JP4437717B2 - スペクトラム拡散信号受信装置 - Google Patents

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本発明は、擬似雑音信号(以下、PNコードという。)を用いてスペクトラム拡散された受信信号を復調するために、コード位相同期ループを用いて前記受信信号を追尾するスペクトラム拡散信号受信装置に関する。
従来より、PNコードによりスペクトラム拡散されている信号をスペクトラム拡散信号受信装置で受信する場合、送信側と同一のPNコードを前記受信装置内で発生させて、前記受信信号に対する逆拡散処理を行うことにより、前記PNコードが重畳されている前記受信信号から所望の情報が復調される。前記スペクトラム拡散信号受信装置は、定常的に前記情報を復調するために、コード位相同期ループを用いて前記受信信号を追尾するようにしている。この場合、前記スペクトラム拡散信号受信装置は、前記PNコードの遷移点を検出し、検出した前記遷移点を前記コード位相同期ループの情報としてフィードバックを行い、前記遷移点の情報に基づいて、前記受信信号に対する逆拡散処理を行う。
また、時分割された複数のPNコードによりスペクトラム拡散された信号を受信する場合には、送信側と同一の複数のPNコードをスペクトラム拡散信号受信装置内で発生させて、前記受信信号に対する逆拡散することにより、前記受信信号に重畳されている所望の情報を復調することが可能である。この場合、時分割された前記各PNコードは互いに無相関であるので、前記スペクトラム拡散信号受信装置では、前記各PNコードが割り当てられていない時間領域について、それらの値を0に設定している。
従来技術に係るスペクトラム拡散信号受信装置は、空中線と周波数変換部とA/D変換部と信号処理部と制御部とから構成されている(特許文献1参照)。
送信局から送信されたスペクトラム拡散された信号は、前記空中線で受信され、前記空中線から前記周波数変換部に出力される。前記周波数変換部は、前記受信信号に対して所定の周波数変換及び信号増幅処理を施して、前記受信信号を中間周波数信号に変換する。A/D変換部16は、変換された前記中間周波数信号を所定のサンプリング周波数で量子化してデジタル信号に変換し、変換された前記デジタル信号を前記信号処理部に出力する。
前記信号処理部は、CDMA(符号分割多元接続)に対応するように複数の信号追尾部を備え、前記各信号追尾部は、各々独立に動作するベースバンド変換部とPNコード発生部と第1逆拡散部と第2逆拡散部とを有する。前記制御部は、前記各信号追尾に対応して複数の追尾制御部を備え、前記各追尾制御部は、前記各信号追尾部の動作を制御する。
前記ベースバンド変換部は、前記A/D変換部から入力される前記中間周波数に対して、位相が互いに90°異なるような直交関係を有する一対のローカル周波数信号を用いてミキシングし、前記中間周波数信号の直交検波を行う。これにより、前記中間周波数信号に含まれる搬送波成分が除去され、前記ベースバンド変換部は、互いに直交する成分であるベースバンド信号としてのI信号及びQ信号をそれぞれ出力する。
次に、PNコード及び逆拡散部の動作について、受信信号に含まれるPNコードが2つのコード(コードa及びコードb)に時分割されている場合について説明する。
ここで、前記コードa及びコードbのチップレートは同一であるが、異なる符号列のPNコードであり、互いに無相関である。また、コードaに重畳されるデータα(αは±1をとり得るが、ここでは、α=−1とする)は、前記コードaの繰り返し周期に対して整数倍のビットレートを有する情報であり、コードbに重畳されるデータβ(βは±1をとり得るが、ここでは、β=+1とする)は、前記コードbの繰返し周期に対して整数倍のビットレートを有する情報であるものとする。なお、データαとデータβとは任意の関係を有し、互いに無相関である。
送信局では、コードaにデータαを重畳してコードAを生成する一方で、コードbにデータβを重畳してコードBを生成する。そして、前記送信局では、コードa(又はコードA)とコードb(又はコードB)とを、それらのチップレートの2倍の周波数で各々時分割し、時分割された前記各コードを結合して新たなPNコード符号列(コードC)を生成して、生成した前記コードCを用いて搬送波についてスペクトラム拡散された信号を生成し、スペクトラム拡散された前記信号をスペクトラム拡散信号受信装置に送信する。
前記スペクトラム拡散信号受信装置のPNコード発生部は、コードクロック発生部とコードa発生部とコードb発生部とコードa成形部とコードb成形部と第1遷移点検出部と第2遷移点検出部とを備えている。
前記PNコード発生部は、前記コードAに重畳された前記データαの内容を未知としたままで既知のコードaを生成し、前記コードBに重畳された前記データβを未知としたままで既知のコードbを生成する。この場合、前記コードクロック発生部は、前記コードa及びコードbのチップレートと同一の周波数で、且つ任意の位相を有するコードクロックを生成し、前記コードa発生部及びコードb発生部に出力する。前記コードa発生部及びコードb発生部は、シフトレジスタとその論理結合とで実現されるシステム化された符号生成器で構成され、前記コードa発生部からはコードaを示す信号aPが出力され、前記コードb発生部からはコードbを示す信号bPが出力される。
スペクトラム拡散信号受信装置において、時分割された各PNコードでスペクトラム拡散されている受信信号と、前記コードa発生部で生成された前記コードa及び前記コードb発生部で生成された前記コードbとの相関をとって、前記受信信号の逆拡散処理を行う場合、前記コードa及びコードbは互い無相関であるので、前記受信信号に対して同時に相関をとる必要はない。そこで、前記コードa成形部は、前記コードa発生部から入力される前記コードa(信号aP)について、コードbと無相関な箇所を0とする波形成形処理を行ってコードa’を生成し、このコードa’を示す信号a’Pを前記第1遷移点検出部に出力する。一方、前記コードb成形部は、前記コードb発生部から入力される前記コードb(信号bP)について、コードaと無相関な箇所を0とする波形成形処理を行ってコードb’を生成し、このコードb’を示す信号b’Pを前記第2遷移点検出部に出力する。
また、前記受信信号に含まれるコードa及びコードbの位相追尾を行うためには、前記コードa及びコードbの遷移点を検出し、これらのコードの相関をとる必要がある。そこで、前記第1遷移点検出部は、信号a’Pを構成するコードa’の遷移点を検出して、検出した前記遷移点を遷移点情報a’Tとして前記第1及び第2逆拡散部に出力し、前記第2遷移点検出部は、信号b’Pを構成するコードb’の遷移点を検出して、検出した前記遷移点を遷移点情報b’Tとして前記第1及び第2逆拡散部に出力する。
前記第1逆拡散部では、ベースバンド信号であるI信号と、前記PNコード発生部から出力された各信号a’P、b’P、a’T、b’Tとの相関をとり、その処理結果に対して積算処理を行って拡散されたスペクトラムを集約し、その処理結果を積算相関値a’PI、a’TI、b’PI、b’TIとして前記制御部に出力する。
一方、前記第2逆拡散部では、ベースバンド信号であるQ信号と、前記PNコード発生部から出力された各信号a’P、b’P、a’T、b’Tとの相関をとり、その処理結果に対して積算処理を行って拡散されたスペクトラムを集約し、その処理結果を積算相関値a’PQ、a’TQ、b’PQ、b’TQとして前記制御部に出力する。
前記制御部の各追尾制御部は、搬送波位相同期制御部とコード位相制御部とデータ復調部とで構成され、前記各追尾制御部は、上述したように、前記各信号追尾部に各々対応している。
前記搬送波位相同期制御部は、主として、前記積算相関値a’PI、a’PQ、b’PI、b’PQを観測値として前記ベースバンド変換部を制御し、前記ローカル周波数信号の位相を前記中間周波数信号の搬送波位相に同期させる。
また、前記コード位相同期制御部は、主として、前記相関積算値a’TI、a’TQ、b’TI、b’TQを観測値として前記PNコード発生部を制御し、前記PNコード発生部で生成されるコードa、コードb、コードa’及びコードb’を、前記受信信号に含まれるコードa(コードA)及びコードb(コードB)に各々同期させる。
このように、前記搬送波位相同期制御部及び前記コード位相同期制御部の同期制御によって、前記ローカル周波数信号の位相が前記搬送波位相に同期し、且つ前記PNコード発生部で生成されるコードa、コードb、コードa’及びコードb’が前記受信信号に含まれるコードa(コードA)及びコードb(コードB)に各々同期した場合、前記データ復調部は、前記積算相関値a’PI、b’PIから前記データα及びデータβの復調処理を行う。
特許第3338006号公報
従来技術に係るスペクトラム拡散信号受信装置では、本来受信しているコードCの遷移点と、コード位相追尾に用いられるコードa’の遷移点及びコードb’の遷移点とが異なる。
この場合、コードCの遷移点についてのみ、前記コードCとコードa’との相関を取り、且つ前記コードCとコードb’との相関を取ればよいのであるが、前述したように、前記コードCの遷移点と前記コードa’の遷移点及びコードb’の遷移点とが異なるので、前記コードCが遷移しない箇所でも相関が取られてしまう。
ここで、信号成分が含まれるコードCでは、時間に対して正符号の領域及び負符号の領域が均等に配置されているので、前記コードCの遷移点と前記コードa’の遷移点及びコードb’の遷移点とが異なっても、前記各遷移点が異なる箇所での積算相関値は0になる。しかしながら、前記コードCに雑音成分が含まれる場合には、積算処理を行うと積算相関値は0にならないので、積算相関値a’TI、a’TQ、b’TI、b’TQに前記雑音成分による誤差が含まれることになり、位相追尾情報が劣化するおそれがある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、未知のデータが重畳され、且つ時分割されたPNコードによってスペクトラム拡散された信号を受信し、この受信信号を逆拡散を行う際に、前記受信信号に含まれる前記PNコードの遷移点のみを抽出してコード位相追尾を可能とするスペクトラム拡散信号受信装置を提供することを目的とする。
本発明に係るスペクトラム拡散信号受信装置は、複数の基本PNコードを時分割で結合して生成された結合PNコードによってスペクトラム拡散された信号を受信するスペクトラム拡散信号受信装置であって、複数の基本PNコードを各々生成する複数の基本PNコード発生部と、生成された前記各基本PNコードについて、互いに無相関である所望の時間領域を0に設定して、複数の成形PNコードを各々生成する複数の基本PNコード成形部と、生成された前記各成形PNコードの遷移点を示すデータを、遷移点情報として各々出力する複数の遷移点検出部と、前記各遷移点情報及び前記各基本PNコードに基づいて、前記結合PNコードの遷移点を復元する遷移点復元部と、を有することを特徴とする。
前記遷移点復元部により前記結合PNコードの遷移点を復元するので、復元された前記遷移点を用いて前記結合PNコードの位相同期を確実に行うことが可能となり、前記受信信号に雑音成分が混在していても、前記結合PNコードの遷移点以外の区間における相関処理が回避される。
この場合、前記遷移点復元部は、前記各遷移点情報の示す前記各遷移点の区間に対して、前記受信信号と前記各基本PNコードとの相関処理を行って、前記結合PNコードの遷移点を復元することが好ましい。これにより、前記遷移点復元部は、前記各遷移点の区間以外で、前記受信信号と前記各基本PNコードとの相関処理を行うことがないので、前記受信信号に含まれる雑音成分による影響を排除して、前記結合PNコードとの位相同期を確実に行うことが可能となる。
さらに、前記遷移点復元部は、前記各遷移点情報について、同じ時刻で互いに等しい波形であれば、その波形形状や符号に関わりなく、前記結合PNコードの遷移点を復元できるのでより好ましい。これにより、前記各遷移点検出部は、前記遷移点情報として、前記遷移点において同じ値となるような任意の波形、例えば、矩形波、三角波、鋸波、指数関数を適宜出力することが可能となる。
本発明に係るスペクトラム拡散信号受信装置によれば、遷移点復元部により結合PNコードの遷移点を復元するので、前記結合PNコードの遷移点以外の区間における相関処理が回避される。従って、復元された前記遷移点を用いて前記結合PNコードの位相同期を確実に行うことが可能となる。
本発明に係るスペクトラム拡散信号受信装置の好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係るスペクトラム拡散信号受信装置10の内部構成を示すブロック図である。図2及び図3は、スペクトラム拡散信号受信装置10における各コード及びデータのタイムチャートである。
スペクトラム拡散信号受信装置10は、空中線12、周波数変換部14、A/D変換部16、信号処理部18及び制御部20から構成されている。
ここで、図示しない送信装置は、PNコードにデータを重畳して、重畳された前記PNコードに対してスペクトラムの拡散処理を行い、スペクトラムが拡散された信号をスペクトラム拡散信号受信装置10に送信する。
この場合、前記PNコードは、時分割された2つの基本PNコード(コードa及びコードb)から構成された結合PNコードである。また、前記コードa及びコードbは、同じチップレートを有するが、異なる符号列を有するPNコードであり、互いに無相関である。
また、前記データは、前記コードaに重畳されるデータαと、前記コードbに重畳されるデータβとから構成されている。前記データαは、前記コードaに対して整数倍の繰り返し周期を有する一方で、前記データβは、前記コードbに対して整数倍の繰り返し周期を有する。また、前記データαと前記データβとは任意の関係を有し、互いに無相関である。
ここで、便宜的に、コードaにデータαが重畳された信号をコードAと称し、コードbにデータβが重畳された信号をコードBと称し、スペクトラム拡散された前記信号をコードCと称する。また、コードaのうち、所定の時間内におけるコードをコードa(j)(j=1〜m)と称し、コードbのうち、所定の時間内におけるコードをコードb(j)(j=1〜m)と称し、コードAのうち、所定の時間内におけるコードをコードA(j)(j=1〜m)と称し、コードBのうち、所定の時間内におけるコードをコードB(j)(j=1〜m)と称する。なお、ここでは、A(1)、B(1)、A(2)、B(2)、…、A(m)、B(m)の順にコードA(j)及びB(j)が時分割されているものとする。
空中線12は、スペクトラム拡散された信号(コードC)を受信し、前記受信信号を周波数変換部14に出力する。周波数変換部14は、前記受信信号の搬送波を所定の周波数(中間周波数)に変換し、変換された前記受信信号を増幅して中間周波数信号に変換し、変換された前記中間周波数信号をA/D変換部16に出力する。
A/D変換部16は、入力された前記中間周波数信号を所定のサンプリング周波数で量子化してデジタル信号に変換し、変換された前記デジタル信号を信号処理部18に出力する。
信号処理部18は、CDMAに対応すべく複数の信号追尾部22(i)(i=1〜n)を有する。各信号追尾部22(i)は、ベースバンド変換部24、PNコード発生部26、第1逆拡散部28及び第2逆拡散部30を有する。また、各信号追尾部22(i)は、それぞれが独立に動作し、且つ制御部20によって制御される。
ベースバンド変換部24は、A/D変換部16から入力された前記中間周波数信号に対して、位相が互いに90°異なる直交関係を持った一対のローカル周波数信号を用いてミキシングすることにより、前記中間周波数信号の直交検波を行う。これにより、前記中間周波数信号の搬送波成分が除去され、互いに直交する成分であるI信号及びQ信号が得られる。
PNコード発生部26は、コードクロック発生部36、コードa発生部38、コードb発生部40、コードa成形部42、コードb成形部44、第1遷移点検出部46及び第2遷移点検出部48から構成されている。
コードクロック発生部36は、前記受信信号(コードC)のPNコードであるコードa及びコードbのチップレートと同じ周波数を有し、且つ任意の位相を有するコードクロックCK1をコードa発生部38及びコードb発生部40に出力すると同時に、コードa及びコードbのチップレートの2倍の周波数を有し、且つ任意の位相を有するコードクロックCK2をコードa成形部42及びコードb成形部44に出力する。なお、PNコード発生部26は、前記受信信号に含まれるデータα及びデータβがどのようなデータであるのかについて未知である。
コードa発生部38及びコードb発生部40は、シフトレジスタとその論理結合とで構成されるシステム化された符号生成器である。コードa発生部38は、前記コードクロックCK1に基づいて任意の位相のコードaを生成し、生成された前記コードaを示す信号aPをコードa成形部42に出力する。コードb発生部40は、前記コードクロックCK1に基づいて任意の位相のコードbを生成し、生成された前記コードbを示す信号bPをコードb成形部44に出力する。
コードa成形部42は、入力された信号aP(コードa)及び前記コードクロックCK2に基づいて、コードa’を生成し、生成したコードa’を示す信号a’Pを第1逆拡散部28及び第2逆拡散部30に出力する。コードb成形部44は、入力された信号bP(コードb)及び前記コードクロックCK2に基づいて、コードb’を生成し、生成したコードb’を示す信号b’Pを第1逆拡散部28及び第2逆拡散部30に出力する。
ここで、図2に示すように、コードCは、コードA(j)とコードB(j)とで時分割されているので、コードA(j)の時間領域は、コードB(j)に含まれるコードb(j)を持たず、同様に、コードB(j)の時間領域は、コードA(j)に含まれるコードa(j)を持たない。また、前記コードa及びコードbは互いに無相関であるので、コードa及びコードbとの相関を同時にとらなくても構わない。そこで、コードa成形部42及びコードb成形部44は、入力されたコードa及びコードbに対して、所定の間隔で交互にその値を0に成形する。図2及び図3のタイムチャートに示すように、コードa成形部42は、コードA(j)に対して、コードB(j)が占める時間領域を0と成形することによりコードa'を生成し、同様に、コードb成形部44は、コードB(j)に対して、コードA(j)が占める時間領域を0と成形することによりコードb'を生成する。
図1の第1遷移点検出部46は、入力されたコードa’(図3参照)について、その値が時間に対してステップ状に急変した箇所を遷移点として検出する。この場合、第1遷移点検出部46は、コードa’が正方向に急変した場合について正符号を有するコードで表し、コードa’が負方向に急変した場合について負符号を有するコードで表して、これらのコードを示す情報を第1遷移点情報a’Tとして第1逆拡散部28及び第2逆拡散部30に出力する。
一方、第2遷移点検出部48は、第1遷移点検出部46と同様に、入力されたコードb’について、その値が時間に対してステップ状に急変した箇所を遷移点として検出する。この場合、第2遷移点検出部48は、コードb’が正方向に急変した場合について正符号を有するコードで表し、コードb’が負方向に急変した場合について負符号を有するコードで表して、これらのコードを示す情報を第2遷移点情報b’Tとして第1逆拡散部28及び第2逆拡散部30に出力する。上記した説明以外に、第1遷移点検出部46及び第2遷移点検出部48においては、前述した信号の符号関係を全て逆転して、入力された信号が正方向に急変した場合には負符号を有するコードを出力し、入力された信号が負方向に急変した場合には正符号を有するコードを出力しても、同様の作用効果が得られることは勿論である。
第1逆拡散部28及び第2逆拡散部30は、4つの相関部32と、各相関部32に各々接続される4つの積算部34とを各々備えている。
第1逆拡散部28の各相関部32は、ベースバンド信号であるI信号と、PNコード発生部26から入力された信号a'P(コードa')、信号b'P(コードb')、第1遷移点情報a'T及び第2遷移点情報b'Tとの相関処理を各々行い、処理結果を第1相関値として各積算部34に各々出力する。一方、第2逆拡散部30の各相関部32は、第1逆拡散部28と同様に、ベースバンド信号であるQ信号と、PNコード発生部26から入力された信号a'P(コードa')、信号b'P(コードb')、第1遷移点情報a'T及び第2遷移点情報b'Tとの相関処理を各々行い、処理結果を第2相関値として各積算部34に各々出力する。ここで、第1逆拡散部28及び第2逆拡散部30の各相関部32は、図1の演算記号で示すように、ベースバンド信号(I信号、Q信号)と、信号a'P(コードa')、信号b'P(コードb')、第1遷移点情報a'T及び第2遷移点情報b'Tとの乗算処理をそれぞれ行う。
第1逆拡散部28の各積算部34は、図1の演算記号で示すように、入力された前記各第1相関値について積算処理を行い、処理結果を積算相関値a'PI、a'TI、b'PI、b'TIとして制御部20に各々出力する。一方、第2逆拡散部30の各積算部34は、図1の演算記号で示すように、入力された前記各第2相関値について積算処理を行い、処理結果を積算相関値a'PQ、a'TQ、b'PQ、b'TQとして制御部20に各々出力する。
制御部20は、複数の追尾制御部50(i)(i=1〜n)から構成され、各追尾制御部50(i)は、信号処理部18の信号追尾部22(i)に各々接続されている。
各追尾制御部50(i)は、データ復調部52、コードC遷移点復元部58を有するコード位相同期制御部54及び搬送波位相同期制御部56で構成されている。
搬送波位相同期制御部56は、主として、第1逆拡散部28からの積算相関値a’PI、a’PQ、b’PI、b’PQを観測値として、前記各観測値に基づいた制御信号をベースバンド変換部24に出力する。ベースバンド変換部24は、入力された前記制御信号に基づいて、ローカル周波数信号の位相を中間周波数信号の搬送波位相に同期させる。
コード位相同期制御部54は、主として、第2逆拡散部30からの積算相関値a’TI、a’TQ、b’TI、b’TQを観測値として、前記各観測値に基づいた制御信号をPNコード発生部26に出力する。PNコード発生部26は、入力された前記制御信号に基づいて、生成されるコードa’の位相をI信号のコードaに同期させ、且つコードb’の位相をQ信号のコードbに同期させる。
データ復調部52は、上述した中間周波数信号と搬送波との位相同期が実現し、且つコードの位相同期が実現した状態で、積算相関値a’PI、b’PIからデータα及びデータβの復調処理を行う。
次に、コード位相同期制御部54内のコードC遷移点復元部58における処理内容について、図1〜図4を参照しながら説明する。
コードC遷移点復元部58は、制御部20に入力された積算相関値a’PI、a’TI、b’PI、b’TI、a’TQ及びb’TQから、下記の(1)式及び(2)式に基づいて、コードCの遷移点を復元するために必要とされる値CTI及びCTQの算出処理を行う。
CTI=(1/2)×{SIGN(a'PI)×a'TI+SIGN(b'PI)×b'TI} …(1)
CTQ=(1/2)×{SIGN(a'PI)×a'TQ+SIGN(b'PI)×b'TQ} …(2)
ここで、SIGN(a'PI)及びSIGN(b'PI)は、括弧内の積算相関値a'PI及びb'PIの符号を示す関数である。
次に、簡略化のために、ローカル周波数信号の位相が中間周波数信号の搬送波位相に追従した状態における詳細な動作について、図3を参照しながら説明する。この状態では、I信号の成分のみが存在し、Q信号の成分は0とする。従って、a’TQ=b’TQ=0とおき、さらに、搬送波位相が一致することにより、符号を示す関数であるSIGN(a’PI)をSIGN(α)に簡略化し、SIGN(b’PI)をSIGN(β)に簡略化することができる。
また、前述した(1)式及び(2)式の表記を統一するために、a’TI=a’T、b’TI=b’Tとおけば、下記の(3)式で表すことができる。
CT=(1/2)×{SIGN(α)×a’T+SIGN(β)×b’T} …(3)
図3のSIGN(α)×a’Tのタイムチャートは、コードa’の第1遷移点情報a’Tにデータα(図2参照)の符号(−1)を乗じた結果を示し、図3のSIGN(β)×b’Tのタイムチャートは、コードb’の第2遷移点情報b’Tにデータβ(図2参照)の符号(+1)を乗じた結果を示す。また、(1/2)×{SIGN(α)×a’T+SIGN(β)×b’T}のタイムチャートは、前述したSIGN(α)×a’TとSIGN(β)×b’Tとを加算したものを1/2倍した結果であり、値CTに対応するものである。
この場合、図2に示すコードCの遷移点を示すタイムチャートと、図3に示す値CTのタイムチャートとを比較すれば、これらは一致しており、コードC遷移点復元部58によって、コードCの遷移点が確実に復元され、値CTは、コードCの遷移点以外の箇所では無相関であることが分かる。また、図示しないが、Q信号の成分が0でない場合でも上記の作用効果により、値CTI及びCTQは、コードCの遷移点以外でも無相関とすることができる。この作用効果は、第1遷移点検出部46及び第2遷移点検出部48の発生するコードが同一極性であり、且つ時分割されていることから、第1遷移点検出部46が検出する遷移点(第1検出点)の立ち上がりと、第2遷移点検出部48が検出する遷移点(第2検出点)の立下りが同時刻に重なり合い、さらに、前記第1検出点の立下りと前記第2検出点の立ち上がりが同時刻に重なり合うことによるものである。
図4は、コードC遷移点復元部58の時刻t2におけるコードCの復元処理を示すタイムチャートである。
ここで、コードCを構成するコードA及びコードBのうち、時刻t2を中心とする時刻t1と時刻t3との間の各コードをコードA(1)、B(1)とする。また、コードCに重畳されている雑音であって、時刻t1と時刻t2との間の雑音を雑音N(2)と称し、時刻t2と時刻t3との間の雑音を雑音N(3)と称する。ここでも、α=−1、β=+1とする。
さらに、遷移点情報の時間幅を区間τとし、{t2−(1/2)×τ}の区間におけるコードa’の遷移点情報をf1a’と称し、コードb’の遷移点情報をf1b’と称する。また、{t2+(1/2)×τ}の区間におけるコードa’の遷移点情報をf1a’と称し、コードb’の遷移点情報をf2b’と称する。
ここで、スペクトラム拡散信号受信装置10の受信信号としてのコードCに対して雑音が重畳された場合、時間t1から時間t2までの区間における受信信号は{A(1)+N(2)}となり、時間t2から時間t3までの区間における受信信号は{B(1)+N(3)}となる。
ここで、区間τにおける受信信号としての{A(1)+N(2)}と、SIGN(α)×a’Tとの積算相関値をRa’T(t2)とすれば、前述したように、α=−1であり、且つβ=1であるので、積算相関値Ra’T(t2)は、下記の(3)式によって算出される。
Ra’T(t2)={A(1)+N(2)}×(−1)×f1a’×(1/2)×τ+{B(1)+N(3)}×(−1)×f2a’×(1/2)×τ
…(4)
また、区間τにおける受信信号{A(1)+N(2)}と、SIGN(β)×b’Tにおける積算相関値をRb’T(t2)とすれば、積算相関値Rb’T(t2)は、下記の(5)式によって算出される。
Rb’T(t2)={A(1)+N(2)}×f1b’×(1/2)×τ+{B(1)+N(3)}×f2b’×(1/2)×τ …(5)
ここで、f1a’=f1b’=f1及びf2a’=f2b’=f2という条件を満足すれば、(4)式及び(5)式の加算結果は、下記の(6)式のようになる。
1/2×{Ra’T(t2)+Rb’T(t2)}=(1/4)×τ×[{A(1)×(−1)×f1+B(1)×(−1)×f2}+{A(1)×f1+B(1)×f2}+{N(2)×(−1)×f1+N(3)×(−1)×f2}+{N(2)×f1+N(3)×f2}]=(1/4)×τ×[{A(1)−A(1)}×f1+{B(1)−B(1)}×f2+{N(2)−N(2)}×f1+{N(3)−N(3)}×f2]=0
…(6)
なお、(6)式において{A(1)−A(1)}及び{B(1)−B(1)}を含む項は信号を示す項であり、{N(2)−N(2)}および{N(3)−N(3)}を含む項は雑音を示す項である。
図4に示す1/2{SIGN(α)×a’T+SIGN(β)×b’T}のタイムチャートと、図4に示すコードCの遷移点を示すタイムチャートとを比較すれば、これらは一致しており、コードC遷移点復元部58によって、コードCの遷移点が確実に復元され、コードCの遷移点以外の箇所では無相関であることが分かる。
上述したf1a’=f1b’=f1及びf2a’=f2b’=f2の条件を満足すれば、遷移点情報f1a’、f2a’、f1b’及びf2b’は任意の波形や極性、例えば、矩形波、三角波、のこぎり波及び指数関数のような波形を適宜選択することができる。また、f1≠f2であっても構わない。
コードC遷移点復元部58では、区間τ及び遷移点情報f1、f2に依存せず、受信信号(コードC)の遷移点以外の信号成分及び雑音成分を完全に相殺して前記遷移点を確実に復元することができる。つまり、スペクトラム拡散信号受信装置10は、コードa’及びコードb’を用いて、受信信号(Cコード)の遷移点以外の相関処理を施しているにも関わらず、実際には、コードCの遷移点のみの相関処理を施していると同等の作用効果を実現することができる。
このように、本実施の形態に係るスペクトラム拡散信号受信装置10では、コードC遷移点復元部58によって、コードCの遷移点を復元するようにしているので、復元された前記遷移点を用いてコードa及びコードbの位相同期を行うことにより、コードCに雑音成分が混在していても、コードCの遷移点以外の区間における相関処理を回避することができる。
なお、本発明に係るスペクトラム拡散信号受信装置は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることは勿論である。
本実施の形態に係るスペクトラム拡散信号受信装置の内部構成を示すブロック図である。 図1のスペクトラム拡散信号受信装置内における各コード及びデータのタイムチャートである。 図1のスペクトラム拡散信号受信装置内における各コードのタイムチャートである。 図1のコードC遷移点復元部における遷移点の復元処理を示すタイムチャートである。
符号の説明
10…スペクトラム拡散信号受信装置 12…空中線
14…周波数変換部 16…A/D変換部
18…信号処理部 20…制御部
22(i)…信号追尾部 24…ベースバンド変換部
26…PNコード発生部 28…第1逆拡散部
30…第2逆拡散部 32…相関部
34…積算部 36…コードクロック発生部
38…コードa発生部 40…コードb発生部
42…コードa成形部 44…コードb成形部
46…第1遷移点検出部 48…第2遷移点検出部
50(i)…追尾制御部 52…データ復調部
54…コード位相同期制御部 56…搬送波位相同期制御部
58…コードC遷移点復元部

Claims (3)

  1. 複数の基本PNコードを時分割で結合して生成された結合PNコードによってスペクトラム拡散された信号を受信するスペクトラム拡散信号受信装置であって、
    複数の基本PNコードを各々生成する複数の基本PNコード発生部と、
    生成された前記各基本PNコードについて、互いに無相関である所望の時間領域を0に設定して、複数の成形PNコードを各々生成する複数の基本PNコード成形部と、
    生成された前記各成形PNコードの遷移点を示すデータを、遷移点情報として各々出力する複数の遷移点検出部と、
    前記各遷移点情報及び前記各基本PNコードに基づいて、前記結合PNコードの遷移点を復元する遷移点復元部と、
    を有する
    ことを特徴とするスペクトラム拡散信号受信装置。
  2. 請求項1記載のスペクトラム拡散信号受信装置において、
    前記遷移点復元部は、前記各遷移点情報の示す前記各遷移点の区間に対して、前記受信信号と前記各基本PNコードとの相関処理を行って、前記結合PNコードの遷移点を復元する
    ことを特徴とするスペクトラム拡散信号受信装置。
  3. 請求項1又は2記載のスペクトラム拡散信号受信装置において、
    前記遷移点復元部は、前記各遷移点情報について、同じ時刻で互いに等しい波形であれば、その波形形状や符号に関わりなく、前記結合PNコードの遷移点を復元する
    ことを特徴とするスペクトラム拡散信号受信装置。
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