JP4438810B2 - 曲編集装置およびプログラム - Google Patents

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Description

この発明は、曲の編集機能および再生機能を備えた曲編集装置およびプログラムに関する。
現在、いわゆるDTM(Desk Top Music)の普及に伴い、ループシーケンサと呼ばれる音楽制作アプリケーションプログラムが各種提供されている。このループシーケンサは、ループデータと呼ばれる曲データを取り扱うプログラムである。ここで、ループデータは、例えば曲のイントロ部分の1小節、ドラムソロ4小節、といった曲から切り出したフレーズのオーディオデータである。ループシーケンサは、GUI(Graphical User Interface)を介して与えられるユーザからの指示に従い、各種のループデータを時間軸上にマッピングした新規な曲データを編集する機能を有している。なお、この種のループシーケンサに関する文献として、例えば非特許文献1、2がある。
特開2006−20784号公報 大坪知樹、"「ACID」で新たな音楽生活を楽しむ"、[online]、平成18年11月7日、毎日コミュニケーションズ、[平成19年2月20日検索]、インターネット<URL:http://journal.mycom.co.jp/ad/2006/hookup/acid/index2.html> 藤本健、"「シリーズDTMの基礎知識 5」 ループシーケンサって何だ!?"、[online]、平成13年11月9日、All About, Inc.、[平成19年2月20日検索]、インターネット<URL:http://allabout.co.jp/entertainment/dtm/closeup/CU20011109/index3.htm> "テノリオン"、[online]、ヤマハ株式会社、[平成19年2月20日検索]、インターネット<URL:http://www.yamaha.co.jp/design/tenori-on/>
ところで、上述したループシーケンサは、フレーズ等のループデータの単位で、曲データの部品の組み合わせを行い、曲の編集を行うことができるが、部品の組み合わせを指定する際の操作性に関する配慮が欠けており、このため、自由自在に多彩な曲を編集したいユーザにとって物足りないものであった。
この発明は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、各種の素片を組み合わせて曲を編集する際の操作性に優れ、ユーザが自由自在に多彩な曲を編集することができる曲編集装置および曲編集プログラムを提供することを目的としている。
この発明は、表示部と、第1の座標軸および第2の座標軸からなる2次元座標系における位置を指示する操作を受け付け、指示された位置の前記第1の座標軸方向の成分である第1の座標値と第2の座標軸方向の成分である第2の座標値を発生するポインティングデバイスと、各々、オーディオ波形を示す複数の素片データを記憶する素片データ記憶手段と、前記ポインティングデバイスの操作により指示される位置に基づき、ある時間長の再生期間を分割した複数のタイムスロットの各々において楽音として再生する素片データを示すシーケンスデータを生成する手段であって、前記ポインティングデバイスの操作により指示された位置の第1の座標値に基づいて、楽音の再生を行うタイムスロットを決定し、同位置の第2の座標値に基づいて、同タイムスロットにおいて楽音として再生する素片データを前記素片データ記憶手段に記憶された複数の素片データの中から選択するシーケンスデータ生成手段と、前記シーケンスデータ生成手段により生成されるシーケンスデータを記憶するシーケンスデータ記憶手段と、前記再生期間の各タイムスロットにおいて前記素片データ記憶手段に記憶された複数の素片データのうち楽音として再生する素片データを示す2次元マップを前記シーケンスデータに従って前記表示部に表示させるシーケンスデータ表示手段と、前記シーケンスデータ記憶手段に記憶されたシーケンスデータに従って、各タイムスロットにおいて楽音として再生する素片データを素片データ記憶手段から順次読み出し、この素片データを楽音として再生する再生手段とを具備することを特徴とする曲編集装置およびコンピュータをこの曲編集装置として機能させるプログラムを提供する。
かかる発明によれば、ユーザは、ポインティングデバイスの操作により、各タイムスロットにおいて再生する素片データを選択し、所望のシーケンスデータを作成することができる。従って、簡単な操作により自由自在に多彩な曲を編集することができる。
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態を説明する。
図1はこの発明の一実施形態である曲編集装置の構成を示すブロック図である。この曲編集装置は、例えばパーソナルコンピュータなどのコンピュータにこの発明による曲編集プログラムの一実施形態である2次元グラフィカルミュージックシーケンサをインストールしたものである。
図1において、CPU1は、この曲編集装置の各部を制御する制御中枢である。ROM2は、ローダなど、この曲編集装置の基本的な動作を制御するための制御プログラムを記憶した読み出し専用メモリである。表示部3は、装置の動作状態や入力データおよび操作者に対するメッセージなどを表示するための装置であり、例えば液晶デスプレイパネルとその駆動回路により構成されている。
操作部4は、ユーザからコマンドや各種の情報を受け取るための手段であり、各種の操作子により構成されている。好ましい態様において、操作部4は、キーボードと、マウスなどのポインティングデバイスを含む。また、他の好ましい態様では、ポインティングデバイスとして、マウスに加えて、出願人らにより提案されたテノリオン(登録商標)と称される演奏装置に用いられる入力装置が操作部4に含まれる。図2は、この入力装置の概略構成を示す平面図である。図2に示すように、この入力装置は、タクトスイッチ41を16×16のマトリクス状に配列してなるスイッチマトリックス40により構成されている(例えば非特許文献3、特許文献1参照)。
本実施形態において、マウスやスイッチマトリックス40などのポインティングデバイスは、第1の座標軸および第2の座標軸からなる2次元座標系における位置を指示する操作を受け付け、指示された位置の第1の座標軸方向の成分である第1の座標値と第2の座標軸方向の成分である第2の座標値を発生する役割を果たす。このポインティングデバイスにより発生される第1および第2の座標値はCPU1によって取り込まれる。
インタフェース群5は、ネットワークを介して他の装置との間でデータ通信を行うためのネットワークインタフェースや、磁気ディスクやCD−ROMなどの外部記憶媒体との間でデータの授受を行うためのドライバなどにより構成されている。
HDD(ハードディスク装置)6は、各種のプログラムやデータベースなどの情報を記憶するための不揮発性記憶装置である。RAM7は、CPU1によってワークエリアとして使用される揮発性メモリである。CPU1は、操作部4を介して与えられる指令に従い、HDD6内のプログラムをRAM7にロードして実行する。
サウンドシステム8は、この曲編集装置において編集された曲を音として出力する手段であり、音のサンプルデータであるデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換するD/A変換器と、このアナログ音声信号を増幅するアンプと、このアンプの出力信号を音として出力するスピーカ等により構成されている。
HDD6に記憶される情報として、曲編集プログラムである2次元グラフィカルミュージックシーケンサ61と、曲データの集まりである曲データベース62がある。好ましい態様において、2次元グラフィカルミュージックシーケンサ61は、例えばインターネット内のサイトからインタフェース群5の中の適当なものを介してダウンロードされ、HDD6にインストールされる。また、他の態様において、2次元グラフィカルミュージックシーケンサ61は、CD−ROM、MDなどのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で取引される。この態様では、インタフェース群5の中の適当なものを介して記憶媒体から2次元グラフィカルミュージックシーケンサ61が読み出され、HDD6にインストールされる。曲データベース62における各曲データは、曲の演奏音のオーディオ波形をサンプリングし、デジタル化した時系列サンプルデータであっても良いし、この時系列サンプルデータを圧縮符号化したものであってもよい。
図3は本実施形態における2次元グラフィカルミュージックシーケンサ61の構成を示すブロック図である。図3において、二重線により囲まれたボックスは、2次元グラフィカルミュージックシーケンサ61を構成する各種のプログラムを示している。また、実線(一重線)により囲まれたボックスは、各種のデータを記憶するRAM7内のエリアを示している。また、破線により囲まれたボックスは、本実施形態による曲編集装置に設けられたハードウェア資源を示している。
図3に示すように、2次元グラフィカルミュージックシーケンサ61は、各々が所定の機能を実現するプログラムである編集対象切り出し部110と、解析部120と、シーケンスデータ生成部130と、シーケンスデータ表示部140と、再生部150と、合成部160とを有する。また、シーケンスデータ生成部130は、第1のモードにおいて動作する第1の素片データ選択部131と、第2のモードにおいて動作する特徴量曲線生成部132、特徴量曲線表示部133および第2の素片データ選択部134とを有する。なお、第1および第2のモードについては後述する。本実施形態の特徴は、これらのプログラム群に従ってCPU1が実行する処理の内容にある。以下、これらの各プログラムの処理内容を中心に本実施形態の動作について説明する。
ユーザが操作部4の操作により2次元グラフィカルミュージックシーケンサ61の実行を指示すると、CPU1は、2次元グラフィカルミュージックシーケンサ61をHDD6からRAM7のプログラム実行エリアに転送し、2次元グラフィカルミュージックシーケンサ61を実行する。
この2次元グラフィカルミュージックシーケンサ61の実行過程において、図3における編集対象切り出し部110は、ユーザが操作部4を操作して編集対象である曲データを指定すると、ユーザによって指定された曲データをHDD6から読み出し、RAM7内のワークエリアに格納する。編集対象切り出し部110は、このワークエリア内の曲データのうち編集対象とする部分をユーザに指定させる処理を行う。
この処理の態様には、各種の態様があり得るが、一例として、次のようなものが考えられる。まず、編集対象切り出し部110は、ワークエリア内の曲データに対し、周知の拍検出処理を施し、曲データを拍単位の素片データに分割する。次に各素片データについて各々のピッチを求める。そして、編集対象切り出し部110は、各素片データのピッチを曲の進行順に示す時系列グラフの画像を含むGUIを表示部3に表示させ、マウス等のポインティングデバイスにより曲中のどの部分を編集対象とするかをユーザに指定させる。
好ましい態様では、この編集対象部分の指定の際にユーザが曲の各部の内容を把握するのを容易にするため、編集対象切り出し部110は、ワークエリア内の各素片データを曲の進行順にサウンドシステム8に順次送り、楽音として放音させ、かつ、ピッチの時系列グラフにおいて放音中の素片データに対応した部分を明るく点灯させる。
本実施形態では、最大16拍分の素片データを編集対象として指定可能である。編集対象切り出し部110は、ユーザの指定に従って曲データから切り出した編集対象の素片データ列をRAM7内の素片データ記憶エリア201に格納する。
編集対象切り出し部110によって編集対象の素片データ列が素片データ記憶エリア201に格納されると、解析部120は、この編集対象の各素片データの解析を行い、素片データ毎に、音の高低感を表すSpectral Centroid、音量感を表すLoudness、音の聴感上の明るさを表すBrightness、聴感上のザラザラ感を示すNoisiness等の各種の特徴量を求め、各素片データに対応付けてRAM7内の特徴量記憶エリア202に格納する。
編集対象の各素片データの特徴量が特徴量記憶エリア202に格納されると、シーケンスデータ生成部130が実行状態となる。このシーケンスデータ生成部130は、操作部4のポインティングデバイス4aの操作により指示される位置に基づき、シーケンスデータを生成し、RAM7内のシーケンスデータ記憶エリア203に格納する。このシーケンスデータは、ある時間長の再生期間を分割した複数のタイムスロットの各々において楽音として再生する素片データを示すデータである。初期状態において、シーケンスデータは、各タイムスロットにおいて何も楽音を再生しないことを示す内容となっている。なお、このようにする代わりに、初期状態におけるシーケンスデータの内容を、k番目のタイムスロットにおいてk番目の素片データを楽音として再生すること、すなわち、素片データ記憶エリア201に記憶された全素片データを本来の順序で楽音として再生することを示す内容としてもよい。
本実施形態においてシーケンスデータ生成部130は、シーケンスデータを生成するに当たり、ポインティングデバイス4aの操作により指示された位置の第1の座標値に基づいて、楽音の再生を行うタイムスロットを決定し、同位置の第2の座標値に基づいて、同タイムスロットにおいて楽音として再生する素片データを素片データ記憶エリア201に記憶された複数の素片データの中から選択する。
また、シーケンスデータ生成部130は、素片データ記憶エリア201に例えばN拍分の素片データが記憶されている場合において、特にユーザからの指定がない限り、N拍分の再生時間を分割したN個のタイムスロットの各々において楽音として再生する素片データを示すシーケンスデータをポインティングデバイス4aの操作に従って生成する。この場合において、ユーザからの特別な指定があれば、シーケンスデータ生成部130は、その指定に従い、N’(≠N)拍分の再生時間を分割したN’個のタイムスロットの各々において楽音として再生する素片データを示すシーケンスデータをポインティングデバイス4aの操作に従って生成する。
シーケンスデータ生成部130の動作モードには、第1のモードと第2のモードがある。シーケンスデータ生成部130を第1のモードまたは第2のモードのいずれのモードで動作させるかは、ユーザが操作部4の操作により指定する。
第1のモードは、ポインティングデバイス4aの操作により(より具体的には第2の座標値により)、素片データ記憶エリア201内の各素片データのうちどの素片データが再生対象となるかが直接的に定まるモードである。シーケンスデータ生成部130における第1の素片データ選択部131は、この第1のモードでの処理をCPU1に実行させる。
一方、第2のモードは、ポインティングデバイス4aの操作により、時間経過に伴う特徴量の変化を示す特徴量曲線を少なくとも1本描画させ、この少なくとも1本の特徴量曲線に基づいて各タイムスロットにおいて楽音の再生に用いる素片データを選択するモードである。シーケンスデータ生成部130における特徴量曲線生成部132、特徴量曲線表示部133および第2の素片データ選択部134は、この第2のモードでの処理をCPU1に実行させる。
以下、第1のモードでの動作およびこれに関連した各種の動作を説明し、最後に第2のモードでの動作を説明する。
図4は、シーケンスデータ生成部130が第1のモードで動作しているときの表示部3の表示画面を例示するものである。シーケンスデータ生成部130が第1のモードで動作している間、それと並行して、シーケンスデータ表示部140が動作する。このシーケンスデータ表示部140は、図4に例示する2次元マップ31を作成し、表示部3に表示させる。この2次元マップ31は、再生期間の各タイムスロットにおいて素片データ記憶エリア201に記憶された複数の素片データのうちいずれの素片データを楽音として再生するかを示すものである。シーケンスデータ表示部140は、この2次元マップ31をシーケンスデータ記憶エリア203に格納されたシーケンスデータに基づいて作成する。図4に例示する2次元マップ31では、上下方向(マス目の行の並び方向)のマス目の並びがタイムスロットの並びに対応しており、左右方向(マス目の列の並び方向)のマス目の並びが素片データ記憶エリア201に記憶された複数の素片データの並びに対応している。そして、斜線または網目模様を施したマス目は、各タイムスロットにおいて、素片データ記憶エリア201に記憶された複数の素片データのうち楽音として再生する素片データの位置を示している。
そして、第1のモードでは、シーケンスデータ生成部130における第1の素片データ選択部131が動作する。この第1の素片データ選択部131は、ユーザがポインティングデバイス4aを使用して、図4に例示する2次元マップ31上の任意のマス目を指示する操作をしたとき、ポインティングデバイス4aから得られる第1および第2の座標値からユーザが指示したマス目の行番号iおよび列番号jを求める。そして、シーケンスデータにおけるi番目のタイムスロットに対応した部分のデータとして、素片データ記憶エリア201に記憶されたj番目の素片データを指定する情報(具体的には当該素片データの順位を示す番号j)をシーケンスデータ記憶エリア203内に書き込む。
ユーザは、所望のマス目をポインティングデバイス4aにより指示することにより、そのマス目の行番号iに対応したタイムスロットにおいて、そのマス目の列番号jに対応した順位の素片データを楽音として再生させる指示情報をシーケンスデータ記憶エリア203内のシーケンスデータに加えることができる。
シーケンスデータ記憶エリア203内のシーケンスデータが、i番目のタイムスロットにおいてj番目の素片データを楽音として再生する旨の指示情報を含む場合に、シーケンスデータ表示部140は、2次元マップ31における第i行第j列のマス目を着色表示させる。ユーザは、この2次元マップ31における着色表示のパターン(図4では、斜線または網目模様のマス目のパターン)に基づき、シーケンスデータの内容を確認することができる。
また、ユーザは、シーケンスデータ記憶エリア203内のシーケンスデータが、i番目のタイムスロットにおいてj番目の素片データを楽音として再生する旨の指示情報を含む場合において、その指示情報をシーケンスデータから削除することもできる。この場合にユーザは、この2次元マップ31において着色表示されている第i行第j列のマス目をポインティングデバイス4aにより指示すればよい。このポインティングデバイス4aの指示操作を検知した第1の素片データ選択部131は、i番目のタイムスロットにおいてj番目の素片データを楽音として再生する旨の指示情報をシーケンスデータから削除する。
図4では、図示を省略したが、ユーザは、2次元マップ31において同一行に属する複数のマス目をポインティングデバイス4aにより指示し、それらの各マス目に対応した複数の素片データを1つのタイムスロットにおいて再生させるシーケンスデータを生成することができる。
以上のように、第1のモードにおいて、ユーザは、ポインティングデバイス4aを操作して所望のマス目を指示することにより、所望の内容のシーケンスデータを第1の素片データ選択部131に生成させ、シーケンスデータ記憶エリア203に格納させることができる。この場合に用いるポインティングデバイスは、マウスであっても良いし、上述したスイッチマトリックス40(図2参照)であっても良い。スイッチマトリックス40を用いる場合には、スイッチマトリックス40上のタクトスイッチ41の行および列を2次元マップ31の行および列に対応させておくことが好ましい。この場合、ユーザは、所望の行および列のタクトスイッチ41を押すだけで、その行および列のマス目の指示をすることができるので、迅速にタイムスロットおよび素片データの指示を行うことができる。
図示は省略したが、ユーザから特に指示がなされた場合に、シーケンスデータ表示部140は、特徴量記憶エリア202に記憶された各素片データの特徴量のうち、シーケンスデータ記憶エリア203内のシーケンスデータにより指定された素片データに対応した特徴量を参照し、2次元マップ31における各素片データの表示態様をその素片データに対応した特徴量に応じて制御する。この制御を望むユーザは、いずれの特徴量に基づいて素片データの表示態様を制御するかを操作部4の操作により指定する。
例えば、その場合の特徴量として、音の明るさを表すBrightnessが指定された場合、シーケンスデータ表示部140は、2次元マップ31において各素片データを示すマス目を表示する際、素片データのBrightnessが小さくなる程、その素片データを示すマス目の表示色を青っぽい色とし、素片データのBrightnessが大きくなる程、その素片データを示すマス目の表示色を赤っぽい色とする。
また、表示態様の制御に用いる特徴量として、例えば音の高低感を表すSpectral Centroidが指定された場合、シーケンスデータ表示部140は、2次元マップ31において各素片データを示すマス目を表示する際に、素片データのSpectral Centroid が中程度の素片データを示すマス目の形状は正方形とし、Spectral
Centroid が低い素片データを示すマス目は下底が上底よりも長い台形に変形させ、Spectral
Centroidが高い素片データを示すマス目は上底が下底よりも長い台形に変形させて表示させる。
また、素片データの表示態様に複数の特徴量を反映することも可能である。例えば素片データを示すマス目の表示色をBrightnessにより制御し、マス目の形状をSpectral Centroidにより制御する、という具合にである。
ユーザは、このような2次元マップ31における素片データの表示態様に基づき、シーケンスデータにより指定されている素片データの特徴量を視覚により確認することができる。
本実施形態では、図4に例示するように、表示部3の画面に、各々ソフトキーであるLOADキー32、PLAYキー33、STOPキー34、SAVEキー35およびEXITキー36が表示される。これらは、全ての動作モードにおいて共通に表示されるソフトキーである。ユーザは、ポインティングデバイス4a等の操作によりこれらのうちの所望のソフトキーを指示し、そのソフトキーに対応付けられた処理をCPU1に実行させることができる。
LOADキー32は、既に説明した編集対象切り出し部110の起動を指示するためのソフトキーである。PLAYキー33は、シーケンスデータ記憶エリア203内のシーケンスデータに従って曲の再生を行うことを指示するためのソフトキーである。STOPキー34は、曲の再生の停止を指示するためのソフトキーである。SAVEキー35は、シーケンスデータ記憶エリア203内のシーケンスデータに従って曲データを合成し、HDD6に格納することを指示するためのソフトキーである。EXITキー36は、2次元グラフィカルミュージックシーケンサ61の動作を終了させることを指示するためのソフトキーである。
ユーザによってPLAYキー33が指示されると、再生部150が動作を開始する。この再生部150は、シーケンスデータ記憶エリア203に記憶されたシーケンスデータに従って素片データを素片データ記憶エリア201から順次読み出してサウンドシステム8に供給し、素片データを楽音として再生させる。例えば、最初のタイムスロットでは、シーケンスデータ記憶エリア203内のシーケンスデータにより最初のタイムスロットにおいて再生するように指示された素片データを素片データ記憶エリア201から読み出してサウンドシステム8に送り、2番目のタイムスロットでは、同シーケンスデータにより2番目のタイムスロットにおいて再生するように指示された素片データを素片データ記憶エリア201から読み出してサウンドシステム8に送り、…という具合である。
このシーケンスデータの再生は、STOPキー34が指示されるまで繰り返される。例えばシーケンスデータが16タイムスロット分(16拍分)の素片データを指示する情報を含む場合、再生期間は16タイムスロットとなり、この再生期間が繰り返される。すなわち、再生部150は、あるタイムスロットにおいて、シーケンスデータにより16番目のタイムスロットにおいて再生するように指示された素片データをサウンドシステム8に送った場合、その次のタイムスロットでは、シーケンスデータにより最初のタイムスロットにおいて再生するように指示された素片データをサウンドシステム8に送るのである。
再生部150が動作する間、シーケンスデータにより指示された曲がサウンドシステム8から再生される。従って、ユーザは、この曲を確認し、シーケンスデータが所望の曲に対応した内容になっているか否かを聴覚により確認することができる。
また、再生部150は、あるタイムスロット(例えばタイムスロットiとする。)に対応した素片データをサウンドシステム8に送るとき、そのタイムスロットの番号iをシーケンスデータ表示部140に送る。これによりシーケンスデータ表示部140は、表示部3に表示された2次元マップ31において、タイムスロットiに対応した素片データを示すマス目を他のタイムスロットにおける素片データを示すマス目とは異なる表示態様で表示させる。例えば2次元マップ31においてシーケンスデータにより示された再生対象の素片データを示すマス目のうち、現在再生中でない素片データを示すマス目は緑色で表示する一方、現在再生中である素片データを示すマス目はこれとは異なった色である赤色で表示する、という具合にである。図4において、2次元マップ31中の網目模様を施したマス目は、この現在再生中の素片データを示している。ユーザは、このような2次元マップ31の表示に基づいて現在再生中の素片データを視覚により確認しつつ、その素片データに対応した楽音を聴覚により確認することができる。
本実施形態では、再生部150が動作中であり、シーケンスデータに従って曲の再生が行われている間でも、シーケンスデータ生成部130は動作を継続する。従って、ユーザがシーケンスデータの再生を行わせ、曲の内容を確認しつつ、ポインティングデバイス4aの操作によりシーケンスデータの内容を書き換えることが可能である。
シーケンスデータが示す曲が所望の内容になったとき、ユーザは、SAVEキー35を指示することにより、シーケンスデータを曲データに変換してHDD6に格納することができる。さらに詳述すると、本実施形態では、SAVEキー35が指示されると、合成部160が動作する。この合成部160は、シーケンスデータ記憶エリア203内のシーケンスデータにより指示された各素片データを最初のタイムスロットに対応したものから曲の再生順に素片データ記憶エリア201から順次読み出し、それらの素片データを繋いだ曲データを合成する。そして、曲データを合成したとき、その曲データのファイル名をユーザに入力させ、曲データにそのファイル名を付けてHDD6に格納する。ユーザは、このようにしてHDD6に格納した曲データを以後の作曲活動等に利用することが可能である。
次に第2のモードでの動作について説明する。図5は、シーケンスデータ生成部130が第2のモードで動作しているときの表示部3の表示画面を例示するものである。この図5において、特徴量マップ37は、特徴量曲線生成部132および特徴量曲線表示部133の処理により表示部3に表示されるものである。この第2のモードでの処理を望むユーザは、素片データの選択に用いる特徴量の種類を指定する。好ましい態様において、特徴量曲線生成部132は、指定可能な特徴量の種類を示すソフトキーの一覧を表示部3に表示させ、ユーザに所望の特徴量に対応したソフトキーを指示させる。これによりユーザは、ポインティングデバイス4aを操作することにより、指定した種類の特徴量の時間経過に伴う変化を示す特徴量曲線を生成させ、この特徴量曲線を特徴量マップ37上に描画させることができる。
さらに詳述すると、ポインティングデバイス4aが操作される間、特徴量曲線生成部132は、ポインティングデバイス4aから得られる第1の座標値および第2の座標値に基づいて、第1の座標軸および第2の座標軸からなる2次元座標系において第1の座標値を時刻とし、第2の座標値を楽音の特徴量とする特徴量曲線を示すデータを作成し、RAM7内の特徴量曲線記憶エリア204に書き込む。そして、特徴量曲線表示部133は、特徴量曲線記憶エリア204に記憶されたデータに基づき、特徴量曲線を特徴量マップ37上に表示する。なお、特徴量曲線の描画操作に用いるポインティングデバイス4aは、高い分解能での描画を可能にするマウス等のポインティングデバイスが好ましい。
本実施形態において、ユーザは、特徴量の種類の指定と、ポインティングデバイス4aによる描画操作を繰り返すことにより、複数種類の特徴量曲線を特徴量曲線生成部132に生成させ、特徴量曲線表示部133に表示させることができる。図5に示す例では、2種類の特徴量曲線F1およびF2が特徴量マップ37上に表示されている。特徴量マップ37の例えば下方には、特徴量曲線F1およびF2がいずれの種類の特徴量のものであるかの注釈が表示される。ここで、特徴量曲線F1とその注釈は同じ色で表示され、特徴量曲線F2とその注釈は同じ色で表示されるようになっており、ユーザは、各特徴量曲線の表示色に基づき、それらの特徴量曲線がいずれの種類の特徴量のものであるかを判断することができる。
第2の素片データ選択部134は、操作部4の操作により、シーケンスデータの生成指示が与えられた場合に、特徴量曲線記憶エリア204および特徴量記憶エリア202の記憶内容に基づいてシーケンスデータを生成し、シーケンスデータ記憶エリア203に書き込む。
さらに詳述すると、特徴量曲線記憶エリア204に1種類の特徴量曲線を示すデータが記憶されている場合、第2の素片データ選択部134は、タイムスロット毎に、特徴量曲線が示す特徴量を求める。ここで、個々のタイムスロットは、ある幅を持った時間である。そこで、第2の素片データ選択部134は、例えば各タイムスロットの中心の時刻における特徴量を特徴量曲線から求め、それらを各タイムスロットにおいて特徴量曲線が示す特徴量とする。
そして、第2の素片データ選択部134は、次の処理を行う。
a1.素片データ記憶エリア201に記憶された素片データ毎に、特徴量記憶エリア202に記憶された当該素片データの各特徴量の中から特徴量曲線が示す特徴量と同一種類の特徴量を選択する。
b1.タイムスロット毎に、そのタイムスロットにおいて特徴量曲線が示す特徴量と、上記a1において選択した各素片データの特徴量とを比較し、各素片データの特徴量のうち特徴量曲線が示す特徴量と最も近い特徴量を求め、その最も近い特徴量を持った素片データを素片データ記憶エリア201に記憶された各素片データの中から選択する。
そして、第2の素片データ選択部134は、このようにしてタイムスロット毎に選択した素片データを指定するシーケンスデータを作成し、シーケンスデータ記憶エリア203に書き込む。
一方、特徴量曲線記憶エリア204に複数種類(例えばM種類とする。)の特徴量曲線を示すデータが記憶されている場合、第2の素片データ選択部134は、タイムスロット毎に、次の処理を行う。
a2.素片データ記憶エリア201に記憶された素片データ毎に、特徴量記憶エリア202に記憶された当該素片データの各特徴量の中からM種類の特徴量曲線が示すM種類の特徴量と同一種類の特徴量を選択し、この選択したM種類の特徴量を成分とするM次元の特徴量ベクトルを構成する。
b2.タイムスロット毎に、そのタイムスロットにおいてM種類の特徴量曲線が示す各特徴量を成分とするM次元の特徴量ベクトルを構成し、この特徴量曲線から得られた特徴量ベクトルと、上記a2において構成した各素片データの特徴量ベクトルとを比較する。そして、上記a2において構成した各素片データの特徴量ベクトルの中から、特徴量曲線から得られた特徴量ベクトルとの類似度が最も高い特徴量ベクトル(具体的にはM次元のベクトル空間において特徴量曲線から得られた特徴量ベクトルとの距離が最も短い特徴量ベクトル)を選択し、その類似度が最も高い特徴量ベクトルを持った素片データを素片データ記憶エリア201に記憶された各素片データの中から選択する。
そして、第2の素片データ選択部134は、このようにしてタイムスロット毎に選択した素片データを指定するシーケンスデータを作成し、シーケンスデータ記憶エリア203に書き込む。
このようにしてシーケンスデータがシーケンスデータ記憶エリア203に書き込まれた後、ユーザによってPLAYキー33が指示されると、表示部3の表示画面が前掲図4と同様な表示画面に変わり、再生部150が動作を開始する。そして、再生部150は、シーケンスデータ記憶エリア203内のシーケンスデータに従って曲の再生を行う。この場合の動作は、上述した第1のモードと同様である。
シーケンスデータに従って再生される曲が所望のものでない場合、ユーザは、特徴量曲線記憶エリア204に記憶された特徴量曲線を示すデータを修正することが可能である。すなわち、特徴量曲線表示部133により特徴量曲線が表示部3に表示されている状態において、ユーザは、例えばマウスの操作により、ある時刻に対応した特徴量曲線上の一点を右または左にドラッグし、その時刻における特徴量を増減し、この特徴量の増減を特徴量曲線記憶エリア204に記憶された特徴量曲線を示すデータに反映させることができる。そして、ユーザがシーケンスデータの生成指示を与えると、第2の素片データ選択部134は、この変更後の特徴量曲線に対応したシーケンスデータを生成し、シーケンスデータ記憶エリア203に書き込む。ユーザは、再生される曲が所望のものになるまで、特徴量曲線の修正、シーケンスデータの生成、シーケンスデータに基づく曲の再生を繰り返せばよい。
また、本実施形態において、ユーザは、操作部4の操作により、動作モードを第1のモードから第2のモードへ切り換え、あるいは第2のモードから第1のモードへ切り換えることができる。そして、第1のモードから第2のモードへの切り換えを行った場合には、第1のモードにおいてシーケンスデータ記憶エリア203に書き込まれたシーケンスデータを第2のモードにおいて編集対象として引き継ぐことができる。逆に、第2のモードから第1のモードへの切り換えを行った場合には、第2のモードにおいてシーケンスデータ記憶エリア203に書き込まれたシーケンスデータを第1のモードにおいて編集対象として引き継ぐことができる。従って、例えば次のような作業も可能である。
(i)第1のモードにおいてポインティングデバイス4aの操作によりシーケンスデータを作成する。
(ii)第2のモードに切り換え、所望の種類の特徴量を指定して、第1のモードにおいて作成したシーケンスデータに対応した特徴量曲線を表示させ、その特徴量曲線を修正し、この修正を反映した内容をシーケンスデータを作成する。
(iii)再び第1のモードに戻し、上記(ii)において作成したシーケンスデータをポインティングデバイス4aの操作により修正する。
この他にも様々な態様でシーケンスデータの編集が可能である。
以上説明したように、本実施形態によれば、ユーザは、簡単なポインティングデバイス4aの操作により、曲データを拍単位に分割した素片データを時間軸上に自在に組み合わせ、新たな曲データを生成することができる。従って、柔軟性に富んだ曲データの編集を行うことができる。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明にはこれ以外にも他の実施形態が考えられる。例えば次の通りである。
(1)2次元グラフィカルミュージックシーケンサ61は、その一部または全部のプログラムを電子回路に置き換えてもよい。
(2)第2のモードにおける特徴量等のデータの入力および表示に3次元座標の入力手段や表示手段(ポインティングデバイスやモーションキャプチャによる入力)を用いてもよい。
(3)上記実施形態では、2次元マップ31において各素片データを示すマス目の表示態様を素片データの特徴量に応じて変化させるようにしたが、表示態様における模様や彩度、色相は任意である。
(4)曲データを拍単位に分割して素片データを生成する際、複数拍や(1/2)拍、(1/4)拍などを単位としてもよい。あるいは曲データが示す波形においてアタック部を検出し、検出した各アタック部から0.5秒の各区間の波形を示すデータを素片データとしてもよい。
この発明の一実施形態である曲編集装置の構成を示すブロック図である。 同実施形態におけるポインティグデバイスの一例であるスイッチマトリックス40を示す平面図である。 同実施形態における2次元グラフィカルミュージックシーケンサ61の構成を示す図である。 同実施形態における第1のモードでの表示部3の表示画面を例示する図である。 同実施形態における第2のモードでの表示部3の表示画面を例示する図である。
符号の説明
1……CPU、2……ROM、3……表示部、4……操作部、4a……ポインティングデバイス、40……スイッチマトリックス、41……タクトスイッチ、5……インタフェース群、6……HDD、61……2次元グラフィカルミュージックシーケンサ、7……RAM、110……編集対象切り出し部、120……解析部、130……シーケンスデータ生成部、131……第1の素片データ選択部、132……特徴量曲線生成部、133……特徴量曲線表示部、134……第2の素片データ選択部、140……シーケンスデータ表示部、150……再生部、160……合成部、201……素片データ記憶エリア、202……特徴量記憶エリア、203…シーケンスデータ記憶エリア、204……特徴量曲線記憶エリア。

Claims (4)

  1. 表示部と、
    第1の座標軸および第2の座標軸からなる2次元座標系における位置を指示する操作を受け付け、指示された位置の前記第1の座標軸方向の成分である第1の座標値と第2の座標軸方向の成分である第2の座標値を発生するポインティングデバイスと、
    各々、オーディオ波形を示す複数の素片データを記憶する素片データ記憶手段と、
    前記ポインティングデバイスの操作により指示される位置に基づき、ある時間長の再生期間を分割した複数のタイムスロットの各々において楽音として再生する素片データを示すシーケンスデータを生成する手段であって、前記ポインティングデバイスの操作により指示された位置の第1の座標値に基づいて、楽音の再生を行うタイムスロットを決定し、同位置の第2の座標値に基づいて、同タイムスロットにおいて楽音として再生する素片データを前記素片データ記憶手段に記憶された複数の素片データの中から選択するシーケンスデータ生成手段と、
    前記シーケンスデータ生成手段により生成されるシーケンスデータを記憶するシーケンスデータ記憶手段と、
    前記再生期間の各タイムスロットにおいて前記素片データ記憶手段に記憶された複数の素片データのうち楽音として再生する素片データを示す2次元マップを前記シーケンスデータに従って前記表示部に表示させるシーケンスデータ表示手段と、
    前記シーケンスデータ記憶手段に記憶されたシーケンスデータに従って、各タイムスロットにおいて楽音として再生する素片データを素片データ記憶手段から順次読み出し、この素片データを楽音として再生する再生手段と、
    を具備し、
    前記シーケンスデータ生成手段は、
    素片データの選択に用いる複数種類の特徴量を前記ポインティングデバイスにより指定させるとともに、前記ポインティングデバイスを介して取得される第1の座標値および第2の座標値に基づき、前記第1の座標軸および第2の座標軸からなる2次元座標系内の曲線であって、第1の座標値が時刻を示し、第2の座標値が同時刻における楽音の特徴量を示す特徴量曲線を特徴量の種類毎に生成する特徴量曲線生成手段と、前記特徴量曲線生成手段により生成される複数の特徴量曲線を前記表示部に2次元表示させる特徴量曲線表示手段と、タイムスロット毎に、前記複数の特徴量曲線の各々が示す特徴量に最も近い特徴量を有する素片データを前記素片データ記憶手段に記憶された各素片データの中から選択する素片データ選択手段と、を有する
    ことを特徴とする曲編集装置。
  2. 前記素片データ記憶手段に記憶された複数の素片データの各々について、各々が示すオーディオ波形の少なくとも1種類の特徴量を記憶する特徴量記憶手段を具備し、
    前記シーケンスデータ表示手段は、前記2次元マップを前記シーケンスデータに従って前記表示部に表示させるとき、各タイムスロットにおいて楽音として再生する素片データの前記2次元マップでの表示態様を前記特徴量記憶手段に記憶された当該素片データの特徴量に基づいて決定することを特徴とする請求項1に記載の曲編集装置
  3. 前記再生手段が、前記シーケンスデータ記憶手段に記憶されたシーケンスデータに従って、各タイムスロットにおいて楽音として再生する素片データを素片データ記憶手段から順次読み出し、この素片データを楽音として再生する期間、前記シーケンスデータ表示手段は、前記2次元マップにおいて、現在、楽音として再生されている素片データを他の素片データとは異なった表示態様で表示させることを特徴とする請求項1または2に記載の曲編集装置。
  4. コンピュータに、
    ポインティングデバイスの操作により指示される位置に基づき、所定時間長の再生期間を分割した所定個数のタイムスロットの各々において楽音として再生する素片データを示すシーケンスデータを生成し、シーケンスデータ記憶手段に記憶させる処理であって、ポインティングデバイスの操作により指示された位置の第1の座標値に基づいて、楽音の再生を行うタイムスロットを決定し、同位置の第2の座標値に基づいて、同タイムスロットにおいて楽音として再生する素片データを記憶手段に記憶された複数の素片データの中から選択するシーケンスデータ生成処理であって、素片データの選択に用いる複数種類の特徴量を前記ポインティングデバイスにより指定させるとともに、前記ポインティングデバイスを介して取得される第1の座標値および第2の座標値に基づき、前記第1の座標軸および第2の座標軸からなる2次元座標系内の曲線であって、第1の座標値が時刻を示し、第2の座標値が同時刻における楽音の特徴量を示す特徴量曲線を特徴量毎に生成する特徴量曲線生成処理と、前記特徴量曲線生成処理により生成される複数の特徴量曲線を表示部に2次元表示させる特徴量曲線表示処理と、タイムスロット毎に、前記複数の特徴量曲線の各々が示す特徴量に最も近い特徴量を有する素片データを前記素片データ記憶手段に記憶された各素片データの中から選択する素片データ選択処理と、を含むシーケンスデータ生成処理と、
    前記再生期間の各タイムスロットにおいて前記記憶手段に記憶された複数の素片データのうち楽音として再生する素片データを示す2次元マップを前記シーケンスデータ生成処理により生成されたシーケンスデータに従って表示部に表示させるシーケンスデータ表示処理と、
    前記シーケンスデータ記憶手段に記憶されたシーケンスデータに従って、各タイムスロットにおいて楽音として再生する素片データを記憶手段から順次読み出し、この素片データを楽音として再生する再生処理と
    を実行させることを特徴とする曲編集プログラム。
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