JP2000331136A - 無線情報記憶媒体及び無線情報記憶媒体の取付方法 - Google Patents

無線情報記憶媒体及び無線情報記憶媒体の取付方法

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JP2000331136A
JP2000331136A JP11139402A JP13940299A JP2000331136A JP 2000331136 A JP2000331136 A JP 2000331136A JP 11139402 A JP11139402 A JP 11139402A JP 13940299 A JP13940299 A JP 13940299A JP 2000331136 A JP2000331136 A JP 2000331136A
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transmitting
wireless information
storage medium
receiving antenna
electronic component
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JP11139402A
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Inventor
Yuji Tsuchimoto
祐二 土元
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数個重ねた状態で読取りまたは書込みを行
なっても、確実に情報の読取りおよび書込みを行うこと
が可能な無線情報記憶媒体及び無線情報記憶媒体の物品
への取付方法を提供する。 【解決手段】 無線タグ2は、コイル状の送受信アンテ
ナ23と、基板表面上に実装され送受信アンテナ23に
接続された電子部品24から構成されるインレット22
(図中、点線内部)をタグケース21の内部に収納して
構成されている。このタグケース21は内部にインレッ
ト収納部25を有しており、その内部直径Bがインレッ
ト22の直径Cよりも十分大きく(B>Cの関係に)な
るよう形成されている。そして、インレット収納部25
にインレット22を固定せずに収納することによって、
インレット収納部25において収納されたインレット2
2が位置を特定されずに摺動可能に収納される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば物流管理や
運送管理等において物品に取り付けられ、無線により非
接触で情報の読み取り、情報の書込みが可能な無線情報
記憶媒体及びこの無線情報記憶媒体の取付方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、流通業界、運送業界等において
は、個々の製品情報を管理する方法として、製品自体あ
るいは製品の箱にバーコードを印刷あるいは貼付し、こ
のバーコードをバーコードリーダによって読取る方法が
広く用いられている。
【0003】しかしながら、このようなバーコード処理
方法では、バーコード自体に新たな情報を追加あるいは
更新することができず、ホストコンピュータ側で全ての
情報を管理および更新する必要がある。また、バーコー
ドを読取る際、バーコードリーダをバーコードに接触さ
せなければならず、作業が面倒であった。
【0004】そこで、近年、次世代の情報処理システム
として、製品自体や製品の箱に無線情報記憶媒体(以
下、無線タグと称す)を取付け、この無線タグに無線に
より非接触で情報の読み取りおよび書込みを行なう無線
情報処理システムが実用化されつつある。
【0005】無線タグは、ICカードの機能に情報の無線
通信機能を追加したものとして定義され、情報を記録可
能なメモリを備えて構成されている。また、無線タグの
情報内容の変更、更新は、リーダ/ライタを介して随時
行うことができるとともに、無線通信により非接触で行
うことができる。従って、作業性の大幅な向上を図るこ
とができる。一方、リーダ/ライタと無線タグとの間で
認証機能、暗号化等の技術を用いることにより、優れた
セキュリティを確保することができる。
【0006】このような無線情報処理システムに用いる
無線タグとして、特開平10−302166号公報に記
載された無線タグ(公報中では非接触データキャリアと
称している。)の構成は、回路基板上にICチップ等の
電子部品が実装され、この回路基板に接続されたアンテ
ナコイルがその周囲に巻きまわされている。そして、こ
の回路基板及びアンテナコイルは、樹脂ケースの所定箇
所に埋め込まれ、固定収納されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
無線情報記憶媒体では、通常、回路基板及びアンテナコ
イルを所定の樹脂ケースの同一位置に固定取付した構成
であるため、無線タグ同士を重ねあわせて無線タグ処理
装置により情報の読取りまたは書込みを行った場合に、
無線タグのアンテナコイル同士が完全に重なり合ってし
まい、読取エラーあるいは書込みエラーが生じてしまう
という問題があった。
【0008】また、通常、物品に対して従来の無線情報
記憶媒体を取り付ける際に、物品に対して同一の位置に
固定取付していたため、物品同士を重ねあわせて無線タ
グ処理装置により情報の読取りまたは書込みを行った場
合に、物品が薄い形状のものは特に、無線タグのアンテ
ナコイル同士が完全に重なり合ってしまい、読取エラー
あるいは書込みエラーが生じてしまうという問題があっ
た。
【0009】即ち、同時に処理される複数の無線情報記
憶媒体が、同一形状のモールドケースに同一形状のルー
プ状のコイルアンテナを所定位置に内蔵している場合、
これらの無線情報記憶媒体が互いにずれることなくきれ
いに重なり合うと、無線情報記憶媒体のアンテナのコイ
ル間の結合により、各無線情報記憶媒体の共振点がずれ
てしまうという問題が生じる。また、重なり合う無線情
報記憶媒体の枚数が増えると、各無線情報記憶媒体のコ
イルを横切る磁束が弱まるため、コイルを誘起する起電
力が弱くなってしまうという問題が生じるのである。
【0010】本発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、複数個重ねた状態で読取りまたは書込みを行なって
も、確実に情報の読取りおよび書込みを行うことが可能
な無線情報記憶媒体及び無線情報記憶媒体の物品への取
付方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の無線情報記憶媒体は、対象となる物品に取
り付けられ、無線情報処理装置により無線で情報の書込
みあるいは読込み処理が行われる無線情報記憶媒体にお
いて、上記無線情報処理装置から送信される情報を受信
したり、あるいは上記無線情報処理装置への情報を送信
する送受信アンテナと、この送受信アンテナに接続され
上記送受信アンテナで送信する信号や受信した信号の処
理を行なう電子部品と、上記電子部品と上記送受信アン
テナを収納することにより上記電子部品や上記送受信ア
ンテナの表面を覆うケース部材と、上記電子部品及び上
記送受信アンテナを収納するために上記ケース部材内部
に設けられ、収納された上記電子部品及び上記送受信ア
ンテナとが内部で摺動可能となるよう十分な大きさを有
し、上記電子部品及び上記送受信アンテナを上記収納部
内において固定することなく収納する収納部とを有する
ものである。
【0012】また、上記目的を達成するために、本発明
の無線情報記憶媒体は、対象となる物品に取り付けら
れ、無線情報処理装置により無線で情報の書込みあるい
は読込み処理が行われる無線情報記憶媒体において、上
記無線情報処理装置から送信される情報を受信したり、
あるいは上記無線情報処理装置への情報を送信する送受
信アンテナと、この送受信アンテナに接続され上記送受
信アンテナで送信する信号や受信した信号の処理を行な
う電子部品と、上記送受信アンテナ及び上記電子部品を
外部から加えられる衝撃から保護するための補強部材
と、この補強部材により補強された上記電子部品と上記
送受信アンテナを収納することにより上記補強された電
子部品や送受信アンテナの表面を覆うケース部材と、上
記補強された電子部品及び送受信アンテナを収納するた
めに上記ケース部材内部に設けられ、収納された上記補
強された電子部品及び送受信アンテナが内部で摺動可能
となるよう十分な大きさを有し、上記補強された電子部
品及び送受信アンテナを固定することなく移動可能に収
納する収納部とを有するものである。
【0013】また、上記目的を達成するために、本発明
の無線情報記憶媒体は、対象となる物品に取り付けら
れ、無線情報処理装置により無線で情報の書込みあるい
は読込み処理が行われる無線情報記憶媒体において、上
記無線情報処理装置から送信される情報を受信したり、
あるいは上記無線情報処理装置への情報を送信するコイ
ル状に形成された送受信アンテナと、この送受信アンテ
ナのコイルの内側に位置するよう配置され、上記送受信
アンテナに接続され、上記送受信アンテナで送信する信
号や受信した信号の処理を行う電子部品と、内部に上記
コイル状の送受信アンテナが摺動可能な大きさに形成さ
れた凹部を有し、この凹部に上記電子部品及び送受信ア
ンテナを収納するケース部材と、このケース部材の上記
凹部に対して上記電子部品及び上記送受信アンテナを固
定することなく収納し、上記凹部内にて上記電子部品及
び上記送受信アンテナを移動可能な状態で収納するもの
である。
【0014】また、上記目的を達成するために、本発明
の無線情報記憶媒体の取付方法は、無線情報処理装置と
の間で無線情報を送受信する送受信アンテナと、この送
受信アンテナに接続され上記送受信アンテナで送信する
信号や受信した信号の処理を行なう電子部品とを有し、
対象となる物品に取り付けられ、上記無線情報処理装置
により無線で情報の書込みあるいは読込み処理が行われ
る無線情報記憶媒体の取付方法において、上記無線情報
記憶媒体を上記物品に対して一定範囲内で摺動可能な状
態を保持しながら取り付けるものである。
【0015】また、上記目的を達成するために、本発明
の無線情報記憶媒体の取付方法は、無線情報処理装置と
の間で無線情報を送受信する送受信アンテナと、この送
受信アンテナに接続され上記送受信アンテナで送信する
信号や受信した信号の処理を行なう電子部品とを有し、
対象となる物品に取り付けられ、無線情報処理装置によ
り無線で情報の書込みあるいは読込み処理が行われる無
線情報記憶媒体の取付方法において、上記無線情報記憶
媒体よりも広い面積を有するカバー部材を用いて、上記
物品と上記カバー部材により上記無線情報記憶媒体を固
定すること無く上記物品表面と上記カバー部材との間に
おいて移動可能な状態で挟み込み、上記物品と上記カバ
ー部材との間で上記無線情報記憶媒体が摺動可能な収納
部を形成するように上記物品に対して上記カバー部材を
貼り付けるものである。
【0016】上述する構成により、本発明は、複数個重
ねた状態で読取りまたは書込みを行なっても、確実に情
報の読取りおよび書込みを行うことができるという効果
を奏する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図2及び図3は、本
発明に係る無線情報記憶媒体としての無線タグ2に適用
する無線情報処理システムAを説明するための図であ
る。図2に示すように、無線情報処理システムAは、後
述する無線タグ2と、この無線タグ2と通信を行う無線
情報処理装置1と、この無線情報処理装置1に接続され
たホストコンピュータ3とから構成されている。
【0018】無線タグ2は、図3(a)に示すように、
通常個々の物品4に取り付けられ、かつ情報の読取処
理、書込み処理を効率的に行なうために、無線タグ2を
取り付けた複数個の物品4ごと、プラスチック製の収納
箱5に収納されるようになっている。また、図3(b)
に示すように、無線タグ2のみを複数個積み重ねた状態
で、プラスチック製の収納箱5に収納されるようになっ
ている。
【0019】そして、図2及び図3に示すように、無線
情報処理装置1は、その側面に収納箱5を収容(あるい
は通過)可能な開口部6を有している。この開口部6の
内側上部1aには、後述する送信アンテナ7および受信
アンテナ8が設けられている。送信アンテナ7および受
信アンテナ8は、開口部6に収納箱5が収容(あるいは
通過)されることにより、物品4に取り付けられた無線
タグ2と通信を行うことができるようになっている。
尚、無線情報処理装置1の開口部6は、片側面のみ開口
している箱型の形状でも、無線情報処理装置1の両側面
を貫通したトンネル型の形状でも構わない。
【0020】次に、図4は、無線情報処理装置1と無線
タグ2の制御ブロック図である。図4に示すように、無
線情報処理装置1は、無線タグ2から送信された変調波
を受信アンテナ8で受信し、受信した変調波から不要成
分を除去するアンテナ入力回路101と、受信データを
増幅する増幅回路102と、増幅された受信データを復
調する復調回路103と、外部へ送信するためのコマン
ドやデータに変調を施す変調回路104と、変調データ
を送信アンテナ7で送信するために出力を増幅する出力
回路105と、変調波を外部の空間へ放射する送信アン
テナ7と、ホストコンピュータ3と接続されたインター
フェイス回路106と、これらの回路を制御するための
CPU(セントラル・プロセッシング・ユニット)等か
らなる制御回路107とから構成されている。
【0021】無線タグ2は、無線情報処理装置1から送
信された変調波を受信したり外部へ変調波を放射する送
受信アンテナ23と、受信した変調波から内部回路へ供
給するための電源を生成する電源生成回路201と、送
受信アンテナ22で受信した変調波を復調する復調回路
202と、外部へ送信するためのデータを変調する変調
回路203と、制御プログラムや送受信する情報等を記
憶している不揮発性メモリ204と、これらの回路を制
御するCPU(セントラル・プロセッシング・ユニッ
ト)等からなる制御回路205とから構成されている。
【0022】図5は、無線情報処理装置1のアンテナユ
ニット13の構造を概略的に説明するための図である。
図5に示すように、アンテナユニット13は、コイル状
に形成された送信アンテナ7と、送信アンテナ7の内側
に送信アンテナ7より小さいコイル状に形成された受信
アンテナ8とから構成されている。送信アンテナ7及び
受信アンテナ8の端部はケーブル20を介して後述する
制御回路107へと接続されている。
【0023】図1は、本願発明の第1の実施の形態に係
る無線タグ2に関する概略的な構造を説明するための図
である。図1に示すように、無線タグ2は、コイル状の
送受信アンテナ23と、基板表面上に実装され送受信ア
ンテナ23に接続されたLSI等からなる電子部品24
から構成されるインレット22(図中、点線内部)をタ
グケース21の内部に収納して構成されている。このタ
グケース21は内部に円形の凹部で構成されたインレッ
ト収納部25を有しており、その内部直径Bがインレッ
ト22の直径Cよりも十分大きく(B>Cの関係に)な
るよう形成されている。そして、インレット収納部25
にインレット22を固定せずに収納することによって、
インレット収納部25において収納されたインレット2
2が位置を特定されず、インレット収納部25の範囲内
を自由に摺動可能に収納される。
【0024】図6は、図1に示すように構成された本願
発明の第1の実施の形態に係る無線タグ2を、図3
(b)に示すように、タグケース21を揃えた状態で複
数個積み重ねた場合のインレット22(22a、22
b)の状態を説明する図で、図6(a)は概略的な断面
図を、図6(b)は概略的な平面図を示すものである。
【0025】図6(a)に示すように、収納箱5に複数
個の無線タグ2(2a、2b、…2n)のタグケース2
1(21a、21b、…、21n)を揃えた状態で積み
重ねて収容した場合でも、インレット収納部25内にて
インレット22(22a、22b、…、22n)は摺動
(移動)するため、図6(b)に示すように、積み重な
った無線タグ2aのインレット22aと無線タグ2bの
インレット22bにはずれが生じ、同一に重なり合う可
能性が低くなる。従って、各送受信アンテナ23のコイ
ル間での結合を生じる可能性は極めて低くなり、無線情
報処理装置1は複数個の無線タグ2(2a、2b、…2
n)全てと良好に情報の送受信を行なうことが可能とな
る。
【0026】次に、図7は、本願発明の第2の実施の形
態に係る無線タグ30の概略的な構造を説明するための
図である。第2の実施形態に係る無線タグ30は、図7
に示すように、真円形に形成されたタグケース21の中
心(一点鎖線D1と一点鎖線D2の交差点)Dからずれ
た偏心位置に、真円形に形成されたインレット収納部3
1の中心(一点鎖線D1と一点鎖線E2の交差点)Eが
くるようにインレット収納部31が形成されている。
【0027】このように、タグケース21の中心位置D
に対してインレット収納部31の中心位置Eを偏心させ
て設け、タグケースの中心位置とインレット収納部の中
心位置を同一にしないことにより、第1の実施形態に係
る無線タグ2よりも、無線タグ内のインレット22の送
受信アンテナ23同士のずれが生じやすくなり、重なり
合う可能性がより低減される。そのため、各送受信アン
テナ23のコイル間での結合を生じる可能性は極めて低
くなり、無線情報処理装置1は複数個の無線タグ全てと
良好に情報の送受信を行なうことが可能となる。
【0028】次に、図8は、本願発明の第3の実施の形
態に係る無線タグ40の概略的な構造を説明するための
図である。また、図9は、図8に示す第3の実施の形態
に係る無線タグ40を、図3(b)に示すように、タグ
ケース21を揃えた状態で複数個積み重ねた場合のイン
レット22(22a、22b)の状態を説明する図で、
図9(a)は概略的な断面図を、図9(b)は概略的な
平面図を示すものである。
【0029】図8に示すように、第3の実施形態に係る
無線タグ40は、インレット収納部41を楕円形に形成
している。この楕円形状は、少なくとも短軸がインレッ
ト22の大きさ、本実施の形態では送受信アンテナ22
よりも大きく形成されるようになっている。このため、
インレット収納部41に収納されたインレット22は楕
円形に形成されたインレット収納部41に沿って変則的
に摺動(移動)するようになる。従って、図9(a)に
示すように、収納箱5に複数個の無線タグ40(40
a、40b)のタグケース21(21a、21b)を揃
えた状態で積み重ねて収容した場合、夫々のインレット
収納部41a、41bにもずれが生じるようになる。
【0030】その結果、楕円形形状のインレット収納部
41a、41bに沿って摺動(移動)するインレット2
2a、22bにおいても、図9(b)に示すように、第
1及び第2の実施形態に係る無線タグより、インレット
22の送受信アンテナ23同士が重なる可能性は更に低
減される。従って、各送受信アンテナ23のコイル間で
の結合を生じる可能性は極めて低くなり、無線情報処理
装置1は複数個の無線タグ全てと良好に情報の送受信を
行なうことが可能となる。
【0031】また、図8に示す実施の形態のように、イ
ンレット22を不規則に摺動させる形状のインレット収
納部41の変形例として、図10及び図11に示すよう
な実施の形態が考えられる。図10は、第4の実施の形
態に係る無線タグ43の概略的な構造を説明するための
図である。図10に示すように、第4の実施形態に係る
無線タグ43は、インレット収納部44内に凸形状に形
成されたリブ45が設けられている。従って、インレッ
ト収納部44内のインレット22は、摺動する際に、こ
のリブ45に衝突することにより、インレット収納部4
4内の移動が不規則となる。その結果、インレット収納
部44内でのインレット22の位置はより不規則なもの
となり、インレット22の送受信アンテナ23同士が重
なる可能性は更に低減されるため、無線情報処理装置1
は複数個の無線タグ全てと良好に情報の送受信を行なう
ことが可能となる。尚、リブ45は、本実施の形態では
1つのみ形成されているが、複数設けることにより、イ
ンレット収納部44内のインレット22の摺動方向はよ
り不規則なものとなり、インレット22の送受信アンテ
ナ23同士が重なる可能性は更に低減される。
【0032】また、図11は、第5の実施の形態に係る
無線タグ47の概略的な構造を説明するための図であ
る。図11に示すように、第5の実施形態に係る無線タ
グ47は、インレット収納部48が円形をしておらず、
凹凸を有する変形形状に形成されている。従って、イン
レット収納部48内のインレット22は摺動する際にイ
ンレット収納部48の壁面の凹凸に衝突することによ
り、インレット収納部44内の移動が不規則となる。そ
の結果、インレット収納部44内でのインレット22の
位置はより不規則なものとなり、インレット22の送受
信アンテナ23同士が重なる可能性は更に低減されるた
め、無線情報処理装置1は複数個の無線タグ全てと良好
に情報の送受信を行なうことが可能となる。
【0033】また、図8に示す実施の形態のように、イ
ンレット22を不規則に摺動させる形状のインレット収
納部41の変形例として、図12に示すような実施の形
態が考えられる。図12は、本願発明の第6の実施の形
態に係る無線タグ50の概略的な構造を説明するための
図である。第6の実施形態に係る無線タグ50は、図1
2に示すように、真円形に形成されたタグケース21の
中心(一点鎖線D1と一点鎖線D2の交差点)Dからず
れた偏心位置に、楕円形に形成されたインレット収納部
51の中心(一点鎖線D1と一点鎖線F2の交差点)F
がくるようにインレット収納部51が形成されている。
【0034】このように、タグケース21の中心位置D
に対してインレット収納部51の中心位置Fを偏心させ
て設けることにより、第1乃至第3の実施形態に係る無
線タグよりも、無線タグ内のインレット22の送受信ア
ンテナ23同士が重なり合う可能性がより低減され、無
線情報処理装置1は複数個の無線タグ全てと良好に情報
の送受信を行なうことが可能となる。
【0035】上記第1乃至第6の実施の形態に係る無線
タグは、タグケース内に収納されたインレット、即ち送
受信アンテナと電子部品がむき出し状態で収納されてい
る。従って、タグケース内のインレット収納部にてイン
レットが摺動する際に、インレット収納部壁面や上面へ
インレット、即ち送受信アンテナと電子部品が直接衝突
することとなり、インレット、即ち送受信アンテナと電
子部品へ直接衝撃等が加えられる構造となっている。
【0036】次に、図13は、本願発明の第7の実施の
形態に係る無線タグ60に関する概略的な構造を説明す
るための図である。第7の実施の形態以降は、インレッ
ト(送受信アンテナと電子部品)を補強部材としての補
強ケースで保護することにより、インレット収納部内で
の摺動(移動)に伴う衝撃からインレットを守るように
した形態である。尚、上記第1乃至第6の実施の形態と
同じ部分には同一の番号を用い、異なる部分のみ説明す
ることとする。
【0037】図13に示すように、無線タグ60のタグ
ケース21に収納されるインレット22は、コイル状の
送受信アンテナ23と、基板表面上に実装され送受信ア
ンテナ23に接続された電子部品24から構成されてい
る。そして、補強部材としての補強ケース61によりイ
ンレット22(送受信アンテナ23と電子部品24)が
カバーされ、補強インレット62(図中、点線内部)が
形成されている。そして、無線タグ60は、この補強イ
ンレット62をタグケース21の内部のインレット収納
部25に収納して構成されている。尚、本実施の形態で
は、この補強インレット62は、補強ケース61内部が
空洞状態に形成しているが、これに限らず、補強ケース
61内を樹脂等で封止して形成しても本願発明の主旨を
損なうことはない。
【0038】図14は、第7の実施の形態に係る無線タ
グ60の断面図を示すものである。図14に示すよう
に、インレット収納部25の内部直径Bが補強インレッ
ト62の直径Gよりも十分大きく、B>G>Cの関係に
なるよう形成されている。そして、インレット収納部2
5に補強インレット62を固定せずに収納することによ
って、インレット収納部25において収納された補強イ
ンレット62ごと位置を特定されずに摺動可能に収納さ
れている。
【0039】図15は、図13乃至図14に示すように
構成された第7の実施の形態に係る無線タグ60を、図
3(b)に示すように、タグケース21を揃えた状態で
複数個積み重ねた場合の補強インレット62(62a、
62b)の状態を説明する概略断面図である。
【0040】図15に示すように、収納箱5に複数個の
無線タグ60(60a、60b)のタグケース21(2
1a、21b)を揃えた状態で積み重ねて収容した場合
でも、インレット収納部25内にて補強インレット62
(62a、62b)が摺動(移動)することができる。
そのため、積み重なった無線タグ60aの補強インレッ
ト62aと無線タグ60bの補強インレット62bにず
れが生じ、完全に重なることがなくなる。従って、無線
情報処理装置1は複数個の無線タグ60(60a、60
b)全てと良好に情報の送受信を行なうことが可能とな
る。
【0041】次に、図16は、本願発明の第8の実施の
形態に係る無線タグ70の概略的な構造を説明するため
の図である。第8の実施形態に係る無線タグ70は、図
16に示すように、真円形に形成されたタグケース21
の中心(一点鎖線H1と一点鎖線H2の交差点)Hから
ずれた偏心位置に、真円形に形成されたインレット収納
部71の中心(一点鎖線H1と一点鎖線I2の交差点)
Iがくるようにインレット収納部71が形成されてい
る。
【0042】このように、タグケース21の中心位置H
に対してインレット収納部71の中心位置Iを偏心させ
て設けることにより、第7の実施形態に係る無線タグ6
0よりも、無線タグ内の補強インレット62の送受信ア
ンテナ23同士が同一に重なり合う可能性がより低減さ
れ、無線情報処理装置1は複数個の無線タグ全てと良好
に情報の送受信を行なうことが可能となる。
【0043】次に、図17は、本願発明の第9の実施の
形態に係る無線タグ80の概略的な構造を説明するため
の図である。また、図18及び図19は、図17に示す
第9の実施の形態に係る無線タグ80を、図3(b)に
示すように、タグケース21を揃えた状態で複数個積み
重ねた場合の補強インレット62(62a、62b)の
状態を説明する図で、図18は概略的な断面図を、図1
9は概略的な平面図を示すものである。
【0044】図18に示すように、第9の実施形態に係
る無線タグ80は、インレット収納部81を楕円形形状
に形成している。このため、インレット収納部81に収
納された補強インレット62は楕円形に形成されたイン
レット収納部81に沿って変則的に摺動(移動)するよ
うになる。従って、図19に示すように、収納箱5に複
数個の無線タグ80(80a、80b)のタグケース2
1(21a、21b)を揃えた状態で積み重ねて収容し
た場合、夫々のインレット収納部81a、81bにもよ
りずれが生じやすくなる。
【0045】その結果、楕円形形状のインレット収納部
81a、81bに沿って摺動(移動)する補強インレッ
ト62a、62bにおいても、図11に示すように、第
7及び第8の実施形態に係る無線タグより、インレット
22の送受信アンテナ23同士が同一に重なる可能性は
更に低減されることとなり、無線情報処理装置1は複数
個の無線タグ全てと良好に情報の送受信を行なうことが
可能となる。
【0046】尚、図示しないが、図12に示す第6の実
施形態の変形形態として、真円形に形成されたタグケー
ス21の中心(一点鎖線D1と一点鎖線D2の交差点)
Dからずれた偏心位置に、楕円形に形成されたインレッ
ト収納部51の中心(一点鎖線D1と一点鎖線F2の交
差点)Fがくるようにインレット収納部51が形成さ
れ、このインレット収納部51内部に、補強インレット
62を収納することも可能である。
【0047】その結果、タグケース21の中心位置Dに
対してインレット収納部51の中心位置Fを偏心させて
設け、この偏心位置にある楕円形形状のインレット収納
部に沿って補強インレットが摺動(移動)するようにな
るため、第7乃至第9の実施形態に係る無線タグより、
インレット22の送受信アンテナ23同士が同一に重な
る可能性は更に低減されることとなり、無線情報処理装
置1は複数個の無線タグ全てと良好に情報の送受信を行
なうことが可能となる。
【0048】次に、図20は、上記第7乃至第9の実施
の形態にて用いた補強部材の変形例を説明するための図
である。上記第7乃至第9の実施の形態では、インレッ
ト22を衝撃等から保護するための補強部材として補強
ケースを用いてハードケースでカバーしていた。他の実
施形態の補強インレットは、図20に示すように、2枚
のシート83a、83bによりインレット22を挟み込
み、シート83aとシート83bの間を溶着等すること
によりインレット22を封止している。このように、シ
ート等から構成されるソフトケースでインレット22を
カバーしても、インレット収納部内での摺動により生じ
る衝撃等から十分インレット22を保護することが可能
である。
【0049】図21は、本願発明の第10の実施の形態
に係る無線タグ90に関する概略的な構造を説明するた
めの図である。上記第7乃至第9の実施の形態に係る無
線タグは、補強インレットがコイン型のタグケースから
なるハードケースに収納されている。これに対し、第1
0の実施の形態は、ソフトケースに収納された無線タグ
90で、布等の比較的柔軟性のある物品や薄型の物品に
取り付けられる形態を示すものである。
【0050】図21に示すように、補強インレット62
は、ベースカバー91の上に固定されること無く載置さ
れ、補強インレット62より十分大きなサイズのトップ
カバー92により覆われる。この際、トップカバー92
は、ベースカバー91との間に補強インレット62が移
動(摺動)可能なだけ十分大きなスペースを有するイン
レット収納部93を形成するようベースカバー91に取
り付けられている。このため、補強インレット62がイ
ンレット収納部93の中で横方向に摺動することがで
き、任意の位置を取ることが出来る。
【0051】次に、図22は、図21に示すように構成
された第10の実施の形態に係る無線タグ90を、ベー
スカバー91を揃えた状態で複数個積み重ねた場合の補
強インレット62(62a、62b、…62n)の状態
を説明する概略断面図である。図22に示すように、収
納箱5に複数個の無線タグ90(90a、90b、…9
0n)のベースカバー91(91a、91b、…、91
n)を揃えた状態で積み重ねて収容した場合でも、イン
レット収納部93内にて補強インレット62(62a、
62b、…62n)が摺動(移動)することができる。
もしくは、積み重ねられるまでにインレット収納部93
内において夫々の補強インレット62が外部から伝わる
振動等の影響で別々の箇所に配置された状態となってい
る。
【0052】そのため、積み重なった無線タグ90aの
補強インレット62aと無線タグ90bの補強インレッ
ト62bにずれが生じ、完全に重なることがなくなる。
従って、無線情報処理装置1は複数個の無線タグ90
(90a、90b、…90n)全てと良好に情報の送受
信を行なうことが可能となる。なお、図21及び図22
においては、トップカバー92とベースカバー91で挟
み込んで無線タグを構成し、この無線タグを別途物品に
取付けるようになっているが、これに限らず、ベースカ
バーを布等の物品に代替えしても、何等本願発明の主旨
を損なうものではない。
【0053】また、このように柔軟性のあるソフトカバ
ーでインレットを覆う構造は、外部から伝わる衝撃等が
直接インレットへ伝わりやすく、インレットが破損しや
すい。そのため、本実施形態のように、インレット自体
を補強ケース等によって補強した補強インレットを用い
たり、第1乃至第第7の実施の形態にあげたハードケー
スで覆われた無線タグを用いると、外部から受ける衝撃
等からインレット(送受信アンテナ、電子部品)を保護
でき、有効である。
【0054】尚、上記第1乃至第10の実施の形態はハ
ードケースやソフトカバーでインレットを覆った構造の
無線情報記憶媒体を取り上げたが、これに限らず、カー
ド形状で構成された無線情報記憶媒体についても適用で
きる。
【0055】即ち、図23に示すように、カード形状に
構成された無線情報記憶媒体についても、通常カード形
状の基材100の所定の箇所にインレット22の取付が
行なわれる。インレット22よりもカード基材が十分に
大きい場合には、複数枚重ねた際にインレット(即ち送
受信アンテナ)が重なる割合は本願の実施形態であげた
形状よりも低くなるが、必ず一定の割合で重なりが生
じ、読取あるいは書込みエラーが生じることとなる。従
って、本発明をカード形状の無線情報記憶媒体に適用す
ることによって、よりインレット(の送受信アンテナ)
の重なりが低減されることは言うまでもない。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数個の無線情報記憶媒体を重ねた状態で読取りまたは
書込みを行なっても、確実に情報の読取りおよび書込み
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施の形態に係る無線情報記
憶媒体としての無線タグ2に関する概略的な構造を説明
する図。
【図2】本願発明に係る無線タグに適用する無線情報処
理システムAを概略的に説明する図。
【図3】無線情報処理装置1による無線タグ2との通信
時の縦断面を示す図であり、(a)は無線タグ2を取り
付けた複数個の物品4ごとプラスチック製の収納箱5に
収納されている図であり、(b)は無線タグ2のみを複
数個積み重ねた状態で、プラスチック製の収納箱5に収
納されている図。
【図4】無線情報処理システムA(主に無線情報処理装
置1と無線タグ2)の制御ブロック図。
【図5】無線情報処理装置1のアンテナユニット13の
構造を概略的に説明するための図。
【図6】第1の実施の形態に係る無線タグ2を、図3
(b)に示すように、タグケース21を揃えた状態で複
数個積み重ねた場合のインレット22(22a、22
b)の状態を説明する図で、(a)が概略断面図で、
(b)が概略平面図。
【図7】本願発明の第2の実施の形態に係る無線タグ3
0の概略的な構造を説明する図。
【図8】本願発明の第3の実施の形態に係る無線タグ4
0の概略的な構造を説明する図。
【図9】第3の実施の形態に係る無線タグ40を、図3
(b)に示すように、タグケース21を揃えた状態で複
数個積み重ねた場合のインレット22(22a、22
b)の状態を説明する図で、(a)が概略断面図で、
(b)が概略平面図。
【図10】本願発明の第4の実施の形態に係る無線タグ
43の概略的な構造を説明する図。
【図11】本願発明の第5の実施の形態に係る無線タグ
47の概略的な構造を説明する図。
【図12】本願発明の第6の実施の形態に係る無線タグ
50の概略的な構造を説明する図。
【図13】本願発明の第7の実施の形態に係る無線タグ
60に関する概略的な構造を説明する図。
【図14】第7の実施の形態に係る無線タグ60の断面
図。
【図15】無線タグ60を、図3(b)に示すように、
タグケース21を揃えた状態で複数個積み重ねた場合の
補強インレット62(62a、62b)の状態を説明す
る概略断面図。
【図16】本願発明の第8の実施の形態に係る無線タグ
70の概略的な構造を説明する図。
【図17】本願発明の第9の実施の形態に係る無線タグ
80の概略的な構造を説明する図。
【図18】無線タグ80を、図3(b)に示すように、
タグケース21を揃えた状態で複数個積み重ねた場合の
補強インレット62(62a、62b)の状態を説明す
る概略断面図。
【図19】無線タグ80を、図3(b)に示すように、
タグケース21を揃えた状態で複数個積み重ねた場合の
補強インレット62(62a、62b)の状態を説明す
る概略平面図。
【図20】上記第7乃至第9の実施の形態にて用いた補
強部材の変形例を説明する図。
【図21】本願発明の第10の実施の形態に係る無線タ
グ90に関する概略的な構造を説明する図。
【図22】第10の実施の形態に係る無線タグ90を、
ベースカバー91を揃えた状態で複数個積み重ねた場合
の補強インレット62(62a、62b、…62n)の
状態を説明する概略断面図。
【図23】本願発明に係るカード形状の無線タグ100
に関する概略的な構造を説明する図。
【符号の説明】
A 無線情報処理システム 1 無線情報処理装置 2、30、40、43、47、50、60、70、8
0、90 無線タグ 3 ホストコンピュータ 4 物品 5 収納箱 6 開口部 13 アンテナユニット 21 タグケース 22、22a、22b インレット 23 送受信アンテナ 24 電子部品 25、31、41、41a、41b、51、71、8
1、81a、81bインレット収納部 61 補強ケース 62、62a、62b 補強インレット 83a、83b 補強シート

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象となる物品に取り付けられ、無線情
    報処理装置により無線で情報の書込みあるいは読込み処
    理が行われる無線情報記憶媒体において、 上記無線情報処理装置から送信される情報を受信した
    り、あるいは上記無線情報処理装置への情報を送信する
    送受信アンテナと、 この送受信アンテナに接続され上記送受信アンテナで送
    信する信号や受信した信号の処理を行なう電子部品と、 上記電子部品と上記送受信アンテナを収納することによ
    り上記電子部品や上記送受信アンテナの表面を覆うケー
    ス部材と、 上記電子部品及び上記送受信アンテナを収納するために
    上記ケース部材内部に設けられ、収納された上記電子部
    品及び上記送受信アンテナとが内部で摺動可能となるよ
    う十分な大きさを有し、上記電子部品及び上記送受信ア
    ンテナを上記収納部内において固定することなく収納す
    る収納部と、 を有することを特徴とする無線情報記憶媒体。
  2. 【請求項2】 上記収納部は、その中心位置が上記ケー
    ス部材の中心位置と異なる位置になるようずらして形成
    されていることを特徴とする請求項1記載の無線情報記
    憶媒体。
  3. 【請求項3】 上記収納部は、収納される上記電子部品
    及び上記送受信アンテナの摺動可能な方向に楕円形状を
    なすよう形成され、この楕円形状の短軸は上記送受信ア
    ンテナの直径よりも大きいことを特徴とする請求項1記
    載の無線情報記憶媒体。
  4. 【請求項4】 上記収納部は、その中心位置が上記ケー
    ス部材の中心位置と異なる位置になるようずらして形成
    されていることを特徴とする請求項3記載の無線情報記
    憶媒体。
  5. 【請求項5】 上記収納部は、上記収納部の内部方向に
    対して凸状に形成された突起部を有することを特徴とす
    る請求項1記載の無線情報記憶媒体。
  6. 【請求項6】 上記収納部は、その側面が凹凸形状から
    構成される変形形状で形成されていることを特徴とする
    請求項1記載の無線情報記憶媒体。
  7. 【請求項7】 対象となる物品に取り付けられ、無線情
    報処理装置により無線で情報の書込みあるいは読込み処
    理が行われる無線情報記憶媒体において、 上記無線情報処理装置から送信される情報を受信した
    り、あるいは上記無線情報処理装置への情報を送信する
    送受信アンテナと、 この送受信アンテナに接続され上記送受信アンテナで送
    信する信号や受信した信号の処理を行なう電子部品と、 上記送受信アンテナ及び上記電子部品を外部から加えら
    れる衝撃から保護するための補強部材と、 この補強部材により補強された上記電子部品と上記送受
    信アンテナを収納することにより上記補強された電子部
    品や送受信アンテナの表面を覆うケース部材と、 上記補強された電子部品及び送受信アンテナを収納する
    ために上記ケース部材内部に設けられ、収納された上記
    補強された電子部品及び送受信アンテナが内部で摺動可
    能となるよう十分な大きさを有し、上記補強された電子
    部品及び送受信アンテナを固定することなく移動可能に
    収納する収納部と、 を有することを特徴とする無線情報記憶媒体。
  8. 【請求項8】 上記収納部は、その中心位置が、上記ケ
    ース部材の中心位置と異なる位置になるようずらして形
    成されていることを特徴とする請求項7記載の無線情報
    記憶媒体。
  9. 【請求項9】 上記ケース部材及び上記収納部は円形状
    に形成されており、 上記収納部は、その中心位置が上記ケース部材の中心位
    置と異なる位置になるようずらして形成されていること
    を特徴とする請求項7記載の無線情報記憶媒体。
  10. 【請求項10】 上記収納部は、収納される上記電子部
    品及び上記送受信アンテナの摺動可能な方向に楕円形状
    をなすよう形成され、この楕円形状の短軸は上記送受信
    アンテナの直径よりも大きいことを特徴とする請求項7
    記載の無線情報記憶媒体。
  11. 【請求項11】 上記収納部は、その中心位置が上記ケ
    ース部材の中心位置と異なる位置になるようずらして形
    成されていることを特徴とする請求項10記載の無線情
    報記憶媒体。
  12. 【請求項12】 上記補強部材は、上記送受信アンテナ
    及び上記電子部品を挟み込むことにより補強することで
    外部から加えられる衝撃から保護するシート部材からな
    ることを特徴とする請求項7記載の無線情報記憶媒体。
  13. 【請求項13】 対象となる物品に取り付けられ、無線
    情報処理装置により無線で情報の書込みあるいは読込み
    処理が行われる無線情報記憶媒体において、 上記無線情報処理装置から送信される情報を受信した
    り、あるいは上記無線情報処理装置への情報を送信する
    コイル状に形成された送受信アンテナと、 この送受信アンテナのコイルの内側に位置するよう配置
    され、上記送受信アンテナに接続され、上記送受信アン
    テナで送信する信号や受信した信号の処理を行う電子部
    品と、 内部に上記コイル状の送受信アンテナが摺動可能な大き
    さに形成された凹部を有し、この凹部に上記電子部品及
    び送受信アンテナを収納するケース部材と、 このケース部材の上記凹部に対して上記電子部品及び上
    記送受信アンテナを固定することなく収納し、上記凹部
    内にて上記電子部品及び上記送受信アンテナを移動可能
    な状態で収納することを特徴とする無線情報記憶媒体。
  14. 【請求項14】 上記凹部は、その中心位置が上記ケー
    ス部材の中心位置と異なる位置になるようずらして形成
    されていることを特徴とする請求項13記載の無線情報
    記憶媒体。
  15. 【請求項15】 上記送受信アンテナ及び上記電子部品
    を外部から加えられる衝撃から保護するための補強部材
    を有し、 上記ケース部材の凹部には、上記補強部材により補強さ
    れた上記送受信アンテナ及び上記電子部品を上記ケース
    部材に対して固定することなく収納し、上記凹部内にて
    上記補強された上記送受信アンテナ及び上記電子部品を
    移動可能な状態で収納することを特徴とする請求項13
    記載の無線情報記憶媒体。
  16. 【請求項16】 上記収納部は、収納される上記電子部
    品及び上記送受信アンテナの摺動可能な方向に楕円形状
    をなすよう形成され、この楕円形状の短軸は上記送受信
    アンテナの直径よりも大きいことを特徴とする請求項1
    3記載の無線情報記憶媒体。
  17. 【請求項17】 無線情報処理装置との間で無線情報を
    送受信する送受信アンテナと、この送受信アンテナに接
    続され上記送受信アンテナで送信する信号や受信した信
    号の処理を行なう電子部品とを有し、対象となる物品に
    取り付けられ、上記無線情報処理装置により無線で情報
    の書込みあるいは読込み処理が行われる無線情報記憶媒
    体の取付方法において、 上記無線情報記憶媒体を上記物品に対して一定範囲内で
    摺動可能な状態を保持しながら取り付けることを特徴と
    する無線情報記憶媒体の取付方法。
  18. 【請求項18】 無線情報処理装置との間で無線情報を
    送受信する送受信アンテナと、この送受信アンテナに接
    続され上記送受信アンテナで送信する信号や受信した信
    号の処理を行なう電子部品とを有し、対象となる物品に
    取り付けられ、無線情報処理装置により無線で情報の書
    込みあるいは読込み処理が行われる無線情報記憶媒体の
    取付方法において、 上記無線情報記憶媒体よりも広い面積を有するカバー部
    材を用いて、上記物品と上記カバー部材により上記無線
    情報記憶媒体を固定すること無く上記物品表面と上記カ
    バー部材との間において移動可能な状態で挟み込み、上
    記物品と上記カバー部材との間で上記無線情報記憶媒体
    が摺動可能な収納部を形成するように上記物品に対して
    上記カバー部材を貼り付けることを特徴とする無線情報
    記憶媒体の取付方法。
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