JP2015191074A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】不規則な動きを伴う被写体に対して、フォーカスが合った撮影を行うことができるようにする撮像装置及び方法を提供する。
【解決手段】撮像装置100は、撮像して画像データを生成する撮像手段103と、被写体検出手段106と、移動位置予測手段116を有する。被写体検出手段は、撮像手段によって生成された画像データから被写体を検出し、被写体の向いている方向と年齢及び/又は種類を検出する。移動位置予測手段は、被写体検出手段によって検出された被写体の年齢及び/又は種類に応じた移動速度と、被写体検出手段により検出された被写体の向きに応じて、フォーカス制御時の被写体の移動位置を予測する。制御手段102は、移動位置予測手段により予測した移動位置に応じて、フォーカス制御する。
【選択図】図1
【解決手段】撮像装置100は、撮像して画像データを生成する撮像手段103と、被写体検出手段106と、移動位置予測手段116を有する。被写体検出手段は、撮像手段によって生成された画像データから被写体を検出し、被写体の向いている方向と年齢及び/又は種類を検出する。移動位置予測手段は、被写体検出手段によって検出された被写体の年齢及び/又は種類に応じた移動速度と、被写体検出手段により検出された被写体の向きに応じて、フォーカス制御時の被写体の移動位置を予測する。制御手段102は、移動位置予測手段により予測した移動位置に応じて、フォーカス制御する。
【選択図】図1
Description
本発明は、不規則な動きを伴う可能性のある被写体を撮像するために用いることができ撮像装置、撮影方法及びプログラムに関する。
被写体が動いても常にピントを合わせ続けるカメラ機能として、動体追従オートフォーカス(コンティニュアスオートフォーカス)がある。また、主要被写体を記憶し、被写体追尾することで、その被写体の領域にピントが合うようにフォーカス制御する方法がある。こうしたカメラでは、被写体の位置を検出し、フレーム間マッチングで類似性の高い領域に対してフォーカスエリアを決定する。
一般的に、人や動物は顔の向いている方向に移動していくと考えられる。そのため、被写体の顔の向きを検出し、移動方向を予測することで、追尾の予測精度を向上し、フォーカス制御する技術が提案されている(特許文献1参照)。この手法では、被写体の顔の向きを検出し、顔の向きに応じて、フォーカスレンズのサーチ移動範囲又は移動方向を制御することで、迅速に顔を追従し、被写体にピントが合う合焦レンズ位置を検出するようにフォーカス制御を行っている。また、人物の年齢に応じて、シャッタースピードや連写間隔を決定する技術もある(特許文献2参照)。
しかしながら、上記特許文献1の技術によれば、顔の向きを考慮してフォーカスレンズの制御をしているが、移動量の予測は、一般的な前後のフレーム間のマッチングにより、次も同じスピードで動くであろうという移動量予測である。そのため、たとえば、子供を撮影しようとしてシャッターを切ったとたん、子供がカメラに気付いて急に近づいてきてしまい、ピントが合わずにボケた写真が撮れてしまうなど、思い通りの撮影ができない場合もある。
また、上記特許文献2の技術によれば、年齢に応じて、シャッタースピードや連写間隔を制御しているため、ブレに対しては効果があるが、ボケに関しては効果がないことがある。
上記課題に鑑み、本発明の撮像装置は、撮像して画像データを生成する撮像手段と、前記撮像手段によって生成された画像データから被写体を検出し、被写体の向いている方向と年齢及び/又は種類を検出するための被写体検出手段と、前記被写体検出手段によって検出された被写体の年齢及び/又は種類に応じた移動速度と前記被写体検出手段により検出された被写体の向きに応じて、フォーカス制御時の被写体の移動位置を予測する移動位置予測手段と、前記移動位置予測手段により予測した移動位置に応じて、フォーカス制御する制御手段と、を有する。或いは、本発明の撮像装置は、撮像して画像データを生成する撮像手段と、前記撮像手段によって生成された画像データから被写体を検出し、被写体の向いている方向と年齢及び/又は種類を検出する被写体検出手段と、前記被写体検出手段によって検出された被写体に対して、予め記憶された登録情報を参照して被写体を認証する認証手段と、前記認証手段によって認証された被写体の年齢及び/又は種類に応じた移動速度と前記被写体検出手段により検出された被写体の向きに応じて、フォーカス制御時の移動位置を予測する移動位置予測手段と、前記移動位置予測手段により予測した移動位置に応じて、フォーカス制御時のフォーカス制御する制御手段と、を有する。或いは、本発明の撮像装置は、撮像して画像データを生成する撮像手段と、前記撮像手段によって生成された画像データから被写体を検出し、被写体の向いている方向と年齢及び/又は種類を検出するための被写体検出手段と、前記被写体検出手段によって検出された被写体に対して、予め記憶された登録情報を参照して被写体を認証する認証手段と、前記認証手段によって検出された被写体の年齢及び/又は種類に応じた移動速度と前記被写体検出手段により検出された被写体の向きに応じて、フォーカス制御時の移動位置を予測する移動位置予測手段と、前記移動位置予測手段により予測した移動位置に応じて、ピント位置の間隔を調整してブラケット撮影を行う制御手段と、を有する。
また、上記課題に鑑み、本発明の撮像方法は、撮像して画像データを生成する撮像ステップと、前記撮像ステップにおいて生成された画像データから被写体を検出し、被写体の向いている方向と年齢及び/又は種類を検出する被写体検出ステップと、前記被写体検出ステップにおいて検出された被写体の年齢及び/又は種類に応じた移動速度と前記被写体検出被写体検出において検出された被写体の向きに応じて、フォーカス制御時の被写体の移動位置を予測する移動位置予測ステップと、前記移動位置予測ステップにおいて予測した移動位置に応じて、フォーカス制御する制御ステップと、を有する。或いは、本発明の撮像方法は、撮像して画像データを生成する撮像ステップと、前記撮像ステップにおいて生成された画像データから被写体を検出し、被写体の向いている方向と年齢及び/又は種類を検出する被写体検出ステップと、前記被写体検出ステップにおいて検出された被写体に対して、予め記憶された登録情報を参照して被写体を認証する認証ステップと、前記認証ステップにおいて認証された被写体の年齢及び/又は種類に応じた移動速度と前記被写体検出ステップにおいて検出された被写体の向きに応じて、フォーカス制御時の移動位置を予測する移動位置予測ステップと、前記移動位置予測ステップにおいて予測した移動位置に応じて、フォーカス制御時のフォーカス制御する制御ステップと、を有する。或いは、本発明の撮像方法は、撮像して画像データを生成する撮像ステップと、前記撮像ステップにおいて生成された画像データから被写体を検出し、被写体の向いている方向と年齢及び/又は種類を検出する被写体検出ステップと、前記被写体検出ステップにおいて検出された被写体に対して、予め記憶された登録情報を参照して被写体を認証する認証ステップと、前記認証ステップにおいて検出された被写体の年齢及び/又は種類に応じた移動速度と前記被写体検出ステップにおいて検出された被写体の向きに応じて、フォーカス制御時の移動位置を予測する移動位置予測ステップと、前記移動位置予測ステップにおいて予測した移動位置に応じて、ピント位置の間隔を調整してブラケット撮影を行う制御ステップと、を有する。
本発明によれば、年齢や種類に応じて不規則な動きをする人物や動物などの被写体でもフォーカスが合った撮影を行うことができる。即ち、例えば、急に動きだしたり向きを変えたりなど、不規則な動きを伴う被写体に対して、顔の向きや目線が変わった時などに動き出すスピードを年齢や個人や種類に応じて移動速度として記録しておく。そして、実際に動き出す前に、その後の移動方向と移動量を予測し、その移動位置の予測値によりフォーカス制御することで、フォーカスが合った撮影ができるようにする。
本発明では、人物や動物などの被写体の向いている方向と年齢及び/又は種類を検出し、被写体の年齢及び/又は種類に応じた移動速度と被写体の向きに応じて、フォーカス制御時の被写体の移動位置を予測し、予測した移動位置に応じて、フォーカス制御する。被写体が人物である場合、人物の向いている方向と年齢を検出し、人物の年齢に応じた移動速度と人物の向きに応じて、フォーカス制御時の移動位置を予測する。認証手段が、検出された被写体に対して、予め記憶された登録情報を参照して被写体を認証し、移動位置予測手段が、認証された被写体の年齢及び/又は種類に応じた移動速度と被写体の向きに応じて、フォーカス制御時の移動位置を予測することができる。また、認証手段が、被写体に対して、予め記憶された登録情報を参照して被写体を認証し、被写体の及び/又は種類に応じた移動速度と向きに応じて、フォーカス制御時の移動位置を予測し、予測移動位置に応じてピント位置の間隔を調整してブラケット撮影を行うこともできる。
以下、本発明の実施形態を説明する。
(実施形態1)
(撮像装置の構成)
本実施形態に係る撮像装置100の構成例を示すブロック図である図1において、操作部101は、操作者が撮像装置100に対して各種の指示を入力するためのスイッチやボタンなどにより構成されている。操作部101の中には、シャッタースイッチや、表示装置をタッチすることにより操作を可能とするタッチセンサなども含まれる。
(実施形態1)
(撮像装置の構成)
本実施形態に係る撮像装置100の構成例を示すブロック図である図1において、操作部101は、操作者が撮像装置100に対して各種の指示を入力するためのスイッチやボタンなどにより構成されている。操作部101の中には、シャッタースイッチや、表示装置をタッチすることにより操作を可能とするタッチセンサなども含まれる。
制御部102は、図1に示す各部の動作を制御するものであり、操作部101からの指示に応じて各部を制御する。センサ部103は、レンズ108a及び露出機構109aを介して入射される光を受け、その光量に応じた電荷を出力するものである。制御部102からの制御により、AF処理部108bはレンズ108aの位置を制御することができ、AE処理部109bは露出機構109aの露出量を制御することができる。また、必要に応じて、制御部102からの制御により、EF(エレクトロニックフラッシュ)処理部110はフラッシュ部111のフラッシュを制御することができる。
A/D変換部104は、センサ部103で生成され出力された画像データであるアナログ画像信号に対して、サンプリング、ゲイン調整、A/D変換等を行い、ディジタル画像信号として出力する。画像処理部105は、A/D変換部104から出力されたディジタル画像信号に対して各種の画像処理を行い、処理済みのディジタル画像信号を出力する。例えば、A/D変換部104から出力されたディジタル画像信号を、YUV画像信号に変換してメモリ113に出力する。被写体検出部106は、画像処理部105で出力されたディジタル画像信号から人物などの顔を検出し、その位置及びサイズ、顔の向き、年齢の情報も取得する。
移動位置予測部116は、被写体検出部106で検出された年齢により不揮発性メモリ114から取得した移動速度と、被写体検出部106で検出した顔の向きの情報をもとに被写体の検出後の移動位置を予測する。本実施形態では、移動速度の初期値は、予め不揮発性メモリ114に記憶されている年齢別に登録された移動速度を用いる。0歳児はほとんど動かなく、6歳くらいをピークに良く動き、10歳くらいで大人の言うことを聞いて動かないでいられるようになる。例えば、図6に示す移動速度のようなグラフである。
表示部107は、液晶画面などにより構成されており、被写体検出部106により得られた領域を元に被写体枠を表示する。フォーマット変換部112は、画像処理部105から出力されたディジタル画像信号(画像データ)のフォーマットをJPEGなどのフォーマットに変換し、撮像装置100に挿入されている記憶媒体200に記録する。また、TV等外部装置と接続するためのインターフェースである外部接続部(不図示)なども設けられている。
(撮影の処理の流れ)
次に、本実施形態に係る撮像装置100により撮像を行う場合の動作について図2のフローチャートを使って説明する。まず、制御部102により露出値を設定し、レンズ108a、露出機構109aを介してセンサ部103によりライブ画としてアナログ画像信号を取得する。そして、A/D変換部104によりアナログ画像信号をディジタル画像信号に変換し、画像処理部105によりディジタル画像信号に対して所定の画像処理を施す(ステップS201)。
次に、本実施形態に係る撮像装置100により撮像を行う場合の動作について図2のフローチャートを使って説明する。まず、制御部102により露出値を設定し、レンズ108a、露出機構109aを介してセンサ部103によりライブ画としてアナログ画像信号を取得する。そして、A/D変換部104によりアナログ画像信号をディジタル画像信号に変換し、画像処理部105によりディジタル画像信号に対して所定の画像処理を施す(ステップS201)。
次に、被写体検出部106により、ディジタル画像信号から顔検出を行い、顔情報を取得する。この時に顔の向きと年齢も同時に検出する(ステップS202)。移動位置予測部116により、予め不揮発性メモリ114に登録されている年齢別の移動速度と、検出した顔の向きに基づいて、以後の移動位置を予測する(ステップS203)。つまり、移動位置予測手段は、被写体検出手段により検出された被写体のデータと登録データから移動速度を把握する。移動速度は図6に示すような予め年齢別に登録されたデータから取得する。顔が正面を向いている場合にはカメラに対してまっすぐ近づくため、カメラと被写体との距離の時間当たりの変化量は大きく、横向きであれば変化量は少なくなる。この関係性により、顔の向きと移動速度からカメラと被写体との距離の時間当たりの変化量を求め、以後の各時の移動位置を予測する。予測した移動位置で、各時においてAF処理部108bがAF処理する(ステップS204)。
操作部101のシャッタースイッチが押下されていなければ(ステップS205でNO)、ステップS201へ戻る。もし、シャッタースイッチが押下されていれば(ステップS205でYES)、制御部102により露出値を設定し、レンズ108a、露出機構109aを介してセンサ部103により記録画としてアナログ画像信号を取得する。そして、A/D変換部104によりアナログ画像信号をディジタル画像信号に変換し、画像処理部105によりディジタル画像信号に対して各種の画像処理を施す。また、フォーマット変換部112でJPEGなどのフォーマットに変換し、記録媒体200に記録される。ステップS206)。撮影が完了したらステップS201へ戻る。
以上のように本実施形態によれば、不規則な動きをする被写体であっても、動きを予測し、フォーカスレンズのサーチを効率化することで、不規則な被写体に対してフォーカスが合った撮影を行うことが可能となる。
(実施形態2)
(撮像装置の構成)
図3は、本実施形態に係る撮像装置300の構成例を示すブロック図である。実施形態1で説明した撮像装置100と同様の部分の説明は割愛し、差異のみ説明する。撮像装置100と撮像装置300との違いは被写体認証部301があることである。本実施形態では、移動位置予測部116が使用する被写体の年齢は、被写体認証部301から得られた情報を使う。
(撮像装置の構成)
図3は、本実施形態に係る撮像装置300の構成例を示すブロック図である。実施形態1で説明した撮像装置100と同様の部分の説明は割愛し、差異のみ説明する。撮像装置100と撮像装置300との違いは被写体認証部301があることである。本実施形態では、移動位置予測部116が使用する被写体の年齢は、被写体認証部301から得られた情報を使う。
被写体認証部301では、被写体検出部106により検出された顔と、予め不揮発性メモリ114に記憶されている登録辞書に登録された顔とを比較することによって、両者の類似度を算出し、登録された被写体かどうかを判定する。この登録辞書には、顔特徴量データ以外にも年齢、性別、血縁関係などの個人情報も含まれている。移動位置予測部116は、被写体認証部301にて、登録された被写体と判定された場合に、個人に応じた移動速度と、被写体検出部106で検出した顔の向きの情報をもとに、以後の移動位置を予測する。
個人に応じた移動速度は撮影時の学習により蓄積した移動速度であり、不揮発性メモリ114に記憶する。学習方法は後述のフローで説明する。次に、本実施形態に係る撮像装置300により撮像を行う場合の動作について図4のフローチャートを使って説明する。
(撮影の処理の流れ)
まず、制御部102により露出値を設定し、レンズ108a、露出機構109aを介してセンサ部103によりライブ画としてアナログ画像信号を取得する。そして、A/D変換部104によりアナログ画像信号をディジタル画像信号に変換し、画像処理部105によりディジタル画像信号に対して所定の画像処理を施す(ステップS401)。
まず、制御部102により露出値を設定し、レンズ108a、露出機構109aを介してセンサ部103によりライブ画としてアナログ画像信号を取得する。そして、A/D変換部104によりアナログ画像信号をディジタル画像信号に変換し、画像処理部105によりディジタル画像信号に対して所定の画像処理を施す(ステップS401)。
次に、被写体検出部106により、ディジタル画像信号から顔検出を行い、顔情報を取得する。この時に顔の向きも同時に検出する(ステップS402)。そして、被写体認証部301により、顔情報として得られた顔座標及び顔サイズを用いて、個人認証を行う(ステップS403)。本実施形態における顔認証は、登録情報として各個人IDに関連づけられた複数の顔特徴量データからなる登録辞書を用いて行う。この登録辞書は、個人IDに関連付けて名前や生年月日といった個人情報も保有している。なお、名前及び生年月日は、登録時にユーザーにより入力される情報である。移動速度は、初期値として年齢に応じた一般的な速度を不揮発性メモリ114に記憶しておき、撮影時の学習によりフィードバックし蓄積して変更されるものである。
個人認証を行う場合、ディジタル画像信号における顔領域からなる顔画像データを特徴量データへ変換して、登録辞書に登録されている各個人の特徴量データと比較し、個人ごとの類似度を算出する。そして、算出された類似度の中で設定された閾値以上で、かつ最も類似度が高い人物が該当する人物であると判定する。被写体検出部106により検出した顔の向きと被写体認証部301により取得した年齢により、その後の移動位置を予測する(ステップS404)
個人毎に学習した結果から移動位置を予測するが、学習が十分ではない初期状態では、予め不揮発性メモリ114に記憶されている年齢別に登録された移動速度を用いる。移動方向と移動速度に基づいて移動位置予測部116により予測した移動位置で、AF処理部108bがAF処理する(ステップS405)。次に、前のフレームでAF処理した時に予測した移動位置とフォーカスレンズを合焦した位置(実際に移動した位置)との誤差を取得し、蓄積した移動速度を修正する(ステップS407)。
操作部101のシャッタースイッチが押下されていなければ(ステップS407でNO)、ステップS401へ戻る。もし、シャッタースイッチが押下されていれば(ステップS207でYES)、制御部102により露出値を設定し、レンズ108a、露出機構109aを介してセンサ部103により記録画としてアナログ画像信号を取得する。そして、A/D変換部104によりアナログ画像信号をディジタル画像信号に変換し、画像処理部105によりディジタル画像信号に対して各種の画像処理を施す。また、フォーマット変換部112でJPEGなどのフォーマットに変換し、記録媒体200に記録される(ステップS408)。完了したらステップS401へ戻る。
以上のように本実施形態によれば、不規則な動きをする被写体であっても、個人毎の移動速度の学習を行う。これにより、より正確に動きを予測し、フォーカスレンズのサーチを効率化することで、不規則な動きの被写体に対して、フォーカスが合った撮影を行うことが可能となる。なお、本実施形態では毎フレームで被写体認証をする例で説明したが、一度認証した後は、顔の移動距離が閾値以内や顔のサイズの変化量が閾値以内であれば認証なしで特定するなどしても良い。また、後ろを向いてから元に戻った場合等、同一人物の確からしさが低下する場合にのみ、再度認証するようにしてもよい。
移動方向を予測するために顔の向きの検出を行ったが、目線を検出して移動方向を決定しても良い。個人毎に移動速度を蓄積するようにしたが、さらに精度良く予測するために、顔の向きや目線の向きの角度毎に移動速度を学習してもよい。撮影後の画像に関して、誤差を学習していないが、位相差方式の距離算出手段等を搭載して被写体の距離と合焦した距離を比較し、最終的な予測の誤差を学習しても良い。なお、人の顔を検出するようにしたが、猫や犬等の動物の顔の向きと移動速度を使って同様の制御をしてもよい。動物の場合、年齢別ではなく動物種に応じて移動速度を記憶してもよい。勿論、年齢を加味して移動速度を決めてもよい。このことは、他の実施形態でも採用することができる。
(実施形態3)
第3の実施形態を説明する。本実施形態では、撮像装置300の構成は第2の実施形態と同様のため説明を割愛する。
第3の実施形態を説明する。本実施形態では、撮像装置300の構成は第2の実施形態と同様のため説明を割愛する。
(撮影の処理の流れ)
次に、本実施形態に係る撮像装置300によりブラケット撮像を行う場合の動作について図5のフローチャートを使って説明する。S501〜S507は第2の実施形態のS401〜S407と同様のため説明を割愛する。本実施形態では、S507においてYESの場合、ステップS508で、学習した個人毎に応じた移動速度と現在の被写体の顔の向きに応じてフォーカスブラケット撮影時のフォーカスレンズ位置の移動量とサーチ方向を決定し、撮影を行う(ステップS508)。
次に、本実施形態に係る撮像装置300によりブラケット撮像を行う場合の動作について図5のフローチャートを使って説明する。S501〜S507は第2の実施形態のS401〜S407と同様のため説明を割愛する。本実施形態では、S507においてYESの場合、ステップS508で、学習した個人毎に応じた移動速度と現在の被写体の顔の向きに応じてフォーカスブラケット撮影時のフォーカスレンズ位置の移動量とサーチ方向を決定し、撮影を行う(ステップS508)。
つまり、通常、ブラケット撮影では、合焦したレンズ位置の前後に振ってブラケット撮影をするが、例えば、顔の向きから移動方向がカメラ側にあることが分かっていれば手前方向にだけブラケットをすればよい。また、移動速度が遅い被写体であれば、次のブラケット撮影のためのレンズ位置の移動量を少なくする一方、移動速度が速い被写体であれば、レンズ位置の移動量を大きくするように、被写体の移動速度に合わせた制御をするのが良い。本実施形態では、このように、フォーカスブラケット撮影時のフォーカスレンズ位置の移動量とサーチ方向を決定し、撮影を行う。
なお、本実施形態では被写体毎に学習した移動速度をブラケット撮影時にレンズ位置の移動量の間隔に使用する。しかし、移動速度が速い被写体や移動速度にバラつきがある被写体の場合に、学習した移動速度を、自動でブラケット撮影するための判断基準に使用してもよい。また、被写体が一人の例で説明しているが、兄弟等複数人を一緒に撮影している場合には、移動速度の速い方のデータに基づいてブラケット撮影の制御をするようにしてもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上記実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100・・撮像装置、102・・制御部(制御手段)、103・・センサ部(撮像手段)、106・・被写体検出部(被写体検出手段)、108b・・AF処理部(制御手段)、116・・移動位置予測部(移動位置予測手段)、301・・被写体認証部
Claims (12)
- 撮像して画像データを生成する撮像手段と、
前記撮像手段によって生成された画像データから被写体を検出し、被写体の向いている方向と年齢及び/又は種類を検出する被写体検出手段と、
前記被写体検出手段によって検出された被写体の年齢及び/又は種類に応じた移動速度と、前記被写体検出手段により検出された被写体の向きに応じて、フォーカス制御時の被写体の移動位置を予測する移動位置予測手段と、
前記移動位置予測手段により予測した移動位置に応じて、フォーカス制御する制御手段と、
を有することを特徴とする撮像装置。 - 前記被写体検出手段は、前記撮像手段によって生成された画像データから人物を検出し、人物の向いている方向と年齢を検出し、
前記移動位置予測手段は、前記被写体検出手段によって検出された人物の年齢に応じた移動速度と、前記被写体検出手段により検出された人物の向きに応じて、フォーカス制御時の移動位置を予測することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 撮像して画像データを生成する撮像手段と、
前記撮像手段によって生成された画像データから被写体を検出し、被写体の向いている方向と年齢及び/又は種類を検出する被写体検出手段と、
前記被写体検出手段によって検出された被写体に対して、予め記憶された登録情報を参照して被写体を認証する認証手段と、
前記認証手段によって認証された被写体の年齢及び/又は種類に応じた移動速度と、前記被写体検出手段により検出された被写体の向きに応じて、フォーカス制御時の移動位置を予測する移動位置予測手段と、
前記移動位置予測手段により予測した移動位置に応じて、フォーカス制御時のフォーカス制御する制御手段と、
を有することを特徴とする撮像装置。 - 前記被写体検出手段は、前記撮像手段によって生成された画像データから人物を検出し、
前記認証手段は、前記被写体検出手段によって検出された人物に対して、予め記憶された登録情報を参照して人物を認証し、
前記移動位置予測手段は、前記認証手段によって認証された人物の年齢に応じた移動速度と、前記被写体検出手段により検出された人物の向きに応じて、フォーカス制御時の移動位置を予測することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。 - 撮像して画像データを生成する撮像手段と、
前記撮像手段によって生成された画像データから被写体を検出し、被写体の向いている方向と年齢及び/又は種類を検出する被写体検出手段と、
前記被写体検出手段によって検出された被写体に対して、予め記憶された登録情報を参照して被写体を認証する認証手段と、
前記認証手段によって認証された被写体の年齢及び/又は種類に応じた移動速度と、前記被写体検出手段により検出された被写体の向きに応じて、フォーカス制御時の移動位置を予測する移動位置予測手段と、
前記移動位置予測手段により予測した移動位置に応じて、ピント位置の間隔を調整してブラケット撮影を行う制御手段と、
を有することを特徴とする撮像装置。 - 前記被写体検出手段は、前記撮像手段によって生成された画像データから人物を検出し、
前記認証手段は、前記被写体検出手段によって検出された人物に対して、予め記憶された登録情報を参照して人物を認証し、
前記移動位置予測手段は、前記認証手段によって認証された人物の年齢に応じた移動速度と、前記被写体検出手段により検出された人物の向きに応じて、フォーカス制御時の移動位置を予測することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。 - 前記移動位置予測手段は、予め年齢別に登録されている移動速度を元に予測することを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の撮像装置。
- 前記移動位置予測手段は、予測した移動位置と実際に移動した位置との誤差をフィードバックし被写体毎に学習した結果の移動速度に応じて、予測することを特徴とする請求項3から6の何れかに記載の撮像装置。
- 撮像して画像データを生成する撮像ステップと、
前記撮像ステップにおいて生成された画像データから被写体を検出し、被写体の向いている方向と年齢及び/又は種類を検出する被写体検出ステップと、
前記被写体検出ステップにおいて検出された被写体の年齢及び/又は種類に応じた移動速度と、前記被写体検出ステップにおいて検出された被写体の向きに応じて、フォーカス制御時の被写体の移動位置を予測する移動位置予測ステップと、
前記移動位置予測ステップにおいて予測した移動位置に応じて、フォーカス制御する制御ステップと、
を有することを特徴とする撮像方法。 - 撮像して画像データを生成する撮像ステップと、
前記撮像ステップにおいて生成された画像データから被写体を検出し、被写体の向いている方向と年齢及び/又は種類を検出する被写体検出ステップと、
前記被写体検出ステップにおいて検出された被写体に対して、予め記憶された登録情報を参照して被写体を認証する認証ステップと、
前記認証ステップにおいて認証された被写体の年齢及び/又は種類に応じた移動速度と、前記被写体検出ステップにおいて検出された被写体の向きに応じて、フォーカス制御時の移動位置を予測する移動位置予測ステップと、
前記移動位置予測ステップにおいて予測した移動位置に応じて、フォーカス制御時のフォーカス制御する制御ステップと、
を有することを特徴とする撮像方法。 - 撮像して画像データを生成する撮像ステップと、
前記撮像ステップにおいて生成された画像データから被写体を検出し、被写体の向いている方向と年齢及び/又は種類を検出する被写体検出ステップと、
前記被写体検出ステップにおいて検出された被写体に対して、予め記憶された登録情報を参照して被写体を認証する認証ステップと、
前記認証ステップにおいて認証された被写体の年齢及び/又は種類に応じた移動速度と、前記被写体検出ステップにおいて検出された被写体の向きに応じて、フォーカス制御時の移動位置を予測する移動位置予測ステップと、
前記移動位置予測ステップにおいて予測した移動位置に応じて、ピント位置の間隔を調整してブラケット撮影を行う制御ステップと、
を有することを特徴とする撮像方法。 - 請求項9から11のいずれかに記載の撮像方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014067284A JP2015191074A (ja) | 2014-03-27 | 2014-03-27 | 撮像装置 |
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JP2015191074A true JP2015191074A (ja) | 2015-11-02 |
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JP (1) | JP2015191074A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2021117367A1 (ja) * | 2019-12-09 | 2021-06-17 | ソニーグループ株式会社 | 画像処理装置、および画像処理システム、並びに画像処理方法 |
CN114979455A (zh) * | 2021-02-25 | 2022-08-30 | 北京小米移动软件有限公司 | 拍摄方法、装置以及存储介质 |
US11800245B2 (en) | 2021-02-25 | 2023-10-24 | Canon Kabushiki Kaisha | Image pickup apparatus capable of keeping focus on subject even when moving direction of subject changes in time series, control method for image pickup apparatus, and storage medium |
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2014
- 2014-03-27 JP JP2014067284A patent/JP2015191074A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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