JP4429245B2 - 感光性記録媒体用記録再生装置とそのカートリッジ - Google Patents
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Description
ホログラム記録媒体は、円板形状の支持体上に感光性材料からなるホログラム記録層が層設された感光性記録媒体であり、データをレーザ光の干渉縞として多層記録することにより、従来普及している記録媒体であるDVDよりも大きなデータ記録容量を得ることができる。このホログラム記録媒体は、ホログラム記録層が曝光され、または塵芥が付着することによりその性能に悪影響が及ぶため、遮光機能及び防塵機能を有するカートリッジに収容されて取り扱われ、そのカートリッジは、カートリッジ本体とシャッタ部材とシャッタカバーとを備えて構成されたものが知られている(特許文献1参照)。
カートリッジの先端を記録再生装置の挿入口の蓋に押し当てて、軽く押すと(ステップS21)、蓋が開き(このとき、外部光が装置内に侵入するので、カートリッジのシャッターは閉じたまま。)、カートリッジを記録再生装置の内部に引き入れる(S22)。本発明が対象とする媒体は感光性であるため、シャッタはまだ開かない。カートリッジが記録再生装置の内部に完全に引き入れられると(S23)、挿入口の蓋が閉まり(S24)、装置内部は暗室となる。カートリッジが記録再生装置の内の所定の位置(記録・再生位置)に到着すると(S25)、カートリッジのシャッタがシャッタ開放機構により開放される(S26)。
そこで、スピンドルモータが回転し、記録ディスクを回転させる(S29)、ピックアップがディスク情報を読む位置に移動する(S30)。移動完了したら、レーザビームのフォーカスを行ない(S31)、トラッキングを行う(S32)。
そして、回転待ちして、ディスク情報を読み始め(S33)、そして、ディスク情報を得たら(S34)、その読み出したディスク情報を基に記録する位置にピックアップを移動させ(S35)、記録が開始される(S37)。
すなわち、RFID(Radio Frequency Identification)を感光性記録媒体用カートリッジを内部に備えて、感光性記録媒体に関するディスク情報をこのRFIDに書き込んでおき、ディスク情報(最終の書き込み位置情報)を再生前か、好ましくはチャッキング前、より好ましくはシャッタ開放前にRFIDから読み出すようにして、感光性記録媒体からは読み出さないようにしている。これによって、最終の書き込み位置情報を得るまでの時間を大幅に短縮でき、書き込みモードに早く移ることができるようになった。
以下、この食い違い現象について説明する。
図8は、考えられる第1の記録方法(公知でないので従来方法とは言わない。)で、いわゆる「事前」書き込み方法である。図において、(イ)〜(ハ)は時間の流れで、R1はディスク情報(記録媒体に書き込みが行われた最終の位置を示すアドレス番号)を事前に書き込みするアドレス格納メモリで、カートリッジに備え付けのRFIDの内に設けられている。4はライトワンス記録媒体における記録位置で、A→B→C→D→Eの順に記録されていくものとする(そして、実際の記録トラックは幅も長さも短いが、見易くするために拡大表示している。)。
アドレス格納メモリR1に書き込んだ時点(イ)では、記録媒体4の記録位置Bには何ら記録が行われていない(すなわち、RFIDの書き込み内容と記録媒体になされた記録とは不一致)。
次に、記録開始後ある程度時間が進んだ時点(ロ)では、記録媒体4の記録位置Bには途中まで記録が進んでいる(しかしまだ、RFIDの書き込み内容Bと記録媒体になされた記録(Bの途中)とは不一致)。
時点(ハ)で、記録位置Bへの記録が完了し、この時点で初めて、RFIDの書き込み内容と記録媒体になされた記録とが一致する。
したがって、(イ)と(ロ)の局面で停電事故等が生じたら、RFIDの書き込み内容と記録媒体になされた記録とが不一致となり、ところが事故が回復した後、記録位置Bには不完全な記録のままであるにもかかわらず、RFIDのメモリR1ではBまで書き込み完了していることになっている。したがって、後で、記録位置Bへ記録を再生に行っても完全な内容は得ることができない。
次に、記録開始後ある程度時間が進んだ時点(ロ)では、記録媒体4の記録位置Bには途中まで記録が進んでいる(しかしまだ、RFIDの書き込み内容Aと記録媒体になされた記録(Bの途中)とは不一致)。
時点(ハ)で、記録位置Bへの記録が完了し、アドレス格納メモリR1にBのアドレスを書き込む。この時点でようやく、RFIDの書き込み内容Bと記録媒体になされた記録Bとが一致する。
したがって、(ロ)の局面で停電事故等が生じたら、RFIDの書き込み内容と記録媒体になされた記録とが不一致となり、事故が回復した後、RFIDのメモリR1ではAまでしか書き込み完了していないことになっているが、実際は記録位置Bの途中まで記録が成されており、次回の記録時には記録位置Bから記録開始されることになるので、二重記録の問題が生じる。
図において、(イ)〜(ハ)は時間の流れで、R1は記録媒体に書き込みを行う前にこれから書き込みを行なう位置のアドレス番号を事前に書き込みするアドレス格納メモリ(第1メモリ)、R2は記録媒体に書き込みが行われた最終の位置を示すアドレス番号を書き込み完了後に書き込みするアドレス格納メモリ(第1メモリ)で、R3は前回記録された記録場所のアドレスを書き込むアドレス格納メモリ(第3メモリ)で、いずれもカートリッジに備え付けのRFIDの内に設けられている。4はライトワンス記録媒体における記録位置で、A→B→C→D→Eの順に記録されていくものとする(そして、実際の記録トラックは幅も長さも短いが、見易くするために拡大表示している。)。
まず、記録開始時(時点イ)では、アドレス格納メモリR1にはこれから記録しようとする記録位置Bを示すアドレスを書き込み、アドレス格納メモリR2には、記録が完了していないので例えば「未」を書き込んでおく。また、アドレス格納メモリR3には、既に記録がなされている記録位置Aを書き込んでおく。
時点(ハ)で、記録位置Bへの記録が完了し、この時点で初めて、アドレス格納メモリR2には「B」が記入される。このとき、アドレス格納メモリR3は「A」のままである。
時点(ニ)で、アドレス格納メモリR1の「B」とアドレス格納メモリR2の「B」とを比較し、両者が一致していると、アドレス格納メモリR3に「B」お書き込み、アドレス格納メモリR1の内容とアドレス格納メモリR2の内容とをクリアする。
これは記録位置Bのうちの最初のステップの記録位置に書き込むべき記録内容と同じくその最初の記録位置に記録された内容とを読み出して、両者を比較して、同じかどうか突き合わせ、同じであったら次の第2ステップへ進み、以下、これを繰り返すことで記録不良の部分を突きとめることができる。
図において、カートリッジ本体は、略板状の第1シェル25と、この第1シェル25に接合される第2シェル26と、第1シェル25と第2シェル26との間に組み込まれてシャッタ13のロックを行なうロック機構27とから構成されている。
第1シェル25および第2シェル26の内側には、記録ディスク4の中心部4aと記録面4bとを外部に露呈させる内部開口18と内部開口19がそれぞれ設けられている。第1シェル25と第2シェル26の間にディスクを4を置いて互いに重ね合わせて超音波シールすることで、ラビリンス状の遮光構造のディスクカートリッジ本体が得られる。
第1シェル25及び第2シェル26の外面には、遮光板12の形状より僅かに大きく、且つ遮光板12の厚み以上の深さの段差部25d,26dを有し、内側にオフセットさせた遮光板取付面25a,26aが形成されている。
図2に示すように、遮光板12は、アルミニウム合金の薄板に外部開口14,15と、シャッタ13の移動範囲を得るための切欠40とを形成し、断面が略コ字形状となるように屈曲させたものである。これにより、遮光板12には、外部開口14,15をそれぞれ有する第1の板部12a及び第2の板部12bと、切欠40を有し第1の板部12aと第2の板部12bとを連設させる第3の板部12cとが設けられている。
遮光板12は、第1の板部12a及び第2の板部12bでカートリッジ本体11のB面2b及びA面2aとを挟み込み、かつ第3の板部12cでカートリッジ本体11の装填方向Cの先端を覆うようにして、カートリッジ本体11の遮光板取付面25a,26aに取り付けられる。遮光板取付面25a,26aは、遮光板12の厚み以上の深さで内側にオフセットされているので、カートリッジ本体11に取り付けられた遮光板12の外面は、カートリッジ2の表面から突出することはない。
シャッタ13は、遮光性を有する薄板を略コ字形状となるように屈曲させたシャッタ部材55と、このシャッタ部材55に取り付けられる細長い板状のスライド部材56とからなる。シャッタ部材55は、第1シェル25の外面と遮光板12の第1の板部12aとの間に挿入される第1シャッタ55aと、第2シェル26の外面と遮光板12の第2の板部12bとの間に挿入される第2シャッタ55bと、これら第1シャッタ55aと第2シャッタ55bとを連設するとともに、スライド部材56が取り付けられる連設部55cとを備えている。
スライド部材56は、上面がカートリッジ本体11の装填方向先端面から露出されるように、第1シェル25と第2シェル26との間にスライド自在に組み込まれる。スライド部材56の上面端部には、シャッタ部材55の連設部55cの内面に取り付けられる取付面56aが設けられている。この取付面56aには、例えば2本のピン56bが一体に形成されており、連設部55cに設けられた二つの穴55dに挿入されて熱で先端が潰されることにより、シャッタ部材55とスライド部材56とを固着する。
本発明によりカートリッジ本体の内部にRFID(Radio Frequency Identification)を備え付けている。符号81がRFIDで、このRFID81には、第2シェル26の内側の面に突出された支持リブ82に取り付けられている。
このRFIDに、諸データを記憶させ、電波でRFID記録再生装置(後述)と交信することで、アンテナ側からの非接触電力伝送技術により、電池を持たない半永久的に利用可能となり、記録再生装置の内部の遮光された暗室内でも読み取り及び書き込みが可能である。
図3はRFIDの内部構造とその通信相手である記録再生装置の内部構造を説明するための概念斜視図(a)とブロック図(b)を示している。
図に示すように、RFID81はRF(無線周波数)回路201と変調回路202と復調回路203と電源回路204とCPU205とこれに接続された光ディスク4の固有情報を記憶するメモリ206を有する。
電源回路204は図示しないコンデンサを内蔵しており、このコンデンサはコイル210とともに共振回路を形成する。コンデンサにはコイル210が特定の共振周波数の電波を受信したときにその電磁誘導で生じる電力が充電される。
電源回路204はこの電力を整流し安定化してCPU205に供給し、RFID81を活性化する。メモリ206はROM、RAM、及びEEPROMを含み、CPU205の制御の下で電波のデータ通信による読出しコマンドに応じて記憶されたデータの読出しを行うとともに、記録再生装置からの書込みコマンドに応じてデータの書込みが行われる。
RFID81からデータの読出しを行うRFID記録再生装置100にはアンテナ110が接続され、その内部には、バッテリを内蔵する電源回路104とRF(無線周波数)回路101と変調回路102と復調回路103と、CPU105と、メモリ106と、ディスプレー107と、入力装置108とを備えている。
RFID81のメモリ206には、本発明により記録媒体4のディスク情報(書き込みが行われた最終の位置を示すアドレス番号)を記録させているのが特徴である。その他の情報(例えば、その記録データのタイトル、種別、内容、記憶時間等)も記録することができる。
図4はこのホログラム記録媒体を内部に収納して記録再生を行う記録再生装置の1例を示す斜視図、図5はその記録再生装置の内部構成を示す概略図である。
図4および図5に示すように、カートリッジ2を装填して使用される記録再生装置10は、カートリッジ2を挿入可能な挿入口91が形成され、外部から遮光された内部空間92を有する筐体90を備える。挿入口91は、ピン93を中心として回動自在に筐体90の内部に配設された挿入口シャッタ94により開閉される。挿入口シャッタ94は、捩じりコイルばね96の一端が係止されて挿入口シャッタ94を閉じる方向に付勢している。挿入口91には、その開口全周に亘って遮光部材95が固着されており、挿入口シャッタ94が閉じられたとき挿入口シャッタ94と協働して挿入口91を外部から遮光する。
ロック解除機構78は、第2のロック部材64に係合して作動させる第2の解除部材である1対の位置決め部材77a,77bと、第1のロック部材63に係合して作動させる第1の解除部材である一対の係合ピン79a、79bとからなる。
1対の位置決め部材77a,77bは、挿入口91から矢印C方向に挿入されたカートリッジ2の両側面の位置決め溝7,8に係合するように挿入口91に向かって突出して筐体90に固定されている。1対の位置決め部材77a,77bは、それぞれ位置決め溝7,8に係合してカートリッジ2の挿入方向、及びこの挿入方向に直交する方向でカートリッジ2を位置決めする。
シャッタ開放機構80は、スライド部材56の被操作部56dの外側に当接する一対の操作片81a,81bと、両端側に右ねじ82aおよび左ねじ82bがそれぞれ形成されたリードねじ82を備える。リードねじ82の右ねじ82aには操作片81aが螺合し、左ねじ82bには操作片81bが螺合している。リードねじ82の一端には、駆動モータ83の回転軸が固定されてリードねじ82を時計方向または反時計方向に回転させるようになっている。
カートリッジ2が挿入口91から記録再生装置(ホログラム記録装置)10に装填されると、記録再生装置10に固定された位置決め部材77a(図4)が位置決め溝7(図4)に挿入され、カートリッジ2を位置決めすると共に、第2のロック部材64の被押圧片64dをロックバネ65の付勢に抗して押庄する。第2のロック部材64は、リンク部64bを中心に時計方向に回動して、回動部64cの底面が規制片70から離れるため、第1のロック部材63の下方へのスライドが可能となる。
筐体90(図5)の内部には、筐体90内の明るさを検出する照度センサ98と、挿入口91から挿入されるカートリッジ2の先端を検出してカートリッジ2が所定の位置まで正常に挿入されたことを検出するカートリッジセンサ99とが配設されている。
一方、照度センサ98で検出した照度が所定の照度以上であると(S2)、記録ディスク4を感光させるおそれがあるので、シャッタ13を開くことなく表示装置(図示せず)に警告を表示したり、カートリッジ2を記録再生装置10から排出するなどして使用者の注意を喚起する(S4)。
また、ロック機構27は、カートリッジ2を記録再生装置10に挿入することにより自動的にロック解除され、更に記録再生装置10が遮光された後にシャッタ13が開くので記録ディスク4の感光を確実に防止することができる。
以上、カートリッジ2を記録再生装置10に挿入してからロック解除して、記録再生装置10の遮光後にシャッタ13を開くまでの動作メカニズムを説明した。
(1)RFIDにアドレス情報を書き込んでおく。
このアドレス情報を基に、次回記録する場所を探すことが出来るので、迅速に探すことができるようになる。すなわち、ホログラム記録媒体はライトワンス記録媒体であるので、ホログラム記録媒体の中にディスク情報(次回記録する記録場所のアドレス情報)を書き込む従来の方式では、更新されたディスク情報を記録更新毎に同じ位置に記録することができず、前回のディスク情報を記録していた場所の隣の場所に更新のディスク情報を追記していくので、次回記録する場所のアドレス番号を知るには、ディスク情報の最初の書き込み場所からスタートしてその記録エリアを逐次追って最終の書き込み場所まで進み、その次に記録がないことを知って初めて現時点で記録されている場所のアドレス番号が判る(したがって、次回記録すべき場所がこれから判る)から、最新のディスク情報を得るまでには相当長い時間がかかった。そこで、RFIDには常に同じ場所に最新のディスク情報を書き込むことができるので、上記欠点が解決できる。
RFIDは使い易い反面、破損の恐れも考えられるので、RFIDに書き込んだ内容を逆に記録媒体にも書き込んでおき、できれば改竄されないように、定着させて、バックアップとして永久保存するのが好ましい。
記録時にエラーが発生したときの情報をRFIDに書き込んでおくようにすると、例えば、記録媒体のどの部分の記録時にエラー発生が多いかを後で追跡調査することができ、その原因を解明するのに役立つ。
ライトワンス記録媒体は何回も追記できるものではないので、何回ローディングしたかを書き込んでおくと、以後のローディングの参考にすることができる。
ホログラム記録媒体は記録したあと、1回光を記録部分に当てて定着させているが、この定着は記録部分のみに光が当たる(ようにしているが、実際はそのようになる)わけではなく、ランプ光が漏れて記録媒体の全面に広がることとなり、したがって定着回数がある程度を超すと、記録しないようにしている。そのためにこの定着回数を知ることは有効である。
記録媒体の仕様である、厚さ、記録速度、直径、送りピッチ等をRFIDに書き込んでおくと、これにより所望の数値がRFIDから瞬時に得られるので便利である。
RFIDのISO標準化規格や、各メーカー独自の特徴的な機能などをRFIDに書き込んでおくと、これにより所望情報がRFIDから得られるので便利である。
4 感光性記録媒体(特に、ホログラム記録媒体)
10 記録再生装置
11 カートリッジ本体
13 シャッタ
78 ロック解除機構
80 シャッタ開放機構
81 RFID
100 RFID記録再生装置
101 RF(無線周波数)回路
102 変調回路
103 復調回路
104 電源回路
105 CPU
106 メモリ
107 ディスプレー
108 入力装置
110 アンテナ
201 RF(無線周波数)回路
202 変調回路
203 復調回路
204 電源回路
205 CPU
206 メモリ
210 アンテナ
R1 書き込み予定位置のアドレス格納メモリ(第1メモリ)
R2 書き込み完了位置のアドレス格納メモリ(第2メモリ)
R3 前回記録された記録位置のアドレス格納メモリ(第3メモリ)
Claims (7)
- ディスク状の感光性記録媒体と、前記感光性記録媒体を回転自在に収容すると共に前記感光性記録媒体の中心と記録面とを外部に露呈させる開口を有するカートリッジ本体と、前記カートリッジ本体の外側に組み付けられて前記開口を閉じる閉じ位置と前記開口を開放する開き位置との間で移動自在に配設されたシャッタと、前記感光性記録媒体に関するディスク情報を記録できるRFID(Radio Frequency Identification)と、を備えた感光性記録媒体用カートリッジを内部に収納して前記感光性記録媒体の記録再生を行う記録再生装置において、
前記感光性記録媒体の各記録場所毎にデータを記録する際に、その記録場所を示すアドレス番号を、その記録場所へのデータの記録開始時に前記RFIDの第1書き込み場所に書き込むとともに、その記録場所へのデータの記録完了時に前記RFIDの第2書き込み場所に書き込む書き込み手段と、
記録再生装置の起動時に、前記RFIDの第1書き込み場所の内容と、前記RFIDの第2書き込み場所の内容とを比較する読み出し手段と、
を備えたことを特徴とする感光性記録媒体用記録再生装置。 - 前記書き込み手段は、前記感光性記録媒体の各記録場所毎にデータを記録する際に、その記録場所へのデータの記録が完了して、その記録場所を示すアドレス番号が前記第2書き込み場所に書き込まれた後に、前記第1書き込み場所に書き込まれているアドレス番号と前記第2書き込み場所に書き込まれているアドレス番号とが一致するとき、その一致するアドレス番号を前記RFIDの第3書き込み場所へ書き込むことを特徴とする請求項1記載の感光性記録媒体用記録再生装置。
- 前記読み出し手段は、記録再生装置の起動時に、前記第1書き込み場所の内容と、前記第2書き込み場所の内容とを比較した結果、両者が不一致のとき、前記第3書き込み場所に書き込まれているアドレス番号を基にバックアップルーチンを稼働させることを特徴とする請求項2記載の感光性記録媒体用記録再生装置。
- 前記バックアップルーチンは、前記第3書き込み場所に書き込まれているアドレス番号が示す記録場所から後の記録場所を再生してどこまで正しく記録されているかを調べ、記録不良の部分から後を追記して前記後の記録場所におけるデータの記録を完了させるものであることを特徴とする請求項3記載の感光性記録媒体用記録再生装置。
- 前記バックアップルーチンは、記録不良の部分から後を追記して前記後の記録場所におけるデータの記録を完了させることが困難な場合に、前記第1書き込み場所に書き込まれているアドレス番号を1つ進めたアドレス番号が示す前記感光性記録媒体の新たな記録場所に記録させることを特徴とする請求項4記載の感光性記録媒体用記録再生装置。
- バックアップ電源を備え、
前記書き込み手段が前記RFID内の第1書き込み場所にアドレス番号を書き込んでいる最中に、又は、前記第2書き込み場所にアドレス番号を書き込んでいる最中にプロセスが停止したときは、前記バックアップ電源を用いて当該書き込みを続行し完了させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の感光性記録媒体用記録再生装置。 - 請求項1〜6のいずれか1項記載の感光性記録媒体用記録再生装置で使用されることのできるRFIDを内蔵したことを特徴とするディスク状のホログラム記録媒体カートリッジ。
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