JP4438320B2 - 撮影装置及びその駆動方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビデオカメラなどの撮影装置に係り、特に、複数の表示装置を有する撮影装置とその駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の表示装置を有する撮影装置(例えば、液晶モニタと液晶ビューファインダを有するビデオカメラ)では、各々の表示装置を別々(専用)の駆動制御回路(IC)で駆動している。ただし現状では、撮影装置全体として小型化・低消費電力化が求められており、これに伴って複数の表示装置を共通(一つ)の駆動制御回路で駆動したいという要望がある。
【0003】
こうした要望への対応として、複数の表示装置の駆動方法・画素数・画素配列を全く同一にし、駆動制御回路の駆動能力(パワー)を上げ、駆動制御回路からの出力を外部で分岐して各々の表示装置に接続すれば、複数の表示装置を共通の駆動制御回路で駆動することが可能となる。
【0004】
また従来においては、液晶モニタと液晶ビューファインダを有するビデオカメラにおいて、カメラ本体に付属の液晶モニタの画面を被写体側に向けて撮影(以下、対面撮影)する機能を備えるとともに、この対面撮影を行うときに液晶モニタの画面に被写体側から見て映像が上下逆さに表示されないよう、液晶モニタの画面上で表示の向きを通常の表示状態から上下反転させる上下反転手段を備えたものが知られている(例えば、下記特許文献1参照)
【0005】
【特許文献1】
特許第3347048号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、複数の表示装置の中で一部の表示装置のみを上下反転表示したい場合に、複数の表示装置を共通の駆動制御回路で駆動するとなると、実際に上下反転表示を行った表示装置で映像の表示状態が不適切になることがある。
【0007】
さらに詳述すると、上下反転表示の切り替えは、これを行う表示装置で画面の上側から表示ラインの垂直走査を開始するか、画面の下側から表示ラインの垂直走査を開始するかを切り替えることによって実現可能である。ただし、表示ラインが奇数ラインか偶数ラインかによって表示制御の処理形態が異なるカメラシステムの場合は、上下反転表示しないときに図13(A)のように表示されていたものが、上下反転表示したときに図13(B)のように不適切に表示されてしまうことがある。
【0008】
例えば、表示ラインの画素配列が図14のようなデルタ型の配列の場合、互いに隣接する奇数ラインと偶数ラインで、同じ色成分の画素位置が水平方向でずれたかたちとなる。そのため、表示ライン(奇数ライン/偶数ライン)毎に水平走査の開始タイミングをずらす(図14に示す画素配列の場合は1.5画素分ずらす)必要があり、これを行ったときに上下反転表示で表示状態が不適切になってしまう。
【0009】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、複数の表示装置を有する撮影装置において、各々の表示装置を共通の駆動制御回路で駆動する際の表示上の不具合を解消することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る撮影装置は、画面の垂直方向に表示ライン数が偶数の複数の表示ラインを有するとともに、前記複数の表示ラインの画素配列がデルタ型の配列で、かつ通常撮影モードに適用される上下非反転表示と対面撮影モードに適用される上下反転表示が可能な表示装置と、前記表示装置を駆動制御する駆動制御手段とを備え、前記駆動制御手段は、垂直同期信号が出力されたタイミングから水平同期信号の出力回数をカウントし、そのカウント値が予め設定された第1の値(M)に達したときに第1の垂直走査開始パルスを出力する第1のパルス発生部と、前記垂直同期信号が出力されたタイミングから前記水平同期信号の出力回数をカウントし、そのカウント値が予め設定された第2の値(M+1)に達したときに第2の垂直走査開始パルスを出力する第2のパルス発生部と、前記通常撮影モードのときは前記第1の垂直走査開始パルスを選択して当該第1の垂直走査開始パルスを前記表示装置に出力し、前記対面撮影モードのときは前記第2の垂直走査開始パネルを選択して当該第2の垂直走査開始パルスを前記表示装置に出力することにより、前記表示装置で前記複数の表示ラインを垂直方向に走査するときの垂直走査開始タイミングを切り換えるパルス選択部とを有し、前記表示装置の表示モードを通常表示モードから当該通常表示モードよりも実表示画面を横長にしたワイド表示モードに切り換える場合に、前記表示装置の画面上側領域と画面下側領域をそれぞれ黒表示のための黒表示領域とし、その間の領域を映像表示のための実表示領域とすることで実表示領域の縦横比を変更するとともに、前記黒表示領域に含まれる表示ラインに複数ラインずつ同時に黒表示のための映像信号を書き込み、かつ、前記黒表示領域と前記実表示領域との境界に位置する表示ラインを境界表示ラインとして、前記表示装置に前記第1の垂直走査開始パルスを出力するときは前記境界表示ラインへの書き込み信号を黒表示のための映像信号とし、前記表示装置に前記第2の垂直走査開始パルスを出力するときは前記境界表示ラインへの書き込み信号を
通常の映像信号とするように切り換えるものである。
【0012】
本発明に係る撮像装置の駆動方法は、画面の垂直方向に表示ライン数が偶数の複数の表示ラインを有するとともに、前記複数の表示ラインの画素配列がデルタ型の配列で、かつ通常撮影モードに適用される上下非反転表示と対面撮影モードに適用される上下反転表示が可能な表示装置を備える撮像装置を駆動するにあたって、垂直同期信号が出力されたタイミングから水平同期信号の出力回数をカウントし、そのカウント値が予め設定された第1の値(M)に達したときに出力される第1の垂直走査開始パルスと、前記垂直同期信号が出力されたタイミングから前記水平同期信号の出力回数をカウントし、そのカウント値が予め設定された第2の値(M+1)に達したときに出力される第2の垂直走査開始パルスのうち、前記通常撮影モードのときは前記第1の垂直走査開始パルスを前記表示装置に出力し、前記対面撮影モードのときは前記第2の垂直走査開始パネルを前記表示装置に出力することにより、前記表示装置で前記複数の表示ラインを垂直方向に走査するときの垂直走査開始タイミングを切り換えるとともに、前記表示装置の表示モードを通常表示モードから当該通常表示モードよりも実表示画面を横長にしたワイド表示モードに切り換える場合に、前記表示装置の画面上側領域と画面下側領域をそれぞれ黒表示のための黒表示領域とし、その間の領域を映像表示のための実表示領域とすることで実表示領域の縦横比を変更するとともに、前記黒表示領域に含まれる表示ラインに複数ラインずつ同時に黒表示のための映像信号を書き込み、かつ、前記黒表示領域と前記実表示領域との境界に位置する表示ラインを境界表示ラインとして、前記表示装置に前記第1の垂直走査開始パルスを出力するときは前記境界表示ラインへの書き込み信号を黒表示のための映像信号とし、前記表示装置に前記第2の垂直走査開始パルスを出力するときは前記境界表示ラインへの書き込み信号を通常の映像信号とするように切り換えるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る撮影装置をビデオカメラに適用した場合の具体的な実施の形態につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0015】
図1は本発明が適用されるビデオカメラの外観を示す斜視図である。図示したビデオカメラ1は、カメラ本体2の前部にレンズ3、後部に液晶ビューファインダ4、側部に液晶モニタ5を有している。このうち、液晶ビューファインダ4は本発明における「第1の表示装置」に相当し、液晶モニタ5は本発明における「第2の表示装置」に相当する。
【0016】
液晶モニタ5は、ヒンジ部6によりカメラ本体2に対して開閉可能で、かつ、開状態(図の状態)でヒンジ部6を中心に矢印方向に回転可能に設けられている。液晶モニタ5は、ヒンジ部6に連結されたフレーム7と、このフレーム7に取り付けられた液晶パネル8と、この液晶パネル8の背面側に組み付けられたバックライト(不図示)とを備えている。
【0017】
通常撮影モードで液晶モニタ5を使用しないときは、カメラ本体の2の側部に液晶モニタ5を収納した状態(液晶モニタ5の画面表示をオフした状態)で、撮影者がカメラ本体2の後方から液晶ビューファインダ4を覗きながら撮影する。また、通常撮影モードで液晶モニタ5を使用するときは、カメラ本体2の側部に収納された液晶モニタ5を外側に開いて液晶パネル8を撮影者側に向け、撮影者がカメラ本体2の後方から液晶モニタ5の液晶パネル8に表示された映像を見ながら撮影できるようにする。一方、対面撮影モードでは、開状態にある液晶モニタ5を回転操作して液晶パネル8を被写体側に向け、実際に撮影されている人がどのように撮影されているかを、液晶モニタ5の液晶パネル8に表示された映像を見ながら確認できるようにする。
【0018】
なお、対面撮影モードでは、撮影者がカメラ本体2の後方から液晶ビューファインダ4を覗きながら撮影した映像を、実際に撮影されている人(撮影者と別人)が被写体側から液晶モニタ5の液晶パネル8で確認できるようになっているが、場合によっては、実際に撮影されている人自身が撮影者となる(対面撮影モードを使って自分自身を撮影する)こともある。そこで、本明細書においては、撮影する側と撮影される側を明確に区別するために、カメラ本体2の後方から液晶ビューファインダ4や液晶モニタ5を見て撮影する人を撮影者と呼び、実際にレンズ3を向けられて撮影される人を被撮影者と呼ぶことにする。
【0019】
図2は本発明が適用されるビデオカメラの制御系の構成例を示すブロック図である。図において、撮像部11は、実際に撮影した映像を電気信号(以下、映像信号)として出力するもので、これは、上述した撮影用のレンズ3と、このレンズ3を通して取り込まれた光を受光して電気信号に変換するCCDセンサ等の撮像素子と、この撮像素子から出力された電気信号(映像信号)をアナログ信号からデジタル信号に変換するA/D変換回路等を含む。
【0020】
入力操作部12は、ビデオカメラ1を操作する操作者(撮影者)が各種のボタン、スイッチ等の入力キーを用いて入力操作を行う部分で、実際に入力操作された場合はそれに応じた操作信号が出力される。入力操作部12を用いて操作可能な項目としては、ビデオカメラ1の電源のオンオフ操作、ビデオ再生機能とビデオ撮影機能の切り替え操作、撮影のオンオフ(開始、一時停止、終了)操作、液晶モニタ5の表示モード(通常表示モード/ワイド表示モード)の切り替え操作、ズーム操作等が含まれる。
【0021】
検出センサ13は、液晶モニタ5の向きを検出するため、ひいては現在の撮影モード(通常撮影モード/対面撮影モード)を判別するための手段となるもので、上記ヒンジ部6を中心に液晶モニタ5を回転操作したときに、液晶モニタ5の回転操作角度に応じてオンオフするセンサ信号を出力する。この検出センサ13が出力するセンサ信号は、例えば液晶モニタ5の液晶パネル8を撮影者側に向けた状態でオフとなり、この状態からヒンジ部6を中心に液晶モニタ5を回転操作して液晶パネル8を被写体側(被撮影者側)に向けた状態でオンとなる。また、検出センサ13のセンサ信号は、例えば液晶パネル8がほぼ真上を向いた状態(液晶モニタ5がほぼ水平状態)のときにオンオフが切り替わる。よって、検出センサ13から出力されるセンサ信号を参照することにより、撮影モードが通常撮影モード(液晶モニタ5の液晶パネル8を撮影者側に向けて撮影するモード)であるか対面撮影モード(液晶モニタ5の液晶パネル8を被写体側に向けて撮影するモード)であるかを判別することが可能となる。
【0022】
駆動制御回路14は、例えば一つの半導体集積回路(半導体IC)によって構成されるもので、これは、撮像部11から入力される映像信号や入力操作部12から入力される操作信号、検出センサ13から入力されるセンサ信号にしたがって、液晶ビューファインダ4及び液晶モニタ5を駆動制御する共通の駆動制御手段となる。この駆動制御回路14では、検出センサ13から出力されるセンサ信号によって撮影モードが通常撮影モードから対面撮影モードに切り替わったことを感知すると、液晶パネル8に表示される映像が上下反転して表示されるように(被撮影者側から見て上下逆さに表示されないように)液晶モニタ5を駆動制御する。以降の説明では、対面撮影モードで適用される、上下反転する表示状態を上下反転表示状態と呼び、通常撮影モードで適用される、上下反転しない表示状態を上下非反転表示状態と呼ぶ。
【0023】
[第1実施形態]
上述した液晶ビューファインダ4と液晶モニタ5は、それぞれ画面の上下方向を垂直方向、画面の左右方向を水平方向と定義すると、水平方向に沿ってR(赤),G(緑),B(青)の表示画素を連続的に配列した表示ラインを、垂直方向に複数(多数)配列することにより、一つの表示用の画面を構成している。この場合、液晶ビューファインダ4と液晶モニタ5を互いに共通の駆動制御回路14で簡易的に駆動するためには、それぞれの表示画素数、表示画素配列、表示ライン数を共通化(同一に設定)することが望ましい。
【0024】
また、通常撮影モードのときの液晶モニタ5の向きを基準に液晶パネル8の画面上下方向を規定するものとすると、駆動制御回路14においては、通常撮影モードで液晶モニタ5を使用するときに、液晶パネル8の画面上側から画面下側に向かって表示ラインの垂直走査を開始することにより上下非反転表示を実現する一方、対面撮影モードで液晶モニタ6を使用するときに、液晶パネル8の画面下側から画面上側に向かって表示ラインの垂直走査を開始することにより上下反転表示を実現する。
【0025】
そこで本第1実施形態に係るビデオカメラ1では、それぞれ画面の垂直方向において、液晶ビューファインダ4の表示ライン数と液晶モニタ5の表示ライン数を共に奇数に設定している。これにより、液晶モニタ5の向きに応じて液晶パネル8の表示状態が上下非反転表示と上下反転表示との間で切り替わる場合でも、表示ラインの垂直走査が常に奇数ライン目から開始されるようになる。すなわち、液晶パネル8の表示画面を構成する表示ラインのライン総数がN本(ただし、Nは3以上の奇数)であって、表示ラインのライン番号が画面の上側から下側に向かって1,2,…,Nと順に付される場合に、上下非反転表示の場合は1ライン目から垂直走査が開始され、上下反転表示の場合はNライン目から垂直走査が開始される。
【0026】
したがって、例えば液晶モニタ5の表示画面を構成する液晶パネル8の画素配列がデルタ型の配列であって、各々の表示ライン(奇数ライン/偶数ライン)毎に水平走査の開始タイミング(水平方向の表示開始タイミング)をずらす必要がある場合でも、上下非反転表示と上下反転表示の双方で、水平走査の開始タイミングをずらすべき奇数ラインと偶数ラインの関係が同じになる。その結果、図3(A),(B)に示すように、通常撮影モードで上下非反転表示した場合と対面撮影モードで上下反転表示した場合のいずれにおいても、液晶モニタ5の液晶パネル8に適切に映像を表示することができる。
【0027】
なお、上記第1実施形態においては、液晶ビューファインダ4の表示ライン数と液晶モニタ5の表示ライン数を共に奇数に設定したが、本発明はこれに限らず、液晶ビューファインダ4の表示ライン数を偶数に設定し、液晶モニタ5の表示ライン数を奇数に設定したものであってもよい。
【0028】
[第2実施形態]
上記第1実施形態においては、液晶モニタ5を設計する上で、垂直方向の表示ライン数を奇数に設定する必要があるため、垂直方向の表示ライン数を偶数に設定したい場合は別の手段を採用する必要がある。そこで本第2実施形態においては、駆動制御回路14の構成要素の一つとして図4に示すような構成を採用している。図において、第1のパルス発生部141は、図5に示す水平同期信号φHにしたがって第1の垂直走査開始パルスφSV1を発生するものである。一方、第2のパルス発生部142は、上記水平同期信号φHにしたがって第2の垂直走査開始パルスφSV2を発生するものである。第1の垂直走査開始パルスφSV1及び第2の垂直走査開始パルスφSV2は、それぞれ液晶モニタ5の液晶パネル8上で、この液晶パネル9の表示画面を構成する各々の表示ラインを垂直方向に走査するときの垂直走査開始タイミングを規定するものである。なお、垂直同期信号φVと水平同期信号φHは、撮像部11から駆動制御回路14に入力される映像信号に付加して与えられるものである。
【0029】
第1のパルス発生部141は、垂直同期信号φVが出力されると、この出力タイミングから水平同期信号φHの出力回数をカウントし、このカウント値が予め設定された値(ここではMとする)に達したときに、第1の垂直走査開始パルスφSV1を出力する。これに対して、第2のパルス発生部142は、垂直同期信号φVが出力されると、この出力タイミングから水平同期信号φHの出力回数をカウントし、このカウント値が予め設定された値(M+1)に達したときに、第2の垂直走査開始パルスφSV2を出力する。つまり、第2のパルス発生部142は、第1のパルス発生部141が第1の垂直走査開始パルスφSV1を出力してから1水平走査期間(1ライン周期)終了後に第2の垂直走査開始パルスφSV2を出力する。
【0030】
パルス選択部143は、第1のパルス発生部141が発生する第1の垂直走査開始パルスφSV1及び第2のパルス発生部142が発生する第2の垂直走査開始パルスφSV2のいずれか一方を選択して液晶ビューファインダ4と液晶モニタ5にそれぞれ出力するものである。
【0031】
さらに詳述すると、パルス選択部143は、第1の垂直走査開始パルスφSV1及び第2の垂直走査開始パルスφSV2のうち、第1の垂直走査開始パルスφSV1を選択して液晶ビューファインダ4に出力する。また、パルス選択部143は、検出センサ13から出力されるセンサ信号を参照することにより、現在の撮影モード(通常撮影モード/対面撮影モード)を判別し、この判別結果に応じて、第1の垂直走査開始パルスφSV1及び第2の垂直走査開始パルスφSV2のいずれか一方を選択し、この選択した垂直走査開始パルス(φSV1又はφSV2)を液晶モニタ5に出力する。
【0032】
これにより、液晶ビューファインダ4に対しては、パルス選択部143から常に第1の垂直走査開始パルスφSV1が出力される。また、液晶モニタ5に対しては、そのときの撮影モードが通常撮影モードであるか対面撮影モードであるかに応じて、パルス選択部143から出力される垂直走査開始パルス(第1の垂直走査開始パルスφSV1/第2の垂直走査開始パルスφSV2)が切り替えられる。具体的には、パルス選択部143において、現在の撮影モードが通常撮影モードであると認識したときは第1の垂直走査開始パルスφSV1を選択して液晶モニタ5に出力し、対面撮影モードであると認識したときは第2の垂直走査開始パルスφSV2を選択して液晶モニタ5に出力する。
【0033】
上記構成の駆動制御回路14を備えたビデオカメラ1において、通常撮影モードで撮影を行う場合は、液晶モニタ5の液晶パネル8が撮影者側に向けられるため、検出センサ13から出力されるセンサ信号がオフ状態となる。したがって、パルス選択部143では、検出センサ13から入力されるセンサ信号(オフ信号)に基づいて、現在の撮影モードが通常撮影モードであると認識する。そのため、パルス選択部143は、第1のパルス発生部141が発生する第1の垂直走査開始パルスφSV1を選択し、この第1の垂直走査開始パルスφSV1を液晶ビューファインダ4と液晶モニタ5の両方に出力する。
【0034】
これにより、例えば上記図5に示すように第1の垂直走査開始パルスφSV1の出力タイミングで奇数ライン目の表示ラインを水平走査し、第2の垂直走査開始パルスφSV2の出力タイミングで偶数ライン目の表示ラインを水平走査するものとすると、通常撮影モードでは液晶ビューファインダ4と液晶モニタ5の両方で共に奇数ライン目(通常は1ライン目)の表示ラインから垂直方向への走査が開始されることになる。
【0035】
これに対して、液晶モニタ5の向きを回転させて撮影モードを通常撮影モードから対面撮影モードに切り替えた場合は、液晶パネル8が被写体側(被撮影者側)に向けられるため、検出センサ13から出力されるセンサ信号がオン状態となる。したがって、パルス選択部143では、検出センサ13から入力されるセンサ信号(オン信号)に基づいて、現在の撮影モードが対面撮影モードであると認識する。そのため、パルス選択部143は、第1のパルス発生部141が発生する第1の垂直走査開始パルスφSV1を選択して液晶ビューファインダ4に出力する一方、第2のパルス発生部142が発生する第2の垂直走査開始パルスφSV2を選択して液晶モニタ5に出力する。
【0036】
これにより、液晶ビューファインダ4では第1の垂直走査開始パルスφSV1の出力タイミングで奇数ライン目の表示ラインが水平走査されるのに対し、液晶モニタ5の液晶パネル8では第2の垂直走査開始パルスφSV2の出力タイミングで偶数ライン目の表示ラインが水平走査される。このとき、液晶モニタ5の液晶パネル8の表示ライン数(垂直方向の表示ラインの総数)が偶数(ここではKとする)に設定されているものとすると、通常撮影モードでは上下非反転表示の適用によって1ライン目の表示ラインから垂直方向(画面の下方向)への走査が開始されるのに対し、対面撮影モードでは上下反転表示の適用によってKライン目の表示ラインから垂直方向(画面の上方向)への走査が開始される。つまり、通常撮影モードでは奇数ライン目の表示ラインから垂直走査が開始されるのに対し、対面撮影モードでは偶数ライン目の表示ラインから垂直走査が開始される。
【0037】
このことを先ほどの垂直走査開始パルスφSV1,φSV2の選択方式(切り替え方式)と照らし合わせて考えると、上下反転表示を行わない通常撮影モードでは第1の垂直走査開始パルスφSV1の出力タイミングにしたがって奇数ライン目(1ライン目)の表示ラインから垂直走査が開始され、上下反転表示を行う対面撮影モードでは第2の垂直走査開始パルスφSV2の出力タイミングにしたがって偶数ライン目(Kライン目)の表示ラインから垂直走査が開始される。これにより、通常撮影モード(上下非判定表示)の場合と対面撮影モード(上下反転表示)の場合で、液晶モニタ5の垂直走査開始タイミングを適切にずらすことができる。その結果、表示ラインが奇数ラインか偶数ラインかによって表示制御の処理形態を変える必要がある場合でも、各々の表示ラインに対して適切な表示制御の処理形態を適用することができる。
【0038】
具体的には、例えば液晶モニタ5における液晶パネル8の表示画素配列がデルタ配列で、表示ライン(奇数ライン/偶数ライン)毎に水平走査の開始タイミングをずらす必要がある場合に、撮影モードが通常撮影モードか対面撮影モードかにかかわらず、各々の表示ライン(奇数ライン/偶数ライン)で水平走査の開始タイミングを適切にずらし、水平方向での画素位置のずれを補正することができる。したがって、液晶モニタ5で映像を上下反転表示しても不適切な表示となることがない。その結果、上下反転表示と上下非反転表示のいずれにおいても、液晶モニタ5の液晶パネル8に適正に映像を表示することができる。
【0039】
ちなみに、液晶モニタ5の液晶パネル8に映像を表示した状態で、撮影モードを通常撮影モードから対面撮影モード(又は対面撮影モードから通常撮影モード)に切り替えると、そのときの垂直走査開始タイミングのずれ(垂直走査開始パルスφSV1,φSV2の切り替わり)に応じて映像の表示位置が垂直方向で1ラインずれることになる。しかしながら、実際にビデオカメラ1の使用状況を考えると、対面撮影モードで撮影するときに液晶ビューファインダ4と液晶モニタ5の両方を同時に見ることが皆無であり、また1ライン程度のずれでは人間の目で確認が困難であることから、特に問題となることはない。
【0040】
ところで、液晶モニタ5の画面(液晶パネル8のパネル面)に映像を表示するときの表示モードとしては、実際に撮影した映像が表示される画面(実表示画面)の縦横比の違いにより、通常表示モードとワイド表示モードとがある。通常表示モードとは、液晶パネル8の画面全体にパネル外形の縦横比に合わせて映像を表示する表示モードをいい、ワイド表示モードとは、通常表示モードよりも実表示画面を横長にして表示する表示モードをいう。具体的には、通常表示モードは、液晶モニタ5の液晶パネル8に表示される映像画面の縦横比を4(横):3(縦)として表示する表示モードであり、ワイド表示モードは、液晶モニタ5の液晶パネル8に表示される映像画面の縦横比を16(横):9(縦)として表示する表示モードである。
【0041】
ワイド表示モードは、図6に示すように、撮像部11から入力される映像信号を垂直方向で間引いて液晶モニタ5に出力することにより、元々の映像信号を垂直方向で圧縮した状態で液晶モニタ5の画面(液晶パネル8)に表示し、これによって画面上に生じる上/下の無効部分(映像として表示されない部分)をそれぞれ黒表示領域とすることにより擬似的に実現されるものである。このワイド表示モードでは、画面上側領域と画面下側領域に設定される黒表示領域の表示ライン数と、元々の映像信号からの間引きライン数が、それぞれ実表示画面(実際に映像が表示される画面部分)の縦横比(16:9)に合わせて適宜設定される。その際、黒表示領域の表示ラインへの映像信号の書き込みは、元々の映像信号の書き込み期間を除いた、垂直ブランキング期間内に終える必要がある。そのため、黒表示領域の表示ラインへの映像信号の書き込みを非常に短期間で行う必要がある。
【0042】
この対応策としては、駆動制御回路14において、黒表示領域の表示ラインに黒表示のための映像信号(以下、黒表示信号とも記す)を書き込む際に、複数本の表示ラインを同時に書き込む方法がある。具体的には、例えば図7(A)に示すように黒表示領域の表示ライン数が9ラインであるとすると、それらの表示ラインを電気的なスイッチにより3ラインずつの組(▲1▼の組,▲2▼の組、▲3▼の組)につなぎ、各組に属する表示ラインに2ラインずつ同時に黒表示信号を書き込む。
【0043】
すなわち、図7(B)に示すように垂直走査開始パルスφSVの出力タイミングを基準に、先ず、▲1▼の組に属する表示ラインに1水平走査期間内で黒表示信号を同時に書き込み、次に、▲2▼組に属する表示ラインに1水平走査期間内で黒表示信号を同時に書き込み、次いで、▲3▼組に属する表示ラインに1水平走査期間内で黒表示信号を同時に書き込む。これにより、黒表示領域に含まれる9ラインの表示ラインに黒表示信号を1ラインずつ書き込む場合に比較して、実際の書き込み期間を1/3に短縮することができる。なお、図7(B)に示す符号Vsは、駆動制御回路14から第2の表示装置(本形態例では液晶モニタ5)出力される映像信号を示している。
【0044】
しかしながら、このような書き込み方式を対面撮影モードのときに採用すると、上記第2実施形態のように撮影モードに応じて垂直走査開始パルスφSV1/φSV2を切り替える(換言すると、垂直走査開始タイミングをずらす)場合に次のような不具合が生じる。すなわち、図8(A),(B)に示すように、通常撮影モードで選択される第1の垂直走査開始パルスφSV1にしたがって黒表示領域の表示ラインに映像信号を書き込む場合は、▲1▼〜▲3▼に属する各組の表示ライン全てに黒表示信号が書き込まれるものの、対面撮影モードで選択される第2の垂直走査開始パルスφSV2にしたがって黒表示領域の表示ラインに映像信号を書き込む場合は、▲1▼及び▲2▼に属する組の表示ラインに黒表示信号が書き込まれ、▲3▼に属する組の表示ラインには通常の映像信号(撮影によって得られた映像信号)が書き込まれる。これにより、本来黒表示となるべき領域内に通常の映像信号が挿入される。その結果、撮影モードが対面撮影モード(表示状態が上下反転表示の場合)で、表示モードがワイド表示モードのときに、液晶モニタ5の液晶パネル8に表示される映像が不適切なものとなってしまう。
【0045】
[第3実施形態]
上記の不具合を解消すべく、本発明の第3実施形態においては、駆動制御回路14の構成要素の一つとして図9のような構成を採用している。図示した駆動制御回路14の構成においては、上記第2実施形態で採用した第1のパルス発生部141、第2のパルス発生部142及びパルス選択部143に加えて、書き込み切り替え部144を備えた構成となっている。
【0046】
書き込み切り替え部144は、ワイド表示モードで区分される黒表示領域と実表示領域の境界に位置する表示ラインを境界表示ラインに設定し、この境界表示ラインに書き込まれる映像信号(書き込み信号)を撮影モード(通常撮影モード/対面撮影モード)に応じて切り替えるものである。実表示領域とは、液晶モニタ5の液晶パネル8(画面)上で、実際にビデオカメラ1で撮影した映像が表示される領域であって、上述した画面上側の黒表示領域と画面下側の黒表示領域の間の領域をいう。ここで、上述したパルス選択部143は、検出センサ13のセンサ信号から撮影モードが通常撮影モードであると認識すると、第1のパルス発生部141が発生する第1の垂直走査開始パルスφSV1を選択して液晶モニタ5に出力し、撮影モードが対面撮影モードであると認識すると、第2のパルス発生部142が発生する第2の垂直走査開始パルスφSV2を選択して液晶モニタ5に出力する。
【0047】
このことから、書き込み切り替え部144によって境界表示ラインに書き込まれる映像信号は、パルス選択部143から液晶モニタ5に出力される垂直走査開始パルスφSV1,φSV2(垂直走査開始タイミング)に応じて切り替えられることになる。すなわち、パルス選択部143が第1の垂直走査開始パルスφSV1を選択して液晶モニタ5に出力する場合、書き込み切り替え部144は境界表示ラインに書き込む映像信号を黒表示信号に切り替える。また、パルス選択部143が第2の垂直走査開始パルスφSV2を選択して液晶モニタ5に出力する場合、書き込み切り替え部144は境界表示ラインに書き込む映像信号を通常の映像信号に切り替える。
【0048】
このように境界表示ラインに書き込む映像信号を書き込み切り替え部144で切り替えることにより、対面撮影モード(上下反転表示)でワイド表示モードを適用した場合でも、液晶モニタ5に映像が不適切に表示されることがなくなる。
【0049】
具体的には、例えば図10に示すように、ワイド表示モードで適用される液晶モニタ5の表示領域を、液晶パネル8の垂直方向において、複数(図例では8本)の表示ラインからなる黒表示領域E1と、実際に映像が表示(間引き表示)される実表示領域E2とに区分し、かつ、それらの領域E1,E2の境界に位置する1本の表示ラインを境界表示ラインLとした場合を想定する。
【0050】
この場合、書き込み切り替え部144による書き込み信号の切り替えに伴い、通常表示モード(上下非反転表示状態)では、図11に示すタイミングチャートにしたがって、図12(A)のように▲1▼及び▲2▼に属する組(黒表示領域E1)の表示ラインに黒表示信号を書き込むとともに、▲3▼の組(境界表示ラインl)に属する表示ラインにも黒表示信号を書き込み、かつ、▲4▼以降(実表示領域E2)の表示ラインに通常の映像信号を書き込む。また、対面表示モード(上下反転表示状態)では、図11に示すタイミングチャートにしたがって、図12(B)のように▲1▼及び▲2▼に属する組(黒領域領域E1)の表示ラインに黒表示信号を書き込むとともに、▲3▼の組(境界表示ラインL)に属する表示ラインに通常の映像信号を書き込み、かつ、▲4▼以降(実表示領域E2)の表示ラインにも通常の映像信号を書き込む。これにより、黒表示となるべき領域内に通常の映像信号が挿入されることがなくなる。したがって、対面撮影モード(上下反転表示)でワイド表示モードを適用した場合に、液晶モニタ5の液晶パネル8に適切に映像を表示することができる。
【0051】
ちなみに、上記第3実施形態においては、液晶モニタ5の表示モードをワイド表示モードに設定した状態で、ビデオカメラ1の撮影モードを通常撮影モードから対面撮影モードに切り替えたときに、書き込み切り替え部144による境界表示ラインへの書き込み信号(黒表示信号から通常映像信号)の切り替え応じて、映像の表示位置が垂直方向で1ラインずれることになるが、この点は上記第2実施形態の場合と同様の理由により特に問題となることはない。
【0052】
また、上記第3実施形態においては、境界表示ラインのライン数を1ラインとしたが、このライン数については黒表示領域に含まれる表示ラインの組分けの仕方に応じて任意に設定することが可能である。ただし、あまり多くの表示ラインを境界表示ラインにすると、撮影モードの違いによる映像表示位置のずれが顕著になるため、この点を考慮して適宜設定することが望ましい。
【0053】
また、上記第1〜第3実施形態においては、第1の表示装置と第2の表示装置をそれぞれ一つずつ備える撮影装置を例示したが、撮影装置が備える各々の表示装置(第1の表示装置、第2の表示装置)の個数は複数個であってもよい。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の撮影装置によれば、表示装置を駆動制御手段で駆動する際の表示上の不具合を解消することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるビデオカメラの外観を示す斜視図である。
【図2】本発明が適用されるビデオカメラの制御系の構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る液晶モニタの表示例を示す図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係るビデオカメラの構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る信号処理のタイミングチャートである。
【図6】表示モードの切り替え方式を説明する図である。
【図7】ワイド表示モードで適用される信号書き込み方式を説明する図である。
【図8】対面撮影モードでワイド表示モードに切り替えたときの不具合を説明する図である。
【図9】本発明の第3実施形態に係るビデオカメラの構成を示すブロック図である。
【図10】画面領域の区分を説明する図である。
【図11】本発明の第3実施形態に係る信号処理のタイミングチャートである。
【図12】本発明の第3実施形態による信号書き込み方式を説明する図である。
【図13】上下反転表示による不具合を説明する図である。
【図14】画素配列の一例を説明する図である。
【符号の説明】
1…ビデオカメラ、4…液晶ビューファインダ、5…液晶モニタ、8…液晶パネル、13…検出センサ、14…駆動制御回路、141…第1のパルス発生部、142…第2のパルス発生部、143…パルス選択部、144…書き込み切り替え部

Claims (2)

  1. 画面の垂直方向に表示ライン数が偶数の複数の表示ラインを有するとともに、前記複数の表示ラインの画素配列がデルタ型の配列で、かつ通常撮影モードに適用される上下非反転表示と対面撮影モードに適用される上下反転表示が可能な表示装置と、
    前記表示装置を駆動制御する駆動制御手段とを備え、
    前記駆動制御手段は、
    垂直同期信号が出力されたタイミングから水平同期信号の出力回数をカウントし、そのカウント値が予め設定された第1の値(M)に達したときに第1の垂直走査開始パルスを出力する第1のパルス発生部と、
    前記垂直同期信号が出力されたタイミングから前記水平同期信号の出力回数をカウントし、そのカウント値が予め設定された第2の値(M+1)に達したときに第2の垂直走査開始パルスを出力する第2のパルス発生部と、
    前記通常撮影モードのときは前記第1の垂直走査開始パルスを選択して当該第1の垂直走査開始パルスを前記表示装置に出力し、前記対面撮影モードのときは前記第2の垂直走査開始パネルを選択して当該第2の垂直走査開始パルスを前記表示装置に出力することにより、前記表示装置で前記複数の表示ラインを垂直方向に走査するときの垂直走査開始タイミングを切り換えるパルス選択部とを有し、
    前記表示装置の表示モードを通常表示モードから当該通常表示モードよりも実表示画面を横長にしたワイド表示モードに切り換える場合に、前記表示装置の画面上側領域と画面下側領域をそれぞれ黒表示のための黒表示領域とし、その間の領域を映像表示のための実表示領域とすることで実表示領域の縦横比を変更するとともに、前記黒表示領域に含まれる表示ラインに複数ラインずつ同時に黒表示のための映像信号を書き込み、かつ、前記黒表示領域と前記実表示領域との境界に位置する表示ラインを境界表示ラインとして、前記表示装置に前記第1の垂直走査開始パルスを出力するときは前記境界表示ラインへの書き込み信号を黒表示のための映像信号とし、前記表示装置に前記第2の垂直走査開始パルスを出力するときは前記境界表示ラインへの書き込み信号を通常の映像信号とするように切り換える
    撮影装置。
  2. 画面の垂直方向に表示ライン数が偶数の複数の表示ラインを有するとともに、前記複数の表示ラインの画素配列がデルタ型の配列で、かつ通常撮影モードに適用される上下非反転表示と対面撮影モードに適用される上下反転表示が可能な表示装置を備える撮像装置を駆動するにあたって、
    垂直同期信号が出力されたタイミングから水平同期信号の出力回数をカウントし、そのカウント値が予め設定された第1の値(M)に達したときに出力される第1の垂直走査開始パルスと、前記垂直同期信号が出力されたタイミングから前記水平同期信号の出力回数をカウントし、そのカウント値が予め設定された第2の値(M+1)に達したときに出力される第2の垂直走査開始パルスのうち、前記通常撮影モードのときは前記第1の垂直走査開始パルスを前記表示装置に出力し、前記対面撮影モードのときは前記第2の垂直走査開始パネルを前記表示装置に出力することにより、前記表示装置で前記複数の表示ラインを垂直方向に走査するときの垂直走査開始タイミングを切り換えるとともに、
    前記表示装置の表示モードを通常表示モードから当該通常表示モードよりも実表示画面を横長にしたワイド表示モードに切り換える場合に、前記表示装置の画面上側領域と画面下側領域をそれぞれ黒表示のための黒表示領域とし、その間の領域を映像表示のための実表示領域とすることで実表示領域の縦横比を変更するとともに、前記黒表示領域に含まれる表示ラインに複数ラインずつ同時に黒表示のための映像信号を書き込み、かつ、前記黒表示領域と前記実表示領域との境界に位置する表示ラインを境界表示ラインとして、前記表示装置に前記第1の垂直走査開始パルスを出力するときは前記境界表示ラインへの書き込み信号を黒表示のための映像信号とし、前記表示装置に前記第2の垂直走査開始パルスを出力するときは前記境界表示ラインへの書き込み信号を通常の映像信号とするように切り換える
    撮影装置の駆動方法。
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