JP4437274B2 - 浮上する毛管吸水体または毛管吸水箱及びその毛管吸水容器 - Google Patents

浮上する毛管吸水体または毛管吸水箱及びその毛管吸水容器 Download PDF

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【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は土壌を使わずに養液で植物を栽培するもので、さらには毛管吸水布を利用して栽培する毛管水耕栽培に関するものである。栽培方法は栽培容器底面の養液を立体的な配置をした毛管吸水布の毛管作用によって吸水して栽培し、しかも水面に浮上して栽培する毛管吸水容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の毛管水耕の植物根部は、毛管吸水布や毛管吸水シートの水平な平面的あるいはゆるく傾斜した平面的な部分に根部を載置し、根部をビニールシート等で被覆して密閉することによって栽培しており、平面的な栽培床の毛管吸水布の端部からの養液の毛管吸い上げ、または毛管吸い下げ、あるいは上方からの滴下水による養液の供給により栽培が行なわれていた。このように毛管給水布やシートを利用した栽培床は固定式にしろ浮上式にしろ平面的な毛管吸水布やシートの配置であり、栽培床が立体的なもので、しかも浮上するものはなかった。その他毛管吸水機能を有するもので、植物根部の栽培床が焼結体や発泡体で一体的に成型した立体的な空間のあるものが提案されている。この毛管吸水機能を有する所要空間のある一体の成型体は、初期に成型体全体が毛管吸水力があったとしても、時間の経過とともに成型体の立体的な内部の毛管吸水機能は植物根の進入や腐蝕、水中の微細粒子の移動や塩類集積等によって目づまりを起こしやすく、吸水力が衰えて減少し、表面積部分だけの毛管吸水の移動となる。内部の目づまりは容易に取り除いて再生することができず実用的でなかった。毛管吸水機能を有する立体的な一体の成型品は焼結体や発泡体の固形状の一体成型品であるため重量は重く、破損しやすく、かつ高価となり実用的に用いられることは少なかった。このように従来の一体成型体の焼結体や発泡体の内部は徐々に目ずまりを起こして機能しなくなり、主に表面部分で毛管水の吸水移動を行なっていた。このような状態になるのであれば、始から立体的な配置の毛管吸水体の内部は毛管吸水機能のない軽量な発泡スチロール等の柱体として置き換え、その柱体の表面を毛管吸水の機能を有する毛管吸水布で被覆するようにすればよいと着眼したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
これまでの毛管水耕は固定式にしろ浮上式にしろどちらの方式でも、植物根部の栽培床部分が水平であれ、ゆるく傾斜したものであれ、水平的であるので、平面的な栽培床に載置した植物根部は栽培床上に沿って広がり、毛管吸水養液を吸収して成育するので、平面的に積層したように張りめぐることになる。土壌栽培の植物根部が立体的に配置しているのに比べ、毛管吸水布による水平栽培床の植物根部は接触面積に応じた平面的な根の張り方であるので、吸水する養液量は限られ、それによって広い接触面積が要求され、広い栽培床面積が必要であった。本発明は毛管吸水布の平面的な栽培床による平面的な植物根の張り方でなく、自然の土壌栽培のように立体的な栽培床による立体的な根の張り方を提供するものであり、栽培床そのものが水面に浮上できるような軽量体で構成したものである。しかも立体的な栽培床が毛管吸水機能を有する一体型状の固形成型体でなく、毛管吸水機能のない発砲スチロール等の軽量な柱体に毛管吸水布を被覆したものを用いることにある。これまで浮上式の毛管吸水布による立体的に配設した栽培床による毛管水耕方式はなかった。しかも立体的な毛管吸水機能が毛管吸水機能のない発砲スチロール等の軽量な四角板や三角柱等の柱体に毛管吸水布を被覆した基体を所要間隔をあけて複数並列に配設した立体的な栽培床はどこにもなく、本発明によって提供されるものである。これまで焼結体や発泡体によって一体成型した立体的な毛管吸水機能を有する栽培床はあるが、これらはあくまでも型枠により一体成型したもので、コスト高となり、壊れやすく、内部は毛管吸水の移動と共に微細粒子等によって目づまりが起こりやすく、しかも再生がむつかしく実用的でなかった。従来の一体成型した立体的な毛管吸水機能を有する栽培床の内部は徐々に目づまりを起こし、その立体的栽培床の表面積部分に沿って毛管吸水の移動が行なわれる。つまり本発明は焼結体や発泡体等によって一体成型した毛管吸水機能を有する立体的な栽培床は、その立体部分の内部は目づまりを起こして毛管吸水の機能が弱くなり、表面積に沿った毛管吸水の流れであるので、このような状態になるのであれば内部は毛管吸水機能など必要のないプラスチックス等の柱体を用い、その柱体の表面を毛管吸水布で被覆することによって、立体的な毛管吸水機能を有する栽培床とすることができれば、安価で丈夫な毛管吸水機能を有する立体的な栽培床を提供できると考えたものである。しかも布性の毛管吸水布は毛管吸水の機能低下や塩類集積等の目づまりに対して、水中に浸漬する、水で噴射する、取り外して洗浄する、または取り替えることによって容易に再生できる。これまで立体的な毛管吸水機能のある栽培床で浮上式のものはなかった。浮上式の立体的な毛管吸水方式は常に下面に養液のある状態によって栽培しているので、養液のコントロールは必要なく、いつでも養液が吸収できる状態であり、しかも植物根部が立体的な毛管吸水機能を有する空間のある栽培床になっているので、ミスト中での状態に類似しており、酸素を補給する必要もなく、有機土壌栽培の立体的な根の張り方と類似しているため栽培管理が極めて容易なものを提供できる。しかも浮上する毛管水耕方式で、その立体的な栽培床に肥料を一体的に配設したものはなく、さらに根部の外気による温度変化を少なくするため、立体的栽培床を包囲する覆蓋が断熱性を有するシートあるいは断熱材で構成される。その上、覆蓋の少なくとも上面部をアルミニウム膜で被着することによって、太陽光の栽培植物の葉裏への照射をよくして光合成を促進すると共に、反射光による病虫害の防除できるものを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
これまでの毛管水耕の毛管吸水布による単一な平面的な栽培床でなく、土壌内部のような立体的なミスト状態に類似するように毛管吸水布間の所要間隔のある立体的な配設によって一体化し、その一体化した栽培床が水面上に浮上できるようにしたものである。土壌栽培の内部は土壌を取り除けば湿度は高く、植物根が養分と水分を吸収できる状態の中で、植物根が立体的に分布していることになる。つまり土壌栽培の土壌を取り除いた植物根の状態は噴霧状態の中で立体的に張りめぐり分布しているような状態である。このような土壌植物根部の立体的な根の張り方を毛管吸水布の立体的な配設によって類似的に人工的に提供するものである。しかも、土壌栽培のような日照りによる水不足の心配や、水分のコントロールの必要のないように十分な養液のある水槽に浮かべるようにして栽培できるものを提供するものである。毛管吸水布の立体的な配設の栽培床が浮上した状態で、その栽培床の底面が養液に接触している状態で栽培するのである。水面に浮上した状態で栽培する毛管吸水布の立体的な配設をした毛管吸水体、そしてこの毛管吸水体の外周囲を所要間隔をあけて包囲する側壁を有する毛管吸水箱、この毛管吸水体や毛管吸水箱を覆蓋した毛管吸水容器を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明は水面に浮上する毛管吸水機能を有しない発泡スチロール等の軽量な成型体や空洞のプラスチックス成型体の柱体に毛管給水布を被覆した毛管吸水機能を有する基体を並列に所要間隔をあけて複数配列して一体化した毛管吸水体、さらにはこの一体化した浮上する毛管吸水体の並列な複数の基体の両端部の基体の高さよりも中間部の基体の高さを低くした浮上する毛管吸水体を基本構成とするものである。また浮上する複数の並列な基体からなる毛管吸水体と、その毛管吸水体の外周囲を所要間隔をあけて囲む側壁とを一体化した浮上する毛管吸水箱を基本とするものである。さらにはこの毛管吸水体や毛管吸水箱を包囲する覆蓋、あるいはこの毛管吸水体の頂部に植物根部を介在する空間を有するように包囲する覆蓋からなり、その覆蓋の上面の植込穴に植物を入れて毛管吸水体の基体の頂部に植物根部を載置した浮上する毛管吸水容器からなるものである。基本的な構成としては、水面に浮上する発泡スチロールや空洞のプラスチックス成型体の単一柱体に毛管吸水布を被覆した毛管吸水機能を有する単一基体と、この単一柱体の外周囲を囲み所要間隔をあけて一体化した側壁とからなる毛管吸水箱と,この毛管吸水箱の覆蓋からなるもので、この覆蓋の上面の植込穴に植物を入れて、基体の頂部に植物根部を載置したするようにした毛管吸水容器である。本発明はさらにこれらの毛管吸水体の基体の柱体の一部に凹部を設け、その凹部に板状や棒状の固形肥料や、粒状肥料を布袋等にいれた袋状肥料を配設したり、基体の柱体とそれに被覆した毛管吸水布の間に介在して固形肥料や袋状肥料を配設したものである。その上、本発明は毛管吸水容器の覆蓋が断熱性を有するシートあるいは断熱材で形成され、毛管吸水体の柱体が発泡スチロール等や空洞プラスチックス成型体による断熱性を有することから、毛管吸水容器の全体が外気の温度変化の影響を受けにくい断熱性を有していることになる。このように毛管吸水容器の全体が断熱性を有していることから、栽培中の植物根部は外気の日中の高温や夜間の低温の影響を受けにくい緩衝作用があり、土壌栽培のように植物根部の温度変化を少なくするのに有効となる。このことは植物根部にとって好都合である。さらに毛管吸水容器の覆蓋の少なくとも上面がアルミニウム膜を被着していることによって、栽培中、植物の太陽光の反射による光合成の促進や植物茎や葉裏面の照射による害虫の防除に有効となる。
【0006】
【実施例】
図1(b)は毛管吸水体の斜視図,図1(a)その覆蓋の斜視図、図1(c)は(a)と(b)からなる毛管吸水容器の断面図を示す。図1(b)は発泡スチロール等の軽量な材質で、断面が板状の四角柱体であり数ミリメートルから数センチメートル幅の、場合によっては数十センチメートル幅の柱体2を数ミリメートルから数センチメートル、場合によっては数十センチメートルの所要間隔をあけて複数配列し、それらを柱体用側板6と共に一体化したもので、その各柱体2に筒袋状の毛管吸水布3を被覆するようにいれて基体4となし、発泡スチロール等の軽量な側板5で接着剤等で固着して一体化したものが毛管吸水体1を構成する。数センチメートルから十数センチメートル,場合によっては数十センチメートルの高さの柱体2の高さよりも側板5、6の高さが高いのは基体4上に植物根部を載置したときの根部空間部54を形成するためである。毛管吸水体1全体を包囲するように覆蓋11することにより毛管吸水容器45を構成する。毛管吸水体1と覆蓋11とは密接して着脱できるようにしてもよいが、側板5、6の下部に三角突起7や丸突起8を設けて、図1(c)のように覆蓋11に、突起7、8と対応する位置に三角凹9や丸凹10を設けて、嵌合的に着脱できるようにしてもよい。そのとき覆蓋11は発泡スチロール等の多少弾力性のあるものであれば嵌合部分を広げることにより容易に着脱できる。
【0007】
図2(a)は他の毛管吸水体1の斜視図で図2(b)は図2(a)に覆蓋11した毛管吸水容器45を示す。図2(a)の毛管吸水体1は柱体2に毛管吸水布3を被覆した複数の基体4の中間部の基体13の高さよりも両端部の基体14の高さを高くしたもので、その高さの差だけ植物根部の湿潤な空間部54を形成することになる。各柱体2の側面と側板5との接合部にはそれぞれカギとカギ穴の関係で接合する吸水体用マジックファスナー(登録商標)16を固着しておけば柱体2と側板5とを容易に一体化したり、取り外したりすることができる。各柱体2の側面に開口部15を設ければ、毛管吸水布3との空気接触が多くなると共に、その部分に固形肥料36や肥料袋37を入れることによって毛管吸水によって徐々に溶け出す肥料の供給をおこなうことができる。図2(b)に示すように側壁5、6の下部の覆蓋用マジックファスナー(登録商標)17とそれに対応する位置の覆蓋11部にマジックファスナー(登録商標)17をそれぞれ固着すれば、覆蓋11が弾力性を有するものであればその部分を広げれば、毛管吸水体1と覆蓋11との着脱を行なうことができる。
【0008】
図3は他の毛管吸水体の斜視図である。各柱体2と側板5の接合が各柱体2側の台形状突起18と側板5側の台形状凹19との嵌合によって一体化する毛管吸水体1を示すものである。毛管吸水布の交換が行なえるように着脱を容易に行なうものである。
【0009】
図4(a)は長尺な毛管吸水体の斜視図と図4(b)はその覆蓋の斜視図である。長尺な毛管吸水体1の中間部の基体13高さを両端部の基体14の高さよりも低くしたものを多数配設したもので、その基体の高さの差が植物根部の容積部分の空間部54を形成するものである。これは多数の植物を栽培するときに適用するものである。図4(b)の覆蓋11の植込穴12の数は植物の種類によって決められる。毛管吸水体1とその覆蓋11とからなる毛管吸水容器45の覆蓋11の外周囲にマジックファスナー(登録商標)17を固着しておけば、水面上に浮上している多数の毛管吸水容器45の相互を連結することができる。
【0010】
図5は複数の四角柱体を一体化した斜視図である。図6は複数の三角柱体を一体化した斜視図である。図7は複数の楕円柱体を一体化した斜視図である。図8は円形柱体を一体化した斜視図である。それぞれ柱体用側板6には植物根部の容積を保持する根部空間部54を形成する図6、図7の高さを有するものと、有しない図5、図8の高さのものがあるが、いずれにしろ根部の容積を形成する根部空間部54は必要なので、その根部空間部54を柱体用側板6で形成するか、図9に示すように根部空間部を有する空間付覆蓋24で形成するかの違いである。
【0011】
図9は柱体の内部が空洞なプラスチックス成型体等でできている空洞柱体25で、図9(a)は断面が板形状、図9(b)は四角形状のもので、軽量で断熱性のある植物の根部空間部54を形成した空間付覆蓋24とで毛管吸水容器45を構成するものである。
【0012】
図10は柱体2に被覆する毛管吸水布3の斜視図、平面図、側面図を示すもので、図10(a)は毛管吸水布を柱体に被覆するために筒袋形状にした斜視図、図10(c)は毛管吸水布3の両端に毛管吸水布用マジックファスナー(登録商標)27を固着したもので,図10(b)のように柱体2への毛管吸水布3の被覆をマジックファスナー(登録商標)27によって着脱できるようにしたものである。図10(d)は毛管吸水布3に水は通過するが植物根は通さない透水防根シート26を被着させたもので、栽培後の毛管吸水布3と植物根との分離をより確実に行なうにはよい。図10(e)は毛管吸水布3を重ねて被着させたもので、単一の毛管吸水布3よりも、二重の毛管吸水布間の隙間に生じる毛管水と,毛管吸水布自体の毛管水との相互作用によって、単一体よりもより多くの毛管吸水量を供給することができる。これは植物の種類等によって調整する。毛管吸水布3は織布、不織布のどちらでもよいが、一つ一つの繊維の断面が凸形状をしており、それらが多数集積して一本の糸を形成しているもの、しかも腐蝕しないナイロンやポリエステル等の合成繊維でできたものが適しており、水浸しや手洗いや噴射等によって容易に不純物や塩類集積等を除去できるものがよい。これは焼結体や発泡体によって一体成型した立体的な毛管吸水体の壊れやすく,目づまりに対する再生の難しさと異なるメリットである。
【0013】
図11は植込み植物の斜視図を示すもので、図11(a)はロックウール34や粒状綿の固形培地で育苗したもの、図11(b)はロックウール34に種子32を直播したもの、図11(c)は土壌苗の土部分を水洗いした植物根だけのもの、図11(d)は粒状綿28で育苗した植物根のものを示し、(c)の植物根はその上に粒状綿や人口水苔35等の保湿材を置いて植物根部30となす。これらの植物根部30をポット33に入れ、毛管吸水容器45の植込穴12に入れて、毛管吸水体1上に載置して栽培するものである。図12は植込みポット33の斜視図である。植物根部30が毛管吸水容器45の根部空間部54で根が張りめぐるためには,ポット33の底面だけでなく側面の下部も開口しているのがよく,図12(a),(b),(c)はその各種形状の斜視図を示している。
【0014】
図13は毛管吸水容器の断面の機能説明図を示すもので、図13(a)の水槽の養液52に浮上している毛管吸水容器45は中間部の基体13の高さが両端部の基体14の高さよりも低く,その低い部分が植物根部30の根部空間部54を形成している。ポット33に入れた植物29は基体13の頂部に載置して栽培する。基体の毛管吸水布3によって、養液52が矢印のようにすべての基体上を毛管吸水によって上昇していく。基体13、14の相互間は主に数ミリメートルから数センチメートルの所要間隔をあけて並列に配設しているため、その空間は高湿度状態に維持されている。養液は毛管吸水布の薄膜の毛管吸水で上昇する間に,空気との接触により溶存酸素の多い養液になっているので、植物根にとって好ましい。さらに毛管吸水布間の湿気空間にも主根の根毛が発生し空中酸素を効率よく吸収できる。気温の上昇とともに覆蓋11の内周面の天井部に湿気中の水蒸気が凝結して水滴として付着してくるので容器45内部は高湿度状態を保持していることになる。このような根部の状態で植物根が立体的に張り巡らされていくことになる。根部の状態は毛管給水布間の湿気中根と、下部の養液まで伸びた水中根との両方を併せ持つ状態である。湿気中根は温度変化に対しても成育が維持できやすく、外気の変化に対しても耐性があり好都合である。覆蓋11内部天井部に付着した水滴が徐々に大きくなり滴下すれば、基体上に生じる塩類集積等に対し、洗浄する役目をはたす。基体の栽培床の塩類集積については容器ごと水に浸けることによって除去することもできる。栽培後、塩類集積等の目詰まりに対して毛管吸水体1を水浸け、噴射等して洗浄することによって再生できる。場合によっては毛管吸水布3自体を交換してもよい。このような植物根の状態は有機栽培土壌の立体的な団粒構造の内部構造と類似しているのである。土壌栽培は天候の状態によって、雨による水浸しや晴天による水不足等によって常に変化するものであるが,本発明の毛管吸水容器のように常に養液に浮上していることから、常に植物根部の状態が最良の状態で保持されていることになる。栽培ポット33は必ず必要とするものでなく、植物根部30がロックウール等の形くずれしない固形培地であれば、毛管吸水容器45の植込穴12に隙間のないようにして直接に入れてもよい。図11(c)のように土壌苗を洗浄した植物根だけのときには、図13(b)のように植物根を毛管吸水体上に載置し,その上に粒状綿や水苔35等の保水性のあるものを覆土するようにするとよい。
【0015】
図14は固形肥料の斜視図で、図14(a)チョコレート形の固形肥料36、図14(b)は棒形の固形肥料36,図14(c)は粉末や粒状の肥料を入れた肥料袋37を示す。図15は柱体2に固形肥料36,37を配設した斜視図と断面図を示し,図15(a)、(e)は基体の柱体2の凹部38に固形肥料36,37を配設したもの、図15(b)、(c)は柱体2と毛管吸水布3の間に介在して固形肥料36、37を配設したもの、図15(d)は柱体2の開口部15に固形肥料36、37を配設したものを示している。図15(f)は毛管吸水容器45に固形肥料36、37を配設した断面図を示している。このように毛管吸水体1に固形肥料36,37配設すれば、湖沼池等の広い面積上で浮上して栽培するときに、湖沼池等は肥料分が少ないので、毛管吸水と共に徐々に肥料を溶出するようにして栽培できる。このように肥料付の浮上する毛管吸水容器45とすれば、湖沼池だけでなくテーマパークや各種エベント用として長期にわたって栽培しながら観賞することができる。
【0016】
図16は複数の柱体と側壁を一体化した毛管吸水箱とその覆蓋の斜視図とそれらからなる毛管吸水容器の断面図を示すものである。図16(a)は複数の柱体2の外周囲を数ミリメートルから数センチメートル程の所要間隔をあけて囲む側壁39を一体化させた毛管吸水箱44の斜視図である。並列な複数の柱体とその側壁とからなる毛管吸水箱44は発泡スチロール等の軽量な材質のもので一体成型したものが量産化しやすく,かつ安価に提供できる。このとき柱体への毛管吸水布3の被覆はマジックファスナー(登録商標)27付の毛管吸水布であれば容易に柱体に着脱できる。図16(b)は図16(a)の毛管吸水箱44の覆蓋11の斜視図で、それらを一つにした毛管吸水容器45の断面図が図16(c)である。図11(a)の毛管吸水箱44の上部を別の蓋で箱蓋40したそれらの毛管吸水容器45の断面図が16(d)である。
【0017】
図17(a)は長尺な毛管吸水箱の斜視図で並列な複数の柱体2が長尺方向に対して交差する向きにあるもので、図17(b)柱体2が長尺方向に対して平行なものである。これらは毛管吸水箱の強度や成型性や毛管吸水布のやり方等によって適宜選定されるものである。図17(c)は(a)、(b)の毛管吸水箱44の覆蓋11の斜視図、図17(d)は(a)の毛管吸水箱44とその覆蓋11からなる毛管吸水容器45の断面図である。発泡スチロール等の軽量材で一体成型すれば安価に多量に提供でき、多くの植物を多数一括して栽培できる。これらは発泡スチロールの空箱のようなもので、水面に十分に浮上できるものである。
【0018】
図18は円形毛管吸水箱の平面図、断面図とその覆蓋の断面図,斜視図を示す。柱体2を包囲する側壁39が円柱形を示すもので,図18(a)は円形毛管吸水箱の平面図,図18(b)は(a)のA-A断面図,図18(c)は円形毛管吸水箱44の覆蓋11の断面図,図18(d)は円形毛管吸水箱44の別の箱蓋40の断面図である。(c)と(d)の蓋形状は適宜に選定される。図18(e)は覆蓋11の斜視図を示す。外観が円柱形のものを提供するものである。図19は他の円形毛管吸水箱44の平面図と断面図を示す。これは柱体が円形柱体43で、それを包囲する側壁39も円柱形を示し、それらの相互間を連結板42で一体化したものである。図19(a)は円形毛管吸水箱の平面図、図19(b)は(a)のB-B断面図である。一体成型化した外観が円柱形のものを提供するものである。
【0019】
図20は三角柱体の毛管吸水箱の斜視図とその毛管吸水容器の断面図である。柱体が三角柱体のものを示し、図20(a)は毛管吸水箱44の斜視図、図20(b)は毛管吸水容器45の断面図を示す。図21は楕円柱体の毛管吸水箱の斜視図とその毛管吸水容器の断面図である。柱体が楕円柱体のものを示し,図21(a)はその毛管吸水箱44の斜視図、図21(b)その毛管吸水容器45の断面図を示す。
【0020】
図22は水槽に毛管吸水容器を浮かべた平面図と断面図である。図22(a)は養液を入れた水槽46に毛管吸水容器45が浮上している断面図である。図22(b)はその平面図を示す毛管吸水容器45は発泡スチロール等の軽量体で構成され、内部が空洞のようなので、植物が成長して重くなったとしても、浮上できるものである。水槽46に養液52を十分に供給しておけば植物の水遣りに気を使うことはない。
【0021】
図23は水槽に浮かべた毛管吸水容器と貯留槽の配置の断面図とその平面図である。図23(a)は長尺な水槽46内に毛管吸水容器45を浮上して栽培中に、多量の雨が降った場合、水槽46内の水位が上昇し、一定水位になるとオーバーフローパイプ51によって、水槽46の下方位にある貯留槽47に流出するようにした配置の断面図を示している。このように配置しておけば雨水を有効に利用することができる。図23(b)は(a)の平面図であり、架台48によって腰高にセットされた水槽46内で毛管吸水容器45が浮上していることから、流れる回転すし皿のように押し出すことによって、それぞれの毛管吸水容器が移動するので、長尺な水槽46の一端から植物苗を入れた毛管吸水容器45を押し出して入れ、他端から成育して収穫できる植物を取り出すようにした連続的な省力的した栽培手法を取り入れることができる。なによりも省力で、立った楽な姿勢で植物が栽培できるメリットがある。
【0022】
図24は多数の毛管吸水容器の連結を示す斜視図である。個々の毛管吸水容器45は浮上して栽培することから、容器覆蓋11の側面に固着した覆蓋用マジックファスナー(登録商標)17の着脱によって集合したり離散させることができる。その上、容器覆蓋11の少なくとも上面にアルミニウム皮膜53を被着していると栽培植物の葉面の裏側にも太陽光が反射して照射されるため、光合成がよく行なわれ植物の成長がよくなる。このように葉の裏、茎の裏にも反射して照射されるため、植物に寄生する害虫等が寄生しにくくなる。図25は水面に浮上する多数の毛管吸水容器45の集結した各種形状の平面図と断面図を示す。図25(a),(b)は湖沼池49等で水面に浮上した多数の毛管吸水容器45を集結させて、平面的に見て(a)の魚形状、(b)のハート形状等任意の形状にすることができ、観光地や各種エベント会場で水上に浮かぶ植物を観賞するのに適している。図25(c)は休耕田や未利用地にビニールシートを敷いた人工池50を造りそこに養液を入れて多数の毛管吸水容器45を浮上させて栽培するようにしたものである。浮上して栽培する利点は養液の水位に関係なく毛管吸水容器45の底面から毛管吸水によって水分と養分を取り込んで成長することになり、植物根部は常に一定の有機農業の根部環境に類似した噴霧ような環境を保持して栽培していることにある。
【0023】
【発明の効果】
本発明の毛管吸水体または毛管吸水箱及びその毛管吸水容器は水面に浮上して栽培することから養液が常に貯留されていれば、毛管吸水容器の底面が養液に接していることから、植物根部の状態、つまり毛管吸水容器の内部は毛管吸水布の立体的で並列な複数の配設で、しかも毛管吸水布の間が空隙のある状態であるので、毛管吸水の上昇によって噴霧のような湿潤状態になっている。具体的には、毛管吸水布を軽量な浮上する柱体に被覆して基体にしたこと、その基体を平行に複数配設して形成した一体化した立体的な毛管吸水体の栽培床であって、植物根部が噴霧のような湿潤な状態におかれることである。植物根は毛管吸水布間の湿気中根と養液中に伸びた水中根の両方を併せ持つ状態で、おもに湿気中根は温度変化に対しても生育よく、しかも耐性があるので好都合である。この植物根部は軽量な断熱性のある発泡スチロール等の容器で囲まれているため、外気の影響を受けにくく、一定の環境を保持している。これは植物根部にとって好ましいことである。このように毛管吸水容器の植物根部は常に良好な噴霧のような湿潤状態を保持している。この毛管吸水容器は浮かべた状態なので容易に移動させることができ、毛管吸水容器の相互間の集結や離散を容易にできる。毛細管吸水容器の多数の集結によって魚形形状等の任意形状にできることから、テーマパークや各種エベントや観光地の観賞にも適している。浮上する栽培容器であるから腰高にセットした水槽上でも、家庭のベランダの水槽でも、屋上の水槽でもよく栽培でき、さらに毛管吸水容器に固形肥料を配設すれば湖沼池でも、休耕田の人工池でも栽培できる。栽培床の塩類集積等に対しては毛管吸水容器をそのまま水中に浸すか、毛管給水体を取り出して水浸け、あるいは噴射等することによって除去して再生できる。場合によっては毛管吸水布を取り替えることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】毛管吸水体の斜視図、その覆蓋の斜視図及びそれらからなる毛管吸水容器の断面図である。
【図2】他の毛管吸水体の斜視図及び毛管吸水容器の断面図である。
【図3】他の毛管吸水体の斜視図である。
【図4】長尺な毛管吸水体の斜視図と覆蓋の斜視図である。
【図5】他の毛管吸水体の斜視図である。
【図6】他の毛管吸水体の斜視図である。
【図7】他の毛管吸水体の斜視図である。
【図8】他の毛管吸水体の斜視図である。
【図9】他の毛管吸水容器の断面図である。
【図10】毛管吸水布の斜視図、平面図、側面図である。
【図11】植込み植物の斜視図である。
【図12】植込ポットの斜視図である。
【図13】毛管吸水容器の断面の機能説明図である。
【図14】固形肥料の斜視図である。
【図15】固形肥料を配設した基体の斜視図、断面図である。
【図16】毛管吸水箱とその覆蓋の斜視図と毛管吸水容器の断面図である。
【図17】他の毛管吸水箱とその覆蓋の斜視図とその毛管吸水容器の断面図である。
【図18】他の毛管吸水箱の平面図、断面図とその覆蓋の断面図、斜視図である。
【図19】他の毛管給水箱の平面図、断面図である。
【図20】他の毛管吸水箱の斜視図とその毛管吸水容器の断面図である。
【図21】他の毛管吸水箱の斜視図とその毛管吸水容器の断面図である。
【図22】毛管吸水容器を浮かべた水槽の断面図、平面図である。
【図23】毛管吸水容器を浮かべた水槽と貯留槽の配置断面図と平面図である。
【図24】毛管吸水容器の連結を示す斜視図である。
【図25】多数の毛管吸水容器の集結した平面図、断面図である。
【符号の説明】
1 毛管吸水体
2 柱体
3 毛管吸水布
4 基体
5 側板
6 柱体用側板
7 三角突起
8 丸突起
9 三角凹み
10 丸凹み
11 覆蓋
12 植込穴
13 中間部の基体
14 両端部の基体
15 開口部
16 吸水体用マジックファスナー(登録商標)
17 覆蓋用マジックファスナー(登録商標)
18 台形状突起
19 台形状凹み
20 四角柱体
21 三角柱体
22 楕円柱体
23 円形柱体
24 空間付覆蓋
25 空洞柱体
26 透水防根シート
27 毛管吸水布用マジックファスナー(登録商標)
28 固形培地
29 植物
30 植物根部
31 土壌
32 種子
33 ポット
34 ロックウール
35 水苔
36 固形肥料
37 肥料袋
38 柱体の凹部
39 側壁
40 箱蓋
41 側壁マジックファスナー(登録商標)
42 連結板
43 円形柱体
44 毛管吸水箱
45 毛管吸水容器
46 水槽
47 貯留槽
48 架台
49 湖沼池
50 人工池
51 オーバフローパイプ
52 養液
53 アルミニウム皮膜
54 根部空間部

Claims (9)

  1. 水面に浮上する柱体に毛管吸水布を被覆した毛管吸水機能を有する基体を並列に所要間隔をあけて複数配列して一体化したことを特徴とする浮上する毛管吸水体。
  2. 請求項1記載の浮上する毛管吸水体の並列な複数の基体の中間部の基体の高さよりも両端部の基体の高さを高くしたことを特徴とする浮上する毛管吸水体。
  3. 請求項1又は請求項2記載の浮上する毛管吸水体と、この毛管吸水体の外周囲を所要間隔をあけて囲む側壁とを一体化したことを特徴とする浮上する毛管吸水箱。
  4. 請求項1又は請求項2記載の毛管吸水体と、この毛管吸水体を包囲する覆蓋あるいは毛管吸水体の頂部に植物根部を介在する空間を有するように包囲する覆蓋からなり、この覆蓋の上面の植込穴に植物を入れて、毛管吸水体の基体の頂部に植物根部を載置したことを特徴とする浮上する毛管吸水容器。
  5. 請求項3記載の毛管吸水箱とその毛管吸水箱の覆蓋からなり、その覆蓋の上面の植込穴に植物を入れて、毛管吸水箱の基体の頂部に植物根部を載置したことを特徴とする浮上する毛管吸水容器。
  6. 請求項1又は請求項2記載の毛管吸水体の基体の柱体の一部に凹部を設け、この凹部に肥料を配設したことを特徴とする浮上する毛管吸水体。
  7. 請求項1又は請求項2記載の毛管吸水体の基体の柱体とそれに被覆した毛管吸水布の間に介在して肥料を配設したことを特徴とする浮上する毛管吸水体。
  8. 請求項4又は請求項5記載の毛管吸水容器の覆蓋が断熱性を有するシートあるいは断熱材で形成されていることを特徴とする浮上する毛管吸水容器。
  9. 請求項4又は請求項5記載の毛管吸水容器の覆蓋の少なくとも上面がアルミニウム膜を被着していることを特徴とする浮上する毛管吸水容器。
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