JP4428057B2 - 監視カメラの遠隔操作装置 - Google Patents

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Description

本発明は、監視カメラ遠隔操作する遠隔操作装置に関する。
遠隔操作装置をはじめとする様々な電気機器は、通常、上ケースと下ケースとで筐体を構成し、内部に、プリント配線基板をフレーム等に取り付けて配設し、更に、不要輻射や静電対策のため、シールド板を配設している。しかしながら、このような構成は、部品取付のためのフレームを必要とし、小型化、薄型化、更には軽量化を図ることが難しい。
また、電気機器では、小型化、薄型化、更には軽量化を図るために、シールド板の代わりに、上ケースや下ケースに不要輻射や静電対策のためメッキを施すことがある。しかしながら、上ケースや下ケースにメッキを施すと、上ケースや下ケースの再利用が難しくなる。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、全体の小型化、薄型化、更には軽量化を図ると共に構成部品の再利用を容易に行うことができる監視カメラの遠隔操作装置を提供することにある。
本発明に係る監視カメラの遠隔操作装置は、操作面を構成する上ケースと底面を構成する下ケースとを突き合わせて構成される装置本体を有する。装置本体内には、上ケースの内側に配設されるシールド板と、シールド板の下側にシールド板を介して上ケースの操作面に設けられた開口部より外部にボタン部が臨まされるボタン機構と、ボタン機構の下側に配設されるプリント配線基板とが配設されている。上記操作面には、長手方向の一方の側にジョイスティックで構成された第1の操作部が設けられ、この第1の操作部に隣り合う中央部に使用頻度の高い第2の操作部が設けられ、この第2の操作部に隣り合う長手方向の他方の側に第2の操作部より使用頻度の低い第3の操作部が設けられている。上記操作面は、傾斜面で構成されており、上記ジョイスティックは、傾斜した操作面に対して基本姿勢が略垂直となるように設けられ、上記ジョイスティックの周囲には、膨出部が設けられている。上記第2及び第3の操作部は、それぞれが複数の押しボタンを有し、上記第2の操作部と上記第3の操作部との境界には、段差部が設けられ、上記第3の操作部は、上記第2の操作部より低く形成されている。第3の操作部は、第2の操作部の操作面より突出する操作子を有している。
本発明によれば、プリント配線基板をフレーム等を用いることなく下ケースに直接取り付けるようにすることで、全体の小型化、薄型化、更には軽量化を図ることができると共に、不要輻射や静電対策のためのシールド板を設けることで、上ケースや下ケースの内面にメッキを施さないようにし、構成部品の再利用を容易に行うことができる。また、装置本体の操作面は、ユーザに合わせて、一方の側にジョイスティックでなる第1の操作部を設け、中央部に使用頻度の高い第2の操作部を設け、他方の側に第3の操作部を設けるようにしたので、操作性の向上を図ることができる。また、第2の操作部と第3の操作部との間に段差部を設けたので、目視することなく、第2の操作部と第3の操作部との位置を確認することができる。更に、第2の操作部を第3の操作部より一段低く形成していることから、ユーザが第3の操作部を操作しやすくなる。また、操作面が傾斜面で構成され、上記ジョイスティックが傾斜した操作面に対して基本姿勢が略垂直となるように設けられ、上記ジョイスティックの周囲に、膨出部が設けられているので、ジョイスティックの操作を行い易くすることができる。また、ジョイスティックと第2の操作部の操作面より突出する操作子とが装置本体の長手方向の両側で突出することになり、両側のバランスを良くし、見栄えを良くすることができる。
以下、本発明を適用した遠隔操作装置について図面を参照して説明する。
図1に示すように、本発明を適用した遠隔操作装置10は、複数の監視カメラ1a,1b,1cを遠隔操作する装置であり、これら監視カメラ1a,1b,1c(以下、まとめて監視カメラ1ともいう。)と有線又は無線で接続されている。
図2及び図3に示すように、この遠隔操作装置10は、上ケース11と下ケース12とを突き合わせ結合することによって装置本体13を構成している。この装置本体13は、操作面13aが机等の設置面14に対して操作者の方に向かって下向きに傾斜するように形成され、右利きのユーザ用となっている。
この操作面13aの構成について図2を参照して説明すると、この操作面13aは、略矩形をなし、長手方向の一方の側に、右手で操作できるように、第1の操作部15が設けられ、第1の操作部15に隣接した中央部に第2の操作部16が設けられ、第2の操作部16に隣接した長手方向の他方の側に第3の操作部17が設けられている。第1の操作部15側は、略円弧をなすように形成されている。
第1の操作部15は、主として、複数の監視カメラ1a,1b,1cの中で選択された監視カメラをパン方向やチルト方向に回転させる操作部であり、監視カメラ1のパン方向とチルト方向の回転制御を容易に行うことができるようにジョイスティック18で構成されている。
このジョイスティック18は、何も操作が行われていない基本姿勢がユーザが操作を行いやすくするため、設置面14に対して傾斜している操作面13aに対して略垂直になるように設けられている。また、このジョイスティック18の周囲は、ジョイスティック18の操作時において、手の側部を置くことができるように略円形の膨出部19が設けられている。この膨出部19は、ユーザが右手でジョイスティック18を外側から把持するように置くので、ジョイスティック18の一方の側、すなわち操作面13aの一方の略円弧の側縁側が広くなるように形成されている。
操作面13aの略中央に設けられる第2の操作部16は、複数の押しボタンで構成されており、第1のボタン群21と、第2のボタン群22と、第3のボタン群23と、第4のボタン群24とで構成されている。第1のボタン群21は、表示装置に表示される画質等監視カメラ1の機能設定を主として行うボタン群であり、第2のボタン群22は、主としてメモリに登録された監視カメラ1の複数のポジション、すなわち撮影場所を選択するためのボタン群であり、第3のボタン群23は、主として、制御する複数の監視カメラ1を選択するためのボタン群であり、第4のボタン群24は、主として、複数の監視カメラ1のオンオフやボタンの機能を選択するためのボタン群である。第1乃至第4のボタン群21〜24の内、第2のボタン群22と第3のボタン群23は、使用頻度の特に高いボタンであり、操作性を良くするため、第1のボタン群21や第4のボタン群24より大きく形成され、更に、中央部に設けられている。第2の操作部16を構成する第1乃至第4のボタン群21〜24は、操作面13aの小型化を図るため、互いに隣接するボタンと従来より近接して設けられている。また、第2及び第3のボタン群22,23は、オン又はオフのとき点灯し、視覚的にユーザにオンオフを識別しやすくしている。
第3の操作部17は、複数の回転スイッチ25や複数の押しボタン26で構成されている。回転スイッチ25は、例えば監視カメラ1のパン方向やチルト方向の微調整を主として行うものであり、押しボタン26は、監視カメラ1のパン方向やチルト方向の微調整機能のオンオフの切り換え等を行うものである。また、複数の押しボタン26も、互いに隣接するボタンと従来より近接して設けられている。
第2の操作部22と第3の操作部23とを比較すると、第2の操作部16は、監視カメラ1の基本制御を行うための操作部であるから、第3の操作部17より使用頻度が高い。操作面13aは、第2の操作部16と第3の操作部17とを目視するまでもなく触感でユーザが識別することができるように、第2の操作部16と第3の操作部17との間に段差部27を設けている。
段差部27は、触感で第2の操作部16と第2の操作部17とを識別することができるようにするためだけであれば、第2の操作部16が第3の操作部17より高くなるなるように構成しても良いが、ここでは、右利きのユーザが左手で第3の操作部17を操作しやすくするため、第3の操作部17が第2の操作部16より低くなるように構成している。また、操作面13aの他方の側の第3の操作部17では、操作子25aが操作面13aの第2の操作部17より突出した回転スイッチ25を用いるようにしている。そして、操作面13aは、一方の側に膨出部19を設けると共に第1の操作部15のジョイスティック18を設け、他方の側に第3の操作部17を構成する回転スイッチ25の回転操作をするための操作子25aを設け、操作面13aの長手方向の両側に突出する部材を設けるようにし、両側のバランスを良くし、見栄えを良くしている。
ところで、装置本体13は、図4に示すように、上ケース11と下ケース12との間に、上ケース11側からシールド板31、ボタン機構32、第1のプリント配線基板33が重なり合うようにして収納される。また、上ケース11と下ケース12との間には、下ケース12の背面に配設される第2のプリント配線基板34と、アース板35とが配設される。すなわち、この装置本体13では、第1のプリント配線基板33が下ケース12に直接取り付けられ、従来のように第1のプリント配線基板33をフレームを介して下ケース12に取り付けるようにはせず、これにより、部品点数の削減を図ると共に、小型化、薄型化更には軽量化を図っている。また、この装置本体13は、不要輻射や静電対策のためのシールド板31やアース板35を設けることで、上ケース11や下ケース12の内面にメッキを施さないようにし、部品の再利用を図ることができるようにしている。
上ケース11は、その主面が操作面13aとなり、第1の操作部15を構成するジョイスティック18を外部に臨ませるための第1の開口部15aが設けられ、また、第2の操作部16を構成する複数の押しボタンを外部を臨ませるための第2の開口部16aが設けられ、更に、第3の操作部17を構成する回転スイッチ25の操作子25aや押しボタン26を外部に臨ませるための第3の開口部17aが設けられている。更に、上ケース11には、その主面に上述の膨出部19が第1の開口部15aの周囲に設けられていると共に、第2の操作部16と第3の操作部17との間に段差部27が設けられている。
この上ケース11の内面には、不要輻射や静電対策のためのシールド板31が設けられている。このシールド板31は、アルミニウム等の導電性の金属板で形成され、第1のプリント配線基板33のほぼ全体を覆う大きさに形成されている。このシールド板31にも、上ケース11に形成された第2及び第3の開口部16a,17aに対応して開口部16b,17bが形成されている。更に、このシールド板31には、接続片31aが形成されている。接続片31aは、ねじ穴が形成されており、第1のプリント配線基板33のグランドパターン33aにねじで接続される。このシールド板31は、上ケース11の内面に形成された位置決め突起52bによって位置決めされて上ケース11の内面に取り付けられる。
このシールド板31の下側には、詳細は後述するボタン機構32が配設され、更に、ボタン機構32の下側に第1のプリント配線基板33が設けられている。第1のプリント配線基板33には、第2及び第3の操作部16,17を構成する押しボタンにより押圧されるスイッチ素子であるタクトスイッチ36が実装されていると共に、第2の操作部16を構成する第2及び第3のボタン群22,23を点灯させるためのLED(Light Emitting Diode)等の発光素子37が実装されている。更に、第1のプリント配線基板33には、第3の操作部17を構成する回転スイッチ25が実装されている。また、第1のプリント配線基板33には、一方の主面に、シールド板31の接続片31aが当接されるグランドパターン33aが形成され、他方の面に、アース板35のアース片35bが当接されるグランドパターン33bが形成されている。
第2のプリント配線基板34は、下ケース12の背面壁12aに対して略垂直になるように取り付けられる。この第2のプリント配線基板34は、監視カメラ1等から導出された接続コードや電源コードが電気的に接続される複数のコネクタ38や電源スイッチ39が実装される。例えば、第2のプリント配線基板34には、RS232C(Recommended Standard 232 version C)、RS422(Recommended Standard 422)、VISCA(VIdeo System Control Architecture)等のコネクタ38が実装されている。これらのコネクタ38は、下ケース12の背面壁12aに形成された開口部12cより外部に臨まされる。また、第2のプリント配線基板34には、アース板35の接続片35aが当接されるグランドパターン34aが設けられている。なお、第1のプリント配線基板33と第2のプリント配線基板34とは、図示しないがフレキシブルプリント配線基板によって電気的に接続されている。
アース板35は、断面略L字状をなし、下ケース12の背面壁12aと第2のプリント配線基板34とを覆うことができるように形成されている。このアース板35は、アース板としての機能の他、上述のシールド板31と同様の機能も有するため、導電性を有する例えばアルミニウム等で形成されている。このアース板35には、第2のプリント配線基板34のグランドパターン34aに接続するための接続片35aが形成されている他、アースをとるためのアース片35bが設けられている。また、このアース板35には、ジョイスティック18のアース片18cが接続される。また、アース板35には、第2のプリント配線基板34に実装されたコネクタ38や電源スイッチ39を下ケース12の開口部12cより外部に臨ませるための開口部35cが形成されている。
なお、第2のプリント配線基板34とアース板35は、図4に示すように、位置決め溝40a,40bが形成されており、位置決め溝40a,40bは、下ケース12の底面12bに形成された位置決め片40cに係合され、これにより、第2のプリント配線基板34とアース板35は、下ケース12の底面12bに位置決めされた状態で取り付けられる。
第1の操作部15を構成するジョイスティック18は、図4に示すように、基台部18aにユーザが把持する操作レバー18bが設けられている。この基台部18a内には、図示しないが信号発生回路等が設けられたプリント配線基板が配設されており、この基台部18aからは、このプリント配線基板に電気的に接続されたアース片18cが導出されている。このアース片18cは、アース板35にねじ等で電気的に接続される。
このジョイスティック18は、図4及び図5に示すように、下ケース12の底面に設けられた取付基台41が設けられている。この取付基台41は、図5に示すように、その頂面41aがジョイスティック18の取付基準面となる。頂面41aには、取付孔41bが形成されている。頂面41aには、取付孔41aとジョイスティック18の基台部18aのコーナ部に形成された挿通孔18dとの軸線を一致させてジョイスティック18の基台部18aが取り付けられる。
ところで、図3に示すように、装置本体13は、下ケース12の底面12bが設置面14と略平行となるように形成され、上ケース11の操作面13aが傾斜面で形成され、ジョイスティック18は、この傾斜した操作面13aに対して略垂直となるように設けられる。ジョイスティック18が操作面13aに対して略垂直になるように下ケース12に取り付けるため、図5に示すように、ジョイスティック18を取り付けるための取付基準面となる下ケース12に設けられた取付基台41の頂面41aは、下ケース12の底面に対して傾き、上ケース11の操作面13aと平行となるように形成されている。
この下ケース12は、底面12bとこの底面12bに対して垂直の背面壁12aと底面12bに形成されたジョイスティック18を取り付けるための取付基台41とを有している。この下ケース12は、上ケース11と共に合成樹脂を射出成形することにより成形されるものであるが、射出成型時の基準を底面12bではなく底面12bに対して傾斜した頂面41aとしている。ジョイスティック18を取り付けるための取付基台41が底面12bに対して斜めであり、下ケース12の底面12bを基準にしたとき、取付基台41を成形するための金型を底面12bを形成する金型に対して斜めに抜く必要が生じる。しかしながら、取付基台41は、底面12bから突出した背の高い部分であり、取付基台41を成形するための金型を抜くことが困難となる。そこで、下ケース12は、下ケース12の底面に立設された取付基台41の頂面41aを基準として成形される。なお、下ケース12では、上ケース11と結合するためのボス41cが複数設けられているが、これらのボス41cも、取付基台41と略同じ高さであり、底面12bに対して斜めに形成され、その頂面も、取付基台41の頂面41aと同様に射出成型時の基準面となる。
ところで、第1のプリント配線基板33と上ケース11の内側に配設されるシールド板31との間には、図4及び図6に示すように、第2及び第3の操作部16,17を構成するボタン機構32が設けられている。
このボタン機構32は、上述のように、図2に示すように、第1のボタン群21、第2のボタン群22、第3のボタン群23、第4のボタン群24のそれぞれが図7及び図8に示すボタン部材51a,51bを一対有している。一対のボタン部材51a,51b(以下、まとめてボタン部材51ともいう。)は、略同じ構成を有しており、重ね合わせるようにして上ケース11の内側に配設される。なお、以下、第2の操作部16の第3のボタン群23を例に取り説明する。
ボタン部材51は、図7及び図8に示すように、ランナー部52にユーザによって操作されるボタン部53が弾性片54を介して所定の間隙55を介して設けられている。ランナー部52には、所定間隔を介して複数の位置決め孔52aが形成されている。位置決め孔52aは、図6に示すように、上ケース11の内面の所定位置に形成された位置決め突起52bが係合され、ボタン部材51の位置決めすると共に回転を防止する。なお、位置決め突起52bは、シールド板31の位置決め孔52cにも係合される。位置決め突起52bは、シールド板31とボタン部材51の位置決めに用いられることで上ケース11の構成の簡素化を図るようにしている。
このランナー部52には、一対の弾性片54が設けられており、ボタン部53は、両側が一対の弾性片54によって支持されている。ボタン部53は、略矩形をなし、一方の面がユーザによって押圧される被押圧面となり、他方の面には、第1のプリント配線基板33に実装されたタクトスイッチ36を押圧するための押圧子53aが設けられている。また、ボタン部53の他方の面には、各コーナ部にボタン部53の押し込み量を規制する規制突起53bが形成されている。規制突起53bは、図9に示すように、ボタン部53がユーザによって押されると、第1のプリント配線基板33に突き当たることによって、ボタン部53の押し込み量を規制する。
ボタン部53には、弾性片54とは反対側に、更なる弾性片56が設けられている。ボタン部53を介して両側に設けられる弾性片54,56には、それぞれ支点部54a,56aが突出して設けられ、第1のプリント配線基板33に突き当てられる。すなわち、弾性片54には、図9に示すように、ランナー部52側に支点部54aが設けられ、弾性片56には、先端側に支点部56bが設けられている。ボタン部53は、支点部54a,56aに挟まれるように位置し、ユーザによって押圧されると、支点部54a,56aを支点として弾性片54,56が弾性変位し、タクトスイッチ36を押圧子53aで押圧することになる。なお、弾性片54,56の数は、これに限定されるものではない。
ボタン部53の周囲には、フランジ部53cが形成されている。フランジ部53cは、ボタン部53cが上ケース11の開口部16aから抜けることを防止する規制部である。シールド板31の開口部16bは、フランジ部53cより大きく形成され、フランジ部53cは、上ケース11の開口部16aの周囲に突き当たる。フランジ部53cは、シールド板31の開口部16bの周囲に突き当たるのではなく、上ケース11の開口部16aに突き当たることで、装置本体13の薄型化を図っている。
以上のようなボタン部材51では、ボタン部53とボタン部53の間隙55がボタン部53の幅と略同じとなっており、他のボタン部材51が重ね合わされたとき、他のボタン部材51のボタン部53が間隙55に位置する。ボタン機構32では、一のボタン部材51のボタン部53間に設けられた間隙55に他のボタン部材51のボタン部53が位置するように2つのボタン部材51を重ね合わせることで、ボタン部53を近接させて配置することができる。
図10に示すように、ボタン部53の押圧子53aによって押圧されるタクトスイッチ36が実装された第1のプリント配線基板33は、図9に示すように、各ボタン部53に対応して押圧子53aに押圧されるタクトスイッチ36に近接して発光素子37が実装されている。発光素子37は、例えばタクトスイッチ36が押圧されたとき点灯し再度押圧されたとき消灯する。ボタン部材51は、発光素子37からの光をボタン部53の被操作面まで導光するため光透過性の材料で形成されている。
以上のようなボタン機構32は、図6及び図9に示すように、シールド板31の位置決め孔52cに係合された上ケース11の内面に形成された位置決め突起52bには、重ね合わされたボタン部材51の位置決め孔52a,52aが係合される。すなわち、位置決め突起52bは、シールド板31の位置決めに用いられる他に、2つのボタン部材51の位置決めに用いられる。2つのボタン部材51が位置決め突起52bによって重ね合わされた状態で位置決めされると、図11に示すように、一方のボタン部材51aの間隙55には、他方のボタン部材51bのボタン部53が位置されることになる。そして、ボタン部53の押圧子53aは、第1のプリント配線基板33のタクトスイッチ36に対峙する。このとき、ボタン部53のフランジ部53cは、シールド板31の開口部16bの周囲ではなく上ケース11の開口部16aの周囲に突き当たり、開口部16aより抜け落ちることを防止している。
上ケース11と下ケース12とが組み合わされ、上ケース11の開口部16aより外部に臨まされたボタン部53をユーザが押圧すると、ボタン部53は、弾性片54,56が弾性変位することによって、支点部54a,56aを支点に内部に、規制突起53bが第1のプリント配線基板33に突き当たるまで押し込まれる。これによって、ボタン部53の押圧子53aは、第1のプリント配線基板33のタクトスイッチ36を押圧し、スイッチのオンオフが切り換えられることになる。スイッチがオンになったときには、発光素子37は発光し、光透過性のボタン部53は、点灯する。
以上のようなボタン機構32では、互いに隣接するボタン部53を、異なるボタン部材51で設けるようにしたので、ボタン部53の間隔を、従来は1mm程度あったものを0.3mm程度まで近接させることができる。したがって、装置本体13の小型化を図ることができる。また、ボタン部材51は、ランナー部52を重ね合わせるようにして上ケース11の内側に配設することができ、装置本体13の薄型化を図ることができる。
なお、以上の例では、第2の操作部16の第3のボタン群23を例に取り説明したが、装置本体13では、第2の操作部16の第2のボタン群22も同様に構成されている。また、第1及び第4のボタン群21,24並びに第3の操作部17の複数の押しボタン26も、第1のプリント配線基板33に発光素子37が設けられていないのを除き同様に構成されている。
以上のような装置本体13を組み立てるには、図4、図6及び図9に示すように、上ケース11の内面に形成された位置決め突起52bにシールド板31の位置決め孔52cが係合されることによって、先ず、上ケース11の内面には、シールド板31が配設される。シールド板31の位置決め孔52cに係合された上ケース11の内面に形成された位置決め突起52bには、重ね合わされたボタン部材51の位置決め孔52a,52aが係合され、図11に示すように、一方のボタン部材51aの間隙55に、他方のボタン部材51bのボタン部53が位置される。そして、ボタン部53は、シールド板31の開口部16,17bを介して上ケース11の開口部16a,17aより外部に臨まされる。
一方、上ケース11にシールド板31を介して取り付けられたボタン機構32と下ケース12との間には、第1のプリント配線基板33が配設される。そして、シールド板31の接続片31aは、第1のプリント配線基板33のグランドパターン33aにねじで接続される。
また、下ケース12には、背面壁12aと底面12bに沿うようにアース板35が取り付けられると共に、アース片18cを介してアース板35に取り付けられたジョイスティック18が下ケース12の取付基台41に取り付けられる。ジョイスティック18は、下ケース12の取付基台41に取り付けられることで、操作時の負荷を下ケース12で受けることになり、安定した状態で取り付けられる。更に、アース板35上には、コネクタ38、電源スイッチ39等の電子部品が実装された第2のプリント配線基板34が取り付けられる。第2プリント配線基板34のグランドパターン34aには、アース板35の接続片35aが接続される。また、アース板35のアース片35bは、第1のプリント配線基板33のグランドパターン33bに接続される。この後、上ケース11と下ケース12とは、ボス41cを介してねじ等で結合される。この装置本体13は、内部の部品が全てアース板35に接続されることで、確実にアースを取ることができる。
以上のような遠隔操作装置10では、装置本体13を、第1のプリント配線基板33をフレーム等を用いることなく下ケース12に直接取り付けるようにしたので、部品点数の削減を図ると共に、小型化、薄型化更には軽量化を図ることができる。また、また、この装置本体13は、不要輻射や静電対策のためのシールド板31やアース板35を設けることで、上ケース11や下ケース12の内面にメッキを施さないようにし、部品の再利用を図ることができる。また、第2の操作部16や第3の操作部17を構成する押しボタンは、パーソナルコンピュータのキーボードのように、プリント配線基板に実装されたキーボードスイッチに操作部を取り付けるようにしたのではなく、上ケース11の内面に取り付けられたボタン機構32のボタン部材51によって第1のプリント配線基板33に実装されたタクトスイッチ36を押圧するようにしたので、装置本体13の薄型化を実現することができる。
また、ボタン機構32は、一のボタン部材51のボタン部53間に設けられた間隙55に他のボタン部材51のボタン部53が位置するように2つのボタン部材51を重ね合わせることで、ボタン部53を近接させて配置することができる。
更に、遠隔操作装置10の操作面13aは、右利きのユーザに合わせて、一方の側にジョイスティック18でなる第1の操作部15を設け、中央部に使用頻度の高い第2の操作部16を設け、他方の側に第3の操作部17を設けるようにしたので、操作性の向上を図ることができる。また、遠隔操作装置10は、第2の操作部16と第3の操作部17との間に段差部27を設けたので、目視することなく、第2の操作部16と第3の操作部17との位置を確認することができる。更に、遠隔操作装置10は、第2の操作部16を第3の操作部17より一段低く形成していることから、右利きのユーザが左手で第3の操作部17を操作しやすくなる。更に、遠隔操作装置10は、操作面13aの一方の側に第1の操作部15としてジョイスティック18を設け、他方の側に第3の操作部17として回転スイッチ25を設けるようにしたことで、長手方向のバランスを良くし、見栄えを良くすることができる。
なお、以上の例では、右利き用の遠隔操作装置を説明したが、本発明は、左利き用であってもよい。左利き用の場合、第1の操作部15と第2の操作部16との位置を逆にして設ければよい
本発明を適用した遠隔操作装置の機能を説明する図である。 上記遠隔操作装置の斜視図である。 上記遠隔操作装置の側面図である。 上記遠隔操作装置の分解斜視図である。 下ケースの断面図である。 ボタン機構の分解斜視図である。 上記ボタン機構を構成するボタン部材を上側から見た斜視図である。 上記ボタン部材を下側から見た斜視図である。 上記ボタン機構の断面図である。 第1のプリント配線基板の要部斜視図である。 ボタン機構が上ケースの内面に配設された状態を示す平面図である。
符号の説明
10 遠隔操作装置、11 上ケース、12 下ケース、13 装置本体、13a 操作面、15 第1の操作部、16 第2の操作部、17 第3の操作部、18 ジョイスティック、19 段差部、25 回転スイッチ、31 シールド板、32 ボタン機構32、33 第1のプリント配線基板、34 第2のプリント配線基板、35 アース板、36 タクトスイッチ、37 LED、41 取付基台、51 ボタン部材、52 ランナー部、53 ボタン部、54 弾性片、54a 支点部、55間隙、56 弾性片、56a 支点部

Claims (8)

  1. 操作面を構成する上ケースと底面を構成する下ケースとを突き合わせて構成される装置本体を有し、
    上記装置本体内には、上記上ケースの内側に配設されるシールド板と、上記シールド板の下側に上記シールド板を介して上記上ケースの操作面に設けられた開口部より外部にボタン部が臨まされるボタン機構と、上記ボタン機構の下側に配設されるプリント配線基板とが配設され、
    上記操作面には、長手方向の一方の側にジョイスティックで構成された第1の操作部が設けられ、この第1の操作部に隣り合う中央部に使用頻度の高い第2の操作部が設けられ、この第2の操作部に隣り合う長手方向の他方の側に上記第2の操作部より使用頻度の低い第3の操作部が設けられ、
    上記操作面は、傾斜面で構成されており、
    上記ジョイスティックは、傾斜した操作面に対して基本姿勢が略垂直となるように設けられ、上記ジョイスティックの周囲には、膨出部が設けられ、
    上記第2及び第3の操作部は、それぞれが複数の押しボタンを有し、
    上記第2の操作部と上記第3の操作部との境界には、段差部が設けられ、
    上記第3の操作部は、上記第2の操作部より低く形成され
    上記第3の操作部は、上記第2の操作部の操作面より突出する操作子を有している監視カメラの遠隔操作装置。
  2. 上記下ケースの内面には、上記ジョイスティックを取り付ける取付部が設けられており、この取付部の取付基準面は、上記傾斜した操作面と略平行となるように傾いて設けられている請求項1記載の監視カメラの遠隔操作装置。
  3. 上記膨出部は、上記ジョイスティックの一方の側が広くなるように形成されている請求項2記載の監視カメラの遠隔操作装置。
  4. 上記第2の操作部は、第1乃至第4のボタン群を有し、
    上記第2のボタン群と上記第3のボタン群23とは、使用頻度の高いボタンであり、上記第1のボタン群及び上記第4のボタン群より大きく、中央部に設けられている請求項1乃至請求項の内何れか1項記載の監視カメラの遠隔操作装置。
  5. 上記下ケースには、側面部にアース板が取り付けられ、
    上記ジョイスティックは、上記アース板にアース接続されている請求項1乃至請求項の内何れか1項記載の監視カメラの遠隔操作装置。
  6. 上記ボタン機構は、ランナー部に弾性片を介してボタン部が所定の間隙を介して設けられており、上記ランナー部に、位置決め孔が設けられたボタン部材を少なくとも2以上有し、
    各ボタン部には、上記ボタン部材に隣接して配設されプリント配線基板に実装されたスイッチ素子を押圧する押圧子が設けられており、
    一方のボタン部材の上記所定の間隙に他方のボタン部材のボタン部が位置するように重ね合わせ、一致した上記一方のボタン部材の位置決め孔と他方のボタン部材の位置決め孔に、上記上ケース内面に設けられた位置決め突起を係合させ、上記ボタン部を外部に臨ませてなる請求項1乃至請求項の内何れか1項記載の監視カメラの遠隔操作装置。
  7. 上記位置決め突起は、上記シールド板の位置決めを行う請求項記載の監視カメラの遠隔操作装置。
  8. 上記ボタン部には、上記上ケースの開口部から抜けることを防止する規制部が設けられ、
    上記シールド板には、上記上ケースの開口部に対応した開口部が形成され、
    上記シールド板の開口部は、上記ボタン部の規制部より大きく形成され、
    上記ボタン部の規制部は、上記上ケースの開口部の周囲に突き当たる請求項又は請求項記載の監視カメラの遠隔操作装置。
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