JP4431004B2 - 多方向キー構造及び携帯端末装置 - Google Patents

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Description

本発明は、キートップ部材に複数の押圧式スイッチのそれぞれに対向する複数の押し子が配置された多方向キー構造、及びこのような多方向キー構造を備える携帯端末装置に関するものである。
従来において、携帯電話機等の携帯端末装置の操作部に用いられるようなキーとして、単一のキートップ部材の複数の位置のいずれかの位置を押下するだけで、後述するような複数の操作方向のいずれかの操作方向を指定する操作を行なうことができる多方向キーがあった(例えば、特許文献1及び特許文献2)。
図7は、従来の折畳み型携帯電話機の下側筐体4を分解した状態を示す図である。この下側筐体4は、上側ケース6、キーシート8、基板10、下側ケース12及びバッテリー用蓋14を備えて構成されるようになっていた。上側ケース6、キーシート8、基板10、下側ケース12及びバッテリー用蓋14のそれぞれは、互いに略平行な姿勢で組合わされるようになっていた。
このような下側筐体4には、折畳み型携帯電話機を操作するための操作部16が設けられており、この操作部16は、フックオフキー15やフックオンキー17、テンキー18(10key)、及び多方向キー20等を備えるように構成されていた。
図8に示すように、フックオフキー15やフックオンキー17、テンキー18等のそれぞれのキーのキートップ部材22、及び多方向キー20のキートップ部材24は、柔軟なシリコンゴム材質等のキーシート8における表面8aの所定の位置に貼り付けられるようになっていた。多方向キー20のキートップ部材24は、そのキーシート8に貼り付けられている側の押圧面24a(図11参照)の全領域がキーシート8に貼り付けられるようになっていた。
図7に示すように、キーシート8が上側ケース6に組合わされると、多方向キー20のキートップ部材24は、キーシート8に貼り付けられている側の押圧面24a(図11参照)とは反対側の露出面24bが、図7に示す上側ケース6の操作面6aに形成された多方向キー用孔6bから外部に露出するようになっていた。
また、図8に示すキーシートを裏返して示した図9に示すように、キーシート8の表面8aとは反対側の裏面8bには、表面8aにおけるテンキー18等のそれぞれのキートップ部材22に対応するような位置に、突起状の押し子26が形成されていた。
また、キーシート8の裏面8bには、表面8aの多方向キー20のキートップ部材24の平面方向の領域内であって、後述の操作方向に対応するような位置に、押し子26と同じ形状の押し子28a,28b,28c,28dが形成されていた。押し子28a,28b,28c,28dのそれぞれは、同じ高さを有するようになっていた。
上側ケース6、キーシート8、基板10、下側ケース12及びバッテリー用蓋14の全てが組合された状態の下側筐体4を示す図10に示すように、上側ケース6の操作面6aは、下側筐体4の長さ方向及び幅方向を含むような面と平行になっており、多方向キー20は、この操作面6aに沿って上下左右の4つの操作方向が設定されるようになっていた。
したがって、この多方向キー20により操作方向を指定する操作を行なうときには、そのキートップ部材24の露出面24bに対し、上下左右のいずれかの操作方向寄りの周縁部の近傍の位置を指先で押下するようになっていた。
そして、多方向キー20のキートップ部材24に対して、上側、下側、左側又は右側のいずれかの操作方向に対応する位置を押下すると、その操作方向に対応して、キートップ部材24の裏側の押し子28a,28b,28c,28dのいずれかが、図10中の紙面裏側にある不図示の基板10側に押し下げられるようになっていた。
図10において基板10は図示されていないが、この基板10には、タクトスイッチ30a,30b,30c,30d(図11参照)が設けられていて、このタクトスイッチ30a,30b,30c,30dの平面方向の位置は、図10に示すように、キーシート8の押し子28a,28b,28c,28dと重なるように配置されていた。
また、図11は、図10におけるA−A線矢視の拡大断面図であるため、押し子28c及びタクトスイッチ30cが図示されないが、この図11に示すように、タクトスイッチ30a,30b,30c,30dは、基板10のキーシート8側の面に設けられており、押し子28a,28b,28c,28dのそれぞれに対向するようになっていた。
したがって、折畳み型携帯電話機は、その多方向キー20の構造だけに着目すると、上下左右の4つの操作方向に対応するタクトスイッチ30a,30b,30c,30dが基板10上に配設され、キートップ部材24の押圧面24aに、上記タクトスイッチのそれぞれに対向する押し子28a,28b,28c,28dの背面が、キーシート8を介して固定されているような構造になっていた。
ここで、タクトスイッチ30a,30b,30c,30dは、押し子28a、28b、28c、28dが、図11中の下側方向に、所定の長さだけ押し下げられたときに、電気的に導通するようになっている押圧式スイッチである。
タクトスイッチ30aに着目すると、このタクトスイッチ30aは、椀状のメタルドーム36aと、電極40a,42aを備えて構成されるようになっていた。基板10には、キーシート8側にスイッチシート38が貼り付けられ、このスイッチシート38と一定の隙間を有するように、スイッチシート34が配置されている。そして、電極40a,42aのそれぞれは、互いに対向するように、スイッチシート38,34のそれぞれに固定されるようになっていた。
そして、メタルドーム36aは、スイッチシート34における電極42aの裏側の位置に、押さえシート32により固定されて、キーシート8の押し子28aと対向するようになっていた。
タクトスイッチ30aは、このような構造になっていることにより、メタルドーム36aが押し子28aにより押し下げられると、電極40aと電極42aが互いに接触して電気的に導通するようになっていた。
また、タクトスイッチ30aは、押し子28aからの荷重が除去されると、メタルドーム36aが、その反発力により、押し子28aを図11中の上側方向に押し戻すと共に、電極40aと電極42aを離隔させて電気的導通を切断するようになっていた。他のタクトスイッチ30b,30c,30dも同様に構成され、動作するようになっていた。
また、図8に示すように、キートップ部材24の周縁部には、その平面方向の外側に張り出すフランジ24cが形成されるようになっていた。図10に示すように、キートップ部材24の露出面24bが、多方向キー用孔6bから外部に露出している状態において、フランジ24cは、上側ケース6の内壁に引っ掛かるようになっている。
そして、このキートップ部材24の露出面24bにおける周縁部の近傍であって、いずれかの操作方向寄りの位置を押下したときには、その操作方向と反対側の周縁部の部分が持ち上がっても、フランジ24cが上側ケース6の内壁に引っ掛かることにより、そのキートップ部材24の操作方向と反対側の周縁部の部分が上側ケース6から飛出してしまうことを防止するようになっていた(図11参照)。
また、折畳み型携帯電話機は、このようなキートップ部材24のように、その周縁部の全周囲にフランジ24cを形成するのではなく、図12及び図13に示すように、キートップ部材24の周縁部の周囲の一部分だけに、フランジ24cと同様の役割をする突出部24d,24eを形成するような場合があった。
特開2001−251401号公報 登録実用新案第3060240号公報
しかしながら、上記のようなキートップ部材24の突出部24d,24eは、図13に示すように、上側と下側の操作方向に対応する押し子28a,28bを通るような仮想の直線「L」の延長上に形成したとすると、多方向キー20を操作して操作方向を上側又は下側に指定する場合と、操作方向を左側又は右側に指定する場合とでは、以下のような理由により、多方向キー20を押下するのに必要な荷重が異なってしまう。
すなわち、キートップ部材24において、上側と下側の操作方向に対応する押し子28a,28bを通る直線「L」の延長上に、突出部24d,24eを形成したとすると、図13における、キートップ部材24の露出面24bにおける下側寄りの位置を押下したときには、図14に示すように、図中左側(図13中上側)の操作方向に対応する突出部24dが上側ケース6の内壁に引掛かって支点(図中、点P)となるため、押し子28bがタクトスイッチ30bを押下するだけでなく、押し子28c,28dのそれぞれがタクトスイッチ30c,30dを押下するようになっていた。
また、図示しないが、キートップ部材24の露出面24bにおける、図13中下側寄りの位置とは反対側の上側寄りの位置を押下した場合も同様に、押し子28aがタクトスイッチ30aを押下するだけでなく、突出部24eが支点になって、押し子28c,28dのそれぞれもタクトスイッチ30c,30dを押下するようになっていた。
これに対して、上側又は下側の操作方向から、90°変位する左側又は右側の操作方向を指示する操作を行なうような場合、すなわち、図13における、キートップ部材24の露出面24bにおける右側寄りの位置を押下した場合には、図15に示すように、押し子28dがタクトスイッチ30dを押下するだけであって、押し子28d以外の押し子28a,28b,28cのそれぞれは、対応するタクトスイッチ30a,30b,30cを押下することはない。
また、図13における、キートップ部材24の露出面24bにおける左側寄りの位置を押下した場合も同様に、押し子28cがタクトスイッチ30cを押下するだけであって、押し子28c以外の押し子28a,28b,28dのそれぞれは、対応するタクトスイッチ30a,30b,30dを押下することがない。
このため、図13に示すように、キートップ部材24において、その上側と下側の操作方向に対応する押し子28a,28bを通る直線「L」の延長上に、筐体の内壁に引っ掛けるための突出部24d,24eを形成したとすると、キートップ部材24を押下する際の荷重が操作方向により異なり、誤操作を招くという問題があった。
また、キートップ部材24において、上側と下側の操作方向に対応する押し子28a,28bを通る直線「L」の延長上に、筐体の内壁に引っ掛けるための突出部24d,24eを形成したような場合と同様に、図示しないが、左側及び右側の操作方向に対応する押し子28c,28dを通る直線の延長上のみに、突出部24d,24eを形成したとすると、やはりキートップ部材24を押下する際の荷重が操作方向により異なり、誤操作を招くという問題があった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、多方向キーのキートップ部材を筐体の内壁に引っ掛けるための突出部が、このキートップ部材の周縁部の外側に、一の操作方向、及びこの一の操作方向と反対向きの操作方向のそれぞれに対応する2つの押し子を通る直線の両方向の延長上に突出するように形成された場合でも、いずれの操作方向に対してもほぼ同じ荷重で押下することができるようにして、誤操作を防止することができるようにした多方向キー構造、及びこのような多方向キー構造を備える携帯端末装置を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明は、
筐体の長さ方向及び幅方向を含む面に沿って操作方向が設定され、
互いの相対位置が前記操作方向に対応するように筐体の内部に配設された複数の押圧式スイッチと、
露出面が前記筐体の長さ方向及び幅方向を含む面に設けられた開口部から外側に露出する状態で保持され、この露出面とは反対面となる押圧面に、前記複数の押圧式スイッチのそれぞれに対向する複数の押し子が配置されたキートップ部材とを備え、
前記キートップ部材の露出面における周縁部の近傍であっていずれかの操作方向寄りの位置を押下すると、この操作方向に対応する押し子として押下位置の反対面の押し子がこれに対向する押圧スイッチを押下するようになっている多方向キー構造であって、
前記キートップ部材は、その周縁部の外側に、前記操作方向の中のいずれか一の操作方向及びこの一の操作方向と反対向きの操作方向のそれぞれに対応する2つの押し子を通る直線の両方向の延長上に突出する突出部が形成されて、この突出部が当該キートップ部材を前記筐体に保持したときに当該筐体の内壁に引っ掛かるようになっており、
前記複数の押し子における前記押圧式スイッチに対向する方向の高さは、前記一の操作方向及びこの一の操作方向と反対向きの操作方向に対応する2つの押し子よりも、この2つの押し子を除く他の押し子の方が低くなっていることを特徴とするものである。
また、本発明による多方向キー構造は、前記操作方向は、略90°の間隔で4方向が設定されていてもよい。
また、本発明による多方向キー構造は、
前記複数の押し子のそれぞれが、いずれの押圧スイッチも押下していない状態において、
前記一の操作方向及びこの一の操作方向と反対向きの操作方向に対応する2つの押し子は、それぞれ対向する押圧スイッチに当接した状態で保たれると共に、この2つの押し子を除く他の押し子はそれぞれ対向する押圧スイッチに当接していない状態で保たれるようになっていてもよい。
また、本発明による多方向キー構造は、前記一の操作方向及びこの一の操作方向と反対向きの操作方向に対応する2つの押し子の高さに対し、前記他の押し子は、前記押圧スイッチの非押下状態から押し切った状態までのストローク長さの半分の長さ分短いようになっていてもよい。
また、本発明による多方向キー構造は、前記突出部は、前記筐体の前記開口部の周縁部における所定以上の強度を有する部分に引っ掛かるようになっていてもよい。
また、上記課題を解決するために本発明は、
筐体の長さ方向及び幅方向を含む面に沿って操作方向が設定され、
互いの相対位置が前記操作方向に対応するように筐体の内部に配設された複数の押圧式スイッチと、
露出面が前記筐体の長さ方向及び幅方向を含む面に設けられた開口部から外側に露出する状態で保持され、この露出面とは反対面となる押圧面に、前記複数の押圧式スイッチのそれぞれに対向する複数の押し子が配置されたキートップ部材とを備え、
前記キートップ部材の露出面における周縁部の近傍であっていずれかの操作方向寄りの位置を押下すると、この操作方向に対応する押し子として押下位置の反対面の押し子がこれに対向する押圧スイッチを押下するようになっている多方向キー構造であって、
前記キートップ部材は、その周縁部の外側に、前記操作方向の中のいずれか一の操作方向及びこの一の操作方向と反対向きの操作方向のそれぞれに対応する2つの押し子を通る直線の延長上であって一の操作方向側に突出する突出部が形成されて、この突出部が当該キートップ部材を前記筐体に保持したときに当該筐体の内壁に引っ掛かるようになっており、
前記複数の押し子における前記押圧式スイッチに対向する方向の高さが、前記一の操作方向と反対向きの操作方向に対応する押し子よりも、この押し子を除く他の押し子が低くなっていることにより、一の操作方向と反対向きの操作方向に対応する押し子が対向する押圧式スイッチを押下した状態のときに、他の押し子がそれぞれに対向する押圧式スイッチを押下しないようになっていることを特徴とするものである。
また、上記課題を解決するために本発明は、
筐体の長さ方向及び幅方向を含む面に沿って操作方向が設定され、
互いの相対位置が前記操作方向に対応するように筐体の内部に配設された複数の押圧式スイッチと、
露出面が前記筐体の長さ方向及び幅方向を含む面に設けられた開口部から外側に露出する状態で保持され、この露出面とは反対面となる押圧面に、前記複数の押圧式スイッチのそれぞれに対向する複数の押し子が配置されたキートップ部材とを有し、
前記キートップ部材の露出面における周縁部の近傍であっていずれかの操作方向寄りの位置を押下すると、この操作方向に対応する押し子として押下位置の反対面の押し子がこれに対向する押圧スイッチを押下するようになっている多方向キー構造を備える携帯端末装置であって、
前記キートップ部材は、その周縁部の外側に、前記操作方向の中のいずれか一の操作方向及びこの一の操作方向と反対向きの操作方向のそれぞれに対応する2つの押し子を通る直線の両方向の延長上に突出する突出部が形成されて、この突出部が当該キートップ部材を前記筐体に保持したときに当該筐体の内壁に引っ掛かるようになっており、
前記複数の押し子における前記押圧式スイッチに対向する方向の高さは、前記一の操作方向及びこの一の操作方向と反対向きの操作方向に対応する2つの押し子よりも、この2つの押し子を除く他の押し子の方が低くなっていることを特徴とするものである。
また、上記課題を解決するために本発明は、
筐体の長さ方向及び幅方向を含む面に沿って操作方向が設定され、
互いの相対位置が前記操作方向に対応するように筐体の内部に配設された複数の押圧式スイッチと、
露出面が前記筐体の長さ方向及び幅方向を含む面に設けられた開口部から外側に露出する状態で保持され、この露出面とは反対面となる押圧面に、前記複数の押圧式スイッチのそれぞれに対向する複数の押し子が配置されたキートップ部材とを有し、
前記キートップ部材の露出面における周縁部の近傍であっていずれかの操作方向寄りの位置を押下すると、この操作方向に対応する押し子として押下位置の反対面の押し子がこれに対向する押圧スイッチを押下するようになっている多方向キー構造を備える携帯端末装置であって、
前記キートップ部材は、その周縁部の外側に、前記操作方向の中のいずれか一の操作方向及びこの一の操作方向と反対向きの操作方向のそれぞれに対応する2つの押し子を通る直線の延長上であって一の操作方向側に突出する突出部が形成されて、この突出部が当該キートップ部材を前記筐体に保持したときに当該筐体の内壁に引っ掛かるようになっており、
前記複数の押し子における前記押圧式スイッチに対向する方向の高さは、前記一の操作方向と反対向きの操作方向に対応する押し子よりも、この押し子を除く他の押し子が低くなっていることにより、一の操作方向と反対向きの操作方向に対応する押し子が対向する押圧式スイッチを押下した状態のときに、他の押し子がそれぞれに対向する押圧式スイッチを押下しないようになっていることを特徴とするものである。
このような本発明の多方向キー構造、及びこのような多方向キー構造を備える携帯端末装置によれば、多方向キーのキートップ部材を筐体の内壁に引っ掛けるための突出部が、このキートップ部材の周縁部の外側に、一の操作方向、及びこの一の操作方向と反対向きの操作方向のそれぞれに対応する2つの押し子を通る直線の両方向の延長上に突出するように形成された場合に、いずれの操作方向に対しても同じ荷重で押下することができるようにすることにより、誤操作を防止することができる。
以下、本発明に係る多方向キー構造及び携帯端末装置の実施の形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
図1ないし図5は、本発明の多方向キー構造及び携帯端末装置の一実施の形態に係る折畳み型携帯電話機(携帯端末装置に相当)について説明するために参照する図である。これらの図に示す折畳み型携帯電話機は、従来の折り畳み型携帯電話機と同様の部分には同じ符号を付して説明し、従来と同様の構成についての重複する説明は省略するものとする。
図1に示すように、本実施の形態に係る折畳み型携帯電話機の下側筐体51は、従来の折畳み型携帯電話機の下側筐体4における上側ケース6及びキーシート8に代えて、上側ケース52及びキーシート53を備えて構成されるようになっている。
この下側筐体51のキーシート53には、図2に示すように、多方向キー48の近傍で、その幅方向の一方の端部寄りの位置にファンクションキー54a,54bが設けられ、他方の端部寄りの位置にファンクションキー54c,54dが設けられている。
このため、多方向キー48は、ファンクションキー54a,54bと、ファンクションキー54c,54dとの間に位置するようになっており、このファンクションキー54a,54b,54c,54dのそれぞれが、多方向キー48の両側に隣り合うようになっている。
このように、多方向キー48の両側に、ファンクションキー54a,54b,54c,54dが隣り合うようにして設けられていることに対応して、図1に示すように、上側ケース52には、特殊キー用孔52b(開口部に相当)が形成され、多方向キー48とファンクションキー54a,54b,54c,54dは、この1つの特殊キー用孔52bを貫いて上側ケース52の外部に露出するようになっている。
また、図2に示すように、ファンクションキー54aと54bの間が離れていることと、ファンクションキー54cと54dの間が離れていることに対応して、図1に示す上側ケース52の特殊キー用孔52bには、下側筐体51の長さ方向に平行な両辺の中間の位置に、下側筐体51の幅方向の内側を向いて突出するような凸部57a,57bが形成されている。
また、図3に示すように、キーシート53の裏面53bには、押し子58a,58b,58c,58dが、従来の折畳み型携帯端末装置のキーシート8における押し子28a,28b,28c,28dと同様の位置に形成されている(図9参照)。そして、図3に示す押し子58c,58dは、その突出方向の高さが、押し子58a,58bよりも低く形成されている。
また、図4に示すように、多方向キー48のキートップ部材24は、その突出部24d,24eが、押し子58aと58bとを結んだ直線「L」の両側の延長上に形成されている。このため、突出部24d,24eは、凸部57a,57bのように、下側筐体51の厚さ方向の荷重に対して強度的に弱くなっている部分に引っ掛かるのではなく、特殊キー用孔52bの上側及び下側における上側ケース52の幅方向に伸びる周縁部のように、所定以上の強度を有する部分の内壁に引っ掛かるようになっている。
このように、多方向キー48は、押し子58c,58dの高さが、押し子58a,58bよりも低く形成されていると共に、突出部24d,24eが、押し子58aと押し子28bとを結んだ直線「L」の両側の延長上に形成されているため、図4における多方向キー48のキートップ部材24の下側寄りの押し子58bの位置を押下したような場合に、図5に示すように、押し子58bがタクトスイッチ30bを押下するだけであって、押し子58c,58dのそれぞれが、タクトスイッチ30c,30dを押下することがないようになっている。
また、押し子58c,58dの高さは、押し子58a,58bよりも低く形成されているため、図4における多方向キー48のキートップ部材24における左側寄りの位置、又は右側よりの位置を押下したような場合には、押し子58c,58dのそれぞれがタクトスイッチ30c,30dを押下するときのストローク長さが、押し子58a,58bのストローク長さに対してほぼ2倍になっている。
このように、押し子58c,58dのそれぞれがタクトスイッチ30c,30dを押下するときのストローク長さが、押し子58a,58bのストローク長さに対してほぼ2倍になっているような構成について、さらに詳細に説明する。図5に示すように、キートップ部材24の押し子58bに対応する位置を押下した場合においては、キートップ部材24全体が、その突出部24dを支点として、押圧面24aが傾斜して角度を有するようなテコの動作を行なうようになる。
図示しないが、通常、キートップ部材24を全く押下していない状態では、押し子58aと58bのそれぞれは、メタルドーム36a及び36bの頂点に当接していて、かつ、このメタルドーム36a及び36bを変形させていないようになっている。このような状態から、キートップ部材24の押し子58bの位置を押下すると、押し子58bはメタルドーム36bを押圧し、タクトスイッチ30bが完全に押し切られるところまでストロークする(図5に示す状態)。
ここで、押し子58d及び58cのそれぞれは、図4に示す直線Lの方向において、押し子58aと58bの中間に位置するため、図5に示すように、ユーザーの操作により押し子58bがストローク動作を行なうときには、これに連動してメタルドーム36d及び36cを押圧する方向にストロークする。
図4に示すように、操作面52aに平行な面で、押し子58aと58b、押し子58cと58dとが正方形若しくはひし形(互いの対角線が直交かつ等分し合う関係)に配列されている場合、作用点としての押し子58d及び58cは、その支点となる突出部24dからの直線Lの方向の距離が、図5に示すように、突出部24dと押し子58bとの距離の略半分となるため、押し子58bのストロークに連動してストロークするときの長さも略半分になる。
ここで、押し子58d及び58cのそれぞれの高さは、押し子58a及び58bよりも低くなっていて、この押し子58d及び58cのそれぞれが、押し子58bの押圧ストローク動作に連動してストローク動作を生じても、メタルドーム36d及び36cを押圧するには至らないように構成してあるため、ユーザーは、キートップ部材24の押し子58bに対応する位置を押下する操作の際に、押し子58bがメタルドーム36bを押圧するのに必要な荷重を加えるだけでよく、押し子58d及び58cがメタルドーム36d及び36cを押圧するのに必要な荷重は加える必要が無い。
よって、キートップ部材24に対し、押し子58bの位置を押下する際に、余計な荷重を加える必要はないため、突出部24dと24eを通るような直線L(図4参照)を支点としてストロークする押し子58d及び58cに対応する位置を押下した場合と同様に(図15参照)、図5に示すように、キートップ部材24における押し子58a又は58bに対応する位置を押下する場合には、この押し子58a又は58bがメタルドーム36a又は36bのいずれか1つ分を押圧する荷重だけで済むため、ユーザーの操作感は、操作方向によらないでほぼ均等になる。
なお、好ましくは、押し子58aと58b、押し子58cと58dとが、図4に示すように、正方形若しくはひし形(互いの対角線が直交かつ等分し合う関係)に配列されている場合には、図示しないが(図5参照)、押し子58cと58dのそれぞれとメタルドーム36c及び36dとの間隔が、押し子58aと58bがタクトスイッチ36a及び36bを押し切るのに必要なストロークの半分の距離だけ離れておくようにする。このようになっていれば、押し子58c及び58dに、押し子58a又は58bと連動するストローク動作が生じても、押し子58c及び58dはメタルドーム36c及び36dを押圧しない。
つまり、押し子58d及び58cの高さが、押し子58aと58bに対応するメタルドーム36a及び36bの押圧ストロークの略半分の距離だけ低くなるようにすれば、この押し子58d及び58cは、キートップ部材24における押し子58bに対応する位置が押下されて、この押し子58bがストローク動作するときに、連動してストローク動作しても、メタルドーム36d及び36cに当接しないようにすることができると共に、キートップ部材24における押し子58d又は58cに対応する位置を押下した際に、この押し子58d又は58cがメタルドーム36d又は36cを押圧しないことによりメタルドーム36d又は36cからの反力を受けないような区間が極力短くなるため好ましい。
このような本実施の形態に係る、多方向キー48を備える折畳み型携帯電話機によれば、図4に示す多方向キー48のキートップ部材24のように、上側ケース52の内壁に引っ掛けるための突出部24d,24eが、このキートップ部材24の周縁部の外側に、上側及び下側の操作方向のそれぞれに対応する2つの押し子58a,58bを通る直線「L」の両方向の延長上にのみ突出するように形成された場合でも、いずれの操作方向に対してもほぼ同じ荷重で押下することができるようになり、誤操作を防止することができる。
また、多方向キー48のキートップ部材24は、その突出部24d,24eが、押し子58a,58bを通る直線「L」の両方向の延長上にのみ突出するように形成されているため、多方向キー48に対して下側筐体51の幅方向の両側に設けられるファンクションキー54a,54b,54c,54dを、多方向キー48と隣り合うような位置まで近接させて配置することができる。
また、多方向キー48のキートップ部材24は、その突出部24d,24eが、上側ケース6における所定以上の強度を有する部分に引っ掛かるようになっているため、ファンクションキー54a,54b,54c,54dが、多方向キー48と隣り合うように配置されても、この多方向キー48の構造上の強度が低下しないようにすることができる。
なお、本実施の形態では、図5に示すように、タクトスイッチ30a,30b,30c,30dとして、その電極42a,42b,42c,42dが、メタルドーム36a,36b,36c,36dに直接固定されずに、このメタルドームとは別個のスイッチシート34に固定されているような別個型のものが用いられているが、このような別個型のものに代えて、図6に示すように、電極42a,42b,42c,42dが、メタルドーム36a,36b,36c,36dの内側に直接固定されているような一体型のものが用いられるようになっていてもよい。
また、本実施の形態においては、多方向キー48のキートップ部材24に、2つの突出部24d,24eを形成して、押し子58c,58dの高さが押し子58a,58bよりも低く形成されるようになっていたが、突出部24dだけを形成して突出部24eを形成しないようにすると共に、押し子58aが、押し子58c,58dと同様に低く形成されるようになっていてもよい。
また、本実施の形態においては、操作方向が上下左右の4方向である多方向キーに対して本発明を適用した場合について説明したが、操作方向が4つ以上の多方向キーに対しても本発明を適用することができる。
また、本実施の形態においては、本発明を多方向キーを備える折り畳み型携帯電話機に適用した場合について説明したが、折り畳み型携帯電話機以外の他の携帯端末装置であって、本実施の形態に係る多方向キーと同様の多方向キーを備えているものに対しても、本発明を適用することができることはいうまでもない。
また、本発明を適用することができる多方向キーは、表示画面等を見ながら、項目指定用のカーソル等の移動方向を指定するためのカーソル指示用多方向キーに限定されるものではなく、単一のキートップに対し、その複数の所定の位置の中のいずれかを押下することにより、キートップが押下した方向に傾斜するようなキーであれば、本発明を適用することができることはいうまでもない。
本発明の一実施の形態に係る折畳み型携帯電話機の下側筐体51を示す斜視図である。 図1に示すキーシート53の斜視図である。 図2に示すキーシート53を裏側から見たときの斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る折畳み型携帯電話機の下側筐体51を示す部分拡大平面図である。 図4に示す下側筐体51のD−D線矢視の拡大断面図であって、タクトスイッチ30a,30b,30c,30dの構造が、電極42a,42b,42c,42dがメタルドーム36a,36b,36c,36dに直接固定されないような別個型になっている場合を示す図である。 図4に示す下側筐体51のD−D線矢視の拡大断面図であって、タクトスイッチ30a,30b,30c,30dの構造が、電極42a,42b,42c,42dがメタルドーム36a,36b,36c,36d内側に直接固定されているような一体型になっている場合を示す図である。 従来の折畳み型携帯電話機の下側筐体4を示す斜視図である。 図7に示すキーシート8の斜視図である。 図8に示すキーシート8を裏側から見たときの斜視図である。 従来の折畳み型携帯電話機の下側筐体4を示す平面図である。 図10に示す下側筐体4のA−A線矢視の拡大断面図である。 従来の折畳み型携帯電話機の下側筐体4を示す部分平面図である。 従来の折畳み型携帯電話機の下側筐体4を示す部分平面図である。 図13に示す下側筐体4のB−B線矢視の拡大断面図である。 図13に示す下側筐体4のC−C線矢視の拡大断面図である。
符号の説明
4 下側筐体
6 上側ケース
6a 操作面
6b 多方向キー用孔
8 キーシート
8a 表面
8b 裏面
10 基板
12 下側ケース
14 バッテリー用蓋
16 操作部
18 テンキー
20 多方向キー
22,24 キートップ部材
24a 押圧面
24b 露出面
24c フランジ
24d,24e 突出部
26,28a,28b,28c,28d 押し子
30a,30b,30c,30d タクトスイッチ
32 押さえシート
34 スイッチシート
36a,36b,36c,36d メタルドーム
38 スイッチシート
40a,40b,40c,40d,42a,42b,42c,42d 電極
48 多方向キー
51 下側筐体
52 上側ケース
52b 特殊キー用孔
53 キーシート
53a 表面
53b 裏面
54a,54b,54c,54d ファンクションキー
57a,57b 凸部
58a,58b,58c,58d 押し子

Claims (8)

  1. 筐体の長さ方向及び幅方向を含む面に沿って操作方向が設定され、
    互いの相対位置が前記操作方向に対応するように筐体の内部に配設された複数の押圧式スイッチと、
    露出面が前記筐体の長さ方向及び幅方向を含む面に設けられた開口部から外側に露出する状態で保持され、この露出面とは反対面となる押圧面に、前記複数の押圧式スイッチのそれぞれに対向する複数の押し子が配置されたキートップ部材とを備え、
    前記キートップ部材の露出面における周縁部の近傍であっていずれかの操作方向寄りの位置を押下すると、この操作方向に対応する押し子として押下位置の反対面の押し子がこれに対向する押圧スイッチを押下するようになっている多方向キー構造であって、
    前記キートップ部材は、その周縁部の外側に、前記操作方向の中のいずれか一の操作方向及びこの一の操作方向と反対向きの操作方向のそれぞれに対応する2つの押し子を通る直線の両方向の延長上に突出する突出部が形成されて、この突出部が当該キートップ部材を前記筐体に保持したときに当該筐体の内壁に引っ掛かるようになっており、
    前記複数の押し子における前記押圧式スイッチに対向する方向の高さは、前記一の操作方向及びこの一の操作方向と反対向きの操作方向に対応する2つの押し子よりも、この2つの押し子を除く他の押し子の方が低くなっていることを特徴とする多方向キー構造。
  2. 前記操作方向は、略90°の間隔で4方向が設定されていることを特徴とする請求項1に記載の多方向キー構造。
  3. 前記複数の押し子のそれぞれが、いずれの押圧スイッチも押下していない状態において、
    前記一の操作方向及びこの一の操作方向と反対向きの操作方向に対応する2つの押し子は、それぞれ対向する押圧スイッチに当接した状態で保たれると共に、この2つの押し子を除く他の押し子はそれぞれ対向する押圧スイッチに当接していない状態で保たれることを特徴とする請求項1又は2に記載の多方向キー構造。
  4. 前記一の操作方向及びこの一の操作方向と反対向きの操作方向に対応する2つの押し子の高さに対し、前記他の押し子は、前記押圧スイッチの非押下状態から押し切った状態までのストローク長さの半分の長さ分短いことを特徴とする請求項3に記載の多方向キー構造。
  5. 前記突出部は、前記筐体の前記開口部の周縁部における所定以上の強度を有する部分に引っ掛かるようになっていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一に記載の多方向キー構造。
  6. 筐体の長さ方向及び幅方向を含む面に沿って操作方向が設定され、
    互いの相対位置が前記操作方向に対応するように筐体の内部に配設された複数の押圧式スイッチと、
    露出面が前記筐体の長さ方向及び幅方向を含む面に設けられた開口部から外側に露出する状態で保持され、この露出面とは反対面となる押圧面に、前記複数の押圧式スイッチのそれぞれに対向する複数の押し子が配置されたキートップ部材とを備え、
    前記キートップ部材の露出面における周縁部の近傍であっていずれかの操作方向寄りの位置を押下すると、この操作方向に対応する押し子として押下位置の反対面の押し子がこれに対向する押圧スイッチを押下するようになっている多方向キー構造であって、
    前記キートップ部材は、その周縁部の外側に、前記操作方向の中のいずれか一の操作方向及びこの一の操作方向と反対向きの操作方向のそれぞれに対応する2つの押し子を通る直線の延長上であって一の操作方向側に突出する突出部が形成されて、この突出部が当該キートップ部材を前記筐体に保持したときに当該筐体の内壁に引っ掛かるようになっており、
    前記複数の押し子における前記押圧式スイッチに対向する方向の高さが、前記一の操作方向と反対向きの操作方向に対応する押し子よりも、この押し子を除く他の押し子が低くなっていることにより、一の操作方向と反対向きの操作方向に対応する押し子が対向する押圧式スイッチを押下した状態のときに、他の押し子がそれぞれに対向する押圧式スイッチを押下しないようになっていることを特徴とする多方向キー構造。
  7. 筐体の長さ方向及び幅方向を含む面に沿って操作方向が設定され、
    互いの相対位置が前記操作方向に対応するように筐体の内部に配設された複数の押圧式スイッチと、
    露出面が前記筐体の長さ方向及び幅方向を含む面に設けられた開口部から外側に露出する状態で保持され、この露出面とは反対面となる押圧面に、前記複数の押圧式スイッチのそれぞれに対向する複数の押し子が配置されたキートップ部材とを有し、
    前記キートップ部材の露出面における周縁部の近傍であっていずれかの操作方向寄りの位置を押下すると、この操作方向に対応する押し子として押下位置の反対面の押し子がこれに対向する押圧スイッチを押下するようになっている多方向キー構造を備える携帯端末装置であって、
    前記キートップ部材は、その周縁部の外側に、前記操作方向の中のいずれか一の操作方向及びこの一の操作方向と反対向きの操作方向のそれぞれに対応する2つの押し子を通る直線の両方向の延長上に突出する突出部が形成されて、この突出部が当該キートップ部材を前記筐体に保持したときに当該筐体の内壁に引っ掛かるようになっており、
    前記複数の押し子における前記押圧式スイッチに対向する方向の高さは、前記一の操作方向及びこの一の操作方向と反対向きの操作方向に対応する2つの押し子よりも、この2つの押し子を除く他の押し子の方が低くなっていることを特徴とする携帯端末装置。
  8. 筐体の長さ方向及び幅方向を含む面に沿って操作方向が設定され、
    互いの相対位置が前記操作方向に対応するように筐体の内部に配設された複数の押圧式スイッチと、
    露出面が前記筐体の長さ方向及び幅方向を含む面に設けられた開口部から外側に露出する状態で保持され、この露出面とは反対面となる押圧面に、前記複数の押圧式スイッチのそれぞれに対向する複数の押し子が配置されたキートップ部材とを有し、
    前記キートップ部材の露出面における周縁部の近傍であっていずれかの操作方向寄りの位置を押下すると、この操作方向に対応する押し子として押下位置の反対面の押し子がこれに対向する押圧スイッチを押下するようになっている多方向キー構造を備える携帯端末装置であって、
    前記キートップ部材は、その周縁部の外側に、前記操作方向の中のいずれか一の操作方向及びこの一の操作方向と反対向きの操作方向のそれぞれに対応する2つの押し子を通る直線の延長上であって一の操作方向側に突出する突出部が形成されて、この突出部が当該キートップ部材を前記筐体に保持したときに当該筐体の内壁に引っ掛かるようになっており、
    前記複数の押し子における前記押圧式スイッチに対向する方向の高さは、前記一の操作方向と反対向きの操作方向に対応する押し子よりも、この押し子を除く他の押し子が低くなっていることにより、一の操作方向と反対向きの操作方向に対応する押し子が対向する押圧式スイッチを押下した状態のときに、他の押し子がそれぞれに対向する押圧式スイッチを押下しないようになっていることを特徴とする携帯端末装置。
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