JP4441520B2 - 厚肉樹脂成形品の製造方法及びその製造装置 - Google Patents
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型締めされた成形型のキャビティに、射出ヘッドから成形型のスプール、ランナ及びゲートを経て溶融樹脂を射出する溶融樹脂射出工程と、
そのキャビティ内に射出された溶融樹脂を所定の圧力に保持する自己保持工程と、
前記ランナの端部に摺動可能に嵌合するように圧縮アクチュエータのピストン又はプランジャが配置され、前記成形型のキャビティに充填された溶融樹脂が固化する前に、前記成形型のランナ及びゲートに滞留している非固化樹脂を、圧縮アクチュエータのピストン又はプランジャの移動により該ランナの軸線と同軸で、かつ前記成形型のパーティングラインに沿うように、キャビティ側へ押し込むことにより、前記キャビティ内の非固化樹脂に対して2次圧力を加える2次圧付与工程と、
その2次圧力を付与した後に前記キャビティ内の樹脂を固化させる固化工程とを含み、
前記成形型のスプールは、前記ランナの端部近傍に対して所定の角度で接続するように連通しており、前記圧縮アクチュエータのピストン又はプランジャは、前記2次圧付与工程において、それらスプールとランナとの接続部の手前からその接続部の近傍位置まで又はその接続部を通過する位置まで押し込まれることを特徴としている。
前記圧縮アクチュエータのピストン又はプランジャは、その先端部に形成された圧縮中子を介して前記ランナ及びゲートに滞留している非固化樹脂を前記キャビティ側へ押し込むとともに、前記圧縮中子は、前記ランナの断面積より小さい断面積のもので、該圧縮中子が該ランナ内の非固化樹脂中に該ランナの内面との隙間を介して該非固化樹脂中に入り込むことにより、前記2次圧が付与されることを特徴としている。
前記圧縮中子の軸線方向の横断面形状は、前記ランナの横断面形状より小さい相似形状であることを特徴としている。
型締めされた状態で厚肉樹脂成形品を射出成形するためのキャビティ、そのキャビティにゲートを介して溶融樹脂を導くランナ、射出される溶融樹脂を前記ランナに導くように該ランナと所定の角度で交差して接続するスプールが形成される成形型と、
その成形型のキャビティにランナを通じて溶融樹脂を射出する射出装置と、
そのキャビティに射出された後の溶融樹脂を所定の圧力に保持する自己保持装置と、
前記ランナの端部に摺動可能に嵌合するように圧縮アクチュエータのピストン又はプランジャが配置され、前記自己保持装置により前記溶融樹脂が所定の圧力に保持された後において前記成形型のキャビティ内の溶融樹脂及び前記ランナに滞留する溶融樹脂が固化する前に、前記成形型のランナに滞留している非固化樹脂を、圧縮アクチュエータのピストン又はプランジャの移動により該ランナの軸線と同軸で、かつ前記成形型のパーティングラインに沿うように前記キャビティ側に押し込むことにより前記キャビティ内の非固化樹脂に対して2次圧力を加える2次圧付与装置とを含み、
前記成形型のスプールは、前記ランナの端部近傍に対して所定の角度で接続するように連通しており、前記キャビティ内の非固化樹脂に前記2次圧力を付与するために、前記圧縮アクチュエータのピストン又はプランジャが、それらスプールとランナとの接続部の手前からその接続部の近傍位置まで又はその接続部を通過する位置まで押し込まれるように、前記圧縮アクチュエータの作動を制御する制御手段を備えることを特徴としている。
110:補助ミラー(レンズ状成形体)
130:成形型
140:溶融樹脂
150:2次圧付与装置
160:射出成形装置(製造装置)
170:射出装置
180:自己保持装置
11:キャビティ
12:油圧シリンダ(圧縮アクチュエータ)
12a:ロッド(ピストン又はプランジャ)
15:スプール
16:ランナ
17:ゲート
23:圧縮中子(中間部材)
24:圧力センサ(制御手段)
25:コントローラ(制御手段)
26:接続部
Claims (4)
- 型締めされた成形型のキャビティに、射出ヘッドから成形型のスプール、ランナ及びゲートを経て溶融樹脂を射出する溶融樹脂射出工程と、
そのキャビティ内に射出された溶融樹脂を所定の圧力に保持する自己保持工程と、
前記ランナの端部に摺動可能に嵌合するように圧縮アクチュエータのピストン又はプランジャが配置され、前記成形型のキャビティに充填された溶融樹脂が固化する前に、前記成形型のランナ及びゲートに滞留している非固化樹脂を、圧縮アクチュエータのピストン又はプランジャの移動により該ランナの軸線と同軸で、かつ前記成形型のパーティングラインに沿うように、キャビティ側へ押し込むことにより、前記キャビティ内の非固化樹脂に対して2次圧力を加える2次圧付与工程と、
その2次圧力を付与した後に前記キャビティ内の樹脂を固化させる固化工程とを含み、
前記成形型のスプールは、前記ランナの端部近傍に対して所定の角度で接続するように連通しており、前記圧縮アクチュエータのピストン又はプランジャは、前記2次圧付与工程において、それらスプールとランナとの接続部の手前からその接続部の近傍位置まで又はその接続部を通過する位置まで押し込まれることを特徴とする厚肉樹脂成形品の製造方法。 - 前記圧縮アクチュエータのピストン又はプランジャは、その先端部に形成された圧縮中子を介して前記ランナ及びゲートに滞留している非固化樹脂を前記キャビティ側へ押し込むとともに、前記圧縮中子は、前記ランナの断面積より小さい断面積のもので、該圧縮中子が該ランナ内の非固化樹脂中に該ランナの内面との隙間を介して該非固化樹脂中に入り込むことにより、前記2次圧が付与されることを特徴とする請求項1に記載の厚肉樹脂成形品の製造方法。
- 前記圧縮中子の軸線方向の横断面形状は、前記ランナの横断面形状より小さい相似形状であることを特徴とする請求項2に記載の厚肉樹脂成形品の製造方法。
- 型締めされた状態で厚肉樹脂成形品を射出成形するためのキャビティ、そのキャビティにゲートを介して溶融樹脂を導くランナ、射出される溶融樹脂を前記ランナに導くように該ランナと所定の角度で交差して接続するスプールが形成される成形型と、
その成形型のキャビティにランナを通じて溶融樹脂を射出する射出装置と、
そのキャビティに射出された後の溶融樹脂を所定の圧力に保持する自己保持装置と、
前記ランナの端部に摺動可能に嵌合するように圧縮アクチュエータのピストン又はプランジャが配置され、前記自己保持装置により前記溶融樹脂が所定の圧力に保持された後において前記成形型のキャビティ内の溶融樹脂及び前記ランナに滞留する溶融樹脂が固化する前に、前記成形型のランナに滞留している非固化樹脂を、圧縮アクチュエータのピストン又はプランジャの移動により該ランナの軸線と同軸で、かつ前記成形型のパーティングラインに沿うように前記キャビティ側に押し込むことにより前記キャビティ内の非固化樹脂に対して2次圧力を加える2次圧付与装置とを含み、
前記成形型のスプールは、前記ランナの端部近傍に対して所定の角度で接続するように連通しており、前記キャビティ内の非固化樹脂に前記2次圧力を付与するために、前記圧縮アクチュエータのピストン又はプランジャが、それらスプールとランナとの接続部の手前からその接続部の近傍位置まで又はその接続部を通過する位置まで押し込まれるように、前記圧縮アクチュエータの作動を制御する制御手段を備えることを特徴とする厚肉樹脂成形品の製造装置。
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