JP4445399B2 - マイクロ接点開閉器および無線通信機器 - Google Patents

マイクロ接点開閉器および無線通信機器 Download PDF

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Description

本発明は、マイクロ接点開閉器および無線通信機器に関し、半導体の微細加工技術を利用して極微細でメカニカルな機構を実現したマイクロマシン技術分野に属し、詳しくは、基板上に集積回路の一部として組み込み可能で、電気的な接点を開閉するためのマイクロ接点開閉器およびそれを用いた無線通信機器に関する。
従来、マイクロ接点開閉器としては、半導体の微細加工技術を応用するマイクロマシン技術を利用することによって超小型化されたマイクロスイッチがある。このマイクロスイッチは、図7A,図7Bに示すように、単結晶シリコンあるいはGaAsなどからなる基板170上に設けられた絶縁層(図示せず)の上に、固定接点174とマイクロ可動部179に設けられた可動接点181とを備え、マイクロ可動部179は支持部172に結合し、基板170上に支持されている。可動接点181および固定接点174は、所定の隙間を設けて対向しており、可動接点181が固定接点174に接離することにより、電気的な接点の開閉を行なう。
このようなマイクロスイッチのマイクロ可動部179の駆動には、例えば、図7A,図7Bに示すように、静電式アクチュエータ176を用いることができる。互いに対向する電極183,177が、それぞれマイクロ可動部179側と基板170側に設けられ、両電極183,177間に電圧を印加しない場合には、静電引力が発生しないので、固定接点174と可動接点181は接触しない。一方、電極183,177間に電圧を印加する場合には、静電引力が発生してマイクロ可動部179のアームが動き、固定接点174と可動接点181が接触する。さらに、この状態から電極177に印加している電圧をオフにすると、変形しているマイクロ可動部179の復元力によって可動接点181が固定接点174から開離する。このように、静電式アクチュエータ176の電極183,177間の電圧を制御することにより、容易にマイクロスイッチを接離させることができる。このようなマイクロスイッチは小型であるのみならず、消費電力が小さいという利点がある。
図7A,図7Bに示すように、支持部72をはさんで反対側にも同様の接点を備え、2つの接点を切り替えて開閉するマイクロスイッチの場合、マイクロ可動部179は支持部172にねじれ部173を介して結合し、マイクロ可動部179は支持位置で回転するように動作する。このようなねじれ部を支点にもつ同様の構成のマイクロスイッチは、特開2003−117896号公報(特許文献1)、特表2003−522379号公報(特許文献2)、米国特許第6511894号(特許文献3)に開示されている。
図7A,図7Bに示す従来の2接点切り替え型のマイクロスイッチでは、例えば静電式アクチュエータ180によりマイクロ可動部179を駆動するとき、発生する静電引力が主としてねじれ部173のねじれによるバネの復元力とつりあってマイクロ可動部179が回転するように移動する。そのため、実用的にチップ上で実現可能な電圧範囲で接点を開閉させるにためは、ねじれ部173の弾性定数をあまり大きく設計できないという制約をうける。従って、可動接点を開離するときの反対側の接点を駆動して接点を開離することができるが、ねじれ部173への負荷を大きくできず、また、ねじれ部の復元力も小さくなるために、通算開閉回数が増加したときに、接点同士が接着してしまい、接点を開離できなくなるという問題があった。
特開2003−117896号公報 特表2003−522379号公報 米国特許第6511894号
そこで、本発明は、前記のような従来技術の問題点を解決するために成されたものであって、通算開閉回数が増加しても、接点同士が接着して接点が開離できなくなるのを防止できると共に、基板上に集積回路の一部として組み込みできるマイクロ接点開閉器および無線通信機器を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明のマイクロ接点開閉器は、
基板と、
前記基板上に配置され、中央部とその中央部から両側に延びる梁部とを有するマイクロ可動部と、
前記マイクロ可動部の前記梁部の前記基板に対向する側に形成された可動接点と、
前記基板上の前記可動接点に対向する位置に形成された固定接点と、
前記固定接点に対して前記可動接点を接触または開離させるように前記マイクロ可動部を駆動する駆動機構と、
前記基板上に形成され、前記マイクロ可動部を前記中央部で傾動自在に支持する支持部と
を備え、
前記駆動機構は、前記マイクロ可動部の一方の梁部側とその梁部に対向する前記基板側に配置されると共に、前記マイクロ可動部の他方の梁部側とその梁部に対向する前記基板側に配置され、
前記マイクロ可動部が一方の梁部側に傾動するときに支点となる支持端部と前記マイクロ可動部が他方の梁部側に傾動するときに支点となる支持端部とを、前記マイクロ可動部の梁部が延びる方向に間隔をあけて前記支持部に設けて、
前記駆動機構により前記マイクロ可動部を駆動することによって前記固定接点に前記可動接点を接触させるとき、前記マイクロ可動部の動きに合わせて、前記マイクロ可動部を支持する前記支持部の支点が変位するようにしたことを特徴とする。
前記構成のマイクロ接点開閉器によれば、基板上に集積回路の一部として組み込み可能で、通算開閉回数が増加したときに、接点同士が接着し、接点を開離できなくなるという問題が発生しにくくなり、長期使用が実現できる。なお、支持部とマイクロ可動部が別体でなく、支持部とマイクロ可動部が軟質金属などで連結されていてもよい。また、前記マイクロ可動部を駆動する駆動機構は、静電式アクチュエータ、圧電式アクチュエータ、熱式アクチュエータまたは磁気式アクチュエータのいずれかが用いられるのが望ましい。
また、一実施形態のマイクロ接点開閉器は、前記支持部が、前記マイクロ可動部の動きに合わせて前記支持部の支点が変位するように弾性変形する弾性変形部を有することを特徴とする。
前記実施形態のマイクロ接点開閉器によれば、接点接触動作のときに前記マイクロ可動部の動きに合わせて支持部の支点が変位するように弾性変形部が弾性変形することにより、支持部にかかる負荷を低減でき、長期使用が実現できる。
また、一実施形態のマイクロ接点開閉器は、少なくとも前記マイクロ可動部の支持位置と前記基板との距離を伸縮させる方向、または、前記固定接点と前記可動接点の距離を伸縮させる方向に、前記支持部の支点が変位するように前記弾性変形部が弾性変形することを特徴とする。
前記実施形態のマイクロ接点開閉器によれば、接点接触動作のときに必要な駆動力を小さくすることができると共に、開始時に必要な駆動力を小さくすることができる。また、マイクロ可動部の撓みを抑えた接点接触動作が可能となるため、操作電圧の低電圧化が可能となる。
また、一実施形態のマイクロ接点開閉器は、前記支持部に対して前記マイクロ可動部が前記基板表面に平行な方向に係合していることを特徴とする。
前記実施形態のマイクロ接点開閉器によれば、前記弾性変形部が基板表面に対する垂直方向に比べて平行な方向には変形しにくくなり、接点接触時にマイクロ可動部の駆動機構の駆動力を効率よく接点の接触部に伝えることができ、動作電圧が低電圧化できる。
また、一実施形態のマイクロ接点開閉器は、前記マイクロ可動部は、前記駆動機構により前記マイクロ可動部の駆動を開始した後に前記基板側に接触する中間支点を有することを特徴とする。
前記実施形態のマイクロ接点開閉器によれば、接点接触のときに支持部に大きな負荷をかけずに、中間支点をマイクロ可動部の支点にして接点に強い押し付け力を与えることができる。
また、一実施形態のマイクロ接点開閉器は、前記支持部と前記マイクロ可動部が別体であって、前記支持部と前記マイクロ可動部とが分離不可に連結されていることを特徴とする。
前記実施形態のマイクロ接点開閉器によれば、ねじれ部分で結合した場合に比べて低駆動力の接点接触動作が可能となる。
また、一実施形態のマイクロ接点開閉器は、前前記支持部と前記マイクロ可動部との間には、前記駆動機構により前記マイクロ可動部を駆動するときに前記マイクロ可動部の変形を少なくするための隙間が設けられていることを特徴とする。
前記実施形態のマイクロ接点開閉器によれば、マイクロ可動部を低電圧で駆動できると共に、安定した接点開閉操作ができる。
また、一実施形態のマイクロ接点開閉器は、半導体製造プロセスを用いて作成されていることが望ましい。
また、本発明の無線通信機器は、前記のいずれか1つに記載のマイクロ接点開閉器と、送信部と、受信部と、前記送信部からの送信信号を電波として送信すると共に前記受信部への受信信号を電波として受信するためのアンテナとを備え、前記アンテナと前記送信部とを前記マイクロ接点開閉器を介して接続すると共に、前記アンテナと前記受信部とを前記マイクロ接点開閉器を介して接続することを特徴とする。
前記構成の無線通信機器によれば、送受信を切り替えるときに、マイクロ接点開閉器の接点が接着しにくく、接点の劣化が少ない無線通信機器が得られる。
また、本発明の無線通信機器は、前記のいずれか1つに記載のマイクロ接点開閉器と、送信部と、受信部と、前記送信部からの送信信号を電波として送信すると共に前記受信部への受信信号を電波として受信するための複数アンテナとを備え、前記複数のアンテナと前記受信部を前記マイクロ接点開閉器を介して夫々接続し、前記マイクロ接点開閉器のいずれか1つを閉じて前記複数のアンテナのうちの1つと前記受信部を接続することを特徴とする。
前記構成の無線通信機器によれば、受信状態に応じてアンテナを切り替えるときに、マイクロ接点開閉器の接点が接着しにくく、接点の劣化が少ない無線通信機器が得られる。
以上より明らかなように、本発明のマイクロ接点開閉器によれば、通算開閉回数が増加しても、接点同士が接着して接点が開離できなくなるのを防止できると共に、基板上に集積回路の一部として組み込みが可能なマイクロ接点開閉器を実現することができる。
また、本発明の無線通信機器によれば、受信状態のよいアンテナを選択するためのアンテナの切り替えや、アンテナとの接続を受信部か送信部のいずれかに切り替えるために本発明のマイクロ接点開閉器を用いることで、アンテナ切り替えや送受信の切り替え時に接点が接着しにくく、接点の劣化が少ない信頼性の高い無線通信機器を実現することができる。
以下に本発明のマイクロ接点開閉器および無線通信機器の好適な実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1Aは本発明の第1の実施形態のマイクロ接点開閉器の構成を示す断面図であり、図1Bは前記マイクロ接点開閉器の平面図である。
この第1の実施形態のマイクロ接点開閉器は、図1A,図1Bに示すように、基板10と、この基板10上に形成された固定接点14,15と、これらの固定接点14,15から離れた位置に形成されたそれぞれの可動接点21,11と、それぞれの可動接点21,11をそれぞれの固定接点14,15を交互に接触または開離させることができるマイクロ可動部19と、基板10上に底部25が固定され、マイクロ可動部19の中央部分を支持する支持部12と、マイクロ可動部19を駆動する駆動機構16,20を備えている。ここでは、マイクロ可動部19は、支持部12と直接結合しない状態(非固定)で支持されている。前記駆動機構16に、上部電極23と下部電極17で構成された静電式アクチュエータを用い、駆動機構20に、上部電極22と下部電極18で構成された静電式アクチュエータを用いている。
前記支持部12は、基板10に接合された底部25と、その底部25の両端から斜め上方かつ外側に夫々延びさらに基板10表面に沿って外側に延びた後に斜め下方に屈曲して延びる弾性変形部26a,26bと、その弾性変形部26a,26bの下端から基板10表面に沿って外側に夫々延びる端部27a,27bとを有している。この端部27a,27bがマイクロ可動部19を支持するための2つの支点となる。
前記支持部12の弾性変形部26a,26bを、マイクロ可動部19に形成された窓6a,6b(図1Bに示す)に通し、その弾性変形部26a,26bの下側にマイクロ可動部19の裏面に両端が固定された梁13a,13bを配置している。
ここで、この第1の実施形態のマイクロ接点開閉器の動作について、可動接点21と固定接点14の開閉を例に説明する。図1Aに示す初期状態では、下部電極18および下部電極17には電圧が印加されておらず、駆動機構20および16は非駆動状態にある。この状態では、マイクロ可動部19は、支持部12の端部27a,27bよって支えられ、基板10表面に対してほぼ平行な状態に保たれ、両接点ともに接触していない。
次いで、図1Cに示すように、下部電極17に電圧が印加されて、駆動機構16によりマイクロ可動部19を駆動すると、上部電極23が静電引力で引き付けられ、可動接点21と固定接点14が接触する。このとき、支持部12付近が弾性変形することによりマイクロ可動部19が支持される支持部12の端部27aの位置が変位する、あるいは、マイクロ可動部19と端部27aの接触する(支持する)位置が少しずれて変更される。これにより、駆動機構16の上部電極23と下部電極17の距離を近づけることができるため、図7に示す従来の支持位置固定の場合にくらべ低電圧で強い駆動力が得られる。これにより、マイクロ可動部19の復元力も強められ、通算開閉回数が増加したときに接点同士が接着し、開離できなくなる問題が発生しにくくなり、長期使用が実現できる。
また、前記マイクロ接点開閉器の支持部12は、マイクロ可動部19に比べて弾性定数の低い弾性変形部26a,26bを有し、接点接触動作時に支点(端部27a,27b)でマイクロ可動部19を支持可能なように弾性変形部26a,26bが弾性変形する。これにより、図1Cの駆動機構16によりマイクロ可動部19を駆動する場合に示すように、マイクロ可動部19をほとんど撓ませることなく固定接点14と可動接点21を接触させることができる。図示していないが、他方の駆動機構17を駆動させる場合においても同様である。このように、接点を接触させるときにマイクロ可動部19がほとんど撓まないために支持部12にかかる負荷を低減することができ、マイクロ接点開閉器の長期使用が実現できる。
さらに、図1Cの駆動機構16によりマイクロ可動部19を駆動させる場合を例に説明すると、弾性変形部26aは、マイクロ可動部19を支持している支持部12の端部27aの位置が基板10側に近づくように、あるいは可動接点21と固定接点14が近づくように変位するように弾性変形する。このとき、駆動機構16は、基板10表面に対してほぼ垂直方向に駆動力を与えるので、これにより、接点接触動作のときに必要な駆動力を小さくできると共に、開始時に必要な駆動力を小さくできる。また、マイクロ可動部19の撓みを抑えた接点接触動作が可能となるため、操作電圧の低電圧化が可能となる。
さらに、この第1の実施形態のマイクロ接点開閉器では、支持部12の弾性変形部26a,26bは、マイクロ可動部19の支持位置が基板10表面に対して平行な方向、あるいは固定接点14および15とマイクロ可動部19の支持される位置との距離が変わる方向にほとんど変化しないようにマイクロ可動部19と係合している。この第1の実施形態では、図1に示すように、マイクロ可動部19は支持部12の端部27a,27bで支持されているが、弾性変形部26a,26bは基板10表面に対する垂直方向に比べて平行な方向には変形しにくいようになっている。これにより、可動接点21を固定接点14に押し付けるときおよび可動接点11を固定接点15に押し付けるときに、効率よく駆動機構16,20の駆動力を使うことができる。
さらに、この第1の実施形態のマイクロ接点開閉器では、マイクロ可動部19は、接点を接触させるときに基板10側に接触する中間支点29a,29bを有している。ここでは、図1Aに示すように、マイクロ可動部19は折れ曲がり部28a,28bを備え、中間支点29a,29bが形成されている。これにより、接点を接触させるときに、中間支点29a,29bが基板10に接触し、支持部12の端部27a,27bに代わって中間支点29a,29bがマイクロ可動部19の支点となって接点が押し付けられるようになり、支持部12に大きな負荷をかけずに強い押し付け力を得ることができる。
図2は、中間支点29a,29bを利用して折れ曲がり部28a,28bが変形するまで強い押し付けを行った場合の動作を示している。ここでは、強い押し付けが可能であると同時に、弾性定数の高いマイクロ可動部19の折れ曲がり部28a,28bを変形させているので、接点の開離時には強い復元力を得ることができる。
また、押し付け時に、折れ曲がり部28aの変形により可動接点21が固定接点14の接触面に沿って移動させることができると共に、折れ曲がり部28bの変形により可動接点11が固定接点15の接触面に沿って移動させることができるので、通算開閉回数増加しても、接点が接着して開離しにくくなるのを防止することができる。
さらに、前記マイクロ可動部19は支持部12に結合されていない。この第1の実施形態では、支持部12の弾性変形部26a,26bの下側にマイクロ可動部19の裏面に両端が固定された梁13a,13bが配置されており、基板10が重力に対していずれの方向に保持されたり、基板10に衝撃等の外力が加えられたりしても、支持部12からマイクロ可動部19が外れないようにしている。
また、マイクロ可動部19が支持部12に結合されていなくても、マイクロ可動部19の梁13a,13bが、支持部12の弾性変形部26a,26bとの間に挟まれるように形成されており、また、弾性変形部26a,26bは基板10表面に対する垂直方向に比べて平行な方向には変形しにくいようになっている。
これにより、図7に示す従来のねじれ部で固定して支持する構造に比べ、マイクロ可動部が非固定なために低電圧で駆動でき、また、接点を押し付けるときの駆動力も、マイクロ可動部自体を撓ませる量が少ないために低電圧(低駆動力)となる。
この第1の実施形態のマイクロ接点開閉器は、マイクロ可動部19が非固定であるために、マイクロ可動部19と支持部12の弾性変形部26a,26bや端部27a,27bとの間に摺動が発生する場合がある。この場合、支持部12の弾性変形部26a,26bから端部27a,27bの弾性構造が復元力を働かせたり、マイクロ可動部19と支持部12の接触部を組成の異なる材料にしたりすることによって、接点の接着を抑制することができる。また、接点開閉操作のときにマイクロ可動部19の支持位置が変更されることによっても接着が抑制される。
さらに、支持部12の弾性変形部26a,26bとマイクロ可動部19との間に隙間7を設けている。これにより、例えば図1Cの駆動機構16を駆動する場合のように、駆動しない駆動機構20側では、マイクロ可動部19がこの隙間7a,7bを利用して端部27bから離れ、基板10から遠ざかるように動くことができる。これによって、支持部12の弾性変形部26bではほとんど変形が起こらず、マイクロ可動部19がほとんど撓まないために、図7に示す従来のねじれ部で支持する構造に比べ、低電圧で駆動でき、接点を押し付けるときの駆動力も、マイクロ可動部自体を撓ませる量が少ないために低電圧(低駆動力)で可能となる。
また、図1Cに示すように、非駆動側でマイクロ可動部19が端部27bを離れても、弾性変形部26bにマイクロ可動部19の梁13bが接触してマイクロ可動部19の動きを停止させることができるため、安定した接点開閉操作が可能となる。
さらに、この第1の実施形態のマイクロ接点開閉器では、図1Dに示すように、両側の接点を切り替える操作のみでなく、両側の駆動機構20,17を同時に駆動することで、両側の接点を同時に接触させることができる。2つの駆動機構20,17を同時に駆動させると、マイクロ可動部19の支持位置を同時に基板10側に近づけることができるため、図1に示す従来のねじれ部で結合したものに比べて、マイクロ可動部19の撓み量が少なくて済み、低電圧(低駆動力)で同時に接点を接触させることができる。
また、接点を開離させるときは、反対側の接点を接触させるように、反対側の駆動機構を動作させることにより容易に駆動力を得ることができるが、マイクロ可動部19が支持部12に固定されていないため、図7に示す従来のねじれ部を備えたものと比べて低電圧で駆動できる。
マイクロ可動部と支持部は非固定であることが望ましいが、本発明の効果は非固定に限るものではない。例えば、支持部12の端部27a,27bがマイクロ可動部19と結合していたとしても、支持部12が弾性変形可能であるために接点を接触させるときに、マイクロ可動部19の支持位置が変位可能となる。
ここで、図1に示す実施形態を例に本発明のマイクロ接点開閉器が半導体製造プロセスを用いて作製される製造工程を図8(a)〜(c),図9(a)〜(c),図10に従って説明する。
ここでは、基板200(図1Aの基板10に対応)は、表面にシリコン酸化膜を形成したシリコン基板である。この基板200上に、図8(a)に示すように、スパッタ法とリフトオフ法によりメタルパターン201(図1Aの固定接点14,固定接点15,下部電極17,下部電極18に対応)を形成する。メタル層には金合金を用いている。ついで、プラズマCVD法で犠牲層のシリコン酸化膜202を堆積し、その上に反応性スパッタ法とリフトオフ法によりタングステン窒化膜を堆積し、パターン203(図1Aの梁13a,13bに対応)を形成する。
続いて、図8(b)に示すように、パターン203をマスクにシリコン酸化膜202を加工し、パターン203の下側に断面台形状のシリコン酸化膜204を形成した後、基板2全面にシリコン酸化膜205を堆積する。そして、図8(c)に示すように、リフトオフ法でタングステン窒化膜のパターン207(図1Aの支持部12に対応)を形成する。ここで、パターン207の中央の底部206は、基板200に接合される。
そして、図9(a)に示すように、基板200上のパターン207の領域とその近傍の領域を除く領域にシリコン酸化膜のパターン208を形成し、さらに基板2全面にシリコン酸化膜209を堆積する。
つぎに、リフトオフ法により、図9(b)に示すように、シリコン酸化膜209にメタルのパターン210(図1Aの可動接点11,21と上部電極22,23に対応)を形成し、必要なところだけがエッチングされるようにレジストでマスクした状態でシリコン酸化膜をエッチバックし(図9(b)の点線で示す部分)、パターン203の表面203aを露出させる。そして、図9(c)に示すように、基板200上のパターン207の凸部を除く領域に、リフトオフ法でタングステン窒化膜のパターン211(図1Aのマイクロ可動部19に対応)を形成する。これにより、パターン203とパターン211は接合部212で結合させることができる。
最後に、図10に示すように、希フッ酸で犠牲層であるシリコン酸化膜204,205,208,209(図9(c)に示す)を除去することにより、基板200に固定された支持部となるパターン207の両端213でマイクロ可動部となるパターン211を支持する構造が得られる。このようにして、図1に示すごときマイクロ接点開閉器が製作することができる。
ここに示す製造方法は、単に本発明のマイクロ接点開閉器が半導体プロセスで製作できることの一例を示すものであり、使用する材料、製造方法はこれに限るものではない。
非固定のマイクロ可動部19と支持部12の係合方法については、図1に示す形態に限るものではなく、例えば図3および図4に示すような形態でも実施可能である。
図3(a)はマイクロ接点開閉器の支持部とマイクロ可動部が係合する要部の断面を示し、図3(b)はその要部の平面図を示し、図3(c)は駆動時の状態を示している。図3(a),(c)は、図3(b)のIII−III線から見た断面図である。
図3(a)〜(c)に示す形態では、支持部32の弾性変形部35a,35bの上にマイクロ可動部39を載置し、マイクロ可動部39に形成した窓37a,37bを通して、隙間38a,38bが形成されるように固定部36a,36bを弾性変形部35a,35bに結合させている。図1の第1の実施形態に比べ弾性変形部の構造が単純になっており、弾性変形部35a,35bの信頼性を高めることができる。
また、図4(a)はマイクロ接点開閉器の支持部とマイクロ可動部が係合する要部の断面を示し、図4(b)はその要部の平面図を示し、図4(c)は駆動時の状態を示している。図4(a),(c)は、図4(b)のIV−IV線から見た断面図である。
図4(a)〜(c)に示す形態では、支持部42の弾性変形部45a,45bの上にマイクロ可動部49を載置されるが、ここでは、マイクロ可動部49に形成された中間支点43a,43bの一部が支持部42に形成された窓47a,47bに嵌まるようになっている。そして、マイクロ可動部49に形成された窓44a,44bを通して固定部46a,46bが弾性変形部45a,45bに結合されている。マイクロ可動部49と支持部42との間に形成される隙間48a,48bは、中間支点43a,43bと固定部46a,46bとの間に形成されている。ここでは、固定部46a,46bが立体的な構造ではなく、固定部46a,46bの信頼性を高めることができる。
さらに以上に述べた第1の実施形態では、マイクロ可動部の駆動機構に静電式アクチュエータを用いたが、これは駆動方法を特定するものではなく、特開2003−117896号公報に記載されているような磁気式アクチュエータであってもよい。同様に、圧電式アクチュエータ、熱式アクチュエータによっても実現可能である。
(第2の実施形態)
図5は、本発明の第2の実施形態のマイクロ接点開閉器の要部の平面図を示している。この第2の実施形態のマイクロ接点開閉器は、略正方形状の支持部52の各辺に、図1に示すような弾性変形部53a,53b,53c,53dを2つずつ配置することによって、4つの可動接点54a,54b,54c,54dを切り替える接点開閉が可能となる。
これにより、4つの駆動機構55a,55b,55c,55dを選択的に駆動させることで任意の位置の接点を複数個同時に接触させることもできる。
この第2の実施形態のマイクロ接点開閉器は、第1の実施形態のマイクロ接点開閉器と同様の効果を有する。
また、この第2の実施形態のマイクロ接点開閉器によれば、例えば、後述する第3の実施形態のように2つのアンテナと送信部と受信部とを備えた無線通信機器において、4つの接点を有するマイクロ接点開閉器を用いることによって、信号線等の配置の最適な回路構成を実現することができる。
(第3の実施形態)
図6は本発明の第3の実施形態のマイクロ接点開閉器を用いた無線通信機器の構成図を示している。
この第3の実施形態の無線通信機器は、図6に示すように、送信部83と、受信部84と、送信部83からの送信信号を電波として送信すると共に受信部84への受信信号を電波として受信するための2つのアンテナ90a,90bと、2つのアンテナ90a,90bに一端が夫々接続され、他端同士が接続された2つのマイクロ接点開閉器80a,80bと、その2つのマイクロ接点開閉器80a,80bの他端に一端が夫々接続された2つのマイクロ接点開閉器82a,82bとを備えている。前記マイクロ接点開閉器80a,80bおよび82a,82bに本発明のマイクロ接点開閉器を用いている。
前記送信部83の出力をミキサ85の一端に接続し、ミキサ85の他端をアンプ88の入力に接続している。前記アンプ88の出力を帯域通過フィルタ86の入力に接続し、帯域通過フィルタ86の出力をパワーアンプ87の入力に接続している。前記パワーアンプ87の出力を一方のマイクロ接点開閉器82bの他端に接続している。また、他方のマイクロ接点開閉器82aの他端をローノイズアンプ91の入力に接続し、ローノイズアンプ91の出力を帯域通過フィルタ92の入力に接続している。前記帯域通過フィルタ92の出力をミキサ93の一端に接続し、ミキサ93の他端をアンプ95の入力に接続し、アンプ95の出力を受信部84の入力に接続している。前記ミキサ85,93にPLL(Phase-Locked Loop:位相同期ループ)発振回路94からの局部発振信号を供給する。
前記構成の無線通信機器は、送信時には、PLL発振回路94からの高周波の局部発振信号に基づいて、送信部83からの送信信号を変調し、ミキサ85でミキシングして特定の周波数に変換し、帯域通過フィルタ86でそれ以外の不要な周波数信号を除去し、パワーアンプ87で増幅後、送信側のマイクロ接点開閉器82bとアンテナ側のマイクロ接点開閉器80aまたは80bを経由してアンテナ90aまたは90bから送信信号が送信される。
一方、受信時には、マイクロ接点開閉器80aで接続された側のアンテナ90aまたはマイクロ接点開閉器80bで接続された側のアンテナ90bから入った信号が受信側のマイクロ接点開閉器82aを経由して、ローノイズアンプ91で増幅され、帯域通過フィルタ92に不要周波数信号を除去後、PLL発振回路94からの高周波の局部発振信号とその信号をミキサ93でミキシングし、受信周波数に変換された受信信号が受信部84に供給される。
このように、本発明のマイクロ接点開閉器を用いることにより、送受信切り替え時に、マイクロ接点開閉器の接点が接着しにくく、接点の劣化が少ない無線通信機器が得られる。
また、図6に示すように、複数のアンテナ90a,90bを備え、例えば、受信状態に応じて受信に使用するアンテナを切り替えるために本発明のマイクロ接点開閉器80a,80bを備えている。これにより、受信状態に応じてアンテナを切り替えるときに、マイクロ接点開閉器の接点が接着しにくく、接点の劣化が少ない無線通信機器が得られる。
さらに、第2の実施形態の図5に示すマイクロ接点開閉器を用いれば、図6に示す4つの接点をひとつのマイクロ接点開閉器で任意接点を複数選択して切り替えることができる。これにより、受信状態に応じてアンテナを切り替えるときに、マイクロ接点開閉器の接点が接着しにくく、接点の劣化が少ない信頼性の高い無線通信機器が得られる。
ここでは、図6に示すRF(無線周波数)送受信方式を用いているが、送受信方式はこれに限るものでなく、本発明のマイクロ接点開閉器は、アンテナと送信部の接続またはアンテナと受信部の接続を切り替える場合に効果が得られるもので、送受信の方式に依存するものではく、他の送受信の方式であっても同様の効果が得られることは明らかである。
また、アンテナがひとつの場合は、アンテナを切り替えるためのマイクロ接点開閉器80a,80bは不要であるし、マイクロ接点開閉器80a,80bがなくても、送受信を切り替えるマイクロ接点開閉器82a,82bの効果に変わりがないことは言うまでもない。
上記第1,第2の実施形態では、両端に2つの可動接点を有するかまたは四方に4つの可動接点を有するマイクロ接点開閉器について説明したが、可動接点が1つのマイクロ接点開閉器に本発明を適用してもよい。
図1Aは本発明の第1の実施形態のマイクロ接点開閉器の構成を示す断面図である。 図1Bは前記マイクロ接点開閉器の平面図である。 図1Cは前記マイクロ接点開閉器の駆動時の状態を示す図である。 図1Dは前記マイクロ接点開閉器の駆動時の状態を示す図である。 図2は前記マイクロ接点開閉器の動作を示す断面図である。 図3(a)はマイクロ接点開閉器の支持部とマイクロ可動部が係合する要部の他の例を示す断面図であり、図3(b)は平面図であり、図3(c)は駆動時の状態を示す図である。 図4(a)はマイクロ接点開閉器の支持部とマイクロ可動部が係合する要部の他の例を示す断面図であり、図4(b)はその平面図であり、図4(c)は駆動時の状態を示す図である。 図5は本発明の第2の実施形態のマイクロ接点開閉器の要部の平面図である。 図6は本発明の第3の実施形態の無線通信機器の構成図である。 図7Aは従来のマイクロ接点開閉器の構成を示す断面図である。 図7Bは前記マイクロ接点開閉器の平面図である。 図8(a)〜(c)は図1に示すマイクロ接点開閉器が半導体製造プロセスを示す工程断面図である。 図9(a)〜(c)は図8(c)に続く工程断面図である。 図10は図9(c)に続く工程断面図である。
6a,6b…窓
7a,7b…隙間
10…基板
11…可動接点
12…支持部
13a,13b…梁
14…固定接点
15…固定接点
16…駆動機構
17…下部電極
18…下部電極
19…マイクロ可動部
20…駆動機構
21…可動接点
22…上部電極
23…上部電極
25…底部
26a,26b…弾性変形部
27a,27b…端部
28a,28b…折れ曲がり部
29a,29b…中間支点
32…支持部
35a,35b…弾性変形部
36a,36b…固定部
37a,37b…窓
38a,38b…隙間
39…マイクロ可動部
42…支持部
43a,43b…中間支点
44a,44b…窓
45a,45b…弾性変形部
46a,46b…固定部
47a,47b…窓
48a,48b…隙間
49…マイクロ可動部
52…支持部
53a,53b,53c,53d…弾性変形部
54a,54b,54c,54d…接点
55a,55b,55c,55d…駆動機構
59…マイクロ可動部
80a,80b…マイクロ接点開閉器
82a,82b…マイクロ接点開閉器
83…送信部
84…受信部
85…ミキサ
86…帯域通過フィルタ
87…パワーアンプ
88…アンプ
90a,90b…アンテナ
91…ローノイズアンプ
92…帯域通過フィルタ
93…ミキサ
94…PLL発振回路
95…アンプ
200…基板
201…メタルパターン
202…シリコン酸化膜
203…パターン
204…シリコン酸化膜
205…シリコン酸化膜
206…底部
208…パターン
209…シリコン酸化膜
210…パターン
211…パターン
212…接合部
213…端部

Claims (10)

  1. 基板と、
    前記基板上に配置され、中央部とその中央部から両側に延びる梁部とを有するマイクロ可動部と、
    前記マイクロ可動部の前記梁部の前記基板に対向する側に形成された可動接点と、
    前記基板上の前記可動接点に対向する位置に形成された固定接点と、
    前記固定接点に対して前記可動接点を接触または開離させるように前記マイクロ可動部を駆動する駆動機構と、
    前記基板上に形成され、前記マイクロ可動部を前記中央部で傾動自在に支持する支持部と
    を備え、
    前記駆動機構は、前記マイクロ可動部の一方の梁部側とその梁部に対向する前記基板側に配置されると共に、前記マイクロ可動部の他方の梁部側とその梁部に対向する前記基板側に配置され、
    前記マイクロ可動部が一方の梁部側に傾動するときに支点となる支持端部と前記マイクロ可動部が他方の梁部側に傾動するときに支点となる支持端部とを、前記マイクロ可動部の梁部が延びる方向に間隔をあけて前記支持部に設けて、
    前記駆動機構により前記マイクロ可動部を駆動することによって前記固定接点に前記可動接点を接触させるとき、前記マイクロ可動部の動きに合わせて、前記マイクロ可動部を支持する前記支持部の支点が変位するようにしたことを特徴とするマイクロ接点開閉器。
  2. 請求項1に記載のマイクロ接点開閉器において、
    前記支持部は、前記マイクロ可動部の動きに合わせて前記支持部の支点が変位するように弾性変形する弾性変形部を有することを特徴とするマイクロ接点開閉器。
  3. 請求項2に記載のマイクロ接点開閉器において、
    少なくとも前記マイクロ可動部の支持位置と前記基板との距離を伸縮させる方向、または、前記固定接点と前記可動接点の距離を伸縮させる方向に、前記支持部の支点が変位するように前記弾性変形部が弾性変形することを特徴とするマイクロ接点開閉器。
  4. 請求項2または3に記載のマイクロ接点開閉器において、
    前記支持部に対して前記マイクロ可動部が前記基板表面に平行な方向に係合していることを特徴とするマイクロ接点開閉器。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1つに記載のマイクロ接点開閉器において、
    前記マイクロ可動部は、前記駆動機構により前記マイクロ可動部の駆動を開始した後に前記基板側に接触する中間支点を有することを特徴とするマイクロ接点開閉器。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1つに記載のマイクロ接点開閉器において、
    前記支持部と前記マイクロ可動部が別体であって、前記支持部と前記マイクロ可動部とが分離不可に連結されていることを特徴とするマイクロ接点開閉器。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1つに記載のマイクロ接点開閉器において、
    前記支持部と前記マイクロ可動部との間には、前記駆動機構により前記マイクロ可動部を駆動するときに前記マイクロ可動部の変形を少なくするための隙間が設けられていることを特徴とするマイクロ接点開閉器。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1つに記載のマイクロ接点開閉器において、
    半導体製造プロセスを用いて作成されていることを特徴とするマイクロ接点開閉器。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1つに記載のマイクロ接点開閉器と、
    送信部と、
    受信部と、
    前記送信部からの送信信号を電波として送信すると共に前記受信部への受信信号を電波として受信するためのアンテナと
    を備え、
    前記アンテナと前記送信部とを前記マイクロ接点開閉器を介して接続すると共に、前記アンテナと前記受信部とを前記マイクロ接点開閉器を介して接続することを特徴とする無線通信機器。
  10. 請求項1乃至8のいずれか1つに記載のマイクロ接点開閉器と、
    送信部と、
    受信部と、
    前記送信部からの送信信号を電波として送信すると共に前記受信部への受信信号を電波として受信するための複数アンテナと
    を備え、
    前記複数のアンテナと前記受信部を前記マイクロ接点開閉器を介して夫々接続し、前記マイクロ接点開閉器のいずれか1つを閉じて前記複数のアンテナのうちの1つと前記受信部を接続することを特徴とする無線通信機器。
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