JP4445599B2 - 折り畳み自転車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は折り畳み自転車に関し、特に畳んだ状態での運搬をより便利とする折り畳み自転車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、特開平55−31664号公報において、折り畳み時に、一端で枢着された二つの部材及び車輪が平行しかつ同一平面にあるようにすることによって、折り畳み状態を小型化し、その折り畳み作業に特別の工具を用意しないようにする二輪車が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような折り畳み二輪車では、折り畳んだ状態において前輪と後輪とが同一平面にあるため、床上において運搬する場合、その方向に移動させねばならず、使い勝手が悪い。
また、前輪及び後輪に接続する部材同士が一端で枢着されているだけであるため、使用時にサドルを介して下方に重力が加わると強度的に不安が生じる構造である。
【0004】
この発明は上記のような課題を解決する為になされたもので、床上における運搬が容易でかつ使用時における強度に不安のない構造を有する折り畳み自転車を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成する為に、請求項1記載の発明は、一端がハンドルに接続され、他端が前ホークに接続されるハンドルポストと、ハンドルポストが回動自在に挿通されるヘッドパイプと、ヘッドパイプの上方部に接続され、サドルが取付けられる主フレームと、一端が後ホークに接続され、他端が主フレームの他端に対してその軸回りに回動自在に係合するホーク支持フレームと、ヘッドパイプの下方部と主フレームの下方部とに接続され、その両端の距離を自在に調節することができ、ギアが取付けられる下フレームとを備え、ヘッドパイプ、主フレーム及び下フレームによってほぼ台形形状のフレーム面が形成され、主フレームはヘッドパイプに対して下フレームはヘッドパイプ及び主フレームに対して、各々フレーム面内において回動自在に接続され、下フレームは、主パイプと、主パイプに挿入自在の補助パイプと、主パイプに対して挿入された補助パイプを任意の位置で固定する締付ボルトとからなり、下フレームは、ヘッドパイプの軸方向に対して移動自在に係合するものである。
【0006】
以上のように構成すると、下フレームの両端の距離を短くすることによって、台形形状のフレーム面が近似矩形形状の少くとも3辺を構成する形状(以下「矩形形状」と称する)に近づき、又前ホーク及び後ろホークをヘッドパイプ及び主フレームの各々に対して90度回転させることによって前輪及び後輪の向きが並列状態に変化する。又、下フレームのヘッドパイプに対する係合位置を上方に変えると、ヘッドパイプの下方部と主フレームの下方部とが近づく。
【0008】
請求項2記載の発明は、一端がハンドルに接続され、他端が前ホークに接続されるハンドルポストと、ハンドルポストが回動自在に挿通されるヘッドパイプと、ヘッドパイプの上方部に接続され、サドルが取付けられる主フレームと、一端が後ホークに接続され、他端が主フレームの他端に対してその軸回りに回動自在に係合するホーク支持フレームと、ヘッドパイプの下方部と主フレームの下方部とに接続され、その両端の距離を自在に調節することができ、ギアが取付けられる下フレームとを備え、ヘッドパイプ、主フレーム及び下フレームによってほぼ台形形状のフレーム面が形成され、主フレームはヘッドパイプに対して下フレームはヘッドパイプ及び主フレームに対して、各々フレーム面内において回動自在に接続され、下フレームは長さ調整できる第1のパイプと長さ調整できる第2のパイプとからなり、第1のパイプと第2のパイプとはフレーム面内において移動できるように回動自在に接続されるものである。
以上のように構成すると、下フレームの両端の距離を短くすることによって、台形形状のフレーム面が矩形形状に近づき、又前ホーク及び後ろホークをヘッドパイプ及び主フレームの各々に対して90度回転させることによって前輪及び後輪の向きが並列状態に変化する。又、第1パイプ及び第2パイプに上下方向に力を加えると下フレームは折れ曲がった状態に変化する。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の構成において、ハンドルポストは、その軸方向長さを自在とする構造を有し、ヘッドパイプは、第1のヘッドパイプと第1のヘッドパイプに係合する第2のヘッドパイプとからなる伸縮自在構造を有し、主フレームはホーク支持フレームに対してその軸方向への係合程度を自在とする構造を有するものである。
【0010】
以上のように構成すると、フレーム面が矩形形状に近づくように変形するとともに、フレーム面の高さ方向の長さが小さくなる。
【0011】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明は、下フレームの両端の距離を短くすることによって、台形形状のフレーム面が矩形形状に近づき、また前輪及び後輪の向きを平行状態に変化させることができるので、全体がコンパクトになりかつ前輪及び後輪を利用しての運搬が容易となる。又、下フレームの長さの調節範囲をあまり大きくしなくても、下フレームを上方に移動させればフレーム面が矩形形状に近づくので、フレーム構造が効率的なものとなる。
【0012】
請求項2記載の発明は、下フレームの両端の距離を短くすることによって、台形形状のフレーム面が矩形形状に近づき、また前輪及び後輪の向きを平行状態に変化させることができるので、全体がコンパクトになりかつ前輪及び後輪を利用しての運搬が容易となる。又、第1パイプ及び第2パイプに力を加えると下フレームは折り曲がった状態になるので、フレーム面を容易に矩形形状に近づかせることができる。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の効果に加えて、フレーム面が矩形形状に近づくように変形すると共にフレーム面の高さ方向の長さが小さくなるので、前後方向のみならず上下方向にもコンパクトに折り畳むことが可能となり、より運搬がしやすくなる。また、上記変形の途中でフレーム面の形状を固定することによって、使用時の自転車の高さを所望のものにできるので使い勝手が良い。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明の第1の実施の形態による折り畳み自転車の概略構造を示した図であり、図2は図1のII−IIラインの断面図であり、図3は図1のIII−IIIラインの断面図であり、図4は図1のIV−IVラインからみた図である。
【0015】
これらの図を参照して、ハンドル22にその一端が接続され、かつ他端に前輪25が取付けられる前ホーク24に接続されるハンドルポスト23が、ヘッドパイプ21に対して回動自在に挿通されている。ヘッドパイプ21の上方部には、軸29を介してパイプをL字状に曲げた主フレーム28が回動自在に接続され、主フレーム28には支持部品31を介してサドル30が取付けられている。主フレーム28の他端には、後輪35が取付けられる後ホーク32に接続するホーク支持フレーム33が回動自在に挿入されている。ボルト34はホーク支持フレーム33が主フレーム28から不用意に脱落するのを阻止する為のものである。
【0016】
また、図2に示されているように、ボルト34は主フレーム28に固定された台座49にネジ係合している。ホーク支持フレーム33にはボルト34が貫通する水平方向に延びる開口50が形成されている。従って、ホーク支持フレーム33は開口50の第1の端部51から第2の端部52の間で紙面を貫通する方向を軸として回動できる構造となっている。
【0017】
ヘッドパイプ21の下方部と主フレーム28の下方部との間を掛け渡すように下フレーム37が取付けられている。下フレーム37は、ヘッドパイプ21に対して締付バンド41を介して締付ボルト42によって回動自在に接続される主パイプ43と、主パイプ43に挿入自在とされ、その他端が主フレーム28の下方部に取付けられた突出片54に対して、回転用ボルト53を介して回動自在に接続される補助パイプ45とから構成されている。主パイプ43の主フレーム28側の端部には、挿入された補助パイプ45を任意の位置で固定する為の締付ボルト44が取付けられている。また主パイプ43には後輪35を駆動ベルト40を介して駆動するためのギア39が取付けられている。また補助パイプ45の上方には上部突起体46が取付けられ、その下方面には下部突起体47が取付けられている。
【0018】
図3に示されているように、主フレーム28には上部突起体46の先端が挿入され得る開口55が形成され、ホーク支持フレーム33には、図を貫通する方向を軸として反時計方向回りに90度回転したとき、開口55と整列して上部突起体46が挿入し得る開口36が形成されている。尚図1の状態においては、補助パイプ45の下方に取付けられている下部突起体47の先端は、後ホーク32に形成されている固定用穴48に挿入されている。従って、この状態では、後ホーク32に接続されているホーク支持フレーム33は主フレーム28内において回動できない状態になっている。これによって、後輪35の走行方向に対するブレは生じない。
【0019】
図5は図1の状態からこの折り畳み自転車20を折り畳もうとした途中の状態を示した図である。
図を参照して、折り畳む際には、図1の状態で、まず締付ボルト42を緩めて、締付バンド41をハンドルポスト23に対してその軸方向に移動自在の状態とし、かつ主パイプ43を締付バンド41に対して回動自在の状態とする。そして締付ボルト44も緩めて、補助パイプ45の主パイプ43に対する挿入程度を自在とする状態にする。この状態から、締付バンド41をヘッドパイプ21に対してその上方部へ移動させる。この時、下フレーム37の両端の距離が変化するが、締付ボルト44を緩めているため、この両端の距離の変化は主パイプ43に対する補助パイプ45の挿入度合によって吸収される。これによってクランク軸38と後輪35の距離を一定に保った状態で主パイプ43を上部に移動させることができる。この時、下部突起体47は後ホーク32に形成された固定用穴48から脱出した状態となっているため、後ホーク32に接続するホーク支持フレーム33は主フレーム28内において回動自在の状態となる。
【0020】
図6は図5の状態から最終形状へ折り畳んだ状態を示した図であり、図7は図6のVII−VIIラインの断面図であり、図8は図6のVIII−VIIIラインの断面図である。
これらの図を参照して、図5の状態から、前輪25及び後輪35の向きを紙面を貫通する方向に向けさらに締付バンド41を上部へ移動させ、最終的に主フレーム28の下方に延びる部分とヘッドパイプ21とがほぼ平行となる状態にすることによって折り畳みが完了する。この状態では、図7に示されているように、ホーク支持フレーム33は反時計方向回りに回転している。尚、この場合、図1において後ホーク32の手前側部分と補助パイプ45の下部とを、例えばチェーン等で連結しておくと、図5のように補助パイプが上方に移動するにつれて後輪35は自動的に図6に示す方向に回転するので使い勝手がより向上する。そして図8に示されているように、整列された主フレーム28の開口55及びホーク支持フレーム33の開口36を貫通するように、補助パイプ45に取付けられた上部突起体46が挿入される。従ってこの状態では、ホーク支持フレーム33は回動できない状態となる。これによって図6に示された後輪35の向きが保持される。
【0021】
尚、前輪25の向きは、ハンドル22を回転させることによってハンドルポスト23を介して容易に調整することができる。このように折り畳みが完了すると、フレームは折り畳む前のほぼ台形形状から矩形形状に変化しかつ、前輪25と後輪35の向きが相互に平行状態となる為、全体がコンパクトになり、かつ床面上を前輪25及び後輪35を用いて運搬することが容易となる。
【0022】
図9はこの発明の第2の実施の形態による折り畳み自転車の概略構造を示した図である。
先の第1の実施の形態によるものと異なる点は、この実施の形態では、主フレームを一体の物ではなく、上フレーム62と主フレーム61とで構成した点にある。すなわち、主フレーム61を一本のパイプを用い、その主フレーム61の上方部とハンドルポスト23の上方部とを、軸29及び締付ボルト63を介して上フレーム62によって接続する点にある。さらに、補助パイプ45は主フレーム61に対して締付ボルト64を介して回動自在に取付けられている点である。このように構成することによって、主フレームを一体のもので構成するよりもコスト的に有利なものとなる。
【0023】
図10は図9で示した折り畳み自転車を折り畳んだ最終状態を示した図である。
図を参照して、主フレームが上フレーム62と主フレーム61とで構成されている為、ハンドルポスト23と上フレーム62と、主フレーム61とから構成されるフレームは正確な矩形形状の三辺を構成するものとなり、すっきりとしたものとなる。
【0024】
図11はこの発明の第3の実施の形態による折り畳み自転車の概略構成を示した図であり、図12は、図11のXII−XIIラインから見た図であり、図13は図11のXIII−XIIIラインの断面図である。
これらの図を参照して、この実施の形態においては、ヘッドパイプが第1のヘッドパイプ81と第1のヘッドパイプ81が挿入自在とされる第2のヘッドパイプ82とから構成されている。これによって、ヘッドパイプの軸方向長さを自在に調整することができる。これに伴って、ハンドル22に接続するハンドルポストも第1のハンドルポスト79と第1のハンドルポスト79が挿入される第2のヘッドパイプ82とから構成され、ハンドルポストもその軸方向に長さ調整が自在とされる。尚第1のハンドルポスト79はハンドル22の操作によってその軸方向に対する回動力を第2のハンドルポスト80に伝達しなければならない為、図13に示されているようにそれらは楕円形状となっている。
【0025】
一方、主フレーム28は第1の実施の形態によるものと同様に一体のもので構成されているが、その下部はホーク支持フレーム78に対して挿入自在の構造となっている。
さらに、下フレーム67は、第2のヘッドパイプ82の下方部に対して回転用ボルト53を介して回動自在に接続される第1のパイプ65と、ホーク支持フレーム78の下方部に締付ボルト64を介して接続される第2のパイプ66とから構成され、第1のパイプ65と第2のパイプ66とは回転用ボルト75を介して回動自在に接続されている。
【0026】
第1のパイプ65は第1の主パイプ68と、第1の主パイプ68に挿入自在とされる第1の補助パイプ69と、第1の補助パイプ69を挿入した任意の位置で固定して第1のパイプ65の軸方向長さを調節するための第1の締付ボルト72とから構成される。一方、第2のパイプ66は第2の主パイプ70と、主パイプ70に挿入自在とされる第2の補助パイプ71と、第2の補助パイプ71を挿入した任意の位置に固定して第2のパイプ66の軸方向長さを調節する為の第2の締付ボルト73とから構成されている。又第1の主パイプ68の上面に固定された固定片76と第2の主パイプ70の上面に固定された固定片76とを挿通して、これらを一体化する挿通ボルト74が着脱自在に取付けられている。
【0027】
このように、下フレーム67は第1のパイプ65と第2のパイプ66とが回転用ボルト75を介して接続され、この上部が挿通ボルト74によって第1のパイプ65と第2のパイプ66とが直線状態となるように連結されている。従って、下フレーム67の構造は先の各実施の形態によるものに比べて、その両端から加えられる力に対して若干折れ曲がる様にしてその力を吸収する。その為、例えば第2のハンドルポスト80に前方からの衝撃が加わった場合において、この衝撃力は、ある程度第1のパイプ65及び第2のパイプ66の変形で吸収されることになり、安全性の面でも好ましいものである。
【0028】
図14は図11の折り畳み自転車を折り畳んだ第1の状態を示した図である。折り畳む際には、図11の状態において、まず挿通ボルト74を固定片76及び固定片77から取り外す。これによって第1の主パイプ68と第2の主パイプ70とは回転用ボルト75を中心として回動自在の状態となる。そして第1の締付ボルト72及び第2の締付ボルト73を緩める。これによって第1の主パイプ68と第1の補助パイプ69及び第2の主パイプ70と第2の補助パイプ71との挿入状態も自在となり、第1のパイプ65及び第2のパイプ66の軸方向長さが自在に調整できる状態となる。さらに締付ボルト64を緩めて、第1のパイプ65及び第2のパイプ66を上方に持ち上げるように力を加える。すると第1のパイプ65及び第2のパイプ66は回転用ボルト75を中心として上方に折り曲がったような形状に変化する。この変化にともない、第2のヘッドパイプ82とホーク支持フレーム78とは相互に近づく様に移動する。この最終状態を示したのが図14である。第1のパイプ65及び第2のパイプ66を最終状態まで折り曲げると、第2のヘッドパイプ82とホーク支持フレーム78とはほぼ平行な状態となる。この状態で、第1の締付ボルト72、第2の締付ボルト73及び締付ボルト64を締め付ければ、この折り畳んだ状態が保持される。
【0029】
図15は図11の折り畳み自転車の折り畳んだ状態の最終状態を示した図である。
図14で示した状態では、第2のヘッドパイプ82及びホーク支持フレーム78が平行状態となる為、それらに対して第1のヘッドパイプ81及び主フレーム28の下方への挿入程度を大きくすることができる。これにともない、ハンドル22に接続される第1のハンドルポスト79も第2のハンドルポスト80により深く挿入させる。そして、前輪25及び後輪35の向きも紙面を貫通する方向に変化させる。これによって、図15のように前後方向のみならず、上下方向の大きさも低くなり、よりコンパクトとなる。そしてこの状態でも前輪25及び後輪35の向きを紙面に対して平行に並列された状態となる為、例えば主フレーム28を手で持って容易に運搬することができる。
【0030】
尚、上記の第3の実施の形態の自転車では使用時においてサドルの高さ、即ち、主フレーム28の高さを使用者に応じて調整することができる。それには図11の状態において第1の締付けボルト72及び第2の締付けボルト73を緩めて、第1のパイプ65及び第2のパイプ66を長さ調整できる状態にする。そして、自転車の高さを低くするには、第1のパイプ65及び第2のパイプ66の長さを短くして、下フレームの両端の距離を短くする。すると、第2のヘッドパイプ82とホーク支持フレーム78とが近付くように変化する。ところが主フレーム28は一体構造であるため、変化したフレームの台形形状に従って、主フレーム28及び第1のヘッドパイプ81の各々の、ホーク支持フレーム78及び第2のヘッドパイプ82への挿入程度が大きくなるように定まる。これによって主フレーム、即ち自転車の高さを低くすることができる。ハンドルポストも長さ調整できる構造となっているため、ヘッドパイプが短くなったのに合わせて、その長さも短くすれば良い。
【0031】
図16はこの発明の第4の実施の形態による折り畳み自転車の概略形状を示した図である。
この実施の形態が第3の実施の形態による折り畳み自転車と異なる点は、主フレームを上フレーム83と主フレーム84の二つの部材によって構成された点にある。他の構造については第3の実施の形態によるものと同様であるので、ここでの説明は繰り返さない。
【0032】
図17はこの発明の第5の実施の形態による折り畳み自転車の概略構造を示した図である。
先の第3の実施の形態によるものと異なっている点は、ヘッドパイプの構造として、第2のヘッドパイプ82が第1のヘッドパイプ81に挿入される点と、主フレーム28にホーク支持フレーム78が挿入される点である。他の構造については第3の実施の形態によるものと同一であるので、ここでの説明は繰り返さない。
【0033】
このように構成しても、第3の実施の形態による折り畳み自転車と同様に高さ調整できるとともにコンパクトに折り畳め且つ運搬が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態による折り畳み自転車の概略構造を示した図である。
【図2】図1のII−IIラインの断面図である。
【図3】図1のIII−IIIラインの断面図である。
【図4】図1のIV−IVラインからみた図である。
【図5】図1で示された折り畳み自転車の折り畳み途中の状態を示した図である。
【図6】図1の折り畳み自転車の折り畳みが完了した状態を示した図である。
【図7】図6のVII−VIIラインの断面図である。
【図8】図6のVIII−VIIIラインの断面図である。
【図9】この発明の第2の実施の形態による折り畳み自転車の概略構造を示した図である。
【図10】図9で示された折り畳み自転車の折り畳みが完了した状態を示した図である。
【図11】この発明の第3の実施の形態による折り畳み自転車の概略構造を示した図である。
【図12】図11のXII−XIIラインから見た図である。
【図13】図11のXIII−XIIIラインの断面図である。
【図14】図11で示された折り畳み自転車の折り畳み途中の状態を示した図である。
【図15】図11で示された折り畳み自転車の折り畳みが完了した状態を示した図である。
【図16】この発明の第4の実施の形態による折り畳み自転車の概略構造を示した図である。
【図17】この発明の第5の実施の形態による折り畳み自転車の概略構造を示した図である。
【符号の説明】
20・・・折り畳み自転車
21・・・ヘッドパイプ
22・・・ハンドル
23・・・ハンドルポスト
24・・・前ホーク
28・・・主フレーム
30・・・サドル
32・・・後ホーク
33・・・ホーク支持フレーム
37・・・下フレーム
39・・・ギア
43・・・主パイプ
44・・・締付ボルト
45・・・補助パイプ
65・・・第1のパイプ
66・・・第2のパイプ
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (3)

  1. 一端がハンドルに接続され、他端が前ホークに接続されるハンドルポストと、
    前記ハンドルポストが回動自在に挿通されるヘッドパイプと、
    一端が前記ヘッドパイプの上方部に接続され、サドルが取付けられる主フレームと、
    一端が後ホークに接続され、他端が前記主フレームの他端に対してその軸回りに回動自在に係合するホーク支持フレームと、
    前記ヘッドパイプの下方部と前記主フレームの下方部とに接続され、その両端の距離を自在に調節することができ、ギヤが取付けられる下フレームとを備え、
    前記ヘッドパイプ、前記主フレーム及び前記下フレームによってほぼ台形形状のフレーム面が形成され、
    前記主フレームは前記ヘッドパイプに対して、前記下フレームは前記ヘッドパイプ及び前記主フレームに対して、各々前記フレーム面内において回動自在に接続され、
    前記下フレームは、主パイプと、前記主パイプに挿入自在の補助パイプと、前記主パイプに対して挿入された前記補助パイプを任意の位置で固定する締付ボルトとからなり、
    前記下フレームは、前記ヘッドパイプの軸方向に対して移動自在に係合する、折り畳み自転車。
  2. 一端がハンドルに接続され、他端が前ホークに接続されるハンドルポストと、
    前記ハンドルポストが回動自在に挿通されるヘッドパイプと、
    一端が前記ヘッドパイプの上方部に接続され、サドルが取付けられる主フレームと、
    一端が後ホークに接続され、他端が前記主フレームの他端に対してその軸回りに回動自在に係合するホーク支持フレームと、
    前記ヘッドパイプの下方部と前記主フレームの下方部とに接続され、その両端の距離を自在に調節することができ、ギヤが取付けられる下フレームとを備え、
    前記ヘッドパイプ、前記主フレーム及び前記下フレームによってほぼ台形形状のフレーム面が形成され、
    前記主フレームは前記ヘッドパイプに対して、前記下フレームは前記ヘッドパイプ及び前記主フレームに対して、各々前記フレーム面内において回動自在に接続され、
    前記下フレームは、長さ調整できる第1のパイプと長さ調整できる第2のパイプとからなり、前記第1のパイプと前記第2のパイプとは前記フレーム面内において移動できるように回動自在に接続される、折り畳み自転車。
  3. 前記ハンドルポストは、その軸方向長さを自在とする構造を有し、
    前記ヘッドパイプは、第1のヘッドパイプと前記第1のヘッドパイプに係合する第2のヘッドパイプとからなる伸縮自在構造を有し、
    前記主フレームは、前記ホーク支持フレームに対してその軸方向への係合程度を自在とする構造を有する、請求項2記載の折り畳み自転車。
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