JP4432485B2 - 無線通信システム、携帯情報端末装置及びそれに用いるハンドオーバ解決方法並びにそのプログラム - Google Patents

無線通信システム、携帯情報端末装置及びそれに用いるハンドオーバ解決方法並びにそのプログラム Download PDF

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Description

本発明は無線通信システム、携帯情報端末装置及びそれに用いるハンドオーバ解決方法並びにそのプログラムに関し、特にセルラー無線通信システムに用いられる携帯電話機のハンドオーバ解決方法に関する。
従来、セルラー無線通信システムにおいては、通信サービスを提供するエリアをいくつかのセルに分割して各セル内に基地局を設置し、移動局(以下、端末といる)の移動時において無線品質の良い基地局に切替えていくことによって、端末の最もよい待ち受け状態を確保するように制御している。
また、端末は自端末が存在するセル(在圏セル)の基地局との接続状態を継続すると同時に、在圏セル周辺の複数個のセルの無線状態を監視している。端末は在圏セルの報知情報に含まれる周辺セルのコードを基に、周辺の基地局から送信される制御チャネルのパイロット信号を受信している。
端末はそのパイロット信号の受信電力を測定し、受信電力の最も大きい基地局を移動先の基地局候補として決定し、在圏セルの基地局に対して基地局の切替え依頼を送信する。
基地局は端末からの切替え依頼に基づいて切替えを実行するか否かを判断し、実行すべきと判断した場合、基地局の切替えを行う。この動作がハンドオーバと呼ばれている。この時、端末は複数のセルを監視したにもかかわらず、一つのセルにハンドオーバするため、ハンドオーバ先以外のセルの監視動作は無駄になる。
また、端末が訪れるセルは端末の所有者の行動パターンによってある程度一定の傾向を示すことが普通である。例えば、自宅から勤務先までの移動にはほぼ一定の時刻に一定のルートがとられており、端末もほぼ一定の規則で周辺セルの監視やハンドオーバを行っている。
このため、従来の方法では、端末が移動中にセルの監視を行ったにもかかわらず、位置登録が行われない基地局が一定の規則で存在している。この問題を解決するために、端末はハンドオーバ実行時の時刻、ハンドオーバ先のセルのコード、回数を記憶し、これらのデータを基に次回のハンドオーバ先の基地局を予測する。
在圏セルの報知情報には予測セルのコードが含まれており、周辺セルの監視の結果、予測セルが検出された場合、それ以外のセルの監視を中止する。予測が当たり、監視しているセルの通信状態が現在位置登録されているセルよりも良好になった場合、端末は在圏セルの基地局に対してハンドオーバの依頼を送信する。
基地局は端末からのハンドオーバの依頼に基づいてハンドオーバの判断を行い、実行すべきと判断した場合、ハンドオーバを実行する。予測が外れ、監視しているセルの通信状態が劣化してきた場合、端末は周辺セルの監視を再開し、従来の方法に基づいてハンドオーバを行う。
特開2002−232928号公報 特開2001−119742号公報
上述した従来のセルラー無線通信システムでは、端末が複数のセル間を移動する際にそなえ、端末が在圏するセルの周辺セルの通信状態を監視しているが、端末が移動する上でハンドオーバできる基地局がその中の一つであり、監視を行ったものの、実際にハンドオーバが行われないセルが多数存在している。
また、端末の利用者の移動パターンはある程度一定の傾向を示すことが普通である。例えば、自宅から勤務先に移動する際も、電車やバスを利用した際には路線上を規則的に通過することになる。
この場合、常に路線付近の基地局から路線付近の基地局に一定のパターンでハンドオーバすることになる。それにもかかわらず、端末は常に周辺セルを監視しているため、端末の消費電流を無駄に消費してしまい、ハンドオーバ動作に時間がかかってしまう。
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、消費電流を抑えることができ、品質の良い基地局へのハンドオーバの切替えを早くすることができる無線通信システム、携帯情報端末装置及びそれに用いるハンドオーバ解決方法並びにそのプログラムを提供することにある。
本発明による無線通信システムは、携帯情報端末装置において在圏セルの報知情報に含まれる周辺セルのコードを基に周辺の基地局の中から受信電力の最も大きい基地局を移動先の基地局候補として決定し、前記在圏セルの基地局に対してハンドオーバ依頼を送信する無線通信システムであって、
前記携帯情報端末装置は、ハンドオーバの履歴を格納する格納手段と、前記格納手段の履歴に基づいて前記ハンドオーバする確率の高い予測セルをハンドオーバ先のセルとして予測する手段と、前記予測セルのみの監視を行う監視手段とを備え
前記格納手段は、少なくとも前記ハンドオーバ先のコードと、前記ハンドオーバの時刻と、前記ハンドオーバの回数とを前記ハンドオーバの履歴として格納し、
前記予測セルを予測する手段は、前記格納手段から現在時刻に対応するセルのコード及び回数を取得し、これらのコードのうちの回数が一定の値以上のものを前記ハンドオーバ先のセルとして予測し、
前記受信電力のみの監視を行っている間に前記予測セルの通信状態が劣化した時に前記周辺の基地局の中から受信電力の最も大きい基地局を移動先の基地局候補として決定している。
本発明による携帯情報端末装置は、在圏セルの報知情報に含まれる周辺セルのコードを基に周辺の基地局の中から受信電力の最も大きい基地局を移動先の基地局候補として決定し、前記在圏セルの基地局に対してハンドオーバ依頼を送信する携帯情報端末装置であって、
ハンドオーバの履歴を格納する格納手段と、前記格納手段の履歴に基づいて前記ハンドオーバする確率の高い予測セルをハンドオーバ先のセルとして予測する手段と、前記予測セルのみの監視を行う監視手段とを備え
前記格納手段は、少なくとも前記ハンドオーバ先のコードと、前記ハンドオーバの時刻と、前記ハンドオーバの回数とを前記ハンドオーバの履歴として格納し、
前記予測セルを予測する手段は、前記格納手段から現在時刻に対応するセルのコード及び回数を取得し、これらのコードのうちの回数が一定の値以上のものを前記ハンドオーバ先のセルとして予測し、
前記受信電力のみの監視を行っている間に前記予測セルの通信状態が劣化した時に前記周辺の基地局の中から受信電力の最も大きい基地局を移動先の基地局候補として決定している。
本発明によるハンドオーバ解決方法は、携帯情報端末装置において在圏セルの報知情報に含まれる周辺セルのコードを基に周辺の基地局の中から受信電力の最も大きい基地局を移動先の基地局候補として決定し、前記在圏セルの基地局に対してハンドオーバ依頼を送信する無線通信システムのハンドオーバ解決方法であって、
前記携帯情報端末装置側に、ハンドオーバの履歴を格納手段に格納する第1のステップと、前記格納手段の履歴に基づいて前記ハンドオーバする確率の高い予測セルをハンドオーバ先のセルとして予測する第2のステップと、前記予測セルのみの監視を行う第3のステップとを備え
前記格納手段に、少なくとも前記ハンドオーバ先のコードと、前記ハンドオーバの時刻と、前記ハンドオーバの回数とを前記ハンドオーバの履歴として格納し、
前記第2のステップにおいて、前記格納手段から現在時刻に対応するセルのコード及び回数を取得し、これらのコードのうちの回数が一定の値以上のものを前記ハンドオーバ先のセルとして予測し、
前記受信電力のみの監視を行っている間に前記予測セルの通信状態が劣化した時に前記周辺の基地局の中から受信電力の最も大きい基地局を移動先の基地局候補として決定している。
本発明によるプログラムは、在圏セルの報知情報に含まれる周辺セルのコードを基に周辺の基地局の中から受信電力の最も大きい基地局を移動先の基地局候補として決定し、前記在圏セルの基地局に対してハンドオーバ依頼を送信する携帯情報端末装置内のコンピュータに実行させるプログラムであって、
ハンドオーバの履歴を格納手段に格納する第1の処理と、前記格納手段の履歴に基づいて前記ハンドオーバする確率の高い予測セルをハンドオーバ先のセルとして予測する第2の処理と、前記予測セルのみの監視を行う第3の処理とを含み、
前記格納手段に、少なくとも前記ハンドオーバ先のコードと、前記ハンドオーバの時刻と、前記ハンドオーバの回数とを前記ハンドオーバの履歴として格納させ、
前記第2の処理において、前記格納手段から現在時刻に対応するセルのコード及び回数を取得し、これらのコードのうちの回数が一定の値以上のものを前記ハンドオーバ先のセルとして予測させ、
前記受信電力のみの監視を行っている間に前記予測セルの通信状態が劣化した時に前記周辺の基地局の中から受信電力の最も大きい基地局を移動先の基地局候補として決定させることを特徴とする
すなわち、本発明の無線通信システムは、無線通信制御部を内蔵した携帯情報端末装置において、端末が時間情報を含むハンドオーバした履歴に基づいてハンドオーバ先のセルを予測し、ハンドオーバする確率の低いセルの監視を行わないことによって、携帯情報端末装置の消費電流を削減させる手段を実現することを特徴とする。
これによって、本発明の無線通信システムは、現在時刻に対応する過去のハンドオーバ履歴に基づいて在圏セルからのハンドオーバ先のセルを予測することが可能となるため、周辺セルの監視を予測セルのみに絞ることが可能となる。
よって、本発明の無線通信システムでは、ハンドオーバする確率の低いセルの監視を行わないことで、携帯情報端末装置の消費電流を抑え、品質の良い基地局へのハンドオーバの切替えを早くすることが可能となる。
本発明は、以下に述べるような構成及び動作とすることで、消費電流を抑えることができ、品質の良い基地局へのハンドオーバの切替えを早くすることができるという効果が得られる。
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例による携帯電話機の構成を示すブロック図である。図1において、携帯電話機(携帯情報端末装置)1はアンテナ11と、無線送受信部12と、無線データ制御部13と、主制御部14と、プログラムROM(リードオンリメモリ)15と、RAM(ランダムアクセスメモリ)16と、表示部17と、操作入力部18と、リアルタイムクロック19と、音声処理部20と、スピーカ21と、マイク22と、レシーバ23とから構成されている。
アンテナ11は図示せぬ基地局と携帯電話機1との間で無線信号を送受信し、無線送受信部12は送受信した無線信号を変復調し、基地局からの無線信号にしたがった動作を行う。無線データ制御部13は予め登録された自己の無線情報にしたがって送信データを主制御部14から受取り、無線送受信部12に送出するとともに、無線を介して受信したデータを主制御部14に与える。
プログラムROM15は主制御部14が実行するプログラムを格納し、RAM16はハンドオーバ履歴のデータ等を格納する。表示部17は電話番号や時計等を表示し、操作入力部18は使用者が電話番号の入力等の各種操作を行うためのキースイッチである。
リアルタイムクロック19は時刻情報を主制御部14に供給する。音声処理部20は音声信号を変換し、スピーカ21は着信音を出力し、マイク22は使用者の音声を入力する。レシーバ23は通話相手の音声を出力する。
図2は本発明の一実施例によるセルラー無線通信システムの概要を示す図である。図2においては、基地局(A)2−1〜基地局(J)2−10のような基地局配置において、セル(A)101〜セル(J)110のように構成されるサービスエリア内を、端末1が移動ルート112に沿って移動している状態を示している。尚、端末1は上記の携帯電話機1と同様の構成となっている。
図3は図2の端末1におけるハンドオーバ処理例を示すフローチャートである。これら図1〜図3を参照して端末1におけるハンドオーバ処理について説明する。ここで、端末1がセル(D)104に在圏し[以下、在圏セル(D)104とする]、在圏セル(D)104の受信電力をPd、在圏セル(D)104の時のセル(A)101の受信電力をPda、セル(B)102の受信電力をPdb、セル(C)103の受信電力をPdc、セル(E)105の受信電力をPde、セル(F)106の受信電力をPdf、セル(G)107の受信電力をPdgとする。
まず、端末1は基地局(A)2−1〜基地局(J)2−10の中から最も受信電力が高い基地局[本実施例では基地局(D)2−4]を選択し、選択した基地局(D)2−4と無線回線を確立する。
その際、端末1は基地局(D)2−4と無線回線を確立するために報知情報を受信する(図3ステップS1)。この報知情報には、在圏セル(D)104の周辺に存在するセル(A)101、セル(B)102、セル(C)103、セル(E)105、セル(F)106、セル(G)107のコードが含まれており、端末1はセル(A)101、セル(B)102、セル(C)103、セル(E)105、セル(F)106、セル(G)107各々の受信電力Pda、Pdb、Pdc、Pde、Pdf、Pdgの監視を開始する(図3ステップS2,S5,S8,S11,S14,S17)。
端末1が移動ルート112に沿って移動し、ポイント111まで来た時点で在圏セル(D)104の受信電力PdよりセルGの受信電力Pdgの方が高くなったとすると(図3ステップS18)、端末1はハンドオーバ依頼の信号を基地局(D)2−4に対して送信する。基地局(D)2−4は端末1からのハンドオーバ依頼の信号に基づいてハンドオーバを実行するかを判断し、実行すべきと判断した場合にハンドオーバを実行する(図3ステップS19)。
同様に、上記のシステムでは、在圏セル(D)104の受信電力Pdよりセル(A)101、セル(B)102、セル(C)103、セル(E)105、セル(F)106各々の受信電力Pda、Pdb、Pdc、Pde、Pdf、Pdgが高くなると(図3ステップS3,S6,S9,S12,S15)、端末1はハンドオーバ依頼の信号を基地局(D)2−4に対して送信する。基地局(D)2−4は端末1からのハンドオーバ依頼の信号に基づいてハンドオーバを実行するかを判断し、実行すべきと判断した場合にハンドオーバを実行する(図3ステップS4,S7,S10,S13,S16)。
ところで、このようなシステムにおいては、セル(D)104に在圏している間、端末1は常にセル(A)101、セル(B)102、セル(C)103、セル(E)105、セル(F)106、セル(G)107各々の受信電力Pda、Pdb、Pdc、Pde、Pdf、Pdgの監視を行っている(図3ステップS2,S5,S8,S11,S14,S17)。
しかしながら、端末1が移動ルート112に沿って移動した場合、ハンドオーバは基地局(D)2−1と基地局(G)2−7との間でしか発生しない。つまり、セル(A)101、セル(B)102、セル(C)103、セル(E)105、セル(F)106の監視を行わなくても、無線確立状態が切断されることはないばかりか、ハンドオーバが行われない基地局の監視を行うことで、端末1の消費電流が増加するうえに、品質のよい基地局へのハンドーオーバ動作にも時間がかかってしまう。
図4は本発明の一実施例による在圏セルリストの格納例を示す図である。図4において、在圏セルリスト{「セルA[100]、セルD[80]、セルG[70]、セルX[1]、・・・」、「セルD[90]、セルG[30]、セルA[20]、セルY[1]、・・・」、「セルG[90]、セルD[20]、セルA[10]、セルZ[1]、・・・」}は時刻データ(「7:50」、「8:00」、「8:10」)とともに格納されている。
図5は本発明の一実施例によるハンドオーバ処理を示すフローチャートである。これら図1と図2と図4と図5とを参照して本発明の一実施例によるハンドオーバ処理について説明する。尚、図5に示す処理は主制御部14がプログラムROM15のプログラムを実行することで実現される。
まず、端末1がルート112上を移動することによって、セル(A)101からセル(D)104にハンドオーバした時に、主制御部14はリアルタイムクロック19から現在時刻(8:00)を取得する(図5ステップS21,S22)。
次に、主制御部14はRAM16に格納されたハンドオーバ履歴データから現在時刻(8:00)に対応する在圏セル(セルD、セルG、セルA、セルY)のコード及び回数([]の数字)(図4参照)を取得する。主制御部14はこれらのコードのうち、回数が一定の値以上のものを有効なデータとし、有効なデータのコードのみを予測セルのコードとして使用する(図5ステップS23)。
主制御部14は報知情報を受信すると(図5ステップS24)、予測セルのコードが報知情報で受信した周辺セルの情報に存在するかを確認する(図5S25,S26)。本実施例ではセル(G)107のコードが報知情報に存在するものとする。主制御部14は予測セルのコードが報知情報に存在する場合、その予測セルの受信電力Pdgのみの監視を行う(図5ステップS27)。
端末1が移動ルート112上を移動することによって、在圏セルである基地局(D)2−4の受信電力Pdよりも予測セルである基地局(G)2−7の受信電力Pdgの方が大きくなった場合(図5ステップS28)、主制御部14は基地局(D)2−4に対してハンドオーバの要求を送信する。基地局(D)は端末1からの要求に対してハンドオーバの判断を行い、実行すべきと判断した場合に予測セル(G)107にハンドオーバを行う(図5ステップS29)。
端末1はハンドオーバ完了時に、ハンドオーバ完了時刻と、ハンドオーバ先のセルのコードと、ハンドオーバ回数とをハンドオーバ履歴情報としてRAM16に記録する(図5ステップS30)。
また、予測セル(G)107の受信電力Pdgのみの監視を行っている間に予測セル(G)107の受信電力Pdgが一定のレベルPcより低下した場合(図5ステップS31)、主制御部14は報知情報に含まれる周辺セル情報にしたがって周辺セルを監視し、監視結果に基づいてハンドオーバを行うことで(図5ステップS32)、利用者が移動ルート112とは別のルート上を移動した場合でも、待ち受け状態を確保することできる。
この時、主制御部14はハンドオーバ完了時刻と、ハンドオーバ先のセルのコードと、ハンドオーバ回数とをハンドオーバ履歴情報としてRAM16に記録する(図5ステップS33)。
また、予測セルを検索した結果、予測セルが存在しなかった場合(図5ステップS25)、主制御部14は従来の方法にしたがって、報知情報の内容を基に周辺セルを監視し、監視結果に基づいて基地局の切替えを行う(図5ステップS32)。
この場合にも、ハンドオーバ完了時に、主制御部14はハンドオーバ完了時刻と、ハンドオーバ先のセルのコードと、ハンドオーバ回数とをハンドオーバ履歴情報としてRAM16に記録する(図5ステップS33)。
このように、本実施例では、現在時刻に対応する過去のハンドオーバ履歴に基づいて在圏セルからのハンドオーバ先のセルを予測することができるため、周辺セルの監視を予測セルのみに絞ることができる。
これによって、本実施例では、ハンドオーバする確率の低いセルの監視を行わないことで、端末1の消費電流を抑えることができ、品質の良い基地局へのハンドオーバへの切替えも早くすることができる。
本発明の一実施例による携帯電話機の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例によるセルラー無線通信システムの概要を示す図である。 図2の端末におけるハンドオーバ処理例を示すフローチャートである。 本発明の一実施例による在圏セルリストの格納例を示す図である。 本発明の一実施例によるハンドオーバ処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 携帯電話機(端末)
2−1〜2−10 基地局(A)〜(J)
11 アンテナ
12 無線送受信部
13 無線データ制御部
14 主制御部
15 プログラムROM
16 RAM
17 表示部
18 操作入力部
19 リアルタイムクロック
20 音声処理部
21 スピーカ
22 マイク
23 レシーバ
101〜110 セル(A)〜(J)
111 ポイント
112 移動ルート

Claims (10)

  1. 携帯情報端末装置において在圏セルの報知情報に含まれる周辺セルのコードを基に周辺の基地局の中から受信電力の最も大きい基地局を移動先の基地局候補として決定し、前記在圏セルの基地局に対してハンドオーバ依頼を送信する無線通信システムであって、
    前記携帯情報端末装置は、ハンドオーバの履歴を格納する格納手段と、前記格納手段の履歴に基づいて前記ハンドオーバする確率の高い予測セルをハンドオーバ先のセルとして予測する手段と、前記予測セルのみの監視を行う監視手段とを有し、
    前記格納手段は、少なくとも前記ハンドオーバ先のコードと、前記ハンドオーバの時刻と、前記ハンドオーバの回数とを前記ハンドオーバの履歴として格納し、
    前記予測セルを予測する手段は、前記格納手段から現在時刻に対応するセルのコード及び回数を取得し、これらのコードのうちの回数が一定の値以上のものを前記ハンドオーバ先のセルとして予測し、
    前記受信電力のみの監視を行っている間に前記予測セルの通信状態が劣化した時に前記周辺の基地局の中から受信電力の最も大きい基地局を移動先の基地局候補として決定することを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記ハンドオーバ完了時に当該ハンドオーバの完了時刻と前記ハンドオーバ先のセルのコードと前記ハンドオーバの回数とを前記格納手段に前記ハンドオーバの履歴として格納する手段を含むことを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  3. 前記監視手段は、前記予測セルが存在しない場合に前記周辺の基地局の中から受信電力の最も大きい基地局を移動先の基地局候補として決定することを特徴とする請求項1または請求項2記載の無線通信システム。
  4. 在圏セルの報知情報に含まれる周辺セルのコードを基に周辺の基地局の中から受信電力の最も大きい基地局を移動先の基地局候補として決定し、前記在圏セルの基地局に対してハンドオーバ依頼を送信する携帯情報端末装置であって、
    ハンドオーバの履歴を格納する格納手段と、前記格納手段の履歴に基づいて前記ハンドオーバする確率の高い予測セルをハンドオーバ先のセルとして予測する手段と、前記予測セルのみの監視を行う監視手段とを有し、
    前記格納手段は、少なくとも前記ハンドオーバ先のコードと、前記ハンドオーバの時刻と、前記ハンドオーバの回数とを前記ハンドオーバの履歴として格納し、
    前記予測セルを予測する手段は、前記格納手段から現在時刻に対応するセルのコード及び回数を取得し、これらのコードのうちの回数が一定の値以上のものを前記ハンドオーバ先のセルとして予測し、
    前記受信電力のみの監視を行っている間に前記予測セルの通信状態が劣化した時に前記周辺の基地局の中から受信電力の最も大きい基地局を移動先の基地局候補として決定することを特徴とする携帯情報端末装置。
  5. 前記ハンドオーバ完了時に当該ハンドオーバの完了時刻と前記ハンドオーバ先のセルのコードと前記ハンドオーバの回数とを前記格納手段に前記ハンドオーバの履歴として格納する手段を含むことを特徴とする請求項4記載の携帯情報端末装置。
  6. 前記監視手段は、前記予測セルが存在しない場合に前記周辺の基地局の中から受信電力の最も大きい基地局を移動先の基地局候補として決定することを特徴とする請求項4または請求項5記載の携帯情報端末装置。
  7. 携帯情報端末装置において在圏セルの報知情報に含まれる周辺セルのコードを基に周辺の基地局の中から受信電力の最も大きい基地局を移動先の基地局候補として決定し、前記在圏セルの基地局に対してハンドオーバ依頼を送信する無線通信システムのハンドオーバ解決方法であって、
    前記携帯情報端末装置側に、ハンドオーバの履歴を格納手段に格納する第1のステップと、前記格納手段の履歴に基づいて前記ハンドオーバする確率の高い予測セルをハンドオーバ先のセルとして予測する第2のステップと、前記予測セルのみの監視を行う第3のステップとを有し、
    前記格納手段に、少なくとも前記ハンドオーバ先のコードと、前記ハンドオーバの時刻と、前記ハンドオーバの回数とを前記ハンドオーバの履歴として格納し、
    前記第2のステップにおいて、前記格納手段から現在時刻に対応するセルのコード及び回数を取得し、これらのコードのうちの回数が一定の値以上のものを前記ハンドオーバ先のセルとして予測し、
    前記受信電力のみの監視を行っている間に前記予測セルの通信状態が劣化した時に前記周辺の基地局の中から受信電力の最も大きい基地局を移動先の基地局候補として決定することを特徴とするハンドオーバ解決方法。
  8. 前記ハンドオーバ完了時に当該ハンドオーバの完了時刻と前記ハンドオーバ先のセルのコードと前記ハンドオーバの回数とを前記格納手段に前記ハンドオーバの履歴として格納する第4のステップを含むことを特徴とする請求項7記載のハンドオーバ解決方法。
  9. 前記第3のステップにおいて、前記予測セルが存在しない場合に前記周辺の基地局の中から受信電力の最も大きい基地局を移動先の基地局候補として決定することを特徴とする請求項7または請求項8記載のハンドオーバ解決方法。
  10. 在圏セルの報知情報に含まれる周辺セルのコードを基に周辺の基地局の中から受信電力の最も大きい基地局を移動先の基地局候補として決定し、前記在圏セルの基地局に対してハンドオーバ依頼を送信する携帯情報端末装置内のコンピュータに実行させるプログラムであって、
    ハンドオーバの履歴を格納手段に格納する第1の処理と、前記格納手段の履歴に基づいて前記ハンドオーバする確率の高い予測セルをハンドオーバ先のセルとして予測する第2の処理と、前記予測セルのみの監視を行う第3の処理とを含み、
    前記格納手段に、少なくとも前記ハンドオーバ先のコードと、前記ハンドオーバの時刻と、前記ハンドオーバの回数とを前記ハンドオーバの履歴として格納させ、
    前記第2の処理において、前記格納手段から現在時刻に対応するセルのコード及び回数を取得し、これらのコードのうちの回数が一定の値以上のものを前記ハンドオーバ先のセルとして予測させ、
    前記受信電力のみの監視を行っている間に前記予測セルの通信状態が劣化した時に前記周辺の基地局の中から受信電力の最も大きい基地局を移動先の基地局候補として決定させることを特徴とするプログラム。
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