JP4434867B2 - Mplsネットワークシステム及びノード - Google Patents

Mplsネットワークシステム及びノード Download PDF

Info

Publication number
JP4434867B2
JP4434867B2 JP2004208059A JP2004208059A JP4434867B2 JP 4434867 B2 JP4434867 B2 JP 4434867B2 JP 2004208059 A JP2004208059 A JP 2004208059A JP 2004208059 A JP2004208059 A JP 2004208059A JP 4434867 B2 JP4434867 B2 JP 4434867B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
label
node
route
detour
priority
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004208059A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006033307A (ja
Inventor
成健 居細工
若菜 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2004208059A priority Critical patent/JP4434867B2/ja
Priority to US11/018,761 priority patent/US20060013127A1/en
Publication of JP2006033307A publication Critical patent/JP2006033307A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4434867B2 publication Critical patent/JP4434867B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/50Routing or path finding of packets in data switching networks using label swapping, e.g. multi-protocol label switch [MPLS]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/02Topology update or discovery
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/28Routing or path finding of packets in data switching networks using route fault recovery

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)

Description

本発明は、MPLS(Multi Protocol Label Switching)ネットワーク及びそのネットワークに用いられるラベルスイッチングルータ又はラベルエッジルータとして機能するノードに係る。詳しくは、障害発生時にその障害発生のあった経路から迂回経路に切り替える機能を有するラベルスイッチングルータ又はラベルエッジルータとして機能する複数のノードを含むMPLSネットワーク及びノードに関する。
近年、MPLS(Multi Protocol Label Switching)を利用したキャリアサービスの提供が広がってきている。このMPLSの要となる代表的なシグナリングプロトコルにRSVP(Resource reservation Protocol)とLDP(Label Distribution Protocol)とがある。RSVPを利用したサービスではネットワーク内においてパスを静的に設定することが一般的であり、その作業量が多い。一方、LDPは、ネットワーク内においてダイナミックルーティング情報に従って自動的にパス設定が可能であることから、その利用が図られている。
LDPを利用したMPLSネットワークでは、それに含まれる各ノード(LSR:ラベル
スイッチングルータ)が、隣接ノードとの間で、あて先(FEC:Forwarding Equipment
Class)毎に経路交換及び経路計算を行なって、各あて先に対する経路(以下、優先経路という)を決定し、その決定した優先経路向けのLSP(Label Switching Path)の設定及びラベル(Label)の広告(広告メッセージの送信)を行なう。このような処理が各ノ
ードにてなされた状態において、MPLSネットワークのエッジに位置するノード(LER
:ラベルエッジルータ)にデータ(パケット)が到来すると、そのデータを受信したノードは、そのデータのあて先に対応してLSPの設定のなされた隣接ノードから広告されているラベルをそのデータを付けて当該隣接ノードに送る。そのデータを受信した次のノード(LSR)は、受信したデータに付けられているラベルを前記あて先に対応してLSPの
設定のなされた隣接ノードから広告されているラベルに付け替えてそのデータを当該隣接ノードに送る。このような動作を各ノードが実行する結果、MPLSネットワークに到来したデータが前記優先経路上の各ノードをそのあて先に向けて順次転送されていく。
前述したような各ノードでの経路交換、経路計算、LSPの設定及びラベル広告等の処理が、例えば、所定周期にて実行される。そして、その処理の実行の都度、各ノードにおいてあて先ごとの転送経路(LSP)及び転送データに付すべきラベルが定義されてMPLSネットワークにおけるネットワークトポロジーの安定化が図られる。
ところで、上記MPLSネットワークの或るあて先に対応して決定された優先経路中に障害が発生した場合、データの転送経路が前記優先経路から迂回経路に切り替えられる。その障害発生時における経路切り替えについての技術が従来種々提案されている。
その提案されている第1の例(例えば、特許文献1参照)では、ネットワーク中のコアのノード(ネットワークのエッジに位置するノード以外のノード)で障害が発生すると、その障害の発生を検出したノードは、終端ノードまでメッセージ(withdraw)を送信し、その終端ノードから異なるパスへ迂回させている。
また、提案されている第2の例(例えば、特許文献2参照)では、回線障害を検出したノードは、特殊な意味を持たせた特殊ラベルを転送データに付け、迂回経路を探し出してその特殊ラベルの付けられたデータを送出する。そして、その特殊ラベル付きのデータを
受信したノードは、その時点での迂回経路を探し出し、その迂回経路に対して同じように特殊ラベルを付したデータを送出する。これにより、MPLSネットワーク内を各ノードにて探し出された迂回経路上をデータが順次転送される。
更に、提案されている第3の例(例えば、特許文献3参照)では、各ノードが優先経路用パスと迂回経路用パス(隣接する次ホップのノードでOSPF/RIP(Open Shortest Path First/Routing Information Protocol)等の経路プロトコルに従った経路)を予め保持して
おき、回線障害を検出したノードがデータの転送先を優先経路パスから迂回経路用パスに切り替える。そして、回線障害を認識していないノードでは、受信したデータを優先経路用パスに向けて転送する。
特開2003−60680号公報 特開2003−134148号公報 特開2003−78554号公報
しかし、前述した障害時における経路切り替えについての従来の例では、次のような欠点がある。
上記した第1の例では、終端までメッセージが送られてプロテクションに切り替えられるので、そのメッセージが終端まで到着するまでの間のパケットがロストし、トラフィック断の時間が長くなってしまう。また、回線障害を検出したノードから上流側の終端ノードへ特殊なメッセージを送信するために何らかの登録作業が必要であり、ネットワークの規模に応じて保守者の作業量が増えてしまう。
また、上記した第2の例では、迂回側のノードの段数が多くなるとその検索時間が累積される可能性がある。このため、トラフィック断の時間が長くなってしまう可能性がある。
更に、上記した第3の例では、各ノードが優先経路用パスと迂回経路用パスとを予め保持していることから、回線障害を検出したノードでは、データの転送経路を優先経路用パスから迂回経路用パスに即座に切り替えることができる。しかし、回線障害を検出したノード以外のノードでは、優先経路用パスが依然維持されることから、次のような問題が発生し得る。
例えば、図1に示すように、ノードAを経由するデータのあて先dest1に対する優先経
路P1としてノードA→ノードB→ノードCが設定され、ノードDを経由するデータの同じあて先dest1に対する優先経路P2としてノードD→ノードA→ノードB→ノードCが
設定されているMPLSネットワークにおいて、ノードAがノードBに向かう優先経路用パスLSP1とノードDに向かう迂回経路用パスLSP1´を保持し、ノードDが優先経路用パスLSP2を保持している場合を想定する。このようなMPLSネットワークにおいて、ノードAは、優先経路用パスLSP1で発生した障害を検出すると、データの転送経路を優先経路用パスLSP1から迂回経路用パスLSP1´に切り替える。すると、今までノードAからノードBに転送されていたあて先dest1のデータがノードDに転送されるようになる。しかし、ノ
ードDは、障害の発生を検出していないので、ノードAから受信されるあて先dest1のデ
ータを優先経路用パスLSP2によりノードAに転送することになる。このため、MPLSネットワーク内であて先dest1に対する経路の再設定がなされるまでの間、ノードAに到来
するあて先dest1のデータは、ノードAとノードDとの間を繰り返し往復することになり
、その間、トラフィック断の状態となってしまう。
本発明は、前述した従来の技術の欠点を解消するためになされたもので、障害が発生し
たときに、トラフィック断の時間を極力短くすることができるMPLSネットワークシステム及びそのノードを提供するものである。
本発明は、上述した課題を解決するために以下の構成を採用する。即ち、本発明は、ラベルスイッチングルータ又はラベルエッジルータとして機能する複数のノードを含むマルチプロトコルラベルスイッチング(MPLS)ネットワークシステムであって、
各ノードは、優先経路上の次ホップに相当する隣接ノードから広告されたラベルを優先送信ラベルとして自ノードから広告したラベルと対にして管理する優先経路管理手段と、
第一の迂回経路上の次ホップに相当する隣接ノードから広告されたラベルを迂回送信ラベルとして自ノードから広告したラベルと対にして管理する第一の迂回経路管理手段と、
自ノードと隣接ノードとの間の障害を検出する障害検出手段と、
前記障害検出手段にて優先経路上の次ホップに相当する隣接ノードと自ノードとの間の障害が検出されたときに、前記優先経路上の次ホップに相当する隣接ノードに転送すべきデータに付された自ノードから広告したラベルを前記優先送信ラベルの代わりに前記迂回送信ラベルに付け替えて前記データを前記第一の迂回経路上の次ホップに相当する隣接ノードに転送する第一の経路切り替え手段と、を有するMPLSネットワークシステムである。
このような構成より、各ノードは、優先経路の隣接ノードとの間の障害が検出されると、優先経路の隣接ノードに転送すべきデータに付された自ノードから広告したラベルが優先送信ラベルの代わりに迂回送信ラベルに付け替えられて前記データが前記第一の迂回経路の隣接ノードに転送される。
また、本発明に係るMPLSネットワークシステムは、各ノードが、前記優先経路上の次ホップに相当する隣接ノードに第一のラベルを広告する手段と、
前記優先経路以外の経路の隣接ノードに前記第一のラベルと異なる第二のラベルを広告する手段と、をさらに有し、
前記第一の迂回経路管理手段は、前記迂回送信ラベルを前記第一のラベルと対にして管理するように構成することができる。
このような構成により、各ノードは、隣接ノードから第一のラベルの付されたデータの転送を受けたときは、そのデータを即座に迂回経路の隣接ノードに転送することができるようになる。
また、第一のラベルの付されたデータを優先経路の隣接ノードに転送することがなくなるので、優先経路の隣接ノードとの間でデータの転送を繰返すことも防止することができる。
さらに、本発明に係るMPLSネットワークシステムは、各ノードが、隣接ノードから転送されるデータに付された自ノードから広告したラベルを監視するラベル監視手段と、
前記ラベル監視手段にて前記自ノードから広告したラベルが前記第一のラベルであることが検出されたときに、前記転送されたデータに付された前記第一のラベルを前記迂回送信ラベルに付け替えて前記データを前記第一の迂回経路上の次ホップに相当する隣接ノードに転送する第二の経路切り替え手段とをさらに有するように構成することができる。
更に、本発明に係るMPLSネットワークは、隣接ノードから転送されるデータに付された自ノードから広告したラベルを監視するラベル監視手段と、前記ラベル監視手段にて前記自ノードから広告したラベルが前記第一のラベルであることが検出されたときに、前記転送されたデータに付された前記第一のラベルを前記迂回送信ラベルに付け替えて前記
データを前記第一の迂回経路の隣接ノードに転送する第二の経路切り替え手段とを有する構成とすることができる。
このような構成により、第一のラベルの付されたデータの転送元のノードは、第一の迂回経路へのデータ転送を行なっているものであり、このようなデータについては、各ノードにおいても同様に即座に第一の迂回経路に転送することができるようになる。
また、本発明は、マルチプロトコルラベルスイッチング(MPLS)ネットワークを構成するラベルスイッチングルータ又はラベルエッジルータとして機能するノードであって、
優先経路上の次ホップに相当する隣接ノードから広告されたラベルを優先送信ラベルとして自ノードから広告したラベルと対にして管理する優先経路管理手段と、
第一の迂回経路上の次ホップに相当する隣接ノードから広告されたラベルを迂回送信ラベルとして自ノードから広告したラベルと対にして管理する第一の迂回経路管理手段と、
隣接ノードとの間の障害を検出する障害検出手段と、
前記障害検出手段にて優先経路上の次ホップに相当する隣接ノードと自ノードとの間の障害が検出されたときに、前記優先経路上の次ホップに相当する隣接ノードに転送すべきデータに付された自ノードから広告したラベルを前記優先送信ラベルの代わりに前記迂回送信ラベルに付け替えて前記データを前記第一の迂回経路上の次ホップに相当する隣接ノードに転送する第一の経路切り替え手段とを有するノードである。
本発明に係るノードは、前記優先経路上の次ホップに相当する隣接ノードに第一のラベルを広告する手段と、
前記優先経路以外の経路の隣接ノードに前記第一のラベルと異なる第二のラベルを広告する手段と、をさらに有し、
前記第一の迂回経路管理手段は、前記迂回送信ラベルを前記第一のラベルと対にして管理するように構成することができる。
本発明に係るMPLSネットワークシステムでは、優先経路の隣接ノードとの間の障害が検出されときに、転送データに付すラベルを制御することで、優先経路の隣接ノードに転送すべきデータを第一の迂回経路の隣接ノードに即座に転送することができ、トラフィック断の時間を短くすることができ、容易に経路を切り替えることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
〔第一の実施形態〕
本発明の第一の実施の形態に係るMPLSネットワークは、例えば、図2に示すように構成される。
図2において、このMPLSネットワークは、それぞれラベルスイッチングルータ(LSR)又はラベルエッジルータ(LER)として機能する7つのノードA〜ノードGを含み、ノードBにノードCとノードFとが隣接し、ノードFにノードEとノードBとノードGとが隣接し、ノードCにノードBとノードGとノードDとが隣接している。各ノードは、図3に示す構成要素を持つように構成される。図3において、ノード(LSR又はLER)100は、優先経路管理部11、優先ラベル管理部12、ラベル管理部13、回線管理部14、データ転送部15、迂回経路管理部16、迂回ラベル管理部17、次迂回ラベル管理部18及び迂回ラベル監視部19を備えている。
優先経路管理部11は、隣接ノードと経路情報交換を行ってあて先毎にそのあて先に向
けた経路のうち最も優先順位の高い経路、即ち、優先経路を決定する。優先ラベル管理部12は、決定された優先経路についてのラベル情報を管理する。ラベル管理部13は、隣接ノードとラベル情報の交換を行い、全隣接ノードからのラベル情報を保持し、次ホップ(あて先に向けて決定された経路上における次の隣接ノード)、その次ホップに対するラベル、及び経路の優先順位を管理する。回線管理部14は、ノード(LSR)が収容する回
線の状態を管理する。データ転送部15は、データ(パケット)転送のための経路情報(LSPの情報)を管理しており、データ受信時に上記経路情報(LSPの情報)に従ってそのデータの転送を行う。迂回経路管理部16は、優先経路の次の優先順位となる経路を迂回経路として決定し、その迂回経路上のあて先に向けた隣接ノードの情報、その迂回経路のコストを管理する。迂回ラベル管理部17は、迂回経路上のあて先に向けた送受信ラベルの管理、迂回LSPの設定、回線障害時における上記迂回LSPの優先LSPへの変更、回線障害に
おける迂回LSPの変更、迂回用ラベル検出による優先LSPの変更を行う。
次迂回ラベル管理部18は、迂回経路の次の優先順位となる経路となる次迂回経路の送信ラベルと、その経路上のあて先に向けた次のノード(次ホップ)の管理を行う。そして、次迂回ラベル管理部18は、迂回経路側回線に障害が発生した場合に、上記送信ラベルを用いて迂回LSPの設定要求を行う。迂回ラベル監視部19は、転送データに付与される
ラベルの監視を行うと共に迂回LSPに用いられる受信ラベルを管理する。そして、迂回ラ
ベル監視部19は、その受信ラベルの付されたデータ(パケット)を受信したときに、迂回用のLSPの優先LSPへの設定変更を要求する。
なお、この第一の実施の形態に係るMPLSネットワークの各ノードでは、次迂回ラベル管理部18及び迂回ラベル監視部19の機能は有効的に用いられない。
なお、優先経路管理部11,優先ラベル管理部12及びラベル管理部13が、本発明における優先経路管理手段として機能し、ラベル管理部13,迂回経路管理部16及び迂回ラベル管理部が迂回経路管理手段として機能する。また、データ転送部15が、第1の経路切り替え手段として機能する。
また、ノード100は、隣接ノードに対し、宛先毎に受信ラベルを広告する機能を持つ。例えば、このラベル広告機能(ラベルを広告する手段)は、ラベル管理部13で実行することが可能である。但し、本実施形態におけるノードは、1つの宛先に対する複数の経路(ルート)がある場合には、優先経路(例えば、宛先までのコストが最も小さい経路)上の次ホップに相当する隣接ノードに対しては、第1のラベルを広告し、他の隣接ノードに対しては、第1のラベルと異なる第2のラベルを広告する。第1のラベルと第2のラベルとは、値が相互に異なるようにしても良く、ラベルの種類が相互に異なるようにしても良い。
前述したような構成のMPLSネットワークの各ノードは、データ転送を開始する前に、図4及び図5に示す手順に従って処理を実行する。なお、図4及び図5は、図2に示すネットワークにおけるノードBでの処理を示しているが、他のノードも同様の処理を行う。また、図4は、隣接ノードCとの経路情報及びラベルに関する情報の交換に基づいたノードBでの処理を示し、図5は、隣接ノードFとの経路情報及びラベルに関する情報の交換に基づいたノードBでの処理を示している。
なお、図3に示した優先経路管理部11は、図10(a)に示すようなデータ1(優先経
路情報)を格納するテーブルを管理しており、迂回経路管理部16は、図10(b)に示す
ようなデータ2(迂回経路情報)を格納するテーブルを管理している。また、ラベル管理部13は、図10(c)に示すようなデータ3(ラベル情報)を格納するテーブルを管理しており、優先ラベル管理部12は、図10(d)に示すようなデータ4(優先ラベル情報)を格納するテーブルを管理しており、迂回ラベル管理部17は、図10(e)に示すようなデータ5(迂回ラベル情報)を格納するテーブルを管理している。これらのテーブルは、ノードを
構成する図示せぬ記憶装置上に作成される。これらのテーブルは、各ノードにて作成、管理去られる。
図4及び図5において、優先経路管理部11は、各隣接ノードC、Fと経路情報を交換し、図2に示すあて先dest1と、ノードBからそのあて先dest1に向けた2つの経路(B→C→D)、(B→F→G→C→D)における次ホップ(ノードC、ノードF)と、上記2つの経路におけるコストとを、図10(a)の「障害前」に示すように、経路情報としてデータ1に登録する。
なお、ノードBとノードCとの間の回線、ノードCとノードDとの間の回線、ノードBとノードFとの間の回線及びノードFとノードGとの間の回線それぞれのコストは「10」であり、ノードGとノードCとの間の回線のコストは「20」であると仮定する。この場合、上記経路(B→C→D)のコストが「20」として計算され、上記経路(B→F→G→C→D)のコストが「50」として計算される。
優先経路管理部11は、前述したように登録した各経路のコストを参照して、そのコストが最小となる経路における次ホップを優先経路情報として決定し、上記データ1に反映させる(図10(a)の「障害前」における項目「優先」参照)。また、迂回経路管理部16は、優先経路管理部11の保持する上記経路情報で特定される経路のうち上記優先経路情報として決定された経路以外の経路に対してコストに基づいて優先順位付けを行い、最も優先順位の高い(最もコストの低い)経路のついての経路情報(次ホップ、コスト)を迂回経路情報として、図10(b)の「障害前」に示すように、データ2に登録する。
ラベル管理部13は、隣接ノードとラベルに関する情報を交換する。各ノードでのラベルに関する情報の交換では、各ノードは、あて先dest1に向けた上記優先経路上の隣接ノ
ード(次ホップ)に対して広告するラベルの値と、他の隣接ノードに対して広告するラベルの値とを異なるものとしている。
例えば、図2において、ノードBは、あて先dest1に向けた優先経路(B→C→D)上
の隣接ノードCに対してラベル値Lb´(第一のラベルに相当)のラベル広告メッセージを
送信する一方、他の隣接ノードA、Fに対してはラベル値Lb(第二のラベルに相当)のラベル広告メッセージを送信する。また、ノードFは、あて先dest1に向けた優先経路(F
→B→C→D)上の隣接ノードBに対してラベル値Lf´(第一のラベルに相当)を含むラベル広告メッセージを送信する一方、他の隣接ノードE、Gに対してラベル値Lf(第二
のラベルに相当)を含むラベル広告メッセージを送信する。なお、図2において、他のノ
ードについても同様である。
上記ラベルに関する情報(ラベル広告メッセージ)の交換において、あて先dest1に向
けた上記経路(B→C→D:優先経路)上の隣接ノードCからラベルLcが広告され、あて先dest1に向けた上記経路(B→F→G→C→D)上の隣接ノードFからラベルLf´
が広告される。そして、ラベル管理部13は、上記各経路に対して、隣接ノードC、Fから広告されたラベルをその隣接ノードC、Fにデータ転送を行う際に付すべき送信ラベルとして、あて先dest1及びその隣接ノード(次ホップ)と共に、図10(c)の「障害前
」に示すように、データ3に登録する。
優先ラベル管理部12は、ラベル管理部13に対して優先送信ラベル要求を行う。この要求に対してラベル管理部13は、データ1に登録された優先経路情報における次ホップ(ノードC)に一致する次ホップの送信ラベルをデータ3から検索し、その検索結果(ノードCに対する送信ラベルLc)を優先送信ラベルとして応答する。この優先送信ラベル(ノードCに対する送信ラベルLc)を取得した優先ラベル管理部12は、その優先送信
ラベルと、自ノード(ノードB)がノードC以外の隣接ノードに広告したラベルLbを優先受信ラベルとして、図10(d)の「障害前」に示すように、データ4に設定する。
優先ラベル管理部12は、上記優先受信ラベルLb及び優先経路上の次ホップ(ノードC)をラベル管理部13に通知する。ラベル管理部13は、データ3(図10(c)の「障害前」参照)においてその次ホップ(ノードC)に対して優先順位1を設定し、優先送信ラベルLcと優先受信ラベルLbとの組を優先LSPとしてデータ転送部15に登録する
迂回ラベル管理部17は、迂回経路管理部16からデータ2(図10(b)の「障害前」参照)に登録された迂回経路情報(次ホップ:ノードF)を取得し、ラベル管理部13に対してその迂回経路情報(次ホップ:ノードF)に基づいた迂回送信ラベル要求を行う。この要求に対してラベル管理部13は、データ2に登録された迂回経路情報における次ホップ(ノードF)に一致する次ホップの送信ラベルをデータ3から検索し、その検索結果(ノードFに対する送信ラベルLf´)を迂回送信ラベルとして応答する。迂回ラベル管理部17は、上記迂回送信ラベルと、自ノード(ノードB)が優先経路上の次ホップ(ノードC)に広告したラベルLb´とを迂回受信ラベルとして、図10(e)の「障害前」に示すように、データ5に設定する。
迂回ラベル管理部17は、上記迂回受信ラベルLb´及び迂回経路上の次ホップ(ノードF)をラベル管理部13に通知する。ラベル管理部13は、データ3(図10(c)の「障害前」参照)においてその次ホップ(ノードF)に対して優先順位2を設定し、迂回送信ラベルLf´と迂回受信ラベルLb´との組を迂回LSPとしてデータ転送部15に登
録する。
ノードBに隣接するノードFでも同様の処理がなされており、その結果、図11に示すように、前述したデータ1(優先経路情報)、データ2(迂回経路情報)、データ3(ラベル情報)、データ4(優先ラベル情報)、データ5(迂回ラベル情報)への各種情報の登録がなされる。
この場合、ノードFからあて先dest1に向けた2つの経路(F→B→C→D)、(F→
G→C→D)における次ホップ(ノードB、ノードG)と、それら2つの経路におけるコストとがあて先dest1に対応付けられてデータ1に登録される(図11(a)の「障害前
」参照)。そして、コストの小さい経路(F→B→C→D)上の次ホップ(ノードB)がデータ1において優先経路情報とされる。また、コストの大きい経路(F→G→C→D)における次ホップ(ノードG)がデータ2に迂回経路情報として登録される(図11(b)の「障害前」参照)。
隣接するノードとのラベル情報の交換により、優先経路上の次ホップ(ノードB)から広告されるラベルLbと迂回経路上の次ホップ(ノードG)から広告されるラベルLgとがラベル情報としてデータ3に登録される(図11(c)の「障害前」参照)。更に、優先経路上の次ホップ(ノードB)に対応付けて自ノード(ノードF)での受信ラベルLfと当該次ホップ(ノードB)に対する送信ラベルLbとがデータ4に優先ラベル情報として登録され(図11(d)の「障害前」参照)、迂回経路上の次ホップ(ノードG)に対応付けて自ノード(ノードF)での受信ラベルLf´と当該次ホップ(ノードG)に対する送信ラベルLgとがデータ5に迂回ラベル情報として登録される(図11(e)の「障害前」参照)。そして、優先ラベル情報としての送信ラベルLbと受信ラベルLfとが優先LSPとしてデータ転送部15に登録されると共に、迂回ラベル情報としての送信ラベルL
gと受信ラベルLf´とが迂回LSPとしてデータ転送部15に登録される。
このようにして、MPLSネットワーク内の各ノードにおけるデータ転送部15に優先LSPと迂回LSPとが登録された状態で、例えば、ノードAからラベルLbの付されたdest1
宛のデータがノードBに転送されると、ノードBのデータ転送部15は、登録された優先LSPに基づいてラベルLbをそのラベルLbに対応したラベルLcに付け替えて上記デー
タをノードCに転送する。ノードCではラベルLcがラベルLdに付け替えられ、上記データがノードDに転送される。このようにラベルの付け替えがなされつつ、データが優先経路(A→B→C→D)を経てdest1にデータが順次転送される。
このような過程で、例えば、図6に示すように、ノードBとノードCとの間の回線で障害が発生した場合、MPLSネットワークでは次のような動作がなされる。
上記障害を検出するノードBでは、図7に示す手順に従って処理がなされる。また、ノードBからあて先dest1に向う迂回経路上で次ホップとなるノードFでは図8に示す手順
に従って処理がなされる。
まず、図7において、ノードBの回線管理部14が障害を検出する(例えばノードB−
C間の物理リンクの切断が検知される)と、データ転送部15は、次ホップ(ノードC)
に対するデータ転送ができないことから、その次ホップ(ノードC)についての情報をラベル管理部13に通知する(障害通知)。
ラベル管理部13は、通知された次ホップ(ノードC)をデータ3(図10(c)、「障害前」参照)から検索し、その次ホップ(ノードC)が優先経路に含まれているか否か(優先順位1であるか否か)を判定する。その結果、優先順位が最上位の優先順位1であるとの判定がなされると、ラベル管理部13は、迂回ラベル管理部17に迂回ラベルの使用を依頼するための通知を行う。その通知を受けた迂回ラベル管理部17は、データ5(図10(e)参照)から迂回経路上の次ホップ(ノードF)と迂回送信ラベルLf´とを取得してそれらを優先ラベル管理部12に通知する。そして、迂回ラベル管理部17は、データ5に登録された迂回ラベル情報(次ホップ、送信ラベル、受信ラベル)を削除する(図10(e)の「障害中」参照)。
優先ラベル管理部12は、データ4に登録された優先経路上の次ホップ(ノードC)とその優先送信ラベルLcとを上記通知された迂回経路上の次ホップ(ノードF)と迂回送信ラベルLf´とに書き換える(図10(d)の「障害前」及び「障害中」参照)。これにより、迂回経路上の次ホップ(ノードF)と迂回送信ラベルLf´とが優先ラベル情報として設定されることになる。このように優先ラベル情報として設定された送信ラベルLf´及び次ホップ(ノードF)が優先ラベル管理部12からラベル管理部13に通知される。ラベル管理部13は、その通知された情報に基づいて、データ3における次ホップをノードCからノードFに書き換えると共に対応するラベルをLcからLf´に書き換える。そして、ラベル管理部13は、データ転送部15に優先LSPにおける優先送信ラベルを
LcからLf´に書き換えさせる(図10(c)の「障害前」及び「障害中」)。従って、新たな優先LSPは、送信ラベルLf´と受信ラベルLbとの組み合わせにて定義される
ことになる。
前述したようにして障害を検出したノードBにて優先経路から迂回経路への切り替えがなされた後、例えば、ノードAからラベルLbの付されたdest1宛のデータがノードBに
転送されると、ノードBのデータ転送部15は、上記書き換えられた優先LSPに基づいて
ラベルLbをそのラベルLbに対応したラベルLf´付け替えて上記データをノードFに転送する。
このようにラベルLf´の付されたデータを受信したノードFは、その受信ラベルLf´が優先ラベル情報としてデータ4に登録されておらず(図11(d)の「障害中」(「
障害前」と同じ)参照)、迂回ラベル情報としてデータ5に登録されているので(図11(e)「障害中」参照)、迂回経路にてデータの転送がなされていることを認識することができる。そして、迂回LSP(送信ラベルLgと受信ラベルLf´との組で定義される)
に基づいて受信ラベルLf´が送信ラベルLgに付け替えられたデータが迂回経路上の次ホップ(ノードG)に転送される。ノードG、ノードCにおいてもノードFと同様の処理がなされ、その結果、図6に示すトラフィックのように、ノードAからノードBに転送されたあて先dest1のデータは、ノードBから迂回経路(B→F→G→C→D)を通ってあ
て先dest1に到達するように、順次転送される。
回線障害からある時間が経過して、例えば、経路再設計のタイミングになると(例えば、一般的に用いられているOSPFの経路計算満了時間等に基づいたタイミング)、MPLSネットワーク内の各ノードにおいて前述したような隣接ノードとの経路情報交換及びラベル情報交換がなされ、あて先毎の経路が再設計される。各ノードは、基本的には、図4及び図5に示す手順に従って処理を行う。前述した経路切り替えのなされたノードでは、更に、優先経路及び迂回経路の再設定の処理があわせて行われる。
この処理は、例えば、図8に示す手順に従ってなされる。例えば、優先経路管理部11は、隣接ノードとの経路情報交換により再計算を行ったうえデータ1の優先経路変更を行う。具体的には、例えば、ノードBでは、障害が発生した経路上の次ホップ(ノードC)についての情報が削除され、今まで迂回経路であった経路上の次ホップ(ノードF)の情報に対して優先フラグが設定される(図10(a)の「障害後」参照)。また、ノードFでは、今まで優先経路であった経路上の次ホップ(ノードB)についての情報が削除され、今まで迂回経路であった経路上の次ホップ(ノードG)の情報に対して優先フラグが設定される(図11(a)の「障害後」参照)。
迂回経路管理部16は、データ1の優先経路以外の経路のうち次候補となる経路を新たな迂回経路としてデータ2に登録する。なお、ノードB、ノードFにおいては次の迂回経路が存在しないので、新たな迂回経路の登録はなされない(図10(b)の「障害後」及び図11(b)の「障害後」参照)。
例えば、ノードFでは、迂回経路管理部16は、迂回経路の変更があったことを迂回ラベル管理部17に通知する。迂回ラベル管理部16は、データ5の旧迂回送信ラベル(Lg)と次ホップ(ノードG)とを優先ラベル管理部12に通知すると共にそれらをデータ5から削除する(図11(e)の「障害後」参照)。その通知を受けた優先ラベル管理部12はそれらの情報をデータ4に反映させ(図11(d)の「障害後」参照)、ラベル管理部13に新たな優先送信ラベルの情報を通知する。ラベル管理部13は、データ3の優先順位の更新を行う(図11(c)の「障害後」参照)。ラベル管理部13は、更に、上記迂回受信ラベルとして新規優先経路側の隣接ノードにのみに対して以前広告していたラベルについてのラベル回収メッセージ及び新規ラベルについてのラベル広告メッセージを送信する。
前述したような処理により、各ノードにおけるデータ1〜データ5は、図10の「障害後」及び図11の「障害後」に示すように更新される。その結果、MPLSネットワークにおいて、図9に示すように、経路(A→B→F→G→C→D)があて先dest1に向う優
先経路として設定されることになる。
以上説明した第一実施形態によれば、ノードFは、優先経路上の次ホップに相当する隣接ノードに対し、他の隣接ノードに対するラベル(ラベルLf)と異なる値を持つラベル値(ラベルLf´)を広告し、ノードBからラベルLf´を送信ラベルとするデータ(パケッ
ト)を受信すると、優先経路上で障害が発生したものとして、このデータを予め設定して
ある迂回LSPで転送する。これによって、ノードFが、ノードBから受信したデータを、
優先経路にしたがってノードBに転送し、ノードBとノードFとの間でループが発生し、データのトラフィック断が発生することを防止することができる。
〔第二実施形態〕
次に、本発明の第二の実施の形態に係るMPLSネットワークについて説明する。このMPLSネットワークは、例えば、図12に示すように構成され、ノードFにはあて先dest1に対する複数の迂回経路の設定がなされている点で、前述した第一の実施の形態に係
るMPLSネットワークと異なる。
図12において、このMPLSネットワークは、それぞれラベルスイッチングルータ(LSR)又はラベルエッジルータ(LER)として機能する9つのノードA〜ノードIを含み、ノードA〜ノードGは、図2に示すMPRLネットワークと同様に接続されている。そして、ノードHがノードFとノードIとに隣接し、ノードIがノードHとノードIとに隣接している。このようなMPLSネットワークでは、ノードAからあて先dest1に向けた複
数の経路のうち、経路(A→B→C→D)が優先経路となり、経路(A→B→F→G→C→D)と経路(A→B→F→H→I→G→C→D)とが迂回経路となる。各ノードは、前述した例と同様に図3に示すようになっている。なお、この第二の実施の形態では、図3に示す次迂回ラベル管理部18の機能が有効に利用される。
なお、ラベル管理部13,迂回経路管理部16,及び次迂回ラベル管理部18が、本発明の第二の迂回経路管理手段として機能し、データ転送部15が迂回経路切り替え手段として機能する。
各ノードは、データ転送を開始する前に、基本的に、前述した第一の実施の形態と同様に、図4及び図5に示す手順に従って処理を行う。その結果、各ノードにおいて、あて先dest1に向けた優先経路上の次ホップにデータ転送を行うための優先受信ラベルと優先送
信ラベルとの組にて定義される優先LSPと、あて先dest1に向けた迂回経路上の次ホップにデータ転送を行うための迂回受信ラベルと迂回送信ラベルとの組にて定義される迂回LSP
とが登録される。
例えば、ノードBでは、図20の「障害前」に示すように(図10の「障害前」に示すものと同様)、データ1に優先経路上の次ホップ(ノードC)とそのコスト及び迂回経路上の次ホップ(ノードF)とそのコストが登録され、データ2に迂回経路上の次ホップ(ノードF)、そのコスト及びその優先順位2が登録され、データ3に各次ホップ(ノードC、ノードF)から広告されたラベル情報Lc、Lf´が登録され、データ4に優先経路上の次ホップ(ノードC)に対する優先受信ラベルLbと優先送信ラベルLcとが登録され、データ5に迂回経路上の次ホップ(ノードF)に対する迂回受信ラベルLb´と迂回送信ラベルLf´とが登録される。なお、次の迂回経路(次迂回経路)が存在しないノードBでは、データ6に次迂回経路上の次ホップに対する受信ラベル及び送信ラベルは登録されない。
また、ノードHでは、図22の「障害前」に示すように、データ1に優先経路上の次ホップ(ノードF)とそのコスト及び迂回経路上の次ホップ(ノードI)とそのコストが登録され、データ2に迂回経路上の次ホップ(ノードI)、そのコスト及び優先順位2が登録され、データ3に各次ホップ(ノードF、ノードI)から広告されたラベルLf、Liが登録され、データ4に優先経路上の次ホップ(ノードF)に対する優先受信ラベルLhと優先送信ラベルLfとが登録され、データ5に迂回経路上の次ホップ(ノードI)に対する迂回受信ラベルLh´と迂回送信ラベルLiとが登録される。なお、ノードBと同様に、ノードHでは次の迂回経路(次迂回経路)が存在しないので、データ6には次迂回経
路上の次ホップに対する受信ラベル及び送信ラベルは登録されない。
更に、自ノードからあて先dest1に向けた優先経路のほかに複数の迂回経路が存在する
ノード、例えば、ノードFは、図13に示す手順に従って処理を実行する。
まず、ノードFでは、優先経路管理部11が隣接ノードB、H、Gからの経路情報に基づいて、ノードFからあて先dest1に向う各経路(F→B→C→D)、(F→G→C→D
)、(F→H→I→G→C→D)上の次ホップ(B、H、G)と、それらのコストとを、図21(a)の「障害前」に示すように、経路情報として登録する。そして、コストが最も低い経路(次ホップ=ノードB)に対して優先フラグが設定される(優先経路情報の設定)。
優先経路管理部11から経路情報の通知を受けた迂回経路管理部16は、上記複数(3つ)の経路のうち次にコストの低い経路上の次ホップ(ノードG)とそのコストをデータ2に迂回経路情報として登録する。
ラベル管理部13は、隣接するノードB、G、Hから広告されるラベルLb、ラベルLg、ラベルLh´を各ノード(次ホップ)に対応付けてラベル情報としてデータ3に登録する。なお、ノードHは、あて先dest1に向けた優先経路(H→F→B→C→D)上の隣
接ノードFに対して他の経路に対して広告するラベルLhと異なる値のラベルLh´を広告している。従って、ノードFでは、隣接ノードH(次ホップ)に対応してラベルLh´がデータ3に登録される。
迂回経路管理部16は、データ2に登録された迂回経路の次の候補となる迂回経路(次ホップ(ノードH))が存在する場合、次迂回ラベル管理部18に通知する。次迂回ラベル管理部18は、その次の候補となる迂回経路(次ホップ(ノードH))についての迂回送信ラベルをラベル管理部13に要求する。ラベル管理部13は、該当する経路情報(次ホップ(ノードH))に対応したラベルLh´を次迂回送信ラベルとして次迂回ラベル管理部18に通知する。その通知を受けた次迂回ラベル管理部18は、優先経路上の次ホップ(ノードB)に広告したラベルとなる受信ラベルLf´とラベル管理部13から通知された次迂回送信ラベルLh´とを次迂回経路上の次ホップ(ノードH)に対応付けて、次迂回ラベル情報としてデータ6(次迂回ラベル情報)に登録する(図21(f)の「障害前」参照)。なお、次迂回ラベル管理部18は、データ6(次迂回ラベル情報)を格納するテーブルを管理している。データ6を格納するテーブルは、他のテーブルと同様に、ノードを構成する記憶装置上に作成される。
なお、次ホップ(ノードB)で特定される優先経路及び次ホップ(ノードG)で特定される迂回経路については、送信ラベルと受信ラベルが、前述した第一の実施の形態と同様に、データ4及びデータ5に登録される(図21(d)、(e)の「障害前」参照)。
このようにして、各ノードにおいて優先経路、迂回経路、次迂回経路についての情報が登録された状態において、ノードAに到来したあて先dest1のデータは、前述した第一の
実施の形態の場合と同様に、優先経路(A→B→C→D)上の各ノードA、B、C、Dをあて先dest1に向けて順次転送される。
このような状態で、ノードBの回線管理部14が、図14で示すように、ノードBとノードCとの間の回線にて発生した障害を検出すると、第一の実施の形態の場合と同様に、ノードBでは、図15に示す手順に従って優先経路(次ホップ=ノードC)から迂回経路(次ホップ=ノードF)への切り替えがなされる。
即ち、データ4の優先ラベル情報における次ホップがノードFに変更されると共に、送
信ラベル情報がノードFに対するラベルLf´に書き換えられ(図20(c)、(d)の「障害中」参照)、データ5の迂回ラベル情報が削除される(図20(e)の「障害中」参照)。そして、ノードBのデータ転送部15の優先LSPがノードFに対する送信ラベル
Lf´と受信ラベルLbとの組にて定義されるLSPに更新される。
これにより、ノードAからあて先dest1のデータがノードBに到来すると(受信ラベル
Lb)、ノードBは、そのデータのラベルLbを送信ラベルLf´に付け替えてノードFに転送する。
ノードFは、データに付けられたラベルLf´がデータ5に迂回ラベル情報として登録されているので(図21(e)の「障害前」参照)、迂回LSP(送信ラベルLgと受信ラ
ベルLf´との組で定義される)に基づいて受信ラベルLf´を送信ラベルLgに付け替えて上記データをノードGに転送する。このような処理が各ノードで実行されることにより、ノードBからノードFに転送されたデータが、迂回経路上のノードG、C、Dを順次あて先dest1に向けて転送される。
このような過程で、ノードFの回線管理部14が、図14に示すように、ノードFとノードGとの間の回線にて発生した障害を検出すると、ノードFでは、図16に示す手順に従って処理が実行される。
回線管理部14が障害の発生をラベル管理部13に通知する。ラベル管理部13は、障害となった回線に含まれる次ホップをデータ3(図21(c)の「障害前」参照)から検索する。ラベル管理部13は、該当する次ホップが迂回経路(優先順位2:次ホップ=ノードG)であれば、迂回経路での障害発生を次迂回ラベル管理部18に通知する。次迂回ラベル管理部18は、データ6に登録されている次迂回送信ラベルLh´と次ホップHとを迂回ラベル管理部17に通知し、データ6から次ホップ、送信ラベル及び受信ラベルの各項目についての情報を削除する(図21(f)の「障害中」参照)。
迂回ラベル管理部17は、通知された次迂回送信ラベルLh´と次ホップ(ノードH)とをデータ5に迂回送信ラベルとして設定する(図21(e)の「障害中」参照)。そして、迂回ラベル管理部17は、その情報をラベル管理部13に通知する。
ラベル管理部13は、通知されたラベルLh´と次ホップ(ノードH)とを優先順位2の経路情報としてデータ3に設定し(図21(c)の「障害中」参照)、そのラベルLh´を迂回経路用の送信ラベルとしてデータ転送部15に通知する。これにより、データ転送部15は、送信ラベルLh´と受信ラベルLf´とで定義される迂回LSPを登録する。
これにより、ノードFでは、迂回LSPが次ホップ(=ノードG)から次ホップ(=ノー
ドH)への切り替えがなされる。その結果、ノードBからラベルLf´の付されたデータがノードFに到来すると、ノードFは、そのラベルLf´をラベルLh´に付け替えて当該データをノードHに転送する。
このようにラベルLh´の付されたデータを受信したノードHでは、ラベルLh´がデータ5に迂回ラベル情報として登録されているので(図22(e)の「障害中」参照)、迂回LSP(送信ラベルLiと受信ラベルLh´との組で定義される)に基づいてラベルL
h´がラベルLiに付け替えられて上記データがノードIに転送される。このような処理が各ノードで実行されることにより、ノードBからノードFに転送されたデータが、次迂回経路上のノードH、I、G、C、Dを通過するように、順次あて先dest1に向けて転送
される。
回線障害からある時間が経過して、経路再設定のタイミングになると、ノードFでは、図17に示す手順に従って処理がなされる。
優先経路管理部11は、隣接ノードから広告される経路情報に基づいて再計算を行った結果、優先経路上の次ホップとしてノードHを決定し、次ホップ(=ノードB)と次ホップ(=ノードG)の各経路情報をデータ1から削除する(図21(a)の「障害後」参照)。そして、優先経路管理部11は、それを迂回経路管理部16に通知する。迂回経路管理部16は、他の候補となる迂回経路がないので、それをラベル管理部13に通知する。
ラベル管理部13は、データ2の迂回経路を削除し(図21(b)の「障害後」参照)、それを迂回ラベル管理部17に通知する。迂回ラベル管理部17は、経路再計算後の優先経路上の次ホップ(=ノードH)と送信ラベルLh´を優先ラベル管理部12に通知し、データ5の次ホップ、送信ラベル、受信ラベルの各項目についての情報を削除する(図21(e)の「障害後」参照)。
優先ラベル管理部12は、データ4の次ホップと送信ラベルとをそれぞれノードHとラベルLh´に更新し(図21(d)の「障害後」参照)、ラベル管理部13に通知する。ラベル管理部13は、データ3のラベル情報を通知されたノードH及びラベルLh´に更新する(図21(c)の「障害後」参照)。そして、データ転送部15に送信ラベルLh´となるLSPが登録される。
また、ノードFの隣接ノードHでは、図18に示す手順に従って処理がなされる。即ち、隣接ノードF、ノードIとの間の経路情報の交換により、優先経路管理部11が今まで迂回経路として登録されていた経路を優先経路としてデータ1に設定する(図22(a)の「障害後」参照)。そして、優先経路管理部11がそれを迂回経路管理部16に通知すると、迂回経路管理部16は迂回経路の再計算を行う。この場合、迂回経路はないので、データ2の迂回経路に係る情報(次ホップ=ノードG、コスト40)が削除される(図21(b)の「障害後」参照)。
また、図22(c)の「障害後」に示すように、データ3の優先順位1のラベル情報が新たな優先経路に係る次ホップ(ノードI)とそのラベル情報Liに更新される。そして、データ5の迂回ラベル情報が削除される(図22(e)の「障害後」参照)と共に、新たな優先経路に係る次ホップ(ノードI)、受信ラベルLh´及び送信ラベルLiが優先ラベル情報としてデータ4に登録される(図22(d)の「障害後」参照)。
前述したような各ノードでの処理により、MPLSネットワークでは、図19に示すように再構成される。その結果、ノードAからノードBに到来したデータは、ラベルの付け替えがなされつつノードF、ノードH、ノードI、ノードG、ノードC及びノードDを順次あて先dest1に向けて転送される。
上述した第二実施形態によれば、ノードBとノードCとの間、及びノードFとノードGとの間で、経路再設定のタイミングの間に連続して障害が発生した場合には、予め用意されている次迂回経路でデータが転送されるようにLSPの切り替えが行われる。これによって、経路再設定が行われる迄の間におけるトラフィック断を防止することができる。
なお、ノードBとノードCとの間、ノードFとノードGとの間における障害の検知タイミングは、上述した説明と逆であっても、最終的には、データが次迂回経路で転送されるように制御が行われる。
また、第二実施形態で説明した構成によれば、複数の迂回経路を持つ或るノード(例え
ば、ノードF)が優先経路の障害を検知していない状態で、迂回経路の障害を検知した場
合には、次迂回経路が迂回経路となるように、データ2〜6の書き換え及び迂回LSPの設定が行われる。
〔第三実施形態〕
次に、本発明の第三の実施の形態に係るMPLSネットワークについて説明する。このMPLSネットワークは、例えば、図23に示すように構成され、各ノードにおいて迂回ラベル監視部19(図3参照)が有効に機能する点で、前述した第一の実施の形態に係るMPLSネットワークと異なる。なお、迂回ラベル監視部19が、本発明のラベル監視手段として機能し、データ転送部15が本発明の第一及び第二の経路切り替え手段として機能する。
図23に示すMPLSネットワークは、前述した第一の実施の形態の場合と、同様の構成となっている。即ち、このMPLSネットワークは、それぞれラベルスイッチングルータ(LSR)又はラベルエッジルータ(LER)として機能する7つのノードA〜ノードGを含み、それらのルータの接続関係が、図2に示すMPLSネットワークと同様となっている。このMPLSネットワークにおいて、ノードEからあて先dest1に向けたトラフィックに
ついて着目すると、経路(E→F→B→C→D)が優先経路となり、経路(E→F→G→C→D)が迂回経路となる。
このような構成のMPLSネットワークにおける各ノードは、データ転送を開始する前に、優先経路については、基本的に前述した第一の形態の場合と同様に図4に示す手順に従って処理を行う。また、迂回経路については、図5に示す処理手順に代えて、図24に示す手順に従った処理を行う。ノードFを例にすれば、迂回ラベル管理部17は、迂回LSP(迂回受信ラベルLf´と迂回送信ラベルLgにて定義される)をラベル管理部13に
通知する。ラベル管理部13は、通知された迂回LSPを迂回ラベル監視部19に送る。こ
れにより、迂回ラベル監視部19は、転送されてくるデータに付けられたラベルが上記迂回LSPの迂回受信ラベルLf´であるか否かを監視することになる。
上述した処理の結果、各ノード、例えば、ノードBでは、データ1〜データ5に対して優先経路及び迂回経路に関する経路情報及びラベル情報が、図31(a)の「障害前」に示すように、登録される。この内容は、前述した第一の実施の形態の場合(図10(a)の「障害前」参照)と同じである。また、例えば、ノードFでは、データ1〜データ5に対して優先経路及び迂回経路に関する経路情報及びラベル情報が、図32(a)の「障害前」に示すように、登録される。この内容も、前述した第一の実施の形態の場合(図11(a)の「障害前」参照)と同じである。更に、ノードGでは、データ1〜データ5に対して優先経路及び迂回経路に関する経路情報及びラベル情報が、図33(a)の「障害前」に示すように、登録される。
その結果、ノードBのデータ転送部15には、優先送信ラベルLcと優先受信ラベルLbとで定義される優先LSPが登録されると共に、迂回送信ラベルLf´と迂回受信ラベル
Lb´で定義される迂回LSPが登録される(図31(d)及び(e)「障害前」参照)。また、
ノードFのデータ転送部15には、優先送信ラベルLbと優先受信ラベルLfとで定義される優先LSPが登録されると共に、迂回送信ラベルLgと迂回受信ラベルLf´とで定義
される迂回LSPが登録される(図32(d)及び(e)「障害前」参照)。更に、ノードGのデ
ータ転送部15には、優先送信ラベルLcと優先受信ラベルLgとで定義される優先LSP
が登録されると共に、迂回送信ラベルLfと迂回受信ラベルLg´にて定義される迂回LSPが登録される(図33(d)及び(e)「障害前」参照)。
前述したように各ノードにおいて優先LSP及び迂回LSPが設定されたMPSLネットワークにおいて、ノードEからあて先dest1のデータがノードFに到来すると、そのデータは
ラベルの付け替えがなされつつ優先経路(F→B→C→D)を順次あて先dest1に向けて
転送される。この状態で、図25に示すように、ノードBとノードCとの間の回線で障害が発生した場合、MPLSネットワークでは次のような動作がなされる。
ノードBは、回線の障害を検出すると、図26に示す手順(図7に示す手順に相当)に従って、優先LSPをノードFの向きに切り替える。これにより、ノードFからノードBに
送られてきたあて先dest1のデータは、ノードBから折り返してノードFに戻される(図
25の太破線参照)。
また、ノードFでは、図27に示す手順に従って処理が実行される。即ち、迂回ラベル監視部19は、ノードBから転送されてくるデータのラベルが迂回用ラベルLf´であることを検出すると、それを迂回ラベル管理部17に通知する。迂回ラベル管理部17は、該当する迂回受信ラベルLf´をデータ5(図32(e)の「障害中」参照)から検索し、対応する迂回送信ラベルLgと次ホップ(=ノードG)を優先ラベル管理部12に通知する。優先ラベル管理部12は、通知された迂回送信ラベルLgと次ホップ(=ノードG)を優先LSPとしてデータ4(図32(d)の「障害中」参照)に設定し、それをラベル
管理部13に通知する。ラベル管理部13は、通知された優先送信ラベルLgと優先受信ラベルLf´と次ホップ(=ノードG)とを組みとしたLSPによりデータ3(図32(c
)の「障害中」参照)書き換え、データ転送部15にそのLSPを優先LSPとして登録する。
これにより、ノードBからノードFに返されたデータのラベルLf´が優先送信ラベルLgに付け替えられ、上記データがノードGに転送される。以後、ノードEからノードFに転送されたデータは、図28に示すように、G→C→Dの各ノードを順次あて先dest1
に向けて転送される。
上記障害発生からある時間が経過して、経路再設計のタイミングになると、各ノード、例えば、ノードB、ノードF、ノードGでは、基本的に、図29に示す手順に従って処理がなされる。
即ち、優先経路管理部11は、経路再設計の結果に基づいてデータ1を更新する。例えば、ノードBでは、次ホップ(=ノードF)が優先経路とされ、次ホップ(=ノードC)が削除される(図31(a)「障害後」参照)。優先経路管理部11は迂回経路の変更を迂回経路管理部16に通知する。迂回経路管理部16は、データ2の迂回経路の変更を行い、それを迂回ラベル管理部17に通知する。この場合、新たな迂回経路が存在しないため、迂回ラベル管理部17は、データ5から迂回用送信ラベル及び次ホップを削除し(図31(b)「障害後」参照)、それをラベル管理部13に通知する。ラベル管理部13は、データ転送部15に迂回LSPを通知してLSPの削除を行う。
更に、例えば、ノードFでは、旧迂回ラベルの回収がなされると共に、新規の迂回ラベルの広告がなされる。
前述した各ノードでの処理により、各ノードにおけるデータ1〜データ5は、図31〜図33それぞれの「障害後」に示されるようになる。その結果、このMPLSネットワークでは、図30に示すように、ノードEに到来する先dest1のデータは、E→F→G→C
→Dの各ノードを順次転送されるようになる。
第三実施形態によれば、ノードFは、優先経路上の次ホップに相当する隣接ノードに広告したラベル値が付加されたデータを受信する(優先経路上の次ホップへ転送したデータ
が自ノードに戻ってくる)と、優先経路上で障害が発生したことを認識し、優先経路上の
次ホップ(ノードB)へ転送すべきデータを、迂回経路上の次ホップ(ノードG)へ転送する。したがって、ノードFで受信されたデータが、ノードFとノードBとの間を往復するこ
となく、データGへ向けて転送される。これによって、トラフィックの遅延や、ノードB−ノードF間のネットワークリソースの浪費を抑えることができる。
《その他》
更に、本発明の実施の形態は以下の発明を開示する。また、以下の各発明(以下、付記と称する)のいずれかに含まれる構成要素を他の付記の構成要素と組み合わせても良い。
(付記1) ラベルスイッチングルータ又はラベルエッジルータとして機能する複数のノードを含むマルチプロトコルラベルスイッチング(MPLS)ネットワークシステムであって、
各ノードは、優先経路上の次ホップに相当する隣接ノードから広告されたラベルを優先送信ラベルとして自ノードから広告したラベルと対にして管理する優先経路管理手段と、
第一の迂回経路上の次ホップに相当する隣接ノードから広告されたラベルを迂回送信ラベルとして自ノードから広告したラベルと対にして管理する第一の迂回経路管理手段と、
自ノードと隣接ノードとの間の障害を検出する障害検出手段と、
前記障害検出手段にて優先経路上の次ホップに相当する隣接ノードと自ノードとの間の障害が検出されたときに、前記優先経路上の次ホップに相当する隣接ノードに転送すべきデータに付された自ノードから広告したラベルを前記優先送信ラベルの代わりに前記迂回送信ラベルに付け替えて前記データを前記第一の迂回経路上の次ホップに相当する隣接ノードに転送する第一の経路切り替え手段とを有するMPLSネットワークシステム。(1)
(付記2) 各ノードは、前記優先経路上の次ホップに相当する隣接ノードに第一のラベルを広告する手段と、
前記優先経路以外の経路の隣接ノードに前記第一のラベルと異なる第二のラベルを広告する手段と、をさらに有し、
前記第一の迂回経路管理手段は、前記迂回送信ラベルを前記第一のラベルと対にして管理する付記1記載のMPLSネットワークシステム。(2)
(付記3) 各ノードは、第二の迂回経路上の次ホップに相当する隣接ノードから広告されたラベルを次迂回送信ラベルとして自ノードから広告したラベルと対にして管理する第二の迂回経路管理手段と、
前記障害検出手段にて前記第一の迂回経路上の次ホップに相当する隣接ノードとの間の障害が検出されたときに、前記第一の迂回経路上の次ホップに相当する隣接ノードに転送すべきデータに付された自ノードから広告したラベルを前記迂回送信ラベルの代わりに前記次迂回送信ラベルに付け替えて前記データを前記第二の迂回経路上の次ホップに相当する隣接ノードに転送する迂回経路切り替え手段を有する付記1または2記載のMPLSネットワークシステム。
(付記4) 各ノードは、隣接ノードから転送されるデータに付された自ノードから広告したラベルを監視するラベル監視手段と、
前記ラベル監視手段にて前記自ノードから広告したラベルが前記第一のラベルであることが検出されたときに、前記転送されたデータに付された前記第一のラベルを前記迂回送信ラベルに付け替えて前記データを前記第一の迂回経路上の次ホップに相当する隣接ノードに転送する第二の経路切り替え手段と、をさらに有する付記2記載のMPLSネットワークシステム。(3)
(付記5) 前記ラベル監視手段にて前記自ノードから広告したラベルが前記第一のラベルであることが検出された後には、前記第一の経路切り替え手段は、前記優先経路上の次ホップに相当する隣接ノードに転送すべきデータに付された自ノードから広告したラベルを前記優先送信ラベルの代わりに前記迂回送信ラベルに付け替えて前記データを前記第一の迂回経路上の次ホップに相当する隣接ノードに転送する付記4記載のMPLSネットワークシステム。
(付記6) マルチプロトコルラベルスイッチング(MPLS)ネットワークを構成するラベルスイッチングルータ又はラベルエッジルータとして機能するノードであって、
優先経路上の次ホップに相当する隣接ノードから広告されたラベルを優先送信ラベルとして自ノードから広告したラベルと対にして管理する優先経路管理手段と、
第一の迂回経路上の次ホップに相当する隣接ノードから広告されたラベルを迂回送信ラベルとして自ノードから広告したラベルと対にして管理する第一の迂回経路管理手段と、
隣接ノードとの間の障害を検出する障害検出手段と、
前記障害検出手段にて優先経路上の次ホップに相当する隣接ノードと自ノードとの間の障害が検出されたときに、前記優先経路上の次ホップに相当する隣接ノードに転送すべきデータに付された自ノードから広告したラベルを前記優先送信ラベルの代わりに前記迂回送信ラベルに付け替えて前記データを前記第一の迂回経路上の次ホップに相当する隣接ノードに転送する第一の経路切り替え手段とを有するノード。(4)
(付記7) 前記優先経路上の次ホップに相当する隣接ノードに第一のラベルを広告する手段と、
前記優先経路以外の経路の隣接ノードに前記第一のラベルと異なる第二のラベルを広告する手段と、をさらに有し、
前記第一の迂回経路管理手段は、前記迂回送信ラベルを前記第一のラベルと対にして管理する付記6記載のノード。(5)
(付記8) 第二の迂回経路上の次ホップに相当する隣接ノードから広告されたラベルを次迂回送信ラベルとして自ノードから広告したラベルと対にして管理する第二の迂回経路管理手段と、
前記障害検出手段にて前記迂回経路上の次ホップに相当する隣接ノードと自ノードとの間の障害が検出されたときに、前記迂回経路上の次ホップに相当する隣接ノードに転送すべきデータに付された自ノードから広告したラベルを前記迂回送信ラベルの代わりに前記次迂回送信ラベルに付け替えて前記データを前記第二の迂回経路上の次ホップに相当する隣接ノードに転送する迂回経路切り替え手段とをさらに有する付記6または7記載のノード。
(付記9) 隣接ノードから転送されるデータに付された自ノードから広告したラベルを監視するラベル監視手段と、
前記ラベル監視手段にて前記自ノードから広告したラベルが前記第一のラベルであることが検出されたときに、前記転送されたデータに付された前記第一のラベルを前記迂回送信ラベルに付け替えて前記データを前記第一の迂回経路上の次ホップに相当する隣接ノードに転送する第二の経路切り替え手段と、をさらに有する付記7記載のノード。
(付記10) 前記ラベル監視手段にて前記自ノードから広告したラベルが前記第一のラベルであることが検出された後には、前記第一の経路切り替え手段は、前記優先経路上の次ホップに相当する隣接ノードに転送すべきデータに付された自ノードから広告したラベルを前記優先送信ラベルの代わりに前記迂回送信ラベルに付け替えて前記データを前記第一の迂回経路上の次ホップに相当する隣接ノードに転送する付記9記載のノード。
以上、説明したように、本発明に係るMPLSネットワークは、トラフィック断の時間を極力長くすることなく、容易に経路切り替えのできるという効果を有し、障害発生時にその障害発生のあった経路から迂回経路に切り替える機能を有するラベルスイッチングルータを各ノードとして含むMPLSネットワークとして有用である。
MPLSネットワークにおける従来の経路切り替えを示す図である。 本発明の第一の実施の形態に係るMPLSネットワークの構成を示す図である。 図1に示すMPLSネットワークにおける各ノードの機能構成を示すブロック図である。 障害前における各ノードの処理手順を示すシーケンス図(その1)である。 障害前における各ノードでの処理手順を示すシーケンス図(その2)である。 図1に示すMPLSネットワークで障害が発生した際の状態を示す図である。 図6に示す障害が発生した際におけるノードBでの処理手順を示すシーケンス図である。 図6に示す障害が発生した後におけるノードFでの処理手順を示すシーケンス図である。 障害が発生した後におけるMPLSネットワークの状態を示す図である。 障害前、障害中、障害後の各状態におけるノードBでの登録データ1〜5を示す図である。 障害前、障害中、障害後の各状態におけるノードFでの登録データ1〜5を示す図である。 本発明の第二の実施の形態に係るMPLSネットワークの構成を示す図である。 障害前における次迂回経路の設定されたノードでの処理手順を示すシーケンス図である。 図12に示すMPLSネットワークで障害が発生した際の状態を示す図である。 図14に示す障害が発生した際におけるノードBでの処理手順を示すシーケンス図である。 図14に示す障害が発生した際におけるノードFでの処理手順を示すシーケンス図である。 図14に示す障害が発生した後におけるノードFでの処理手順を示すシーケンス図である。 図14に示す障害が発生した後におけるノードHでの処理手順を示すシーケンス図である。 障害が発生した後におけるMPLSネットワークの状態を示す図である。 障害前、障害中、障害後の各状態におけるノードBでの登録データ1〜6を示す図である。 障害前、障害中、障害後の各状態におけるノードFでの登録データ1〜6を示す図である。 障害前、障害中、障害後の各状態におけるノードHでの登録データ1〜6を示す図である。 本発明の第三の実施の形態に係るMPLSネットワークの構成を示す図である。 障害前における各ノードでの処理手順を示すシーケンス図である。 図23に示すMPLSネットワークで障害が発生した際の状態を示す図(その1)である。 障害を検出したノードでの処理手順を示すシーケンス図である。 障害発生時における障害を検出したノード以外のノードでの処理手順を示すシーケンス図である。 図23に示すMPLSネットワークで障害が発生した際の状態を示す図(その2)である。 障害が発生した後における各ノードでの処理手順を示すシーケンス図である。 障害が発生した後におけるMPLSネットワークの状態を示す図である。 障害前、障害中、障害後の各状態におけるノードBでの登録データ1〜5を示す図である。 障害前、障害中、障害後の各状態におけるノードFでの登録データ1〜5を示す図である。 障害前、障害中、障害後の各状態におけるノードGでの登録データ1〜5を示す図である。
符号の説明
11 優先経路管理部
12 優先ラベル管理部
13 ラベル管理部
14 回線管理部
15 データ転送部
16 迂回経路管理部
17 迂回ラベル管理部
18 次迂回ラベル管理部
19 迂回ラベル監視部
100、101 ラベルスイッチングルータ又はラベルエッジルータ(LSR、ノード)

Claims (2)

  1. ラベルスイッチングルータ又はラベルエッジルータとして機能する複数のノードを含むマルチプロトコルラベルスイッチング(MPLS)ネットワークシステムであって、
    各ノードは、
    優先経路上の次ホップに相当する隣接ノードに第一のラベルを広告する手段と、
    前記優先経路以外の経路の隣接ノードに前記第一のラベルと異なる第二のラベルを広告する手段と、
    前記優先経路上の次ホップに相当する隣接ノードから広告された第二のラベルを優先送信ラベルとして管理する優先経路管理手段と、
    前記優先経路の障害時に使用される第一の迂回経路上の次ホップに相当する隣接ノードから広告された第一又は第二のラベルを迂回送信ラベルとして管理する第一の迂回経路管理手段と、
    自ノードと隣接ノードとの間の障害を検出する障害検出手段と、
    前記障害検出手段にて前記優先経路上の次ホップに相当する隣接ノードと自ノードとの間の障害が検出されたときに、前記優先経路上の次ホップに相当する隣接ノードに転送すべきデータに付すべきラベルを前記優先送信ラベルとして前記優先経路管理手段によって管理されている第二のラベルから前記迂回送信ラベルとして前記第一の迂回経路管理手段によって管理されている前記第一又は第二のラベルに変更し、前記データを前記第一の迂回経路上の次ホップに相当する隣接ノードに転送する第一の経路切り替え手段と、
    隣接ノードから転送されたデータに付された自ノードから広告したラベルを監視するラベル監視手段と、
    前記ラベル監視手段にて前記自ノードから広告したラベルが前記第一のラベルであることが検出されたときに、優先経路上の次ホップに相当する隣接ノードへ転送すべきデータに前記迂回送信ラベルとして前記第一の迂回経路管理手段によって管理されている前記第一又は第二のラベルを付し、前記データを前記第一の迂回経路上の次ホップに相当する隣接ノードに転送する第二の経路切り替え手段と
    を有するMPLSネットワークシステム。
  2. マルチプロトコルラベルスイッチング(MPLS)ネットワークを構成するラベルスイッチングルータ又はラベルエッジルータとして機能するノードであって、
    優先経路上の次ホップに相当する隣接ノードに第一のラベルを広告する手段と、
    前記優先経路以外の経路の隣接ノードに前記第一のラベルと異なる第二のラベルを広告する手段と、
    前記優先経路上の次ホップに相当する隣接ノードから広告された第二のラベルを優先送信ラベルとして管理する優先経路管理手段と、
    前記優先経路の障害時に使用される第一の迂回経路上の次ホップに相当する隣接ノードから広告された第一又は第二のラベルを迂回送信ラベルとして管理する第一の迂回経路管理手段と、
    自ノードと隣接ノードとの間の障害を検出する障害検出手段と、
    前記障害検出手段にて前記優先経路上の次ホップに相当する隣接ノードと自ノードとの間の障害が検出されたときに、前記優先経路上の次ホップに相当する隣接ノードに転送すべきデータに付すべきラベルを前記優先送信ラベルとして前記優先経路管理手段によって管理されている第二のラベルから前記迂回送信ラベルとして前記第一の迂回経路管理手段によって管理されている前記第一又は第二のラベルに変更し、前記データを前記第一の迂回経路上の次ホップに相当する隣接ノードに転送する第一の経路切り替え手段と、
    隣接ノードから転送されたデータに付された自ノードから広告したラベルを監視するラベル監視手段と、
    前記ラベル監視手段にて前記自ノードから広告したラベルが前記第一のラベルであることが検出されたときに、優先経路上の次ホップに相当する隣接ノードへ転送すべきデータに前記迂回送信ラベルとして前記第一の迂回経路管理手段によって管理されている前記第一又は第二のラベルを付し、前記データを前記第一の迂回経路上の次ホップに相当する隣接ノードに転送する第二の経路切り替え手段と
    を有するノード。
JP2004208059A 2004-07-15 2004-07-15 Mplsネットワークシステム及びノード Expired - Fee Related JP4434867B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004208059A JP4434867B2 (ja) 2004-07-15 2004-07-15 Mplsネットワークシステム及びノード
US11/018,761 US20060013127A1 (en) 2004-07-15 2004-12-22 MPLS network system and node

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004208059A JP4434867B2 (ja) 2004-07-15 2004-07-15 Mplsネットワークシステム及びノード

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006033307A JP2006033307A (ja) 2006-02-02
JP4434867B2 true JP4434867B2 (ja) 2010-03-17

Family

ID=35599282

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004208059A Expired - Fee Related JP4434867B2 (ja) 2004-07-15 2004-07-15 Mplsネットワークシステム及びノード

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20060013127A1 (ja)
JP (1) JP4434867B2 (ja)

Families Citing this family (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7348283B2 (en) * 2004-12-27 2008-03-25 Intel Corporation Mechanically robust dielectric film and stack
US7978708B2 (en) * 2004-12-29 2011-07-12 Cisco Technology, Inc. Automatic route tagging of BGP next-hop routes in IGP
US20070030846A1 (en) * 2005-08-08 2007-02-08 Mark Szczesniak Method and apparatus for enabling routing of label switched data packets
US20070030852A1 (en) * 2005-08-08 2007-02-08 Mark Szczesniak Method and apparatus for enabling routing of label switched data packets
US7609620B2 (en) * 2005-08-15 2009-10-27 Cisco Technology, Inc. Method and apparatus using multiprotocol label switching (MPLS) label distribution protocol (LDP) to establish label switching paths (LSPS) for directed forwarding
US20070174483A1 (en) * 2006-01-20 2007-07-26 Raj Alex E Methods and apparatus for implementing protection for multicast services
CN101087207B (zh) * 2006-06-09 2010-05-12 华为技术有限公司 一种多节点通信故障的处理方法
US7899049B2 (en) 2006-08-01 2011-03-01 Cisco Technology, Inc. Methods and apparatus for minimizing duplicate traffic during point to multipoint tree switching in a network
JP4773981B2 (ja) * 2007-01-12 2011-09-14 富士通株式会社 通信制御プログラム
CN100550855C (zh) * 2007-02-05 2009-10-14 华为技术有限公司 发送标签分发协议消息的方法及标签交换路由器
US7969898B1 (en) 2007-03-09 2011-06-28 Cisco Technology, Inc. Technique for breaking loops in a communications network
JP5182162B2 (ja) * 2009-03-10 2013-04-10 日本電気株式会社 計算機システム及びi/o制御方法
JP5332861B2 (ja) * 2009-04-22 2013-11-06 富士通株式会社 伝送装置、伝送方法及び伝送システム
JP5640986B2 (ja) * 2009-10-07 2014-12-17 日本電気株式会社 通信システムの制御装置、制御方法及びプログラム
JP5560908B2 (ja) 2010-05-31 2014-07-30 富士通株式会社 通信ネットワークシステム、データ送信方法、およびノード装置
US8848519B2 (en) * 2011-02-28 2014-09-30 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) MPLS fast re-route using LDP (LDP-FRR)
US9692687B2 (en) * 2011-03-18 2017-06-27 Alcatel Lucent Method and apparatus for rapid rerouting of LDP packets
JPWO2012133635A1 (ja) * 2011-03-30 2014-07-28 日本電気株式会社 中継装置、中継方法、および中継処理プログラム
US8923113B2 (en) * 2012-06-27 2014-12-30 Cisco Technology, Inc. Optimizations in multi-destination tree calculations for layer 2 link state protocols
JP2016005170A (ja) * 2014-06-18 2016-01-12 株式会社日立製作所 通信システムおよびネットワーク制御装置
US20160142286A1 (en) * 2014-11-19 2016-05-19 Electronics And Telecommunications Research Institute Dual node interconnection protection switching method and apparatus
GB2537338A (en) 2014-11-28 2016-10-19 Aria Networks Ltd Modeling a border gateway protocol network
GB2543017A (en) 2014-11-28 2017-04-12 Aria Networks Ltd Telecommunications network planning
CN107231321B (zh) * 2016-03-25 2020-06-16 华为技术有限公司 探测转发路径的方法、设备及网络系统
CN106713140B (zh) * 2016-12-22 2019-05-24 烽火通信科技股份有限公司 支持多种标签分配协议共同工作的转发方法及mpls设备
US10917334B1 (en) * 2017-09-22 2021-02-09 Amazon Technologies, Inc. Network route expansion
CN108616924B (zh) * 2018-03-16 2022-02-01 西安电子科技大学 一种无线网络中基于优先级动态切换的大块数据分发方法
CN114070782B (zh) 2018-06-30 2023-05-16 华为技术有限公司 一种传输路径故障的处理方法、装置及系统
CN112804140B (zh) * 2019-11-14 2023-08-01 中兴通讯股份有限公司 传输路径切换方法、装置、网络节点、介质及网络系统
JP2021116378A (ja) 2020-01-28 2021-08-10 Jnc株式会社 シロキサンポリマー及びシロキサンポリマーの製造方法
JP7111755B2 (ja) * 2020-02-17 2022-08-02 矢崎総業株式会社 車載通信システム
US20220094631A1 (en) * 2020-09-24 2022-03-24 Nokia Solutions And Networks Oy U-turn indicator in internet protocol packets
US20230068443A1 (en) * 2021-09-02 2023-03-02 Mellanox Technologies, Ltd. Dynamic packet routing using prioritized groups

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6813242B1 (en) * 1999-05-07 2004-11-02 Lucent Technologies Inc. Method of and apparatus for fast alternate-path rerouting of labeled data packets normally routed over a predetermined primary label switched path upon failure or congestion in the primary path
US6530032B1 (en) * 1999-09-23 2003-03-04 Nortel Networks Limited Network fault recovery method and apparatus
US6996065B2 (en) * 2000-07-06 2006-02-07 Lucent Technologies Inc. Dynamic backup routing of network tunnel paths for local restoration in a packet network
CA2371432A1 (en) * 2001-02-13 2002-08-13 Telecommunications Research Laboratory Restoration of ip networks using precalculated restoration routing tables
JP2004128723A (ja) * 2002-09-30 2004-04-22 Fujitsu Ltd ラベルスイッチルータ及びそのパス切替制御方法
US7545736B2 (en) * 2003-03-31 2009-06-09 Alcatel-Lucent Usa Inc. Restoration path calculation in mesh networks
US7689693B2 (en) * 2003-03-31 2010-03-30 Alcatel-Lucent Usa Inc. Primary/restoration path calculation in mesh networks based on multiple-cost criteria
US20050237950A1 (en) * 2004-04-26 2005-10-27 Board Of Regents, The University Of Texas System System, method and apparatus for dynamic path protection in networks

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006033307A (ja) 2006-02-02
US20060013127A1 (en) 2006-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4434867B2 (ja) Mplsネットワークシステム及びノード
JP4691372B2 (ja) データ中継装置およびデータ中継方法
US7551551B2 (en) Fast reroute (FRR) protection at the edge of a RFC 2547 network
CN102598599B (zh) 快速重新路由条件下的rsvp-te完美重启
EP2285051B1 (en) Transport control server, transport control system, and backup path setting method
JP4389221B2 (ja) ネットワーク、ルータ装置、それに用いる切替方法及びそのプログラム並びに記録媒体
EP1821453B1 (en) A method for quickly rerouting
CN100527683C (zh) 故障保护方法和系统
EP2193636B1 (en) Rsvp-te enhancement for mpls-frr bandwidth optimization
CN101095058A (zh) 在使用标签交换协议的环形拓扑网络中保护多播业务的有效保护机制
CN101371150A (zh) 针对一个或多个te-lsp的头端节点的故障的动态保护
WO2006017982A1 (fr) Procede de reacheminement dans le reseau multiprotocole a commutateur d'etiquettes
US9479359B2 (en) Communication device and path establishing method
CN103354521B (zh) 一种基于ldp的lsp更新的优化方法和装置
EP3127276A1 (en) Apparatus and method for establishing a repair path
US8953437B1 (en) Graceful restart for label distribution protocol downstream on demand
EP3582454B1 (en) Graceful restart procedures for label switched paths with label stacks
CN100550840C (zh) 路由受限标记交换路由器的平稳重启方法
US7496644B2 (en) Method and apparatus for managing a network component change
JP5180977B2 (ja) ノード、パケット転送方法およびそのプログラム
CN104253752B (zh) 在ldp协议中实现lsp平滑切换的方法及系统
JP3682237B2 (ja) 複数経路設定方法及びシステム
JP2004349881A (ja) フラッディング量削減方法および通信装置
JP2008060995A (ja) Mplsネットワーク転送制御方法及びシステム
JP4580353B2 (ja) Mpls転送方法、mplsルータおよびエリア境界ルータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070626

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090703

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090714

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091006

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091208

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091222

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130108

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130108

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140108

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees