JP4427533B2 - 顔画像検出装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

この発明は,顔画像検出装置およびその制御方法に関する。
動画,いわゆるスルー画など連続して被写体を撮像する場合において,人物の顔などの主要被写体の画像部分を合焦等させるために画像の中から顔画像部分を検出することがある。このために,顔画像部分を検出し,目の位置に合焦させるもの(特許文献1),顔画像部分を検出し,顔の大きさに合わせてズーム位置を制御するもの(特許文献2),複数の顔画像部分を検出し,ユーザの操作に応じて顔画像部分を統合するもの(特許文献3)などがある。
特開2001-215403号公報 特開平6−217187号公報 特開2006-128793号公報
また,被写体の顔が横に向いてしまうと顔画像部分を検出できないことがある。顔画像部分を検出できないと,顔画像部分を利用した処理(顔画像部分を合焦させる処理など)が安定しないなど問題点が生じることがある。このために,連写中に顔検出ができなくなった場合には,前後の画像から顔情報を補間するものがある(特許文献4)。
特開2006-128793号公報
しかしながら,顔情報を補間する処理は比較的煩雑となってしまう。
さらに,被写体が移動すると顔画像部分を同一人物の顔画像部分を追跡できないことがある。
この発明は,顔画像部分が検出できなくなることによる問題点を解消することを目的とする。
また,この発明は,被写体が移動した場合に検出された顔画像部分が同一人物のものかどうか分かるようにすることを目的とする。
第1の発明による画像検出装置は,与えられる画像データによって表される画像中の検出画像部分において,その検出画像部分の顔らしさの値が所定のしきい値以上かどうかを判定する顔らしさ判定手段,画像中における顔画像部分とみなす位置を記憶する位置記憶手段,上記位置記憶手段に記憶されている位置を,上記顔らしさ判定手段によって検出画像部分の顔らしさの値がしきい値以上と判定されたことにより,検出画像部分が顔画像部分であると判定され,その検出画像部分の位置に更新する更新手段,上記顔らしさ判定手段における判定処理および上記更新手段における更新処理を,連続して与えられる画像について繰り返す繰り返し制御手段,上記更新手段における更新からタイマによる計時を開始し,計時中は上記位置記憶手段に記憶されている位置に顔画像部分が存在するとして,その位置を顔画像部分と決定する決定手段,ならびに上記顔らしさ判定手段によって,検出画像部分の顔らしさの値がしきい値未満と判定され,かつ上記タイマによる計時が終了していたことに応じて,上記位置記憶手段に記憶されている位置をリセットする位置リセット手段を備えていることを特徴とする。
第1の発明は,上記顔画像検出装置に適した制御方法も提供している。すなわち,この方法は,顔らしさ判定手段が,与えられる画像データによって表される画像中の検出画像部分において,その検出画像部分の顔らしさの値が所定のしきい値以上かどうかをし,位置記憶手段が,画像中における顔画像部分とみなす位置を記憶し,更新手段が,上記位置記憶手段に記憶されている位置を,上記顔らしさ判定手段によって検出画像部分の顔らしさの値がしきい値以上と判定されたことにより,検出画像部分が顔画像部分であると判定され,その検出画像部分の位置に更新し,繰り返し制御手段が,上記顔らしさ判定手段における判定処理および上記更新手段における更新処理を,連続して与えられる画像について繰り返し,決定手段が,上記更新記憶手段における更新からタイマによる計時を開始し,計時中は上記位置記憶手段に記憶されている位置に顔画像部分が存在するとして,その位置を顔画像部分と決定し,位置リセット手段が,上記顔らしさ判定手段によって,検出画像部分の顔らしさの値がしきい値未満と判定され,かつ上記タイマによる計時が終了していたことに応じて,上記位置記憶手段に記憶されている位置をリセットするものである。
第1の発明によると,画像中の検出画像部分の顔らしさの値がしきい値以上かどうかが判定される。しきい値以上であれば,その検出画像部分が顔画像部分であると判定されて,その検出画像部分の位置が記憶される。しきい値の判定処理は与えられる画像ごとに繰り返され,検出画像部分の位置の記憶は,連続して与えられる画像において検出されるごとに更新される。更新ごとにタイマの計時が開始され,タイマの計時中は顔画像部分が存在しているものとして,顔らしさの値がしきい値未満であったとしても,記憶されている検出画像部分の位置が顔画像部分として決定される。顔らしさの値がしきい値未満でありかつタイマの計時が終了していると,記憶されている検出画像部分の位置がリセットされる。画像が連続して与えられ,ある駒の画像において顔画像部分が検出されなかったとしてもタイマの計時中であれば,以前に検出された位置に顔画像部分が存在すると見なされるので,顔画像部分が検出されないことによる不具合を未然に防止できる。
上記顔らしさの値のピーク値を更新しながら記憶するピーク値記憶手段,および上記更新手段によって更新されたときの上記顔らしさの値が,上記ピーク値記憶手段に記憶されているピーク値に近いほど計時時間が長くなるように上記タイマを制御するタイマ制御手段をさらに備えてもよい。
被写体を連続して撮像し,被写体の画像を表す画像データを出力する撮像手段をさらに備えてよい。この場合,例えば,上記顔らしさ判定手段は,上記撮像手段から出力された画像データが与えられるものとなる。また,上記決定手段によって決定された顔画像部分を合焦させる,あるいは,上記決定手段によって決定された顔画像部分の明るさを所定の明るさとする合焦/輝度調整手段をさらに備える。
第2の発明は,連続して与えられる画像データによって表される複数駒の画像におけるそれぞれの画像に含まれる顔画像部分を検出する顔画像検出装置において,与えられる画像データにより表される画像に含まれている顔画像部分の顔らしさの値および位置を検出する検出手段,上記検出手段によって検出された顔画像部分の位置と,前の駒の画像において上記検出手段によって検出された顔画像部分の位置との変位量を測定する変位化量測定手段,上記変位量測定手段によって測定された変位量がしきい値未満かどうかを判定する変位量判定手段,上記検出手段によって検出された顔らしさの値がしきい値以上かどうかを判定する顔らしさ判定手段,および上記変位量判定手段により変位量がしきい値未満と判定され,かつ上記顔らしさ判定手段により顔らしさの値がしきい値以上と判定されたことに応じて,上記検出手段によって検出された位置の顔画像部分の人物と,前の駒の画像において検出された位置の顔画像部分の人物とが同一であると決定する決定手段を備えていることを特徴とする。
第2の発明は,上記顔画像検出装置に適した制御方法も提供している。すなわち,この方法は,連続して与えられる画像データによって表される複数駒の画像におけるそれぞれの画像に含まれる顔画像部分を検出する顔画像検出装置の制御方法において,検出手段が,与えられる画像データにより表される画像に含まれている顔画像部分の顔らしさの値および位置を検出し,変位量測定手段が,上記検出手段によって検出された顔画像部分の位置と,前の駒の画像において上記検出手段によって検出された顔画像部分の位置との変位量を測定し,変位量判定手段が,上記変位量測定手段によって測定された変位量がしきい値未満かどうかを判定し,顔らしさ判定手段が,上記検出手段によって検出された顔らしさの値がしきい値以上かどうかを判定し,決定手段が,上記変位量判定手段により変位量がしきい値未満と判定され,かつ上記顔らしさ判定手段により顔らしさの値がしきい値以上と判定されたことに応じて,上記検出手段によって検出された位置の顔画像部分の人物と,前の駒の画像において検出された位置の顔画像部分の人物とが同一であると決定するものである。
第2の発明によると,現在の駒の画像における顔画像部分の位置と前の駒の画像における顔画像部分の位置との変位量が測定される。測定された変位量がしきい値未満であれば,現在の駒の画像における顔画像部分が表す人物と前の駒の画像における顔画像部分が表す人物とは同一の人物と考えられるので,現在の駒の画像の顔画像部分の顔らしさの値がしきい値以上であれば,同一人物の顔画像を表しているものと決定される。前の駒の画像に含まれる顔画像部分の人物と現在の駒に含まれる顔画像部分の人物とが同一人かどうかが分かる。同一人で無ければ,その顔画像部分を用いた処理(例えば,合焦処理)を停止できる。また,同一人でない旨をユーザに報知できる。
被写体を連続して撮像し,被写体の画像を表す画像データを出力する撮像手段をさらに備えてもよい。この場合,上記検出手段は,例えば,上記撮像手段から出力された画像データが与えられるものである。また,上記決定手段によって人物が同一であると決定されたことに応じて,上記検出手段によって検出された位置の顔画像部分を合焦させる,あるいは,上記検出手段によって検出された位置の顔画像部分の明るさを所定の明るさとする合焦/輝度調整手段をさらに備える。
図1は,この発明の実施例を示すもので,ディジタル・カメラの電気的構成の一部を示すブロック図である。
この実施例によるディジタル・カメラは,連続して被写体を撮像し,それぞれの駒の被写体像において顔画像部分を検出できるものである。検出された顔画像部分を使用する処理,例えば,焦点が合うようにAF(自動合焦)制御をすることができ,かつ検出された顔画像部分の明るさが適正な明るさとなるようにAE(自動輝度調整)制御などが行われる。顔画像部分を検出する場合,顔が横を向いていたりすると検出できないことがある。顔画像部分が存在するにも関わらず,顔画像部分が検出できないので,顔画像部分を使用する処理ができず,顔画像部分を使用する処理が不安定となることがある。この実施例によるディジタル・カメラは顔画像部分が検出されなかった場合でも一定条件を満足するときには以前に見つけられた顔画像部分に顔画像が存在するものとみなして顔画像部分が見つからないことによる処理の不安定を解消するものである。
被写体像を表す光線束は,撮像レンズ1によって集光され,絞り2を介して撮像装置3に入射する。撮像装置3から被写体像を表す画像データが出力され,顔認識装置4,測光装置8および距離検出装置11に入力する。
顔認識装置4において,入力した画像データによって表される被写体像の中から顔画像部分の位置(矩形の顔画像部分の中心座標)(x,y)およびその顔画像部分の評価値(顔画像らしさ)kが算出される。顔画像部分の位置(x,y)および顔画像部分の評価値kは,顔検出結果維持装置5に与えられる。顔検出結果維持装置5において,与えられた評価値kが所定のしきい値以上の場合には,顔画像部分であると検出された画像部分に顔画像が本当に存在すると考えられので,記憶されることとなる。与えられた評価値kが所定のしきい値未満の場合には,顔画像部分であると検出された画像部分は顔画像部分ではないと考えられ,与えられた顔画像部分の位置(x,y)および評価値kは記憶されない。
顔検出結果維持装置5に記憶されている顔画像部分の位置(x,y)および顔画像部分の大きさを示すデータは,測光回路8および距離検出回路11に与えられる。測光回路8において,顔画像部分の明るさを示すデータが検出される。検出されたデータは,AE制御回路9に与えられ,顔画像部分が所定の明るさとなるように絞り2が絞り駆動回路10によって駆動される。また,距離検出回路11において,被写体のうち顔までの距離が測定される。顔までの距離を示すデータは,距離検出回路11からAF制御回路12に与えられ,顔画像部分が合焦するように,撮像レンズ1の位置がレンズ駆動回路13によって駆動させられる。
顔検出結果が更新されると,更新されるごとにタイマ6がセットされ,計時を開始する。次の駒の被写体像において顔画像部分の検出処理が行われた結果,顔画像部分が検出されなかった場合(顔画像部分の評価値kがしきい値未満であった場合)には,タイマ6が計時中であれば,以前に顔画像部分が検出された時からの経過時間が短いので,顔画像部分の位置が変化していないと考えられる。このため,その以前に検出された顔画像部分が合焦し,かつ所定の明るさとなるようにAF制御およびAE制御が行われる。タイマ6の計時が終了していると,以前に顔画像部分が検出された時からの経過時間が長くなっているので,顔画像部分の位置が変化してしまっていると考えられる。このため,以前に検出された顔画像部分に対するAF制御およびAE制御は行われない。
さらに,顔検出結果維持装置5においては,評価値kのピーク値kpも更新されながら記憶されている。正面向きの顔画像の方が検出精度が良く,横向きの顔画像の方が検出精度が低いので,正面向きの顔画像の評価値kの方が,横向きの顔画像の評価値kよりも大きい。ピーク値kpは,検出された顔画像が正面に近いほど大きくなる。検出された顔画像部分の評価値kがピーク値kpに近ければ,正面向きに近い画像部分と考えられるので,顔らしさの精度は高いと考えられる。このために,評価値kがピーク値kpに近いほどタイマの計時時間が長くなるように,タイマ6が顔検出結果維持装置5により制御される。
図2は,ディジタル・カメラの顔検出に関する処理手順を示すフローチャートである。
まず,顔検出フラグおよび評価ピーク値kpがそれぞれ初期化される(ステップ21)。
つづいて,被写体が撮像され,得られた現在の駒の被写体像中から矩形の検出画像部分がスキャンされていき,顔画像部分を検出する顔認識処理が行われる(ステップ22)。顔認識処理により,得られた現在の駒の被写体像中から顔画像部分の中心座標(x,y)(顔画像部分とみなす位置)および評価値kが得られる。一駒の被写体像中に複数の顔画像部分が検出された場合には,評価値kのもっとも大きな顔画像部分,ユーザによって指定された顔画像部分などの中心座標(x,y)および評価値kが得られることとなろう。
得られた顔評価値kがしきい値以上であれば(ステップ23),顔画像部分であると検出された部分に,実際に顔画像が含まれていると考えられるので顔検出結果維持装置5において記憶されている顔中心座標(x,y)が更新され,かつ顔検出フラグがオンにセットされる(ステップ24)。例えば,被写体を撮像することにより,図3に示す被写体像41が得られ,顔認識処理により顔画像部分42が検出されたものとする。すると,顔画像部分42の中心座標(x,y)が検出されることとなる。
つづいて,得られた評価値kと評価ピーク値kpとが比較される(ステップ25)。得られた評価値kがピーク値kpよりも大きければ,ピーク値kpが得られた評価値kに更新される(ステップ26)。得られた評価値kがピーク値kp以下であれば,ステップ26の処理はスキップされる。得られた評価値kとピーク値kpとの関係にもとづいたタイマ6の計時時間がセットされる(ステップ27)。例えば,評価値kがピーク値kpと同じであれば,計時時間は1秒,評価値kがピーク値kpの70%,35%および20%であればそれぞれ計時時間は0.70秒,0.35秒,0.20秒となる。
検出された顔画像部分についてAF処理,AE処理などが行われる(ステップ28)。顔検出処理が終了しなければ(ステップ29でNO),再びステップ22からの処理が繰り返される。
所定時間が経過して被写体が撮像されると,次の駒の被写体像が得られる。得られた被写体像について顔認識処理が行われる(ステップ23)。検出された顔画像部分の評価値kが,しきい値未満であればタイマ6の計時が満了したかどうかが確認される(ステップ30)。タイマ6が計時中であれば(ステップ30でNO),顔検出結果の更新から時間があまり経過していないので,以前に検出された顔画像部分に対してAF処理,AE処理などが行われる(ステップ28)。タイマ6の計時が満了していると(ステップ30でYES),顔検出結果の更新から比較的長い時間が経過してしまったので,顔検出結果はリセットされる(ステップ31)。顔検出結果はリセットされたので,顔検出結果を使用する処理は顔画像部分に対する処理ではなく,たとえば被写体像全体に対する処理となる(ステップ28)。
例えば,図3に示すように顔評価値kがしきい値以上である顔画像部分42が含まれている被写体像41が得られ,その後に図4に示す被写体像43が得られたものとする。被写体像43に含まれている顔画像部分43は横向きの顔画像であるために顔評価値kがしきい値未満となったものとする。顔画像部分42の顔評価値kの更新から顔画像部分44の顔評価値kの判定処理までの間にタイマ6の計時が終了していなければ,被写体像43についても被写体像41と同様に,顔画像部分42の位置の画像部分についてAF処理,AE処理などが行われる。顔画像部分42の顔評価値kの更新から顔画像部分44の顔評価値kの判定処理までの間にタイマ6の計時が終了していると,図4に示す被写体像43には顔画像部分は存在しないものとみなして上述したように,顔検出結果はリセットされることとなる。
図5から図7は,他の実施例を示すものである。
図5は,ディジタル・カメラの電気的構成の一部を示すブロック図である。この図において,図1に示す回路と同一の回路については同一符号を付して説明を省略する。
この実施例によるディジタル・カメラにおいては前駒の被写体像の顔画像部分の中心座標と今回の駒(現在の駒)の被写体像の顔画像部分の中心座標との変位量を比較して変位量がしきい値未満であれば,両者の顔画像部分の人物は同一であるとみなし,変位量がしきい値以上であれば,両者の顔画像部分の人物は異なるとみなすものである。同一人物と判定される場合にのみ顔画像部分についてAF処理,AE処理等を続行させることができる。
上述したように,顔検出結果維持装置5に顔画像部分の中心座標が記憶される。この顔検出結果維持装置5に記憶された中心座標は,次の駒の被写体像についての顔検出結果が記憶されると,前回の顔の中心座標記憶装置16に記憶される。中心座標記憶装置16には,前回の駒の被写体像において検出された顔画像部分の中心座標を表すデータが記憶され,顔検出結果維持装置5には今回の駒の被写体像において検出された顔画像部分の中心座標を表すデータが記憶される。変位量算出装置15において,前回の駒の被写体像において検出された顔画像部分の中心座標と今回の駒の被写体像において検出された顔画像部分の中心座標とが比較され,前回の駒の顔画像部分と今回の駒の顔画像部分との変位量(移動量)が算出される。算出された変位量がしきい値以上かどうかによって上述したように同一人物かどうかが判定される。この場合においても一駒の被写体像中に複数の顔画像部分が検出された場合には顔評価値がもっとも大きいものなどが利用される。
図6は,ディジタル・カメラにおける顔検出に関する処理手順を示すフローチャートである。図7は,前回の顔画像部分を今回の被写体像に表したものである。
まず,顔検出フラグおよび評価値が初期化される(ステップ51)。被写体が撮像され,被写体像が得られると,その被写体像中の顔画像部分が検出される(ステップ52)。顔画像部分の検出処理により,今回の顔画像部分72の中心座標(x0,y0)が得られる。また,前回の顔画像部分71の中心座標(x1,y1)が中心座標記憶装置16から読み出される(ステップ53)。今回の顔画像部分72の中心座標(x0,y0)と前回の顔画像部分71の中心座標(x1,y1)との距離(変位量)dが算出される(ステップ54)。
算出された変位量dがしきい値未満であれば(ステップ55),前回の顔画像部分71の人物と今回の顔画像部分72の人物とは同一とみなされ,追跡フラグがオンされる(ステップ56)。算出された変位量dがしきい値以上であれば(ステップ55),前回の顔画像部分71の人物と今回の顔画像部分72の人物とは異なるとみなされ,追跡フラグがオフされる(ステップ57)。
現在の顔画像部分72の顔評価値判定処理が行われ(ステップ58),顔評価値kがしきい値以上であれば,顔検出フラグのオン,顔中心座標の更新などにより顔検出結果が更新される(ステップ59)。顔評価値kがしきい値未満であれば,顔検出フラグはオフとされ,顔検出結果がリセットされる(ステップ60)。
つづいて,顔検出結果を使用してAF処理,AE処理などが行われる(ステップ61)。顔追跡フラグおよび顔検出フラグのいずれもオンであれば,現在の駒の顔画像部分72は前駒の顔画像部分71の人物と同じであり,かつ実際に顔画像を表していると考えられるので,その顔画像部分72に対してAF処理,AE処理が行われる。顔検出フラグがオンであるが,顔追跡フラグがオフの場合には,現在の駒の顔画像部分72は実際に顔画像を表していると考えられるが,前回の顔の顔画像部分71の人物とは異なると考えられるので,その顔画像部分72に対するAF処理,AE処理は停止させられる。もっとも,人物が変わったと警告をして顔画像部分72に対するAF処理,AE処理を行うようにしても良い。顔検出フラグがオフの場合には,顔画像部分に対するAF処理,AE処理は行われずに被写体像70の全体に対してAF処理,AE処理が行われる。
ディジタル・カメラの電気的構成の一部を示すブロック図である。 ディジタル・カメラの処理手順を示すフローチャートである。 被写体像の一例である。 被写体像の一例である。 ディジタル・カメラの電気的構成の一部を示すブロック図である。 ディジタル・カメラの処理手順を示すフローチャートである。 被写体像の一例である。
符号の説明
4 顔認識装置
5 顔検出結果維持装置
6 タイマ
7 ピーク評価値記憶装置
8 測光装置
9 AE制御回路
10 絞り駆動回路
11 距離算出回路
12 AE制御回路
13 レンズ駆動回路
15 変位量算出回路
16 前回の顔の中心座標記憶回路

Claims (3)

  1. 与えられる画像データによって表される画像中の検出画像部分において,その検出画像部分の顔らしさの値が所定のしきい値以上かどうかを判定する顔らしさ判定手段,
    画像中における顔画像部分とみなす位置を記憶する位置記憶手段,
    上記位置記憶手段に記憶されている位置を,上記顔らしさ判定手段によって検出画像部分の顔らしさの値がしきい値以上と判定されたことにより,検出画像部分が顔画像部分であると判定され,その検出画像部分の位置に更新する更新手段,
    上記顔らしさ判定手段における判定処理および上記更新手段における更新処理を,連続して与えられる画像について繰り返す繰り返し制御手段,
    上記更新手段における更新からタイマによる計時を開始し,計時中は上記位置記憶手段に記憶されている位置に顔画像部分が存在するとして,その位置を顔画像部分と決定する決定手段
    記顔らしさ判定手段によって,検出画像部分の顔らしさの値がしきい値未満と判定され,かつ上記タイマによる計時が終了していたことに応じて,上記位置記憶手段に記憶されている位置をリセットする位置リセット手段
    上記顔らしさの値のピーク値を更新しながら記憶するピーク値記憶手段,ならびに
    上記更新手段によって更新されたときの上記顔らしさの値が,上記ピーク値記憶手段に記憶されているピーク値に近いほど計時時間が長くなるように上記タイマを制御するタイマ制御手段,
    を備えた顔画像検出装置。
  2. 被写体を連続して撮像し,被写体の画像を表す画像データを出力する撮像手段をさらに備え,
    上記顔らしさ判定手段は,上記撮像手段から出力された画像データが与えられるものであり,
    上記決定手段によって決定された顔画像部分を合焦させる,あるいは,上記決定手段によって決定された顔画像部分の明るさを所定の明るさとする合焦/輝度調整手段,
    をさらに備えた請求項1に記載の顔画像検出装置。
  3. 顔らしさ判定手段が,与えられる画像データによって表される画像中の検出画像部分において,その検出画像部分の顔らしさの値が所定のしきい値以上かどうかをし,
    位置記憶手段が,画像中における顔画像部分とみなす位置を記憶し,
    更新手段が,上記位置記憶手段に記憶されている位置を,上記顔らしさ判定手段によって検出画像部分の顔らしさの値がしきい値以上と判定されたことにより,検出画像部分が顔画像部分であると判定され,その検出画像部分の位置に更新し,
    繰り返し制御手段が,上記顔らしさ判定手段における判定処理および上記更新手段における更新処理を,連続して与えられる画像について繰り返し,
    決定手段が,上記更新記憶手段における更新からタイマによる計時を開始し,計時中は上記位置記憶手段に記憶されている位置に顔画像部分が存在するとして,その位置を顔画像部分と決定し,
    位置リセット手段が,上記顔らしさ判定手段によって,検出画像部分の顔らしさの値がしきい値未満と判定され,かつ上記タイマによる計時が終了していたことに応じて,上記位置記憶手段に記憶されている位置をリセットし,
    ピーク値記憶手段が,上記顔らしさの値のピーク値を更新しながら記憶し,
    タイマ制御手段が,上記更新手段によって更新されたときの上記顔らしさの値が,上記ピーク値記憶手段に記憶されているピーク値に近いほど計時時間が長くなるように上記タイマを制御する,
    顔画像検出装置の制御方法。
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