JP4428945B2 - 圧電アクチュエータの評価方法及び液滴吐出装置の製造方法 - Google Patents

圧電アクチュエータの評価方法及び液滴吐出装置の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧電変位素子及び圧電アクチュエータに関し、より詳しくは、例えば加速度センサ、ノッキングセンサ、AEセンサ等の圧電センサ、燃料噴射用インクジェクター、インクジェットプリンタ用印刷ヘッド、圧電共振子、発振器、超音波モーター、超音波振動子、フィルタ等に適し、特に、広がり振動、伸び振動、厚み縦振動を利用した印刷ヘッドとして好適に用いられる圧電体アクチュエータの評価方法及び液滴吐出装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】
従来から、圧電セラミックスを利用した製品としては、例えば、圧電アクチュエータ、フィルタ、圧電共振子(発信子を含む)、超音波振動子、超音波モーター、圧電センサ等がある。
【0003】
これらの中で、圧電アクチュエータは、電気信号に対する応答速度が10−6秒台と非常に高速であるため、半導体製造装置のXYステージの位置決め用圧電アクチュエータやインクジェットプリンタの印刷ヘッドに用いられる圧電アクチュエータ等に応用されている。
【0004】
インクジェット方式を利用した印刷ヘッドは、例えば、図8(a)に示したように、圧電アクチュエータ51が、流路部材53の上に設けられた構造を有する(例えば、特許文献1参照)。流路部材53は、複数のインク加圧室53aが隔壁53bによって仕切られ、インク加圧室53aは圧電アクチュエータ51に当接するように並設されている。
【0005】
圧電アクチュエータ51は、共通電極の役割を兼ねた導電性の振動板55上に圧電セラミック層54が設けられ、圧電セラミック層54の上に表面電極56(個別電極を含む)が設けられている。表面電極56は、図8(b)に示したように、圧電セラミック層54の表面に複数配列されることにより、複数の圧電変位部57が形成されたものである。この圧電アクチュエータ51はインク加圧室53aの直上に表面電極56が位置するようにして流路部材53上に配置されている。
【0006】
そして、上記のような印刷ヘッドでは、共通電極55と所定の表面電極56との間に電圧を印加して該表面電極56直下の圧電セラミック層54を変位させることにより、インク加圧室53a内のインクを加圧して、流路部材53の底面に開口したインク吐出口58よりインク滴の吐出が行われる。
【0007】
また、このような印刷ヘッドに用いられる圧電アクチュエータの変位量を評価する場合には、まず、複数の変位素子を有する圧電アクチュエータを支持部材に接着し、この圧電アクチュエータの電極部と支持基板の配線パターンとを導電性接着剤等で電気的に接続する。その後、個々の圧電素子に一定の電圧を印加して、各変位素子の変位量を測定することが行われている(例えば、特許文献2参照)。
【0008】
【特許文献1】
特開平11−34321号公報図1
【0009】
【特許文献2】
特開2003−39657号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献2に記載の評価方法では、圧電アクチュエータを支持部材に接合してから圧電アクチュエータの不良の判別を行うため、製造工数が増えるとともに、不良が発生した時には支持部材自体や圧電アクチュエータを支持部材に接合する工程が無駄になりコスト上昇の大きな要因となっていた。
【0011】
また、径方向振動モードd31を利用した変位素子が基板表面に複数並んだ圧電アクチュエータの場合には、支持部材を接合しないで変位量を評価すると、隣接する変位素子が振動の干渉を起こして、電圧を印加していないのに変位してしまい正確な変位量の測定が困難であるという問題があった。
【0012】
従って、本発明は、支持部材に接合しなくても、簡便な方法で正確な測定の可能な圧電アクチュエータの評価方法及び液滴吐出装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、圧電アクチュエータの自己分極Pと圧電定数又は変位量とに相関関係があることを知見し、自発分極Pを測定することによって、その値から圧電特性を算出するか又は予測して圧電アクチュエータの圧電特性及びその分布情報を得るものであり、これにより支持部材に接合しなくても、簡便な方法で正確な測定を可能とすることを見いだし、本発明に至った。
【0014】
即ち、本発明の圧電アクチュエータの評価方法は、複数の変位素子を具備する圧電アクチュエータの評価方法であって、該圧電アクチュエータを、前記変位素子が非拘束部となり、前記変位素子以外の部位が拘束部となるように保持部材に固定し、非拘束部となっている前記変位素子について、圧電定数k31を測定することにより、D−Eヒステリシス曲線における自発分極Pを測定し、前記変位素子の圧電定数d31を評価することを特徴とするものである。
【0015】
従来技術では支持部材を接合してから変位を測定もしくは圧電定数を測定していたのに対し、個々の変位素子について、圧電定数k31を測定することにより、D−Eヒステリシス曲線における自発分極Pを測定、径方向振動モードを利用した変位素子を複数個有する圧電アクチュエータを評価する場合においても、振動の干渉を抑制し、支持部材への接合無しで、かつ圧電素子を切断することなく、個々の変位素子の圧電特性を精度良く簡便に測定することが可能となる。これにより圧電アクチュエータの不良判別を迅速に且つ正確に行うことができ、また、そのプロセスを簡略化し、低コスト化に寄与することが可能となる。
【0016】
また、この評価方法は、圧電アクチュエータが振動板上に、共通電極、圧電セラミック層及び複数の個別電極が順次形成され、前記共通電極、前記個別電極および共通電極と個別電極とで挟持された圧電セラミック層により前記変位素子が形成されたものに好適である。本発明は、このような構成を有する圧電アクチュエータであっても支持部材に接合することなく、より簡便に圧電特性を評価することが容易となる。
【0017】
さらに、圧電アクチュエータの厚みが100μm以下に薄層化された焼結磁器であっても、容易且つ迅速に、しかも確実に測定評価を行うことができる。
【0019】
なお固定する場合には、圧電アクチュエータを、真空チャックを用いて固定することが好ましい。また、圧電アクチュエータを、保持部材を介して固定することが好ましい。これにより、圧電アクチュエータを簡便に且つ容易に脱着でき、しかも薄いアクチュエータであっても安全に保持することが可能となる。
【0020】
本発明の液滴吐出装置の製造方法は、上記の圧電アクチュエータの評価方法で評価した圧電アクチュエータを、前記複数の変位素子が非拘束部となるように流路部材に固定することを特徴とするものである。圧電アクチュエータの評価方法によって圧電定数を評価して不良品を排除すれば、簡便でしかも短時間で正確な測定を行えることから、工程を簡略化でき、製造コストを低減し、歩留りの向上を図ることができる。製造する液滴吐出装置は、特に印刷ヘッドであることが好ましく、この製造方法をインクジェット方式のプリンタ、印刷機等に好適に適応することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明は、複数の変位素子を具備する圧電アクチュエータの評価方法に関するものである。例えば、図1に示したように、振動板3の上に複数の変位素子7が形成されている圧電アクチュエータを評価するものである。このような圧電アクチュエータの構造の一例を図2に示した。
【0022】
本発明の圧電アクチュエータ11は、振動板13上に、内部電極15、圧電セラミック層14、及び複数の表面電極16が、この順に積層され構成されている。変位素子17は表面電極16と内部電極15とで挟持された圧電セラミック層14とから構成されるものである。
【0023】
このような変位素子17の大きさは、例えば、縦10mm、横10mmの振動板13の上に、2個以上、特に50個以上、更には100個以上、より好適には200個以上集積されており、これらの変位特性とそのばらつきを精度良く、しかも簡便な方法によって評価することが必要となっている。
【0024】
本発明によれば、圧電アクチュエータ11の厚みが100μm以下、特に80μm以下、更には60μm以下であることが好ましい。このような薄層の圧電アクチュエータ11であっても容易に評価することができ、しかも迅速に評価することができる。さらに破壊や欠損もなく正確な測定評価を行うことができる。
【0025】
なお、本発明のアクチュエータの評価方法は、前記した単層品に限定されるものではなく、共通電極と個別電極が複数ずつ繰り返し積層された積層体からなっていても、本発明を好適に適応することが可能である。例えば、図3に示したように、圧電アクチュエータ21は、圧電セラミック層24の内部又は表面に複数の電極が設けられ、共通電極25と個別電極26とが交互に設けられている。また、厚み方向に対して同じ位置に配置された個別電極26は、お互いに電気的に接続され、共通電極25と個別電極26とこれらの電極に挟持された圧電セラミック層24とで変位素子27が形成されている。
【0026】
従って、厚み方向に対して同じ位置に配置された個別電極26はすべて同電位となり、また、共通電極25も全てが電気的に連結されて同電位となるとともに、共通電極25と個別電極26との間で変位が生じ、複数の層が変位するため、変位量が助長され、大きな変位を発生することができる。このような圧電アクチュエータも、本発明の評価方法を好適に適応することが可能である。
【0027】
次に、圧電アクチュエータの保持方法については、基板や治具の上に載置しても良いし、或いは、クランプ等により機械的に保持しても良いが、特に、真空チャックを用いて圧電アクチュエータを固定することが好ましい。真空チャックを用いれば、圧電アクチュエータの脱着が容易で、しかも吸着力を制御すれば薄い圧電アクチュエータであっても破壊することが少なく歩留りを高め、その結果コスト削減に寄与することが容易となる。
【0028】
なお、真空チャックとは、圧電アクチュエータの一方の主面を減圧にして、その際の吸引力によって圧電アクチュエータを保持するものである。
【0029】
また、圧電アクチュエータは、測定に先立って固定される際に、保持部材を用いて固定されるのが好ましい。例えば、図4に示したように、減圧容器123の試料固定部124と真空ポンプに連結された排気管(図示せず)に接続された真空排気口125を通して減圧容器123の内部が減圧状態になる。従って、圧電アクチュエータ121、保持部材122を減圧容器123の試料固定部124の上に載置すると、保持部材122に設けられた吸引孔128を介して圧電アクチュエータ121の一部が吸引され、その吸引力で圧電アクチュエータ121が保持される。
【0030】
保持部材122に設けられた吸引孔128は、表面電極126(個別電極を含む)又は変位素子127を囲うようにして変位素子127の外周部を固定するものであり、保持部材122に設けられた振動溝129によって変位素子127が自由に変位することができるようになっている。
【0031】
このように、圧電アクチュエータ121の保持には、圧電アクチュエータ121を拘束し、且つ圧電アクチュエータ121に設けられた変位素子127の変位を可能にすることが好ましく、複数の変位素子127のうち、一部の変位素子127の外周部を個々に拘束することができる手段を備えることが望ましい。
【0032】
また、本発明における保持方法は、上述したように、変位素子127を非拘束部とし、変位素子127以外の部位を拘束部となるように保持部材によって圧電アクチュエータ121を固定することが好ましい。これにより、実際に流路部材に接着剤等で固定した時と同じ状態を再現することができ、さらに正確な測定が期待できる。例えば、100μm以下の薄い圧電アクチュエータ121は、割れを防止するために、特定の保持具に固定するのが良い。
【0033】
また、保持部材122として、複数の吸引孔及び/又は溝を備えた保持板を用い、その上に圧電アクチュエータを載置した状態で保持するのが良い。このような保持部材122は、印刷ヘッドに用いる流路部材と類似の材質や類似の形状及び大きさを有していることが、印刷ヘッドとして使用する状態を再現することによって、より正確な評価を行う上で好ましい。
【0034】
そして、上述したように、隣接点との干渉を抑制するために、個々の変位素子127の外周部を固定することが好ましい。全ての変位素子127を測定しない場合であっても、測定する変位素子127の外周部を固定させ、振動させることが、より正確な評価のために必要であり、更に全ての変位素子127を外周部で固定させることが望ましい。
【0035】
例えば、変位素子127の外周部に保持部材122の複数の吸引孔128が配置するように、圧電アクチュエータを保持部材に載置し、減圧して保持することができる。これは、いわゆる真空チャックであり、多数の変位素子127をその外周部で同時に保持することが容易であり、その結果、隣接する変位素子127との干渉を抑制でき、変位特性をより精度良く評価することが可能となる。
【0036】
このような多数の変位素子127が設けられた構造に対しては、本発明の評価方法を用いることによって短時間で、正確な評価を行うことが可能となり、特に測定する変位素子127の数が多いほどその効果が大きい。
【0037】
そして、本発明の圧電アクチュエータの評価方法は、複数の変位素子のD−Eヒステリシス曲線における自発分極Pを測定し、その値から圧電特性を評価するものである。
【0038】
具体的には、測定する変位素子の圧電特性として、ソーヤタワー回路を用いて所定の電圧を印加したときの自発分極Pを測定する。本発明によれば、駆動に利用している圧電アクチュエータの振動モードは径方向振動であるので本来、圧電定数としてはd31で評価すべきであるが上述したように同一基板内に複数の変位素子を有する場合、隣接する素子の振動干渉でd31を正確に評価することが困難であるため、種々の評価手法に関して検討した結果、D−Eヒステリシス曲線より算出した自発分極Pと径方向振動モードにおける圧電定数は密接な関連があることを見出した。
【0039】
図5は、本発明の圧電アクチュエータを構成する変位素子のD−Eヒステリシス曲線である。即ち、電圧V(E)に対する自発分極P(D)の関係を示すものである。図6はk31と自発分極Pとの関係を示したものであり、両者には直線関係がある。k31とは、分極方向に対して垂直方向の電気機械結合係数をいう。従って、予め、これらを比較して校正曲線を作成しておけば、自発分極Pを測定することによって製品としての圧電アクチュエータのd31を簡便に且つ正確に評価することができる。尚、d31=k31(ε33 ・S11 1/2で表されることから、自発分極Pを測定することによってd31を評価することができる。
【0040】
測定方法に関しては、図7に示すように、圧電アクチュエータ151を保持装置152に固定し、圧電アクチュエータ151の個々の変位素子に正極、負極を設け、自発分極測定装置154を用いて圧電アクチュエータの両極にそれぞれ触診用プローブ153のプローブ端子を接続する。また、所望により、端子の接続を確認するため、CCDカメラ155による映像をモニタ156で確認しながら作業を行うことができる。
【0041】
この操作は、単独の変位素子についての測定であっても良いし、複数の変位素子についての測定であっても良い。例えば、複数の変位素子に対して、それぞれ電気的に接続し、同時に、或いは順次これらの変位素子についてD−Eヒステリシス曲線における自発分極Pを測定すれば良い。
【0042】
このように、平面上に複数の変位素子が形成されている場合、特に、支持部材に接合しなくても、D−Eヒステリシス曲線における自発分極Pを測定することによって圧電特性を評価することが容易にできる。
【0043】
本発明の液滴吐出装置の製造方法は、上記の圧電アクチュエータの評価方法によって評価した圧電定数に基づいて不良品を排除し、しかる後に良品である圧電アクチュエータのみを流路部材に接着し、固定することが重要である。この製造方法は、特に印刷ヘッドの製造方法として好適である。即ち、圧電アクチュエータを流路部材に接着する前に、圧電アクチュエータの個々の変位素子の圧電特性のバラツキ、異常素子を検査確認できるため、圧電アクチュエータ単体での性能を保証することが可能となるとともに部材コストの低減を図ることができる。
【0044】
【発明の効果】
本発明の圧電アクチュエータの評価方法は、複数の変位素子を具備する圧電アクチュエータの評価方法であって、該圧電アクチュエータを、前記変位素子が非拘束部となり、前記変位素子以外の部位が拘束部となるように保持部材に固定し、非拘束部となっている前記変位素子について、圧電定数k31を測定することにより、D−Eヒステリシス曲線における自発分極Pを測定し、前記変位素子の圧電定数d31を評価するものである。これにより、圧電アクチュエータを製品となるように流路部材に接合することなく、また、圧電アクチュエータを切断することなく、簡便な方法によって、個々の圧電素子のD−Eヒステリシス曲線における自発分極Pを測定することによって、変位や圧電定数d31を精度よく評価することが可能となり、また、本発明の液滴吐出装置の製造方法を用いると、圧電アクチュエータの不良の判別後に流路部材と圧電アクチュエータを接着するので、不良を低減し、コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧電アクチュエータの評価方法の対象となる圧電アクチュエータの側面図である。
【図2】本発明の圧電アクチュエータの評価方法の対象となる圧電アクチュエータの構造を示すための断面図である。
【図3】本発明の圧電アクチュエータの評価方法の対象となる他の圧電アクチュエータの構造を示すための断面図である。
【図4】本発明の圧電アクチュエータの固定方法を示すための斜視図である。
【図5】本発明の圧電アクチュエータにおける電圧Vと自発分極Pの関係を示したものである。
【図6】本発明の圧電アクチュエータにおけるk31と自発分極Pの関係を示したものである。
【図7】本発明の圧電アクチュエータの自発分極Pの測定ブロック図を示したものである。
【図8】従来の印刷ヘッドの構造を示すもので、(a)は断面図、(b)は平面図である。
【符号の説明】
1、11、21、121・・・圧電アクチュエータ
3、13・・・・・・・・・・振動板
7、17、27、127・・・変位素子
14、24・・・・・・・・・圧電セラミック層
15、25・・・・・・・・・共通電極
16、26、126・・・・・個別電極

Claims (5)

  1. 複数の変位素子を具備する圧電アクチュエータの評価方法であって、該圧電アクチュエータを、前記変位素子が非拘束部となり、前記変位素子以外の部位が拘束部となるように保持部材に固定し、非拘束部となっている前記変位素子について、圧電定数k31を測定することにより、D−Eヒステリシス曲線における自発分極Pを測定、前記変位素子の圧電定数d31を評価することを特徴とする圧電アクチュエータの評価方法。
  2. 前記圧電アクチュエータとして、振動板上に、共通電極、圧電セラミック層及び複数の個別電極が順次形成され、前記共通電極、前記個別電極および前記共通電極と前記個別電極とで挟持された前記圧電セラミック層により前記変位素子が形成されている圧電アクチュエータを用いることを特徴とする請求項1記載の圧電アクチュエータの評価方法。
  3. 前記圧電アクチュエータとして、厚みが100μm以下の圧電アクチュエータを用いることを特徴とする請求項1又は2記載の圧電アクチュエータの評価方法。
  4. 前記圧電アクチュエータを、真空チャックを用いて前記保持部材に固定して測定することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の圧電アクチュエータの評価方法。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の圧電アクチュエータの評価方法で評価した圧電アクチュエータを、前記複数の変位素子が非拘束部となるように流路部材に固定することを特徴とする液滴吐出装置の製造方法。
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