JP4428240B2 - エンジンのクランクシャフトの潤滑油路構造 - Google Patents

エンジンのクランクシャフトの潤滑油路構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4428240B2
JP4428240B2 JP2005014721A JP2005014721A JP4428240B2 JP 4428240 B2 JP4428240 B2 JP 4428240B2 JP 2005014721 A JP2005014721 A JP 2005014721A JP 2005014721 A JP2005014721 A JP 2005014721A JP 4428240 B2 JP4428240 B2 JP 4428240B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil hole
crankshaft
crankpin
crank
axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005014721A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006200681A (ja
Inventor
弘和 松浦
敏隆 鈴木
勇馬 宮内
淳一 市村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2005014721A priority Critical patent/JP4428240B2/ja
Publication of JP2006200681A publication Critical patent/JP2006200681A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4428240B2 publication Critical patent/JP4428240B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Description

本発明は、エンジンのクランクシャフトの潤滑油路構造に関するものである。
従来から、シリンダブロックに支承されるクランクジャーナルからコネクティングロッドを支承するクランクピンに潤滑油を供給するための、エンジンのクランクシャフトの潤滑油路構造が知られている。この潤滑油路構造は、例えば、クランクシャフトの内部にクランクジャーナルの外周面とクランクピンの外周面とを連通するように形成された直線状の油孔を備えている。そして、クランクシャフトの回転に伴う遠心力によって、潤滑油をクランクジャーナルの外周面から油孔を介してクランクピンの外周面に供給して、クランクピンとコネクティングロッドとの間の摺動面を潤滑する。
ここで、この油孔をクランクピンの軸芯に対して一方側にオフセットした場合、油孔のクランクピン側の端部における上記一方側の部分の形状が比較的先鋭となり、この先鋭部に応力集中が発生する。これは、クランクシャフトの捻り強度が低下して好ましくない。
そこで、特許文献1及び2のものでは、油孔のクランクピン側の端部に面取り部を形成している。これにより、油孔の先鋭部がなくなり、応力集中の発生が低減する。
実開平6−153818号公報 特開平10−122228号公報
しかしながら、特許文献1及び2のものでは、上述の如く、面取り部を形成することで、油孔の先鋭部をなくしているものの、これら面取り部の形態等を原因として、潤滑油がクランクピンの軸芯方向に流れて漏れてしまいやすく、摺動面の潤滑性の低下を招いていた。
また、面取り部を大きくすると、潤滑油の漏れ量が増加してしまうため、面取り部は極力大きくしたくないという要望もある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、シリンダブロックに支承されるクランクジャーナルからコネクティングロッドを支承するクランクピンに潤滑油を供給するための直線状の油孔を備えたエンジンのクランクシャフトの潤滑油路構造において、応力集中の発生を低減しながら、クランクピンとコネクティングロッドとの間の摺動面の潤滑性を向上させる技術を提供することにある。
第1の発明は、シリンダブロックに支承されるクランクジャーナルからコネクティングロッドを支承するクランクピンに潤滑油を供給するための直線状の油孔を備えたエンジンのクランクシャフトの潤滑油路構造であって、上記油孔は、上記クランクジャーナルから上記クランクピンの外周面近傍まで延び、軸芯の延長線が上記クランクピンの外周面の軸芯方向中心に対して上記クランクジャーナルとは反対側にオフセットした位置で上記クランクピンの外周面と交差する第1油孔と、軸芯が該クランクピンの軸芯方向中心位置を通り、該クランクピンの外周面からクランクピンの軸芯に向かって延びて上記第1油孔と連通する第2油孔とを有し、上記第2油孔は、軸芯が上記クランクピンの軸芯方向視で該クランクピンの外周面と垂直な垂線に対して所定角度だけ傾斜すべく、該軸芯の延長線が上記クランクピンの軸芯方向視で上記クランクピンの軸芯に対して上記クランクシャフトの回転方向側にオフセットした位置を通るように構成され、上記第2油孔の上記クランクピンの外周面側の端部には、幅が上記クランクシャフトの回転方向とは反対側に行くに従って広くなり、軸芯が上記第2油孔の軸芯と一致する面取り部が形成されていることを特徴とすることを特徴とするものである。
これにより、第2油孔及び面取り部を形成することで、第1油孔の先鋭部をなくすることができる。そのため、応力集中の発生を低減することができる。
また、第2油孔のクランクピンの外周面側の端部に、幅がクランクシャフトの回転方向とは反対側に行くに従って広くなる面取り部を形成しているので、面取り部におけるクランクシャフトの回転方向とは反対側の部分を比較的大きくすることができる。そのため、油孔からクランクピンの外周面に供給される潤滑油は、クランクシャフトの回転方向とは反対側に流れやすくなる。よって、面取り部を全体として大きくすることなく、潤滑油を、クランクピンの外周面におけるクランクシャフトの回転方向とは反対側に、すなわち、コネクティングロッドのクランクピンに対する摺動方向側に十分に供給することができる。したがって、クランクピンとコネクティングロッドとの間の摺動面における油膜の厚さを十分に確保することができ、摺動面の潤滑性を向上させることができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記第1油孔の上記クランクピン側の部分が、上記クランクシャフトの軸芯方向視で上記クランクジャーナルの軸芯と上記クランクピンの軸芯とを結ぶ直線に対して上記クランクシャフトの回転方向側にオフセットした位置に配置されていることを特徴とするものである。
これにより、第1油孔のクランクピン側の部分を、クランクシャフトの軸芯方向視でクランクジャーナルの軸芯とクランクピンの軸芯とを結ぶ直線に対してクランクシャフトの回転方向側にオフセットした位置に配置しているので、潤滑油を、クランクピンの外周面におけるクランクシャフトの回転方向とは反対側に、すなわち、コネクティングロッドのクランクピンに対する摺動方向側により一層十分に供給することができる。そのため、摺動面の潤滑性をより一層向上させることができる。
本発明によれば、第2油孔及び面取り部を形成することで、第1油孔の先鋭部をなくすることができ、応力集中の発生を低減することができる。また、第2油孔のクランクピンの外周面側の端部に、幅がクランクシャフトの回転方向とは反対側に行くに従って広くなる面取り部を形成しているので、面取り部を全体として大きくすることなく、潤滑油を、クランクピンの外周面におけるクランクシャフトの回転方向とは反対側に、すなわち、コネクティングロッドのクランクピンに対する摺動方向側に十分に供給することができる。したがって、クランクピンとコネクティングロッドとの間の摺動面における油膜の厚さを十分に確保することができ、摺動面の潤滑性を向上させることができる。以上の結果、応力集中の発生を低減しながら、摺動面の潤滑性を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の実施形態に係るエンジンのクランクシャフトの潤滑油路構造10は、クランクシャフト30のクランクジャーナル31からクランクピン32に潤滑油を供給するための直線状の油孔20を備えている。
図1に示すように、クランクシャフト30は、互いに所定間隔を開けて同一軸線A上に配設された複数のクランクジャーナル31と、相隣り合うクランクジャーナル31間にそれぞれ配設された複数対のクランクウェブ33と、各一対のクランクウェブ33間にそれぞれ配設され、クランクジャーナル31の軸芯Aに対して所定量だけオフセットした複数のクランクピン32とを一体的に結合して構成されている。クランクシャフト30は、クランクジャーナル31を中心として回転する。クランクジャーナル31は、シリンダブロック(図示せず)に軸受(図示せず)を介して回転自在に支承されている。クランクピン32は、コネクティングロッド(図示せず)の大端部を軸受けを介して回転自在に支承している。クランクピン32の軸芯Aは、クランクジャーナル31の軸芯Aと平行である。尚、図1では、2つのクランクジャーナル31と一対のクランクウェブ33と1つのクランクピン32が図示されている。
図1〜図4に示すように、油孔20は、クランクシャフト30の内部に後述の油孔24とクランクピン32の外周面とを連通するように形成されている。油孔20は、第1油孔21と第2油孔22とを連結した2段通路によって構成されている。この第2油孔22は、油孔20の一部である一方、第1油孔21の面取り部でもある。
第1油孔21は、クランクジャーナル31からクランクピン32の外周面近傍まで延びている。第1油孔21のクランクピン32側の開口端21aは、第2油孔22と接続されている(図3及び図4参照)。第1油孔21の軸芯Aの延長線は、クランクピン32の外周面の軸芯方向中心(つまりクランクピン32の軸受け幅中心)に対してクランクジャーナル31(図1で示すクランクジャーナル31のうち右側のもの)とは反対側(図1では左側)に僅かにオフセットした位置でクランクピン32の外周面と交差している。第1油孔21は、クランクシャフト30の側面視で、クランクジャーナル31の軸芯A及びクランクピン32の軸芯Aに対して傾斜している(図1参照)。第1油孔21のクランクジャーナル31側の部分(つまり、第1油孔21におけるクランクジャーナル31の内部に形成された部分)は、クランクシャフト30(クランクジャーナル31)の軸芯方向視で、クランクジャーナル31の軸芯A(中心)とクランクピン32の軸芯A(中心)とを結ぶ直線Lに対してクランクシャフト30の回転方向とは反対側(図2では右側)にオフセットした位置に配設されている。第1油孔21のクランクピン32側の部分(つまり、第1油孔21におけるクランクピン32の内部に形成された部分)は、クランクシャフト30(クランクピン32)の軸芯方向視で、直線L(またはクランクピン32の軸芯A)に対してクランクシャフト30の回転方向側(図2では左側)にオフセットした位置に配置されている。すなわち、第1油孔21は、クランクシャフト30の軸芯方向視で、クランクシャフト30の回転方向側に傾いている。
第2油孔22は、軸芯Aがクランクピン32の軸芯方向中心位置を通っている(図1参照)。第2油孔22は、クランクピン32の外周面からクランクピン32の軸芯A(つまりクランクピン32の内部)に向かって延びて第1油孔21のクランクピン32側の開口端21aと連通している。すなわち、第2油孔22は、クランクピン32の内部にクランクピン32の外周面と第1油孔21の開口端21aとを連通するように形成されている。第2油孔22の開口面積は、第1油孔21の開口端21aの開口面積よりも大きい(図3参照)。図5に示すように、第2油孔22は、軸芯Aがクランクピン32の軸芯方向視でクランクピン32の外周面と垂直な垂線Pに対して所定角度θだけ傾斜するように、軸芯Aの延長線がクランクピン32の軸芯方向視でクランクピン32の軸芯Aに対してクランクシャフト30の回転方向側にオフセットした位置を通っている。図5では、垂線Pは、第2油孔22の軸芯A及びクランクピン32の外周面の交点とクランクピン32の軸芯Aとを結ぶ直線である。
図1〜図5に示すように、第2油孔22のクランクピン32の外周面側の開口端部22a(つまり油孔20の出口端部)には、面取り幅がクランクシャフト30の回転方向とは反対側(つまり、コネクティングロッドのクランクピン32に対する摺動方向側。図3では右側)に行くに従って広くなる面取り部23が形成されている。すなわち、この面取り部23は、クランクシャフト30の回転方向とは反対側の部分がクランクシャフト30の回転方向側の部分よりも大きい。面取り部23は、略三日月形の凹曲面に形成されていて(図3参照)、軸芯Aが第2油孔22の軸芯Aと一致している(図5参照)。
クランクジャーナル31の内部には、クランクジャーナル31の径方向に延び、かつシリンダブロックからの潤滑油をクランクジャーナル31とシリンダブロックとの間の摺動面に供給するための油孔24がさらに形成されている。
−油孔の加工工程−
以下、図5及び図6を参照しながら、油孔20の加工工程について説明する。まず、孔あけ加工を行う。すなわち、クランクシャフト30の半製品に孔あけ用ドリル(図示せず)を用いて穿孔する。この孔あけ加工では、孔あけドリルの軸芯の延長線を、クランクピン32の外周面の軸芯方向中心に対してクランクジャーナル31とは反対側に僅かにオフセットした位置でクランクピン32の外周面と交差させて穿孔し、それ以外は、従来の孔あけ加工とほぼ同様である。以上により、第1油孔21が形成される。尚、孔あけ加工後、第1油孔21のクランクピン32側の端部には先鋭部が生じている。
次に、面取り加工を行う。すなわち、孔あけ加工後のクランクピン32の外周面(詳細には、第1油孔21のクランクピン32側の端部付近)に面取り用ドリル40(図6参照)を用いて穿孔する。この面取り用ドリル40は、先端部が2段形状に形成されていて、1段目の部分40aで第2油孔22を形成し、2段目の部分40bで面取り部23を形成するようになっている。この面取り加工は、面取り用ドリル40の軸芯Aをクランクピン32の軸芯方向視で図5で示す垂線Pと一致させて穿孔するのが一般的であるが、本実施形態では、面取り用ドリル40の軸芯Aをクランクピン32の軸芯方向視で垂線Pに対して所定角度θだけ傾けて(つまり、軸芯Aの延長線を、クランクピン32の軸芯方向視で、クランクピン32の軸芯Aに対してクランクシャフト30の回転方向側にオフセットさせて)穿孔する。以上により、第2油孔22及び面取り部23が同時に形成される。すなわち、2段形状の面取り部が形成される。
ここで、上述の如く、第2油孔22及び面取り部23が第1油孔21の面取り部として形成されるので、第1油孔21の先鋭部がなくなる。また、上述のように、面取り用ドリル40の軸芯Aがクランクピン32の軸芯方向視で垂線Pに対して所定角度θだけ傾いた状態で穿孔されるので、軸芯Aがクランクピン32の軸芯方向視で垂線Pに対して所定角度θだけ傾斜する第2油孔22が形成され、さらに、その第2油孔22の開口端部22aに、クランクシャフト30の回転方向とは反対側の部分が幅広の面取り部23が形成される。加えて、上述の如く、面取り用ドリル40によって同時に第2油孔22及び面取り部23が形成されるので、第2油孔22及び面取り部23の軸芯A,Aが一致する。尚、面取り加工の穿孔量を調整することで、面取り部23の形成範囲や面取り部23の大きさ等を調整することができる。
−エンジンのクランクシャフトの潤滑油路構造の潤滑油の供給動作−
以下、エンジンのクランクシャフトの潤滑油路構造10の潤滑油の供給動作について説明する。まず、クランクシャフト30が回転する。そして、クランクシャフト30のその回転に伴う遠心力によって、潤滑油が、クランクジャーナル31の外周面から油孔24,20を介してクランクピン32の外周面に供給される。ここで、面取り部23が、上述の如く、第2油孔22の開口端部22aにおけるクランクシャフト30の回転方向とは反対側に片寄るように形成されているので、油孔20からクランクピン32の外周面に供給される潤滑油は、クランクシャフト30の回転方向とは反対側に流れやすくなる。
−効果−
以上により、本実施形態によれば、第2油孔22及び面取り部23を形成することで、第1油孔21の先鋭部をなくすることができる。そのため、応力集中の発生を低減することができる。
また、第2油孔22のクランクピン32の外周面側の開口端部22aに、クランクシャフト30の回転方向とは反対側に行くに従って面取り幅が広くなる面取り部23を形成しているので、面取り部23のクランクシャフト30の回転方向とは反対側の部分を比較的大きくすることができる。そのため、油孔20からクランクピン32の外周面に供給される潤滑油は、クランクシャフト30の回転方向とは反対側に流れやすくなる。よって、面取り部23を全体として大きくすることなく、潤滑油を、クランクピン32の外周面におけるクランクシャフト30の回転方向とは反対側に、すなわち、コネクティングロッドのクランクピン32に対する摺動方向側に十分に供給することができる。したがって、クランクピン32とコネクティングロッドとの間の摺動面における油膜の厚さを十分に確保することができ、摺動面の潤滑性を向上させることができる。
以上の結果、応力集中の発生を低減しながら、摺動面の潤滑性を向上させることができる。
また、第2油孔22は、軸芯Aがクランクピンの軸芯方向中心に対してオフセットした位置を通ることなく、クランクピン32の軸芯方向中心位置を通っているので、上述のようにオフセットしている場合と比較して、潤滑油の漏れ量を抑制することができる。
また、第1油孔21のクランクピン32側の部分を、クランクシャフト30の軸芯方向視でクランクジャーナル31の軸芯Aとクランクピン32の軸芯Aとを結ぶ直線Lに対してクランクシャフト30の回転方向側にオフセットした位置に配置しているので、潤滑油を、クランクピン32の外周面のクランクシャフト30の回転方向とは反対側に、すなわち、コネクティングロッドのクランクピン32に対する摺動方向側により一層十分に供給することができる。そのため、摺動面の潤滑性をより一層向上させることができる。
なお、本実施形態では、第1油孔21のクランクピン32側の部分は、クランクシャフト30の軸芯方向視で、直線Lに対してクランクシャフト30の回転方向側にオフセットした位置に配置されているが、これに限らず、例えば直線Lに対してクランクシャフト30の回転方向とは反対側にオフセットした位置に配置されても良い。但し、摺動面の潤滑性の向上の見地から、直線Lに対してクランクシャフト30の回転方向側にオフセットした位置に配置されるのが好ましい。
また、本実施形態では、油孔20は、クランクシャフト30の内部に油孔24とクランクピン32の外周面とを連通するように形成されているが、クランクジャーナル31の外周面とクランクピン32の外周面とを連通するように形成されても良い。
本発明は、実施形態に限定されず、その精神又は主要な特徴から逸脱することなく他の色々な形で実施することができる。
このように、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には何ら拘束されない。さらに、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明は、シリンダブロックに支承されるクランクジャーナルからコネクティングロッドを支承するクランクピンに潤滑油を供給するための直線状の油孔を備えたエンジンのクランクシャフトの潤滑油路構造について有用である。
本発明の実施形態に係るクランクシャフトの側面図である。 クランクシャフトの正面図である。 クランクシャフトの平面図である。 クランクピン近傍の斜視図である。 面取り加工の様子を示す図である。 面取り用ドリルの正面図である。
10 エンジンのクランクシャフトの潤滑油路構造
20 油孔
21 第1油孔
22 第2油孔
23 面取り部
30 クランクシャフト
31 クランクジャーナル
32 クランクピン
33 クランクウェブ
40 面取り用ドリル
第1油孔の軸芯
第2油孔の軸芯
面取り部の軸芯
クランクジャーナルの軸芯
クランクピンの軸芯
面取り用ドリルの軸芯
L クランクジャーナルの軸芯とクランクピンの軸芯とを結ぶ直線
P 垂線

Claims (2)

  1. シリンダブロックに支承されるクランクジャーナルからコネクティングロッドを支承するクランクピンに潤滑油を供給するための直線状の油孔を備えたエンジンのクランクシャフトの潤滑油路構造であって、
    上記油孔は、上記クランクジャーナルから上記クランクピンの外周面近傍まで延び、軸芯の延長線が上記クランクピンの外周面の軸芯方向中心に対して上記クランクジャーナルとは反対側にオフセットした位置で上記クランクピンの外周面と交差する第1油孔と、軸芯が該クランクピンの軸芯方向中心位置を通り、該クランクピンの外周面からクランクピンの軸芯に向かって延びて上記第1油孔と連通する第2油孔とを有し、
    上記第2油孔は、軸芯が上記クランクピンの軸芯方向視で該クランクピンの外周面と垂直な垂線に対して所定角度だけ傾斜すべく、該軸芯の延長線が上記クランクピンの軸芯方向視で上記クランクピンの軸芯に対して上記クランクシャフトの回転方向側にオフセットした位置を通るように構成され、
    上記第2油孔の上記クランクピンの外周面側の端部には、幅が上記クランクシャフトの回転方向とは反対側に行くに従って広くなり、軸芯が上記第2油孔の軸芯と一致する面取り部が形成されていることを特徴とするエンジンのクランクシャフトの潤滑油路構造。
  2. 請求項1記載のエンジンのクランクシャフトの潤滑油路構造において、
    上記第1油孔の上記クランクピン側の部分が、上記クランクシャフトの軸芯方向視で上記クランクジャーナルの軸芯と上記クランクピンの軸芯とを結ぶ直線に対して上記クランクシャフトの回転方向側にオフセットした位置に配置されていることを特徴とするエンジンのクランクシャフトの潤滑油路構造。
JP2005014721A 2005-01-21 2005-01-21 エンジンのクランクシャフトの潤滑油路構造 Expired - Fee Related JP4428240B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005014721A JP4428240B2 (ja) 2005-01-21 2005-01-21 エンジンのクランクシャフトの潤滑油路構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005014721A JP4428240B2 (ja) 2005-01-21 2005-01-21 エンジンのクランクシャフトの潤滑油路構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006200681A JP2006200681A (ja) 2006-08-03
JP4428240B2 true JP4428240B2 (ja) 2010-03-10

Family

ID=36958858

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005014721A Expired - Fee Related JP4428240B2 (ja) 2005-01-21 2005-01-21 エンジンのクランクシャフトの潤滑油路構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4428240B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111396443B (zh) * 2020-05-11 2024-05-28 重庆宗申通用动力机械有限公司 一种发动机连杆

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006200681A (ja) 2006-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8783954B2 (en) Sliding bearing shell comprising a collecting groove
US5163341A (en) Crankshaft with lubrication passages
JP6185702B2 (ja) すべり軸受及び軸受装置
US20090169141A1 (en) Connecting rod bearing for internal combustion engines
JP4612072B2 (ja) 内燃機関のコンロッド軸受
JP6165827B2 (ja) 内燃機関のクランク軸の軸受装置
JP2012002247A (ja) 半割軸受
EP2703662B1 (en) Connecting rod bearing
CN201636210U (zh) 一种机动车辆发动机轴承系统
JP4428240B2 (ja) エンジンのクランクシャフトの潤滑油路構造
JP2014034879A (ja) 過給機および軸受
JP2011208691A (ja) すべり軸受
JP2012112472A (ja) 内燃機関のクランク軸用の軸受装置
US20220260110A1 (en) Half bearing and sliding bearing
US9243660B2 (en) Main bearing for crankshaft of internal combustion engine
JP4775354B2 (ja) エンジンクランク軸の潤滑装置
JP2008020028A (ja) クランクシャフトの潤滑構造
JP6356201B2 (ja) 内燃機関のクランク軸の軸受装置
JP4432511B2 (ja) 過給機
WO2020171057A1 (ja) ジャーナル軸受構造およびそれを備えた過給機
JP5492174B2 (ja) クランクシャフト構造
JP5029837B2 (ja) ベアリングハウジング
JP2011163499A (ja) 自動車エンジン用の組立式クランクシャフトおよび組立方法
JP2009204001A (ja) センタ給油式クランクシャフト
JP2008215086A (ja) ターボチャージャの軸受構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090915

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091124

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4428240

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091207

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131225

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees