JP4706919B2 - 移動通信端末及びセルの切り替え制御方法 - Google Patents

移動通信端末及びセルの切り替え制御方法 Download PDF

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本発明は、移動通信端末及びセルの切り替え制御方法に関し、特に、2G/3Gに対応したデュアルモード移動通信端末及び該デュアルモード移動通信端末を用いたセルの切り替え制御方法に関する。
WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式の普及に伴い、GSM(Global System for Mobile Communications)又はGPRS(General Packet Radio Service)方式を用いた2G(2nd Generation、以下、2.5Gも含めて2Gと記述する。)と、WCDMA方式を用いた3G(3rd Generation)の両方に対応した通信ネットワークおよび端末が登場している。このようなデュアルモード移動無線端末として、例えば、特許文献1には、複数種類の移動電話システムに優先順位を設定し、優先順位の低い移動電話システムに位置登録されている端末で発信に関連する動作が行われたときに、優先順位の高い移動電話システムのセルサーチを行ってセルの切り替えを行うデュアルモード移動無線端末が開示されている。
特開2004−187104号公報(第5−9頁、第3図)
2G/3G対応の移動通信端末では、Idle待ち受け状態の端末が短時間に2Gネットワークと3Gネットワークの間で位置登録を繰り返す現象が発生している。この状態に陥ると、2G/3Gネットワークの切り替え動作(セルサーチ、報知情報取得、位置登録動作など)により、端末が通常の音声通信やパケット通信のサービスを受けられる時間が減り、また、ネットワーク側に無駄な処理負荷を与えるばかりか、端末に無駄な電流を消費させることで連続待ち受け時間が短くなってしまうなどの問題を引き起こす。
この現象は、2G/3Gに対応したデュアルネットワークが2G/3Gに対応したデュアルモード端末に対して、3Gのサービスを許容しない場合(2Gのサービスのみ提供する場合)に顕著に起こる。例えば、端末に2G SIM(Subscriber Identity Module)が挿入されている場合に、端末が3Gネットワークへの位置登録を試みても、ネットワーク側ではこれを規制することができるため、上記現象が現れる。
図5に本現象が発生する例を示す。図5の横軸は時刻の推移、縦軸は端末にて測定した電界レベルで、2GではRSSI(Received Signal Strength Indicator)、3GではRSCP(Reverse Semi-Closed Position)が用いられる。図5に示すように、2GでIdle待ち受け中の端末は、測定した3Gセル電界レベルが破線で示す2G→3Gしきい値(3G)より高く、かつ2Gセル電界レベルが2G→3Gしきい値(2G)より低い場合、2Gセルから3Gセルにcell reselectionを行う。これらのしきい値はネットワークからの報知情報で通知されるパラメータである。以下にこの動作を具体的に示す。
(1)時刻Aに端末の電源を投入する。
(2)区間Bで端末は3Gセルへの位置登録を試みる。
(3)時刻Cにネットワーク側の規制により位置登録を拒否(Reject)される。
(4)区間Dで端末は2Gセルへの位置登録を試み成功する。
(5)区間Eで端末は2Gセルのサービス(音声、パケット通信など)を受けられる。ただし、この間も端末は2G→3Gしきい値(3G)および2G→3Gしきい値(2G)の判定を行っており、例えば5秒間上述の条件を満たすと、再び3Gセルへcell reselectionしてしまう。
(6)区間Fで端末は3Gセルの報知情報を取得する。
(7)時刻Gに端末は(6)で取得した報知情報を解読し、(3)で拒否された3Gセルであることを認識する。
(8)区間Hは区間Dと、区間Iは区間Eと同様に動作し、以降同じ動作を繰り返す。
このように、端末が実際にサービス(音声、パケット通信など)を利用できる時間は、図5の太線で示された区間(ここではEとI)のみとなってしまう。
より具体的に述べると、3GPP TS24.008(http://www.3gpp.org参照)において、ネットワークは端末による位置登録を拒否することができ、その理由は端末にreject causeとして通知されるが、例えば、そのネットワークコード(PLMN code: Public Land Mobile Network code)へのアクセスを拒否したり、そのロケーションエリア(セルの集合体)(LAI: Location Area Identity)へのアクセスを拒否することができる。拒否された端末はネットワークから通知されたreject causeにより、他のPLMNや他のLAIのセルを探して位置登録を試みる。
また、3GPP TS24.008においては、2G Idle待ち受け中の端末は周辺の3Gセルをモニターし、上述電界レベルの条件を満たせばその3Gセルの報知情報を取得せずにcell reselectionを行っても良いことが規定されている。これは2G Idle待ち受け中の端末の処理負荷の軽減および事前に3Gセルの報知情報を取得することによるcell reselectionの処理遅延を回避するためである。
このように、従来の2G/3Gに対応したデュアルモード移動通信端末では、3Gセルからアクセスを拒否された場合に、電界レベルの条件を満たせばその3Gセルの報知情報を取得せずに再びその3Gセルへcell reselectionしてしまうため、2Gネットワークと3Gネットワークの間で位置登録を繰り返してしまい、この2G/3Gネットワークの切り替え動作により、音声通信やパケット通信のサービスを受けられる時間が減少すると共に、ネットワークの処理負荷が増加し、端末の処理負荷や消費電流が増加してしまうという問題が生じる。
また、ネットワークのcause制御の問題として、3Gセルからのアクセスが拒否された場合に、2Gネットワークへのアクセスが可能であるにもかかわらず、同じ理由で2Gネットワークへのアクセスが拒否されてしまう場合もあり、この場合も音声通信やパケット通信のサービスを受けられる時間が減少すると共に、端末の処理負荷や消費電流が増加してしまうという問題が生じる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、2G/3Gネットワークの無駄な切り替え動作を防止し、音声通信やパケット通信のサービスを受けられる時間を長く確保すると共に、ネットワークの処理負荷を軽減し、また、端末の処理負荷や消費電流を軽減することができる2G/3G対応デュアルモード移動通信端末及びセルの切り替え制御方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、3Gネットワークへのアクセスが拒否された場合に、効果的に2Gネットワークへのアクセスを可能にする2G/3G対応デュアルモード移動通信端末及びセルの切り替え制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の端末は、第1ネットワーク及び第2ネットワークの双方に対応可能に構成され、前記第1ネットワークを構成する第1セルと前記第2ネットワークを構成する第2セルとの切り替え制御を行う制御手段と、記憶手段と、を少なくとも備えるデュアルモード移動通信端末において、前記記憶手段に、アクセスできない状態となった所定の第1セルに関連する情報が記憶され、前記制御手段は、切り替え候補となる第1セルに関連する情報と、前記記憶手段に記憶された情報とを比較し、前記情報が一致する場合に、該第1セルを切り替え候補の対象から除外し、前記第2ネットワークに対する待ち受け中に第2セルから取得した報知情報の周辺セル情報に含まれない第1セルに対応する情報を、直ちに又は所定時間経過後に前記記憶手段から消去するものである。
また、本発明の端末は、第1ネットワーク及び第2ネットワークの双方に対応可能に構成され、前記第1ネットワークを構成する第1セルと前記第2ネットワークを構成する第2セルとの切り替え制御を行う制御手段と、記憶手段と、を少なくとも備えるデュアルモード移動通信端末において、前記記憶手段に、前記第1ネットワークから通知されるアクセス拒否の理由に関連付けて、アクセスが拒否された所定の第1セルの周波数情報及びコード情報が記憶され、前記制御手段は、セルサーチ動作において取得した切り替え候補となる第1セルの周波数情報及びコード情報と、前記記憶手段に記憶された周波数情報及びコード情報とを比較し、前記周波数情報及び前記コード情報が一致する場合に、該第1セルを切り替え候補の対象から除外し、前記第2ネットワークに対する待ち受け中に第2セルから取得した報知情報の周辺セル情報に含まれない第1セルに対応する情報を、直ちに又は所定時間経過後に前記記憶手段から消去するものである。
また、本発明の端末は、第1ネットワーク及び第2ネットワークの双方に対応可能に構成され、前記第1ネットワークを構成する第1セルと前記第2ネットワークを構成する第2セルとの切り替え制御を行う制御手段と、記憶手段と、を少なくとも備えるデュアルモード移動通信端末において、前記記憶手段に、前記第1ネットワークから通知されるアクセス拒否の理由に関連付けて、アクセスが拒否された所定の第1セルの周波数情報、コード情報及びフレームタイミングが記憶され、前記制御手段は、セルサーチ動作において取得した切り替え候補となる第1セルの周波数情報、コード情報及びフレームタイミングと、前記記憶手段に記憶された周波数情報、コード情報及びフレームタイミングとを比較し、前記周波数情報、前記コード情報及び前記フレームタイミングが一致する場合に、該第1セルを切り替え候補の対象から除外し、前記第2ネットワークに対する待ち受け中に第2セルから取得した報知情報の周辺セル情報に含まれない第1セルに対応する情報を、直ちに又は所定時間経過後に前記記憶手段から消去するものである。
また、本発明の端末は、第1ネットワーク及び第2ネットワークの双方に対応可能に構成され、前記第1ネットワークを構成する第1セルと前記第2ネットワークを構成する第2セルとの切り替え制御を行う制御手段と、記憶手段と、を少なくとも備えるデュアルモード移動通信端末において、前記記憶手段に、アクセスできない状態となった所定の第1セルに関連する情報が記憶され、前記制御手段は、切り替え候補となる第1セルに関連する情報と、前記記憶手段に記憶された情報とを比較し、前記情報が一致する場合に、該第1セルを切り替え候補の対象から除外し、前記第2ネットワークにのみ接続するモード又は全てのネットワークに接続しないモードが選択された場合に、直ちに又は所定時間経過後に、前記記憶手段に記憶された情報を消去するものである
また、本発明の端末は、第1ネットワーク及び第2ネットワークの双方に対応可能に構成され、前記第1ネットワークを構成する第1セルと前記第2ネットワークを構成する第2セルとの切り替え制御を行う制御手段と、記憶手段と、を少なくとも備えるデュアルモード移動通信端末において、前記記憶手段に、前記第1ネットワークから通知されるアクセス拒否の理由に関連付けて、アクセスが拒否された所定の第1セルの周波数情報及びコード情報が記憶され、前記制御手段は、セルサーチ動作において取得した切り替え候補となる第1セルの周波数情報及びコード情報と、前記記憶手段に記憶された周波数情報及びコード情報とを比較し、前記周波数情報及び前記コード情報が一致する場合に、該第1セルを切り替え候補の対象から除外し、前記第2ネットワークにのみ接続するモード又は全てのネットワークに接続しないモードが選択された場合に、直ちに又は所定時間経過後に、前記記憶手段に記憶された情報を消去するものである
また、本発明の端末は、第1ネットワーク及び第2ネットワークの双方に対応可能に構成され、前記第1ネットワークを構成する第1セルと前記第2ネットワークを構成する第2セルとの切り替え制御を行う制御手段と、記憶手段と、を少なくとも備えるデュアルモード移動通信端末において、前記記憶手段に、前記第1ネットワークから通知されるアクセス拒否の理由に関連付けて、アクセスが拒否された所定の第1セルの周波数情報、コード情報及びフレームタイミングが記憶され、前記制御手段は、セルサーチ動作において取得した切り替え候補となる第1セルの周波数情報、コード情報及びフレームタイミングと、前記記憶手段に記憶された周波数情報、コード情報及びフレームタイミングとを比較し、前記周波数情報、前記コード情報及び前記フレームタイミングが一致する場合に、該第1セルを切り替え候補の対象から除外し、前記第2ネットワークにのみ接続するモード又は全てのネットワークに接続しないモードが選択された場合に、直ちに又は所定時間経過後に、前記記憶手段に記憶された情報を消去するものである
また、本発明の方法は、第1ネットワーク及び第2ネットワークの双方に対応可能なデュアルモード移動通信端末における、前記第1ネットワークを構成する第1セルと前記第2ネットワークを構成する第2セルとの切り替え制御方法であって、アクセスできない状態となった所定の第1セルに関連する情報を記憶する記憶ステップと、切り替え候補となる第1セルに関連する情報と、予め記憶された情報とを比較する比較ステップと、前記情報が一致する場合に、該第1セルを切り替え候補の対象から除外する切り替え制御ステップと、前記第2ネットワークに対する待ち受け中に第2セルから取得した報知情報の周辺セル情報に含まれない第1セルに対応する情報を、直ちに又は所定時間経過後に消去する消去ステップと、を少なくとも有するものである
また、本発明の方法は、第1ネットワーク及び第2ネットワークの双方に対応可能なデュアルモード移動通信端末における、前記第1ネットワークを構成する第1セルと前記第2ネットワークを構成する第2セルとの切り替え制御方法であって、前記第1ネットワークから通知されるアクセス拒否の理由に関連付けて、アクセスが拒否された所定の第1セルの周波数情報及びコード情報を記憶する記憶ステップと、セルサーチ動作において取得した切り替え候補となる第1セルの周波数情報及びコード情報と、予め記憶された周波数情報及びコード情報とを比較する比較ステップと、前記周波数情報及び前記コード情報が一致する場合に、該第1セルを切り替え候補の対象から除外する切り替え制御ステップと、前記第2ネットワークに対する待ち受け中に第2セルから取得した報知情報の周辺セル情報に含まれない第1セルに対応する情報を、直ちに又は所定時間経過後に消去する消去ステップと、を少なくとも有するものである
また、本発明の方法は、第1ネットワーク及び第2ネットワークの双方に対応可能なデュアルモード移動通信端末における、前記第1ネットワークを構成する第1セルと前記第2ネットワークを構成する第2セルとの切り替え制御方法であって、前記第1ネットワークから通知されるアクセス拒否の理由に関連付けて、アクセスが拒否された所定の第1セルの周波数情報、コード情報及びフレームタイミングを記憶する記憶ステップと、セルサーチ動作において取得した切り替え候補となる第1セルの周波数情報、コード情報及びフレームタイミングと、予め記憶された周波数情報、コード情報及びフレームタイミングとを比較する比較ステップと、前記周波数情報、前記コード情報及び前記フレームタイミングが一致する場合に、該第1セルを切り替え候補の対象から除外する切り替え制御ステップと、前記第2ネットワークに対する待ち受け中に第2セルから取得した報知情報の周辺セル情報に含まれない第1セルに対応する情報を、直ちに又は所定時間経過後に消去する消去ステップと、を少なくとも有するものである
また、本発明の方法は、第1ネットワーク及び第2ネットワークの双方に対応可能なデュアルモード移動通信端末における、前記第1ネットワークを構成する第1セルと前記第2ネットワークを構成する第2セルとの切り替え制御方法であって、アクセスできない状態となった所定の第1セルに関連する情報を記憶する記憶ステップと、切り替え候補となる第1セルに関連する情報と、予め記憶された情報とを比較する比較ステップと、前記情報が一致する場合に、該第1セルを切り替え候補の対象から除外する切り替え制御ステップと、前記第2ネットワークにのみ接続するモード又は全てのネットワークに接続しないモードが選択された場合に、直ちに又は所定時間経過後に、記憶した情報を消去する消去ステップと、を少なくとも有するものである
また、本発明の方法は、第1ネットワーク及び第2ネットワークの双方に対応可能なデュアルモード移動通信端末における、前記第1ネットワークを構成する第1セルと前記第2ネットワークを構成する第2セルとの切り替え制御方法であって、前記第1ネットワークから通知されるアクセス拒否の理由に関連付けて、アクセスが拒否された所定の第1セルの周波数情報及びコード情報を記憶する記憶ステップと、セルサーチ動作において取得した切り替え候補となる第1セルの周波数情報及びコード情報と、予め記憶された周波数情報及びコード情報とを比較する比較ステップと、前記周波数情報及び前記コード情報が一致する場合に、該第1セルを切り替え候補の対象から除外する切り替え制御ステップと、前記第2ネットワークにのみ接続するモード又は全てのネットワークに接続しないモードが選択された場合に、直ちに又は所定時間経過後に、記憶した情報を消去する消去ステップと、を少なくとも有するものである。
また、本発明の方法は、第1ネットワーク及び第2ネットワークの双方に対応可能なデュアルモード移動通信端末における、前記第1ネットワークを構成する第1セルと前記第2ネットワークを構成する第2セルとの切り替え制御方法であって、前記第1ネットワークから通知されるアクセス拒否の理由に関連付けて、アクセスが拒否された所定の第1セルの周波数情報、コード情報及びフレームタイミングを記憶する記憶ステップと、セルサーチ動作において取得した切り替え候補となる第1セルの周波数情報、コード情報及びフレームタイミングと、予め記憶された周波数情報、コード情報及びフレームタイミングとを比較する比較ステップと、前記周波数情報、前記コード情報及び前記フレームタイミングが一致する場合に、該第1セルを切り替え候補の対象から除外する切り替え制御ステップと、前記第2ネットワークにのみ接続するモード又は全てのネットワークに接続しないモードが選択された場合に、直ちに又は所定時間経過後に、記憶した情報を消去する消去ステップと、を少なくとも有するものである
このように、本発明では、第1ネットワークを構成する第1セルへのアクセスが拒否された場合に、その第1セル及びアクセス拒否の理由を共有する他の第1セルの周波数情報やコード情報、必要に応じてフレームタイミングを、拒否の理由となったネットワークコードやロケーションエリアIDに関連付けて記憶し、記憶した情報を利用して、切り替え候補の第1セルを切り替え対象とするか否かを制御するため、第1ネットワークと第2ネットワークの間の無駄な切り替え動作を防止し、音声通信やパケット通信のサービスを受けられる時間を長く確保すると共に、ネットワークの処理負荷を軽減し、端末の処理負荷や消費電流を軽減することができる。
また、Radio Access Technology(無線接続方式の種別)を、拒否の理由に関連付けて記憶し、記憶した情報を利用して、切り替え候補の第2セルを切り替え対象とするか否かを制御するため、効果的な第2ネットワークへの切り替え動作を可能にし、音声通信やパケット通信のサービスを受けられる時間を長く確保すると共に、端末の処理負荷や消費電流を軽減することができる。
本発明の2G/3G対応デュアルモード移動通信端末及びセルの切り替え制御方法によれば、下記記載の効果を奏する。
本発明の第1の効果は、無駄なcell reselectionにより3G(WCDMA)と2G(GSM/GPRS)の間を短時間に行ったり来たりする現象を防ぐことができ、これにより端末が音声通信やパケット通信のサービスを受けられる時間を長く確保し、ネットワークの処理負荷を抑え、また、端末の処理負荷や消費電流を軽減することができるということである。
その理由は、端末が3Gネットワークへのアクセスを拒否された場合、その拒否の理由となったネットワークコードやロケーションエリアIDに関連付けて、その3Gセルの周波数、コードおよびフレームタイミングを記憶し、また、その3Gセルの周辺セルの中でアクセス拒否の理由を共有する3Gセルに対しても、それぞれ同様の情報を記憶しておくことにより、2G Idle待ち受け中の周辺セルモニターやcell reselectionにおいて、過去に拒否された3Gセルを対象外にできるためである。
また、本発明の第2の効果は、同じネットワークコードにもかかわらずRadio Access Technology(無線接続方式の種別、例えば、2G/3G)の違いによってそのネットワークコードへのアクセスを許容したり拒否したりするネットワークオペレータに対しても、端末が音声通信やパケット通信のサービスを受けられるようにすることができ、端末の処理負荷や消費電流を軽減することができるということである。
その理由は、複数のRadio Access Technologyで同じネットワークコードを持つオペレータから、そのネットワークコードへのアクセスを拒否された場合でも、別のRadio Access Technologyへのアクセスを試みて成功した場合は、拒否されたRadio Access Technologyとネットワークコードの組み合わせのみを記憶し、周辺セルモニターやcell reselectionの対象外とするためである。
従来技術で示したように、2G/3Gに対応したデュアルモードの移動通信端末が提供されているが、3Gセルからアクセスを拒否された場合に、再度その3Gセルにアクセスしてしまうため、2G/3Gネットワークの無駄な切り替え動作が発生してしまうという問題や、アクセスが可能であるにもかかわらず、同じ拒否の理由で2Gネットワークへのアクセスが拒否されてしまうという問題があった。
そこで、本発明では、端末がある3Gセルからアクセスを拒否された場合、そのアクセス拒否の理由となった情報、すなわち、3GPP TS24.008で規定される、そのセルの属するネットワークコード(PLMN)やロケーションエリアID(LAI)に関連付けて、その3Gセルの周波数と、コードと、必要に応じてフレームタイミングとをメモリに記憶しておく。また、その3Gセルの報知情報から取得していた周辺3Gセル情報の中で、アクセス拒否の理由を共有する1又は複数の3Gセルに対しても、各々の3Gセルの属するネットワークコードやロケーションエリアIDに関連付けて、周波数とコードと必要に応じてフレームタイミングとをメモリに記憶しておく。更に、ネットワークコードやロケーションエリアIDに関連付けて、RAT(Radio Access Technology、無線接続方式の種別)を記憶しておく。上記コードとは、セル毎に使用されるScrambling codeを示し、フレームタイミングとは、セル毎に異なるPCCPCH(Primary Common Control Physical CHannel)のフレームの先頭タイミングを、受信した端末内の時刻又はカウンタ値(個々の端末で独自に計測して得た時刻又はカウンタ値)で記憶したものである。
ここで、3Gセルの周波数やコード、フレームタイミングは、2G Idle待ち受け中(単に電源がONの状態のみならず2Gセルに対して何らかの動作を行っている状態を含む。)の端末がcell reselection候補の3Gセルの電界レベルを測定するために、予めセルサーチ動作により検出するものである。このため、端末は3Gセルへcell reselectionを行う前にその3Gセルの報知情報を取得しなくても、その3Gセルの周波数、コードおよびフレームタイミングと、記憶しておいた周波数、コードおよびフレームタイミングとを比較することによって、その3Gセルの属するネットワークコードまたはロケーションエリアIDが、過去にアクセスを拒否されたものと一致するかどうかを判断することができる。また、ある端末に対して3Gネットワークへのアクセスのみを規制する意図にもかかわらず、そのアクセス拒否の理由で2Gネットワークへのアクセスが拒否される場合には、Radio Access Technologyを組み合わせることによってアクセスが可能であるかを判断することができる。
これにより、過去にアクセスを拒否された3Gセル、またはその周辺に存在しアクセスを拒否されることが予想される3Gセルに対して、無駄なcell reselectionを行わないようにすることができる。また、そのような3Gセルについては、2G Idle待ち受け中の周辺セルサーチ動作の対象外としてしまうか、または後述するフレームタイミングの更新のために定期的なモニターの対象とはするが、モニター周期を通常より長くすることにより、端末の処理負荷を軽減し、消費電流を削減することも可能になる。更に、Radio Access Technologyを組み合わせることによって効果的な2Gネットワークへのアクセスが可能になる。
なお、上述のフレームタイミングはPCCPCHのシステムフレームタイミングであっても良い。システムフレームタイミングはフレームナンバーが0のフレームの先頭タイミングを受信した端末内の時刻又はカウンタ値で記憶したものであり、10msec毎のフレームタイミングに比べて4096フレーム(40.96sec)毎の周期のため、より精度の高い3Gセルの特定が可能である。しかし、2G Idle待ち受け中にcell reselection候補の3Gセルのシステムフレームタイミングを取得するためには、最低でもシステムフレームタイミングのカウントアップ周期である2フレームのPCCPCHを受信する時間(20msec)と、システムフレームタイミングをデコードする処理が必要となる。
また、上述のフレームタイミング(システムフレームタイミングも含む)は、端末や基地局との間に存在する障害物の移動によるマルチパスフェージングなどの無線伝播環境の変化や端末の測定誤差により時々変化するものであるため、端末は記憶しておくフレームタイミングにある程度の幅を持たせることが好ましい。さらに定期的に周辺3Gセルを測定し記憶しておくフレームタイミングを更新しておくと、より精度の高い3Gセルの特定が可能となる。
また、アクセス拒否の理由が解消されるなどの状態の変化に対応するために、メモリに記憶した3Gセルの情報は、必要に応じて消去することが好ましい。以下、4つのケースについて説明する。
第一のケースは、3Gネットワークが一時的な都合により端末のアクセスを拒否した場合であり、端末はある一定の時間(タイマー)が経過した後に、定期的に(周期タイマー)アクセスを拒否された3Gセルまたは同じアクセス拒否の理由を共有する周辺3Gセルへのアクセスを試み、その結果、過去に規制されていた3Gセルへのアクセスを許容された場合には、同じアクセス拒否の理由で規制対象として記憶していた3Gセルの情報は消去することができる。この制御を行うかどうかは、3Gネットワークからのreject causeにより端末が判断する。例えば、ネットワークコードやロケーションエリアIDによるアクセス規制の場合には、その後もアクセスが許容される可能性が低いため、上記のリトライタイマーを長めに設定するか、またはリトライを行わないようにする。これに対して、一時的、暫定的な規制を示すcauseであったり、リトライによりアクセスが成功する可能性のあるcauseである場合は、上述のようにタイマーによるリトライを試みることにする。
第二のケースは、2G Idle待ち受け中に、その2Gセルから取得する報知情報の周辺セル情報に含まれない3Gセルがある場合であり、この3Gセルについては、cell reselection候補から除外されるため、記憶していたその3Gセルの情報を消去することができる。ただし、2Gのセル境界にいる場合などに、隣接セル同士で報知情報に含まれる3Gセルが異なる場合があるため、3Gセルの情報を消去した直後に再びその3Gセルへcell reselectionしてしまうことを防ぐために、ある記憶済みの3Gセルが待ち受け中の2Gセルの報知情報に含まれなくなってから、一定時間(タイマー)が経過するのを待って、その3Gセルの情報を消去する。または、ある2Gセルから別の2Gセルへcell reselectionを行った結果、記憶済みの3Gセルがcell reselection後の2Gセルの報知情報に含まれない場合、その3Gセルを報知情報に含んでいたcell reselection前の2Gセルが周辺セルとして見えなくなった時(または電界レベルが低くなった時)に、その3Gセルの情報を消去する。
第三のケースは、端末のユーザーが(U)SIMカードを交換した場合であり、この場合は3Gネットワークが交換前の(U)SIMカードの情報を元にアクセスを規制していた可能性を考慮し、記憶済みの3Gセルの情報を消去することができる。従来の問題点に記載した2G SIMを挿入したために3Gネットワークからアクセスを拒否された場合などは、3G SIMまたはDual(2G/3G) SIMに交換すれば、3Gネットワークへのアクセスが可能となる。
第四のケースは、端末のユーザーが端末メニューから2Gネットワークのみにアクセスする動作モードやすべてのネットワークにアクセスを行わない動作モードに切り替えた場合であり、この場合は3Gセルへのcell reselectionは発生しなくなるため、記憶済みの3Gセルの情報を消去することができる。ただし、消去した後に再びモードを切り替えると3Gセルへの無駄なcell reselectionが発生する可能性があるため、ユーザーが動作モードを切り替えてから一定時間(タイマー)が経過するのを待って、3Gセルの情報を消去することが好ましい。
以上、CS(回線交換システム)ネットワークのロケーションエリアID(LAI)を元に述べてきたが、本発明は上記記載に限定されるものではなく、PS(パケット交換システム)ネットワークのルーティングエリアID(RAI:Routing Area Identity)の規制についても同様に扱うことができる。
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の一実施例に係る2G/3G対応デュアルモード移動通信端末及びセルの切り替え制御方法について、図1乃至図4を参照して説明する。図1は、本実施例の2G/3G対応デュアルモード移動通信端末の構成を示すブロック図であり、図2は、3Gネットワークから特定のロケーションエリアID(LAI)へのアクセスを規制された場合の動作を示す図であり、図3及び図4は、3Gネットワークから特定のネットワークコード(PLMN code)へのアクセスを規制された場合の動作を示す図である。
図1に示すように、本実施例の2G/3G対応のデュアルモード移動通信端末1は、2Gネットワーク及び3Gネットワークの双方のセルと通信可能なアンテナ9と、アンテナ9にて受信した信号を、受信したい信号周波数に変換して増幅し、復調する無線通信部8と、アクセス拒否の理由となったネットワークコード(PLMN)及びロケーションエリアID(LAI)と、セルの周波数とコードと必要に応じてフレームタイミングとを関連付けて記憶するメモリ6と、液晶表示装置や有機EL表示装置などの表示部3と、数字キーや特殊キーなどのキー操作部2と、音声の入出力などを行うスピーカ4及びマイク5と、これらの動作を制御する制御部7などで構成されている。
次に、図2にしたがって、3Gネットワークから特定のロケーションエリアID(LAI)へのアクセスを規制された場合の流れについて説明する。
(1)端末1は3GセルAに位置登録を試みるが、3GネットワークからロケーションエリアID=6へのアクセスを拒否される。ここで、端末1は3GセルAの周波数=A、コード=A、フレームタイミング=Aを規制されたロケーションエリアID=6と関連付けてメモリ6に記憶する。また、端末1は3GセルAの報知情報の中の周辺セル情報から3GセルBも同様にロケーションエリアID=6であることを知り、3GセルBの周波数=B、コード=B、フレームタイミング=Bについても規制されたロケーションエリアID=6と関連付けてメモリ6に記憶する。
(2)端末1は3GセルAの周辺セル情報を元に3GセルBをサーチ検出するが、3GPP標準動作では、報知情報を取得した結果、ロケーションエリアIDが規制されている6であるため、3GセルBへcell reselectionは行わない。これに対して、本実施例では、制御部7はセルサーチ動作により検出した3GセルBの情報と(1)でメモリ6に記憶した情報とが一致することから、報知情報を取得しなくても3GセルBをcell reselection対象外とすることができる。また、3GセルBについては、モニターの対象外としてしまうか、モニター周期を通常より長くしてしまうことにより、端末の処理負荷を軽減し、消費電流を削減することも可能である。
(3)端末1は3GセルAの周辺セル情報を元に(または周辺セル情報になくても利用できるセルを探して)、2GセルCをサーチ検出し、報知情報を取得した結果、ロケーションエリアIDが規制されていない7であるため、2GセルCへcell reselectionを行う(3GPP標準動作)。
(4)端末1は2GセルCに位置登録を試み成功し、2Gサービス(音声)を受けられる状態になる。ここで、端末1は2GセルCの報知情報の中の周辺セル情報に3GセルAおよび3GセルBが存在するため、3GセルAまたは3GセルBへの無駄なcell reselectionを防ぐために、(1)でメモリ6に記憶した3GセルAおよび3GセルBの情報を保持する。
また、2G Idle待ち受け中の端末は、周辺セル情報の中に存在する3GセルA、3GセルBおよび2GセルDの電界レベルを定期的にモニターする(3GPP標準動作)。その際、本実施例では、制御部7はセルサーチ動作により検出した3GセルAおよび3GセルBの情報と(1)でメモリ6に記憶した情報とが一致することから、報知情報を取得しなくても3GセルAおよび3GセルBについてはcell reselection対象外とすることができ。また、3GセルAおよび3GセルBについては、モニターの対象外としてしまうか、モニター周期を通常より長くしてしまうことにより、端末の処理負荷を軽減し、消費電流を削減することも可能である。
(5)端末1はIdle待ち受け中の2GセルCの電界レベルと周辺セルモニター中の3GセルAの電界レベルを測定するが、本実施例では、2G→3G cell reselection判定条件を満たした場合でも、制御部7は(1)で記憶した3Gセル情報により、3GセルAへのcell reselectionは行わない。
(6)同様に、端末1はIdle待ち受け中の2GセルCの電界レベルと周辺セルモニター中の3GセルBの電界レベルを測定するが、本実施例では、2G→3G cell reselection判定条件を満たした場合でも、制御部7は(1)で記憶した3Gセル情報により、3GセルBへのcell reselectionは行わない。
(7)端末1はIdle待ち受け中の2GセルCの電界レベルと周辺セルモニター中の2GセルDの電界レベルが、2G→2G cell reselection判定条件を満たした場合、2GセルDへのcell reselectionを行い、2Gサービス(音声)を受けられる状態になる(3GPP準拠動作)。
ここで、端末1は2GセルDの報知情報の中の周辺セル情報に3GセルAが存在しないため、(1)で記憶した3GセルAの規制情報を消去する。ただし、2GセルCと2GセルDのセル境界にいる場合、再び2GセルC(周辺セル情報に3GセルAが存在)へcell reselectionする可能性があるため、2GセルCから遠ざかって周辺セルモニターで2GセルCが見えなくなった時(または電界レベルが低くなった時)に、(1)で記憶した3GセルAの情報を消去する。また、端末は2GセルDの報知情報の中の周辺セル情報に3GセルBが存在するため、3GセルBへの無駄なcell reselectionを防ぐために、(1)で記憶した3GセルBの情報を保持する。
また、2G Idle待ち受け中の端末1は、周辺セル情報の中に存在する3GセルBおよび2GセルCの電界レベルを定期的にモニターする(3GPP標準動作)。その際、本実施例では、制御部7は(1)で記憶した3GセルBについてはcell reselection対象外とすることができる。また、3GセルBについては、モニターの対象外としてしまうか、モニター周期を通常より長くしてしまうことにより、端末の処理負荷を軽減し、消費電流を削減することも可能である。
(8)端末1はIdle待ち受け中の2GセルDの電界レベルと周辺セルモニター中の3GセルBの電界レベルを測定するが、本実施例では、2G→3G cell reselection判定条件を満たした場合でも、制御部7は(1)で記憶した3Gセル情報により、3GセルBへのcell reselectionは行わない。
また、3Gネットワークから特定のネットワークコード(PLMN code)へのアクセスを規制された場合は、基本的には図3のようになり、図2のロケーションエリアID=6へのアクセス規制の代わりに、ネットワークコード(PLMN code)=12345へのアクセス規制に読み替えれば良い。
ここで、現状2G/3Gの両方に対応したネットワークオペレータは、2G/3Gで同じネットワークコード(PLMN code)を使用しているケースがほとんどである。そして一部のオペレータでは、ある端末に対して3Gネットワークへのアクセスのみを規制する意図にもかかわらず、アクセス拒否の理由(cause)としてネットワークコードの規制を通知してくるため、端末としては同じネットワークコードを持つ2Gネットワークにもアクセスできなくなるという問題がある。この問題は、本来はネットワークのcause制御の問題であるが、本実施例の2G/3G対応デュアルモード移動通信端末ではこの問題も解決することがきる。以下、図4にしたがって端末における回避方法を示す。
(1)端末1は3GセルAに位置登録を試みるが、3Gネットワークからネットワークコード(PLMN code)=12345へのアクセスを拒否される。ここで、端末は3GセルAの周波数=A、コード=A、フレームタイミング=Aを規制されたネットワークコードPLMNcode=12345と関連付けてメモリ6に記憶する。また、端末1は3GセルAの報知情報の中の周辺セル情報から3GセルBも同様にネットワークコード(PLMN code)=12345であることを知り、3GセルBの周波数=B、コード=B、フレームタイミング=Bについても規制されたネットワークコード(PLMN code)=12345と関連付けてメモリ6に記憶する。
さらに、端末1は3GセルAの報知情報の中の周辺セル情報から2GセルCも同様にネットワークコード(PLMN code)=12345であることを知るが、ネットワークのcause制御の問題である可能性を考慮し、Radio Access Technology(RAT=2Gまたは3G)の異なる2GセルCについては、メモリ6に記憶しない。
(2)端末1は3GセルAの周辺セル情報を元に3GセルBをサーチ検出するが、3GPP標準動作では、報知情報を取得した結果、ネットワークコード(PLMN code)が規制されている12345であるため、3GセルBへcell reselectionは行わない。これに対して、本実施例では、制御部7はセルサーチ動作により検出した3GセルBの情報と(1)でメモリ6に記憶した情報とが一致することから、報知情報を取得しなくても3GセルBをcell reselection対象外とすることができる。また、3GセルBについてはモニターの対象外としてしまうか、モニター周期を通常より長くしてしまうことにより、端末の処理負荷を軽減し、消費電流を削減することも可能である。
(3)端末1は3GセルAの周辺セル情報を元に(または周辺セル情報になくても利用できるセルを探して)、2GセルCをサーチ検出する。ここで、従来は、報知情報を取得した結果、ネットワークコード(PLMN code)がすでに規制されている12345であることを確認し2GセルCへのcell reselectionを行わないが、本実施例では、制御部7はネットワークのcause制御の問題である可能性を考慮し、ネットワークコード(PLMN code)が同じであってもRadio Access Technology(RAT=2Gまたは3G)が異なることから2GセルCへのcell reselectionを行う。
(4)端末1は2GセルCに位置登録を試み、(1)の3Gネットワークと同様に2Gネットワークからもネットワークコード(PLMN code)=12345へのアクセスを拒否された場合は、3GPP TS24.008にしたがって別のネットワークコード(PLMN code)のセルをサーチする(3GPP準拠動作)。
(5)これに対して、ネットワークのcause制御に問題がある場合、端末は2GセルCに位置登録を試み成功し、2Gサービス(音声)を受けられる状態になる。
上記のように、同じネットワークコード(PLMN code)にもかかわらずRadio Access Technology(RAT=2Gまたは3G)の違いによって、ネットワークコード(PLMN code)へのアクセスが許容されたり拒否されたりする場合、端末1は以下の制御を行う。
(6)端末1はアクセスを拒否されたRadio Access Technology(この場合3G)とネットワークコード(PLMN code)の組み合わせを記憶し、以後該当するセルへはcell reselectionを行わないようにする。さらに、報知情報の中の周辺セル情報にそのようなセルが存在しても(この場合3GセルAおよび3GセルB)、モニターの対象外としてしまうか、モニター周期を通常より長くしてしまうことにより、端末の処理負荷を軽減し、消費電流を削減することも可能である。
(7)また、端末1はアクセスを許容されたRadio Access Technology(この場合2G)とネットワークコード(PLMN code)の組み合わせは記憶せずに、周辺セルモニターおよびcell reselectionの対象とする(この場合2GセルD)。
このように、本実施例の2G/3G対応デュアルモード移動通信端末及び通信制御方法によれば、端末が3Gネットワークへのアクセスを拒否された場合、その拒否の理由となったネットワークコードやロケーションエリアIDに関連付けて、その3Gセルの周波数、コードおよび必要に応じてフレームタイミングを記憶し、またその3Gセルの周辺セルの中でアクセス拒否の理由を共有する3Gセルに対してもそれぞれ同様の情報を記憶しておくことにより、2G Idle待ち受け中の周辺セルモニターやcell reselectionにおいて、過去に拒否された3Gセルを対象外にすることができ、これにより、無駄なcell reselectionにより3Gと2Gの間を短時間に行ったり来たりする現象を防ぎ、端末が音声通信やパケット通信のサービスを受けられる時間を長く確保することができ、ネットワークの処理負荷を抑え、また端末の処理負荷や消費電流を抑えることができる。
また、複数のRadio Access Technologyで同じネットワークコードを持つオペレータから、そのネットワークコードへのアクセスを拒否された場合でも、別のRadio Access Technologyへのアクセスを試みて成功した場合は、拒否されたRadio Access Technologyとネットワークコードの組み合わせのみを記憶し、周辺セルモニターやcell reselectionの対象外とするため、同じネットワークコードにもかかわらずRadio Access Technology(2G/3G)の違いによってそのネットワークコードへのアクセスを許容したり拒否したりするネットワークオペレータに対しても、端末が音声通信やパケット通信のサービスを受けられるようにすることができ、端末の処理負荷や消費電流を抑えることができる。
なお、上記実施例では、ネットワークコード(PLMN)やロケーションエリアID(LAI)などの理由によって、端末がアクセスを拒否される場合について記載したが、端末が3Gネットワークを利用できない場所(圏外)に移動し、該端末で測定される3Gセルの電界レベルが所定の閾値以下となった場合でも、2Gネットワークと3Gネットワークとの間で位置登録を繰り返すという問題が発生してしまう。そのような場合には、アクセスできない状態となった3Gセルを特定する情報(周波数やコード、フレームタイミングなど)をメモリ6に記憶しておき、2Gネットワークの待ち受け中に、切り替え候補となる3Gセルを特定する情報とメモリ6に記憶した情報とを比較し、該情報が一致する3Gセルを切り替え候補から除外するか、又は、該情報が一致する3Gセルについては再切り替えの判定条件を厳しく(しきい値にオフセットを加えるなど)することにより、電界レベルの低下に起因する無駄な切り替え動作を防止することができる。
本発明は、2G/3Gのデュアルモードに限らず、任意の複数種類のネットワークに対応するデュアルモード移動通信端末及びそのセルの切り替え制御方法に適用することができる。
本発明の一実施例に係るデュアルモード移動通信端末の構成を模式的示すブロック図である。 本発明の一実施例に係るデュアルモード移動通信端末を用いたセルの切り替え制御方法を示す図であり、3Gネットワークから特定のロケーションエリアID(LAI)へのアクセスを規制された場合の動作を示している。 本発明の一実施例に係るデュアルモード移動通信端末を用いたセルの切り替え制御方法を示す図であり、3Gネットワークから特定のネットワークコード(PLMN code)へのアクセスを規制された場合の動作を示している。 本発明の一実施例に係るデュアルモード移動通信端末を用いたセルの切り替え制御方法を示す図であり、3Gネットワークから特定のネットワークコード(PLMN code)へのアクセスを規制された場合の動作を示している。 従来のデュアルモード移動通信端末を用いたセルの切り替え制御方法を示す図である。
符号の説明
1 デュアルモード移動通信端末
2 キー操作部
3 表示部
4 スピーカ
5 マイク
6 メモリ
7 制御部
8 無線通信部
9 アンテナ

Claims (16)

  1. 第1ネットワーク及び第2ネットワークの双方に対応可能に構成され、
    前記第1ネットワークを構成する第1セルと前記第2ネットワークを構成する第2セルとの切り替え制御を行う制御手段と、記憶手段と、を少なくとも備えるデュアルモード移動通信端末において、
    前記記憶手段に、アクセスできない状態となった所定の第1セルに関連する情報が記憶され、
    前記制御手段は、切り替え候補となる第1セルに関連する情報と、前記記憶手段に記憶された情報とを比較し、前記情報が一致する場合に、該第1セルを切り替え候補の対象から除外し、前記第2ネットワークに対する待ち受け中に第2セルから取得した報知情報の周辺セル情報に含まれない第1セルに対応する情報を、直ちに又は所定時間経過後に前記記憶手段から消去することを特徴とするデュアルモード移動通信端末。
  2. 第1ネットワーク及び第2ネットワークの双方に対応可能に構成され、
    前記第1ネットワークを構成する第1セルと前記第2ネットワークを構成する第2セルとの切り替え制御を行う制御手段と、記憶手段と、を少なくとも備えるデュアルモード移動通信端末において、
    前記記憶手段に、前記第1ネットワークから通知されるアクセス拒否の理由に関連付けて、アクセスが拒否された所定の第1セルの周波数情報及びコード情報が記憶され、
    前記制御手段は、セルサーチ動作において取得した切り替え候補となる第1セルの周波数情報及びコード情報と、前記記憶手段に記憶された周波数情報及びコード情報とを比較し、前記周波数情報及び前記コード情報が一致する場合に、該第1セルを切り替え候補の対象から除外し、前記第2ネットワークに対する待ち受け中に第2セルから取得した報知情報の周辺セル情報に含まれない第1セルに対応する情報を、直ちに又は所定時間経過後に前記記憶手段から消去することを特徴とするデュアルモード移動通信端末。
  3. 第1ネットワーク及び第2ネットワークの双方に対応可能に構成され、
    前記第1ネットワークを構成する第1セルと前記第2ネットワークを構成する第2セルとの切り替え制御を行う制御手段と、記憶手段と、を少なくとも備えるデュアルモード移動通信端末において、
    前記記憶手段に、前記第1ネットワークから通知されるアクセス拒否の理由に関連付けて、アクセスが拒否された所定の第1セルの周波数情報、コード情報及びフレームタイミングが記憶され、
    前記制御手段は、セルサーチ動作において取得した切り替え候補となる第1セルの周波数情報、コード情報及びフレームタイミングと、前記記憶手段に記憶された周波数情報、コード情報及びフレームタイミングとを比較し、前記周波数情報、前記コード情報及び前記フレームタイミングが一致する場合に、該第1セルを切り替え候補の対象から除外し、前記第2ネットワークに対する待ち受け中に第2セルから取得した報知情報の周辺セル情報に含まれない第1セルに対応する情報を、直ちに又は所定時間経過後に前記記憶手段から消去することを特徴とするデュアルモード移動通信端末。
  4. 前記制御手段は、所定の第2セルから他の第2セルに切り替えを行った結果、前記他の第2セルの周辺セル情報に含まれなくなった第1セルに対応する情報に関しては、前記所定の第2セルが前記他の第2セルの周辺セルとして認識されなくなった後に消去を実行することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載のデュアルモード移動通信端末。
  5. 第1ネットワーク及び第2ネットワークの双方に対応可能に構成され、
    前記第1ネットワークを構成する第1セルと前記第2ネットワークを構成する第2セルとの切り替え制御を行う制御手段と、記憶手段と、を少なくとも備えるデュアルモード移動通信端末において、
    前記記憶手段に、アクセスできない状態となった所定の第1セルに関連する情報が記憶され、
    前記制御手段は、切り替え候補となる第1セルに関連する情報と、前記記憶手段に記憶された情報とを比較し、前記情報が一致する場合に、該第1セルを切り替え候補の対象から除外し、前記第2ネットワークにのみ接続するモード又は全てのネットワークに接続しないモードが選択された場合に、直ちに又は所定時間経過後に、前記記憶手段に記憶された情報を消去することを特徴とするデュアルモード移動通信端末。
  6. 第1ネットワーク及び第2ネットワークの双方に対応可能に構成され、
    前記第1ネットワークを構成する第1セルと前記第2ネットワークを構成する第2セルとの切り替え制御を行う制御手段と、記憶手段と、を少なくとも備えるデュアルモード移動通信端末において、
    前記記憶手段に、前記第1ネットワークから通知されるアクセス拒否の理由に関連付けて、アクセスが拒否された所定の第1セルの周波数情報及びコード情報が記憶され、
    前記制御手段は、セルサーチ動作において取得した切り替え候補となる第1セルの周波数情報及びコード情報と、前記記憶手段に記憶された周波数情報及びコード情報とを比較し、前記周波数情報及び前記コード情報が一致する場合に、該第1セルを切り替え候補の対象から除外し、前記第2ネットワークにのみ接続するモード又は全てのネットワークに接続しないモードが選択された場合に、直ちに又は所定時間経過後に、前記記憶手段に記憶された情報を消去することを特徴とするデュアルモード移動通信端末。
  7. 第1ネットワーク及び第2ネットワークの双方に対応可能に構成され、
    前記第1ネットワークを構成する第1セルと前記第2ネットワークを構成する第2セルとの切り替え制御を行う制御手段と、記憶手段と、を少なくとも備えるデュアルモード移動通信端末において、
    前記記憶手段に、前記第1ネットワークから通知されるアクセス拒否の理由に関連付けて、アクセスが拒否された所定の第1セルの周波数情報、コード情報及びフレームタイミングが記憶され、
    前記制御手段は、セルサーチ動作において取得した切り替え候補となる第1セルの周波数情報、コード情報及びフレームタイミングと、前記記憶手段に記憶された周波数情報、コード情報及びフレームタイミングとを比較し、前記周波数情報、前記コード情報及び前記フレームタイミングが一致する場合に、該第1セルを切り替え候補の対象から除外し、前記第2ネットワークにのみ接続するモード又は全てのネットワークに接続しないモードが選択された場合に、直ちに又は所定時間経過後に、前記記憶手段に記憶された情報を消去することを特徴とするデュアルモード移動通信端末。
  8. 前記記憶手段に、前記アクセス拒否の理由に関連付けて、無線接続方式の種別が記憶され、
    前記制御手段は、前記第1セルのアクセスが拒否された場合に、同じ拒否の理由を有するネットワークに属する場合であっても、前記無線接続方式の種別が異なる前記第2セルを切り替え対象とすることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか一に記載のデュアルモード移動通信端末。
  9. 第1ネットワーク及び第2ネットワークの双方に対応可能なデュアルモード移動通信端末における、前記第1ネットワークを構成する第1セルと前記第2ネットワークを構成する第2セルとの切り替え制御方法であって、
    アクセスできない状態となった所定の第1セルに関連する情報を記憶する記憶ステップと、
    切り替え候補となる第1セルに関連する情報と、予め記憶された情報とを比較する比較ステップと、
    前記情報が一致する場合に、該第1セルを切り替え候補の対象から除外する切り替え制御ステップと、
    前記第2ネットワークに対する待ち受け中に第2セルから取得した報知情報の周辺セル情報に含まれない第1セルに対応する情報を、直ちに又は所定時間経過後に消去する消去ステップと、を少なくとも有することを特徴とするセルの切り替え制御方法
  10. 第1ネットワーク及び第2ネットワークの双方に対応可能なデュアルモード移動通信端末における、前記第1ネットワークを構成する第1セルと前記第2ネットワークを構成する第2セルとの切り替え制御方法であって、
    前記第1ネットワークから通知されるアクセス拒否の理由に関連付けて、アクセスが拒否された所定の第1セルの周波数情報及びコード情報を記憶する記憶ステップと、
    セルサーチ動作において取得した切り替え候補となる第1セルの周波数情報及びコード情報と、予め記憶された周波数情報及びコード情報とを比較する比較ステップと、
    前記周波数情報及び前記コード情報が一致する場合に、該第1セルを切り替え候補の対象から除外する切り替え制御ステップと、
    前記第2ネットワークに対する待ち受け中に第2セルから取得した報知情報の周辺セル情報に含まれない第1セルに対応する情報を、直ちに又は所定時間経過後に消去する消去ステップと、を少なくとも有することを特徴とするセルの切り替え制御方法
  11. 第1ネットワーク及び第2ネットワークの双方に対応可能なデュアルモード移動通信端末における、前記第1ネットワークを構成する第1セルと前記第2ネットワークを構成する第2セルとの切り替え制御方法であって、
    前記第1ネットワークから通知されるアクセス拒否の理由に関連付けて、アクセスが拒否された所定の第1セルの周波数情報、コード情報及びフレームタイミングを記憶する記憶ステップと、
    セルサーチ動作において取得した切り替え候補となる第1セルの周波数情報、コード情報及びフレームタイミングと、予め記憶された周波数情報、コード情報及びフレームタイミングとを比較する比較ステップと、
    前記周波数情報、前記コード情報及び前記フレームタイミングが一致する場合に、該第1セルを切り替え候補の対象から除外する切り替え制御ステップと、
    前記第2ネットワークに対する待ち受け中に第2セルから取得した報知情報の周辺セル情報に含まれない第1セルに対応する情報を、直ちに又は所定時間経過後に消去する消去ステップと、を少なくとも有することを特徴とするセルの切り替え制御方法
  12. 前記消去ステップでは、所定の第2セルから他の第2セルに切り替えを行った結果、前記他の第2のセルの周辺セル情報に含まれなくなった第1セルに対応する情報に関しては、前記所定の第2セルが前記他の第2セルの周辺セルとして認識されなくなった後に消去を実行することを特徴とする請求項9乃至11のいずれか一に記載のセルの切り替え制御方法
  13. 第1ネットワーク及び第2ネットワークの双方に対応可能なデュアルモード移動通信端末における、前記第1ネットワークを構成する第1セルと前記第2ネットワークを構成する第2セルとの切り替え制御方法であって、
    アクセスできない状態となった所定の第1セルに関連する情報を記憶する記憶ステップと、
    切り替え候補となる第1セルに関連する情報と、予め記憶された情報とを比較する比較ステップと、
    前記情報が一致する場合に、該第1セルを切り替え候補の対象から除外する切り替え制御ステップと、
    前記第2ネットワークにのみ接続するモード又は全てのネットワークに接続しないモードが選択された場合に、直ちに又は所定時間経過後に、記憶した情報を消去する消去ステップと、を少なくとも有することを特徴とするセルの切り替え制御方法
  14. 第1ネットワーク及び第2ネットワークの双方に対応可能なデュアルモード移動通信端末における、前記第1ネットワークを構成する第1セルと前記第2ネットワークを構成する第2セルとの切り替え制御方法であって、
    前記第1ネットワークから通知されるアクセス拒否の理由に関連付けて、アクセスが拒否された所定の第1セルの周波数情報及びコード情報を記憶する記憶ステップと、
    セルサーチ動作において取得した切り替え候補となる第1セルの周波数情報及びコード情報と、予め記憶された周波数情報及びコード情報とを比較する比較ステップと、
    前記周波数情報及び前記コード情報が一致する場合に、該第1セルを切り替え候補の対象から除外する切り替え制御ステップと、
    前記第2ネットワークにのみ接続するモード又は全てのネットワークに接続しないモードが選択された場合に、直ちに又は所定時間経過後に、記憶した情報を消去する消去ステップと、を少なくとも有することを特徴とするセルの切り替え制御方法
  15. 第1ネットワーク及び第2ネットワークの双方に対応可能なデュアルモード移動通信端末における、前記第1ネットワークを構成する第1セルと前記第2ネットワークを構成する第2セルとの切り替え制御方法であって、
    前記第1ネットワークから通知されるアクセス拒否の理由に関連付けて、アクセスが拒否された所定の第1セルの周波数情報、コード情報及びフレームタイミングを記憶する記憶ステップと、
    セルサーチ動作において取得した切り替え候補となる第1セルの周波数情報、コード情報及びフレームタイミングと、予め記憶された周波数情報、コード情報及びフレームタイミングとを比較する比較ステップと、
    前記周波数情報、前記コード情報及び前記フレームタイミングが一致する場合に、該第1セルを切り替え候補の対象から除外する切り替え制御ステップと、
    前記第2ネットワークにのみ接続するモード又は全てのネットワークに接続しないモードが選択された場合に、直ちに又は所定時間経過後に、記憶した情報を消去する消去ステップと、を少なくとも有することを特徴とするセルの切り替え制御方法
  16. 前記記憶ステップでは、前記アクセス拒否の理由に関連付けて、無線接続方式の種別を記憶し、
    前記切り替え制御ステップでは、前記第1セルのアクセスが拒否された場合に、同じ拒否の理由を有するネットワークに属する場合であっても、前記無線接続方式の種別が異なる前記第2セルを切り替え対象とすることを特徴とする請求項13乃至15のいずれか一に記載のセルの切り替え制御方法
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