JP4435236B2 - リコンフィギュラブル論理回路 - Google Patents

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Description

本発明は、リコンフィギュラブル論理回路に関する。
近年、電子のスピン自由度を利用したスピンエレクトロニクスデバイスの研究開発が盛んに行われている。トンネル磁気抵抗効果(TMR)を基礎とする研究が勢いを増しており、磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM)やハードディスクドライブ(HDD)の再生ヘッドなどに応用されるに至っている。さらに、半導体と磁性体とを結合したスピントランジスタが注目されている。
代表的なスピントランジスタの構造として、拡散型スピントランジスタ(Mark Johnson型スピントランジスタとも呼ばれる)、スピン軌道制御型スピントランジスタ(Supriyo Datta型スピントランジスタとも呼ばれる)、スピンバルブトランジスタ、単電子スピントランジスタ、共鳴スピントランジスタが提案されている。
また、ソースおよびドレインが磁性体で形成され、チャネルとドレインとの間にポイントコンタクトを設けたMOS構造のスピントランジスタが提案されている。このポイントコンタクトは、スピン偏極した電子に対して量子効果が生じるサイズであり、その抵抗はチャネル抵抗よりも著しく大きい。チャネルとドレインとの間の界面抵抗は、ドレイン電流の磁化依存性を決定する主要因であるため、このスピントランジスタでは、結果的に、大きな磁気抵抗変化率(MR比:Magneto-resistance ratio)を得ることができる。
また、MRAMとMOSFETとの組み合わせによって、ANDゲートやORゲートなどの基本論理ゲートを構成し、これらの基本論理ゲートを用いてMRAMの記憶状態を変更することで、それら論理ゲートの有効と無効を制御することができるリコンフィギュラブル論理回路が提案されている。リコンフィギュラブル論理回路では、ハードウエアを作製後に回路の論理を変更できるため、論理回路を再構成することにより、不具合の修正や学習機能が可能になる。
現在の半導体技術を基にしたリコンフィギュラブル論理回路として、FPGA(Field Programmable Gate Array) と呼ばれる集積回路がある。FPGAは、内部のSRAMメモリに情報を蓄え、このメモリに記憶された内容により、リコンフィギュラブル論理回路の論理と結線とを制御することができる。このように、ソフトウエアで論理を変更できるため、ハードウエアを作製後に回路の修正が可能となる。複雑化する集積回路を短納期で安価に実現する手段として、近年急速に伸びている。
一方、ルックアップテーブル回路は、論理をメモリに記憶させておき、そのメモリに記憶されている内容によって出力する回路である。このルックアップテーブル回路を有する論理回路は、任意の論理に対応できるリコンフィギュラブル論理回路となるが、素子数が多いため、高集積化しにくい回路となっている(特許文献1、特許文献2参照)。
特開2007−184959号公報 米国特許第7,019,557号明細書
半導体のCMOS技術によってルックアップテーブル回路を作製する場合、情報を記憶するメモリとしてSRAMが用いられる。このため、素子数が多くなってしまう。また、ルックアップテーブル回路で使用するマルチプレクサも、多くの素子を必要とするため、ルックアップテーブル回路の回路規模は非常に大きくなってしまい、高集積化を妨げる要因の一つとなっている。更に、SRAMは電源を切ると情報が失われてしまう揮発性メモリであるため、電源投入をする毎に外部メモリに蓄えていた情報を書き込む必要がある。このため、電源投入時に手間と時間がかかるという課題がある。また、電源切断時に情報を蓄えておくための外部メモリを確保しておく必要があり、外部メモリのために消費電力および容積が必要になるという課題がある。このため、システム全体での高集積化および低消費電力化を妨げる要因の一つとなっている。
FPGAにおいて標準的に用いられている4入力1出力のルックアップテーブル回路の場合、素子数は166個程度になる。そのうちSRAMは96個程度の素子を必要とする。ルックアップテーブル回路はFPGAの基本的な回路であり、チップ内に多数含まれているルックアップテーブル回路の素子数が削減できれば、高集積化に寄与することができる。
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであって、高集積化が可能なリコンフィギュラブル論理回路を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様によるリコンフィギュラブル論理回路は、それぞれが個別の制御データを送信可能な複数の制御線と、ソースおよびドレインが磁性体を含む複数のスピンMOSFETと、複数のMOSFETを含み前記制御線から送信される前記制御データに基づいて複数の前記スピンMOSFETの中から1つのスピンMOSFETを選択する選択部と、を有するマルチプレクサと、選択されたスピンMOSFETの前記ソースおよびドレインにおける磁性体の磁化が第1状態か前記第1状態と異なる第2状態かを判別し、判別結果を出力する判別回路と、選択されたスピンMOSFETの前記ソースおよびドレイン間に書き込み電流を流し、選択されたスピンMOSFETの前記ソースおよびドレインにおける磁性体の磁化を前記第2状態にする第1の書き込み回路と、選択されたスピンMOSFETの前記ソースおよびドレイン間に書き込み電流を流し、選択されたスピンMOSFETの前記ソースおよびドレインにおける磁性体の磁化を前記第1状態にする第2の書き込み回路と、を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、高集積化が可能なリコンフィギュラブル論理回路を提供することができる。
以下に、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。ただし、図面は模式的なものであり、各部分の大きさ、各電圧の高さおよび各時間の長さ、部分間の大きさの比率、電圧間の比率、時間の間隔などは現実のものとは異なる。また、図面の相互間においても、同じ部分を指す場合であっても、互いの寸法や比率が異なって示されている部分もある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態によるリコンフィギュラブル論理回路を図1乃至図9を参照して説明する。本実施形態のリコンフィギュラブル論理回路は、ルックアップテーブル回路を有し、このルックアップテーブル回路を図1に示す。本実施形態に係るルックアップテーブル回路1は、マルチプレクサ10と、電流供給源30,32と、リファレンス部40と、比較器50と、書き込み回路60と、を備えている。
本実施形態におけるマルチプレクサ10は8入力1出力のマルチプレクサであって、3本の制御線D,D,Dと、8個のn型のスピンMOSFET11〜11と、4個のn型のMOSFET12〜12と、2個のn型MOSFET13,13と、1個のn型MOSFET14と、3個のインバータ15,15,15と、3本の反転制御線BD,BD,BDと、を備えている。
インバータ15(i=0,1,2)はそれぞれ、入力端子が制御線Dに接続され、出力端子が反転制御線BDに接続されている。すなわち、反転制御線BDを流れる制御信号は、制御線Dを流れる制御信号の反転制御信号となる。
8個のスピンMOSFET11〜11は、ソースがMOSFET14を介して接地電源GNDに接続される。なお、MOSFET14のゲートにはクロック信号CLKが入力される。4個のスピンMOSFET11,11,11,11は、それぞれのゲートが反転制御線BDに接続され、4個のスピンMOSFET11,11,11,11は、それぞれのゲートが制御線Dに接続される。
2個のスピンMOSFET11,11は、それぞれのドレインがMOSFET12のソースに接続され、2個のスピンMOSFET11,11は、それぞれのドレインがMOSFET12のソースに接続され、2個のスピンMOSFET11,11は、それぞれのドレインがMOSFET12のソースに接続され、2個のスピンMOSFET11,11は、それぞれのドレインがMOSFET12のソースに接続される。
2個のMOSFET12,12は、それぞれのゲートが反転制御線BDに接続され、2個のMOSFET12,12は、それぞれのゲートが制御線BDに接続される。2個のMOSFET12,12は、それぞれのドレインがMOSFET13のソースに接続され、2個のMOSFET12,12は、それぞれのドレインがMOSFET13のソースに接続される。
MOSFET13は、ゲートが反転制御線BDに接続され、ドレインが比較器50の第1の入力端子INに接続される。また、MOSFET13は、ゲートが制御線Dに接側され、ドレインが比較器50の第1の入力端子INに接続される。
このように構成されたマルチプレクサ10において、クロック信号CLKが「H」レベルのときに、3本の制御線D,D,Dの電位レベルを制御することにより、8個のスピンMOSFET11〜11の中から1つのスピンMOSFETを選択し、この選択されたスピンMOSFETを介して比較器50の第1入力端子INと、接地電源GNDとを導通することができる。例えば、クロック信号CLKが「H」レベルのときにはMOSFET14がONし、8個のスピンMOSFET11〜11はソースが接地電位レベルとなっている。この場合において、例えば、3本の制御線D,D,Dが全て高電位レベルとすると、比較器50の第1入力端子INが、図2に破線で示す経路、すなわちMOSFET13、MOSFET12、およびスピンMOSFET11を通る経路のみを経て接地電源GNDと電気的に接続されることになる。すなわち、この場合は、スピンMOSFET11のみが選択されて、比較器50の第1入力端子INと導通することになる。
スピンMOSFETの一般的な構成を図3に示す。このスピンMOSFETは、n型シリコン基板102上に離間して例えばMgOからなる一対のトンネル絶縁膜104が形成され、この一対のトンネル絶縁膜104の一方の上に磁化120aの向きが固着された例えばCoFeBからなる磁性層を有する第1磁性膜106が形成され、他方のトンネル絶縁膜104上に磁化120bの向きが可変の例えばCoFeBからなる磁性層(磁化自由層)を有する第2磁性膜108が形成されている。また、一対のトンネル絶縁膜の間のシリコン基板102上にはSiOまたはhigh−k(高誘電体)等からなるゲート絶縁膜110が形成され、このゲート絶縁膜110上に例えばCoFeBからなるゲート電極112が形成されている。このスピンMOSFETにおいて、第1磁性膜106および第2磁性膜108の一方がソースとなり、他方がドレインとなる。そして、ゲート電極112にゲート電圧を印加すると、スピン偏極された電流122がソースからドレインに流れる。このように、スピンMOSFETにおいては、内部の磁性体106、108の磁化の向きが、平行状態と反平行状態の2つのスピン状態があり、それぞれの状態により抵抗値が異なる。スピンMOSFETにおいて、ゲート112に「H」レベルの電圧が印加された場合のソース−ドレイン間の抵抗を、平行状態のときはR、反平行状態のときをRAPとする。スピンMOSFETの磁気抵抗変化率MRを、MR=(RAP−R)/Rとすると、本実施形態では、MR=1000%が達成できた。スピン状態が平行な場合と、反平行な場合は、ソース−ドレイン間に書き込み電流を流して磁化自由層108のスピン状態を反転させない限り保持されるため、メモリ機能を有している。上記説明では、2つのスピン状態は平行状態と反平行状態であったが、2つのスピン状態は、スピンMOSFETの抵抗が異なれば、平行状態と反平行状態に限られるものではない。
このように、スピンMOSFETはメモリ機能を有しているため、本実施形態にかかるマルチプレクサ10はメモリ機能を内包している。
本実施形態のマルチプレクサにおいて、スピンMOSFET11〜11の抵抗変化を大きくするために、スピンMOSFET11〜11のそれぞれのゲート長Lとゲート幅Wとの比(=L/W)を、n型MOSFET12〜12、13、13のそれぞれのゲート長Lとゲート幅Wとの比(=L/W)よりも大きくしたほうが、動作マージンが上がり好ましい。
本実施形態にかかるマルチプレクサは、3本の制御線D,D,Dの入力により、8(=2)個のスピンMOSFET、6個のMOSFET、および3個のインバータにより、8入力1出力のマルチプレクサとなっている。同様にして、n本の制御線の場合は、2個のスピンMOSFET、(2−2)個のMOSFET、およびn個のインバータを用いて、2入力1出力のマルチプレクサを構成することができる。
なお、本実施形態にかかるマルチプレクサ10において、スピンMOSFET11〜11およびMOSFET12〜12,13,13は、ソースとドレインを逆に接続してもよい。
再び図1に戻り、電流供給源30,32、リファレンス部40、比較器50、および書き込み回路60について説明する。
電流供給源30は比較器50の第1入力端子INから、選択されたスピンMOSFETに電流を供給する。電流供給源32は比較器50の第2入力端子INからリファレンス部40に電流を供給する。
比較器50は、第1入力端子INから、選択されたスピンMOSFETに電流を電流供給源30によって供給したときの第1入力端子INにおける電位と、第2入力端子INからリファレンス部40に電流を電流供給源32によって供給したときの第2入力端子INにおける電位とを比較し、3本の制御線D,D,Dの入力信号によって選択されたスピンMOSFETの抵抗値を読み取ることにより、この選択されたスピンMOSFETのスピン状態を判別する。そして、選択されたスピンMOSFETのスピン状態が平行(すなわち、抵抗値が低)であれば、自身の出力端OUTに高電圧レベル「H」を出力し、反平行(すなわち、抵抗値が高)であれば低電圧レベル「L」を出力する機能を有している。
この比較器50および電流供給源30,32の一具体例を図4に示す。この一具体例の比較器50は、差動増幅回路52を備えている。この差動増幅回路52は、p型MOSFET52a、52bと、n型MOSFET52c、52d、52eと、を備えている。p型MOSFET52aは、ソースが電源電圧Vddに接続されゲートとドレインが共通に接続されてn型MOSFET52cのドレインに接続される。p型MOSFET52bは、ソースが電源電圧Vddに接続され、ゲートがp型MOSFET52aのゲートに接続され、ドレインがn型MOSFET52dのドレインに接続される。n型MOSFET52cは、ゲートが第2入力端子INに接続され、ソースがn型MOSFET52eのドレインに接続される。n型MOSFET52dは、ゲートが第1入力端子INに接続され、ソースがn型MOSFET52eのドレインに接続される。n型MOSFET52eは、ゲートにクロック信号CLKを受けソースが接地されている。n型MOSFET52dのドレインが出力端子OUTに接続されている。
なお、本実施形態においては、図4に示すように、電流供給源30は、p型MOSFET30aからなっており、電流供給回路32は、p型MOSFET32aからなっている。p型MOSFET30aは、ソースが電源電圧Vddに接続され、ドレインが比較器50の第1入力端子INに接続され、ゲートにインバータ33を介してクロック信号CLKを受ける。p型MOSFET32aは、ソースが電源電圧Vddに接続され、ドレインが比較器50の第2入力端子INに接続され、ゲートにインバータ33を介してクロック信号CLKを受ける。
リファレンス部40は、電流供給源32からの電流が流れたときに、比較器50の第2入力端子INに一定の電位を生じさせる機能を有している。
書き込み回路60は、3本の制御線D,D,Dの入力信号によって選択されたスピンMOSFETにデータ「1」を書き込む、例えばスピンMOSFETのソース/ドレインの磁性体の磁化の向きを反平行状態から平行状態にする(または平行状態から平行状態を維持する)ための第1書き込み部61と、3本の制御線D,D,Dの入力信号によって選択されたスピンMOSFETにデータ「0」を書き込む、例えばスピンMOSFETのソース/ドレインの磁性体の磁化の向きを平行状態から反平行状態にする(または反平行状態から反平行状態を維持する)ための第2書き込み部62と、を備えている。なお、書き込む前に、スピンMOSFETに記憶されているデータを読み出し、同じ状態を維持する場合には、書き込まなくてもよい。
第1書き込み部61は、書き込み電流ソース61aと、p型MOSFET61b、n型MOSFET61cと、書き込み電流ドレイン61dとを備え、書き込み電流ソース61aからp型MOSFET61b、マルチプレクサ10、n型MOSFET61cを介して書き込み電流ドレイン61dに電流が流れる。p型MOSFET61bは、ソースが書き込み電流ソース61aに接続され、ゲートにデータ「1」を書き込むための書き込み信号SW1の反転信号BSW1を受け、ドレインがスピンMOSFET11〜11のソースに接続される。n型MOSFET61cは、ドレインが比較器50の第1入力端子INに接続され、ゲートに書き込み信号SW1を受け、ソースが書き込み電流ドレイン61dに接続される。
第2書き込み部62は、書き込み電流ソース62aと、p型MOSFET62b、n型MOSFET62cと、書き込み電流ドレイン62dとを備え、書き込み電流ソース62aから、p型MOSFET62b、マルチプレクサ10、n型MOSFET62cを介して、書き込み電流ドレイン62dに電流が流れる。p型MOSFET62bは、ソースが書き込み電流ソース62aに接続され、ゲートに書き込み信号SW0を反転した書き込み信号BSW0を受け、ドレインが比較器50の第1入力端子INに接続される。n型MOSFET62cは、ソースが書き込み電流ドレイン62dに接続され、ゲートにデータ「0」を書き込むための書き込み信号SW0を受け、ドレインがスピンMOSFET11〜11のソースに接続される。なお、本実施形態においては、第1または第2書き込み部61,62が動作しているときは、クロック信号CLKは「L」レベルであって図1に示すn型MOSFET14はOFF状態となっている。
すなわち、本実施形態においては、第1書き込み部61は、スピンMOSFETのドレインからソースに電子を流し、第2書き込み部62は、スピンMOSFETのソースからドレインに電子を流す。このため、本実施形態においては、スピンMOSFETのドレインの磁性体の磁化の向きは固着され、かつソースの磁性体の磁化の向きは可変となっている。これに対して、本実施形態と異なり、データ「1」を書き込むことが、スピンMOSFETのソース/ドレインの磁性体の磁化の向きを平行状態から反平行状態にすることであれば、スピンMOSFETのドレインの磁性体の磁化は可変で、かつソースの磁性体の磁化の向きは固着されている。
このように構成された本実施形態において、制御線D〜Dに制御データを送り、スピンMOSFET11〜11の中の一つのスピンMOSFETを選択する。この状態で、クロック信号CLKが「L」レベルから「H」レベルになると、電流供給源30、32のそれぞれのp型MOSFET30a、30bがONする。すると、電流供給源30から、選択されたスピンMOSFETに電流が流れると同時に、電流供給源32からリファレンス部40に電流が流れる。このとき、比較器50の第1入力端子INに生じる電位と入力端子INに生じる電位とが比較器50において比較され、選択されたスピンMOSFETのスピン状態が判別され、スピン状態に応じたデータが比較器50の出力端子OUTから出力される。すなわち、選択されたスピンMOSFETのソース/ドレインの磁性体の磁化の向きが平行状態の場合(スピンMOSFETに記憶されているデータが「1」の場合)は、出力端子OUTから高電圧レベル「H」が出力され、反平行状態の場合(スピンMOSFETに記憶されているデータが「0」の場合)は、出力端子OUTから高電圧レベル「L」が出力される。
なお、本実施形態においては、スピンMOSFETに電流を流すことにより発生した電圧を読み取ることによりスピン状態を判別する比較器50を用いているが、この比較器50の代わりに、スピンMOSFETに電圧を印加することにより流れた電流を読み取ることによりスピン状態を判別する比較器を用いることもできる。
また、本実施形態においては、クロック信号CLKが「H」レベルの時に、選択されたスピンMOSFETのスピン状態を判別し、このスピン状態を反映した電圧を出力する比較器50を用いたが、クロック信号CLKが「L」レベルから「H」レベルに変化した時だけスピン状態を判別する比較器を用いてもよい。
次に、本実施形態に用いられるリファレンス部40の具体例を説明する。リファレンス部40の第1具体例を図5に示す。この第1具体例のリファレンス部40は、直列に接続された、n型MOSFET41a、n型MOSFET41b、およびn型スピンMOSFET41cを備えている。MOSFET41aはドレインが比較器50の第2入力端子INに接続され、ソースがMOSFET41bのドレインに接続され、ゲートに電源電圧Vddが印加される。MOSFET41bはソースがスピンMOSFET41cのドレインに接続され、ゲートに電源電圧Vddが印加される。スピンMOSFET41cはゲートに電源電圧Vddが印加され、ソースが接地される。
この第1具体例のリファレンス部40において、スピンMOSFET41cのスピンが反平行状態にある場合は、スピンMOSFET41cのゲート幅を、図1に示すスピンMOSFET11〜11のゲート幅の{(2+MR)/2}倍にしている。これは、スピンMOSFET41cの抵抗が各スピンMOSFET11〜11のスピンが平行状態のときの抵抗値と反平行状態にあるときの抵抗値との中間値となるようにするためである。
なお、このとき、スピンMOSFET41cのゲート長と、スピンMOSFET11〜11のゲート長は同じであり、MRは、スピンMOSFET41cと、スピンMOSFET11〜11の磁気抵抗変化率を表す。また、n型MOSFET41a、41bのそれぞれは、図1に示すマルチプクサ10のn型MOSFET12〜12,13〜13のそれぞれと同じON抵抗を有している。
また、第1具体例のリファレンス部40において、スピンMOSFET41cのスピンが平行状態である場合には、スピンMOSFET41cは、各スピンMOSFET11〜11に対して、ゲート幅が同じで、ゲート長が(2+MR)/2倍であることが好ましい。これは、スピンMOSFET41cの抵抗が各スピンMOSFET11〜11のスピンが平行状態のときの抵抗値と反平行状態にあるときの抵抗値との中間値となるようにするためである。
次に、リファレンス部40の第2具体例を図6に示す。この第2具体例のリファレンス部40は、直列に接続されたn型MOSFET42a、42bと、並列に接続されたn型スピンMOSFET42c、42dと、を備えている。MOSFET42aはドレインが比較器50の第2入力端子INに接続され、ソースがMOSFET42bのドレインに接続され、ゲートに電源電圧Vddが印加される。MOSFET42bはソースがスピンMOSFET42c、42dのドレインに接続され、ゲートに電源電圧Vddが印加される。スピンMOSFET42c、42dはそれぞれ、ゲートに電源電圧Vddが印加され、ソースが接地される。
この第2具体例のリファレンス部40においては、スピンMOSFET42cのスピンは平行状態、スピンMOSFET42dのスピンは反平行状態にしてある。また、スピンMOSFET42c、42dは、ゲート幅は、図1に示すスピンMOSFET11〜11の約1/2倍にし、ゲート長は同じにしてある。なお、本具体例においては、n型MOSFET42a、42bのそれぞれは、図1に示すマルチプクサ10のn型MOSFET12〜12,13〜13のそれぞれと同じON抵抗を有している。
次に、リファレンス部40の第3具体例を図7に示す。この第3具体例のリファレンス部40は、直列に接続されたn型MOSFET43a、43bと、直列に接続されたn型スピンMOSFET43c、43dと、直列に接続されたn型スピンMOSFET43e、43fと、を備えている。MOSFET43aはドレインが比較器50の第2入力端子INに接続され、ソースがMOSFET43bのドレインに接続され、ゲートに電源電圧Vddが印加される。MOSFET43bはソースがスピンMOSFET43c、43eのドレインに接続され、ゲートに電源電圧Vddが印加される。スピンMOSFET43cは、ゲートに電源電圧Vddが印加され、ソースがスピンMOSFET43dのドレインに接続される。スピンMOSFET43dはゲートに電源電圧Vddが印加され、ソースが接地される。また、スピンMOSFET43eは、ゲートに電源電圧Vddが印加され、ソースがスピンMOSFET43fのドレインに接続される。スピンMOSFET43fは、ゲートに電源電圧Vddが印加され、ソースが接地される。したがって、直列に接続されたn型スピンMOSFET43c、43dと、直列に接続されたn型スピンMOSFET43e、43fとは並列に接続されている。
この第3具体例のリファレンス部40において、スピンMOSFET43c、43d、43e、43fのそれぞれのゲート幅およびゲート長は、図1に示すスピンMOSFET11〜11とゲート幅およびゲート長と同じ長さにしてある。また、スピンMOSFET43c、43d、43e、43fのスピンは、2個が平行状態、もう2個が反平行状態にしてある。なお、本具体例においては、n型MOSFET43a、43bのそれぞれは、図1に示すマルチプクサ10のn型MOSFET12〜12,13〜13のそれぞれと同じON抵抗を有している。
次に、リファレンス部40の第4具体例を図8に示す。この第4具体例のリファレンス部40は、一端が比較器50の第2入力端子INに接続され、他端が接地される抵抗44からなっている。この抵抗44の抵抗値は、図1に示す比較器50の第1入力端子INに接続している2個のn型MOSFET13,13のうちの1つのMOSFETと、4個のn型MOSFET12〜12のうちの1つのMOSFETと、スピンMOSFET11〜11の中の1つのスピンMOSFETとが直列に接続されているときの抵抗値と同程度になっていることが望ましい。つまり、ゲートに「H」レベルの電圧が印加されているn型MOSFET13および12のソース−ドレイン間の抵抗をそれぞれRDS0、RDS1、スピンMOSFETのスピンが平行状態にあるときのソース−ドレイン間抵抗をRおよびスピンが反平行状態のあるときのソース−ドレイン間抵抗をRAPとすると、抵抗44の抵抗値は、RDS0+RDS1+(R+RAP)/2 程度の値になっていることが望ましい。
以上説明したように、本実施形態によれば、制御線に入力される制御データにより、スピンMOSFETを選択し、電流供給源30から選択したスピンMOSFETに流すとともに電流供給源32からリファレンス部40に電流を流すことにより、比較器50の入力端子に生じる電位によって選択されたスピンMOSFETのスピン状態を比較器50で判別し、スピン状態に応じた値を出力することが可能なルックアップテーブル回路を備えたリコンフィギュラブル論理回路を形成することができる。
本実施形態に係るルックアップ回路1を、シミュレーションした結果を図9に示す。このシミュレーションを行ったときのルックアップ回路は、スピンMOSFET11、11、11が平行状態、スピンMOSFET11が反平行状態になっている。
図9に示すシミュレーション結果においては、時刻t0から時刻t1においては、制御線D、D、Dに入力される制御データは全て「L」であるから、スピンMOSFET11が選択され、比較器50の出力端子OUTからデータ「H」が出力されている。また、時刻t1から時刻t2においては、制御線Dに入力される制御データのみが「H」で他の制御線D、Dに入力される制御データは「L」であるから、スピンMOSFET11が選択され、比較器50の出力端子OUTからデータ「H」が出力されている。時刻t2から時刻t3においては、制御線Dに入力される制御データのみが「H」で他の制御線D、Dに入力される制御データは「L」であるから、スピンMOSFET11が選択され、比較器50の出力端子OUTからデータ「L」が出力されている。時刻t3から時刻t4においては、制御線Dに入力される制御データのみが「L」で他の制御線D、Dに入力される制御データは「H」であるから、スピンMOSFET11が選択され、比較器50の出力端子OUTからデータ「H」が出力されている。時刻t4から時刻t5においては、制御線D、D、Dに入力される制御データは全て「L」に戻すと、スピンMOSFET11が選択され、比較器50の出力端子OUTからデータ「H」が出力されている。
この図9に示すシミュレーション結果から、本実施形態にかかるルックアップ回路は正常動作をすることがわかった。なお、図9に示すシミュレーションにおいては、図4に示すクロック信号CLKは常に「H」レベルにしてあるが、必要に応じてクロック信号CLKを「L」レベルにするほうが低消費電力になるので、より好ましい。
また、n型MOSFETとn型のスピンMOSFETの個数の合計を素子数とすると、スピンMOSFETを用いずにn型MOSFETだけで形成したルックアップテーブル回路に比べて、本実施形態のルックアップテーブル回路は素子数を大幅に削減することができる。このため、リコンフィギュラブル論理回路の高集積化もしくは低消費電力化が可能になる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態によるリコンフィギュラブル論理回路を、図10を参照して説明する。本実施形態のリコンフィギュラブル論理回路は、図1に示す第1実施形態のリコンフィギュラブル論理回路の電流供給源30,32を図10に示す電流供給源30A、30Bに置き換えた構成となっている。したがって、電流供給源以外の構成要素、すなわち、マルチプレクサ、リファレンス部、比較器、および書き込み回路は、図1に示す第1実施形態のリコンフィギュラブル論理回路のマルチプレクサ10、リファレンス部40、比較器50、および書き込み回路60と同じ構成となっている。
電流供給源30Aは、直列の接続された2個のp型MOSFET30a、30bからなっている。p型MOSFET30aは、ソースが電源電圧Vddに接続され、ドレインがp型MOSFET30bのソースに接続され、ゲートにクロック信号CLKの反転信号が入力される。p型MOSFET30bは、ドレインが比較器50の第1入力端子INに接続され、ゲートにクロック信号CLKの反転信号が入力される。すなわち、電流供給源30Aは、p型MOSFET30a、30bのゲートに「L」レベルのクロックが入力されているときに電源電圧Vddから、比較器50の第1入力端子INを介して、選択されたスピンMOSFETに電流を流す。
また、電流供給源32Aは、直列の接続された2個のp型MOSFET32a、32bからなっている。p型MOSFET32aは、ソースが電源電圧Vddに接続され、ドレインがp型MOSFET32bのソースに接続され、ゲートにクロック信号CLKの反転信号が入力される。p型MOSFET32bは、ドレインが比較器50の第2入力端子INに接続され、ゲートにクロック信号CLKの反転信号が入力される。すなわち、電流供給源32Aは、p型MOSFET32a、32bのゲートに「L」レベルのクロックが入力されているときに電源電圧Vddから、比較器50の第2入力端子INを介して、リファレンス部40に電流を流す。
本実施形態において、p型MOSFET30a、30bのゲートに「L」レベルの電圧が印加されているときに、電源電圧Vddから比較器50の第1入力端子INまでの抵抗値をRpMOSとする。そして、第1入力端子INから接地電源GNDまでの抵抗値を、第1入力端子INと導通している、選択されたスピンMOSFETのスピンが平行状態のときにRmin、反平行状態のときにRmaxとする。すると、比較器の動作マージンが最大となるのは、RpMOSが(Rmin+Rmax)/2 程度になる場合である。すなわち、スピンが平行状態のときの抵抗値と反平行状態のときの抵抗値との中間の値となるようにしてある。
第1実施形態の図4に示すように、電流供給源30が1個のp型MOSFET30aから構成される場合は、動作マージンを最大にするためには、図4中のp型MOSFET30aのゲート長およびゲート幅を調整することによりp型MOSFET30aのソースとドレイン間の抵抗RpMOSの値を調整する。ただし、ゲート長が短い場合は、短チャネル効果により設計通りの抵抗値を有するp型MOSFETを作製することは非常に困難である。
本実施形態では、電源電圧Vddと第1入力端子INとの間に2個のp型MOSFET30a、30bを直列に設けた構成となっている。2個のp型MOSFETのソースとドレインを接続してp型MOSFETを2個直列にした場合と、1個のp型MOSFETのゲート長を2倍にした場合は特性が異なる。
スピンMOSFETのスピンが平行状態のときの第1入力端子INにおける電位と、反平行状態のときの第1入力端子INの電位の差をΔVとする。MR=300%のスピンMOSFETを用いて、電流供給源30としてp型MOSFETが1個でゲート長を2倍にした場合と比較すると、本実施形態ではΔVが2.6倍になった。したがって、本実施形態では比較器50の動作マージンを大幅に大きくすることが出来る。
本実施形態では短いゲート長のp型MOSFETを2個直列に接続することにより、作製プロセスの影響によるp型MOSFETの抵抗値の変動を抑え、安定して比較器の大きな動作マージンを得ることができる。そのため、歩留まりの高いリコンフィギュラブル論理回路を作製することができる。
以下に、電流供給源30Aが2個のp型MOSFETを備えている場合の長所を説明する。電流供給源30Aのp型MOSFETの抵抗が、第1入力端子INからスピンMOSFETを通って接地電源GNDに流れる経路の抵抗と同程度であることが、動作マージンが大きくなるために望ましい。第1入力端子INからスピンMOSFETを通って接地電源GNDに流れる経路には、n型MOSFETおよびスピンMOSFETが複数個あるが、電流供給源30Aはp型MOSFETのゲート長とゲート幅を調節することにより1個のp型MOSFETの抵抗値と、第1入力端子INからスピンMOSFETを通って接地電源GNDに流れる経路の抵抗と同程度にすることが可能である。
ゲート長が300nm以下では短チャネル効果が著しくなり、MOSFETの抵抗値をゲート長とゲート幅の長さで制御することが困難になる。そのため、短チャネル効果が現れる300nm以下のゲート長の場合、電流供給源30Aの抵抗を、第1入力端子INからスピンMOSFETを通ってGNDに流れる経路の抵抗と同程度にするために、電流供給源30Aに複数個のp型MOSFETを用いることが望ましい。
MOSFETのゲート長が100nm以下である場合のシミュレーションを行った結果、電流供給源30Aおよび電流供給源30Bのp型MOSFETの個数と、第1入力端子IN1と第2入力端子IN2の電位差が下表のようになった。したがって、ゲート長300nm以下では電流供給源30Aのp型MOSFETは2個であることが望ましい。
Figure 0004435236
以上説明したように、第2実施形態のリコンフィギュラブル論理回路も、第1実施形態と同様に、高集積化もしくは低消費電力化が可能になる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態によるリコンフィギュラブル論理回路を、図11を参照して説明する。
本実施形態のリコンフィギュラブル論理回路は、図1に示す第1実施形態によるリコンフィギュラブル論理回路のマルチプレクサ10において、n型MOSFET12〜12,13〜13のそれぞれのゲート幅を、スピンMOSFET11〜11のそれぞれのゲート幅の1.5倍以上の長さにした構成となっている。
本実施形態によるリコンフィギュラブル論理回路における、比較器50の第1入力端子INと導通しているn型MOSFET13,12と、スピンMOSFET11のみを図11に示す。第1入力端子INからグランドGNDまでに、スピンMOSFET11、n型MOSFET12、n型MOSFET13のソースとドレインが直列に接続されている。スピンMOSFET11の抵抗値は、スピン状態に依存し、スピン状態が平行のときはR、反平行のときはRAPとなる。第1入力端子INからグランドGNDまでの抵抗をRtotal、n型MOSFET12、13の抵抗をRnMOSとすると、Rtotal=2×RnMOS+R、もしくはRtotal=2×RnMOS+RAPとなる。比較器50は抵抗値Rtotalの変化でスピン状態を判別しているために、n型MOSFET12、13の抵抗がスピンMOSFET11の抵抗に比べて小さい方が、比較器50の動作マージンが大きい。そのため、本実施形態におけるn型MOSFET12およびn型MOSFET13は、ゲート幅をスピンMOSFET11のゲート幅の1.5倍の長さにすることにより、抵抗値を小さくしている。
スピンMOSFET11が平行状態のときの第1入力端子INにおける電位と、反平行状態のときの第1入力端子INにおける電位の差をΔVとする。そして、比較例として、MR=300%のスピンMOSFET11を用いて、n型MOSFET12、13およびスピンMOSFET11のゲート幅が同じ場合の論理回路を作製し、この比較例の論理回路と本実施形態の論理回路とを比較すると、本実施形態の論理回路におけるΔVは、比較例の論理回路のΔVの3.0倍になった。したがって、本実施形態は比較例に比べて、比較器の動作マージンを大幅に大きくすることができた。
本実施形態ではゲート長の長いn型MOSFETをマルチプレクサの一部として用いることにより、大きな動作マージンを得ることができる。そのため、歩留まりの高いリコンフィギュラブル論理回路を作製することができる。
また、本実施形態も、第1実施形態と同様に、第1実施形態と同様に、高集積化もしくは低消費電力化が可能になる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態によるリコンフィギュラブル論理回路を図12乃至図17を参照して説明する。
第1乃至第3実施形態においては、リコンフィギュラブル論理回路に含まれるマルチプレクサ10は、n型MOSFET12〜12,13〜13およびn型キャリアが電気伝導を担うn型のスピンMOSFET11〜11を用いて形成されていた。
これに対して、本実施形態によるリコンフィギュラブル論理回路は、マルチプレクサを、p型MOSFETおよびp型キャリアが電気伝導を担うp型のスピンMOSFETを用いて構成したものである。本実施形態によるリコンフィギュラブル論理回路は、図12に示すように、ルックアップテーブル回路1Aを有している。このルックアップテーブル回路1Aは、マルチプレクサ10Aと、電流供給源30A,32Aと、リファレンス部40Aと、比較器50Aと、書き込み回路60Aと、を備えている。
マルチプレクサ10Aは、図1に示す第1実施形態にかかるマルチプレクサ10において、n型のスピンMOSFET11〜11をp型のスピンMOSFET11A〜11Aにそれぞれ置き換えるとともに、n型MOSFET12〜12,13〜13,14をp型MOSFET12A〜12A,13A〜13A,14Aに置き換えた構成となっている。なお、p型MOSFET14Aは、ソースが電源電圧Vddを受け、ゲートにクロック信号CLKの反転信号BCLKを受け、ドレインがスピンMOSFET11A〜11Aのソースに接続された構成となっている。
したがって、本実施形態にかかるマルチプレクサ10Aは、図1に示す第1実施形態にかかるマルチプレクサ10と同様に、クロック信号CLKが「H」レベルのときに、3本の制御線D,D,Dの電位レベルを制御することにより、8個のスピンMOSFET11A〜11Aの中から1つのスピンMOSFETを選択し、この選択されたスピンMOSFETを介して比較器50Aの第1入力端子INと、接地電源GNDとを導通することができる。
なお、第1乃至第3実施形態の場合と同様に、スピンMOSFET11A〜11Aおよびp型MOSFET12A〜12A,13A〜13Aは、各接続において、ソースとドレインを逆に接続してもかまわない。
本実施形態も第1乃至第3実施形態と同様にスピンMOSFETはメモリ機能を有しているため、マルチプレクサ10Aはメモリ機能を内包している。
マルチプレクサに関して本実施形態と第1乃至第3実施形態と異なるのは以下の2点である。
(1)第1乃至第3実施形態では、n型MOSFETおよびn型のスピンMOSFETを用いているため、n型MOSFETおよびn型のスピンMOSFETのゲートに「H」レベルの電圧を印加したときにn型MOSFETおよびn型のスピンMOSFETが導通状態になったが、本実施形態ではp型MOSFETおよびp型のスピンMOSFETを用いているため、p型MOSFETおよびp型のスピンMOSFETのゲートに「L」レベルの電圧を印加したときに、p型MOSFETおよびp型のスピンMOSFETが導通状態になる。
(2)第1乃至第3実施形態では、スピンMOSFETのソースにグランドGNDが接続されていたために、比較器50Aの第1入力端子INからグランドGNDの向きに電流が流れるが、本実施形態ではスピンMOSFETのソースには電源電圧Vddが接続されているため、電源電圧Vddから第1入力端子INの向きに電流が流れる。
上記相違点以外は、本実施形態にかかるマルチプレクサは第1乃至第3実施形態のいずれかのマルチプレクサと同様の機能を有している。
電流供給源30Aは比較器50Aの第1入力端子INから、選択されたスピンMOSFETに負電流(電子電流)を供給する。電流供給源32Aは比較器50の第2入力端子INからリファレンス部40に負電流を供給する。
比較器50Aは、第1入力端子INから、選択されたスピンMOSFETに負電流を電流供給源30Aによって供給したときの第1入力端子INにおける電位と、第2入力端子INからリファレンス部40Aに負電流を電流供給源32Aによって供給したときの第2入力端子INにおける電位とを比較し、3本の制御線D,D,Dの入力信号によって選択されたスピンMOSFETの抵抗値を読み取ることにより、この選択されたスピンMOSFETのスピン状態を判別する。そして、選択されたスピンMOSFETのスピン状態が平行(すなわち、抵抗値が低)であれば、自身の出力端OUTに高電圧レベル「H」を出力し、反平行(すなわち、抵抗値が高)であれば低電圧レベル「L」を出力する機能を有している。
この比較器50Aおよび電流供給源30A、32Aの一具体例を図13に示す。この一具体例の比較器50Aは、第1実施形態の比較器50と同じ構成を有しており、図4に示したと同じ差動増幅回路52を備えている。すなわち、この差動増幅回路52は、p型MOSFET52a、52bと、n型MOSFET52c、52d、52eと、を備えている。p型MOSFET52aは、ソースが電源電圧Vddに接続されゲートとドレインが共通に接続されてn型MOSFET52cのドレインに接続される。p型MOSFET52bは、ソースが電源電圧Vddに接続され、ゲートがp型MOSFET52aのゲートに接続され、ドレインがn型MOSFET52dのドレインに接続される。n型MOSFET52cは、ゲートが第2入力端子INに接続され、ソースがn型のMOSFET52eのドレインに接続される。n型MOSFET52dは、ゲートが第1入力端子INに接続され、ソースがn型MOSFET52eのドレインに接続される。n型のMOSFET52eは、ゲートにクロック信号CLKを受けソースが接地されている。n型MOSFET52dのドレインが出力端子OUTに接続されている。
なお、本実施形態においては、図13に示すように、電流供給源30Aは、ゲート長の短い直列に接続された2個のn型MOSFET30Aa、30Abからなっており、電流供給回路32Aは、ゲート長の短い直列に接続された2個のn型MOSFET32Aa、32Abからなっている。n型MOSFET30Aaは、ソースがグランドGNDに接続され、ドレインがn型MOSFET32Abのソースに接続され、ゲートにクロック信号CLKを受ける。n型MOSFET30Abは、ドレインが比較器50の第1入力端子INに接続され、ゲートにクロック信号CLKを受ける。n型MOSFET32Aaは、ソースがグランドGNDに接続され、ドレインがn型MOSFET32Abのソースに接続され、ゲートにクロック信号CLKを受ける。n型MOSFET32Abは、ドレインが比較器50の第2入力端子INに接続され、ゲートにクロック信号CLKを受ける。
このように、第2実施形態と同様に、短いゲート長のn型MOSFETを2個直列に接続することにより、作製プロセスの影響によるn型MOSFETの抵抗値の変動を抑え、安定して比較器の大きな動作マージンを得ることができる。そのため、歩留まりの高いリコンフィギュラブル論理回路を作製することができる。なお、本実施形態においては、電流供給源30A、32Aはそれぞれ、直列に接続された2個のn型MOSFETから構成されていたが、1個のn型MOSFETから構成してもよい。
次に、本実施形態にかかる書き込み回路60Aについて説明する。
書き込み回路60Aは、3本の制御線D,D,Dの入力信号によって選択されたスピンMOSFETにデータ「1」を書き込む、すなわちスピンMOSFETのソース/ドレインの磁性体の磁化の向きを平行状態にするための第1書き込み部61Aと、3本の制御線D,D,Dの入力信号によって選択されたスピンMOSFETにデータ「0」を書き込む、すなわちスピンMOSFETのソース/ドレインの磁性体の磁化の向きを反平行状態にするための第2書き込み部62Aと、を備えている。
第1書き込み部61Aは、書き込み電流ソース61Aaと、p型MOSFET61Ab、n型MOSFET61Acと、書き込み電流ドレイン61Adとを備え、書き込み電流ソース61Aaからp型MOSFET61b、マルチプレクサ10A、n型MOSFET61Acを介して書き込み電流ドレイン61Adに電流が流れる。p型MOSFET61Abは、ソースが書き込み電流ソース61Aaに接続され、ゲートにデータ「1」を書き込むための書き込み信号SW1の反転信号BSW1を受け、ドレインが比較器50Aの第1入力端子INに接続される。n型MOSFET61cは、ドレインがスピンMOSFET11A〜11Aのソースに接続され、ゲートに書き込み信号SW1を受け、ソースが書き込み電流ドレイン61Adに接続される。
第2書き込み部62Aは、書き込み電流ソース62Aaと、p型MOSFET62Ab、n型MOSFET62Acと、書き込み電流ドレイン62Adとを備え、書き込み電流ソース62Aaから、p型MOSFET62Ab、マルチプレクサ10A、n型MOSFET62Acを介して、書き込み電流ドレイン62Adに電流が流れる。p型MOSFET62Abは、ソースが書き込み電流ソース62Aaに接続され、ゲートに書き込み信号SW0を反転した書き込み信号BSW0を受け、ドレインがスピンMOSFET11A〜11Aのソースに接続される。n型MOSFET62Acは、ソースが書き込み電流ドレイン62Adに接続され、ゲートにデータ「0」を書き込むための書き込み信号SW0を受け、ドレインが比較器50Aの第1入力端子INに接続される。なお、本実施形態においては、第1または第2書き込み部61A,62Aが動作しているときは、クロック信号CLKは「H」レベルであって図1に示すp型MOSFET14AはOFF状態となっている。
このように構成された本実施形態において、制御線D〜Dに制御データを送り、スピンMOSFET11A〜11Aの中の一つのスピンMOSFETを選択する。この状態で、クロック信号CLKが「L」レベルから「H」レベルになると、電流供給源30A、32Aのそれぞれのn型MOSFET30Aa、30AbがONする。すると、電流供給源30Aから、選択されたスピンMOSFETに負電流が流れると同時に、電流供給源32Aからリファレンス部40Aに負電流が流れる。このとき、比較器50Aの第1入力端子INに生じる電位と第2入力端子INに生じる電位とが比較器50Aにおいて比較され、選択されたスピンMOSFETのスピン状態が判別され、スピン状態に応じたデータが比較器50Aの出力端子OUTから出力される。すなわち、選択されたスピンMOSFETのソース/ドレインの磁性体の磁化の向きが平行状態の場合(スピンMOSFETに記憶されているデータが「1」の場合)は、出力端子OUTから高電圧レベル「H」が出力され、反平行状態の場合(スピンMOSFETに記憶されているデータが「0」の場合)は、出力端子OUTから高電圧レベル「L」が出力される。
なお、本実施形態においては、スピンMOSFETに電流を流すことにより発生した電圧を読み取ることによりスピン状態を判別する比較器50Aを用いているが、この比較器50Aの代わりに、スピンMOSFETに電圧を印加することにより流れた電流を読み取ることによりスピン状態を判別する比較器を用いることもできる。
また、本実施形態においては、クロック信号CLKが「H」レベルの時に、選択されたスピンMOSFETのスピン状態を判別し、このスピン状態を反映した電圧を出力する比較器50を用いたが、クロック信号CLKが「L」レベルから「H」レベルに変化した時だけスピン状態を判別する比較器を用いてもよい。
次に、本実施形態に用いられるリファレンス部40Aの具体例を説明する。リファレンス部40Aの第1具体例を図14に示す。この第1具体例のリファレンス部40Aは、直列に接続された、p型MOSFET41Aa、p型MOSFET41Ab、およびp型のスピンMOSFET41Acを備えている。MOSFET41Aaはドレインが比較器50の第2入力端子INに接続され、ソースがMOSFET41Abのドレインに接続され、ゲートがグランドGNDに接続される。MOSFET41AbはソースがスピンMOSFET41Acのドレインに接続され、ゲートがグランドに接続される。スピンMOSFET41AcはゲートがグランドGNDに接続され、ソースに電源電圧Vddが印加される。
この第1具体例のリファレンス部40Aにおいて、スピンMOSFET41Acのスピンが反平行状態にある場合は、スピンMOSFET41Acのゲート幅を、図12に示すスピンMOSFET11A〜11Aのゲート幅の{(2+MR)/2}倍にしている。これは、スピンMOSFET41Acの抵抗が各スピンMOSFET11A〜11Aのスピンが平行状態のときの抵抗値と反平行状態にあるときの抵抗値との中間値となるようにするためである。なお、このとき、スピンMOSFET41Acのゲート長と、スピンMOSFET11A〜11Aのゲート長は同じであり、MRは、スピンMOSFET41Acと、スピンMOSFET11A〜11Aの磁気抵抗変化率を表す。また、p型MOSFET41Aa、41Abのそれぞれは、図12に示すマルチプクサ10Aのp型MOSFET12A〜12A,13A〜13Aのそれぞれと同じON抵抗を有している。
また、第1具体例のリファレンス部40Aにおいて、スピンMOSFET41Acのスピンが平行状態である場合には、スピンMOSFET41Acは、各スピンMOSFET11A〜11Aに対して、ゲート幅が同じで、ゲート長が{2/(2+MR)}倍であることが好ましい。これは、スピンMOSFET41Acの抵抗が各スピンMOSFET11A〜11Aのスピンが平行状態のときの抵抗値と反平行状態にあるときの抵抗値との中間値となるようにするためである。
次に、リファレンス部40Aの第2具体例を図15に示す。この第2具体例のリファレンス部40Aは、直列に接続されたp型MOSFET42Aa、42Abと、並列に接続されたp型スピンMOSFET42Ac、42Adと、を備えている。MOSFET42Aaはドレインが比較器50Aの第2入力端子INに接続され、ソースがMOSFET42Abのドレインに接続され、ゲートがグランドに接続される。MOSFET42AbはソースがスピンMOSFET42Ac、42Adのドレインに接続され、ゲートがグランドGNDに接続される。スピンMOSFET42Ac、42Adはそれぞれ、ゲートがグランドGNDに接続され、ソースが電源電圧Vddに接続される。
この第2具体例のリファレンス部40Aにおいては、スピンMOSFET42Acのスピンは平行状態、スピンMOSFET42Adのスピンは反平行状態にしてある。また、スピンMOSFET42Ac、42Adは、ゲート幅は、図12に示すスピンMOSFET11A〜11Aの約2倍にし、ゲート長は同じにしてある。なお、本具体例においては、p型MOSFET42Aa、42Abのそれぞれは、図12に示すマルチプクサ10Aのp型MOSFET12A〜12A,13A〜13Aのそれぞれと同じON抵抗を有している。
次に、リファレンス部40Aの第3具体例を図16に示す。この第3具体例のリファレンス部40Aは、直列に接続されたp型MOSFET43Aa、43Abと、直列に接続されたp型スピンMOSFET43Ac、43Adと、直列に接続されたp型スピンMOSFET43Ae、43Afと、を備えている。MOSFET43Aaはドレインが比較器50Aの第2入力端子INに接続され、ソースがMOSFET43Abのドレインに接続され、ゲートがグランドGNDに接続される。MOSFET43AbはソースがスピンMOSFET43Ac、43Aeのドレインに接続され、ゲートがグランドGNDに接続される。スピンMOSFET43Acは、ゲートがグランドに接続され、ソースがスピンMOSFET43Adのドレインに接続される。スピンMOSFET43AdはゲートがグランドGNDに接続され、ソースに電源電圧Vddが印加される。また、スピンMOSFET43Aeは、ゲートがグランドGNDに接続され、ソースがスピンMOSFET43Afのドレインに接続される。スピンMOSFET43Afは、ゲートがグランドGNDに接続され、ソースに電源電圧Vddが印加され。したがって、直列に接続されたp型スピンMOSFET43Ac、43Adと、直列に接続されたp型スピンMOSFET43Ae、43Afとは並列に接続されている。
この第3具体例のリファレンス部40Aにおいて、スピンMOSFET43Ac、43Ad、43Ae、43Afのそれぞれのゲート幅およびゲート長は、図12に示すスピンMOSFET11A〜11Aとゲート幅およびゲート長を同じ長さにしてある。また、スピンMOSFET43Ac、43Ad、43Ae、43Afのスピンは、2個が平行状態、もう2個が反平行状態にしてある。なお、本具体例においては、p型MOSFET43Aa、43Abのそれぞれは、図12に示すマルチプクサ10Aのp型MOSFET12A〜12A,13A〜13Aのそれぞれと同じON抵抗を有している。
次に、リファレンス部40Aの第4具体例を図17に示す。この第4具体例のリファレンス部40Aは、一端が比較器50Aの第2入力端子INに接続され、他端に電源電圧が印加される抵抗44Aからなっている。この抵抗44Aの抵抗値は、図12に示す比較器50Aの第1入力端子INに接続している2個のp型MOSFET13A,13Aと、スピンMOSFET11A〜11Aの中の1個のスピンMOSFETが直列に接続されているときの抵抗値と同程度になっていることが望ましい。つまり、ゲートに「L」レベルの電圧が印加されているpMOSFETのソース−ドレイン間の抵抗をRDS、スピンMOSFETのスピンが平行状態にあるときのソース−ドレイン間抵抗をRおよびスピンが反平行状態のあるときのソース−ドレイン間抵抗をRAPをとすると、抵抗44Aの抵抗値は、2×RDS+(R+RAP)/2 程度の値になっていることが望ましい。
以上説明したように、本実施形態によれば、制御線に入力される制御データにより、スピンMOSFETを選択し、電流供給源30Aから選択したスピンMOSFETに負電流を流すとともに電流供給源32Aからリファレンス部40Aに負電流を流すことにより、比較器50Aの入力端子に生じる電位によって選択されたスピンMOSFETのスピン状態を比較器50Aで判別し、スピン状態に応じた値を出力することが可能なルックアップテーブル回路を備えたリコンフィギュラブル論理回路を形成することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、MOSだけで形成したルックアップテーブル回路に比べて、本実施形態にかかるルックアップテーブル回路は素子数を大幅に削減することができる。そのため、リコンフィギュラブル論理回路の高集積化もしくは低消費電力化が可能になる。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態によるリコンフィギュラブル論理回路を図18に示す。図1に示す第1実施形態のリコンフィギュラブル論理回路は、制御線が3本であって、3入力1出力のリコンフィギュラブル論理回路であった。本実施形態のリコンフィギュラブル論理回路は4入力1出力のリコンフィギュラブル論理回路であって、図1に示す第1実施形態のリコンフィギュラブル論理回路において、マルチプクサ10をマルチプレクサ10Bに置き換えた構成となっている。
マルチプレクサ10Bは、16入力1出力のマルチプレクサであって、4本の制御線D,D,D、Dと、16個のn型のスピンMOSFET11〜1115と、8個のn型のMOSFET71〜71と、4個のn型のMOSFET72〜72と、2個のn型MOSFET73,73と、1個のn型MOSFET14と、4個のインバータ15,15,15、15と、4本の反転制御線BD,BD,BD、BDと、を備えている。
インバータ15(i=0,1,2,3)はそれぞれ、入力端子が制御線Dに接続され、出力端子が反転制御線BDに接続されている。すなわち、反転制御線BDを流れる制御信号は、制御線Dを流れる制御信号の反転制御信号となる。
16個のスピンMOSFET11〜1115は、ソースがMOSFET14を介して接地電源GNDに接続される。なお、MOSFET14のゲートにはクロック信号CLKが入力される。8個のスピンMOSFET11,11,11,11、11、1110、1112、1114は、それぞれのゲートが反転制御線BDに接続され、8個のスピンMOSFET11,11,11,11、11、1111、1113、1115は、それぞれのゲートが制御線Dに接続される。
2個のスピンMOSFET11,11は、それぞれのドレインがMOSFET71のソースに接続され、2個のスピンMOSFET11,11は、それぞれのドレインがMOSFET71のソースに接続され、2個のスピンMOSFET11,11は、それぞれのドレインがMOSFET71のソースに接続され、2個のスピンMOSFET11,11は、それぞれのドレインがMOSFET71のソースに接続され、2個のスピンMOSFET11,11は、それぞれのドレインがMOSFET71のソースに接続され、2個のスピンMOSFET1110,1111は、それぞれのドレインがMOSFET71のソースに接続され、2個のスピンMOSFET1112,1113は、それぞれのドレインがMOSFET71のソースに接続され、2個のスピンMOSFET1114,1115は、それぞれのドレインがMOSFET71のソースに接続される。
4個のMOSFET71,71、71、71は、それぞれのゲートが反転制御線BDに接続され、4個のMOSFET71、71、71、71は、それぞれのゲートが制御線BDに接続される。2個のMOSFET71,71は、それぞれのドレインがMOSFET72のソースに接続され、2個のMOSFET71,71は、それぞれのドレインがMOSFET72のソースに接続され、2個のMOSFET71,71は、それぞれのドレインがMOSFET72のソースに接続され、2個のMOSFET71,71は、それぞれのドレインがMOSFET72のソースに接続される。
2個のMOSFET72,72は、それぞれのゲートが反転制御線BDに接続され、2個のMOSFET72,72は、それぞれのゲートが制御線BDに接続される。2個のMOSFET72,72は、それぞれのドレインがMOSFET73のソースに接続され、2個のMOSFET72,72は、それぞれのドレインがMOSFET73のソースに接続される。
MOSFET73は、ゲートが反転制御線BDに接続され、ドレインが比較器50の第1の入力端子INに接続される。また、MOSFET73は、ゲートが制御線Dに接側され、ドレインが比較器50の第1の入力端子INに接続される。
したがって、本実施形態にかかるマルチプレクサ10Bは、図1に示す第1実施形態にかかるマルチプレクサ10と同様に、クロック信号CLKが「H」レベルのときに、4本の制御線D,D,D,Dの電位レベルを制御することにより、16個のスピンMOSFET11〜1115の中から1つのスピンMOSFETを選択し、この選択されたスピンMOSFETを介して比較器50の第1入力端子INと、接地電源GNDとを導通することができる。
なお、第1乃至第4実施形態の場合と同様に、スピンMOSFET11〜1115およびn型MOSFET71〜71,72〜72,73〜73は、各接続において、ソースとドレインを逆に接続してもかまわない。
本実施形態も第1乃至第4実施形態と同様にスピンMOSFETはメモリ機能を有しているため、マルチプレクサ10Bはメモリ機能を内包している。
なお、本実施形態に用いられるリファレンス部40は、第1実施形態に用いられる図5乃至図7に示すリファレンス部40と異なり、直列に接続されるn型MOSFETの個数が3個となる。これは、マルチプレクサ10Bのn型MOSFET71〜71,72〜72,73〜73が3段に接続された構成となっているためである。本実施形態に用いられるリファレンス部40の第1乃至第3具体例を図19乃至図21に示す。図19に示す第1具体例のリファレンス部40は、図5に示すリファレンス部40において、入力端子INとn型MOSFET41aとの間にn型MOSFET41a’を設けた構成となっている。また、図20に示す第2具体例のリファレンス部40は、図6に示すリファレンス部40において、入力端子INとn型MOSFET42aとの間にn型MOSFET42a’を設けた構成となっている。また、また、図21に示す第3具体例のリファレンス部40は、図7に示すリファレンス部40において、入力端子INとn型MOSFET43aとの間にn型MOSFET43a’を設けた構成となっている。なお、図8に示す抵抗からなるリファレンス部は本実施形態にも用いることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、MOSだけで形成したルックアップテーブル回路に比べて、本実施形態にかかるルックアップテーブル回路は素子数を大幅に削減することができる。そのため、リコンフィギュラブル論理回路の高集積化もしくは低消費電力化が可能になる。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態によるリコンフィギュラブル論理回路を図22に示す。本実施形態のリコンフィギュラブル論理回路は4入力1出力のリコンフィギュラブル論理回路であって、図12に示す第4実施形態のリコンフィギュラブル論理回路において、マルチプクサ10Aをマルチプレクサ10Cに置き換えた構成となっている。
マルチプレクサ10Cは、図18に示す第5実施形態にかかるマルチプレクサ10Aにおいて、n型のスピンMOSFET11〜1115をp型のスピンMOSFET11A〜11A15にそれぞれ置き換えるとともに、n型MOSFET71〜71,72〜72,73〜73,14をp型MOSFET71A〜71A,72A〜72A,73A〜73A,14Aに置き換えた構成となっている。なお、p型MOSFET14Aは、ソースが電源電圧Vddを受け、ゲートにクロック信号CLKの反転信号BCLKを受け、ドレインがスピンMOSFET11A〜11Aのソースに接続された構成となっている。
したがって、本実施形態にかかるマルチプレクサ10Cは、図18に示す第5実施形態にかかるマルチプレクサ10Bと同様に、クロック信号CLKが「H」レベルのときに、4本の制御線D,D,D,D3の電位レベルを制御することにより、16個のスピンMOSFET11A〜11A15の中から1つのスピンMOSFETを選択し、この選択されたスピンMOSFETを介して比較器50Aの第1入力端子INと、接地電源GNDとを導通することができる。
なお、第1乃至第5実施形態の場合と同様に、スピンMOSFET11A〜11A15およびn型MOSFET71A〜71A,72A〜72A,73A〜73Aは、各接続において、ソースとドレインを逆に接続してもかまわない。
本実施形態も第1乃至第5実施形態と同様にスピンMOSFETはメモリ機能を有しているため、マルチプレクサ10Cはメモリ機能を内包している。
なお、本実施形態に用いられるリファレンス部40Aは、第4実施形態に用いられる図14乃至図16に示すリファレンス部40Aと異なり、直列に接続されるp型MOSFETの個数が3個となる。これは、マルチプレクサ10Cのp型MOSFET71A〜71A,72A〜72A,73A〜73Aが3段に接続された構成となっているためである。本実施形態に用いられるリファレンス部40Aの第1乃至第3具体例を図23乃至図25に示す。図23に示す第1具体例のリファレンス部40Aは、図14に示すリファレンス部40Aにおいて、入力端子INとp型MOSFET41Aaとの間にp型MOSFET41Aa’を設けた構成となっている。また、図24に示す第2具体例のリファレンス部40Aは、図15に示すリファレンス部40Aにおいて、入力端子INとp型MOSFET42Aaとの間にp型MOSFET42Aa’を設けた構成となっている。また、また、図25に示す第3具体例のリファレンス部40Aは、図16に示すリファレンス部40Aにおいて、入力端子INとp型MOSFET43Aaとの間にp型MOSFET43Aa’を設けた構成となっている。なお、図17に示す抵抗からなるリファレンス部は本実施形態にも用いることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、MOSだけで形成したルックアップテーブル回路に比べて、本実施形態にかかるルックアップテーブル回路は素子数を大幅に削減することができる。そのため、リコンフィギュラブル論理回路の高集積化もしくは低消費電力化が可能になる。
また、本発明の各実施形態によれば、不揮発な磁性体メモリを有するスピンMOSFETを用いているために、電源を切る直前の状態を保持することが可能となるとともに電源を投入した直後から回路動作を始めることが可能となり、電源投入直後の待ち時間を解消することができるという効果、および回路動作を停止している待機時には電源を切ることによる低消費電力の効果を奏することができる。
また、本発明の各実施形態のルックアップテーブル回路をリコンフィグュラブル回路に用いることにより、高集積な回路を作製することができるとともに、複雑な論理を実現しやすくなるという効果を奏することができる。
第1実施形態によるリコンフィギュラブル論理回路のルックアップテーブル回路を示す回路図。 図1に示す論理回路に含まれるマルチプレクサの導通状態を説明する図。 スピンMOSFETの一般的な構成を示す斜視図。 第1実施形態にかかる比較器および電流供給源の一具体例を示す回路図。 第1実施形態にかかるリファレンス部の第1具体例を示す回路図。 第1実施形態にかかるリファレンス部の第2具体例を示す回路図。 第1実施形態にかかるリファレンス部の第3具体例を示す回路図。 第1実施形態にかかるリファレンス部の第4具体例を示す回路図。 第1実施形態による論理回路のシミュレーション結果を示すグラフ。 第2実施形態にかかる比較器および電流供給源の一具体例を示す回路図。 第3実施形態によるコンフィグラブル論理回路を説明する図。 第4実施形態によるコンフィグラブル論理回路を示す回路図。 第4実施形態にかかる比較器および電流供給源の一具体例を示す回路図。 第4実施形態にかかるリファレンス部の第1具体例を示す回路図。 第4実施形態にかかるリファレンス部の第2具体例を示す回路図。 第4実施形態にかかるリファレンス部の第3具体例を示す回路図。 第4実施形態にかかるリファレンス部の第4具体例を示す回路図。 第5実施形態によるコンフィグラブル論理回路を示す回路図。 第5実施形態にかかるリファレンス部の第1具体例を示す回路図。 第5実施形態にかかるリファレンス部の第2具体例を示す回路図。 第5実施形態にかかるリファレンス部の第3具体例を示す回路図。 第6実施形態によるコンフィグラブル論理回路を示す回路図。 第6実施形態にかかるリファレンス部の第1具体例を示す回路図。 第6実施形態にかかるリファレンス部の第2具体例を示す回路図。 第6実施形態にかかるリファレンス部の第3具体例を示す回路図。
符号の説明
1 ルックアップテーブル回路
1A ルックアップテーブル回路
10 マルチプレクサ
10A マルチプレクサ
11 スピンMOSFET
11〜11 n型のスピンMOSFET
11A〜11A p型のスピンMOSFET
12 MOSFET
12〜12 n型MOSFET
12A〜12A p型MOSFET
13 MOSFET
13〜13 n型MOSFET
13A〜13A p型MOSFET
14 n型MOSFET
14A p型MOSFET
15〜15 インバータ
30 電流供給源
30A 電流供給源
32 電流供給源
32A 電流供給源
40 リファレンス部
40A リファレンス部
50 比較器
50A 比較器
52 差動増幅回路
60 書き込み回路
60A 書き込み回路
61 第1書き込み部
61A 第1書き込み部
62 第2書き込み部
62A 第2書き込み部

Claims (16)

  1. それぞれが個別の制御データを送信可能な複数の制御線と、
    ソースおよびドレインが磁性体を含む複数のスピンMOSFETと、複数のMOSFETを含み前記制御線から送信される前記制御データに基づいて複数の前記スピンMOSFETの中から1つのスピンMOSFETを選択する選択部と、を有するマルチプレクサと、
    選択されたスピンMOSFETの前記ソースおよびドレインにおける磁性体の磁化が第1状態か前記第1状態と異なる第2状態かを判別し、判別結果を出力する判別回路と、
    選択されたスピンMOSFETの前記ソースおよびドレイン間に書き込み電流を流し、選択されたスピンMOSFETの前記ソースおよびドレインにおける磁性体の磁化を前記第2状態にする第1の書き込み回路と、
    選択されたスピンMOSFETの前記ソースおよびドレイン間に書き込み電流を流し、選択されたスピンMOSFETの前記ソースおよびドレインにおける磁性体の磁化を前記第1状態にする第2の書き込み回路と、
    を備えていることを特徴とするリコンフィギュラブル論理回路。
  2. リファレンス部と、前記マルチプレクサによって選択されたスピンMOSFETにクロック信号に基づいて電流を供給する第1の電流供給源と、前記リファレンス部に前記クロック信号に基づいて電流を供給する第2の電流供給源と、を更に備え、
    前記判別回路は差動増幅回路を有し、前記差動増幅回路は、前記第1の電流供給源に接続される第1の入力端子と前記第2の電流供給源に接続される第2の入力端子とを有し、前記第1の電流供給源から選択された前記スピンMOSFETに電流を供給したときに前記第1の入力端子に生じる第1の電位と、前記第2の電流供給源から前記リファレンス部に電流を供給したときに前記第2の入力端子に生じる第2の電位との差を増幅して出力することを特徴とする請求項1記載のリコンフィギュラブル論理回路。
  3. 前記制御線の個数はm(≧3)本であり、前記スピンMOSFETの個数は2個であり、前記選択部は、2−2個のMOSFETを有していることを特徴とする請求項1または2記載のリコンフィギュラブル論理回路。
  4. 前記スピンMOSFETはn型のスピンMOSFETであり、前記選択部のMOSFETはn型のMOSFETであることを特徴とする請求項2記載のリコンフィギュラブル論理回路。
  5. 複数の前記制御線は第1乃至第4制御線であり、複数の前記スピンMOSFETはn型の第1乃至第16のスピンMOSFETであり、前記選択部はn型の第1乃至第14のMOSFETを有し、
    前記第1乃至第16のスピンMOSFETはソースが共通に接続され、前記第2、第4、第6、第8、第10、第12、第14および第16のスピンMOSFETはゲートに第1制御線から送信される第1制御データを受け、前記第1、第3、第5、第7、第9、第11、第13、および第15のスピンMOSFETはゲートに前記第1制御データを反転したデータを受け、
    前記第2、第4、第6、および第8のMOSFETはゲートに前記第2制御線から送信される第2制御データを受け、前記第1、第3、第5、および第7のMOSFETはゲートに前記第2制御データを反転したデータを受け、前記第1のMOSFETはソースが前記第1および第2のスピンMOSFETのドレインに接続され、前記第2のMOSFETはソースが前記第3および第4のスピンMOSFETのドレインに接続され、前記第3のMOSFETはソースが前記第5および第6のスピンMOSFETのドレインに接続され、前記第4のMOSFETはソースが前記第7および第8のスピンMOSFETのドレインに接続され、前記第5のMOSFETはソースが前記第9および第10のスピンMOSFETのドレインに接続され、前記第6のMOSFETはソースが前記第11および第12のスピンMOSFETのドレインに接続され、前記第7のMOSFETはソースが前記第13および第14のスピンMOSFETのドレインに接続され、前記第8のMOSFETはソースが前記第15および第16のスピンMOSFETのドレインに接続され、
    前記第10および第12のMOSFETはゲートに前記第3制御線から送信される第3制御データを受け、前記第9および第11のMOSFETはゲートに前記第3制御データを反転したデータを受け、前記第9のMOSFETは、ソースが前記第1および第2のMOSFETのドレインに接続され、前記第10のMOSFETは、ソースが前記第3および第4のMOSFETのドレインに接続され、前記第11のMOSFETは、ソースが前記第5および第6のMOSFETのドレインに接続され、前記第12のMOSFETは、ソースが前記第7および第8のMOSFETのドレインに接続され、
    前記第14のMOSFETはゲートに前記第4制御線から送信される第4制御データを受け、前記第13のMOSFETはゲートに前記第4制御データを反転したデータを受け、前記第13のMOSFETはソースが前記第9および第10のMOSFETのドレインに接続され、ドレインが前記差動増幅回路の第1の入力端子に接続され、前記第14のMOSFETはソースが前記第11および第12のMOSFETのドレインに接続され、ドレインが前記差動増幅回路の第1の入力端子に接続されていることを特徴とする請求項4記載のリコンフィギュラブル論理回路。
  6. 前記第1および第2の電流供給源はそれぞれ、2個のp型のMOSFETが直列に接続された回路であることを特徴とする請求項2、4または5記載のリコンフィギュラブル論理回路。
  7. 前記リファレンス部は、3個のn型のMOSFETと、1個のn型のスピンMOSFETが直列に接続された回路であることを特徴とする請求項5記載のリコンフィギュラブル論理回路。
  8. 前記リファレンス部は、3個のn型のMOSFETが直列に接続された直列回路と、2個のn型のスピンMOSFETが並列に接続された並列回路とが直列に接続されていることを特徴とする請求項5記載のリコンフィギュラブル論理回路。
  9. 前記リファレンス部は、3個のn型のMOSFETが直列に接続された第1の直列回路と、2個のn型のスピンMOSFETが直列に接続された第2の直列回路と、他の2個のn型のスピンMOSFETが直列に接続された第3の直列回路と、を備え、前記第2および第3の直列回路が並列に接続された並列回路と、前記第1の直列回路とが直列に接続されることを特徴とする請求項5記載のリコンフィギュラブル論理回路。
  10. リファレンス部と、前記マルチプレクサによって選択されたスピンMOSFETにクロック信号に基づいて負電流を供給する第1の電流供給源と、前記リファレンス部に前記クロック信号に基づいて負電流を供給する第2の電流供給源と、を更に備え、
    前記判別回路は差動増幅回路を有し、前記差動増幅回路は、前記第1の電流供給源に接続される第1の入力端子と前記第2の電流供給源に接続される第2の入力端子とを有し、前記第1の電流供給源から選択された前記スピンMOSFETに負電流を供給したときに前記第1の入力端子に生じる第1の電位と、前記第2の電流供給源から前記リファレンス部に負電流を供給したときに前記第2の入力端子に生じる第2の電位との差を増幅して出力することを特徴とする請求項1記載のリコンフィギュラブル論理回路。
  11. 前記スピンMOSFETはp型のスピンMOSFETであり、前記選択部のMOSFETはp型のMOSFETであることを特徴とする請求項10記載のリコンフィギュラブル論理回路。
  12. 複数の前記制御線は第1乃至第4制御線であり、複数の前記スピンMOSFETはp型の第1乃至第16のスピンMOSFETであり、前記選択部はp型の第1乃至第14のMOSFETを有し、
    前記第1乃至第16のスピンMOSFETはソースが共通に接続され、前記第2、第4、第6、第8、第10、第12、第14および第16のスピンMOSFETはゲートに第1制御線から送信される第1制御データを受け、前記第1、第3、第5、第7、第9、第11、第13、および第15のスピンMOSFETはゲートに前記第1制御データを反転したデータを受け、
    前記第2、第4、第6、および第8のMOSFETはゲートに前記第2制御線から送信される第2制御データを受け、前記第1、第3、第5、および第7のMOSFETはゲートに前記第2制御データを反転したデータを受け、前記第1のMOSFETはソースが前記第1および第2のスピンMOSFETのドレインに接続され、前記第2のMOSFETはソースが前記第3および第4のスピンMOSFETのドレインに接続され、前記第3のMOSFETはソースが前記第5および第6のスピンMOSFETのドレインに接続され、前記第4のMOSFETはソースが前記第7および第8のスピンMOSFETのドレインに接続され、前記第5のMOSFETはソースが前記第9および第10のスピンMOSFETのドレインに接続され、前記第6のMOSFETはソースが前記第11および第12のスピンMOSFETのドレインに接続され、前記第7のMOSFETはソースが前記第13および第14のスピンMOSFETのドレインに接続され、前記第8のMOSFETはソースが前記第15および第16のスピンMOSFETのドレインに接続され、
    前記第10および第12のMOSFETはゲートに前記第3制御線から送信される第3制御データを受け、前記第9および第11のMOSFETはゲートに前記第3制御データを反転したデータを受け、前記第9のMOSFETは、ソースが前記第1および第2のMOSFETのドレインに接続され、前記第10のMOSFETは、ソースが前記第3および第4のMOSFETのドレインに接続され、前記第11のMOSFETは、ソースが前記第5および第6のMOSFETのドレインに接続され、前記第12のMOSFETは、ソースが前記第7および第8のMOSFETのドレインに接続され、
    前記第14のMOSFETはゲートに前記第4制御線から送信される第4制御データを受け、前記第13のMOSFETはゲートに前記第4制御データを反転したデータを受け、前記第13のMOSFETはソースが前記第9および第10のMOSFETのドレインに接続され、ドレインが前記差動増幅回路の第1の入力端子に接続され、前記第14のMOSFETはソースが前記第11および第12のMOSFETのドレインに接続され、ドレインが前記差動増幅回路の第1の入力端子に接続されていることを特徴とする請求項11記載のリコンフィギュラブル論理回路。
  13. 前記第1および第2の電流供給源はそれぞれ、2個のn型のMOSFETが直列に接続された回路であることを特徴とする請求項10、11または12記載のリコンフィギュラブル論理回路。
  14. 前記リファレンス部は、3個のp型のMOSFETと、1個のp型のスピンMOSFETが直列に接続された回路であることを特徴とする請求項12記載のリコンフィギュラブル論理回路。
  15. 前記リファレンス部は、3個のp型のMOSFETが直列に接続された直列回路と、2個のp型のスピンMOSFETが並列に接続された並列回路とが直列に接続されていることを特徴とする請求項12記載のリコンフィギュラブル論理回路。
  16. 前記リファレンス部は、3個のp型のMOSFETが直列に接続された第1の直列回路と、2個のp型のスピンMOSFETが直列に接続された第2の直列回路と、他の2個のp型のスピンMOSFETが直列に接続された第3の直列回路と、を備え、前記第2および第3の直列回路が並列に接続された並列回路と、前記第1の直列回路とが直列に接続されることを特徴とする請求項12記載のリコンフィギュラブル論理回路。
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