JP4433637B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は内燃機関の制御装置に関し、特に4サイクル単気筒の内燃機関の始動に係わる制御装置の始動性向上に好適な構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関の制御装置としては、例えば4サイクル単気筒内燃機関に、クランク軸の2回転中(詳しくは720°CA)に1回クランク信号を発信するクランク信号を備え、始動性向上のため、セルモータ等で機関を駆動直後のクランク角センサの信号が検出されるまでの間、クランク信号が検出される前に仮噴射を行ない、適当な仮設定の点火時期で点火を行なうものがある(特開2000−265894号公報)。
【0003】
なお、点火制御は、セルモータ駆動直後のみ720°CAの略半分360°CA程度毎に点火を行なう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来構成では、クランク角信号を検出する前の噴射が無駄、あるいはクランク角信号検出後の噴射と重なって内燃機関の燃焼室へ過剰な噴射燃料を供給する場合がある。一方、点火制御については、略360°CA毎に点火を行なうので点火コイルの通電に無駄エネルギーの消費がなされていた。
【0005】
そこで、クランク角信号を検出するまでは、噴射制御と点火制御の停止する構成にすることが考えられるが、この構成では、クランク角信号が検出されてから噴射制御および点火制御によってそれぞれ燃料噴射弁からの燃料噴射、点火プラグの点火が開始されるので、初爆までに早くて(720×2)°CA、遅いと(720×2.5)°CA程度かかる。
【0006】
なお、クランク信号が検出される前に噴射を行なう前者の構成は、この後者の構成に比べて初爆までの期間は短くなるが、クランク信号が検出される前に行なう噴射が最適時期ではないため、早くて(720×1.5)°CA、遅いと、この不適切な噴射によって(720×2.5)°CA程度となる可能性がある。
【0007】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、内燃機関の始動性を向上しつつ、始動に係わる無駄エネルギーの消費が低減可能な内燃機関の制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1によると、4サイクル単気筒内燃機関のクランク軸が一回転する間に、等間隔に第1のパルス信号を発生する第1のクランク間隔検出手段と、一回転する間に1回の第2のパルス信号を発生する第2のクランク間隔検出手段と、内燃機関の吸気管内圧を測定する吸気管内圧検出手段と、第2のクランク間隔検出手段が内燃機関の始動を開始してから発生する第2のパルス信号に基くクランク軸の2回転中に、吸気管内圧検出手段により検出される吸気管内圧の圧力変化特性を判定する判定手段と、内燃機関の状態に応じた始動時噴射量を噴射する燃料噴射手段とを備え、判定手段による圧力変化特性の判定とは、始動開始より最初に発生する第2のパルス信号を基準とするクランク軸の2回転中の2番目の第2のパルス信号の発生までの間に、吸気管内圧検出手段により第1のパルス信号の発生に対応させて検出した吸気管内圧の累積値と、2番目の第2のパルス信号の発生から最後の第2のパルス信号の発生までの間に、吸気管内圧検出手段により第1のパルス信号の発生に対応させて検出した吸気管内圧の累積値とを比較して、内燃機関の圧縮行程がいずれの期間にあるかを判定することであり、燃料噴射手段は、内燃機関の始動を開始してから最初に発生する第2のパルス信号に応じて決定される第1のパルス信号の所定発生タイミングにて始動時噴射量を噴射し、その後判定手段によって圧力変化特性を判定した後は、その判定結果に基いて噴射と点火を行なう。
【0009】
すなわち、内燃機関のクランク軸が一回転する間に1回発信する第2のクランク間隔検出手段によって内燃機関の始動を開始してから最初に発生する第2のパルス信号に基き、クランク軸が一回転する間に等間隔に発生する前記第1のパルス信号の所定発生タイミングにて、燃料噴射手段によって、機関の状態に応じた始動時噴射量が噴射される。
【0010】
このため、機関の状態に応じた始動時噴射量、例えば内燃機関の温度状態に応じた始動時噴射量が、最初に発生した第2のパルス信号に基き第1のパルス信号の所定発生タイミングで噴射できるので、クランク軸が一回転する間に1回発生する第2のパルス信号が機関の上死点を検出するとき、第2のパルス信号の発生に対応する排気行程または圧縮行程のうち、排気行程すなわち吸気行程では、その始動時噴射量は、適正な時期すなわち所定発生タイミングに噴射可能である。一方、圧縮行程では吸気管へ燃料噴射しても燃焼室へ導入されず吸気管内に滞留し、次回の吸気行程でその始動時噴射量が無駄なく燃焼室へ供給可能である。
【0011】
このため、一回転する間に1回発生する第2のクランク間隔検出手段によって始動に必要な始動時噴射量が第1のパルス信号に応じて決定される所定発生タイミングにて噴射されることで、確実に初爆に寄与するか、または点火の無駄火を最大1回だけ行なうだけで次回の吸気行程後に初爆が可能である。
【0012】
また、判定手段による圧力変化特性の判定とは、始動開始より最初に発生する第2のパルス信号を基準とするクランク軸の2回転中の2番目の第2のパルス信号の発生までの間に、吸気管内圧検出手段により第1のパルス信号の発生に対応させて検出した吸気管内圧の累積値と、2番目の第2のパルス信号の発生から最後の第2のパルス信号の発生までの間に、吸気管内圧検出手段により第1のパルス信号の発生に対応させて検出した吸気管内圧の累積値とを比較して、内燃機関の圧縮行程がいずれの期間にあるかを判定することである
【0013】
すなわち、最初の第2のパルス信号の発生から2番目の第2のパルス信号の発生までの期間に検出される吸気管内圧の累積値、および2番目の第2のパルス信号の発生から最後の第2のパルス信号の発生までの期間に検出される吸気管内圧の累積値のうち、一方は爆発および排気行程を、他方は吸気および圧縮行程を必ず含まれる。このとき、吸気行程を含む吸気管内圧の累積値は、吸気管内の吸気負圧発生に起因して他方の累積値より小さくなるので、累積値が小さい方の期間を吸気および圧縮行程の期間であると特定して判定できる。
【0014】
このため、判定手段によって圧力変化特性を判定した後は、累積値が小さい方の期間を吸気および圧縮行程の期間、つまり圧縮行程を特定して確実に点火を行なうことが可能である。
【0015】
本発明の請求項によると、内燃機関の始動を開始して、判定手段による最初の判定をするまでは、クランク軸の2回転中の2番目の第2のパルス信号の発生を検出後、第1のパルス信号の所定発生タイミングで点火開始のための通電を行なう。
【0016】
これにより、内燃機関の始動を開始して2番目の第2のパルス信号の発生を検出後、第1のパルス信号の所定発生タイミングで点火開始のための通電を行なうので、最後の第2のパルス信号の発生を検出して点火する準備が可能である。このため、吸気管へ噴射された始動時燃料が、内燃機関の始動を開始して最初の第2のパルス信号の発生に基き第1のパルスに応じて決定される所定発生タイミング、つまり爆発および排気行程の期間の排気行程に噴射されるとき、吸気行程の適正な時期に始動時噴射量として噴射されたことになるので、最後の第2のパルス信号の発生を検出して初爆が可能な点火ができる。
【0017】
なお、爆発および排気行程の期間を一方として、他方である吸気および圧縮行程の期間の圧縮行程に吸気管へ始動時噴射量が噴射されたときには、この点火のみ無駄火となる。最後の第2のパルス信号の発生を検出するとき、判定手段によって圧力変化特性の判定が行われるので、それ以後は、その判定結果に基いて噴射と点火がそれぞれ排気行程、圧縮行程に関連付けられて行なわれるからである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の内燃機関の燃料供給装置を、いわゆる点火式内燃機関の燃料供給装置に適用して、具体化した実施形態を図面に従って説明する。図1は、本発明の実施形態の一実施例に係わる内燃機関の燃料供給装置が適用された内燃機関及びその周辺装置の概略構成を表すシステム構成図である。図2、図3、および図4は、本発明の実施形態の内燃機関の制御装置における始動に係わる制御処理を表すフローチャートであって、それぞれ、TDC信号としての第2のパルスに係わる判定処理を示すフローチャート、行程特定のため行なう吸気管内圧変化特性の判定処理を示すフローチャート、始動開始時の点火制御処理を示すフローチャートである。図5は、本発明の実施形態の内燃機関の制御装置における始動に係わる制御処理を表すタイムチャートである。
【0019】
まず、図1に基いて内燃機関のシステム全体の概略構成を以下説明する。内燃機関100の吸気管2の最上流部には、エアクリーナ3が設けられ、このエアクリーナ3の下流側に、図示しないアクセルペダルの操作に連動して開閉されるスロットルバルブ11が設けられている。このスロットルバルブ11が開閉されることにより、吸気管2内を流れる吸入空気量が調節される。
【0020】
このスロットルバルブ11の下流側には、内燃機関100の気筒に空気を導入する吸気マニホルド4が接続されている。気筒の吸気マニホルド4内の吸入ポートに導入された吸入空気は、内燃機関100の気筒に形成された吸気バルブ6を介して燃焼室7へ流入する。また、内燃機関100の吸気マニホルド4の近傍の吸気管2には、燃料噴射弁5が取付けられている。
【0021】
この燃料噴射弁5は、燃料噴射手段としての燃料供給装置部Fによって燃料噴射弁5から噴射される燃料が供給される。この燃料噴射弁5から噴射される燃料は、制御回路30によって駆動される燃料噴射弁5の開弁期間を可変にすることで調量され、吸入空気とともに混合気となって内燃機関100の燃焼室7へ供給される。
【0022】
なお、燃料供給装置部Fは、燃料タンク51と、燃料ポンプ52と、燃料噴射弁5と、燃料ポンプ52および燃料噴射弁5の制御手段としての制御回路30とを含んで構成されている。燃料を貯留する燃料タンク51内または燃料タンク51の外には、燃料を汲み上げる燃料ポンプ52が配置されている。この燃料ポンプ52は、バッテリ90または発電機60から給電されて駆動する電動モータであって、例えばいわゆるインラインポンプが用いられている。この燃料ポンプ52から吐出される燃料は燃料噴射弁5に供給される。
【0023】
ここで、スロットルバルブ11には、スロットルバルブ11の弁軸開度を検出するスロットルセンサ11aが設けられ、スロットルバルブ11の下流側には、吸気管2内の吸気圧PMを検出する吸気圧センサ21が設けられている。このスロットルセンサ11aは、スロットル開度に応じたアナログ信号と共に、スロットルバルブ11がほぼ全閉であることを検出するアイドルスイッチからのオン−オフ信号も出力される。また、内燃機関100のクランク軸12には、その回転に伴うクランク角〔°CA(CAは、Crank Angleの略語)〕を検出するクランク角センサ22が設けられている。このクランクセンサ22で検出されたクランク角信号が後述する制御回路30に送信されると、制御回路30では、このクランク角センサ22で検出されるクランク角に応じて内燃機関100の機関回転数が算出される。
【0024】
ここで、クランク角センサ22に対向してクランク軸12に配設されるロータ22aは、図5に示すタイムチャートのパルス信号のように、例えば30°CA周期の第1のパルス信号S1と、2回転すなわち720°CAを24分割に等間隔に発信する第1のパルス信号S1のうちピストン位置が上死点となるいわゆるTDC信号と同期(詳しくは立ち下がり同期)する第1のパルスに同期して発生する第2のパルス信号S2が360°CA周期で発信可能な歯部を有する。なお、図5に示すタイムチャートでは、ロータ22aとクランク角センサ22によって形成される生波形信号を、制御回路30によって成形されたパルス信号S1、S2が表わされている。
【0025】
これら第1のパルス信号、第2のパルス信号、および吸気圧センサ21によって検出される吸気管2内の吸気圧PMの信号は、制御回路30に入力され、この制御回路30によって始動に係わる各種の制御処理が行なわれる。
【0026】
なお、本発明の特徴である始動に係わる各種の制御処理を行なう構成および動作の詳細については後述する。
【0027】
また、内燃機関100のシリンダヘッドには、気筒に点火プラグ13が配設されている。この点火プラグ13は、点火手段として点火装置部Igによって、クランク角センサ22で検出されるクランク角に同期して制御回路30から出力される点火指令信号に基いて、点火コイル14から高電圧が印加される。
【0028】
なお、点火装置部Igは、点火プラグ13と、点火プラグ13に高電圧を印加する点火コイル14と、点火回路40と、制御手段としての制御回路30とを含んで構成されている。なお、点火プラグ13、および点火コイル14は周知の構造であるので説明は省略する。点火回路40は、例えば、外部から給電されるエネルギーを電荷として蓄積可能なコンデンサ(図示せず)を備え、このコンデンサに蓄えられた電荷を点火コイル14の1次コイルに急激に放電することで、点火コイル14の2次コイルに高電圧を発生させて点火を行うものである。これにより、点火コイル14の1次コイル側には、点火回路40から供給される高エネルギーの電荷が印加され、この印加によって点火コイル14を介して点火プラグ13が点火される。この点火によって燃焼室7内の混合気の点火燃焼が行われる。
【0029】
一方、内燃機関100の排気ガスは、排気バルブ8を介して排気マニホルドから排気管9に導出され外部に排出される。
【0030】
制御手段としての制御回路(以下、ECUと呼ぶ)30は、図示しない制御プログラムを格納したリードオンリメモリ(ROM)、各種データを格納するランダムアクセスメモリ(RAM)、各種演算処理を実行する中央処理装置としてのマイクロプロセッサ(CPU)、入出力回路およびそれらを接続する入力ポート、出力ポートを相互に双方向性バスで接続した公知の構成のマイクロコンピュータとして構成されている。
【0031】
このECU30は、バッテリ90若しくは発電機60から給電され、燃料供給装置部F、点火装置部Igを制御する。詳しくは、このECU30には、吸気圧センサ21からの吸気圧PM、クランク角センサ22からのクランク角、スロットルセンサ11aからの弁軸開度の信号等が入力されている。これら各種センサの情報に基いて、ECU30は内燃機関の運転状態を検出し、この運転状態に応じて燃料噴射量および燃料噴射時期を算出するとともに、運転状態に応じた点火時期を算出する。これら燃料噴射量および燃料噴射時期に対応するECU30からの駆動信号によって燃料噴射弁5から噴射する燃料噴射量および燃料噴射時期が適宜、制御される。また、この点火時期に対応する駆動信号によって、点火回路40および点火コイル14を介して、点火プラグ13の点火時期が適宜、制御される。
【0032】
なお、図1に示すように、始動装置は、いわゆるセルモータによる始動手段80、およびキック機能等によって内燃機関100および発電機60を駆動する人力始動手段70の少なくとも一方を有する。なお、発電機60は、クランク軸12と一体的に駆動が可能なものであって周知の構造であるので説明は省略する。このセルモータによる始動手段80は、例えば、図1に示すように、始動モータ81と、中間ギヤ82と、クランク軸12と一体回転可能なスタータギヤ83とからなる。スタータギヤ83は、中間ギヤ82を介して、始動モータ81の出力軸81aが始動モータ81の始動時のみ噛み合うように構成されている。これにより、始動時には、始動モータ81により中間ギヤ82およびスタータギヤ83を介してクランク軸12を強制的に回転して内燃機関100を駆動させるとともに、発電機60を発電させることが可能である。一方、人力手動手段70は、例えばキック機能によるものであって、図1に示すように、キックレバー71と、キックレバーギヤ72と、中間ギヤ73と、クランク軸12と一体回転可能な始動ギヤ74とからなる。始動ギヤ74は中間ギヤ73と噛み合い、さらにこの中間ギヤ73にキックレバーギヤ72がキックレバー71回転時のみ噛み合うように構成されている。キックレバー71によりキックレバーギヤ72が回転し、これにより中間ギヤ73および始動ギヤ74を介してクランク軸12を強制的に回転させるので、例えばバッテリ90の容量不足により始動モータ81が作動できない状態等においても、キックレバー71による人力よって内燃機関100を駆動させるとともに、発電機60を発電させることが可能である。
【0033】
ここで、本発明の特徴である始動に係わる各種の制御処理を行う構成および動作について、図1から図5に従って説明する。
【0034】
まず、上述の実施形態に係わる点火式内燃機関及びその周辺装置において、本発明の内燃機関の制御装置の要部は、図1に示すように、内燃機関100のクランク軸12が一回転する間に、等間隔(詳しくは30°CA)に第1のパルス信号S1を発信する第1のクランク間隔検出手段としておよび1回の第2のパルス信号S2を発生する第2のクランク間隔検出手段としてのクランク角センサ22とロータ22aと、その第1のパルス信号S1の発生に対応して吸気管2内の吸気管内圧を測定する吸気管内圧検出手段としての吸気圧センサ21と、その第2のクランク間隔検出手段としてのクランク角センサ22とロータ22aが内燃機関100の始動を開始してから発生する第2のパルス信号S2に基くクランク軸12の2回転中に、吸気圧センサ21により検出される吸気管内圧PMの圧力変化特性を判定する判定手段(詳しくは、ECU30によって行われる制御処理の構成)と、始動を開始してから最初に発生する第2のパルス信号S2に応じて決定される第1のパルス信号S1の所定発生タイミングにて、冷却水温等の内燃機関100の状態に応じた始動時噴射量を噴射する燃料噴射手段Fとを含んで構成されている。
【0035】
次に、本発明の特徴である始動に係わる各種の制御処理を、図2、図3および図4に従って説明する。
【0036】
なお、機関始動後の通常運転時の燃料噴射制御(以下、始動後モードと呼ぶ)については、周知の制御処理によるものであって、例えばECU30は吸入吸気量および機関回転数から求めた1噴射当たりの空気量に基いて燃料噴射弁5の基本噴射量を算出し、その基本噴射量を吸気圧PM、吸気温、冷却水温、空燃比信号等に対応する各種補正係数で補正するとともに、バッテリ電圧に応じて電圧補正して燃料噴射量を求める。そして始動後モードにおいて、算出した噴射量の燃料を第1のパルス信号S1の所定発生タイミングで噴射させるべく、第2のパルス信号(詳しくは、TDC信号)S2および第1のパルス信号S1に基いて燃料噴射弁5を開閉制御する。
【0037】
まず、図2において内燃機関100の始動前にイグニッションスイッチ(図示せず)がオン状態となると、このオンによってクリアされD=0と初期設定される。その後、図2に示すように、S201(Sはステップを表す)では、クランク角センサ22から360°CA周期で出力される第のパルス信号としてのTDC信号S2が入力されているか否かが判定される。TDC信号S2が入力されれば、TDC信号S2のオン状態、つまりTDC信号S2を基準として第のパルス信号S(詳しくは、30°周期で出力され、720°CAを24等分割するパルス信号)が、カウントされ(図5参照)、S202に移行する。逆に始動を開始してTDC信号S2が未だ入力されていなければ、第2のパルス信号S2のカウントはなされず、当該処理を終了する。
【0038】
S202では、カウンタDが「+1」インクリメントされて当該処理を終了する。
【0039】
これにより、燃料噴射手段Fの燃料噴射弁5の燃料噴射時期、および燃料噴射量を決定する第1のパルス信号S1が始動開始により最初に発生したTDC信号S2と関連付けられ、よってECU30による内燃機関の運転状態に応じた燃料噴射が可能となる。なお、機関始動の際には、内燃機関の状態、例えば冷却水温等の機関温度に応じた始動時噴射量が適正な量とタイミングで噴射できる。
【0040】
したがって、始動を開始してから発信される第2のパルス信号としてのTDC信号S2によって、適正な始動時噴射量の噴射の準備ができるとともに、TDC信号S2がオン状態となった証としてカウンタDが「+1」インクリメントされる。
【0041】
次に、TDC信号S2がオン状態となった証として「+1」インクリメントされるカウンタDに基いて、4サイクル機関の行程特定をするための吸気管内圧変化特性の判定処理を、図3に従って説明する。
【0042】
図3に示すように、S301では、カウンタDが1であるか否かを判断する。測定対象とする行程としての720°CAを、TDC信号S2に関連付けて第1のパルス信号S1の30°CA毎にカウントできる状態にあるかを確認し、カウントがなされると同時に、吸気管内圧PMを、30°CA周期の第1のパルス信号の発生に対応してECU30に記憶させるためである。カウンタDが1であれば、S302へ移行する。逆に、カウンタDが1でなければ、S304へジャンプして移行する。このジャンプ移行によって、Dが0(クリア)状態つまり始動開始して未だ入力されていないとき、当該処理を終了する。
【0043】
S302では、測定対象とする行程としての720°CAのうち、この720°CAに対応する2回転中の最初のTDC信号S2の発生から2番目のTDC信号S2(詳しくは、カウントDが2になる)の発生までの間に、第1のパルス信号の発生に対応して30°CA周期毎に吸気圧センサ21によって検出された吸気管内圧PMがECU30に記憶され、S303にてその累積値としてのA=ΣPMが求められる。
【0044】
S304では、2番目のTDC信号S2(詳しくは、カウントDが2になる)が検出されているか否か、すなわちカウントDが2であるか否かが判断される。2番目のTDC信号S2が検出されれば、S305へ移行する。逆に2番目のTDC信号S2の発生の未検出状態、つまりカウントDが2でなければ、当該処理を終了する。
【0045】
S305では、2番目のTDC信号S2の発生から2回転中の最後のTDC信号S2(詳しくは、カウントDが3になる)の発生までの間に、第1のパルス信号の発生に対応して30°CA周期毎に吸気圧センサ21によって検出された吸気管内圧PMがECU30に記憶され、S306にてその累積値としてのB=ΣPMが求められる。
【0046】
S307では、測定対象の720°CAに到達するTDC信号S2(詳しくは、カウントDが3になる)が検出されているか否か、すなわちカウントDが3であるか否かが判断される。カウントDが3であれば、S308へ移行する。逆に、最後のTDC信号S2の発生の未検出状態、つまりカウントDが3でなければ、当該処理を終了する。
【0047】
S307にて測定対象の720°CAに到達する最後のTDC信号S2が検出されると、直ちに移行するS308では、4サイクル機関の行程特定をするための吸気管内圧変化特性を、TDC信号S2で区分される、最初のTDC信号S2から2番目のTDC信号S2の発生するまでの期間に係わる吸気管内圧PMの累積値Aと、2番目のTDC信号S2から最後のTDC信号S2の発生するまでの期間に係わる吸気管内圧PMの累積値Bの差から判断する。
【0048】
ここで、累積値A,Bのうち、一方は爆発および排気行程を、他方は吸気および圧縮行程を必ず含むので、吸気行程を含む吸気管内圧の累積値は、吸気管内の吸気負圧発生に起因して他方の累積値より小さくなる。すなわち、累積値AとBの大小関係を判定して、累積値が小さい方の期間を吸気および圧縮行程の期間つまり圧縮行程であると特定して判定できる。
【0049】
すなわちA>Bであるか否かを判断し、A>Bであれば、2番目から最後のTDC信号S2に係わる累積値Bの方が圧縮行程であると判定され、S309で、即最後のTDC信号S2にて点火がなされる。一方、A<Bであれば、最初から2番目のTDC信号S2に係わる累積値Aの方が圧縮行程であると判定され、最後のTDC信号S2の次に発生するTDC信号S2にて点火が行われる(S310参照)。
【0050】
なお、A>Bであれば、測定対象の720°CA直後に点火が行われ、初爆可能である。これにより、早いと、(720×1)°CA、遅くとも、カウンタDが「+1」インクリメントされる待機期間の最大期間である360°CAが付加された(720×1.5)°CAまでに初爆ができるので、始動性が向上する。
【0051】
一方、A<Bであるときは、上記に比し初爆可能な点火が360°CA位相だけずれて、早いと(720×1.5)°CA、遅くとも(720×2)°CAまでに初爆ができる。なお、この場合、後述の始動開始時の点火制御が720°CA直後に点火が行われるので、1回の無駄火のみが生じる。
【0052】
始動時の点火制御処理として、図4に示す始動開始時点火制御が行なわれることが望ましい。
【0053】
S401では、図4に示すように、始動を開始してTDC信号S2が入力されているカ否かつまりカウンタDが1であるか否かを判断する。TDC信号S2が未入力であれば、S402へ移行する。逆に、TDC信号S2が既に入力されていれば、当該処理を終了する。
【0054】
S402では、強制的にこの1回のみ第1のパルス信号S1の所定発生タイミングにて点火開始のための通電を点火手段Igによって行なう。
【0055】
以上説明した本実施形態の始動に係わる各種の制御処理の作用を、図5のタイムチャートに従って説明する。
【0056】
図5は、本発明の実施形態の内燃機関の制御装置における始動に係わる制御処理を表すタイムチャートであって、図5(a)は、クランク角センサ22とロータ22aによる30°CA周期の第1のパルス信号S1と、360°CA周期の第2のパルス信号としてのTDC信号S2とからなるECU30による成形後のクランク角に係わるパルス信号の信号波形を表わし、図5(b)は、TDC信号S2に基づいてカウントされた第1のパルス信号を表わし、図5(c)は、そのカウントされた第1のパルス信号の発生に対応して吸気圧センサ21によって検出された吸気管2内の吸気管内圧PMを表わし、2回転中の最後のTDC信号S2において、吸気管内圧変化特性を累積値AとBの大小関係比較として判定するブロック図を示す。また、図5(d1)は、判定結果がA>Bの場合での行程特性を表わす図であり、一方図5(d2)は、判定結果がA<Bの場合での行程特性を表わす図である。また図5(e)は、燃料噴射、および点火のタイミングを示す。
【0057】
図5(a)、図5(b)に示すように、始動開始して最初のTDC信号S2の発生が検出されるまでの間は、TDC信号S2に基づいて第1のパルス信号がカウントされることはない。したがって、行程特定のための吸気管内圧変化特性を検出を行なうことはない。
【0058】
一方、始動開始して最初のTDC信号S2が検出されると、図5(a)に示す720°CAに対応する2回転中に生じる吸気管内圧変化特性が、最初のTDC信号S2の発生から2番目のTDC信号S2(カウンタD2)の発生までの期間と、2番目のTDC信号S2の発生から最後のTDC信号S2(カウンタD3)の発生までの期間とで区分されて求められた吸気管内圧PMのそれぞれの累積値AおよびBを比較して、A>Bならば図5(d1)に示す行程に、A<Bならば図5(d2)に示す行程に明確に判定することができる。
【0059】
このため、始動開始して最初のTDC信号S2の発生を検出後、図5(e)に示すように、第1のパルス信号S1に応じて決定される適正な所定発生タイミングにて、適正な始動のための燃料噴射量を始動時噴射するとき、A>Bであれば、測定対象の720°CA直後に点火が行われ、初爆可能である。これにより、早いと、(720×1)°CA、遅くとも、(720×1.5)°CAまでに初爆ができるので、始動性が向上する。一方、A<Bであるときは、上記に比し初爆可能な点火が360°CA位相だけずれて早いと、(720×1.5)°CA、遅くとも、(720×2)°CAまでに初爆ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一実施例に係わる内燃機関の制御装置が適用された内燃機関及びその周辺装置の概略構成を表すシステム構成図である。
【図2】本発明の実施形態の内燃機関の制御装置における始動に係わる制御処理を表すフローチャートであって、TDC信号としての第2のパルスに係わる判定処理を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施形態の内燃機関の制御装置における始動に係わる制御処理を表すフローチャートであって、行程特定のため行なう吸気管内圧変化特性の判定処理を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態の内燃機関の制御装置における始動に係わる制御処理を表すフローチャートであって、始動開始時の点火制御処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態の内燃機関の制御装置における始動に係わる制御処理を表すタイムチャートである。
【符号の説明】
5 燃料噴射弁
7 燃焼室
11、11a スロットルバルブ、スロットルセンサ
12 クランク軸
13 点火プラグ
14 点火コイル
21 吸気圧センサ(吸気管内圧検出手段)
22、22a 第1のクランク間隔検出手段および 第1のクランク間隔検出手段としてのクランク角センサ、ロータ
30 ECU(制御手段としての制御回路)
40 点火回路
51 燃料タンク
52 燃料ポンプ
70 人力始動手段
80 セルモータによる始動手段
81 始動モータ
90 バッテリ
100 内燃機関
F 燃料供給装置部(燃料噴射手段)
Ig 点火装置部(点火手段)
S1 第1のパルス信号
S2 第2のパルス信号(TDC信号)
PM 吸気管内圧
A、B 第1のパルス信号に対応した吸気管内圧の累積値

Claims (2)

  1. 4サイクル単気筒内燃機関のクランク軸が一回転する間に、等間隔に第1のパルス信号を発生する第1のクランク間隔検出手段と、
    前記一回転する間に1回の第2のパルス信号を発生する第2のクランク間隔検出手段と、前記内燃機関の吸気管内圧を測定する吸気管内圧検出手段と、
    前記第2のクランク間隔検出手段が前記内燃機関の始動を開始してから発生する第2のパルス信号に基く前記クランク軸の2回転中に、前記吸気管内圧検出手段により検出される吸気管内圧の圧力変化特性を判定する判定手段と、
    前記内燃機関の状態に応じた始動時噴射量を噴射する燃料噴射手段とを備え、
    前記判定手段による前記圧力変化特性の判定とは、始動開始より最初に発生する前記第2のパルス信号を基準とする前記クランク軸の2回転中の2番目の前記第2のパルス信号の発生までの間に、前記吸気管内圧検出手段により前記第1のパルス信号の発生に対応させて検出した吸気管内圧の累積値と、前記2番目の前記第2のパルス信号の発生から最後の前記第2のパルス信号の発生までの間に、前記吸気管内圧検出手段により前記第1のパルス信号の発生に対応させて検出した吸気管内圧の累積値とを比較して、内燃機関の圧縮行程がいずれの期間にあるかを判定することであり、
    前記燃料噴射手段は、前記内燃機関の始動を開始してから最初に発生する前記第2のパルス信号に応じて決定される前記第1のパルス信号の所定発生タイミングにて前記始動時噴射量を噴射し、その後前記判定手段によって前記圧力変化特性を判定した後は、その判定結果に基いて噴射と点火を行なうことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記内燃機関の始動を開始して、前記判定手段による最初の判定をするまでは、前記クランク軸の2回転中の前記2番目の前記第2のパルス信号の発生を検出後、前記第1のパルス信号の所定発生タイミングで点火開始のための通電を行なうことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置
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