JP4438439B2 - 表面電荷分布測定方法及び装置並びに、感光体静電潜像分布測定方法及びその装置 - Google Patents
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Description
なお、図1は、感光体が用いられる画像形成装置の全体構成例を概略的に示す正面図である。すなわち、感光体ドラム8の周辺に帯電部1、露光部2、現像部3、転写部4、定着部5、クリーニング部6、除電部7が配置されており、下記(1)〜(7)の作像プロセスが画像形成ごとに繰り返される。
(1)帯電:感光体を均一に帯電させる。
(2)露光:感光体に光を照射して、部分的に電荷を逃がし、静電潜像を形成する。
(3)現像:帯電した微粒子(トナー)により、静電潜像上に可視画像を形成する。
(4)転写:現像された可視画像を紙または他の転写材に移動させる。
(5)定着:転写画像を融着して、転写材上に画像を固定する。
(6)クリーニング:感光体上の残トナーを清掃する。
(7)除電:感光体上の残留電荷を消去する。
感光体の静電潜像を測定して、設計にフィードバックすることにより、各工程のプロセスクオリティを向上することができる。その結果、高画質化、高耐久化、高安定化、さらに省エネルギー化の実現が期待できる。
良く知られている方法としては、電位分布を有する試料にカンチレバーなどのセンサヘッドを近づけ、そのときの相互作用として生じる静電引力や誘導電流を計測して、電位分布に換算する方式がある。例えば、静電引力タイプは、SPM(Scanning Probe Microscope)として市販されており、また誘導電流タイプとしては、いくつかの技術が開示されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
このような近接条件とする場合、次のような問題があり、他の用途には使えても実使用上静電潜像を測定することはできない。すなわち、
・絶対距離計測が必要となる。
・測定に時間がかかり、その間に潜像状態が変化する。
・放電、吸着が起る。
・センサ自身が電場を乱す。
しかしながら、この方法では、現像、転写のプロセスを経由しているので、静電潜像そのものを計測したことにはならないという問題がある。
この開示方法の場合、測定試料としては、LSIチップや静電潜像を記憶・保持できる試料に限定されている。このため、暗減衰を生じる通常の感光体は、測定することができない。通常の誘電体は、電荷を半永久的に保持することができるので、電荷分布を形成後、時間をかけて測定を行っても、測定結果に影響を与えることはない。しかしながら、感光体の場合は抵抗値が無限大ではないので電荷を長時間保持できず、このため、暗減衰が生じて時間とともに表面電位が低下してしまう。感光体が電荷を保持できる時間は、暗室であってもせいぜい数十秒である。従って、帯電・露光後に電子顕微鏡(SEM)内で観察しようとしても、その観察準備段階で静電潜像は消失してしまい測定ができない。
これによって静電潜像を測定することは可能であるが、電界強度が大きいとコントラスト像は、電界強度に比例した輝度信号になるわけではなく、図2の電界強度と明暗像との関係を表す概念図に示すように2値化傾向が起きてくる。なお、ここで述べる電界強度とは、試料面に対して垂直な方向で、入射電子側を正とする電界ベクトルのことを指す。
なお、図において、符号33は導体、34は2次電子検出器、35は電源、37は対物レンズをそれぞれ示す。
なお、厳密には、電荷は試料内に空間的に散らばっていることは周知の通りであるが、ここで述べる表面電荷とは、電荷分布状態が、厚さ方向に比べて、面内方向に大きく分布している状態を指すことにする。また、電荷は、電子だけでなく、イオンも含める。
すなわち、本発明は、以下に記載する請求項1〜請求項12の表面電荷分布の測定方法、表面電荷分布測定装置、感光体静電潜像分布の測定方法、及び感光体静電潜像分布の測定装置に係るものであり、これにより前記課題を解決する。以下、本発明について具体的に説明する。
試料面上部に導電性部材であるグリッドメッシュ電極を配置し、試料下面に前記グリッドメッシュ電極の電位に対して任意の電圧を印加して、試料面上に形成される電界強度と試料の電位バイアス成分とを可変とした試料設置部に表面に電荷を有する試料を設置し、この設置された試料に、荷電粒子ビームを照射して1次元的もしくは2次元的に走査し、この走査により生成した2次荷電粒子から検出信号を取得し、この検出信号において試料面上の所定の電界強度をスレッシュレベルとして区分される領域を、該試料の表面電荷分布を表すコントラスト像として測定するとき、
試料下面に前記グリッドメッシュ電極の電位に対して任意の電圧を印加して、試料面上における電界強度の電位バイアス成分を所望の値にシフトさせて任意の電界強度とし、この任意の電界強度を前記スレッシュレベルとすることにより前記検出信号が区分される領域を調整して前記コントラスト像を得ることを特徴とする。
試料面上に形成される電界強度と試料の電位バイアス成分とが可変とされた試料設置部に設置された、表面に電荷を有する試料に、荷電粒子ビームを照射して1次元的もしくは2次元的に走査し、この走査により生成した2次荷電粒子によって得られる検出信号の制御を、前記電界強度と前記電位バイアス成分とを変化させて行うことにより、該試料の表面電荷分布を測定する表面電荷分布測定方法において、
前記検出信号量制御のため、前記試料面に形成される電界強度を複数段階に変化させて測定を繰り返し、得られた潜像データから表面電荷分布の潜像プロファイルを演算することを特徴とする。
試料面上部に導電性部材であるグリッドメッシュ電極が配置され、試料下面に前記グリッドメッシュ電極の電位に対して任意の電圧を印加して、試料面上における電界強度の電位バイアス成分を所望の値にシフトさせることにより任意の電界強度とする試料設置部と、
前記試料設置部に設置された、表面に電荷を有する試料に対して、荷電粒子ビームを照射して1次元的もしくは2次元的に走査する荷電粒子ビーム走査手段と、
前記試料の電荷分布に準じて生成した2次荷電粒子を検出器で捕獲し、その強度を試料面上の位置に対応させて検出信号として検出し、前記試料面上に形成される前記任意の電界強度をスレッシュレベルとしてこの検出信号を区分し、この区分された領域に基づくコントラスト像を該試料の表面電荷分布を表すものとして測定する測定手段と、を有することを特徴とする。
前記表面電荷分布を測定する手段は、請求項3〜7のいずれかに記載の表面電荷分布測定装置であることを特徴とする。
前記表面電荷分布の測定は、請求項1または2に記載の表面電荷分布測定方法であることを特徴とする。
この測定方法によれば、誘電体試料の表面電荷分布あるいはその電荷分布によって形成される試料表面近傍の垂直方向の電界分布を高分解能に測定することができる。このような手法によって、例えば、感光体の静電潜像を測定してプロセスクオリティを向上し、品質向上(高画質化、高耐久化、高安定化、省エネルギー化など)を実現することができる。
また、電圧を印加するための導電性部材として、グリッドメッシュ電極を用いることにより、入射荷電粒子ビーム(例えば、電子ビーム)を遮ることなく電界強度のバイアス成分を変えることができる(試料電界を変えることが可能)。このようなグリッドメッシュ電極の配置により、例えば、入射電子軌道に対する影響を抑制することが可能となり、入射電子ビームの曲がりなどの問題が是正され、補正をする必要がなくなる。
感光体の静電潜像を測定して、設計にフィードバックすることにより、各工程のプロセスクオリティが向上するため、高画質化、高耐久化、高安定化及び、省エネルギー化が実現できる。
図4は、本発明に係る表面電荷分布測定方法とその測定装置の1実施形態を説明するための荷電粒子照射部、試料設置部、2次電子検出部の配置を示す。この表面電荷分布測定装置は、荷電粒子ビームを照射する荷電粒子照射部50と、試料設置部60と、2次電子検出部70とから構成されている。なお、図4に示す試料設置部60における試料と電極の接続は概念的に示したものであり、詳細は後述(図5または図6による。これらは、いずれも同一チャンバ90内に配置され、測定時にはチャンバ90は真空に維持される。
また、ここでいう、荷電粒子とは、電子ビームあるいはイオンビームなど電界や磁界の影響を受ける粒子を指す。以下、電子ビームを照射する実施形態について説明する。
また、荷電粒子照射部50は、静電潜像の測定のほか、試料(感光体など)の帯電にも利用できる帯電部としての機能を有する。また、本発明の表面電荷分布測定装置の構成として、後述のように光学系からなる露光部を具備(図11)することができる。
2次電子検出部70の2次電子検出器71には、シンチレータや光電子増倍管などが用いられる。一方、イオンビームの場合には、電子銃の代りに液体金属イオン銃などを用いることができる。
試料62下面に設置した電圧を印加する導体(導電材料)63と試料62上部に導電性部材であるグリッドメッシュ電極61とを配置した構成となっている。導体(導電材料)63は、試料自体の一部であっても構わない。また、グリッドメッシュ電極61は接地(アース)されている。電源66は、十数kVまで高電圧発生可能な電源であり、かつ、電圧値を任意に設定可能な構成となっている。図5において、試料62下面の電位(V1)は、印加電圧(Vin)と等しい。
E=(V3−V2)/d
ここで、帯電電荷に伴う電位相当分をVcとすれば
V2=V1+Vc
である。従って、V1を変えることで、Eが変化する。
このように、電圧を印加するための導電性部材として、グリッドメッシュ電極を配置することにより、入射荷電粒子ビーム(例えば、電子ビーム)を遮ることなく電界強度のバイアス成分を変えることができ、入射電子ビームの曲がりなどの問題がなくなる。
すなわち、上記図5に示した導体(導電材料)63の下面に絶縁体64を介在(挟む)させて試料台65に設置する構成である。なお、導体(導電材料)63は試料自体の一部であってもよい。
一般的に試料台65は、接地(アース)されている。このため、試料62下部が導電性の材料である場合には、試料台65と試料62との間に絶縁体64として、プラスチック樹脂などの絶縁性の材料を介在させることが好ましい。これにより、所望の電界強度とするように電位バイアス成分を変えることができる。
このようなグリッドメッシュ電極は、入射荷電粒子(例えば、電子)を遮ることがなく、均一に電界分布のバイアスレベルをシフトするのに適する。グリッドメッシュのピッチや形は、測定対象物や観察倍率に応じて決め、適切にして使い分けることができる。
例えば、2×106V/mの電界強度をバイアス成分としてシフトさせるためには、試料面の1mm上方にグリッドメッシュ電極を配置し、試料面の下部電極に−2000Vの電圧を印加すればよい。
図8に試料面の電界強度がバイアス的にシフトして、コントラスト像が変化する様子を、電界強度バイアスの無い場合(a)とバイアス電界(Eb)のある場合(b)を例として概念的に示す。
本発明によれば、前記のように、試料面上に形成される電界強度と電位バイアスを変化させることにより、任意の電界強度をスレッシュレベルとした、コントラスト像が得られる。
図9に、電界強度を複数段階に変化させて測定を繰返して(Ebの値をN回変えて)データを取り込み、静電潜像分布のプロファイルをコンピュータで演算処理するフローを示す。
本発明の2次電子検出部には、2次電子検出器が設けられる。この2次電子検出器は、シンチレータ(蛍光体)と光電子倍増管を組み合わせたものであり、検出される試料から発生した2次電子はエネルギーが低いため、シンチレータの表面に印加した高電圧の電界の影響により加速し、光に変換する。この光は、ライトパイプを通って光電子倍増管(PMT)で電流として増幅され、電流信号として取り出される。前記のように、本発明においては、例えば、電子ビームを試料上に照射して走査することにより、2次電子像が観察できる。
通常、シンチレータからの引き込み電圧は、10kV程度であるため、試料近傍の電界は1×104〜105V/m程度に過ぎない。このため、試料の電荷分布によって発生する電界の方が大きい場合には、試料電界の影響を受けやすい。従って、検出器の引き込み電圧を大きくするか、あるいは、検出器を試料に近づけることによって、電界強度のバイアス成分を変えることができる。試料上面で電界強度のバイアス成分を変えた測定を複数回繰り返すことによって、静電潜像分布のプロファイルを測定することができる。
また、検出器の引き込み電圧を大きくすることと、検出器を試料に近づけることの2つを組み合わせることで、より効果的に電界強度のバイアスシフトを実現することもできる。
感光体の要部構造を拡大した断面図を図10に示す。図に示すように、通常、感光体は、導電層(導電性支持体)111上に電荷発生層(CGL)112と、電荷輸送層(CTL)113を設けて構成されている。
このような構成の感光体の表面に電荷(表面電荷114)が帯電している状態で、露光されると、まず、電荷発生層(CGL)112の電荷発生材料(CGM)によって、光が吸収され、正負両極性のチャージキャリアが発生する。このキャリアは、電界によって、一方は、電荷輸送層(CTL)113に、他方は、導電層111に注入される。電荷輸送層113に注入されたキャリアはCTL中を電界によって、CTL表面にまで移動し、感光体の表面電荷114と結合して消滅する。これにより、感光体表面に電荷分布すなわち静電潜像を形成する。
次に、帯電した感光体に、光学系により構成された露光部を用いて露光を行い、静電潜像の測定を行う。
図12において、光源81を制御するLD制御部131、走査レンズ56等を制御する荷電粒子制御部132、残留電荷除去用の光源139を制御するLED制御部133、試料台130の移動を制御する試料台制御部134を有していて、これらLD制御部131、荷電粒子制御部132、LED制御部133、試料台制御部134はホストコンピュータ135によって制御される。
また、2次電子検出器71の出力は2次電子検出部136で検出され、この検出信号は信号処理部137で処理されて測定結果出力部138から2次電子測定結果が出力されるように構成されている。
図13において、一つのチャンバ90内には、円筒形状からなる試料(感光体)140、感光体140の表面に電荷分布を形成するための帯電部142、帯電した試料表面を露光するための露光部141、及び電荷分布を測定するために荷電粒子を照射・走査する荷電粒子照射部50(本実施形態では電子ビーム照射部)と、生成した2次電子を検出する検出部144が配置されている。なお、残留電荷の除電のための除電部143が設けられている。
電子ビーム照射部50は、前記図4あるいは図11に示したと同様に電子銃51、ビームモニター52、コンデンサレンズ53、アパーチャ54、ビームブランカ55、走査レンズ(偏向コイル)56、対物レンズ57から構成されている。それぞれのレンズ等には、図示しない駆動用電源が接続されている。2次電子の検出部144には、シンチレータや光電子増倍管などの2次電子検出器が用いられる。
なお、イオンビームを照射する場合には、電子銃の代りに液体金属イオン銃などを用いることができる。
図14の光学系は、円筒形状の感光体150に関して感度を持つ波長の半導体レーザ(LD)などからなる光源151、コリメートレンズ152、シリンダレンズ153、折り返しミラー154、偏向器としてのポリゴンミラー155、走査レンズL1(156)、走査レンズL2(157)などから構成される。光源151は図示されないLD制御手段により制御され、適切な条件で照射できるようになっている。これによって上記のように、母線方向に対して、ラインパターンを含めた任意の静電潜像が測定できる。光源として、半導体レーザ(LD)を用いることにより、限られた設置スペース内に効率よく収納でき、露光時間の制御を容易とすることができる。
51 電子銃
52 ビームモニター
53 コンデンサレンズ
54 アパーチャ
55 ビームブランカ
56 走査レンズ(偏向コイル)
57 対物レンズ
60 試料設置部
61 グリッドメッシュ電極
62 試料
63 導体(導電材料)
64 絶縁体
65 試料台
66 電源
70 2次電子検出部
71 2次電子検出器
80 露光部
81 光源
82 コリメートレンズ
83 アパーチャ(開口)
84 結像レンズ
90 チャンバ
Claims (11)
- 電子写真装置に用いられる感光体を試料として用い、
試料面上部に導電性部材であるグリッドメッシュ電極を配置し、試料下面に前記グリッドメッシュ電極の電位に対して任意の電圧を印加して、試料面上に形成される電界強度と試料の電位バイアス成分とを可変とした試料設置部に表面に電荷を有する試料を設置し、この設置された試料に、荷電粒子ビームを照射して1次元的もしくは2次元的に走査し、この走査により生成した2次荷電粒子から検出信号を取得し、この検出信号において試料面上の所定の電界強度をスレッシュレベルとして区分される領域を、該試料の表面電荷分布を表すコントラスト像として測定するとき、
試料下面に前記グリッドメッシュ電極の電位に対して任意の電圧を印加して、試料面上における電界強度の電位バイアス成分を所望の値にシフトさせて任意の電界強度とし、この任意の電界強度を前記スレッシュレベルとすることにより前記検出信号が区分される領域を調整して前記コントラスト像を得ることを特徴とする表面電荷分布測定方法。 - 電子写真装置に用いられる感光体を試料として用い、
試料面上に形成される電界強度と試料の電位バイアス成分とが可変とされた試料設置部に設置された、表面に電荷を有する試料に、荷電粒子ビームを照射して1次元的もしくは2次元的に走査し、この走査により生成した2次荷電粒子によって得られる検出信号の制御を、前記電界強度と前記電位バイアス成分とを変化させて行うことにより、該試料の表面電荷分布を測定する表面電荷分布測定方法において、
前記検出信号量制御のため、前記試料面に形成される電界強度を複数段階に変化させて測定を繰り返し、得られた潜像データから表面電荷分布の潜像プロファイルを演算することを特徴とする表面電荷分布測定方法。 - 電子写真装置に用いられる感光体が試料として用いられ、
試料面上部に導電性部材であるグリッドメッシュ電極が配置され、試料下面に前記グリッドメッシュ電極の電位に対して任意の電圧を印加して、試料面上における電界強度の電位バイアス成分を所望の値にシフトさせることにより任意の電界強度とする試料設置部と、
前記試料設置部に設置された、表面に電荷を有する試料に対して、荷電粒子ビームを照射して1次元的もしくは2次元的に走査する荷電粒子ビーム走査手段と、
前記試料の電荷分布に準じて生成した2次荷電粒子を検出器で捕獲し、その強度を試料面上の位置に対応させて検出信号として検出し、前記試料面上に形成される前記任意の電界強度をスレッシュレベルとしてこの検出信号を区分し、この区分された領域に基づくコントラスト像を該試料の表面電荷分布を表すものとして測定する測定手段と、を有することを特徴とする表面電荷分布測定装置。 - グリッドメッシュ電極の材質は、非磁性あるいは、弱磁性材料であることを特徴とする請求項3記載の表面電荷分布測定装置。
- 前記試料面上における電界強度の電位バイアス成分をシフトさせる手段として、試料下面に印加電圧を可変とする手段を設けるとともに、該試料下面がアース(接地)と導通しないように絶縁体を介在させることを特徴とする請求項3記載の表面電荷分布測定装置。
- 照射する荷電粒子ビームとして、電子ビームを用いることを特徴とする請求項3記載の表面電荷分布測定装置。
- 検出器の引き込み電圧を可変とする手段を有することを特徴とする請求項3記載の表面電荷分布測定装置。
- 表面に電荷を有する試料の表面を露光して電荷分布を生成させる光学手段を備えたことを特徴とする請求項3〜7のいずれかに記載の表面電荷分布測定装置。
- 感光体試料に対して、電子ビームを照射することにより試料上に帯電電荷を生成する手段と、該試料の表面を露光して静電潜像を形成する光学系手段と、試料面を電子ビームで走査し、該走査によって得られる検出信号から、表面電荷分布を測定する手段とを備えた感光体静電潜像分布測定装置であって、
前記表面電荷分布を測定する手段は、請求項3〜7のいずれかに記載の表面電荷分布測定装置であることを特徴とする感光体静電潜像分布測定装置。 - 光学系手段の露光光源として、半導体レーザを用いることを特徴とする請求項9記載の感光体静電潜像分布測定装置。
- 感光体試料に対して、電子ビームを照射することにより試料上に帯電電荷を生成させ、該試料の表面を露光して静電潜像を形成し、その試料面を電子ビームで走査し、該走査によって得られる検出信号から、表面電荷分布を測定する感光体静電潜像分布測定方法であって、
前記表面電荷分布の測定は、請求項1または2に記載の表面電荷分布測定方法であることを特徴とする感光体静電潜像分布測定方法。
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