JP4426903B2 - 移動手摺の梱包方法 - Google Patents

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Description

本発明は、破損しにくく、コストアップを招かない保護シートで梱包できる移動手摺の梱包方法に関する。
エスカレータは、デパート、駅、空港等の種々の施設で使用されている。このエスカレータは、移動手摺としてのハンドレールが設置される。このハンドレールは、工場で生産された後、適当な保護シートで梱包され、箱詰め等がなされてこのハンドレールを設置する場所まで輸送される。輸送されてきたハンドレールは、設置する場所で梱包が解かれ、エスカレータ等に取り付けられる(例えば特許文献1参照。)。
図4は、特許文献1に記載されたハンドレールの第1の梱包方法を示す図である。ハンドレール10は、化粧ゴム層12と、化粧ゴム層12の下方に形成され、化粧ゴム層12を補強する補強帆布層11とを備える。補強帆布層11は、図示しない積層された帆布からなる芯体を有する。
このハンドレール10は、製造された後、狭幅保護シート20により狭幅保護シート20の幅方向の端部を重ね合わせながらスパイラル状に巻回して、梱包され、その後、設置場所に搬送される。
この梱包方法によれば、狭幅保護シート20の幅方向の端部を重ね合わせながらスパイラル状に巻回するため、確実に梱包をすることができる。
しかし、ハンドレールの第1の梱包方法によると、梱包作業に時間がかかるとともに、ハンドレールの設置場所での開梱作業にも時間がかかり、また、狭幅保護シートを取り外してからエスカレータに取り付けるために、取り付け作業中に化粧ゴム層12を汚したり、傷付けるおそれがあった。さらに、取り外した狭幅保護シートが、ゴミとして大量に発生するという問題があった。
そこで、このような問題を解決するために、ハンドレールの第2の梱包方法が提案された(例えば特許文献1参照。)。
図5は、特許文献1に記載されたハンドレールの第2の梱包方法を示す図である。ハンドレール10は、図4に示すハンドレールと同じであるので、説明を省略する。
このハンドレール10は、製造された後、設置場所に搬送されるときには、横断面方向の両端に粘着剤が塗布された粘着層21が設けられた保護シート30により梱包されて出荷される。
ハンドレール10の梱包方法について説明する。まず、ハンドレール10の長手方向に沿って主として化粧ゴム層12の部分を保護シート30で覆う。保護シート30は、ハンドレール10の横断面の両端部の補強帆布層11において粘着層21によりハンドレール10の端部と粘着する。
このハンドレールの第2の梱包方法によれば、主として化粧ゴム層12の部分を梱包するため、化粧ゴム層12を保護することができるとともに、保護シートの使用量を抑えることができる。
特開2001−2354号公報(図1、図3)
しかし、従来のハンドレールの第2の梱包方法によれば、保護シート30の横断面方向の端部に粘着層21を備え、保護シートの横断面における端部以外は、粘着剤が塗布されていないので、化粧ゴム層12の部分で異物に接触して擦れると、保護シート30が異物とともに動かされて保護シート30が破損するおそれがある。また、端部にのみ粘着剤を塗布した保護シート30は、市販されておらず、特注しなければならないため、コストが上昇するという問題がある。また、梱包されたハンドレール10は、その横断面の両端部が内側になるように、巻き取られた状態で箱詰めされるため、粘着層21を介してハンドレール10と部分的に粘着している保護シート30が、ハンドレール10から剥がれ易くなってしまう。
従って、本発明の目的は、破損しにくく、コストアップを招かない保護シートで梱包できる移動手摺の梱包方法を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、移動手摺の化粧ゴム層を覆う幅と所定の長さを有し、内面の全面に天然ゴム系の粘着層を有する保護フィルムを準備し、前記保護フィルムを前記移動手摺の前記化粧ゴム層に粘着して前記化粧ゴム層を保護し、この後、前記保護フィルムの両端部に前記移動手摺の下面から施される他の保護フィルムを粘着して前記保護フィルムの前記両端部の剥離を防止することを特徴とする移動手摺の梱包方法を提供する。
前記化粧ゴム層と前記保護シートとの間に発泡層を設けることが好ましい。
本発明の移動手摺の梱包方法によれば、化粧ゴム層に接する面に粘着剤層を有する保護フィルムで化粧ゴム層を覆うため、保護フィルムに異物が接触しても、保護フィルムがずれないので、保護フィルムが破損しにくくなる。
本発明の移動手摺の梱包方法によれば、保護フィルムは、その端部が他の保護フィルムによって前記移動手摺の下面から覆われているので、移動手摺の下面を内側にして巻き取った状態で箱詰めする際における保護フィルムの剥がれを防止することができる。
本発明の移動手摺の梱包方法によれば、化粧ゴム層と保護シートとの間に発泡層を設けたため、運搬中またはエスカレータに取付作業中の化粧ゴム層への外傷を防止することができる。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る梱包方法を示す図である。この第1の実施の形態において、移動手摺1は、例えば、良好な触感性、曲げ性等を有する化粧ゴム層2と、その下方に形成されて、帆布を芯材とする補強帆布層3とを有する。化粧ゴム層2は、ポリエステル系樹脂又はアクリル系樹脂等から構成してもよい。
補強帆布層3は、剛性があり、耐屈曲性を有する帆布を複数枚積層されたもので、帆布を相互に接着させるために、例えば、ゴム糊等の接着剤をあらかじめ含浸させてある。
移動手摺1は、主として化粧ゴム層2を覆うように貼り付けられた保護フィルム4により保護される。保護フィルム4は、例えば、対屈曲性に優れるポリオレフィンからなるフィルムを用い、化粧ゴム層2に接する面に図示は省略したが、例えば、天然ゴム系の粘着剤が塗布されている。保護フィルム4は、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリイミド等からなるものでもよい。
移動手摺1を保護フィルム4で梱包するには、移動手摺1の長手方向に沿って粘着剤により化粧ゴム層2側に保護フィルム4を貼り付けていけばよい。
第1の実施の形態によれば、下記の効果を奏する。
(イ)保護フィルム4は、化粧ゴム層2を覆う程度の分量を使用するため、保護フィルム4の使用量を必要最小限とすることができるので、梱包コストを低減することができる。
(ロ)保護フィルム4は、全面に粘着剤層を設けているため、保護フィルムに異物が接触しても、保護フィルムがずれないので、保護フィルムが破損しにくくなる。
(ハ)移動手摺1の長手方向に沿って保護フィルム4を貼り付けるため、梱包作業に要する時間が、長さ方向にスパイラル状に巻いていく方法に比べて短縮することができる。
(ニ)移動手摺1をエスカレータ本体に取り付ける際に、開梱包時の手の移動方向が直線的な動きとなるため、開梱作業が容易となり、作業時間が短縮される。
[第2の実施の形態]
図2は、本発明の第2の実施の形態に係る梱包方法を示す図である。この第2の実施の形態は、第1の実施の形態の保護フィルム4の両端部を覆う下面保護フィルム5を貼り付けた点に置いて、第1の実施の形態と異なり、他は、第1の実施の形態と同様である。下面保護フィルム5は、例えば、保護フィルム4と同様にポリオレフィンから構成する。
第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態の効果に加えて、保護フィルム4の両端部を覆う下面保護フィルム5が貼り付けられたため、保護フィルム4の剥がれを防止することができる。また、下面保護フィルム5を剥がしながら移動手摺1をエスカレータ本体に取り付け、その後、化粧ゴム層2側に貼り付けた保護フィルム4を剥がすことができるので、運搬中またはエスカレータに取付作業中の化粧ゴム層2への外傷を防止することができる。
[第3の実施の形態]
図3は、本発明の第3の実施の形態に係る梱包方法を示す図である。この第3の実施の形態は、第1の実施の形態の保護フィルム4と化粧ゴム層2との間に、プラスチック、例えば、ポリエチレンからなる発泡シート6を介在させた点において、第1の実施の形態と異なり、他は、第1の実施の形態と同様である。ここに、発泡シート5は、その片面にあらかじめ粘着層を形成したものであってもよく、また、一層に限られるものではなく、複数層からなるものであってもよい。
第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態の効果に加えて、保護フィルム4と化粧ゴム層2との間に発泡シート6を設けたため、運搬中またはエスカレータに取付作業中の化粧ゴム層2への外傷を防止することができる。
[他の実施の形態]
保護フィルム4や下面保護フィルム5は、1層ではなく、複数の層であってもよい。また、プラスチックにより構成しなくても、粘着剤付きの紙等により構成してもよい。また、保護フィルム4および下面フィルム5は、それぞれ、移動手摺の長手方向に沿った1枚のフィルムからなるものに限定されるものではなく、長手方向に沿った複数枚のフィルムからなるものであってもよい。また、粘着剤層をフィルムに塗布するのではなく、化粧ゴム層2の表面に、例えば、速乾性の液状プラスチック等を塗布してもよい。また、補強帆布層3の側にも粘着層付きのプラスチックフィルムを単層または複数層形成してもよい。
また、化粧ゴム層2の上に保護フィルムを貼り付け、その上に、発泡シートを貼り付けてもよい。また、保護フィルム4の厚さを厚くすることによりまたは複数層の保護フィルム4を貼り付けることにより、発泡シートの貼り付けを省略することができる。また、発泡シートの代わりに、紙等のクッション材を使用してもよい。また、保護フィルムと発泡シートが一体となったシートを使用してもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る梱包方法を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る梱包方法を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る梱包方法を示す図である。 従来のハンドレールの第1の梱包方法を示す図である。 従来のハンドレールの第2の梱包方法を示す図である。
符号の説明
1 移動手摺
2 化粧ゴム層
3 補強帆布層
4 保護フィルム
5 下面保護フィルム
6 発泡シート
10 ハンドレール
11 補強帆布層
12 化粧ゴム層
20,30 保護シート
21 粘着層

Claims (2)

  1. 移動手摺の化粧ゴム層を覆う幅と所定の長さを有し、内面の全面に天然ゴム系の粘着層を有する保護フィルムを準備し、
    前記保護フィルムを前記移動手摺の前記化粧ゴム層に粘着して前記化粧ゴム層を保護し、
    この後、前記保護フィルムの両端部に前記移動手摺の下面から施される他の保護フィルムを粘着して前記保護フィルムの前記両端部の剥離を防止することを特徴とする移動手摺の梱包方法。
  2. 前記化粧ゴム層と前記保護シートとの間に発泡層を設けることを特徴とする請求項1記載の移動手摺の梱包方法。
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