JP4432308B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
パチンコ遊技やパチスロ遊技などの遊技を提供する遊技機のセキュリティ機能を向上する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊技機に優遇条件を提供するために、大当りや大当り図柄の種類の抽選を行っている。この抽選では、所定間隔で更新される抽選乱数の値に基づいて、大当りの有無を判断したり、大当り図柄の種類を決定する方式が慣用されている。例えば、大当りの有無は、大当り判定用の乱数で決定し、大当り図柄の種類は、図柄判定用の乱数で決定する。
【0003】
ここで用いられる大当り判定用の乱数は、遊技機に電源が投入され、遊技を司る主制御基板(単に主基板ともいう。)が稼働を開始すると、初期値の「0」から例えば4ms毎にインクリメントされ、例えば「316」に達すると、クリアされて、再び「0」に戻って、そこから再度インクリメントされるものであった。従って、0ないし316の間の全ての数に1回ずつ達し、この状態が、乱数の1周期というように表現されている。又、この乱数の変動の最初の1周期を、特に乱数の1周目と表現する。
【0004】
この様に従来の大当りの判定用の乱数は、極めて短いステップ(インクリメント周期)で変動するため、例えばスタートセンサが動作したときに、乱数の値を抽出して、その抽出した値が所定の値、例えば「7」の場合に、大当りであると判定するだけで、偏りのない大当りの抽選が可能であった。
【0005】
ところが、この様に優れた方式でも、弱点があって、不正に大当りを引き出す所謂ゴト行為の被害を被る例が見られるようになり、図17に示す様な初期値更新型乱数が採用されるようになった。この初期値更新型乱数は、例えば特開2001−218907号公報に紹介されている例と同種の技術であって、主制御基板によって実行されている制御処理の1処理が終了後、次の制御処理が割込みによって起動されるまでの間、即ち所謂残余時間の間、乱数を連続的にインクリメントする無限ループルーチンで初期値を更新し続ける方式であって、例えば0〜316の乱数の場合には、1周目が「0」からスタートして、乱数が「316」に達すると、その後は、無限ループルーチンで乱数の更新が続けられ、残余時間の終了時の乱数の値が、例えば図17に示すように「200」で停止した場合には、この「200」が、2周目の初期値となる動作を行うものである。従って、2周目は、初期値の「200」からスタートし、「316」を経由して、「0」に戻り、最終的に「199」に達する動作を行う。
【0006】
この様に初期値更新型乱数は、毎周回毎に、残余時間による無限ループルーチンで初期値が変更されるために、極めて不正に対する防御能力が高い方式であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この様に優れた初期値更新型乱数であっても、ゴト行為に晒されてしまう弱点が見つかった。それは、主制御基板を強制的にリセットして、主制御基板を初期化し、初期値更新型乱数が1周目の状態に戻るように仕向けるゴト行為である。このゴト行為は、特開2001−149625号の図2に照会されている例の応用技術である。
【0008】
この様なゴト行為が実行されると、1周目の初期値が例えば必ず「0」になるため、所謂ぶら下がり基板によって、リセット信号を出力してから所定時間後に、大当りの乱数、例えば「7」を狙ってスタート信号を出力することが可能になり、大当りを狙うことが可能になる。従って、大当りを狙うゴト行為が成立してしまう弱点があった。
【0009】
そこで本発明は、強制的にリセットさせて初期値更新型乱数を始めからスタートさせ、1周目の大当りの乱数を狙うゴト行為が仕掛けられても、これを排除することが出来る技術の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記目的を達成する請求項1の発明の遊技機は、所定の切っ掛けで初期値から所定値までの間の値を、周回変動を行い、1回周回変動を行うごとに前記初期値を更新する抽選乱数と、該抽選乱数の値に基づいて、優遇条件の提供を行うかを判断する優遇提供判断手段と、遊技球を発射する発射手段とを備え、上記遊技球を用いて遊技を行う遊技機において、上記抽選乱数の変動の開始から1回周回変動を行うまでを判断する条件満足判断手段と、上記条件満足判断手段によって上記抽選乱数の変動の開始から1回周回変動が行われたと判断されるまで、上記優遇提供判断手段によって行われる上記優遇条件の提供を行うとの判断を阻止する優遇判断阻止手段と、上記優遇判断阻止手段によって上記優遇条件の提供を行うとの判断を阻止している期間は、上記発射手段による遊技球の発射を停止する遊技球発射停止手段とを備えることを要旨とする。
請求項2の発明の遊技機は、所定の切っ掛けで初期値から所定値までの間の値を、周回変動を行い、1回周回変動を行うごとに前記初期値を更新する抽選乱数と、該抽選乱数の値に基づいて、優遇条件の提供を行うかを判断する優遇提供判断手段とを備えた遊技機において、上記抽選乱数の変動の開始から1回周回変動を行うまでを判断する条件満足判断手段と、上記条件満足判断手段によって上記抽選乱数の変動の開始から1回周回変動が行われたと判断されるまで、上記優遇提供判断手段によって行われる上記優遇条件の提供を行うとの判断を阻止する優遇判断阻止手段と、上記優遇判断阻止手段によって上記優遇条件の提供を行うとの判断を阻止しているとき、所定の表示を行う表示手段とを備えることを要旨とする。
【0011】
これにより、遊技機の抽選用乱数は、所定の切っ掛けで初期値から変動を開始する。その状態で、優遇提供判断手段が、その抽選用乱数の値に基づいて、優遇条件の提供を行うかを判断する。例えば、これは、リセット信号の入力後、大当り判定乱数が「0」から変動を開始し、スタート信号を入力したときに、その大当り判定乱数を抽出して、例えばその値が「7」であれば、大当りであると判断することを行う意味である。
【0012】
一方、条件満足判断手段が、抽選乱数の変動の開始後、所定の条件が満足されるまでを判断し、優遇判断阻止手段は、この条件満足判断手段によって所定の条件が満足されたと判断されるまで、優遇提供判断手段によって優遇条件の提供を行うとの判断が行われることを阻止する。これは、大当り判定乱数が変動を開始して、1周するまでは、大当りのフラグを立てること、或いは大当りのフラグが立てられる条件が満たされることを阻止する意味である。
【0013】
この結果、抽選乱数が所定の切っ掛け、例えばリセット信号の入力によって、初期値から変動を開始後、所定の条件が満足するまで、例えば抽選乱数の所定の値の発生時機が特定できなくなる時期まで、優遇条件、例えば大当りの提供を行うとの判断を阻止することが可能になる。
【0014】
従って、例えば所謂ぶら下がり基板によるゴト行為によって、強制的にリセット信号を供給して、抽選乱数を初期値からスタートさせ、大当りを狙える時期、例えば大当りの乱数の抽出タイミングが所定の期間内に収まっている時期に、抽選乱数を抽出させる様に仕向けても、これが阻止されるため、大当りを狙ったゴト行為が成り立たなくなって、ゴト行為からの防御能力が向上されるという極めて優れた効果を奏する。つまり、大当りを狙うぶら下がり基板を作ることが出来なくなる。
【0015】
尚、抽選乱数の所定の値の発生時機が特定できなくなる時期は、抽選乱数の発生方法によって異なる。既述した初期値更新型乱数では、1周目の大当り乱数の抽出時期が過ぎれば、次の大当り乱数の抽出時期は、残余時間中の乱数の更新によって、不明になる。
【0016】
又、この初期値更新型乱数は、周回数が多くなるほど、大当り乱数の抽出時期が不確定になり、ゴト行為によって大当り乱数を抽出することが難しくなる。従って、2回、3回と周回した後で、大当りの提供を行うとの判断を可能にすることで、ゴト行為の阻止機能を更に向上させることが出来る。
【0017】
請求項3の発明の遊技機は、上記優遇判断阻止手段による優遇条件の提供を行うとの判断の阻止は、上記優遇提供判断手段に上記抽選乱数が読み込まれないようにすることで行われることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機を要旨とする。
【0018】
これにより、抽選乱数が所定の切っ掛けによって、初期値から変動を開始後、所定の条件が満足するまで、優遇提供判断手段に抽選乱数が読み込まれなくなるので、この抽選乱数に基づいて、優遇条件の提供を行うとの判断がされなくなる。
【0019】
この結果、ゴト行為による抽選乱数の読み込みが阻止されて、ゴト行為が無意味化され、ゴト行為に対する防御能力が向上されるという極めて優れた効果を奏する。
請求項4の発明の遊技機は、上記優遇判断阻止手段による優遇条件の提供を行うとの判断の阻止は、上記優遇提供判断手段に優遇の判断を停止させることにより行わせることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機を要旨とする。
【0020】
これにより、抽選乱数が所定の切っ掛けによって、初期値から変動を開始後、所定の条件が満足するまで、優遇提供判断手段が優遇条件の提供を行うとの判断を行わなくなる。
この結果、ゴト行為による優遇の判断が阻止されて、ゴト行為が無意味化され、ゴト行為に対する防御能力が向上されるという極めて優れた効果を奏する。
【0021】
請求項5の発明は、上記優遇判断阻止手段による優遇条件の提供を行うとの判断の阻止は、上記優遇提供判断手段に上記抽選乱数を読み込む切っ掛けを与える抽選時機信号が入力されないようにすることで行われることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機を要旨とする。
【0022】
これにより、抽選乱数が所定の切っ掛けによって、初期値から変動を開始後、所定の条件が満足するまで、抽選乱数の抽出が行われなくなり、結果として優遇提供判断手段による優遇条件の提供を行うとの判断が行われなくなる。
この結果、ゴト行為による抽選時機信号の入力が阻止されて、ゴト行為が無意味化され、ゴト行為に対する防御能力が向上されるという極めて優れた効果を奏する。
【0023】
請求項6の発明の遊技機は、所定の切っ掛けで初期値から所定値までの間の値を、周回変動を行い、1回周回変動を行うごとに前記初期値を更新する抽選乱数と、該抽選乱数の値に基づいて、優遇条件の提供を行うかを判断する優遇提供判断手段とを備えた遊技機において、上記抽選乱数の変動の開始から1回周回変動を行うまでを判断する条件満足判断手段と、上記条件満足判断手段によって上記抽選乱数の変動の開始から1回周回変動が行われたと判断されるまで、上記優遇提供判断手段に上記抽選乱数を読み込む切っ掛けを与える抽選時機信号が入力されないようにすることで、上記優遇提供判断手段によって行われる上記優遇条件の提供を行うとの判断を阻止する優遇判断阻止手段と
を備えることを特徴とする遊技機を要旨とする。
【0051】
【発明の実施の形態】
次に発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施例の遊技機5の主基板1と、賞球制御基板3、音声ランプ図柄制御基板7と、発射制御基板13と、電源基板15との間のインタフェースに関するブロック図、図2は、遊技機5の電気制御系のブロック図を示す。
【0052】
遊技機5は、パチンコ遊技を提供するものであって、図1に示すように、主制御を行う主基板1と、副制御を行う賞球制御基板3、音声ランプ図柄制御基板7、発射制御基板13、及び電源基板15とを備えている。
主基板1には、図2に示すように、下記に内容を示すような入力スイッチ(入力SW)16と、大入賞口SOL、普通電動役物SOLなどの出力ソレノイド(出力SOL)18と、図柄確定回数、大当り、大入賞口などの状態信号を出力する盤用外部端子板21と、補給球不足スイッチ(補給球不足SW)23と、下受け皿満杯スイッチ(下受け皿満杯SW)25とが接続されている。
【0053】
入力SW16は、第1種始動口SW、特定領域SW、大入賞口SW(カウントSW兼用)、左右の普通図柄作動ゲートSW、普通電動役物SW、普通入賞口SW(左右袖入賞口SW、左右落し入賞口SW)などから構成され、これらの出力を9ビットのスイッチ(SW)信号線によって、主基板1に供給する。
【0054】
又、主基板1は、電源基板15から+32V電源と、+12V電源と、+5V電源と、バックアップ電源と、リセット信号と、停電信号と、クリア信号とを入力する。
この様に入力した信号は、主基板1で遊技を提供するために利用される。又、主基板1から、8ビットのデータ信号と、1ビットのストローブ信号と、リセット信号と、停電信号と、クリア信号とが賞球制御基板3に供給される。
【0055】
又、8ビットのデータ信号と、1ビットのストローブ信号と、リセット信号とが音声ランプ図柄制御基板7に供給される。
これらにより、概ね以下に示すような処理が行われる。
賞球制御基板3は、主基板1から入力したデータ信号と、ストローブ信号とに基づき、賞球SW1(31)、賞球SW2(32)、貸球SW1(33)、貸球SW2(34)、賞球モータ制御SW35、賞球モータ37を利用して、枠用外部端子板41に情報出力などを実行したり、遊技球を図示しない上皿に払い出すと共に、1ビットの発射制御信号を発射制御基板13に出力する。又、賞球制御基板3には、状態表示器46が取り付けられると共に、枠用外部端子板41が接続されている。尚、枠用外部端子板41には、情報出力端子、不正出力端子、賞球端子、球貸し端子、金枠開放端子、内枠開放端子が設けられ、この金枠開放端子に金枠開放SW43が接続され、内枠開放端子に内枠開放SW45が接続されている。
【0056】
賞球SW1(31)と、賞球SW2(32)とは、賞球個数をカウントする。貸球SW1(33)と、貸球SW2(34)とは、貸球個数をカウントする。
尚、明細書中では、貸球と、球貸し等の用語が混在しているが、ほぼ同意味である。
【0057】
図2に示す音声ランプ図柄制御基板7は、主基板1から送信されてきたデータ信号と、ストローブ信号と、リセット信号とに基づき、特別図柄表示装置(特別図柄LCD)47と、普通図柄表示装置(普通図柄7セグメントLCD)49とを利用して、遊技の特別図柄と、普通図柄とを表示する。
【0058】
又、LEDが発光する電飾53を利用して、特別図柄や遊技内容に同期した電飾パターンを発生すると共に、スピーカー51から遊技内容に対応した効果音やアナウンスを発生する。この音声ランプ図柄制御基板7は、従来、音声基板、ランプ基板、図柄制御基板というように分かれていた副制御基板を1つにしたものである。従って、音声ランプ図柄制御基板7は、従来の音声基板、ランプ基板、図柄制御基板が実行していた処理とほぼ同様の処理を実行する。
【0059】
又、この様に1体化したことにより、省スペース、省エネルギ、低コスト化、及び音響、電飾、画像表示の同期化が可能になる。
発射制御基板13は、1ビットの発射制御信号を賞球制御基板3から入力し、タッチプレート61と、発射停止SW63と、発射モータ65とに接続され、遊技球の発射状態を制御する。
【0060】
以上に概略を説明した主基板1と、賞球制御基板3と、音声ランプ図柄制御基板7と、発射制御基板13とには、電源基板15からのリセット信号線RSWと、+5V電源供給線DGW5と、+12V電源供給線DGW12とが接続されている。又、主基板1と、発射制御基板13とには、+32V電源供給線DGW32が接続され、音声ランプ図柄制御基板7には、+24V電源供給線DGW24が接続されている。
【0061】
リセット信号線RSWは、主基板1と、賞球制御基板3と、音声ランプ図柄制御基板7と、発射制御基板13とを電源基板15から一括して、リセットするためのものであって、主として、電源供給開始時の初期化に用いられる。尚、リセット信号線RSWは、電源基板15から、先ず主基板1と発射制御基板13とに供給される。次いで、主基板1内で、分岐されて、賞球制御基板3と、音声ランプ図柄制御基板7とに送られる。この様に主基板1から送り配線によって、リセット信号を各基板に配給することにより、電源基板15から賞球制御基板3や音声ランプ図柄制御基板7など各基板に直接配線する数が低減され、接続配線の組み付け工数や解体工数の低減を図ることが可能になる。
【0062】
又、電源基板15からは、停電信号線TSWと、バックアップ電源線BKWと、クリア信号線CSWとが主基板1に接続されている。電源基板15から賞球制御基板3には、バックアップ電源線BKWが接続されている。尚、停電信号線TSWは、電源基板15から、先ず主基板1に供給され、主基板1内で、分岐されて、賞球制御基板3に送られている。
【0063】
クリア信号線CSWは、電源基板15から、先ず主基板1に供給され、主基板1内で、分岐されて、賞球制御基板3に送られている。
停電信号線TSWと、バックアップ電源線BKWと、クリア信号線CSWとが供給される主基板1と、賞球制御基板3には、共に周知の遊技機用のセキュリティを考慮したマイクロ制御ユニット(マイクロコンピュータを利用した制御ユニット)が備えられている。このマイクロ制御ユニットには、CPU、ROM、RAMが備えられている。RAMは、バックアップ電源線BKWが供給するバックアップ電源によって、+5V電源供給線DGW5が供給する+5V電源の電力の低下後もデータを保持する。ここでは、バックアップ電源線BKWに電力を供給する電源基板15は、遊技機5に供給されていたAC24V電源が遮断されて後、20時間以上バックアップ電源を供給する能力を有する。
【0064】
次に、図1に基づいて、電源基板15と、主基板1と、賞球制御基板3と、音声ランプ図柄制御基板7と、発射制御基板13との間で、電源供給と信号供給とを行う構成を説明する。なお、詳細な構成の説明は省略する。
電源基板15は、主基板1と、賞球制御基板3と、音声ランプ図柄制御基板7と、発射制御基板13とに、電源供給と信号供給とを行うために、クリアSW121と、停電信号作成回路123と、リセット信号作成回路125と、主基板及び賞球制御基板用バックアップ電源作成回路127と、+5V、+12V電源作成回路131と、+24V、+32V電源作成回路133とを備えている。
【0065】
クリアSW121は、遊技機5の裏側から操作可能な位置に取り付けられている押しボタンスイッチ構造であって、電源基板15上に取り付けられている。なお、押しボタン構造に替えて、所定の鍵によって操作するキースイッチ構造としても良い。クリアSW121には、クリア信号線CSWが接続されている。クリア信号線CSWは、先ず、主基板1に接続され、次いで、送り配線で賞球制御基板3に接続されている。
【0066】
停電信号作成回路123は、停電信号線TSWに接続され、停電信号を主基板1と、賞球制御基板3とに出力する。
リセット信号作成回路125は、リセット信号線RSWに接続され、リセット信号を主基板1と、賞球制御基板3と、音声ランプ図柄制御基板7と、発射制御基板13とに出力する。
【0067】
主基板及び賞球制御基板用バックアップ電源作成回路127は、バックアップ電源線BKWに接続され、バックアップ電源を主基板1と、賞球制御基板3とに出力する。
+5V、+12V電源作成回路131は、+5V電源供給線DGW5と、+12V電源供給線DGW12とに接続され、+5V電源と、+12V電源とを主基板1と、賞球制御基板3と、音声ランプ図柄制御基板7と、発射制御基板13とに出力する。
【0068】
+24V、+32V電源作成回路133は、+24V電源供給線DGW24と、+32V電源供給線DGW32とに接続され、後述する+24V電源を音声ランプ図柄制御基板7に供給し、+32V電源を主基板1と、発射制御基板13とに出力する。
【0069】
電源基板15から電源(+5V、+12V、+32V)やリセット信号等の供給を受ける主基板1は、CPU,ROM,RAM等を備えたマイクロ制御ユニット(MPU)71と、このMPU71に接続されたシステムリセット回路141と、停電信号受信回路143と、クリア信号受信回路145と、ポート回路147と、ストローブ信号送信回路149と、データ信号送信回路150とを備えている。
【0070】
MPU71は、RESET端子151と、NMI端子153と、PORT端子157と、DATA端子159とを備えている。なお、NMI端子153の様に、「NMI」の文字の上のラインである、ローイネーブルを示すラインは、図面にのみ記載し、明細書中では、記載を省略する。MPU71、83の端子の説明に用いる各記号に関しては、特に説明のない限り米国ザイログ社の商標「Z80」で表示されるマイクロプロセッサーの規格に準拠する。
【0071】
RESET端子151は、リセット信号線RSWに接続されたシステムリセット回路141が接続されており、システムリセット回路141を介して、リセット信号を入力する。なお、MPU71の詳細な動作の説明は、省略する。
NMI端子153は、停電信号線TSWに接続された停電信号受信回路143が接続されており、停電信号受信回路143を介して、停電信号を入力する。
【0072】
PORT端子157は、クリア信号線CSWに接続されたクリア信号受信回路145が接続されており、クリア信号受信回路145を介して、クリア信号を入力する。
DATA端子159は、ポート回路147を介して、ストローブ信号送信回路149と、データ信号送信回路150とにデータを出力することによって、賞球制御基板3と、音声ランプ図柄制御基板7とを直接制御するためのストローブ信号と、データ信号とを出力する。ストローブ信号は、ストローブ信号線STBWに出力され、データ信号は、データ信号線DATAWに出力される。
【0073】
電源基板15から電源(+5V、+12V)の供給を受け、主基板1を経由して電源基板15からリセット信号等の供給を受ける賞球制御基板3は、CPU,ROM,RAM等を備えたマイクロ制御ユニット(MPU)83と、このMPU83に接続されたシステムリセット回路161と、停電信号受信回路163と、ストローブ信号受信回路165と、データ信号受信回路167と、ポート回路169と、発射制御信号出力回路171と、クリア信号受信回路177とを備えている。
【0074】
MPU83は、RESET端子173と、NMI端子175と、PORT端子180と、CLK/TRG2端子179と、DATA端子183とを備えている。
RESET端子173は、リセット信号線RSWに接続されたシステムリセット回路161が接続されており、システムリセット回路161を介して、リセット信号を入力する。なお、MPU83の動作の詳細な説明は、省略する。
【0075】
NMI端子175は、停電信号線TSWに接続された停電信号受信回路163が接続されており、停電信号受信回路163を介して、停電信号を入力する。
CLK/TRG2端子179は、ストローブ信号線STBWに接続されたストローブ信号受信回路165が接続されており、ストローブ信号受信回路165を介して、ストローブ信号を入力する。
【0076】
DATA端子183は、データ信号線DATAWに接続されたデータ信号受信回路167と、ポート回路169とを介して、データ信号を入力する。
又、ポート回路169によって分岐されたデータ信号は、発射制御信号出力回路171に接続されている。
【0077】
電源基板15から電源(+5V、+12V、+24V)やリセット信号等の供給を受ける音声ランプ図柄制御基板7は、CPU,ROM,RAM等を備えたマイクロ制御ユニット(MPU)181と、このMPU181に接続されたシステムリセット回路184と、ストローブ信号受信回路185と、データ信号受信回路187と、同期信号出力回路182とを備えている。尚、同期信号出力回路182は、音声ランプ図柄制御基板7の動作タイミングを他の遊技機5と同期させる場合に用いる同期信号を出力するものである。ここでは、詳細な説明を省略する。又、この同期信号出力回路182は、音声ランプ図柄制御基板7に備えられていてもよく、或いは備えられていなくても良い。
【0078】
この同期信号出力回路182によって、音声ランプ図柄制御基板7の図柄の表示開始(デモ図柄やアイドリング図柄の表示開始)や電飾の表示開始(大当りの電飾の表示開始)の動作タイミングを例えば、リセット信号の入力後、5秒刻みで、他の遊技機5と同期させている場合には、所謂ゴト行為によって、リセット信号を不正に発生させると、その遊技機5の図柄の表示開始や電飾の表示開始の動作タイミングだけが変更されることになる。即ち、不正が仕掛けられた遊技機5の図柄の表示タイミングや電飾の表示タイミングだけがずれることになり、間接的にゴト行為が仕掛けられたことの表示がなされることになる。
【0079】
MPU181は、RESET端子189と、INT0端子191と、PORT端子193、194、196とを備えている。
RESET端子189は、リセット信号線RSWに接続されたシステムリセット回路184が接続されており、システムリセット回路184を介して、リセット信号を入力する。なお、MPU181の詳細な動作の説明は省略する。
【0080】
INT0端子191は、ストローブ信号線STBWに接続されたストローブ信号受信回路185が接続されており、ストローブ信号受信回路185を介して、ローイネーブルのストローブ信号を入力する。
PORT端子193は、データ信号線DATAWに接続されたデータ信号受信回路187を介して、データ信号を入力する。
【0081】
PORT端子194と、PORT端子196とは、同期信号出力回路182に接続されている。又、同期信号出力回路182には、リセット信号が入力されている。
電源基板15から電源(+5V、+12V、+32V)やリセット信号等の供給を受ける発射制御基板13は、電子制御回路を備えた発射制御回路251と、この発射制御回路251に接続されたリセット回路253と、発射制御信号入力回路255とを備えている。
【0082】
発射制御回路251は、リセット信号線RSWに接続されたリセット回路253を介して、リセット信号を入力し、発射制御信号線HSSWに接続された発射制御信号入力回路255を介して、発射制御信号を入力する。
以上、図1、図2、図3に示した遊技機5の構成により、所定の遊技性や所定の興趣を備えたパチンコ遊技が提供される。
【0083】
次に、電源基板15が出力する電源や信号の動作状態を説明する。
図3は、電源基板15の起動と停止タイミング図である。
電源基板15の入力電源であるAC24Vと、出力電源である+24V、+32V、+12V、+5V、バックアップ電源と、出力信号であるリセット信号、停電信号とは、図3の状態説明▲1▼〜▲9▼で示す様な状態を示すように、電源基板15は、諸元や仕様が設定されている。
【0084】
図に示すように、▲1▼でAC24Vが供給されてから、▲2▼で示すように150ms経過すると停電信号が低レベル(有効)から高レベル(無効)に変化し、▲3▼で示すようにこの状態が更に10ms継続すると、リセット信号が低レベル(有効)から高レベル(無効)に変化する。
【0085】
▲4▼で示すようにAC24V電源が10ms以下の瞬断の場合には、停電がなかったことにされる。
▲6▼で示すように、AC24V電源の供給が10ms以上ない場合には、停電信号が高レベルから低レベルに変化する。▲7▼で示すように停電信号が高レベルから低レベルに変化後70ms以上AC24Vの供給がない場合には、リセット信号が高レベルから低レベルに変化する。
【0086】
リセット信号が低レベルに変化する前の70msの間は、+12Vと+5Vの電源供給が維持される。
▲8▼で示すようにリセット信号が低レベルに変化されてから20時間は、バックアップ電源の供給が維持される。
【0087】
図4は、電源基板15の起動と停止タイミング図であって、AC24Vの停電が10ms以上で、かつ停電処理の70ms以内にAC24Vが復帰した場合(図3では、「10ms以上70ms未満の停電時」と記載)の状態を示す。
電源基板15の入力電源と、出力電源と、出力信号であるAC24V、+24V、+32V、+12V、+5V、バックアップ電源、リセット信号、停電信号は、図4の状態説明▲1▼〜丸数字の11に示す様な状態を示すように、電源基板15は、諸元や仕様が設定されている。
【0088】
図4の▲4▼で示すように、AC24Vの供給がなくなってから10ms経過すると停電信号が高レベルから低レベルに変化する。
AC24V電源の供給が10ms以上ない場合には、▲5▼に示すように、停電処理用の70msが強制的に実行され、70msの経過時点で、リセット信号が高レベルから低レベルにされる。しかしながら、リセット信号が低レベルになる前に、AC24V電源の供給が復帰した場合には、▲6▼に示すように、リセット信号が低レベルになってから150msの経過後、先ず停電信号が低レベルから高レベルにされ、その10ms後にリセット信号が低レベルから高レベルにされる。尚、▲1▼〜▲6▼に示す「150ms」は、電源が安定したかどうかを監視するためのの時間で、必ずしも、「150ms]でなければならないと言うわけではない。
【0089】
図5は、電源基板15の起動と停止タイミング図であって、一連動作での各制御基板の状態を示す。
電源基板15の入力電源と、出力電源と、出力信号であるAC24V、+24V、+32V、+12V、+5V、バックアップ電源、リセット信号、停電信号は、図5の状態説明▲1▼〜丸数字の12に示す様な状態を示すように、各制御基板である主基板1、賞球制御基板3、音声ランプ図柄制御基板7、発射制御基板13は、諸元や仕様が設定されている。
【0090】
図5に示すように、主基板1は、▲4▼に示すようにリセット信号が無効(高レベル)になってから、300ms以上経過してから起動され、他の賞球制御基板3、音声ランプ図柄制御基板7、発射制御基板13は、リセット信号が無効になってから300msが経過するまでに起動される。
【0091】
即ち、遊技機5へのAC24V電源の供給が開始された場合には、主基板1に備えられた、リセット信号に300msの遅延を付加する遅延回路部457により、先ず、主基板1以外の他の基板、つまり賞球制御基板3、音声ランプ図柄制御基板7、発射制御基板13が起動されて、主基板1から送られてくる指令コマンド等のデータを受信する準備が完了し、次いで、主基板1の起動が完了して、主基板1から、各基板への指令コマンドの送信が行われる。
【0092】
▲6▼で示すように、AC24Vの供給がなくなってから10ms経過すると停電信号が高レベルから低レベルに変化する。
AC24V電源の供給が10ms以上ない場合には、▲7▼に示すように、停電処理用の70msが強制的に実行され、70msの経過時点で、リセット信号が高レベルから低レベルにされる。以後、▲8▼に示すように、バックアップ電源が供給されているバックアップ期間になる。
【0093】
この状態で、AC24V電源の供給が復帰した場合には、▲9▼に示すように、150msの経過後、丸数字の10に示すように、先ず停電信号が有効(低レベル)から無効(高レベル)にされ、その10ms後にリセット信号が有効(低レベル)から無効(高レベル)にされる。
【0094】
又、音声ランプ図柄制御基板7は、リセット信号が入力されると、先ず初期設定を行って、コマンド受信可能になる。即ち、音声ランプ図柄制御基板7は、主基板1がコマンド送信を開始する前に、確実にコマンド受信可能になる。
以上に説明したように、電源基板15は、AC24V電源の供給状態に応じて、リセット信号を低レベルから高レベルへ移行、または高レベルから低レベルに移行する。
【0095】
図6は、電源投入時に主基板1によって実行される電源投入処理ルーチンのフローチャートである。この電源投入処理ルーチンは、図3ないし図5に示した状態で出力されるリセット信号の立ち上がり時(低レベル状態から高レベル状態になったとき)にMPU71(例えばエルイーテック製LE2080A−PA)で起動されるものであって、概ねクリア信号の有効、無効の判断及び処理と、電源の投入時の判断及びRAMの初期化と、電源断時の状態への復旧処理とを行う。
【0096】
この電源投入処理は、リセット信号の立ち上がりによるシステムリセットの発生後、セキュリティチェックを行った後、0000H番地から処理がスタートすることにより、起動される。
この電源投入処理では、先ず、スタック・ポインタに8000Hを設定し(S100)、次いでマスカブル割込みの設定を行う割込みモードを設定してから(S110)、CPU内蔵RAM(MPU71が備えるRAM)のアクセスを許可し(S120)、次にMPU71(例えばエルイーテック製LE2080A−PA内蔵のウオッチドッグタイマ)のウオッチドッグタイマの初期設定を行う(S130)。尚、S110のマスカブル割込みの設定では、CTC割込みの設定を行い、2ms毎にマスカブル割込みが発生するようになる。これにより、後述する所定番地のタイマーINT処理が2ms毎に起動されるようになる。又、ノンマスカブル割込みは、NMI端子153に停電信号が入力することにより発生し、後述する所定番地の停電検出時処理が起動されるようになる。
【0097】
ウオッチドッグタイマの設定では、WDTモードレジスタに所定の値(例えば87H)を設定することで、設定したタイムアウト時間内にリスタート出来ない場合に、ユーザーリセットが発生するようにする。このユーザーリセットが発生すると、処理が0000Hに移行する。つまり、図6の電源投入処理が起動される。
【0098】
ウオッチドッグタイマの設定後(S130)、次に主ークリア信号をチェックして(S140)、OFF、即ちクリア信号が有効であるならば、RAMのクリアを望んでいると判断して、RAMを全てクリアする処理(S180)に移行する。
【0099】
又、主ークリア信号のチェック(S140)で、OFFでないと判断した場合、即ちクリア信号が無効である場合には、次に電源断の発生情報をチェックして(S150)、正常でなければ、即ちRAMに電源断の発生情報が設定されていない場合には、電源投入時と判断して、RAMを全てクリアする処理(S180)に移行する。
【0100】
この電源断の発生情報のチェックで(S150)、正常であると判断された場合には、次にRAMのチェックサムを算出して(S160)、正常であるかチェックし(S170)、正常でなければ、電源断復旧時であるが、RAMの内容が完全には保護されていなくて、一部が破壊され、電源断時の状態には戻すことが出来ないと判断して、RAMを全てクリアする処理(S180)に移行する。
【0101】
RAMのチェックサムも正常であれば、電源断時の状態に戻すことが可能であると判断して、後述する電源断時の処理(S220〜S300)を実行する。
上記S140〜S170で、RAMを全てクリアする処理(S180)を行う必要があると判断された場合には、そのクリア処理の実行後、RAMに初期値を設定し(S190)、次いでCPCを2ms周期のインターバルタイマとして設定、及び割込みモード2使用のための割込みベクトルアドレスの設定などのCPU周辺デバイスの初期設定を行って(S200)、マスカブル割込みを使用するために割込み許可を設定後(S210)、図6の電源投入処理から、図7に示す遊技開始処理に処理を移行する。即ち、電源断時点の状態に戻すことが出来ない場合、或いは戻す必要がない場合には、そのままRAMの初期化などの処理だけを行って、完全に初期化された状態から遊技を開始する。
【0102】
尚、S190のRAMに初期値を設定する場合に、従来であれば、この初期値の中に、賞球制御基板3と、音声ランプ図柄制御基板7とを初期状態にするためのコマンドも作成されていたが、本遊技機5では、賞球制御基板3と、音声ランプ図柄制御基板7とを主基板1によって、初期状態にするために従来の初期値設定コマンドを出力しないため、ここでは賞球制御基板3と、音声ランプ図柄制御基板7とを初期状態にするためのコマンド用の初期値の設定は、行わない。
【0103】
一方、電源断時点の状態に戻す処理を行うことが可能、或いは必要と判断した場合には、先ず電源断時のスタック・ポインタの復帰を行い(S220)、次いで賞球制御基板3への指令状態を電源断時の状態に戻す処理である出力データ及び制御信号のポートを電源断時の状態に戻す処理を行って(S230)、その後、音声ランプ図柄制御基板7とを復旧する電源断復旧時のコマンドを作成して、送信する処理を行う(S240)。
【0104】
これにより、主基板1のポートに出力される伝送データは、例えば停電の直前が「05H」であった場合には、停電中でバックアップされている場合は、「00H」になる。又、この停電中でバックアップされている場合は、内蔵RAMにポートに「05H」が出力されていたと記憶されている。
【0105】
この状態で、再電源の投入があると、主基板1はポートを「05H」にする。このポートの状態は、賞球制御基板3で参照され、賞球制御基板3による主基板1の停電からの復帰が完了したことの確認に用いられる。
次いで、普通電動役物及び第1種特別電動役物を電源断時の状態に戻し(S250)、電源が断されたことを記憶する電源断の発生情報をクリアする(S260)。この電源断の発生情報のクリアで、電源が断されたことに関する情報の記録が削除される。
【0106】
電源断の発生情報のクリア以後は、次に既述したS200の処理とほぼ同様のCPU周辺デバイスの初期設定を行い(S270)、次いで復帰したスタック・ポインタによりCPUのレジスタを復帰後(S280)、電源断時の割込み許可/禁止状態をチェックして(S290)、電源断時に割込み許可状態であった場合には、割込み許可をし(S300)、電源断時に割込み禁止状態であった場合には、そのまま、処理を電源断時の番地へ移行する。
【0107】
これにより、遊技機5の状態が電源断時の状態に戻され、電源断時の続きの処理を実行する。
以上に説明した図6の電源投入処理により、電源断時の状態に戻すことが可能な場合、又は戻す必要がある場合には、遊技機5の状態が電源が断されたその時の状態にまで戻され、続きを実行し、一方電源断時の状態に戻すことが出来ない場合、又は戻すことが要求されていない場合には、初期化された状態から遊技の実行が開始される。
【0108】
次に、図7に基づいて、遊技開始処理を説明する。
図7の遊技開始処理に処理が移行すると、先ずMPU71のCPUが内蔵する内蔵ウオッチドッグタイマのクリア後(S400)、図8に詳細を示すスイッチ検出状態格納処理を実行する(S410)。このスイッチ検出状態格納処理では、先ず、タイマが経過したかを判断する(S412)。このタイマは、特別図柄大当り判定用乱数が初期値(ここでは「0」)から変動を開始したときに、ともに作動を開始させるものであって(ここではリセット信号が低レベル状態から高レベル状態になったときに稼働を開始させるものであって、)、例えば大当り判定用乱数が2ms毎に「0から316」までの間を周回する場合には、この1周分の634msにタイマが設定されている。つまり、リセット信号が低レベル状態から高レベル状態になったときから634ms経過すると、タイマが経過したとの判断が行われる。ここで、タイマが経過したとの判断が行われるまで、つまりリセット信号が低レベルから高レベルになって間もなくの間は、そのままスイッチ未検出状態を格納して(S414)、タイマの更新を実行後(S416)、次の処理(図7のS420)に移行する。尚、タイマの更新では、直接時間を計測しているルーチンから時間情報を読み込んで、タイマを更新しても良く、本8図のスイッチ検出状態格納処理が起動される時間間隔を、前回のタイマの値に加算することで、タイマを更新する様にしても良い。
【0109】
又、S412で、タイマが経過したと判断された場合には、つまりリセット信号が低レベル状態から高レベル状態になったときから大当り判定用乱数が1周したと判断された場合には、次に、入力スイッチ(入力SW)16、補給球不足スイッチ(補給球不足SW)23、下受け皿満杯スイッチ(下受け皿満杯SW)25等のスイッチのOFFからONへの検出情報を記憶後(S418)、次の処理(図7のS420)に移行する。
【0110】
この図8の処理により、大当り判定用乱数が1周するまでは、入力スイッチ(入力SW)16、補給球不足スイッチ(補給球不足SW)23、下受け皿満杯スイッチ(下受け皿満杯SW)25等のスイッチの状態、ここでは特に大当りの判断に用いられる第1種始動口SWの状態が読み込まれることが阻止される。
【0111】
図8のスイッチ検出状態格納処理から戻ってくると、S418にて検出した情報等に基づいて既に作成されていたコマンドの送信を行う(S420)。
次いで、以下に示すように、下受け皿、補給球、賞球数に関して、状態が変化したら、変化後の状態に応じた異常検出ランプ指定コマンド及び異常解除ランプ指定コマンドを作成する処理を行う(S430〜S460)。
【0112】
具体的には、「下受け皿満杯、補給球不足、賞球数超過及び不足の何れでもない状態」から「下受け皿満杯、補給球不足、賞球数超過及び不足の何れかの状態」へ変化したら(S430)、異常検出ランプ指定コマンドを作成する(S440)。
【0113】
又、「下受け皿満杯、補給球不足、賞球数超過及び不足の何れかの状態」から「下受け皿満杯、補給球不足、賞球数超過及び不足の何れでもない状態」へ変化したら(S450)、異常解除ランプ指定コマンドを作成する(S460)。
このS430〜S460の処理により、下受け皿満杯、補給球不足、賞球数超過及び不足の報知が可能になる。
【0114】
次に、入力スイッチ(入力SW)16の状態に基づいて、入賞数を賞球数別に計数後(S470)、下記に示すように、下受け皿満杯、補給球不足の状態が変化したら、変化後の状態に応じた払い出し作動指定コマンド及び払い出し停止指定コマンドを作成して、図9に示す普通図柄動作処理に移行する処理を行う(S480〜S510)。
【0115】
具体的には、「下受け皿満杯でも補給球不足でもない状態」から「下受け皿満杯でも補給球不足状態」へ変化した場合は(S480)、払い出し停止指定コマンドを作成してから(S490)、図9に示す普通図柄動作処理に移行する。
又、「下受け皿満杯でも補給球不足状態」から「下受け皿満杯でも補給球不足でもない状態」へ変化した場合は(S500)、払い出し作動指定コマンドを作成してから(S510)、図9に示す普通図柄動作処理に移行する。
【0116】
このS480〜S510の処理により、下受け皿満杯、及び補給球不足に基づく払い出しの可否の制御が行われる。
次に、入賞数をチェックして、「0」でなければ(S520)、賞球個数に対応した賞球数指定コマンドを作成し(S530)、その入賞数を「1」減算した後(S540)、図9に示す普通図柄動作処理に移行する処理を行う。又、入賞数が「0」ならば(S520)、そのまま図9に示す普通図柄動作処理に移行する処理を行う。これにより、払い出しが可能な条件が満たされている場合には、賞球個数に対応する賞球数指定コマンドの作成が行われる。
【0117】
次に、図9に基づいて、普通図柄動作処理を説明する。
図9の普通図柄動作処理に処理が移行すると、先ず普通図柄作動ゲートスイッチが通過を感知したかを判断し(S600)、通過を感知した場合には、普通図柄作動保留数が「4」でなければ(S610)、普通図柄作動保留数を「1」加算してから(S620)、普通図柄当り判定用乱数を記憶する処理を行う(S630)。又、S630の処理の後、又は通過を感知していない場合(S600)、或いは普通図柄作動保留数が「4」の場合には(S610)、次に普通図柄の変動が待機中かを判断することで(S640)、待機中か変動中への移行の判断を行い、待機中の判断の成立時には、移行設定の後(S650〜S700)、図10の普通電動役物動作処理に移行する処理を行う。
【0118】
移行設定(S650〜S700)の具体的内容は、先ず普通図柄作動保留数が「0」であるか判断し(S650)、「0」であれば、図10の普通電動役物動作処理に移行し、「0」でなければ、次に普通図柄作動保留球数を「1」減算して(S660)、当り判定をし、その結果を格納後(S670)、停止図柄、変動パターンを設定し(S680)、変動パターン普指定コマンドを作成して(S690)、状態を変動中へ切り替えた後(S700)、図10の普通電動役物動作処理に移行する処理を行う。
【0119】
S640で待機中ではないと判断された場合には、次に変動時間の監視を行うか、確定中の処理に移行するかの判断を行う(S710〜S740)。
変動時間の監視(S710〜S740)の具体的内容は、先ず変動中であるかを判断し(S710)、変動中であれば、更に変動時間が経過したか判断して(S720)、変動時間が経過していれば、全図柄停止普指定コマンドを作成して、確定中に切り替えた後に、図10の普通電動役物動作処理に移行する処理を行う。これにより、普通図柄の変動が停止される。一方、変動時間が経過していなければ(S720)、そのまま図10の普通電動役物動作処理に移行する処理を行う。
【0120】
待機中(S640)でも変動中(S710)でもない場合には、次に確定中であるかを判断する(S750)。確定中であれば、一定時間が経過しているか判断し(S760)、一定時間が経過していれば、当り判定を行って(S770)、その結果が当りならば(S780)、当り中に切り替えた後に(S790)、図10の普通電動役物動作処理に移行する処理を行う。
【0121】
又、確定中でなく(S750)、確定中でも一定時間が経過するまでは(S760)、そのまま図10の普通電動役物動作処理に移行する処理を行う。
一方、当りであると判断されなかった場合には(S780)、待機中に切り替えた後に(S800)、図10の普通電動役物動作処理に移行する処理を行う。
【0122】
これにより、普通図柄の当りの提供が可能になる。
次に、図10に基づいて、普通電動役物動作処理を説明する。
図10の普通電動役物動作処理に処理が移行すると、先ず当たり中かを判断して(S900)、この判断が当り中でなければ、そのまま図11に示す特別図柄動作処理に処理を移行し、当り中であれば、更に普通電動役物動作開始かを判断し(S910)、判断が普通電動役物動作開始とされた場合には、次に普通電動役物作動中に切り替えた後に、図11に示す特別図柄動作処理に移行する処理を行う。
【0123】
一方、S910にて普通電動役物作動開始でないとされた場合には、更に、普通電動役物が作動中であるかを判断し(S930)、作動中でなければ、そのまま図11に示す特別図柄動作処理に移行する処理を行う。
又、作動中であれば、次に普通電動役物入賞数をカウントして(S940)、そのカウント数が「7」であるかを判断し(S950)、まだ「7」に達していなければ、更に最大作動時間が経過しているかを見て(S960)、最大作動時間が経過している場合、又は既に普通電動役物入賞数が「7」に達している場合には、待機中へ切り替えた後に、図11に示す特別図柄動作処理に移行する処理を行う。又、カウントが「7」に達しておらず、かつ最大作動時間が経過するまでは、図11に示す特別図柄動作処理に移行する処理を行う。
【0124】
これにより、当りの場合に、入賞数が「7」に達したり、最大作動時間が経過するまで普通電動役物を作動させることが出来る。
次に、図11に基づいて、特別図柄動作処理を説明する。
図11の特別図柄動作処理に処理が移行すると、先ず、第1種始動口スイッチの入賞を感知して(S1000)、入賞を感知した場合には、先ず、詳細を図12に示す初期スイッチ異常検出処理を実行する(S1004)。
【0125】
この初期スイッチ異常検出処理では、先ず、タイマが経過したかを判断する(S1006)。このタイマは、既述したS412のタイマとほぼ同様であって、特別図柄大当り判定用乱数が初期値から変動を開始したときに、ともに作動を開始させるものである。又、タイマの値は、634msにされている。
【0126】
ここで、タイマが経過したとの判断が行われるまで、つまりリセット信号が低レベルから高レベルになって634ms経過するまでに、第1種始動口スイッチの入賞を感知した場合には、既述したS412、S414の処理によって、第1種始動口スイッチの入賞は、異常の場合しかあり得ないことであると判断し、これを報知するための異常不正コマンドの作成を行って、図13の第1種特別電動役物動作処理に移行する処理を行う。
【0127】
又、既にタイマが経過していれば(S1006)、図11のS1010に移行する処理を行う。
この図12の初期スイッチ異常検出処理により、ゴト行為や故障などの異常が発生した場合しかあり得ない状態、即ち特別図柄大当り判定用乱数が初期値から変動を開始したときから634ms経過するまで(S412、S414の処理のため)に、第1種始動口スイッチの入賞があった場合に、これを報知することが可能になり、遊技機5のゴト行為と、故障とに対する防御能力が向上される。
【0128】
又、特別図柄大当り判定用乱数が初期値から変動を開始したときから634ms経過するまでに、第1種始動口スイッチの入賞があった場合には、後述する特別図柄大当り判定用乱数を記憶する処理(S1030)を行わず、ゴト行為や故障などの異常によって入力された特別図柄大当り判定用乱数が大当りの判定に用いられることを阻止することで、遊技機5のゴト行為と、故障とに対する防御能力を向上させる効果を奏する。
【0129】
又、異常を報知する異常報知手段は、異常不正コマンド作成(S1008)の後、異常不正コマンドを主基板1から賞球制御基板3へ送信し、賞球制御基板3から枠用外部端子板41にある不正出力を介して外部装置となるホールコンピュータや呼出ランプ等へ外部に異常のあったことを出力することが出来る。これら外部装置へ出力することでビデオカメラでゴト師本人の姿を撮影したり、異常の履歴や店内放送での店員へのインカムでの報知などにより、ゴト行為に対して迅速に対応可能となる。更に、インターネット等で他店や本店等の集中管理する遠方へ情報を促すことも可能となる。
【0130】
又、異常を報知する異常報知手段は、異常不正コマンド作成(S1008)の後、異常不正コマンドを主基板1から音声ランプ図柄制御基板7へ送信し、画面表示上に異常を知らせるメッセージや音声出力による異常への警告音を出力しても良い。その際、電源を再度立ち上げ直すことにより、異常の報知解除をするようにしたり、クリアSW121からの入力により解除するようにしても良い。
【0131】
図12の初期スイッチ異常検出処理により、第1種始動口スイッチの入賞が適切であると判断された場合には、次に特別図柄作動保留数が満杯の「4」であるか判断し(S1010)、「4」に達していなければ、まだ入る余地があると判断し、特別図柄作動保留球数を「1」加算して(S1020)、特別図柄大当り判定用乱数を記憶する処理を行う(S1030)。
【0132】
S1030の処理の後と、第1種始動口スイッチの入賞を感知していない場合と(S1000)、特別図柄作動保留球数が「4」になっている場合には(S1010)、次に待機中又は客待ちデモ中であるかの判断に移行し(S1040)、待機中か、或いは客待ちデモ中である場合には、更に特別図柄作動保留球数が「0」以外かを判断し(S1050)、特別図柄保留球数が「0」であれば、次に待機中から一定時間経過しているかを判断して(S1060)、待機中になってから一定時間を経過していれば、客待ちデモ中に切り替える処理を行う(S1070)。これにより、第1種始動口スイッチへの入賞がなくなると、待機中になり、その後客待ちデモ中になる処理が行われる。
【0133】
S1070によって、客待ちデモ中に切り替える処理が行われて後、或いは待機中になってから一定時間が経過していない場合は(S1060)、図13の第1種特別電動役物動作処理に移行する処理を行う。
又、S1050にて、特別図柄保留球数が「0」でないとされた場合には、次に特別図柄作動保留球数を「1」減算し(S1080)、大当り判定を行って、その結果を格納し(S1090)、次いで、停止図柄、変動パターンの設定を行い(S1100)、変動パターン特指定コマンドを作成後(S1110)、変動中に切り替えて(S1120)、図13の第1種特別電動役物動作処理に移行する処理を行う。これにより、特別図柄の変動パターンが指令される。
【0134】
S1040の判断で、待機中でも客待ちデモ中でもないとされた場合には、更に変動中であるかを判断し(S1130)、変動中であれば、変動時間が経過したかを判断し(S1140)、変動時間が経過していれば、全図柄停止特指定コマンドの作成後(S1150)、確定中に切り替えて(S1160)、図13の第1種特別電動役物動作処理に移行する処理を行う。これにより、変動時間が経過した場合に図柄を停止する指令が行われる。
【0135】
待機中でも、客待ちデモ中でも(S1040)、変動中でもない(S1130)と判断された場合には、次に確定中かの判断を行い(S1170)、確定中の場合には、一定時間経過したかを判断し(S1180)、確定中で一定時間経過したと判断された場合には、次に大当り判定を行って(S1190)、この判定の結果が大当りであれば(S1200)、状態を低確率状態に設定後(S1210)、大当り中に切り替えて(S1220)、図13の第1種特別電動役物動作処理に移行する処理を行う。これにより、大当りの判断を行って、低確率状態の大当り中にすることが行われる。
【0136】
又、待機中でも、客待ちデモ中でもなく(S1040)、変動中でもなく(S1130)、確定中でもない(S1170)場合や、確定中ではあるが、一定時間の経過がされていない場合には、そのまま図13の第1種特別電動役物動作処理に移行する処理を行う。
【0137】
一方、大当りの判定結果が、外れの場合には(S1200)、更に高確率中かを判断し(S1230)、高確率でなければ、次に状態移行回数を「1」減算して(S1240)、その結果状態移行回数が「0」になったかを判断し(S1250)、「0」になった場合には、状態を低確率状態に設定し(S1260)、低確率状態ランプ指定コマンドの作成をし(S1270)、確率変動終了指定コマンドの作成後(S1280)、待機中に切り替えて(S1290)、図13の第1種特別電動役物動作処理に移行する処理を行う。これにより、低確率状態が表示される。
【0138】
又、外れで(S1200)、かつ高確率状態の場合(S1230)、及び高確率中でなく、且つ状態移行回数が「0」になっていない場合には、待機中に切り替える処理を行って(S1290)、図13の第1種特別電動役物動作処理に移行する処理を行う。
【0139】
次に、図13に基づいて、第1種特別電動役物動作処理を説明する。
図13の第1種特別電動役物動作処理に処理が移行すると、先ず、大当り中かを判断し(S1300)、大当り中ならば、更に大当り動作開始かを判断し(S1310)、ここで大当り動作開始であると判断された場合には、初回インターバル画面表示中に切り替えた後に(S1320)、図7に既述した遊技開始処理に移行する処理を行う。
【0140】
又、大当り中でなければ(S1300)、そのまま図7に既述した遊技開始処理に移行する処理を行う。
一方、大当り中で(S1300)、かつ大当り動作の開始でない場合には(S1310)、更に初回インターバル画面表示中かを判断し(S1330)、初回インターバル画面表示中であれば、その表示時間が経過したかを判断し(S1340)、経過していたら大入賞口開放中に切り替える処理を行って後(S1350)、図7に既述した遊技開始処理に移行する処理を行う。
【0141】
又、初回インターバル画面の表示中で(S1330)、かつ表示時間が経過するまでは、そのまま図7に既述した遊技開始処理に移行する処理を行う。
一方、初回インターバル画面表示中でなければ(S1330)、更に大入賞口開放中であるかを判断して(S1360)、大入賞口が開放中であれば、次に最終ラウンドであるかを判断し(S1370)、最終ラウンドになるまでは、特定領域通過の感知結果を格納する処理と(S1380)、大入賞口入賞数をカウントする処理とを行う(S1390)。
【0142】
次いで、大入賞口入賞数が10個に達したかを判断し(S1400)、未だ10個に達していない場合には、更に最大開放時間経過かを判断して(S1410)、最大開放時間も経過していない場合には、そのまま図7に既述した遊技開始処理に移行する処理を行う。
【0143】
又、大入賞口入賞数が「10」になった場合(S1400)、或いは最大開放時間経過した場合には(S1410)、大入賞口閉鎖中に切り替えた後(S1420)、図7に既述した遊技開始処理に移行する処理を行う。
これにより、特定領域通過の感知と、大入賞口の開放の制御とが行われる。
【0144】
大当り中で(S1300)、かつ初回インターバル画面表示中でなく(S1330)、しかも大入賞口開放中でもない(S1360)場合には、更に大入賞口閉鎖中であるかを判断し(S1430)、大入賞口が閉鎖中であれば、次に最終ラウンドであるかを判断し(S1440)、最終ラウンドでない場合には、更に特定領域有効時間経過かを判断する(S1450)。特定領域有効時間が経過していない場合には、特定領域通過の感知結果を格納して(S1460)、次に閉鎖時間経過かを判断し(S1470)、閉鎖時間が経過していたら、更に特定領域を感知しているかを判断し(S1480)、特定領域を感知していなければ、終了インターバル画面表示中に切り替えて後(S1490)、図7に既述した遊技開始処理に移行する処理を行う。
【0145】
又、閉鎖時間が経過するまでは(S1470)、そのまま図7に既述した遊技開始処理に移行する処理を行い、一方、閉鎖時間が経過後で(S1470)、かつ特定領域を感知している場合には(S1480)、大入賞口開放中に切り替える処理を行って後(S1500)、図7に既述した遊技開始処理に移行する処理を行う。
【0146】
S1440で最終ラウンドと判断された場合、又はS1450で特定領域有効時間経過と判断された場合には、S1460の特定領域通過の感知結果を格納する処理を行うことなく、閉鎖時間経過の判断に移行する(S1470)。
これにより、特定領域通過の有無によって大当り遊技の継続の有無の制御が行われる。
【0147】
大当り中で(S1300)、かつ初回インターバル画面表示中でなく(S1330)、しかも大入賞口開放中でもなく(S1360)、或いは大入賞口閉鎖中でもない場合には(S1430)、更に終了インターバル画面表示中かを判断して(S1510)、終了インターバル画面表示中であれば、その表示時間が経過したか判断し(S1520)、表示時間が経過していれば、待機中へ切り替えた後(S1530)、図7に既述した遊技開始処理に移行する処理を行う。
【0148】
又、大当り中で(S1300)、かつ初回インターバル画面表示中でなく(S1330)、しかも大入賞口開放中でもなく(S1360)、大入賞口閉鎖中でもなく(S1430)、終了インターバル画面表示中でもない場合(S1510)、或いは終了インターバル画面表示中ではあるが(S1510)、表示時間が経過するまでは(S1520)、待機中へ切り替える(S1530)ことなく、そのまま図7に既述した遊技開始処理に移行する処理を行う。
【0149】
次に、図14に基づいて、電源断処理を説明する。
図14の電源断処理が起動されると、先ずCPUのレジスタを退避し(S1600)、次いで電源断の発生情報が設定されているかを判断して(S1610)、既に設定されていれば、待機ルーチンに移行し、未だ電源断の発生情報が設定されていなければ、次に、以下の処理を順次実行して、待機ルーチンに移行し、電源の供給が断たれるのを待機する。
【0150】
即ち、先ずスタック・ポインタを格納し(S1620)、次いで第1種特別電動役物を閉鎖及び、普通電動役物を縮小し(S1630)、次に賞球計数奥側スイッチ及び、賞球計数手前側スイッチを70ms間監視し(S1640)、電源断の発生情報を格納し(S1650)、RAMのチェックサムを算出し、格納し(S1660)、CPU内蔵RAMのアクセス禁止を順次行う(S1670)。
【0151】
これにより、AC24Vが停電した場合に、停電時点の状態を格納して、保存し、再び電源が供給された場合に、停電時点の状態に戻すことが可能になる。
以上に説明した主基板1によって実行される処理により、所謂ぶら下がり基板によって、大当り判定用乱数が1周するまでに、第1種始動口SWの入賞を示す信号が入ってきても、大当りであると判断されることが阻止されると共に、異常であることを報知する処理が実行される。従って、ぶら下がり基板によるゴト行為を排除する機能が向上されるという極めて優れた効果を奏する。
【0152】
次に、音声ランプ図柄制御基板7によって、所謂ぶら下がり基板によるゴト行為を排除する処理を説明する。
図15は、電源投入時に音声ランプ図柄制御基板7によって、実行される電源投入時処理ルーチンのフローチャートである。この電源投入時処理ルーチンは、リセット信号の立ち上がり時(低レベル状態から高レベル状態になったとき)にMPU181で起動されるものであって、概ね、電源の投入時の判断及びRAMの初期化と、電源断時の状態への復旧処理とを行う。
【0153】
この電源投入処理は、リセット信号の立ち上がりによるシステムリセットの発生後、セキュリティチェックを行った後、0000Hから処理がスタートすることにより、起動される。
この電源投入処理では、先ず、スタック・ポインタに8000Hを設定し(S2000)、次いでマスカブル割込みの設定を行う割込みモードを設定してから(S2010)、CPU内蔵RAM(MPU181が備えるRAM)のアクセスを許可し(S2020)、次いでウォッチドックタイマの初期設定を行う(S2030)。
【0154】
その後、RAMを全てクリアする処理(S2040)をしてから、RAMの初期設定を行い(S2050)、次いでCTCを1ms周期のインターバルタイマとして設定、及び割込みモード2使用のための割込みベクトルアドレスの設定、及びPIOを入力ポートとして設定するなどのCPU周辺デバイスの初期設定を行ってから(S2060)、割込みを許可して(S2070)、低確率状態を設定し動作を開始する(S2080)。
【0155】
低確率状態で動作を開始した後(S2080)、図16に示す遊技開始処理に移行する。
これにより、音声ランプ図柄制御基板7は、リセット信号が低レベルから高レベルになったときに、主基板1からのコマンド(従来の初期値設定コマンド)を受けることなく、図柄表示、電飾、音声、音響などを低確率の状態にして、動作を開始する。例えば、初期値設定コマンドを受けることなく、初期値設定コマンドを受けたのと同様の状態である特別図柄表示装置47の背景が、低確率時の背景であり、図柄も低確率時の態様で、かつ初期状態の図柄あり、普通図柄表示装置49は、初期状態の図柄であり、電飾53は、消灯され、スピーカー51は、無音状態になる。
【0156】
従って、音声ランプ図柄制御基板7は、初期値設定コマンドを受けることなく所定の初期状態になるため、初期値設定コマンド、例えば特別図柄を初期画面にする「低確率時特別図柄初期指定コマンド」、普通図柄を初期画面にする「普通図柄初期指定コマンド」、無音にする「音声初期指定コマンド」、特定のランプを点灯、或いは消灯する「ランプ初期指定コマンド」を不要にすることで、この初期値設定コマンドを配線から不正に抽出して、これを用いてゴト行為を行う所謂ぶら下がり基板を機能しない様にすることが可能になる。
【0157】
尚、音声ランプ図柄制御基板7に入力されるリセット信号を特別図柄大当り判定用乱数の1周期程度、遅延する回路を電源基板15に内蔵させておいても良い。これにより、よりセキュリティが向上される。
これにより、音声ランプ図柄制御基板7を利用したゴト行為の排除機能が向上されるという極めて優れた効果を奏する。
【0158】
図15の電源投入時処理ルーチンが終了後、次に実行される図16の遊技開始処理では、先ず、MPU181が内蔵するウォッチドックタイマのクリアを行って(S2100)、次に主基板1よりコマンドを取得し(S2110)、そのコマンドに従い作動を行う(S2120)処理を繰り返し実行する。
【0159】
これにより、音声ランプ図柄制御基板7は、電源投入時の処理が終了した後は、主基板1からのコマンドに応じて、図柄の表示、電飾の発光、音響出力を実行して、意図した興趣のある遊技を提供する。
尚、下記のように構成することで、それぞれ優れた効果を奏する。
【0160】
特別図柄大当り判定用乱数がリセット信号の入力によって、初期値から変動を開始後、特別図柄大当り判定用乱数の所定の値の発生時機が特定できなくなる時期、例えば、数秒後(遊技機の諸元によって定まる)まで、大当りの提供を行うとの判断を阻止することで、例えばゴト行為によって、強制的にリセット信号を供給して、特別図柄大当り判定用乱数を初期値からスタートさせ、大当りを狙える時期、例えば大当りの乱数の抽出タイミングが所定の期間内に収まっている時期に、特別図柄大当り判定用乱数を抽出するということが不可能になる。従って、大当りを狙ったゴト行為が成り立たなくなって、ゴト行為からの防御能力が向上されるという極めて優れた効果を奏する。つまり、大当りを狙うぶら下がり基板を作ることが出来なくなる。
【0161】
尚、特別図柄大当り判定用乱数の所定の値の発生時機が特定できなくなる時期は、特別図柄大当り判定用乱数の発生方法によって異なる。既述した初期値更新型乱数では、1周目の大当り乱数の抽出時期が過ぎれば、抽出する次に大当り乱数の抽出時期は、不明になる。従って、1周目の大当り乱数の抽出時期が過ぎてから、乱数を抽出可能にしたり、抽出した乱数を判定に用いるようにしたり、乱数を抽出する信号を利用可能にしたりしていた。
【0162】
又、この初期値更新型乱数であっても周回数が多くなるほど、大当り乱数の抽出時期が不確定になり、ゴト行為によって大当り乱数が抽出される。例えば1回周回後、大当りの提供を行うとの判断が行われることの阻止を解除するよりも、2回、3回と周回した後(或いは1秒程度より数秒後)で、大当りの提供を行うとの判断が行われることの阻止を解除した方が、ゴト行為による阻止機能が向上される。
【0163】
尚、大当りの判定を阻止する時機を数秒より更に長くする場合には、発射制御信号を発射停止を指令する状態にしても良い。この様にすることで、大当たりの判定を阻止している期間に、遊技球が発射されて、第1種始動口に入賞するということが防止される。これにより、適切に入賞したのに、大当たりの判定が行われないということが防止され、遊技者に不利益を与えることを防止することが出来る。
【0164】
又、大当りの判定を阻止している時機に、第1種始動口信号が入賞した場合に、不正か異常があったと報知することで、ゴト行為の発見が可能になる。その上、大当りの判定を阻止している時機に、第1種始動口信号が入賞してもそれを読み込まない様にしたり、読み込んでもそのまま破棄するようにしたり、読み込んでも特別図柄大当り判定用乱数を抽出しないようにしても良い。、
又、大当りの判定の阻止が、1秒程度の場合には、ゴト行為の報知に役立ち、数秒より長く、遊技球の発射を制限する構成を有する場合には、主に故障の報知に役立ち、従にゴト行為の報知に役立つ。
【0165】
又、大当りの判定を阻止している時機に、大当たりの判定が行われた場合に、不正か異常があったと報知することで、ゴト行為の発見が可能になる。
尚、大当りの判定を阻止している時機に、特別図柄表示装置47などのディスプレイに、現在、準備中とか、初期化中といった表示を行うようにしても良い。
【0166】
又、リセット信号を入力した時に阻止する優遇条件としては、大当り遊技以外に、当り遊技、当り遊技が連続的に発生する遊技、大当り遊技の抽選確率が高確率状態で行われる遊技、当り遊技の抽選確率が高確率状態で行われる遊技、又は当り遊技が連続的に発生する遊技の抽選確率が高確率状態で行われる遊技が該当する。
【0167】
特別図柄大当り判定用乱数を、2ms毎に更新する例を示したが、これはどの様な値でも良い。又、乱数の値も300程度でも良く、或いはどの様な値でも良い。
次に特許請求の範囲の構成と、発明の実施の形態との対応を説明する。
【0168】
なお、従属する部分に関しては、記載を省略する。
請求項1の抽選乱数は、S1030で記憶する特別図柄大当り判定用乱数、優遇条件は、特別図柄大当り遊技、優遇提供判断手段は、S1190の大当り判定処理、条件満足判断手段は、S412の処理、優遇判断阻止手段は、S414の処理がそれぞれ対応する。
【0169】
請求項3の優遇判断阻止手段は、S412、S414の処理が対応する。
請求項4の優遇判断阻止手段は、S1006でS1030の処理を迂回する処理が対応する。
請求項5、6の優遇判断阻止手段は、直前の尚書きが対応する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 主基板1と、賞球制御基板3と、音声ラン図柄制御基板7と、発射制御基板13と、電源基板15との間のインタフェースに関するブロック図である。
【図2】 遊技機5の電気制御系のブロック図である。
【図3】 電源基板15の起動と停止タイミング図である。
【図4】 電源基板15の起動と停止タイミング図である。
【図5】 電源基板15の起動と停止タイミング図であって、一連動作での各制御基板の状態である。
【図6】 電源投入時に主基板1によって実行される電源投入処理ルーチンのフローチャートである。
【図7】 遊技開始処理ルーチンのフローチャートである。
【図8】 スイッチ検出状態格納処理ルーチンのフローチャートである。
【図9】 普通図柄動作処理ルーチンのフローチャートである。
【図10】 普通電動役物動作処理ルーチンのフローチャートである。
【図11】 特別図柄動作処理ルーチンのフローチャートである。
【図12】 初期スイッチ異常検出処理ルーチンのフローチャートである。
【図13】 第1種特別電動役物動作処理ルーチンのフローチャートである。
【図14】 電源断処理ルーチンのフローチャートである。
【図15】 電源投入処理ルーチンのフローチャートである。
【図16】 遊技開始処理ルーチンのフローチャートである。
【図17】 従来例の初期値更新型乱数の説明図である。
【符号の説明】
1…主基板、3…賞球制御基板、5…遊技機、
7…音声ランプ図柄制御基板、13…発射制御基板、
15…電源基板、16…入力SW、18…出力SOL、
21…盤用外部端子板、23…補給球不足SW、25…下受け皿満杯SW、
31…賞球SW1、32…賞球SW2、33…貸球SW1、
34…貸球SW2、35…賞球モータ制御SW、37…賞球モータ、
41…枠用外部端子板、43…金枠開放SW、45…内枠開放SW、
46…状態表示器、47…特別図柄表示装置、49…普通図柄表示装置、
51…スピーカー、53…電飾、61…タッチプレート、
63…発射停止SW、65…発射モータ、71、83、181…MPU、
121…クリアSW、123…停電信号作成回路、
125…リセット信号作成回路、
127…主基板及び賞球制御基板用バックアップ電源作成回路、
131…+5V、+12VV電源作成回路、
133…+24V、+32V電源作成回路、
141、161、184…システムリセット回路、
143…停電信号受信回路、145…クリア信号受信回路、
147、169…ポート回路、149…ストローブ信号送信回路、
150…データ信号送信回路、151、173、189…RESET端子、
153、175…NMI端子、
157、180、193、194、196…PORT端子、
159、183…DATA端子、163…停電信号受信回路、
165、185…ストローブ信号受信回路、
167、187…データ信号受信回路、
171…発射制御信号出力回路、177…クリア信号受信回路、
179…CLK/TRG2端子、
182…同期信号出力回路、191…INT0端子、251…発射制御回路、
253…リセット回路、255…発射制御信号入力回路、
457…遅延回路部、BKW…バックアップ電源線、CSW…クリア信号線、
DATAW…データ信号線、DGW12…+12V電源供給線、
DGW24…+24V電源供給線、DGW32…+32V電源供給線、
DGW5…+5V電源供給線、HSSW…発射制御信号線、
RSW…リセット信号線、STBW…ストローブ信号線、TSW…停電信号線
Claims (6)
- 所定の切っ掛けで初期値から所定値までの間の値を、周回変動を行い、1回周回変動を行うごとに前記初期値を更新する抽選乱数と、該抽選乱数の値に基づいて、優遇条件の提供を行うかを判断する優遇提供判断手段と、遊技球を発射する発射手段とを備え、上記遊技球を用いて遊技を行う遊技機において、
上記抽選乱数の変動の開始から1回周回変動を行うまでを判断する条件満足判断手段と、
上記条件満足判断手段によって上記抽選乱数の変動の開始から1回周回変動が行われたと判断されるまで、上記優遇提供判断手段によって行われる上記優遇条件の提供を行うとの判断を阻止する優遇判断阻止手段と、
上記優遇判断阻止手段によって上記優遇条件の提供を行うとの判断を阻止している期間は、上記発射手段による遊技球の発射を停止する遊技球発射停止手段と
を備えることを特徴とする遊技機。 - 所定の切っ掛けで初期値から所定値までの間の値を、周回変動を行い、1回周回変動を行うごとに前記初期値を更新する抽選乱数と、該抽選乱数の値に基づいて、優遇条件の提供を行うかを判断する優遇提供判断手段とを備えた遊技機において、
上記抽選乱数の変動の開始から1回周回変動を行うまでを判断する条件満足判断手段と、
上記条件満足判断手段によって上記抽選乱数の変動の開始から1回周回変動が行われたと判断されるまで、上記優遇提供判断手段によって行われる上記優遇条件の提供を行うとの判断を阻止する優遇判断阻止手段と、
上記優遇判断阻止手段によって上記優遇条件の提供を行うとの判断を阻止しているとき、所定の表示を行う表示手段と
を備えることを特徴とする遊技機。 - 上記優遇判断阻止手段による優遇条件の提供を行うとの判断の阻止は、上記優遇提供判断手段に上記抽選乱数が読み込まれないようにすることで行われることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
- 上記優遇判断阻止手段による優遇条件の提供を行うとの判断の阻止は、上記優遇提供判断手段に優遇の判断を停止させることにより行わせることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
- 上記優遇判断阻止手段による優遇条件の提供を行うとの判断の阻止は、上記優遇提供判断手段に上記抽選乱数を読み込む切っ掛けを与える抽選時機信号が入力されないようにすることで行われることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
- 所定の切っ掛けで初期値から所定値までの間の値を、周回変動を行い、1回周回変動を行うごとに前記初期値を更新する抽選乱数と、該抽選乱数の値に基づいて、優遇条件の提供を行うかを判断する優遇提供判断手段とを備えた遊技機において、
上記抽選乱数の変動の開始から1回周回変動を行うまでを判断する条件満足判断手段と、
上記条件満足判断手段によって上記抽選乱数の変動の開始から1回周回変動が行われたと判断されるまで、上記優遇提供判断手段に上記抽選乱数を読み込む切っ掛けを与える抽選時機信号が入力されないようにすることで、上記優遇提供判断手段によって行われる上記優遇条件の提供を行うとの判断を阻止する優遇判断阻止手段と
を備えることを特徴とする遊技機。
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