JP4439843B2 - 実時間放射線治療計画システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、動物体から事前選択した1つの解剖学的部分に対して放射線治療を行う際に使用される実時間放射線治療計画システムに関する。この放射線治療計画システムは、
A 解剖学的部分に対応する画像データを生成する撮像手段を自動的に位置決めするためのステッパと、
B 少なくとも1つの中空針をテンプレートの誘導下に前記解剖学的部分内の1つの位置に挿入するための手段と、
C 前記解剖学的部分の体積内で空間的関係を持つ複数の位置を決定し、前記少なくとも1つの中空針を通じて少なくとも1つのエネルギー放出源(ソース)を前記解剖学的部分内の前記複数の位置に挿入するための放射線送出手段と、
D 前記放射線治療を実行するための放射線治療計画を生成するための処理手段とを有し、前記放射線治療計画は、
治療対象となる前記解剖学的部分の解剖学的形状及び体積内における前記中空針のうち1本以上の針の最適配置方法に関する数、位置、方向及び評価と、
放出される放射線量とに関する情報を含む。
【0002】
なお、表記上の制限により請求項の範囲の記載および以下の記載において、d~il s、d~il v及びd~il OARのような「~」は、式中では文字の上側に〜が付けられた符号を表す。
【0003】
【従来の技術】
この10年で放射線治療を行う方法に大きな変化があった。放射線治療の1世紀に亘る目的、即ち、動物体の正常組織は保護しつつ腫瘍などの標的に対して治療線量を送出することは、今や、高度な精巧さを持って達成できるところまで来ている。しかしながら、解剖学的構造を正確に決定可能な三次元撮像技術を用いて達成された大幅な改良にも拘わらず、近接照射治療はこれらの重要な新情報の恩恵を未だ十分には受けていない。
【0004】
高線量率(HDR)エネルギー放出源を用いた近接照射療法では、カテーテル又は中空針が動物体内の標的体積に設置され、カテーテルが線量分布内に含まれている場合は、解剖学的構造もそこに含まれていると見なす。撮像は、通常、治療マージンを設定するのに使用されるが、最適化された線量分布は、カテーテル位置や目標線量などの条件に基づいており、決定された数地点に限定される。このことは必然的に、治療対象の解剖学的部分の形状を近似することになる。
【0005】
前立腺の治療の場合、体積最適化は、ほぼ円筒形の線量分布に繋がる。前立腺の円筒形近似によって、ソース又はソース群の放出する放射線で前立腺の体積を完全に有効範囲に収めることを保証することができる。前立腺を中心に十分なマージンを取った解剖学的部分に送出された原体線量分布が、全ての罹患癌性組織を包囲することになる。
【0006】
従来技術(例えば、Etienne Lessard、Med. Phys.28.(5)、2001年5月)に記載の方法は、線量分布の解剖学による最適化を得るためにインバースプラニングの概念を用いている。原体HDR前立腺治療を行うために手動調節することなく、また、アプリケータ(カテーテルや中空針)の精確な位置が分からなくとも、現代の撮像技術によって、動物体内に存在するカテーテル又は中空針内における放射線源の可能な停止位置を判定するのは簡単である。可能なソース位置は与えられるものと見なす。システムは、専ら解剖学から決まるHDRインバースプラニング線量最適化と臨床基準とに基づいて最良滞留時間分布を決定しなければならない。
【0007】
G.K.Edmundson名義の米国特許第5,391,139号公報では、序文に記載の実時間放射線治療計画システムが開示されている。このシステムでは、計画のために解剖学的部分、例えば、前立腺の画像データを得て、実験から経験的に決定した所定の設置規則を用いて任意の数の針位置を医療職員が選択する。計画システムは、これらの任意の針位置に基づいて治療計画を立てるが、その後、医療職員は、計画結果を検討して、これらの結果が現実の放射線治療を行うのに相応しいかどうかを決定する。医療職員が計画結果を不満足と感じれば、仮想針位置は変更されねばならず、再配置した針を用いて新たな治療計画が生成される。この試行錯誤の方法は、実際に目標とする放射線治療を満足する治療計画が立てられるまで繰り返される。
【0008】
その後、生成した治療計画に従ってカテーテル又は針が動物体内にテンプレート経由で挿入される。
【0009】
従来の線量最適化アルゴリズムは単目的であり、即ち、単一の解を提供する。この解は、目的の加重和の重要度係数を変更することによって、例えば、仮想針を再配置したり、放出される放射線量を変更したりすることによって、Edmundsonの米国特許第5,391,139号公報のような試行錯誤探索法によって発見される。この問題は、現在既に検討されており、重要度係数の最適集合を1組発見するために幾つかの方法が提案されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来の最適化法は、標的となる目的と、周囲の健全な組織のための、要注意構造を持つ目的とを単一の重み付き目的関数に合成する。各目的のための重みや重要度係数は与えられなければならない。得られた解は、使用した重要度係数の値に依存する。治療計画システムの1つの目標は、臨床家が進行中に優れた計画を得られるように支援できることである。また、治療の目的に対して与えうる可能性の全情報も提供すべきである。各目的に対する解空間の実現可能な範囲を探索するため、集合体目的関数における重要度係数には異なる値が与えられなければならない。
【0011】
更に、これらの重要度係数の適当な値は、臨床事例毎に異なる。このことは、新たな臨床事例に対して重要度係数の適当な値を決定するのに多大な努力が必要であるということを意味する。
【0012】
現在の最適化法が重み付き単目的法であるのに対して、線量最適化問題は真の多目的問題であるので、多目的最適化法が使用されるべきである。
【0013】
勾配法に基づくアルゴリズムは、その有効性によって、計画者がその要件を最も満たす解を選択する必要のある目的間における競合に関する全ての情報を含む所謂パレート又はトレードオフ面の構造を実現する。
【0014】
このアルゴリズムの1つの問題は、従来の照射線量最適化アルゴリズム全てにおいて用いられてきた加重和がパレートトレードオフ面の可能な非凸部分に解を提供できないということである。何故なら、目的の凸な加重和はパレート面の凸部分にのみ適用されるからである。このアルゴリズムの別の主要な制限は、勾配を計算可能な凸な目的関数に対してアルゴリズムが有する制約である。この場合、キューン・タッカー定理によれば、大域的最適が得られ、加重和から全パレート面にアクセス可能となる。
【0015】
各重要度係数をn点に分割して重要度係数の最適な一組を探索するとき、k個の目的に対する組み合わせの数はほぼnk−1に比例し、全トレードオフ面の形状は非常に大きな計算時間を必要とする。最も現実にありそうな問題は、多くの目的の同時最適化を必要とする。全ての目的が単一のパラメータ集合に対して最適となることは見込み薄である。であるならば、多くの解、原理上は無限個の解が存在する。
【0016】
多目的アルゴリズムは、単一の解ではなく、全ての可能な解の代表集合を提供する。これらの代表的な解から、一つの最終解が選択されなければならない。このような解を自動的に選択することは複雑な問題であり、そのような方法も提案されてはいるが、計画者がどのような代替解が代わりに選択し得たのか分からないものであった。異なる目的集合が比較されなければならない問題では、この情報は計画者が各集合に対して持ち得る可能性を示すので、価値の高いものである。
【0017】
例えば35の臨床事例に基づく市販のシステムで最適化を行う時間を分析すると、1つの最適化実行に数秒だけ必要としても、実際の最適化には5.7±4.8分必要である。結果の評価として更に5.8±2.5分必要となる。このことは、1つの最適化実行結果が必ずしも満足行くものではなく、多くの時間が手動の試行錯誤による最適化に費やされることを示す。
【0018】
本発明は、上述の問題を回避するために、エネルギー放出源の可能な位置を与えられるものと考えないで、針の配置を経験的に決定してきた規則に基づいて予め決定しない、上記序文に記載の新たな実時間放射線治療計画システムを提案することである。
【0019】
本発明の目的は、また、HDR組織内近接照射療法のための単目的及び多目的な解剖学による線量最適化及びインバースプラニング手順の速度を有意に向上させることのできる新たな実時間放射線治療計画システム及び方法を提示することである。
【0020】
より詳細には、本発明の目的は、直ぐ医療職員に提示され、放射線治療として直ちに使用可能な治療計画を実時間で生成することである。
【0021】
【課題を解決するため手段】
本発明によれば、前記処理手段は、前記撮像手段で得た画像データを前記解剖学的部分の三次元画像に変換するための、少なくとも前記解剖学的部分内の特定器官と前記針に対する三次元撮像アルゴリズムと三次元画像区分アルゴリズムとを備え、少なくとも1つの単目的又は多目的の解剖学による遺伝的最適化アルゴリズムを用いて、事前計画又は仮想シミュレーションのために、前記処理手段は、実時間で前記中空針の最適数及びその少なくとも1つの位置と、各中空針内部の前記エネルギー放出源の位置と、各位置における前記エネルギー放出源の滞留時間とを決定するように構成される一方、事後計画のために、前記処理手段は、実際の針位置と前記エネルギー放出源の各位置における滞留時間とを実時間の三次元画像情報に基づいて決定するように構成される。
【0022】
本出願において針という用語は、例えば、動物体内部にエネルギー放出源を位置決めするために該動物体に埋め込まれるカテーテルや誘導チューブやその他の要素も含む。本発明の治療計画システムで使用される三次元画像区分アルゴリズムは、これらの要素(中空針、カテーテル、誘導チューブなど)の全て又は一部を使用しても良い。
【0023】
三次元撮像アルゴリズムと三次元画像区分アルゴリズムの使用によって、解剖学的部分内部への1本以上の針の位置決めなど、治療計画工程の始点として何らかの目的を決定する必要無しに、実時間且つ高速の治療計画生成が可能となる。
【0024】
実際には、本発明の治療計画システムでは、治療計画を生成するため、前記解剖学に基づく遺伝的最適化アルゴリズムは、特定の動物体関連データ及び/又はシステム関連データ及び/又は放射線関連データを用い、前記動物体関連データは、前記解剖学的部分の形状と定位及び/又は前記解剖学的部分付近又は内部の特定器官の形状と定位に関するデータである。
【0025】
前記システム関連データは、テンプレート及び前記動物体の前記解剖学的部分に対するテンプレートの位置及び/又は使用針の寸法及び/又は前記放射線送出手段による前記エネルギー放出源の最小変位距離に関するデータであり、前記放射線関連データは、前記動物体の前記解剖学的部分への処方放射線量及び前記解剖学的部分付近又は内部の前記特定器官の最大放射線被曝線量に関するデータであっても良い。
【0026】
これらの特定データは、境界条件として使用され、医療職員によって解剖学に基づく遺伝的最適化アルゴリズムに入力、又は、例えば、撮像手段を使用して得られた前記画像データから前記アルゴリズムによって決定・確定される。
【0027】
線量最適化は、例えば、前立腺癌の治療の場合、規定線量で治療されるように事前選択された解剖学的部分又は計画標的体積(PTV)を包含することと、周囲の組織及び膀胱や尿道など特定の繊細な器官(OAR、要注意臓器)を線量から保護することなど、競合する多くの目的を考慮せねばならない。これらの目的は、個々の目的関数の加重和によって形成された単一の目的関数fTotに合成される。最適化アルゴリズムによって発見されたi番目の目的の最適値f* iは、使用ウェイト(重要度係数)に依存するが、特に3以上の目的に対しては重要度から目的空間への写像は複雑なので、最良の可能な結果ではないこともある。解が満足なものでない場合、治療計画者は、別の重要度係数集合で最適化を繰り返すよう求められる。1つの方法は、解が満足な結果を与えない目的の重要度係数を増加させることである。
【0028】
実際には極少数の組み合わせを検証できるだけなので、この手法では、治療計画者は、「最良の解」を選択するのに必要な可能な値の範囲や競合度に関する全ての情報を得ることは不可能である。試行錯誤法を回避しつつ「最良」の可能な結果を得るために、本発明は、勾配法に基づく多目的最適化アルゴリズムを提案、使用する。
【0029】
このことの重要性は、米国特許第6,327,490号公報によって認識されており、異なる治療計画を保存し比較する方法が提示されている。この特許において認識されていないのは、エネルギー放出源の位置だけでなく、解の質を決定する重要度係数・境界条件もまた変更する必要がある場合もあるということである。実際の臨床では、必要とされる最適化は単目的ではなく多目的であり、このため計算工程に必要な時間が更に増加してしまうことも多いというのが現実である。その結果、現実に必要とされるのは、非常に高速な線量計算法のための解剖学による最適化技術とインバースプラニング手順である。
【0030】
i番目のサンプリング点における線量di(x)は、次式で計算される。
【0031】
【数4】
ただし、Ndはソース数、xj 2はj番目ソース滞留位置の滞留時間、d~ijはi番目線量計算点及びj番目ソース滞留位置のカーネル値である。d~ijの線量計算ルックアップテーブル(LUT)は、前処理工程で計算、格納される。NS個のサンプリング点の線量計算には、NSNd回の乗算とNS(Nd−1)回の加算が必要である。
【0032】
三次元線量分布の計算のための高速フーリエ変換(FFT)による重畳積分技法が1986年にボイヤー(Boyer)とモック(Mok)によって提案されている。この技法は計算時間を減らそうとするものである。FFTによる重畳積分法を利用して、この方法を用いた線量分布の計算に必要な時間は、ソース数には依存しない。角非対称カーネルに対応できないが、FFTによる方法の利点は、計算時間が、使用する線量測定カーネルの形式に実際上は依存しないということである。我々の分析では、この方法は、ソース数が300より遥かにに大きければ、従来方法に匹敵する。ラップアラウンド効果の回避は、各寸法にゼロパッディングすることによってのみ回避可能となる。そのため、N5個のサンプリング点に対して変換サイズをN=8・NSに増加するので、8・NSln(8.NS)個の演算が必要となる。
【0033】
本発明によるHDR近接照射線量最適化の目的は、治療対象の解剖学的部分(PTV)を少なくとも幾つかの線量値で包含し、且つ、特定の繊細な器官(OAR)及び周囲の正常組織は線量値がある特定レベルを超えないように保護することである。分散に基づく目的関数では、危険線量値を超える線量値は、ペナルティーとして平方にされる。目的は、処方線量の最適線量分布の等線量が解剖学的部分の表面に一致するように存在する。この手法を用いれば、周囲の正常組織に対して追加的な目的を使用する必要がない。このため、解剖学的部分の表面に一様に分布したサンプリング点(線量点)の線量分散fSは、できるだけ小さくすべきである。解剖学的部分、例えば、前立腺内部に過度に高い線量値を回避するように解剖学的部分内部の線量分布分散fVによって制御を行う。
【0034】
次の正規化分散が使用される。
【0035】
【数5】
ここで、mS及びmVはそれぞれ解剖学的部分表面上及び解剖学的部分内部における平均線量値、NS及びNVは対応するサンプリング点数である。(fS,fV)の目的空間は凸であり、勾配法によるアルゴリズムは全パレート面へ収束する。この時特定の繊細な器官を考慮するとすれば、追加目的が各特定器官(OAR)に対して算入される。
【0036】
【数6】
ここで、NOARは特定器官におけるサンプリング点数、DC OARは、このモデルでは、解剖学的部分表面上の平均線量に等しい線量である、処方線量又は基準線量の割合としての対応危険線量である。特定の繊細な器官に対する目的関数は、解剖学的器官に対する目的関数と同一の形式を持つが、それらの特定の器官に対してのみに特有な、危険線量値に対する線量分散を伴う。その導関数は次式で示される。
【0037】
【数7】
ただし、以下の関係が使用される。
【0038】
【数8】
ここで、di S、di V及びdi OARはそれぞれ解剖学的部分表面上、解剖学的部分内部及び特定器官におけるi番目のサンプリング点の線量率、d~il S、d~il V及びd~il OARはそれぞれ解剖学的部分表面上、解剖学的部分内部及び特定器官内部におけるi番目のサンプリング点とサンプリング点へのl番目のソース滞留位置に対する線量カーネル、及びNdはソース滞留位置数である。
【0039】
目的値及び導関数を計算する従来方法は、次のNS×Nd行列K~Sとしてのルックアップテーブルd~S iαが考えられる。
【0040】
【数9】
d ST=(dS 1,dS 2,...,dS NS)を線量値di Sのベクトルと滞留時間t T=(t1,t2,...,tNd)=(x1 2,x2 2,...,xNd 2)のベクトルとすると、d S=K~S tである。以下、表記上の制限により符号の上につける矢印に変えてベクトルを下線(アンダーバー)で表す。
【0041】
従来の手法は、線量値及び目的値とその導関数を計算するものである。dSを計算する演算数としては、Nd.NS個の乗算と(Nd−1).NS個の加算を必要とする。K~Sに必要な記憶量は、Nd.NS個の浮動小数点である。事前計算された行列を記憶することは、最適化速度の著しい向上のために望ましい。NS個のサンプリング点及びNd個のソース滞留位置の目的関数及び導関数の計算は、それ故、Nd.NS個というレベルの演算数を必要とする。
【0042】
線量カーネルルックアップテーブルを用いた目的及び導関数の新たな計算方法
目的関数fS及びそのNd個の導関数は、次のようにも記述できる。
【0043】
【数10】
目的値とその導関数の演算数を凡そO(Nd・Nd)個の演算に減らすことができる。d ST=t TK~STを用いると、次式が得られる。
【0044】
【数11】
DSは対称(DS αβ=DS βα)なNd×Nd行列である。K~Sを一次線量カーネル行列、DSを二次線量カーネル行列と呼ぶ。
【0045】
項mS、ms 2及びΣdi Sd~iβ S(iは1からNsまで)は次の関係を用いてK~Sから計算することができる。
【0046】
【数12】
ここで、S ST=(1/NS)(1,1,1,...,1)はNS次元ベクトルであり、
【数13】
である。
【0047】
行列表現より、次の各項は次のように分析的に記述される。
【0048】
【数14】
ここで、
【数15】
である。目的fVには、対応行列K~V及びDVが必要とされる。DS及びDVは、前処理工程で一旦計算しておくことができるが、必要なのは1〜2秒だけである。
【0049】
式(1)〜(3)は、各式の右辺が直接サンプリング点数に依存しないので、最適化時間を増加しないで解剖学的部分におけるサンプリング点数を増加することができることを示す。これは、計算コストを増加させないで精度を上げられることを意味する。
【0050】
この新たな手法を用いれば、演算数はサンプリング点数に依存しない。行列K~S及びK~Vを記憶する必要はなくなる。線量最適化には、行列DSとDV及びNd次元ベクトルK~ST S SとK~VT S Vを必要とするだけである。行列K~S及びK~VがNS・Nd個及びNV・Nd個記憶されなければならないのに対して、対称行列DSとDVはNd(Nd+1)個記憶すれば良い。つまり、記憶量はサンプリング点数に依存しない。
【0051】
重要なことは、この新規なアルゴリズムは、一般に、近接照射療法(HDR及びシード)及び外部ビーム放射線療法に普通に用いられる次の形式の目的(及びその導関数)に適用可能であるということである。
【0052】
【数16】
ここで、Diはi番目のサンプリング点に対する目標線量、Nはサンプリング点数である。この形式の目的f2とf3は、線量を最小化させねばならない周辺正常組織のために使用される。f2は積分線量の大きさであるが、f3ではf2よりも強く高線量値にペナルティーが課せられる。
【0053】
外部ビーム放射線療法及び強度変調ビーム放射線療法(IMRT)にとって、そのカーネル行列の疎行列特性のため、サンプリング点密度をビームレット当たりの平均サンプリング点数がビームレット数よりも大きくなるようにさえすれば利益がある。
【0054】
更に、インバースプラニングシステムのカーネルは解剖学に関する目的関数の計算に基づくので、この新規な方法が上記式1〜3に記載のように実現されるときには同様な利益が期待されることは明白であると言える。
【0055】
特定器官用に最適化するために、目的関数と導関数は、Θ(di OAR−DC OARmS)で表現されるdi OAR>DC OARmSとなる項だけで作られる。サンプリング点の大部分はDC OARmSよりも小さい線量値を持つ。以下のコーシー・シュワルツ・バンジャコフスキ(Cauchy−Schwarz−Bunjakovski)不等式を使用して、これらの線量値の一部の計算を回避することができる。
【0056】
【数17】
i番目のサンプリング点の線量diに関しては、次式となる。
【0057】
【数18】
量
【数19】
は各反復において1度だけ計算されるのに対して、NS個の定数
【数20】
は前処理工程で計算、格納可能である。r・pi<DC OARmSならば、di<DC OARmSとなり、さもなければ、diを計算する必要がある。不等式による線量推定が余り上手く行かなかったとしても、1サンプリング点に付き1つの乗算を使用するだけで特定器官における大部分のサンプリング点の線量値の計算を回避することができる。
【0058】
より良い推定は、以下の関係を用いて得ることができる。
【0059】
【数21】
ここで、Ndは2つのほぼ等しい項N1及びN2に分割される。即ち、Nd=N1+N2である。
【0060】
2つの項
【数22】
及び
【数23】
は、各反復において一度ずつ計算されうるが、2NS個の項
【数24】
及び
【数25】
は最適化の前の前処理工程で一度計算され、記憶されるだけである。
【0061】
この方法は、次の形式の目的関数に拡張することが可能である。
【0062】
【数26】
a=2で目的の二次形式が、a=1でレッサード・プリオット(Lessard−Pouliot)目的が、また、a=0でDVHによる目的が得られる。不等式を用いて、r・pi<DHならば、サンプリング点の一部の線量計算を回避することができる。直腸、膀胱及び正常組織に対しては、この手法によって線量値のかなりの部分の計算が回避される。
【0063】
提案された線量最適化速度向上方法の中心となる考えは、ここに提示された、近接照射療法で普通に用いられている目的関数とその導関数が、個々の線量値又はその一部を計算することなく計算可能であることである。式(4)〜(6)で与えられる形式の目的では、S STK~S及びDS=S STK~Sを計算、格納する前処理時間を無視するならば、目的関数値及びその導関数の計算に掛かる演算数はサンプリング点数に依存しない。
【0064】
本方法によって、解剖学的部分におけるサンプリング点数を数千まで増加して、最適化速度を減少させることなく精度を向上させることができる。標準的な線量最適化と比較すると、この新しい方法は、サンプリング点数が多くなるのにも関わらずかえって速度は向上する。また、この速度向上は少数のソース滞留位置で埋め込みが行われる場合顕著なものになる。その場合、項Nd 2が線量値計算のためにこれまで必要であったNS・Ndよりもずっと小さくなるからである。
【0065】
2GHzのPCで解剖学的部分において最大100解及び最大5000サンプリング点を用いた100個のソースによる多目的最適化は10秒未満で行うことができる。NS個のサンプリング点とNd個のソースの記憶量は、凡そ2NS/Ndという除数で減少させることができる。
【0066】
速度向上は、決定論的アルゴリズムに対してだけでなく、遺伝的アルゴリズムやシミュレーテッドアニーリング法(模擬焼き鈍し法)などの確率論的アルゴリズムに対しても期待される。
【0067】
高線量制限目的に対しては、1サンプリング点当たり2個の乗算と1個の加算だけを用いた線量値推定によって、サンプリング点の一部の線量値の計算の必要性が回避される。
【0068】
【発明の実施の形態】
図1は、エネルギー放出源、例えば、放射性シードを前立腺内に埋め込むための公知の装置の種々の要素をごく概略的に示す。患者1は台2の上の切石位に横たわって示されている。テープル2に固定接続されているのはハウジング3である。ハウジング3はロッド4aを段階的に移動させる駆動手段4を有する。テンプレート5が台2に接続又は搭載される。テンプレートには、中空針9、10を患者に対して位置決め可能な複数の誘導穴が設けられている(図面せず)。ホルダ6によって経直腸的撮像プローブ7が前記ロッド4aに固定接続される。ロッド4aは、駆動手段4によって患者に対して遠近する方向に移動可能である。撮像プローブ7は超音波プローブであっても良い。
【0069】
針9は、テンプレート5に対して適当な位置に前立腺を固定するために使用される。多数の針10がテンプレート5経由で前立腺11の適当な位置に固定される。テンプレート5は、針10の相対位置を二次元で決める。針10はその遠位端で開口し、生体適合性、好適には生体吸収性ワックスの栓によって封止される。前記ハウジング3には、シード装填ユニット8が存在する。
【0070】
前立腺11への埋め込み用の針それぞれにおけるシードの数と相対位置を決定するために周知の治療計画モジュール12aが設けられる。このような治療計画モジュール12aは、通常、治療計画プログラムでプログラムされたコンピュータからなる。治療計画モジュール12aは、各針のシード数を制御するための制御装置12経由でシード装填ユニット8に接続される。制御装置12は独立した装置であっても、シード装填ユニット8又は治療計画モジュール12aのいずれかに統合された部分であっても良く、或いは、治療計画モジュール12a又はシード装填ユニット8のソフトウェアで実現されても良い。
【0071】
図1に示す公知の装置は次のように動作する。患者1は、脊髄又は全身麻酔を受けて切石位で手術台2に横たわっている。(超音波)撮像プローブ7が直腸内に導入されるが、プローブは、撮像プローブ7の視点から見える患者内部、特に前立腺11の内部の画像が見えるように、信号線7a経由で周知の映像画面に接続される。テンプレート5を駆動手段4に取り付け、それによって超音波画像形状とテンプレート5との相関関係を確保する。前立腺11は1本以上の針9、10によってテンプレート5、駆動手段4及び撮像プローブ7に対して固定される。その後、更に針10を1本ずつ超音波誘導の下に体内及び前立腺内に導入していく。
【0072】
駆動手段4を用いて撮像プローブを直腸内の長手方向に移動させて、各針10の針深さを制御する。全ての針10を設置し終えると、それらの前立腺11との相対位置は、幾つか知られている方法のうちの少なくとも1つの方法で決定される。ある公知な方法では、針10をどのようにして前立腺に配置すべきか、また、何個の放射性シードをどのような順序で各針10に配置すべきかを治療計画モジュール12aが決定する。針10における放射性シードの目標配置に関する情報がシード装填ユニット8を制御するのに使用される。
【0073】
本発明によれば、前記治療計画モジュールは少なくとも1つの治療計画を生成する。そのため、治療計画モジュールは、前記撮像手段の得た画像データを解剖学的部分の三次元画像に変換するために、解剖学的部分内の特定器官、針及びチューブに対して三次元撮像アルゴリズム及び三次元画像区分アルゴリズムを備える。事前計画又は仮想シミュレーションのために少なくとも1つの単目的又は多目的な解剖学による遺伝的最適化アルゴリズムを利用して、前記処理手段は、前記中空針の少なくとも1本の最適な数及び位置と、各中空針内部の前記エネルギー放出源の位置と、各位置における前記エネルギー放出源の滞留時間とを実時間で決定するように構成される一方、事後計画のために、前記処理手段は、実際の針位置と前記エネルギー放出源の各位置における滞留時間とを実時間の三次元画像情報に基づいて決定するように構成される。
【0074】
図2は、本発明による実時間放射線治療計画システムで使用されるテンプレートを示す。特にテンプレート20はテンプレートフレーム25から取り外し可能になっており、該フレームは、図1に関連して説明した撮像手段を変位させるためのステッパ手段に接続される。
【0075】
本発明によれば、テンプレート20は、対角線方向に見て3.5mmの中間間隔を置いた針穴22を持つ格子構造を有する。別の実施例では、テンプレートは、直交方向に見て2.5mmの中間間隔を置いた針穴を持つ格子構造を有する。
【0076】
具体的な一実施例では、テンプレートは穴を持たない電動テンプレートであり、針は誘導チューブを用いて誘導される一方、誘導チューブは仮想テンプレート格子の各位置に位置決め可能である。この実施例は穴を使用しないので、格子が無く、そのためテンプレート及び治療対象の解剖学的部分に対する針の位置決めに制限が無い。実際には、穴のないテンプレートを使用すれば、格子構造は使用する針の直径にだけ制限される。
【0077】
図2は、テンプレートの更に具体的な一実施例を示す。図2では、前記テンプレート20はフレーム25から取り外し可能である。フレーム25は前述のようにステッパ手段に接続される。図1の装置に対してフレーム25及びテンプレート20を良好に接続、方向付けするために、フレーム25には、図1の装置における対応開口(図示せず)と協働する位置合わせピン27が設けられる。
【0078】
テンプレート20は、図2に示すようなフレーム25に適合するサドル形本体20aを有する。位置合わせのために、テンプレート20には、フレーム25の周囲に存在する対応穴26a〜26bと協働する切欠き21a〜21bが設けられる。
【0079】
本発明の他の目的は、HDR源がその実際の形状寸法で移動中の、体内に挿入されたカテーテル又は針を描写することである。この直接の結果として、本発明の次なる目的は、針又はカテーテル内に存在する線量評価用のサンプリング点を除外することである。これは、他の従来方法と比較して解剖学的部分におけるサンプリング点数を減らし、速度を増加させることに繋がる。
【0080】
図3に示すように、カテーテル又は中空針は、カテーテル描写点によって明示される。これらの点は、円柱面に対して、それぞれカテーテルを描写する長さと直径で接続される。カテーテルの円柱面及び球面の集合は、金属の直線又はプラスチックの曲線となるカテーテルの形状を描写するのに使用される。
【0081】
各治療計画を生成するために、本発明の放射線治療計画システムの処理手段は、前記三次元撮像アルゴリズム及び前記三次元画像区分アルゴリズムを用いて複数のサンプリング点からなる集合を1組生成し、勾配法に基づくアルゴリズムを用いて前記サンプリング点それぞれの最適放射線量分布を計算するように構成される。
【0082】
結果の質は、生成されるサンプリング点の分布次第である。本発明によれば、解剖学的部分(PTV)内部、特定の繊細な器官(OAR)などの要注意構造内部及び解剖学的部分表面内における線量分布が少数の点(サンプリング点)の線量から推定される。
【0083】
図4及び5に示すように、生成されたサンプリング点は、治療対象の解剖学的部分の等高線上及び三角測量された表面上に分布される。等高線に基づく方法では、解剖学的部分の両端にはサンプリング点が存在しない。それ故、該表面の大部分は最適化アルゴリズムにとっては未定義であり、結果として生じる等線量は解剖学的部分の等高線によってのみ拘束される。
【0084】
体積内のサンプリング点は、低食い違い列又は準ランダム分布サンプリング点から生成される。
【0085】
本発明の他の目的は、擬ランダム分布サンプリング点と対照的に、空隙やクラスター化を回避することである。モンテカルロ(Monte−Carlo)法による生成量は、従来の擬ランダム列よりも遥かに速く収束する。カテーテル内部のサンプリング点は除外される。これによって、ソース滞留位置に非常に近接して生成されることもあるサンプリング点の非常に大きな線量値の影響が減少される。サンプリング点から得られる統計値はそれ故高精度に計算される。
【0086】
本発明によれば、次の2つの治療計画工程が実施される。
【0087】
事前計画又はインバースプラニング:
治療対象となる解剖学的部分(PTV)の形状、前記解剖学的部分付近及び内部の特定器官(OAR)の形状、テンプレートの形状及びその位置を与え、生じる線量分布が、処方線量で解剖学的部分を覆うこと、特定器官において線量値が危険値を超えるのを回避することなど、多様な基準を満足するように、エネルギー放出源の滞留位置及び滞留時間を決定する。
【0088】
事後計画:
解剖学的部分(PTV)の形状、特定器官(OAR)の形状、針の所定数と位置、及び各針におけるエネルギー放出源の位置を与え、生じる線量分布が、処方線量で解剖学的部分を覆うこと、特定器官において線量値が危険値を超えるのを回避することなど、多様な基準を満足するように、各位置におけるエネルギー放出源を決定する。
【0089】
テンプレートによるインバースプラニング
図6は、テンプレートとカテーテルの特徴を規定する。計画ソフトウェアは、パーソナルコンピュータ又はラップトップコンピュータ上で実行され、治療計画生成前に一定の目的、境界、パラメータの設定を許す。針内におけるソースの変位ステップは、アフタローダパラメータにおいて5.0mmに設定されている。これは、2.5mmという値ならばソース数が大きくなり、本発明のアルゴリズムを用いた最適化に多くの時間を要し、512MBのRAMが推奨されるからである。「自己賦活」ボタンを押すと、図7のダイアログが現れる。このダイアログは他の器官(又はVOI、即ち関心体積)を含んでも良い。
【0090】
このダイアログは自己賦活アルゴリズムのために使用される。解剖学的器官(PTV)及び過度の放射線被曝から保護されるべき特定器官(OAR)が、ソース滞留位置の対応VOIからのmm単位の最小距離とともに列挙される。ダイアログは、指定された値より対応VOIから離れたソース滞留位置だけを選択するために使用される。
【0091】
対応ボタンが押されたVOIだけが考慮対象となる。この例では、解剖学的部分(PTV)外にある直腸は無視される。
【0092】
ここで、プログラムは、特定器官及び解剖学的部分の形状を考慮しながら解剖学的部分内部で全てのカテーテル・針を移動する。ユーザはここでこれらのカテーテルからなる一組のサブセットだけを採用せねばならない。原理上、これは、融通性があり且つ強健な最適化法を用いることによって自動的に行われる。その場合、真のインバースプラニングとなる。
【0093】
図8は、処方線量を設定するための「ソースパラメータ」ダイアログを示す。このダイアログは、ソース強度又は活性度及び処方線量を定めるために使用される。これらのパラメータは、最適化アルゴリズムの使用のために与えられなければならない。ソースは、そのU単位の強度或いはGBq又はCi単位の活性度によって特徴付けられる。
【0094】
その後、図9の「インバースプラニング」ダイアログと図10の「テンプレート表示とロード」が現れる。図10は、テンプレートの格子、カテーテル、及びテンプレートから種々の距離だけ離れたVOIを示す。選択されたカテーテルは暗く表示される。選択可能なカテーテルは明灰色で示される。zスライドを移動させると、平行平面がテンプレートの法線に沿って、距離zで決まるテンプレートからのある所定距離だけ移動される。テンプレート表示では、この平面に対するVOIの交差が解剖学ウインドウ内に示される。
【0095】
図11(及び図10)に示すボタンの1つを選択することでカテーテル密度は選択可能である。
【0096】
マウスカーソルで1本以上のカテーテル又は針(明灰色のもの以外)を選択することで、選択したカテーテルはオンオフ切り換え可能である。従って、ユーザは治療計画中に使用したいカテーテルを選択することができる。例えば、周辺のカテーテルを1組選択し、それに加えて解剖学的部分内部のカテーテルを1組選択することができる。実行される計算数を制限するために、選択カテーテル又は針の数を15〜20に制限することが好ましい。
【0097】
次に図12の「形状とサンプリング」ダイアログが現れる。このダイアログには、サンプリング点、ソース滞留位置数及びカテーテル数に関する情報が含まれる。その後、1つの最適化法が選択されなければならないので、図13のダイアログが現れる。ここで、例えば、決定論的最適化法が最適化法として選択できる。
【0098】
図13で最適化オプション設定を選択すると、図14のダイアログが現れる。放射線治療計画中に考慮されるべき特定器官(OAR=要注意臓器)が選択されなければならない。この場合、直腸は治療対象の解剖学的部分外に位置するので無視出来る。しかし、本例では、前立腺癌が治療対象なので、「尿道」ボタンが選択される。尿道は前立腺内に存在するためである。特定器官が被曝を受けうる危険線量値は、処方線量の割合として設定される。この場合、医療職員によって、尿道は処方線量の50%以下の線量しか受けないように決定されている。それ故、係数1.50が入力されている。
【0099】
このダイアログを用いて、単目的又は多目的最適化が実行可能である。多目的最適化が選択される。最適化後、20個の解が治療計画システムのユーザ(医療職員)に提示される。本出願人Nucletron B.V.の開発、商品化した治療計画システムPlato或いは他のシステムは、1組の重要度係数を用いるが、これは推奨されない。というのも、全ての事例に対して1組の重要度係数が適用することはありえないからである。原理上は、1つの解ではなくて無数の解が存在する。
【0100】
本発明による治療計画システムは、複数の治療計画解からなる1つの代表的な集合を生成しようと試みる。決定論的な方法は最も単純な手法である。勿論、推奨されるのは、より融通性のある、各事例に対して最良の解を発見しうるより多くの解を生成する進化論的方法である。前立腺の事例だけを考えたとしても、常に同様な結果が生じるとは限らない。
【0101】
初期化後、本発明の治療計画システムは、解剖学的部分及び特定器官の体積を計算し、サンプリング点を生成して、ルックアップテーブルを埋める。この場合、最適化アルゴリズムは20組の異なる重要度係数集合を用いて20回繰り返す。
【0102】
最適化工程後、1つの解を選択し結果を見るために、「決定」ボタンを押さなければならない。図15のダイアログが現れる。「全解の結果表示」ボタンを押すと、図16のダイアログが現れる。スライダを動かすことによって、DVH値が見えるようになっている。これらの値は、最終的な治療計画の決定において使用される。
【0103】
DVH(1.500)尿道の欄を選択することによって、当該欄の値が降順で並べ替えられる。図18を参照。
【0104】
図18では、解剖学的部分(PTV)の最良放射線量範囲はこの例では92.13%であり、一方尿道の10.785%が処方線量の1.5倍以上の線量値を受ける。医療職員が尿道の線量被曝を1%(図18では0.77%)未満にしたい場合は、解剖学的部分(前立腺)の最良範囲は86.115%となる。「ヒストグラム」ボタンを押せば、例えば、分布が表示される(図19)。
【0105】
決定論的アルゴリズムは、解剖学的部分表面に対する線量正規化に平均値を用いるので、進化論的アルゴリズムほどには融通性がない。しかし、それでも、図示例では、異なる重要度係数・境界条件で得られた治療計画解の間に極めて大きいものとなり得る差異が見られる。従って、ある方法は、まず特定器官(OAR)を、次に解剖学的部分(PTV)の線量範囲を、最後に周辺組織の線量を考慮することになっていた。計画者の好みに関わらず、本発明のアルゴリズムは全ての可能な解を生成するので、計画者はどの治療解が最良解であるかを選択することができる。
【0106】
尿道の1%が危険線量値より大きな値を受けても良いと決定されたとすると、治療解番号15が図20(図16及び18も参照)で選択される。リスト中の解番号15を選択すると、「単一解の承認」ボタンを押し、等線量分布を見るには図20で「選択した解の等線量」ボタンを押す。
【0107】
図21で「3D」ボタンを選択すると、等線量値が記され、表示される(ここでは1×処方値及び2×処方値の等線量)。次に2つの3D等線量分布が表示されることになる。
【0108】
埋め込み後最適化
埋め込み後最適化は、ソース滞留位置が与えられることを想定したものである。これは、原理上、NucletonのPLATOシステムがインバースプラニングと称するものである。埋め込み後最適化を作動させると、治療計画システムはVOIS及びカテーテルを装着し、図22の「自己賦活」ダイアログが現れる。
【0109】
「OK」ボタンを押すと、図23の「ソースパラメータ」ダイアログが表示される。ソースパラメータを選択して「OK」ボタンを押すと、システムはいきなり図13の最適化工程で再開する。事前計画工程同様、決定論的最適化アルゴリズムが選択可能である。複数の治療解を生成する工程は、その場合、事前計画工程で用いたものと同じである。
【図面の簡単な説明】
【図1】公知の装置を概略的に示す図である。
【図2】本発明による実時間放射線治療計画システムで使用されるテンプレートを示す図である。
【図3】カテーテル又は中空針をカテーテル描写点によって表示する方法を示す図である。
【図4】生成されたサンプリング点を示す図である。
【図5】生成されたサンプリング点を示す図である。
【図6】本発明による実時間放射線治療計画システムで使用されるダイアログを示す図である。
【図7】本発明による実時間放射線治療計画システムで使用されるダイアログを示す図である。
【図8】本発明による実時間放射線治療計画システムで使用されるダイアログを示す図である。
【図9】本発明による実時間放射線治療計画システムで使用されるダイアログを示す図である。
【図10】本発明による実時間放射線治療計画システムで使用されるダイアログを示す図である。
【図11】図10のダイアログにおいて表示されるボタンを拡大して示す図である。
【図12】本発明による実時間放射線治療計画システムで使用されるダイアログを示す図である。
【図13】本発明による実時間放射線治療計画システムで使用されるダイアログを示す図である。
【図14】本発明による実時間放射線治療計画システムで使用されるダイアログを示す図である。
【図15】本発明による実時間放射線治療計画システムで使用されるダイアログを示す図である。
【図16】本発明による実時間放射線治療計画システムで使用されるダイアログを示す図である。
【図17】本発明による実時間放射線治療計画システムで使用されるダイアログを示す図である。
【図18】本発明による実時間放射線治療計画システムで使用されるダイアログを示す図である。
【図19】本発明による実時間放射線治療計画システムで使用されるダイアログを示す図である。
【図20】本発明による実時間放射線治療計画システムで使用されるダイアログを示す図である。
【図21】本発明による実時間放射線治療計画システムで使用されるダイアログを示す図である。
【図22】本発明による実時間放射線治療計画システムで使用されるダイアログを示す図である。
【図23】本発明による実時間放射線治療計画システムで使用されるダイアログを示す図である。
【符号の説明】
2 台
3 ハウジング
4 駆動手段
4a ロッド
5 テンプレート
6 ホルダ
7 撮像プローブ
8 シード装填ユニット
9,10 中空針
12 制御装置
20 テンプレート
21a,21b
22 針穴
25 テンプレートフレーム
26a,26b 対応穴
Claims (29)
- 動物体から事前選択した1つの解剖学的部分に対して放射線治療を行う際に使用される実時間放射線治療計画システムであり、
A 前記解剖学的部分に対応する画像データを生成する撮像手段を自動的に位置決めするためのステッパと、
B 少なくとも1つの中空針をテンプレートの誘導下に前記解剖学的部分内の1つの位置に挿入するための手段と、
C 前記解剖学的部分の容積内で空間的関係を持つ複数の位置を決定し、前記少なくとも1つの中空針を通じて少なくとも1つのエネルギー放出源を前記解剖学的部分内の前記複数の位置に挿入するための放射線送出手段と、
D 前記放射線治療を実行するための放射線治療計画を生成するための処理手段とを有し、前記放射線治療計画は、
治療対象となる前記解剖学的部分の解剖学的形状及び容積内における前記中空針のうち1本以上の針の最適配置方法の数、位置、方向及び評価と、
放出される放射線量とに関する情報とを含む放射線治療計画システムにおいて、
前記処理手段は、前記撮像手段で得た画像データを前記解剖学的部分の三次元画像に変換するための、少なくとも前記解剖学的部分内の特定器官と前記針に対する三次元撮像アルゴリズムと三次元画像区分アルゴリズムとを備え、
少なくとも1つの単目的又は多目的の解剖学による遺伝的最適化アルゴリズムを用いて、
事前計画又は仮想シミュレーションのために、前記処理手段は、前記少なくとも1つの単目的又は多目的の解剖学による遺伝的最適化アルゴリズムを用いて、実時間で前記中空針の最適数及びその少なくとも1本の位置と、各中空針内部の前記エネルギー放出源の位置と、各位置における前記エネルギー放出源の滞留時間とを決定するように構成される一方、
事後計画用に、前記処理手段は、前記少なくとも1つの単目的又は多目的の解剖学による遺伝的最適化アルゴリズムを用いて、実際の針位置と前記エネルギー放出源の各位置における滞留時間とを実時間の三次元画像情報に基づいて決定するように構成され、
各治療計画を生成するために、前記処理手段は、前記三次元撮像アルゴリズム及び前記三次元画像区分アルゴリズムを用いて複数のサンプリング点からなる集合を1組生成し、勾配法に基づくアルゴリズムを用いて前記サンプリング点それぞれの最適放射線量分布を計算するように構成され、
最適放射線量分布の計算のための演算数はサンプリング点数に依存しないことを特徴とする放射線治療計画システム。 - 前記治療計画を生成するために、前記解剖学に基づく遺伝的最適化アルゴリズムは、特定の動物体関連データ及び/又はシステム関連データ及び/又は放射線関連データを用いることを特徴とする請求項1に記載の放射線治療計画システム。
- 前記動物体関連データは、前記解剖学的部分の形状と定位及び/又は前記解剖学的部分付近又は内部の特定器官の形状と定位に関するデータであることを特徴とする請求項2に記載の放射線治療計画システム。
- 前記システム関連データは、テンプレート及び前記動物体の前記解剖学的部分に対するテンプレートの位置及び/又は使用針の寸法及び/又は前記放射線送出手段による前記エネルギー放出源の最小変位距離に関するデータであることを特徴とする請求項2に記載の放射線治療計画システム。
- テンプレートは、対角線方向に見て3.5mmの中間間隔を置いた針穴を持つ格子構造を有することを特徴とする請求項4に記載の放射線治療計画システム。
- テンプレートは、直交方向に見て2.5mmの中間間隔を置いた針穴を持つ格子構造を有することを特徴とする請求項4に記載の放射線治療計画システム。
- テンプレートは穴を持たない電動テンプレートであり、針は誘導チューブを用いて誘導される一方、誘導チューブは仮想テンプレート格子の各位置に位置決め可能であることを特徴とする請求項4に記載の放射線治療計画システム。
- 前記テンプレートは、自らをテンプレートのフレームから取り外すことができる取り外し可能なサドル形の体表面装着式のテンプレートであることを特徴とする請求項4に記載の放射線治療計画システム。
- 前記放射線関連データは、前記動物体の前記解剖学的部分への処方放射線量及び前記解剖学的部分付近又は内部の前記特定器官への最大放射線被爆線量に関するデータであることを特徴とする請求項2に記載の放射線治療計画システム。
- 前記サンプリング点は、治療対象となる前記解剖学的部分の境界及び/又は前記特定器官の境界及び/又は1本以上の針の位置を示すことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の放射線治療計画システム。
- 中空針内部に位置するサンプリング点は、放射線量分布計算から除外されることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の放射線治療計画システム。
- 前記サンプリング点に対して計算された総放射線量が放出される放射線量に等しいことを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の放射線治療計画システム。
- 放射線量分布の推定及びアルゴリズムfs、fv及びfOARの計算に用いられるサンプリング点は準ランダム数発生器を用いて生成されることを特徴とする請求項11〜15のいずれか1項に記載の放射線治療計画システム。
- 前記治療計画で仮想決定された各針の位置は、画面上の前記解剖学的部分の三次元画像内に表示され、前記解剖学的部分の現実の位置へ対応中空針を誘導するのに用いられることを特徴とする請求項1〜16のいずれか1項に記載の放射線治療計画システム。
- 選択された位置において一本ずつ仮想針に取って代わる実際の針を挿入する最中に得られた解剖学的部分の画像に仮想針が同定され、それらの位置が誘導指示子として表示されることを特徴とする請求項17に記載の放射線治療計画システム。
- 三次元画像区分アルゴリズム実行後に、遺伝的最適化アルゴリズムが自動的に開始されることを特徴とする請求項1〜18のいずれか1項に記載の放射線治療計画システム。
- 事前選択された各解剖学的部分の定義は、前記区分された三次元画像の平行であるが必ずしも隣接しない複数の等高線によって決定される一方、前記隣接等高線間に追加区分が存在するならば、追加中間等高線が挿入されることを特徴とする請求項1〜19のいずれか1項に記載の放射線治療計画システム。
- 解剖学的部分の三次元画像内から事前選択された解剖学的部位の定義は、直線又は曲線経路によって及びこの経路に垂直な閉鎖曲線によって決定される一方、閉鎖曲線の形状及び寸法は、複数の方法によって経路に沿って変化しても良いことを特徴とする請求項1〜20のいずれか1項に記載の放射線治療計画システム。
- 閉鎖曲線が固定寸法の幾何学的曲線として定義されることを特徴とする請求項21に記載の放射線治療計画システム。
- 事前選択された解剖学的部位は、チューブ状器官及び円又は楕円などの閉鎖曲線として表現される解剖学的部分内の特定器官であり得ることを特徴とする請求項21に記載の放射線治療計画システム。
- 中空針はその実際の幾何学的寸法で描写されることを特徴とする請求項21に記載の放射線治療計画システム。
- 針の挿入中、動物体における針の現実位置が前記撮像手段によって実時間で可視化されることを特徴とする請求項1〜24のいずれか1項に記載の放射線治療計画システム。
- 事前計画中、走査及び三次元再編成の後、各仮想針は、漸次、半自動区分された針に置換されることを特徴とする請求項1〜25のいずれか1項に記載の放射線治療計画システム。
- 1本又は数本の仮想針を解剖学的部分において対応する実際の針に置換した後に、実際に埋め込まれた針及び残りの仮想針の位置を含む初期構成を用いて新たな治療計画を開始できることを特徴とする請求項1〜26のいずれか1項に記載の放射線治療計画システム。
- 前記処理手段は、2以上の治療計画を同時に生成し、全ての治療解のうち最良のものの範囲を提供する少なくとも1つの決定論アルゴリズムを使用することを特徴とする請求項1〜27のいずれか1項に記載の放射線治療計画システム。
- 患者である動物体から事前選択した1つの解剖学的部分に対して放射線治療を行うのに使用される放射線治療計画を生成する方法であって、
治療対象の前記解剖学的部分を撮像する工程と、
治療対象の前記解剖学的部分の解剖学的形状及び体積内における中空針のうちの1本以上の針の数及び位置と、放出される放射線量とに関する仮想情報を含む、前記放射線治療を行うための治療計画を生成する工程とを含む方法において、
前記解剖学的部分内の特定器官、針及びエネルギー放出源に対する三次元撮像アルゴリズムと三次元画像区分アルゴリズムを用いて前記撮像手段で得た画像データを解剖学的部分の三次元画像に変換する工程と、
少なくとも1つの単目的又は多目的の解剖学による遺伝的最適化アルゴリズムを用いて、
事前計画又は仮想シミュレーションのために、実時間で前記中空針の最適数及びその少なくとも1本の位置と、各中空針内部の前記エネルギー放出源の位置と、各位置における前記エネルギー放出源の滞留時間とを決定し、
事後計画のために、実際の針位置と前記エネルギー放出源の各位置における滞留時間とを実時間の三次元画像情報に基づいて決定する工程とを有することを特徴とする方法。
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EP20020077436 EP1374949B1 (en) | 2002-06-17 | 2002-06-17 | Real time radiation treatment planning system |
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