JP4440677B2 - 非接触情報媒体 - Google Patents

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本発明は、無線タグ(RFID),非接触ICカード(RFカード)等の非接触情報媒体に関する。
近年、固有のIDが設定されるとともに情報の書換可能なメモリエリアを有し、無線通信を利用して非接触でIDの読出しや任意の情報の書込み及び読出しができる非接触情報媒体が注目されている。この種の非接触情報媒体は、無線タグ,RFID,ICタグ,トランスポンダ等、様々な呼び名があるが、ここでは無線タグを使用する。
例えば従来、書留郵便や小包郵便等の記録扱い郵便物に使用される封筒にそれぞれ無線タグを貼付し、この無線タグに当該タグが貼付された封筒に対して設定された追跡管理用コードを書き込んで記憶させるとともに、郵便物の引受から配達までの各拠点に無線タグ読取装置をそれぞれ設置し、各拠点において、それぞれ封筒に貼付された無線タグから追跡管理用コードを読取り、情報管理センタに通知することによって、記録扱い郵便物の一元的な記録管理と迅速な追跡とを可能とするシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
一般に、封筒は配達地域別に仕分けされた後、束ねられて配送される。このため、上述したシステムでは、厚みが薄いラベル型やカード型の無線タグを用いた方が封筒を束ねやすく使い勝手が向上すると思われる。このような薄型の無線タグは、読取装置と非接触で通信するためのアンテナとして平面状のアンテナが使用され、このアンテナとその制御回路であるICチップとが、ラベル状またはカード状の基板の表面に付着または基板の面と略平行に埋設されて構成されていた。
ところで、アンテナは物体等に接触するとその特性が変化して当該アンテナの共振点が共振周波数からずれてしまい、これにより、読取装置と非接触情報媒体との間のデータ通信効率が低下するという懸念があった。そこで従来、アンテナやICチップ等が配設された基板を、空気の誘電率に近い誘電率を有する発泡スチロールのような材料からなるカバーで覆った構造の非接触情報媒体が知られていた(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−175621号公報 特開2001−102838公報
しかしながら、従来の非接触情報媒体は、アンテナが配設された基板を、空気の誘電率に近い誘電率を有する材料のカバーでわざわざ覆わなければならないという面倒があった。
本発明はこのような事情に基づいてなされたもので、アンテナが配設された基板以外の部品を使用することなくアンテナの通信効率低下を防ぐことができる非接触情報媒体を提供しようとするものである。
本発明は、読取装置と非接触で通信するための平面状のアンテナを基板の表面に付着または基板の面と略平行に当該基板に埋設してなる非接触情報媒体、例えば無線タグや非接触ICカード等において、基板の少なくとも一方の面にアンテナの配線の両側に沿って複数の突起部を形成したものである。
かかる手段を講じた本発明の非接触情報媒体によれば、凸部によってアンテナに物体が直接接触し難くなり、アンテナが配設された基板以外の部品を使用することなく当該アンテナの通信効率が低下するのを防ぐことができる効果を奏する。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を用いて説明する。なお、この実施の形態は、図2に示すように、書留郵便や小包郵便等の記録扱い郵便物に使用される各封筒1にそれぞれ貼付される無線タグ2に本発明を適用した場合である。
図1は本実施の形態の無線タグ2の正面図及び左側面図である。無線タグ2は、短冊状の基板21を有している。そしてこの基板21に、ICチップ22とアンテナ23を埋設した構造となっている。なお、アンテナ23は基板21に埋設するのでなく、いずれか一方の面に付着させてもよい。
ICチップ22は、アンテナ23で受信した変調電波の整流と安定化を行うことによりICチップの各部に電源を供給する電源生成部、EPROM等の書換可能な不揮発性のメモリ、アンテナ23で受信した変調電波を復調し、得られたデータを上記メモリに書き込んだり、メモリからデータを読み出し、変調してアンテナから発信させたりする送受信制御部等を備えたものである。メモリには、当該無線タグの製造段階で製造業者により割当て設定された固有のIDが保存されている。また、ユーザが任意のデータを書き込むことができるユーザエリアが確保されている。
アンテナ23は、無線タグリーダ,無線タグリーダ/ライタ等の読取装置と電波または電磁波を利用して非接触で通信するためのもので、平面状のループアンテナが使用されている。アンテナ23は、基板21の面と略平行に当該基板21に埋設されている。
基板21には、その両面にアンテナ23の周囲に沿って凸部30が形成されている。凸部30は、アンテナ23の周囲に沿って配列された複数の半球状突起31で構成されている。各突起31は、例えばエンボス加工によって基板21の面に直接成形されている。なお、凸部30の高さは特に制限されるものではなく、この凸部30によってアンテナ23が設けられている部分に空気の層が形成されればよい。また、一方の面側の凸部30と他方の面側の凸部30の高さが必ずしも同じ高さである必要はない。
図3は本実施の形態の無線タグ2をそれぞれ貼り付けた2通の封筒1を、無線タグ2どうしが重なり合うように束ねたときの要部状態図である。無線タグ2の基板21の両面にそれぞれ形成されている凸部30の基板21の面からの高さをいずれもHとすると、図示するように、封筒1とその封筒1に付着された無線タグ2の基板21との間には、高さH分の空間が、その基板21に設けられたアンテナ23に沿って存在する。また、重なり合った無線タグ2同士の間には、高さ2H分の空間が、各無線タグ2の基板21にそれぞれ設けられたアンテナ23に沿って存在する。また、封筒1に貼り付けられた無線タグ2に他の物体が接近しても、大部分の物体は凸部30に当接するので、アンテナ23に物体が直接触れることは殆どない。
このように本実施の形態によれば、無線タグ2を封筒1に貼り付けた際に、封筒1の貼付面と無線タグ2の基板21との間にはアンテナ23に沿って空気層が存在するので、たとえ無線タグ2を封筒1等の物体に貼り付けてもアンテナ23の周囲の誘電率を空気の誘電率にほぼ近い値に維持することができる。また、封筒1に貼り付けられた無線タグ2同士を重ね合せた際にも、お互いの基板21の間にはアンテナ23に沿って空気層が存在するので、たとえ無線タグ2同士を重ねても、アンテナ23の周囲の誘電率を空気の誘電率にほぼ近い値に維持することができる。したがって、アンテナ23の周囲の誘電率は常に空気の誘電率に近い値をとるので、アンテナ23が配設された基板21以外の部品を使用することなく、アンテナ23の特性を空気の誘電率に合せて設計することにより、いかなる用途に無線タグ2を用いても、アンテナ23の通信効率が低下するのを防ぐことができる。
なお、本発明は前記一実施の形態に限定されるものではない。
例えば、前記一実施の形態では、凸部30を複数の半球状突起31によって形成したが、凸部30の形状はこれに限定されるものではない。例えば、断面が半円の半円柱状(かまぼこ型)部をアンテナ23の周囲に沿って成形することにより凸部30を形成してもよい。
また、前記一実施の形態では、基板21の両面に凸部30を形成したが、図4に示すように、一方の面のみに凸部30を形成してもよい。このような無線タグ2′を部材に貼り付ける際には、凸部30が形成されている面を部材に貼り付ける。そうすることにより、アンテナ23と部材との間には空気層が存在するので、アンテナ23の性能劣化を防ぐことができる。なお、この無線タグ2′は、部材に貼り付けられた面と反対側の面に他の部材が重ねられることがない運用において有効である。
また、本発明は、無線タグ2,2′に限定されるものではなく、読取装置と非接触で通信するための平面状のアンテナを基板の表面に付着または基板の面と略平行に当該基板に埋設してなる非接触ICカード等にも適用して、同様な作用効果を得ることができるものである。
本発明の一実施の形態である無線タグを示す正面図及び左側面図。 無線タグを貼り付けた封筒を示す模式図。 本実施の形態の無線タグを貼り付けた封筒をタグ同士を向かい合わせて重ねたときの要部状態を示す模式図。 本発明の他の実施の形態である無線タグを示す正面図及び左側面図。
符号の説明
1…封筒、2,2′…無線タグ、21…基板、22…ICチップ、23…アンテナ、30…凸部、31…半球状突起。

Claims (2)

  1. 読取装置と非接触で通信するための平面状のアンテナを基板の表面に付着または基板の面と略平行に当該基板に埋設してなる非接触情報媒体において、
    前記基板の少なくとも一方の面に前記アンテナの配線の両側に沿って複数の突起部を形成したことを特徴とする非接触情報媒体。
  2. 読取装置と非接触で通信するための平面状のアンテナを基板の表面に付着または基板の面と略平行に当該基板に埋設してなる非接触情報媒体において、
    前記基板の両面に前記アンテナの配線の両側に沿って複数の突起部を形成したことを特徴とする非接触情報媒体。
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