JP4451524B2 - ラインサーマルプリンタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、全プリントラインにわたってドット状の発熱素子を有するライン型サーマル印字ヘッドにより感熱インクを発色させて印字を行うラインサーマルプリンタに関し、特に、印字ヘッドをプラテンに圧着するように押圧するための付勢部材とその支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のラインサーマルプリンタにおいては、例えば、特開平5−286153号公報のように、印字ヘッドをプラテンに圧接するためのヘッド押圧部材は、枠体に形成された凸部にコイル部をはめ込むことによって支持されていた。
【0003】
次に、図7を用いて上記従来例について説明する。図7は、上記従来例におけるヘッド支持部材104がプラテン102に圧接している状態を示す上面図である。
【0004】
図7において、枠体101には2カ所の凸部101eが形成され。枠体101には、プラテン102が回転可能に取り付けられていると共に、印字ヘッド(図せず)を支持するヘッド支持部材104が揺動可能に取り付けられている。また、2カ所の凸部101eはヘッド押圧部材107を支持している。ヘッド押圧部材107は、2カ所のコイル部107aと、2カ所のコイル部107aの間に形成されたヘッド支持部材当接部107bと、2カ所のコイル部107aからそれぞれのびた固定端部107eによって1体として形成されている。2カ所の固定端部107eは枠体101によって係止され、ヘッド支持部材当接部107bはヘッド支持部材104をプラテン102に押圧している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のラインサーマルプリンタは、上述のように、ヘッド押圧部材107は、2カ所のコイル部107aを枠体101に形成された2カ所の凸部101eにはめ込むことによって枠体101に取り付けているので、ヘッド押圧部材107を枠体101に取り付ける際には、2カ所の固定端部107eを枠体101に押しつけると共に、ヘッド支持部材当接部107bをヘッド支持部材104に押しつけながら2カ所のコイル部107aを2カ所の凸部101eにはめ込むので、組み付け作業が難しく、作業者に高い熟練度を要求すると共に作業時間が長くなりコスト高の要因となっていた。
【0006】
本発明の目的は、印字ヘッドをプラテンに押圧するためのヘッド押圧部材の組付けを容易にすることにより、作業者に高い熟練度を要求する必要がなく、作業時間が短くてすむことによってコストを下げることができる廉価にして信頼性があるプリンタを提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明においては、枠体と、該枠体に回転可能に支承されているプラテンと、該プラテンを回転駆動するためのモータと、前記プラテンに巻き付けられている記録用紙にプリントを行う印字ヘッドと、前記枠体に支承され前記印字ヘッドを支持するヘッド支持部材と、該ヘッド支持部材を前記プラテンに圧接するためのヘッド押圧部材とを有するラインサーマルプリンタにおいて、前記ヘッド押圧部材は一体の線材により形成され、前記ヘッド支持部材に当接するヘッド支持部材当接部と、該ヘッド支持部材当接部の両端に形成された2カ所のコイル部と、該コイル部に隣接して形成された固定端部とを有し、前記枠体には前記ヘッド押圧部材に形成された2カ所のコイル部及び固定端部を収納保持する上方に開口した2カ所の凹部と前記ヘッド支持部材と係合する上方に開口した溝部が形成されており、前記ヘッド押圧部材は前記枠体と前記ヘッド支持部材とへの圧接力による摩擦力で前記凹部内に保持されることを特徴とするものである。
【0008】
また、前記ヘッド支持部材と前記ヘッド押圧部材は導電材により形成され、該ヘッド押圧部材の固定端部は、前記モータに接触していることを特徴とするものである。さらに、前記ヘッド支持部材と前記モータは前記枠体の一方の側壁に対して同じ側に配置され、前記凹部は前記枠体における前記ヘッド支持部材と前記モータの間に形成れていることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る一実施例を斜め上方から見た状態を示す斜視図である。図2は、図1におけるヘッド押圧部材を組み付ける前の状態を示す説明図である。図3は、図1におけるA−A線矢視の状態を示す側面図である。図4は、図1におけるB−B線断面の状態を示す断面図である。図5は、図3に示すヘッドアップ部材を時計方向に回動させた状態を示す側面図である。図6は、ヘッドアップ部材が図5に示す状態にあるときの、図1におけるB−B線断面の状態を示す断面図である。
【0010】
図1において、本発明に係る一実施例の主要構成について説明する。枠体1には、プラテン2がプラテン軸2aによって回転可能に取り付けられ、プラテン2には印字用紙10が装着されている。また、枠体1にはヘッド支持部材4がスライドおよび回動可能に取り付けられている。ヘッド支持部材4の右端には右摺動子5が固着され、左端4bには左摺動子6が固着されている。右摺動子5および左摺動子6は枠体1に形成されている溝部にはめ合わされ、ヘッド支持部材4を枠体1に対してスライド可能としている。ヘッド支持部材4には図4に示すように印字ヘッド3が固着されていると共に、左摺動子6には、手指で操作することによりヘッド支持部材4をプラテン2に対して圧接および離間させるためのヘッドアップ部材8が取り付けられている。ヘッド支持部材4は、ヘッド押圧部材7によってプラテン2の方向に付勢され、印字ヘッド3は、プラテン2に装着されている印字用紙10に押圧されている。更に、枠体1には、印字用紙10を搬送するためにプラテン2を回転駆動するためのモータ9が取り付けられている。
【0011】
図2において、図1に示すヘッド押圧部材7を枠体1に組み付けるときの状態について説明する。ヘッド押圧部材7は、2カ所のコイル部7a、2カ所のコイル部7aの間に双方をつなぐように形成されたヘッド支持部材当接部7b、右側のコイル部7aの右端からのびている右固定端部7c、左側のコイル部7aの左端からのびているつまみ部7d、つまみ部7dの先端に形成されている左固定端部7eが導電材により一体に形成されている。枠体1には、ヘッド押圧部材7の2カ所のコイル部7aを収納保持するための凹部1bが2カ所に形成されている。
【0012】
ヘッド押圧部材7を枠体1に組み付ける際には、2カ所のコイル部7aを、枠体1に形成されているそれぞれ2カ所の凹部1bに上方から挿入して、図4に示すように左固定端部7eを枠体1に係合させると共に、図1に示すように右固定端部7cをモータ9に接触させた位置に装着する。ヘッド押圧部材7は、右固定端部7cと左固定端部7eが枠体1に圧接すると共に、ヘッド支持部材当接部7bがヘッド支持部材4をプラテン2に対して圧接する。その結果、ヘッド押圧部材7は、枠体1とヘッド支持部材4とへの圧接力による摩擦力で枠体1の凹部1b内に保持される。また、導電材により一体に形成されているヘッド押圧部材7が、これも導電材により形成されているヘッド支持部材4とモータ9とに接触してヘッド支持部材4のグランド接続を構成している。
【0013】
図3において、図1におけるプリンタのA−A線矢視の状態について説明する。ヘッドアップ部材8には、手指でヘッドアップ部材8を回動操作するためのヘッドアップ操作部8a、印字ヘッド3をプラテン2に装着されている印字用紙10に圧接するためのヘッド押圧カム部8b、印字ヘッド3をプラテン2から離間させるためのヘッド離間カム部8cが形成されている。枠体1には、ヘッドアップ部材8のヘッド押圧カム部8bとヘッド離間カム部8cに当接するためのヘッドアップ部材当接部1aが形成されている。図3の状態は、ヘッド押圧カム部8bがヘッドアップ部材当接部1aに対向している状態である。ヘッド押圧カム部8bはカムの高さが低いので、ヘッドアップ部材8は、プラテン2の方向への移動をヘッドアップ部材当接部1aによって制限されない。
【0014】
図4において、図1におけるプリンタのB−B線断面の状態について説明する。枠体1には、用紙後方挿入口1cおよび用紙下方挿入口1dが形成されている。図4においては、印字用紙10は用紙後方挿入口1cから挿入され、プラテン2の前方を通って上方に排出されるように装着されている。図3に示すようにヘッドアップ部材8のヘッドアップ操作部8aが、ほぼ水平の姿勢に倒されていると、ヘッドアップ部材8は、プラテン2の方向への移動をヘッドアップ部材当接部1aによって制限されることなく、ヘッド支持部材4は、ヘッド押圧部材7の付勢力によってプラテン2に装着されている印字用紙10に対して印字ヘッド3を圧接している。この状態は印字が可能な状態である。
【0015】
図5において、図3における状態からヘッドアップ部材8を時計方向に回動操作した状態について説明する。図3における状態からヘッドアップ部材8を時計方向に回動させると、ヘッド離間カム部8cがヘッドアップ部材当接部1aに対向している状態である。ヘッド離間カム部8cはカムの高さが高いので、ヘッドアップ部材8は、プラテン2の方向への移動をヘッドアップ部材当接部1aによって制限された状態にある。
【0016】
図6において、図4における状態からヘッドアップ部材8を時計方向に回動操作したの状態について説明する。図5に示すようにヘッドアップ部材8のヘッドアップ操作部8aが、水平の姿勢から時計方向に回動された位置に位置決めされると、ヘッドアップ部材8は、プラテン2の方向への移動をヘッドアップ部材当接部1aによって制限された状態となり、ヘッド支持部材4は、ヘッド押圧部材7の付勢力に抗してプラテン2から離間する。この状態は印字用紙10の装着が可能な状態である。
【0017】
【発明の効果】
本発明によれば、印字ヘッドをプラテンに押圧するためのヘッド押圧部材の組付けが容易であるので、作業者に高い熟練度を要求する必要がなく、作業時間が短くてすむことによってコストを下げることができる廉価にして信頼性があるプリンタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例を斜め上方から見た状態を示す斜視図である。
【図2】図1におけるヘッド押圧部材を組み付ける前の状態を示す説明図である。
【図3】図1におけるA−A線矢視の状態を示す側面図である。
【図4】図1におけるB−B線断面の状態を示す断面図である。
【図5】図3に示すヘッドアップ部材を時計方向に回動させた状態を示す側面図である。
【図6】ヘッドアップ部材が図5に示す状態にあるときの、図1におけるB−B線断面の状態を示す断面図である。
【図7】従来例におけるヘッド支持部材104がプラテン102に圧接している状態を示す上面図である。
【符号の説明】
1 枠体
1a ヘッドアップ部材当接部
1b 凹部
1c 用紙後方挿入口
1d 用紙下方挿入口
2 プラテン
2a プラテン軸
3 印字ヘッド
4 ヘッド支持部材
4b 左端
5 右摺動子
6 左摺動子
7 ヘッド押圧部材
7a コイル部
7b ヘッド支持部材当接部
7c 右固定端部
7d つまみ部
7e 左固定端部
8 ヘッドアップ部材
8a ヘッドアップ操作部
8b ヘッド押圧カム部
8c ヘッド離間カム部
9 モータ
10 印字用紙
Claims (3)
- 枠体と、該枠体に回転可能に支承されているプラテンと、該プラテンを回転駆動するためのモータと、前記プラテンに巻き付けられている記録用紙にプリントを行う印字ヘッドと、前記枠体に支承され前記印字ヘッドを支持するヘッド支持部材と、該ヘッド支持部材を前記プラテンに圧接するためのヘッド押圧部材とを有するラインサーマルプリンタにおいて、
前記ヘッド押圧部材は一体の線材により形成され、前記ヘッド支持部材に当接するヘッド支持部材当接部と、該ヘッド支持部材当接部の両端に形成された2カ所のコイル部と、該コイル部に隣接して形成された固定端部とを有し、前記枠体には前記ヘッド押圧部材に形成された2カ所のコイル部及び固定端部を収納保持する上方に開口した2カ所の凹部と前記ヘッド支持部材と係合する上方に開口した溝部が形成されており、
前記ヘッド押圧部材は前記枠体と前記ヘッド支持部材とへの圧接力による摩擦力で前記凹部内に保持されることを特徴とするラインサーマルプリンタ。 - 前記ヘッド支持部材と前記ヘッド押圧部材は導電材により形成され、該ヘッド押圧部材の固定端部は、前記モータに接触していることを特徴とする請求項1記載のラインサーマルプリンタ。
- 前記ヘッド支持部材と前記モータは前記枠体の一方の側壁に対して同じ側に配置され、前記凹部は前記枠体における前記ヘッド支持部材と前記モータの間に形成れていることを特徴とする請求項2記載のラインサーマルプリンタ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP34748499A JP4451524B2 (ja) | 1999-12-07 | 1999-12-07 | ラインサーマルプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP34748499A JP4451524B2 (ja) | 1999-12-07 | 1999-12-07 | ラインサーマルプリンタ |
Publications (2)
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JP2001162893A JP2001162893A (ja) | 2001-06-19 |
JP4451524B2 true JP4451524B2 (ja) | 2010-04-14 |
Family
ID=18390544
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP34748499A Expired - Lifetime JP4451524B2 (ja) | 1999-12-07 | 1999-12-07 | ラインサーマルプリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4451524B2 (ja) |
-
1999
- 1999-12-07 JP JP34748499A patent/JP4451524B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP2001162893A (ja) | 2001-06-19 |
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