JP4429131B2 - スピーカ - Google Patents

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本発明は、音響装置に用いられるスピーカに係り、詳しくは、同心的に配置される異径の2つのボイスコイルを備えたスピーカに関する。
従来、2つのボイスコイルを備えた、所謂、ダブルボイスコイルスピーカが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この種のスピーカでは、小径のボイスコイルと、大径のボイスコイルとが紙、布等で形成された振動板に同心的に装着されている。そして、オーディオ信号が供給される前記小径のボイスコイル及び前記大径のボイスコイルの双方により振動板が振動させられて、前記オーディオ信号に応じた音が発生する。このようなスピーカによれば、小径のボイスコイルが比較的高い周波数帯の音、大径のボイスコイルが比較的低い周波数帯の音をそれぞれ受け持つことにより、広い周波数帯域の音を出すことが可能となる。
実開昭53−163120号公報
前述したような構造のスピーカでは、小径のボイスコイルからのリード線は、振動板を貫通して当該振動板の前面を通り、更に当該スピーカの外縁に至るような引き回しがなされる。このように引き回されるリード線は、従来、振動板の前面でのフォーミングがばらついて、振動板や該振動板の前面に設けられる保護ネットに接触するおそれがあった。
本発明は、このような従来の問題を解決するためになされたもので、小径ボイスコイルから主振動部を貫通して該主振動部の前面を通って引き回されるリード線のフォーミングが安定し得る構造のスピーカを提供するものである。
本発明に係る複合スピーカは、リング状の主振動部と、該主振動部の径方向内側を支持する内側支持部と、前記主振動部の径方向外側を支持する外側支持部とを有する振動板と、前記主振動部の外縁に装着された大径ボイスコイルユニットと、前記主振動部の内縁に装着された小径ボイスコイルユニットとを備えたスピーカであって、当該スピーカの外周縁にホーンリングが設けられ、該ホーンリングの一部に、前記小径ボイスコイルユニットから前記主振動部を貫通して該主振動部の前面を通って当該スピーカの外縁に至るリード線の当該外縁側端部における所定長を振動板の前面方向に膨らむ湾曲状にて案内するリード線案内部が形成された構成となる。
このような構成により、小径ボイスコイルユニットから振動板における主振動部を貫通して該主振動部の前面を通って当該スピーカの外縁に至るリード線の外縁側端部における所定長分が湾曲状に維持される。このようにリード線の前記外縁側端部における所定長分が湾曲状に維持される結果、振動板における主振動部の前面を通るリード線全体のフォーミングが変化し難くなる。
また、このような構成により、通常スピーカに設けられるホーンリングをリード線の前記外縁側端部における所定長分を湾曲状にて案内するために利用することができる。
更に、本発明に係るスピーカは、前記ホーンリングの一部に切り欠き部を前記リード線案内部として形成した構成とすることができる。
このような構成により、リード線がホーンリングの一部に形成された切り欠き部に挟まれるようになるので、更に、リード線のフォーミングを安定的に保つことができるようになる。
本発明に係るスピーカによれば、小径ボイスコイルユニットから振動板における主振動部を貫通して該主振動部の前面を通って当該スピーカの外縁に至るリード線の外縁側端部における所定長分が湾曲状に維持され、それにより、振動板における主振動部の前面を通るリード線全体のフォーミングが崩れ難くなるので、小径ボイスコイルから主振動部を貫通して該主振動部の前面を通って引き回されるリード線のフォーミングが安定し得るようになる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
本発明の実施の一形態に係るスピーカは、図1及び図2に示すように構成される。図1は、スピーカを前面からみた平面図であり、図2は、図1におけるA−A断面図である。
図1及び図2において、このスピーカは、ヨーク20とヨーク20に合体する振動板10とを有する。合成樹脂や紙あるいは布等で形成された振動板10は、リング状の主振動部11と、主振動部11の径方向内側を支持するリング状の内側支持部12と、主振動部11の径方向外側を支持するリング状の外側支持部14とを備えており、リング状の内側支持部12の内側に平坦部13が形成されている。主振動部11、内側支持部12及び外側支持部14のそれぞれの断面(図2参照)は、当該スピーカの前方側に突出する湾曲形状となっている。主振動部11、内側支持部12及び外側支持部14それぞれの湾曲径は、所望の音声出力特性が得られるように設定されている。すなわち、主振動部11の湾曲径が最も大きく、また、外側支持部14の湾曲径が内側支持部12の湾曲径よりも若干大きくなっている。
振動板10の中央に位置する平坦部13の裏面には合成樹脂等で形成された内側スペーサ61が接着固定されている。内側スペーサ61の振動板10(平坦部13)に対する接着面と逆側の面には凸部61aが形成されている。振動板10における外側支持部14の更に外側に続く最外周縁部の裏面には合成樹脂等で形成されたリング状の外側スペーサ62が接着固定されている。また、振動板10における主振動部11の裏側外縁には大径ボイスコイルユニット55が装着されると共に、主振動部11の裏側内縁には小径ボイスコイルユニット50が装着されている。小径ボイスコイルユニット50は、主振動部11の内縁の径と略等しい径となる小径ボビン52の所定位置に小径ボイスコイル51が巻かれた構造となっており、小径ボビン52の一端部が主振動部11の裏側内縁に接着固定されている。また、大径ボイスコイルユニット55は、主振動部11の外縁の径と略等しい径となる大径ボビン57の所定位置に大径ボイスコイル56が巻かれた構造となっており、大径ボビン57の一端部が主振動部11の裏側外縁に接着固定されている。
磁性体材料で形成されたヨーク20は、円盤状の底部21と、底部21の外縁端部に立設するリング状の外周壁部22と、底部21の中央に立設する中央円柱部23とを備えており、中央円柱部23と外周壁部22との間にリング状の溝24が形成されている。中央円柱部23の端面には凹部23aが形成されている。また、ヨーク20における溝24には、リング状の磁石31が底部21に固定されるように設けられており、磁石31の端面に磁性体材料で形成されたリング状のプレート32が固定されている。そして、それぞれ対向する外周壁部22の内周面とプレート32の外周面との間に磁気ギャップが形成されると共に、それぞれ対向する中央円柱部23の外周面とプレート32の内周面との間に磁気ギャップが形成される。ヨーク20における外周壁部22の前方外側エッジ部分にリング状の振動板支持体40が装着されている。振動板支持体40における支持端面の径方向内側にリング状の突起41が形成されている。
振動板10に接着固定された内側スペーサ61の凸部61aをヨーク20における中央円柱部23の端面に形成された凹部23aに嵌合させると共に、振動板10に接着固定された外側スペーサ62の内縁を突起41に当接させた状態で、内側スペーサ61がヨーク20の中央円柱部23に、外側スペーサ62が振動板支持体40の支持端面に、それぞれ接着固定される。内側スペーサ61の凸部61aと中央円柱部23の凹部23aとの嵌合及び外側スペーサ62の内縁と振動支持体40の突起41との当接によって、ヨーク20に対する振動板10の径方向(図面左右方向)位置の規制がなされる。また、内側スペーサ61の厚さと、外側スペーサ62及び振動板支持体40のトータル的な厚さとが一致するように設定され、これらの厚さによってヨーク20に対する振動板10の前後方向(図面上下方向)位置の規制がなされる。
ヨーク20に対する振動板10の前述したような位置規制により、小径ボイスコイルユニット50の小径ボイスコイル51がヨーク20の中央円柱部23の外周面とプレート32の内周面との間の磁気ギャップ内に適正に配置されると共に、大径ボイスコイルユニット55の大径ボイスコイル56がヨーク20の外側壁部22の内周面とプレート32の外周面との間の磁気ギャップ内に適正に配置される。
更に、振動板10にて発生する音を効率良く前方に導くためのホーンリング43が、振動板支持体40に外側スペーサ62を挟むように固定されている。ホーンリング43には、図1に示すように、2つの切り欠き部44a、44bが形成されている。これら2つの切り欠き部44a、44bは、ホーンリング43の中心を挟んで相互に対向している。小径ボイスコイルユニット50における小径ボイスコイル51の一方のリード線53aが振動板10における主振動部11を貫通し、主振動部11の前面を通ってこの主振動部11の湾曲形状に倣うようにホーンリング43の切り欠き部44aに向けて延び、同様に、小径ボイスコイル51の他方のリード線53bが、主振動部11を貫通し、主振動部11の前面を通ってホーンリング43の切り欠き部44bに向けて延びている(図2参照)。
ホーンリング43の各切り欠き部44a、44bには、リード線案内部45a、45bが形成されている。各リード線案内部45a、45bは、ホーンリング43の中心に向く案内面45c、45dを有する。そして、その案内面45c、45dは、振動板10の前面方向にへこむ凹面(湾曲状)となっている。切り欠き部45aに向けて延びるリード線53aは、切り欠き部44aに挟まれた状態で(図1参照)リード線案内部44aの案内面45cに沿って当該スピーカの外縁に至る。また、切り欠き部44bに向けて延びるリード線53bは、切り欠き部44bに挟まれた状態で(図1参照)リード線案内部45bの案内面45dに沿って当該スピーカの外縁に至る。
このようにして当該スピーカの外縁に至る各リード線53a、53bの当該外縁側端部における所定長分(図2における破線楕円部分)は、リード線案内部45a、45bの案内面45c、45dに沿って案内されることにより、振動板10の前面方向に膨らむ湾曲状に維持されるようになる。これにより、主振動部11の前面を通る各リード線53a、53b全体のフォーミング(形状)が崩れ難くなり、各リード線53a、53bのフォーミングが安定するようになる。また、各リード線53a、53bは、ホーンリング43の切り欠き部44a、44bに挟まれるようになるので、主振動部11の前面において図1の上下方向に倒れに難くなる。
図2に示すように、振動板10の前面側には、断面山形状の保護パンチングネット70が装着されている。この保護パンチングネット70は、金属板に多数の小孔が穿設されてなるものであり、ホーンリング43の外周面に嵌着されている。
このように、小径ボイスコイル51から振動板10の主振動部11を貫通し、その主振動部11の前面を通って当該スピーカの外縁に至る各リード線53a、53bのフォーミングが安定すると共に、各リード線53a、53bが倒れ難くなるので、各リード線53a、53bが振動板10(主振動部11)やホーンリング43に装着された保護パンチングネット70に接触することが防止される。
以上、説明したように、本発明に係るスピーカは、小径ボイスコイルから主振動部を貫通して該主振動部の前面を通って引き回されるリード線のフォーミングが安定し得るという効果を有し、同心的に配置される異径の2つのボイスコイルを備えたスピーカとして有用である。
本発明の実施の形態に係るスピーカの平面図である。 図1に示すA−A断面図である。
符号の説明
10 振動板
11 主振動部
12 内側支持部
13 平坦部
14 外側支持部
20 ヨーク
21 底部
22 外周壁部
23 中央円柱部
23a 凹部
31 磁石
32 プレート
40 振動板支持体
41 突起
43 ホーンリング
44a、44b 切り欠き
45a、45b リード線案内部
45c、45d 案内面
50 小径ボイスコイルユニット
51 小径ボイスコイル
52 小径ボビン
53a、53b リード線
55 大径ボイスコイルユニット
56 大径ボイスコイル
57 大径ボビン
61 内側スペーサ
61a 凸部
62 外側スペーサ

Claims (2)

  1. リング状の主振動部と、該主振動部の径方向内側を支持する内側支持部と、前記主振動部の径方向外側を支持する外側支持部とを有する振動板と、
    前記主振動部の外縁に装着された大径ボイスコイルユニットと、
    前記主振動部の内縁に装着された小径ボイスコイルユニットとを備えたスピーカであって、
    当該スピーカの外周縁にホーンリングが設けられ、該ホーンリングの一部に、前記小径ボイスコイルユニットから前記主振動部を貫通して該主振動部の前面を通って当該スピーカの外縁に至るリード線の当該外縁側端部における所定長を振動板の前面方向に膨らむ湾曲状にて案内するリード線案内部が形成されたことを特徴とするスピーカ。
  2. 前記ホーンリングの一部に切り欠き部を前記リード線案内部として形成したことを特徴とする請求項記載のスピーカ。
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