JP4430644B2 - 電界通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、電界通信システムに関する。
従来において、電界を人体などの電界伝達媒体に誘起させて、この誘起した電界を介して様々な情報通信を行う電界通信システムが提案されている。この電界通信システムは送信手段と受信手段あるいはそのいずれか一方を備えた電界通信システムを人間が所持し、他の人間や設備(PC、駅の改札、自動販売機、ドアや門扉など)に同様の電界通信システムを所持あるいは設置し、目的に応じた情報通信を行っている。この情報通信によりセキュリティ認証や課金、位置などのデータ収集などが可能になっている。
このような電界通信システムの使用において、その機能を発揮させるためには電界通信を行うための通信電極の設置が必要である。たとえば、人体を電界伝達媒体として電界通信を行い、様々な情報伝達を行う場合には、床面に送信電極と受信電極を配置している。人体がこの送信電極と受信電極の両方に接触(乗った)ときに人体を介して情報通信が実行される。
こうした電極の配置においては、一対の送信電極と受信電極を配置する以外に、たとえば複数の送信電極と受信電極を床面に広く配置し、一対の送信電極と受信電極の組を複数で構成している。複数で構成した一対の送信電極と受信電極について電界通信システムを配置して接続し、人体が送信電極と受信電極をまたいで接触した場合に情報通信を行う。この情報通信により、たとえば人体に装着された別の電界通信システムとの間で個体識別のためのID情報の受取を行ったり、認証などに必要な情報の送受信を行う。
また、類似の技術として、ある程度の規模の広さをもつ空間において無線LANなどの電波を介した情報通信を行う場合には、1台の無線基地局装置に漏洩導波管を接続し、対象となる空間に引き回して配置する。この漏洩導波管の途中にはスロット群が設けられており、このスロット群を設けた付近にて無線LANによる情報通信が可能になっている(特許文献1参照)。
特開2004−135159
しかしながら上述のような従来の電界通信システムにおいて、複数の電界通信システムを用いて、それぞれに一対の送信電極と受信電極を接続する構成にすると、広い面積で人体などの検知分解能の向上が可能になるものの、複数台の電界通信システムが必要となっていた。
また、複数の電界通信システムに接続されたそれぞれの送信電極と受信電極の間で電気的な干渉が生じる可能性もあった。この干渉は図14に示すように、複数で配置された電界通信システム50において、それぞれが備える送信電極8(送信回路部54)と受信電極7(受信回路部53)の相互間で干渉が生じてしまう。この干渉が生じると、たとえば隣接する電界通信システム50の送信電極8から送信されたデータが別の電界通信システム50の備える受信電極7に人体などの電界伝達媒体を介さずに直接に受信されてしまい、図15に示す人体25が装着した電界送信機(Tx)26からの送信データを正しく受信することが難しくなってしまっていた。
また、こうした干渉を生じさせないためには、検知床10に配置される送信電極8と受信電極7の配置間隔を干渉が起きない程度に広い間隔で設定する必要がある。図15に示すように、人体25の足11の位置を検知するためには送信電極8と受信電極7の間隔を狭く、かつ数多く設置する必要があるものの、干渉を避けるために限界があり、足11(人体25)の位置検知の分解能を上げることへの障害となっていた。
また、漏洩導波管の途中にスロット群を設けて広い範囲の複数箇所で通信を可能にする技術では、無線基地局装置を複数設けた場合に相互の干渉が生じる可能性があり、そもそも電界通信とは異なる技術でもあり、この技術を電界通信に適用することは困難であった。
本発明は上記を鑑みてなされたものであり、その目的は、1台の電界通信システムで広範囲での電界通信を可能とし、送信電極と受信電極間の干渉を生じさせることなく、対象範囲における検知分解能を向上させることにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の本発明は、送信すべき情報に基づく電界を電界伝達媒体に誘起し、この誘起した電界を用いて情報の送信を行う一方で、前記電界伝達媒体に誘起された受信すべき情報に基づく電界を受信することによって情報の受信を行う電界通信トランシーバにおいて、所定の周波数を有する交流信号を出力して前記送信すべき情報を変調し、この変調した前記送信すべき情報に係る変調信号を送信するための送信手段と、前記送信すべき情報に基づく電界の誘起を行うための複数の送信電極と、前記受信すべき情報に基づく電界を検出し、この検出した電界を電気信号に変換して受信するための受信手段と、前記受信すべき情報に基づく電界の受信を行うための複数の受信電極と、前記送信電極のうちのいずれかを選択して前記送信手段との接続を確立し、前記受信電極のうちのいずれかを選択して前記受信手段との接続を確立するための接続電極選択手段と、を備え、前記接続電極選択手段は、あらかじめ設定されたタイミングでもって前記接続の確立を行うための接続タイミング制御手段を備え、当該接続タイミング制御手段は、前記接続電極選択手段による前記接続に伴って前記受信手段と前記送信手段の間に干渉が生じないように前記タイミングが段階的に短かくなるように制御する
また、請求項に記載の本発明は、請求項において、前記受信手段とそれぞれの前記受信電極との間に、前記受信した前記電気信号の強度をあらかじめ設定した値にゲイン制御するためのゲイン調整手段をそれぞれ備える。
また、請求項に記載の本発明は、請求項において、前記ゲイン調整手段は、前記受信した前記電気信号のSN比に応じて前記受信した前記電気信号の強度をあらかじめ設定した値にゲイン制御する。
また、請求項に記載の本発明は、請求項2又は3において、前記ゲイン調整手段は、前記接続電極選択手段とそれぞれの前記受信電極との間における電気的整合のための調整を、それぞれの前記受信電極ごとに実行する。
また、請求項に記載の本発明は、請求項1乃至4のいずれか1項において、前記接続タイミング制御手段は、前記タイミングの前記制御において過去の制御において設定したタイミングの履歴を記憶しておくための設定タイミング履歴記憶手段を備え、前記送信電極と前記受信電極の間で干渉が生じた場合は、この干渉が生じたタイミングよりも遅くかつ最も近いタイミングを前記設定タイミング履歴記憶手段から取得し、この取得したタイミングでもって前記接続の確立を実行する。
また、請求項に記載の本発明は、請求項1乃至4のいずれか1項において、前記接続タイミング制御手段は、前記送信電極と前記受信電極のそれぞれについて個々に接続配置され個別に最適なタイミングが設定されている。
本発明によれば、1台の電界通信システムで広範囲での電界通信を可能とし、送信電極と受信電極間の干渉を生じさせることなく、対象範囲における検知分解能を向上させることができる。
図1には、電界通信システムの実施の形態に係る、動作を説明するための説明図を示す。この図1には、電界通信システム1と、主制御部(CPU)2と、送受信信号(変調/復調)制御部(TRX Chip)3と、受信回路部(RX)(受信手段)4と、送信回路部(TX)(送信手段)5と、切替SW(スイッチ)(接続電極選択手段)6と、受信電極7と、送信電極8が示されている。
また、受信電極7と送信電極8は図2に示すように検知床10上に交互に配置されており、図示しない検知対象となる人体の足11が踏むことにより接触して、この人体を電界伝達媒体として電界通信が行われる。
この図1の構成において、図1中の(1)〜(3)に示す順序で切替SW6が受信電極8と送信電極7を順次に選択して切替ていく。すなわち、(1)〜(3)のいずれのタイミングにおいても送信回路部5に切替SW6を介して接続されているのは1つの送信電極8のみである。同様に、(1)〜(3)のいずれのタイミングにおいても受信回路部4に切替SW6を介して接続されているのは1つの受信電極7のみである。
このようにして切替SW6が複数の受信電極8の中からあらかじめ設定されたタイミングでもって選択して切り替え、受信回路部4への接続を確立している。同様に受信電極8の切替接続に同期して、切替SW6が複数の送信電極7の中からあらかじめ設定されたタイミングでもって選択して切り替え、送信回路部5への接続を確立している。
切替SW6による各電極を切り替えることににより、図2に示すように検知床10に配置された複数組の受信電極7と送信電極8とを狭間隔に交互に配置しても、1台の電界通信システム1に接続されているのは常に一組の受信電極7と送信電極8であるので、他の電界通信システムや送信/受信電極との干渉は生じ得ない。
また、1台の電界通信システム1に複数の受信電極7と送信電極8の組が接続可能なので、検知床10が広範囲であっても足11の位置検出に係る分解能を上げることができる。
次の図3に示すのは、主制御部2による切替SW6の制御を説明するためのフロー図である。この図3に示すフロー図において、まず切替SW6の制御が開始されると、あらかじめ設定された一定時間が経過したか否かが判断される(S1)。この判断の対象となる切替SW6には、その設置位置と切替SW6との対応付けを識別するための識別記号が付与されている。この図3においては、切替SW6の数や位置にかかわらず全ての切替SW6を一種類のタイミング(あらかじめ設定された一定時間)でもって制御している。
S1の処理ステップにおいては、この識別記号と切替SW6との関係を示す情報である対応テーブル12を参照して、あらかじめ設定されているタイミングの情報「a」を取得する。
そして、S1の処理ステップにおいて一定時間経過がNo(経過していない)の場合は繰返し監視を続行するが、Yes(経過した)場合は切替SW6の制御を送信電極8側と受信電極7側の両方で同時に実行する(S2、S3)。このようにして、切替SW6はあらかじめ設定された所定のタイミング「a}でもって動作制御され、複数の送信電極8と受信電極7が同時に切り替わる。
次の図4は、主制御部2による切替SW6の制御を説明するためのフロー図を示している。この図4に示すフロー図において、まず切替SW6の制御が開始されると、最初に切替タイミング情報取得が実行される。この情報取得は管理テーブル13にあらかじめ設定され記憶されている切替タイミングを読み込むことにより実行される(S10)。なお、管理テーブル13には複数の切替SW6について識別のための番号が付与されており、1〜n(nは整数であって、任意に設置した切替SW6の総数を示す)の切替SW6についてそれぞれのタイミングがa、b、c〜といったように対応付けて設定されている。
次に、番号によって識別される切替SW6のそれぞれについて設定されたタイミングに基づき、そのタイミング(一定時間)が経過したか否かが判断される(S11)。
次に、一定時間が経過したことが判断されると、切替SW6が切替動作し、送信電極8と受信電極7が同時に切り替る(S12、S13)。なお、この切り替り動作は管理テーブル13に記載されたそれぞれの切替SW6の管理番号「1〜n」のそれぞれについて実行され、それぞれの制御タイミングは「1〜n」に対応する「a〜d(ただし、nに対応するのはdに限らず)」である。
次の図5には、図4にて示した制御においてタイミング履歴情報を用いた制御の一例を説明するためのフロー図を示している。
この図5に示すフロー図において、まず切替SW6の制御が開始されると、最初に切替タイミング情報取得が実行される。この情報取得は管理テーブル14にあらかじめ設定され記憶されている切替タイミングを読み込むことにより実行される(S20)。なお、管理テーブル14には複数の切替SW6について識別のための番号が付与されており、1〜n(nは整数であって、任意に設置した切替SW6の総数を示す)の切替SW6についてそれぞれのタイミングがc、d、e〜といったように対応付けて設定されている。さらに「識別フラグ」のデータが各切替SWごとに対応付けて記憶されており、識別フラグが「1」の場合は干渉検知実績(制御実績)があり、「0」の場合は干渉検知実績が無い場合を示している。
次に、番号によって識別される切替SW6のそれぞれについて設定されたタイミングに基づき、そのタイミング(一定時間)が経過したか否かが判断される(S21)。
次に、一定時間が経過したことが判断されると、切替SW6が切替動作し、送信電極8と受信電極7が同時に切り替る(S22、S23)。なお、この切り替り動作は管理テーブル14に記載されたそれぞれの切替SW6の管理番号「1〜n」のそれぞれについて実行され、それぞれの制御タイミングは「1〜n」に対応する「c〜d(ただし、nに対応するのはdに限らず)」である。
次に、それぞれの切替SW6について干渉検知の実績があるか否かが判断される(S24)。この干渉とは複数で配置された受信電極7と送信電極8の間において、図2に示した足11による接触が無いにもかかわらず、隣り合った受信電極7かあるいは送信電極8との間で信号が直接に飛び込んでしまい、たとえば誤検知などを引き起こす状態を指す。
この処理ステップS24において判断される干渉検知の実績の有無は、管理テーブル14に記載された識別フラグの情報に基づいて判断され、識別フラグの値が「1」の場合は実績が有り、「0」の場合は実績が無い。
この処理ステップS24の判断において、干渉検知実績が有り(Yes)と判断されると、次に現在の設定のタイミングで干渉が生じているか否かが判断され(S25)、生じていなければそのままのタイミングが保持される。一方、処理ステップS25において、現在のタイミングの設定で干渉が生じていることが検知されると、現在設定のタイミング情報をたとえば10m秒だけ加算し、管理テーブル14のタイミングの項目に書き込む。この書き込みは現在の設定値に上書き(更新)され最適値となる。
一方、処理ステップS24において干渉検知の実績の識別フラグが「0」であり実績無しと判断されると、現在の設定によるタイミングにおいて干渉が検知されているか否かが判断され(S27)、干渉が生じていることが検知されると処理ステップS26へ進む。干渉が生じていないことが検知されると、現在設定されているタイミングについてたとえば10m秒だけ減算して管理テーブル14に上書きされ最適値となる。
このようにして、タイミング設定値と干渉の有無を履歴として識別フラグにて記憶しておき、現在の設定値のタイミングで干渉が生じた場合に対応して、そのタイミングを変更して干渉を解消することができる。
なお、干渉検知方法を図11に示す説明図を参照して説明する。図11に示すように受信電極7と送信電極8の組が3組ある場合に、第1組目(1)から第3組目(3)までを所定のタイミングで切替制御していることを説明の前提とする。
この構成において、まず、切り替える送信電極8ごとに別ID(ID_1)を一回送信する。次に、すべての受信電極7においてID_1が受信されるか否かを監視する。受信したIDがID_1であれば、先の送信電極8からのID送信であることがわかる。また同時に、ID_1の受信回数をカウントする。このカウントにより幾つの受信電極7が干渉を受けているかがわかる。
干渉している場合には、送信電極8を固定したままで受信電極7を順次に切り替えてIDを監視し、受信IDの有無を確認する。これにより干渉が生じている受信電極7を特定することができる。そして、次の送信電極8に切り替えて同様の干渉検知を繰り返す。なお、送信レベルを最も効率よくするために送信回路部5の内部に備わる図示しないリアクタンス調整を行い、検知床10などとのマッチングをはかりつつ、干渉の有無の確認を繰り返すことが尚好ましい。
次の図12は、干渉が生じた場合のタイミング調整を説明するための説明図を示している。図中(1)〜(3)の順で切替制御がされている状態において、切り替える送信電極8ごとに個別のIDを送信する。たとえばこの図12においては、送信する個別のIDとしてID_1、ID_2、ID_3が示されている。そして、受信電極7側では直近に送信された最新のID以外の旧いIDが受信されたか否かをチェックする。ここで、旧いIDが受信されたとすると、切替タイミングが早すぎて干渉を起こし、旧いIDが受信されてしまっている。この受信した旧いIDは個別のIDであり、このIDを送信した送信電極8は自明であるので、該当する送信電極8のタイミングを遅らせるように調整する。
次の図6は、切替SW6を電界通信システム1の外部に設けた場合の構成図を示しており、図7には切替SW6を電界通信システム1の内部に設けた場合の構成図を示している。このいずれの構成においても切替SW6を主制御部2で切替制御することにより、干渉を生じさせることなく、図示しない受信電極7と送信電極8の切替を行うことができる。
図8には、電界通信システム1の構成にゲインコントロール部15を設けた構成例を示している。この構成において、ゲインコントロール部15は切替SW6と受信電極7あるいは送信電極8との間に配置されている。ゲインコントロール部15は、受信した信号の増幅や減衰、あるいは送信する信号の増幅や減衰を行う。
受信回路部4側においては、大きな信号を感度の高い受信回路に直接接続すると、信号が飽和するので、この飽和を防ぐために信号を適切なレベルにまで減衰させるためのアッテネータとして動作する。
また、送信回路部5側においては、信号品質(S/N比)を向上させるために使用する。たとえば、送信信号がDCオフセット(直流成分)を含んでいたり、出力部以降で外部からノイズが入る可能性もある場合に、出力信号を増幅するためのアンプとして機能する(出力直前で適切なレベルに減衰するレベル再調整も実施可能)。
このようなゲインコントロール部15を備えることにより、複数の受信電極7や送信電極8を広範囲に配置する場合や、電界通信システム1との距離の差による信号の減衰などに起因する感度ムラの発生を防止することができる。
図9は、図1に示した電界通信システム1の構成にゲインコントロール部15を備えた例を示している。ゲインコントロール部15は電界通信システム1の内部に配置されており、さらには送信電極8のそれぞれに近い位置に挿入しても良い。この場合、送信電極8の設置において、設置場所の条件の違いによる送信出力の差を個別に調整することができる。なお、図9における電極切替の動作は図1において説明した動作と同様である。
図10は、本実施の形態の電界通信システム1をネットワークにより接続した構成例を示している。複数の電界通信システム1をそれぞれエリアA〜Cに配置し、また別のエリアD〜Fにも複数の電界通信システム1’をそれぞれ配置する。各エリアの電界通信システム1、1’はEther(登録商標)ネットワーク21を介してHUB20に接続され、最終的にはホストPC22等へ接続されている。このようなネットワーク構成により、多数のエリアが遠距離に散在している場合においても、ホストPC22により各エリアの状況を把握することができる。
以上説明した実施の形態によれば、図13に示すように、検知床10に多数の受信電極7や送信電極8を高密度に配置して検知分解能を高めることができる。さらに人体25が持つ電界送信機26との間を足11が接触した送信電極8と受信電極7とを正確に検知でき、切替SW6を備えるので送信電極8と受信電極7との間で相互干渉が生じることもない。
また、1台の電界通信システムで広範囲での電界通信を可能とし、送信電極と受信電極間の干渉を生じさせることなく、対象範囲における検知分解能を向上させることができる。
電界通信システムの実施の形態に係る、動作を説明するための説明図を示す。 検知床に配置された複数組の受信電極と送信電極とを狭間隔に交互に配置した例を示す。 主制御部による切替SWの制御を説明するためのフロー図を示す。 主制御部による切替SWの制御を説明するためのフロー図を示す。 図4にて示した制御においてタイミング履歴情報を用いた制御の一例を説明するためのフロー図を示す。 切替SWを電界通信システムの外部に設けた場合の構成図を示す。 切替SWを電界通信システムの内部に設けた場合の構成図を示す。 電界通信システムの構成にゲインコントロール部を備えた例を示す。 電界通信システムの構成にゲインコントロール部を備えた例を示す。 実施の形態の電界通信システムをネットワークにより接続した構成例を示す。 干渉検知の方法を説明するための説明図を示す。 干渉検知の方法を説明するための説明図を示す。 実施の形態による検知床の構成例を示す。 従来技術における干渉を説明するための説明図を示す。 従来技術における干渉を説明するための説明図を示す。
符号の説明
1…電界通信システム
2…主制御部(CPU)
3…送受信信号(変調/復調)制御部(TRX Chip)
4…受信回路部(RX)
5…送信回路部(TX)
6…切替SW(スイッチ)
7…受信電極
8…送信電極
10…検知床
11…足
15…ゲインコントロール部

Claims (6)

  1. 送信すべき情報に基づく電界を電界伝達媒体に誘起し、この誘起した電界を用いて情報の送信を行う一方で、前記電界伝達媒体に誘起された受信すべき情報に基づく電界を受信することによって情報の受信を行う電界通信トランシーバにおいて、
    所定の周波数を有する交流信号を出力して前記送信すべき情報を変調し、この変調した前記送信すべき情報に係る変調信号を送信するための送信手段と、
    前記送信すべき情報に基づく電界の誘起を行うための複数の送信電極と、
    前記受信すべき情報に基づく電界を検出し、この検出した電界を電気信号に変換して受信するための受信手段と、
    前記受信すべき情報に基づく電界の受信を行うための複数の受信電極と、
    前記送信電極のうちのいずれかを選択して前記送信手段との接続を確立し、前記受信電極のうちのいずれかを選択して前記受信手段との接続を確立するための接続電極選択手段と、を備え、
    前記接続電極選択手段は、
    あらかじめ設定されたタイミングでもって前記接続の確立を行うための接続タイミング制御手段を備え、
    当該接続タイミング制御手段は、
    前記接続電極選択手段による前記接続に伴って前記受信手段と前記送信手段の間に干渉が生じないように前記タイミングが段階的に短かくなるように制御することを特徴とする電界通信トランシーバ。
  2. 前記受信手段とそれぞれの前記受信電極との間に、前記受信した前記電気信号の強度をあらかじめ設定した値にゲイン制御するためのゲイン調整手段をそれぞれ備えること
    を特徴とする請求項に記載の電界通信トランシーバ。
  3. 前記ゲイン調整手段は、
    前記受信した前記電気信号のSN比に応じて前記受信した前記電気信号の強度をあらかじめ設定した値にゲイン制御すること
    を特徴とする請求項に記載の電界通信トランシーバ。
  4. 前記ゲイン調整手段は、
    前記接続電極選択手段とそれぞれの前記受信電極との間における電気的整合のための調整を、それぞれの前記受信電極ごとに実行すること
    を特徴とする請求項2又は3に記載の電界通信トランシーバ。
  5. 前記接続タイミング制御手段は、
    前記タイミングの前記制御において過去の制御において設定したタイミングの履歴を記憶しておくための設定タイミング履歴記憶手段を備え、
    前記送信電極と前記受信電極の間で干渉が生じた場合は、この干渉が生じたタイミングよりも遅くかつ最も近いタイミングを前記設定タイミング履歴記憶手段から取得し、この取得したタイミングでもって前記接続の確立を実行すること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電界通信トランシーバ。
  6. 前記接続タイミング制御手段は、
    前記送信電極と前記受信電極のそれぞれについて個々に接続配置され個別に最適なタイミングが設定されていること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電界通信トランシーバ。
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