JP4446480B2 - 屋外構造物 - Google Patents
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Description
このようなカーポートにおいては、屋根に作用する吹き上げ風等で柱を一方向に倒す力(転倒荷重)が作用すると共に、屋根に堆積した雪等で柱を他方向に倒す力(転倒荷重)が作用するが、前述のように柱の下部が基礎ブロックの孔に挿入してあるから、柱が転倒することを防止できる。
しかし、最初に駐車スペースのみを確保し、カーポートを設置しないことがある。
このような場合に、後からカーポートを設置することがある。
例えば、図6に示すように、地盤1に土間コンクリート2を設けて駐車スペースとし、後からカーポートを設置する場合には、その土間コンクリート2をカッタ等で切断して矩形状の柱取付用孔3をあけ、この柱取付用孔3に柱4の下部を挿入し、その柱4の下部外面と柱取付用孔3の内面との間にコンクリートを打設して柱4の下部を覆う基礎5として柱4の下部を土間コンクリート2に固定する。
この柱4の上部に屋根6を取付けてカーポートとする。
前述の一方向の転倒荷重の土間コンクリートの受持ちは、柱4の一方の面4aと対向した基礎5の一部分5aを介して土間コンクリート2の取付用孔3の一方の内面3a部分のみで支持し、他方向の転倒荷重は柱4の他方の面4bと対向した基礎5の一部分5bを介して土間コンクリート2の取付用孔3の他方の内面3b部分のみで支持する。
したがって、柱4の設置位置が土間コンクリート2の端縁2aから離れ、土間コンクリート2を駐車スペースとして利用できる面積が減少したり、土間コンクリート2が隣地境界線の近くまで設けてある場合に、柱4を隣地境界線の近くに設置できない。
前記柱は、当該柱に作用する転倒荷重方向に相対向した第1外面、第2外面と、前記転倒荷重方向と直角方向に相対向した第3外面、第4外面を有し、
前記柱取付用孔は、前記柱の第1外面と対向した第1内面、第2外面と対向した第2内面、第3外面と対向した第3内面、第4外面と対向した第4内面を有し、
前記基礎は、前記柱取付用孔の第1・第2・第3・第4内面とそれぞれ接する第1・第2・第3・第4外側面と、前記柱の第1・第2・第3・第4外面に接する第1・第2・第3・第4内側面を有し、
前記土間コンクリートにおける柱取付用孔の第3内面部分と基礎の第3外側面部分に亘ってアンカー部材を設けると共に、前記土間コンクリートにおける柱取付用孔の第4内面部分と基礎の第4外側面部分に亘ってアンカー部材を設けることで、前記柱に作用した一方向の転倒荷重を、土間コンクリートにおける柱取付用孔の第1内面部分と、土間コンクリートにおける柱取付用孔の第3・第4内面部分でそれぞれ支持するようにしたことを特徴とする屋外構造物である。
前記柱は、当該柱に作用する転倒荷重方向に相対向した第1外面、第2外面と、前記転倒荷重方向と直角方向に相対向した第3外面、第4外面を有し、
前記柱取付用孔は、前記柱の第1外面と相対向した第1内面、第2外面と対向した第2内面、第3外面と対向した第3内面、第4外面と対向した第4内面を有し、
前記基礎は、前記柱取付用孔の第1・第2・第3・第4内面とそれぞれ接する第1・第2・第3・第4外側面と、前記柱の第1・第2・第3・第4外面とそれぞれ接する第1・第2・第3・第4内側面を有し、
前記柱取付用孔の第3内面と第4内面を、転倒荷重方向に平行に対して第1内面寄り間の間隔が第2内面寄り間の間隔よりも小さくなるように斜めの傾斜面とし、
前記基礎の第3外側面と第4外側面を、前記柱取付用孔の第3内面と第4内面にそれぞれ接する傾斜面とし、
前記柱に作用した柱取付用孔の第1内面に向かう一方向の転倒荷重を、基礎の第1外側面と第1内側面との間の部分を介して土間コンクリートにおける柱取付用孔の第1内面部分と、基礎の第3外側面と第3内側面との間の部分、第4外側面と第4内側面との間の部分を介して土間コンクリートにおける柱取付用の第3内面部分、第4内面部分でそれぞれ支持するようにしたことを特徴とする屋外構造物である。
したがって、柱を土間コンクリートの端縁に接近した位置に設置でき、土間コンクリートを駐車スペース等として有効利用できる。また土間コンクリートを隣地境界線近くに設けた場合に柱を隣地境界線の近くに設置できる。
したがって、柱を土間コンクリートの端縁に接近した位置に設置でき、土間コンクリートを駐車スペース等として有効利用できる。また土間コンクリートを隣地境界線近くに設けた場合に柱を隣地境界線の近くに設置できる。
この土間コンクリート11に形成した柱取付用孔12に柱13の下部を挿入し、その柱13の下部外面と柱取付用孔12の内面との間にコンクリートを打設して基礎14としてある。この基礎14で柱13の下部を土間コンクリート11に固定している。
この柱13の上部に屋根15を取付けて屋外構造物、例えばカーポートとしてある。
前記柱取付用孔12は、相対向した第1内面12a、第2内面12bと、相対向した第3内面12c、第4内面12dの4つの内面を有する平面形状である。
前記柱13は転倒荷重方向に相対向した第1外面13a、第2外面13bと、転倒荷重方向と直角方向に相対向した第3外面13c、第4外面13dを有し、その第1外面13aが第1内面12aと対向し、第2外面13bが第1内面12bと対向し、第3外面13cが第3内面12cと対向し、第4外面13dが第4内面12dと対向する。
前記基礎14は、前記柱取付用孔12の第1内面12a、第2内面12b、第3内面12c、第4内面12dにそれぞれ接する第1・第2・第3・第4外側面14a,14b,14c,14dと、柱13の第1外面13a、第2外面13b、第3外面13c、第4外面13dにそれぞれ接する第1・第2・第3・第4内側面14e,14f,14g,14hを有する。
例えば、土間コンクリート11における柱取付用孔12の第3内面12c部分と基礎14の第3外側面14c部分とに亘ってアンカー部材20を設け、土間コンクリート11における柱取付用孔12の第4内面12d部分と基礎14の第4外側面14d部分とに亘ってアンカー部材20を設け、基礎14に作用する転倒荷重の一部がアンカー部材20を介して土間コンクリート11における柱取付用孔12の第3内面12c部分、第4内面12d部分に伝達するので、その転倒荷重の一部を前述の部分でも支持することができる。
したがって、柱13を土間コンクリート11の端縁11aに近く設置でき、土間コンクリート11を駐車スペース等として有効利用できるし、土間コンクリート11が隣地境界線の近くまで設けてある場合に、柱13を隣地境界線の近くに設置できる。
図3に示すように、土間コンクリート11をカッタで切削して柱取付用孔12を形成する。
前記柱取付用孔12の第3内面12c、第4内面12dから土間コンクリート11に穴21をあける。例えば、ドリルを用いて穴21をあける。
アンカー部材20として鉄筋の長手方向一端部分をケミカルアンカー22を用いて穴21に固定し、その鉄筋の長手方向他端部分を柱取付用孔12に突出させる。
前記ケミカルアンカー22が硬化した後に、柱13の下部を柱取付用孔12内に挿入し、コンクリートを打設して基礎14とすることで、この基礎14内にアンカー部材20としての鉄筋を埋設して固定する。この実施の形態では、アンカー保持部材をケミカルアンカー22としているが、これに限ることはない。
したがって、土間コンクリート11をカッタで切断して柱取付用孔とする作業が容易である。
図4に示すように、柱取付用孔12の第3内面12c、第4内面12dを転倒荷重方向と平行に対して第3内面12cと第4内面12dの第1内面12a寄りの間隔が第2内面12d寄りの間隔よりも小さくなるように斜めの傾斜面とし、基礎14の第3外側面14c、第4外側面14dも同じ傾斜面とする。
これによって、柱13に作用した一方向の転倒荷重の一部が基礎14の第3内側面14gと第3外側面14cとの間の部分、第4内側面14hと第4外側面14dとの間の部分を介して柱取付用孔12の傾斜した第3内面12c、第4内面12dに作用するので、前述の転倒荷重の一部を土間コンクリート11における柱取付用孔12の第3内面12c部分、第4内面12d部分で支持できる。
なお、この実施の形態においても一方向の転倒荷重の一部は、基礎14の第1内側面14eと第1外側面14aとの間の部分を介して土間コンクリート11における柱取付用孔12の第1内面12a部分で支持される。
また、この場合も柱取付用孔12の第3内面12c、第4内面12dは直線状であるから、カッタで切断し易い。
図5に示すように、前述のようにアンカー20を取付けると共に、柱取付用孔12の第3内面12c、第4内面12dを前述のように傾斜面とする。
Claims (3)
- 土間コンクリートの柱取付用孔に柱の下部を挿入し、その柱の外面と柱取付用孔の内面との間にコンクリートを打設して基礎とし、その基礎で柱の下部を土間コンクリートに固定し、この柱の上部に屋根を取付けした屋外構造物であって、
前記柱は、当該柱に作用する転倒荷重方向に相対向した第1外面、第2外面と、前記転倒荷重方向と直角方向に相対向した第3外面、第4外面を有し、
前記柱取付用孔は、前記柱の第1外面と対向した第1内面、第2外面と対向した第2内面、第3外面と対向した第3内面、第4外面と対向した第4内面を有し、
前記基礎は、前記柱取付用孔の第1・第2・第3・第4内面とそれぞれ接する第1・第2・第3・第4外側面と、前記柱の第1・第2・第3・第4外面に接する第1・第2・第3・第4内側面を有し、
前記土間コンクリートにおける柱取付用孔の第3内面部分と基礎の第3外側面部分に亘ってアンカー部材を設けると共に、前記土間コンクリートにおける柱取付用孔の第4内面部分と基礎の第4外側面部分に亘ってアンカー部材を設けることで、前記柱に作用した一方向の転倒荷重を、土間コンクリートにおける柱取付用孔の第1内面部分と、土間コンクリートにおける柱取付用孔の第3・第4内面部分でそれぞれ支持するようにしたことを特徴とする屋外構造物。 - 土間コンクリートの柱取付用孔に柱の下部を挿入し、その柱の外面と取付用孔の内面との間にコンクリートを打設して基礎とし、その基礎で柱の下部を土間コンクリートに固定し、この柱の上部に屋根を取付けした屋外構造物であって、
前記柱は、当該柱に作用する転倒荷重方向に相対向した第1外面、第2外面と、前記転倒荷重方向と直角方向に相対向した第3外面、第4外面を有し、
前記柱取付用孔は、前記柱の第1外面と相対向した第1内面、第2外面と対向した第2内面、第3外面と対向した第3内面、第4外面と対向した第4内面を有し、
前記基礎は、前記柱取付用孔の第1・第2・第3・第4内面とそれぞれ接する第1・第2・第3・第4外側面と、前記柱の第1・第2・第3・第4外面とそれぞれ接する第1・第2・第3・第4内側面を有し、
前記柱取付用孔の第3内面と第4内面を、転倒荷重方向に平行に対して第1内面寄り間の間隔が第2内面寄り間の間隔よりも小さくなるように斜めの傾斜面とし、
前記基礎の第3外側面と第4外側面を、前記柱取付用孔の第3内面と第4内面にそれぞれ接する傾斜面とし、
前記柱に作用した柱取付用孔の第1内面に向かう一方向の転倒荷重を、基礎の第1外側面と第1内側面との間の部分を介して土間コンクリートにおける柱取付用孔の第1内面部分と、基礎の第3外側面と第3内側面との間の部分、第4外側面と第4内側面との間の部分を介して土間コンクリートにおける柱取付用の第3内面部分、第4内面部分でそれぞれ支持するようにしたことを特徴とする屋外構造物。 - 土間コンクリートの柱取付用孔の第1・第2・第3・第4内面、基礎の第1・第2・第3・第4外側面、第1・第2・第3・第4内側面、柱の第1・第2・第3・第4外面は、直線状である請求項1又は2記載の屋外構造物。
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