JP4444458B2 - エアコン洗浄ユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エアコン洗浄技術に関するものであり、特に、噴射ノズル及び吸引ノズルを有するエアコン洗浄ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、エアコンの性能維持や衛生面といった観点から、エアコン洗浄に対する要請が強くなっている。しかし、エアコンは通常、室内の上部あるいは天井に設置されているので、エアコン洗浄作業は高所での作業にならざるを得ない。そのため、難しい作業が多く、作業時間が長かった。この結果、洗浄コストが高くなり、エアコン洗浄を定期的に行うことは経済的に大きな負担となっている。
【0003】
ここでエアコン洗浄の従来例について、図9を用いて説明する。図9は天井カセット型エアコンの構成図である。この図に示すように、エアコン本体1は天井内部に埋め込まれており、天井面に位置する露出面にはプラスチック製の外装パネルであるフェース2が設置されている。フェース2内部にはフィルタ3が水平に設置されている。
【0004】
エアコン本体1内部の中央にはファンモータ5が配置されており、ファンモータ5の回転軸にはファン4が取付けられている。ファンモータ5の周辺部には電装部材(図示せず)などが設けられている。さらに、エアコン本体1内部にはファン4を挟むようにしてアルミフィン6を有する熱交換器7が固定されている。熱交換器7の下部には発泡スチロール製のドレンパン8が取付けられている。なお、符号19(一点鎖線)は洗浄廃液を受けるためのシート状のホッパーであり、エアコン洗浄時に取付けられるものである。また、エアコン本体1内部にはエアコン制御用の電装部(図示せず)が固定されている。
【0005】
上記の構成を有するエアコンを洗浄する場合、まず、エアコンが設置された周辺部の壁や室内の床が濡れないように養生を行う。続いて、エアコン本体1の下方に脚立を立て、これに上ってエアコン本体1内部のフェース2、フィルタ3、ファン4、ファンモータ5、電装部材及びドレンパン8を取外す。そして、これらの部材を持って床に降り、所定の場所でこれらの部材を洗浄する。
【0006】
次に、再び脚立に上ってエアコン本体1内部の電装部に対し水損防止用の養生を行い、洗浄廃液を受けるホッパー19(一点鎖線)をエアコン下部に設置する。ホッパー19はアルミフィン6の洗浄作業が行えるように天井面から所定の間隔を持って吊下げられている。
【0007】
ホッパー19の設置後、脚立に立ったまま、噴射クリーナ及びバキュームクリーナを用いてアルミフィン6の洗浄を行う。噴射クリーナには噴射ノズルが設置され、ここから洗浄液を噴射して洗浄する装置である。バキュームクリーナには吸引ノズルが設置され、これによりごみなどを吸取るようになっている。アルミフィン6を洗浄する具体的な手順は、まず前清掃としてバキュームクリーナの吸引ノズルによりアルミフィン6に付着しているごみを吸取る。続いて、噴射クリーナの噴射ノズルから洗浄液を噴射してアルミフィン6を洗浄する。
【0008】
洗浄が終了した後、ハンドブロアなどを利用して水滴を吹飛ばし、アルミフィン6を乾燥させる。アルミフィン6が乾燥したら、ホッパー19及びエアコン本体1内部の電装部の養生を撤去し、取外してあったドレンパン8、ファンモータ5、ファン4、電装部材、フィルタ3、フェース2を持って脚立を上り、エアコン本体1に取付ける。最後に室内の養生を片付ける。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
以上のようにしてエアコンを洗浄する場合、次の点が問題となっている。すなわち、エアコン洗浄に際して、フェース2、フィルタ3、ファン4、ファンモータ5、電装部材、ドレンパン8といった様々な部材をエアコン本体1から取外さなくてはならない。このとき、エアコン本体1の周囲には外した部材を置くだけのスペースがない。そのため、部材を外すたびに脚立を降りて下まで運ばなくてはならず、非常に面倒である。特に、フェース2は大きく取扱が不便である。また、ファンモータ5は重たく、落とさないように慎重に運ばなくてはならない。
【0010】
また、取外し作業は高所作業となるので、取外した部材はもとより、工具も落下しないよう、細心の注意が必要となり、作業に多くの時間がかかっている。取外し作業の効率化を図るために複数の作業者で同時に作業を進めることも考えられるが、足場の悪い脚立での作業が強いられ、しかも天井面の内側に入り込んだ非常に狭い作業領域なので、かえって危険になることがある。この危険性を排除して安全な作業環境を獲得するには足場を組むことが有効であるが、オフィスなどでは足場を組むことは困難である。
【0011】
従来の噴射クリーナ及びバキュームクリーナでは、クリーナ類の形状が様々であり、作業車などに積載する際に据わりが悪い。そのため、可搬性が低く、改善が待たれている。さらに、クリーナ類は消費電力が大きいので、現場のブレーカーを落とす可能性があり、客先に迷惑をかけるおそれがある。また、クリーナ類の作業音は大きく(例えば、バキュームクリーナでは69dB程度)、夜間作業が難しい点も問題となっている。
【0012】
上記ホッパー19は天井面から所定の間隔を持って吊下げられているが、この間隔が大きいと洗浄廃液の飛沫が周囲に飛び散ってしまい、ホッパー19としての役割を果たさないことになる。そのため、ホッパー19と天井面との間隔はできるだけ小さい方が望ましいが、これだとホッパー19がじゃまになり、作業者がアルミフィン6に近付き難くなる。この結果、洗い残しなどが出やすくなり、洗浄度が低下するおそれがある。ホッパー19は洗浄作業時に不可欠な部材であるため、その改良が待たれている。
【0013】
ところで、環境保護が地球規模で問題とされる現在、化学物質に対する規制は厳しくなっており、PRTR法(特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律)が成立している。これに伴い、洗浄廃液の回収及び処理の義務が生じると予想される。したがって今後は、洗浄廃液の放流を防ぎ、残らず回収することが重要である。
【0014】
本発明は、以上の問題点を解決するために提案されたものであり、その主たる目的は、エアコン本体から取外した部材を置くための作業台を設け、これを昇降させることにより、作業の迅速化及び安全性の向上を図り、作業時間を短縮してコストの低減に貢献できるエアコン洗浄ユニットを提供することにある。
【0015】
本発明の他の目的は、コンパクトな構成により作業車などへの据わりを良くして可搬性を高め、客先のブレーカーを落とすことを防止し、さらには防音性を高めた使い勝手の良いエアコン洗浄ユニットを提供することにある。また、本発明の他の目的は、洗浄廃液を確実に回収可能なエアコン洗浄ユニットを提供することにある。
【0016】
さらに、本発明の他の目的は、洗浄作業の効率向上に寄与する廃液受け用ホッパーを備えたエアコン洗浄ユニットを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1〜記載の発明は、噴射ノズル及び吸引ノズルが配置されたエアコン洗浄ユニットにおいて、次のような技術的特徴を有している。
【0018】
請求項1の発明は、垂直方向に移動可能な昇降リフトが設置され、この昇降リフトに水平方向に移動可能で、エアコン本体から取外した部材を置くための作業台が取付けられ、この作業台には、噴射ノズルと、吸引ノズルと、前記噴射ノズルと洗浄用タンク及び前記吸引ノズルと回収用タンクを接続するためのノズル接続部と、洗浄廃液を受ける廃液受け皿とが設置され、前記昇降リフトの近傍には、前記噴射ノズル及び前記吸引ノズルの駆動装置が設置され、前記駆動装置には防音カバーが設けられると共に、ブレーカー付きのコードリールが接続され、前記駆動装置に近接して洗浄液用タンクと回収液用タンクとが一体的に配置され、前記洗浄液用タンクには前記ノズル接続部を介して前記噴射ノズルが、前記回収液用タンクには前記ノズル接続部を介して前記吸引ノズルとが、それぞれ接続されたことを特徴としている。
【0019】
以上の構成を有する請求項1の発明では、昇降リフトの上昇により作業台が高い場所にあるエアコン本体まで届くので、エアコン本体から取外した複数の部材を、この作業台上に置いておくことができる。なお、作業台は水平方向に移動可能であるため、障害物の回避など作業状況に応じて作業台を動かすことができ、常に優れた作業環境を確保できる。そして、部材を作業台に載せたまま昇降リフトを下降させれば、一度に複数の部材を下に降ろすことができる。つまり、作業者が1つずつ部材を外していき、これを持っていちいち脚立を昇降する必要がなくなる。
【0020】
そのため、取外し作業が迅速化すると同時に、脚立上での作業が楽になり、安全性が向上する。したがって、作業時間を大幅に短縮することができ、洗浄コストの低減が可能になる。経済的な負担が軽くなれば、定期的なエアコン洗浄を実施可能である。この結果、エアコン性能の維持と快適で健康的な生活の維持に寄与することができる。
【0021】
また、作業台のノズル接続部に噴射ノズル及び吸引ノズルを接続できるため、エアコン本体を洗浄する際に、前記ノズルを作業領域の近くに保持可能であり、効率良く洗浄作業を実施できる。さらに、作業台に廃液受け皿を形成したので、ホッパーの設置が不要となり、作業工程の省力化を進めることができる。これにより、さらなる作業時間の短縮化を図ることが可能となる。さらに、噴出ノズルと吸引ノズルのノズルの駆動装置と、各ノズルに接続されたタンクとを一体化したことに特徴がある。そのため、洗浄ユニット全体を極めてコンパクトにすることができる。したがって、作業車などに積載する際の据わりが良く、優れた可搬性を発揮できる。また、駆動装置に接続されたコードリールはブレーカー付きなので客先側のブレーカーを落とす心配がない。さらに、駆動装置には防音カバーを設けたので作業音を抑制でき、夜間作業の実施も可能となる。
【0022】
請求項2の発明は、請求項1記載のエアコン洗浄ユニットにおいて、前記昇降リフトには水平方向に旋回する旋回部が設置され、この旋回部に前記作業台が取付けられたことを特徴とする。
【0023】
以上の請求項2の発明では、旋回部の動作により作業台の移動範囲を広げることができる。したがって、障害物を避ける場合でも、作業台の逃げをできるだけ短くできる。そのため、エアコン本体から近い位置に常に作業台を配置することができ、洗浄作業の効率が向上する。
【0024】
請求項3の発明は、請求項1または2記載のエアコン洗浄ユニットにおいて、前記作業台には廃液受け用のホッパーが取付けられ、このホッパーは、廃液受け皿と、この廃液受け皿から延びる押さえ棒と、各押さえ棒間に張られる伸縮性の防水シートと、ノズル類を接続するためのノズル接続部とを備えることを特徴とする。
【0025】
以上の請求項3の発明では、昇降リフト及び作業台を有するユニットにホッパーを設けた点に特徴があり、このホッパーは廃液受け皿で廃液を受け止め、防水シートにて洗浄廃液の飛沫の拡散を防止する。特に、防水シートは伸縮性があるため、防水シートを軽く押せばエアコン本体に近付くことができ、洗浄作業を行う場合、ホッパーがエアコン本体の近くにあっても、これが障害となることがない。したがって、廃液受け皿が廃液を確実に受け止めることができると同時に、作業者はエアコン本体を隅々まで確実に洗浄することができる。さらに、ノズル接続部を設けたので、ここにノズル類を接続でき、エアコン本体を洗浄する際に、該ノズル類を作業領域の近くに保持することができ、効率良く洗浄作業を実施できる。また、ホッパーは防水シートを張ったままの押さえ棒を廃液受け皿に着脱するだけで分解・組立作業を容易に実施することができる。したがって、作業台の形状が異なるなど洗浄ユニットのタイプの違いにかかわらず、どのような洗浄ユニットに対しても簡単にホッパーを設置することができる。
【0026】
請求項4の発明は、請求項1、2または3記載のエアコン洗浄ユニットにおいて、前記噴射ノズルは蒸気を噴射するスチームノズルから構成され、前記吸引ノズルとして、蒸気を吸取るもや取りノズルと、洗浄廃液を吸取るバキュームノズルとが設けられたことを特徴とする。
【0027】
以上の請求項4の発明の特徴はノズル構成にある。すなわち、スチームノズルが蒸気を噴射するため、高温状態での洗浄となり、煙草のヤニや油煙などの汚れが落ち易くなる。また、蒸気を使用した洗浄では水の使用量が少なくても良いため、簡単な養生を行うだけで済む。室内で洗浄を実施しても、したがって、取り外した部材を屋外に運んで洗浄するといった手間がかからず、さらなる洗浄作業の効率化を進めるとができる。しかも、蒸気にさらされた部材は高温となるため、付着した水分は素早く乾燥するので、この点でも作業時間の短縮化を図ることができる。
【0028】
ところで、スチームノズルが蒸気を噴射すると、もやが生じて視界が曇るが、もや取りノズルが蒸気を吸取るため、曇りを取ることができる。そのため、洗浄が行き届かないといったことがなく、作業性の低下を招くおそれがない。さらに、バキュームノズルにより洗浄廃液を吸取って確実に回収することができるため、PRTR法施行後のエアコン洗浄ユニットとして好適であり、優れた環境調和性を発揮できる。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の一例について、図面を参照して具体的に説明する。なお、下記の実施の形態はいずれも、図9に示した天井カセット型のエアコンに適用されるものである。また、各実施の形態において同一の部材に関しては同一の符号を付す。
【0037】
(1)第1の実施の形態
[構成]
第1の実施の形態は、請求項1、3、4を包含するエアコン洗浄ユニットであり、図1は第1の実施の形態の作業状況を説明する図、図2は第1の実施の形態の正面図、図3は同じく平面図、図4は同じく側面図、図5は第1の実施の形態のホッパーの斜視図である。
【0038】
第1の実施の形態に係るエアコン洗浄ユニットは大きく分けて、キャスタ14を有する2つの箱状ユニット部と、3つのノズル類とから構成されている。2つのユニットとはリフトユニット部Aとクリーナユニット部Bであり、両者は連結片17により連結されている。3つのノズル類とは、噴射ノズルであるスチームノズル9、吸引ノズルであるもや取りノズル10及びバキュームノズル11である。
【0039】
*ノズルの構成
まず、ノズル9,10,11の構成について述べる。スチームノズル9は耐熱性を有するニードルノズル(穴径1.5mm)からなる。スチームノズル9の基端部にはホース9aが接続されており、ホース9aの長さはスチームノズル9が作業領域全域に届くように設定されている。スチームノズル9は蒸気及び洗浄液を噴射するようになっている。もや取りノズル10は先端が作業領域に近接するように立ち上げられている。また、バキュームノズル11は自在に変形する蛇腹状のホースからなる。
【0040】
*リフトユニット部A
リフトユニット部Aには昇降リフト20が設置されている。この昇降リフト20は入子構造になったものが伸縮するように構成されている。昇降リフト20の最大伸張は約3mであり、床面から昇降リフト20先端部までの高さは4m強となる。
【0041】
昇降リフト20の先端部には水平方向に延びる2本のスライドレール22が設けられ、ここに水平方向に移動可能な作業台21が取付けられている。作業台21は縁部を有する四角い板状部材から構成されており、縁部付近にはノズル接続部13a,13b,13cが設置されている。これらノズル接続部13a,13b,13cにはそれぞれ、スチームノズル9、もや取りノズル10、バキュームノズル11が接続される。
【0042】
また、作業台21には廃液受け用のホッパー12が取付けられている。ホッパー12は、作業台21の上面が廃液受け皿となっており、この廃液受け皿部分と、その四隅から延びる押さえ棒15と、各押さえ棒15間に張られる伸縮性の防水シート16とから構成される。図5に示すように、防水シート16はギャザー仕上げで上下端部にゴムが入れてあり、内側及び外側に伸縮するようになっている。
【0043】
さらに、作業台21には作業台21内にたまった廃液を流すためのドレン用の穴18が形成されている。なお、リフトユニット部Aの本体部には転倒防止用のアウトリガー23が設置されている。また図示しないが、昇降リフト20にはこれを昇降操作するためのコントローラが設置されており、該コントラーラには長いコードが接続されている。
【0044】
*クリーナユニット部B
クリーナユニット部Bにはスチームノズル9、もや取りノズル10、バキュームノズル11の駆動装置24と、洗浄液用タンク27と、回収液用タンク28とが一体的に配置、収納されている(図1及び図2においてはブロック図にて示す)。洗浄液用タンク27にはスチームノズル9が接続され、回収液用タンク28にはもや取りノズル10及びバキュームノズル11が接続されている。
【0045】
駆動装置24はモータやポンプなどからなり、洗浄液用タンク27からスチームノズル9への蒸気の供給、並びにもや取りノズル10及びバキュームノズル11から回収液用タンク28への蒸気及び洗浄廃液の回収を行うように構成されている。また、クリーナユニット部Bの本体フレームが駆動装置24の防音カバー25となっている。さらに、駆動装置24には15Aのブレーカーが付いたコードリール26(一点鎖線)が接続されている。このようなクリーナユニット部Bの寸法は幅1000mm、奥行770mm、高さ780mmである。
【0046】
[作用効果]
以上の構成を有する第1の実施の形態の作用効果は次の通りである。すなわち、リフトユニット部Aとクリーナユニット部Bとを連結された状態でエアコン本体1の下方に置き、これに隣接して作業者が乗る脚立を置く。そして、作業者は昇降リフト20のコントローラを持って脚立に昇り、コントローラを操作して昇降リフト20を上昇させ、作業台21をエアコン本体1に近付ける。このとき、昇降リフト20を最も伸ばせば作業台21は床面から4m以上に達するため、大抵のエアコン本体1に届くことができる。
【0047】
続いて、作業者はエアコン本体1からフェース2などの部材を取外し、取外した部材を作業台21上に置く。また、作業台21上には取外し用の工具も置くことができる。なお、作業台21はスライドレール22に沿って水平方向に移動可能であるため、エアコン本体1に近接して障害物があった場合など作業状況に応じて、作業台21を移動させることができる。したがって、作業台21の最適な配置が可能であり、優れた作業環境下で作業を実施することができる。
【0048】
そして作業者はコントローラを操作し、取外した部材を作業台21に載せたまま、昇降リフト20を下降させる。つまり、一度に複数の部材を下に降ろすことができ、作業者が外した部材を1つずつ抱えて脚立を昇降するといった煩わしい作業が不要となり、取外し作業が迅速化する。しかも、作業台21に部材を置けるので、手が塞がれた状態で取外し作業を行うことがなく、安全性が向上する。なお、下降させた作業台21から部材を降ろした後、作業者はコントローラを操作して、再度、作業台21を上げて元の位置に戻すことができる。そのため、取外す部材が多数あっても、作業者は脚立に乗ったままで、取外し作業を完遂することができる。
【0049】
以上のようにして部材を取外した後、スチームノズル9から蒸気及び洗浄液を噴射してエアコン本体1の洗浄を実施する。このとき、スチームノズル9が蒸気を噴射するので、高温状態での洗浄を実施でき、エアコン本体1に付着した煙草のヤニや油煙などの汚れを簡単に落とすことができる。また、蒸気を使用して洗浄するため、水の使用量は非常に少なくて済み、簡単な養生を行うだけで良い。そのため、取り外した部材を屋外に運んだ上で洗浄するといった手間のかかる作業が不要となる。さらに、蒸気にさらされた部材は高温なので乾燥が速い。しかも、もや取りノズル10が蒸気を吸取るため、澄んだ視界を確保できる。したがって、洗い残しが出ることがなく、エアコン本体1を隅々まで洗浄できる。これにより、作業時間が短くなる上に高い洗浄度を獲得でき、作業効率が大きく向上する。
【0050】
さらに、第1の実施の形態では、バキュームノズル11がエアコン本体1に付着した洗浄廃液を吸取るので、素早く乾燥させることができる。その上、バキュームノズル11が吸取った洗浄廃液を回収液用タンク28に回収するので、洗浄廃液の管理及び処理が容易となる。これにより、環境調和性を高めることができ、洗浄廃液の回収が義務付けられるPRTR法施行後のエアコン洗浄ユニットとして極めて有効である。
【0051】
また、以上のようなノズル9,10,11はいずれも作業台21のノズル接続部13a,13b,13cに接続されるので、エアコン本体1を洗浄する際に、作業領域の近くに配置可能であり、作業環境を整えることができる。さらに、ホッパー12は廃液受け皿部分(作業台21の上面)で廃液を受け止め、防水シート16にて洗浄廃液の飛沫の拡散を防止できる。防水シート16はギャザー仕上げで、防水シート16を軽く押せばエアコン本体1に近付くことができ、洗浄作業に際して、ホッパー12がエアコン本体1の近くにあってもこれが障害となることがなく、優れた作業性を確保することができる。
【0052】
また、防水シート16は高い透明度を有しており、作業領域が暗くならず、作業環境の劣化を招く心配がない。さらにホッパー12は、防水シート16を張ったままの押さえ棒15を作業台21から取外すだけで分解でき、簡単に作業台21から撤去でき、ギャザーに沿って畳めばコンパクトに収納可能である。一方、ホッパー12を組立てる場合には、防水シート16を広げて押さえ棒15を作業台21に取付けるだけで良く、組立作業も極めて容易である。
【0053】
また、上記クリーナユニット部Bは、各ノズル9,10,11の駆動装置と、各ノズル9,10,11に接続されるタンク27,28とを一体的に配置、収納したボックス状の部材であり、連結片17を外してリフトユニット部Aと切離せば、最も小形のエレベータや作業車であるワンボックスカーでも運ぶことができる。また、リフトユニット部Aもホッパー12も畳んでしまえばそれほど大きくなく、運搬は容易である。つまり、第1の実施の形態では、2つのユニット部A,Bを切離すことにより、優れた可搬性を得ることができる。
【0054】
さらに、クリーナユニット部Bにおいて、駆動装置24に接続したコードリール25はブレーカー付きなので、駆動装置24の消費電力が大きくても、客先側のブレーカーが落ちる心配がない。つまり、客先に迷惑をかける気遣いがなく、安心して洗浄ユニットを使用することができる。さらに、クリーナユニット部Bの本体フレームが駆動装置24の防音カバー25となっているので、作業音を抑えることができ、夜間作業の実施も可能となる。
【0055】
以上述べたように、第1の実施の形態によれば、昇降リフト20を用いて高所作業を行い、作業台21に取外した部材を置き、これを昇降させることにより、作業時間の短縮化と安全性の向上が実現し、作業効率を高めて洗浄コストの低減が可能になる。経済的な負担が軽くなれば、定期的なエアコン洗浄を実施可能であり、これによりエアコン性能の維持と快適で健康的な生活の維持に寄与することができる。
【0056】
(2)第2の実施の形態
[構成]
第2の実施の形態は、請求項1〜4を包含するエアコン洗浄ユニットであり、図6は第2の実施の形態の作業状況を説明する図、図7は第2の実施の形態におけるノズル保持部の正面図、図8は同じく平面図である。
【0057】
第2の実施の形態において、スチームノズル9、もや取りノズル10及びバキュームノズル11が設けられる点は前記第1の実施の形態と同様であるが、次の3つの相違点がある。すなわち、2つのユニット部を連結するのではなくユニット本体29が単一である点、作業台31にて洗浄廃液を受けホッパーを省いた点、旋回可能な旋回部32を設けた点である。これらの点が第2の実施の形態の構成上の特徴となっている。
【0058】
ユニット本体29には側縁部付近に昇降リフト30が設けられると共に、前記駆動装置24、洗浄液用タンク27及び回収液用タンク28が一体的に配置、収納されている。なお、ユニット本体29のフレームが駆動装置24の防音カバー25となっている。また、昇降リフト30は入子構造になっており、垂直方向に伸縮するようになっている。
【0059】
昇降リフト30の上部には水平方向に180度旋回可能な旋回部32が取付けられている。旋回部32の基部にはストッパ33が設置され、このストッパ33により旋回部32の回転位置が規制される。旋回部32には水平に延びる旋回アーム32aが設けられており、その先端部に作業台31が支持されている。
【0060】
作業台31はホッパーを設置しておらず、内面部が廃液受け皿31aとなっている。廃液受け皿31aの底部は旋回部32側に向って深くなるように傾斜して形成されており、旋回部32寄りの側縁部下端部に廃液受け皿31a内の廃液を流すドレン用の穴18が形成されている。ドレン用の穴18にはホース34が接続されており、ホース34の先端部が回収液用タンク28に入れられている。また、作業台31にはノズル接続部13a,13b,13cが設けられており、ここにスチームノズル9、もや取りノズル10、バキュームノズル11が接続されている。
【0061】
さらに、作業台31にはノズル保持部35が設けられている。図7に示すように、ノズル保持部35には作業台31に挿入されたロッド35aが設けられている。ロッド35aは図8中の矢印a方向に回転自在となっている。ロッド35aの先端部には斜め上方に延びるアーム35bが取付けられている。アーム35bの先端部にはノズル固定部35dが設置されている。ノズル固定部35dは断面が半円となるように筒部材を縦に割った形状となっており、軸方向と直交する回転軸を中心にして、図8中の矢印b方向に回転するように構成されている。また、ノズル固定部35dにはもや取りノズル10を固定するためのバンド35eが取付けられている。
【0062】
[作用効果]
以上の構成を有する第2の実施の形態では、昇降リフト30と、ノズル用の駆動装置24と、2つのタンク27,28とを1つのユニット本体29内にまとめたので、洗浄ユニット全体を大幅にコンパクト化することができる。また、作業台31自体を廃液受け皿としているので、ホッパーの設置作業を省くことができ、作業時間をいっそう短縮することができる。さらに、作業台31を支持する旋回部の回転動作32により、作業台31の移動範囲が広がる。この結果、エアコン本体1付近の障害物を避ける場合でも、作業台31の移動距離を最短にすることができる。そのため、エアコン本体1から近い位置に作業台31を配置可能であり、洗浄作業の効率が向上する。
【0063】
また、第2の実施の形態においては、ノズル保持部35のノズル固定部35dにもや取りノズル10を固定しているが、ロッド35a及びノズル固定部35dが図8の矢印a,b方向に回転するため、スチームノズル9からの蒸気噴射方向や、もやの発生具合などに応じて、もや取りノズル10の向きを自由に変えることができる。そのため、もや取りノズル10は確実に作業領域内の曇りをとることができ、澄んだ視界を確保して洗浄作業の効率を高めることができる。
【0064】
(3)他の実施の形態
なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、各部材の構成や寸法などは適宜選択可能であり、例えば、昇降リフト20,30を昇降させる駆動源としては水圧や油圧の昇降機構はもちろんのこと、ハンドルの回転で上下動するワイヤをブームに取付けて昇降させても良い。また、スチームノズル9から噴射される流体としては、中性洗浄液やアルカリ水など、化学物質の含有率が低いもしくは含まない洗浄液が、回収及び処理を低コスト化に寄与できるため、PRTR法施行後の洗浄液として好適である。
【0065】
さらに、請求項5に対応する実施の形態では、昇降リフト及び作業台を設けていなくても、2つのノズルの駆動装置と、各ノズルに接続されたタンクとを一体化していれば良く、この構成により、洗浄ユニットのコンパクト化を進めることができる。また、請求項7の発明では、伸縮性のある防水シートとノズル接続部を備えたホッパーを対象としており、分解・組立作業が容易であるため、あらゆるタイプの洗浄ユニットに対し簡単にホッパーを設置することができる。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、エアコン本体から取外した部材を置くための作業台を設け、これを昇降させることにより、作業の迅速化及び安全性の向上を図り、作業時間を短縮してコストの低減に貢献できる優れたエアコン洗浄ユニットを提供することができる。
【0067】
また、本発明によれば、ノズルの駆動装置及びノズルに接続されたタンクの一体化により、構成をコンパクト化した使い勝手の良いエアコン洗浄ユニットを提供することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における作業状況の説明図。
【図2】第1の実施の形態の正面図。
【図3】第1の実施の形態の平面図。
【図4】第1の実施の形態の側面図。
【図5】第1の実施の形態のホッパーの斜視図。
【図6】本発明の第2の実施の形態における作業状況の説明図。
【図7】第2の実施の形態におけるノズル保持部の正面図。
【図8】第2の実施の形態におけるノズル保持部の平面図。
【図9】一般的な天井カセット型エアコンの構成図。
【符号の説明】
1…エアコン本体
2…フェース
3…フィルタ
4…ファン
5…ファンモータ
6…アルミフィン
7…熱交換器
8…ドレンパン
9…スチームノズル
10…もや取りノズル
11…バキュームノズル
12,19…ホッパー
13a,13b,13c…ノズル接続部
14…キャスタ
15…押さえ棒
16…防水シート
18…ドレン用の穴
20,30…昇降リフト
21,31…作業台
22…スライドレール
23…アウトリガー
24…駆動装置
25…防音カバー
26…コードリール
27…洗浄液用タンク
28…回収液用タンク
29…ユニット本体
32…旋回部

Claims (4)

  1. 垂直方向に移動可能な昇降リフトが設置され、
    この昇降リフトに水平方向に移動可能で、エアコン本体から取外した部材を置くための作業台が取付けられ、
    この作業台には、噴射ノズルと、吸引ノズルと、前記噴射ノズルと洗浄用タンク及び前記吸引ノズルと回収用タンクを接続するためのノズル接続部と、洗浄廃液を受ける廃液受け皿とが設置され、
    前記昇降リフトの近傍には、前記噴射ノズル及び前記吸引ノズルの駆動装置が設置され、
    前記駆動装置には防音カバーが設けられると共に、ブレーカー付きのコードリールが接続され、
    前記駆動装置に近接して洗浄液用タンクと回収液用タンクとが一体的に配置され、前記洗浄液用タンクには前記ノズル接続部を介して前記噴射ノズルが、前記回収液用タンクには前記ノズル接続部を介して前記吸引ノズルとが、それぞれ接続されたことを特徴とするエアコン洗浄ユニット。
  2. 前記昇降リフトには水平方向に旋回する旋回部が設置され、この旋回部に前記作業台が取付けられたことを特徴とする請求項1記載のエアコン洗浄ユニット。
  3. 前記作業台には廃液受け用のホッパーが取付けられ、
    このホッパーは、廃液受け皿と、この廃液受け皿から延びる押さえ棒と、各押さえ棒間に張られる伸縮性の防水シートと、ノズル類を接続するためのノズル接続部とを備えることを特徴とする請求項1または2記載のエアコン洗浄ユニット。
  4. 前記噴射ノズルは蒸気を噴射するスチームノズルから構成され、前記吸引ノズルとして、蒸気を吸取るもや取りノズルと、洗浄廃液を吸取るバキュームノズルとが設けられたことを特徴とする請求項1、2または3記載のエアコン洗浄ユニット。
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