JP4440234B2 - リソグラフィ装置、放射システム、及びデバイス製造方法 - Google Patents

リソグラフィ装置、放射システム、及びデバイス製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、リソグラフィ装置、放射システム、及びデバイス製造方法に関する。
リソグラフィ装置は、基板上、通常基板のターゲット部分上に所望のパターンを与える機械である。リソグラフィ装置は、例えば、集積回路(IC)の製造に使用されることができる。その例において、代わりにマスク又はレチクルと呼ばれるパターン形成デバイスは、ICの個別層に形成されるべき回路パターンを生成するために使用されることができ、このパターンは、基板(例えば、シリコン・ウエハ)上のターゲット部分(例えば、1つのダイの一部、1つ又はいくつかのダイを含む)上に転写されることができる。パターンの転写は、一般に、基板上に提供される放射感受性材料(レジスト)の層上への像形成を介する。一般に、単一の基板が、連続してパターン形成された隣接するターゲット部分のネットワークを含む。知られているリソグラフィ装置は、各ターゲット部分が、1回でターゲット部分上にパターン全体を露光することによって照射されるいわゆるステッパと、各ターゲット部分が、所定の方向(「走査」方向)で放射ビームを介してパターンを走査することによって照射され、一方、同期してこの方向に平行に又は反平行に基板を走査するいわゆるスキャナとを含む。基板上にパターンをインプリントすることによって、パターン形成デバイスから基板へ転写することも可能である。
欧州特許出願第1491963号及び米国特許出願公開第2002084428号は、「ホイル・トラップ」とも呼ばれる汚染トラップを備えるリソグラフィ装置を開示する。ホイル・トラップは、放射ビームの経路内に配置され、且つ複数のストリップ(ラメラとも呼ばれる)を含み、ストリップは、放射ビームが、ストリップ間の空間を通過できるように配置される。一般に、ストリップは、放射ビームの中心軸に配置されるハブ上のスポークとして構成される。ホイル・トラップのストリップは、そうでなければ、基板上へのパターンの投影のためにビームを調整するために使用される光学素子(典型的にはミラー)への損傷を引き起こす望ましくない物質を捕らえるように作用する。連続する第1の光学素子である、プラズマ源からの放射を集めるコレクタ・ミラーは、特に危険である。
好ましいEUV放射源は、プラズマ源である。このタイプの放射源での主な問題は、加速された粒子が、ビームの経路内へ放射源から発射され得ることである。高速プラズマ又は帯電されたデブリ粒子は、例えばビームの経路内に発射されることができる。粒子又はイオン/中性又はプラズマは、Mo、W、及び/又はFeなどの放出領域に近接する領域からのSn、Xe、・・・、又は材料などの源の作用材料を含むことができる。
欧州特許出願第1491963号及び米国特許出願公開第2002084428号に記載されるように、プラズマ源とコレクタ・ミラーとの間のホイル・トラップは、この問題の一部を対処する。ホイル・トラップは、ビームと平行に移動しないデブリをインターセプトする。さらに、ビームと平行に移動するデブリは、ホイル・トラップ内へガスを導入することによって捕らえられることができる。欧州特許出願第1491963号は、ホイル・トラップのストリップが、放射ビームの方向を横切るストリップ間の電界を作るように、相互に異なる電圧に帯電される実施例を記載する。これは、プラズマ源から出るXeイオンなどの高速帯電粒子を捕らえるために行われる。この文献に記載されるように、ストリップ間の電界は、ホイル・トラップを通って移動する粒子に印加され、それら粒子にストリップに向かう方位角速度成分を与える。
この作用に対する信頼性は、ラメラ間にプラズマが存在しないことを暗黙のうちに仮定する。なぜなら、プラズマは、ストリップからの外部電界に対して反作用する空間電荷分布を結果として生じるからである。したがって、欧州特許出願第1491963号及び米国特許出願公開第2002084428号の帯電されたホイル・トラップは、電荷粒子の密度が、あまりにも低くホイル・トラップの内側にプラズマを作らない事実に依存する。
放射ビームとともに移動するプラズマの形態の帯電粒子、並びにそのようなプラズマの前又は後で移動するイオンを抑制する、汚染バリア又はホイル・トラップを有するリソグラフィ装置を提供することが望ましい。
本発明の一態様によれば、基板上に放射ビームを投影するためのリソグラフィ装置が提供され、リソグラフィ装置は、放射ビームの経路内に配置される汚染バリアを備え、汚染バリアは、導電ストリップのアレイを備え、リソグラフィ装置はさらに、ストリップの隣接するストリップ対間に電圧差を印加するための、ストリップに結合される電圧印加回路を備え、電圧印加回路は、自己維持アーク放電が汚染バリア内で生じる閾値より低い値に、ストリップへの電流を制限するように構成される電流制限回路を備える。
本発明の他の態様によれば、基板上に放射ビームを投影するためのリソグラフィ装置が提供され、リソグラフィ装置は、放射ビームの経路内に配置される汚染バリアを備え、汚染バリアは、第1及び第2のステージを備え、第2のステージは、放射ビームの伝播方向に対して第1のステージの下流側に配置され、第1のステージは、第1の導電ストリップの第1のアレイを備え、且つ第2のステージは、第2の導電ストリップ及び/又は第1の導電ストリップの導電延長部の第2のアレイを備え、第2の導電ストリップ及び/又は延長部の少なくとも一部は、第1の導電ストリップとは異なって電気的に制御可能であり、リソグラフィ装置はさらに、第1及び第2の導電ストリップ及び/又は延長部に結合された電圧印加回路を備え、電圧印加回路は、第1の導電ストリップの隣接する第1の導電ストリップの対間に第1の電圧差を印加し、且つ存在すれば、隣接する第2の導電ストリップ及び/又は延長部間の第2の電圧差が、第1の電圧差より小さいように、第2の導電ストリップ及び/又は延長部に電圧を印加する。
本発明のさらに他の態様によれば、放射の調整されたビームを提供するための放射システムが提供され、システムは、放射ビームを生成するための放射源と、放射ビームの経路に配置され且つ導電ストリップを備える汚染バリアと、ストリップの隣接するストリップの対間に電圧差を印加するためのストリップに結合される電圧印加回路とを備え、電圧印加回路は、自己維持アーク放電が汚染バリア内で生じることがある閾値より低い値に、ストリップへの電流を制限するように構成される電流制限回路を備える。
本発明の他の態様によれば、デバイス製造方法が提供され、放射のビームが、基板上に投影され、ビームは、複数の導電ストリップを備える汚染バリアを通過し、方法は、隣接するストリップの対間に電圧差を印加することと、自己維持アーク放電が汚染バリア内で生じることがある閾値より低い値に、ストリップを通る電流を制限することとを含む。
本発明の実施例は、対応する参照符号が対応する部品を示す、添付の略図を参照して単に例として記載される。
図1は、本発明の一実施例によるリソグラフィ装置を概略的に示す。装置は、放射ビームB(例えば、UV放射又はEUV放射)を調整するように構成された照明システム(照明器)ILと、パターン形成デバイス(例えば、マスク)MAを支持するように構成され、且つ所定のパラメータをしたがってパターン形成デバイスを正確に配置するように構成された第1のポジショナPMに接続された支持構造体(例えば、マスク・テーブル)MTと、基板(例えば、レジストで被覆されたウエハ)Wを保持するように構成され、且つ所定のパラメータにしたがって基板を正確に配置するように構成された第2のポジショナPWに接続された基板テーブル(例えばウエハ・テーブル)WTと、基板Wのターゲット部分C(例えば、1つ以上のダイを含む)上に、パターン形成デバイスMAによって投影ビームBに与えられたパターンを投影するように構成された投影システム(例えば、屈折投影レンズ・システム)PSとを含む。
照明システムは、放射を方向付け、成形し、又は制御するために、屈折、反射、磁気、電磁気、静電、又は他のタイプの光学構成部品、又は任意のそれらの組合せなどの様々なタイプの光学構成部品を含むことができる。
支持構造体は、パターン形成デバイスの重量を支持し、すなわち支える。支持構造体は、パターン形成デバイスの向き、リソグラフィ装置の設計、及び例えばパターン形成デバイスが真空環境で保持されるか否かなどの他の条件に応ずる方法でパターン形成デバイスを保持する。支持構造体は、パターン形成デバイスを保持するために、機械的、真空、静電的、又は他のクランピング技術を使用することができる。支持構造体は、例えば、所望に応じて固定され又は可動であり得るフレーム又はテーブルであることができる。支持構造体は、パターン形成デバイスが、例えば投影システムに対して所望の位置にあることを保証することができる。本明細書における用語「レチクル」又は「マスク」の全ての使用は、より一般的な用語「パターン形成デバイス」と同じ意味であると考えられることができる。
本明細書で使用される用語「パターン形成デバイス」は、基板のターゲット部分にパターンを形成するなど、放射ビームにその断面にパターンを与えるために使用されることができる任意のデバイスを参照するように広く解釈されるべきである。放射ビームに与えられるパターンは、例えば、パターンが位相シフト特徴又はいわゆるアシスト特徴を含むなら、基板のターゲット部分における所望のパターンに正確には対応しないことに留意すべきである。一般に、放射ビームに与えられるパターンは、集積回路などのターゲット部分に作られるデバイスにおける特定の機能層に対応する。
パターン形成デバイスは、透過型又は反射型であり得る。パターン形成デバイスの例は、マスク、プログラム可能なミラー・アレイ、及びプログラム可能なLCDパネルを含む。マスクは、リソグラフィにおいて良く知られており、二値、交互の位相シフト、及び減衰された位相シフトなどのタイプのマスク、並びに様々なハイブリッド・マスク・タイプを含む。プログラム可能なミラー・アレイの実施例は、小さなミラーのマトリクス配置を用い、各小さなミラーは、異なる方向に入射する放射ビームを反射するように個別に傾斜されることができる。傾斜されたミラーは、ミラー・マトリクスによって反射された放射ビームにパターンを与える。
本明細書で使用される用語「投影システム」は、適切なように使用される露光放射、又は浸漬流体の使用又は真空の使用などの他の要因のために、屈折型、反射型、カタディオプトリック、磁気的、電磁気的、及び静電的な光学システム、並びにそれらの任意の組合せを含む任意のタイプの投影システムを包含するものとして広く解釈されるべきである。本明細書における用語「投影レンズ」の任意の使用は、より一般的な用語「投影システム」と同じ意味であると考えられることができる。
本明細書で示されるように、装置は、反射タイプ(例えば、反射性マスクを用いる)である。代わりに、装置は、透過タイプ(例えば、透過性マスクを用いる)であり得る。
リソグラフィ装置は、2つ(デュアル・ステージ)、又はより多くの基板テーブル(及び/又は2つ以上のマスク・テーブル)を有するタイプであることができる。そのような「マルチ・ステージ」機械において、追加のテーブルが、並列に使用されることができ、又は予備ステップが、1つ以上のテーブルで実行されることができ、一方、1つ以上の他のテーブルは、露光のために使用される。
リソグラフィ装置は、また、基板の少なくとも一部が、投影システムと基板との間の空間を充填するように、例えば水などの比較的高い屈折率を有する液体で覆われるタイプであることができる。浸漬液体は、また、リソグラフィ装置における他の空間、例えば、マスクと投影システムとの間に適用されることができる。浸漬技術は、投影システムの開口数を増大するために従来技術で良く知られている。本明細書で使用される用語「浸漬」は、基板などの構造体が、液体内に浸けられなければならないことを意味するのではなく、むしろ液体が、露光の間に投影システムと基板との間に配置されることだけを意味する。
図1を参照すると、照明器ILは、放射源SOからの放射ビームを受ける。放射源及びリソグラフィ装置は、例えば放射源がエキシマレーザであるとき、別個のエンティティであることができる。そのような場合、放射源は、リソグラフィ装置の一部を形成するとは考えられず、放射ビームは、例えば適切な方向付けミラー及び/又はビーム・エキスパンダを含むビーム送出システムによって、放射源SOから照明器ILへ通される。他の場合には、放射源は、例えば放射源が水銀ランプであるとき、リソグラフィ装置の一体部分であることができる。放射源SO及び照明器ILは、必要であればビーム送出システムとともに、放射システムと呼ばれることができる。
照明器ILは、放射ビームの角強度分布を調整する調整器を含むことができる。一般に、照明器のひとみ面における強度分布の少なくとも外側及び/又は内側径方向範囲(一般に、それぞれσアウタ及びσインナと呼ばれる)は、調整されることができる。さらに、照明器ILは、インテグレータ及びコンデンサなどの様々な他の構成部品を含むことができる。照明器は、その断面における所望の均一性及び強度分布を有するように、放射ビームを調整するために使用されることができる。
放射ビームBは、パターン形成デバイス(例えばマスクMA)に入射し、パターン形成デバイスは、支持構造体(例えばマスク・テーブルMT)上に保持され、パターン形成デバイスによってパターン形成される。マスクMAを横切って、放射ビームBは、基板Wのターゲット部分C上にビームの焦点を合わせる投影システムPSを通過する。第2のポジショナPW及び位置センサIF2(例えば、干渉計デバイス、リニア・エンコーダ、又は容量センサ)を用いて、基板テーブルWTは、例えば、放射ビームBの経路において異なるターゲット部分Cに位置するように、正確に移動されることができる。同様に、第1のポジショナPM及び他の位置センサIF1は、放射ビームBの経路に対して、例えばマスク・ライブラリから機械的に検索した後、又は走査の間に、マスクMAを正確に配置するために使用されることができる。一般に、マスク・テーブルMTの移動は、第1のポジショナPMの一部を形成する長ストローク・モジュール(粗い位置付け)及び短ストローク・モジュール(細かい位置付け)を用いて実現されることができる。同様に、基板テーブルWTの移動は、第2のポジショナPWの一部を形成する長ストローク・モジュール及び短ストローク・モジュールを使用して実現されることができる。ステッパの場合において(スキャナとは反対に)、マスク・テーブルMTは、短ストローク・アクチエータだけに接続されることができ、又は固定されることができる。マスクMA及び基板Wは、マスク・アライメント・マークM1、M2及び基板アライメント・マークP1、P2を使用して位置合わせされることができる。図示される基板アライメント・マークは、専用のターゲット部分を占めるが、それらは、ターゲット部分間の空間に配置されることができる(これらは、スクライブ・レーン・アライメント・マークとして知られる)。同様に、1つ以上のダイが、マスクMA上に設けられる状況において、マスク・アライメント・マークは、ダイ間に配置されることができる。
示された装置は、以下のモードの少なくとも1つで使用されることができる。
1.ステップ・モードにおいて、マスク・テーブルMT及び基板テーブルWTは、本質的に静止したままであり、一方、放射ビームに与えられた全体パターンは、1回でターゲット部分C上に投影される(すなわち、単一の静的露光)。基板テーブルWTは、異なるターゲット部分Cが露光されることができるように、次にX及び/又はY方向にシフトされる。ステップ・モードにおいて、露光領域の最大サイズは、単一の静的露光で像形成されるターゲット部分Cのサイズを制限する。
2.走査モードにおいて、マスク・テーブルMT及び基板テーブルWTは、同期して走査され、一方、放射ビームに与えられたパターンは、ターゲット部分Cに投影される(すなわち、単一の動的露光)。マスク・テーブルMTに対する基板テーブルWTの速度及び方向は、投影システムPSの拡大(縮小)及び像反転特性によって決定されることができる。走査モードにおいて、露光領域の最大サイズは、単一の動的露光におけるターゲット部分の幅(非走査方向における)を制限し、一方、走査運動の長さは、ターゲット部分の高さ(走査方向における)を決定する。
3.他のモードにおいて、マスク・テーブルMTは、プログラム可能なパターン形成デバイスを本質的に静止して保持したままであり、基板テーブルWTは、放射ビームに与えられたパターンが、ターゲット部分C上に投影される間に、移動又は走査される。このモードにおいて、一般に、パルス状にされた放射源が用いられ、プログラム可能なパターン形成デバイスは、必要であれば、基板テーブルWTの各移動の後で、又は走査の間の連続する放射パルスの間で更新される。この動作モードは、上述したタイプのプログラム可能なミラー・アレイなどのプログラム可能なパターニング・デバイスを使用するマスクレス・リソグラフィに容易に適用されることができる。
上述の使用モード、又は全く異なる使用モードに対する組合せ及び/又は変形も、用いられることができる。
図2は、源SO、ホイル・トラップ24、反射コレクタ・レンズ26(ミラー)、及びガス源29を示す。放射ビームBは、源SOからホイル・トラップ24を通ってコレクタ・レンズ26へ、及びそこから(図示せず)さらなる光学素子、レチクル、投影光学装置、及び最終的に基板上へ進む。源SOを出た後、ビームBは、ホイル・トラップ24を介してコレクタ・レンズ26へ移動する。ガス源29は、ホイル・トラップ24内を含むビーム経路へガスを供給するように構成される。これらの構成部品は、真空に近い条件下で動作される壁が形成された区画内に配置される。一般に、ポンプ(図示せず)は、ガスをポンプで排出するために区画に結合される。
源SOは、例えば、放電生成プラズマ源(DPR)又はレーザ生成プラズマ源(LPP)であることができる。通常、放電源は、アノード及びカソードを含み、EUVは、アノードとカソードとの間で収縮されたプラズマ生成によって作られる。典型的に、放射は、電極の穴を通ってか又は電極間の間隙から放出されることができる。LPPの場合、EUV放射されたプラズマは、パルス状のレーザによって適切な材料の放射によって作られることができる。
図3は、断面及び前面図でホイル・トラップ24の実施を概略的に示す。ホイル・トラップの構成に関するさらなる詳細は、例えば欧州特許出願第1491963号に見出されることができる。ホイル・トラップ24は、内側リング30、外側リング32、及び内側リング30と外側リング32との間の径方向に接続されたストリップ34を備える。明瞭性のためにわずかな数のストリップ34を有する実施例が示されているが、より多くの数のストリップが使用されることができることは理解されるべきである。一実施例において、ストリップ34の数は、隣接するストリップ34間の距離が内側リング30でほぼ1ミリメートルであるような数である。ストリップ34は、源SOから出る放射の方向と実質的に平行に向けられ、且つそれぞれ、それらの方向を横切って移動する物質をインターセプトするように構成される。
ガス源29は、ホイル・トラップ24内に含まれるビーム経路内にガスを供給するように提供され、ガス流は、光学装置からトラップへ離れる方向に作られ、且つ/又は汚染粒子を排出する。好ましくは、ポンプ(図示せず)は、ガス流を維持するようにガス源29とは反対側のホイル・トラップ24の側部に入力を有する。構成部品は、ほぼ真空状態下で動作される壁が形成された区画内に配置される。EUV源動作、並びにEUVに関する透明性の状態は、比較的低い圧力(0.001〜0.1mbar)を必要とする。ガス流は、それがコレクタ・レンズ26に到達する前に、ビームの経路から物質を排出する。ガス流は、好ましくはこの目的のために使用されるが、ガス流及びしたがってガス源29は、いくつかの環境下で省くことができることが理解されるべきである。
図4は、ストリップ34が接続される電子回路を示す。回路は、電圧源40及び抵抗器42を備える。ストリップ34の数は、積層体として概略的に示されるが、ストリップ34は、実際に中心の周りに径方向に配置されることが理解されるべきである。電圧源40の第1の端子が、ストリップの第1のサブ・セットに結合され、電圧源40の第2の端子が、それぞれ各抵抗器42の1つを介してストリップの第2のサブ・セットに結合される。ホイル・トラップにおいて、第2のサブ・セットの1つのストリップは、第1のサブ・セットのストリップの各対間に挿入される。したがって、図3の前面図における円の周囲に進んで、第1及び第2のサブ・セットの交互のストリップに遭遇する。
電圧源40は、その端子間に電圧を生成する。好ましくは、電圧は、100ボルトから1000ボルトの範囲である。実際のホイル・トラップにおいて、これは、1ミリメートル当たり30ボルトから1000ボルトの範囲の電界強度に対応する。
ホイル・トラップ内のプラズマの大部分は、強化された両極性拡散によって散逸されることができ、且つかなり高い値に到達することができる回路電流を結果として生じ得ることが見出される。大電流は、電流密度がある閾値を超える場合、制御されていない自己維持アーク放電の範囲に入ることがある危険性を伴う。抵抗器42は、それぞれストリップ対に関する最大電流を制限し、且つ単一のストリップ対内の全体電流の制御不能な集中を妨げる。
より一般的に、抵抗器42は、電流制限回路として作用する。本明細書で使用される「電流制限回路」は、関連する回路が一定の上限を課すことを必ずしも意味せず、その用語は、そうでないと非常に大きくなる電流変動の成長を妨げる回路に関しても使用される。電流制限回路の代わりの実施は、例えば、電流立ち上り後に一時的に電圧の印加をオフに切り替えるスイッチング回路、又は例えば、実質的に電流が閾値を超えたときだけ電圧を低減し、又は電流が閾値を超えたときにより強く反応する回路である非線形回路を含むことができる。同様に、電流制限回路は、電流サージに応答してストリップ34に印加される電圧を低減する回路内の電圧源40とストリップ34との間のインダクタなど、動的制限回路を含むことができる。
適切な抵抗器値は、ラメラの構成、ガス圧力、放射強度などの実際の状況に応じる。これらの状況に応じて、所定の最小抵抗値が必要であり、最大の可能な電流が、ホイル・トラップ内に存在する動作条件下で、制御されない自己維持アーク放電が生じることがある閾値より低いように選択される。必要な抵抗値が、ストリップ34間の短絡回路の展開がもはや検出されなくなるまで、より大きな抵抗値に増やす試験によって実験的に決定されることができる。例えば、ストリップ34間の距離が、1ミリメートルであり、ビームBの方向におけるストリップ34の幅が、14ミリメールであり、且つアルゴンが、0.004mbarの圧力でストリップ34間に存在するある実験で、1キロオームの抵抗値が、満足に作用することが見出される。しかし、もちろん本発明は、この実施例に制限されない。
抵抗器42などの電流制限回路の使用は、プラズマが、ストリップ間に生じることがある洞察なしに想定されないことを留意されるべきである。ストリップ34間のプラズマの可能な存在の洞察を有しても、明らかな結論は、ストリップ34間の電圧差の印加が、何の目的にも役立たないことである。なぜなら、そのようなプラズマの極性が、電界の浸透を妨げ、ストリップ34間の電圧差が、イオンに外部力を印加することによってイオンを偏向するように作用しないからである。それにもかかわらず、印加された電界によって強化された両極性拡散が、正に帯電されたイオンを負電極に、且つプラズマからの電子を接地電極へ引き付けることによって、このプラズマを散逸することができる。この機構によって、それがホイル・トラップ・ストリップ間(沿って)を通過する時間の間に、単一のイオンが偏向される(停止される)ことができるだけではなく、比較的密なプラズマが壊されることができる。
実際に、両極性拡散は、ストリップ34間の電圧差の印加なしでもプラズマを壊すが、電圧差の存在において、このプロセスは、非常により有効である。このように、ストリップ34間の空間内にわずかな電界強度があっても又は電界強度がなくても、電界は、インターセプトすることを支援する。なぜなら、プラズマにおける電荷分布は、ストリップ34の表面近くの小さな領域を除いて全て、ストリップ間の電圧差の作用を補償するように作用するからである。
図4に示されるように、電圧源40の端子に結合されたストリップの第2のサブ・セットから異なるストリップ34への電流は、好ましくは、互いから別個に制限される。代わりの実施例として、共有された抵抗器(又は他の電流制限回路)は、電圧源40と第2のサブ・セット内の全てのストリップ34との間に直列に配置されることができ、他の実施例として、電流制限素子は、電圧源40とそれぞれのグループとの間に使用されることができ、各グループは、全てのストリップ34より小さい。しかしながら、それぞれのストリップに関して別個に動作可能である電流制限素子の使用は、電流が1つのストリップに関して制限されるなら、電流サージが抑制されるとき、ホイル・トラップの残りが最大に動作可能なままである利点を有する。さらに、同一の電流制限回路に結合されるストリップ34が多すぎると、有効な電流制限回路が、通常の動作を妨げるという問題が生じることがある。
抵抗42が電流制限を実現するために使用される、本発明の実施例が記載されるが、代わりの電流制限回路が使用されることができることが認識されるべきである。抵抗器を含むより複雑な回路は、例えば直列又は並列のいくつかの抵抗とともに使用されることができる。他の実施例として、小さな電流変化に関して近似する抵抗率に応答する非線形構成部品が使用され得る。さらに、電流源回路が、最小電流レベルを下回っていない限り、ストリップ34への電流をほぼ一定に維持する電流源回路が使用されることができる。さらに、抵抗器42の代わりに、電流が、閾値を超えて増大する、又は閾値を超える速度で増大するとき、電圧が低減されるように、電圧をストリップで調整する制御回路が使用されることができる。
さらに、1つだけの電圧源40が、連続するストリップ34の全ての対間に電圧差を印加するために使用されたが、別個の電圧源が、異なるストリップ対のために使用されることができることは認識されるべきである。同様に、2つだけの異なる電圧が、ストリップ34に印加されるが、より多くの数の電圧が使用されることができ、例えば、第1のストリップに第1の電圧を、第1のストリップに隣接する第2のストリップに第2のより高い電圧を、且つ第2のストリップ間の第3のストリップにさらに高い第3の電圧を印加することが認識されるべきである。さらに、抵抗器42が、第2のサブ・セットのストリップ34へ接続された状態のみが示されているが、追加の抵抗器又は他の電流制限回路が、第1のサブ・セットのストリップへ接続されて使用されることができることは認識されるべきである。
好ましくは、全てのストリップ34の電圧は、ストリップ34と装置の残りとの間の電界が、存在すればストリップ34へ向けられるように、装置の残りにおける電圧に対する値に維持される。これは、自由電子が、反発される又は少なくとも引き付けられないという利点を有することができる。好ましくは、全ての隣接するストリップ対から第1の電極が、装置の接地電位に接続され、第2の電極が、負に帯電される。
ストリップ間の電界におけるプラズマの散逸は、結果としてホイル・トラップの負に帯電したストリップの表面上に、すず(又は放電からの他の材料)原子の蓄積を生じることがある。そのような状況下で、これは、いくつかの問題を生じることがある。プラズマからの加速されたイオンは、ストリップの表面からの中性のすず原子の二次エッチングのために十分なエネルギーを有することができる。これは、結果として電界によって影響されない中性原子の解放を生じることがある。これらの原子は、ホイル・トラップの背後に自由に侵入し且つ光学素子上に堆積することができる。この効果は、静電気的なホイル・トラップの組合せの緩和効果を著しく制限することがある。
必要であれば、この効果は、二次エッチングから生じるこれら原子の伝播を停止するために、ホイル・トラップの内側のガス又はガス流を使用することによって低減されることができる。「二次」原子は、低速であることが予想されるので、停止ガス効率が、高速なイオンに対してより低速なイオンに対してより強いので、極めて高い停止ガス効果が得られる。したがって、この場合に必要なガス流は、従来のガス・ホイル・トラップにおいて使用されるガス流より非常に低く、したがって、ガス・ポンピング・システムに対する問題をより軽減できる。
図5は、ホイル・トラップが、2つのステージ構造を有する実施例を示す。ホイル・トラップは、その軸を通る仮想面を通る断面で示される。この構造は、二次エッチングのための問題を解決する、代替の又は追加の解決策として使用されることができる。ストリップ34は、第1のストリップ・ステージ34aと、第2のストリップ・ステージ34bとを備える。第1のストリップ・ステージ34a及び第2のストリップ・ステージ34bは、ホイル・トラップに沿ってEUV源(図示せず)からそれぞれ相対的により近く及びより遠く配置される。上述された回路は、第1のストリップ・ステージ34aに結合され、電圧差が、第1のストリップ・ステージ34aの隣接する対間に印加される。第2のストリップ・ステージ34bは、源、又は同電圧(好ましくは接地)の源に結合され、隣接する第2のストリップ・ステージ34b間には、実質的に電圧差は印加されない。
動作において、第1のストリップ・ステージ34a間のホイル・トラップの第1の部分において、源(図示せず)から到来するプラズマは、強化された両極性拡散によって散逸される。副効果として、これは、両極性拡散勾配によって加速されたプラズマによる、ストリップの表面上に前に蓄積されたすず原子の二次エッチングを引き起こすことがある。第2のストリップ・ステージ34b間のホイル・トラップの第2の部分は、電界を有さない。この第2の部分内のガスは、すず原子に対する拡散バリアとして作用する。ビームのEUV放射の影響下で、ガスは、イオン化されることができ、ホイル・トラップの第2のステージの停止パワーを増大さえする。もちろん、すず以外の他の材料が、二次エッチングを被るなら、このことは同様に当てはまる。ガスなしでも、ホイル・トラップの第2の部分は、それが、コレクタ・レンズに到達する前に、すずが堆積される確率を増大することによって、ある程度その問題を軽減することができる。
好ましくは、第2のストリップ・ステージ34bは、10ミリメートルから40ミリメートルの間の長さを有し、より好ましくは10ミリメートルから20ミリメートルの間である。これは、拡散バリアを実現するのに十分な長さである。より長い第2のストリップ・ステージも使用されることができるが、第1のストリップ・ステージ34aのための利用可能な空間を使用することが好ましい。しかしながら、一般に、第2のストリップ34bの最大長さは、第1のストリップ・ステージ34aに面する第2のストリップ・ステージ34bの側方と、コレクタ光学装置との間の距離によって決定される。実施例において、第1のストリップ・ステージ34aは、ビームの方向に30ミリメートルの長さを有し、第2のストリップ・ステージ34bは、10ミリメートルの長さを有する。
電界の無いガス充填されたホイル・トラップと比べて、この2ステージのホイル・トラップは、ガス充填されたホイル・トラップと同じ効果であるが、著しくより低い動作圧力(例えば10分の1)、したがってポンピング・システムに対するより低い負荷で動作されることができ、ホイル・トラップに関連する電界を印加することによって生成されることがある、低速で少ない量のデブリのより高い緩和を達成する可能性がある。電界とガスとの組合せを使用することにより、コレクタ光学装置の耐用年数を著しく増大させることができる。
同一の電圧が、第2のストリップ・ステージ34bに印加されることが好ましいが、単一ステージのホイル・トラップに比べて、第1のストリップ・ステージ34a間の電圧差より小さい小さな電圧差が、隣接する第2のストリップ・ステージ34b間に印加されると、二次エッチングによる問題の軽減が実現されることが理解されるべきである。さらに、2ステージが示されているが、より多くのステージが使用されることができることが理解されるべきである。さらに、第1及び第2のストリップ・ステージは、第2のストリップ・ステージ34bが、第1のストリップ・ステージ34a「の影に」ある(第1のストリップ・ステージ34aによって妨げられない方向から放射をインターセプトしない)ように、好ましくはビームの方向に互いに整列されているが、第1のストリップ・ステージ34a及び第2のストリップ・ステージ34bが整列されない異なる構成が、本発明から逸脱することなく使用されることができることが理解されるべきである。
第1のストリップ・ステージ34a及び第2のストリップ・ステージ34bが整列されても、第2のストリップ・ステージ34bが、各第1のストリップ・ステージ34aの背後に提供され、又はその逆であることは必ずしも必要ではなく、いくつかの第1のストリップ・ステージ34aは、第2のストリップ・ステージ34bに続かないことができ、又はその逆であることができる。
さらに、2ステージを実現するように互いから電気的に絶縁されたそれぞれの部品を含むストリップが、示されるが、完全な電気的絶縁は必ずしも必要でないことが理解されるべきである。これは、ホイル・トラップの異なるステージにおける隣接するストリップ間の電圧差が、異なって作られることができるように、電圧差を印加することを可能にするので、ストリップ部品間の抵抗性接続が十分である。さらに、全てのストリップが、複数の相互に絶縁され又は抵抗性接続部品を含むことは必ずしも必要ではない。一実施例において、全ての第2のストリップだけが、部品に分割され、又は電気接続された部品を有し、他のストリップは、必ずしも分割部品を含む必要はない。分割されたストリップの部品に電圧差を印加することによって、異なるステージにおける隣接ストリップ間の電圧差は、異なって作られることができる。
特定の参照が、ICの製造におけるリソグラフィ装置の使用に対して本明細書において行われ得るが、本明細書に記載されるリソグラフィ装置は、集積された光学システム、磁気ドメイン・メモリに関する案内及び検出パターン、フラット・パネル・ディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)、薄膜磁気ヘッドなどの製造などの他の適用を有することができることは理解されるべきである。当業者は、そのような代わりの適用に関連して、本明細書における用語「ウエハ」又は「ダイ」の任意の使用は、それぞれより一般的な用語「基板」又は「ターゲット部分」と同じ意味と考えることができる。本明細書で参照される基板は、露光の前又は後で、例えばトラック(一般に基板にレジストの層を塗布し、且つ露光されたレジストを現像するツール)、度量衡学ツール、及び/又は検査ツールで処理されることができる。適切であれば、本明細書における開示は、そのような基板処理ツール及び他の基板処理ツールに適用されることができる。さらに、基板は、例えば複数層のICを作るために1回以上処理されることができ、本明細書で使用される用語「基板」は、既に処理された複数層を含む基板を参照することもある。
特定の参照が、光学リソグラフィの関係で本発明の実施例の使用に対して上記で行われ得るが、本発明は、文脈において可能であれば、例えばインプリント・リソグラフィなど他の適用で使用されることができ、光学リソグラフィに限定されない。インプリント・リソグラフィにおいて、パターン形成デバイスにおけるトポロジは、基板上に作られるパターンを規定する。パターン形成デバイスのトポロジは、基板に供給されたレジストの層に押圧されることができ、その後、レジストは、電磁放射、熱、圧力、又はそれらの組合せを印加することによって硬化される。パターン形成デバイスは、レジストが硬化された後、それにパターンを残してレジストから外に移動される。
本明細書で使用される用語「放射」及び「ビーム」は、紫外線(UV)放射(例えば、365、248、193、157、又は126nmの波長を有する)、及び極紫外(EUV)放射(例えば、5〜20nmの範囲の波長を有する)、並びにイオン・ビーム又は電子ビームなどの粒子ビームを含む、全てのタイプの電磁放射を包含する。
文脈において可能であれば用語「レンズ」は、任意のある光学構成部品、又は屈折、反射、磁気、電磁気、及び静電光学構成部品を含む様々なタイプの光学構成部品の組合せを参照することができる。
本発明の特定の実施例が、上述されたが、本発明は、記載された以外に実施され得ることは理解されよう。例えば、本発明は、上述された方法を記載する機械可読な命令の1つ以上のシーケンスを含むコンピュータ・プログラム、又は格納されたそのようなコンピュータ・プログラムを有するデータ記憶媒体(例えば、半導体メモリ、磁気、又は光学ディスク)の形態をとることができる。
上述の記載は、例示することを目的として、限定することを目的としない。したがって、修正が、添付の特許請求の範囲から逸脱することなく記載された本発明に行われることができることは、当業者には明らかである。
本発明の実施例によるリソグラフィ装置を示す図である。 放射源を示す図である。 ホイル・トラップを示す図である。 電圧印加回路を示す図である。 ホイル・トラップを示す図である。
符号の説明
24 ホイル・トラップ
26 コレクタ・レンズ
29 ガス源
30 内側リング
32 外側リング
34 ストリップ
34a 第1のストリップ・ステージ
34b 第2のストリップ・ステージ
40 電圧源
42 抵抗器
B 放射ビーム
C ターゲット部分
IF1、IF2 位置センサ
IL 照明システム
M1、M2 マスク・アライメント・マーク
MA パターン形成デバイス
MT 支持構造体
P1、P2 基板アライメント・マーク
PM 第1のポジショナ
PS 投影システム
PW 第2のポジショナ
W 基板
WT 基板テーブル

Claims (15)

  1. 基板上に放射ビームを投影するためのリソグラフィ装置であって、
    導電ストリップのアレイを備え、且つ前記放射ビームの経路内に配置される汚染バリアと、
    前記ストリップの隣接するストリップ対間に電圧差を印加するための、前記ストリップに結合される電圧印加回路と
    を備え、
    前記電圧印加回路は、自己維持アーク放電が前記汚染バリア内で生じる閾値より低い値に、前記ストリップへの電流を制限するように構成される電流制限回路を備えるリソグラフィ装置。
  2. 前記電流制限回路は、複数のサブ回路を備え、各サブ回路は、前記ストリップのそれぞれ1つに結合され、且つ前記サブ回路の他のサブ回路に結合されるストリップの電流とは実質的に無関係に、前記ストリップのそれぞれ1つへの電流を制限するように構成される請求項1に記載のリソグラフィ装置。
  3. 前記放射ビームの伝播方向に対するガス流方向で、前記ストリップ対間の少なくとも空間にガス流を導入するように構成されたガス源をさらに備える請求項1に記載のリソグラフィ装置。
  4. 電圧差は、100ボルトから1000ボルトの範囲内である請求項1に記載のリソグラフィ装置。
  5. 前記ストリップは、前記ビームの伝播方向において少なくとも10ミリメートルの幅を有する請求項1に記載のリソグラフィ装置。
  6. 前記電圧印加回路は、第1の複数の前記ストリップに結合された第1の端子と、前記第1の複数からそれぞれのストリップ対間にそれぞれ位置する第2の複数の前記ストリップに結合された第2の端子とを有する電圧源回路を備え、前記第2の端子は、前記電流制限回路を介して前記第2の複数の前記ストリップに結合される請求項1に記載のリソグラフィ装置。
  7. 前記電流制限回路は、抵抗器を備え、各抵抗器は、前記第2の端子と前記第2の複数の前記ストリップのそれぞれとの間に結合される請求項に記載のリソグラフィ装置。
  8. 前記ストリップ間の電圧差と距離との間の比率が、ミリメートル当たり30ボルトと1000ボルトとの間であるように選択された値を、前記電圧差が有する請求項1に記載のリソグラフィ装置。
  9. 調整された放射のビームを提供する放射システムであって、
    放射ビームを生成する放射源と、
    前記放射ビームの経路内に配置され、且つ導電ストリップのアレイを備える汚染バリアと、
    前記ストリップの隣接するストリップ対間に電圧差を印加するための、前記ストリップに結合される電圧印加回路と
    を備え、
    前記電圧印加回路は、自己維持アーク放電が前記汚染バリア内で生じることができる閾値より低い値に、前記ストリップへの電流を制限するように構成される電流制限回路を備える放射システム。
  10. 前記電流制限回路は、複数のサブ回路を備え、各サブ回路は、前記ストリップのそれぞれ1つに結合され、且つ前記サブ回路の他のサブ回路に結合されるストリップの電流とは実質的に無関係に、前記ストリップのそれぞれ1つへの電流を制限するように構成される請求項に記載の放射システム。
  11. 前記放射ビームの伝播方向に対する流れ方向で、前記ストリップ対間の少なくとも空間にガス流を導入するように構成されたガス源をさらに備える請求項に記載の放射システム。
  12. 前記電圧印加回路は、第1の複数の前記ストリップに結合された第1の端子と、前記第1の複数からそれぞれのストリップ対間にそれぞれ位置する第2の複数の前記ストリップに結合された第2の端子とを有する電圧源回路を備え、前記第2の端子は、前記電流制限回路を介して前記第2の複数の前記ストリップに結合される請求項に記載の放射システム。
  13. 前記電流制限回路は、抵抗器を備え、各抵抗器は、前記第2の端子と前記第2の複数の前記ストリップそれぞれ1つとの間に結合される請求項12に記載の放射システム。
  14. 前記ストリップ間の電圧差と距離との間の比率が、ミリメートル当たり30ボルトと1000ボルトとの間であるように選択された値を、前記電圧差が有する請求項に記載の放射システム。
  15. デバイス製造方法であって、放射ビームが基板上に投影され、前記ビームは、複数の導電ストリップを備える汚染バリアを通過し、前記デバイス製造方法は、
    隣接ストリップ対間に電圧差を印加することと、
    自己維持アーク放電が前記汚染バリア内で生じることができる閾値より低い値に、前記ストリップを通る電流を制限することとを含むデバイス製造方法。
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