JP4438699B2 - スパークプラグの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等に搭載された内燃機関に組み付けられるスパークプラグの製造方法に関する。
従来のスパークプラグは、ハウジングの内部に柱状の中心電極が絶縁保持され、接地電極の一端がハウジングの一端面に接合され、接地電極の中間部が曲げられて、接地電極の他端が中心電極の先端面に対向して配置される。この接地電極には、中心電極と対向する場所に接地電極側チップが接合されており、この接地電極側チップが中心電極に対向するように接地電極の中間部が曲げられ、接地電極側チップと中心電極との間に火花ギャップが形成されている。なお、以下では接地電極において接地電極側チップが接合された面をチップ接合面という。
このような接地電極は、接地電極の一端がハウジングに接合された後に行われる仮曲げ工程で火花ギャップが規格よりもわずかに大きくなるように加工される。具体的に、仮曲げ工程では、まず、接地電極の仮曲げのガイドとなるサーチャが所定の位置に固定される。この後、曲げパンチが接地電極の反チップ接合面側から中心電極側に向かって押し付けられることにより、接地電極が中間部で折り曲げられ、接地電極がサーチャに押し付けられ、サーチャが取り外される。こうして、接地電極は、仮曲げにより略L字形状に加工される(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−164320号公報
しかしながら、上記従来の技術では、接地電極に接地電極側チップを接合する装置の精度によって、接地電極側チップの場所が僅かながらワークごとに異なってしまう。すなわち、ハウジングの一端面に接地電極を接合する工程、接地電極に接地電極側チップを接合する工程、ハウジングに対する絶縁碍子組み付け工程等の各工程に組み付け誤差や接合誤差が生じ、その累積誤差がワークごとに異なる。このため、接地電極に接合される接地電極側チップの接合場所がワークごとに異なってしまうのである。
これにより、仮曲げ工程にて、曲げパンチがそれぞれ同じ駆動量(移動量)で各ワークの接地電極に押し付けられると、その後に各ワークの接地電極がそれぞれスプリングバックしたとき、接地電極側チップと中心電極の先端面との間の距離がワークごとに同じにならず、ワークごとに接地電極の仮曲げの形状が安定化しない。
具体的には、接地電極側チップが接地電極の他端の端面に近い場所に接合されている場合、接地電極側チップと中心電極の先端面との間が広がってしまう。一方、接地電極側チップが接地電極の他端の端面からよりハウジング側に接合されている場合、接地電極側チップと中心電極の先端面との間が狭くなってしまう。このように、曲げパンチの駆動量がどのワークに対しても同じであったため、各ワークの仮曲げ形状がそれぞれ異なってしまう。
本発明は、上記点に鑑み、ハウジングに接合された接地電極を仮曲げする仮曲げ工程において、接地電極に接合されるチップの場所に関わらず、接地電極の仮曲げ後の形状をワークごとに安定化させることができるスパークプラグの製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、仮曲げ工程では、接地電極の他端側の端面から基準距離の位置に貴金属チップが接合されているときに曲げパンチを基準位置まで押し付けるとすると、貴金属チップが基準距離よりも接地電極の端面側に接合されている場合、曲げパンチを基準位置よりも遠くまで押し付け、貴金属チップが基準距離よりもハウジングの一端面側に接合されている場合、曲げパンチを基準位置よりも手前まで押し付けることを特徴とする。
このように、接地電極に接合される貴金属チップの位置に応じて、曲げパンチを押し付ける距離を変更する。これにより、貴金属チップが接地電極の端面側に接合されているときには、接地電極をより曲げて貴金属チップを中心電極の先端面に近づけることができる。一方、貴金属チップがハウジングの一端面側に接合されているときには、接地電極を曲げすぎないようにして貴金属チップを中心電極の先端面に近づけすぎないようにすることができる。以上のようにして、曲げパンチをワークごとに異なる駆動量(移動量)で接地電極に押し付けることで、接地電極がそれぞれスプリングバックしたとき、貴金属チップと中心電極の先端面との間の距離をワークごとに同じにすることができ、ワークごとに接地電極の仮曲げの形状を安定化させることができる。
本発明では、仮曲げ工程では、撮影手段(40)にて撮影された画像を用いて、接地電極の他端側の端面から貴金属チップが接合された位置までの、ハウジングの長軸方向における接合距離(L1)を求め、接合距離の値に応じて、基準位置を補正するための前進端補正値を求める。そして、接地電極の仮曲げを行う際、接合距離が基準距離よりも短い場合、曲げパンチを基準位置よりも求めた前進端補正値分だけさらに押し付け、接合距離が基準距離よりも長い場合、曲げパンチを基準位置よりも求めた前進端補正値分だけ手前まで押し付けることを特徴とする。
このように、接地電極に対する貴金属チップの接合距離に応じて曲げパンチを駆動する。これにより、接地電極に貴金属チップが接合された位置に応じて曲げパンチを駆動することができる。すなわち、貴金属チップが接地電極の端面側に接合されている場合、接地電極をさらに曲げるようにして貴金属チップを中心電極の先端面に近づけるようにすることができる。一方、貴金属チップがハウジングの一端面側に接合されている場合、接地電極をそれほど曲げないようにして貴金属チップを中心電極の先端面に近づけないようにすることができる。こうして、接地電極を仮曲げした際、接地電極がそれぞれスプリングバックしたとき、貴金属チップと中心電極の先端面との間の距離をワークごとに同じにすることができ、ワークごとに接地電極の仮曲げの形状を安定化させることができる。
本発明は、接合距離を求める工程では、画像において、第1〜第3エッジの座標を取得し、第1、第2エッジの各座標から、画像中に示される貴金属チップにおいてハウジングの長軸方向の中間点(A)の座標を求め、第3エッジと貴金属チップの中間点との各座標から、ハウジングの長軸方向における第3エッジから中間点までの距離を接合距離として求めることを特徴とする。
このように、画像中に示される接地電極および貴金属チップにおける各エッジの座標を取得する。これにより、各エッジの座標を用いて接地電極の他端側の端面から貴金属チップの中間点までの接合距離を求めることができる。そして、この接合距離を用いることで、曲げパンチの前進端の位置を補正するための前進端補正値を求めるようにすることができる。
本発明は、接合距離を求める工程では、画像中に設けた複数のウィンドウ(W1〜W3)内において第1〜第3エッジの座標をそれぞれ取得することを特徴とする。
このように、画像中にウィンドウを設定し、そのウィンドウを検出範囲として各ウィンドウ内にて各エッジの座標をそれぞれ取得する。これにより、画像中のウィンドウ内のみにおいて各エッジの座標をそれぞれ取得すれば良いため、各エッジの座標の取得効率を向上させることができる。
本発明は、第1、第2エッジの各座標を取得する工程では、貴金属チップの端面(14a)側における第1、第2エッジの各座標をそれぞれ取得することを特徴とする。
このように、第1、第2エッジについては、貴金属チップの端面側における座標をそれぞれ取得する。これにより、接合距離を、接地電極の端面から貴金属チップの端面側の中間点までの、ハウジングの長軸方向における距離とすることができる。したがって、前進端補正値を貴金属チップの端面に応じた値とすることができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。
図1は、本発明の製造方法により製造されるスパークプラグを半断面で示す正面図である。図1に示されるように、スパークプラグ1は、導電性の鉄鋼材料よりなる略円筒形状のハウジング10を有しており、ハウジング10には、絶縁性に富むセラミックからなる略円筒形状の絶縁碍子11が挿入固定されている。絶縁碍子11の軸孔11aには、導電性の金属材料よりなる略円柱形状の中心電極12が挿入固定されている。ハウジング10の一端面10aにはNi基合金よりなる板状の接地電極13の一端側が接合され、接地電極13の他端側には耐火花消耗性に優れた例えばIr(イリジウム)合金よりなる円柱状の貴金属チップ14が接合されている。
接地電極13は、仮曲げ前の時点では破線で示されるように直線状の板部材であり、中心電極12の軸線Z1方向に伸びている。また、接地電極13は、仮曲げにより略L字形状に加工され、本曲げにより図1の実線で示されるように、さらに曲げられて火花ギャップGが所定寸法に加工されている。換言すると、接地電極13は、中心電極軸線Z1に対して略平行に延びる脚部13aと、中心電極軸線Z1に対して略直交方向に延びる対向部13bと、を有し、貴金属チップ14が中心電極12の先端面12aに対向して配置されると共に、貴金属チップ14と中心電極12との間に中心電極軸線Z1方向に所定の火花ギャップGが形成されている。
また、本実施形態では、仮曲げ前の接地電極13における貴金属チップ14が接合された面をチップ接合面13cといい、仮曲げ前の接地電極13における貴金属チップ14が接合されていない面を反チップ接合面13dという。以上が、本発明の製造方法により製造されるスパークプラグ1の中心電極12付近の構成である。
次に、接地電極13を仮曲げするための装置について、図を参照して説明する。
図2は、仮曲げを行う前の準備段階で用いる準備加工装置を示す模式的な正面図である。図2に示されるように、準備加工装置は、火花ギャップG部分を上方にしてワーク(スパークプラグ1)を固定保持するホルダ20と、ホルダ20に保持されたワークの中心電極軸線Z1を中心にしてホルダ20を移動させるホルダ駆動装置30と、両電極12、13近傍を撮影するカメラ40と、カメラ40から出力される画像信号を処理する画像処理手段50と、画像処理手段50からの信号に基づいて後述する複数の駆動装置を制御する制御手段60とを備えて構成されている。なお、カメラ40は、本発明の撮影手段に相当し、例えばCCDカメラが採用される。
画像処理手段50は、カメラ40から入力される画像の画像信号に基づき、接地電極13に接合された貴金属チップ14の場所(座標)に基づいて接地電極13を仮曲げするための曲げパンチ90(後述する図4、図5参照)の駆動量(移動量)を求めるものである。このため、画像処理手段50は、得られた画像を用いて、接地電極13の他端側の端面から貴金属チップ14が接合された位置までの、ハウジング10の長軸方向における接合距離(後述する図7に示される接合距離L1)を求めるようになっている。
また、画像処置手段50は、曲げパンチ90の移動量、すなわち曲げパンチ90の前進端の位置を決定する(後述する図9参照)。なお、曲げパンチ90の前進端の位置とは、曲げパンチ90の押し付け方向(X1)における最先端部分の位置を指す。
このような画像処理手段50は、曲げパンチ90の前進端の位置を補正するための前進端補正値を算出する前進端補正値算出プログラム、および各種演算式やデータ等が記憶されたROM、RAM、CPU、I/Oポート(いずれも図示しない)などを備えて構成されている。この画像処理手段50にて得られた前進端補正値は、制御手段60に出力される。
制御手段60は、画像処理手段50から入力される前進端補正値のデータに基づき、曲げパンチ90を駆動するための曲げパンチ駆動装置91(後述する図4、図5参照)や、ワークの接地電極13の仮曲げを行う際に用いられるサーチャ81、82(後述する図4参照)の場所を移動させる機能を有するものである。このような制御手段60は、上記画像処理手段50と同様に、各種演算式やデータ、駆動装置を作動させるためのプログラム等が記憶されたROM、RAM、CPU、I/Oポート(いずれも図示しない)などを備えて構成されている。
なお、本実施形態では、前進端補正値を座標値としているため、画像処理手段50および制御手段60にてそれぞれ用いられる座標は共通のものである。
図3は、図2に示されるカメラ40の配置を示す模式的な平面図である。図3に示されるように、カメラ40は、仮曲げ前の時点での両電極12、13付近を撮影するようになっている。ここで、中心電極軸線Z1に直交すると共に接地電極13を貫く方向を第1直交方向Xとすると、カメラ40の撮影方向は、第1直交方向Xに直交する第2直交方向Yである。この第2直交方向Yおよび中心電極軸線Z1に垂直な方向は第1直交方向Xに該当する。なお、図3において、ワークにおいてカメラ40とは反対側には、撮影のための図示しない照明が配置されている。
図4は、仮曲げ加工装置の模式的な平面図である。この図に示される仮曲げ加工装置は、図2に示される準備加工装置に保持されたままの状態のワークを加工するようになっている。また、図5は、図4に示される仮曲げ加工装置の正面図である。
図4および図5に示されるように、仮曲げ加工装置は、中心電極12の先端面12aおよび接地電極13のチップ接合面13cに対向させて配置される2つのサーチャ81、82と、接地電極13の反チップ接合面13dに対向させて配置される円柱状の曲げパンチ90と、を備えて構成されている。
2つのサーチャ81、82は、第2直交方向Yに相対移動可能にしてサーチャブロック100に装着されており、曲げパンチ90は、第1直交方向Xに相対移動可能にして共通ブロック101に装着されている。そして、サーチャブロック100は、第1直交方向Xに相対移動可能にして共通ブロック101に装着されている。
すなわち、図4に示されるように、第1サーチャ81は、サーチャブロック100に固定された第1サーチャY軸駆動装置84により第2直交方向Yに駆動され、第2サーチャ82は、サーチャブロック100に固定された第2サーチャY軸駆動装置85により第2直交方向Yに駆動されるようになっている。
そして、2つのサーチャ81、82における接地電極13側の先端部81a、82aを、曲げパンチ90により反チップ接合面13d側から接地電極13を押して、サーチャ81、82における中心電極とは反対側の面81b、82b(以下、反中心電極側の面という)に接地電極13を押し付けるようになっている。
また、2つのサーチャ81、82には、仮曲げを行う際に絶縁碍子11や中心電極12との干渉を避けるための逃がし部81c、82c、および仮曲げを行う際に貴金属チップ14との干渉を避けるための切り欠き部81d、82dが形成されている。
曲げパンチ90は、共通ブロック101に固定された曲げパンチ駆動装置91により第1直交方向Xに駆動されるようになっている。
共通ブロック101は、図5に示されるブロックZ軸駆動装置102により中心電極軸線Z1方向に駆動されるようになっている。サーチャブロック100は、共通ブロック101に固定されたサーチャX軸駆動装置83により、第1直交方向Xに駆動されるようになっている。
具体的に、共通ブロック101は、図5に示されるように、ブロックZ軸駆動装置102により中心電極軸線Z1方向に駆動される第1共通ブロック103と第2共通ブロック104とが、軸105によって相対的に回転可能に結合されたもので構成されている。
また、第1共通ブロック103に固定されたブロック回転駆動装置106により、第1共通ブロック103に対する第2共通ブロック104の角度が調整されるようになっている。第2共通ブロック104には、サーチャY軸駆動装置83および曲げパンチ駆動装置91が固定されている。
さらに、第2共通ブロック104は、中心電極軸線Z1に対して傾斜している。したがって、曲げパンチ90は中心電極軸線Z1に対して斜め方向(X1)に移動する。より詳細には、曲げパンチ90は、中心電極軸線Z1に対して直交する方向Yへの移動に伴って、中心電極軸線Z1方向で、かつ中心電極12の先端面12aに近づく向きに移動する。本実施形態では、接地電極13の他端側の端面から基準距離の位置に貴金属チップ14が接合されているときに曲げパンチ90を基準位置まで押し付けるとする。
なお、仮曲げ加工装置の上記各駆動装置83〜85、91、102、106には、サーボモータまたは油空圧シリンダがそれぞれ備えられており、制御手段60の指令に基づきそれぞれ作動するようになっている。
以上が、本実施形態に係るスパークプラグ1を製造する上で、仮曲げ工程に用いられる装置およびその構成である。
次に、図1に示されるスパークプラグ1の製造方法において、上記装置を用いて接地電極13を仮曲げする工程について説明する。
まず、接地電極13に接合された貴金属チップ14の位置を検出し、この貴金属チップ14の場所に応じた前進端補正値を求める方法について図6を参照して説明する。ここで、前進端とは、上述のように、図5に示される曲げパンチ90において、その移動方向のもっとも先端部分の位置のことを言う。したがって、曲げパンチ90の前進端とは、曲げパンチ90において接地電極13の反チップ接合面13dに接触する部分に相当する。
図6は、接地電極13に対する貴金属チップ14の位置を検出すると共に、その貴金属チップ14の位置に応じて曲げパンチ90の前進端の位置を補正するための前進端補正値を求める内容を示したフローチャートである。図6に示されるフローチャートは、画像処理手段50に記憶された前進端補正値算出プログラムに従って実行され、ワークが図4および図5に示される準備加工装置に設置された状態でスタートするようになっている。
ステップ200では、初期化がなされる。すなわち、前回得られた座標や前進端補正値などのデータがクリアされる。
ステップ201では、画像入力がなされる。具体的には、図2および図3に示されるように、図示しない照明にてワークの接地電極13が照明される。この後、カメラ40にてワークの接地電極13が撮影される。そして、カメラ40にて撮影された画像の画像データは画像処理手段50に入力される。
図7は、カメラ40にて撮影された接地電極13の画像を示したものである。また、図8は、図7において接地電極13に接合された貴金属チップ14近傍を拡大した図である。本実施形態では、画像において暗い部分を斜線により表現してある。したがって、図7および図8に示されるように、ワーク以外の場所は照明によって明るく表示される。
なお、本実施形態では、図7に示される画像左上を画像の原点(0,0)とし、図7中に示されるワークの中心電極軸線Z1に垂直な方向をx軸、x軸に垂直な方向(すなわち中心電極軸線Z1に平行な軸)をy軸と定義する。
ステップ202では、第1ウィンドウW1が設定される。具体的には、第1ウィンドウW1は、図8に示されるように、x軸方向においてチップ接合面13cと貴金属チップ14の端面14aとの間のうち貴金属チップ14の端面14a側であって、かつ、貴金属チップ14のうち接地電極13の端面側(貴金属チップ14の側面部分14b)と背景300とが含まれるように設定される。また、第1ウィンドウW1は、その範囲内に貴金属チップ14の端面14aが含まれないようにあらかじめ設定され、画像中に張られる。このような第1ウィンドウW1は、図8に示されるように、貴金属チップ14の側面部分14bと背景300とのエッジ(境界)を検出するための検出範囲となるものである。
上記第1ウィンドウW1は、それが構成される座標(つまり、4つの座標)としてあらかじめ画像処理手段50に記憶されており、本ステップにおいて画像の画像データが画像処理手段50に入力された後、画像中に第1ウィンドウW1を構成する各座標が設定されることで第1ウィンドウW1が形成される。なお、以下で形成される各ウィンドウも同じである。
ステップ203では、第1エッジE1が検出されたか否かが判定される。具体的には、第1ウィンドウW1内において、貴金属チップ14の側面部分14bと背景300との境界が第1エッジE1として検出されるのである。つまり、第1ウィンドウW1内において、y方向に画像の色の変化をモニタしていくと、例えば図中の明るい部分(背景300)が暗い部分(貴金属チップ14の側面部分14b)に変化する境界が検出され、その境界の座標(x1、y1)が検出される。本ステップでは、図中の暗い部分と明るい部分との境界が検出されず、第1エッジE1の座標が検出されない場合もある。
このように、画像中に第1ウィンドウW1を設け、この第1ウィンドウW1内で第1エッジE1の座標を取得するようにすることで、画像中の第1ウィンドウW1内のみにおいて第1エッジE1を探せば良いため、第1エッジE1の座標の取得効率を向上させることができる。
上記のようにして、第1エッジE1の座標を調べた後、第1エッジE1が検出されたか否かが判定される。すなわち、上記のようにして第1エッジE1の座標が取得されたか否かが判定される。本ステップにて第1エッジE1の座標が取得されていないと判定された場合、ステップ204に進む。一方、本ステップにて第1エッジE1の座標が取得されたと判定された場合、ステップ205に進む。
ステップ204では、エラー処理がなされる。すなわち、上記ステップ203にて第1エッジE1の座標が取得されなかったのは、ステップ201にてワークの接地電極13が正常に撮影されない場合や、ワークにおいて接地電極13に貴金属チップ14が正常に接合されていない場合などが考えられる。したがって、本ステップでは、このようなワークに対し、前進端補正値を求めるステップおよびその前進端補正値に基づく仮曲げ工程をキャンセルする処理が施される。このエラー処理により、図2および図3に示される準備加工装置に固定保持されたワークは、この準備加工装置から取り外される。そして、本フローチャートは終了し、別のワークが準備加工装置に取り付けられ、再び図6に示されるフローが実行開始される。
ステップ205では、第2ウィンドウW2が設定される。具体的には、第2ウィンドウW2は、図8に示されるように、x軸方向においてチップ接合面13cと貴金属チップ14の端面14aとの間のうち貴金属チップ14の端面14a側であって、かつ、貴金属チップ14のうちハウジング10の一端面10a側(貴金属チップ14の側面部分14c)と背景300とが含まれるように設定される。また、第2ウィンドウW2は、第1ウィンドウW1と同様にその範囲内に貴金属チップ14の端面14aが含まれないようにあらかじめ設定され、画像中に張られる。このような第2ウィンドウW2は、図8に示されるように、貴金属チップ14の側面部分14cと背景300とのエッジ(境界)を検出するための検出範囲となるものである。
ステップ206では、第2エッジE2が検出されたか否かが判定される。具体的には、第2ウィンドウW2内において、中心電極12の先端面12aに対向する貴金属チップ14の側面部分14cと背景300との境界が第2エッジE2として検出されるのである。つまり、第2ウィンドウW2内において、y方向に画像の色の変化をモニタしていくと、例えば図中の暗い部分(貴金属チップ14の側面部分14c)が明るい部分(背景300)に変化する境界が検出され、その境界の座標(x1、y2)が検出される。本ステップでは、ステップ203と同様に、図中の暗い部分と明るい部分との境界が検出されず、第2エッジE2の座標が検出されない場合もある。
上記のようにして、第2エッジE2の座標を調べた後、第2エッジE2が検出されたか否かが判定される。すなわち、上記のようにして第2エッジE2の座標が取得されたか否かが判定される。本ステップにて第2エッジE2の座標が取得されていないと判定された場合、ステップ204に進む。一方、本ステップにて第2エッジE2の座標が取得されたと判定された場合、ステップ207に進む。
ステップ207では、第3ウィンドウW3が設定される。具体的には、第3ウィンドウW3は、図8に示されるように、x軸方向においてチップ接合面13cと反チップ接合面13dとの間よりも狭く、かつ、y軸方向において接地電極13の他端側と背景300とが含まれるように設定され、画像中に張られる。このような第3ウィンドウW3は、図8に示されるように、接地電極13の他端側と背景300とのエッジ(境界)を検出するための検出範囲となるものである。
ステップ208では、第3エッジE3が検出されたか否かが判定される。具体的には、第3ウィンドウW3内において、接地電極13の他端側の端面と背景300との境界が第3エッジE3として検出されるのである。つまり、第3ウィンドウW3内において、y方向に画像の色の変化をモニタしていくと、例えば図中の明るい部分(背景300)が暗い部分(接地電極13の他端側)に変化する境界が検出され、その境界の座標(x2、y3)が検出される。本ステップでは、ステップ203、206と同様に、図中の暗い部分と明るい部分との境界が検出されず、第3エッジE3の座標が検出されない場合もある。
上記のようにして、第3エッジE3の座標を調べた後、第3エッジE3が検出されたか否かが判定される。すなわち、上記のようにして第3エッジE3の座標が取得されたか否かが判定される。本ステップにて第3エッジE3の座標が取得されていないと判定された場合、ステップ204に進む。一方、本ステップにて第3エッジE3の座標が取得されたと判定された場合、ステップ209に進む。
ステップ209では、貴金属チップ14のy軸方向における中間点の座標(図8に示される点Aのy軸方向の座標)が算出される。まず、上記ステップ203、206において、貴金属チップ14におけるy軸方向の座標が取得されたので、これらの座標により、貴金属チップ14のy軸方向の長さが算出される。すなわち、y2−y1を計算することで、貴金属チップ14の各側面部分14b、14c間の距離が得られる。そして、得られた距離y2−y1を二分割することにより、貴金属チップ14の中間点のy軸方向の座標y1+(y2−y1)/2が得られる。
ステップ210では、接地電極13の他端側の端面と貴金属チップ14の中間点Aとの間の接合距離L1(図7参照)が算出される。すなわち、中間点Aのy座標から接地電極13の他端側の端面のy座標を減算することで接合距離L1が得られる。つまり、接合距離L1はL1=(y1+(y2−y1)/2)−y3となる。このように接合距離L1を求めることで、貴金属チップ14が接地電極13の他端側の端面からどれくらい離れて接合されているのかかがわかる。
ステップ211では、前進端補正値(L2)が算出される。この前進端補正値は、仮曲げ加工装置において接地電極13を仮曲げ加工する際、第1直交方向Xにおいて曲げパンチ90を接地電極13に押し付けきったときの曲げパンチ90の前進端の位置を、正規の位置(基準位置)から変更する値に相当する。
本実施形態では、前進端補正値はL2=(1.00−L1)/2.5として算出される。そして、上記ステップ210にて得られた接合距離L1がこの式に代入され計算されることで、前進端補正値L2が得られる。上記L2を求める式において分子で用いられる「1.00」は、例えば接地電極13の他端側の端面から貴金属チップ14の中間点Aまでの間の規格値である。したがって、分子部分は規格値からのずれを示す値となる。また、分母で用いられると共に実験的に得られた「2.5」で分子の値を割ることで、好ましい前進端補正値L2を得ることができるようになっている。
こうして算出される前進端補正値L2は、上述のように規格値からのずれに対する値となるため、接合距離L1の値に応じて正もしくは負の値となる。つまり、前進端補正値が正の値であれば、貴金属チップ14は正規の場所から接地電極13の他端側の端面に近い場所に接合されていると言える。一方、前進端補正値が負の値であれば、貴金属チップ14は正規の場所からハウジング10の一端面10a側に接合されていると言える。
本ステップにて得られた前進端補正値は、画像処理手段50から制御手段60に出力される。こうして、図6に示される前進端補正値を求める処理は終了する。
次に、上記準備加工装置にて得られた前進端補正値を用いて接地電極13を仮曲げする方法について説明する。上記画像処理手段50にて前進端補正値が得られると、ワークは図4および図5に示される仮曲げ加工装置に取り付けられる。この後、制御手段60に入力された前進端補正値の値に応じて、曲げパンチ90を移動させる移動量が算出される。具体的に、前進端補正値L2の値に応じて曲げパンチ90の移動量が変更される様子を図9に示す。
上述のように、前進端補正値L2が正の値の場合、貴金属チップ14が接地電極13の他端側の端面に近い場所に接合されていることになる。したがって、曲げパンチ90を正規の場所400よりもさらに遠い第1の場所410まで押し付けることで、貴金属チップ14を中心電極12の先端面12aに近づけることができるのである。一方、前進端補正値L2が負の値の場合、貴金属チップ14が接地電極13の他端側の端面よりも遠い場所に接合されていることになる。したがって、曲げパンチ90を正規の場所400まで移動させずにその手前の第2の場所420まで押し付けることで、貴金属チップ14を中心電極12の先端面12aに近づけすぎないようにすることができるのである。
したがって、制御手段60にて、前進端補正値L2に応じた曲げパンチ90のX1方向の移動量が算出される。この後、図4および図5に示されるようにワークが固定保持された状態において、制御手段60の指令により、各駆動装置83〜85、102、106が作動して、サーチャ81、82があらかじめ決められた場所に移動される。このような状態になった後、曲げパンチ駆動装置91が作動して、接地電極13の反チップ接合面13dに押し付けられる。そして、曲げパンチ90が算出されたX1方向の移動量だけ押されると、接地電極13の中間部が折り曲げられ、接地電極13のチップ接合面13cが各サーチャ81、82の反中心電極側の面81b、82bに押し付けられる。こうして、接地電極13が仮曲げされる。
以上説明したように、本実施形態では、接地電極13に接合される貴金属チップ14の位置に応じて、曲げパンチ90を押し付ける距離を変更することを特徴としている。これにより、貴金属チップ14が接地電極13の端面側に接合されている場合、接地電極13をより曲げて貴金属チップ14を中心電極12の先端面12aに近づけるようにすることができる。一方、貴金属チップ14がハウジング10の一端面10a側に接合されている場合、接地電極13を曲げすぎないようにして貴金属チップ14を中心電極12の先端面12aに近づけすぎないようにすることができる。
以上のようにして、曲げパンチ90をワークごとに異なる移動量で接地電極13に押し付け、接地電極13がそれぞれスプリングバックしたとき、貴金属チップ14と中心電極12の先端面12aとの間の距離をワークごとに同じにすることができ。したがって、ワークごとに接地電極13の仮曲げの形状を安定化させることができる。
また、図8に示されるように、画像中にウィンドウW1〜W3を設定し、それらウィンドウW1〜W3を検出範囲として各ウィンドウW1〜W3内にて各エッジE1〜E3の座標をそれぞれ取得する。これにより、各エッジE1〜E3の座標を用いて接地電極13の他端側の端面から貴金属チップ14の中間点Aまでの接合距離を求めることができる。そして、この接合距離を用いることで、曲げパンチ90の前進端の位置を補正するための前進端補正値を求めるようにすることができる。このように、画像中のウィンドウW1〜W3内のみにおいて各エッジE1〜E3の座標をそれぞれ取得すれば良いため、各エッジE1〜E3の座標の取得効率を向上させることができる。
さらに、本実施形態では、第1、第2エッジE1、E2については、貴金属チップ14の端面14a側における座標をそれぞれ取得している。これにより、接合距離を、接地電極13の端面から貴金属チップ14の端面14a側の中間点Aまでの、ハウジング10の長軸方向における距離とすることができる。したがって、前進端補正値を貴金属チップ14の端面に応じた値とすることができる。
(他の実施形態)
上記実施形態において示される各装置は一例を示すものであって、構成等がこれに限定されるものではない。
上記実施形態において、図6に示されるフローチャートは一例を示すものであって、これに限定されるものではない。すなわち、より精度の高い前進端補正値を求める場合、接地電極13に対する貴金属チップ14の姿勢等を検出し、それらを勘案してもっとも好ましい前進端補正値を算出することも可能である。
上記実施形態では、画像処理手段50にて前進端補正値を求めるようにしているが、画像処理手段50では接地電極13の他端側の端面と貴金属チップ14の中間点Aとの間の距離(座標)のみを取得してその情報を制御手段60に出力するようにし、制御手段60にて前進端補正値を求めるようにしても構わない。
なお、各図中に示したステップは、各種処理を実行する手段に対応するものである。
本発明の製造方法により製造されるスパークプラグを半断面で示す正面図である。 仮曲げを行う前の準備段階で用いる準備加工装置を示す模式的な正面図である。 図2に示されるカメラの配置を示す模式的な平面図である。 仮曲げ加工装置の模式的な平面図である。 図4に示される仮曲げ加工装置の正面図である。 曲げパンチの前進端補正値を求める内容を示したフローチャートである。 カメラにて撮影された接地電極の画像を示した図である。 図7において接地電極に接合された貴金属チップ近傍を拡大した図である。 前進端補正値L2の値に応じて、曲げパンチの移動量が変更される様子を示した図である。
符号の説明
10…ハウジング、10a…一端面、12…中心電極、12a…先端面、
13…接地電極、13c…チップ接合面、14…貴金属チップ、40…カメラ、
50…画像処理手段、60…制御手段、81、82…サーチャ、90…曲げパンチ、
300…背景、E1〜E3…第1〜第3エッジ、X…第1直交方向、
X1…押し付け方向、Y…第2直交方向、Z1…中心電極の軸線。

Claims (5)

  1. ハウジング(10)の内部に柱状の中心電極(12)が絶縁保持され、前記ハウジングの一端面(10a)に接地電極(13)の一端が接合され、前記接地電極の他端に柱状の貴金属チップ(14)が接合され、前記接地電極は仮曲げ前の時点では前記中心電極の軸線(Z1)方向に伸びる直線状の板部材であり、前記接地電極の他端側が前記中心電極軸線に対して略直交する角度まで仮曲げされて、前記貴金属チップが前記中心電極の先端面(12a)に対して対向配置されるスパークプラグの製造方法であって、
    前記中心電極の先端面に対向させてサーチャ(81、82)を配置し、曲げパンチ(90)を用いて前記接地電極を前記サーチャに対し前記中心電極とは反対側から押し付けることにより、前記接地電極の仮曲げを行う仮曲げ工程を有し、
    前記仮曲げ工程では、前記接地電極の他端側の端面から基準距離の位置に前記貴金属チップが接合されているときに前記曲げパンチを基準位置まで押し付けるとすると、前記貴金属チップが前記基準距離よりも前記接地電極の端面側に接合されている場合、前記曲げパンチを前記基準位置よりも遠くまで押し付け、前記貴金属チップが前記基準距離よりも前記ハウジングの一端面側に接合されている場合、前記曲げパンチを前記基準位置よりも手前まで押し付けることを特徴とするスパークプラグの製造方法。
  2. ハウジング(10)の内部に柱状の中心電極(12)が絶縁保持され、前記ハウジングの一端面(10a)に接地電極(13)の一端が接合され、前記接地電極の他端に柱状の貴金属チップ(14)が接合され、前記接地電極は仮曲げ前の時点では前記中心電極の軸線(Z1)方向に伸びる直線状の板部材であり、仮曲げ工程にて前記接地電極の他端側が前記中心電極軸線に対して略直交する角度まで仮曲げされて、前記貴金属チップが前記中心電極の先端面(12a)に対して対向配置されるスパークプラグの製造方法であって、
    前記接地電極を撮影する撮影手段(40)を備えており、前記接地電極を仮曲げするための曲げパンチ(90)において前記接地電極に対する押し付け方向(X1)における最先端部分を前記曲げパンチの前進端とすると、前記撮影手段にて撮影された画像に基づいて前記曲げパンチの前進端の位置を補正するための前進端補正値を求める準備加工装置を有し、
    前記仮曲げ工程は、
    前記接地電極において、前記貴金属チップが接合された面をチップ接合面(13c)と定義すると共に、前記撮影手段にて前記接地電極において前記チップ接合面に垂直かつ前記ハウジングの一端面に垂直な面を撮影する工程と、
    前記撮影手段にて撮影された画像を用いて、前記接地電極の他端側の端面から前記貴金属チップが接合された位置までの、前記ハウジングの長軸方向における接合距離(L1)を求める工程と、
    前記接地電極の他端側の端面から基準距離だけ離れた位置に前記貴金属チップが接合されているときに、前記押し付け方向において前記曲げパンチを基準位置まで押し付けるとしたとき、前記接合距離に基づいて前記基準位置を補正するための前記前進端補正値を求める工程と、
    前記中心電極の先端面に対向させてサーチャ(81、82)を配置し、前記曲げパンチを用いて前記接地電極を前記サーチャに対し前記中心電極とは反対側から押し付けることにより、前記接地電極の仮曲げを行う際、前記接合距離が前記基準距離よりも短い場合、前記曲げパンチを前記基準位置よりも求めた前進端補正値分だけさらに押し付け、前記接合距離が前記基準距離よりも長い場合、前記曲げパンチを前記基準位置よりも求めた前進端補正値分だけ手前まで押し付ける工程と、を含んでいることを特徴とするスパークプラグの製造方法。
  3. 前記画像には、ワーク以外の領域が背景(300)として示されており、
    前記接合距離を求める工程では、
    前記貴金属チップのうち前記接地電極の他端側の端面側と前記背景との境界を第1エッジ(E1)とし、前記ハウジングの長軸方向における前記第1エッジの座標を取得する工程と、
    前記貴金属チップのうち前記ハウジングの一端面側と前記背景との境界を第2エッジ(E2)とし、前記ハウジングの長軸方向における前記第2エッジの座標を取得する工程と、
    前記接地電極の他端側の端面と前記背景との境界を第3エッジ(E3)とし、前記ハウジングの長軸方向における前記第3エッジの座標を取得する工程と、
    前記第1エッジおよび前記第2エッジの各座標から、前記画像中に示される前記貴金属チップにおいて前記ハウジングの長軸方向の中間点(A)の座標を求める工程と、
    前記第3エッジと前記貴金属チップの中間点との各座標から、前記ハウジングの長軸方向における前記第3エッジから前記中間点までの距離を前記接合距離として求める工程と、を含んでいることを特徴とする請求項2に記載のスパークプラグの製造方法。
  4. 前記接合距離を求める工程では、前記画像中に複数のウィンドウ(W1〜W3)を設け、これらウィンドウ内において前記第1〜第3エッジの座標をそれぞれ取得することを特徴とする請求項3に記載のスパークプラグの製造方法。
  5. 前記第1エッジおよび前記第2エッジの各座標を取得する工程では、前記貴金属チップの端面(14a)側における第1エッジおよび第2エッジの各座標をそれぞれ取得することを特徴とする請求項3または4に記載のスパークプラグの製造方法。
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