JP4448679B2 - 給気付塗装ブースの排気処理装置 - Google Patents

給気付塗装ブースの排気処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4448679B2
JP4448679B2 JP2003368168A JP2003368168A JP4448679B2 JP 4448679 B2 JP4448679 B2 JP 4448679B2 JP 2003368168 A JP2003368168 A JP 2003368168A JP 2003368168 A JP2003368168 A JP 2003368168A JP 4448679 B2 JP4448679 B2 JP 4448679B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
exhaust
exhaust chamber
gas
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003368168A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005131473A (ja
Inventor
錠二 伊藤
秀明 原
征弘 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Trinity Industrial Corp
Original Assignee
Trinity Industrial Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Trinity Industrial Corp filed Critical Trinity Industrial Corp
Priority to JP2003368168A priority Critical patent/JP4448679B2/ja
Publication of JP2005131473A publication Critical patent/JP2005131473A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4448679B2 publication Critical patent/JP4448679B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)

Description

本発明は、塗装室の汚染空気を排気室内に吸引して、排気室内に落とし込まれる液体を微粒化し、汚染空気中に含まれる塗装ミストを微粒化液体に気液接触させて捕集する給気付塗装ブースの排気処理装置に関するものである。
一般に、塗装ブースにて被塗物の塗装を行うと、オーバースプレーにより、塗料ミストや揮発性有機溶剤などを含んだ汚染空気が塗装室内に充満してしまう。その結果、塗料ミストのカブリによって被塗物の品質が損なわれたり、揮発性有機溶剤によって作業者の健康が害されたりする可能性がある。これらの問題を解決するために、汚染空気を塗装室外に排出する給気付塗装ブースが提案されている。
ところが、公害防止の観点から、塗装室の汚染空気をそのまま大気中に放出することはできない。そのため、給気付塗装ブースには、汚染空気を浄化する排気処理装置が設けられている(例えば、特許文献1参照)。排気処理装置は、塗装室の汚染空気を排気室内に吸引するとともに、排気室内に落とし込まれる水を絞り風路(液体微粒化部)によって微粒化するようになっている。そして、汚染空気中に含まれる塗料ミストを水滴に気液接触させて捕集するようになっている。
そして、塗料ミストを捕集した水滴の大部分は、絞り風路の開口部から還水槽(排液貯留部)に落下する。また、塗料ミストを含む水滴の一部は、排気ダクト側に導かれるが、水切り装置(気液分離手段)に接触して排気室の底面に落下し、空気成分のみが排気ダクト側に導かれる。
特許第3076426号公報(図1)
ところが、特許文献1に示される給気付塗装ブースでは、水滴が還水槽に落下することなどにより還水槽内に大量の泡が発生し、発生した泡が還水槽から溢れてしまうことがある。この場合、溢れた泡が、空気の流れにより水切り装置に導かれ、水切り装置をすり抜けて排気ダクトから外部に排出されてしまう。従って、水切り装置における塗料ミストの捕集効率が低下するという問題がある。
また、排気室の底面において水切り装置の直下となる範囲は、水滴に捕集された塗料ミストや水切り装置から垂れてきた泡によって汚れてしまう。それゆえ、メインテナンス時の清掃負担が増えてしまうという問題がある。
これを防止するために、還水槽を深くすることが考えられる。しかし、塗装ブースの大型化を避けるという観点からすると、還水槽は極力浅くなっていることが望ましい。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、排気室の底面の汚れを防止できるとともに、泡の発生に起因した塗料ミストの捕集効率の低下を防止することができる給気付塗装ブースの排気処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、塗装室の汚染空気を排気室内に吸引するとともに、前記排気室内に落とし込まれる液体を微粒化し、汚染空気中に含まれる塗料ミストを微粒化液体に気液接触させて捕集する給気付塗装ブースの排気処理装置において、前記排気室は、汚染空気が液体とともに通過する開口部を備えたフロープレートと、微粒化液体を発生させる液体微粒化部と、前記液体微粒化部を通過した空気から液体分を分離する複数の気液分離手段と、前記排気室の一方の側壁に設けられ、前記気液分離手段を通過した空気を外部に排出する排気ダクトと、塗料ミストを捕集した液体が溜まる排液貯留部とを備え、前記排気室の底面は、前記液体微粒化部側から前記排気ダクト側に行くに従って低くなる傾斜面となっており、前記液体微粒化部と前記排気ダクトとの間に前記複数の気液分離手段の各々がその下端を前記排気室の底面から離間して配置されるとともに、前記気液分離手段の直下位置または前記気液分離手段よりも下流側の下方位置に前記排液貯留部が配置され、前記排気室の底面に導かれた水の流れる方向及び前記排気室において空気の流れる方向は、いずれも前記液体微粒化部側から前記排気ダクト側に行く方向であることを特徴とする給気付塗装ブースの排気処理装置をその要旨とする。
従って、請求項1に記載の発明によると、排液貯留部が気液分離手段の上流側に配置されていないため、そもそも気液分離手段の上流側で泡が発生しにくく、仮に泡が発生したとしても大きく成長するには至らない。よって、泡の発生に起因した塗料ミストの捕集効率の低下を防止することができる。
しかも、排気室の底面は、液体微粒化部側から排気ダクト側に行くに従って低くなる傾斜面となっている。そのため、液体微粒化部から排気室の底面に導かれた液体は、底面に留まらずに、液体微粒化部の下流側にある排液貯留部に導かれる。従って、排気室の底面が洗い流されるため、排気室の底面が汚れるのを防止することができ、メインテナンス時の清掃負担を低減させることができる。
また、泡の発生を防止するために排液貯留部をあえて深くする必要がなくなるので、給気付塗装ブースの上下方向への大型化を防止することができる。
ここで、「液体微粒化部」としては、ベンチュリー状をなす筒状体などが挙げられるが、フロープレートの下方に設けられた案内手段の先端と、側壁との間に形成された狭小流路であることが好ましい(請求項2)。
「排液貯留部」とは、タンクや受け皿(たらい)などのように、液体を長期間溜めることができるものだけでなく、排水溝などのように、液体が外部に排出される前に一時的に溜まるようなものも含む。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記フロープレートの下方に、前記開口部を通過した汚染空気及び液体を、前記排気室において前記排気ダクトが設けられた側壁の反対側にある側壁の下端近傍に導く案内手段が設けられ、その案内手段の先端と前記側壁との間に、狭小流路が形成されていることをその要旨とする。
従って、請求項2に記載の発明によると、特にベンチュリー状をなす筒状体を形成したりしなくても、排気室において排気ダクトが設けられた側壁の反対側にある側壁を利用することで、狭小流路を容易に形成することができる。
また、案内板の先端を側壁の下端近傍に配置することにより、フロープレートと案内板とで構成され、音を干渉させて騒音を低減させる空間の容積を大きくすることができる。よって、騒音を効果的に低減させることができる。
「狭小流路」は、空気及び液体の流れが滞らない程度に幅狭に形成されることが好ましい。このようにすれば、狭小流路を流れる空気及び液体の流速が速くなるため、液体の微粒化が促進される。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2において、前記液体微粒化部側から前記排気ダクト側に行くに従って、流路断面積が徐々に大きくなっていることをその要旨とする。
従って、請求項3に記載の発明によると、排気ダクト側に行くに従って空気の流速が徐々に低下するため、空気とともに流れる微粒化液体が排気室の底面に落下しやすくなる。従って、液体微粒化部を通過した空気から液体分をより確実に分離させることができる。
以上詳述したように、請求項1〜3に記載の発明によると、排気室の底面の汚れを防止できるとともに、泡の発生に起因した塗料ミストの捕集効率の低下を防止することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1に基づき詳細に説明する。図1は本実施形態における給気付塗装ブースを示す正断面図である。
図1に示されるように、給気付塗装ブース1は、自動車ボディなどの被塗物2に塗料を吹き付けることにより、被塗物2の表面に塗膜を形成させるためのものである。給気付塗装ブース1の主要部を構成する塗装室3の上方には、空気が乱れることなく均一に流れるダウンフローA1を塗装室3内に供給する給気室4が設けられている。また、塗装室3の下方には、排気処理装置11の主要部を構成する排気室12が設けられている。
排気室12は、塗装室3内の汚染空気を、排気ファン(図示略)の吸引力によって吸引するようになっている。なお、汚染空気には、塗装室3内の塗装機(図示略)からオーバースプレーされた塗料ミストが含まれている。また、排気室12の一方の側壁12bには、排気室12内にて浄化された空気を外部に排出する排気ダクト13が設けられている。そして、排気ダクト13から排出された空気は、図示しないファンによって圧送され、再び給気室4に導かれるようになっている。
図1に示されるように、排気室12には、フロープレート14が排気室12を上下に仕切るように配設されている。フロープレート14は、中央部に向かって下降するように傾斜しており、左右両側に給水手段としての給水管14a,14bを備えている。給水管14a,14bには、複数の管が等間隔に設けられている。そのため、給水管14a,14b内の水(液体)は、各管の上端からオーバーフローしてフロープレート14上を中央部に向かって流れるようになっている。フロープレート14の中央部には、汚染空気が水とともに通過する開口部15が形成されている。なお、上記のような給水管14a,14bに代えて、給水樋を給水手段として用いてもよい。
また、フロープレート14の下方には、案内手段としての案内板16が設けられている。案内板16は、開口部15の下端部から図1の左下に向けて延設されている。案内板16は、開口部15から排気室12の底面12a近傍に至る流路を形成している。よって、案内板16は、開口部15を通過した汚染空気及び開口部15から落とし込まれた水を、排気室12の底面12aに導くようになっている。
図1に示されるように、案内板16の先端は、排気室12において前記排気ダクト13が設けられた側壁12bの反対側にある側壁12cの下端近傍に接近して配置されている。これにより、案内板16の先端と側壁12cとの間には、液体微粒化部としての狭小流路17が形成される。狭小流路17は、開口部15から排気ダクト13に至る流路において最も幅狭な流路となっている。そのため、狭小流路17を通過するときに空気及び水の流速が最大になるとともに、水が微粒化される。このとき、汚染空気に含まれる塗料ミストは、水滴(微粒化液体)に気液接触して捕集される。そして、塗料ミストを捕集した水滴の大部分は、狭小流路17の開口部から排気室12の底面12aに導かれる。また、塗料ミストを含む水滴の一部は、排気ダクト13側に導かれる。
図1に示されるように、排気室12内には、側壁12c、フロープレート14及び案内板16によって消音室18が形成されている。そして、消音室18では、開口部15から水が落とし込まれることにより発生する音や、空気及び水が狭小流路17を通過するときに発生する音が、互いに干渉する。その結果、それらの音圧レベルが下げられ、騒音が効果的に低減される。
また、排気室12においてフロープレート14及び案内板16の下側にある空間は、気液分離ゾーン19となっている。気液分離ゾーン19は、狭小流路17側から前記排気ダクト13側に行くに従って、流路断面積が徐々に大きくなっている。また、排気室12の底面12aは、狭小流路17側から排気ダクト13側に行くに従って低くなる傾斜面となっている。これにより、狭小流路17の開口部から排気室12の底面12aに導かれた水は、排気ダクト13側に流れるようになる。また、狭小流路17を通過した空気も、底面12aに導かれた水と同じように排気ダクト13側に流れるようになる。
図1に示されるように、狭小流路17と排気ダクト13との間には、複数の気液分離板20(気液分離手段)が配置されている。各気液分離板20は、狭小流路17を通過した空気から水分(塗料ミストを含む水)を分離するようになっている。これにより、分離された水分は、排気室12の底面12aに落下して排気ダクト13側に流れるようになる。各気液分離板20は、排気室12の底面12aから離間して配置されている。そして、排気ダクト13は、各気液分離板20を通過して浄化された空気を排気室12の外部に排出するようになっている。
また、排気室12の底面12aの下方位置には、排液貯留部としての排水路21が設置されている。本実施形態では、排水路21は排気室12の外側に設置されている。排水路21は、底面12aにおいて各気液分離板20よりも下流側に配置されている。排水路21には、底面12aを流れてきた水(狭小流路17の開口部から底面12aに導かれた水、各気液分離板20によって分離された水分)が一時的に溜まるようになっている。
次に、排気処理装置11の作用を説明する。
まず、塗装機から塗料を噴霧して被塗物2の上塗り塗装を行うと、オーバースプレーされた塗料が、塗装室3内の空気とともに、排気室12に配設されたフロープレート14の開口部15から案内板16に案内されて、気液分離ゾーン19に吹き出される。この状態において、狭小流路17では、開口部15から落とし込まれた水が微粒化され、その水滴と塗装室3から吸引された汚染空気とが気液接触され、汚染空気に含まれる塗料ミストが捕集される。
このとき、狭小流路17にて発生した水滴の大部分は、排気室12の底面12aに導かれる。そして、狭小流路17から排気室12の底面12aに導かれた水は、傾斜面(底面12a)に沿って流れて排水路21側に導かれる。また、排気室12の底面12aに導かれた水の流れは、底面12aの傾斜だけでなく、水の流れと同じ方向に流れる空気の勢いによっても増速される。さらに、排気室12の底面12aに導かれた水の流れは、各気液分離板20で遮られることなく排水路21側に流れる。従って、排気室12の底面12aがより確実に洗い流されるため、底面12aが汚れるのを防止できる。
また、狭小流路17にて発生した水滴の一部は、狭小流路17を通過した空気とともに排気ダクト13側に導かれる。このとき、狭小流路17側から排気ダクト13側に行くに従って気液分離ゾーン19の流路断面積が徐々に大きくなっているため、排気ダクト13側に行くに従って空気の流速が徐々に低下し、空気とともに流れる水滴が排気室12の底面12aに落下しやすくなる。さらに、空気とともに流れる水滴は、各気液分離板20により空気から分離される。そして、分離された水は排気室12の底面12aに落下する。このとき、分離された水は、上流側から排気室12の底面12aを流れてきた水とともに洗い流され、排水路21に導かれる。
従って、本実施形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)排水路21が、狭小流路17の直下位置とは異なる各気液分離板20よりも下流側の下方位置に配置されている。即ち、排水路21が気液分離板20の上流側に配置されていないため、そもそも気液分離板20の上流側で泡が発生しにくく、仮に泡が発生したとしても大きく成長するには至らない。そのため、排水路21内に泡が発生し、排水路21から溢れた泡が空気の流れにより気液分離板20に導かれ、気液分離板20をすり抜けて排気ダクト13から排気室12の外部に排出されてしまうのを防止できる。よって、泡の発生に起因した気液分離板20における塗料ミストの捕集効率の低下を防止することができる。
また、排水路21は、各気液分離板20の直下に配置されるのではなく、各気液分離板20の下流側に配置されている。よって、排気室12の底面12aの略全体が洗い流されるため、底面12aが汚れるのを防止でき、メインテナンス時の清掃負担を低減させることができる。
(2)排気室12の底面12aは、狭小流路17側から排気ダクト13側に行くに従って低くなる傾斜面となっている。そのため、狭小流路17から排気室12の底面12aに導かれた水は、底面12aに留まらずに、狭小流路17の下流側にある排水路21に導かれる。さらに、空気の流れる方向及び水の流れる方向は、互いに等しくなっている。よって、排気室12の底面12aに導かれた水の流れは、底面12aの傾斜だけでなく、空気が流れる勢いによっても増速されるため、より一層流れやすくなる。従って、排気室12の底面12aがより確実に洗い流されるため、底面12aが汚れるのをより一層防止でき、メインテナンス時の清掃負担を低減させることができる。
また、狭小流路17にて発生した水滴の一部は、狭小流路17を通過した空気とともに排気ダクト13側に導かれ、気液分離板20により空気から分離される。排水路21は気液分離板20の下流側の下方位置にあるため、分離された水は排気室12の底面12aに落下する。このとき、分離された水は、排気室12の底面12aに留まらずに、上流側から排気室12の底面12aを流れてきた水とともに洗い流され、排水路21に導かれる。従って、底面12aにおいて気液分離板20の直下となる部分が汚れるのを防止することができる。
また、泡の発生を防止するために排水路21をあえて深くする必要がなくなるので、給気付塗装ブース1の上下方向への大型化を防止することができる。
(3)各気液分離板20は、排気室12の底面から離間して配置されている。よって、各気液分離板20の上流側から排気室12の底面12aを流れてきた水を、各気液分離板20で遮ることなく排水路21側にスムーズに流すことができる。また、各気液分離板20の上流側から流れてきた水に含まれる塗料ミストにより、各気液分離板20が汚れてしまうのを防止できる。
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、排水路21は、各気液分離板20よりも下流側の下方位置に配置されていた。しかし、図2に示されるように、排水路21を、各気液分離板20の直下に配置してもよい。
・上記実施形態では、開口部15を通過した水は、案内板16の先端と排気室12の側壁12cとの間に形成された狭小流路17の開口部から排気室12の底面12aに導かれるようになっていた。しかし、案内板16を省略するとともに、狭小流路17を開口部15の下端に形成し、開口部15を通過する水を排気室12の底面12aに直接落下させるようにしてもよい。
・上記実施形態では、塗料が吹き付けられる被塗物2は自動車ボディであった。しかし、被塗物2は、空力付加物(スポイラーなど)やバンパーなどの自動車用部品であってもよい。なお、被塗物2は、必ずしも自動車用部品でなくてもよい。
・上記実施形態にて被塗物2に対して行われる塗装は、上塗り塗装であった。しかし、被塗物2に対して行われる塗装は、下塗り塗装や中塗り塗装などであってもよい。
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1)前記排液貯留部は前記気液分離手段の直下に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の給気付塗装ブースの排気処理装置。
(2)前記気液分離手段を、前記排気室の底面から離間させて配置したことを特徴とする請求項1〜3、技術的思想(1)のいずれか1つに記載の給気付塗装ブースの排気処理装置。よって、技術的思想(2)によれば、排気室の底面を流れる液体を、気液分離手段で遮ることなく排液貯留部側にスムーズに流すことができる。
本発明を具体化した一実施形態の給気付塗装ブースを示す概略断面図。 他の実施形態の給気付塗装ブースを示す概略断面図。
符号の説明
1…給気付塗装ブース
3…塗装室
11…排気処理装置
12…排気室
12a…底面
12b,12c…側壁
13…排気ダクト
14…フロープレート
15…開口部
16…案内手段としての案内板
17…液体微粒化部としての狭小流路
20…気液分離手段としての気液分離板
21…排液貯留部としての排水路

Claims (3)

  1. 塗装室の汚染空気を排気室内に吸引するとともに、前記排気室内に落とし込まれる液体を微粒化し、汚染空気中に含まれる塗料ミストを微粒化液体に気液接触させて捕集する給気付塗装ブースの排気処理装置において、
    前記排気室は、汚染空気が液体とともに通過する開口部を備えたフロープレートと、微粒化液体を発生させる液体微粒化部と、前記液体微粒化部を通過した空気から液体分を分離する複数の気液分離手段と、前記排気室の一方の側壁に設けられ、前記気液分離手段を通過した空気を外部に排出する排気ダクトと、塗料ミストを捕集した液体が溜まる排液貯留部とを備え、
    前記排気室の底面は、前記液体微粒化部側から前記排気ダクト側に行くに従って低くなる傾斜面となっており、前記液体微粒化部と前記排気ダクトとの間に前記複数の気液分離手段の各々がその下端を前記排気室の底面から離間して配置されるとともに、前記気液分離手段の直下位置または前記気液分離手段よりも下流側の下方位置に前記排液貯留部が配置され、前記排気室の底面に導かれた水の流れる方向及び前記排気室において空気の流れる方向は、いずれも前記液体微粒化部側から前記排気ダクト側に行く方向であることを特徴とする給気付塗装ブースの排気処理装置。
  2. 前記フロープレートの下方に、前記開口部を通過した汚染空気及び液体を、前記排気室において前記排気ダクトが設けられた側壁の反対側にある側壁の下端近傍に導く案内手段が設けられ、その案内手段の先端と前記側壁との間に、狭小流路が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の給気付塗装ブースの排気処理装置。
  3. 前記液体微粒化部側から前記排気ダクト側に行くに従って、流路断面積が徐々に大きくなっていることを特徴とする請求項1または2に記載の給気付塗装ブースの排気処理装置。
JP2003368168A 2003-10-28 2003-10-28 給気付塗装ブースの排気処理装置 Expired - Fee Related JP4448679B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003368168A JP4448679B2 (ja) 2003-10-28 2003-10-28 給気付塗装ブースの排気処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003368168A JP4448679B2 (ja) 2003-10-28 2003-10-28 給気付塗装ブースの排気処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005131473A JP2005131473A (ja) 2005-05-26
JP4448679B2 true JP4448679B2 (ja) 2010-04-14

Family

ID=34645914

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003368168A Expired - Fee Related JP4448679B2 (ja) 2003-10-28 2003-10-28 給気付塗装ブースの排気処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4448679B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107234030A (zh) * 2017-07-03 2017-10-10 中国航天建设集团有限公司 喷漆岗位静压送风单元以及喷漆漆雾净化系统

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103386384A (zh) * 2013-08-06 2013-11-13 涂国坚 一种用于光固化涂料的喷涂系统

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107234030A (zh) * 2017-07-03 2017-10-10 中国航天建设集团有限公司 喷漆岗位静压送风单元以及喷漆漆雾净化系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005131473A (ja) 2005-05-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5422814B2 (ja) 塗料捕集システム
US4894073A (en) Filter
JP6410365B2 (ja) 噴霧液回収ブース
MX2012002873A (es) Aparato colector de rocio de pintura y cabina para pintar con pistola que lo utiliza.
JP6310871B2 (ja) 塗装設備
JP6363024B2 (ja) 水洗塗装ブース
JP4448679B2 (ja) 給気付塗装ブースの排気処理装置
JP2017148759A (ja) 噴霧液回収ブース
JP2009028586A (ja) 余剰霧化塗料捕集システム
CA1172443A (en) Spray booth apparatus
JP4526932B2 (ja) 塗装ブース
JPH0549989A (ja) 塗装ブースの未塗着塗料捕集装置
JP6335830B2 (ja) 液滴捕集装置、及び、その液滴捕集装置を用いた塗装排気洗浄装置
CN1325172C (zh) 采用2级水流的水洗式喷涂室
JP4255331B2 (ja) 気体浄化装置、及び、塗装ブース
JP2000225361A (ja) 垂直送風流を有するプッシュ・プル型塗装ブース
JP2009300005A (ja) 加湿器
CN213762507U (zh) 喷漆机
JPH0670858U (ja) 塗料ミスト除去装置
JPS6331715Y2 (ja)
JP2554618Y2 (ja) 給気付塗装ブースの排気処理装置
JPH0871468A (ja) 給気付塗装ブースの排気処理装置
JP2009101285A (ja) 液体塗布装置
JPH0315945Y2 (ja)
JP2005131474A (ja) 給気付塗装ブースの排気処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060829

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090529

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090706

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100119

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100125

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130129

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4448679

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140129

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees