JP4441351B2 - 無線機器内部に配置されるマイクロホンの防水構造 - Google Patents

無線機器内部に配置されるマイクロホンの防水構造 Download PDF

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Description

この発明は無線機器に係わり、特に、そのマイクロホンの防水構造に関する。
従来の携帯電話機等の無線機器内部に配置されるマイクロホンの防水構造の例を図3に示す。図3に示すフロントケース1には音通過孔1aが設けられ音通過孔1aの内部にコンデンサマイクロホン2(ECM)が配置されている。フロントケース1とコンデンサマイクロホン2の間にはゴム製のパッキング7が介装されている。
パッキング7に設けられたループ状のリブ7a、7bは夫々フロントケース1の音通過孔1aの周縁およびコンデンサマイクロホン2に圧接されており、無線機器内部に水が侵入することを防止する。
また、フロントケース1の音通過孔1aを塞ぐようにメッシュシート3がフロントケース1に張り付けられ、コンデンサマイクロホン2の音通過孔1aと対向する面には防水布8が張り付けられていた。
音通過孔1aの正面から図示の矢印で示す方向に水圧がかかる場合には、メッシュシート3で水勢をある程度和らげ、さらに、防水布8でコンデンサマイクロホン2内に水が入るのを防止する。
上記した従来のマイクロホンの防水構造によると、多少の水が外側からかかる程度であればよいが、多量の水噴流がかかる場合や、機器が水没した場合には急激な水圧変化に防水布が耐えられずマイクロホンが破損する恐れがあった。
また、水没した状態から機器を取り出した場合に、メッシュシート3と防水布8との間のマイクロホン前面空間に水の表面張力により水が溜まり音圧が著しく低下する傾向があった。
特開2002−16374号公報に示された携帯電話機の音響部品の防水構造ではケース本体1の音響部品6前面に設けられた放音孔2を塞ぐように防水膜3が張り付けられている。
上記した特開2002−16374号公報に示された防水構造では放音孔2から音響部品6の側に水が侵入することが防水膜3により防ぐことができるが、防水膜3をケース本体1に張り付ける工程が必要であり、製造コストが高くなるという問題があった。
特開平2000−16374号公報、段落0012、図2
この発明は上記した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、ケースとマイクロホンとの間にパッキングを介装するだけで、水噴流がかかる場合や、機器が水没した場合にもマイクロホンへの水の侵入を防止でき、また、マイクロホン前面空間に水が溜まることを防止できるマイクロホンの防水構造を提供することにある。
この発明の無線機器内部に配置されるマイクロホンの防水構造は、ケースに設けられた音通過孔の周縁に圧接するように前記ケースとマイクロホンとの間に介装されるパッキングに前記音通過孔を塞ぐ振動膜を一体に形成し、前記パッキングに前記ケースに設けられた音通過孔の周縁に圧接されるループ状のリブを設け、前記振動膜と前記マイクロホンとの間にテーパ形状部を有して音を集音しフロントキャビティを形成するホルダを配置したものである。
また前記マイクロホンの防水構造において、前記振動膜に共振周波数を調整する凸部を形成したものである。
また、前記各マイクロホンの防水構造において、前記音通過孔にメッシュシートを配置したものである。
この発明のマイクロホンの防水構造によれば、マイクロホンへの水の侵入が完全に防止できる。従って、防水性能を高めたマイクロホンを用いることなく、通常のマイクロホンを使用できる。
また、マイクロホン前面の防水布を配置する必要がなく、製造コストが安くなる。さらに、多量の水噴流や水没による水圧がかかってもマイクロホン前面空間に水が溜まることがなく、音圧の低下が防止される。
以下この発明を実施するための最良の形態を実施例に即して説明する。
図1はこの発明の実施例1である無線機器のマイクロホンの防水構造を示す断面図である。図1に示すフロントケース1には音通過孔1aが設けられ音通過孔1aの内部にコンデンサマイクロホン2(ECM)が配置されている。フロントケース1とコンデンサマイクロホン2の間にはゴム製のパッキング4が介装されている。
パッキング4に設けられたループ状のリブ4a、4bは夫々フロントケース1の音通過孔1aの周縁およびコンデンサマイクロホン2に圧接されており、無線機器内部に水が侵入することを防止する。
また、フロントケース1の音通過孔1aを塞ぐようにメッシュシート3がフロントケース1に張り付けられている。パッキング4の先端部には音通過孔1aと対向する位置に振動膜4cが形成されてパッキング4の先端部が塞がれている。
振動膜4cの中央部には凸部4dが設けられている。コンデンサマイクロホン2の前面と振動膜4cとの間の空間にはホルダ5が配置されている。ホルダ5の前面にはテーパ形状の音を導く面が形成されている。
上記構成において、音通過孔1aの正面から図示の矢印で示す方向に水圧がかかる場合には、メッシュシート3で水勢をある程度和らげ、さらに、パッキング4の振動膜4cにより水の侵入経路が塞がれ水の侵入が完全に防止される。
パッキング4の振動膜4cが水の侵入経路を塞ぐことは音の侵入経路(音道)も塞ぐことになり音圧が低下してしまう。そこで、音圧が大きく低下することのないように振動膜4cの膜厚を薄くして広い面積とし、振動膜4cを振動させ、さらに、ホルダ5のテーパ形状部で音を集音してコンデンサマイクロホン2に伝えるようにしてコンデンサマイクロホン2に伝えられる音の音圧低下を防いでいる。
なお、ホルダ5はフロントキャビティ5aを形成しており、コンデンサマイクロホン2が受ける音の周波数特性を調整する機能を有する。このようにパッキング4の振動膜4cにより水の侵入が完全に防止できるため従来用いられていた防水布が不要となり、製造コストが安くなる。
振動膜4cに設けられた凸部4dの質量を調整することにより振動膜4cの共振周波数を調整でき、コンデンサマイクロホン2が受ける音の周波数特性を調整することが可能となる。なお、凸部4dは振動膜4cの裏面側(コンデンサマイクロホン2側)に形成してもよい。
図2はこの発明の参考例1である無線機器のマイクロホンの防水構造を示す断面図である。図2に示すフロントケース1には音通過孔1aが設けられ音通過孔1aの内部にコンデンサマイクロホン2(ECM)が配置されている。フロントケース1とコンデンサマイクロホン2の間にはゴム製のパッキング6が介装されている。
パッキング6に設けられたループ状のリブ6a、6bは夫々フロントケース1の音通過孔1aの周縁およびコンデンサマイクロホン2に圧接されており、無線機器内部に水が侵入することを防止する。
また、フロントケース1の音通過孔1aを塞ぐようにメッシュシート3がフロントケース1に張り付けられている。パッキング6の先端部には音通過孔1aと対向する位置に振動板6cがドーム形状のエッジ6dを介して一体に形成されパッキング6の先端部が塞がれている。
上記構成において、音通過孔1aの正面から図示の矢印で示す方向に水圧がかかる場合には、メッシュシート3で水勢をある程度和らげ、さらに、パッキング6の振動板6cにより水の侵入経路が塞がれて水の侵入が完全に防止される。
パッキング6の振動板6cが水の侵入経路を塞ぐことは音の侵入経路(音道)も塞ぐことになり音圧が低下してしまう。そこで、音圧が大きく低下することのないように振動板6cを広い面積として、さらに、振動板6cを支えるエッジ6dのコンプライアンスを大きくして振動板6cを十分に振動させコンデンサマイクロホン2に伝えられる音の音圧低下を防いでいる。
振動板6cの厚みおよびエッジ6dのコンプライアンスを調整することにより振動板6cの共振周波数を調整でき、コンデンサマイクロホン2が受ける音の周波数特性を調整することが可能となる。なお、エッジ6dの形状は図示のようなドーム形状でもよいが。波形でもよい。すなわち適度のフレキシブル性が確保されればその形状は限定されない。
この参考例1では実施例1の振動膜より厚い振動板が用いられているために強い水圧等により振動板が破れる恐れが少なくなる。
実施例は以上のように構成されているが発明はこれに限られず、例えば、パッキングをゴムで形成する代わりに、合成ゴム等のゴム弾性を有する材料で作ることも可能である。
この発明の実施例1である無線機器のマイクロホンの防水構造を示す断面図である。 この発明の参考例1である無線機器のマイクロホンの防水構造を示す断面図である。 従来の無線機器のマイクロホンの防水構造の例を示す断面図である。
符号の説明
1 フロントケース、1a 音通過孔
2 コンデンサマイクロホン
3 メッシュシート
4 パッキング、4a、4b リブ、4c 振動膜、4d 凸部
5 ホルダ、5a フロントキャビティ
6 パッキング、6a、6b リブ、6c 振動板、6d エッジ
7 パッキング、7a、7b リブ
8 防水布

Claims (3)

  1. ケースに設けられた音通過孔の周縁に圧接するように前記ケースとマイクロホンとの間に介装されるパッキングに前記音通過孔を塞ぐ振動膜を一体に形成し、前記パッキングに前記ケースに設けられた音通過孔の周縁に圧接されるループ状のリブを設け、前記振動膜と前記マイクロホンとの間にテーパ形状部を有して音を集音しフロントキャビティを形成するホルダを配置したことを特徴とする無線機器内部に配置されるマイクロホンの防水構造。
  2. 前記振動膜に共振周波数を調整する凸部を形成した請求項1のマイクロホンの防水構造。
  3. 前記音通過孔にメッシュシートを配置した請求項1または2のマイクロホンの防水構造。
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