傾斜角度が、車体幅方向に対する前記前側ロアアームの平面視における傾斜角度、及び車体幅方向に対する前記後側ロアアームの平面視における傾斜角度に比べて小さく設定され、
前記前側のロアアームの他端部と前記車体側部材とは第1防振ブッシュを介して連結し、前記後側のロアアームの他端部と前記車体側部材とは第2防振ブッシュを介して連結し、前記トーコントロールリンクの他端部と前記車体側部材とは第3防振ブッシュを介して連結し、前記前側のアッパーアームの他端部と前記車体側部材とは第4防振ブッシュを介して連結し、前記後側のアッパーアームの他端部と前記車体側部材とは第5防振ブッシュを介して連結し、
前記第1防振ブッシュの軸芯が、平面視において、前記前側のロアアームの長手方向と直交する方向に沿い、前記第2防振ブッシュの軸芯が、平面視において、前記後側のロアアームの長手方向と直交する方向に沿うとともに、前記第3防振ブッシュの軸芯が、平面視において、前記トーコントロールリンクの長手方向と直交する方向に沿うように、前記第1防振ブッシュと第2防振ブッシュと第3防振ブッシュとの姿勢が設定され、更に、前記第4防振ブッシュの軸芯が、平面視において、前記前側のアッパーアームの長手方向と直交する方向に沿い、前記第5防振ブッシュの軸芯が、平面視において、前記後側のアッパーアームの長手方向と直交する方向に沿うように、前記第4防振ブッシュと第5防振ブッシュとの姿勢が設定されているマルチリンク式サスペンション装置であって、
前記第2防振ブッシュは、第1軸部材と、前記第1軸部材を囲む第1外筒と、前記第1軸部材と第1外筒を連結する第1ゴム状弾性体とを備え、前記第1軸部材の軸方向の中央部が、径方向外方側に膨出した球状の第1膨出部に構成され、前記第1膨出部を囲む前記第1外筒の内周面部分が、前記第1膨出部の凸状の球面と同芯状の凹状の球面に形成され、前記第2防振ブッシュは、さらに、前記第1軸部材と第1外筒の間に位置する第1中間筒を備えて、前記第1ゴム状弾性体が、前記第1軸部材と第1中間筒を連結する内側ゴム状弾性体部分と、前記第1中間筒と第1外筒を連結する外側ゴム状弾性体部分とで構成され、前記第1中間筒の軸方向の中央部が、径方向外方側に膨出した球状の第1中間筒側膨出部に構成されて、前記第1中間筒側膨出部の外周面が、前記第1膨出部の凸状の球面と同芯状の凸状の球面に形成されるとともに、前記第1中間筒側膨出部の内周面が、前記第1膨出部の凸状の球面と同芯状の凹状の球面に形成され、
前記第1防振ブッシュ及び前記第3防振ブッシュは、第2軸部材と、前記第2軸部材を囲む第2外筒と、前記第2軸部材と第2外筒を連結する第2ゴム状弾性体とを備え、前記第2軸部材の軸方向の中央部が、径方向外方側に膨出した球状の第2膨出部に構成され、前記第2膨出部を囲む前記第2外筒の内周面部分が、前記第2膨出部の凸状の球面と同芯状の凹状の球面に形成され、
前記第1防振ブッシュと前記第3防振ブッシュのうち、前記第3防振ブッシュのみが、さらに、前記第2軸部材と第2外筒の間に位置する第2中間筒を備えて、前記第2ゴム状弾性体が、前記第2軸部材と第2中間筒を連結する内側ゴム状弾性体部分と、前記第2中間筒と第2外筒を連結する外側ゴム状弾性体部分とで構成され、前記第2中間筒の軸方向の中央部が、径方向外方側に膨出した球状の第2中間筒側膨出部に構成されて、前記第2中間筒側膨出部の外周面が、前記第2膨出部の凸状の球面と同芯状の凸状の球面に形成されるとともに、前記第2中間筒側膨出部の内周面が、前記第2膨出部の凸状の球面と同芯状の凹状の球面に形成され、前記第3防振ブッシュは、前記第1防振ブッシュに比べて、ねじり方向のばね定数及び軸方向のばね定数が小さく設定され、
前記第4防振ブッシュ及び前記第5防振ブッシュは、第3軸部材と、前記第3軸部材を取り囲む第3外筒と、前記第3軸部材と第3外筒を連結する第3ゴム状弾性体とから成り、前記第3軸部材及び第3外筒ともに径が一定のストレート筒状に形成されているマルチリンク式サスペンション装置。 - 前記第1防振ブッシュは、前記第2軸部材及び第2外筒の軸方向に沿う断面において、前記第2外筒の前記凹状の球面によって定められる仮想球面と、前記第2膨出部の前記凸状の球面によって定められる仮想球面との間の第2ゴム状弾性体部分の周方向の両端部に、前記第2軸部材と、前記第2外筒の軸方向の両端部との間で露出した円弧状の一対の開放端面が各別に形成され、前記第2外筒は、軸方向中央部が両端部よりも薄肉の、外周面の径が一定のストレート筒状に形成されている請求項1記載のマルチリンク式サスペンション装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006163907A JP4451861B2 (ja) | 2006-06-13 | 2006-06-13 | マルチリンク式サスペンション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006163907A JP4451861B2 (ja) | 2006-06-13 | 2006-06-13 | マルチリンク式サスペンション装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007331495A JP2007331495A (ja) | 2007-12-27 |
JP4451861B2 true JP4451861B2 (ja) | 2010-04-14 |
Family
ID=38931387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006163907A Active JP4451861B2 (ja) | 2006-06-13 | 2006-06-13 | マルチリンク式サスペンション装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4451861B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4417928B2 (ja) * | 2006-06-21 | 2010-02-17 | 東洋ゴム工業株式会社 | マルチリンク式サスペンション装置 |
-
2006
- 2006-06-13 JP JP2006163907A patent/JP4451861B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007331495A (ja) | 2007-12-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4740818B2 (ja) | 防振ブッシュを備えたリンク部材 | |
JP2008522892A (ja) | 自動車用独立サスペンション | |
JP4751743B2 (ja) | サスペンションブッシュおよびそれを用いたダブルジョイント式サスペンション機構 | |
JP2008095860A (ja) | リンク部材 | |
JP4417928B2 (ja) | マルチリンク式サスペンション装置 | |
JP2007331496A (ja) | マルチリンク式サスペンション装置 | |
JP7233045B2 (ja) | ブッシュ及び車両用サスペンション装置 | |
JP4451861B2 (ja) | マルチリンク式サスペンション装置 | |
US11981179B2 (en) | Suspension | |
JP3924729B1 (ja) | 防振ブッシュ | |
JP2008019928A (ja) | 防振ブッシュ、及び、この防振ブッシュを備えたマルチリンク式サスペンション装置 | |
JP4566095B2 (ja) | ストラットアームブッシュおよびそれを用いたダブルジョイント式サスペンション | |
JP2007331494A (ja) | マルチリンク式サスペンション装置 | |
JP2008201307A (ja) | スタビライザ装置 | |
JP3890995B2 (ja) | 自動車用サスペンション機構 | |
JPS62191207A (ja) | 自動車の後輪懸架装置 | |
JP3466974B2 (ja) | サスペンション連結部材 | |
JP6793011B2 (ja) | 車両のサスペンション構造 | |
JP3240249U (ja) | トレーリングアーム用緩衝器 | |
JP2009108950A (ja) | ピロボール構造及びサスペンション構造 | |
JP2007106190A (ja) | ボールジョイント及び車両用スタビライザ装置 | |
JP2008149789A (ja) | 連結手段 | |
JP7501955B2 (ja) | 弾性体ブッシュの支持構造 | |
JP2003118339A (ja) | 車両用サスペンション装置 | |
JP4647279B2 (ja) | リヤサスペンション |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090602 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090724 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100126 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100128 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4451861 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130205 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130205 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160205 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |