JP4447733B2 - キャップ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、易開栓性が向上したタンパーエビデントキャップに関するもので、より詳細には、頂板部と、内面にボトル首部のネジと係合するネジを備えたスカート部と、スカート部下端に破断可能なブリッジを介して設けられたタンパーエビデントバンドとからなり、タンパーエビデントバンドの内面には内方に指向しており且つボトル首部の複数の開栓用カムのテーパー面と係合可能である複数の係合片が周方向に間隔をおいて開栓用カムの整数倍の個数で設けられいるキャップについての易開栓性の向上に関する。
【0002】
【従来の技術】
キャップの開封履歴を証明するタンパーエビデントバンド(以下、TEバンドと呼ぶことがある)を備えたキャップは周知であり、各種調味料、飲料等の容器に広く採用されている。このキャップでは、TEバンドは、破断可能なブリッジを介してキャップスカート部の下端に設けられており、TEバンドの内面には、容器口部の外面と係合する突起が設けられている。即ち、キャップを開栓すると、TEバンドの突起が容器口部の外面と係合し、TEバンドの上昇が阻止されるため、TEバンドの上方のキャップ本体のみが上昇し、TEバンドとキャップスカート部とを連結しているブリッジが破断する。従って、容器口部から取り除かれたキャップからはTEバンドが脱落しており、この事実がキャップの開封履歴を証明することになる。
【0003】
開栓に際して、TEバンドとボトル首部との回転を阻止するために、TEバンドの内面にフラップ片を設けると共に、ボトル首部に開栓用カムを設けたものも既に知られている。
本出願人の出願にかかる特開平11−147551号公報には、頂板部と、内面に容器口部と螺合する螺条を備えたスカート部と、該スカート部下端に破断可能な橋絡部を介して設けられたタンパーエビデントバンドとから成り、該タンパーエビデントバンドの内面には、内方且つ上方に指向している可撓性のフラップ片が周方向に一定間隔をおいて複数形成されているプラスチックキャップにおいて、前記フラップ片の先端部分には、傾斜したテーパー面が形成されていることを特徴とするキャップが記載され、更に、上記キャップと、前記容器口部のビード部下面には、キャップの開栓時に前記フラップ片の先端部分と当接し得るテーパー面を備えたカムが少なくとも1個形成されており、前記フラップ片の先端部分には、キャップ開栓時に前記カムのテーパー面と当接する側に、該カムのテーパー面のテーパー角とほぼ同じ傾斜角のテーパー面が形成されていることを特徴とするキャップと容器との組み合わせが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このタイプのボトル−キャップ組立体においては、開栓に際して、キャップTEバンドのフラップ片のテーパ面と、ボトル首部のカムのテーパー面とが当接し、TEバンドが下方に押し下げられ、その結果ブリッジの破断が容易に生じやすいことが期待される。
【0005】
しかしながら、このタイプのキャップでは、キャップの開栓に際して、ボトル首部の複数のカムの全てがTEバンドのフラップ片(係合片)と当接するタイミングとなっているので、最初の開栓トルクの値が大きくなり、ボトルの開封をしにくいという問題を生じやすい。
【0006】
従って、本発明の目的は、キャップTEバンドの係合片とボトル首部のカムとが係合して開栓が行われるタンパーエビデントキャップにおいて、開栓初期における開栓トルクを低減させ、易開栓性を向上させたプラスチックキャップを提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、頂板部と、内面にボトル首部のネジと係合するネジを備えたスカート部と、スカート部下端に破断可能なブリッジを介して設けられたタンパーエビデントバンドとからなり、タンパーエビデントバンドの内面には内方に指向しており且つボトル首部の複数の開栓用カムのテーパー面と係合可能である複数の係合片が周方向に間隔をおいて開栓用カムの整数倍の個数で設けられいるボトル密封用キャップにおいて、前記係合片は複数の群から成り、第一の群の係合片は、その内の少なくとも1個が、開栓に際して、他の群の係合片に比して速いタイミングで開栓用カムのテーパー面に係合する位相で設けられていることを特徴とするキャップが提供される。
本発明のキャップにおいては、
1.前記係合片が可撓性のフラップ片であり且つ該フラップ片の先端が上方に指向していること、
2.前記フラップ片がその根本部分に比して先端部分が厚肉に形成されていること、
3.前記係合片が開栓用カムのテーパー面とほぼ同じ角度の係合面を先端部に備えていること、
が好ましい。
本発明の好適なキャップでは、前記係合片が周方向に等間隔で形成され、第一の群の係合片の開栓用カムのテーパー面との係合面は、他の群の係合片の開栓用カムのテーパー面との係合面よりも頂板部側に小間隔だけ突出させて形成されている。
本発明の他の好適なキャップでは、第一の群の係合片が他の群の係合片に比して開栓方向に進んだ位相位置で設けられている。
本発明のキャップにおいて、前記第一の群の係合片と他の群の係合片との位相の差(α)が1乃至20度、特に2乃至5度の範囲にあることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明のキャップは、頂板部と、内面にボトル首部のネジと係合するネジを備えたスカート部と、スカート部下端に破断可能なブリッジを介して設けられたタンパーエビデントバンドとからなり、タンパーエビデントバンドの内面には内方に指向しており且つボトル首部の複数の開栓用カムのテーパー面と係合可能である複数の係合片が周方向に間隔をおいて開栓用カムの整数倍の個数で設けられいるが、前記係合片を複数の群から構成し、第一の群の係合片を、その内の少なくとも1個が、開栓に際して、他の群の係合片に比して速いタイミングで開栓用カムのテーパー面に係合する位相で設けたことが特徴である。
このように、第一の群の係合片と他の群の係合片との間に開栓用カムに対する当接の位相差をもたせることにより、初期開栓トルクを開栓角度方向に分散させ、開栓トルク値が単一の高いピーク値となるのを防止して、開栓初期におけるトルク値を低減させ、易開栓性を向上させることができる。
【0009】
本発明におけるボトル首部におけるカム10の配置の一例を示す図6(展開図)及び周状(タンパーエビデント)バンド2における係合片21の配置の一例を説明するための図7(展開図)において、ボトル首部の締結用ネジの下方には、全体として10で示すカムが径外方向に突出させて設けられている。
【0010】
カム10は、一例としてボトル首部の周囲に4個、等間隔(ピッチ90度)で設けられており、開栓時において、周状バンド2の係合片21と周方向に当接するテーパー面11を有している。
【0011】
一方、周状バンド20の内面には、径内方向及び斜め上方向に延びる係合片(フラップ片)21が、カム10の整数倍、この例では3倍の個数、即ち4×3=12個(ピッチ30度)等間隔で形成されている。
係合片(フラップ片)21は複数の群、この例では、第一の群21aと、第二の21bから成っており、第一の群の係合片21aは1個のカムと対応し、他の群の係合片21bは3個のカムと対応関係にあり、第一の群は3個の係合片から構成され他の群は9個の係合片から構成されている。かくして、ほぼ30度以内のキャップの回転で第一の群の3個の係合片の内何れか1個が、それぞれカム10に当接するようになっている。
この例では、係合片21はカム10のテーパ面11と当接する係合面22を備えており、この係合面22の傾斜角度はカムのテーパー面のそれとほぼ等しくされている。
【0012】
図7において、キャップの開栓方向は右方向であり、キャップを右方向に回転させることにより、係合片21の係合面22がカム10のテーパー面11と当接し、続いてテーパー面11に沿って周状バンドは尚回転を続けながら下方向にも移動し、これにより周状バンド20とスカート部との間に設けられているブリッジ(図示せず)は、キャップの上方向への移動と周状バンドの下方向への移動によって生じる引っ張り力により破断される。
【0013】
前述した特開平11−147551号公報に示された従来のキャップでは、図15及び図16に示すとおり、全てのカム10のテーパー面11に当接する係合片21の係合タイミングが同じであるため、開栓トルクは大きい値となるのを避け得ない。
【0014】
従来のこの種のキャップにおけるキャップの回転角度(横軸)と、開栓トルク(縦軸)との関係を示す図18において、回転角度30度以内に単一の高さの高いピークが認められ、これが開栓性低下の大きい原因となっている。
【0015】
これに対して、本発明におけるカム10と係合片21との当接タイミングを説明するための図7(展開図)において、この例では、第一の群の係合片21aの係合面22aを、他の群の係合片21bの夫々の係合面22bよりも上側に微小間隔だけ偏らせて設けている。
このため、図7においてキャップを右方向に旋回させたとき、第一の群の係合片21aの1個が、他の群の係合片21bに比して速いタイミングで開栓用カムのテーパー面に係合する位相となり、これにより、回転角度対開栓ピークの関係は複数のピークに分散されたピーク値の低い状態となり、開栓性が向上する。
【0016】
本発明の図1のキャップにおけるキャップの回転角度(横軸)と、開栓トルク(縦軸)との関係を示す図17において、回転角度30度以内に複数の高さの低いピークが認められ、これが開栓性向上の理由が明らかとなる。
【0017】
本発明の好適なキャップでは、図7に示すとおり、係合片21が周状バンド20内面の周方向に等間隔で形成され、第一の群の係合片21aの開栓用カムのテーパー面との係合面22aは、他の群の係合片21bの開栓用カムのテーパー面との係合面22bよりも頂板部側に小間隔だけ突出させて形成されている。
この構成では、第一の群の係合片21aについてのみ、係合面22aの切り取り長を短くすればよいので、設計が容易であり、成形も容易であるという利点がある。
【0018】
本発明の他の好適なキャップでは、第一の群の係合片21aが他の群の係合片21bに比して開栓方向に進んだ位相位置、即ち図7に示すタイミングでいえば、右側に偏らせた位置で設けられている。
この構成では、全ての係合片21の形状及び寸法を同一にできるという利点がある。
【0019】
本発明のキャップにおいて、前記第一の群の係合片21aと他の群の係合片21bとの位相の差が1乃至20度、特に2乃至5度の範囲にあることが好ましい。
この位相の差が上記範囲を下回ると、初期開栓トルクのピークの分散が困難となって易開栓性が低下する傾向があり、一方この位相差が上記範囲を超えると、係合片の変形が大きくなって開栓性がかえって低下したり、またキャッピング性能が低下したりする傾向がある。
【0020】
本発明のキャップでは、本発明の精神を逸脱しない範囲で多くの変更が可能である。
例えば、前述した例では、第一の群の係合片と他の群の係合片との比は1:3であるが、この場合に限定されず、第一の群の係合片と他の係合片との比は、2:2或いは3:1の何れであってもよい。また、第一の群の係合片の個数も3個以外に、1個、2個或いは4個以上から成っていてもよい。
また、前述した例では、他の群の係合片21bには当接タイミングの位相差を設けていないが、他の群の係合片を第二の群の係合片、第三の群の係合片、或いは更に第四の群の係合片に分割し、第二の群の係合片と第三の群の係合片との間、或いは更に第四の群の係合片との間にも当接タイミングに位相差を設けてもよい。
【0021】
【実施例】
以下、本発明を添付図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。
添付図面において、
図1は本発明のプラスチックキャップの一例の部分断面側面図であり、
図2は図1のキャップの底面図であり、
図3は図1のキャップの係合片をキャップ内側から見て示す展開図であり、
図4は図3の要部を拡大して示す説明図であり、
図5は図1のキャップを適用するボトル首部の側面図であり、
図6は図5のボトルのカムを展開して示す展開図であり、
図7は図1のキャップの係合片と図5のボトル首部のテーパー面との開栓時における係合状態を示す展開図及びその要部を拡大して示す説明図であり、
図8は本発明のプラスチックキャップの他の例の部分断面側面図であり、
図9は図8のキャップの底面図であり、
図10は図8のキャップの係合片をキャップ内側から見て示す展開図であり、
図11は図10の要部を拡大して示す説明図であり、
図12は図8のキャップの係合片とボトル首部のテーパー面との開栓時における係合状態を示す展開図及びその要部を拡大して示す説明図であり、
図13は本発明のプラスチックキャップの更に他の例を示す部分断面側面図であり、
図14は係合片の変形を示す展開図であり、
図15は従来のキャップにおける係合片の配置を示す展開図であり、
図16は従来のキャップの係合片とボトル首部のテーパー面との開栓時における係合状態を示す展開図であり、
図17は本発明のキャップにおけるキャップの回転角度(横軸)と、開栓トルク(縦軸)との関係を示すグラフであり、
図18は従来のキャップにおけるキャップの回転角度(横軸)と、開栓トルク(縦軸)との関係を示すグラフである。
【0022】
[実施例1]
本実施例のキャップ1は、頂板部3と、頂板部の周縁部から垂下したスカート部4と、タンパーエビデントバンド(周状バンド)2とから成る。
頂板部3は、ボトル口部内に挿入されるインナーリング31とその外側に設けられたアウターリング32をその内面側に備えている。この具体例のキャップでは、インナーリング31は、密封すべきボトル首部6(図5)に対してキャップを正しくセンターリングさせ且つこの状態でインナーリング31とボトル口部の内周面と密封係合させ、しかもアウターリング32とボトル口部62(図5)の外周縁とを密封係合させるものである。勿論、密封係合の方式は、上記の方式に限定されるものではなく、インナーリング31及びアウターリング32の何れか一方とボトル口部との間で密封係合が行われるものであってもよい。
【0023】
スカート部4の内面には、開栓及び閉栓のためのネジ山41が設けられており、ボトル首部のネジ61(図5)との係合により、キャップがボトル首部6に締結される。また、この具体例のキャップでは、ネジ山41の所々に欠落部42が設けられており、炭酸飲料などの内容物に対して、開栓時にガス抜きが可能となっている。さらに、スカート部4の外面には、ローレット溝43が形成されていて、キャップ1の把持が容易に行われるようになっている。
【0024】
周状バンド2はスカート部4の下側に配置され、周状バンド2の上端面とスカート部4の下端面とは、周方向に適当な間隔をおいて複数設けられている破断可能なブリッジ5を介して連結されている。より詳細には、ブリッジ5の内面はスカート部4の内面と面一となるように下方に延長して形成されており、一方、ブリッジ5以外の部分は径外方に凹んで形成されている。
この具体例のキャップでは、周状バンド2とスカート部4とは、射出成形或いは圧縮成形等の手段で一体に成形されるが、成形後カッターなどで環状の切れ目51を形成し、ブリッジ5以外の部分を切断することにより、周状バンド2とスカート部4とに分離される。
【0025】
周状バンド2の内面側には、径内方及び上方に指向している複数個の可撓性のフラップ片(係合片)21が周方向に一定間隔をおいて設けられている。
【0026】
一方、この実施例のキャップを締結するボトル首部6を示す図5において、このボトル首部6の外周面には、キャップのネジ41と係合可能なネジ61が形成されていると共に、キャップで密封される口部62を備えている。首部6の下部には内容物の充填及びキャップの閉栓時にボトルを支持するためのサポートリング63も形成されている。
ボトル首部6の外周面には、ネジ61とサポートリング63との間に、首部の外周面64よりも径外方向に突出した複数個のカム10が設けられている。
【0027】
カム10は、図5及びカムを展開して示す図6において、右方向に水平面に対して上下方向に角度θで傾斜したテーパー面11を有しており、このテーパー面11は、その上端において水平な上面12に接続し、その下端において水平な下面13に接続されている。
また、カム10は、図において左側に、首部の外周面64とカム10の外周面14との間に径方向に傾斜して設けられた、フラップ片(係合片)持ち上げ用のテーパー面15をも備えている。
【0028】
図5に示す具体例では、ボトル首部6の周囲のカム10は等間隔に4個(角度45゜)設けられており、一方キャップ周状バンド2の内面のフラップ片(係合部)はカムの4倍の個数である12個が等間隔(角度30゜)で配置されている。
【0029】
図2及び図3において、フラップ片(係合片)21は、3個の第一の群のフラップ片21aと、9個の他の群のフラップ片21bとにグループ分けされている。図2及び図3では、第一の群のフラップ片21aは斜線のハッチングを付して示されている。
【0030】
フラップ片21a(21b)の先端部には、ボトル首部6のカム10と係合する係合面(テーパー面)22a(22b)が形成されている。より詳細には、このテーパー面22a(22b)は、カム10のテーパー面11と実質上同じ角度θの傾斜角度を有している。かくして、キャップを開栓方向に旋回させると、係合面22a(22b)はボトル首部のカム10のテーパー面11(図5)と係合し、旋回に伴って、周状バンド2は下向きに押し下げられる。
この場合、周状バンド2の周方向の変位をCとすると、周状バンドの下方向への変位Dは、下記式
D=Ctanθ
となる。
キャップの開栓方向への旋回に伴って、周状バンド2は下降し、一方スカート部4はボトル首部とのネジ係合により上昇するので、ブリッジ5には引張力が働いてブリッジの破断を生じる。
【0031】
この実施例のキャップでは、第一の群のフラップ片21aの係合面22aと他の群のフラップ片21bの係合面22bとは平行に、即ち同じ傾斜角度θで形成されているが、第一の群のフラップ片21aの係合面22aの方が、他の群のフラップ片21bの係合面22bよりも上側に偏って(或いは右側に偏って)形成されている。
図4に示す拡大図から、第一の群のフラップ片21aの係合面22aは、他の群のフラップ片21bの係合面22bに比して、テーパー状切片を短く、即ち浅く形成されていることも了解されよう。
【0032】
フラップ片とカムとの係合状態を展開図で示す図7において、30度以内のキャップの回転で第一の群の3個のフラップ片(係合片)21aの内何れか1個(図示する具体例では最も右側の1個)の係合面22aが、第一のカム10aのテーパー面11に当接するようになっている。
このタイミングにおいて、他の群のフラップ片(係合片)21bの係合面22bと第二のカム10bのテーパー面11との間には未だ微小間隔が残されており、当接状態には至っていない。
【0033】
図7において、キャップを右方向に回転させることにより、周状バンド2のフラップ片21aの係合面22aが第一のカム10aのテーパー面11と当接した後、テーパー面11に沿って周状バンド2は尚回転を続けながら下方向にも移動し、これにより、周状バンド2とスカート部4との間に設けられているブリッジ5(図1)の内、第一の群のフラップ片21aに近いものが、キャップの上方向への移動と周状バンド2の下方向への移動によって生じる引っ張り力により破断される。
【0034】
続いて小さなタイムラグをおいて、他の群のフラップ片(係合片)21bの係合面22bと第二のカム10bのテーパー面11とが当接し、これにより、周状バンド2とスカート部4との間に設けられているブリッジ5(図1)の内、他の群のフラップ片21bに近いものが、キャップの上方向への移動と周状バンド2の下方向への移動によって生じる引っ張り力により破断される。
【0035】
本発明では、このように、第一の群のフラップ片(係合片)21aの係合面22aと第一のカム10aのテーパー面11との当接乃至その後のブリッジの破断と、他の群のフラップ片(係合片)21bの係合面22bと第二のカム10bのテーパー面11との当接乃至その後のブリッジの破断とが、タイミングをずらして生じるので、図16に示すようにフラップ片(係合片)21の係合面22とカム10のテーパー面11とが同時に一挙に当接する場合に比して、初期開栓トルクを分散減少させ、易開栓性を向上させることができる。
【0036】
既に述べたとおり、本実施例のキャップを適用するボトル首部には4個のカムが等間隔で形成されており、一方キャップ側には1個のカム当たり3個のフラップ片(係合片)が設けられているので、例えば、第一の群のフラップ片21aの内、最も右側(中間、或いは最も左側)のものが第一のカム10aに当接する場合には、他の群のフラップ片21bの内、やはり最も右側(中間、或いは左側)のものが第二のカム10bに続いて当接するタイミングとなっている。
即ち、ボトル首部に対するキャップの締結状態は、ボトル口部62(図5)とキャップの密封部31乃至32との間の密封圧により定まり、従ってボトル首部のカムとキャップフラップ片との位置関係はランダムなものとなるが、本実施例におけるカムとフラップ片との配置では、各カムとフラップ片との当接が上記のタイミングで誤りなしに行われることになる。
【0037】
本発明のキャップにおけるフラップ片21では、図1に示されるように、その根本部分24に比して、係合面22も含めて先端部分25が厚肉に形成されていることが好ましい。
先ず、係合面22も含めて先端部分25を厚肉に形成しておくことにより、ボトル首部のカム10との係合を座屈を生じることなしに確実に行うことが可能となる。
また、フラップ片21の根本部分24を薄肉に形成しておくことにより、フラップ片21に必要な折れ曲がり変形性を付与することが可能となる。キャッピング時におけるフラップ片21は、図1に示すとおり、径内方向き且つ斜め上向きの状態にあるが、成形時には型抜きの都合上、図1とは逆向きの状態、即ち径内方向き且つ斜め下向きの状態にあり、これを逆向きに折り返すことにより閉栓に都合のよい状態、即ちテーパー面22が上向きの状態に変形することができる。
【0038】
本発明のキャップでは、キャップの閉栓時における旋回、即ち図7においてフラップ片21の左側への移動に際して、フラップ片21は、首部の外周面63から、フラップ片持ち上げ用テーパー面15を通って、カム10の外周面14に沿って広がり、その内径が広がった状態で旋回する必要がある。
このようなフラップ片21の径外方向への変形も、フラップ片21の根本24が薄肉に形成されていることにより、可能となるものである。
尚、フラップ片21の径が広がった状態での旋回を許容するために、周状バンド2の内面26は、図1に示すとおり、径外方に膨出した断面形状となっている。
【0039】
本発明のキャップのフラップ片において、付け根部の厚みは、一般に0.35乃至0.65mmの範囲にあることが好ましく、フラップ片の上端の厚みは付け根部における厚みの1.3乃至2.5倍程度とするのが好ましい。この厚みの範囲では、カムとの係合に際してフラップ片の座屈を生じることなしに安定な開栓操作を行いうると共に、閉栓操作も容易となる。
【0040】
一方、カム10のテーパー面11のテーパー角度(θ)、従ってフラップ片21の係合面22の角度は、一般に15乃至45度、特に20乃至35度の範囲にあることが望ましい。
即ち、この角度が上記範囲を上回ると両者の係合の際の抗力が大きくなりすぎ、易開栓性の点で不都合を生じやすく、一方この角度が上記範囲を下回るとブリッジに加わる張力が不足して、ブリッジの破断が生じにくくなり、やはり易開栓性の点でやはり不満足なものとなる。
【0041】
また、ボトル首部の周囲に設けるカム10の個数(n)は、一般に2乃至8個程度が適当である。このカムの個数が上記範囲よりも多くなると、初期開栓トルクのピークを複数に分散させることが難しくなり、ピーク値を低減させて易開栓性を向上させるという効果が発現させにくくなる。一方、このカムの個数が上記範囲を下回ると、開栓に際してブリッジの破断による周状バンドの切り離しが不安定になる傾向がある。
【0042】
周状バンド2の内面に設けるフラップ片(係合片)21の個数は、前述したカム10の個数の整数倍(m)であるが、この倍数(m)は、カム10の個数によっても相違するが、一般的にいって2乃至6倍程度であり、トータルのフラップ片の個数で24個以下であることが望ましい。
【0043】
ボトル首部に設けられたカム10は径外方向に突出していると共に、周方向にも一定の寸法をとるので、一つの群のフラップ片21a(21b)の一つがカム10a(10b)のテーパー面11と係合しているとき、前記群のフラップ片21a(21b)の残りの一つはカム10a或いは10bの外周面14に載った状態にあるのがよい。
図7に示した具体例では、例えば第一の群のフラップ片21aの内、右側のフラップ片はカム10aに当接しているが、左側のフラップ片はカム10bの外周面に載った状態となっており、真ん中のフラップ片は首部外周面64に載った状態となっている。
このようなカム10とフラップ片21との配置では、周状バンド2のボトル首部6に対する偏心を防止しつつ、フラップ片21をカム10に確実に当接させて、周状バンド2の確実な切り離しが可能となる。
【0044】
本発明のキャップにおいて、前記第一の群のフラップ片(係合片)21aと他の群のフラップ片(係合片)21bとのカム当接時の位相の差(α)が1乃至20度、特に2乃至5度の範囲にあることが好ましい。
即ち、この位相差(α)が上記範囲を下回ると、初期開栓トルクのピークを複数に分散させてピーク値を減少させるという本発明の効果が満足に達成されず、一方上記範囲を上回ると、全周にわたってブリッジを破断して、周状バンドを切り離すという作用が円滑に進行し難くなる傾向がある。
【0045】
[実施例2]
図8乃至図12の実施例で示すキャップにおいても、キャップの基本的な構造は、実施例1と同様なものであるが、周状バンド2におけるフラップ片(係合片)21の配置が、実施例1のものと相違している。
このキャップを適用するボトル首部6の構造は図5に示したものであり、ボトル首部におけるカム10の配置は、実施例1と同様であって、4個のカムが等間隔に設けられている。
一方、キャップの周状バンド2内面におけるフラップ片21はやはり全部で12個等間隔に形成されている。
【0046】
このキャップでは、図9及び図10に明確に示されるとおり、斜線のハッチングで示される第一の群のフラップ片(係合片)21a、21a及び白抜きで示される第二の群のフラップ片(係合片)21b、21bは、それぞれ2個ずつが対となっており、これらの2個ずつが交互に設けられている。
【0047】
この実施例のキャップにおいても、第一の群のフラップ片21aの係合面22aと第二の群のフラップ片21bの係合面22bとは平行に、即ち同じ傾斜角度θで形成されているが、第一の群のフラップ片21aの係合面22aの方が、第二の群のフラップ片21bの係合面22bよりも上側に偏って(或いは左側に偏って)形成されている。
【0048】
図12において、キャップを右方向に回転させることにより、周状バンド2のフラップ片21aの係合面22aが第一のカム10aのテーパー面11と当接した後、テーパー面11に沿って周状バンド2は尚回転を続けながら下方向にも移動し、これにより、周状バンド2とスカート部4との間に設けられているブリッジ5(図8)の内、第一の群のフラップ片21aに近いものが、キャップの上方向への移動と周状バンド2の下方向への移動によって生じる引っ張り力により破断或いは脆弱化される。
【0049】
続いて小さなタイムラグをおいて、他の群のフラップ片(係合片)21bの係合面22bと第二のカム10bのテーパー面11とが当接し、これにより、周状バンド2とスカート部4との間に設けられているブリッジ5(図8)の内、他の群のフラップ片21bに近いものが、キャップの上方向への移動と周状バンド2の下方向への移動によって生じる引っ張り力により破断される。
【0050】
この実施例におけるカム−フラップ片の当接の順序が実施例1のものと相違しており、図12に示されるとおり、周方向に隣り合った第一のカム10a、10aに第一の群のフラップ片21a、21aがそれぞれ当接し、次いでタイムラグをおいて周方向に隣り合った第二のカム10b、10bに第二の群のフラップ片21b、21bがそれぞれ当接する。
かくして、この例では、4個のカム10の内、2個のカムを、第一の群のフラップ片(係合片)21aと係合する第一のカムとし、2個のカムを、第二の群のフラップ片(係合片)21bと係合する残りのカムとしているので、初期開栓トルクをほぼ同じ高さの2個のピークに分割できるという利点がある。
尚、カム及びフラップ片の形状及び寸法は実施例1と同様であってよい。
【0051】
[実施例3]
図13に示すキャップは、実施例1及び2の開栓機構を、ライナー7を備えたツーピース型構造のプラスチックキャップに応用した例を示すものであり、ライナー以外の構造は前述した実施例1及び2と同様である。即ち、このキャップは、キャップの頂板部3の内面にインシェルモールドで形成された密封用ライナー7を備えていて、ボトル口部62(図5)との間で密封が行われるようになっている。
【0052】
[実施例4]
本発明では、係合片21として、実施例1乃至3に示したフラップ片に限定されず、カム10のテーパー面11と係合可能なものであれば任意のものを用いることができる。
図14(a)(b)に示す例では、周状バンド2の内面に設けられる係合片21は、中実の係合突起乃至非可撓性の係合突起であって、径内方向且つ斜め上方向に突出した矩形の形状をしており、そのコーナー部がカム10のテーパー面11と係合して、周状バンド2の下方向への押し下げが行われる。
この例において、図14(a)では第一の群の係合片21aの幅が他の群の係合片21bの幅より広く形成されており、図14(b)では第一の群の係合片21aの高さが他の群の係合片21bの高さより高く形成されている。
もちろん、この例においても、カム10のテーパー面11との係合面はテーパー面とほぼ同じ角度の係合面であってもよい。
【0053】
キャップの成形に用いる樹脂としては、各種プラスチック、例えば、低−、中−又は高−密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、熱可塑性ポリエステル、ポリアミド、スチレン系樹脂、ABS樹脂等が挙げられる。
【0054】
本発明のプラスチックキャップは、上記樹脂を用い、通常、射出成形、圧縮成形等によりスカート部及び周状バンドが一体化した状態で製造される。
スカート部と周状バンド周状リングとの間の切断面(分離面)の成形は、射出成形、圧縮成形等によりキャップ本体を成形する時に行ってもよいが、キャップ本体の成形後にカッティング加工を施すことによって形成してもよい。
【0055】
本発明のキャップでは、多くの変更が可能である。本実施例の場合、キャップ天面のインナーリング及びアウターリングはキャップ本体と一体に成形されているが、このインナーリング等の密封部は、キャップ本体とは別個に施されたライナーで形成されていてもよい。この場合、低密度ポリエチレン、エチレン系共重合体、各種ゴム乃至熱可塑性エラストマー、アクリル樹脂プラスチゾル、塩化ビニル樹脂プラスチゾル等を用いることができる。
【0056】
また、頂板部には、ガスバリアー性材料をインサート成形等により設けておくことができ、これによりプラスチックキャップ壁を通してのガスの透過を防止し、内容物の保存性を向上させることができる。ガスバリアー性材料としては、アルミ箔等の金属箔、エチレン−ビニールアルコール共重合体、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ナイロン樹脂、ガスバリアー性ポリエステル等のガスバリアー性樹脂を挙げることができる。
【0057】
ガスバリアー性材料の代わりに、或いはガスバリアー性材料と共に、上記天面部に酸素吸収性の層を設けることもできる。酸素吸収性の層としては、例えば鉄系酸素吸収剤を樹脂中に分散させたものなどを用いることができる。
【0058】
【発明の効果】
本発明によれば、頂板部と、内面にボトル首部のネジと係合するネジを備えたスカート部と、スカート部下端に破断可能なブリッジを介して設けられたタンパーエビデントバンドとからなり、タンパーエビデントバンドの内面には内方に指向しており且つボトル首部の複数の開栓用カムのテーパー面と係合可能である複数の係合片が周方向に間隔をおいて開栓用カムの整数倍の個数で設けられいるキャップにおいて、前記係合片を複数の群から構成し、第一の群の係合片を、その内少なくとも1個が、開栓に際して、他の群の係合片に比して速いタイミングで開栓用カムのテーパー面に係合する位相で設けることにより、初期開栓トルクを開栓角度方向に分散させ、開栓トルク値が単一の高いピーク値となるのを防止して、開栓初期におけるトルク値を低減させ、易開栓性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラスチックキャップの一例の部分断面側面図である。
【図2】図1のキャップの底面図である。
【図3】図1のキャップの係合片をキャップ内側から見て示す展開図である。
【図4】図3の要部を拡大して示す説明図である。
【図5】図1のキャップを適用するボトル首部の側面図である。
【図6】図5のボトルのカムを展開して示す展開図である。
【図7】図1のキャップの係合片と図5のボトル首部のテーパー面との開栓時における係合状態を示す展開図及びその要部を拡大して示す説明図である。
【図8】本発明のプラスチックキャップの他の例の部分断面側面図である。
【図9】図8のキャップの底面図である。
【図10】図8のキャップの係合片をキャップ内側から見て示す展開図である。
【図11】図10の要部を拡大して示す説明図である。
【図12】図8のキャップの係合片とボトル首部のテーパー面との開栓時における係合状態を示す展開図及びその要部を拡大して示す説明図である。
【図13】本発明のプラスチックキャップの更に他の例を示す部分断面側面図である。
【図14】係合片の変形を示す展開図である。
【図15】従来のキャップにおける係合片の配置を示す展開図である。
【図16】従来のキャップの係合片とボトル首部のテーパー面との開栓時における係合状態を示す展開図である。
【図17】本発明のキャップにおけるキャップの回転角度(横軸)と、開栓トルク(縦軸)との関係を示すグラフである。
【図18】従来のキャップにおけるキャップの回転角度(横軸)と、開栓トルク(縦軸)との関係を示すグラフである。
Claims (7)
- 頂板部と、内面にボトル首部のネジと係合するネジを備えたスカート部と、スカート部下端に破断可能なブリッジを介して設けられたタンパーエビデントバンドとからなり、タンパーエビデントバンドの内面には内方に指向しており且つボトル首部の複数の開栓用カムのテーパー面と係合可能である複数の係合片が周方向に間隔をおいて開栓用カムの整数倍の個数で設けられいるボトル密封用キャップにおいて、前記係合片は複数の群から成り、第一の群の係合片は、その内の少なくとも1個が、開栓に際して、他の群の係合片に比して速いタイミングで開栓用カムのテーパー面に係合する位相で設けられていることを特徴とするキャップ。
- 前記係合片が可撓性のフラップ片であり且つ該フラップ片の先端が上方に指向していることを特徴とする請求項1に記載のキャップ。
- 前記フラップ片がその根本部分に比して先端部分が厚肉に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のキャップ。
- 前記係合片が開栓用カムのテーパー面とほぼ同じ角度の係合面を先端部に備えていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のキャップ。
- 前記係合片が周方向に等間隔で形成され、第一の群の係合片の開栓用カムのテーパー面との係合面は、他の群の係合片の開栓用カムのテーパー面との係合面よりも頂板部側に小間隔だけ突出させて形成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載キャップ。
- 第一の群の係合片が他の群の係合片に比して開栓方向に進んだ位相位置で設けられていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のキャップ。
- 前記第一の群の係合片と他の群の係合片との位相の差が1乃至20度の範囲にあることを特徴とする請求項1乃至6の何れかにに記載のキャップ。
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