JP4444466B2 - 海苔網用伸子棒 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は海苔養殖用網に好適な海苔網用伸子棒に関するものであり、さらに詳しくは海苔網に伸子棒本体部分を取り付ける継手部分を改良した海苔網用伸子棒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、海苔養殖網用伸子棒(以下、単に「伸子棒」という)は、PVC製、FRP製が知られており、その継手部分については 実開昭59−133050号明細書記載のように、耳綱嵌合穴などを特定形状にしたものや、実開昭59−159258号明細書記載のように、取り付けし易くするために新たに部品を設けたものなど多くの改良手段が知られている。いずれも、養殖者の作業性を向上させることを目的としたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これらのものであっても養殖前の準備における取り付けや海上での浮力調整のための取り付け、取り外しなどにおいて、その装着がしにくく、作業性が悪いなどの問題をいぜんとして生じていた。このため本発明においては、新たな作業が増加せず、かつ作業性(装着のし易さ)に優れた海苔養殖用伸子棒を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を達成するために、次の構成を有する。すなわち、
(1)耳綱挿通溝を有する継手部分と筒状の本体部分とからなる海苔網用伸子棒において、該継手部分が、固有粘度[η]が0.5〜1.6dl/gのポリブチレンテレフタレートからなり、かつ、該継手部分の肉厚が1.0〜3.5mmであると共に、該継手部分の耳綱への取り付け時および/または取り外し時の最大応力が、1.0〜15Kgからなることを特徴とする海苔網用伸子棒。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明における継手部分とは 海苔網と伸子棒の本体とをつなぐ部分であり、さらに詳しくは 海苔網の耳綱と伸子棒本体とが接続される部分である。図1は、継ぎ手部分1の耳綱嵌合穴3に耳綱2を取り付けた例を示す概略図である。
【0006】
本発明における本体部分とは 筒状(パイプ状)部分であり、この断面形状は多角形(6〜36角形など)、円形などのものが挙げられる。特に制限されるものではないが、好ましくは8角形以上、円形断面のものが海苔の刈り取り性に優れるため好ましい。
【0007】
この本体部分は ポリ塩化ビニル樹脂、FRP(ガラスクロスに樹脂を含ませて、その外層および/または内層にポリ塩化ビニル樹脂を複合した構造)、飽和ポリエステル樹脂製などいかなるものであってもよいが、リサイクル性、耐環境性、耐衝撃性、剛性などから飽和ポリエステル樹脂製が好ましい。
【0009】
本発明においては 海苔網用伸子棒の継手部分が、特定の熱可塑性樹脂、特に特定範囲の固有粘度のポリブチレンテレフタレートからなり、その詳細は後述する。
【0010】
また、この本体部分及び継手部分の樹脂には耐衝撃性を改良する目的で 耐衝撃性改良材を添加するのが好ましく、この改良材としてはポリオレフィン系エラストマー等が挙げられ、その詳細は後述する。
【0011】
本発明における 継手部分の耳綱への取り付け時の最大応力とは 海苔網の耳綱部分に継手部分を挿入し取り付ける時の最大の応力をいう。
【0012】
また、取り外し時の最大応力とは 海苔網の耳綱部分に継手部分を装着された状態から、取り外す時の最大の応力をいう。
【0013】
この取り付け時および/または取り外し時の最大応力は、1.0〜15Kgであり、好ましくは1.2〜12kg、より好ましくは1.5〜10kgである。
【0014】
1.0kg未満では、伸子棒の海苔網の耳綱への取り付けはし易くなるが、固定が弱く、伸子棒の位置がずれたり、伸子棒が波によりはずれ、海苔網の展張りが十分でなく、海苔の生育に影響を与える。また、はずれた伸子棒により、海苔を傷めたり、海苔網を破ったりするなどの問題がある。15kgを越えるものでは、伸子棒の海苔網の耳綱への取り付け、取り外しに力を要し、作業性が非常に悪くなる。また、取り付け時には当たりが付けにくく(耳綱と継手の取り付け溝との手応えが判りにくい)このため作業性がさらに低下するので好ましくない。
【0015】
本発明においては 取り付け時および/または取り外し時の応力が、2山以上の構造をとることが好ましい。この取り付け時および/または取り外し時の応力が1山では取り付け、取り外し時には本発明の最大応力範囲内であれば問題は生じないが、海苔網にセットされた後、海上で予想されない力がかかり、伸子棒にずれを生じたり、ひどいときは伸子棒がはずれ、海苔をいためたり、生育を阻害するなどの問題を起こす場合がある。2山以上では このような問題を生じることはほとんどない。
【0017】
本発明では、海苔網用伸子棒の継手部分が、耐衝撃性、剛性、クリープ特性、耐環境性、リサイクル性などに優れるポリエステル樹脂、特にポリブチレンテレフテレートからなる。
【0018】
また、この特定のポリエステル樹脂であるポリブチレンテレフテレートの固有粘度[η]は、0.5〜1.6dl/gの範囲内にある。ポリブチレンテレフテレートの固有粘度[η]が0.5dl/g未満では、耐衝撃性、剛性、耐候性が悪化し、1.6dl/gを越えるものでは加工性が悪化し好ましくない。
【0019】
このポリエステル樹脂は 本発明の効果を妨げない範囲で、飽和ポリエステル樹脂ハンドブックに記載された共重合、ブレンドなどを行ってもよい。
【0020】
また、このポリエステル樹脂には、耐衝撃性改良材として、ポリオレフィン系エラストマーを0.5〜30wt%添加するのが好ましく、さらに好ましくは1.0〜25wt%、より好ましくは2.0〜20wt%添加することにより耐衝撃性を向上させることができ好ましい。
【0021】
このポリオレフィン系エラストマーとは エチレンあるいはプロピレン成分を共重合の1成分とする熱可塑性エラストマーであって、エチレン・αーオレフィン共重合体、プロピレン・αーオレフィン共重合体、エチレン・アクリル酸エチル共重合体、エチレン・グリシジルメタクリレート共重合体、およびエチレン・酢酸ビニル共重合体などから選択される、少なくとも1種以上からなるものである。
【0022】
また、本発明においては、上記オレフィン系エラストマーに、さらにポリエチレングリコールなどを混合すると、少量のオレフィン系エラストマーで、より一層の耐衝撃性が向上し好ましい。
【0023】
また、この効果は単にポリオレフィン系エラストマーのみで耐衝撃性が向上するのみでなく、ポリオレフィン系ポリマーに無水マレイン酸や、ポリエチレングリコールなどを添加すると相溶性のないオレフィン系ポリマーが微分散し、ポリエステルポリマーとの接着性が改良され、耐衝撃性が向上するとともに、伸子棒の表面粗さRaも小さくなり、加工性が向上する。
【0024】
また、本発明の伸子棒の本体部分の樹脂に、ガラス繊維を複合したもの、混合したものなど用いてもよく、好ましくはリサイクル性などの観点から混合するのがよい。ガラス繊維の複合は、ガラスウールやガラス繊維織物に樹脂を含浸したものなどが耐久性の観点から好ましく用いられる。
【0025】
混合するガラス繊維としては 特に限定されるものではないが、チョップドストランドガラスファイバー、ロービングガラスファイバーなどが挙げられる。この中でもチョップドガラスファイバーが樹脂への分散性、耐衝撃性、剛性に優れ好ましい。
【0026】
このガラス繊維の太さは 繊維径の平均が6〜25μmφのものが好ましく、さらに好ましくは7〜20μmφ、より好ましくは10〜15μmφである。
【0027】
繊維径の平均が6μmφ未満では 耐衝撃性、剛性の改良効果が得にくく、分散性が悪化し、二次凝集物を作り、伸子棒本体部分の表面粗さが粗くなり、表面が汚染し易くなるなどの問題を生じやすいので好ましくない。また、25μmφを越えるものでは、同様に表面粗さが粗くなり、同様の問題を生じやすいので好ましくない。
【0028】
このガラス繊維の樹脂中での長さは0.01〜10mmのものが好ましく、さらに0.05〜5mmのものが表面粗さ、耐衝撃性、剛性に優れ、好ましい。
【0029】
また、このガラス繊維はシラン系カップリング剤などで表面が処理されているのが分散性に優れ好ましい。
【0030】
本発明の本体部分および継手部分の樹脂には 無機系および/または有機系の耐候剤を添加するのが耐衝撃性、剛性の低下を防ぎ、長寿命化でき好ましい。
【0031】
この無機系材料としては カーボンブラックや酸化チタンなどが挙げられる。
【0032】
また、有機系材料としては サリチル酸系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤などの紫外線吸収剤が挙げられる。
【0033】
また、本発明の継手部分の構造は特に限定されるものでなく、実公昭60−40133号公報、実公平2−32049号公報、実公平4−34686号公報などに記載されているように、伸子棒の直管軸方向に耳綱外径より狭い挿通溝を設け、その溝に耳綱外径よりは狭いが挿通溝より広い部分を2カ所以上設けたような構造のものであってもよい。また、その挿通溝は直管軸方向と必ずしも平行でなく、傾斜させたものなどの構造であってもよい。
【0034】
本発明の継手部分の肉厚は、1.0〜3.5mmwであるのが好ましい。1.0mm未満では本発明の最大応力が小さくなりすぎ、挿通溝を小さくし、最大応力を高めると継手が破壊するなどの問題を生じるので好ましくない。また、3.5mmを越えると最大応力が大きくなりすぎ、作業性が低下するので好ましくない。挿通溝を広げると最大応力は本発明のものも得られるが、その適正挿通溝幅が狭くなり、生産の安定性が得られにくくなり、好ましくない。
【0035】
本発明の継手部分の樹脂ポリマーは前述した、本発明の特定範囲の耳綱への取り付け時および/または取り外し時の最大応力を得るために、前述した特定範囲の固有粘度[η]のポリブチレンテレフタレートとされる。
【0036】
また、本発明の特定範囲の耳綱への取り付け時および/または取り外し時の最大応力を得るために、このポリブチレンテレフタレートの結晶化度は20〜60%が好ましく、さらに好ましくは25〜50%、より好ましくは30〜40%である。この結晶化度を得るために、結晶核剤を添加したり、成型後結晶化温度付近で結晶化させるなどを行う方法であってもよい。
【0037】
次に本発明の製造方法について説明するが必ずしもこれに限定されるものではない。
まず、本体部分について説明する。ポリエステル樹脂とガラス繊維をブレンダーなどで混合したものを2軸押出機のホッパーに供給し、280℃に加熱して押出、ペレット形状を作る。
【0038】
また、この際ポリオレフィン系エラストマー、その他添加剤などを同時にブレンドしておいてもよい。
【0039】
また、別の方法としては 飽和ポリエステル樹脂を押出しながら途中からガラス繊維や必要によりポリオレフィン系エラストマー、その他添加剤を押出機中に添加していく方法でペレット化されてもよい。後者の方が生産性に優れ好ましい。
【0040】
このペレット化された原料を用い、溶融押出成型機で円筒ダイを用い円筒状に成型し、冷却後所定の長さに切断し、伸子棒の本体部分を製造する。
【0041】
また、一旦ペレット化する方法でなくとも、混練性の高い押出機、スクリューを用いて円筒状に成型する方法であってもよい。
【0042】
本発明においては この円筒ダイから円筒状の成型品を作る際、そのドラフト比{溶融状態で圧力が解放される直前の厚み(リップ間隙:T1)と製品肉厚(T2)の比(T1/T2)をいう}は2.5以下であることが好ましく、さらに好ましくは2.0以下である。ドラフト比が2.5を越える場合は、表面粗さRaが粗くなり好ましくない。
【0043】
また、本発明においては、その剛性を付与させるため、ポリマーの結晶化温度付近において保持しうる条件を与え、結晶化度を高めることにより剛性を与えてもよい。この方法は 溶融から室温に起こる溶融冷却過程での結晶化条件を用いて結晶化度を高める方法(インライン)でも、一旦冷却後、昇温過程で起こる結晶化を利用した(オフライン)方法であってもよい。
【0044】
次に、本発明の継手部分は 公知の射出成型方法で、例えば、実公平2−32049号公報、237頁、第2図、Cに示されるような形状の継手を前記した本発明のポリエステル樹脂で作成する。また、別の形状として図2に示した形状のものであってもよい。
【0045】
この射出成型の冷却条件を制御し、すなわち、温度、時間を制御し、ポリマーの結晶化温度付近において保持しうる条件を与え、結晶化度を高めることにより剛性をコントロールしてもよい。この方法は 溶融から室温に起こる溶融冷却過程での結晶化条件を用いて結晶化度を高める方法(インライン)でも、一旦冷却後、昇温過程で起こる結晶化を利用した(オフライン)方法であってもよい。
【0046】
この継手部分と先に示した本体部分とを公知の接着剤を用いて嵌合させることができる。
この組み合わせ品が本発明の海苔網用伸子棒となる。
【0047】
[評価方法]
(1)ポリエステルの固有粘度[η]
ポリエチレンテレフタレートはオルトクロロフェノールに溶解し、オストワルド粘度計で25℃において測定した。
ポリブチレンテレフタレートはフェノール/テトラクロロエタンに溶解し、オストワルド粘度計で30℃にて測定した。
【0048】
(2)表面粗さRa(中心線平均粗さ)
表面粗さ計SE−3AK((株)小坂研究所製)を用いて、JISーB0601に準じて測定した。測定条件は、触針ヘッド半径2μm、送り速度0.1mm/sec、基準長さ25mmとした。サンプルは5箇所、長手方向に粗さを測定し、その平均値を求めた。
【0049】
(3)耐衝撃性
伸子棒を3本束ねて、2mの高さから水平に落下させ、これを繰り返して、割れの有無で判定した。割れ始めるまでの繰り返し回数と、その時の割れた本数で表した(全部割れたもの、クラックの入ったもの全てを含めた)。
【0050】
(4)作業性
装着作業のし易さを評価した。
○:90%以上の人が装着性が良いとしたものを良好として○で示した。
×:50%以上の人が装着性が悪いとしたものを不良として×で示した。
△:この中間のものを△で示した。
【0051】
(5)耐候性
サンシャインウェザーメータ1000hr後の外観変化で評価した。
【0052】
(6)継手の耳綱への取り付け時最大応力、引き抜き時最大応力
第一製網(株)製耳綱番号120(外径:4.3mm)の耳綱を用いて、3kgの張力で水平に張る。
a)継手の耳綱への取り付け時最大応力
オリエンテック(株)製テンシロンRTM−100を用い、伸子棒の継手をロードセル側に取り付け、移動速度500mm/minで前述した耳綱に挿入し取り付ける。この時の伸びと応力を測定し、その最大値で表した。
継手の耳綱への引き抜き時最大応力
取り付け時最大応力と同様条件で測定し、その最大値で表した。
b)2山以上の構造
上記測定方法において、伸びと応力のカーブから山の数(ピーク数)をいう。
【0053】
【実施例】
以下本発明を実施例に基づき説明する。
実施例1、2、3 比較例3、4
東レ(株)製“トレコン”5201X11からなるポリブチレンテレフタレートを主とした樹脂を280℃に加熱し、図2(A)(B)に示した形状になる型を有した射出成型機で継手部分を得た。この製品の肉厚を0.7mm(比較例3)、1.5mm、2.0mm、2.5mm(順に実施例1,2,3)、3.6mm(比較例4)となるよう型を製作し、この肉厚の製品を得た。この肉厚の変更設定により、後述の表1に示す取り付け時、取り外し時の互いに異なる最大応力を得た。
【0054】
本体部分はポリエチレンテレフタレート(以下「PET」という)(固有粘度[η]=0.70dl/g)90wt%、ガラス繊維(直径12μm、長さ3mmのチョップドストランドガラスファイバー)5wt%、“タフマー”A4085(三井化学(株)製)からなるポリエステル樹脂を280℃に加熱された40mmφ二軸押出機を用い、ペレット化したものを用いた。
【0055】
このペレットを280℃に加熱した40mm単軸押出機を用い外径24mmφ、肉厚2.0mmとなるよう吐出量、引き取り速度を調整し、冷却して1952mmLに切断し、本体部分とした。
【0056】
この本体部分と継手部分にコニシ(株)製“ボンド サイレックス 100”を塗布し接着した。なお、この際、内圧が発生するため、完全嵌合が得られないため、両端に約30kgの荷重をかけ、完全密着をおこなった。
【0057】
また、その後、水深30cm以上に24時間放置し、完全密封状態にあるものを製品として評価した。これらの評価結果を表1に示した。
【0058】
この継手部分の耳綱への取り付け時および/または取り外し時の応力は表1に示したような値となった。
【0059】
比較例1
市販のPVC伸子棒“セキスイのりしんし”Sー26を用いて評価した。
【0060】
比較例2
市販のFRP伸子棒(主としてPVCからなる三層構造)“セキスイFRPのりしんしF24”を用いて評価した。
これらの評価結果を表1に示した。
【0061】
【表1】
【0062】
この結果、耳綱への取り付け時の最大応力および/または取り外し時の最大応力が特定範囲にあることにより、作業性に優れ、かつ伸子棒の位置ずれを起こさず、網の展張り性に優れ、耐久性も優れた海苔網用伸子棒が得られた。
【0063】
【発明の効果】
本発明の海苔網用伸子棒は 継手部分を特定範囲の固有粘度[η]のポリブチレンテレフタレートとし、かつ、耳綱への取り付け時の最大応力および/または取り外し時の最大応力を特定の範囲とすることにより、従来品に比べ、作業性に優れ、かつ伸子棒の位置ずれを起こさず、網の展張り性に優れ、耐久性にも優れた海苔網用伸子棒が得られたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る継ぎ手部分の耳綱嵌合穴に耳綱を取り付けた例を示す概略図である。
【図2】本発明に係る継ぎ手部分の形状の一例を示す概略図であり、(A)は平面図、(B)は側面図である。
【符号の説明】
1:継ぎ手部分
2:耳綱
3:耳綱嵌合穴
Claims (1)
- 耳綱挿通溝を有する継手部分と筒状の本体部分とからなる海苔網用伸子棒において、該継手部分が、固有粘度[η]が0.5〜1.6dl/gのポリブチレンテレフタレートからなり、かつ、該継手部分の肉厚が1.0〜3.5mmであると共に、該継手部分の耳綱への取り付け時および/または取り外し時の最大応力が、1.0〜15Kgからなることを特徴とする海苔網用伸子棒。
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