JP4431780B2 - 導電性接触子のホルダの製造方法 - Google Patents

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本発明は、導電性接触子のホルダの製造方法に係り、より詳しくは、半導体ウエハ、半導体チップ、液晶ディスプレイ基板、プリント配線基板等の被検査体に対して電気的検査を行うプローブユニット等における導電性接触子のホルダの製造方法に関する。
図13は、プローブユニット1の一例を示し、絶縁性のホルダ2と、先端がホルダ2から突出した複数の導電性接触子3とを備えている。それぞれの導電性接触子3は、後述する図14で示すように、導電性の一対の針状体4,5と、一対の針状体4,5の間に配置された導電性のコイルばね6とによって形成されている。コイルばね6は、一対の針状体4,5を連結することにより針状体4,5の導通を行うと共に針状体4,5がホルダ2から突出するように付勢するものである。この付勢によって、針状体4,5の自由端が被検査体の電極や配線基板の電極に圧力を有して接触することができる。
ホルダ2は、複数の平板状のプレート2a、2b…を積層し、積層状態でねじ7を締め付けて結合することにより形成されている。この場合、ねじ7は、導電性接触子3の配置部位の外側に位置するように配置されるものである。
図14は、ホルダ2の内部構造を示し、(a)では、3枚のプレート2a、2b、2cを積層することにより形成され、(b)では、2枚のプレート2a、2bを積層することにより形成されている。また、(b)においては、配線基板8が取り付けられるものであり、一方の針状体5が配線基板8の電極(図示省略)と接触するようになっている。なお、プレートの積層数は、導電性接触子3の長さ等によって適宜変更される。
ホルダ2には、それぞれの導電性接触子3を収容するための支持孔10が貫通するように形成されている。ホルダ2に対し、支持孔10を貫通状に形成するため、ホルダ2を構成するプレート2a、2b、2c(図14(a))、2a、2b(図14(b))には、貫通孔9が連通するように形成される。貫通孔9はドリルの孔開け加工により設けられるが、図14(a)の各プレート2a、2b、2c及び図14(b)のプレート2bのようにストレート孔或いは図14(b)のプレート2aにように段付孔となるように適宜選択される。
図15は、ホルダ2に対するねじ7の使用状態を示す。上述したように、ねじ7は導電性接触子3配置部位の周囲におけるプレート2a、2b…にねじ込まれることにより、プレート2a、2b…を相互に結合するように作用する。
図15(a)においては、プレート2a、2b…に対してタップ加工により雌ねじ部11を形成し、形成された雌ねじ部11に対して雄ねじ12を螺合させることにより、プレート2a、2b…を結合している。(b)では、プレート2bにナット13を埋め込み、埋め込まれたナット13に対して雄ねじ12を螺合させており、(c)では、雄ねじ12及びナット14がプレート2a、2b…を挟み込むように螺合させている。ねじ7によるプレート2a、2b…の結合は、他の構造でも良く、適宜変更できるものである。
以上の構造において、導電性接触子3をホルダ2に組み込んだとき、ホルダ2を構成するプレート2a、2b…に反りが発生することがある。導電性接触子3は、コイルばね6によって針状体4,5が相互の突出方向に付勢された状態にあり、この付勢状態で支持孔10に収容されるため、プレート2a、2b…に付勢力が作用するためである。このようなプレートの反りは、導電性接触子3の数が多いほど付勢力が大きくなるため、発生率が大きくなる傾向にある。
図16及び図17は、プレートに反りが発生した状態を示し、図16は図14(a)の構造に対応し、図17は図14(b)の構造に対応している。これらの図に示すように、プレートへの反りの発生によって針状体4,5における少なくとも一方の針状体4に先端の位置ずれα及び先端の高さずれβが発生する。そして、先端の位置ずれαが大きくなることにより、針状体4の先端(自由端)が被検査体の電極と良好に接触することが困難となり、先端の高さずれβが大きくなることにより、検査時における導電性接触子3の適正なストローク量を確保することが困難となり、いずれにおいても、検査を良好に行うことができない原因となる。
このような反りに対し、特開2000−91391号公報には、ホルダとして板厚の大きな板材を用いたプローブユニットが記載されている。このプローブユニットでは、板厚が大きなホルダを用いるため、ホルダの剛性が大きく、反りが発生しにくいメリットがある。
このプローブユニットでは、板厚の大きなホルダに対して複数の貫通孔を形成し、各貫通孔に導電性接触子を収容した状態でホルダを中継基板に接着するものである。すなわち、貫通孔が形成されたホルダにレジストを塗布した後、マスクを介して露光し、未露光部分を除去することによって貫通孔周囲を囲む壁部を形成し、その後、マスクを用いたスクリーン印刷によって接着剤を塗布し、接着剤を介して中継基板をホルダに接着するようになっている。
しかしながら、板厚の大きなホルダでは、貫通孔を形成するためのドリルとして、板厚分、長くなったものを用いる必要がある。このように長いドリルでは、貫通孔の加工時にドリル先端にブレが発生して、貫通孔の位置や孔径の精度が低下する問題が発生する。また、段付きの貫通孔を加工することが難しい問題も発生する。さらに、ホルダの製造工程では、完成品であるプローブユニットの孔位置パターン毎のマスクの形成やスクリーン印刷が必要であり、パターン作成のために工程が複雑となるばかりでなく長時間を要し、製造コストが高騰する問題を有している。
以上のことから、板厚の小さなプレートを積層してホルダを形成すると共に、プレート間を接着剤によって接合することにより、ホルダの剛性を確保して反りを防止することが対策案として考えられる。
このようなプレートの接着に関して、従来では、プローブを取り付けるためのスルーホール群、中継用スルーホール群、保護用スルーホール群を備えたプレート(基板)に対し、繊維強化プラスチック(FRP)板を接着し、剛性を高める構造のプローブカードが開示されている。この従来技術では、上記それぞれのスルーホール群を囲む大きさの窓孔部をFRP板に開口した状態で、FRP板をプレートの両側に接着するものである。
特開2000−338134号公報
窓孔部は開口状態であるため、窓孔部には接着剤が存在することがない。上述した従来技術では、窓孔部が基板のスルーホール群(貫通孔群)形成部位を囲むような大きさとなっており、スルーホール群の周囲には、接着剤が存在しないため、接着剤の絶対量を多くすることができない。このためプレートの接着強度に限界がある。そして、接着強度が小さい場合には、プレートが剥がれることがあり、プレートの剥がれにより、プレートに反りが発生する。また、スルーホール群の面積が大きい場合には、中心部分が強度不足となる。従って、上述した従来技術では、依然としてプレートの反りを防止することができない問題を有している。
本発明は、このような従来の問題点を考慮してなされたものであり、大きな接着力で複数のプレートを接着することができ、これによりプレートの反りを確実に防止することができる導電性接触子のホルダの製造方法を提供することを目的とする。
請求項1の発明の導電性接触子のホルダの製造方法は、複数の貫通孔が連通するように2以上の絶縁性のプレートが積層状態で接着剤によって接着されることにより、ばね付勢構造の導電性接触子を出没自在に収容するための複数の支持孔が厚さ方向に貫通したホルダを製造する方法であって、一のプレートの少なくとも一方の面の全面に対して接着剤を配置する接着剤配置工程と、
前記接着剤半硬化状態の際に、前記接着剤が配置された前記一のプレートの貫通孔形成予定部位に対応する位置から接着剤を除去して孔部を形成する接着剤除去工程と、接着剤の半硬化状態で一のプレートに対し、前記接着剤の除去部分である前記孔部を通じて貫通孔を形成する貫通孔形成工程と、貫通孔が形成された他のプレートの貫通孔を貫通孔が相互に連通するように前記一のプレートの貫通孔に位置合わせして前記一のプレートの接着剤の配置面と他のプレートの接着剤の非配置面とを重ね合わせた後、接着剤を本硬化してプレートを相互に接着する接着工程と、を備えていることを特徴とする。
請求項1の発明では、プレートの全面に対して接着剤を配置するため、大きな接着力を確保することができ、プレートが剥がれることがなく、プレートに反りが発生することを防止することができる。接着剤除去工程では、接着剤の半硬化状態で接着剤を除去するため、ドリル等の加工工具に接着剤が付着することがなく、加工工具への悪影響がない。また、接着剤の除去は、貫通孔との対向部位に孔部を形成するものであり、局部的なため、接着剤の接着力が低減することがなく、プレートの剥がれや反りの発生を防止することができる。
貫通孔形成工程では、接着剤の孔部を通じて貫通孔を形成するため、接着剤の除去部分と貫通孔との関係を高精度に維持した状態で貫通孔を形成することができ、貫通孔の加工精度が向上する。かかる貫通孔の形成は、接着剤が半硬化状態のときに行うため、接着剤が貫通孔に入り込むことがなく、貫通孔に収容される導電性接触子への悪影響がない。
また、接着剤の配置面に対して他のプレートの接着剤の非配置面を重ね合わせることにより、使用する接着剤の量を節約することができる。
請求項2の発明は、請求項1載の導電接触子のホルダの製造方法であって、前記接着剤除去工程と貫通孔形成工程とを連続的に行うことを特徴とする。
請求項2の発明では、接着剤除去工程と貫通孔形成工程とを連続的に行うため、ホルダを迅速に作製することができる。また、このように連続的に行うことにより、接着剤の除去部分と貫通孔との位置関係がずれることがない。このため、接着剤が貫通孔に流入することを確実に防止することができる。
本発明のホルダの製造方法によれば、プレートの全面に対して接着剤を配置するため、大きな接着力を確保することができ、プレートの剥がれや反りが発生することがない。また、貫通孔の対向部位の接着剤の除去及び貫通孔の形成を接着剤の半硬化状態で行うため、ドリル等の加工工具に接着剤が付着することがないばかりでなく、接着剤が貫通孔に入り込むことがなく、貫通孔に収容される導電性接触子への悪影響がない。さらに、接着剤の孔部を通じてプレートの貫通孔を形成するため、接着剤の孔部との関係を高精度に維持した状態で貫通孔を形成することができ、貫通孔の加工精度が向上する。
以下、本発明を図示する実施の形態により具体的に説明する。なお、各実施の形態において、同一の部材には同一の符号を付して対応させてある。
(実施の形態1)
図1〜図4は、本発明の実施の形態1におけるホルダ21の製造工程を示す。この実施の形態におけるホルダ21は、図4に示す2つのプレート22及び23が接着剤29によって接着されることにより製造されるものである。それぞれのプレート22、23は、平板状の絶縁材料により形成されている。絶縁材料としては、樹脂、セラミックス、ガラス材料、シリコン材料、非導電性金属或いは金属に絶縁性コーティングを施した材料等を適宜選択して用いることができる。この実施の形態では、絶縁材料として樹脂を用いるものである。
プレート22、23からなるホルダ21には、導電性接触子3(図10〜図13参照)を個々に収容するための支持孔25が貫通状態で形成されている。この支持孔25は、それぞれのプレート22、23に形成した貫通孔26、27を連通することにより形成されるものである。
導電性接触子3は、図13に示すように、ホルダの一平面における縦横方向に所定ピッチで複数が配置されるものであり、被検査体の電極のそれぞれに対応している。導電性接触子3は例えば、140〜1300μmの範囲内における所定のピッチで配置される。
この実施の形態では図1に示すように、一方のプレート22の一面に対して接着剤29を配置する。この場合、プレート22は貫通孔26が未だ形成されていない状態で接着剤29の配置が行われる。
接着剤29は、プレート22の一面における全面に対して配置されるものである。この配置は、接着剤29が液状の場合には、刷毛塗り、ローラ塗り、スプレー噴霧、スピンナ等による塗布、または接着剤への浸漬等によって行う。接着剤29が半固形状あるいは固形状の場合には、適宜厚みのシート状に成形した後、プレート22の全面に載置したり、溶剤や希釈剤等によって適宜濃度に溶解あるいは分散させた後、上述した塗布や浸漬を行うことにより配置する。
接着剤29をシート状とした場合、プレート22の一面に載置するだけで、接着剤29の配置を行うことができるため、簡単に配置することができる。また、シート状の場合には、プレート22の一面の全体を覆うように載置するだけで、その面の全面に対する接着剤の配置を行うことができるため、全面への配置も簡単に行うことができる。
接着剤29としては、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂等の熱硬化性接着剤、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、ニトロセルロース、ポリアクリル酸エステル等の熱可塑性接着剤を使用することができる。また、感圧性接着剤及び熱圧着性接着剤を用いることもできる。さらに、プレート22、23が金属の場合には、半田等のロウ材を用いることができる。ロウ材が導電性を有している場合には、その表面に酸化被膜を形成して絶縁性を付与した後、プレート22、23を接着する。
プレート22の全面に接着剤29を配置した後、図2に示すように接着剤29を部分的に除去することにより孔部30を形成する。接着剤29の除去によって形成される孔部30は、貫通孔26の形成予定部位に対応する位置となっている。孔部30の形成は、ドリル等による機械加工、レーザ光等による光エネルギ切削、エッチング等による化学切削、その他の手段によって行うことが可能であるが、ドリル等による加工が簡便性及び汎用性の点で良好である。かかる孔部30は、後から形成される貫通孔26と略同じ径となるように形成されるものである。
接着剤29を除去することによる孔部30の形成は、接着剤29が半硬化状態の際に行うものである。このような半硬化状態では、接着力が発現していないかあるいは発現しても僅少のため、ドリル等の加工工具への付着がない状態で孔部30を円滑に形成することができる。
孔部30の形成の後、図3に示すように、プレート22に対して貫通孔26を形成する。貫通孔26の形成は、接着剤29の孔部30を通じて行うものである。すなわち、貫通孔26はプレート22における孔部30形成部位に対して形成されるものであり、ドリルの場合には、孔部30からドリルをプレート22に接触させて切削する。このように孔部30を通じて貫通孔26を形成することにより、孔部30と貫通孔26との位置関係が良好となり、貫通孔26の位置を高精度とすることができる。
かかる貫通孔26の形成は、接着剤29の半硬化状態に対して行われる。このような半硬化状態では、接着剤29が貫通孔26に流れ込んだり、落ち込むことがない。このため、貫通孔26(支持孔25)に導電性接触子3を収容しても接着剤29が導電性接触子3に付着することがなく、導電性接触子3が良好に作動することができる。
この実施の形態では、接着剤29の除去を行うための孔部30の形成及びプレート22への貫通孔26の形成を連続して行うものである。すなわち、ドリルを用いる場合には、ドリルを回転させて接着剤29に対する孔部30の形成を行い、ドリルを接着剤29から引き抜くことなく、そのままドリルの回転を継続してプレート22に対して貫通孔26を形成するものである。このような連続的な処理により、接着剤の除去部分である孔部30と貫通孔26との位置関係がずれることがない。これにより、接着剤29が貫通孔26に流入することを確実に防止することができる。また、貫通孔26と孔部30とを略同じ径とすることが可能となる。
以上の孔部30の形成及び貫通孔26の形成は、これらを段階的に行っても良く、この場合には、ドリルを交換することができるため、一のドリルに対する使用頻度を低減させることができる。なお、この実施の形態において、プレート22の貫通孔26は段付孔となっているが、単一径のストレート孔であっても良い。
プレート22への貫通孔26の形成の後は、図4に示すように、プレート22に対してプレート23を積層する。この場合、積層に先立って、プレート23には貫通孔27が形成されている。この貫通孔27とプレート22における対応した貫通孔26とが相互に連通するようにプレート22、23を位置決めして積層する。この場合、接着剤29を挟むようにプレート22、23が積層される。
この積層状態で、接着剤29を本硬化する。接着剤29が熱硬化性樹脂の場合においては、所定温度に加熱することにより、若しくは加熱に加えてさらに加圧することにより本硬化する。接着剤29が感圧性接着剤の場合には、所定圧力で加圧することにより本硬化する。接着剤29の本硬化によりプレート22、23が接着される。
このような実施の形態では、プレート22の一面の全体に対し、接着剤29を配置するため、接着剤29の配置を容易に行うことができる。また、接着剤29が孔部30を除くプレート22の全ての面領域を覆っているため、接着力が大きく、プレート22、23を強固に接着することができる。このため、プレート22、23が剥がれることがなく、反りが発生することがなくなる。反りがなくなることにより、導電性接触子3の先端の高さずれβが安定し、被検査体の検査時における適正ストローク量を得ることができる。また、導電性接触子3の先端の位置ずれαも小さくなるため、被検査体の電極への接触を確実に行うことができる。
また、このように接着剤29を介してプレート22、23を貼り合わせることにより、ホルダ21としての必要な板厚を確保することができる。従って、薄い板厚のプレート22、23を使用することができるため、ドリル加工における貫通孔26の位置精度が向上するばかりでなく、ドリルの摩耗が減少する。これらにより、貫通孔26の位置、曲がり、芯円度が良好となり、安定した加工精度を保持することができる。なお、プレート22,23の接着面のそれぞれに接着剤29を配置し、プレート22,23の双方に孔部30を設けても良い。
(実施の形態2)
図5(a)、(b)は、本発明の実施の形態2を示す。図5(a)で示す形態では、接着剤29の除去によって形成される孔部30の径をプレート22側の貫通孔26よりも幾分大径となるように形成して逃げ部を設けている。このような加工は、接着剤29の半硬化状態での接着剤29の除去を行うドリルと、プレート22の貫通孔26を形成するドリルとを交換することにより行うことができる。
図5(a)の形態における貫通孔26の径D2と接着剤29の孔部30の径D1との寸法関係は、D1≧D2となる。このような寸法関係とすることにより、接着剤29を本硬化する際の圧力が作用しても、大径の逃げ部により接着剤29が貫通孔26に流入することがなくなる。このため、接着剤29が導電性接触子3に付着することがなく、その作動不良や悪影響が発生することがない。
孔部30の径D1及び貫通孔26の径D2は、径D1が径D2の100%〜130%の範囲内となるように設定されると良好である。この寸法関係ついては、プレート22における隣接した貫通孔26のピッチや接着剤29を本硬化する際の接着剤29の流動性を加味して適宜設定される。
図5(b)に示す形態では、プレート22の貫通孔26における接着剤29側の端部26aの径と、接着剤29の孔部30の径とが略同等となっている。貫通孔26の端部26aは、これに続く貫通孔26の他の部分よりも幾分、大径に形成されるものであり、接着剤29の孔部30がこの貫通孔26の端部26aと略同等となることにより、接着剤29の孔部30は貫通孔26の他の部分よりも大径となっている。このような構造であっても、接着剤29の貫通孔26内への流入を防止することができる。このような図5(b)の形態では、接着剤29の除去を行うドリルによって貫通孔29の端部の孔部29aまでの加工を行うものである。
(実施の形態3)
図6(a)、(b)は、本発明の実施の形態3であり、接着剤29を除去することによって形成される孔部30の別の形態を示している。図6(a)の形態における孔部30は、プレート22の貫通孔26と略同じ径か、幾分大きな径となるように形成されている。これに加え、孔部30には、面取り31が施されることにより逃げ部が設けられている。逃げ部としての面取り31は、プレート22の貫通孔26から離れる方向に向かって径が漸増するテーパ面を形成することにより施されるものである。
かかる面取り31からなる逃げ部の形成は、テーパ面に相応した切削面を有したドリルを用いて接着剤29に対して加工を行うことにより可能である。このような面取り31からなる逃げ部を形成することにより、接着剤29が貫通孔26に流入することをさらに効果的に防止することが可能となる。
図6(b)に示す形態では、プレート22の貫通孔26における接着剤29側の端部26aに対し、接着剤29の孔部30の面取り31と連設したテーパ状の面取り26bが形成されている。このような図6(b)の形態においても、接着剤29の孔部30に面取り31からなる逃げ部が形成されているため、接着剤29が貫通孔26内に流入することを防止できるものである。
(実施の形態4)
図7は、本発明の実施の形態4におけるホルダの製造工程を示す。この実施の形態では、接着剤29として、エポキシ系熱硬化性樹脂が使用されるものであり、接着剤29はゲル或いはゾルの状態で剥離シート33の片面に積層されている。
図7(a)に示すように、剥離シート33への積層状態で、接着剤29をプレート22の片面の全面に重ね合わせ、剥離シート33の上から1〜3MPaの圧力を作用させた状態で120℃で1〜3分保持する。これにより、接着剤29が半硬化状態となってプレート22に仮接着される。従って、剥離シート33を剥がすことにより、同図(b)で示すように接着剤29がプレート22の全面に重ね合わせられた状態となる。
その後、接着剤29における貫通孔26との対応部位に対して、接着剤29の除去を行うことにより貫通孔26と略同じ径の孔部30を形成し、さらに孔部30を通じてプレート22に貫通孔26を形成する(同図(c)参照)。これらの孔部30及び貫通孔26の形成は、接着剤29が半硬化状態のときに行うものである。なお、この実施の形態では、貫通孔26がストレート孔となるように加工されるものである。また、孔部30の形成と貫通孔26の形成を連続的に行ってもよい。
同図(d)は、プレート23をプレート22に接着する工程を示す。この工程では、プレート23が接着剤29と接触するように積層するが、プレート23に形成されている貫通孔27とプレート22に形成されている貫通孔26とが連通するように両プレート22、23を相互に位置決めする。この位置決め状態で、矢印Pで示す方向への圧力(1〜3MPa)を作用させながら、180℃で15分保持する。これにより、接着剤29が本硬化してプレート22、23が本接着され、ホルダ21が作製される(同図(e)参照)。
なお、この実施の形態においても、接着剤29の除去によって形成される孔部30の径をプレート22側の貫通孔26の径よりも幾分大きくして逃げ部を形成しても良く、面取りからなる逃げ部を形成しても良い。また、貫通孔26,27のいずれか一方を段付孔としても良い。
(実施の形態5)
図8は、本発明の実施の形態5を示す。この実施の形態では、3枚のプレート22、22a、23を接着剤29により接着することによりホルダ41を作製するものである。接着剤29としては、エポキシ系熱硬化性樹脂が使用される。
プレート22、22aに対しては、実施の形態4と同様に、その片面の全面に接着剤29を配置し、接着剤29の半硬化状態で接着剤29を除去して孔部30を形成し、その後、接着剤29の半硬化状態で孔部30を通じて貫通孔26を貫通させる(図8(a)〜(c))。孔部30の形成及び貫通孔26の形成は、連続的に行っても良く、段階的に行っても良い。
図8(d)は、3枚のプレート22、22a、23を積層する工程を示す。この場合、プレート23には、貫通孔27があらかじめ貫通するように形成されている。プレートの積層においては、プレート22aにおける接着剤の非配置面をプレート22の接着剤配置面に重ね合わせ、プレート23における接着剤の非配置面をプレート22aの接着材配置面に重ね合わせる。また、重ね合わせに際しては、プレート22、22a、23の貫通孔26、27が相互に連通するように位置決めして行う。
以上の重ね合わせの後、実施の形態4と同様に、矢印Pで示す方向への圧力を作用させながら加熱し、この状態を一定時間保持する。これにより、接着剤29が本硬化して3枚のプレート22、22a、23が相互に接着されたホルダ41が作製される(同図(e)参照)。
なお、この実施の形態においても、接着剤29の除去によって形成される孔部30の径をプレート22側の貫通孔26の径よりも幾分大きくして逃げ部を設けて設けても良く、面取りからなる逃げ部を設けても良い。プレート22aの両面に積層されるプレート22,23のいずれか一方の貫通孔26,27を段付孔としても良い。
(実施の形態6)
図9は、本発明の実施の形態6を示す。この実施の形態においても、3枚のプレート22、23、23aを接着剤29により接着することによりホルダ45を作製するものである。
この実施の形態では、図9(b)で示すように、プレート22の両面の全面に接着剤29を配置するものである。接着剤としては、エポキシ系熱硬化性樹脂が使用される。
図9(a)で示すように、剥離シート33への積層状態の接着剤29をプレート22の両面から重ね合わせ、その後、実施の形態4と同様の条件で加圧加熱して接着剤29を半硬化状態とし、剥離シート33を剥がす。これにより、同図(b)に示すようにプレート22の両面の全面に接着剤29が配置された状態となる。
その後、図9(c)で示すように、両面の接着剤29を除去することによる孔部30を貫通孔26との対応位置に形成し、いずれか一方の孔部30を通じてプレート22に対して貫通孔26を形成する。この孔部30及び貫通孔26の形成は、接着剤29の半硬化状態で行う。
図9(d)は、接着剤29の半硬化状態に対して3枚のプレートを積層する工程を示し、プレート22を挟んだ状態でプレート22の両側からプレート23、23aを重ね合わせる。プレート23、23aはいずれも接着剤が配置されていないと共に、貫通孔27があらかじめ形成されている。これらのプレート23、23aは、その貫通孔27がプレート22の貫通孔26と連通するようにプレート22に対して位置決めされて重ね合わせられる。
この重ね合わせ状態で、実施の形態4と同様に、矢印Pで示す方向への圧力を作用させながら加熱し、この状態を一定時間保持する。これにより、接着剤29が本硬化して3枚のプレート23、22、23aが相互に接着されたホルダ45が作製される(図9(e)参照)。なお、この実施の形態においても、プレート22の両側に積層されるプレート23,23aの貫通孔27のいずれか一方を段付孔としても良い。
以上の実施の形態1〜6において、プレートの接着は、一のプレートにおける接着剤の配置面と、他のプレートにおける接着剤の非配置面とを重ね合わせて行うものであり、これにより、接着剤の使用量を節約することができるメリットがある。
(実施の形態7)
図10〜図12は、以上の実施の形態によって作製されたホルダを用いたプローブユニットの各例であり、符号51はホルダを示す。図10及び図11におけるホルダ51では、2枚のプレート22,23が接着剤29によって接着されており、図12におけるホルダ51では、3枚のプレート23,22,23aが接着剤29によって接着されている。これらのホルダ51には、上述した貫通孔が連通することによって形成された支持孔25が140〜1300μmの所定ピッチで設けられており、それぞれの支持孔25の内部に導電性接触子3が収容されている。
導電性接触子3は、一対の導電性の針状体4,5と、一対の針状体4,5の間に配置された導電性のコイルばね6とによって形成されている。コイルばね6は、一対の針状体4,5を連結することにより針状体4,5の導通を行うと共に針状体4,5がホルダ51の支持孔25から出没するように付勢するものである。これにより導電性接触子3がばね付勢構造となっており、針状体4,5の自由端が被検査体の電極や配線基板またはインターポーザーの電極に圧力を有して接触することが可能となっている。
図10において、一方のプレート22における非接着面(下面)には、支持プレート47が積層されている。この支持プレート47は、図13に示すと同様に、導電性接触子3の配置部位の周囲に配置されたねじ7を締め付けることにより、厚さ方向で隣接したプレート22と結合している。このような構造においても、プレート22及び23が接着剤29によって略全面で接着されているため、この部分で強度を有しており、反りが発生することがなくなる。
図11及び図12においては、配線基板またはインターポーザー8が積層状態で配置されており、この配線基板またはインターポーザー8の電極に一方の針状体5が接触するものである。
以上の構造においても、接着剤29によって複数のプレートが強固に貼り付けられるため、プレートに反りが発生することがない。このため、薄い板厚のプレートを使用することができ、貫通孔形成加工における位置精度が向上し、安定した加工精度を維持することができる。
なお、以上の実施の形態では、接着剤として熱硬化性樹脂を用いているが、接着剤はプレートの種類に応じて適宜変更することができ、例えば、プレートが金属の場合には、ロウ材を使用することが好ましい。また、プレートへの貫通孔の形成は、ドリル以外の他の手段を用いることができ、例えば、レーザ光等による光エネルギ切削によって形成しても良い。
本発明の製造法による導電性接触子のホルダは、プローブユニットを始めとして、半導体ウエハ、半導体チップ、液晶ディスプレイ基板、プリント配線基板等の被検査体に対して電気的検査を行う検査装置への用途を有している。
本発明の実施の形態1における接着剤の配置状態を示す断面図である。 実施の形態1における孔部の形成状態を示す断面図である。 実施の形態1における貫通孔形成状態を示す断面図である。 実施の形態1におけるプレートが積層されたホルダを示す断面図である。 実施の形態2の断面図である。 実施の形態3の断面図である。 (a)〜(e)は実施の形態4の製造工程を示す断面図である。 (a)〜(e)は実施の形態5の製造工程を示す断面図である。 (a)〜(e)は実施の形態6の製造工程を示す断面図である。 本発明の製造法によるホルダが組み込まれたプローブユニットの一例の断面図である。 本発明の製造法によるホルダが組み込まれたプローブユニットの別例の断面図である。 本発明の製造法によるホルダが組み込まれたプローブユニットのさらに別例の断面図である。 プローブユニットの一例の斜視図である。 (a)、(b)はプローブユニットにおけるホルダ内部を示す断面図である。 (a)〜(c)はホルダのねじ固定を示す断面図である。 ホルダのプレートに反りが発生した状態を示す断面図である。 ホルダのプレートに反りが発生した状態を示す断面図である。
1 プローブユニット
、21、41、45、51 ホルダ
2a、2b、2c、22、22a、23、23a プレート
3 導電性接触子
4,5 針状体
6 コイルばね
7 ねじ
8 インターポーザー
9、26、27 貫通孔
10、25 支持孔
11 雌ねじ部
12 雄ねじ
13、14 ナット
26a 端部
29 接着剤
29a、30 孔部
31 面取り
33 剥離シート
47 支持プレート

Claims (2)

  1. 複数の貫通孔が連通するように2以上の絶縁性のプレートが積層状態で接着剤によって接着されることにより、ばね付勢構造の導電性接触子を出没自在に収容するための複数の支持孔が厚さ方向に貫通したホルダを製造する方法であって、
    一のプレートの少なくとも一方の面の全面に対して接着剤を配置する接着剤配置工程と、
    前記接着剤半硬化状態の際に、前記接着剤が配置された前記一のプレートの貫通孔形成予定部位に対応する位置から接着剤を除去して孔部を形成する接着剤除去工程と、
    接着剤の半硬化状態で一のプレートに対し、前記接着剤の除去部分である前記孔部を通じて貫通孔を形成する貫通孔形成工程と、
    貫通孔が形成された他のプレートの貫通孔を貫通孔が相互に連通するように前記一のプレートの貫通孔に位置合わせして前記一のプレートの接着剤の配置面と他のプレートの接着剤の非配置面とを重ね合わせた後、接着剤を本硬化してプレートを相互に接着する接着工程と、
    を備えていることを特徴とする導電性接触子のホルダの製造方法。
  2. 前記接着剤除去工程と貫通孔形成工程とを連続的に行うことを特徴とする請求項1記載の導電接触子のホルダの製造方法。
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