JP4438354B2 - 情報管理装置、情報管理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、電子番組ガイド情報を利用してテレビジョン放送の番組を視聴、予約録画したりする場合において、ユーザの番組嗜好を示す情報を管理するための情報管理装置、及びその方法などに関連するものである。
デジタル衛星放送をはじめ、地上波放送においても、近年では、電子番組ガイド(EPG:Electrical Program Guide)の情報を提供することが行われている。このようなEPGの情報は、例えば番組としての情報と共に、データ放送として提供される。また、インターネット上に、EPGの情報をアップロードするサーバを設置し、このサーバからインターネット経由で放送受信装置などにダウンロードすることも行われる。
例えばこのようなEPGが提供される放送を受信して視聴するユーザは、放送受信装置側で、EPGを表示させる。そして、この番組表に対する番組の選択操作を行うことで、これから視聴したいとする番組を選択することができる。また、録画予約設定を行うこともできるようにされている。
また、一般にEPGでは、例えば番組としてのコンテンツごとに、例えばスポーツ、ニュース、ドラマ・・などのようにして、いくつかのジャンルにより分類することが行われている。つまり、EPGとして提示される各番組には、その内容に応じて、何らかのジャンルが割り与えられている。ユーザは、例えばこのジャンルの情報を利用して、自身の好みの番組などをEPGから検索することもできる。
また、このようなEPGのジャンルの情報を、ユーザのコンテンツ内容(番組内容)の好みの傾向を示す嗜好情報を形成するのに利用することも提案され、また、実用化されてきている。
つまり、ユーザが選択して視聴したとされる番組についての履歴(視聴履歴)や、予約録画設定をした番組などについての履歴(番組予約履歴)として、ジャンルに対応した履歴を記憶しておくようにする。このようなジャンルに関する視聴履歴及び予約録画履歴などに基づいて、ジャンル区分によるユーザの番組の嗜好を推定した嗜好情報を構築することが可能となる。
そして、このような嗜好情報を利用すれば、例えばユーザの嗜好に応じて番組予約録画の自動設定を行ったり、また、ユーザがテレビジョン放送を視聴しているときに、しかるべきタイミングで、ユーザに対して、好みのジャンルの番組の視聴を勧めるようなメッセージを表示させるなどすることが可能となる。つまり、ユーザの嗜好に応じた利便性の高いアプリケーションを実現することが可能になる。
特開2002−152639号公報
ところで、テレビジョン放送としては、例えば地上波放送と、特定の通信衛星を利用したデジタル衛星放送、また、放送衛星を利用した衛星放送などのようにして、異なる送出形態による放送が複数存在する状況にある。このような状況に応じて、例えば、送出形態の異なる複数の放送を受信して得られるコンテンツのデータを視聴、録画できるような機器も現れてきている。
上記のようにして送出形態が異なるのに応じては、EPGの提供元も異なっている場合がほとんどであり、かつ、EPGのフォーマット(規格)は、EPGの提供元が独自に規定している。このために、EPGとしては、その提供元ごとに異なるフォーマットとなっているのが現状である。EPGのフォーマットが異なるのに応じては、例えばEPGにおけるジャンルによる分類の仕方も、EPGの提供元の間で統一されてはおらず、まちまちとなっている。
このために、上記したような、送出形態の異なる複数の放送に対応する機器としては、EPGフォーマットごとに対応する嗜好情報を作成することはできても、EPGフォーマット間で統合された嗜好情報を形成することができない。
送出形態の異なる複数の放送に対応する機器としては、ジャンル区分による嗜好情報として、送出形態の異なる放送の間で統合された嗜好情報を保持し、この嗜好情報を利用して先に述べたような、ユーザの嗜好に応じたアプリケーションを提供することの方が、効率的である。
つまり、EPGのフォーマットに応じてジャンルなどの番組の分類の仕方がまちまちであるような状況であっても、分類に基づく嗜好情報としては、EPGフォーマット間で適正に統一されるようにして管理されることが求められている。
そこで本発明は上記した課題を考慮して、本発明は、情報管理装置として次のように構成することとした。
つまり、 番組ガイド情報を受信取得する番組ガイド情報受信取得手段と、上記番組ガイド情報受信取得手段により受信取得された、番組の分類区分の規定が異なるとされる複数の電子番組ガイド情報ごとに対応するもので、少なくとも、電子番組ガイド情報ごとに規定される、階層化された分類区分のもとでの各階層における番組の分類項目を、予め設定した共通分類項目に対応付けて形成される、分類項目対応情報を保持する分類項目対応情報保持手段と、階層化された分類区分のもとでの各階層における上記共通分類項目の各々と、ユーザの嗜好度を示す値である嗜好値とが対応付けられて形成される嗜好情報を保持する嗜好情報保持手段と、上記電子番組ガイド情報において提示される番組のうちから、所定条件に従って番組の指定が行われた場合において、上記分類項目対応情報を参照して、この指定された番組を提示する上記電子番組ガイド情報で規定する、この指定された番組についての、特定層における分類項目に対応付けられている特定層対応共通分類項目を特定し、さらに、この指定された番組についての特定層における分類項目が属する上層の分類項目に対応付けられている上層対応共通分類項目を特定する共通分類項目特定手段と、上記嗜好情報における嗜好値のうち、上記共通分類項目特定手段により特定された、上記特定層対応共通分類項目に対応付けられる嗜好値と、上記上層対応共通分類項目に対応付けられる嗜好値を変更する嗜好値変更手段とを備えて構成することとした。
また、情報管理方法としては次のように構成することとした。
つまり、 番組ガイド情報を受信取得する番組ガイド情報受信取得手順と、上記番組ガイド情報受信取得手順により受信取得された、番組の分類区分の規定が異なるとされる複数の電子番組ガイド情報ごとに対応するもので、少なくとも、電子番組ガイド情報ごとに規定される、階層化された分類区分のもとでの各階層における番組の分類項目を、予め設定した共通分類項目に対応付けて形成される、分類項目対応情報を保持する分類項目対応情報保持管理手順と、階層化された分類区分のもとでの各階層における上記共通分類項目の各々と、ユーザの嗜好度を示す値である嗜好値とが対応付けられて形成される嗜好情報を保持する嗜好情報保持管理手順と、上記電子番組ガイド情報において提示される番組のうちから、所定条件に従って番組の指定が行われた場合において、上記分類項目対応情報を参照して、この指定された番組を提示する上記電子番組ガイド情報で規定する、この指定された番組についての、特定層における分類項目に対応付けられている特定層対応共通分類項目を特定し、さらに、この指定された番組についての特定層における分類項目が属する上層の分類項目に対応付けられている上層対応共通分類項目を特定する共通分類項目特定手順と、上記嗜好情報における嗜好値のうち、上記共通分類項目特定手段により特定された、上記特定層対応共通分類項目に対応付けられる嗜好値と、上記上層対応共通分類項目に対応付けられる嗜好値を変更する嗜好値変更手順とを実行するように構成する。
上記各構成によっては、番組の分類区分の規定が異なる電子番組ガイド情報ごとに対応して分類項目対応情報が保持される。この分類項目対応情報は、電子番組ガイド情報ごとの分類区分に応じた番組の分類項目を、予め設定した共通分類項目と対応付けることで形成されている。
そして、電子番組ガイド情報により提示される番組のうちから、所定条件に従って番組の指定が行われた場合には、この指定された番組に対応する共通分類項目を特定する。そして、嗜好情報において、この特定された分類項目に対応する嗜好値を変更するようにされる。ここでの嗜好値の変更は、先の所定条件に従った番組の指定に応じて、この番組が含まれる分類項目についての嗜好の強さを変更するという管理を行っていることを意味する。
このようにして本発明では、電子番組ガイド情報において規定される分類区分に基づいて嗜好情報を管理するとした場合において、分類区分の規定が異なる電子番組ガイド情報間で、統一された分類区分によって適正に嗜好情報の管理を行うことができる。換言すれば、電子番組ガイド情報分類区分が相互に異なるような状況であっても、共通な嗜好情報を利用することで、番組の嗜好を考慮した各種のアプリケーションを、これまでよりも効率よく実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態の情報管理装置は、デジタル衛星放送受信機に例えばHDDドライブなどが備えられて成る記録再生装置に適用される。説明は次の順序で行う。

1.記録再生装置のハードウエア構成
2.記録再生装置の機能ブロック構成
3.EPGのジャンル設定例
4.嗜好情報のデータ構成例
5.嗜好値管理手順
6.嗜好値管理のための処理動作
7.変形例

1.記録再生装置のハードウエア構成

図1は、本発明の実施の形態としての記録再生装置1のハードウエア構成を示している。
この記録再生装置11は、デジタル衛星放送受信機に映像記録再生機能が付加された装置であり、膨大な記憶容量を備えるHDD(ハードディスクドライブ)85に数多くの映像を録画することができるとともに、ユーザの意図を的確に把握して録画映像の保存管理に反映することができるものである。
なお、この記録再生装置11は、AV機器として実装することができ、例えば、セットトップボックスのようなテレビジョン受信機と一体で構成することもできる。
デジタル衛星放送として、例えばここでは図示しない通信衛星又は放送衛星から送信された放送波は、パラボラアンテナ3aにより受信され、記録再生装置11のチューナ71に供給される。この放送波には規定のフォーマットにしたがって電子番組ガイド情報のデータ(以降、EPG(Electronic Program Guide) データという)が重畳されている。
放送衛星や通信衛星等によって、テレビジョン信号をデジタル信号化して伝送し、例えば各家庭においてこの放送信号を受信して視聴するデジタル衛星放送システムにおいては、例えば150近くあるチャンネルを確保することが可能であるため、例えばこれまでの地上波による放送と比較しても、非常に多くの番組を放送することができる。
そこで、デジタル衛星放送システムでは、多くの番組のなかから所望の番組を確実に選択できるようにするために、放送番組についての情報である、電子番組ガイド(EPG) の情報を伝送するようにしている。デジタル衛星放送受信装置側では電子番組ガイドのデータに基づいて番組ガイド表を作成して表示出力可能に構成されている。この番組ガイド表は、GUI(Graphical User Interface)として構成されており、例えばユーザは、この番組ガイド表に対する操作を行うことで所望の番組を選択することなどができるようになっている。
また、周知のようにして、EPGの情報によっては、例えばニュース、スポーツ、ドラマなど、ジャンルによる分類項目により番組を区分して管理できるようにしている。
このようにして、番組ごとに対応してジャンルが設定されたEPGを利用することで、大量のチャンネルの中から見たいジャンルの番組を検索することができる。また、後述するようにして形成される嗜好情報などを利用することで、ユーザーが嗜好するとされるジャンルの番組を自動的に録画することも可能とされている。
なお、上記受信される放送波としては、デジタル衛星放送波の他に有線放送波や地上波などの何れとされても構わない。また、受信した放送波がアナログ信号又はデジタル信号の何れとされるかによって、チューナ2部及び以降説明する各機能回路部の内部構成は適宜変更されることになる。
チューナ71 は、CPU81の制御に基づいて、所定チャネルが存在するキャリアのチューニング、すなわち選局(キャリア選択)を行い、受信データを復調器72 に出力する。
復調器72は、デジタル変調されている受信データを復調し、デコーダ73 に出力する。
例えばデジタル衛星放送の場合、放送波からチューナ71により受信され、復調器72により復調されたデジタルデータは、MPEG2方式で圧縮されたAVデータ、およびデータ放送用データが多重化されているトランスポートストリームである。AVデータとは、放送コンテンツ本体を構成する映像情報および音声情報であり、データ放送用データとは、放送コンテンツ本体に付随するデータ、即ち例えば上述したEPGデータである。
デコーダ73は、復調器72より供給されたトランスポートストリームを、MPSG2方式で圧縮されたAVデータとデータ放送用データに分離する。デコーダ73 はまた、MPEG2方式で圧縮されたリアルタイムAVデータを、圧縮映像データと圧縮音声データに分離する。
分離された音声データは、PCM(Pulse Code Modulation )デコードされた後、付加音と合成され、ミキサ(MUX)75 を介してスピーカ93 に出力される。
また、分離された映像データは、伸張された後、コンポーザ77を介してディスプレイ94 に出力される。
RAM74は、デコーダ73によるこれらの作業データを保存することができる。
スピーカ93は、ミキサ75より供給された音声信号を出力する。またディスプレイ94は、コンポーザ77より供給された映像信号を表示(再生)する。
デコーダ73はまた、トランスポートストリームから分離されたデータ放送用データ(EPGデータ)を、バス79を介してCPU81に供給する。これによりCPU81は、所定のアプリケーションに従って所定の処理を実行し、EPG一覧表または再生スケジュール表などの作成に利用することができる。
ユーザインタフェース制御部76は、ユーザからの入力操作を処理するモジュールであり、例えば、ユーザにより、操作ボタンまたはスイッチから構成されるリモートコマンダ91が操作されることにより、赤外線発光部(図示せず)から発光された操作信号(IR信号)を受光部76aで受光し、電気信号としての入力操作信号に変換してCPU81に出力する。
なお、もちろん装置筐体パネルに操作スイッチ等が形成され、ユーザーがそのようなパネル上の操作スイッチを操作できるようにしてもよい。その場合、パネル上の操作スイッチによる操作を、ユーザインターフェース制御部76が検出し、操作情報としてCPU81に供給する。
グラフィック処理コントローラ78は、CPU81の制御に基づいて、画面を生成する専用コントローラであり、例えば、SVGA(Super Video Graphic Array )または、XGA(eXtended Graphic Array )相当の高精細な描画機能を備えている。
このグラフィック処理コントローラ78は、例えば、GUI(Graphical User Interface )操作画面、EPG一覧画面、あるいは、スケジュール画面等を描画する。
これらの描画画面データはコンポーザ77において、放送映像等と合成され、或いは切り換えられてディスプレイ94に出力されることで、ユーザーに対して表示される。
通信制御部80は、電話回線やケーブルなどによる有線の通信を制御する。この通信制御部80を介して外部のサーバシステムと通信を行うことにより、放送コンテンツ、EPGデータ、あるいは、推薦録画番組データの授受が行われる。また、通信制御部80 を介して、外部の機器と通信を行うことにより、データの授受が行われる。
CPU81は、記録再生装置11の全体の動作を制御するメインコントローラであり、オペレーティングシステム(OS)により提供されるプラットフォーム上で各種のアプリケーションを実行する。
このCPU81は、例えば、リモートコントローラ91およびユーザインターフェース制御部76を介して入力された操作信号に基づいて、放送受信及び出力、コンテンツの録画/再生、EPGデータを用いた放送番組管理や嗜好情報の管理、HDD85に記録したコンテンツ管理、グラフィック処理コントローラ78による管面表示データの生成などのための所要の制御を実行する。
RAM82は、CPU81の実行プログラムをロードしたり、実行プログラムの作業データを書き込むために使用される、書き込み可能な揮発性メモリである。
ROM83 は、記録再生装置11の電源オン時に実行する自己診断・初期化プログラムや、ハードウェア操作用の制御コードなどを格納する読み出し専用メモリである。
また、ROM83としては、書き換え可能な不揮発性領域を有するようにされてもよい。この場合には、例えば、後述する嗜好情報(各種ジャンルテーブル)等、嗜好情報管理に必要とされる情報を、このROM83の不揮発性メモリとしての領域に記憶させるようにすることができる。
ハードディスクドライブ(HDD)86は、プログラムやデータなどを所定フォーマットのファイル形式で蓄積することができる、ランダムアクセスが可能な記憶装置であり、例えば、数10GB程度(または100GB以上)の大容量を備えている。
HDD86は、ハードディスクインタフェース87を介してバス79に接続されており、CPU81の制御に基づいて、デコーダ73或いは通信制御部80から供給されるデータや制御情報の記録再生が行われる。例えばEPGデータ、放送コンテンツ等の記録/再生が行われる。
HDD85から再生された放送コンテンツ等の映像データは、コンポーザ77を介してディスプレイ94に供給され、映像出力される。また再生された音声データは、ミキサ75を介してスピーカ93に供給され、音声出力される。
光学ディスクドライブ85には、所定規格の光学ディスクを装填することができ、装填された光学ディスクに対応してデータの記録再生を行うことが可能とされる。光学ディスクに対応して、放送コンテンツとしての映像/音声データを記録再生することができる。また、必要に応じて、放送コンテンツ以外の、プログラム等をはじめとした各種のデータも記録再生することができる。
また、光学ディスクドライブ85において光学ディスクに対して記録再生されるデータは、光学ディスクインターフェイス84を介して接続されるバス79を経由して転送されるようになっている。
また、この場合の記録再生装置は、外部機器100を接続することができるようになっている。
この外部機器100は、アンテナ100aにて受信した放送波について、内部のチューナ100bにより受信選局を行う。ここで、チューナ100bは、記録再生装置11側のチューナ71とは異なる放送形態による放送を受信可能な構成を採っているものとされる。例えば、チューナ71が地上波放送を受信選局可能な構成とされているのとすれば、チューナ100bは、所定の衛星放送を利用したデジタル衛星放送を受信選局可能な構成とされている。
そして、外部機器100のチューナ100bにより受信選局された信号は、記録再生装置11の復調器72に対して入力されるようになっている。本実施の形態の記録再生装置11の復調器72は、チューナ71が対応する放送形態の受信選局信号のみではなく、外部機器100から入力されることが想定される所定数の放送形態の受信選局信号についても復調可能な構成が採られているものである。また、復調器72の復調処理によって、外部機器100が受信選局する放送形態に対応するEPGデータも抽出することができる。
また、この図では、記録再生装置11と接続可能な外部機器100を1つのみであるとして示しているが、これはあくまでも、最も簡易な構成を示しているのであり、例えば実際としては、記録再生装置11としては、互いに異なる放送形態の放送波を受信選局可能な複数の外部機器100を接続できるように構成されて構わない。
また、この図では図示を省略しているが、記録再生装置11としては、CPU81が外部機器100におけるチューナ100bの動作を制御できるようにも構成されている。

2.記録再生装置の機能ブロック構成

図2は、上記したハードウエア構成に基づく記録再生装置11についての機能的な構成を、機能ブロックにより示している。なお、この図に示す構成は、主として本実施の形態の嗜好情報管理に関連する機能を示しているものとされる。
この場合の受信復調処理ブロック21は、アンテナ3a により受信された放送波についての受信選局及び復調処理を実行することで、放送コンテンツ(コンテンツデータ)、およびEPGデータを取得する。つまり、図1のチューナ71,復調器72,デコーダ73がCPU81の制御に基づいて実行する機能を示している。
また、この図においては、記録再生装置11の他に、2つの外部機器100−1,100−2が示されている。これらの外部機器100−1,100−2によっては、図1に示した外部機器100として、相互に受信可能な放送形態が異なる2つが存在し、これらの外部機器が記録再生装置11に対して接続されている場合を示している。
先にも説明したように、外部機器100−1においては、アンテナ100a−1により受信した放送波について、チューナ100b−1により選局を行う。この選局動作によっては、放送コンテンツ(コンテンツデータ)とEPGデータが取得できることになるが、これらの放送コンテンツ及びEPGデータは、記録再生装置11に対して出力される。同様にして、外部機器100−2においては、アンテナ100a−2により受信した放送波について、チューナ100b−2により選局を行う。この選局動作によって取得された放送コンテンツ(コンテンツデータ)及びEPGデータも記録再生装置11に対して出力される。
この場合、記録再生装置11側では、EPGデータについては、記録再生装置11のチューナ71側から出力されるEPGデータと、上記外部機器100−1,100−2側から入力されてきたEPGデータとが取得できることになる。
EPGデータは、例えば各放送番組(コンテンツ)毎に、タイトル、ジャンル、チャンネル、放送日時(開始/終了時刻やそれによる時間長(データサイズ))、出演者、解説、その他各種の情報が含まれている。ただし、後述もするように、ジャンルの区分の仕方など、EPGのフォーマット(規格)に応じて細部においては異なってくる場合がある。
記録再生装置11では、これらのEPGデータを利用してEPGデータベース22を作成して保持するようにされる。EPGデータベース22の作成は、CPU81の制御処理によって行われる。
このEPGデータベース22は、例えばHDD86に書き込んで保持させておくようにしても良いし、また、ROM83の不揮発性メモリとしての領域に書き込んで保持させておくようにしても良い。
また、この図では、記録再生装置11において予約録画リストの情報が作成保持されていることが分かる。
予約録画リストは、例えば将来的にHDD86に記録して保存させるべき番組、つまり予約録画すべき番組をリストとして登録して形成される情報であり、例えば次のようにして作成される。
先ず、ユーザによる記録再生装置11に対する操作として、録画番組を指定した上での録画予約操作が行われたとする。この予約録画操作は、ユーザインターフェイス(U/I)処理ブロック29により指定された番組の予約録画を指示する操作コマンドとして処理されることになる。これに応じて、録画予約リスト22に対して、予約録画操作に応じて指定された録画番組のリストが追加登録されることになる。
また、自動録画処理ブロック28では、次に説明するようにして、録画予約すべき番組を自動的に決定し、この決定した録画予約すべき番組を、録画予約リスト22に対して登録するようにされる。
なお、上記したような録画予約番組の登録による録画予約リスト22の作成は、CPU81の制御処理として実行されるものである。
また、CPU81のプログラムに従った制御処理機能としては、嗜好情報管理ブロック26としての機能も有するようにされる。
例えば、ここで、録画予約操作が行われたのに応じては、先にも説明したように、録画予約リストが追加登録されるのであるが、嗜好情報管理ブロック26としては、この録画予約操作の対象となった番組(録画予約番組)を予約録画したEPGデータのフォーマットと、このEPGデータにおいて規定される録画予約番組のジャンルについて、EPGデータベース22を参照することで認識するようにされる。
そして、嗜好情報管理ブロック26は、上記のようにして認識したEPGデータのフォーマットと、そのフォーマット下でのジャンルに基づいて、嗜好情報27の更新を行う。なお、嗜好情報27は各種のジャンルテーブルから成るものとされるが、この嗜好情報27のデータ構造、及び嗜好情報27の更新の手順等については後述する。この嗜好情報27は、これまでの録画予約操作の履歴情報として、録画予約設定された番組のジャンルに基づいて、ユーザの番組の嗜好を示す情報とされる。また、この嗜好情報27も、HDD86に記憶させておくようにされる。あるいは、ROM83の不揮発性メモリの領域に書き込んで、書き換え可能な状態で保存しておくようにされる。
先にも説明した自動録画処理ブロック28は、上記のようにして得られる嗜好情報27の内容を参照することで、ユーザの嗜好度が高いとされる番組のジャンルを認識することが可能とされる。そして、このユーザの嗜好度が高いとされるジャンルに属する番組を、EPGデータベース22から検索し、検索した番組を、自動録画対象の番組として決定するようにされる。
このように本実施の形態では、嗜好情報27は、自動録画予約において録画予約すべき番組を決定するために用いるようにされている。このようにして、嗜好情報27に基づいて選択した番組を自動的に録画してHDD86に記憶させていくようにすれば、HDD86には、自身の好みに合った番組がHDD86に蓄積されていくことになる。これにより、例えばユーザが視たいと思った番組を録画予約する操作を行わなくとも、自動的に録画されている可能性が高くなる。また、ユーザとしては、HDD86に蓄積されるようにして提示される自分の嗜好に適合した番組のうちから、本当に視聴したいものを選択して視聴するといった、新しい番組の視聴形態を得ることもできる。
そして、本実施の形態の記録再生装置11としては、複数のEPGデータを取得してEPGデータベースを作成しているが、これは、記録再生装置11が、互いに異なるフォーマット(規格)のEPGデータを管理可能とされていることを意味する。つまり、記録再生装置11により受信復調する放送の送出形態と、外部機器100(100−1,100−2)で受信復調する放送の送出形態とは、それぞれが異なっており、これに対応して記録再生装置11により受信復調して得られるEPGデータと、外部機器100(100−1,100−2)から入力される各EPGデータとでは、それぞれ異なるフォーマットを有しているからである。
このようなことを背景として、嗜好情報27としては、後述するようにして、EPGのフォーマットごとに対応した嗜好情報(ジャンルテーブル)も有するが、EPGのフォーマット間で統一化(共通化)された嗜好情報も有するようにして形成されている。
予約録画処理ブロック24としては、録画予約リスト23においてリストアップされている番組(放送コンテンツ)が放送される際に、その放送コンテンツをHDD86に録画するようにして記録するための機能である。なお、予約録画処理ブロック24は、現在放送中のコンテンツを録画するための手動操作に応じて録画する動作を実行させることも可能とされている。
録画処理部45の機能はCPU81が、HDDインターフェース87、HDD86をコントロールして動作させることにより実現される。
また、チューナ調停処理ブロック25は、図1に示すチューナ71として複数の受信系統(チューナ)を有する構成とされる場合において、例えば録画予約リスト23に基づいた予約録画動作を実行するのにあたり、何れの受信系統を録画に用いるのかについての決定処理を行うものとされる。

3.EPGのジャンル設定例

これまでの説明から理解されるようにして、EPGとしては、例えば、放送の送出形態などの違いに応じて、異なるフォーマット(規格)となる。例えば、現状においては、どのEPGにおいても、番組をジャンルにより区分しているのであるが、このジャンルによる区分も、フォーマットごとに異なる設定がされている。
この点について、図3を参照して説明する。
ここで、フォーマットが異なるEPGとして、EPG−1と、EPG−2があることとする。図3は、これらEPG−1,EPG−2についてのジャンル設定例を示している。図3(a)にEPG−1のジャンル設定を示し、図3(b)にEPG−2のジャンル設定を示す。
この場合には、EPG−1,EPG−2のいずれについても、先ず、メインジャンルとサブジャンルによる階層化されたジャンル設定が行われている。
つまり、先ず、メインジャンルとしてのジャンル区分が行われ、各メインジャンルごとに、さらにサブジャンルにより細分化されるようにしてジャンル区分がされるようになっている。また、EPG−1,EPG−2のいずれにおいても、各メインジャンル名に対応しては、メインジャンルIDが対応付けられるようにして割り当てられる。また、サブジャンル名に対応しては、サブジャンルIDが割り当てられる。
そして、図3(a)と図3(b)を比較して分かるように、EPG−1とEPG−2のメインジャンル名とメインジャンルIDとの対応は、それぞれ異なる内容となっていることが分かる。
また、図3(a)においてはEPG−1のメインジャンルID=2により特定される、メインジャンル名「スポーツ」のサブジャンルを示し、図3(b)には、EPG−2のサブジャンルとして、同じメインジャンルID=2により特定される「スポーツ1」のサブジャンルを示している。
これら図3(a)(b)のサブジャンルを比較しても分かるように、EPG−1とEPG−2とで同じメインジャンルID=2は、この場合スポーツに関連しているという点では共通している。しかしながら、その階層下のサブジャンルの内容は、EPG−1とEPG−2とで異なっている部分のあることが分かる。例えば、EPG−1のサブジャンルID=5は、サブジャンル名として「陸上競技」であると規定されているのに対して、EPG−2については、同じサブジャンルID=5が示すサブジャンル名としては「バレーボール」であると規定されている。

4.嗜好情報のデータ構成例

これまでの説明から理解されるように、EPGにおけるジャンルの情報は、例えば自動録画などのための嗜好情報を作成するのに利用される。そして、本実施の形態としては、上記図3に示したようにしてEPGのフォーマットが異なるのに起因してジャンルの区分設定にも相違が生じているような場合でも、統一化されたジャンル区分に基づいた嗜好情報、つまり、フォーマットが異なる複数のEPGに対して共通となる嗜好情報を作成して管理するようにされる。以下、このような嗜好情報の管理について説明を行っていくこととして、先ず、嗜好情報を管理するためのデータの構成について説明を行うこととする。
なお、以降においては、嗜好情報管理に関する説明を簡単で分かりやすいものとするために、本実施の形態の記録再生装置11が対応可能とされて、ジャンルの共通化(統一化)を図るべきEPGフォーマットとしては、少なくも、図3に示したEPG−1と、EPG−2の2つであることとする。そして、主としては、EPG−1及びEPG−2との間で統合化された嗜好情報を管理するための例について説明していく。
図4は、本実施の形態の嗜好情報27の構造を模式的に示している。
この図に示すようにして、嗜好情報27は、大別して、EPG別メインジャンルテーブル群300、EPG別サブジャンルテーブル群400、共通メインジャンルテーブル500、及び共通サブジャンルテーブル群600とから成る。
EPG別メインジャンルテーブル群300は、それぞれフォーマットの異なるEPGごとに対応した、複数のEPG別メインジャンルテーブル300−1〜300−nから成る。EPG別メインジャンルテーブル300−1〜300−nの各々は、対応するEPGフォーマットにより規定されるメインジャンル項目の各々に対して、嗜好値を対応付けている。さらに、対応するEPGフォーマットにより規定されるメインジャンル項目の各々に対して、該当するとされる共通メインジャンルを示す共通メインジャンルIDを対応付けて成る。
また、EPG別サブジャンルテーブル群400は、EPG別メインジャンルテーブル300−1〜300−nの各々において規定されるメインジャンル項目ごとの階層下にあるとされるサブジャンル項目ごとに設けられる複数のEPG別サブジャンルテーブルから成る。各EPG別サブジャンルテーブルは、1メインジャンル項目内においてそのEPGのフォーマットにより規定されるサブジャンル項目の各々に対して、嗜好値と、そのサブジャンル項目が該当するとされる共通サブジャンルを示す共通サブジャンルIDを対応付けて形成されるテーブル情報である。
なお、この図では、EPG別サブジャンルテーブル群400として、EPG別メインジャンルテーブル300−1のメインジャンルごとに対応するEPG別サブジャンルテーブル群400−1〜40−nのみを示しているが、当然のこととして、他のEPG別メインジャンルテーブル300−2〜300−nのそれぞれに在るメインジャンル項目ごとの階層下のEPG別サブジャンルテーブルも含まれる。

共通メインジャンルテーブル500は、EPG別メインジャンルテーブル群300に含めることのできるEPGのフォーマットに対して共通となるように設定された共通メインジャンル項目と、嗜好値とが対応付けられたテーブル情報となる。
共通サブジャンルテーブル群600は、共通メインジャンルテーブル500において規定される共通メインジャンル項目の階層下にあるとされる共通サブジャンル項目ごとに設けられる複数の共通サブジャンルテーブル600−1〜600−nから成る。各共通サブジャンルテーブルは、1共通メインジャンル項目内において規定される共通サブジャンル項目と、嗜好値とを対応付けて形成される。
このようにして、本実施の形態における嗜好情報27としては、EPGフォーマットごとに対応するEPG別メインジャンルテーブル(300−1〜300−n)と、このEPG別メインジャンルテーブルにおいて規定されるメインジャンルごとに対応した、EPG別サブジャンルテーブルと、1つの共通メインジャンルテーブルと、この共通メインジャンルテーブルにおいて規定される共通メインジャンルごとに対応した共通サブジャンルテーブルを有していることが分かる。続いては、これらテーブル情報の構造及び内容例について説明する。
先ず、EPG別メインジャンルテーブルとEPG別サブジャンルテーブルの構造について説明する。これらのテーブル情報の構造例として、EPG−1についてのEPG別メインジャンルテーブルと、EPG別サブジャンルテーブルの構造及びその内容例を、図5に示す。EPG−1は、図3(a)に示したようにしてジャンルが規定されていたものである。
図5(a)に示すEPG−1のメインジャンルテーブルにおいては、メインジャンル名として示すように、「BS映画」「映画」「スポーツ」「ドラマ」「音楽」「アニメーション」「バラエティ」のようにしてメインジャンル項目が規定されているものとする。このメインジャンル項目は、先に図3(a)に示したEPG−1のメインジャンル名と同様となっている。そして、EPG−1のフォーマットにより、これらのメインジャンル項目ごとには、メインジャンルID=0,1,2,3,4,5,6が設定される。
また、EPG−1のメインジャンルテーブルとしては、上記した各メインジャンル項目(メインジャンルID=0,1,2,3,4,5,6)に対して、図のようにして、共通メインジャンルIDが割り与えられる。なお、この共通メインジャンルIDが示す共通メインジャンル項目(共通メインジャンル名)については、図7により後述する。
さらにEPG−1のメインジャンルテーブルでは、各メインジャンル項目ごとに嗜好値が対応付けられる。この嗜好値は、後述する説明から理解されるように、EPG−1を対象とした場合における、EPG別のメインジャンルごとのユーザの嗜好の強さを示すものとされる。この嗜好値が大きくなるほど、対応するジャンル項目についてのユーザの嗜好は、強くなるものとして扱われる。この点については、以降説明する各テーブル情報の嗜好値も同様である。
EPG−1に対応するEPG別サブジャンルテーブルは、図5(a)に示すEPG−1のメインジャンル項目ごとに対応したものが設けられることになるが、ここでは、EPG−1のメインジャンル項目「スポーツ」に対応するEPG別サブジャンルテーブルの構造例を図5(b)に示す。
図5(b)に示すEPG別サブジャンルテーブルは、EPG−1のメインジャンル項目「スポーツ」をさらに細分化したサブジャンル項目ごとに対して、そのサブジャンルIDと、該当する共通サブジャンル項目に対応する共通サブジャンルIDと、嗜好値とが対応付けられて成る。
この場合、サブジャンル項目(サブジャンル名)としては、「すべて」「野球」「サッカー」「ゴルフ」「相撲」「陸上競技」「バレーボール」「テニス」のようにして規定されている。なお、これらのサブジャンル項目も図3(a)に示したEPG−1のサブジャンル名と同様となっている。そして、これらのサブジャンル項目に対応して、それぞれサブジャンルID=0,1,2,3,4,5,6,7が対応付けられる。また、各サブジャンル項目ごとに、そのサブジャンル項目が該当するとされる共通サブジャンル項目を示す共通サブジャンルIDが対応付けられる。また、この場合にも、各サブジャンル項目ごとに嗜好値が対応付けられる。
なお、共通サブジャンルIDが示す共通サブジャンル項目(共通メインジャンル名)についても、図7により後述する。
図6は、EPG−2についての、EPG別メインジャンルテーブルと、EPG別サブジャンルテーブルの内容例を示している。EPG−2のフォーマットによるジャンル設定は、図3(b)に示したとおりである。
図6(a)には、EPG−2のEPG別メインジャンルテーブルが示される。このEPG別メインジャンルテーブルでは、メインジャンル名「その他」「洋画」「スポーツ1」「スポーツ2」「ドラマ」「音楽」「アニメ・キッズ」「海外放送」「ニュース」として示すように、図3(b)と同様のメインジャンル項目が規定されている。そして、EPG−2のフォーマットにより、これらのメインジャンル項目ごとには、メインジャンルID=0,1,2,3,4,5,6,7,8が設定される。
そして、上記した各メインジャンル項目(メインジャンルID=0,1,2,3,4,5,6,7,8)に対しても、図のようにして、共通メインジャンルID及び嗜好値が割り与えられる。
なお、この場合の共通メインジャンルIDが示す共通メインジャンル項目(共通メインジャンル名)も、EPG−1のEPG別メインジャンルテーブルと同様に、図7により後述するものとなる。つまり、EPG−1のEPG別メインジャンルテーブルと同じ規定による共通メインジャンルIDが割り振られている。
EPG−2に対応するEPG別サブジャンルテーブルも、図6(a)に示すEPG−1のメインジャンル項目ごとの階層下に設けられることになるが、ここでは、EPG−2のメインジャンル項目「スポーツ1」に対応するEPG別サブジャンルテーブルの構造例を図6(b)に示す。
図6(b)に示すEPG別サブジャンルテーブルは、EPG−2のメインジャンル項目「スポーツ1」をさらに細分化したサブジャンル項目ごとに対して、そのサブジャンルIDと、該当する共通サブジャンル項目に対応する共通サブジャンルIDと、嗜好値とが対応付けられて成る。
この場合の、サブジャンル項目(サブジャンル名)としても、図3(b)と同様にして、「すべて」「野球」「サッカー」「ゴルフ」「バスケットボール」「バレーボール」「テニス」「アメフト(アメリカンフットボール)」「ラグビー」「アイスホッケー」「その他」のようにして区分されている。そして、これらのサブジャンル項目に対応しては、それぞれサブジャンルID=0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10が対応付けられる。また、各サブジャンル項目ごとに、そのサブジャンル項目が該当するとされる共通サブジャンル項目を示す共通サブジャンルIDが対応付けられる。また、この場合にも、各サブジャンル項目ごとに嗜好値が対応付けられる。
ここでの共通サブジャンルIDが示す共通サブジャンル項目(共通メインジャンル名)もまた、図7により後述するものである。つまり、EPG−1のEPG別サブジャンルテーブルと同じ規定による共通サブジャンルIDが割り振られる。
続いては、図7を参照して、共通メインジャンルテーブルと、共通サブジャンルテーブルの構造、及び内容例について説明する。
先ず、この場合の共通メインジャンルテーブルは、図7(a)に示すようにして、共通メインジャンル項目として、「その他」「映画」「スポーツ」「ドラマ」「音楽」「アニメーション」「バラエティ」「ニュース」のようにして区分され、これらの共通メインジャンル項目ごとに、図示するようにして、共通メインジャンルID=0,1,2,3,4,5,6,7が対応付けられている。また、各共通メインジャンル項目ごとに、嗜好値も対応付けられた構造となっている。
共通サブジャンルテーブルは、上記した「その他」「映画」「スポーツ」「ドラマ」「音楽」「アニメーション」「バラエティ」「ニュース」の共通メインジャンル項目ごとに対応して設けられるのであるが、ここでは「スポーツ」の共通メインジャンル項目に対応する共通サブジャンルテーブルを図7(b)に示す。
この図7(b)に示すように、「スポーツ」の共通メインジャンル項目に対応する共通サブジャンルテーブルは、先ず、共通サブジャンル項目として「すべて」「野球」「サッカー」「ゴルフ」「相撲」「陸上競技」「バレーボール」「テニス」「バスケットボール」「アメフト(アメリカンフットボール)」「ラグビー」「アイスホッケー」「その他」のようにして区分されるものとして規定される。
そして、上記各共通サブジャンル項目に対しては、それぞれ、共通サブジャンルID=0〜12が対応付けられることになる。また、各共通サブジャンル項目に対して嗜好値が対応付けられる。
ここで、EPG別メインジャンルテーブル及びEPG別サブジャンルテーブルと、共通メインジャンルテーブル及び共通サブジャンルテーブルにおけるジャンル項目の関係は、次のようになっている。
具体例として、図5(a)に示したEPG−1のEPG別メインジャンルテーブルを見てみると、映画関連のメインジャンル項目としては、メインジャンルID=0の「BS映画」と、メインジャンルID=1の「映画」の2種類がある。
また、図6(a)に示したEPG−2のEPG別メインジャンルテーブルでは、映画系のメインジャンル項目としては、メインジャンルID=1の「洋画」がある。
このようにして、EPG−1とEPGー2とでは、例えば映画関連のジャンルの定義(ジャンル設定)について同一ではないことがわかる。
しかしながら、上記したEPG−1のEPG別メインジャンルテーブルにおける映画関連のメインジャンル項目である、「BS映画」(メインジャンルID=0)及び「映画」(メインジャンルID=1)に対応付けられる共通メインジャンルIDは、図5(a)に示しているように、ともに[1]となっている。
同様に、図6(a)に示すように、EPG−2のEPG別メインジャンルテーブルにおける映画関係のメインジャンル項目である、「洋画」(メインジャンルID=1)に対応付けられる共通メインジャンルIDも、[1]となっている。図7(a)を参照して分かるように、共通メインジャンルID=1は、共通メインジャンル項目として「映画」が対応する。
つまり、EPG−1とEPG−2との間で定義が異なっている映画関連のメインジャンル項目については、共通メインジャンル項目としては、何れも「映画」に属するものとして共通に扱われることになる。
また、他の例として、EPG−1のEPG別メインジャンルテーブルにおけるスポーツ関連のメインジャンル項目としては、図5(a)に示すように、メインジャンルID=2の「スポーツ1」と、メインジャンルID=3の「スポーツ2」の2種類がある。また、また、EPG−2のEPG別メインジャンルテーブルにおけるスポーツ関連のメインジャンル項目としては、図6(a)に示すように、メインジャンルID=2の「スポーツ」のみがある。
このように、スポーツ関連のメインジャンルの区分も、EPG−1とEPG−2とでは異なっているが、上記各メインジャンル項目に対応付けられる共通メインジャンルIDは、全て、「スポーツ」の共通メインジャンル項目を示す[2]とされている。
つまり、EPG−1とEPG−2との間で定義が異なるスポーツ関連のメインジャンル項目についても、共通メインジャンル項目としては、何れも「スポーツ」に属するものとして統合的に管理されることになる。
また、サブジャンルについても同様にして共通サブジャンルによって統合的に管理される。
つまり、例えば図5(b)に示すEPG−1のEPG別サブジャンルテーブルにおいて、「バレーボール」のサブジャンル項目に対しては、EPG−1のフォーマットに従ってサブジャンルID=6が付されている。
これに対して、図6(b)に示すEPG−2のEPG別サブジャンルテーブルにおいて、同じ「バレーボール」のサブジャンル項目に対しては、EPG−2のフォーマットに従ってサブジャンルID=4が付されている。つまり、「バレーボール」という同じ内容のサブジャンル項目であっても、EPGのフォーマットの違いに応じて、この場合には、サブジャンルIDの割り当てが異なっている。
しかしながら、EPG−1のEPG別サブジャンルテーブルとEPG−2のEPG別サブジャンルテーブルの何れにおいても、「バレーボール」のサブジャンル項目に対応付けられる共通サブジャンルIDは[5]で共通となっている。共通サブジャンルID=5は、図7(b)に示すようにして、「バレーボール」の共通サブジャンル項目を示している。
このようにして、本実施の形態では、サブジャンルとメインジャンルの両者について、共通のジャンル項目(共通メインジャンル項目、共通サブジャンル項目)を定義し、この定義された共通のジャンル項目において適切とされるものを、EPG−1とEPG−2の各ジャンル項目に対応付けるようにしている。これにより、嗜好情報27としては、EPG−1とEPG−2のように、フォーマットの違いなどによりジャンル定義が異なっているEPGの間でのジャンル定義を統合化、共通化するようにして管理することが可能となっているものである。

5.嗜好値管理手順

続いては、上記図4〜図7により説明した嗜好情報27を形成する各ジャンルテーブルに格納される嗜好値の管理の仕方について説明する。
図8は、本実施の形態としての嗜好値の管理手順をフローチャートにより示している。ここで、本実施の形態の記録再生装置11に対する操作として、例えばEPGデータに基づいて表示されるGUI(Graphical User Interface)としての番組表に対する操作として、或る番組(放送コンテンツ)を指定しての番組の録画予約のための操作が行われたとする。図8のステップS101に示す手順としては、このような番組録画予約のための操作に応じて予約録画設定を行う。つまり、図2に示した予約録画リスト23に対して、録画予約の指定操作が行われた番組(放送コンテンツ)を登録する。
このような、録画予約操作により選択指定された番組は、ユーザの嗜好が反映されているものと考えることができる。そこで本実施の形態としては、録画予約操作が行われたときに、その録画予約操作により選択指定された番組のジャンルに基づいて、ステップS102以降の手順として述べるようにして、嗜好値情報を成す各ジャンルテーブルの嗜好値についての更新を行うようにされる。
上記のようにして、EPGデータに基づいて表示される番組表に対するGUI操作として、録画予約操作を行った場合、この録画予約操作により指定された番組についてのEPGフォーマットにより設定されているジャンル(メインジャンル及びサブジャンル)は、EPGデータベース22を参照することで認識することができる。また、録画予約操作を行った番組表の基となるEPGのフォーマットも認識することが可能である。
そして、ステップS102においては、録画予約操作を行った番組表の基となるEPGのフォーマットを認識した上で、さらに録画予約操作により指定された番組についてのEPGフォーマットにより設定されているサブジャンルを先ず認識する。そして、嗜好情報27において、この認識したEPGのフォーマットに対応するEPG別サブジャンルテーブルにアクセスする。そして、このEPG別サブジャンルテーブルにおいて、認識したサブジャンルに対応付けられている嗜好値について、所定値分の増加させるようにして更新する。
また、先の図5及び図6による説明から分かるように、EPG別サブジャンルテーブルにアクセスしたことによっては、認識したサブジャンルに対応付けられている共通サブジャンルID(共通サブジャンル項目)を認識することができる。
そこで、ステップS103の手順としては、嗜好情報27において、上記のようにして認識した共通サブジャンルIDが格納された共通サブジャンルテーブルにアクセスする。そして、このアクセスした共通サブジャンルテーブルにおいて、上記認識した共通サブジャンルIDに対応付けられている嗜好値について、所定値分の増加をさせるようにして更新する。
次のステップS104、S105の手順は、それぞれ、EPG別メインジャンルテーブル、及び共通メインジャンルテーブルを対象とした嗜好値更新の手順となる。
先ず、ステップS104では、録画予約操作により指定された番組についてのEPGフォーマットにより設定されているメインジャンルを認識する。そして、嗜好情報27において、この認識したEPGのフォーマットに対応するEPG別メインジャンルテーブルにアクセスし、認識したメインジャンルに対応付けられている嗜好値について、所定値分を増加させるようにして更新する。
また、ステップS105の手順としては、上記ステップS104の手順によりアクセスしたEPG別サブジャンルテーブルから、認識したメインジャンルに対応付けられている共通メインジャンルID(共通メインジャンル項目)を認識する。そして、嗜好情報27において、上記のようにして認識した共通メインジャンルIDが格納された共通メインジャンルテーブルにアクセスする。そして、このアクセスした共通メインジャンルテーブルにおいて、上記認識した共通メインジャンルIDに対応付けられている嗜好値について、所定値分の増加をさせるようにして更新する。
上記図8に示した嗜好値更新の手順について、図9を参照して具体的に説明する。図9には、EPG−1、EPG−2の各フォーマットのEPGを対象として録画予約を行った場合の嗜好値更新の手順が示される。また、図9においては、ステップS101〜S104の記載が示されるが、これは、図9における手順を、図8に対応させているものである。
ここで先ず、EPG−1のEPGデータに基づく番組表に対するGUI操作により、番組予約録画操作が行われたとする。これを図9では、「予約1」として示している。この予約1は、EPG−1のもとでは、メインジャンル項目が「スポーツ」に分類され、サブジャンル項目が「バレーボール」に分類されている番組であるとする。
この予約1に対応する予約録画設定がステップS101としての手順により行われたとされると、この場合のステップS102の手順としては、嗜好情報27において、サブジャンル項目「バレーボール」を示すサブジャンルIDを格納する、EPG−1のEPG別サブジャンルテーブルにアクセスする。つまり、この場合には、図9(c)に示すEPG−1に対応のEPG別サブジャンルテーブルにアクセスすることになる。この図9(c)に示すEPG別サブジャンルテーブルは、先に図5(b)に示したEPG別サブジャンルテーブルと同じである。
そして、このEPG別サブジャンルテーブルにアクセスすると、サブジャンル項目「バレーボール」(サブジャンルID=5)に対応する嗜好値について、所定値分の増加を行うようにして更新する。図9では、値が増加された嗜好値を○形状で括って示している。
この場合のステップS103の手順としては、先ず、図9(c)に示すEPG別サブジャンルテーブルにおいて、サブジャンル項目「バレーボール」に対応付けられた共通サブジャンルIDは[5]であることを認識する。そして、図9(f)に示すようにして、この共通サブジャンルID=5としての共通サブジャンル項目が格納される共通サブジャンルテーブルにアクセスする。この場合、共通サブジャンルID=5は、共通サブジャンル項目として「バレーボール」であることを特定するものとなっている。
そして、この図9(f)に示す共通サブジャンルテーブルにおいて、共通サブジャンル項目として「バレーボール」(共通サブジャンルID=5)に対応付けられている嗜好値について所定値分を増加させるようにして更新を行う。
また、この場合のステップS104の手順としては、嗜好情報27において、予約1の番組が対応するメインジャンル項目「スポーツ」を示すメインジャンルIDを格納するEPG別メインジャンルテーブルにアクセスする。このアクセスは、図9においては、図9(c)に示すEPG−1に対応のEPG別サブジャンルテーブルから、このEPG別サブジャンルテーブルの親となる図9(b)のEPG別メインジャンルテーブルにアクセスするという手順により示している。この図9(b)に示すEPG別サブジャンルテーブルは、EPG−1のEPG別メインジャンルテーブルであり、先に図5(a)に示したものと同じ構造である。
そして、この図9(b)に示すEPG別メインジャンルテーブルにおいて、メインジャンル項目として「スポーツ」(メインジャンルID=2)に対応付けられている嗜好値について所定値分を増加させるようにして更新を行う。
さらに、この場合のステップS105の手順としては、先ず、図9(b)に示すEPG別メインジャンルテーブルを参照して、メインジャンル項目「スポーツ」に対応付けられた共通メインジャンルIDは[2]であることを認識する。そして、図9(a)に示すようにして、共通メインジャンルテーブルにアクセスし、共通メインジャンルID=2に対応付けられている嗜好値について、所定値分を増加させるようにして更新を行う。つまり、共通メインジャンル項目「スポーツ」についての嗜好値を増加させる。
また、EPG−2のEPGデータに基づく番組表に対するGUI操作により、番組予約録画操作が行われた場合のステップS101〜ステップS105の手順は、図9においては次のようになる。
先ず、EPG−2のEPGデータに基づく番組表に対する操作による番組予約録画は、図9では、「予約2」として示している。この予約2は、EPG−2のフォーマット下では、メインジャンル項目が「スポーツ1」に分類され、サブジャンル項目が「バレーボール」に分類されている番組であるとする。
この予約2に対応する予約録画設定がステップS101としての手順により行われたとされる。すると、この場合のステップS102の手順としては、嗜好情報27において、サブジャンル項目「バレーボール」を示すサブジャンルIDを格納するEPG−2のEPG別サブジャンルテーブルにアクセスする。この場合には、図9(e)に示すEPG−2のEPG別サブジャンルテーブルにアクセスする。この図9(e)に示すEPG別サブジャンルテーブルは、先に図6(b)に示したEPG−2の「スポーツ1」のメインジャンル項目の階層下にあるとされるEPG別サブジャンルテーブルと同じである。
そして、このEPG−2のEPG別サブジャンルテーブルにアクセスすると、サブジャンル項目「バレーボール」(サブジャンルID=4)に対応する嗜好値について、所定値分の増加を行うようにして更新する。
また、この場合のステップS103の手順としては、図9(e)に示すEPG別サブジャンルテーブルにおいて、サブジャンル項目「バレーボール」に対応付けられた共通サブジャンルIDは[5]であることを認識するようにされる。これにより、先の予約1に対応するステップS103の手順と同様に、図9(f)に示すようにして、この共通サブジャンルID=5としての共通サブジャンル項目(「バレーボール」)が格納される共通サブジャンルテーブルにアクセスする。
そして、この図9(f)に示す共通サブジャンルテーブルにおいて、この共通サブジャンルID=5(共通サブジャンル項目「バレーボール」)に対応付けられている嗜好値について所定値分を増加させるようにして更新を行う。
また、この場合のステップS104の手順としては、嗜好情報27において、予約2の番組が対応するメインジャンル項目「スポーツ1」を示すメインジャンルIDを格納するEPG別メインジャンルテーブルにアクセスする。つまり、図9(e)から図9(d)への遷移として矢印として示しているように、EPG2のEPG別メインジャンルテーブルにアクセスする。なお、この図9(d)に示すEPG−2のEPG別サブジャンルテーブルも、先に図6(a)に示したものと同じである。
そして、この図9(d)に示すEPG別メインジャンルテーブルにおいて、メインジャンル項目として「スポーツ1」(メインジャンルID=2)に対応付けられている嗜好値について所定値分を増加させるようにして更新を行う。
また、この場合のステップS105の手順としては、先ず、図9(d)に示すEPG別メインジャンルテーブルを参照して、メインジャンル項目「スポーツ1」に対応付けられた共通メインジャンルIDは[2]であることを認識する。そして、図9(a)に示すようにして、共通メインジャンルテーブルにアクセスし、共通メインジャンルID=2に対応付けられている嗜好値について、所定値分を増加させるようにして更新を行う。つまり、この場合にも共通メインジャンル項目「スポーツ」についての嗜好値を増加させる。
このようにして、本実施の形態としては、少なくとも、予約録画のために指定した番組のジャンルを、ユーザが好む番組(放送コンテンツ)のジャンルであるとして扱うようにされる。そして、EPGのフォーマットのもとで予約録画のために指定した番組に与えられたジャンル(メインジャンル及びサブジャンル)に基づいて、先ずは、嗜好情報27を形成するEPG別のメインジャンルテーブル及びサブジャンルテーブルにおいて、予約録画のために指定した番組のメインジャンル、サブジャンルに対応付けられた嗜好値を更新するようにされる。また、予約録画のために指定した番組が該当するとされる共通メインジャンル、共通サブジャンルに対応付けられた各嗜好値についても更新を行うようにされる。
そして、図9に示した具体例からも理解されるように、共通メインジャンルテーブルの嗜好値と、共通サブジャンルテーブルの嗜好値は、EPG−1,EPG−2の各フォーマットのメインジャンルの嗜好と、サブジャンルの嗜好が統合して反映されるようにして管理されるものとなっている。
つまり、「予約1」としてEPG−1を対象として予約録画設定した番組と、「予約2」としてEPG−2を対象として予約録画設定した番組は、共にサブジャンル項目としては「バレーボール」に該当し、また、メインジャンル項目としては、「スポーツ」若しくは「スポーツ1」とされてスポーツ関連とされている。
そして、これらの「予約1」「予約2」の番組のジャンルは、何れの場合にも、共通メインジャンルテーブルにおいては共通メインジャンル項目「スポーツ」として統合されており、これに応じて、何れの場合にも、共通メインジャンル項目「スポーツ」に対応付けた嗜好値を更新している。
同様にして、「予約1」「予約2」の番組は、サブジャンルとしては、何れの場合にも、共通サブジャンル項目「バレーボール」に統合されている。そして、これに応じて、何れの場合にも、共通サブジャンルテーブルにおいては、共通サブジャンル項目「スポーツ」に対応付けた嗜好値を更新している。
このようにして本実施の形態では、EPGのフォーマットの違いなどに起因して、ジャンル分類の仕方が異なる複数のEPGに対応している場合において、嗜好情報27において、EPGフォーマット間で共通化したジャンル(共通メインジャンルと共通サブジャンル)を定義してテーブル情報を作成することで、EPG間のジャンル分類の相違にかかわらず、ジャンル分類を統合化して管理できるようにしている。また、嗜好情報としては、共通メインジャンルテーブル及び共通サブジャンルテーブルを備えていることで、EPGごとに独立したものではなく、複数のEPG間で統合化された嗜好情報を得ることも可能とされている。
このような統合化された嗜好情報(共通メインジャンルテーブル及び共通サブジャンルテーブル)は、アプリケーションとして、例えば、図2により説明した自動録画処理ブロック28により、自動録画として、録画予約リスト23に登録すべき番組を決定するのに利用される。
つまり、共通メインジャンルテーブル及び共通サブジャンルテーブルの嗜好値を参照し、例えば嗜好値が所定以上のジャンルであるとか、所定の上位順までの嗜好値に対応するジャンルであるとか、所定規則に従って、ユーザの嗜好が高いとされる共通メインジャンル、共通サブジャンルを特定するようにされる。そして、特定されたこれらの共通メインジャンル及び共通サブジャンルに括られるジャンルの番組を、EPG−1のEPGデータから検索して抽出し、同様に、EPG−2のEPGデータから検索して抽出する。このようにして抽出された番組を、自動録画すべき番組として決定して、予約録画リスト23に登録するようにされる。
放送の送出形態(つまりEPGのフォーマット)が異なれば、放送局及び各放送局の番組編成も異なってくるから、ユーザによっては、EPGフォーマットごとに、やや異なる番組嗜好となる場合が考えられる。例えば、或るEPGフォーマットに対応しては、スポーツ番組をよく視聴するが、他のEPGフォーマットに対応しては、音楽番組を視聴することが多いというような偏りが生じる可能性のあることが考えられる。
このような場合において、フォーマットの異なるEPGごとに独立した嗜好情報に基づいて、それぞれのEPGデータから自動録画すべき番組を決定するものとすれば、或るEPGフォーマットに対応してはスポーツ番組が重点的に自動録画され、他のEPGフォーマットに対応しては音楽番組が重点的に自動録画されることになる。
これに対して、本実施の形態のようにして、EPG間で統合された嗜好情報を、自動録画における番組決定に利用すれば、ユーザがスポーツ番組をよく視聴するとされるフォーマットのEPGからも、例えば音楽番組を選択して自動録画させることが可能となる。逆に、ユーザが音楽番組をよく視聴するとされるフォーマットのEPGからは、スポーツ関連番組を選択して自動録画させることが可能となる。つまり、フォーマットの異なるEPG間で、嗜好が偏ることなく自動録画番組を決定することができる。これにより、例えばユーザとしては、自身の好みの番組が自動録画される可能性をより高いものとすることが可能となる。
なお、本実施の形態としては、図5及び図6に示したEPG別メインジャンルテーブル、及びEPG別サブジャンルテーブルの構造から分かるように、EPGフォーマットごとに対応したメインジャンルとサブジャンルごとの嗜好値も用意されている。
このEPGフォーマットごとに対応した嗜好値は、例えば、上記したように、フォーマットの異なるEPGごとに独立した嗜好情報に基づいて、それぞれのEPGデータから自動録画すべき番組を決定する場合に用いることができる。例えば、ユーザによっては、このような自動録画のほうが、自身の視聴スタイルに適している場合もあると考えられる。

6.嗜好値管理のための処理動作

先に図8及び図9により説明した嗜好値管理の手順は、図1に示す構成から見た場合には、CPU81がプログラムに従って処理を実行することで実現されるものとなる。そこで、本実施の形態としての嗜好値管理を実現するためにCPU81が実行すべきとされる処理について、図10及び図11を参照して説明する。
図10に示す処理が開始されるときには、例えば、EPGデータベース22に格納されているとされるEPGデータに基づいて、番組選択や、録画予約などのためのGUI(Graphical User Interface)としても機能する番組表がディスプレイ94に表示されている状態にあるものとされる。
そして、この状態において、例えばユーザによるリモートコントローラ91の操作によって、或る番組(放送コンテンツ)を指定しての録画予約のための操作が行われたとする。この操作に応じては、U/I制御部76からバス79を介して、録画予約のコマンドが出力される。
CPU81は、このコマンドを入力すると、図10のステップS201の処理として、予約録画設定を行う。つまり、図2に示した予約録画リスト23に対して、録画予約の指定操作が行われた番組(放送コンテンツ)を登録するための処理を実行する。なお、予約録画リスト23は、ここではHDD87において記憶されているものとなる。従って、予約録画リスト23に対して番組を登録するときには、HDD87に記憶されている予約録画リスト23を読み出して書き換えを行うことになる。なお、このステップS201の処理は、先に図8に示したステップS101の手順に対応する。
そして、予約録画設定を行ったとすると、次のステップS202の処理に移行する。
ステップS202においては、上記ステップS201により予約録画設定した番組(予約番組)について、EPG別サブジャンルテーブルが存在するか否かについて判別する。これは、今回の予約番組が提示されていたEPGのサブジャンル項目が、本実施の形態における共通ジャンルの統合対象となっているか否かについての判断を行うことである。
なお、ここでは、EPG別サブジャンルテーブルを含み、嗜好情報27は、HDD87に記憶されているものであるとする。従って、上記EPG別サブジャンルテーブルを含み、嗜好情報27を形成するジャンルテーブルを参照したり、更新(書き換え)する場合には、HDD87において嗜好情報27として記憶されている所要のジャンルテーブルの情報にアクセスするようにされる。
そしてステップS202において否定結果が得られた場合、今回の予約番組に対応しては、EPG別サブジャンルテーブルが存在していないということになる。この場合には、この予約番組のジャンルに基づいた嗜好値の更新(増加)を行うことはできないから、このまま処理を終了することになる。つまり、この場合には、ユーザ操作に応じた予約録画設定のみを行う。
これに対して、ステップS202において肯定結果が得られた場合には、ステップS203以降の処理に進んで、嗜好値の更新に関する処理を実行していく。
先ず、ステップS203においては、嗜好情報27のEPG別サブジャンルテーブルのなかから、今回の予約番組に割り与えられたジャンルに対応するEPG別サブジャンルID(EPGフォーマットにより規定されるサブジャンルIDのことである)が存在するか否かについて判別する。そして、対応するEPG別サブジャンルIDが存在するとして肯定結果が得られたのであれば、ステップS204に進む。
ステップS204では、EPG別サブジャンルテーブルにおいて、今回の予約番組に割り与えられたジャンルに対応するEPG別サブジャンルIDに対応付けられた嗜好値を所定値分により増加させ、ステップS205に進む。このステップS204の処理は、図8におけるステップS102の手順に相当する。
これに対して、ステップS203において、対応するEPG別サブジャンルIDが存在しないとして否定結果が得られた場合には、ステップS204の処理をパスしてステップS205に進む。
ステップS205においては、今回の予約番組が属するとされる共通サブジャンルIDが、共通サブジャンルテーブルに存在するか否かについて判別する。そして、ステップS205において肯定結果が得られたのであれば、ステップS206に進んで、共通サブジャンルテーブルにおいて、今回の予約番組が属するとされる共通サブジャンルIDに対応付けられた嗜好値を所定値分により増加させる。この処理が、図8に示すステップS103の手順に相当する。
また、ステップS206において肯定結果が得られた場合には、ステップS207に進んで、共通サブジャンルテーブルにおいて「その他」の共通サブジャンル項目に対応付けられた嗜好値について所定値分により増加させる。
ステップS206、S207の処理が終了した段階では、図8のステップS103までの手順、つまり、サブジャンルについての嗜好値の更新を完了させることができている。従って、以降は、メインジャンルについての嗜好値の更新のための処理となる。
このための処理としては、先ず、図11のステップS301に示すようにして、先のステップS201により予約録画設定した番組(予約番組)について、EPG別メインジャンルテーブルが存在するか否かについて判別する。つまり、今回の予約番組が提示されていたEPGのメインジャンル項目についても、本実施の形態における共通ジャンルの統合対象となっているか否かについての判断を行うようにされる。
ステップS301において否定結果が得られた場合、今回の予約番組に対応しては、EPG別メインジャンルテーブルが存在していないということになる。この場合、この予約番組のジャンルに基づいたメインジャンルに関する嗜好値の更新(増加)を行うことはできないから、このまま処理を終了することになる。
これに対して、ステップS301において肯定結果が得られた場合には、ステップS302以降の処理に進んで、メインジャンルに関する嗜好値の更新に関する処理を実行していく。
先ず、ステップS302においては、嗜好情報27のEPG別メインジャンルテーブルのなかから、今回の予約番組に割り与えられたジャンルに対応するEPG別メインジャンルID(EPGフォーマットにより規定されるメインジャンルIDのことである)が存在するか否かについて判別する。そして、対応するEPG別メインジャンルIDが存在するとして肯定結果が得られたのであれば、ステップS303に進む。
ステップS303では、EPG別サブジャンルテーブルにおいて、今回の予約番組に割り与えられたジャンルに対応するEPG別サブジャンルIDに対応付けられた嗜好値を所定値分により増加させ、ステップS304に進む。このステップS303の処理は、図8におけるステップS104の手順に相当する。
これに対して、ステップS302において、対応するEPG別メインジャンルIDが存在しないとして否定結果が得られた場合には、ステップS303の処理をパスしてステップS205に進む。
ステップS304においては、今回の予約番組が属するとされる共通メインジャンルIDが、共通メインジャンルテーブルに存在するか否かについて判別する。そして、ステップS304において肯定結果が得られたのであれば、ステップS305に進んで、共通サブジャンルテーブルにおいて、今回の予約番組が属するとされる共通サブジャンルIDに対応付けられた嗜好値を所定値分により増加させる。この処理は、図8に示すステップS105の手順に相当する。
また、ステップS304において肯定結果が得られた場合には、ステップS306に進んで、共通メインジャンルテーブルにおいて「その他」の共通メインジャンル項目に対応付けられた嗜好値について所定値分により増加させる。
上記図11及び図12に示される処理が実行されることで、先に、図8及び図9により説明したような嗜好値の更新管理が実現されることになる。
各ジャンルテーブル(嗜好情報)の嗜好値の更新(増加)処理を開始させることのきっかけとして、上記説明では、ユーザによる番組を指定しての録画予約操作であることとしているが、これに限定されるものではない。つまり、ユーザの番組の嗜好が反映されたものであるとして記録再生装置11が捉えられるもののうちから必要とされるものが選択されればよい。例えば、ユーザの番組視聴履歴や録画履歴などの履歴情報に応じて、ユーザの視聴頻度や録画予約頻度が高いとされるジャンルを特定して、これを各ジャンルテーブル(嗜好情報)の嗜好値に反映させるようにしてもよいものである。
また、上記説明では、嗜好値を増加させることについて言及しているが、嗜好値の更新として、嗜好値を減少させることも考えられる。例えば、自動録画処理ブロック28による自動録画予約設定により録画予約リストに登録された番組を、ユーザが後から選択して削除するような操作を行った場合、この削除対照となった番組のジャンルは、ユーザの嗜好には適合しているものではないと考えられるので、このような操作に応じては、削除対照となった番組のジャンルに対応する嗜好値を所定値分低減させるようにするものである。
また、1回の嗜好値の増加/低減(更新)を行うのにあたり、どれだけの値を増加/低減させるのかについては、各種の規則を考えることができるので、この点についても特に限定されるべきものではない。例えば、嗜好値を増加させるきっかけとしては、録画予約操作により番組が指定された場合と、一定期間の視聴履歴情報に基づいて嗜好度が高いと判定したジャンルの番組について変化があった場合であることとした場合、両者の場合における嗜好値の増加量として、異なる値を設定するようにすることが考えられる。具体的には、録画予約操作の場合は、ユーザがより積極的に嗜好する番組を選択していると考えて、視聴履歴情報に変化があった場合よりも、高い増加値を設定するようにされる。

7.変形例

これまで説明した実施の形態としては、例えばユーザによる録画予約操作のようにして、ユーザの番組の嗜好が反映されたユーザ操作などに対応して嗜好値を更新する、つまり、嗜好情報を作成管理するという構成について説明した。
ここで、例えば他の記録再生装置としての製品においても、本実施の形態と同様に共通ジャンルを設定して嗜好情報を管理しているものとしたうえで、例えば同じユーザが、複数の異なる製品としての記録再生装置を利用しているような状況を考えてみる。このような場合において、例えば、他の記録再生装置において作成保持されている嗜好情報を、本実施の形態の記録再生装置11に取り込んで、その取り込んだ嗜好情報の内容が、これまでにおいて、記録再生装置11において保持している嗜好情報の内容に反映されるようにすれば、より利便性が高まることになる。
但し、本実施の形態の記録再生装置11において規定、定義する共通ジャンル(共通メインジャンル、共通サブジャンル)が、記録再生装置11としての製品において独自に規定したものであるとされて汎用性を持つものではない場合、他の記録再生装置の製品においても、独自に共通ジャンルを定義しているということになる。従って、製品間で、共通ジャンルの定義内容に相違が生じることとなる。
以降説明する変形例としては、このような状況にも対応して、共通ジャンルの定義が異なる他の製品としての記録再生装置から嗜好情報を取り込み、これを適切に、本実施の形態の記録再生装置11の嗜好情報に反映できるようにするための構成とされる。
図12は、この変形例としての処理の流れを模式的に示している。
先ず、この図においては、他製品の記録再生装置として、外部機器100−1,100−2の2つが示されている。これらの外部機器100−1,100−2は、上記しているように、本実施の形態の記録再生装置11と同様に共通ジャンルを設定して嗜好情報を管理しているものとされるが、共通ジャンルの設定規則に関しては、本実施の形態の記録再生装置と、外部機器100−1,100−2との各々の間で異なっているものである。
そして、本実施の形態の記録再生装置11に対して、例えば外部機器100−1,100−2のそれぞれにおいて作成保持されてる嗜好情報を取り込んで、記録再生装置11の保持する嗜好情報27の内容に反映させたいとするときには、所定の伝送路110により、記録再生装置11と、外部機器100−1,100−2とを接続するようにする。
ここでの伝送路110としては、記録再生装置11と外部機器100−1,100−2側との間でのデータの送受信が可能とされれば、特に限定されるべきものではないが、例えばLANやインターネットなどのネットワークとすることができる。また、USBやIEEE1394などをはじめとしたデータインターフェイスとすることも考えられる。例えば記録再生装置11の通信制御部80は、このような伝送路110の具体的形態に応じて通信やデータの送受信が可能な構成を採るようにされる。
そして、例えば記録再生装置11側から外部機器100−1、100−2に対して、伝送路110を介して、嗜好情報を要求するコマンドを送信したとする。すると、このコマンドを受信した外部機器100−1、100−2では、それぞれ、伝送路110を経由して、レスポンスとして、転送用嗜好情報101−1,101−2を転送するようにされている。
転送用嗜好情報101−1,101−2は、外部機器100−1、100−2がそれぞれ送信出力するものである。転送用嗜好情報101−1を先ず例にとると、その内容としては、製品ID101aと、嗜好情報101bとから成るものとされる。製品ID101aは、外部機器100−1としての製品(機種)を特定するためのID情報である。この場合には、外部機器100−1に対応する製品IDとしては「製品A」であることを示すものとしている。
また、嗜好情報101bは、例えば先に説明した本実施の形態の嗜好値管理と同様の処理手順により、外部機器100−1において作成保持される嗜好情報である。つまり、本実施の形態の共通メインジャンルテーブル、及び共通サブジャンルテーブルに対応する。
図12の嗜好情報101bとしては、このうち、共通メインジャンルテーブルに対応するものを示しており、図示するようにして、外部機器100−1としての製品独自で規定したメインジャンル項目に、メインジャンルIDと、嗜好値が対応付けられている。嗜好情報101bにおけるこれらのメインジャンルIDと嗜好値については、図において、( )内に「外部側」と記載されている。
これは、このメインジャンルIDは、外部機器100−1としての製品独自で規定したメインジャンル項目に対応するものであり、記録再生装置11からみた場合には、外部規格のメインジャンル区分によるものであることを示す。従って、嗜好情報101bにおけるメインジャンルIDは、本実施の形態の記録再生装置11が管理するメインジャンルIDとは異なるジャンル区分によるものとなっており、共通性を有してはいないものとされる。
外部機器100−2が送信出力する転送用嗜好情報101−2としても、製品ID101a及び嗜好情報101bから成る。この製品ID101aによっては、外部機器100−2が製品Bであることを示すこととしている。また、嗜好情報101bは、外部機器100−2としての製品独自で規定したメインジャンル項目に、メインジャンルID(外部側)と嗜好値(外部側)とを対応付けたものであり、他の製品としての記録再生装置のジャンル区分とは共通性を有していない。
なお、外部機器100−1,100−2からは、上記転送用嗜好情報101−1,11−2の嗜好情報101bとして、本実施の形態の共通サブジャンルテーブルに対応する内容の嗜好情報を含ませることもできる。但し、図12においては、説明の便宜上、嗜好情報101bとして、本実施の形態の共通メインジャンルテーブルに対応する内容の嗜好情報のみとした場合を示している。
上記転送用嗜好情報101−1,101−2を受信する、本実施の形態の記録再生装置11では、メインジャンル対応テーブル700の情報を記憶保持しておくようにされる。図12では、メインジャンル対応テーブル700の例として、転送用嗜好情報101−1(つまり製品A)に対応するメインジャンル対応テーブル700−1と、転送用嗜好情報101−2(製品B)に対応するメインジャンル対応テーブル700−2とが示されている。
メインジャンル対応テーブル700−1は、製品Aが規定するメインジャンルIDと、本実施の形態の記録再生装置11が規定する共通メインジャンルIDとの対応を示すテーブルである。
記録再生装置11では、外部機器100−1から図示する転送用嗜好情報101−1を受信取得すると、先ず、転送用嗜好情報101−1に含まれる製品ID101aから、この転送用嗜好情報101−1が製品Aに対応して規定されたジャンル区分に基づいたものであることを認識する。そこで、転送用嗜好情報101−1の嗜好情報101bと、メインジャンル対応テーブル700−1とを対照させる。これにより、転送用嗜好情報101−1の嗜好情報101bにおいて、各メインジャンルIDごとに対応付けられている嗜好値(外部側)を、記録再生装置11で規定される共通メインジャンルIDに対応付けることができる。
例えば、製品Aである外部機器100−1では、転送用嗜好情報101−1における嗜好情報101bの[メインジャンル項目:メインジャンルID(外部側)]の対応は、[洋画:ID=1][邦画:ID=2][スポーツ:ID=3][ドラマ:ID=4]となっている。そして、製品Aのメインジャンル対応テーブル700−1のようして製品Aのメインジャンル項目(外部側メインジャンルID)と、記録再生装置11の共通メインジャンルIDとが対応付けられていることで、嗜好情報101bにおいて、[洋画:ID=1]に対応付けられている嗜好値(外部側)の「15」は記録再生装置11の共通メインジャンルID=1(共通メインジャンル項目:映画)に対応させることができる。
同様に、嗜好情報101bにおいて、[邦画:ID=2]に対応付けられている嗜好値(外部側)の「40」も、記録再生装置11の共通メインジャンルID=1(共通メインジャンル項目:映画)に対応させることができる。
また、嗜好情報101bにおいて、[スポーツ:ID=3]に対応付けられている嗜好値(外部側)の「20」は、記録再生装置11の共通メインジャンルID=2(共通メインジャンル項目:スポーツ)に対応させることができる。
また、嗜好情報101bにおいて[ドラマ:ID=4]に対応付けられている嗜好値(外部側)の「50」は、記録再生装置11の共通メインジャンルID=3(共通メインジャンル項目:ドラマ)に対応させることができる。
また、記録再生装置11が外部機器100−2から転送用嗜好情報101−2を受信取得した場合にも、転送用嗜好情報101−2に含まれる製品ID101aから、この転送用嗜好情報101−2が製品Bに対応して規定されたジャンル区分に基づいたものであることを認識して、転送用嗜好情報102−1の嗜好情報101bと、メインジャンル対応テーブル700−2とを対照させることになる。
これにより、上記説明と同様にして、転送用嗜好情報101−2の嗜好情報101bにおいて、各メインジャンルID(外部側)ごとに対応付けられている嗜好値を、記録再生装置11で規定される共通メインジャンルIDに対応付けることができる。
このようにして、本実施の形態では、記録再生装置11側において、メインジャンル対応テーブル700(700−1,700−2)を保持し、外部機器から取り込んだ嗜好情報のジャンルIDと対照させるようにしている。これにより、外部機器から取り込んだ嗜好情報が、外部機器ごとに独自規定されたジャンル区分によるものであるとしても、この嗜好情報において製品独自規定のメインジャンルIDに対応付けられている嗜好値を、本実施の形態の共通メインジャンルIDに適切に対応付けることができる。
そして、上記のようにして、本実施の形態の共通メインジャンルIDに対して、製品側(外部機器100−1,100−2側)の嗜好値を対応させたことで、図示するようにして、本実施の形態の共通メインジャンルテーブルの嗜好値について、これらの製品側の嗜好値を反映させるようにして更新するようにされる。
なお、このときの共通メインジャンルテーブルの嗜好値の変更として、どのようにして製品側の嗜好値を反映させるのかについては各種考えられるものであり、ここでは特に限定されるべきものではない。
また、転送用嗜好情報101−1,100−2の嗜好情報としては、サブジャンルIDと嗜好値とを対応付けた情報を含めてよいことは前述したとおりである。これに対応して、ここでは図示していないが、本実施の形態の記録再生装置11としては、各種製品に対応させて、メインジャンル対応テーブル700のほかにサブジャンル対応テーブルを備えるようにされる。これにより、上記したメインジャンル対応の場合と同様にして、本実施の形態の共通サブジャンルテーブルの嗜好値について、外部機器のサブジャンルに関する嗜好情報が反映されるようにして更新を行うことが可能となる。
また、本発明として共通化して規定する分類区分(共通メインジャンル、共通サブジャンル)は、実際の使い勝手や管理の事情などを考慮して設定されれば良く、実施の形態として図示した内容に限定されるべきものではない。また、分類区分としては、例えば放送チャンネルや放送時間帯などをはじめ、ジャンル以外の区分が行われる場合にも本発明は適用できる。
また、本発明における「番組」は、分類区分に応じた放送コンテンツの単位を示すもので、例えば一般に番組表において、放送時間帯で区分される番組単位の概念に限定されるべきものではない。例えば、放送時間帯で区分される1つの番組について、その放送内容に応じて、ジャンル設定が変更されるような場合であれば、本発明としての番組は、1番組内の放送内容を、ジャンルごとに分割して得られる放送コンテンツの単位にまで細分化されるものとして扱うことができる。
本発明の実施の形態としての情報管理装置が適用される記録再生装置の構成例を示すブロック図である。 本実施の形態の記録再生装置の構成を機能ブロックごとに示すブロック図である。 EPGのジャンル規定の例を示す説明図である。 実施の形態における嗜好情報の構造例を示す説明図である。 EPG−1として例示するEPGフォーマットに対応する嗜好情報である、EPG別メインジャンルテーブル、及びEPG別サブジャンルテーブルの内容例を示す説明図である。 EPG−2として例示するEPGフォーマットに対応する嗜好情報である、EPG別メインジャンルテーブル、及びEPG別サブジャンルテーブルの内容例を示す説明図である。 嗜好情報における、共通メインジャンルテーブル及び共通サブジャンルテーブルの内容例を示す説明図である。 実施の形態における嗜好値(各ジャンルテーブル)の嗜好値管理手順例を示すフローチャートである。 図8に示す嗜好値管理手順の具体例を示す説明図である。 実施の形態における嗜好値管理のための処理動作を示すフローチャートである。 実施の形態における嗜好値管理のための処理動作を示すフローチャートである。 変形例としての嗜好値管理手順の具体例を示す説明図である。
符号の説明
3a アンテナ、11 記録再生装置、21 受信復調処理ブロック、22 EPGデータベース、23 録画予約リスト、24 予約録画処理ブロック、25 チューナ調停処理ブロック、26 嗜好情報管理ブロック、27 嗜好情報、28 自動録画処理ブロック、29 ユーザインターフェイス処理ブロック、71 チューナ、72 復調器、73 デコーダ、74 RAM、75 ミキサ、76 ユーザインタフェース制御部、77 コンポーザ、78 グラフィック処理コントローラ、79 バス、80 通信制御部、81 CPU、82 RAM、83 ROM、84 光学ディスクインターフェイス、85 光学ディスクドライブ、86 HDD、87 HDDインターフェイス、91 リモートコマンダ、93 スピーカ、94 ディスプレイ、100,100−1,100−2 外部機器、300 EPG別メインジャンルテーブル群、300−1〜300−n EPG別メインジャンルテーブル、400 EPG別サブジャンルテーブル群、400−1〜400−n EPG別サブジャンルテーブル、500 共通メインジャンルテーブル、600 共通サブジャンルテーブル群、600−1〜600−n 共通サブジャンルテーブル、101 転送用嗜好情報、101a 製品ID、101b 嗜好情報、700(700−1,700−2) メインジャンル対応テーブル

Claims (3)

  1. 番組ガイド情報を受信取得する番組ガイド情報受信取得手段と、
    上記番組ガイド情報受信取得手段により受信取得された、番組の分類区分の規定が異なるとされる複数の電子番組ガイド情報ごとに対応するもので、少なくとも、電子番組ガイド情報ごとに規定される、階層化された分類区分のもとでの各階層における番組の分類項目を、予め設定した共通分類項目に対応付けて形成される、分類項目対応情報を保持する分類項目対応情報保持手段と、
    階層化された分類区分のもとでの各階層における上記共通分類項目の各々と、ユーザの嗜好度を示す値である嗜好値とが対応付けられて形成される嗜好情報を保持する嗜好情報保持手段と、
    上記電子番組ガイド情報において提示される番組のうちから、所定条件に従って番組の指定が行われた場合において、上記分類項目対応情報を参照して、この指定された番組を提示する上記電子番組ガイド情報で規定する、この指定された番組についての、特定層における分類項目に対応付けられている特定層対応共通分類項目を特定し、さらに、この指定された番組についての特定層における分類項目が属する上層の分類項目に対応付けられている上層対応共通分類項目を特定する共通分類項目特定手段と、
    上記嗜好情報における嗜好値のうち、上記共通分類項目特定手段により特定された、上記特定層対応共通分類項目に対応付けられる嗜好値と、上記上層対応共通分類項目に対応付けられる嗜好値を変更する嗜好値変更手段と、
    を備え情報管理装置。
  2. 外部機器の、階層化された分類区分のもとでの階層ごとにおける上記共通分類項目の各々と、ユーザの嗜好度を示す値である嗜好値とが対応付けられて形成される嗜好情報を入力して取得する外部嗜好情報取得手段と、
    上記外部機器の嗜好情報において、その外部機器により規定される各階層の分類項目と、各階層の上記共通分類項目とを対応付けて形成される外部対応用分類項目対応情報を保持する分類項目対応情報保持手段と、
    上記外部嗜好情報取得手段により取得した外部機器の嗜好情報と、上記外部対応用分類項目対応情報とを対照することで、外部機器の嗜好情報に対応付けられている各階層の嗜好値の各々を、上記共通分類項目に対応付ける対照処理手段とをさらに備えると共に、
    上記嗜好値変更手段は、上記対照処理手段により得られた、各階層の上記共通分類項目と、外部機器の嗜好情報に対応付けられていた嗜好値との対応付け関係に基づいて、上記嗜好情報保持手段が保持する上記嗜好情報における所要の嗜好値を変更するようにされている、
    求項1に記載の情報管理装置。
  3. 番組ガイド情報を受信取得する番組ガイド情報受信取得手順と、
    番組ガイド情報受信取得手順により受信取得された、 番組の分類区分の規定が異なるとされる複数の電子番組ガイド情報ごとに対応するもので、少なくとも、電子番組ガイド情報ごとに規定される、階層化された分類区分のもとでの各階層における番組の分類項目を、予め設定した共通分類項目に対応付けて形成される、分類項目対応情報を保持する分類項目対応情報保持管理手順と、
    階層化された分類区分のもとでの各階層における上記共通分類項目の各々と、ユーザの嗜好度を示す値である嗜好値とが対応付けられて形成される嗜好情報を保持する嗜好情報保持管理手順と、
    上記電子番組ガイド情報において提示される番組のうちから、所定条件に従って番組の指定が行われた場合において、上記分類項目対応情報を参照して、この指定された番組を提示する上記電子番組ガイド情報で規定する、この指定された番組についての、特定層における分類項目に対応付けられている特定層対応共通分類項目を特定し、さらに、この指定された番組についての特定層における分類項目が属する上層の分類項目に対応付けられている上層対応共通分類項目を特定する共通分類項目特定手順と、
    上記嗜好情報における嗜好値のうち、上記共通分類項目特定手段により特定された、上記特定層対応共通分類項目に対応付けられる嗜好値と、上記上層対応共通分類項目に対応付けられる嗜好値を変更する嗜好値変更手順と、
    を実行する情報管理方法。
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