JP4435452B2 - 信号処理装置、信号処理方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

信号処理装置、信号処理方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マルチチャンネルのデジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号に変換して出力する信号処理装置、信号処理方法、信号処理を実行するためのプログラムおよびそのプログラムを記録する記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
マルチチャンネルのデジタルオーディオ信号をアナログ信号に変換して出力する従来の信号処理装置300について、図9、図10および図11を参照しながら説明する。信号処理装置300は、例えばDVD−Videoプレーヤに搭載される。DVD−Videoでは最大5.1チャンネルまでのマルチチャンネルオーディオ信号が再生されるようサポートされている。5.1チャンネルの内訳は、図10に示すスピーカの配置図のように、前方左(L:Left)、前方中央(C:Center)、前方右(R:Right)、周囲左(SL:Leftsurround)、周囲右(SR:Right surround)の5つのチャンネルと、低域チャンネル(LFE:Low Frequency Effect)の1チャンネルである。
【0003】
DVD−Videoでは、5.1チャンネルのオーディオビットストリーム信号40が図9に示す信号処理装置300に入力される。まずデコーダ6はオーディオビットストリーム信号40を入力し、最初にオーディオビットストリーム信号40をデジタルオーディオ信号(リニアPCM)にデコードする。次に、デジタルオーディオ信号を第1チャンネル、第2チャンネル、・・・、第n(n≧2)チャンネルのデジタルオーディオ信号31、32、・・・、3nおよび低域チャンネルのデジタルオーディオ信号30にそれぞれ分離する。なお、5.1チャンネルの場合はn=5である。ダウンミックス信号処理手段3はこれらの分離されたデジタルオーディオ信号30、31、32、・・・、3nを入力し、ダウンミックス処理を行う。
【0004】
ダウンミックス処理としては様々な処理が可能である。チャンネル数が5.1チャンネルの場合、ダウンミックス信号処理手段3は、例えば図11に示すダウンミックス処理を行う。ダウンミックス信号処理手段3は、L、R、C、SL、SRおよびLFEチャンネルの5.1チャンネルを、L、RおよびLFEの2.1チャンネルにダウンミックスする。ダウンミックス信号処理手段3は、乗算器8a、8b、8c、8d、8eおよび8fと、加算器9aおよび9bとを備える。乗算器8a、8b、8c、8d、8eおよび8fの乗算係数は、夫々m1、m2、m3、m4、m5およびm6である。乗算器8aはSLチャンネルのデジタルオーディオ信号51に乗算係数m1を乗算する。乗算器8bはLチャンネルのデジタルオーディオ信号52に乗算係数m2を乗算する。乗算器8cはCチャンネルのデジタルオーディオ信号53に乗算係数m3を乗算する。乗算器8dはRチャンネルのデジタルオーディオ信号54に乗算係数m4を乗算する。乗算器8eはSRチャンネルのデジタルオーディオ信号55に乗算係数m5を乗算する。乗算器8fはLFEチャンネルのデジタルオーディオ信号50に乗算係数m6を乗算する。なお、LFE、SL、L、C、RおよびSRチャンネルのデジタルオーディオ信号50、51、52、53、54および55は、図9に示すデジタルオーディオ信号30、31、32、・・・、3nに対応する。
【0005】
加算器9aは乗算器8a、8bおよび8cの出力信号を加算し、Lチャンネルのデジタルオーディオ信号56を出力する。また加算器9bは乗算器8c、8dおよび8eの出力信号を加算し、Rチャンネルのデジタルオーディオ信号57を出力する。乗算器8fはLFEチャンネルのデジタルオーディオ信号58を出力する。
【0006】
乗算係数の一般的な比率として例えば、m1:m2:m3:m4:m5:m6=0.7:1.0:0.7:1.0:0.7:1.0なとが考えられる。これは入力信号やシステムの特性によって変更可能である。ダウンミックス処理を想定して、ダウンミックス信号処理手段3への入力信号がオーバーフロー対策としてオーバーフローが生じないように予めレベル調整されている場合は、乗算係数m1〜m6は上記比の値となり得る。しかし、ダウンミックス処理を行うことにより、オーバーフローが生じる可能性がある場合、オーバーフロー生じないように予め乗算係数m1〜m6を正規化する必要がある。LFE、SL、L、C、RおよびSRチャンネルのデジタルオーディオ信号50、51、52、53、54および55にオーバーフロー対策が施されていない場合は、乗算係数m1〜m6全てをさらに1/(2.4)に正規化する必要がある。
【0007】
このようにダウンミックス処理されたL、RおよびLFEチャンネル(すなわち2.1チャンネル)のデジタルオーディオ信号56、57および58は、図9に示すD/A変換器63、64および65に与えられる。D/A変換器63はLチャンネルのデジタルオーディオ信号56をLチャンネルのアナログオーディオ信号56’に変換して出力する。D/A変換器64はRチャンネルのデジタルオーディオ信号57をRチャンネルのアナログオーディオ信号57’に変換して出力する。またD/A変換器65はLFEチャンネルのデジタルオーディオ信号58をLFEチャンネルのアナログオーディオ信号58’に変換して出力する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
D/A変換器は夫々のチャンネルに必要であるため、図9の信号処理装置300では、3つのD/A変換器63、64および65が必要となる。これに対して、通常は2つのD/A変換器が1つのLSIに実装されて製品化されている場合が多い。このようなLSIを信号処理装置300に搭載した場合、使用されないD/A変換器が1つ存在してしまう。また、DVDプレーヤでは音質を重視するため、高価なD/A変換器を搭載する場合が多くなっている。
【0009】
さらに、ユーザがDVDプレーヤを用いて映像および音声を再生するとき、スピーカユニットがサラウンド用でない場合が多い。LFEチャンネルが使用されないことも多い。また、携帯用のDVDプレーヤの場合、音声出力用にヘッドホーンスピーカが用いられることが多く、この場合もLFEチャンネルは使用されない。更にDVDプレーヤの出力は、一般のテレビジョン受像機で再生されることが多く、この場合もLチャンネルおよびRチャンネルのスピーカユニットは設けられてはいるものの、サラウンド用のスピーカユニットは設けられておらず、LFEチャンネルも使用されない。
【0010】
このように、低域チャンネルは実質的に殆ど使用されていないにも係わらず、従来の信号処理装置には、デジタル信号をアナログ信号に変換するために、各チャネルに個別のD/A変換器が設けられていた。例えば、2.1チャンネル出力の場合、D/A変換器が3回路必要となり、製品が高価になるという問題があった。
【0011】
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであり、マルチチャンネルのデジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号に変換するとき、チャンネル毎に要していたD/A変換器の総数を削減し、安価な回路構成でマルチチャンネルのオーディオ信号を再生でき、また、低域周波数のアナログオーディオ信号を何れのチャンネルから出力するかを振り分けることのできる信号処理装置および信号処理方法を提供することを目的とする。さらに、このような信号処理を実行するためのプログラムおよびそのプログラムを記録する記録媒体を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明の信号処理装置は、低域周波数成分を含む低域チャンネルの情報および全ての周波数成分を含み音源位置の異なる第1〜第n(n≧2)チャンネルの情報を含むストリーム信号をデコードすることにより、前記低域チャンネルのデジタルオーディオ信号および前記第1〜第nチャンネルのデジタルオーディオ信号を生成するデコーダと、前記第1〜第nチャンネルの前記デジタルオーディオ信号をLチャンネルのデジタルオーディオ信号とRチャンネルのデジタルオーディオ信号とに変換するダウンミックス信号処理部と、前記低域チャンネルの前記デジタルオーディオ信号と前記Lチャンネルの前記デジタルオーディオ信号とを加算することにより第1加算信号を生成する第1加算部と、前記低域チャンネルの前記デジタルオーディオ信号と前記Rチャンネルの前記デジタルオーディオ信号とを加算することにより第2加算信号を生成する第2加算部と、前記第1加算信号を第1アナログオーディオ信号に変換する第1D/A変換部と、前記第2加算信号を第2アナログオーディオ信号に変換する第2D/A変換部と、前記第1アナログオーディオ信号と前記第2アナログオーディオ信号とを加算することにより第3アナログオーディオ信号を生成する第3加算部と、前記第3アナログオーディオ信号に低域通過の処理を行うことにより、全チャンネルの低域周波数成分を含む第4アナログオーディオ信号を生成し、外部へ出力する第1信号処理部と、前記第1アナログオーディオ信号に高域通過の処理を行うことにより、前記Lチャンネルの第5アナログオーディオ信号を生成し、外部へ出力する第2信号処理部と、前記第2アナログオーディオ信号に高域通過の処理を行うことにより、前記Rチャンネルの第6アナログオーディオ信号を生成し、外部へ出力する第3信号処理部とを備え、そのことにより上記目的が達成される。
【0020】
記低域チャンネルの上記デジタルオーディオ信号の振幅を制御する乗算部をさらに備えてもよい。
【0021】
上記ダウンミックス信号処理部で生成された上記Lチャンネルの上記デジタルオーディオ信号の振幅を制御する乗算部をさらに備えてもよい。
【0022】
上記ダウンミックス信号処理部で生成された上記Rチャンネルの上記デジタルオーディオ信号の振幅を制御する乗算部をさらに備えてもよい。
【0028】
nが5であり、上記ストリーム信号は5.1チャンネルの情報を含んでもよい。
【0030】
本発明の信号処理方法は、低域周波数成分を含む低域チャンネルの情報および全ての周波数成分を含み音源位置の異なる第1〜第n(n≧2)チャンネルの情報を含むストリーム信号をデコードすることにより、前記低域チャンネルのデジタルオーディオ信号および前記第1〜第nチャンネルのデジタルオーディオ信号を生成するステップと、前記第1〜第nチャンネルの前記デジタルオーディオ信号をLチャンネルのデジタルオーディオ信号とRチャンネルのデジタルオーディオ信号とにダウンミックスするステップと、前記低域チャンネルの前記デジタルオーディオ信号と前記Lチャンネルの前記デジタルオーディオ信号とを加算することにより第1加算信号を生成する第1加算ステップと、前記低域チャンネルの前記デジタルオーディオ信号と前記Rチャンネルの前記デジタルオーディオ信号とを加算することにより第2加算信号を生成する第2加算ステップと、前記第1加算信号を第1アナログオーディオ信号に変換する第1D/A変換ステップと、前記第2加算信号を第2アナログオーディオ信号に変換する第2D/A変換ステップと、前記第1アナログオーディオ信号と前記第2アナログオーディオ信号とを加算することにより第3アナログオーディオ信号を生成する第3加算ステップと、前記第3アナログオーディオ信号に低域通過の処理を行うことにより、全チャンネルの低域周波数成分を含む第4アナログオーディオ信号を生成し、外部へ出力するステップと、前記第1アナログオーディオ信号に高域通過の処理を行うことにより、前記Lチャンネルの第5アナログオーディオ信号を生成し、外部へ出力するステップと、前記第2アナログオーディオ信号に高域通過の処理を行うことにより、前記Rチャンネルの第6アナログオーディオ信号を生成し、外部へ出力するステップとを包含し、そのことにより上記目的が達成される。
【0032】
本発明のプログラムは、デジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号に変換する信号処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記信号処理は、低域周波数成分を含む低域チャンネルの情報および全ての周波数成分を含み音源位置の異なる第1〜第n(n≧2)チャンネルの情報を含むストリーム信号をデコードすることにより、前記低域チャンネルのデジタルオーディオ信号および前記第1〜第nチャンネルのデジタルオーディオ信号を生成するステップと、前記第1〜第nチャンネルの前記デジタルオーディオ信号をLチャンネルのデジタルオーディオ信号とRチャンネルのデジタルオーディオ信号とにダウンミックスするステップと、前記低域チャンネルの前記デジタルオーディオ信号と前記Lチャンネルの前記デジタルオーディオ信号とを加算することにより第1加算信号を生成する第1加算ステップと、前記低域チャンネルの前記デジタルオーディオ信号と前記Rチャンネルの前記デジタルオーディオ信号とを加算することにより第2加算信号を生成する第2加算ステップと、前記第1加算信号を第1アナログオーディオ信号に変換する第1D/A変換ステップと、前記第2加算信号を第2アナログオーディオ信号に変換する第2D/A変換ステップと、前記第1アナログオーディオ信号と前記第2アナログオーディオ信号とを加算することにより第3アナログオーディオ信号を生成する第3加算ステップと、前記第3アナログオーディオ信号に低域通過の処理を行うことにより、全チャンネルの低域周波数成分を含む第4アナログオーディオ信号を生成し、外部へ出力するステップと、前記第1アナログオーディオ信号に高域通過の処理を行うことにより、前記Lチャンネルの第5アナログオーディオ信号を生成し、外部へ出力するステップと、前記第2アナログオーディオ信号に高域通過の処理を行うことにより、前記Rチャンネルの第6アナログオーディオ信号を生成し、外部へ出力するステップとを包含し、そのことにより上記目的が達成される。
【0034】
本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、デジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号に変換する信号処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記信号処理は、低域周波数成分を含む低域チャンネルの情報および全ての周波数成分を含み音源位置の異なる第1〜第n(n≧2)チャンネルの情報を含むストリーム信号をデコードすることにより、前記低域チャンネルのデジタルオーディオ信号および前記第1〜第nチャンネルのデジタルオーディオ信号を生成するステップと、前記第1〜第nチャンネルの前記デジタルオーディオ信号をLチャンネルのデジタルオーディオ信号とRチャンネルのデジタルオーディオ信号とにダウンミックスするステップと、前記低域チャンネルの前記デジタルオーディオ信号と前記Lチャンネルの前記デジタルオーディオ信号とを加算することにより第1加算信号を生成する第1加算ステップと、前記低域チャンネルの前記デジタルオーディオ信号と前記Rチャンネルの前記デジタルオーディオ信号とを加算することにより第2加算信号を生成する第2加算ステップと、前記第1加算信号を第1アナログオーディオ信号に変換する第1D/A変換ステップと、前記第2加算信号を第2アナログオーディオ信号に変換する第2D/A変換ステップと、前記第1アナログオーディオ信号と前記第2アナログオーディオ信号とを加算することにより第3アナログオーディオ信号を生成する第3加算ステップと、前記第3アナログオーディオ信号に低域通過の処理を行うことにより、全チャンネルの低域周波数成分を含む第4アナログオーディオ信号を生成し、外部へ出力するステップと、前記第1アナログオーディオ信号に高域通過の処理を行うことにより、前記Lチャンネルの第5アナログオーディオ信号を生成し、外部へ出力するステップと、前記第2アナログオーディオ信号に高域通過の処理を行うことにより、前記Rチャンネルの第6アナログオーディオ信号を生成し、外部へ出力するステップとを包含し、そのことにより上記目的が達成される。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。本明細書中において同一の要素には同一の参照符号を付している。
【0036】
(実施の形態1)
図1Aは本発明の実施の形態1における信号処理装置100を示す図である。信号処理装置100は、第1の信号処理手段1と、第2の信号処理手段2と、D/A変換器41、42、・・・、4nと、乗算器5aおよび5bと、デコーダ6と、加算器7とを備える。
【0037】
図1Aに示す信号処理装置100の動作を図1Bに示すフローチャートを参照して説明する。
【0038】
デコーダ6は、外部からオーディオビットストリーム信号40を入力する。オーディオビットストリーム信号40は、低域周波数成分を含む低域チャンネルの情報と、全ての周波数成分を含み互いに音源位置の異なる第1〜第n(n≧2)チャンネルの情報とを含む。デコーダ6は、オーディオビットストリーム信号40をデジタルオーディオ信号(リニアPCM)にデコードし、第1チャンネル、第2チャンネル、・・・、第nチャンネルのデジタルオーディオ信号31、32、・・・、3nおよび低域チャンネルのデジタルオーディオ信号30にそれぞれ分離して出力する(S101)。本発明の実施の形態の説明においては、参照符号3nは33〜39の任意の参照符号を示す。但し、本発明においてはチャンネル数は2以上の任意の数である。
【0039】
乗算器5aは低域チャンネルのデジタルオーディオ信号30を乗算係数M1で乗算し、デジタルオーディオ信号30’を出力する。乗算器5bは特定チャンネルである第2チャンネルのデジタルオーディオ信号32を乗算係数M2で乗算し、デジタルオーディオ信号32’ を出力する。
【0040】
加算器7はデジタルオーディオ信号30’とデジタルオーディオ信号32’とを加算し、加算信号としてデジタルオーディオ信号70を出力する(S102)。
【0041】
D/A変換器42は、デジタルオーディオ信号70をアナログオーディオ信号70’に変換する。D/A変換器41、・・・、4n(但し、D/A変換器42を除く)は、第1チャンネル〜第nチャンネルのデジタルオーディオ信号31、・・・、3n(但し、第2チャンネルのデジタルオーディオ信号32を除く)を、(n−1)種類のアナログオーディオ信号31’、・・・、3n’(但し32’を除く)に変換する(S103)。
【0042】
第1の信号処理手段1は低域通過フィルタ(LPF)を備え、アナログオーディオ信号70’に 低域通過処理を行って低域周波数成分を抽出し、低域チャンネルのアナログオーディオ信号30”を出力する(S104)。第2の信号処理手段2は、高域通過フィルタ(HPF)を備え、アナログオーディオ信号70’に高域通過処理を行って第2チャンネルのアナログオーディオ信号32”を抽出して出力する(S105)。
【0043】
信号処理装置100の動作についてさらに詳しく説明する。
【0044】
オーディオビットストリーム信号40は、低域周波数成分を再生するための低域チャンネルの情報と全ての周波数成分を再生するための通常チャンネルの情報とを含むマルチチャンネルの情報を含む。チャンネル数が5.1チャンネルの場合、通常チャンネルの数は5チャンネルである。低域チャンネルの情報は、周波数成分として主に低域周波数成分を含むが、実質的に低域周波数成分のみを含んでもよい。低域周波数成分の周波数帯域は符号化方式毎に決められており、例えば、Dolby Digital方式では120Hz以下、DTS(Digital Theater Systems)方式では240Hz以下である。第1〜第nチャンネルの情報は、符号化方式毎に決められた再生周波数範囲の全ての周波数成分を含む。第1〜第nチャンネルの情報は、低域周波数成分の周波数帯域以上の周波数成分を少なくとも含む。
【0045】
本実施の形態では、第1〜第nチャンネルが通常チャンネルである。本実施の形態の以下の説明ではn=5とし、第1チャンネルをLチャンネル、第2チャンネルをCチャンネル、第3チャンネルをRチャンネル、第4チャンネルをSLチャンネル、第5チャンネルをSRチャンネルとする。本実施の形態では、低域チャンネルの信号を足し合わせる特定チャンネルの信号を第2チャンネルの信号とするが、何れのチャンネルの信号に低域チャンネルの信号を足し合わせても同様の効果が得られる。また、低域チャネルの信号は複数の通常チャンネルの信号に加算されてもよい。
【0046】
このような5.1チャンネルのオーディオビットストリーム信号40がデコーダ6でデコードされ、第1〜第5チャンネルのデジタルオーディオ信号31〜35および低域チャンネルのデジタルオーディオ信号30に分離される。低域チャンネルのデジタルオーディオ信号30は乗算器5aで乗算係数M1が乗算され、第2チャンネルのデジタルオーディオ信号32は乗算器5bで乗算係数M2が乗算される。乗算係数M1およびM2の値は実施形態に応じて任意に決定される。乗算された2つのデジタルオーディオ信号30’および32’は加算器7で加算される。
【0047】
なお、第2チャンネルのデジタルオーディオ信号32には、予め低域チャンネルと同じ周波数成分の信号が含まれている場合がある。そのため、第2チャンネルのデジタルオーディオ信号32と低域チャンネルのデジタルオーディオ信号30との乗算に用いる乗算係数M1およびM2の値は、加算器7での加算結果がオーバーフローしないように設定することが望ましい。
【0048】
また、オーバーフローしないように、予め第2チャンネルのデジタルオーディオ信号32および低域チャンネルのデジタルオーディオ信号30のそれぞれの振幅がデコーダ6等で調整済みの場合は、乗算器5aおよび5bは省略してもよい。
【0049】
デジタルオーディオ信号30とデジタルオーディオ信号32とが加算器7で足し合わされたデジタルオーディオ信号70はD/A変換器42に入力され、アナログオーディオ信号70’に変換される。また並行して、第1チャンネル〜第5チャンネルのデジタルオーディオ信号31、・・・、35(但し、第2チャンネルのデジタルオーディオ信号32を除く)は、D/A変換器41、・・・、45(但し、D/A変換器42を除く)に入力され、アナログオーディオ信号31’、・・・、35’(但し32’を除く)に変換される。
【0050】
第1チャンネル〜第5チャンネルの第2チャンネルを除くアナログオーディオ信号31’、・・・、35’(但し32’を除く)はそのまま出力される。D/A変換器42から出力されたアナログオーディオ信号70’は第1の信号処理手段1と第2の信号処理手段2とに入力される。
【0051】
第1の信号処理手段1は図3に示すような低域通過フィルタ(LPF)10を備える。低域通過フィルタ10の周波数特性の一例を図4に示す。低域通過フィルタ10をアナログ回路で実現する場合は、低域通過フィルタ10は図5に示すような回路になる。図5に示す低域通過フィルタ10は、オペアンプ11と、抵抗器R1およびR2と、コンデンサC1およびC2とを備え、フィードバック部にコンデンサC1が設けられる。
【0052】
第1の信号処理手段1は、上記のような低域通過フィルタ10を用いてアナログオーディオ信号70’から低域周波数成分を抽出し、低域チャンネルのアナログオーディオ信号30”として出力する。より具体的には、低域通過フィルタ10はアナログオーディオ信号70’の高域周波数成分(図4に示す約200Hz以上の周波数成分)を除去する。本発明において高域周波数成分の除去とは高域周波数成分を減衰させる意味を含む。低域通過フィルタ10が除去する周波数は図4に示すように約200Hz以上が望ましいが、これに限定されない。なお、第1の信号処理手段1の低域通過フィルタ10の入力部または出力部にレベル調整器を備えても良い。
【0053】
第2の信号処理手段2は、乗算係数M1およびM2の値に応じてアナログオーディオ信号70’から第2チャンネルのアナログオーディオ信号32”を生成する。図6に示すように、第2の信号処理手段2は、高域通過フィルタ(HPF)14と、出力切替スイッチ15と、乗算器16とを備える。高域通過フィルタ14の周波数特性の一例を図7に示す。高域通過フィルタ14をアナログ回路で実現する場合は、図8に示すような回路になる。この高域通過フィルタ14は、オペアンプ12と、抵抗器R3およびR4と、コンデンサC3およびC4とを備え、フィードバック部に抵抗器R3が設けられる。
【0054】
第2の信号処理装置2に入力されたアナログオーディオ信号70’は、高域通過フィルタ14と出力切替スイッチ15とに与えられる。高域通過フィルタ14はアナログオーディオ信号70’の低域周波数成分(図7に示す約200Hz以下の周波数成分)を除去し、アナログオーディオ信号70”を生成する。本発明において、低域周波数成分の除去とは低域周波数成分を減衰させる意味を含む。高域通過フィルタ14が除去する周波数成分は図7に示すように約200Hz以下が望ましいが、これに限定されない。高域通過フィルタ14から出力されるアナログオーディオ信号70”は出力切替スイッチ15に入力される。出力切替スイッチ15は外部からの設定により、アナログオーディオ信号70’およびアナログオーディオ信号70”の内の何れか一方を選択し、乗算器16に出力する。乗算器16では選択された信号に所定の乗算係数M3=1/M2を乗算して第2チャンネルのアナログオーディオ信号32”として出力する。
【0055】
本実施の形態の信号処理装置100では、低域チャンネルのアナログオーディオ信号30”を出力するモードおよびアナログオーディオ信号30”を出力しないモードの内の何れのモードも選択できる。低域チャンネル用のスピーカユニットがある場合は、第1の信号処理手段1はアナログオーディオ信号30”を出力する。この場合、第2の信号処理手段2の出力切替スイッチ15は、高域通過フィルタ14から出力されるアナログオーディオ信号70”を選択して出力し得る。アナログオーディオ信号70”は乗算器16を介して第2チャンネルであるCチャンネル用のスピーカユニットに供給される。
【0056】
低域チャンネル用のスピーカユニットがない場合、第1の信号処理手段1はアナログオーディオ信号30”を出力しない。Cチャンネル用のスピーカユニットが低域再生可能な場合は、出力切替スイッチ15はアナログオーディオ信号70’を選択する。これにより、Cチャンネル用のスピーカユニットから本来のセンタ音と指向性の少ない低音とを同時に出力することができる。システムによって、Cチャンネル用のスピーカユニットが低域再生出来ない場合は、出力切替スイッチ15をアナログオーディオ信号70”に切り替えることにより、低域周波数成分が除去されたアナログオーディオ信号70”をCチャンネル用のスピーカユニットへ出力することができる。
【0057】
図6の乗算器16は出力切替スイッチ15からの出力信号を乗算係数M3で乗算する。アナログオーディオ信号32”と他のチャンネルのアナログオーディオ信号31’、・・・、3n’(但し32’を除く)および30”と間のバランスを取るため、乗算係数M3は1/M2の大きさに設定される。本実施の形態では乗算器16を出力切替スイッチ15の後段に接続したが、第2の信号処理手段2の前段に接続しても効果は同じである。
【0058】
本実施の形態では、第2チャンネルのアナログオーディオ信号70’の低域周波数成分は第1の信号処理手段1で抽出され、低域チャンネルのアナログオーディオ信号30”として出力される。従って、低域チャンネル用のスピーカユニットがある場合、アナログオーディオ信号70’の低域周波数成分(第2チャンネルの低域周波数成分を含む)を本来の低域チャンネル用のスピーカユニットから出力することができる。低音域は指向性が少ないため、何れのチャンネル用のスピーカユニットから出力されても音質にほとんど影響しない。
【0059】
上記のように、乗算係数を乗算した低域チャンネルのデジタルオーディオ信号を乗算係数を乗算した特定のチャンネルに加算し、D/A変換した後、低域通過フィルタを用いて低域チャンネルのアナログオーディオ信号を生成することにより、音質を損なうことなく低域チャンネル用のD/A変換器を削減することができる。このように、本実施の形態では、n+1種類のデジタルオーディオ信号をn個のD/A変換器でn種類のアナログオーディオ信号に変換することが出来る。この場合、低域通過フィルタおよび高域通過フィルタが必要となるが、緩やかな周波数特性で構わないため、低域チャンネル用のD/A変換器を用いる場合と比べて安価な信号処理装置が実現される。
【0060】
(実施の形態2)
図2Aは本発明の実施の形態2における信号処理装置200を示す図である。
【0061】
信号処理装置200は、第1の信号処理手段1と、第2の信号処理手段2’と、ダウンミックス信号処理手段3と、D/A変換器61および62と、乗算器5a、5cおよび5dと、デコーダ6と、加算器7a、7bおよび7cとを備える。
【0062】
信号処理装置200はD/A変換器を2つ備えることで信号処理を実行することが出来、図9に示す3個のD/A変換器が必要な従来の信号処理装置300と比較して、D/A変換器の数を削減することが出来る。
【0063】
図2Aに示す信号処理装置200の動作を図2Bに示すフローチャートを参照して説明する。
【0064】
デコーダ6は、実施の形態1と同様に外部からオーディオビットストリーム信号40を入力する。デコーダ6は、オーディオビットストリーム信号40をデジタルオーディオ信号(リニアPCM)にデコードし、第1チャンネル、第2チャンネル、・・・、第n(n≧2)チャンネルのデジタルオーディオ信号31、32、・・・、3nおよび低域チャンネルのデジタルオーディオ信号30にそれぞれ分離して出力する(S201)。なお、5.1チャンネルの場合はn=5である。
【0065】
ダウンミックス信号処理手段3はこれらの分離されたデジタルオーディオ信号30、31、32・・・3nを入力し、ダウンミックス処理を行う。ダウンミックス処理としては様々な処理が可能である。チャンネル数が5.1チャンネルの場合、ダウンミックス信号処理手段3は、例えば図11を参照して上述したようなダウンミックス処理を行う。図11に示すダウンミックス信号処理手段3は、デジタルオーディオ信号30、31、32・・・、3n信号を入力し、乗算器8a、8b、8c、8d、8eおよび8fと加算器9aおよび9bとを用いてダウンミックス処理を行い、Lチャンネルのデジタルオーディオ信号56とRチャンネルのデジタルオーディオ信号57と低域チャンネルのデジタルオーディオ信号58とを出力する(S202)。
【0066】
乗算器5aはダウンミックス信号処理手段3から出力された低域チャンネルのデジタルオーディオ信号58を乗算係数M1で乗算してデジタルオーディオ信号58’を出力する振幅調整の乗算手段である。乗算器5cはダウンミックス信号処理手段3から出力されたLチャンネルのデジタルオーディオ信号56を乗算係数M4で乗算してデジタルオーディオ信号56’を出力する振幅調整の乗算手段である。乗算器5dはダウンミックス信号処理手段3から出力されたRチャンネルのデジタルオーディオ信号57を乗算係数M4で乗算してデジタルオーディオ信号57’を出力する振幅調整の乗算手段である。
【0067】
加算器7aは、デジタルオーディオ信号58’とデジタルオーディオ信号56’とを加算し、加算信号としてデジタルオーディオ信号71を出力する(S203)。加算器7bは、デジタルオーディオ信号58’とデジタルオーディオ信号57’とを加算し、加算信号としてデジタルオーディオ信号72を出力する(S204)。D/A変換器61は、デジタルオーディオ信号71をアナログオーディオ信号71’に変換する(S205)。D/A変換器62は、デジタルオーディオ信号72をアナログオーディオ信号72’に変換する(S206)。
【0068】
加算器7cはD/A変換器61および62から出力されたアナログオーディオ信号71’および72’を加算し、加算信号としてアナログオーディオ信号73を出力する(S207)。第1の信号処理手段1は低域通過フィルタを備え、加算器7cから出力されたアナログオーディオ信号73に低域通過処理を行って低域周波数成分を抽出し、低域チャンネルのアナログオーディオ信号83として出力する(S208)。
【0069】
第2の信号処理手段2’は信号処理部21aおよび21bとを備える。信号処理部21aおよび21bは高域通過フィルタを備える。信号処理部21aはD/A変換器61から出力されたアナログオーディオ信号71’に高域通過処理を行って低域周波数成分を除去し、Lチャンネルのアナログオーディオ信号81を出力する(S209)。信号処理部21bはD/A変換器62から出力されたアナログオーディオ信号72’ に高域通過処理を行って低域周波数成分を除去し、Rチャンネルのアナログオーディオ信号82を出力する(S210)。
【0070】
信号処理装置200の動作についてさらに詳しく説明する。以下の説明では、信号処理装置200は、DVD−Video等から供給される5.1チャンネルのオーディオビットストリームをデコードし、2.1チャンネルのアナログオーディオ信号を出力する。
【0071】
実施の形態1と同様に、信号処理装置200に入力されるオーディオビットストリーム信号40は、低域周波数成分を再生するための低域チャンネルの情報と全ての周波数成分を再生するための通常チャンネルの情報とを含むマルチチャンネルの情報を含む。チャンネル数が5.1チャンネルの場合、通常チャンネルの数は5チャンネルである。本実施の形態では、第1チャンネル〜第nチャンネルが通常チャンネルである。本実施の形態の以下の説明ではn=5とし、第1チャンネルをLチャンネル、第2チャンネルをCチャンネル、第3チャンネルをRチャンネル、第4チャンネルをSLチャンネル、第5チャンネルをSRチャンネルとする。
【0072】
このような5.1チャンネルのオーディオビットストリーム信号40がデコーダ6でデコードされ、第1〜第5チャンネルのデジタルオーディオ信号31、32、・・・、35および低域チャンネルのデジタルオーディオ信号30に分離される。ダウンミックス信号処理手段3は、デジタルオーディオ信号30、31、32、・・・、35を入力し、例えば図11を参照して上述したように乗算器8a、8b、8c、8d、8eおよび8fと加算器9aおよび9bとを用いてダウンミックス処理を行い、Lチャンネルのデジタルオーディオ信号56とRチャンネルのデジタルオーディオ信号57と低域チャンネルのデジタルオーディオ信号58とを出力する。なお、図11に示すLFE、SL、L、C、RおよびSRチャンネルのデジタルオーディオ信号50、51、52、53、54および55は、デジタルオーディオ信号30、31、32、・・・、35に対応する。
【0073】
ダウンミックス信号処理手段3から出力された低域チャンネルのデジタルオーディオ信号58は、乗算器5aで乗算係数M1が乗算される。またダウンミックス信号処理手段3から出力されたLチャンネルのデジタルオーディオ信号56は乗算器5cで乗算係数M4が乗算され、Rチャンネルのデジタルオーディオ信号57は乗算器5dで乗算係数M4が乗算される。乗算器5cから出力されたデジタルオーディオ信号56’と乗算器5aから出力されたデジタルオーディオ信号58’とは加算器7aで加算され、デジタルオーディオ信号71が出力される。また、乗算器5dから出力されたデジタルオーディオ信号57’と乗算器5aから出力されたデジタルオーディオ信号58’とは加算器7bで加算され、デジタルオーディオ信号72が出力される。
【0074】
なお、乗算係数M1およびM4は実施の形態に応じて任意に決定される。LおよびRチャンネルのデジタルオーディオ信号56および57には、低域チャンネルのデジタルオーディオ信号58と同じ周波数成分の信号が予め含まれている場合がある。そのため、乗算係数M1およびM4の値は、加算器7aおよび7bでの加算結果がオーバーフローしないように設定される必要がある。
【0075】
加算器7aおよび7bから出力されるデジタルオーディオ信号71および72は、夫々D/A変換器61および62に入力されてアナログオーディオ信号71’および72’に変換される。アナログオーディオ信号71’および72’は、加算器7cおよび第2の信号処理手段2’に与えられる。加算器7cはアナログオーディオ信号71’および72’を加算し、アナログオーディオ信号73を出力する。アナログオーディオ信号73は、第1の信号処理手段1に与えられる。
【0076】
第1の信号処理手段1は、実施の形態1において図3、図4および図5を参照して説明した低域通過フィルタ10を備える。第1の信号処理手段1の特性および動作は、入出力する信号が異なる以外は実施の形態1で説明した通りである。本実施の形態では、低域通過フィルタ10はアナログオーディオ信号73を入力して低域周波数成分を抽出し、低域チャンネルのアナログオーディオ信号83を出力する。
【0077】
信号処理部21aは乗算係数M1およびM4の値に応じてアナログオーディオ信号71’からLチャンネルのアナログオーディオ信号81を生成する。信号処理部21bは乗算係数M1およびM4の値に応じてアナログオーディオ信号72’からRチャンネルのアナログオーディオ信号82を生成する。
【0078】
信号処理部21aおよび21bは、図6に示す高域通過フィルタ14と、出力切替スイッチ15と、乗算器16と備える。信号処理部21aおよび21bの特性および動作は、入出力する信号が異なる以外は、実施の形態1において図6、図7および図8を参照して説明した信号処理手段2と同一である。
【0079】
信号処理手段2と同様に、信号処理部21aに入力されたアナログオーディオ信号71’は高域通過フィルタ14と出力切替スイッチ15とに与えられる。高域通過フィルタ14はアナログオーディオ信号71’の低域周波数成分を除去する。出力切替スイッチ15は、外部からの設定によりアナログオーディオ信号71’および高域通過フィルタ14の出力信号の内のいずれか一方の信号を乗算器16に与える。乗算器16は入力した信号に乗算係数M5=1/M4を乗算してLチャンネルのアナログオーディオ信号81を出力する。同様に、信号処理部21bに入力されたアナログオーディオ信号72’は高域通過フィルタ14と出力切替スイッチ15とに与えられる。高域通過フィルタ14はアナログオーディオ信号72’の低域周波数成分を除去する。出力切替スイッチ15は、外部からの設定によりアナログオーディオ信号72’および高域通過フィルタ14の出力信号の内のいずれか一方の信号を乗算器16に与える。乗算器16は入力した信号に乗算係数M5=1/M4を乗算してRチャンネルのアナログオーディオ信号82を出力する。
【0080】
実施の形態1と同様に本実施の形態の信号処理装置200では、低域チャンネルのアナログオーディオ信号83を出力するモードおよび出力しないモードの内の何れのモードも設定できる。低域チャンネルのアナログオーディオ信号83が正規のLFEスピースユニットまたはその他のサラウンドスピーカユニットから出力される場合は、信号処理部21aおよび21bの出力切替スイッチ15は、高域通過フィルタ14の出力信号を選択して乗算器16へ出力し得る。
【0081】
正規のLFEスピースユニットまたはその他のサラウンドスピーカユニットがない(すなわち低域チャンネルのアナログオーディオ信号83が出力されない)場合で、且つLおよびRチャンネル用のスピーカユニットが低域再生可能な場合は、信号処理部21aおよび21bの出力切替スイッチ15はアナログオーディオ信号71’および72’を選択する。これにより、低域チャンネルの低域周波数成分をLおよびRチャンネル用のスピーカユニットから出力することができる。また、システムによってLおよびRチャンネル用のスピーカユニットが低域再生出来ない場合は、出力切替スイッチ15は高域通過フィルタ14の出力信号を選択することにより、低域周波数成分を除去したアナログオーディオ信号81および82を出力することができる。
【0082】
信号処理部21aおよび21bの乗算器16は出力切替スイッチ15の出力信号を係数M5で乗算する。信号処理装置200から出力される各チャンネルのアナログオーディオ信号間のバランスを取るため、係数M5は1/M4の大きさに設定される。本実施の形態では乗算器16を出力切替スイッチ15の後段に接続したが、信号処理部21aおよび21bの前段に接続しても効果は同じである。
【0083】
本実施の形態では、アナログオーディオ信号71’および72’の低域周波数成分は第1の信号処理手段1で抽出され、低域チャンネルのアナログオーディオ信号83として出力される。従って、低域チャンネル用のスピーカユニットがある場合、アナログオーディオ信号71’および72’の低域周波数成分(通常チャンネルの低域周波数成分を含む)を本来の低域チャンネル用のスピーカユニットから出力することができる。低音域は指向性が少ないため、何れのチャンネル用のスピーカユニットから出力されても音質にほとんど影響しない。
【0084】
上記のように、乗算係数を乗算した低域チャンネルのデジタルオーディオ信号を乗算係数を乗算した特定のチャンネルに加算してD/A変換した後、低域通過フィルタを用いて低域チャンネルのアナログオーディオ信号を生成することにより、音質を損なうことなく低域チャンネル用のD/A変換器を削減することができる。この場合、低域通過フィルタおよび高域通過フィルタが必要となるが、緩やかな周波数特性で構わないため、低域チャンネル用のD/A変換器を用いる場合と比べて安価な信号処理装置が実現される。
【0085】
上述した本発明の実施の形態1および2における信号処理は、プログラムの形式で記録媒体に記録され得る。記録媒体としては、フロッピィーディスクやCD−ROM等のコンピュータによって読み取り可能な任意のタイプの記録媒体を使用することが出来る。デジタルオーディオ信号およびアナログオーディオ信号を入出力することのできる任意のコンピュータに記録媒体から読み出された信号処理プログラムをインストールすることにより、そのコンピュータを信号処理装置として機能させることが出来る。この場合の信号処理は、コンピュータに内蔵または接続される信号処理手段により実行されてもよいし、信号処理の少なくとも一部をコンピュータがソフトウェア上で実行してもよい。
【0086】
このような信号処理を実行するコンピュータの1つの実施形態を図2Cに示す。コンピュータ90は、CPU91と、コンピュータ90に信号処理を実行させるためのプログラムを格納する記録ディスク96からそのプログラムを読み出すディスクドライブ装置92と、ディスクドライブ装置92により読み出されたプログラムを格納するメモリ93と、オーディオビットストリーム信号40およびオーディオビットストリーム信号40に信号処理を行うことにより生成された複数チャネルのアナログオーディオ信号97を入出力する入出力部94と、バス95とを備える。コンピュータ90において、本発明の実施の形態1および2における信号処理は、CPU91およびメモリ93により実行される。メモリ93はハードディスク等であってもよい。
【0087】
プログラムは記録ディスク96等の記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のデータ配信によって提供されてもよい。
【0088】
また、オーディオビットストリーム信号40もDVDディスク等の記録媒体によって提供されてもよいし、デジタル放送およびインターネット等のデータ配信によって提供されてもよい。
【0089】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、デジタルオーディオ信号をD/A変換してマルチチャンネル再生を行う場合に、低域チャンネルのデジタルオーディオ信号をデジタル信号処理で別チャンネルのデジタルオーディオ信号とミックスする。ミックスされたデジタルオーディオ信号がD/A変換されて生成されたアナログオーディオ信号の低域周波数成分を抽出して低域チャンネルのアナログオーディオ信号を生成する。また、D/A変換されて生成されたアナログオーディオ信号の低域周波数成分を除去して夫々レベル調整することにより、ミックスされた上記別チャンネルのアナログオーディオ信号が得られる。これにより低域チャネルおよび通常チャンネルの音質を損なうことなく低域チャンネル用のD/A変換手段を削減することができ、安価なマルチチャンネル信号処理装置を提供することが出来る。本発明によれば、低域チャンネル用のD/A変換手段を削減してなおかつ低域チャンネルのアナログオーディオ信号を他チャンネルと独立して出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1A】本発明の実施の形態1における信号処理装置を示す図である。
【図1B】本発明の実施の形態1における信号処理方法を示すフローチャートである。
【図2A】本発明の実施の形態2における信号処理装置を示す図である。
【図2B】本発明の実施の形態2における信号処理方法を示すフローチャートである。
【図2C】本発明の信号処理方法を実行するコンピュータを示す図である。
【図3】本発明の実施の形態における第1の信号処理手段を示す図である。
【図4】第1の信号処理手段の周波数特性を示す図である。
【図5】第1の信号処理手段をアナログ回路で実現する場合の回路図である。
【図6】本発明の実施の形態における第2の信号処理手段を示す図である。
【図7】第2の信号処理手段の周波数特性を示す図である。
【図8】第2の信号処理手段の高域通過フィルタをアナログ回路で実現する場合の回路図である。
【図9】従来の信号処理装置を示す図である。
【図10】マルチチャンネルにおけるスピーカユニットの配置を示す図である。
【図11】従来技術および本発明の信号処理装置に用いられるダウンミックス信号処理手段を示す図である。
【符号の説明】
1 第1の信号処理手段
2、2’ 第2の信号処理手段
3 ダウンミックス信号処理手段
41、42、61、62 D/A変換器
5a、5b、5c、5d、16 乗算器
7a、7c、7c 加算器
10 低域通過フィルタ
11、12 オペアンプ
R1、R2、R3、R4 抵抗器
C1、C2、C3、C4 コンデンサ
14 高域通過フィルタ
15 出力切替スイッチ
21a、21b 信号処理部

Claims (8)

  1. 低域周波数成分を含む低域チャンネルの情報および全ての周波数成分を含み音源位置の異なる第1〜第n(n≧2)チャンネルの情報を含むストリーム信号をデコードすることにより、前記低域チャンネルのデジタルオーディオ信号および前記第1〜第nチャンネルのデジタルオーディオ信号を生成するデコーダと、
    前記第1〜第nチャンネルの前記デジタルオーディオ信号をLチャンネルのデジタルオーディオ信号とRチャンネルのデジタルオーディオ信号とに変換するダウンミックス信号処理部と、
    前記低域チャンネルの前記デジタルオーディオ信号と前記Lチャンネルの前記デジタルオーディオ信号とを加算することにより第1加算信号を生成する第1加算部と、
    前記低域チャンネルの前記デジタルオーディオ信号と前記Rチャンネルの前記デジタルオーディオ信号とを加算することにより第2加算信号を生成する第2加算部と、
    前記第1加算信号を第1アナログオーディオ信号に変換する第1D/A変換部と、
    前記第2加算信号を第2アナログオーディオ信号に変換する第2D/A変換部と、
    前記第1アナログオーディオ信号と前記第2アナログオーディオ信号とを加算することにより第3アナログオーディオ信号を生成する第3加算部と、
    前記第3アナログオーディオ信号に低域通過の処理を行うことにより、全チャンネルの低域周波数成分を含む第4アナログオーディオ信号を生成し、外部へ出力する第1信号処理部と、
    前記第1アナログオーディオ信号に高域通過の処理を行うことにより、前記Lチャンネルの第5アナログオーディオ信号を生成し、外部へ出力する第2信号処理部と、
    前記第2アナログオーディオ信号に高域通過の処理を行うことにより、前記Rチャンネルの第6アナログオーディオ信号を生成し、外部へ出力する第3信号処理部と、
    を備える信号処理装置。
  2. 前記低域チャンネルの前記デジタルオーディオ信号の振幅を制御する乗算部をさらに備える、請求項に記載の信号処理装置。
  3. 前記ダウンミックス信号処理部で生成された前記Lチャンネルの前記デジタルオーディオ信号の振幅を制御する乗算部をさらに備える、請求項に記載の信号処理装置。
  4. 前記ダウンミックス信号処理部で生成された前記Rチャンネルの前記デジタルオーディオ信号の振幅を制御する乗算部をさらに備える、請求項に記載の信号処理装置。
  5. nが5であり、前記ストリーム信号は5.1チャンネルの情報を含む、請求項に記載の信号処理装置。
  6. 低域周波数成分を含む低域チャンネルの情報および全ての周波数成分を含み音源位置の異なる第1〜第n(n≧2)チャンネルの情報を含むストリーム信号をデコードすることにより、前記低域チャンネルのデジタルオーディオ信号および前記第1〜第nチャンネルのデジタルオーディオ信号を生成するステップと、
    前記第1〜第nチャンネルの前記デジタルオーディオ信号をLチャンネルのデジタルオーディオ信号とRチャンネルのデジタルオーディオ信号とにダウンミックスするステップと、
    前記低域チャンネルの前記デジタルオーディオ信号と前記Lチャンネルの前記デジタルオーディオ信号とを加算することにより第1加算信号を生成する第1加算ステップと、
    前記低域チャンネルの前記デジタルオーディオ信号と前記Rチャンネルの前記デジタルオーディオ信号とを加算することにより第2加算信号を生成する第2加算ステップと、
    前記第1加算信号を第1アナログオーディオ信号に変換する第1D/A変換ステップと、
    前記第2加算信号を第2アナログオーディオ信号に変換する第2D/A変換ステップと、
    前記第1アナログオーディオ信号と前記第2アナログオーディオ信号とを加算することにより第3アナログオーディオ信号を生成する第3加算ステップと、
    前記第3アナログオーディオ信号に低域通過の処理を行うことにより、全チャンネルの低域周波数成分を含む第4アナログオーディオ信号を生成し、外部へ出力するステップと、
    前記第1アナログオーディオ信号に高域通過の処理を行うことにより、前記Lチャンネルの第5アナログオーディオ信号を生成し、外部へ出力するステップと、
    前記第2アナログオーディオ信号に高域通過の処理を行うことにより、前記Rチャンネルの第6アナログオーディオ信号を生成し、外部へ出力するステップと
    を包含する信号処理方法。
  7. デジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号に変換する信号処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記信号処理は、
    低域周波数成分を含む低域チャンネルの情報および全ての周波数成分を含み音源位置の異なる第1〜第n(n≧2)チャンネルの情報を含むストリーム信号をデコードすることにより、前記低域チャンネルのデジタルオーディオ信号および前記第1〜第nチャンネルのデジタルオーディオ信号を生成するステップと、
    前記第1〜第nチャンネルの前記デジタルオーディオ信号をLチャンネルのデジタルオーディオ信号とRチャンネルのデジタルオーディオ信号とにダウンミックスするステップと、
    前記低域チャンネルの前記デジタルオーディオ信号と前記Lチャンネルの前記デジタルオーディオ信号とを加算することにより第1加算信号を生成する第1加算ステップと、
    前記低域チャンネルの前記デジタルオーディオ信号と前記Rチャンネルの前記デジタルオーディオ信号とを加算することにより第2加算信号を生成する第2加算ステップと、
    前記第1加算信号を第1アナログオーディオ信号に変換する第1D/A変換ステップと、
    前記第2加算信号を第2アナログオーディオ信号に変換する第2D/A変換ステップと、
    前記第1アナログオーディオ信号と前記第2アナログオーディオ信号とを加算することにより第3アナログオーディオ信号を生成する第3加算ステップと、
    前記第3アナログオーディオ信号に低域通過の処理を行うことにより、全チャンネルの低域周波数成分を含む第4アナログオーディオ信号を生成し、外部へ出力するステップと、
    前記第1アナログオーディオ信号に高域通過の処理を行うことにより、前記Lチャンネルの第5アナログオーディオ信号を生成し、外部へ出力するステップと、
    前記第2アナログオーディオ信号に高域通過の処理を行うことにより、前記Rチャンネルの第6アナログオーディオ信号を生成し、外部へ出力するステップと
    を包含する、プログラム。
  8. デジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号に変換する信号処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    前記信号処理は、
    低域周波数成分を含む低域チャンネルの情報および全ての周波数成分を含み音源位置の異なる第1〜第n(n≧2)チャンネルの情報を含むストリーム信号をデコードすることにより、前記低域チャンネルのデジタルオーディオ信号および前記第1〜第nチャンネルのデジタルオーディオ信号を生成するステップと、
    前記第1〜第nチャンネルの前記デジタルオーディオ信号をLチャンネルのデジタルオーディオ信号とRチャンネルのデジタルオーディオ信号とにダウンミックスするステップと、
    前記低域チャンネルの前記デジタルオーディオ信号と前記Lチャンネルの前記デジタルオーディオ信号とを加算することにより第1加算信号を生成する第1加算ステップと、
    前記低域チャンネルの前記デジタルオーディオ信号と前記Rチャンネルの前記デジタルオーディオ信号とを加算することにより第2加算信号を生成する第2加算ステップと、
    前記第1加算信号を第1アナログオーディオ信号に変換する第1D/A変換ステップと、
    前記第2加算信号を第2アナログオーディオ信号に変換する第2D/A変換ステップと、
    前記第1アナログオーディオ信号と前記第2アナログオーディオ信号とを加算することにより第3アナログオーディオ信号を生成する第3加算ステップと、
    前記第3アナログオーディオ信号に低域通過の処理を行うことにより、全チャンネルの低域周波数成分を含む第4アナログオーディオ信号を生成し、外部へ出力するステップと、
    前記第1アナログオーディオ信号に高域通過の処理を行うことにより、前記Lチャンネルの第5アナログオーディオ信号を生成し、外部へ出力するステップと、
    前記第2アナログオーディオ信号に高域通過の処理を行うことにより、前記Rチャンネルの第6アナログオーディオ信号を生成し、外部へ出力するステップと
    を包含する、記録媒体。
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