JP4437722B2 - ルーレット装置 - Google Patents
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Description
ここで、特に上記ルーレットゲーム機は、遊技者がルーレット盤上に配置されたマーク(数字)を選択すると、ルーレット盤が回転し、投入されたボールがルーレット盤内を転がる。そして、ルーレット盤の回転が弱まり、ボールがルーレット盤内のいずれかの溝に収容保持されると、プレーヤの選択したマーク(数字)と、ボールが収容されたマーク(数字)とが一致(入賞)したか否かが判定される。ここで同じマーク(数字)の溝に収容保持されている(当たり)と判定された際には、所定の倍率でメダルがプレーヤに払い戻しされる。
そして、従来、前記ルーレットゲーム機では、前回のゲームに使用されたボールを再度ルーレット盤上へと発射する為に、一旦ルーレット盤から回収するボール回収機構が設けられている。そして、ボール回収機構により回収されたボールは常にルーレット盤に対して同一態様により投入されていた。例えば、特開平8−229191号公報に示すように、回転側ウイルの各ボール収容部にボール通過孔を形成するとともに、固定側ウイルにボール通過孔を閉鎖するフランジを形成し、フランジの一部に切欠部に形成する。そして、その切欠部にソレノイドの駆動に伴い切欠部を開閉する開閉プレートを設け、ボールを回収する際には切欠部が開放することにより、回転側ウイルを持ち上げる機構を設けずに、ウイルからボールを落下させ、バケットを小型化可能にしたルーレットゲーム機が記載されている。
また、各ボール収容部にはボール通過孔を開閉するシャッター等の可動部分が必要となる為、コストアップを招くとともに可動部分の不具合等によりゲームがストップする虞が高く、更に、装置のメンテナス作業が煩雑なものとなっていた。更に、各ボール収容部にボール通過孔を形成する必要があるので、ボール収容部は一定以上の深さが必要となり、ボール収容部に収容されたボールの一部がウィル上から埋没することとなっていた。一方で、ウィルには、回収したボールをルーレット盤上へ発射する発射口を形成する必要があるので、ウィルは所定以上の高さが必要となっていた。
また、このように回収されたボールは、通常ウィル上又はウィル内部に設けられたボール発射装置によりボールの投入が行われるが、その投入は常に同一地点から同一方向に対して行っていた。従って、各ゲームにおけるボールの転動態様についてほとんど変化が見られず、長時間ゲームを行うと遊技が単調となり、遊技者を飽きさせることとなっていた。
また、空気を異なる方向に切り換えて吐出することによりボールの転動態様を多様にし、遊技者を飽きさせることのないルーレット装置を提供することを目的とする。
更に、ボールが転動を開始する地点は、前回のゲームでボールが収納された場所によって毎回変化し、更に、ルーレット盤上を転動する際に、バンク通路に沿ってボールが回転する回転方向を切り換えるので、ボールの転動態様を多彩に変化させることができる。従って、遊技者が長時間遊技を行っている場合であっても、遊技が単調になることなく、遊技者を飽きさせることがない。
尚、ルーレットゲーム機1とは、遊技者がルーレット装置2で決定される数字等を予想し、予想した数字等に所持するメダル等の遊技媒体をベットする。そして、ベットした数字等が当選したとき、遊技者が所定枚数のメダルの払い出しを受けることができる遊技機である。
図1に示すように、ルーレットゲーム機1は、本体部分となる筐体3と、筐体3の上面の略中央部に設けられたルーレット装置2と、ルーレット装置2の周囲にルーレット装置2を取り囲むようにして設置された複数個(本実施形態では10個)のサテライト4とから基本的に構成されている。
ここでサテライト4とは、少なくとも、貨幣や遊技に使用するメダル等の遊技媒体を投入するメダル投入口5と、遊技者により所定の指示が入力される複数のコントロールボタン等からなるコントロール部6と、ゲームに係る画像を表示させる画像表示装置7とを有する遊技領域である。そして、遊技者が画像表示装置7に表示される画像を見ながら、コントロール部6等を操作することにより、展開されるゲームを進行させることができる。
また、各サテライト4が設置された筐体3の側面には、メダル払出口8がそれぞれ設けられている。更に、各サテライト4の画像表示装置7の右上には音楽、効果音等を流すスピーカ9が設けられている。
また、ルーレットゲーム機1に設置される際には、ルーレット盤12の上方全体が半球状のガラス製のカバー部材25により覆われる(図1参照)。それにより、ゲームの際にルーレット盤12上を転動するボール11がルーレット盤12より外へ飛び出さないように保持することができる。また、異物等がルーレット盤12内に侵入することを防止し、不正行為等が行われないようにする。
そして、回転円盤22に転がって来たボール11は、回転する回転円盤22の番号表示板24上を通っていずれかのボール収納溝23に納まり、ボール11が収容されたボール収納溝23に対応する番号表示板24に記載された数字が当選番号となる。
前記したように、ボール収納溝23は仕切壁23Aによって周方向に計38個に仕切られたボール11を収納する収納空間である。そして、ボール収納溝23の深さLはボール11の直径Dより浅くなるように構成されているので、図7に示すように、ボール11がボール収納溝23に収納された際に、ボール収納溝23内にボール11が埋没されてしまう虞がなく、ゲーム中にボール収納溝23内に収納されたボール11の位置を遊技者が容易に確認することが可能である。従って、遊技性が向上する。
更に、ボール収納溝23とバンク通路29とは、ボール収納溝23よりバンク通路29へと所定の傾斜角度で上昇する一の傾斜面28により連続して形成されているので、遊技者はボール収納溝23に収納されたボール11の確認が容易となる。
第2吐出口36Aより空気が吐出された際には、ルーレット盤12のバンク通路29に沿って時計回り方向に流れる空気の層を作り出し、ボール11をバンク通路29の時計回りに転動させる(図17参照)。一方、第3吐出口36Bより空気が吐出された際には、ルーレット盤12のバンク通路29に沿って反時計回り方向に流れる空気の層を作り出し、ボール11をバンク通路29の反時計回りに転動させる(図19参照)。
そして、第2開閉弁19が開放されると、エアチューブ16から搬送された空気は分配器101を通してエアチューブ102〜105内に流入され、4箇所に設けられた第2吐出口36Aより一斉に吐出される。それによって、前記第1吐出口35より吐出された空気に基づいてバンク通路29へと転動したボール11は、バンク通路29に沿って環状に流れる空気の層により時計回り方向に転動を開始する。
そして、第3開閉弁20が開放されると、エアチューブ17から搬送された空気は分配器106を通してエアチューブ107〜110内に流入され、4箇所に設けられた第3吐出口36Bより一斉に吐出される。それによって、前記第1吐出口35より吐出された空気に基づいてバンク通路29へと転動したボール11は、バンク通路29に沿って環状に流れる空気の層により反時計回り方向に転動を開始する。
更に、その後に第1吐出口35より空気を吐出させると、ボール収納溝23内に収納されたボール11は再び転動を開始し、次回のゲームを連続して行うことが可能となる。
尚、第1吐出口35、第2吐出口36A及び第3吐出口36Bによるボール11の転動機構についての詳細は後述する。
コントロール部6は、図1に示すように画像表示装置7の側部に設けられ、遊技者により操作される各ボタンが配置されている。具体的には、サテライト4に対向する位置から見て左側からBET確定ボタン45、払い戻し(CASHOUT)ボタン46、ヘルプ(HELP)ボタン47が配置されている。
遊技者は、先ず、ベットするBETエリアを指等で画面を直接押すことにより、後述のカーソル60でBETエリアを指定する。その状態で、1BETボタン56Aを押下すると、遊技者はチップを1枚毎(1BETボタン56Aを指等で押す毎に「1」→「2」→「3」→・・・の順にベット枚数が増加)にベットする。一方、10BETボタン56Cを押下すると、チップを10枚単位(10BETボタン56Cを指等で押す毎に「10」→「20」→「30」→・・・の順にベット枚数が増加)でベットすることが可能である。尚、5BETボタン56B、100BETボタン56Dの操作も同様である。従って、多量のチップをベットする際にも、その操作を簡略化することができる。
また、「5」、「6」、「8」、「9」のマス目の交点に置かれた「1」のチップマーク61は、番号「5」、「6」、「8」、「9」の4つの番号をカバーして1枚のチップをベットしていることを示している。尚、このように4つ番号をカバーしてベットする方法は「コーナー・ベット」と呼ばれるベット方法である。
その後、単位BETボタン56の各単位ボタン(1BETボタン56A、5BETボタン56B、10BETボタン56C、100BETボタン56D)を押下することにより、その単位数分のメダルが指定されたBETエリアにベットされる。例えば、10BETボタン56Cを4回、5BETボタン56Bを1回、1BETボタン56Aを3回押下すれば、合計48枚のメダルをベットすることができる。
図9に示すように、ルーレットゲーム機1は、メイン制御用CPU80、ROM81、及びRAM82を含むメイン制御部83と、メイン制御部83に接続されたルーレット装置2、及び10台のサテライト4(図1参照)と、第1開閉弁18、第2開閉弁19及び第3開閉弁20とから構成されている。尚、サテライト4の制御系に関しては後に詳細に説明する。
そして、各サテライト4において遊技者のベット時間が終了した場合、即ち、前記BET画面51のBETタイマーグラフ59が最も右側まで達した場合に第1開閉弁18を所定時間(本実施形態では2秒)開放する。それにより、前回のゲーム終了時点においてボール収納溝23に収納されているボール11を空気圧によって、バンク通路29方向に転動させる。
続いて、第2開閉弁19又は第3開閉弁20を開放し、ルーレット盤12のバンク通路29に沿って流れる空気の層を作り出す。そして、前記第1吐出口35からの空気圧によってバンク通路へと転動したボール11が、空気の層の流れに従ってバンク通路29を時計回り方向又は反時計周り方向に回転する。尚、本実施形態では、1ゲーム(ここで1ゲームとは、サテライト4によるベット操作の受付が開始され、受付が終了した後にボール11が転動を開始し、その後、ボール11がボール収納溝23に収納されて当選番号が検出されるまでの一連の処理を言う)ごとに第2開閉弁19と第3開閉弁20を切り換えて開放する(図13参照)。
その後、所定時間(本実施形態では15秒)経過した際に第2開閉弁19又は第3開閉弁20を閉鎖すると、第2吐出口36A又は第3吐出口36Bから吐出される空気の流れも停止し、ボール11の回転速度が徐々に弱まり遠心力を失って傾斜面28の斜面を転がり落ち、ボール収納溝23に納まる。
更に、メイン制御用CPU80には、時間計測を行うタイマー84が接続されている。タイマー84の時間情報はメイン制御用CPU80に送信され、メイン制御用CPU80はタイマー84の時間情報に基づいて後述のように第1開閉弁18、第2開閉弁19及び第3開閉弁20の開閉を行う。
図13に示すように、先ず第1回目のゲームが開始されると、先ず遊技者による各サテライト4でのチップのベットを行うベット期間が開始される。そして、ベット期間が終了する(BET画面51のBETタイマーグラフ59が最も右側まで達する)と、メイン制御用CPU80は第1開閉弁18を所定時間(本実施形態では2秒)開放する。続いて、第2開閉弁19を開放し、ルーレット盤12のバンク通路29に沿って流れる環状の空気の層を作り出す(図17参照)。そして、前記第1吐出口35からの空気圧によってバンク通路29方向へと転動されたボール11が、空気の流れに従ってバンク通路29を時計回り方向に回転する。
その後、所定時間(本実施形態では15秒)経過した際に、メイン制御用CPU80は第2開閉弁19を閉鎖する。それにより、第2吐出口36Aから吐出されていた空気が止まり、ボール11の回転速度が徐々に弱まる。次第にボール11が描く円は徐々に小さくなり、最後には遠心力を失って傾斜面28の斜面を転がり落ち、ボール収納溝23に納まる。そして、投光器32と受光器33からなる光センサにより当選番号の判定を行い、メダルの払い出しを行う。以上により、第1回目のゲームが終了する。
その後、所定時間(本実施形態では15秒)経過した際に、メイン制御用CPU80は第3開閉弁20を閉鎖する。それにより、第3吐出口36Bから吐出されていた空気が止まり、ボール11の回転速度が徐々に弱まる。次第にボール11が描く円は徐々に小さくなり、最後には遠心力を失って傾斜面28の斜面を転がり落ち、ボール収納溝23に納まる。そして、投光器32と受光器33からなる光センサにより当選番号の判定を行い、メダルの払い出しを行う。以上により、第2回目のゲームが終了する。
一方、サテライト制御用CPU91は、メイン制御用CPU80からの命令信号を受信し、サテライト4を構成する周辺機器を制御し、サテライト4においてルーレットゲームを進行させる。また、サテライト制御用CPU91は、処理の内容によっては、遊技者の操作が入力されたことを受けてコントロール部6から供給される入力信号、及び、ROM92とRAM93とに記憶されたデータやプログラムに基づいて、各種の処理を実行し、その結果に基づいて、サテライト4を構成する周辺機器を制御し、サテライト4においてルーレットゲームを進行させる。なお、どちらの方法で処理を行うかについては、その処理の内容に応じて、処理ごとに設定される。例えば、当選番号に対するメダルの払い出し処理は前者であり、遊技者によるBET画面51のベット操作処理は後者の処理に該当する。
更に、サテライト制御用CPU91には、液晶駆動回路95を介して画像表示装置7が接続されている。この点、液晶駆動回路95は、プログラムROM、画像ROM、画像制御CPU、ワークRAM、VDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)及びビデオRAMなどで構成されている。そして、プログラムROMには、画像表示装置7での表示に関する画像制御用プログラムや各種選択テーブルが格納されている。また、画像ROMには、例えば、画像表示装置7で表示される画像を形成するためのドットデータが格納されている。また、画像制御CPUは、サテライト制御用CPU91で設定されたパラメータに基づき、プログラムROM内に予め記憶された画像制御プログラムに従い、画像ROM内に予め記憶されたドットデータの中から画像表示装置7に表示する画像の決定を行うものである。また、ワークRAMは、前記画像制御プログラムを画像制御CPUで実行するときの一時記憶手段として構成される。また、VDPは、画像制御CPUで決定された表示内容に応じた画像を形成し、画像表示装置7に出力するものである。尚、ビデオRAMは、VDPで画像を形成するときの一時記憶手段として構成される。
尚、今回のゲームが前回のゲームに引き続いて行われる場合には、前回のゲーム終了後に続いてベット期間が開始される。そしてゲームに参加した遊技者は、このベット期間中に、タッチパネル48を操作して、自分が予想する番号に関連したBETエリアに自分のチップをベットすることができる(図8参照)。尚、BET画面51を用いた具体的なベット方法に関しては既に説明したので、ここではその説明は省略する。
一方、全てのサテライト4において当選したチップがないと判断された場合(S10:NO)には、S13へと移行する。
一方、全てのサテライト4において遊技が終了される場合(S13:YES)には、当該ルーレットゲーム処理を終了する。
一方、第1開閉弁18が開放されてからの計測値t1が2秒以上である場合(S24:YES)には、S25へと移行する。
一方、第2開閉弁19が開放されてからの計測値t2が15秒以上である場合(S29:YES)には、S30へと移行する。
尚、第2吐出口36Aからの空気の吐出を停止させることにより、バンク通路29に沿って転動するボール11は、第2吐出口36Aからの空気圧を受けることがなくなり、徐々に回転速度が落ちて遠心力が低下する。そして、最終的には傾斜面28を転がり落ちてルーレット盤12の内側へと向かい、回転する回転円盤22に至る。図18はステップ30におけるルーレット装置のボールの転動態様を示す模式図である。
そして、回転円盤22方向へと転がったボール11は、更に回転する回転円盤22の外側の番号表示板24上を通っていずれかのボール収納溝23に納まり、ボール11が納まったボール収納溝23に対応する番号表示板24に記載された数字(「0」、「00」、「1」〜「36」のいずれか)が当選番号となる。
一方、第3開閉弁20が開放されてからの計測値t3が15秒以上である場合(S33:YES)には、S34へと移行する。
尚、第3吐出口36Bからの空気の吐出を停止させることにより、バンク通路29に沿って転動するボール11は、第3吐出口36Bからの空気圧を受けることがなくなり、徐々に回転速度が落ちて遠心力が低下する。そして、最終的には傾斜面28を転がり落ちてルーレット盤12の内側へと向かい、回転する回転円盤22に至る。尚、その詳細は前記S30において第2開閉弁19を閉鎖した場合と同様であるのでここでは省略する。
また、ボール11が転動を開始する地点は、前回のゲームでボール11が収納された場所によって毎回変化し、更に、ルーレット盤12上を転動する際に、バンク通路29に沿って回転する回転方向が、1ゲームごとに切り換わるので、ボール11の転動態様を各ゲームごとに多彩に変化させることができる。従って、遊技者が連続してゲームを行っている場合であっても、遊技が単調になることなく、遊技者を飽きさせることがない。
例えば、本実施形態では、図13に示すように第1吐出口35、第2吐出口36A及び第3吐出口36Bのからの空気の吐出を調整する各開閉弁18〜20は、完全に開放するか、又は完全に閉鎖するかのいずれかの状態となるが、各開閉弁18〜20に流量調整バルブを別途設けることによって、各開閉弁18〜20によって開放されている際の空気圧(流量)を更に変化させるようにしても良い。
以下に、図20を用いて、開閉弁の内、特に第2開閉弁19の開放時において流量調整バルブにより空気圧を変化させた変形例について説明する。
そして、(2)のタイミングでは、流量調整バルブによって第2開閉弁19の流量を調整し、徐々に空気圧を低下させる。それに伴って、第2吐出口36Aより吐出される空気の空気圧も低下し、バンク通路29を転動するボール11の速度が徐々に遅くなる。
そして、(3)のタイミングでは、流量調整バルブによって第2開閉弁19の流量を調整し、空気圧を0.7Mpa(全開時の70%)にする。それに伴って、第2吐出口36Aより吐出される空気の空気圧も70%に低下し、バンク通路29を転動するボール11は傾斜面28を転がり落ちることはないものの、その速度は遅くなる。
そして、(4)のタイミングでは、流量調整バルブによって第2開閉弁19の流量を調整し、徐々に空気圧を上昇させる。それに伴って、第2吐出口36Aより吐出される空気の空気圧も上昇し、一旦遅くなったバンク通路29を転動するボール11の速度が徐々に速くなる。
そして、(5)のタイミングでは、再び第2開閉弁19を全開まで開放し1Mpaに圧縮された空気をエアチューブ102〜105を介して第2吐出口36Aへと送る。それによって、ボール11はバンク通路29に沿って周方向に方向に最も速い状態で回転する。
最後に、(6)のタイミングでは、第2開閉弁19を閉鎖し、第2吐出口36Aからの空気の吐出を停止させる。それによって、バンク通路29に沿って転動するボール11は、第2吐出口36Aからの空気圧を受けることがなくなり、徐々に回転速度が落ちて遠心力が低下する。そして、最終的には傾斜面28を転がり落ちてルーレット盤12の内側へと向かい、回転する回転円盤22に至る(図18参照)。
更に、ベット期間終了時に乱数抽選を行い、その乱数抽選結果に基づいて吐出口を切り換えることとしても良い。それにより、規則性を有しないランダムなタイミングでボール11の転動方向が変化することとなるので、遊技者をより飽きさせることがない。
2 ルーレット装置
11 ボール
12 ルーレット盤
14 コンプレッサ
18 第1開閉弁
19 第2開閉弁
20 第3開閉弁
23 ボール収納溝
28 傾斜面
29 バンク通路
31 壁部
35 第1吐出口
36A 第2吐出口
36B 第3吐出口
80 メイン制御用CPU
81 ROM
82 RAM
Claims (3)
- 複数のマークが配置されたルーレット盤と、
前記ルーレット盤上を転動するボールと、
前記複数のマークに対応して前記ルーレット盤の周方向に形成され、前記ボールが収納される複数のボール収納部と、
前記ルーレット盤のボール収納部に対して外周縁側に無端状に周設され、前記ボールが円周軌道を描きながら転動するバンク通路と、を有するルーレット装置において、
空気を圧縮するコンプレッサと、
前記ボール収納部に設けられ、前記コンプレッサにより圧縮された空気を前記バンク通路に向かって吐出する投射用吐出口と、
前記バンク通路に設けられ、前記コンプレッサにより圧縮された空気を前記バンク通路の周方向に向かって吐出する回転用吐出口と、を備え、
前記回転用吐出口は、
前記バンク通路の一方の周方向に向かって空気を吐出する第1回転用吐出口と、
前記バンク通路の他方の周方向に向かって空気を吐出する第2回転用吐出口と、
から構成され、
前記回転用吐出口を前記第1回転用吐出口と前記第2回転用吐出口との間で切り換える吐出口切換手段を有することを特徴とするルーレット装置。 - 前記ルーレット盤上で前記ボールを転動させるとともに、所定時間経過後に転動するボールをボール収納部に収納させるまでを一ゲームとして当該ゲームが繰り返されて継続され、
前記吐出口切換手段は、前記ルーレット装置により行われた前記ゲームの数に基づいて前記回転用吐出口を切り換えることを特徴とする請求項1に記載のルーレット装置。 - 前記ルーレット盤上で前記ボールを転動させるとともに、所定時間経過後に転動するボールをボール収納部に収納させるまでを一ゲームとして当該ゲームが繰り返されて継続され、
前記第1回転用吐出口及び第2回転用吐出口により吐出される空気の空気圧を調整する空気圧調整装置と、
前記ゲーム中において前記空気圧調整装置を制御する制御手段と、を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のルーレット装置。
Priority Applications (16)
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