JP4442528B2 - 冗長構成装置、冗長構成システム、バージョンアップ可能化方法、及びバージョンアップ可能化プログラム - Google Patents
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(1)ネットワーク機器Bをネットワークから切り離す。
(2)ネットワーク機器Bをバージョンアップする。
(3)ネットワーク機器Aをネットワークから切り離す。
(4)ネットワーク機器Bをネットワークに接続する。
(5)ネットワーク機器Aをバージョンアップする。
(6)ネットワーク機器Aをネットワークに接続する。
なお、ネットワーク機器Aは、ネットワーク機器Bに対して、優先的に稼働させるものとし、以下において、このような優先的に稼働させるネットワーク機器Aをアクティブ系と、ネットワーク機器Aを稼働させることができない場合に稼働させるネットワーク機器Bをスタンドバイ系と称する場合がある。また、稼働状態のネットワーク機器を稼働系、待機状態のネットワーク機器を待機系と称する場合がある。
そこで、上記(3)及び(4)に示されるように、従来は、ネットワーク機器Bのバージョンアップを行った後、ネットワーク機器Aをネットワークから切断してから、ネットワーク機器Bをネットワークに接続していた。
一方、ファイヤウォールなどのネットワーク機器はセキュリティ等の観点から企業システムなどには必要不可欠なものであるが、近年のセキュリティ技術の進歩は著しく、バージョンアップのサイクルは、非常に短くなっている。また、最近では、ネットワーク機器を利用して、24時間/365日稼働している業務も多い。このような状況において、上記のような通信の切断を伴うネットワーク機器のバージョンアップを頻繁に行うことは、非常に困難であるという問題があった。
この方法によれば、監視/制御プロセッサの一方を活性交換する際、他の系でシステムの動作を継続することができるとされている。そして、二重化された監視/制御プロセッサを起動する際、監視/制御プロセッサの機能版数を互いに通知して、他系の機能版数を認識し、自系と他系の監視/制御プロセッサの機能版数が不一致の場合、機能版数が高い方の監視/制御プロセッサの機能レベルを、機能版数が低い監視/制御プロセッサの機能レベルに落として動作させることなどが記載されている。
すなわち、冗長構成において、システムにおけるプログラムのバージョンアップを行った場合に、二重化された装置間でプログラムのバージョンが異なるために生じる問題を解消して、バージョンアップしたプログラムをシステムに適切に反映して使用可能とすることのできるものではなかった。
このため、当該方法を用いても、ユーザの通信を切断することなく、冗長構成装置におけるOSやPPのバージョンアップを行うことはできなかった。
このため、冗長構成システムにおいて、OS又はPPのバージョンが異なる冗長構成装置が通信回線を介して接続された場合でも、冗長構成装置が正常稼働しなくなるという問題が発生しない。
したがって、本発明によれば、ユーザの通信を切断することなく、冗長構成システムにおける全ての冗長構成装置のOSやPP等のプログラムのバージョンアップを行うことが可能となる。
なお、冗長構成装置とは、冗長構成システム(多重化システム)における情報処理装置であって、冗長化された構成をとるネットワーク機器などの装置である。
このため、冗長構成システムにおける冗長構成装置間で、所定のプログラムのバージョン情報に差異がある場合に正常稼働しなくなるという問題を排除することが可能となる。
冗長構成装置をこのような構成にすれば、ファイヤウォールなどにより構成された冗長構成システムにおいて、当該冗長構成システムを構成する全てのファイヤウォールなどにおけるOSやPP(ファイヤウォールプログラムプロダクト)のバージョンアップを、ユーザの通信を切断することなく行うことが可能となる。
また、本発明の冗長構成システムは、第一の冗長構成装置及び第二の冗長構成装置が、ネットワーク機器である構成としてある。
このため、冗長構成装置におけるOS及びPPをバージョンアップするにあたって、他の冗長構成装置におけるバージョンを何ら考慮することなく、バージョンアップを行った冗長構成装置をネットワークに接続することが可能となり、かつ、ユーザの通信を切断することなく、冗長構成システムを構成する全ての冗長構成装置のバージョンアップを行うことが可能となる。
すなわち、本発明の冗長構成装置は、バージョンアップ可能化処理を実行するため、OS又はPPのバージョンが異なる冗長構成装置がネットワークに接続された場合、バージョンが古い方の冗長構成装置における冗長構成プロトコルのプロセス及びコネクション情報の同期プログラムが自動的に停止する。
このため、OS又はPPのバージョンが異なることに起因して正常稼働が妨げられることを排除することができる。
このように、本発明によれば、ユーザの通信を切断することなく、すなわち、ユーザの冗長構成装置の使用時間を制限することなく、冗長構成装置におけるOS及びPPのバージョンアップを行うことが可能となる。
なお、以下の実施形態に示す本発明の冗長構成装置は、プログラムに制御されたコンピュータにより動作するようになっている。コンピュータのCPUは、プログラムにもとづいてコンピュータの各構成要素に指令を送り、冗長構成装置の動作に必要となる所定の処理、例えば、バージョン情報の取得処理、バージョン情報の差異検出処理、冗長構成プロトコルのプロセスの起動処理、コネクション情報同期プログラムの起動処理等を行わせる。このように、本発明の冗長構成装置における各処理,動作は、プログラムとコンピュータとが協働した具体的手段により実現できるものである。
また、プログラムを格納する記録媒体は、例えば半導体メモリ,磁気ディスク,光ディスク、その他任意のコンピュータで読取り可能な任意の記録手段により構成できる。
まず、本発明の第一実施形態の構成について、図1を参照して説明する。同図は、本実施形態の冗長構成装置としてのネットワーク機器の構成を示すブロック図である。
本実施形態では、図1に示すネットワーク機器10を、通信回線を介して2台接続し、二重化による冗長構成システムを実現しているものとする。
図1に示すように、本実施形態のネットワーク機器10は、バージョン情報取得部11,バージョン情報記憶部12,バージョン情報送受信部13,バージョン情報差異確認部14,冗長・同期状況確認部15,冗長構成プロトコル制御部16,コネクション情報同期制御部17を備えている。
バージョン情報送受信部13は、バージョン情報取得部11により取得されたOS/PPのバージョン情報を含むパケットを、通信回線を介して、冗長構成における相手側のネットワーク機器10に送信する。
また、バージョン情報送受信部13は、相手側のネットワーク機器10から送信されてきた相手側のOS/PPのバージョン情報を含むパケットを受信し、これらを相手バージョン情報としてバージョン情報記憶部12に記憶させる。
すなわち、自バージョン情報におけるOSのバージョンと、相手バージョン情報におけるOSのバージョン情報が一致するか否か、及び、自バージョン情報におけるPPのバージョンと、相手バージョン情報におけるPPのバージョン情報が一致するか否かを検出する。
また、これらのバージョン情報のいずれかに差異がある場合であって、自バージョン情報が相手バージョン情報よりも古い場合には、冗長構成プロトコル制御部16により、冗長構成プロトコルのプロセスを停止するとともに、コネクション情報同期制御部17により、コネクション情報の同期プログラムを停止する。
なお、OSとPPでバージョンの新旧が異なる場合(例えばOSについて自バージョン情報の方が新しく、PPについては相手バージョン情報の方が新しい場合など)には、プログラム上の処理としてはOSのバージョンが古い方が、冗長構成プロトコル制御部16により、冗長構成プロトコルのプロセスを停止するとともに、コネクション情報同期制御部17により、コネクション情報の同期プログラムを停止するようにすることなどができる。勿論、OSとPPでバージョンの新旧が異なる場合、運用で排除するように取り扱うことなども可能である。
そして、冗長構成プロトコルのプロセスが起動されていない場合には、冗長構成プロトコル制御部16により、冗長構成プロトコルのプロセスを起動する。
また、コネクション情報の同期プログラムが起動していない場合には、コネクション情報同期制御部17により、コネクション情報の同期プログラムを起動する。
なお、コネクション情報同期制御部17により、コネクション情報の同期プログラムが起動されると、同期の開始にあたって、PPのコネクション情報の全体を保持したパケットが稼働系から待機系に送信され、その後は常時、コネクション情報の差分(追加や削除情報)のみが稼働系から待機系に送信される。
また、本発明におけるコネクション情報の同期は、ファイヤウォールで一般的に行っているものであり、コネクション情報の同期プログラムは、ファイヤウォールのプログラムプロダクトの一部として備えられているものである。
図2は、本実施形態のネットワーク機器の処理手順を示すフローチャートである。図3、図4、及び図5は、それぞれ本実施形態の冗長構成システムのバージョンアップ前、バージョンアップ中、及びバージョンアップ後の通信状況を示す図である。
本実施形態において、2台のネットワーク機器10のうち、優先的に稼働させる側(アクティブ系)をネットワーク機器A、原則として待機させる側(スタンドバイ系)をネットワーク機器Bとする。これらネットワーク機器Aとネットワーク機器Bは、いずれも図2に示す各処理(バージョンアップ可能化処理)を実行するものであり、基本的に同様の処理を実行するが、以下においては、図3〜図5を参照しながら、それぞれの稼働状況及びバージョンアップ状況を考慮しつつ、具体的に処理手順を説明する。
そして、ネットワーク機器Aは、自バージョン情報を冗長構成における相手側のネットワーク機器Bに送信する。また、ネットワーク機器Bに記憶され、起動可能な最新のOS及びPPのバージョン情報を、ネットワーク機器Aはネットワーク機器Bから受信して、これらを相手バージョン情報として記憶する(ステップ11)。
このときのバージョン情報の送受信は、例えばTCP/IPプロトコルを用いて行うことができる。
このとき、ネットワーク機器Aは、自バージョン情報におけるOSのバージョン情報と、相手バージョン情報におけるOSのバージョン情報が一致するかどうかを判断するとともに、自バージョン情報におけるPPのバージョン情報と、相手バージョン情報におけるPPのバージョン情報が一致するかどうかを判断する。
そして、この場合は、アクティブ系であるネットワーク機器Aが稼働し、スタンドバイ系であるネットワーク機器Bが待機することになる。このため、ユーザからの通信は、ネットワーク機器Aで仮想アドレスを取得することにより行われる。なお、稼働系/待機系の判断は、冗長構成プロトコルに依存する。
そして、これらのいずれもが起動されている場合は(ステップ15のYes)、これらのプロセス及びプログラムにより冗長構成のための処理が実行されているため、そのまま何もせずに処理を終了する。
また、これらのうちの少なくともいずれかが起動されていない場合は(ステップ15のNo)、その起動を行う(ステップ16)。
このネットワーク機器Bのネットワークへの再接続時に、ネットワーク機器Bは、通信回線を介してネットワーク機器Aに再接続を通知するとともに、ネットワーク機器Bにおいて、図2に示されたバージョンアップ可能化処理を実行する。また、ネットワーク機器Aは、ネットワーク機器Bから再接続の通知を受信すると、図2のバージョンアップ可能化処理を実行する。
なお、この再接続の通知を、ネットワーク接続時にバージョン情報取得部11により取得されたOS/PPのバージョン情報を含むパケットを送信する(ARP(Address Resolution Protocol)パケットのように)動作を行うことにより行うこともできる。
図4の例では、ネットワーク機器BにおけるOS及びPPよりもネットワーク機器AにおけるOS及びPPのバージョンが古いため(ステップ17のYes)、ネットワーク機器Aは、冗長構成プロトコルのプロセスを停止するとともに、PPにおけるコネクション情報の同期プログラムを停止する(ステップ18)。
一方、ネットワーク機器Bにおいては、自バージョン情報が相手バージョン情報よりも新しいため(ステップ17のNo)、そのまま何もせずに処理を終了する。
このネットワーク機器Aのネットワークへの再接続時に、ネットワーク機器Aは、通信回線を介してネットワーク機器Bに再接続を通知するとともに、ネットワーク機器Aにおいて、図2のバージョンアップ可能化処理を実行する。また、ネットワーク機器Bは、ネットワーク機器Aから再接続の通知を受信すると、図2のバージョンアップ可能化処理を実行する。
したがって、この場合は、ネットワーク機器AにおけるPPとネットワーク機器BにおけるPPとのコネクション情報の同期をとることができるとともに、ネットワーク機器A及びネットワーク機器Bにおける冗長構成の確認により、ネットワーク機器Bよりも優先度の高いネットワーク機器Aが稼働系、ネットワーク機器Bが待機系となる。そして、ユーザからの通信は、ネットワーク機器Aで仮想アドレスを取得することにより行われる。
なお、図2のバージョンアップ可能化処理は、ネットワーク機器10をネットワークに接続する時以外、例えば5分ごとなどの所定時間ごとに実行することもできる。
また、これによって、冗長構成装置を2台ともネットワークから切断する必要がなくなるため、ユーザの通信は、冗長構成における一方の冗長構成装置のバージョンアップを行う場合、冗長構成における他方の冗長構成装置により行うことができる。
このように、本実施形態の冗長構成装置によれば、ユーザの通信を切断することなく、すなわち、ユーザの冗長構成装置の使用時間を制限することなく、OS又はPPのバージョンアップを行うことが可能となる。
(1)ネットワーク機器Bをネットワークから切り離す。
(2)ネットワーク機器Bをバージョンアップする。
(3)ネットワーク機器Bをネットワークに接続する(これによって、ネットワーク機器Bが稼働系、ネットワーク機器Aが待機系となる。)。
(4)ネットワーク機器Aをネットワークから切り離す。
(5)ネットワーク機器Aをバージョンアップする。
(6)ネットワーク機器Aをネットワークに接続する(これによって、再びネットワーク機器Aが稼働系、ネットワーク機器Bが待機系となる。)。
次に、本実施形態の第二実施形態について説明する。本実施形態では、図1に示すネットワーク機器10を、通信回線を介して、3台接続することにより、冗長構成システムを実現している。
このような場合でも、本実施形態のネットワーク機器10によれば、ユーザの通信を切断することなく、全てのネットワーク機器10のバージョンアップを行うことが可能である。
このため、少なくともネットワーク機器A、B、又はCのいずれかがネットワークに接続されている状態で全てのネットワーク機器のバージョンアップを行うことはできず、例えば、次のような手順でバージョンアップを行う必要があった。
(2)ネットワーク機器Bをバージョンアップする。
(3)ネットワーク機器Cをネットワークから切り離す。
(4)ネットワーク機器Cをバージョンアップする。
(5)ネットワーク機器Aをネットワークから切り離す。
(6)ネットワーク機器Bをネットワークに接続する。
(7)ネットワーク機器Cをネットワークに接続する。
(8)ネットワーク機器Aをバージョンアップする。
(9)ネットワーク機器Aをネットワークに接続する。
このように、従来の方法では、台数が増えることにバージョンアップ手順が複雑化してしまうという問題があった。
このため、ユーザからみれば、ネットワーク通信を切断することなく、全てのネットワーク機器10のバージョンアップを行うことが可能となる。
(1)ネットワーク機器Bをネットワークから切り離す。
(2)ネットワーク機器Bをバージョンアップする。
(3)ネットワーク機器Bをネットワークに接続する。
(4)ネットワーク機器Cをネットワークから切り離す。
(5)ネットワーク機器Cをバージョンアップする。
(6)ネットワーク機器Cをネットワークに接続する。
(7)ネットワーク機器Aをネットワークから切り離す。
(8)ネットワーク機器Aをバージョンアップする。
(9)ネットワーク機器Aをネットワークに接続する。
このため、バージョンアップの手順が煩雑化することを防止できるとともに、ユーザの通信を切断することなく、バージョンアップを行うことが可能となる。
例えば、4台以上のネットワーク機器により冗長構成装置を構成するなど適宜変更することが可能である。
11 バージョン情報取得部
12 バージョン情報記憶部
13 バージョン情報送受信部
14 バージョン情報差異確認部
15 冗長・同期状況確認部
16 冗長構成プロトコル制御部
17 コネクション情報同期制御部
Claims (11)
- 通信回線を介して互いに接続された、冗長構成システムにおける二以上の冗長構成装置のうちの一であって、
当該冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報を取得して、前記冗長構成システムにおける他の冗長構成装置から受信した所定のプログラムのバージョン情報との差異を検出するバージョン情報差異確認手段と、
当該冗長構成装置に記憶されている冗長構成プロトコルのプロセスが起動されているか否か、及び当該冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムにおけるコネクション情報の同期プログラムが起動されているか否かを検出する冗長・同期状況確認手段と、
前記冗長構成プロトコルのプロセスを制御する冗長構成プロトコル制御手段と、
前記コネクション情報の同期プログラムを制御するコネクション情報同期制御手段と、を備え、
前記差異がなく、前記冗長構成プロトコルのプロセスが起動されていない場合は、前記冗長構成プロトコル制御手段が前記冗長構成プロトコルのプロセスを起動し、前記差異がなく、前記コネクション情報の同期プログラムが起動されていない場合は、前記コネクション情報同期制御手段が前記コネクション情報の同期プログラムを起動し、
前記差異があり、当該冗長構成装置の前記バージョン情報が、前記他の冗長構成装置の前記バージョン情報よりも古い場合は、前記冗長構成プロトコル制御手段が前記冗長構成プロトコルのプロセスを停止し、かつ、前記コネクション情報同期制御手段が前記コネクション情報の同期プログラムを停止する
ことを特徴とする冗長構成装置。 - 前記バージョン情報差異確認手段による前記バージョン情報の差異検出と、
前記冗長・同期状況確認手段による前記冗長構成プロトコルのプロセスが起動されているか否か、及び前記コネクション情報の同期プログラムが起動されているか否かの検出と、
前記冗長構成プロトコル制御手段による前記冗長構成プロトコルのプロセスの起動及び停止の制御と、
前記コネクション情報同期制御手段による前記コネクション情報の同期プログラムの起動及び停止の制御とが、当該冗長構成装置を前記通信回線に接続する際に、又は所定のタイミングごとに実行される
ことを特徴とする請求項1記載の冗長構成装置。 - 請求項1又は2記載の前記冗長構成装置が、ネットワーク機器であることを特徴とする冗長構成装置。
- 前記ネットワーク機器が、ファイヤウォールであることを特徴とする請求項3記載の冗長構成装置。
- 通信回線を介して互いに接続された第一及び第二の冗長構成装置からなる冗長構成システムであって、
前記第一の冗長構成装置が、当該第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報を取得して、前記第二の冗長構成装置に送信し、前記第二の冗長構成装置から前記第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報を受信して、当該第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報と前記第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報の差異を検出し、前記差異がない場合、当該第一の冗長構成装置に記憶されている冗長構成プロトコルのプロセスが起動されているか否かと、当該第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムにおけるコネクション情報の同期プログラムが起動されているか否かを検出し、当該冗長構成プロトコルのプロセスが起動されていない場合は、当該冗長構成プロトコルのプロセスを起動し、当該コネクション情報の同期プログラムが起動されていない場合は、当該コネクション情報の同期プログラムを起動し、前記差異がある場合であって、当該第一の冗長構成装置の前記バージョン情報が、前記第二の冗長構成装置の前記バージョン情報よりも古い場合は、当該冗長構成プロトコルのプロセスを停止するとともに、当該コネクション情報の同期プログラムを停止し、
前記第二の冗長構成装置が、当該第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報を取得して、前記第一の冗長構成装置に送信し、前記第一の冗長構成装置から前記第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報を受信して、当該第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報と前記第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報の差異を検出し、前記差異がない場合、当該第二の冗長構成装置に記憶されている冗長構成プロトコルのプロセスが起動されているか否かと、当該第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムにおけるコネクション情報の同期プログラムが起動されているか否かを検出し、当該冗長構成プロトコルのプロセスが起動されていない場合は、当該冗長構成プロトコルのプロセスを起動し、当該コネクション情報の同期プログラムが起動されていない場合は、当該コネクション情報の同期プログラムを起動し、前記差異がある場合であって、当該第二の冗長構成装置の前記バージョン情報が、前記第一の冗長構成装置の前記バージョン情報よりも古い場合は、当該冗長構成プロトコルのプロセスを停止するとともに、当該コネクション情報の同期プログラムを停止する
ことを特徴とする冗長構成システム。 - 前記第一の冗長構成装置及び前記第二の冗長構成装置における、前記バージョン情報の差異検出と、前記冗長構成プロトコルのプロセスが起動されているか否か、及び前記コネクション情報の同期プログラムが起動されているか否かの検出と、前記冗長構成プロトコルのプロセスの起動及び停止の制御と、前記コネクション情報の同期プログラムの起動及び停止の制御とが、前記第一の冗長構成装置又は前記第二の冗長構成装置を前記通信回線に接続する際に実行される
ことを特徴とする請求項5記載の冗長構成システム。 - 前記第一の冗長構成装置及び前記第二の冗長構成装置が、ネットワーク機器であることを特徴とする請求項5又は6記載の冗長構成システム。
- 通信回線を介して互いに接続された第一及び第二の冗長構成装置の両方を同時にネットワークから切断した状態とすることなく、第一及び第二の冗長構成装置に記憶された所定のプログラムのバージョンアップを可能とするバージョンアップ可能化方法であって、
前記第一の冗長構成装置が、
当該第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報を取得して、前記第二の冗長構成装置に送信し、
前記第二の冗長構成装置から前記第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報を受信して、
当該第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報と前記第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報の差異を検出し、
前記差異がない場合、当該第一の冗長構成装置に記憶されている冗長構成プロトコルのプロセスが起動されているか否かと、当該第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムにおけるコネクション情報の同期プログラムが起動されているか否かを検出し、当該冗長構成プロトコルのプロセスが起動されていない場合は、当該冗長構成プロトコルのプロセスを起動し、当該コネクション情報の同期プログラムが起動されていない場合は、当該コネクション情報の同期プログラムを起動し、
前記差異がある場合であって、当該第一の冗長構成装置の前記バージョン情報が、前記第二の冗長構成装置の前記バージョン情報よりも古い場合は、当該冗長構成プロトコルのプロセスを停止するとともに、当該コネクション情報の同期プログラムを停止し、
前記第二の冗長構成装置が、
当該第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報を取得して、前記第一の冗長構成装置に送信し、
前記第一の冗長構成装置から前記第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報を受信して、
当該第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報と前記第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報の差異を検出し、
前記差異がない場合、当該第二の冗長構成装置に記憶されている冗長構成プロトコルのプロセスが起動されているか否かと、当該第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムにおけるコネクション情報の同期プログラムが起動されているか否かを検出し、当該冗長構成プロトコルのプロセスが起動されていない場合は、当該冗長構成プロトコルのプロセスを起動し、当該コネクション情報の同期プログラムが起動されていない場合は、当該コネクション情報の同期プログラムを起動し、
前記差異がある場合であって、当該第二の冗長構成装置の前記バージョン情報が、前記第一の冗長構成装置の前記バージョン情報よりも古い場合は、当該冗長構成プロトコルのプロセスを停止するとともに、当該コネクション情報の同期プログラムを停止する
ことを特徴とするバージョンアップ可能化方法。 - 前記第一の冗長構成装置及び前記第二の冗長構成装置が、
前記バージョン情報の差異検出と、
前記冗長構成プロトコルのプロセスが起動されているか否か、及び前記コネクション情報の同期プログラムが起動されているか否かの検出と、
前記冗長構成プロトコルのプロセスの起動及び停止の制御と、
前記コネクション情報の同期プログラムの起動及び停止の制御とを、前記第一の冗長構成装置又は前記第二の冗長構成装置を前記通信回線に接続する際に実行する
ことを特徴とする請求項8記載のバージョンアップ可能化方法。 - 通信回線を介して互いに接続された第一及び第二の冗長構成装置の両方を同時にネットワークから切断した状態とすることなく、第一及び第二の冗長構成装置に記憶された所定のプログラムのバージョンアップを可能とするバージョンアップ可能化プログラムであって、
前記第一の冗長構成装置に、
当該第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報を取得させて、前記第二の冗長構成装置に送信させ、
前記第二の冗長構成装置から前記第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報を受信させて、
当該第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報と前記第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報の差異を検出させ、
前記差異がない場合、当該第一の冗長構成装置に記憶されている冗長構成プロトコルのプロセスが起動されているか否かと、当該第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムにおけるコネクション情報の同期プログラムが起動されているか否かを検出させ、当該冗長構成プロトコルのプロセスが起動されていない場合は、当該冗長構成プロトコルのプロセスを起動させ、当該コネクション情報の同期プログラムが起動されていない場合は、当該コネクション情報の同期プログラムを起動させ、
前記差異がある場合であって、当該第一の冗長構成装置の前記バージョン情報が、前記第二の冗長構成装置の前記バージョン情報よりも古い場合は、当該冗長構成プロトコルのプロセスを停止させるとともに、当該コネクション情報の同期プログラムを停止させ、
前記第二の冗長構成装置に、
当該第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報を取得させて、前記第一の冗長構成装置に送信させ、
前記第一の冗長構成装置から前記第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報を受信させて、
当該第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報と前記第一の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムのバージョン情報の差異を検出させ、
前記差異がない場合、当該第二の冗長構成装置に記憶されている冗長構成プロトコルのプロセスが起動されているか否かと、当該第二の冗長構成装置に記憶されている所定のプログラムにおけるコネクション情報の同期プログラムが起動されているか否かを検出させ、当該冗長構成プロトコルのプロセスが起動されていない場合は、当該冗長構成プロトコルのプロセスを起動させ、当該コネクション情報の同期プログラムが起動されていない場合は、当該コネクション情報の同期プログラムを起動させ、
前記差異がある場合であって、当該第二の冗長構成装置の前記バージョン情報が、前記第一の冗長構成装置の前記バージョン情報よりも古い場合は、当該冗長構成プロトコルのプロセスを停止させるとともに、当該コネクション情報の同期プログラムを停止させる
ことを実行させるためのバージョンアップ可能化プログラム。 - 前記第一の冗長構成装置及び前記第二の冗長構成装置に、
前記バージョン情報の差異検出と、
前記冗長構成プロトコルのプロセスが起動されているか否か、及び前記コネクション情報の同期プログラムが起動されているか否かの検出と、
前記冗長構成プロトコルのプロセスの起動及び停止の制御と、
前記コネクション情報の同期プログラムの起動及び停止の制御とを、前記第一の冗長構成装置又は前記第二の冗長構成装置を前記通信回線に接続する際に実行させる
ことを特徴とする請求項10記載のバージョンアップ可能化プログラム。
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