JP4429969B2 - 波長分散モニタ安定化方法および波長分散モニタ装置 - Google Patents

波長分散モニタ安定化方法および波長分散モニタ装置 Download PDF

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本発明は、波長多重光伝送システムにおける光ファイバ伝送路の波長分散をモニタし、かつモニタ精度を安定化する波長分散モニタ安定化方法および波長分散モニタ装置に関する。
1本の光ファイバ伝送路に複数の波長を多重して伝送する波長多重光伝送システムにおいて、伝送容量増大のために多くの波長を多重する場合には、広帯域で均一かつ安定した伝送品質を確保することが不可欠となる。この伝送品質を制限する要因の一つとして光ファイバの波長分散があり、この波長分散をいかに補償できるかが重要な課題になっている。また、伝送速度が40Gbit/s 以上の高速な光伝送システムでは、波長分散に対する耐力が低下するため、気温変動などのわずかな環境変化に対しても品質低下の原因となる可能性がある。
従来は、変調信号を重畳した光信号を光ファイバ伝送路に送り、受信側で変調信号間の位相差を測定することにより光ファイバ伝送路の波長分散を測定する波長分散モニタ装置を用い、波長多重光伝送システムの波長分散の変動をモニタして分散補償に利用している(非特許文献1,2)。
T.Kawasaki et al.,"Adaptive Dispersion Compensation Experiment in 15x43Gbit/s 400km Transmission by a Simple Dispersion Monitoring Scheme utilizing the periodic frequency response of AWG", OECC2004, 15C3-3, 2004 S.Kuwahara et al.,"WDM field demonstration of 43Gbit/s/channel path provisioning by automatic dispersion compensation using tone modulated CS-RZ signal", Electron.Lett. Vol.39, No.22, 2003
光ファイバ伝送路の波長分散を測定するために変調信号の位相差を検出する従来の方法では、波長分散モニタ受信部の素子の温度特性により室内温度変化に対して位相が揺らぎ、安定度が時間的に大きく変動する。光ファイバ伝送路の波長分散について、気温変化に伴う時間的な波長分散値変動も含めて高精度に補償するためには、波長分散モニタ装置の安定度向上が課題になる。
本発明は、光ファイバ伝送路の波長分散のモニタ精度を安定化することができる波長分散モニタ安定化方法および波長分散モニタ装置を提供することを目的とする。
本発明は、光ファイバ伝送路を介して接続される送信部と受信部とを有し、送信部は複数の波長の光信号を波長多重して光ファイバ伝送路へ送信する構成であり、受信部は光ファイバ伝送路を介して伝送された波長多重光信号を各波長の光信号に分波し、可変分散補償器を介して光ファイバ伝送路における波長分散を補償して受信する構成である波長多重光伝送システムに用いられ、送信部はそれぞれ2つの光キャリア成分を有する各波長の光信号に所定の変調周波数の変調信号を重畳して送信し、受信部は可変分散補償器を通過した各波長の光信号を波長分散モニタ受信部に入力し、各波長の光信号に重畳された2つの光キャリア成分の変調周波数の信号成分を抽出し、この2つの信号成分間の位相差から光ファイバ伝送路および可変分散補償器の波長分散の総和を測定する波長分散モニタ安定化方法において、受信部で、送信部から送信される各波長と同じ波長で2つの光キャリア成分を有する光信号に変調信号を重畳した参照信号を生成し、この参照信号を波長分散モニタ受信部に入力し、参照信号の波長分散ゼロに対する測定値に基づいて、可変分散補償器を通過した光信号から測定される光ファイバ伝送路および可変分散補償器の波長分散の総和の測定値を校正することを特徴とする。
ここで、波長分散モニタ受信部は、参照信号の受信時の波長分散測定値が波長分散ゼロを示すように調整し、各波長の光信号の波長分散を測定する、あるいは参照信号の受信時の波長分散測定値を基準に、可変分散補償器を通過した各波長の光信号から波長分散を測定することにより、測定値の校正処理を行う。
本発明は、光ファイバ伝送路を介して接続される送信部と受信部とを有し、送信部は複数の波長の光信号を波長多重して光ファイバ伝送路へ送信する構成であり、受信部は光ファイバ伝送路を介して伝送された波長多重光信号を各波長の光信号に分波し、可変分散補償器を介して光ファイバ伝送路における波長分散を補償して受信する構成である波長多重光伝送システムに用いられ、送信部はそれぞれ2つの光キャリア成分を有する各波長の光信号に所定の変調周波数の変調信号を重畳して送信し、受信部は可変分散補償器を通過した各波長の光信号を波長分散モニタ受信部に入力し、各波長の光信号に重畳された2つの光キャリア成分の変調周波数の信号成分を抽出し、この2つの信号成分間の位相差から光ファイバ伝送路および可変分散補償器の波長分散の総和を測定する波長分散モニタ装置において、受信部は、送信部から送信される各波長と同じ波長で2つの光キャリア成分を有する光信号に変調信号を重畳した参照信号を生成する手段と、可変分散補償器を通過した光信号と参照信号を切り替えて波長分散モニタ受信部に入力する手段とを備え、波長分散モニタ受信部は、参照信号の波長分散ゼロに対する測定値に基づいて、可変分散補償器を通過した光信号から測定される光ファイバ伝送路および可変分散補償器の波長分散の総和の測定値を校正する構成である。
本発明は、光ファイバ伝送路を介して接続されるA局およびB局にそれぞれ送信部および受信部を有し、各局の送信部は複数の波長の光信号を波長多重して光ファイバ伝送路へ送信する構成であり、各局の受信部は光ファイバ伝送路を介して伝送された波長多重光信号を各波長の光信号に分波し、可変分散補償器を介して光ファイバ伝送路における波長分散を補償して受信する構成である双方向型の波長多重光伝送システムに用いられ、各局の送信部はそれぞれ2つの光キャリア成分を有する各波長の光信号に所定の変調周波数の変調信号を重畳して送信し、各局の受信部は可変分散補償器を通過した各波長の光信号を波長分散モニタ受信部に入力し、各波長の光信号に重畳された2つの光キャリア成分の変調周波数の信号成分を抽出し、この2つの信号成分間の位相差から光ファイバ伝送路および可変分散補償器の波長分散の総和を測定する波長分散モニタ装置において、各局の受信部は、各局の送信部で生成される変調信号を重畳した各波長の光信号を分岐して参照信号として入力し、可変分散補償器を通過した光信号と参照信号を切り替えて波長分散モニタ受信部に入力する手段を備え、波長分散モニタ受信部は、参照信号の波長分散ゼロに対する測定値に基づいて、可変分散補償器を通過した光信号から測定される光ファイバ伝送路および可変分散補償器の波長分散の総和の測定値を校正する構成である。
ここで、各波長分散モニタ装置の受信部の波長分散モニタ受信部は、参照信号の受信時の波長分散測定値が波長分散ゼロを示すように調整し、各波長の光信号の波長分散を測定する構成、あるいは参照信号の受信時の波長分散測定値を基準に、可変分散補償器を通過した各波長の光信号から波長分散を測定する構成である。
本発明の波長分散モニタ安定化方法および波長分散モニタ装置は、波長分散ゼロの参照信号を用いた波長分散測定値の校正を行うことにより、波長分散を測定する波長分散モニタ受信部の特性に影響されることなく、光ファイバ伝送路および可変分散補償器の波長分散の総和を安定して測定することができ、従来よりも信頼性の高い波長分散補償を行うことが可能となる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の波長分散モニタ装置の第1の実施形態を示す。ここでは、A局の送信部から送信された波長多重光信号をB局の受信部で受信する波長多重光伝送システムに適用する例を示す。
図において、A局の送信部10は、送信器(Tx )11−1〜11−nで送信信号S1 〜Sn を波長λ1〜λnの光信号に変換し、光合波器12で波長多重して光ファイバ伝送路1に送信する構成である。B局の受信部20は、光ファイバ伝送路1から入力する波長多重光信号を光分波器21で波長λ1〜λnの光信号に分波し、それぞれ可変分散補償器(TDC)22−1〜22−nで光ファイバ伝送路1の波長分散を補償してから受信器(Rx )23−1〜23−nで受信する構成である。
一方、送信部10では、光ファイバ伝送路1の波長分散をモニタするために、各波長の光信号に変調周波数fの変調信号を重畳する構成をとる。受信部20では、変調周波数fの変調信号を抽出し、位相差測定法(非特許文献2)により光ファイバ伝送路1および可変分散補償器22の波長分散の総和(残留波長分散)を測定する波長分散モニタ受信部30が配置される。図1では簡略のために、波長λnの光信号に変調周波数fの変調信号を重畳する波長分散モニタ系を示す。すなわち、送信部10では、波長分散モニタ用クロック13から送信器11−nに変調信号が供給され、波長λnの光信号に重畳される。受信部20では、可変分散補償器22−nと受信器23−nとの間に挿入した光カプラ24から波長λnの光信号の一部を分岐し、波長分散モニタ受信部30で変調周波数fの変調信号を抽出し、光ファイバ伝送路1および可変分散補償器22の波長分散の総和(残留波長分散)を測定する構成である。以上の構成は、他の波長の光信号についても同様である。
本発明の特徴は、受信部20において、送信部10に配置したものと同じ変調周波数fの変調信号を出力する波長分散モニタ用クロック25と、この変調信号を波長λ1〜λn(ここではλn)の光信号に重畳した参照信号を出力する送信器(Tx )26と、光カプラ24で分岐した光信号と送信器26からの参照信号を切り替えて波長分散モニタ受信部30に入力する光スイッチ27を備えたところにある。これらを用いた本発明の波長分散モニタ安定化方法については後述する。
図2は、波長分散モニタ受信部30で測定された波長分散の測定結果の一例を示す。図において、横軸は時間、縦軸は波長分散値(ps/nm)である。約9時間の間に30ps/nm程度の波長分散値の変動が確認される。光ファイバの波長分散は温度依存性をもつことが知られており、温度変化ΔTに対する波長分散変動ΔDは、光ファイバの波長分散スロープをS(ps/nm2 /km)、光ファイバ長をL(km)とすると、
ΔD=−0.03×S×L×ΔT …(1) となる。本測定で用いた光ファイバ長および室内温度変化から想定される波長分散変動ΔDは、(1) 式に基づいて計算すると最大10ps/nm程度であるが、実際の波長分散は想定値の3倍近く変動していることになる。波長分散モニタ値が想定以上にばらつく原因の1つとして、波長分散モニタ受信部30の各素子の温度特性が挙げられる。
図3は、波長分散モニタ受信部30の構成例を示す。ここでは、各波長の光信号(主信号)に2本の光キャリアがあり、各光キャリアが変調周波数fにより変調されてそれぞれにサイドバンド(図中破線で示す)が発生しているものとする。
図において、波長分散モニタ受信部30では、光分波器21で分波された各波長(例えばλn)の光信号をマッハツェンダ型干渉計(MZI)31に入力し、光信号の各光キャリア成分(長波長成分、短波長成分)を分離して出力する。分離された各波長成分は、光電変換器(O/E)32−1,32−2でそれぞれ電気信号に変換され、中心周波数fのバンドパスフィルタ(BPF)33−1,33−2を介して、各光キャリアの変調周波数fに対応する信号成分が抽出される。抽出された2つの信号成分は位相シフタ(PS)34−1,34−2を介してミキサ35で乗算され、ローパスフィルタ(LPF)36を介して2つの信号成分間の位相差信号が得られる。この位相差信号は、A/D変換器37でディジタルデータに変換され、このディジタルデータは波長分散測定部38で波長分散値として測定される。図1に示す可変分散補償器(TDC)22は、この測定された波長分散値に基づいてフィードバック制御される。
ここで、位相差信号(電圧)と波長分散の関係は、図4に示すように光ファイバ伝送路の波長分散が変動すれば、それに応じて波長分散測定部38に入力される位相差信号(電圧)も変動する。ところが、波長分散モニタ受信部30を構成するバンドパスフィルタ33や位相シフタ34の温度特性により位相が揺らぐと、結果として位相差信号(電圧)が変動する可能性がある。位相差信号(電圧)が変動すると、その変動要因が光ファイバ伝送路の波長分散変動によるものか、波長分散モニタ受信部30の温度特性によるものかについて区別することができない。図4に示す矢印は、位相差電圧 0.1Vの変動が約 150ps/nmの波長分散の変動に相当することを示している。
このような波長分散モニタ受信部30の温度特性に影響されずに光ファイバ伝送路の波長分散変動をモニタするために、図1に示す波長分散モニタ用クロック25、送信器(Tx )26、光スイッチ27が用いられる。以下、本構成における波長分散モニタ安定化方法について、図5を参照して説明する。
送信器26は、波長分散モニタ用クロック25から供給される変調周波数fの変調信号を波長λnの光信号に重畳して出力し、光スイッチ27を介して参照信号として波長分散モニタ受信部30に入力する。波長分散モニタ受信部30では、参照信号から変調周波数fの変調信号を抽出し、同様に波長分散を測定する。ただし、この参照信号は、光ファイバや可変分散補償器(TDC)を通過していないので測定される波長分散値はゼロである。そのため、参照信号を入力したときに、波長分散モニタ受信部30で検出される位相差信号(電圧)は、波長分散モニタ受信部30の特性変動分を含む波長分散値ゼロに対応する値を示す。したがって、参照信号を定期的に受信し、波長分散モニタ受信部30で検出される位相差信号(電圧)を校正することにより、波長分散モニタ受信部30の温度特性に影響されることなく、安定して波長分散値をモニタすることが可能となる。
位相差電圧と波長分散との関係は、光ファイバ伝送路1と可変分散補償器(TDC)22の通過後の波長分散値をD、位相差電圧をVとし、時刻tにおけるゼロ分散に相当する位相差電圧をV0(t)とすると、Dは変数(V−V0(t))の関数となり、
D=f[V−V0(t)] …(2)
と表される。ここで、V0(t)は参照信号を受信したときの波長分散モニタ受信部30の出力に相当し、V0(t)は初期値であるV0(0)と、波長分散とは無関係の変動成分ε(t) の和としてモデル化することができる。すなわち、
0(t)=V0(0)+ε(t) …(3)
と表される。このε(t) は、前述した波長分散モニタ受信部30の温度特性による変動成分に相当し、ゼロ点ドリフトと呼ばれる。波長分散モニタ受信部30から出力される位相差信号(電圧)を校正するには、変動成分ε(t) を何らかの方法で補償する必要がある。
参照信号を用いた波長分散モニタ受信部30の校正方法には、次の2通りの方法がある。第1は、図5(1) に示すように、参照信号受信時の位相差電圧V0(t)が初期値V0(0)に等しくなるように、波長分散モニタ受信部30の位相シフタ34を調整する。これにより、波長分散ゼロの参照信号に基づいて波長分散モニタ受信部30の特性変動分が相殺され、特性変動に影響されない波長分散測定が可能となる。
第2は、図5(2) に示すように、参照信号受信時の位相差電圧V0(t)を初期値(V0(0))とし、それを基準に主信号受信時の位相差電圧を求める。これは、波長分散モニタ受信部30の特性変動分を含む波長分散測定値について、波長分散ゼロの参照信号に対する波長分散測定値を基準とする相対値として求めることができ、同様に特性変動に影響されない波長分散測定が可能となる。
これにより、波長分散とは無関係の変動成分を完全に除去した形で、光ファイバ伝送路1と可変分散補償器(TDC)22の波長分散をモニタすることができ、波長分散モニタ安定度を向上させることができる。
(第2の実施形態)
図6は、本発明の波長分散モニタ装置の第2の実施形態を示す。ここでは、A局とB局との間で、2本の光ファイバ伝送路1−1,1−2を介して波長多重光信号を双方向伝送する波長多重光伝送システムに適用する例を示す。
図において、A局の送信部10−1とB局の受信部20−1、B局の送信部10−2とA局の受信部20−2は、それぞれ図1に示す送信部10および受信部20に対応する構成である。
本実施形態の特徴は、B局の受信部20−1およびA局の受信部20−2で用いる波長分散モニタ用クロック25、送信器(Tx )26として、B局の受信部20−1では送信部20−2の波長分散モニタ用クロック13および送信器(Tx )11を用い、A局の受信部20−2では送信部10−1の波長分散モニタ用クロック13および送信器(Tx )11−nを用いるところにある。
すなわち、B局の受信部20−1の波長分散モニタ受信部30は、送信部10−2の送信器(Tx )11−nからA局宛てに送信される変調信号を重畳した波長λnの光信号の一部を光カプラ14で分岐し、光スイッチ27を介して参照信号として取り込む。A局の受信部20−2の波長分散モニタ受信部30は、送信部10−1の送信器(Tx )11−nからB局宛てに送信される変調信号を重畳した波長λnの光信号の一部を光カプラ14で分岐し、光スイッチ27を介して参照信号として取り込む。
本実施形態においても第1の実施形態と同様の原理により、波長分散とは無関係の変動成分を完全に除去した形で、光ファイバ伝送路1と可変分散補償器(TDC)22の波長分散をモニタし、波長分散モニタ安定度を向上させることができる。
本発明の波長分散モニタ装置の第1の実施形態を示す図。 波長分散モニタ受信部30の測定結果の一例を示す図。 波長分散モニタ受信部30の構成例を示す図。 波長分散と位相差電圧の関係を示す図。 波長分散モニタ安定化方法の処理手順を示すフローチャート。 本発明の波長分散モニタ装置の第2の実施形態を示す図。
符号の説明
1 光ファイバ伝送路
10 送信部
11 送信器(Tx )
12 光合波器
13 波長分散モニタ用クロック
14 光カプラ
20 受信部
21 光分波器
22 可変分散補償器(TDC)
23 受信器(Rx )
24 光カプラ
25 波長分散モニタ用クロック
26 送信器(Tx )
27 光スイッチ
30 波長分散モニタ受信部
31 マッハツェンダ型干渉計(MZI)
32 光電変換器(O/E)
33 バンドパスフィルタ(BPF)
34 位相シフタ(PS)
35 ミキサ
36 ローパスフィルタ(LPF)
37 A/D変換器
38 波長分散測定部

Claims (7)

  1. 光ファイバ伝送路を介して接続される送信部と受信部とを有し、送信部は複数の波長の光信号を波長多重して光ファイバ伝送路へ送信する構成であり、受信部は光ファイバ伝送路を介して伝送された波長多重光信号を各波長の光信号に分波し、可変分散補償器を介して光ファイバ伝送路における波長分散を補償して受信する構成である波長多重光伝送システムに用いられ、
    前記送信部はそれぞれ2つの光キャリア成分を有する各波長の光信号に所定の変調周波数の変調信号を重畳して送信し、前記受信部は前記可変分散補償器を通過した各波長の光信号を波長分散モニタ受信部に入力し、各波長の光信号に重畳された2つの光キャリア成分の変調周波数の信号成分を抽出し、この2つの信号成分間の位相差から前記光ファイバ伝送路および前記可変分散補償器の波長分散の総和を測定する波長分散モニタ安定化方法において、
    前記受信部で、前記送信部から送信される各波長と同じ波長で前記2つの光キャリア成分を有する光信号に前記変調信号を重畳した参照信号を生成し、この参照信号を前記波長分散モニタ受信部に入力し、参照信号の波長分散ゼロに対する測定値に基づいて、前記可変分散補償器を通過した光信号から測定される前記光ファイバ伝送路および前記可変分散補償器の波長分散の総和の測定値を校正する
    ことを特徴とする波長分散モニタ安定化方法。
  2. 請求項1に記載の波長分散モニタ安定化方法において、
    前記波長分散モニタ受信部は、前記参照信号の受信時の波長分散測定値が波長分散ゼロを示すように調整し、前記各波長の光信号の波長分散を測定する
    ことを特徴とする波長分散モニタ安定化方法。
  3. 請求項1に記載の波長分散モニタ安定化方法において、
    前記波長分散モニタ受信部は、前記参照信号の受信時の波長分散測定値を基準に、前記可変分散補償器を通過した前記各波長の光信号から波長分散を測定する
    ことを特徴とする波長分散モニタ安定化方法。
  4. 光ファイバ伝送路を介して接続される送信部と受信部とを有し、送信部は複数の波長の光信号を波長多重して光ファイバ伝送路へ送信する構成であり、受信部は光ファイバ伝送路を介して伝送された波長多重光信号を各波長の光信号に分波し、可変分散補償器を介して光ファイバ伝送路における波長分散を補償して受信する構成である波長多重光伝送システムに用いられ、
    前記送信部はそれぞれ2つの光キャリア成分を有する各波長の光信号に所定の変調周波数の変調信号を重畳して送信し、前記受信部は前記可変分散補償器を通過した各波長の光信号を波長分散モニタ受信部に入力し、各波長の光信号に重畳された2つの光キャリア成分の変調周波数の信号成分を抽出し、この2つの信号成分間の位相差から前記光ファイバ伝送路および前記可変分散補償器の波長分散の総和を測定する波長分散モニタ装置において、
    前記受信部は、
    前記送信部から送信される各波長と同じ波長で前記2つの光キャリア成分を有する光信号に前記変調信号を重畳した参照信号を生成する手段と、
    前記可変分散補償器を通過した光信号と前記参照信号を切り替えて前記波長分散モニタ受信部に入力する手段とを備え、
    前記波長分散モニタ受信部は、前記参照信号の波長分散ゼロに対する測定値に基づいて、前記可変分散補償器を通過した光信号から測定される前記光ファイバ伝送路および前記可変分散補償器の波長分散の総和の測定値を校正する構成である
    ことを特徴とする波長分散モニタ装置。
  5. 光ファイバ伝送路を介して接続されるA局およびB局にそれぞれ送信部および受信部を有し、各局の送信部は複数の波長の光信号を波長多重して光ファイバ伝送路へ送信する構成であり、各局の受信部は光ファイバ伝送路を介して伝送された波長多重光信号を各波長の光信号に分波し、可変分散補償器を介して光ファイバ伝送路における波長分散を補償して受信する構成である双方向型の波長多重光伝送システムに用いられ、
    前記各局の送信部はそれぞれ2つの光キャリア成分を有する各波長の光信号に所定の変調周波数の変調信号を重畳して送信し、前記各局の受信部は前記可変分散補償器を通過した各波長の光信号を波長分散モニタ受信部に入力し、各波長の光信号に重畳された2つの光キャリア成分の変調周波数の信号成分を抽出し、この2つの信号成分間の位相差から前記光ファイバ伝送路および前記可変分散補償器の波長分散の総和を測定する波長分散モニタ装置において、
    前記各局の受信部は、
    前記各局の送信部で生成される変調信号を重畳した各波長の光信号を分岐して参照信号として入力し、前記可変分散補償器を通過した光信号と前記参照信号を切り替えて前記波長分散モニタ受信部に入力する手段を備え、
    前記波長分散モニタ受信部は、前記参照信号の波長分散ゼロに対する測定値に基づいて、前記可変分散補償器を通過した光信号から測定される前記光ファイバ伝送路および前記可変分散補償器の波長分散の総和の測定値を校正する構成である
    ことを特徴とする波長分散モニタ装置。
  6. 請求項4または請求項5に記載の波長分散モニタ装置において、
    前記波長分散モニタ受信部は、前記参照信号の受信時の波長分散測定値が波長分散ゼロを示すように調整し、前記各波長の光信号の波長分散を測定する構成である
    ことを特徴とする波長分散モニタ装置。
  7. 請求項4または請求項5に記載の波長分散モニタ装置において、
    前記波長分散モニタ受信部は、前記参照信号の受信時の波長分散測定値を基準に、前記可変分散補償器を通過した前記各波長の光信号から波長分散を測定する構成である
    ことを特徴とする波長分散モニタ装置。
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