JP4435503B2 - 並列upsシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数台のUPS(Uninterrupted Power Supplyの略称で無停電電源装置とも言われている)が出力切換盤によって選択的に単機運転及び並列運転に切り換えられる並列UPSシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複数台のUPSを並列運転する並列UPSシステムにおいては、通常各UPSのインバ−タに同期制御信号を供給して各UPSのインバ−タの出力位相が互いに一致していることが必要である。
【0003】
【特許文献1】
特開平4−168922号公報(第2ページ第1欄、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記各UPSのインバ−タを同時点弧させる同期制御信号は、各UPSに共通の単一の同期制御信号発生回路が発生するパルス信号であり、電気ケ−ブルを介して同期制御信号発生回路から前記各UPSに供給される。一方、前記各UPSは単機運転されることもあることから、一般的には前記各UPSの出力側に出力切換盤が設けられており、この出力切換盤を切り換えることにより、前記各UPSは単機運転から並列運転に切り換えられるので、前記同期制御信号発生回路は、一般的には前記出力切換盤内に設けられ、前記各UPSが単機運転から並列運転に切り換えられると前記同期制御信号発生回路が同期制御信号を発生するように構成されている。
【0005】
また、通常は、前記各UPS及び前記出力切換盤は同一室内に隣接して設置される。ところが、例えば、設置場所が元来UPS1台での単機運転しか想定してなく狭隘な場所にUPS1台を設置していたようなケ−スで、その後の信頼性向上または負荷の増大によりUPSを増設して各UPSを並列運転するような場合には、稀に、各UPSは何とか同一室内に設置できても、前記出力切換盤は、やむなく他の室内に設置せざるを得ない場合がある。
【0006】
このような場合、前記各UPSが同一室内に設置されているとはいえ、前記各UPS間に横流が流れる現象が稀に生じる。このような場合に前記各UPS間に横流が流れる現象は、前記出力切換盤と前記各UPSとの距離が長く、即ち、前記出力切換盤内の前記同期制御信号発生回路と前記各UPSとの距離が長く、前記同期制御信号を送る電気ケ−ブル長が長くなりしかも当該電気ケ−ブルを何箇所か湾曲している場合に生じている。
【0007】
換言すれば、前記出力切換盤と前記各UPSとの距離が長く、即ち、前記出力切換盤内の前記同期制御信号発生回路と前記各UPSとの距離が長く、前記同期制御信号を送る電気ケ−ブル長が長くなりしかも当該電気ケ−ブルを何箇所か湾曲している場合には、前記同期制御信号発生回路が発信した同期制御信号と前記各UPS側で受信した同期制御信号とが一致していないことが考えられる。つまり、一方のUPSのインバ−タの点弧時期と他方のUPSのインバ−タの点弧時期との位相が一致していないことが考えられる。つまり、前記同期制御信号発生回路の出力端と前記UPSの入力端とを接続し前記同期制御信号発生回路から前記UPSへ送る電気ケ−ブルが原因で、前記同期制御信号発生回路が発信した同期制御信号と前記各UPS側で受信した同期制御信号とが一致していないと考えられる。
【0008】
この発明は、前述のような従来の実情に鑑みてなされたもので、複数台のUPSを並列運転する並列UPSシステムにおいて、その設置環境から同期制御信号発生回路が発信した同期制御信号と前記各UPS側で受信した同期制御信号とが一致していないことによる各UPS間の横流の発生を防止することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る並列UPSシステムは、出力切換盤によって選択的に単機運転及び並列運転に切り換えられる複数のUPSを備え、前記各UPSの同期制御信号を発生する同期制御信号発生回路が前記出力切換盤に設けられ、前記各UPSへの前記同期制御信号が電機ケーブルを介して前記同期制御信号発生回路から前記各UPSへ伝送される並列UPSシステムであって、
前記同期制御信号発生回路は、周期Tのパルス信号である第1の同期制御信号を発信する第1の同期制御信号発信手段と、周期Tのパルス信号であり前記第1の同期制御信号とは逆極性の第2の同期制御信号を発信する第2の同期制御信号発信手段とを備え、
前記各UPSは、前記第1の同期制御信号を受信し前記第1の同期制御信号の立ち上がりで動作し前記第1の同期制御信号の立下りで不動作となる動作出力を出す第1の受信用リレ−と、前記第2の同期制御信号を受信し前記第2の同期制御信号の立ち上がりで動作し前記第2の同期制御信号の立下りで不動作となり第1の受信用リレ−と逆極性の動作出力を出す第2の受信用リレ−と、前記第1の受信用リレ−および前記第2の受信用リレ−の各動作出力を合成し前記第1の同期制御信号と同位相同周期のパルス信号を出力する信号合成手段と、この信号合成手段の出力を受けて位相同期制御信号を出力する位相同期制御回路と、この位相同期制御回路から前記位相同期制御信号を受けて当該位相同期制御信号に依存した周期で点弧信号を出力する駆動回路と、この駆動回路からの点弧信号により制御された交流電力を出力するインバ−タ回路とを備えているものである。
【0010】
また、この発明に係る並列UPSシステムは、出力切換盤によって選択的に単機運転及び並列運転に切り換えられる複数のUPSを備え、前記各UPSの同期制御信号を発生する同期制御信号発生回路が前記出力切換盤に設けられ、前記各UPSへの前記同期制御信号が電機ケーブルを介して前記同期制御信号発生回路から前記各UPSへ伝送される並列UPSシステムであって、
前記同期制御信号発生回路は、周期2Tのパルス信号である第1の同期制御信号を発信する第1の同期制御信号発信手段と、周期2Tのパルス信号であり前記第1の同期制御信号と周期Tだけずれた第2の同期制御信号を発信する第2の同期制御信号発信手段とを備え、
前記各UPSは、前記第1の同期制御信号を受信し前記第1の同期制御信号の立ち上がりで動作し前記第1の同期制御信号の立下りで不動作となる動作出力を出す第1の受信用リレ−と、前記第2の同期制御信号を受信し前記第2の同期制御信号の立ち上がりで動作し前記第2の同期制御信号の立下りで不動作となり第1の受信用リレ−と逆極性の動作出力を出す第2の受信用リレ−と、前記第1の受信用リレ−および前記第2の受信用リレ−の各動作出力を加算し周期Tのパルス信号を出力する信号加算手段と、この信号加算手段の出力を受けて位相同期制御信号を出力する位相同期制御回路と、この位相同期制御回路から前記位相同期制御信号を受けて当該位相同期制御信号に依存した周期で点弧信号を出力する駆動回路と、この駆動回路からの点弧信号により制御された交流電力を出力するインバ−タ回路とを備えているものである。
【0011】
また、この発明に係る並列UPSシステムは、出力切換盤によって選択的に単機運転及び並列運転に切り換えられる複数のUPSを備え、前記各UPSの同期制御信号を発生する同期制御信号発生回路が前記出力切換盤に設けられ、前記各UPSへの前記同期制御信号が電機ケーブルを介して前記同期制御信号発生回路から前記各UPSへ伝送される並列UPSシステムであって、
前記同期制御信号発生回路は、周期Tのパルス信号である同期制御信号を発信する同期制御信号発信手段を備え、
前記各UPSは、前記同期制御信号を受信し前記同期制御信号の立ち上がりで動作し前記同期制御信号の立下りで不動作となる出力パルスを出す受信用リレ−と、前記受信用リレ−の前記出力パルスを受け前記受信用リレ−の前記出力パルスの立ち上がりでトリガされるワンショット回路と、このワンショット回路の出力を受けて位相同期制御信号を出力する位相同期制御回路と、この位相同期制御回路から前記位相同期制御信号を受けて当該位相同期制御信号に依存した周期で点弧信号を出力する駆動回路と、この駆動回路からの点弧信号により制御された交流電力を出力するインバ−タ回路とを備えているものである。
【0012】
また、この発明に係る並列UPSシステムは、出力切換盤によって選択的に単機運転及び並列運転に切り換えられる複数のUPSを備え、前記UPSの同期制御信号を発生する同期制御信号発生回路が前記出力切換盤に設けられ、前記UPSへの前記同期制御信号が電機ケーブルを介して前記同期制御信号発生回路から前記複数のUPSのうちの一のUPSへ伝送される並列UPSシステムであって、
前記同期制御信号発生回路は、周期Tのパルス信号である同期制御信号を発信する同期制御信号発信手段を備え、
前記複数のUPSのうちの一のUPSは、前記同期制御信号を受信し前記同期制御信号の立ち上がりで動作し前記同期制御信号の立下りで不動作となる出力パルスを出す受信用リレ−と、前記受信用リレ−の前記出力パルスを受け前記受信用リレ−の前記出力パルスの立ち上がりでトリガされるワンショット回路とを備え、
前記各UPSは、前記ワンショット回路の出力を受けて位相同期制御信号を出力する位相同期制御回路と、この位相同期制御回路から前記位相同期制御信号を受けて当該位相同期制御信号に依存した周期で点弧信号を出力する駆動回路と、この駆動回路からの点弧信号により制御された交流電力を出力するインバ−タ回路とを備えているものである。
【0013】
また、この発明に係る並列UPSシステムは、出力切換盤によって選択的に単機運転及び並列運転に切り換えられる複数のUPSを備え、前記UPSの同期制御信号を発生する同期制御信号発生回路が前記出力切換盤に設けられ、前記UPSへの前記同期制御信号が電機ケーブルを介して前記同期制御信号発生回路から前記複数のUPSのうちの一のUPSへ伝送される並列UPSシステムであって、
前記同期制御信号発生回路は、周期Tの正弦波の交流信号の同期制御信号を発信する同期制御信号発信手段を備え、
前記各UPSは、前記同期制御信号を受信し周期Tのパルス信号である同期制御信号を出力する受信用リレ−と、この受信用リレ−から前記周期Tのパルス信号である同期制御信号を受けて当該同期制御信号に依存した周期で点弧信号を出力する駆動回路と、この駆動回路からの点弧信号により制御された交流電力を出力するインバ−タ回路とを備えているものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図1に基づいて説明する。図1(a)は同期制御信号の伝送経路を主体的に示す並列UPSシステムの構成図、図1(b)は図1(a)の各部における同期制御信号の波形を示す図である。
【0015】
図1(a)および図1(b)において、並列UPSシステムは、第1のUPS11と、第2のUPS12と、これら第1のUPS11及び第2のUPS12を単機運転から並列運転に切り換える出力切換盤2と、この出力切換盤2の操作により前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12を単機運転から並列運転に切り換える電磁接触器などの切換開閉器31,32と、前記出力切換盤2から前記第1のUPS11へ同期制御信号を伝送する第1の電気ケ−ブル41と、前記出力切換盤2から前記第2のUPS12へ同期制御信号を伝送する第2の電気ケ−ブル42とから構成されている。
【0016】
この発明の実施の形態1の事例は、例えば、前述のように、元来、前記第1のUPS11による1台での単機運転しか想定してなく、狭隘な場所に前記第1のUPS11を設置していたようなケ−スであり、その後の信頼性向上または負荷の増大により前記第2のUPS12を増設して前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12を並列運転するような場合であって、前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12は何とか同一室内に設置できたが、前記出力切換盤2は、前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12と同一室内には設置スペ−スが無く、やむなく前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12の設置場所とは異なる階の他の室内に設置されている場合を例示してある。
【0017】
前記出力切換盤2内には、前記出力切換盤2によって第1のUPS11及び第2のUPS12を単機運転から並列運転に切り換えると同期制御信号を出力する同期制御信号発生回路21が設けられている。
【0018】
この同期制御信号発生回路21は、同期制御信号を発生する為にスイッチングを繰り返し行うスイッチング要素211と、+電位電源212と、周期Tのパルス信号である第1の同期制御信号SS11(図1(b))を発信する第1の同期制御信号発信手段213と、周期Tのパルス信号であり前記第1の同期制御信号SS11とは逆極性の第2の同期制御信号SS12(図1(b))を発信する第2の同期制御信号発信手段214とを備えている。なお、前記逆極性は、前記第1の同期制御信号SS11が「1」のときに前記第2の同期制御信号SS12が「0」であり、前記第1の同期制御信号SS11が「0」のときに前記第2の同期制御信号SS12が「1」であることを意味し、以下、逆極性の用語は、同様な意味で使用する。
【0019】
前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12は、何れもその構成は同じであり、夫々、第1の同期制御信号SS11(図1(b))を受信する第1の受信用リレ−101と、第2の同期制御信号SS12(図1(b))を受信する第2の受信用リレ−102と、前記第1の受信用リレ−101の出力と前記第2の受信用リレ−102の出力とを合成し第3の同期制御信号SS3(図1(b))を出力する例えばパルス合成回路からなる信号合成回路103と、この信号合成回路103から第3の同期制御信号SS3(図1(b))を受けて位相同期制御信号を出力する位相同期制御回路104と、この位相同期制御回路104から前記位相同期制御信号を受けて作動するインバ−タ105とを備えている。
【0020】
前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12の各インバ−タ105は、前記位相同期制御回路104から前記位相同期制御信号を受けて当該位相同期制御信号に依存した周期で点弧信号を出力する駆動回路1051と、この駆動回路1051からの点弧信号により制御された交流電力を出力するインバ−タ回路1052と、インバ−タ出力端子1053とを備えている。
【0021】
また、前記第1の同期制御信号発信手段213と、前記第2の同期制御信号発信手段214と、前記第1の電気ケ−ブル41と、前記第2の電気ケ−ブル42と、前記第1の受信用リレ−101と、前記第2の受信用リレ−102と、前記パルス合成回路(信号合成手段)103とで、歪除去システム5が、前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12の夫々に対して構成されている。また、前記切換開閉器31,32は、前記出力切換盤2により前記単機運転から前記並列運転に切り換えられると、双方が閉路され、前記第1及び第2のUPS11,12の各インバ−タ出力端子1053は、相互に接続電力線6で接続され、前記第1及び第2のUPS11,12は並列運転となる。
【0022】
次に前述の図1(a)の並列UPSシステムの動作を、図1(b)の各部の波形を参照しながら説明する。
【0023】
先ず、前提条件として、図1(a)の並列UPSシステムは、前述のように、例えば、元来、前記第1のUPS11による1台での単機運転しか想定してなく、狭隘な場所に前記第1のUPS11を設置していたようなケ−スであり、その後の信頼性向上または負荷の増大により前記第2のUPS12を増設して前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12を並列運転するような場合であって、前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12は何とか同一室内に設置できたが、前記出力切換盤2は、前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12と同一室内には設置スペ−スが無く、やむなく前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12の設置場所とは異なる階の他の室内に設置されている場合である。つまり、前記出力切換盤2と前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12との間に敷設された前記第1の電気ケ−ブル41および前記第2の電気ケ−ブル42が、異なる部屋に跨って各所で湾曲されて延在している稀なケ−スである。
【0024】
このような前提において、前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12が、前記出力切換盤2によって、単機運転から並列運転に切り換えられると、前記同期制御信号発生回路21のスイッチング要素211が周期的に繰り返しスイッチング動作し始め、前記第1の同期制御信号発信手段213が周期Tのパルス信号である第1の同期制御信号SS11(図1(b))を発信し始めると共に、前記第2の同期制御信号発信手段214が周期Tのパルス信号であり前記第1の同期制御信号SS11とは逆極性の第2の同期制御信号SS12(図1(b))を発信し始める。
【0025】
このように、同期制御信号発信側で前記第1の同期制御信号SS11(図1(b))及び第2の同期制御信号SS12(図1(b))を発信し始めると、受信側である前記第1のUPS11および第2のUPS12の各々における前記第1の受信用リレ−101は、パルス信号である前記第1の同期制御信号SS11(図1(b))の立ち上がりで動作し立下りで不動作となり、同様に前記第2の受信用リレ−102も、パルス信号である前記第2の同期制御信号SS12(図1(b))の立ち上がりで動作し立下りで不動作となる動作を、前記第1の同期制御信号SS11(図1(b))および前記第2の受信用リレ−102の周期Tと同じ周期Tで繰り返し、前記第1の受信用リレ−101は、動作出力SS21(図1(b))を出し、前記第2の受信用リレ−102は、前記第1の受信用リレ−101と逆極性の動作出力SS22(図1(b))を出す。
【0026】
ここで、図1(b)に示してあるように、前記第1の受信用リレ−101および前記第2の受信用リレ−102の各動作出力SS21,SS22には、それらのレベル「1」の各パルスに、極めて短期間であるが、レベル「0」の信号欠陥ssdが生じている。即ち、前記同期制御信号発信側で発信された前記第1の同期制御信号SS11(図1(b))と前記同期制御信号受信側の前記第1の受信用リレ−101の動作出力(受信側の同期制御信号)SS21(図1(b))とが同一ではなく異なったものとなっている。同様に、前記同期制御信号発信側で発信された前記第2の同期制御信号SS12(図1(b))と前記同期制御信号受信側の前記第2の受信用リレ−102の動作出力(受信側の同期制御信号)SS22(図1(b))とが同一ではなく異なったものとなっている。
【0027】
このような信号欠陥ssdが生じている状態で前記第1の受信用リレ−101および前記第2の受信用リレ−102の動作出力が何の処理もされずに各UPS11,12の位相同期制御回路104に供給されると、各UPS11,12の各インバ−タ回路1052の出力位相が一致せず非同期状態となり各UPS11,12間に横流が流れることになる。しかし、図1(a)に示してあるように、前記第1の受信用リレ−101および前記第2の受信用リレ−102の各動作出力SS21,SS22を、パルス合成回路などの信号合成手段103で合成することにより、該信号合成手段103の出力端からは、前記信号欠陥ssdが無く且つ前記同期制御信号発信側で発信された前記第1の同期制御信号SS11(図1(b))と同位相同周期のパルス信号SS3(第3の同期制御信号)が出力される。
【0028】
前記各UPS11,12においては、前記信号欠陥ssdが無く且つ前記同期制御信号発信側で発信された前記第1の同期制御信号SS11(図1(b))と同位相同周期のパルス信号SS3(第3の同期制御信号)が前記信号合成手段103から前記位相同期制御回路104に供給されるので、各UPS11,12の各インバ−タ回路1052の出力位相が一致して同期状態となり各UPS11,12間に横流が流れるようなことは無くなる。
【0029】
なお、前記第1の受信用リレ−101および前記第2の受信用リレ−102の各動作出力SS21,SS22の信号欠陥ssdは、前記前提条件、即ち、元来、前記第1のUPS11による1台での単機運転しか想定してなく、狭隘な場所に前記第1のUPS11を設置していたようなケ−スであり、その後の信頼性向上または負荷の増大により前記第2のUPS12を増設して前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12を並列運転するような場合であって、前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12は何とか同一室内に設置できたが、前記出力切換盤2は、前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12と同一室内には設置スペ−スが無く、やむなく前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12の設置場所とは異なる階の他の室内に設置されている場合以外でも、例えば、前記第1のUPS11、前記第2のUPS12、及び前記出力切換盤2を同一室内に設置した場合であっても、他の電動機等の負荷や機器のレイアウトを変えることなく、前記出力切換盤2を、前記第1のUPS11や前記第2のUPS12から10メ−トル前後或いはそれ以上離れた位置に設置し、前記同期制御信号を送る第1及び第2の電気ケ−ブル41,42を10メ−トル前後或いはそれ以上長いものとし且つ前記他の電動機等の負荷や機器を避けながら湾曲して敷設した場合にも、発生し、このような場合にも、前述の歪除去システム5により、前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12間の横流の発生を防止できる。
【0030】
前述のこの発明の実施の形態1は、概念的には、同期制御信号SS11,SS12が電気ケ−ブル41,42を介して供給され夫々同期して並列運転される複数のUPS11,12を備えた並列UPSシステムにおいて、前記同期制御信号SS11,SS12の発信側(同期制御信号発生回路21側)および受信側(前記UPS11,12側)の双方に跨って設けられ前記電気ケ−ブル41,42に起因して前記同期制御信号の受信側に生じる歪みssdを除去する歪除去システム5を有し、この歪み除去システム5により歪みが除去された同期制御信号SS3を前記各UPS11,12のインバ−タ105に供給するものであり、また、前記歪除去システム5は、前記同期制御信号発信側に夫々設けられ第1の同期制御信号SS11を発生する第1の同期制御信号発信手段213と前記第1の同期制御信号同期制御信号SS11と逆極性の第2の同期制御信号SS12を発生する第2の同期制御信号発信手段214と、前記同期制御信号受信側に設けられ前記電気ケ−ブルを介して受信した前記第1の同期制御信号SS21と前記第2の同期制御信号SS22とを合成して第3の同期制御信号SS3を生成し当該第3の同期制御信号SS3を前記インバ−タ105に供給する信号合成手段103とで構成されているものである。
【0031】
また、この発明の実施の形態1は、前述のように、出力切換盤によって選択的に単機運転及び並列運転に切り換えられる複数のUPSを備え、前記各UPSの同期制御信号を発生する同期制御信号発生回路が前記出力切換盤に設けられ、前記各UPSへの前記同期制御信号が電機ケーブルを介して前記同期制御信号発生回路から前記各UPSへ伝送される並列UPSシステムであって、
前記同期制御信号発生回路は、周期Tのパルス信号である第1の同期制御信号を発信する第1の同期制御信号発信手段と、周期Tのパルス信号であり前記第1の同期制御信号とは逆極性の第2の同期制御信号を発信する第2の同期制御信号発信手段とを備え、
前記各UPSは、前記第1の同期制御信号を受信し前記第1の同期制御信号の立ち上がりで動作し前記第1の同期制御信号の立下りで不動作となる動作出力を出す第1の受信用リレ−と、前記第2の同期制御信号を受信し前記第2の同期制御信号の立ち上がりで動作し前記第2の同期制御信号の立下りで不動作となり第1の受信用リレ−と逆極性の動作出力を出す第2の受信用リレ−と、前記第1の受信用リレ−および前記第2の受信用リレ−の各動作出力を合成し前記第1の同期制御信号と同位相同周期のパルス信号を出力する信号合成手段と、この信号合成手段の出力を受けて位相同期制御信号を出力する位相同期制御回路と、この位相同期制御回路から前記位相同期制御信号を受けて当該位相同期制御信号に依存した周期で点弧信号を出力する駆動回路と、この駆動回路からの点弧信号により制御された交流電力を出力するインバ−タ回路とを備えているものでもある。
【0032】
従って、前述のように、例えば、元来、前記第1のUPS11による1台での単機運転しか想定してなく、狭隘な場所に前記第1のUPS11を設置していたようなケ−スであり、その後の信頼性向上または負荷の増大により前記第2のUPS12を増設して前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12を並列運転するような場合であって、前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12は何とか同一室内に設置できたが、前記出力切換盤2は、前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12と同一室内には設置スペ−スが無く、やむなく前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12の設置場所とは異なる階の他の室内に設置されている場合や、例えば、前記第1のUPS11、前記第2のUPS12、及び前記出力切換盤2を同一室内に設置した場合であっても、他の電動機等の負荷や機器のレイアウトを変えることなく、前記出力切換盤2を、前記第1のUPS11や前記第2のUPS12から10メ−トル前後或いはそれ以上離れた位置に設置し、前記同期制御信号を送る第1及び第2の電気ケ−ブル41,42を10メ−トル前後或いはそれ以上長いものとし且つ前記他の電動機等の負荷や機器を避けながら湾曲して敷設した場合に、前記のような電気ケ−ブルを介して受信側で受信した同期制御信号SS21,SS22に前記信号欠陥ssd等の歪みが発生しても、前述のように、出力切換盤によって選択的に単機運転及び並列運転に切り換えられる複数のUPSを備え、前記各UPSの同期制御信号を発生する同期制御信号発生回路が前記出力切換盤に設けられ、前記各UPSへの前記同期制御信号が電機ケーブルを介して前記同期制御信号発生回路から前記各UPSへ伝送される並列UPSシステムであって、前記同期制御信号発生回路は、周期Tのパルス信号である第1の同期制御信号を発信する第1の同期制御信号発信手段と、周期Tのパルス信号であり前記第1の同期制御信号とは逆極性の第2の同期制御信号を発信する第2の同期制御信号発信手段とを備え、前記各UPSは、前記第1の同期制御信号を受信し前記第1の同期制御信号の立ち上がりで動作し前記第1の同期制御信号の立下りで不動作となる動作出力を出す第1の受信用リレ−と、前記第2の同期制御信号を受信し前記第2の同期制御信号の立ち上がりで動作し前記第2の同期制御信号の立下りで不動作となり第1の受信用リレ−と逆極性の動作出力を出す第2の受信用リレ−と、前記第1の受信用リレ−および前記第2の受信用リレ−の各動作出力を合成し前記第1の同期制御信号と同位相同周期のパルス信号を出力する信号合成手段と、この信号合成手段の出力を受けて位相同期制御信号を出力する位相同期制御回路と、この位相同期制御回路から前記位相同期制御信号を受けて当該位相同期制御信号に依存した周期で点弧信号を出力する駆動回路と、この駆動回路からの点弧信号により制御された交流電力を出力するインバ−タ回路とを備えているので、前記歪を除去でき、前記第1のUPS11、前記第2のUPS12間の横流の発生を防止できる。
【0033】
実施の形態2.
以下、この発明の実施の形態2を図2に基づいて説明する。図2(a)は同期制御信号の伝送経路を主体的に示す並列UPSシステムの構成の一例を示す図、図2(b)は図2(a)の各部における同期制御信号の波形の一例を示す図である。なお、図2(a)及び図2(b)において、前述の図1(a)及び図1(b)と同一又は相当する部分には前述の図1(a)及び図1(b)と同一符号を付し、前述の図1(a)及び図1(b)と異なる部分のみを説明する。
【0034】
この発明の実施の形態2も、この発明の実施の形態1において前述した前提条件と同じ前提条件下で実施されるものである。
【0035】
図2(a)及び図2(b)に示すこの発明の実施の形態2おいては、同期信号発生回路21における第1の同期制御信号発信手段213の出力SS11および第2の同期制御信号発信手段214の出力SS12のパルス周期を、位相同期制御回路104に供給されるべき本来の同期制御信号SS21の周期Tの2倍の周期2T(前記本来の同期制御信号の周波数の1/2の周波数)とし、且つ、前記第1の同期制御信号発信手段213の出力SS11のパルス位相と前記第2の同期制御信号発信手段214の出力SS12のパルス位相とを、前記本来の同期制御信号の周期Tだけずらしてあり、これら第1の同期制御信号発信手段213の出力SS11および第2の同期制御信号発信手段214の出力SS12を受信する第1の受信用リレ−101及び第2の受信用リレ−102の出力を、パルス加算回路等からなる信号加算手段103で加算し、この信号加算手段103での加算出力SS21が、周期Tの本来の同期制御信号と同じ第3の同期制御信号SS21となり、位相同期制御回路104に供給される。
【0036】
歪除去システム5は、前記第1の同期制御信号発信手段213と、前記第2の同期制御信号発信手段214と、第1の電気ケ−ブル41と、第2の電気ケ−ブル42と、前記第1の受信用リレ−101と、前記第2の受信用リレ−102と、前記パルス加算回路(信号加算手段)103とで、前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12の夫々に対して構成されている。
【0037】
前記第1の同期制御信号発信手段213の出力である周期2Tの第1の同期制御信号SS11は、前記第1の電気ケ−ブル41を介して、前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12の各第1の受信用リレ−101に送られ、前記第2の同期制御信号発信手段214の出力である第2の同期制御信号SS12は、前記第2の電気ケ−ブル42を介して、前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12の各第2の受信用リレ−102に送られる。
【0038】
前述のように、例えば、元来、前記第1のUPS11による1台での単機運転しか想定してなく、狭隘な場所に前記第1のUPS11を設置していたようなケ−スであり、その後の信頼性向上または負荷の増大により前記第2のUPS12を増設して前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12を並列運転するような場合であって、前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12は何とか同一室内に設置できたが、前記出力切換盤2は、前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12と同一室内には設置スペ−スが無く、やむなく前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12の設置場所とは異なる階の他の室内に設置されている場合や、例えば、前記第1のUPS11、前記第2のUPS12、及び前記出力切換盤2を同一室内に設置した場合であっても、他の電動機等の負荷や機器のレイアウトを変えることなく、前記出力切換盤2を、前記第1のUPS11や前記第2のUPS12から10メ−トル前後或いはそれ以上離れた位置に設置し、前記同期制御信号を送る第1及び第2の電気ケ−ブル41,42を10メ−トル前後或いはそれ以上長いものとし且つ前記他の電動機等の負荷や機器を避けながら湾曲して敷設した場合にも、前述の図2(a),図2(b)に示すこの発明の実施の形態2によれば、前記電気ケ−ブル41,42を通る前記第1の同期制御信号SS11及び前記第2の同期制御信号SS12のパルス周波数を、位相同期制御回路に供給すべき同期制御信号の1/2と低くすれば、前述のこの発明の実施の形態1の場合のような信号欠陥ssd(図1(b)SS21,SS22参照)は発生せず、前記第1及び第2のUPS11,12間に横流が流れることもなかった。
【0039】
前述のこの発明の実施の形態2は、概念的には、同期制御信号SS11,SS12が電気ケ−ブル41,42を介して供給され夫々同期して並列運転される複数のUPS11,12を備えた並列UPSシステムにおいて、前記同期制御信号SS11,SS12の発信側(同期制御信号発生回路21側)および受信側(前記UPS11,12側)の双方に跨って設けられ前記電気ケ−ブル41,42に起因して前記同期制御信号の受信側に生じる歪みssdを除去する歪除去システム5を有し、この歪み除去システム5により歪みが除去された同期制御信号SS3を前記各UPS11,12のインバ−タ105に供給するものであり、また、前記歪除去システム5は、前記同期制御信号発信側に夫々設けられ第1の同期制御信号SS11を発生する第1の同期制御信号発信手段213と、前記第1の同期制御信号SS11と位相が異なる同極性の第2の同期制御信号SS12を発生する第2の同期制御信号発信手段214と、前記同期制御信号受信側に設けられ前記第1の同期制御信号SS11と前記第2の同期制御信号SS12とを加算して第3の同期制御信号SS3を生成し当該第3の同期制御信号SS3を前記インバ−タ105に供給する信号加算手段103とで構成されているものである。
【0040】
また、この発明の実施の形態2は、前述のように、出力切換盤によって選択的に単機運転及び並列運転に切り換えられる複数のUPSを備え、前記各UPSの同期制御信号を発生する同期制御信号発生回路が前記出力切換盤に設けられ、前記各UPSへの前記同期制御信号が電機ケーブルを介して前記同期制御信号発生回路から前記各UPSへ伝送される並列UPSシステムであって、
前記同期制御信号発生回路は、周期2Tのパルス信号である第1の同期制御信号を発信する第1の同期制御信号発信手段と、周期2Tのパルス信号であり前記第1の同期制御信号と周期Tだけずれた第2の同期制御信号を発信する第2の同期制御信号発信手段とを備え、
前記各UPSは、前記第1の同期制御信号を受信し前記第1の同期制御信号の立ち上がりで動作し前記第1の同期制御信号の立下りで不動作となる動作出力を出す第1の受信用リレ−と、前記第2の同期制御信号を受信し前記第2の同期制御信号の立ち上がりで動作し前記第2の同期制御信号の立下りで不動作となり第1の受信用リレ−と逆極性の動作出力を出す第2の受信用リレ−と、前記第1の受信用リレ−および前記第2の受信用リレ−の各動作出力を加算し周期Tのパルス信号を出力する信号加算手段と、この信号加算手段の出力を受けて位相同期制御信号を出力する位相同期制御回路と、この位相同期制御回路から前記位相同期制御信号を受けて当該位相同期制御信号に依存した周期で点弧信号を出力する駆動回路と、この駆動回路からの点弧信号により制御された交流電力を出力するインバ−タ回路とを備えているものでもある。
【0041】
従って、前述のように、例えば、元来、前記第1のUPS11による1台での単機運転しか想定してなく、狭隘な場所に前記第1のUPS11を設置していたようなケ−スであり、その後の信頼性向上または負荷の増大により前記第2のUPS12を増設して前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12を並列運転するような場合であって、前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12は何とか同一室内に設置できたが、前記出力切換盤2は、前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12と同一室内には設置スペ−スが無く、やむなく前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12の設置場所とは異なる階の他の室内に設置されている場合や、例えば、前記第1のUPS11、前記第2のUPS12、及び前記出力切換盤2を同一室内に設置した場合であっても、他の電動機等の負荷や機器のレイアウトを変えることなく、前記出力切換盤2を、前記第1のUPS11や前記第2のUPS12から10メ−トル前後或いはそれ以上離れた位置に設置し、前記同期制御信号を送る第1及び第2の電気ケ−ブル41,42を10メ−トル前後或いはそれ以上長いものとし且つ前記他の電動機等の負荷や機器を避けながら湾曲して敷設した場合に、前述のように、出力切換盤によって選択的に単機運転及び並列運転に切り換えられる複数のUPSを備え、前記各UPSの同期制御信号を発生する同期制御信号発生回路が前記出力切換盤に設けられ、前記各UPSへの前記同期制御信号が電機ケーブルを介して前記同期制御信号発生回路から前記各UPSへ伝送される並列UPSシステムであって、前記同期制御信号発生回路は、周期2Tのパルス信号である第1の同期制御信号を発信する第1の同期制御信号発信手段と、周期2Tのパルス信号であり前記第1の同期制御信号と周期Tだけずれた第2の同期制御信号を発信する第2の同期制御信号発信手段とを備え、前記各UPSは、前記第1の同期制御信号を受信し前記第1の同期制御信号の立ち上がりで動作し前記第1の同期制御信号の立下りで不動作となる動作出力を出す第1の受信用リレ−と、前記第2の同期制御信号を受信し前記第2の同期制御信号の立ち上がりで動作し前記第2の同期制御信号の立下りで不動作となり第1の受信用リレ−と逆極性の動作出力を出す第2の受信用リレ−と、前記第1の受信用リレ−および前記第2の受信用リレ−の各動作出力を加算し周期Tのパルス信号を出力する信号加算手段と、この信号加算手段の出力を受けて位相同期制御信号を出力する位相同期制御回路と、この位相同期制御回路から前記位相同期制御信号を受けて当該位相同期制御信号に依存した周期で点弧信号を出力する駆動回路と、この駆動回路からの点弧信号により制御された交流電力を出力するインバ−タ回路とを備えているので、前記電気ケ−ブル41,42を介して受信した前記第1の同期制御信号SS21および前記第2の同期制御信号SS22には前述のこの発明の実施の形態1の場合のような信号欠陥ssd等の歪みが発生しないので、前記第1のUPS11、前記第2のUPS12間の横流の発生を防止できる。
【0042】
なお、この発明の実施の形態2では前記電気ケ−ブル41,42を介して受信した前記第1の同期制御信号SS21および前記第2の同期制御信号SS22には前述のこの発明の実施の形態1の場合のような信号欠陥ssd等の歪みが発生しないので、この発明の実施の形態2の前述の歪除去システム5の「歪除去」の表現は一見不適切に見えるが、この発明の実施の形態2の前述の歪除去システム5を設けなければ前記信号欠陥ssd等の歪みが発生し、この発明の実施の形態2の前述の歪除去システム5を設ければ前記信号欠陥ssd等の歪みが発生しなくなることから、「歪除去」と表現してあるものである。
【0043】
実施の形態3.
以下、この発明の実施の形態3を図3に基づいて説明する。図3(a)は同期制御信号の伝送経路を主体的に示す並列UPSシステムの構成の一例を示す図、図3(b)は図3(a)の各部における同期制御信号の波形の一例を示す図である。なお、図3(a)及び図3(b)において、前述の図1(a),図2(a),図1(b),図2(b)と同一又は相当する部分には前述の図1(a),図2(a),図1(b),図2(b)と同一符号を付し、前述の図1(a),図2(a),図1(b),図2(b)と異なる部分のみを説明する。
【0044】
この発明の実施の形態3も、この発明の実施の形態1およびこの発明の実施の形態2において前述した前提条件と同じ前提条件下で実施されるものである。
【0045】
この発明の実施の形態3おいては、前述のこの発明の実施の形態1およびこの発明の実施の形態2における第2の同期制御信号発信手段214,第2の電気ケ−ブル42,第2の受信用リレ−102,信号合成回路103,および信号加算回路103を設けずに、図3(a)及び図3(b)に示すように、第1のUPS11及び第1のUPS12の各受信用リレ−101に、共通の電気ケ−ブル41を介して共用の同期制御信号発信手段213から同期制御信号SS1が送られるようにし、且つ、各第1のUPS11及び第1のUPS12において、前記各受信用リレ−101の出力パルスSS2を受けるワンショット回路などの前記受信用リレ−101の出力パルスSS2の立ち上がりでトリガされる同期制御信号加工手段103を設けたもので、前記受信用リレ−101の出力パルスSS2に、前記電気ケ−ブル41が長く且つ湾曲しているような場合に信号欠陥ssd等の歪が発生しても、前記同期制御信号加工手段103からは前記信号欠陥ssd等の歪のない出力パルスSS3が出力されるものである。
【0046】
前述のこの発明の実施の形態3は、概念的には、共通の同期制御信号SS1が共通の電気ケ−ブル41を介して供給され夫々同期して並列運転される複数のUPS11,12を備えた並列UPSシステムにおいて、前記電気ケ−ブル41に起因して同期制御信号の受信側に生じる歪みssdを除去する同期制御信号加工手段103を前記受信側に設け、前記同期制御信号加工手段103により歪みが除去された同期制御信号SS3を前記各UPS11,12のインバ−タ105に供給する並列UPSシステムであり、また、前記同期制御信号加工手段103が前記UPS11,12の各々の受信側に設けられ、前記同期制御信号加工手段103が前記同期制御信号SS12の立ち上がりでトリガされ夫々対応インバ−タ105に前記歪みが除去された同期制御信号SS3を供給するものである。
【0047】
また、この発明の実施の形態3は、前述のように、出力切換盤によって選択的に単機運転及び並列運転に切り換えられる複数のUPSを備え、前記各UPSの同期制御信号を発生する同期制御信号発生回路が前記出力切換盤に設けられ、前記各UPSへの前記同期制御信号が電機ケーブルを介して前記同期制御信号発生回路から前記各UPSへ伝送される並列UPSシステムであって、
前記同期制御信号発生回路は、周期Tのパルス信号である同期制御信号を発信する同期制御信号発信手段を備え、
前記各UPSは、前記同期制御信号を受信し前記同期制御信号の立ち上がりで動作し前記同期制御信号の立下りで不動作となる出力パルスを出す受信用リレ−と、前記受信用リレ−の前記出力パルスを受け前記受信用リレ−の前記出力パルスの立ち上がりでトリガされるワンショット回路と、このワンショット回路の出力を受けて位相同期制御信号を出力する位相同期制御回路と、この位相同期制御回路から前記位相同期制御信号を受けて当該位相同期制御信号に依存した周期で点弧信号を出力する駆動回路と、この駆動回路からの点弧信号により制御された交流電力を出力するインバ−タ回路とを備えているものでもある。
【0048】
従って、前述のように、例えば、元来、前記第1のUPS11による1台での単機運転しか想定してなく、狭隘な場所に前記第1のUPS11を設置していたようなケ−スであり、その後の信頼性向上または負荷の増大により前記第2のUPS12を増設して前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12を並列運転するような場合であって、前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12は何とか同一室内に設置できたが、前記出力切換盤2は、前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12と同一室内には設置スペ−スが無く、やむなく前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12の設置場所とは異なる階の他の室内に設置されている場合や、例えば、前記第1のUPS11、前記第2のUPS12、及び前記出力切換盤2を同一室内に設置した場合であっても、他の電動機等の負荷や機器のレイアウトを変えることなく、前記出力切換盤2を、前記第1のUPS11や前記第2のUPS12から10メ−トル前後或いはそれ以上離れた位置に設置し、前記同期制御信号を送る第1及び第2の電気ケ−ブル41を10メ−トル前後或いはそれ以上長いものとし且つ前記他の電動機等の負荷や機器を避けながら湾曲して敷設した場合に、前記のような電気ケ−ブル41を介して受信側で受信した同期制御信号SS2に前記信号欠陥ssd等の歪みが発生しても、前述のように、出力切換盤によって選択的に単機運転及び並列運転に切り換えられる複数のUPSを備え、前記各UPSの同期制御信号を発生する同期制御信号発生回路が前記出力切換盤に設けられ、前記各UPSへの前記同期制御信号が電機ケーブルを介して前記同期制御信号発生回路から前記各UPSへ伝送される並列UPSシステムであって、前記同期制御信号発生回路は、周期Tのパルス信号である同期制御信号を発信する同期制御信号発信手段を備え、前記各UPSは、前記同期制御信号を受信し前記同期制御信号の立ち上がりで動作し前記同期制御信号の立下りで不動作となる出力パルスを出す受信用リレ−と、前記受信用リレ−の前記出力パルスを受け前記受信用リレ−の前記出力パルスの立ち上がりでトリガされるワンショット回路と、このワンショット回路の出力を受けて位相同期制御信号を出力する位相同期制御回路と、この位相同期制御回路から前記位相同期制御信号を受けて当該位相同期制御信号に依存した周期で点弧信号を出力する駆動回路と、この駆動回路からの点弧信号により制御された交流電力を出力するインバ−タ回路とを備えているので、前記同期制御信号受信側に設けられ前記電気ケ−ブル41を介して受信した前記同期制御信号SS2の前記信号欠陥ssd等の歪みを除去するので、前記第1のUPS11、前記第2のUPS12間の横流の発生を防止できる。また、前述のこの発明の実施の形態1およびこの発明の実施の形態2における第2の同期制御信号発信手段214,第2の電気ケ−ブル42,第2の受信用リレ−102,信号合成回路103,および信号加算回路103を設けなくて済むので、その分、前述のこの発明の実施の形態1およびこの発明の実施の形態2に比べ安価になると共に、部品点数が減ることにより、システムの信頼性が増す。
【0049】
実施の形態4.
以下、この発明の実施の形態4を図4に基づいて説明する。図4(a)は同期制御信号の伝送経路を主体的に示す並列UPSシステムの構成の一例を示す図、図4(b)は図4(a)の各部における同期制御信号の波形の一例を示す図である。なお、図4(a)及び図4(b)において、前述の図1(a),図2(a),図3(a),図1(b),図2(b),図3(b)と同一又は相当する部分には前述の図1(a),図2(a),図3(a),図1(b),図2(b),図3(b)と同一符号を付し、前述の図1(a),図2(a),図3(a),図1(b),図2(b),図3(b)と異なる部分のみを説明する。
【0050】
この発明の実施の形態4も、この発明の実施の形態1〜3において前述した前提条件と同じ前提条件下で実施されるものである。
【0051】
この発明の実施の形態4おいては、前述のこの発明の実施の形態3における第2のUPS12の受信用リレ−101及び同期制御信号加工手段103を設けずに、図3(a)及び図3(b)に示すように、第1のUPS11における同期制御信号加工手段103の出力パルスSS3を、第1のUPS11の位相同期制御回路104及び第2のUPS12の位相同期制御回路104に供給するようにしたものである。
【0052】
前述のこの発明の実施の形態4は、概念的には、共通の同期制御信号SS1が共通の電気ケ−ブル41を介して供給され夫々同期して並列運転される複数のUPS11,12を備えた並列UPSシステムにおいて、前記電気ケ−ブル41に起因して同期制御信号の受信側に生じる歪みssdを除去する同期制御信号加工手段103を前記受信側に設け、前記同期制御信号加工手段103により歪みが除去された同期制御信号SS3を、並列UPSシステムを構成する複数のUPS11,12のインバ−タ105に供給するものである。
【0053】
また、この発明の実施の形態4は、前述のように、出力切換盤によって選択的に単機運転及び並列運転に切り換えられる複数のUPSを備え、前記UPSの同期制御信号を発生する同期制御信号発生回路が前記出力切換盤に設けられ、前記UPSへの前記同期制御信号が電機ケーブルを介して前記同期制御信号発生回路から前記複数のUPSのうちの一のUPSへ伝送される並列UPSシステムであって、
前記同期制御信号発生回路は、周期Tのパルス信号である同期制御信号を発信する同期制御信号発信手段を備え、
前記複数のUPSのうちの一のUPSは、前記同期制御信号を受信し前記同期制御信号の立ち上がりで動作し前記同期制御信号の立下りで不動作となる出力パルスを出す受信用リレ−と、前記受信用リレ−の前記出力パルスを受け前記受信用リレ−の前記出力パルスの立ち上がりでトリガされるワンショット回路とを備え、
前記各UPSは、前記ワンショット回路の出力を受けて位相同期制御信号を出力する位相同期制御回路と、この位相同期制御回路から前記位相同期制御信号を受けて当該位相同期制御信号に依存した周期で点弧信号を出力する駆動回路と、この駆動回路からの点弧信号により制御された交流電力を出力するインバ−タ回路とを備えているものでもある。
【0054】
従って、前述のように、例えば、元来、前記第1のUPS11による1台での単機運転しか想定してなく、狭隘な場所に前記第1のUPS11を設置していたようなケ−スであり、その後の信頼性向上または負荷の増大により前記第2のUPS12を増設して前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12を並列運転するような場合であって、前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12は何とか同一室内に設置できたが、前記出力切換盤2は、前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12と同一室内には設置スペ−スが無く、やむなく前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12の設置場所とは異なる階の他の室内に設置されている場合や、例えば、前記第1のUPS11、前記第2のUPS12、及び前記出力切換盤2を同一室内に設置した場合であっても、他の電動機等の負荷や機器のレイアウトを変えることなく、前記出力切換盤2を、前記第1のUPS11や前記第2のUPS12から10メ−トル前後或いはそれ以上離れた位置に設置し、前記同期制御信号を送る第1及び第2の電気ケ−ブル41を10メ−トル前後或いはそれ以上長いものとし且つ前記他の電動機等の負荷や機器を避けながら湾曲して敷設した場合に、前記のような電気ケ−ブル41を介して受信側で受信した同期制御信号SS2に前記信号欠陥ssd等の歪みが発生しても、前述のように、出力切換盤によって選択的に単機運転及び並列運転に切り換えられる複数のUPSを備え、前記UPSの同期制御信号を発生する同期制御信号発生回路が前記出力切換盤に設けられ、前記UPSへの前記同期制御信号が電機ケーブルを介して前記同期制御信号発生回路から前記複数のUPSのうちの一のUPSへ伝送される並列UPSシステムであって、前記同期制御信号発生回路は、周期Tのパルス信号である同期制御信号を発信する同期制御信号発信手段を備え、前記複数のUPSのうちの一のUPSは、前記同期制御信号を受信し前記同期制御信号の立ち上がりで動作し前記同期制御信号の立下りで不動作となる出力パルスを出す受信用リレ−と、前記受信用リレ−の前記出力パルスを受け前記受信用リレ−の前記出力パルスの立ち上がりでトリガされるワンショット回路とを備え、前記各UPSは、前記ワンショット回路の出力を受けて位相同期制御信号を出力する位相同期制御回路と、この位相同期制御回路から前記位相同期制御信号を受けて当該位相同期制御信号に依存した周期で点弧信号を出力する駆動回路と、この駆動回路からの点弧信号により制御された交流電力を出力するインバ−タ回路とを備えているので、前記歪みを除去できるので、前記第1のUPS11、前記第2のUPS12間の横流の発生を防止できる。また、前述のこの発明の実施の形態3における第2のUPS12の受信用リレ−101および同期制御信号加工手段(ワンショット回路)103を設けなくて済むので、その分、前述のこの発明の実施の形態3に比べ安価になると共に、部品点数が減ることにより、システムの信頼性が増す。
【0055】
実施の形態5.
以下、この発明の実施の形態5を図5に基づいて説明する。図5(a)は同期制御信号の伝送経路を主体的に示す並列UPSシステムの構成の一例を示す図、図5(b)は図5(a)の各部における同期制御信号の波形の一例を示す図である。なお、図5(a)及び図5(b)において、前述の図1(a),図2(a),図3(a),図4(a),図1(b),図2(b),図3(b),図4(b)と同一又は相当する部分には前述の図1(a),図2(a),図3(a),図4(a),図1(b),図2(b),図3(b),図4(b)と同一符号を付し、前述の図1(a),図2(a),図3(a),図4(a),図1(b),図2(b),図3(b),図4(b)と異なる部分のみを説明する。
【0056】
この発明の実施の形態5も、この発明の実施の形態1〜4において前述した前提条件と同じ前提条件下で実施されるものである。
【0057】
この発明の実施の形態5おいては、図5(a)および図5(b)に示すように、出力切換盤2の同期信号発生回路21における電源212を正弦波の交流電源とし、同期制御信号発信手段213から発信される同期制御信号SS11を周期Tの正弦波の交流信号としたものであり、この周期Tの正弦波の交流信号である同期制御信号SS11は、電気ケ−ブル41を介して、第1のUPS11及び第2のUPS12の各受信用リレ−101に送られる。第1のUPS11及び第2のUPS12の各受信用リレ−101は、周期Tの正弦波の交流信号である同期制御信号SS11を受信して、周期Tのパルス信号である出力信号SS21を出し、同期制御信号として位相同期制御回路104に供給する。
【0058】
例えば、元来、前記第1のUPS11による1台での単機運転しか想定してなく、狭隘な場所に前記第1のUPS11を設置していたようなケ−スであり、その後の信頼性向上または負荷の増大により前記第2のUPS12を増設して前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12を並列運転するような場合であって、前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12は何とか同一室内に設置できたが、前記出力切換盤2は、前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12と同一室内には設置スペ−スが無く、やむなく前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12の設置場所とは異なる階の他の室内に設置されている場合や、例えば、前記第1のUPS11、前記第2のUPS12、及び前記出力切換盤2を同一室内に設置した場合であっても、他の電動機等の負荷や機器のレイアウトを変えることなく、前記出力切換盤2を、前記第1のUPS11や前記第2のUPS12から10メ−トル前後或いはそれ以上離れた位置に設置し、前記同期制御信号を送る第1及び第2の電気ケ−ブル41,42を10メ−トル前後或いはそれ以上長いものとし且つ前記他の電動機等の負荷や機器を避けながら湾曲して敷設した場合にも、前述の図5(a),図5(b)に示すこの発明の実施の形態5によれば、前述のこの発明の実施の形態1,実施の形態3,及び実施の形態4の場合のような信号欠陥ssd(図1(b),図3(b),図4(b)のSS21,SS22参照)は発生せず、前記第1及び第2のUPS11,12間に横流が流れることもなかった。
【0059】
前述のこの発明の実施の形態5は、概念的には、共通の同期制御信号SS11が電気ケ−ブル41を介して供給され夫々同期して並列運転される複数のUPS11,12を備えた並列UPSシステムにおいて、正弦波の同期制御信号SS11を発生する同期制御信号発生手段213を同期制御信号発信側に設け、前記電気ケ−ブル41を介して送られてきた正弦波の同期制御信号SS11を受信用リレ−101によりパルス信号の同期制御信号SS21として前記インバ−タ105に供給するものである。
【0060】
また、この発明の実施の形態5は、前述のように、出力切換盤によって選択的に単機運転及び並列運転に切り換えられる複数のUPSを備え、前記UPSの同期制御信号を発生する同期制御信号発生回路が前記出力切換盤に設けられ、前記UPSへの前記同期制御信号が電機ケーブルを介して前記同期制御信号発生回路から前記複数のUPSのうちの一のUPSへ伝送される並列UPSシステムであって、
前記同期制御信号発生回路は、周期Tの正弦波の交流信号の同期制御信号を発信する同期制御信号発信手段を備え、
前記各UPSは、前記同期制御信号を受信し周期Tのパルス信号である同期制御信号を出力する受信用リレ−と、この受信用リレ−から前記周期Tのパルス信号である同期制御信号を受けて当該同期制御信号に依存した周期で点弧信号を出力する駆動回路と、この駆動回路からの点弧信号により制御された交流電力を出力するインバ−タ回路とを備えているものでもある。
【0061】
従って、前述のように、例えば、元来、前記第1のUPS11による1台での単機運転しか想定してなく、狭隘な場所に前記第1のUPS11を設置していたようなケ−スであり、その後の信頼性向上または負荷の増大により前記第2のUPS12を増設して前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12を並列運転するような場合であって、前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12は何とか同一室内に設置できたが、前記出力切換盤2は、前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12と同一室内には設置スペ−スが無く、やむなく前記第1のUPS11及び前記第2のUPS12の設置場所とは異なる階の他の室内に設置されている場合や、例えば、前記第1のUPS11、前記第2のUPS12、及び前記出力切換盤2を同一室内に設置した場合であって、他の電動機等の負荷や機器のレイアウトを変えることなく、前記出力切換盤2を、前記第1のUPS11や前記第2のUPS12から10メ−トル前後或いはそれ以上離れた位置に設置し、前記同期制御信号を送る第1及び第2の電気ケ−ブル41を10メ−トル前後或いはそれ以上長いものとし且つ前記他の電動機等の負荷や機器を避けながら湾曲して敷設した場合であっても、前述のように、出力切換盤によって選択的に単機運転及び並列運転に切り換えられる複数のUPSを備え、前記UPSの同期制御信号を発生する同期制御信号発生回路が前記出力切換盤に設けられ、前記UPSへの前記同期制御信号が電機ケーブルを介して前記同期制御信号発生回路から前記複数のUPSのうちの一のUPSへ伝送される並列UPSシステムであって、前記同期制御信号発生回路は、周期Tの正弦波の交流信号の同期制御信号を発信する同期制御信号発信手段を備え、前記各UPSは、前記同期制御信号を受信し周期Tのパルス信号である同期制御信号を出力する受信用リレ−と、この受信用リレ−から前記周期Tのパルス信号である同期制御信号を受けて当該同期制御信号に依存した周期で点弧信号を出力する駆動回路と、この駆動回路からの点弧信号により制御された交流電力を出力するインバ−タ回路とを備えているので、前記電気ケ−ブル41を介して受信した前記第1の同期制御信号SS21には、前述のこの発明の実施の形態1,実施の形態3,及び実施の形態4の場合のような信号欠陥ssd等の歪みが発生せず、前記第1及び第2のUPS11,12間の横流の発生を防止できる。また、前述のこの発明の実施の形態1およびこの発明の実施の形態2における第2の同期制御信号発信手段214,第2の電気ケ−ブル42,第2の受信用リレ−102,信号合成回路103,および信号加算回路103を設けなくて済み、また、この発明の実施の形態3における同期制御信号加工手段103を設けなくて済むので、その分、前述のこの発明の実施の形態1、実施の形態2、及び実施の形態3に比べ安価になると共に、部品点数が減ることにより、システムの信頼性が増す。
【0062】
【発明の効果】
請求項1に記載の並列UPSシステムの発明は、出力切換盤によって選択的に単機運転及び並列運転に切り換えられる複数のUPSを備え、前記各UPSの同期制御信号を発生する同期制御信号発生回路が前記出力切換盤に設けられ、前記各UPSへの前記同期制御信号が電機ケーブルを介して前記同期制御信号発生回路から前記各UPSへ伝送される並列UPSシステムであって、前記同期制御信号発生回路は、周期Tのパルス信号である第1の同期制御信号を発信する第1の同期制御信号発信手段と、周期Tのパルス信号であり前記第1の同期制御信号とは逆極性の第2の同期制御信号を発信する第2の同期制御信号発信手段とを備え、前記各UPSは、前記第1の同期制御信号を受信し前記第1の同期制御信号の立ち上がりで動作し前記第1の同期制御信号の立下りで不動作となる動動作出力を出す第1の受信用リレ−と、前記第2の同期制御信号を受信し前記第2の同期制御信号の立ち上がりで動作し前記第2の同期制御信号の立下りで不動作となり第1の受信用リレ−と逆極性の動作出力を出す第2の受信用リレ−と、前記第1の受信用リレ−および前記第2の受信用リレ−の各動作出力を合成し前記第1の同期制御信号と同位相同周期のパルス信号を出力する信号合成手段と、この信号合成手段の出力を受けて位相同期制御信号を出力する位相同期制御回路と、この位相同期制御回路から前記位相同期制御信号を受けて当該位相同期制御信号に依存した周期で点弧信号を出力する駆動回路と、この駆動回路からの点弧信号により制御された交流電力を出力するインバ−タ回路とを備えているので、前述のように、複数のUPSやそれらの出力切換盤の設置場所の関係で前記電気ケ−ブルがどうしても長くなりしかも湾曲して敷設しなければならないような場合に、前記のような電気ケ−ブルを介して受信側で受信した同期制御信号SS21,SS22に前記信号欠陥ssd等の歪みが発生しても、当該歪を除去でき、前記第1及び第2のUPS間の横流の発生を防止できる効果がある。
【0063】
また、請求項2に記載の並列UPSシステムの発明は、出力切換盤によって選択的に単機運転及び並列運転に切り換えられる複数のUPSを備え、前記各UPSの同期制御信号を発生する同期制御信号発生回路が前記出力切換盤に設けられ、前記各UPSへの前記同期制御信号が電機ケーブルを介して前記同期制御信号発生回路から前記各UPSへ伝送される並列UPSシステムであって、前記同期制御信号発生回路は、周期2Tのパルス信号である第1の同期制御信号を発信する第1の同期制御信号発信手段と、周期2Tのパルス信号であり前記第1の同期制御信号と周期Tだけずれた第2の同期制御信号を発信する第2の同期制御信号発信手段とを備え、前記各UPSは、前記第1の同期制御信号を受信し前記第1の同期制御信号の立ち上がりで動作し前記第1の同期制御信号の立下りで不動作となる動作出力を出す第1の受信用リレ−と、前記第2の同期制御信号を受信し前記第2の同期制御信号の立ち上がりで動作し前記第2の同期制御信号の立下りで不動作となり第1の受信用リレ−と逆極性の動作出力を出す第2の受信用リレ−と、前記第1の受信用リレ−および前記第2の受信用リレ−の各動作出力を加算し周期Tのパルス信号を出力する信号加算手段と、この信号加算手段の出力を受けて位相同期制御信号を出力する位相同期制御回路と、この位相同期制御回路から前記位相同期制御信号を受けて当該位相同期制御信号に依存した周期で点弧信号を出力する駆動回路と、この駆動回路からの点弧信号により制御された交流電力を出力するインバ−タ回路とを備えているので、前述のように、複数のUPSやそれらの出力切換盤の設置場所の関係で前記電気ケ−ブルがどうしても長くなりしかも湾曲して敷設しなければならないような場合に、前記のような電気ケ−ブルを介して受信側で受信した同期制御信号SS21,SS22に前記信号欠陥ssd等の歪みが発生しても、当該歪を除去でき、前記第1及び第2のUPS間の横流の発生を防止できる効果がある。
【0064】
また、請求項3に記載の並列UPSシステムの発明は、出力切換盤によって選択的に単機運転及び並列運転に切り換えられる複数のUPSを備え、前記各UPSの同期制御信号を発生する同期制御信号発生回路が前記出力切換盤に設けられ、前記各UPSへの前記同期制御信号が電機ケーブルを介して前記同期制御信号発生回路から前記各UPSへ伝送される並列UPSシステムであって、前記同期制御信号発生回路は、周期Tのパルス信号である同期制御信号を発信する同期制御信号発信手段を備え、前記各UPSは、前記同期制御信号を受信し前記同期制御信号の立ち上がりで動作し前記同期制御信号の立下りで不動作となる出力パルスを出す受信用リレ−と、前記受信用リレ−の前記出力パルスを受け前記受信用リレ−の前記出力パルスの立ち上がりでトリガされるワンショット回路と、このワンショット回路の出力を受けて位相同期制御信号を出力する位相同期制御回路と、この位相同期制御回路から前記位相同期制御信号を受けて当該位相同期制御信号に依存した周期で点弧信号を出力する駆動回路と、この駆動回路からの点弧信号により制御された交流電力を出力するインバ−タ回路とを備えているので、前述のように、複数のUPSやそれらの出力切換盤の設置場所の関係で前記電気ケ−ブルがどうしても長くなりしかも湾曲して敷設しなければならないような場合に、前記のような電気ケ−ブルを介して受信側で受信した同期制御信号SS21,SS22に前記信号欠陥ssd等の歪みが発生しても、当該歪を除去でき、前記第1及び第2のUPS間の横流の発生を防止できる効果がある。また、前述の請求項1に記載の発明および請求項2に記載の発明における第2の同期制御信号発信手段、第2の電気ケ−ブル、第2の受信用リレ−、信号合成手段、および信号加算手段を設けなくて済むので、その分、安価になると共に、部品点数が減ることにより、システムの信頼性が増す効果もある。
【0065】
また、請求項4に記載の並列UPSシステムの発明は、出力切換盤によって選択的に単機運転及び並列運転に切り換えられる複数のUPSを備え、前記UPSの同期制御信号を発生する同期制御信号発生回路が前記出力切換盤に設けられ、前記UPSへの前記同期制御信号が電機ケーブルを介して前記同期制御信号発生回路から前記複数のUPSのうちの一のUPSへ伝送される並列UPSシステムであって、前記同期制御信号発生回路は、周期Tのパルス信号である同期制御信号を発信する同期制御信号発信手段を備え、前記複数のUPSのうちの一のUPSは、前記同期制御信号を受信し前記同期制御信号の立ち上がりで動作し前記同期制御信号の立下りで不動作となる出力パルスを出す受信用リレ−と、前記受信用リレ−の前記出力パルスを受け前記受信用リレ−の前記出力パルスの立ち上がりでトリガされるワンショット回路とを備え、前記各UPSは、前記ワンショット回路の出力を受けて位相同期制御信号を出力する位相同期制御回路と、この位相同期制御回路から前記位相同期制御信号を受けて当該位相同期制御信号に依存した周期で点弧信号を出力する駆動回路と、この駆動回路からの点弧信号により制御された交流電力を出力するインバ−タ回路とを備えているので、前述のように、複数のUPSやそれらの出力切換盤の設置場所の関係で前記電気ケ−ブルがどうしても長くなりしかも湾曲して敷設しなければならないような場合に、前記のような電気ケ−ブルを介して受信側で受信した同期制御信号SS21,SS22に前記信号欠陥ssd等の歪みが発生しても、当該歪を除去でき、前記第1及び第2のUPS間の横流の発生を防止できる効果がある。また、請求項3に記載の発明における第2のUPSの受信用リレ−および同期制御信号加工手段(ワンショット回路)を設けなくて済むので、その分、安価になると共に、部品点数が減ることにより、システムの信頼性が増す効果もある。
【0066】
また、請求項5に記載の並列UPSシステムの発明は、出力切換盤によって選択的に単機運転及び並列運転に切り換えられる複数のUPSを備え、前記UPSの同期制御信号を発生する同期制御信号発生回路が前記出力切換盤に設けられ、前記UPSへの前記同期制御信号が電機ケーブルを介して前記同期制御信号発生回路から前記複数のUPSのうちの一のUPSへ伝送される並列UPSシステムであって、前記同期制御信号発生回路は、周期Tの正弦波の交流信号の同期制御信号を発信する同期制御信号発信手段を備え、前記各UPSは、前記同期制御信号を受信し周期Tのパルス信号である同期制御信号を出力する受信用リレ−と、この受信用リレ−から前記周期Tのパルス信号である同期制御信号を受けて当該同期制御信号に依存した周期で点弧信号を出力する駆動回路と、この駆動回路からの点弧信号により制御された交流電力を出力するインバ−タ回路とを備えているので、前述のように、複数のUPSやそれらの出力切換盤の設置場所の関係で前記電気ケ−ブルがどうしても長くなりしかも湾曲して敷設しなければならないような場合であっても、前記第1及び第2のUPS間の横流の発生を防止できる効果があり、また、第2の受信用リレ−や信号加算手段等を設けなくてもよいので、安価になると共に、部品点数が減ることにより、システムの信頼性が増す効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す図で、(a)は同期制御信号の伝送経路を主体的に示す並列UPSシステムの構成の一例を示す図、(b)は図1(a)の各部における同期制御信号の波形の一例を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態2を示す図で、(a)は同期制御信号の伝送経路を主体的に示す並列UPSシステムの構成の一例を示す図、(b)は図2(a)の各部における同期制御信号の波形の一例を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態3を示す図で、(a)は同期制御信号の伝送経路を主体的に示す並列UPSシステムの構成の一例を示す図、(b)は図3(a)の各部における同期制御信号の波形の一例を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態4を示す図で、(a)は同期制御信号の伝送経路を主体的に示す並列UPSシステムの構成の一例を示す図、(b)は図4(a)の各部における同期制御信号の波形の一例を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態5を示す図で、(a)は同期制御信号の伝送経路を主体的に示す並列UPSシステムの構成の一例を示す図、(b)は図5(a)の各部における同期制御信号の波形の一例を示す図である。
【符号の説明】
2 出力切換盤、
5 歪除去システム、
11 第1のUPS、 12 第2のUPS、
21 同期制御信号発生回路、
41 第1の電気ケ−ブル、 42 第2の電気ケ−ブル、
103 信号合成手段,信号加算手段,同期制御信号加工手段、
105 インバ−タ、
213 第1の同期制御信号発生手段、
214 第2の同期制御信号発生手段、
SS11 第1の同期制御信号、 SS12 第2の同期制御信号、
SS3 第3の同期制御信号。
Claims (5)
- 出力切換盤によって選択的に単機運転及び並列運転に切り換えられる複数のUPSを備え、前記各UPSの同期制御信号を発生する同期制御信号発生回路が前記出力切換盤に設けられ、前記各UPSへの前記同期制御信号が電機ケーブルを介して前記同期制御信号発生回路から前記各UPSへ伝送される並列UPSシステムであって、
前記同期制御信号発生回路は、周期Tのパルス信号である第1の同期制御信号を発信する第1の同期制御信号発信手段と、周期Tのパルス信号であり前記第1の同期制御信号とは逆極性の第2の同期制御信号を発信する第2の同期制御信号発信手段とを備え、
前記各UPSは、前記第1の同期制御信号を受信し前記第1の同期制御信号の立ち上がりで動作し前記第1の同期制御信号の立下りで不動作となる動作出力を出す第1の受信用リレ−と、前記第2の同期制御信号を受信し前記第2の同期制御信号の立ち上がりで動作し前記第2の同期制御信号の立下りで不動作となり第1の受信用リレ−と逆極性の動作出力を出す第2の受信用リレ−と、前記第1の受信用リレ−および前記第2の受信用リレ−の各動作出力を合成し前記第1の同期制御信号と同位相同周期のパルス信号を出力する信号合成手段と、この信号合成手段の出力を受けて位相同期制御信号を出力する位相同期制御回路と、この位相同期制御回路から前記位相同期制御信号を受けて当該位相同期制御信号に依存した周期で点弧信号を出力する駆動回路と、この駆動回路からの点弧信号により制御された交流電力を出力するインバ−タ回路とを備えている
並列UPSシステム。 - 出力切換盤によって選択的に単機運転及び並列運転に切り換えられる複数のUPSを備え、前記各UPSの同期制御信号を発生する同期制御信号発生回路が前記出力切換盤に設けられ、前記各UPSへの前記同期制御信号が電機ケーブルを介して前記同期制御信号発生回路から前記各UPSへ伝送される並列UPSシステムであって、
前記同期制御信号発生回路は、周期2Tのパルス信号である第1の同期制御信号を発信する第1の同期制御信号発信手段と、周期2Tのパルス信号であり前記第1の同期制御信号と周期Tだけずれた第2の同期制御信号を発信する第2の同期制御信号発信手段とを備え、
前記各UPSは、前記第1の同期制御信号を受信し前記第1の同期制御信号の立ち上がりで動作し前記第1の同期制御信号の立下りで不動作となる動作出力を出す第1の受信用リレ−と、前記第2の同期制御信号を受信し前記第2の同期制御信号の立ち上がりで動作し前記第2の同期制御信号の立下りで不動作となり第1の受信用リレ−と逆極性の動作出力を出す第2の受信用リレ−と、前記第1の受信用リレ−および前記第2の受信用リレ−の各動作出力を加算し周期Tのパルス信号を出力する信号加算手段と、この信号加算手段の出力を受けて位相同期制御信号を出力する位相同期制御回路と、この位相同期制御回路から前記位相同期制御信号を受けて当該位相同期制御信号に依存した周期で点弧信号を出力する駆動回路と、この駆動回路からの点弧信号により制御された交流電力を出力するインバ−タ回路とを備えている
並列UPSシステム。 - 出力切換盤によって選択的に単機運転及び並列運転に切り換えられる複数のUPSを備え、前記各UPSの同期制御信号を発生する同期制御信号発生回路が前記出力切換盤に設けられ、前記各UPSへの前記同期制御信号が電機ケーブルを介して前記同期制御信号発生回路から前記各UPSへ伝送される並列UPSシステムであって、
前記同期制御信号発生回路は、周期Tのパルス信号である同期制御信号を発信する同期制御信号発信手段を備え、
前記各UPSは、前記同期制御信号を受信し前記同期制御信号の立ち上がりで動作し前記同期制御信号の立下りで不動作となる出力パルスを出す受信用リレ−と、前記受信用リレ−の前記出力パルスを受け前記受信用リレ−の前記出力パルスの立ち上がりでトリガされるワンショット回路と、このワンショット回路の出力を受けて位相同期制御信号を出力する位相同期制御回路と、この位相同期制御回路から前記位相同期制御信号を受けて当該位相同期制御信号に依存した周期で点弧信号を出力する駆動回路と、この駆動回路からの点弧信号により制御された交流電力を出力するインバ−タ回路とを備えている
並列UPSシステム。 - 出力切換盤によって選択的に単機運転及び並列運転に切り換えられる複数のUPSを備え、前記UPSの同期制御信号を発生する同期制御信号発生回路が前記出力切換盤に設けられ、前記UPSへの前記同期制御信号が電機ケーブルを介して前記同期制御信号発生回路から前記複数のUPSのうちの一のUPSへ伝送される並列UPSシステムであって、
前記同期制御信号発生回路は、周期Tのパルス信号である同期制御信号を発信する同期制御信号発信手段を備え、
前記複数のUPSのうちの一のUPSは、前記同期制御信号を受信し前記同期制御信号の立ち上がりで動作し前記同期制御信号の立下りで不動作となる出力パルスを出す受信用リレ−と、前記受信用リレ−の前記出力パルスを受け前記受信用リレ−の前記出力パルスの立ち上がりでトリガされるワンショット回路とを備え、
前記各UPSは、前記ワンショット回路の出力を受けて位相同期制御信号を出力する位相同期制御回路と、この位相同期制御回路から前記位相同期制御信号を受けて当該位相同期制御信号に依存した周期で点弧信号を出力する駆動回路と、この駆動回路からの点弧信号により制御された交流電力を出力するインバ−タ回路とを備えている
並列UPSシステム。 - 出力切換盤によって選択的に単機運転及び並列運転に切り換えられる複数のUPSを備え、前記UPSの同期制御信号を発生する同期制御信号発生回路が前記出力切換盤に設けられ、前記UPSへの前記同期制御信号が電機ケーブルを介して前記同期制御信号発生回路から前記複数のUPSのうちの一のUPSへ伝送される並列UPSシステムであって、
前記同期制御信号発生回路は、周期Tの正弦波の交流信号の同期制御信号を発信する同期制御信号発信手段を備え、
前記各UPSは、前記同期制御信号を受信し周期Tのパルス信号である同期制御信号を出力する受信用リレ−と、この受信用リレ−から前記周期Tのパルス信号である同期制御信号を受けて当該同期制御信号に依存した周期で点弧信号を出力する駆動回路と、この駆動回路からの点弧信号により制御された交流電力を出力するインバ−タ回路とを備えている
並列UPSシステム。
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