JP4442528B2 - 冗長構成装置、冗長構成システム、バージョンアップ可能化方法、及びバージョンアップ可能化プログラム - Google Patents

冗長構成装置、冗長構成システム、バージョンアップ可能化方法、及びバージョンアップ可能化プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4442528B2
JP4442528B2 JP2005216815A JP2005216815A JP4442528B2 JP 4442528 B2 JP4442528 B2 JP 4442528B2 JP 2005216815 A JP2005216815 A JP 2005216815A JP 2005216815 A JP2005216815 A JP 2005216815A JP 4442528 B2 JP4442528 B2 JP 4442528B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
redundant configuration
configuration device
version information
redundant
connection information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005216815A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007034666A (ja
Inventor
雅春 谷本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2005216815A priority Critical patent/JP4442528B2/ja
Publication of JP2007034666A publication Critical patent/JP2007034666A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4442528B2 publication Critical patent/JP4442528B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Hardware Redundancy (AREA)
  • Stored Programmes (AREA)

Description

本発明は、冗長構成を実現する情報処理装置(冗長構成装置)におけるOS(オペレーションシステム)やPP(プログラムプロダクト)のバージョンアップを、ユーザの通信を切断することなく行う冗長構成装置、冗長構成システム、バージョンアップ可能化方法、及びバージョンアップ可能化プログラムに関する。
従来、ファイヤウォールなどのネットワーク機器等を冗長構成としている場合、そのOSやPP(例えば、ファイヤウォールのプログラムプロダクト)のバージョンアップを行うに際しては、次のような手順で行っていた。
(1)ネットワーク機器Bをネットワークから切り離す。
(2)ネットワーク機器Bをバージョンアップする。
(3)ネットワーク機器Aをネットワークから切り離す。
(4)ネットワーク機器Bをネットワークに接続する。
(5)ネットワーク機器Aをバージョンアップする。
(6)ネットワーク機器Aをネットワークに接続する。
なお、ネットワーク機器Aは、ネットワーク機器Bに対して、優先的に稼働させるものとし、以下において、このような優先的に稼働させるネットワーク機器Aをアクティブ系と、ネットワーク機器Aを稼働させることができない場合に稼働させるネットワーク機器Bをスタンドバイ系と称する場合がある。また、稼働状態のネットワーク機器を稼働系、待機状態のネットワーク機器を待機系と称する場合がある。
OSやPPのバージョンアップをこのような手順とするのは、OSやPPのバージョンが異なる状態で、ネットワーク機器A及びB間において、冗長構成を実現するためのプロトコル(例えば、VRRP(Virtual Router Redundancy Protocol)などを用いることができる。以下、冗長構成プロトコルと称する。)のプロセスや、ネットワーク機器A及びB間のPPにおけるコネクション情報の同期処理プログラムが起動されると、ネットワーク機器A及びBが正常に稼働しなくなる場合があるためである。
そこで、上記(3)及び(4)に示されるように、従来は、ネットワーク機器Bのバージョンアップを行った後、ネットワーク機器Aをネットワークから切断してから、ネットワーク機器Bをネットワークに接続していた。
しかしながら、バージョンアップをこのような手順で行う場合、冗長構成をとるネットワーク機器A及びBの双方がネットワークから切断されるため、この状態におけるユーザの通信は切断される。このため、ユーザにとっては、ネットワーク機器の使用時間が制限されるという問題があった。
一方、ファイヤウォールなどのネットワーク機器はセキュリティ等の観点から企業システムなどには必要不可欠なものであるが、近年のセキュリティ技術の進歩は著しく、バージョンアップのサイクルは、非常に短くなっている。また、最近では、ネットワーク機器を利用して、24時間/365日稼働している業務も多い。このような状況において、上記のような通信の切断を伴うネットワーク機器のバージョンアップを頻繁に行うことは、非常に困難であるという問題があった。
このような冗長構成に関する技術としては、例えば、特許文献1に記載の二重化された監視/制御プロセッサによるシステム監視・制御方法などを挙げることができる。
この方法によれば、監視/制御プロセッサの一方を活性交換する際、他の系でシステムの動作を継続することができるとされている。そして、二重化された監視/制御プロセッサを起動する際、監視/制御プロセッサの機能版数を互いに通知して、他系の機能版数を認識し、自系と他系の監視/制御プロセッサの機能版数が不一致の場合、機能版数が高い方の監視/制御プロセッサの機能レベルを、機能版数が低い監視/制御プロセッサの機能レベルに落として動作させることなどが記載されている。
特開平10−154085号公報
しかしながら、この二重化された監視/制御プロセッサによるシステム監視・制御方法は、プロセッサ自体の交換に関するものであり、システムにおけるプログラムのバージョンアップを適切に可能化するものではなかった。
すなわち、冗長構成において、システムにおけるプログラムのバージョンアップを行った場合に、二重化された装置間でプログラムのバージョンが異なるために生じる問題を解消して、バージョンアップしたプログラムをシステムに適切に反映して使用可能とすることのできるものではなかった。
このため、当該方法を用いても、ユーザの通信を切断することなく、冗長構成装置におけるOSやPPのバージョンアップを行うことはできなかった。
本発明は、上記の事情にかんがみなされたものであり、冗長構成をとったネットワーク機器におけるOS及びPPを、ユーザの通信を切断することなくバージョンアップすることの可能な冗長構成装置、冗長構成システム、バージョンアップ可能化方法、及びバージョンアップ可能化プログラムの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の冗長構成装置は、通信回線を介して互いに接続された、冗長構成システムにおける二以上の冗長構成装置のうちの一であって、当該冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報を取得して、冗長構成システムにおける他の冗長構成装置から受信した所定のプログラムのバージョン情報との差異を検出するバージョン情報差異確認手段と、当該冗長構成装置に記憶されている冗長構成プロトコルのプロセスが起動されているか否か、及び当該冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムにおけるコネクション情報の同期プログラムが起動されているか否かを検出する冗長・同期状況確認手段と、冗長構成プロトコルのプロセスを制御する冗長構成プロトコル制御手段と、コネクション情報の同期プログラムを制御するコネクション情報同期制御手段とを備え、差異がなく、冗長構成プロトコルのプロセスが起動されていない場合は、冗長構成プロトコル制御手段が冗長構成プロトコルのプロセスを起動し、差異がなく、コネクション情報の同期プログラムが起動されていない場合は、コネクション情報同期制御手段がコネクション情報の同期プログラムを起動し、差異があり、当該冗長構成装置のバージョン情報が、他の冗長構成装置のバージョン情報よりも古い場合は、冗長構成プロトコル制御手段が冗長構成プロトコルのプロセスを停止し、かつ、コネクション情報同期制御手段がコネクション情報の同期プログラムを停止する構成としてある。
冗長構成装置をこのような構成にすれば、当該冗長構成装置におけるOS及びPPのバージョンが、冗長構成システムにおける他の冗長構成装置におけるOS及びPPのバージョンと異なる場合には、バージョンの低い側の冗長構成装置における冗長構成プロトコルのプロセスを停止するとともに、PPにおけるコネクション情報の同期プログラムを停止させることができる。
このため、冗長構成システムにおいて、OS又はPPのバージョンが異なる冗長構成装置が通信回線を介して接続された場合でも、冗長構成装置が正常稼働しなくなるという問題が発生しない。
これによって、冗長構成装置におけるOS及びPPをバージョンアップするに際して、全ての冗長構成装置を同時にネットワークから切断する必要がなくなるため、ユーザの通信は、ネットワークに接続されている冗長構成装置により常時行うことが可能であり、切断されることはない。
したがって、本発明によれば、ユーザの通信を切断することなく、冗長構成システムにおける全ての冗長構成装置のOSやPP等のプログラムのバージョンアップを行うことが可能となる。
なお、冗長構成装置とは、冗長構成システム(多重化システム)における情報処理装置であって、冗長化された構成をとるネットワーク機器などの装置である。
また、本発明の冗長構成装置は、バージョン情報差異確認手段によるバージョン情報の差異検出と、冗長・同期状況確認手段による冗長構成プロトコルのプロセスが起動されているか否か、及びコネクション情報の同期プログラムが起動されているか否かの検出と、冗長構成プロトコル制御手段による冗長構成プロトコルのプロセスの起動及び停止の制御と、コネクション情報同期制御手段によるコネクション情報の同期プログラムの起動及び停止の制御とが、当該冗長構成装置を通信回線に接続する際に、又は所定のタイミングごとに実行される構成としてある。
冗長構成装置をこのような構成にすれば、本発明のバージョンアップ可能化処理を、冗長構成装置を通信回線に接続する際に、又は所定のタイミングごとに実行することができる。
このため、冗長構成システムにおける冗長構成装置間で、所定のプログラムのバージョン情報に差異がある場合に正常稼働しなくなるという問題を排除することが可能となる。
また、本発明の冗長構成装置は、ネットワーク機器とすることができ、このネットワーク機器としては、ファイヤウォールとすることができる。
冗長構成装置をこのような構成にすれば、ファイヤウォールなどにより構成された冗長構成システムにおいて、当該冗長構成システムを構成する全てのファイヤウォールなどにおけるOSやPP(ファイヤウォールプログラムプロダクト)のバージョンアップを、ユーザの通信を切断することなく行うことが可能となる。
また、本発明の冗長構成システムは、通信回線を介して互いに接続された第一及び第二の冗長構成装置からなる冗長構成システムであって、第一の冗長構成装置が、当該第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報を取得して、第二の冗長構成装置に送信し、第二の冗長構成装置から第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報を受信して、当該第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報と第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報の差異を検出し、差異がない場合、当該第一の冗長構成装置に記憶されている冗長構成プロトコルのプロセスが起動されているか否かと、当該第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムにおけるコネクション情報の同期プログラムが起動されているか否かを検出し、当該冗長構成プロトコルのプロセスが起動されていない場合は、当該冗長構成プロトコルのプロセスを起動し、当該コネクション情報の同期プログラムが起動されていない場合は、当該コネクション情報の同期プログラムを起動し、差異がある場合であって、当該第一の冗長構成装置のバージョン情報が、第二の冗長構成装置のバージョン情報よりも古い場合は、当該冗長構成プロトコルのプロセスを停止するとともに、当該コネクション情報の同期プログラムを停止し、第二の冗長構成装置が、当該第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報を取得して、第一の冗長構成装置に送信し、第一の冗長構成装置から第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報を受信して、当該第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報と第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報の差異を検出し、差異がない場合、当該第二の冗長構成装置に記憶されている冗長構成プロトコルのプロセスが起動されているか否かと、当該第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムにおけるコネクション情報の同期プログラムが起動されているか否かを検出し、当該冗長構成プロトコルのプロセスが起動されていない場合は、当該冗長構成プロトコルのプロセスを起動し、当該コネクション情報の同期プログラムが起動されていない場合は、当該コネクション情報の同期プログラムを起動し、差異がある場合であって、当該第二の冗長構成装置のバージョン情報が、第一の冗長構成装置のバージョン情報よりも古い場合は、当該冗長構成プロトコルのプロセスを停止するとともに、当該コネクション情報の同期プログラムを停止する構成としてある。
また、本発明の冗長構成システムは、第一の冗長構成装置及び第二の冗長構成装置における、バージョン情報の差異検出と、冗長構成プロトコルのプロセスが起動されているか否か、及びコネクション情報の同期プログラムが起動されているか否かの検出と、冗長構成プロトコルのプロセスの起動及び停止の制御と、コネクション情報の同期プログラムの起動及び停止の制御とが、第一の冗長構成装置又は第二の冗長構成装置を通信回線に接続する際に実行される構成としてある。
また、本発明の冗長構成システムは、第一の冗長構成装置及び第二の冗長構成装置が、ネットワーク機器である構成としてある。
また、本発明の冗長構成方法は、通信回線を介して互いに接続された第一及び第二の冗長構成装置の両方を同時にネットワークから切断した状態とすることなく、第一及び第二の冗長構成装置に記憶された所定のプログラムのバージョンアップを可能とするバージョンアップ可能化方法であって、第一の冗長構成装置が、当該第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報を取得して、第二の冗長構成装置に送信し、第二の冗長構成装置から第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報を受信して、当該第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報と第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報の差異を検出し、差異がない場合、当該第一の冗長構成装置に記憶されている冗長構成プロトコルのプロセスが起動されているか否かと、当該第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムにおけるコネクション情報の同期プログラムが起動されているか否かを検出し、当該冗長構成プロトコルのプロセスが起動されていない場合は、当該冗長構成プロトコルのプロセスを起動し、当該コネクション情報の同期プログラムが起動されていない場合は、当該コネクション情報の同期プログラムを起動し、差異がある場合であって、当該第一の冗長構成装置のバージョン情報が、第二の冗長構成装置のバージョン情報よりも古い場合は、当該冗長構成プロトコルのプロセスを停止するとともに、当該コネクション情報の同期プログラムを停止し、第二の冗長構成装置が、当該第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報を取得して、第一の冗長構成装置に送信し、第一の冗長構成装置から第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報を受信して、当該第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報と第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報の差異を検出し、差異がない場合、当該第二の冗長構成装置に記憶されている冗長構成プロトコルのプロセスが起動されているか否かと、当該第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムにおけるコネクション情報の同期プログラムが起動されているか否かを検出し、当該冗長構成プロトコルのプロセスが起動されていない場合は、当該冗長構成プロトコルのプロセスを起動し、当該コネクション情報の同期プログラムが起動されていない場合は、当該コネクション情報の同期プログラムを起動し、差異がある場合であって、当該第二の冗長構成装置のバージョン情報が、第一の冗長構成装置のバージョン情報よりも古い場合は、当該冗長構成プロトコルのプロセスを停止するとともに、当該コネクション情報の同期プログラムを停止する方法としてある。
また、本発明の冗長構成方法は、第一の冗長構成装置及び第二の冗長構成装置が、バージョン情報の差異検出と、冗長構成プロトコルのプロセスが起動されているか否か、及びコネクション情報の同期プログラムが起動されているか否かの検出と、冗長構成プロトコルのプロセスの起動及び停止の制御と、コネクション情報の同期プログラムの起動及び停止の制御とを、第一の冗長構成装置又は第二の冗長構成装置を通信回線に接続する際に実行する方法としてある。
また、本発明の冗長構成プログラムは、通信回線を介して互いに接続された第一及び第二の冗長構成装置の両方を同時にネットワークから切断した状態とすることなく、第一及び第二の冗長構成装置に記憶された所定のプログラムのバージョンアップを可能とするバージョンアップ可能化プログラムであって、第一の冗長構成装置に、当該第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報を取得させて、第二の冗長構成装置に送信させ、第二の冗長構成装置から第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報を受信させて、当該第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報と第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報の差異を検出させ、差異がない場合、当該第一の冗長構成装置に記憶されている冗長構成プロトコルのプロセスが起動されているか否かと、当該第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムにおけるコネクション情報の同期プログラムが起動されているか否かを検出させ、当該冗長構成プロトコルのプロセスが起動されていない場合は、当該冗長構成プロトコルのプロセスを起動させ、当該コネクション情報の同期プログラムが起動されていない場合は、当該コネクション情報の同期プログラムを起動させ、差異がある場合であって、当該第一の冗長構成装置のバージョン情報が、第二の冗長構成装置のバージョン情報よりも古い場合は、当該冗長構成プロトコルのプロセスを停止させるとともに、当該コネクション情報の同期プログラムを停止させ、第二の冗長構成装置に、当該第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報を取得させて、第一の冗長構成装置に送信させ、第一の冗長構成装置から第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報を受信させて、当該第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報と第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報の差異を検出させ、差異がない場合、当該第二の冗長構成装置に記憶されている冗長構成プロトコルのプロセスが起動されているか否かと、当該第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムにおけるコネクション情報の同期プログラムが起動されているか否かを検出させ、当該冗長構成プロトコルのプロセスが起動されていない場合は、当該冗長構成プロトコルのプロセスを起動させ、当該コネクション情報の同期プログラムが起動されていない場合は、当該コネクション情報の同期プログラムを起動させ、差異がある場合であって、当該第二の冗長構成装置のバージョン情報が、第一の冗長構成装置のバージョン情報よりも古い場合は、当該冗長構成プロトコルのプロセスを停止させるとともに、当該コネクション情報の同期プログラムを停止させる構成としてある。
また、本発明の冗長構成プログラムは、第一の冗長構成装置及び第二の冗長構成装置に、バージョン情報の差異検出と、冗長構成プロトコルのプロセスが起動されているか否か、及びコネクション情報の同期プログラムが起動されているか否かの検出と、冗長構成プロトコルのプロセスの起動及び停止の制御と、コネクション情報の同期プログラムの起動及び停止の制御とを、第一の冗長構成装置又は第二の冗長構成装置を通信回線に接続する際に実行させる構成としてある。
冗長構成システム、及び冗長構成プログラムをこのような構成とし、冗長構成方法をこのような方法とすれば、冗長構成装置におけるOSやPPのバージョンが、冗長構成システムにおける他の冗長構成装置におけるOSやPPのバージョンと異なる場合には、自動的にバージョンの古い方の冗長構成プロトコルのプロセスを停止させることができるとともに、ファイヤウォールなどのPPにおけるコネクション情報同期プログラムも停止させることができる。
このため、冗長構成装置におけるOS及びPPをバージョンアップするにあたって、他の冗長構成装置におけるバージョンを何ら考慮することなく、バージョンアップを行った冗長構成装置をネットワークに接続することが可能となり、かつ、ユーザの通信を切断することなく、冗長構成システムを構成する全ての冗長構成装置のバージョンアップを行うことが可能となる。
本発明によれば、冗長構成装置におけるOS及びPPについてのバージョンアップを、ユーザの通信に影響を与えることなく行うことができる。
すなわち、本発明の冗長構成装置は、バージョンアップ可能化処理を実行するため、OS又はPPのバージョンが異なる冗長構成装置がネットワークに接続された場合、バージョンが古い方の冗長構成装置における冗長構成プロトコルのプロセス及びコネクション情報の同期プログラムが自動的に停止する。
このため、OS又はPPのバージョンが異なることに起因して正常稼働が妨げられることを排除することができる。
その結果、OS及びPPのバージョンアップにあたり、冗長構成システムにおける全ての冗長構成装置を同時にネットワークから切断する必要がなくなるため、ユーザの通信は、ネットワークに接続されているいずれかの冗長構成装置により確保することができる。
このように、本発明によれば、ユーザの通信を切断することなく、すなわち、ユーザの冗長構成装置の使用時間を制限することなく、冗長構成装置におけるOS及びPPのバージョンアップを行うことが可能となる。
以下、本発明の冗長構成装置の好ましい実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
なお、以下の実施形態に示す本発明の冗長構成装置は、プログラムに制御されたコンピュータにより動作するようになっている。コンピュータのCPUは、プログラムにもとづいてコンピュータの各構成要素に指令を送り、冗長構成装置の動作に必要となる所定の処理、例えば、バージョン情報の取得処理、バージョン情報の差異検出処理、冗長構成プロトコルのプロセスの起動処理、コネクション情報同期プログラムの起動処理等を行わせる。このように、本発明の冗長構成装置における各処理,動作は、プログラムとコンピュータとが協働した具体的手段により実現できるものである。
プログラムは予めROM,RAM等の記録媒体に格納され、コンピュータに実装された記録媒体から当該コンピュータにプログラムを読み込ませて実行されるが、例えば通信回線を介してコンピュータに読み込ませることもできる。
また、プログラムを格納する記録媒体は、例えば半導体メモリ,磁気ディスク,光ディスク、その他任意のコンピュータで読取り可能な任意の記録手段により構成できる。
[第一実施形態]
まず、本発明の第一実施形態の構成について、図1を参照して説明する。同図は、本実施形態の冗長構成装置としてのネットワーク機器の構成を示すブロック図である。
本実施形態では、図1に示すネットワーク機器10を、通信回線を介して2台接続し、二重化による冗長構成システムを実現しているものとする。
このネットワーク機器10としては、例えばファイヤウォール専用機などを用いることができる。また、ファイヤウォール機能を備えたルータやサーバなどを用いることもできる。
図1に示すように、本実施形態のネットワーク機器10は、バージョン情報取得部11,バージョン情報記憶部12,バージョン情報送受信部13,バージョン情報差異確認部14,冗長・同期状況確認部15,冗長構成プロトコル制御部16,コネクション情報同期制御部17を備えている。
バージョン情報取得部11は、ネットワーク機器10に記憶され、起動可能な最新のOS及びPPのバージョン情報をそれぞれのプログラムから取得し、これらを自バージョン情報としてバージョン情報記憶部12に記憶させる。このPPとしては、例えばファイヤウォールのソフトウェアとすることができる。
バージョン情報送受信部13は、バージョン情報取得部11により取得されたOS/PPのバージョン情報を含むパケットを、通信回線を介して、冗長構成における相手側のネットワーク機器10に送信する。
また、バージョン情報送受信部13は、相手側のネットワーク機器10から送信されてきた相手側のOS/PPのバージョン情報を含むパケットを受信し、これらを相手バージョン情報としてバージョン情報記憶部12に記憶させる。
バージョン情報差異確認部14は、バージョン情報記憶部12に記憶された自バージョン情報及び相手バージョン情報を比較して、その差異を確認する。
すなわち、自バージョン情報におけるOSのバージョンと、相手バージョン情報におけるOSのバージョン情報が一致するか否か、及び、自バージョン情報におけるPPのバージョンと、相手バージョン情報におけるPPのバージョン情報が一致するか否かを検出する。
そして、これらのバージョン情報のいずれにも差異がない場合は、冗長・同期状況確認部15を起動する。
また、これらのバージョン情報のいずれかに差異がある場合であって、自バージョン情報が相手バージョン情報よりも古い場合には、冗長構成プロトコル制御部16により、冗長構成プロトコルのプロセスを停止するとともに、コネクション情報同期制御部17により、コネクション情報の同期プログラムを停止する。
また、これらのバージョン情報のいずれかに差異がある場合であって、自バージョン情報が相手バージョン情報よりも新しい場合には、そのまま何もせずに処理を終了する。
なお、OSとPPでバージョンの新旧が異なる場合(例えばOSについて自バージョン情報の方が新しく、PPについては相手バージョン情報の方が新しい場合など)には、プログラム上の処理としてはOSのバージョンが古い方が、冗長構成プロトコル制御部16により、冗長構成プロトコルのプロセスを停止するとともに、コネクション情報同期制御部17により、コネクション情報の同期プログラムを停止するようにすることなどができる。勿論、OSとPPでバージョンの新旧が異なる場合、運用で排除するように取り扱うことなども可能である。
冗長・同期状況確認部15は、当該ネットワーク機器10において、冗長構成プロトコルのプロセスが起動されているか否かを検出するとともに、PPにおけるコネクション情報の同期プログラムが起動されているか否かを検出する。
そして、冗長構成プロトコルのプロセスが起動されていない場合には、冗長構成プロトコル制御部16により、冗長構成プロトコルのプロセスを起動する。
また、コネクション情報の同期プログラムが起動していない場合には、コネクション情報同期制御部17により、コネクション情報の同期プログラムを起動する。
また、冗長構成プロトコルのプロセス及びコネクション情報の同期プログラムのいずれもが起動している場合には、そのまま何もせずに処理を終了する。
なお、コネクション情報同期制御部17により、コネクション情報の同期プログラムが起動されると、同期の開始にあたって、PPのコネクション情報の全体を保持したパケットが稼働系から待機系に送信され、その後は常時、コネクション情報の差分(追加や削除情報)のみが稼働系から待機系に送信される。
また、本発明におけるコネクション情報の同期は、ファイヤウォールで一般的に行っているものであり、コネクション情報の同期プログラムは、ファイヤウォールのプログラムプロダクトの一部として備えられているものである。
次に、本実施形態の冗長構成装置の処理手順について、図2〜図5を参照して説明する
図2は、本実施形態のネットワーク機器の処理手順を示すフローチャートである。図3、図4、及び図5は、それぞれ本実施形態の冗長構成システムのバージョンアップ前、バージョンアップ中、及びバージョンアップ後の通信状況を示す図である。
本実施形態において、2台のネットワーク機器10のうち、優先的に稼働させる側(アクティブ系)をネットワーク機器A、原則として待機させる側(スタンドバイ系)をネットワーク機器Bとする。これらネットワーク機器Aとネットワーク機器Bは、いずれも図2に示す各処理(バージョンアップ可能化処理)を実行するものであり、基本的に同様の処理を実行するが、以下においては、図3〜図5を参照しながら、それぞれの稼働状況及びバージョンアップ状況を考慮しつつ、具体的に処理手順を説明する。
ネットワーク機器Aは、当該ネットワーク機器Aに記憶され、起動可能な最新のOS及びPPのバージョン情報を取得して、これらを自バージョン情報として記憶する(ステップ10)。
そして、ネットワーク機器Aは、自バージョン情報を冗長構成における相手側のネットワーク機器Bに送信する。また、ネットワーク機器Bに記憶され、起動可能な最新のOS及びPPのバージョン情報を、ネットワーク機器Aはネットワーク機器Bから受信して、これらを相手バージョン情報として記憶する(ステップ11)。
このときのバージョン情報の送受信は、例えばTCP/IPプロトコルを用いて行うことができる。
さらに、ネットワーク機器Aは、自バージョン情報と相手バージョン情報に差異があるか否かを確認する(ステップ12)。
このとき、ネットワーク機器Aは、自バージョン情報におけるOSのバージョン情報と、相手バージョン情報におけるOSのバージョン情報が一致するかどうかを判断するとともに、自バージョン情報におけるPPのバージョン情報と、相手バージョン情報におけるPPのバージョン情報が一致するかどうかを判断する。
ここで、図3に示すように、ネットワーク機器Aにおけるバージョン情報の差異確認において、バージョン情報に差異がない場合は、ネットワーク機器Bにおけるバージョン情報の差異確認においてもバージョン情報に差異は検出されない。このため、ネットワーク機器AにおけるPPとネットワーク機器BにおけるPPとの、コネクション情報の同期をとることが可能である。
そして、この場合は、アクティブ系であるネットワーク機器Aが稼働し、スタンドバイ系であるネットワーク機器Bが待機することになる。このため、ユーザからの通信は、ネットワーク機器Aで仮想アドレスを取得することにより行われる。なお、稼働系/待機系の判断は、冗長構成プロトコルに依存する。
すなわち、ネットワーク機器Aは、バージョン情報の差異確認において、バージョン情報に差異が検出されない場合(ステップ13のNo)、ネットワーク機器Aにおいて、冗長構成プロトコルのプロセスが起動されているかどうか、及びPPのコネクション情報の同期プログラムが起動されているかどうかを確認する(ステップ14)。
そして、これらのいずれもが起動されている場合は(ステップ15のYes)、これらのプロセス及びプログラムにより冗長構成のための処理が実行されているため、そのまま何もせずに処理を終了する。
また、これらのうちの少なくともいずれかが起動されていない場合は(ステップ15のNo)、その起動を行う(ステップ16)。
次に、ネットワーク機器Bをネットワークから切断して、OS及びPPのバージョンアップを行い、再びネットワーク機器Bをネットワークに接続したとする。この間、ネットワーク機器Aは稼働しており、ユーザの通信はネットワーク機器Aに対して行われるため、ユーザの通信に影響はない。
このネットワーク機器Bのネットワークへの再接続時に、ネットワーク機器Bは、通信回線を介してネットワーク機器Aに再接続を通知するとともに、ネットワーク機器Bにおいて、図2に示されたバージョンアップ可能化処理を実行する。また、ネットワーク機器Aは、ネットワーク機器Bから再接続の通知を受信すると、図2のバージョンアップ可能化処理を実行する。
なお、この再接続の通知を、ネットワーク接続時にバージョン情報取得部11により取得されたOS/PPのバージョン情報を含むパケットを送信する(ARP(Address Resolution Protocol)パケットのように)動作を行うことにより行うこともできる。
このとき、図4に示すように、ネットワーク機器Aによるバージョン情報の差異確認においてバージョン情報に差異が検出され、ネットワーク機器Bによるバージョン情報の差異確認においてもバージョン情報に差異が検出されることになる(ステップ13のYes)。したがって、この場合は、ネットワーク機器AにおけるPPとネットワーク機器BにおけるPPとのコネクション情報の同期をとることができない。
図4の例では、ネットワーク機器BにおけるOS及びPPよりもネットワーク機器AにおけるOS及びPPのバージョンが古いため(ステップ17のYes)、ネットワーク機器Aは、冗長構成プロトコルのプロセスを停止するとともに、PPにおけるコネクション情報の同期プログラムを停止する(ステップ18)。
これにより、ネットワーク機器Aの冗長構成プロトコルのプロセスが停止するため、ネットワーク機器Bにおける冗長構成の確認により、ネットワーク機器Bの優先度がネットワーク機器Aより高く設定され、ネットワーク機器Bが稼働系、ネットワーク機器Aが待機系となる。そして、ユーザからの通信は、ネットワーク機器Bで仮想アドレスを取得することにより行われる。
一方、ネットワーク機器Bにおいては、自バージョン情報が相手バージョン情報よりも新しいため(ステップ17のNo)、そのまま何もせずに処理を終了する。
次に、待機系となっているネットワーク機器Aをネットワークから切断して、OS及びPPのバージョンアップを行い、再びネットワーク機器Aをネットワークに接続したとする。この間、ネットワーク機器Bは稼働しており、ユーザの通信はネットワーク機器Bに対して行われるため、ユーザの通信に影響はない。
このネットワーク機器Aのネットワークへの再接続時に、ネットワーク機器Aは、通信回線を介してネットワーク機器Bに再接続を通知するとともに、ネットワーク機器Aにおいて、図2のバージョンアップ可能化処理を実行する。また、ネットワーク機器Bは、ネットワーク機器Aから再接続の通知を受信すると、図2のバージョンアップ可能化処理を実行する。
このとき、図5に示すように、ネットワーク機器Aとネットワーク機器BにおけるOS及びPPのバージョンに差異がないため、ネットワーク機器Aにおいて、冗長構成のプロトコルのプロセス又はコネクション情報の同期プログラムの少なくともいずれかが停止している場合には、ネットワーク機器Aにおける図2の処理経路は、ステップ10→11→12→13のNo→14→15のNo→16→終了となる。また、ネットワーク機器Aにおいて、冗長構成のプロトコルのプロセス及びコネクション情報の同期プログラムの双方が起動している場合には、ネットワーク機器Aにおける図2の処理経路は、ステップ10→11→12→13のNo→14→15のYes→終了となる。また、ネットワーク機器Bにおいては、既に冗長構成のプロトコルのプロセス及びコネクション情報の同期プログラムの双方が起動しているため、ネットワーク機器Bにおける図2の処理経路は、ステップ10→11→12→13のNo→14→15のYes→終了となる。
すなわち、このときは、図5に示すように、ネットワーク機器Aによるバージョン情報の差異確認においてバージョン情報に差異が検出されず、ネットワーク機器Bによるバージョン情報の差異確認においてもバージョン情報に差異が検出されない。
したがって、この場合は、ネットワーク機器AにおけるPPとネットワーク機器BにおけるPPとのコネクション情報の同期をとることができるとともに、ネットワーク機器A及びネットワーク機器Bにおける冗長構成の確認により、ネットワーク機器Bよりも優先度の高いネットワーク機器Aが稼働系、ネットワーク機器Bが待機系となる。そして、ユーザからの通信は、ネットワーク機器Aで仮想アドレスを取得することにより行われる。
なお、図2のバージョンアップ可能化処理は、ネットワーク機器10をネットワークに接続する時以外、例えば5分ごとなどの所定時間ごとに実行することもできる。
以上説明したように、本実施形態の冗長構成装置によれば、当該冗長構成装置に記憶され、起動可能な最新のOS及びPPについてのバージョンアップを、ユーザの通信に影響を与えることなく行うことができる。すなわち、本実施形態の冗長構成装置は、バージョンアップ可能化処理を実行できるため、OS又はPPのバージョンが異なる2台の冗長構成装置がネットワークに接続された場合、バージョンが古い方の冗長構成装置における冗長構成プロトコルのプロセス及びコネクション情報の同期プログラムが自動的に停止する。このため、本実施形態の冗長構成装置によれば、OS又はPPのバージョンが異なることに起因して正常稼働が妨げられることを排除することができる。
また、これによって、冗長構成装置を2台ともネットワークから切断する必要がなくなるため、ユーザの通信は、冗長構成における一方の冗長構成装置のバージョンアップを行う場合、冗長構成における他方の冗長構成装置により行うことができる。
このように、本実施形態の冗長構成装置によれば、ユーザの通信を切断することなく、すなわち、ユーザの冗長構成装置の使用時間を制限することなく、OS又はPPのバージョンアップを行うことが可能となる。
したがって、本実施形態の冗長構成装置によれば、ネットワーク機器A及びネットワーク機器Bのバージョンアップは、次のような手順で行うことが可能となる。なお、作業前は、ネットワーク機器Aが稼働系、ネットワーク機器Bが待機系であったとする。
(1)ネットワーク機器Bをネットワークから切り離す。
(2)ネットワーク機器Bをバージョンアップする。
(3)ネットワーク機器Bをネットワークに接続する(これによって、ネットワーク機器Bが稼働系、ネットワーク機器Aが待機系となる。)。
(4)ネットワーク機器Aをネットワークから切り離す。
(5)ネットワーク機器Aをバージョンアップする。
(6)ネットワーク機器Aをネットワークに接続する(これによって、再びネットワーク機器Aが稼働系、ネットワーク機器Bが待機系となる。)。
以上説明したように、本実施形態の冗長構成装置によれば、シンプルかつ自然な手順でバージョンアップを行うことができ、バージョンアップにあたって、ユーザの通信を切断する必要がない。このため、頻繁にバージョンアップが必要な場合でも、ユーザによる使用を制限することなく、いつでも行うことが可能となる。
[第二実施形態]
次に、本実施形態の第二実施形態について説明する。本実施形態では、図1に示すネットワーク機器10を、通信回線を介して、3台接続することにより、冗長構成システムを実現している。
このような場合でも、本実施形態のネットワーク機器10によれば、ユーザの通信を切断することなく、全てのネットワーク機器10のバージョンアップを行うことが可能である。
すなわち、従来の方法によれば、ネットワーク機器A(稼働系)、ネットワーク機器B(待機系)、ネットワーク機器C(待機系)の3台により冗長構成がとられていた場合、そのバージョンアップの手順としては種々の方法が考えられるが、バージョンの異なるOS又はPPにより冗長構成をとることはできない。
このため、少なくともネットワーク機器A、B、又はCのいずれかがネットワークに接続されている状態で全てのネットワーク機器のバージョンアップを行うことはできず、例えば、次のような手順でバージョンアップを行う必要があった。
(1)ネットワーク機器Bをネットワークから切り離す。
(2)ネットワーク機器Bをバージョンアップする。
(3)ネットワーク機器Cをネットワークから切り離す。
(4)ネットワーク機器Cをバージョンアップする。
(5)ネットワーク機器Aをネットワークから切り離す。
(6)ネットワーク機器Bをネットワークに接続する。
(7)ネットワーク機器Cをネットワークに接続する。
(8)ネットワーク機器Aをバージョンアップする。
(9)ネットワーク機器Aをネットワークに接続する。
このように、従来の方法では、台数が増えることにバージョンアップ手順が複雑化してしまうという問題があった。
一方、本実施形態のネットワーク機器10は、図1に示すような構成を備え、図2に示すようなバージョンアップ可能化処理をネットワークへの接続時に実行するため、ネットワーク機器10のバージョンアップによって、ネットワーク機器10間でバージョンに差異が生じた場合には、OS及びPPのバージョンが古いネットワーク機器10における冗長構成プロトコルのプロセスを停止するとともに、コネクション情報の同期プログラムを停止させることができる。そして、ユーザの通信は、OS及びPPのバージョンが新しいネットワーク機器10により行うことができる。
このため、ユーザからみれば、ネットワーク通信を切断することなく、全てのネットワーク機器10のバージョンアップを行うことが可能となる。
すなわち、本実施形態の冗長構成装置によれば、ネットワーク機器A(稼働系)、ネットワーク機器B(待機系)、ネットワーク機器C(待機系)の3台により冗長構成がとられていた場合、例えば、次のような手順で、バージョンアップを行うことができる。
(1)ネットワーク機器Bをネットワークから切り離す。
(2)ネットワーク機器Bをバージョンアップする。
(3)ネットワーク機器Bをネットワークに接続する。
(4)ネットワーク機器Cをネットワークから切り離す。
(5)ネットワーク機器Cをバージョンアップする。
(6)ネットワーク機器Cをネットワークに接続する。
(7)ネットワーク機器Aをネットワークから切り離す。
(8)ネットワーク機器Aをバージョンアップする。
(9)ネットワーク機器Aをネットワークに接続する。
このように、本発明の冗長構成装置によれば、冗長構成をとるネットワーク機器10の台数が増えた場合でも、異なるバージョンのネットワーク機器10をネットワークに接続できないということを考慮することなく、非常にわかりやすい手順でバージョンアップを行うことができる。
このため、バージョンアップの手順が煩雑化することを防止できるとともに、ユーザの通信を切断することなく、バージョンアップを行うことが可能となる。
本発明は、以上の実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において、種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、4台以上のネットワーク機器により冗長構成装置を構成するなど適宜変更することが可能である。
本発明は、冗長構成をとるネットワーク機器などであって、ユーザの使用時間を制限することなく、バージョンアップを行うことが望ましい業務に使用されるネットワーク機器などに好適に利用することが可能である。
本発明の各実施形態における冗長構成装置としてのネットワーク機器の構成を示すブロック図である。 本発明の各実施形態におけるネットワーク機器の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の各実施形態における冗長構成システムのバージョンアップ前の通信状況を示す図である。 本発明の各実施形態における冗長構成システムのバージョンアップ中の通信状況を示す図である。 本発明の各実施形態における冗長構成システムのバージョンアップ後の通信状況を示す図である。
符号の説明
10 ネットワーク機器
11 バージョン情報取得部
12 バージョン情報記憶部
13 バージョン情報送受信部
14 バージョン情報差異確認部
15 冗長・同期状況確認部
16 冗長構成プロトコル制御部
17 コネクション情報同期制御部

Claims (11)

  1. 通信回線を介して互いに接続された、冗長構成システムにおける二以上の冗長構成装置のうちの一であって、
    当該冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報を取得して、前記冗長構成システムにおける他の冗長構成装置から受信した所定のプログラムのバージョン情報との差異を検出するバージョン情報差異確認手段と、
    当該冗長構成装置に記憶されている冗長構成プロトコルのプロセスが起動されているか否か、及び当該冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムにおけるコネクション情報の同期プログラムが起動されているか否かを検出する冗長・同期状況確認手段と、
    前記冗長構成プロトコルのプロセスを制御する冗長構成プロトコル制御手段と、
    前記コネクション情報の同期プログラムを制御するコネクション情報同期制御手段と、を備え、
    前記差異がなく、前記冗長構成プロトコルのプロセスが起動されていない場合は、前記冗長構成プロトコル制御手段が前記冗長構成プロトコルのプロセスを起動し、前記差異がなく、前記コネクション情報の同期プログラムが起動されていない場合は、前記コネクション情報同期制御手段が前記コネクション情報の同期プログラムを起動し、
    前記差異があり、当該冗長構成装置の前記バージョン情報が、前記他の冗長構成装置の前記バージョン情報よりも古い場合は、前記冗長構成プロトコル制御手段が前記冗長構成プロトコルのプロセスを停止し、かつ、前記コネクション情報同期制御手段が前記コネクション情報の同期プログラムを停止する
    ことを特徴とする冗長構成装置。
  2. 前記バージョン情報差異確認手段による前記バージョン情報の差異検出と、
    前記冗長・同期状況確認手段による前記冗長構成プロトコルのプロセスが起動されているか否か、及び前記コネクション情報の同期プログラムが起動されているか否かの検出と、
    前記冗長構成プロトコル制御手段による前記冗長構成プロトコルのプロセスの起動及び停止の制御と、
    前記コネクション情報同期制御手段による前記コネクション情報の同期プログラムの起動及び停止の制御とが、当該冗長構成装置を前記通信回線に接続する際に、又は所定のタイミングごとに実行される
    ことを特徴とする請求項1記載の冗長構成装置。
  3. 請求項1又は2記載の前記冗長構成装置が、ネットワーク機器であることを特徴とする冗長構成装置。
  4. 前記ネットワーク機器が、ファイヤウォールであることを特徴とする請求項3記載の冗長構成装置。
  5. 通信回線を介して互いに接続された第一及び第二の冗長構成装置からなる冗長構成システムであって、
    前記第一の冗長構成装置が、当該第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報を取得して、前記第二の冗長構成装置に送信し、前記第二の冗長構成装置から前記第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報を受信して、当該第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報と前記第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報の差異を検出し、前記差異がない場合、当該第一の冗長構成装置に記憶されている冗長構成プロトコルのプロセスが起動されているか否かと、当該第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムにおけるコネクション情報の同期プログラムが起動されているか否かを検出し、当該冗長構成プロトコルのプロセスが起動されていない場合は、当該冗長構成プロトコルのプロセスを起動し、当該コネクション情報の同期プログラムが起動されていない場合は、当該コネクション情報の同期プログラムを起動し、前記差異がある場合であって、当該第一の冗長構成装置の前記バージョン情報が、前記第二の冗長構成装置の前記バージョン情報よりも古い場合は、当該冗長構成プロトコルのプロセスを停止するとともに、当該コネクション情報の同期プログラムを停止し、
    前記第二の冗長構成装置が、当該第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報を取得して、前記第一の冗長構成装置に送信し、前記第一の冗長構成装置から前記第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報を受信して、当該第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報と前記第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報の差異を検出し、前記差異がない場合、当該第二の冗長構成装置に記憶されている冗長構成プロトコルのプロセスが起動されているか否かと、当該第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムにおけるコネクション情報の同期プログラムが起動されているか否かを検出し、当該冗長構成プロトコルのプロセスが起動されていない場合は、当該冗長構成プロトコルのプロセスを起動し、当該コネクション情報の同期プログラムが起動されていない場合は、当該コネクション情報の同期プログラムを起動し、前記差異がある場合であって、当該第二の冗長構成装置の前記バージョン情報が、前記第一の冗長構成装置の前記バージョン情報よりも古い場合は、当該冗長構成プロトコルのプロセスを停止するとともに、当該コネクション情報の同期プログラムを停止する
    ことを特徴とする冗長構成システム。
  6. 前記第一の冗長構成装置及び前記第二の冗長構成装置における、前記バージョン情報の差異検出と、前記冗長構成プロトコルのプロセスが起動されているか否か、及び前記コネクション情報の同期プログラムが起動されているか否かの検出と、前記冗長構成プロトコルのプロセスの起動及び停止の制御と、前記コネクション情報の同期プログラムの起動及び停止の制御とが、前記第一の冗長構成装置又は前記第二の冗長構成装置を前記通信回線に接続する際に実行される
    ことを特徴とする請求項5記載の冗長構成システム。
  7. 前記第一の冗長構成装置及び前記第二の冗長構成装置が、ネットワーク機器であることを特徴とする請求項5又は6記載の冗長構成システム。
  8. 通信回線を介して互いに接続された第一及び第二の冗長構成装置の両方を同時にネットワークから切断した状態とすることなく、第一及び第二の冗長構成装置に記憶された所定のプログラムのバージョンアップを可能とするバージョンアップ可能化方法であって、
    前記第一の冗長構成装置が、
    当該第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報を取得して、前記第二の冗長構成装置に送信し、
    前記第二の冗長構成装置から前記第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報を受信して、
    当該第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報と前記第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報の差異を検出し、
    前記差異がない場合、当該第一の冗長構成装置に記憶されている冗長構成プロトコルのプロセスが起動されているか否かと、当該第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムにおけるコネクション情報の同期プログラムが起動されているか否かを検出し、当該冗長構成プロトコルのプロセスが起動されていない場合は、当該冗長構成プロトコルのプロセスを起動し、当該コネクション情報の同期プログラムが起動されていない場合は、当該コネクション情報の同期プログラムを起動し、
    前記差異がある場合であって、当該第一の冗長構成装置の前記バージョン情報が、前記第二の冗長構成装置の前記バージョン情報よりも古い場合は、当該冗長構成プロトコルのプロセスを停止するとともに、当該コネクション情報の同期プログラムを停止し、
    前記第二の冗長構成装置が、
    当該第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報を取得して、前記第一の冗長構成装置に送信し、
    前記第一の冗長構成装置から前記第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報を受信して、
    当該第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報と前記第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報の差異を検出し、
    前記差異がない場合、当該第二の冗長構成装置に記憶されている冗長構成プロトコルのプロセスが起動されているか否かと、当該第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムにおけるコネクション情報の同期プログラムが起動されているか否かを検出し、当該冗長構成プロトコルのプロセスが起動されていない場合は、当該冗長構成プロトコルのプロセスを起動し、当該コネクション情報の同期プログラムが起動されていない場合は、当該コネクション情報の同期プログラムを起動し、
    前記差異がある場合であって、当該第二の冗長構成装置の前記バージョン情報が、前記第一の冗長構成装置の前記バージョン情報よりも古い場合は、当該冗長構成プロトコルのプロセスを停止するとともに、当該コネクション情報の同期プログラムを停止する
    ことを特徴とするバージョンアップ可能化方法。
  9. 前記第一の冗長構成装置及び前記第二の冗長構成装置が、
    前記バージョン情報の差異検出と、
    前記冗長構成プロトコルのプロセスが起動されているか否か、及び前記コネクション情報の同期プログラムが起動されているか否かの検出と、
    前記冗長構成プロトコルのプロセスの起動及び停止の制御と、
    前記コネクション情報の同期プログラムの起動及び停止の制御とを、前記第一の冗長構成装置又は前記第二の冗長構成装置を前記通信回線に接続する際に実行する
    ことを特徴とする請求項8記載のバージョンアップ可能化方法。
  10. 通信回線を介して互いに接続された第一及び第二の冗長構成装置の両方を同時にネットワークから切断した状態とすることなく、第一及び第二の冗長構成装置に記憶された所定のプログラムのバージョンアップを可能とするバージョンアップ可能化プログラムであって、
    前記第一の冗長構成装置に、
    当該第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報を取得させて、前記第二の冗長構成装置に送信させ、
    前記第二の冗長構成装置から前記第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報を受信させて、
    当該第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報と前記第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報の差異を検出させ、
    前記差異がない場合、当該第一の冗長構成装置に記憶されている冗長構成プロトコルのプロセスが起動されているか否かと、当該第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムにおけるコネクション情報の同期プログラムが起動されているか否かを検出させ、当該冗長構成プロトコルのプロセスが起動されていない場合は、当該冗長構成プロトコルのプロセスを起動させ、当該コネクション情報の同期プログラムが起動されていない場合は、当該コネクション情報の同期プログラムを起動させ、
    前記差異がある場合であって、当該第一の冗長構成装置の前記バージョン情報が、前記第二の冗長構成装置の前記バージョン情報よりも古い場合は、当該冗長構成プロトコルのプロセスを停止させるとともに、当該コネクション情報の同期プログラムを停止させ、
    前記第二の冗長構成装置に、
    当該第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報を取得させて、前記第一の冗長構成装置に送信させ、
    前記第一の冗長構成装置から前記第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報を受信させて、
    当該第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報と前記第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報の差異を検出させ、
    前記差異がない場合、当該第二の冗長構成装置に記憶されている冗長構成プロトコルのプロセスが起動されているか否かと、当該第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムにおけるコネクション情報の同期プログラムが起動されているか否かを検出させ、当該冗長構成プロトコルのプロセスが起動されていない場合は、当該冗長構成プロトコルのプロセスを起動させ、当該コネクション情報の同期プログラムが起動されていない場合は、当該コネクション情報の同期プログラムを起動させ、
    前記差異がある場合であって、当該第二の冗長構成装置の前記バージョン情報が、前記第一の冗長構成装置の前記バージョン情報よりも古い場合は、当該冗長構成プロトコルのプロセスを停止させるとともに、当該コネクション情報の同期プログラムを停止させる
    ことを実行させるためのバージョンアップ可能化プログラム。
  11. 前記第一の冗長構成装置及び前記第二の冗長構成装置に、
    前記バージョン情報の差異検出と、
    前記冗長構成プロトコルのプロセスが起動されているか否か、及び前記コネクション情報の同期プログラムが起動されているか否かの検出と、
    前記冗長構成プロトコルのプロセスの起動及び停止の制御と、
    前記コネクション情報の同期プログラムの起動及び停止の制御とを、前記第一の冗長構成装置又は前記第二の冗長構成装置を前記通信回線に接続する際に実行させる
    ことを特徴とする請求項10記載のバージョンアップ可能化プログラム。
JP2005216815A 2005-07-27 2005-07-27 冗長構成装置、冗長構成システム、バージョンアップ可能化方法、及びバージョンアップ可能化プログラム Active JP4442528B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005216815A JP4442528B2 (ja) 2005-07-27 2005-07-27 冗長構成装置、冗長構成システム、バージョンアップ可能化方法、及びバージョンアップ可能化プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005216815A JP4442528B2 (ja) 2005-07-27 2005-07-27 冗長構成装置、冗長構成システム、バージョンアップ可能化方法、及びバージョンアップ可能化プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007034666A JP2007034666A (ja) 2007-02-08
JP4442528B2 true JP4442528B2 (ja) 2010-03-31

Family

ID=37793851

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005216815A Active JP4442528B2 (ja) 2005-07-27 2005-07-27 冗長構成装置、冗長構成システム、バージョンアップ可能化方法、及びバージョンアップ可能化プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4442528B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008126325A1 (ja) * 2007-03-30 2008-10-23 Fujitsu Limited クラスタシステム、ソフトウェア更新方法、サービス提供ノード、およびサービス提供用プログラム
JP2015153128A (ja) * 2014-02-14 2015-08-24 日本電気株式会社 呼処理制御装置及びそのソフトウェア更新方法、呼処理システム、並びにコンピュータ・プログラム
JP7454919B2 (ja) * 2019-07-03 2024-03-25 アズビル株式会社 情報記憶装置、ソフトウェア更新方法、および、冗長化システム
WO2024161628A1 (ja) * 2023-02-03 2024-08-08 日本電信電話株式会社 制御装置及び切替制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007034666A (ja) 2007-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7774644B2 (en) System and program for error handling in a dual adaptor system where one adaptor is a master
US9378005B2 (en) Hitless software upgrades
EP1437658B1 (en) Coordinating persistent status information with multiple file servers
US7814479B2 (en) Simultaneous download to multiple targets
US8719386B2 (en) System and method for providing configuration synchronicity
JP2007304687A (ja) クラスタ構成とその制御手段
CN111273923B (zh) 基于PCIe接口的FPGA升级方法
KR20030067712A (ko) 네트웍 매체 링크상태 기능을 이용한 컴퓨터 클러스터링시스템의 가용도 개선방법
JP4442528B2 (ja) 冗長構成装置、冗長構成システム、バージョンアップ可能化方法、及びバージョンアップ可能化プログラム
JP2009251786A (ja) データ処理方法、ストレージ装置およびストレージシステム
JP2002157137A (ja) 通信機能を備えたプログラム更新システム
KR20030048503A (ko) 이중화 서버 구조의 데이터 동기화를 위한 통신 시스템 및방법
CN109445984B (zh) 一种业务恢复方法、装置、仲裁服务器以及存储系统
US9158666B2 (en) Computer system and computer system information storage method
CN114650213B (zh) 配置Jenkins服务器集群的方法、装置、存储介质
JP7211173B2 (ja) 通信制御装置、電子機器装置、通信制御方法、及び通信制御プログラム
JP4874211B2 (ja) 計算機システム、同期稼動化方法、ノード、及びプログラム
KR100793446B1 (ko) 이중화 통신 시스템의 페일 오버 및 원복 처리 방법
US20230185567A1 (en) In-service software upgrade with active service monitoring
KR20170131001A (ko) 메시지분산 서비스 환경에서의 운영 서버 제어 시스템
JP5170000B2 (ja) 冗長化ペア検出方法、通信装置、冗長化ペア検出プログラム、記録媒体
JP2006172098A (ja) パケット通信装置、パケット通信装置におけるリブート方法、及び、プログラム
JP2005043960A (ja) サーバ、オンラインパッチ処理方法及びプログラム
JP6580913B2 (ja) 電子装置、管理装置、情報処理装置、制御システムおよび電源制御方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP2005004379A (ja) 電源管理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090825

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091222

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100104

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4442528

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130122

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130122

Year of fee payment: 3